JP6859880B2 - 回転異常判定装置、モータシステム、画像形成装置及び回転異常判定方法 - Google Patents
回転異常判定装置、モータシステム、画像形成装置及び回転異常判定方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6859880B2 JP6859880B2 JP2017135719A JP2017135719A JP6859880B2 JP 6859880 B2 JP6859880 B2 JP 6859880B2 JP 2017135719 A JP2017135719 A JP 2017135719A JP 2017135719 A JP2017135719 A JP 2017135719A JP 6859880 B2 JP6859880 B2 JP 6859880B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- motor
- rotation
- speed
- rotation abnormality
- target speed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Control Or Security For Electrophotography (AREA)
- Control Of Electric Motors In General (AREA)
- Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
Description
以下、一例として複合機(MFP:Multifunction Peripheral)を適用例とした実施の形態の説明をする。MFPは、1台の装置で、コピー機能、スキャナ機能、プリンタ機能及びファクシミリ通信機能等の複数の画像形成機能を備えた電子機器である。なお、MFPを適用例として説明を行うが、MFP以外であっても、例えばプリンタ装置、スキャナ装置又はコピー装置等の画像形成装置の他、モータを用いた機器であれば、どのような機器でも適用可能であり、いずれの場合でも後述の効果を得ることができる。
(MFPの構成)
まず、図1に、第1の実施の形態のMFPを横から見た状態の図を示す。この図1は、MFPの本体を透視した状態の図となっている。この図1に示すように、MFPは、読み取り装置1及び本体2を有している。読み取り装置1は、自動原稿給送機構(ADF:Auto Document Feeder)3、及び、スキャナ機構4を有している。
図2は、ADF3及びスキャナ機構4の横断面図である。スキャナ機構4は、上面に原稿を載置するコンタクトガラス15を備えている。また、スキャナ機構4は、原稿露光用の光源16及び第1反射ミラー17を備えた第1キャリッジ18と、第2反射ミラー19及び第3反射ミラー20を備えた第2キャリッジ24とを備えている。また、スキャナ機構4は、第3反射ミラー20で反射された光を、光電変換素子21の受光領域上に結像させるためのレンズユニット22を備えている。また、スキャナ機構4は、読み取り光学系等による各種の歪み補正用の基準白板23、及び、シートスルー読取用スリット24を備えている。スキャナ機構4は、光源16からの照射光で照明した原稿からの反射光を、光電変換素子21で受光して電気信号(画像データ)に変換して出力する。
このような読み取り装置1は、コンタクトガラス15上に載置した原稿の読み取りを行うスキャンモード、及び、ADF3により自動給送される原稿の読み取りを行うシートスルーモードを有している。なお、スキャンモード又はシートスルーモードによる画像読み取り前に、点灯された光源16によって基準白板23を照明し、反射光による画像を光電変換素子21で読み取る。そして、その1ライン分の画像データの各画素のレベルが均一なレベルになるように、シェーディング補正用データを生成して記憶する。記憶されシェーディング補正用データは、以下に説明するスキャンモード又はシートスルーモードで読み取られた画像データのシェーディング補正に用いられる。
次に、図3に、MFPのハードウェア構成を示す。この図3に示すように、MFPは、制御装置41、ROM42、RAM43、HDD(ハードディスクドライブ)44、及びフラッシュメモリ45を備える。また、MFPは、FAXモデム46、操作パネル47、エンジン48、ADF49(図1及び図2に示すADF3に相当)、接続インタフェース(接続I/F)50、画像読み取り部52、及びインターネット等のネットワーク40を介して有線通信又は無線通信を行う通信I/F51を有している。CPU41〜画像読み取り部52は、システムバス18を介して相互に接続されている。
図4は、第1の実施の形態のMFPにおける用紙の搬送ローラの回転駆動系のハードウェア構成図である。この図4に示すように回転駆動系は、制御装置41、記憶部、モータ61、モータドライバ62、位置/速度信号発生部63、及び、電流信号発生部64を有している。モータ61は、搬送ローラを回転駆動する。モータドライバ62は、制御装置41の制御に応じてモータ61を回転制御するための制御電圧を生成してモータ61に供給する。
次に、図6に、スリップ現象の非発生時における各部のパラメータ波形を示す。このうち、図6(a)は、目標速度発生部71で生成されるモータ61の目標速度のパラメータ波形を示す図である。この図6(a)に示すパラメータ波形において、モータ61の回転開始時には、目標速度となるまでの間は、徐々に回転速度が上がるパラメータ波形となり、目標速度に到達後は、目標速度を維持することで得られるフラットなパラメータ波形となり、モータ61の回転停止時には、目標速度から徐々に回転速度が下がるパラメータ波形となる。
次に、図7に、スリップ現象発生時における各部のパラメータ波形を示す。図7(a)〜図7(d)は、図6(a)〜図6(d)に対応したパラメータ波形である。すなわち、図7(a)は、スリップ現象発生時におけるモータ61の目標速度のパラメータ波形、図7(b)は、スリップ現象発生時におけるモータ61の位置偏差のパラメータ波形、図7(c)は、スリップ現象発生時におけるモータ61の制御電圧のパラメータ波形、図7(d)は、スリップ現象発生時におけるモータ61のモータ電流のパラメータ波形である。
図8のフローチャートに、第1の実施の形態のMFPにおけるスリップ現象の検知動作の大まかな流れを示す。図4に示す制御装置41は、記憶部に記憶されている回転異常検出プログラムに基づいて、この図8のフローチャートの各処理を実行する。
次に、図8のフローチャートのステップS2におけるスリップ現象の検知動作を詳細に説明する。図9は、スリップ現象の詳細な検知動作の流れを示すフローチャートである。この図9のフローチャートは、図8のフローチャートのステップS1において、モータ61が、現在、上述の定速領域で回転中であることが判別されることで処理がスタートとなる。ステップS11では、スリップ判定部74が、モータ61の負荷トルクは、所定の閾値よりも大きいか否かを判別する。
以上の説明から明らかなように、第1の実施の形態のMFPは、モータ61の定速回転時において、モータ電流値が所定時間以上、所定以下の値となった際に、スリップ現象が発生したと判定する。これにより、モータ61の定速回転時におけるモータ電流値を判定するだけのため、瞬時にスリップ現象の発生の有無を判定できる。
次に、第2の実施の形態のMFPを説明する。上述の第1の実施の形態は、モータ電流値が所定以下の値となった時間が、所定時間以上連続した際に、スリップ現象が発生したと判定する例であった。これに対して、第2の実施の形態のMFPは、所定以下の値となったモータ電流値が、所定時間以内に元の電流値に戻った際に、スリップ現象が発生したと判定する例である。なお、上述の第1の実施の形態と以下に説明する第2の実施の形態とでは、この点のみが異なる。このため、以下、両者の差異の説明のみ行い、重複説明は省略する。
以上の説明から明らかなように、第2の実施の形態のMFPは、所定以下の値となったモータ電流値が、所定時間以内に元の電流値に戻った際に、スリップ現象が発生したと判定する。これにより、モータ61の定速回転時におけるモータ電流値を判定するだけのため、瞬時にスリップ現象の発生の有無を判定できる等、上述の第1の実施の形態と同じ効果を得ることができる。
次に、第3の実施の形態のMFPを説明する。上述の各実施の形態は、モータ電流値に基づいてスリップ現象の発生の有無を判定する例であった。これに対して、以下に説明する第3の実施の形態のMFPは、位置偏差(目標回転位置−検出回転位置)を用いてスリップ現象の発生の有無を判定する例である。なお、上述の各実施の形態と以下に説明する第3の実施の形態とでは、この点のみが異なる。このため、以下、両者の差異の説明のみ行い、重複説明は省略する。
以上の説明から明らかなように、第3の実施の形態のMFPは、位置偏差の値が閾値以上となってから経過した連続時間が、所定時間以上となった際に、スリップ現象が発生したと判定する。これにより、モータ61の定速回転時における位置偏差を判定するだけのため、瞬時にスリップ現象の発生の有無を判定できる等、上述の各実施の形態と同じ効果を得ることができる。
2 MFPの本体
41 制御装置
44 HDD
47 操作パネル
48 エンジン
52 画像読み取り部
61 モータ
62 モータドライバ
63 位置/速度信号発生部
64 電流信号発生部
71 目標速度発生部
72 目標位置発生部
73 位置/速度制御部
74 スリップ判定部
75 マスク領域指示部
76 スリップ制御部
Claims (9)
- 目標速度を示す情報に基づいてモータの回転を制御する制御部と、
前記目標速度を示す情報が一定の目標速度を示すものであり、且つ前記モータが前記目標速度に到達した後である定速期間において、前記モータを流れるモータ電流値の変動量を検出する変動検出部と、
前記変動検出部が所定レベル以上の変動を検出し、前記モータの定速回転時におけるレベルに戻るまでに要する時間が所定時間内であった場合に、前記モータに回転異常が発生したと判定する判定部と、
を有する回転異常判定装置。 - 目標速度を示す情報に基づいてモータの回転を制御する制御部と、
前記目標速度を示す情報が一定の目標速度を示すものであり、且つ前記モータが前記目標速度に到達した後である定速期間において、前記モータの位置偏差の変動量を検出する変動検出部と、
前記変動検出部が所定レベル以上の変動を検出し、前記モータの定速回転時におけるレベルに戻るまでに要する時間が所定時間内であった場合に、前記モータに回転異常が発生したと判定する判定部と、
を有する回転異常判定装置。 - 前記判定部は、所定レベル以上の変動が所定回数以上連続した場合に、前記モータに回転異常が発生したと判定すること
を特徴とする請求項1に記載の回転異常判定装置。 - モータと、
請求項1から請求項3のうち、いずれか一項に記載の回転異常判定装置と、
前記回転異常判定装置により、前記モータに回転異常が発生したと判定された際に、前記モータに回転異常が発生していることを示す所定の報知制御を行う報知制御部と
を有するモータシステム。 - 前記回転異常判定装置により、前記モータに回転異常が発生したと判定された際に、前記モータの回転速度を、通常よりも低速に制御する回転制御部を、さらに備えること
を特徴とする請求項4に記載のモータシステム。 - モータ及び画像形成機能を備えた画像形成装置であって、
請求項1から請求項3のうち、いずれか一項に記載の回転異常判定装置と、
前記回転異常判定装置により、前記モータに回転異常が発生したと判定された際に、前記モータに回転異常が発生していることを示す所定の報知制御を行う報知制御部と
を有することを特徴とする画像形成装置。 - 前記回転異常判定装置により、前記モータに回転異常が発生したと判定された際に、前記モータの回転速度を、通常よりも低速に制御する回転制御部を、さらに備えること
を特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。 - 制御部が、目標速度を示す情報に基づいてモータの回転を制御する制御ステップと、
変動検出部が、前記目標速度を示す情報が一定の目標速度を示すものであり、且つ前記モータが前記目標速度に到達した後である定速期間において、前記モータを流れるモータ電流値の変動量を検出する変動検出ステップと、
判定部が、前記変動検出部が所定レベル以上の変動を検出し、前記モータの定速回転時におけるレベルに戻るまでに要する時間が所定時間内であった場合に、前記モータに回転異常が発生したと判定する判定ステップと、
を有する回転異常判定方法。 - 制御部が、目標速度を示す情報に基づいてモータの回転を制御する制御ステップと、
変動検出部が、前記目標速度を示す情報が一定の目標速度を示すものであり、且つ前記モータが前記目標速度に到達した後である定速期間において、前記モータの位置偏差の変動量を検出する変動検出ステップと、
判定部が、前記変動検出部が所定レベル以上の変動を検出し、前記モータの定速回転時におけるレベルに戻るまでに要する時間が所定時間内であった場合に、前記モータに回転異常が発生したと判定する判定ステップと、
を有する回転異常判定方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017135719A JP6859880B2 (ja) | 2017-07-11 | 2017-07-11 | 回転異常判定装置、モータシステム、画像形成装置及び回転異常判定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017135719A JP6859880B2 (ja) | 2017-07-11 | 2017-07-11 | 回転異常判定装置、モータシステム、画像形成装置及び回転異常判定方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019022252A JP2019022252A (ja) | 2019-02-07 |
JP6859880B2 true JP6859880B2 (ja) | 2021-04-14 |
Family
ID=65353173
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017135719A Active JP6859880B2 (ja) | 2017-07-11 | 2017-07-11 | 回転異常判定装置、モータシステム、画像形成装置及び回転異常判定方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6859880B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7010091B2 (ja) | 2018-03-16 | 2022-01-26 | 株式会社リコー | 搬送装置、情報の取得方法およびプログラム |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006281554A (ja) * | 2005-03-31 | 2006-10-19 | Seiko Epson Corp | 印刷装置、スティックスリップ検知方法、プログラム、および印刷システム |
JP2011111325A (ja) * | 2009-11-30 | 2011-06-09 | Seiko Epson Corp | 印刷装置および異常判定方法 |
JP2016222368A (ja) * | 2015-05-27 | 2016-12-28 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 画像形成装置 |
-
2017
- 2017-07-11 JP JP2017135719A patent/JP6859880B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2019022252A (ja) | 2019-02-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5105941B2 (ja) | 画像形成装置 | |
US10757280B2 (en) | Image reader, image forming apparatus, and image density correcting method | |
US8764007B2 (en) | Sheet conveying device having function of correcting skew of sheet | |
US10379455B2 (en) | Image forming apparatus | |
US11372357B2 (en) | Image forming apparatus for controlling density of an output image based on read data of test image, and information processing apparatus | |
EP2662735A2 (en) | Image forming apparatus | |
US9261807B2 (en) | Image forming apparatus that forms color image by superimposing plurality of images in different colors | |
JP6859880B2 (ja) | 回転異常判定装置、モータシステム、画像形成装置及び回転異常判定方法 | |
EP1760538B1 (en) | Electrophotographic image-forming apparatus | |
JP4695974B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2007235852A (ja) | 画像読取装置 | |
JP5477086B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP6245447B2 (ja) | 電源回路、及び画像形成装置 | |
JP7354579B2 (ja) | 画像形成装置及び電磁アクチュエータ駆動方法 | |
JP2013025128A (ja) | 画像形成装置、ずれ検出実行時期判定方法及びプログラム | |
US10534285B2 (en) | Information processing apparatus for correcting image data corresponding to reflecting surface, and image forming apparatus | |
US8655199B2 (en) | Image forming apparatus with dust detection | |
JP4741811B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2003270895A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2007320744A (ja) | 紙送り装置、画像形成装置、紙送りのモータ制御方法及び紙送り方法 | |
JP2005266243A (ja) | デジタル画像形成装置 | |
JP4375792B2 (ja) | 画像形成装置及びその画像形成方法 | |
JP2007298721A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2005198468A (ja) | モータ制御装置および画像形成装置 | |
JP2005308833A (ja) | 画像形成装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200226 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20200930 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20201006 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20201203 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20210224 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20210309 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 6859880 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |