JP2000096854A - 浴室構造とその施工方法 - Google Patents

浴室構造とその施工方法

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JP2000096854A
JP2000096854A JP10266450A JP26645098A JP2000096854A JP 2000096854 A JP2000096854 A JP 2000096854A JP 10266450 A JP10266450 A JP 10266450A JP 26645098 A JP26645098 A JP 26645098A JP 2000096854 A JP2000096854 A JP 2000096854A
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Japan
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heat insulating
bathroom
bathtub
building
insulating panel
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JP10266450A
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English (en)
Inventor
Atsushi Abe
淳 阿部
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HOPPO JUBUNKA KENKYUSHO KK
Sekisui Chemical Co Ltd
Hoppo Jubunka Kenkyusho KK
Original Assignee
HOPPO JUBUNKA KENKYUSHO KK
Sekisui Chemical Co Ltd
Hoppo Jubunka Kenkyusho KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の目的は、浴室下方の洗い場側と浴槽
側のいずれにも断熱材の厚さを厚くできる浴室構造を提
供することである。 【解決手段】 本発明の浴室構造は、断熱材55を内蔵
し、側縁に取付け具51、52が設けられた断熱パネル
5が、浴室ユニット1の下方に取り付けられていること
を特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、建物内に設置され
る断熱性にすぐれた浴室構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の浴室構造として、特開平5−33
9997号公報に記載されているものは、建物ユニット
に落とし込み床パネルを設け、この落とし込み床パネル
に浴室ユニットを設置することによって、浴室ユニット
の床面と浴室ユニットに隣接する脱衣所の床面との間に
段差が生じないようにしている。また、特公平6−10
0030号公報に記載されている従来の浴室構造は、建
物ユニットの床部に浴室ユニットを挿通可能な開口が設
けられ、浴室ユニットが支持台に載置されて建物ユニッ
ト内に収納されるとともに、建物ユニットの現地据え付
け後に、浴室ユニットの支持台が建物ユニットに支持さ
れた状態から降下され、設置状態へ移行可能になされて
いるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報に記載されている従来の浴室構造は、いずれも、浴室
ユニットを落とし込んで設置しているので、浴室ユニッ
ト下方の洗い場側と浴槽側のいずれにも、断熱材の設置
スペースが限られるという問題がある。また、なるだけ
厚く断熱材を設置しようとしても、断熱材を望ましい位
置に安定させて設置するための構造にはなっていないと
いうこともあった。
【0004】本発明は、上記の問題を解決するためにな
されたものであって、本発明の目的は、浴室下方の洗い
場側と浴槽側のいずれにも断熱材の厚さを厚くできる浴
室構造を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、断熱材を内蔵し、側縁に取付け具が設けられた断熱
パネルが、浴室ユニットの下方に取り付けられているこ
とを特徴とする浴室構造である。
【0006】請求項2記載の本発明は、断熱材を内蔵
し、相対向する側縁のそれぞれに取付け具が設けられた
一枚の断熱パネルが、浴槽と洗い場の下方に取り付けら
れた浴室構造であって、一側縁の取付け具が建物基礎に
吊設され、他側縁の取付け具が建物の床構造体に吊設さ
れていることを特徴とする浴室構造である。
【0007】請求項3記載の本発明は、浴室の位置に、
建物基礎より背の低い束基礎を複数設け、断熱材を内蔵
し、箱状に形成された断熱パネルが束基礎の上に設置さ
れ、この断熱パネルの上に浴槽及び洗い場が設置されて
いることを特徴とする浴室構造である。
【0008】請求項4記載の本発明は、請求項3に記載
の浴室構造において、断熱パネルに浴槽受け桟が設けら
れていることを特徴としている。
【0009】請求項5記載の本発明は、請求項1〜4の
いずれか1項記載の浴室構造において、断熱材がガラス
ウールであり、断熱パネルがプラスチック段ボールで区
画されていることを特徴としている。
【0010】請求項6記載の本発明は、請求項1〜5の
いずれか1項記載の浴室構造において、浴槽下端部が洗
い場下端部より低くされ、断熱パネルがこの浴槽下端部
と洗い場下端部に合わせて段違いに設けられていること
を特徴としている。
【0011】請求項7記載の本発明は、請求項1〜6の
いずれか1項記載の浴室構造において、浴室入口と洗い
場面が略同一高さになされていることを特徴としてい
る。
【0012】請求項8記載の本発明は、請求項1または
2のいずれか1項に記載の浴室構造の施工方法であっ
て、建物の据え付け前に、予め断熱パネルの一側縁に設
けられた取付け具を建物基礎に吊設し、その後基礎の上
に建物を据えつけてから、断熱パネルの他側縁に設けら
れた取付け具を建物の床構造体に吊設することを特徴と
している。
【0013】請求項9記載の本発明は、請求項3に記載
の浴室構造の施工方法であって、建物の据え付け前に、
予め束基礎の上に断熱パネルを設置し、その後建物基礎
の上に建物を据え付け、断熱パネルの上に浴室の浴槽及
び洗い場を設置することを特徴としている。
【0014】(作用)請求項1記載の浴室構造は、断熱
材を内蔵し、側縁に取付け具が設けられた断熱パネル
が、浴室ユニットの下方に取り付けられているので、浴
室下方の洗い場側と浴槽側のいずれにも断熱材の厚さを
厚くできる。
【0015】請求項2記載の浴室構造は、断熱材を内蔵
し、相対向する側縁のそれぞれに取付け具が設けられた
一枚の断熱パネルが、浴槽と洗い場の下方に取り付けら
れた浴室構造であって、一側縁の取付け具が建物基礎に
吊設され、他側縁の取付け具が建物の床構造体に吊設さ
れているので、浴室下方の洗い場側と浴槽側のいずれに
も断熱材の厚さを厚くできると同時に、断熱パネルの取
付け施工が容易となる。
【0016】請求項3記載の浴室構造は、浴室の位置
に、建物基礎より背の低い束基礎を複数設け、断熱材を
内蔵し、箱状に形成された断熱パネルが束基礎の上に設
置され、この断熱パネルの上に浴槽及び洗い場が設置さ
れているので、束基礎の背の高さを低くすることで、浴
室下方の洗い場側と浴槽側のいずれにも断熱材の厚さを
容易に厚くできる。
【0017】請求項4記載の浴室構造は、さらに、断熱
パネルに浴槽受け桟が設けられているので、重量の大き
い浴槽を確実に支持できる。
【0018】請求項5記載の浴室構造は、さらに、断熱
材がガラスウールであり、断熱パネルがプラスチック段
ボールで区画されているので、断熱性にすぐれる。ま
た、断熱パネルに自立性を持たせることができ、且つ、
軽量となるから、取付け施工が容易となる。
【0019】請求項6記載の浴室構造は、さらに、浴槽
下端部が洗い場下端部より低くされ、断熱パネルがこの
浴槽下端部と洗い場下端部に合わせて段違いに設けられ
ているので、浴槽の跨ぎ高さを低くでき、浴室の使い勝
手と断熱性とを両立できる。
【0020】請求項7記載の浴室構造は、さらに、浴室
入口と洗い場面が略同一高さになされているので、高齢
者等の浴室への出入りが容易となる。
【0021】請求項8記載の浴室構造の施工方法は、建
物の据え付け前に、予め断熱パネルの一側縁に設けられ
た取付け具を建物基礎に吊設し、その後基礎の上に建物
を据えつけてから、断熱パネルの他側縁に設けられた取
付け具を建物の床構造体に吊設するので、床下に潜って
する施工を軽減できる。
【0022】請求項9記載の浴室構造の施工方法は、建
物の据え付け前に、予め束基礎の上に断熱パネルを設置
し、その後建物基礎の上に建物を据え付け、断熱パネル
の上に浴室の浴槽及び洗い場を設置するので、床下に潜
る施工工事がなく、施工が容易となる。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照
して説明する。図1〜図5は、本発明の一実施例であっ
て、図1(イ)図は浴室ユニットが設置された建物ユニ
ットの平面図、(ロ)図は(イ)図のA−A線における
断面図である。図2は図1(イ)図のB−B線における
断面図である。図3の(イ)図は図1のC部を拡大して
示す断面図、(ロ)図は(イ)図に示す取付け具の側面
図である。図4の(イ)図は図1のD部を拡大して示す
断面図、(ロ)図は(イ)図に示す取付け具の側面図で
ある。図5(イ)図は断熱パネルの平面図、(ロ)図は
(イ)図のA−A線における断面図である。図1〜図5
において、Uは建物ユニット、1は浴室ユニット、2は
浴槽、3は洗い場である。
【0024】本実施例において、建物は複数の建物ユニ
ットUを隣接配置して構築されるユニット建物であっ
て、この建物ユニットUの一つに浴室ユニット1が設置
されている(図1の(イ)図参照)。浴室ユニット1
は、浴槽2と洗い場3とを備え、この洗い場3は防水パ
ンの一側に設けられ、他側には浴槽2を嵌め込む開口部
が設けられた一体型のものであって、この防水パンの四
周に壁パネル7が立設され、壁パネル7の上部に天井パ
ネル(不図示)が取り付けられいる(図1の(ロ)図参
照)。
【0025】なお、上記浴室ユニット1の洗い場3から
脱衣室に通じる壁パネル7には、図2に示すように、浴
室入口8Bが設けられている。また、洗い場3の浴室入
口8Bに通じる床面には排水溝付き簀の子32が設置さ
れている。そして、この脱衣室に通じる浴室入口8Bの
床面81Bは、洗い場3の簀の子32の上面と略同一高
さの段差なしになされている。
【0026】上記建物ユニットUは、柱梁でなる軸組式
の骨組構造になされたものであって、床梁10と、床梁
10間に架け渡された床小梁10Aと、床小梁10Aの
上に設けられた床板9とによって床構造が形成され、上
記浴室ユニット1は、この床板9の上に設置されてい
る。なお、31は高さ調節可能な脚体であって、この脚
体31によって浴槽2と洗い場3が床板9の上に支持さ
れている。
【0027】本実施例の浴室構造においては、浴槽2と
洗い場3の下方に、すなわち、床板9の下方に、断熱材
55を内蔵した断熱パネル5が取り付けられている。こ
の断熱パネル5は、浴槽2と洗い場3の下方を覆う一枚
ものであって、図1に示すように、浴槽2側の周縁2ヵ
所に取付け具51、51が設けられ、洗い場3側の周縁
2ヵ所に取付け具52、52が設けられている。そし
て、上記浴槽2側の取付け具51は建物基礎4に吊設さ
れ、洗い場3側の取付け具52は床梁10に吊設されて
いる。
【0028】上記取付け具51の詳細を図3に示してい
る。取付け具51は、逆L字形状の取付け片511と、
この取付け片511の下端部に取り付けられた蝶番51
2とからなり、取付け片511の水平部が建物基礎4の
立ち上がり壁上面にビス等で固定され、取付け片511
の垂直部に蝶番512の一側が取り付けられ、蝶番51
2の他側が断熱パネル5の浴槽2側端部の底面に固定さ
れている。
【0029】また、上記取付け具52の詳細を図4に示
している。取付け具52は、U字状の一方の片を直角に
下方に折り曲げて形成された取付け片521と、この取
付け片521の折り曲げられた下端部に取り付けられた
蝶番522とからなっている。上記取付け具52は、取
付け片521のU字状部の間に床梁10を挿入して取り
付けられ、断熱パネル5の洗い場3側端面に突設された
固定ボルト56が、取付け具52の蝶番522に設けら
れた通孔に挿入され、ナット56Aにより固定される。
【0030】また、上記断熱パネル5の詳細を図5に示
している。断熱パネル5は、プラスチック段ボールを折
り曲げて形成された箱体54と、この箱体54の中に充
填されたガラスウールである断熱材55とから構成さ
れ、箱体54の底部周縁にアングル型鋼でなる受け金具
53が取り付けられ、この受け金具53に前記取付け具
51と固定ボルト56とが取り付けられている。なお、
上記プラスチック段ボールは、例えば、二枚の薄いプラ
スチックシートと、このシートの間に架け渡して取り付
けられたリブ材とからなり、押出成形等によって一体成
形されたものであって、カッターナイフ等で切り込みを
入れて折り曲げると、容易に箱体54を形成できる。
【0031】つぎに、図6は図1に示す浴室構造の施工
方法を示す説明図であって、この図6を参照して、上記
構成になされた本実施例の浴室構造の施工方法を説明す
る。先ず、図6(イ)図に示すように、建物ユニットU
の据え付け前に、予め断熱パネル5の一側縁に設けられ
た取付け具51を建物基礎4に吊設する。そして、図6
(ロ)図に示すように、その後建物基礎4の上に建物ユ
ニットUを据えつけてから、断熱パネル5の他側縁を持
ち上げ、図6(ハ)図に示すように、断熱パネル5の他
側縁に設けられた取付け具52を建物ユニットUの床梁
10に吊設する。
【0032】(実施例の作用)本実施例の浴室構造は、
上述してきたように、浴槽2と洗い場3の下方に、断熱
材55を内蔵し、相対向する側縁のそれぞれに取付け具
51、52が設けられた一枚の断熱パネル5が取り付け
られたものである。そして、一側縁の取付け具51が建
物基礎4に吊設され、他側縁の取付け具52が建物ユニ
ットUの床梁10に吊設されているので、浴室下方の洗
い場3側と浴槽2側のいずれにも断熱材55の厚さを厚
くできると同時に、断熱パネル5の取付け施工が容易と
なる。
【0033】さらに、断熱材55がガラスウールであ
り、プラスチック段ボールで形成された箱体54で区画
されているので、断熱性にすぐれる。そして、断熱パネ
ル5に自立性を持たせるとともに軽量となるから、設計
通りの位置に設置でき、安定して断熱性能が発揮され
る。
【0034】本実施例では、さらに、浴室入口8Bの床
面と洗い場3の床面とが略同一高さになされているの
で、高齢者等の浴室への出入りが容易となる。
【0035】そしてまた、本実施例の浴室構造の施工方
法は、建物ユニットUの据え付け前に、予め断熱パネル
5の一側縁に設けられた取付け具51を建物基礎4に吊
設し、その後建物基礎4の上に建物ユニットUを据えつ
けてから、断熱パネル5の他側縁に設けられた取付け具
52を建物ユニットUの床梁10に吊設するので、床下
に潜ってする施工を軽減できる。
【0036】つぎに、図7〜図10は、本発明の別の実
施例であって、図7(イ)図は浴室ユニットが設置され
た建物ユニットの平面図、(ロ)図は(イ)図のA−A
線における断面図である。図8(イ)図は浴室下方の束
基礎の配置を示す平面図、(ロ)図は断熱パネルの取付
け過程を示す斜視図である。図9は断熱ボードの施工状
態を示す説明図である。図10(イ)図は断熱パネルに
設けられる浴槽受け桟の配置を示す平面視説明図、
(ロ)図は(イ)図のA−A線における断面図である。
上記図7〜図10において、前記実施例と本質的に同じ
ものには同符号を付けて説明を省略し、異なるものには
別符号を付けて説明する。
【0037】本実施例の浴室構造は、図7と図8に示す
ように、浴室ユニット1の位置に、建物基礎4より背の
低い束基礎4Aを複数(6ヵ所)設け、この束基礎4A
の上に浴槽用断熱パネル6と洗い場用断熱パネル6Aが
設置されている。束基礎4Aは、いずれも、コンクリー
トブロックを段積みして作られている。そして、この浴
槽用断熱パネル6と洗い場用断熱パネル6Aの上に、そ
れぞれ、浴槽2及び洗い場3が設置されている。
【0038】上記浴室ユニット1が設置される床板9の
浴槽2設置部は、図7(ロ)図に示すように、開口され
ていて、この開口部に浴槽2の下端部が落とし込まれて
いる。このため、浴槽2の下端部が洗い場3の下端部よ
り低くされ、断熱パネル6、6Aがこの浴槽2の下端部
と洗い場3の下端部に合わせて段違いに設けられてい
る。なお、上記床板9の裏面側と周縁部には、発泡ポリ
スチレンボードでなる断熱ボード9Aが取り付けられて
いる。そして、この断熱ボード9A間の隙間はアルミテ
ープで通気遮断されている(図9参照)。
【0039】上記浴槽用断熱パネル6と洗い場用断熱パ
ネル6Aは、図8(ロ)図に示すように、それぞれ、プ
ラスチック段ボールで折り曲げ形成された箱体63、6
3Aにガラスウールでなる断熱材62、62Aを内蔵し
たものであるが、浴槽用断熱パネル6には、浴槽受け桟
64が設けられている(図10参照)。そして、この浴
槽受け桟64に支えられて受け板61が取り付けられ、
この受け板61で浴槽2の脚部を支持している。
【0040】つぎに、上記構成になされた本実施例の浴
室構造の施工方法を、図8と図9を参照して説明する。
まず、図8(イ)図に示すように、浴室ユニット1の下
方位置にコンクリートブロックを段積みして束基礎4
A、4A、・・を構築する。そして、建物ユニットUの
据え付け前に、図8(ロ)図に示すように、予め束基礎
4Aの上に浴槽用断熱パネル6と洗い場用断熱パネル6
Aとを設置する。その後、建物基礎4の上に建物ユニッ
ト1Uを据え付け、断熱パネル6、6Aの上に、それぞ
れ、浴室ユニット1の浴槽2及び洗い場3を配置して設
置する。なお、浴槽2の落とし込み用開口周りと床板9
の周縁には、図9に示すように、適宜断熱ボード9Aを
取り付け、アルミテープ9Bにより隙間を塞ぐようにす
る。
【0041】(実施例の作用)本実施例の浴室構造は、
浴室ユニット1の位置に、建物基礎4より背の低い束基
礎4Aを複数設け、この束基礎4Aの上に断熱パネル
6、6Aが設置され、この断熱パネル6、6Aの上に、
それぞれ、浴槽2及び洗い場3が設置されているので、
束基礎4Aの背の高さを低くすることで、浴室ユニット
1下方の洗い場3側と浴槽2側のいずれにも断熱材の厚
さを容易に厚くできる。
【0042】さらに、浴槽用断熱パネル6Aには、浴槽
受け桟64が設けられているので、重量の大きい浴槽2
を確実に支持できる。
【0043】さらに、断熱パネル6、6Aの断熱材6
2、62Aがガラスウールであり、プラスチック段ボー
ルで箱状に形成されて区画されているので、断熱性にす
ぐれる。また、断熱パネル6、6Aに自立性を持たせる
ことができ、且つ、軽量となるから、設計通りの位置に
設置でき、安定して断熱性能が発揮できる。
【0044】さらに、浴槽2下端部が洗い場3下端部よ
り低くされ、断熱パネル6、6Aがこの浴槽2下端部と
洗い場3下端部に合わせて段違いに設けられているの
で、浴槽2の跨ぎ高さを低くでき、浴室の使い勝手と断
熱性とを両立できる。
【0045】また、本実施例の浴室構造の施工方法は、
建物ユニットUの据え付け前に、予め束基礎4Aの上に
断熱パネル6、6Aを設置し、その後建物基礎4の上に
建物ユニットUを据え付け、断熱パネル6、6Aの上に
浴室ユニット1の浴槽2及び洗い場3を設置するので、
床下に潜る工事がなく、施工が容易となる。
【0046】
【発明の効果】請求項1記載の浴室構造は、浴室下方の
洗い場側と浴槽側のいずれにも断熱材の厚さを厚くでき
るので、断熱性が高くなり寒冷地等の浴室に適合する。
【0047】請求項2記載の浴室構造は、浴室下方の洗
い場側と浴槽側のいずれにも断熱材の厚さを厚くできる
と同時に、断熱パネルの取付け施工が容易となる。
【0048】請求項3記載の浴室構造もまた、浴室下方
の洗い場側と浴槽側のいずれにも断熱材の厚さを容易に
厚くできるので、断熱性が高くなり寒冷地等の浴室に適
合する。
【0049】請求項4記載の浴室構造は、さらに、断熱
パネルに浴槽受け桟が設けられているので、重量の大き
い浴槽を確実に支持できる。
【0050】請求項5記載の浴室構造は、さらに、断熱
材がガラスウールであり、断熱パネルがプラスチック段
ボールで区画されているので、断熱性にすぐれる。ま
た、断熱パネルに自立性を持たせることができ、且つ、
軽量となるから、取付け施工が容易となる。
【0051】請求項6記載の浴室構造は、さらに、浴槽
下端部が洗い場下端部より低くされ、断熱パネルがこの
浴槽下端部と洗い場下端部に合わせて段違いに設けられ
ているので、浴槽の跨ぎ高さを低くでき、浴室の使い勝
手と断熱性とを両立できる。
【0052】請求項7記載の浴室構造は、さらに、浴室
入口と洗い場面が略同一高さになされているので、高齢
者等の浴室への出入りが容易となる。
【0053】請求項8記載の浴室構造の施工方法は、建
物の据え付け前に、予め断熱パネルの一側縁に設けられ
た取付け具を建物基礎に吊設し、その後基礎の上に建物
を据えつけてから、断熱パネルの他側縁に設けられた取
付け具を建物の床構造体に吊設するので、床下に潜って
する施工を軽減できる。
【0054】請求項9記載の浴室構造の施工方法は、建
物の据え付け前に、予め束基礎の上に断熱パネルを設置
し、その後建物基礎の上に建物を据え付け、断熱パネル
の上に浴室の浴槽及び洗い場を設置するので、床下に潜
る施工工事がなく、施工が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であって、(イ)図は浴室ユ
ニットが設置された建物ユニットの平面図、(ロ)図は
(イ)図のA−A線における断面図である。
【図2】図1(イ)図のB−B線における断面図であ
る。
【図3】(イ)図は図1のC部を拡大して示す断面図、
(ロ)図は(イ)図に示す取付け具の側面図である。
【図4】(イ)図は図1のD部を拡大して示す断面図、
(ロ)図は(イ)図に示す取付け具の側面図である。
【図5】(イ)図は断熱パネルの平面図、(ロ)図は
(イ)図のA−A線における断面図である。
【図6】図1に示す浴室構造の施工方法を示す説明図で
ある。
【図7】本発明の別の実施例であって、(イ)図は浴室
ユニットが設置された建物ユニットの平面図、(ロ)図
は(イ)図のA−A線における断面図である。
【図8】(イ)図は浴室下方の束基礎の配置を示す平面
図、(ロ)図は断熱パネルの取付け過程を示す斜視図で
ある。
【図9】断熱ボードの施工状態を示す説明図である。
【図10】(イ)図は断熱パネルに設けられる浴槽受け
桟の配置を示す平面視説明図、(ロ)図は(イ)図のA
−A線における断面図である。
【符号の説明】
U 建物ユニット 1 浴室ユニット 2 浴槽 3 洗い場 4 建物基礎 4A 束基礎 5 断熱パネル 6、6A 断熱パネル 51、52 取付け具 55 断熱材 64 受け桟

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断熱材を内蔵し、側縁に取付け具が設け
    られた断熱パネルが、浴室ユニットの下方に取り付けら
    れていることを特徴とする浴室構造。
  2. 【請求項2】 断熱材を内蔵し、相対向する側縁のそれ
    ぞれに取付け具が設けられた一枚の断熱パネルが、浴槽
    と洗い場の下方に取り付けられた浴室構造であって、一
    側縁の取付け具が建物基礎に吊設され、他側縁の取付け
    具が建物の床構造体に吊設されていることを特徴とする
    浴室構造。
  3. 【請求項3】 浴室の位置に、建物基礎より背の低い束
    基礎を複数設け、断熱材を内蔵し、箱状に形成された断
    熱パネルが束基礎の上に設置され、この断熱パネルの上
    に浴槽及び洗い場が設置されていることを特徴とする浴
    室構造。
  4. 【請求項4】 断熱パネルに浴槽受け桟が設けられてい
    ることを特徴とする請求項3に記載の浴室構造。
  5. 【請求項5】 断熱材がガラスウールであり、断熱パネ
    ルがプラスチック段ボールで区画されていることを特徴
    とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の浴室構造。
  6. 【請求項6】 浴槽下端部が洗い場下端部より低くさ
    れ、断熱パネルがこの浴槽下端部と洗い場下端部に合わ
    せて段違いに設けられていることを特徴とする請求項1
    〜5のいずれか1項記載の浴室構造。
  7. 【請求項7】 浴室入口と洗い場面が略同一高さになさ
    れていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項
    記載の浴室構造。
  8. 【請求項8】 建物の据え付け前に、予め断熱パネルの
    一側縁に設けられた取付け具を建物基礎に吊設し、その
    後基礎の上に建物を据えつけてから、断熱パネルの他側
    縁に設けられた取付け具を建物の床構造体に吊設するこ
    とを特徴とする請求項1または2のいずれか1項に記載
    の浴室構造の施工方法。
  9. 【請求項9】 建物の据え付け前に、予め束基礎の上に
    断熱パネルを設置し、その後建物基礎の上に建物を据え
    付け、断熱パネルの上に浴室の浴槽及び洗い場を設置す
    ることを特徴とする請求項3に記載の浴室構造の施工方
    法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014034824A (ja) * 2012-08-09 2014-02-24 Toyota Home Kk 浴室構造及びユニットバス本体の固定方法
JP2015017387A (ja) * 2013-07-10 2015-01-29 トヨタホーム株式会社 建物の断熱構造
JP2017133181A (ja) * 2016-01-25 2017-08-03 株式会社Lixil 浴室の床構造

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