JP6861466B2 - 浴室の床構造 - Google Patents

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Description

本発明は、浴室の床構造に関する。
従来、躯体上に配置されたフレーム上に防水パンが載置された後、該フレームに該防水パンを固定させる浴室の床構造が知られている。この浴室の床構造においては、防水パンの裏面側に保温材シートを取り付けて、浴室の保温性を高める必要がある。
そこで、特許文献1の浴室の床構造では、リブを設けた防水パンの裏面側に保温材シートを全面に亘って取り付け、その保温材シートの裏面側にフレームを配置し、フレームに装着したL字状の取り付け金具により、保温材シートの裏側からリブに固定ビスを打入する保温材の取り付け方法が採用されている。
特許第3876660号公報
しかしながら、特許文献1のような従来の浴室の床構造では、保温材シートは上述の取り付け金具やネジ等の固定部品を使用して、防水パンの裏面に取り付けられるため、保温材の取り付け作業に手間を要していた。また、上述の保温材シートの取り付けには、予めフレームと防水パンを一体にする必要があり、その後の排水トラップの取り付け作業や配管接続作業において、防水パンが邪魔になり、施工作業全体の効率が悪い。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、防水パンの載置前に、保温材を容易に取り付け可能な浴室の床構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため本発明は、躯体(例えば、後述する躯体100)上に配置されるフレーム(例えば、後述するフレーム20)と、前記フレーム上に載置される防水パン(例えば、後述する防水パン30)と、前記防水パンの裏面(例えば、後述する裏面35)側において前記フレームの内側に配置される板状の保温材(例えば、後述する保温材50)と、を備え、前記保温材は、前記フレームに配置される支持部(例えば、後述する支持部材60、第1支持部材61、第2支持部材62、第1支持部材の変形例の支持部63、第3支持部材64、第1支持部65、第2支持部66)を介して、裏面側から支持される浴室の床構造(例えば、後述する浴室の床構造10)を提供する。
また、前記支持部は、前記保温材の裏面側に配置され、該裏面を支持する保温材支持部(例えば、後述する第1保温材支持部61D,63D,65D、第2保温材支持部61E,63E,65E、保温材支持部62D,64H,66D)と、前記フレームの表面側に配置され、該表面に引掛けられる引掛け部(例えば、後述する第1引掛け部61B,63B,64B、第2引掛け部61C,63C,64C、引掛け部62B)と、を有することが好ましい。
前記フレームは、外周部(例えば、後述する外周部21)と、該外周部の内側に配置される桟(例えば、後述する桟部23)と、を有し、前記保温材は、前記桟によって前記フレームの内側に形成される開口部(例えば、後述する第1開口部26A〜第4開口部26D)を覆うように配置される(例えば、後述する第1保温材51A〜第4保温材51D)ことが好ましい。
前記支持部は、前記フレームに取り付け固定されることが好ましい。
前記支持部は、前記保温材に取り付け固定されることが好ましい。
前記支持部は、前記フレームと一体に形成されることが好ましい。
本発明によれば、防水パンの載置前に、保温材を容易に取り付け可能な浴室の床構造を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る浴室の床構造を有する浴室を示す平面図である。 第1実施形態に係る浴室の床構造が備えるフレームと、防水パンを模式的に表したものと、を示す斜視図である。 第1実施形態に係る浴室の床構造が備えるフレーム、保温材及び支持部材の斜視図である。 第1実施形態に係る浴室の床構造が備えるフレーム及び支持部材の斜視図である。 図3におけるA−A線断面部分に防水パンを載置した図である。 第1実施形態に係る第1支持部材の斜視図である。 第1実施形態に係る第1支持部材の桟部への取り付けを説明するための図である。 第1実施形態に係る第1支持部材の桟部への取り付けを説明するための図である。 第1実施形態に係る第1支持部材の桟部への取り付けを説明するための図である。 図3におけるB−B線断面部分に防水パンを載置した図である。 第1実施形態に係る第2支持部材の斜視図である。 第1実施形態に係る第2支持部材の外周部への取り付けを説明するための図である。 第1実施形態に係る第2支持部材の外周部への取り付けを説明するための図である。 第1実施形態に係る第1支持部材の変形例を示す斜視図である。 第1実施形態に係る第1支持部材の変形例を示す正面図である。 第2実施形態に係る保温材及び支持部材の斜視図である。 第3実施形態に係る浴室の床構造における図3のA−A線に対応する箇所での断面図である。 第3実施形態に係る浴室の床構造における図3のB−B線に対応する箇所での断面図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら詳しく説明する。なお、第2実施形態の説明において、第1実施形態と共通する構成については、同一の符号又は共通の規則性を持って符号を付し、適宜その説明を省略する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る浴室の床構造10を有する浴室1を示す平面図である。図2は、第1実施形態に係る浴室の床構造10が備えるフレーム20と、防水パン30を模式的に表したものと、を示す斜視図である。図3は、第1実施形態に係る浴室の床構造10が備えるフレーム20、保温材50及び支持部材60の斜視図である。図4は、第1実施形態に係る浴室の床構造10が備えるフレーム20及び支持部材60の斜視図である。
なお図2では、説明の便宜上、保温材50及び支持部材60の記載を省略している。
図1に示すように本実施形態の浴室の床構造10(洗い場2)は、マンションや戸建て住宅の浴室1を構成する。浴室1は、洗い場2と、浴槽3と、カウンター4と、収納棚5と、鏡6と、水栓7と、シャワー部8と、ドア部9と、を有している。図1に示すように、浴槽3は洗い場2に隣接して設けられ、カウンター4、収納棚5、鏡6、水栓7、シャワー部8及びドア部9は、洗い場2の上部に設けられる。
図2〜図4に示すように、浴室の床構造10は、フレーム20と、防水パン30と、排水トラップ40と、保温材50と、支持部材60と、を備えている。
フレーム20は、外周部21と、支持脚部22と、桟部23と、取付部24と、被係合部25と、を備えている。
外周部21は、長方形状に形成されており、対向する一対の長辺梁21A,21B及び対向する一対の短辺梁21C,21Dを有している。長辺梁21Aは浴槽3側に位置する。長辺梁21Aの長手方向の中央部には、長辺梁21Aの側面部及び底面部からなる排水トラップ40の取付部24が構成されている。
桟部23は、中空状の3つの桟、第1桟23A、第2桟23B及び第3桟23Cを有している。桟部23は外周部21に比べて一段下方に設けられている。これら第1桟23A、第2桟23B及び第3桟23Cの上面に防水パン30が支持される。
支持脚部22は、4つの支持脚を有し、それぞれの支持脚に高さ(長さ)調整機構を設けている。本実施形態においては、4つの支持脚を用いて、フレーム20の高さ調整が行われる。これら支持脚部22による外周部21の高さ調整が終わった後は、躯体100上に載置され、それぞれの下端が接着剤等により躯体100に固定される。
被係合部25は第2桟23B及び第3桟23Cの上面に形成される開口部である。この被係合部25には、後述する防水パン本体31の裏面35に設けられる係合部37を挿通させた後、所定方向にスライドさせることで、係合部37が係合される。これにより、防水パン30はフレーム20に対して固定される。
続いて、防水パン30について説明する。防水パン30は、全体として一枚の板状の防水パン本体31からなる。
防水パン本体31の表面には、排水口部32と、収容凹部33と、が形成され、裏面35には、リブ36と(図5参照)、係合部37と、が設けられる。この防水パン本体31は、洗い場2の領域全体をカバーする。
排水口部32は、防水パン本体31の外周近傍に設けられており、表面から裏面35へ連通する貫通形態の円形に形成される。排水口部32は、表面の4つの隅からこの排水口部32に向かって、それぞれ下り勾配で傾斜している。
収容凹部33は、排水口部32の周辺を浅く凹ませた形態で形成される。この収容凹部33には、収容凹部33の形状にほぼ整合し、取り外し可能な目皿が収容される。
裏面35は、防水パン本体31に作用する負荷がかかる部位である。この負荷に対する剛性を高める手段として、この裏面35には、防水パン本体31に略直角に下方へ突出する後述のリブ36が裏面35の全域に亘って形成されている。
リブ36は、裏面35の各辺に沿って、フレーム20側に突出し、格子状に設けられる。リブ36の高さは、周縁部と中央部とで異なる。該周縁部の突出高さと、該中央部の突出高さとの差によって形成される段差は、上記フレーム20の外周部21と、桟部23によって形成される段差と一致する。そのため、防水パン30の周縁部の裏面35の下端が該外周部21の上端に当接すると同時に、該中央部のリブ36の下端は桟部23の上面に当接し、支持される。従って、防水パン本体31はリブ36を介して、桟部23により補強される。
係合部37は、防水パン本体31の裏面35に設けられる。係合部37は、第2桟23B及び第3桟の上面に設けられる被係合部25に上方から挿通し、所定方向にスライドさせることで、この被係合部25に係合される。これにより、フレーム20の桟部23と、防水パン本体31の裏面35と、の接触による音鳴りを抑制できる。
排水トラップ40は、上面に開口する洗い場用流入口41と、上面に開口する浴槽用流入口42と、浴槽側とは反対方向に開口する流出口43と、この流出口43に接続する排水パイプ44と、を有する。洗い場用流入口41は、後述の防水パン本体31の排水口部32に接続され、浴槽用流入口42は、浴槽3中の排水口3A(図1参照)に接続される。流出口43は、排水パイプ44に接続され、浴室1内の排水はこの排水パイプ44を経由して、浴室外部へ送られる。
フレーム20の内側には、上述の桟部23によって、4つの第1開口部26A、第2開口部26B、第3開口部26C、第4開口部26Dが形成される。これら第1開口部26A〜第4開口部26Dには、図3に示すようにそれぞれ保温材50が各開口部を覆うように配置される。また、保温材50を裏面52側(図5参照)から支持する支持部材60がフレーム20と保温材50に跨って配置される。
ここで、保温材50は、発泡樹脂からなる板状の保温材であり、上記フレーム20の内側の各開口部に適合する4つの保温材、第1保温材51A、第2保温材51B、第3保温材51C及び第4保温材51Dにより構成される。即ち、各開口部には保温材50が充填されており、これにより、各開口部は保温材50によって塞がれた状態となっている。これら第1保温材51A〜第4保温材51Dは、それぞれ後述する支持部材60の保温材支持部上に載置された状態で、フレーム20の内側に配置される。
また、浴室の床構造10の保温性能に鑑み、第1保温材51A〜第4保温材51Dは、各支持部材60により支持された状態において、その上面が桟部23の上面と略同一となるような厚みであることが好ましい。なお、第1保温材51Aの長辺梁21A側中央には、排水トラップ40設置用の切欠き511Aが形成されている。
図3及び図4に示すように、支持部材60は、桟部23に取り付けられる複数の第1支持部材61と、外周部21に取り付けられる複数の第2支持部材62と、によって構成される。本実施形態においては、一つの保温材に対して5つの支持部材60が使用されており、各保温材は5つの支持部材60により支持されている。なお、本実施形態における支持部材60には、金属板を適宣加工することにより形成される。
以下、第1支持部材61及び第2支持部材62の詳細について、図5〜図10を参照して説明する。
ここで、図5は、図3におけるA−A線断面部分に防水パン30を載置した図であり、図6は、第1実施形態に係る第1支持部材61の斜視図であり、図7A〜図7Cは、第1実施形態に係る第1支持部材61の桟部23への取り付けを説明するための図である。図8は、図3におけるB−B線断面部分に防水パン30を載置した図であり、図9は、第1実施形態に係る第2支持部材の斜視図であり、図10A〜図10Bは、第1実施形態に係る第2支持部材62の外周部21への取り付けを説明するための図である。
図5に示すように第1支持部材61は、桟部23(図5では第3桟23C)の周囲を囲繞するように設けられる。第1支持部材61は、本体部61Aと、第1引掛け部61Bと、第2引掛け部61Cと、第1保温材支持部61Dと、第2保温材支持部61Eと、粘着テープ61Fと、によって構成される。
図6に示すように本体部61Aは、角筒形状の桟部23の外周に嵌合する形状を有する。具体的には、桟部23の底面に面接触する底面部611と、該底面部611の両端側から立設して桟部23の両側面に面接触する両側面部612と、を含んで構成される。
第1引掛け部61Bと第2引掛け部61Cは、それぞれ本体部61Aの両側面部612に連続し、該本体部61Aを介して対向して配置される。より詳しくは、これら引掛け部は、本体部61Aの両側面部612における桟部23の延設方向一端側から立設し、その先端部(下端部)が桟部23の上面に面接触するように内側に直角に屈曲して形成される。これにより、各引掛け部の下面が桟部23の上面に引っかかるようになっている。
また、対向して配置される第1引掛け部61Bと第2引掛け部61Cは、互いに所定距離離間して配置されている。即ち、第1引掛け部61Bの先端部613と、第2引掛け部61Cの先端部614の間には所定の間隔が形成されており、該隙間に防水パン本体31のリブ36が配置される。
第1保温材支持部61Dと第2保温材支持部61Eは、それぞれ本体部61Aの両側面部612に連続し、該本体部61Aを介して対向して配置される。より詳しくは、これら保温材支持部は、本体部61Aの両側面部612における桟部23の延設方向他端側から外側に直角に屈曲して延びて形成される。これにより、各保温材支持部の上面に保温材50の裏面52が支持されるようになっている。
粘着テープ61Fは、桟部23の上面、第1引掛け部61Bの上面及び第2引掛け部61Cの上面に亘って貼り付けられる。これにより、第1支持部材61は、桟部23(図5では第3桟23C)の所定の位置に取り付け固定される。
以上により、第1支持部材61は、桟部23(図5では第3桟23C)に取り付け固定された状態で、第1保温材支持部61Dにより第1保温材51Aの裏面52Aを支持するとともに、第2保温材支持部61Eにより第3保温材51Cの裏面52Cを支持する。
ここで、図7A〜図7Cに示すように第1支持部材61は、例えば次のようにして第3桟23Cに取り付けられる。
先ず、板状の金属部材を上述の形状を有する第1支持部材61に成形加工した後、第1引掛け部61Bと第2引掛け部61Cと間の隙間を拡げた状態で、該隙間から第1支持部材61の内側に第3桟23Cを挿通させる。これにより、第1支持部材61が第3桟23Cの外周に嵌合することで、第1支持部材61は第3桟23Cに取り付けられる。
次いで、粘着テープ61Fを、桟部23の上面及び各引掛け部の上面に亘って貼り付ける。これにより、第1支持部材61は第3桟23Cに取り付け固定される。
続いて、図8に示す第2支持部材62は、外周部21(図8では、短辺梁21D)の外周を囲繞するように設けられる。第2支持部材62は、本体部62Aと、引掛け部62Bと、保温材支持部62Dと、粘着テープ62Fと、によって構成される。
図9に示すように本体部62Aは、角筒形状の外周部21の外周に面接触する形状を有する。具体的には、外周部21の底面に面接触する底面部621と、該底面部621の一端側から立設して外周部21の一側面に面接触する側面部622と、を含んで構成される。
引掛け部62Bは、本体部62Aの側面部622に連続するとともに、該側面部622を介して、底面部621に対抗して配置される。より詳しくは、引掛け部62Bは、本体部62Aの側面部622における外周部21の延設方向一端側から、その先端部623(下端部)が外周部21の上面に面接触するように内側に直角に屈曲して形成される。これにより、引掛け部62Bの下面が外周部21の上面にひっかかるようになっている。
保温材支持部62Dは、本体部62Aに連続して設けられる。より詳しくは、保温材支持部62Dは、本体部62Aの側面部622における外周部21の延設方向他端側から外側に直角に屈曲して延びて形成される。これにより、保温材支持部62Dの上面に保温材50の裏面52が支持されるようになっている。
粘着テープ62Fは、本体部62Aの側面部622、引掛け部62Bの上面、外周部21の上面の一部から該外周部21の下面の一部及び底面部621の下面に亘り貼り付けられる。これにより、第2支持部材62を外周部21(図8では、短辺梁21D)の所定の位置に固定できる。
ここで、図10A〜図10Bに示すように、第2支持部材62は例えば次のようにして短辺梁21Dに取り付けられる。
先ず、板状の金属部材を上述の形状を有する第2支持部材62に成形加工した後、外周部21の内側面側から、第2支持部材62を近接させ、引掛け部62Bと底面部621の間に短辺梁21Dを挟み込む。これにより、第2支持部材62は短辺梁21Dの上面に引っかかった状態になる。
次いで、粘着テープ62Fを、本体部62Aの側面部622から、短辺梁21Dの外側側面を経由して、第2引掛け部62Cの下面に亘り貼りつける。これにより、第2支持部材62は短辺梁21Dに取り付け固定される。
なお、本実施形態では、第2支持部材62を粘着テープ62Fにより、固定する例を説明したが、底面部621と先端部623の隙間を先端側に向かうほど狭くなるように形成し、該隙間に外周部21を挟持させるように固定してもよい。
以上のようにして、第1支持部材61及び第2支持部材62は、それぞれ図4に示すように外周部21及び桟部23上に取り付けられる。その後、外周部21と桟部23により形成される第1開口部26A〜第4開口部26Dに、それぞれ第1保温材51A〜第4保温材51Dを載置することにより、第1保温材51A〜第4保温材51Dの裏面側はそれぞれ第1支持部材61及び第2支持部材62に支持される(図3参照)。
そして、フレーム20は、躯体100上に配置された後、保温材50及び支持部材60が配置される。その後、該フレーム20上に防水パン30を載置することにより、本実施形態の浴室の床構造10が製造される。
より詳しくは、防水パン本体31に設けられた係合部37と、フレーム20の被係合部25との位置合わせをしながら、防水パン30を水平方向にスライド移動させることにより、被係合部25と係合部37とが互いに係合し、桟部23の上面に、防水パン本体31のリブ36の下端が支持される。
また、フレーム20上に防水パン30が配置された本実施形態に係る浴室の床構造10の断面構造は、図5及び図8に示す通りである。これら図5及び図8に示すように、防水パン本体31の裏面35側に、保温材50が配置される。
一方で、防水パン本体31のリブ36と、桟部23の間には保温材50は設けられていない。即ち、桟部23の上面は、リブ36の下端面に当接し、防水パン本体31はフレーム20に安定して係合される。
本実施形態によれば、以下の効果が奏される。
本実施形態では、浴室の床構造10を、躯体100上に配置されるフレーム20と、フレーム20上に載置される防水パン30と、防水パン30の裏面35側においてフレームの内側に配置される板状の保温材50と、を備え、保温材50は、フレーム20に配置される支持部材60を介して、裏面側から支持される構成にした。
これにより、保温材50は、フレーム20の内側において、支持部材60上に支持され、該フレーム20上に防水パン30を載置することで、保温材50は防水パン30の裏面35側に配置される。そのため、防水パン30の載置前に、保温材50を容易に取り付け可能である。
更には、防水パン30の載置前に、排水トラップ40をフレーム20に取り付けることが可能であり、施工作業全体の効率が向上する。
また、本実施形態では、支持部材60は、保温材50の裏面側に配置され、該裏面を支持する保温材支持部(第1保温材支持部61D、第2保温材支持部61E及び保温材支持部62D)と、フレーム20の表面側に配置され、該表面に引掛けられる引掛け部(第1引掛け部61B、第2引掛け部61C及び引掛け部62B)と、を有する構成にした。
これにより、支持部材60はフレーム20の表面に引掛け部を引っかけるのみで、フレーム20の内側に保温材50の各支持部を設けることができる。その結果、保温材50を容易に取り付け可能であり、浴室の床構造の施工作業を効率的なものにできる。
また、本実施形態では、フレーム20は、外周部21と、該外周部21の内側に配置される桟部23と、を有し、保温材50は、桟部23によってフレーム20の内側に形成される開口部(第1開口部26A〜第4開口部26D)を覆うように配置される構成にした。
これにより、従来の技術では、フレーム20と防水パン30の当接部分を避け、保温材を取り付ける場合、各保温材を、各開口部の面積よりも小さくして設けなければ、防水パン30のリブ36に適切に取り付けることができなかったのに対し、本実施形態の各保温材は、各開口部の内側面に設けた各保温材支持部上に支持される。そのため、各保温材は各開口部の内側いっぱいにまで、保温材を設けることで、各保温材と、各開口部のとの隙間を低減させ、保温性能が向上する。
また、防水パン30の面積が大きく、防水パン30を補強するためフレーム20に桟部23を設ける必要が生じた場合であっても、外周部21には第1支持部材61を取り付け、桟部23には第2支持部材62を取り付けできる。そのため、各開口部に保温材50を容易に設置できる。その結果、浴室の床構造の施工作業全体の効率が向上する。
また、本実施形態では、支持部材60を、フレーム20に取り付け固定される構成にした。
これにより、支持部材60は、フレーム20に排水トラップ40を配置した後であっても、該フレーム20に取り付け可能である。その結果、浴室の床構造10の施工作業全体の効率が向上する。
[変形例]
図11及び図12は、第1実施形態に係る第1支持部材61の変形例の支持部材63を示す斜視図及び正面図である。これら図11及び図12に示すように、本実施形態に係る変形例の支持部材63は、底面部631の中央付近から、下方に延びる折り曲げ部63Gを備える以外は、第1支持部材61と同一の構成である。
図11及び図12に示すように、本実施形態に係る変形例の支持部材63では、折り曲げ部63Gが底面部631の中央部から下方に向かって直角に屈曲して形成されるとともに、一枚板を折り返した構造で形成される。そして、変形例の支持部材63は、折り曲げ部63Gの下端部635(折り返し箇所)を、第1引掛け部63Bの先端部633と第2引掛け部63Cの先端部634とを離間させる際の支点として利用できる。これにより、第1引掛け部63Bと第2引掛け部63Cの隙間を容易に広げることが可能である。
本実施形態に係る変形例の支持部材63は、本体部63Aの底面部631の中央に、折り曲げ部63Gを設けるとともに、該折り曲げ部63Gの下端部635を支点として、第1引掛け部63Bと第2引掛け部63Cの間隔を調整可能とした。
これにより、変形例の支持部材63は上述の第1支持部材61に比べ、桟部23への支持部材の取り付け、取り外しが容易に行える。そのため、施工現場において施工作業施工性が向上する。
[第2実施形態]
図13は、本発明の第2実施形態に係る保温材50及び第3支持部材64の斜視図である。この図13に示すように、本実施形態に係る第3支持部材64は、保温材50(図13では、第4保温材51D)の周囲を囲繞するように取り付け固定される。ここで、第3支持部材64は、第1引掛け部64Bと、第2引掛け部64Cと、保温材支持部64Hと、粘着テープ64Fと、第1取り付け部64Iと、第2取り付け部64Jと、によって構成される。
保温材支持部64Hは、角筒形状の保温材50の外周に嵌合する形状を有する。より詳しくは、保温材50の底面に面接触する底面部641と、該底面部641の両端側から立設して、保温材50の両側面に面接触する両側面部642と、を含んで構成される。
第1引掛け部64B及び第2引掛け部64Cは、それぞれ保温材支持部64Hの両側面部642に連続して設けられる。より詳しくは、第1引掛け部64Bは、保温材支持部64Hの両側面部642における保温材50の延設方向一端側から立設し、その先端部が外周部21の上面に面接触するように外側に直角に屈曲して形成される。
また、第2引掛け部64Cは、保温材支持部64Hの両側面部642における保温材50の延設方向他端側から、その先端部が桟部23の上面に面接触するように外側に直角に屈曲して形成される。これにより、第1引掛け部64Bの下面が外周部21の上面に引っかかり、また第2引掛け部64Cの下面が桟部23の上面に引っかかるようになっている。
第1取り付け部64Iと、第2取り付け部64Jは、保温材支持部64Hの底面部641を介して対向して設けられる。より詳しくは、これら取り付け部は、保温材支持部64Hの底面部641における保温材50の延設方向一端側から立設し、その先端部が保温材50の上面に面接触するように内側に直角に屈曲して形成される。これにより、各取り付け部の下面が保温材50の上面に当接するようになっている。
図13に示すように、本実施形態に係る第3支持部材64は、保温材50(図13では第4保温材51D)に取り付け固定されるものであり、該第3支持部材64を介して、保温材50をフレーム20上に支持させることができる。
なお、本実施形態に係る第3支持部材64では、外周部21及び桟部23に、第1引掛け部64B及び第2引掛け部64Cを引っかける場合を説明したが、本発明はこれに限らない。例えば、外周部21及び外周部21に第3支持部材64を引掛ける場合や、桟部23及び桟部23に第3支持部材64を引掛ける場合は、第1引掛け部64B及び第2引掛け部64Cの先端の位置を、それぞれ調整する。
本実施形態では、支持部材60を、保温材50の一部に取り付けられる構成とした。
これにより、第3支持部材64を取り付けた保温材50を、フレーム20上に容易に支持させることができる。その結果、浴室の床構造の施工作業を効率的なものにできる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれる。
上記実施形態では、支持部材60を金属で成形した例で説明したが、別段これに限られず、支持部材60を樹脂により成形してもよい。
また上記実施形態では、1つの保温材を5つの支持部材60で支持したが、別段これに限られず、保温材を十分支持できる範囲内で支持部材の数を変更可能である。
[第3実施形態]
図14は、第3実施形態に係る浴室の床構造における図3のA−A線に対応する箇所での断面図であり、図15は、第3実施形態に係る浴室の床構造における図3のB−B線に対応する箇所での断面図である。
本実施形態では、図14に示すように桟部23の下方に直接、第1支持部65を設けた点、及び図15に示すように外周部21に直接、第2支持部66を設けた点で上述の各実施形態とは相違する。
第1支持部65は、第1保温材支持部65Dと第2保温材支持部65Eから構成される。該第1支持部65は、桟部23(図14では、第3桟23C)の両側面部231Cの下端に連続して設けられる。
第1保温材支持部65Dと第2保温材支持部65Eは、桟部23における該桟部23の延設方向他端側から外側に直角に屈曲して延びて形成される。これにより、各保温材支持部の上面に保温材50の裏面52が支持されるようになっている。
第2支持部66は、保温材支持部66Dにより構成される。ここで、第2支持部66は、外周部21(図15では、短辺梁21D)の底面部211Dに連続して設けられる。
保温材支持部66Dは、外周部21の底面部211Dにおける外周部21の延設方向他端側から保温材50側に延びて形成される。これにより、保温材支持部66Dの上面に保温材50の裏面52が支持されるようになっている。
本実施形態では、第1支持部65及び第2支持部66は、それぞれフレーム20と一体に形成される構成とした。
これにより、フレーム20上に直接、保温材50を支持させることができる。その結果、浴室の床構造の施工作業の効率を向上できる。
10…浴室の床構造
100…躯体
20…フレーム
23…桟部
26A〜26D…第1開口部〜第4開口部
30…防水パン
40…排水トラップ
50…保温材
51A〜51D…第1保温材〜第4保温材
60…支持部材(支持部)
61…第1支持部材(支持部)
62…第2支持部材(支持部)
63…第1支持部材の変形例(変形例の支持部)
64…第3支持部材(支持部)
65…第1支持部
66…第2支持部
61A〜63A…本体部
61B、63B、64B…第1引掛け部
61C、63C、64C…第2引掛け部
62B…引掛け部
61D、63D、65D…第1保温材支持部
61E、63E、65E…第2保温材支持部
62D、64H、66D…保温材支持部

Claims (5)

  1. 躯体上に高さ調整機構を介して配置され、外周部と、該外周部の内側に配置される桟と、を有するフレームと、
    前記フレーム上に載置される防水パンと、
    前記防水パンの裏面側において前記フレームの内側に配置される板状の保温材と、
    前記外周部と前記桟とに配置される支持部と、を備え、
    前記支持部は、前記保温材の裏面側に配置され、該裏面を支持する保温材支持部と、前記外周部及び前記桟の表面側に配置され、該表面に引掛けられる引掛け部と、を有し、
    前記保温材は、前記支持部を介して、裏面側から支持される浴室の床構造。
  2. 記保温材は、前記桟によって前記フレームの内側に形成される開口部を覆うように配置される請求項に記載の浴室の床構造。
  3. 前記支持部は、前記フレームに取り付け固定される請求項1又2に記載の浴室の床構造。
  4. 前記支持部は、前記保温材に取り付け固定される請求項1又2に記載の浴室の床構造。
  5. 前記支持部は、フレームと一体に形成されている請求項1に記載の浴室の床構造。
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