JP2005307509A - 建物 - Google Patents
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Abstract
【課題】吹き抜け部に床を張って床面積を増大させる後施工床を確実に支持することができる建物を提供する。
【解決手段】躯体を構成する耐力壁1Sと所定間隔離間し、かつ該耐力壁1Sと平行に梁材30Sが設けられ、この梁材30Sが構造材25により前記耐力壁1Sと一体的に連結されているので、梁材30Sが受ける荷重を耐力壁1Sに伝達することができる。そして、梁材30Sの前記耐力壁1Sと反対側に、下階から上階に吹きぬける吹き抜け部17が設けられているので、梁材30Sの前記耐力壁1Sと反対側に、後施工床28を設けて建物の床面積を増大させる場合に、後施工床28を梁材30Sに支持させることによって該後施工床28を確実に支持できる。
【選択図】図2
【解決手段】躯体を構成する耐力壁1Sと所定間隔離間し、かつ該耐力壁1Sと平行に梁材30Sが設けられ、この梁材30Sが構造材25により前記耐力壁1Sと一体的に連結されているので、梁材30Sが受ける荷重を耐力壁1Sに伝達することができる。そして、梁材30Sの前記耐力壁1Sと反対側に、下階から上階に吹きぬける吹き抜け部17が設けられているので、梁材30Sの前記耐力壁1Sと反対側に、後施工床28を設けて建物の床面積を増大させる場合に、後施工床28を梁材30Sに支持させることによって該後施工床28を確実に支持できる。
【選択図】図2
Description
本発明は、吹き抜けを有する建物に関する。
近年、住宅の構築については、その工業化が進み、例えば、プレハブ住宅等においては、柱、梁等をあまり使用せずに、予め工場で形成された床パネル、壁パネル、天井パネル等の矩形板状のパネルを配列していくことにより、床、壁、天井等を形成していく施工方法(以下、パネル工法)が知られている。
このような住宅において、建物内部を明るく開放感がある空間にするために、建物のほぼ中央に吹き抜け部を設けた建物が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−295481号公報
しかし、吹き抜け部を設けると、その面積の分だけ、床面積が減少するという問題があり、敷地面積が狭い建物では、将来家族構成が変化した場合に対応できない恐れがある。
吹き抜け部に床を張って床面積を増大させることも考えられるが、その場合には、吹き抜け部に設ける後施工床を確実に支持する必要がある。
本発明の課題は、吹き抜け部に床を張って床面積を増大させる後施工床を確実に支持することができる建物を提供することである。
以上の課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、図1〜4に示すように、吹き抜けを有する建物であって、躯体を構成する耐力壁(外壁1W、1S)と所定間隔離間し、かつ該耐力壁(外壁1W、1S)と平行に梁材(梁部材30W、30S)が設けられ、この梁材(梁部材30W、30S)が構造材(接続床25)により前記耐力壁(外壁1W、1S)と一体的に連結されており、前記梁材(梁部材30W、30S)の前記耐力壁(外壁1W、1S)と反対側に、下階から上階に吹きぬける吹き抜け部17が設けられていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、躯体を構成する耐力壁(外壁1W、1S)と所定間隔離間し、かつ該耐力壁(外壁1W、1S)と平行に梁材(梁部材30W、30S)が設けられ、この梁材(梁部材30W、30S)が構造材(接続床25)により前記耐力壁(外壁1W、1S)と一体的に連結されているので、梁材(梁部材30W、30S)が受ける荷重を耐力壁(外壁1W、1S)に伝達することができる。
そして、梁材(梁部材30W、30S)の前記耐力壁(外壁1W、1S)と反対側に、下階から上階に吹きぬける吹き抜け部17が設けられているので、梁材(梁部材30W、30S)の前記耐力壁(外壁1W、1S)と反対側に、後施工床(床パネル28)を設けて建物の床面積を増大させる場合に、後施工床(床パネル28)を梁材(梁部材30W、30S)に支持させることによって、該後施工床(床パネル28)を確実に支持できる。
また、梁材(梁部材30W、30S)及び構造材(接続床25)と、下階(1階)の床または上階(2階)の天井と、耐力壁(外壁1W、1S)とにより、鉛直断面視コ字状の構造が形成されるので、この間に特別な物入れ棚(収納ユニット15b、15c)を設けることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の建物であって、前記吹き抜け部17に後施工床(床パネル28)が前記梁材(梁部材30W、30S)とほぼ同高さ位置に配置され、この後施工床(床パネル28)は前記梁材(梁部材30W、30S)の側面に固定された床受け材31によって支持されていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、梁材(梁部材30W、30S)の側面に固定された床受け材31によって後施工床(床パネル28)が支持されているので、吹き抜け部17に後施工床(床パネル28)を設けることができ、よって上階の床面積を増大させることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の建物であって、図2に示すように、前記梁材(梁部材30W、30S)の上面は前記後施工床(床パネル28)の床面と面一であることを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、梁材(梁部材30W、30S)の上面を後施工床(床パネル28)の床面と面一にすることで、梁材(梁部材30W、30S)の鉛直方向の厚さ(梁成)を変えずに、梁材(梁部材30W、30S)の下面を高くすることができ、梁材(梁部材30W、30S)の下の部屋の天井を高くすることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の建物において、図4に示すように、前記耐力壁(外壁1W、1S)と直交する他の耐力壁(壁パネル4d、4e、耐力壁2c及び壁5)の上端には、前記梁材(梁部材30W、30S)の端面、両側面及び下面と当接する支持材40が設けられていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、前記耐力壁(外壁1W、1S)と直交する他の耐力壁(壁パネル4d、4e、耐力壁2c及び壁5)の上端に設けられた支持材40を前記梁材(梁部材30W、30S)の端面、両側面及び下面と当接させることで、梁材(梁部材30W、30S)の位置決めを行うとともに、安定して支持することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載の建物において、前記床受け材31は後施工床(床パネル28)を設置する階の床高さよりも後施工床(床パネル28)の厚さだけ低い位置に設けられていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明によれば、床受け材31が後施工床を設置する階の床高さよりも後施工床(床パネル28)の厚さだけ低い位置に設けられているので、後施工床(床パネル28)の上面が、後施工床(床パネル28)を設置する階の床と面一になるように設置することができ、床仕上げを平坦にすることができる。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか一項に記載の建物において、前記吹き抜け部17の外周部には着脱自在な腰壁(手摺壁26)が設けられていることを特徴とする。
請求項6に記載の発明によれば、吹き抜け部17の外周部には着脱自在な腰壁(手摺壁26)が設けられているので、吹き抜け部17の外周部に落下防止用の腰壁(手摺壁26)を設けることができるとともに、吹き抜け部17に後施工床(床パネル28)を設けたときには、腰壁(手摺壁26)を撤去して間取りを任意に変更することができる。
本発明によれば、躯体を構成する耐力壁と所定間隔離間し、かつ該耐力壁と平行に梁材が設けられ、この梁材が構造材により前記耐力壁と一体的に連結されているので、梁材が受ける荷重を耐力壁に伝達することができる。
そして、梁材の前記耐力壁と反対側に、下階から上階に吹きぬける吹き抜け部が設けられているので、梁材の前記耐力壁と反対側に、後施工床を設けて建物の床面積を増大させる場合に、後施工床を梁材に支持させることによって、該後施工床を確実に支持できる。
また、梁材及び構造材と、下階の床または上階の天井と、耐力壁とにより、鉛直断面視コ字状の構造が形成されるので、この間に特別な物入れ棚を設けることができる。
また、梁材の側面に固定された床受け材によって後施工床が支持されているので、吹き抜け部に後施工床を設けることができ、よって上階の床面積を増大させることができる。
また、梁材を耐力壁と一体に固定する構造材が設けられているため、梁材が受ける荷重を耐力壁に伝達することができ、後施工床を支持するのに充分な強度を得ることができる。
また、梁材の上面を後施工床の床面と面一にすることで、梁材の高さ(梁成)を変えずに、梁材の下面を高くすることができ、梁材の下の部屋の天井を高くすることができる。
さらに、前記耐力壁と直交する他の耐力壁の上端に設けられた支持材を、梁材の端面、両側面及び下面と当接させることで、梁材の位置決めを行うとともに、安定して支持することができる。
また、後施工床を設置する階の床高さよりも後施工床の厚さだけ低い位置に床受け材を取り付けることで、後施工床の上面が、後施工床を設置する階の床と面一になるように設置することができ、床仕上げを平坦にすることができる。
また、吹き抜け部の外周部に落下防止用の腰壁を設けることができるとともに、吹き抜け部に後施工床を設けたときには、腰壁を撤去して間取りを任意に変更することができる。
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。図1は本発明を実施した建物を示す間取り図であり、(a)は1階の間取り図、(b)は2階の間取り図である。
この建物は、桟材を矩形枠状に組み立て、この矩形枠内に必要に応じて補強桟材を縦横に組み付け、両面もしくは片面に合板等の面材を貼りつけたパネルを予め工場等で形成し、これを床、壁、屋根等の構造材として用い、施工現場でこれらのパネルを組み立てることにより住宅を構築するパネル工法を用いて構築されている。
西側の外壁1Wには、図1(a)に示すように、玄関11が設けられている。玄関11と隣接した北西の角部には浴室12が設けられており、浴室12に隣接して洗面所兼トイレ13が設けられている。1階の北東にはキッチン14が設けられている。浴室12、洗面所兼トイレ13、キッチン14の北側の外壁1Nには、それぞれ窓8a、8b、8cが設けられている。
1階の南半分はリビングルーム15となっている。リビングルーム15はキッチン14と一体化した大空間を形成している。また、玄関11とリビングルーム15との間には、西側の外壁1Wと垂直な壁5が設けられている。
リビングルーム15の西側半分は、図1(b)に示すように、吹き抜け部17となっている。この吹き抜け部17の部分に、壁5に沿って、2階へ通じる階段16が設けられている。
東側の外壁1Eには、玄関11と対向する位置に、小開口部6aが設けられている。小開口部6aの北側と南側には、幅約45cmの耐力壁2a、耐力壁2bがそれぞれ設けられている。なお、耐力壁2a、2bは2階まで連続している。耐力壁2aと北側の外壁1Nとの間には、東側の外壁1Eに沿って奥行き約45cmの収納スペース14aが設けられている。
東側の外壁1Eの南端には、外壁1Eを構成する壁パネルと、幅約45cmの3枚の壁パネル4a、4b、4cとを合わせて、角柱状に組んで形成された柱構造3Eが設けられている。また、西側の外壁1Wと南側の外壁1Sとの接合部には、西側及び南側の外壁1W、1Sを構成する壁パネルと、幅約45cmの2枚の壁パネル4d、4eとを合わせて、角柱状に組んで形成された柱構造3Wが設けられている。
柱構造3Eと3Wと中間位置には、幅約45cmの耐力壁2cが南北方向に設けられている。なお、耐力壁2cは2階まで連続している。耐力壁2cの北側の端と柱構造との間には、床から天井まで届く高さの大開口部7aが設けられている。耐力壁2cは屋根まで連続しており、耐力壁2cの南側の端と西側の柱構造3Wとの間には、南側の外壁1Sが設けられている。耐力壁2cと外壁1Sとは垂直である。また、外壁1Wと壁パネル4dとは垂直であり、外壁1Sと壁パネル4eとは垂直である。
耐力壁2bと、柱構造3Eとの間には、東側の外壁1Eに沿って奥行き約45cmの収納ユニット15aが設けられている。また、耐力壁2cと柱構造3Wとの間にも、南側の外壁1Sに沿って奥行き約45cmの収納ユニット15bが設けられている。また、玄関11とリビングルーム15の間の壁と、柱構造3Wとの間にも、西側の外壁1Wに沿って奥行き約45cmの収納ユニット15cが設けられている。
収納ユニット15a、15b、15cは同じ大きさであり、また移動自在であるため、互いの位置を交換することができる。これらの収納ユニット15a、15b、15cは、あらかじめ設けておいてもよいし、後から設けてもよい。
2階は大空間の1つの居室となっており、図示しない間仕切壁により任意の間取りに仕切ることができる。2階では、図1(b)に示すように、西側の外壁1Wの玄関11の上部に、庇21が設けられるとともに、小開口部6bが設けられている。
北側の外壁1Nには、窓8a、8bの上部に窓8dが、窓8cの上部に窓8eが設けられている。耐力壁2a、2bの間にはベランダ23が設けられている。また、耐力壁2cと柱構造との間には、大開口部7bが設けられている。なお、大開口部7aと大開口部7bとの間には、庇22が設けられるとともに、図示しない梁が設けられている。図示しない梁は、東側の柱構造3Eと耐力壁2cによって支持されている。2階の床24の南側の端部は、東側の柱構造3Eと図示しない梁とによって支持されている。
収納ユニット15b、15cの上部には、幅約45cmの接続床25が2階の床24と同じ高さに設けられている。また、南側の外壁1Sには、採光用の小窓9が形成されている。
この建物では、吹き抜け部17の部分に床を後施工することができる。ここで、吹き抜け部17の外周部分の構造について説明する。図2(a)は、吹き抜け部17の部分を東側から見た鉛直断面図である。
図2(a)に示すように、吹き抜け部17の南側の外周部には、外壁1Sと平行に梁部材30Sが設けられている。梁部材30Sは、東側の外壁1Eと、西側の外壁1Wとにより両端部を支持されている。梁部材30Sは、上面の高さが、2階の床24の床高さと等しくなるように設置されている。接続床25は、外壁1Sと梁部材30Sとの間に、梁部材30Sの上面の高さと等しくなるように設置されている。
梁部材30Sの外壁1S側の側面には、接続床25の厚さだけ上面よりも低い位置に床受け材31が取り付けられている。接続床25は、外壁1Sと、床受け材31とにより支持された状態で、図示しない螺旋釘や接着剤等により外壁1S及び梁部材30Sと一体に固定されている。
梁部材30Sが受ける荷重は、接続床25を介して外壁1Sへ伝達される。このため、図2(b)に示すように、床パネル28を設けた場合に、床パネル28が受ける荷重は、梁部材30Sから接続床25を介して外壁1Sへ伝達されるので、床パネル28を確実に支持することができる。
吹き抜け部17の北側の外周部には、壁5の上端に沿って胴差27が設けられている。壁5は2階の床24を支持している。2階の床24の吹き抜け部17側の端部には、図2(a)に示すように、落下防止用の手摺壁26が図示しないボルト等により着脱自在に設けられている。
なお、図3に示すように、梁部材30Sの上部に、2階の壁29が設けられる構造であってもよい。この場合、壁29はラグスクリューボルト32等により、梁部材30Sに固定される。壁29は耐力壁であってもよいし、間仕切壁であってもよい。
また、接続床25の上部に、収納ユニット15a、15b、15cと同様の収納ユニットを後から設けてもよい。
吹き抜け部17の西側の外周部には、南側の外周部と同様に、外壁1Wと平行に梁部材30Wが設けられている。図4は梁部材30Wの北側の端部の支持構造を示す図であり、(a)は斜視図、(b)は鉛直断面図である。梁部材30Wの北側の端部は、壁5により支持されている。梁部材30Wの東側が、吹き抜け部17になっている。
壁5を構成する壁パネル51の上端には、補助合板52が貼られている。この補助合板52に、梁部材30を支持する支持材40が設けられている。支持材40は、補助合板52に固定されるとともに梁部材30Wの端面と当接する基部41と、梁部材30Wの両側面と当接する側部42a、42bと、梁部材30の下面と当接する底部43とからなる。支持材40により、梁部材30の外壁1に対する位置が定められるとともに、梁部材30が安定して支持されている。
壁5の、梁部材30Wよりも東側の部分には、北半分に2階の床24が設けられるとともに、南半分に胴差27が設けられる。また、壁5の上端の、梁部材30Wよりも西側の部分には、図4(a)に示すように、北半分に胴差53が設けられるとともに、南半分に接続床25(図示せず)が設けられる。胴差53と梁部材30Wとの間には、調整材54が設けられる。
梁部材30Wの南側の端部を支持する壁パネル4dにも、同様の支持材が取り付けられる。梁部材30Sの東西の端部を支持する壁パネル4eや耐力壁2cにも、同様の支持材が取り付けられる。
なお、吹き抜け部17に東西方向に床パネル28を渡す場合には、吹き抜け部17の東側の外周部にも梁を設けてもよい。この場合には、耐力壁2c及び壁5に支持材が取り付けられる。
吹き抜け部17の部分に床を後施工する場合には、以下の工程を行う。まず、図2(b)に示すように、梁部材30W、24Sの吹き抜け部17側の側面の、新たな床パネル28の厚さだけ上面よりも低い位置に床受け材31を取り付ける。次いで、床受け材31の上に、新たな床パネル28を設置し、固定する。
その後、床パネル28と2階の床24との間の手摺壁26を撤去するとともに、床パネル28の残った吹き抜け部分との境界部分に新たな手摺壁を設ける。最後に、1階の天井仕上げと、2階の床仕上げを行うことで、床の後施工が完了する。
このように、本発明によれば、吹き抜け部17の部分に床を後施工することができるので、例えば子供が成長して個室が必要になった場合にも、床面積を増やして子供部屋用のスペースを増やすことができる。
また、このような建物では、上記の後施工床の施工工程を逆の順序で行うことにより、床を取り外し、吹き抜け部17を形成することができる。このため、例えば子供が独立して個室が不要になった場合には、後施工した床部分を再び吹き抜け部に戻すことも可能である。
さらに、梁部材30Wの上面が2階の床面と面一であるため、2階の床24の厚さだけ、1階の天井と2階の床との高さの差を小さくすることができ、同一階高でも天井高さを高くとることができる。したがって、梁が天井から下に突出することがなく、天井を平坦に形成することができる。このため、階下で間仕切壁を自由に動かすことができる。
また、梁部材30W、30S、及び接続床25と、1階の床または2階の天井と、耐力壁(外壁1W、1S)とにより、鉛直断面視コ字状の構造が形成されるので、この間に収納ユニット15b、15cなどの特別な物入れ棚を設けることができる。
なお、以上の実施の形態においては、梁部材30に床受け材31を設けたが、吹き抜け部17の外周部を構成する壁材に床受け材31を設けてもよい。また、床の後施工に伴い、階段16の位置も任意に変更することができ、図1では西側から東側へ上がる構造であったが、例えば南側から北側へ上がる構造としてもよい。また、吹き抜け部17自体の位置や、その他の間取りや方角についても適宜変更可能であることはもちろんである。
1N、1E、1W、1S 外壁
2a、2b、2c 耐力壁
4a、4b、4c、4d、4e 壁パネル
5 壁
17 吹き抜け部
25 接続床
26 手摺壁
28 床パネル
30W、30S 梁部材
31 床受け材
40 支持材
2a、2b、2c 耐力壁
4a、4b、4c、4d、4e 壁パネル
5 壁
17 吹き抜け部
25 接続床
26 手摺壁
28 床パネル
30W、30S 梁部材
31 床受け材
40 支持材
Claims (6)
- 躯体を構成する耐力壁と所定間隔離間し、かつ該耐力壁と平行に梁材が設けられ、この梁材が構造材により前記耐力壁と一体的に連結されており、前記梁材の前記耐力壁と反対側に、下階から上階に吹きぬける吹き抜け部が設けられていることを特徴とする建物。
- 前記吹き抜け部に後施工床が前記梁材とほぼ同高さ位置に配置され、この後施工床は前記梁材の側面に固定された床受け材によって支持されていることを特徴とする請求項1に記載の建物。
- 前記梁材の上面は後施工床の床面と面一であることを特徴とする請求項1または2に記載の建物。
- 前記耐力壁と直交する他の耐力壁の上端には、前記梁材の端面、両側面及び下面と当接する支持材が設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の建物。
- 前記床受け材は後施工床を設置する階の床高さよりも後施工床の厚さだけ低い位置に設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の建物。
- 前記吹き抜け部の外周部には着脱自在な腰壁が設けられていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の建物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004124155A JP2005307509A (ja) | 2004-04-20 | 2004-04-20 | 建物 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005307509A true JP2005307509A (ja) | 2005-11-04 |
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Country Status (1)
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008019672A (ja) * | 2006-07-14 | 2008-01-31 | Misawa Homes Co Ltd | 建物 |
JP2008133650A (ja) * | 2006-11-28 | 2008-06-12 | Sumitomo Forestry Co Ltd | 住宅建物の空間リフォーム工法及び空間リフォーム構造 |
JP2009275355A (ja) * | 2008-05-12 | 2009-11-26 | Sekisui House Ltd | 住宅の床着脱構造及び住宅の改装方法 |
-
2004
- 2004-04-20 JP JP2004124155A patent/JP2005307509A/ja active Pending
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JP2008019672A (ja) * | 2006-07-14 | 2008-01-31 | Misawa Homes Co Ltd | 建物 |
JP2008133650A (ja) * | 2006-11-28 | 2008-06-12 | Sumitomo Forestry Co Ltd | 住宅建物の空間リフォーム工法及び空間リフォーム構造 |
JP2009275355A (ja) * | 2008-05-12 | 2009-11-26 | Sekisui House Ltd | 住宅の床着脱構造及び住宅の改装方法 |
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