JP4695974B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、画像形成装置に関し、より詳細には、記録媒体の表面からの反射光量を検出してその種類を判別する記録媒体判別装置およびこの記録媒体判別装置を用いて画像条件を制御する複写機、レーザープリンタ等の画像形成装置に関する。
複写機、レーザープリンタ等の画像形成装置は、感光体上に現像された映像を記録媒体に転写し、映像を転写した記録媒体を所定の定着処理条件にて加熱及び加圧することにより映像を定着させる定着装置を備えている。近年では記録媒体の種類が多様化する一方で、印字品質に対する要求はより高くなっており、多種多様な記録媒体を正確に判別することが要求されている。
従来、かかる画像形成装置においては、例えば、画像形成装置本体に設けられた操作パネル等に記録媒体たる用紙のサイズや種類(以下、紙種ともいう)はユーザによって設定される。そして該画像形成装置は、その設定に応じて定着処理条件(例えば、定着温度や定着装置を通過する記録媒体の搬送速度)を設定するよう制御する。
あるいは、画像形成装置内部に記録媒体を判別するセンサを用いて、記録媒体の種類によって現像条件、転写条件、搬送条件あるいは定着条件を可変制御する。
特に、後者の画像形成装置内部においては、発光素子と、発光素子から発射された光が検出面により反射され、その反射光を受光する位置に第一の受光センサが設置される。そして、前記第一の受光センサと、該第一の受光センサと異なる角度で設置された第二の受光センサとを備えた記録媒体判別手段(反射型光学センサ)が設置される場合がある(例えば、特許文献1参照)。このような記録媒体判別手段では、光沢度の高いグロスフィルムと、光沢度の低い普通紙とを判別することができる。また、汚れ等による誤検知を防止するために、記録媒体判別手段に送風手段や遮蔽手段を設ける技術がある(例えば、特許文献2参照)。
特開平2−138805号公報 特開2004−85787号公報
しかしながら、上記従来の記録媒体判別装置および画像形成装置では、次のような課題がある。
記録媒体を収納する用紙カセットを引き抜いたとき、記録媒体判別手段内の発光素子から発射された光は記録媒体で反射しないため、受光センサは反射光を受光できない。
反射光を受光できない場合、制御部は記録媒体判別手段自体が故障したと認識して、その後の記録媒体の判別を中止するという問題があった。
本発明は、このような問題に鑑みて為されたものであり、安価で簡易な方法で、判別条件を工夫することにより、記録媒体判別手段が故障したと誤認識することを防ぎ、記録媒体の判別動作を正確に実行する事が可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するため、本発明の画像形成装置は下記の構成を備える。
(1)記録媒体の表面上に光を照射する光照射手段と、録媒体からの反射光の光量を検出する光量検出手段と、前記光量検出手段の検出結果によって記録媒体を判別する記録媒体判別手段と、録媒体を収納する記録媒体収納部と、を備えた画像形成装置において、前記記録媒体収納部での記録媒体の有無もしくは該記録媒体収納部の前記画像形成装置に対する着脱を検知する検知手段と、前記光量検出手段により検出された値が、予め定めた下限値より小さい、または予め定めた上限値より大きいときに、前記記録媒体判別手段が故障したと判断する自己診断動作を実行する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記検知手段によって記録媒体が有るもしくは前記記録媒体収納部が装着されていると判断したときに、前記自己診断動作を実行するように制御することを特徴とする画像形成装置。
(2)記録媒体の表面上に光を照射する光照射手段と、録媒体からの反射光の光量を検出する光量検出手段と、前記光量検出手段の検出結果によって記録媒体を判別する記録媒体判別手段と、記録媒体を収納する記録媒体収納部と、を備えた画像形成装置において、前記記録媒体収納部での記録媒体の有無もしくは該記録媒体収納部の前記画像形成装置に対する着脱を検知する検知手段と、前記光量検出手段により検出された値が、予め定めた下限値より小さい、または予め定めた上限値より大きいときに、前記記録媒体判別手段が故障したと判断する自己診断動作を実行する制御手段と、を備え、前記記録媒体収納部は、前記光照射手段により照射された光を反射する位置に反射部材を有し、前記制御手段は、前記検知手段によって記録媒体が無いと判断し、かつ、前記記録媒体判別手段が前記反射部材による反射光を検知したときは、前記自己診断動作を実行せずに記録媒体が無いと判断し、前記検知手段によって記録媒体が無いと判断し、かつ、前記記録媒体判別手段が前記反射部材による反射光を検知しないときは、前記自己診断動作を実行せずに前記記録媒体収納部が無いと判断することを特徴とする画像形成装置。
本発明によれば、記録媒体判別手段が故障したと誤認識することが無くなり、安価な構成で様々な記録媒体の種類の判別動作を正確に実行することが可能となる。
以下本発明を実施するための最良の形態を、実施例により詳しく説明する。
以下、図面を参照して本発明による画像形成装置を説明する。
本発明の画像形成装置の概略断面構成図を図1に示す。
図1における画像形成装置101の構成を説明する。まず、204は用紙カセット(記録媒体収納部に相当)、103は給紙ローラ、104は転写ベルト駆動ローラ、105は転写ベルトである。また、106〜109はイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各感光ドラム、110〜113は各色用の転写ローラである。さらに、114〜117はイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各カートリッジ、118〜121はイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各光学ユニット、122は定着ユニットである。
画像形成装置101は、一般に電子写真プロセスを用い記録媒体上にイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの画像を重ねて転写し、定着ローラを含む定着ユニット122によって転写されたトナー画像を温度制御することにより熱定着させる。また、各色の光学ユニット118〜121は、各感光ドラム106〜109の表面をレーザビームによって露光走査して潜像を形成するよう構成される。これら一連の画像形成動作は搬送される記録媒体上のあらかじめ決まった位置から画像が転写されるよう同期がとられている。
さらに、画像形成装置101は記録媒体であるところの記録紙を給紙、搬送する給紙モータを備え、給紙された記録紙は、転写ベルト105、定着ユニット122の定着ローラへと搬送されながらその表面上に所望の像を形成する。
記録媒体判別手段211は用紙カセット204内に配置され、記録媒体の表面に光を照射させて、その反射光を検出して所定の演算を施し、記録媒体の種類を判断する。
次に、図2を用いて、本発明の画像形成装置の一実施形態における制御手段であるCPUの動作について説明する。図2は、制御手段であるCPU210が制御する各ユニットの構成を示す図である。図2において、CPU210は、記録媒体判別手段211、ならびに各色用の光学ユニット118〜121に含まれるポリゴンミラー、モータおよびレーザ212〜215にASIC223を介して接続される。そして、CPU210は、感光ドラム106〜109面上にレーザを走査し所望の潜像を描くための光学ユニット118〜121の制御を行う。同様に、CPU210は、記録媒体を搬送するための給紙モータ216、記録媒体を給紙するための給紙ローラ103の駆動開始に使用する給紙ソレノイド217を制御する。また、記録媒体が所定位置にセットされているか否かもしくは用紙カセット204を着脱したか否かを検知する紙有無センサ218(記録媒体有無検知手段に相当)も制御する。さらに、電子写真プロセスに必要な1次帯電、現像、転写バイアスを制御する高圧電源219、感光ドラム106〜109および転写ローラ110〜113を駆動するドラム駆動モータ220も制御する。さらに、転写ベルト105および定着ユニット122のローラを駆動するためのベルト駆動モータ221、定着ユニット122および低圧電源ユニット222を制御する。さらに、CPU210によってサーミスタ(図示せず)により温度をモニタし、定着温度を一定に保つ制御がなされる。
また、CPU210は、バス等(図示せず)によりメモリ224に接続されている。メモリ224には、以上の制御および本明細書に記載される各実施形態においてCPU210が行う処理のすべてまたは一部を実行するためのプログラムおよびデータが格納される。すなわち、CPU210はメモリ224に格納されたプログラムおよびデータを用いて本発明の各実施形態の動作を実行する。
ASIC223は、CPU210の指示に基づき、記録媒体判別手段211および光学ユニット118〜121内部のモータ速度制御、給紙モータの速度制御を行う。モータの速度制御は、モータ(図示せず)からのタック信号を検出して、タック信号の間隔が所定の時間となるようモータに対して加速または減速信号を出力して速度制御を行う。このため、制御回路はASIC223のハードウエアによる回路で構成したほうが、CPU210の制御負荷低減が図れるメリットがある。
CPU210は、ホストコンピュータ(図示せず)からの指示であるプリントコマンドを受信すると、紙有無センサ218によって記録媒体(以下、単に紙ともいう)の有無を判断する。その結果、紙有りの場合は、給紙モータ216、ドラム駆動モータ220、ベルト駆動モータ221を駆動するとともに、給紙ソレノイド217を駆動して記録媒体を所定位置まで搬送する。
CPU210はASIC223に対して記録媒体判別手段211のLEDを発光させ、記録媒体からの反射光がフォトトランジスタ(受光素子に相当)に照射される。このときASIC223は、所定のタイミング、所定のパルスでLEDを発光させ、フォトトランジスタに流れる光電流をI/V変換した出力電圧をA/D変換入力ポートより取り込む。
ASIC223でA/D変換された結果は、ASIC223内部のレジスタに格納される。そして、CPU210は、ASIC223内部のレジスタを読み込み、後述する方法に基づく演算を行って、給紙された記録媒体の種類を判別し、その結果に応じて高圧電源219の現像バイアス条件を変更するよう制御する。
例えば、記録媒体の表面繊維が粗い、いわゆるラフ紙の場合は、普通紙よりも現像バイアスを下げ、記録媒体の表面に付着するトナー量を抑えてトナーの飛び散りを防止する制御を行う。これは、特にラフ紙の場合、記録媒体の表面に付着するトナー量が多いために、紙繊維によるトナーが飛び散って画質が悪化する問題を解消するためである。
また、CPU210は、給紙された記録媒体の種類を判別し、その結果に応じて定着ユニット122の温度条件を変更するよう制御する。例えば前記ラフ紙の場合は表面繊維が粗いことからトナーの融着性が悪く、定着温度などを変えて適正化を図る。また、OHTの場合、記録媒体の表面に付着するトナーの定着性が悪いとOHTの透過性が悪化するといった問題に対して効果がある。
さらに、CPU210は、給紙された記録媒体の種類を判別し、その結果に応じて記録媒体の搬送速度を変更するように制御する。搬送速度の制御は、速度を実際に制御しているASIC223の速度制御レジスタ値をCPU210によって設定しなおすことによって実現する。坪量が異なる記録媒体に対し定着温度条件を変え、例えば、比較的厚みのある記録媒体では、熱容量が大きいので定着温度を高めに制御し、一方、比較的厚みが少ない、つまり熱容量が小さい記録媒体は、定着温度を低めにして定着する。または、記録媒体の坪量によって記録媒体搬送速度を変えて制御することもできる。
また、OHTあるいはグロス紙などの場合において、これらを判別して記録媒体の表面に付着するトナーの定着性を上げ、グロスを高めて画質の向上を図ることもできる。
このように本実施形態では、記録媒体判別手段211によって取得した記録媒体304の反射光量からCPU210内部で演算を行う。そして、その結果からCPU210は、高圧電源219の現像条件、あるいは定着ユニット122の制御温度条件、あるいは記録媒体の搬送速度を変更するように制御することができる。
次に、本発明の一実施形態による記録媒体判別手段211について説明する。
記録媒体判別手段211は、図3に示すように、光照射手段である反射用のLED301、受光手段である正反射光用フォトトランジスタ302および乱反射光用フォトトランジスタ303を備える。ここでフォトトランジスタ302および303はフォトダイオードとすることもできる。
LED301を光源とする光は、スリット11を介して記録媒体304の表面に向けて照射される。本実施形態では光源をLEDとしたが、例えばキセノン管やハロゲンランプ等を用いることもできる。記録媒体304からの反射光は、スリット12、13を介し正反射光用フォトトランジスタ302および乱反射光用フォトトランジスタ303に集光される。これによって記録媒体304の反射光特性を読み取ることができる。
本実施形態では、LED301は、LED光が記録媒体304表面に対し、図3に示すように所定の角度をもって斜めより光を照射させるよう配置されている。
図4を用いて記録媒体判別手段211の制御部の回路構成について説明する。
ASIC223の出力ポート401から出力される信号により、LED駆動用トランジスタ402のベースに電圧V_ctrlを与える。このベース駆動電圧V_ctrlは、ASIC223から直接DC電圧を出力してもよいし、PWM信号を出力した後CRフィルタ等で平滑したものでもよい。ベース駆動電圧V_ctrlからトランジスタのベース−エミッタ間電圧VBEを差し引いたものを電流制限抵抗403で除した値の電流がLED301を流れることになる。
記録媒体304からの反射光を受けたフォトトランジスタ302および303の出力電流は、フォトトランジスタのエミッタ−GND間のI/V変換抵抗404および405によって電圧信号に変換される。これが記録媒体判別手段211の出力電圧(正反射:V_sr、乱反射:V_dr)であり、ASIC223のA/D変換ポート406に入力後ディジタル値に変換されたものが反射光量としてレジスタ(図示せず)に格納される。本発明における全ての実施例において、PWM信号の出力分解能ならびにA/D変換精度とも10bit即ち1024段階としているが、10bitに限定されるものではない。一般にbit数が上がるほど1LSBの変化幅が小さくなり、高精度な制御および検出が可能となる。なお、前記ベース駆動電圧V_ctrlがLED駆動用トランジスタ402のベース−エミッタ間電圧VBEを超えないと、十分な反射光が検出され始めない。このため、バイアス抵抗407を用いてLED駆動用トランジスタ402のベースに予めベース−エミッタ間電圧VBE程度のバイアス電圧を与え、出力信号の分解能を生かした構成にしてもよい。
ここで、CPU210は、記録媒体判別手段211の出力電圧(正反射:V_sr、乱反射:V_dr)が規定値の下限より小さい、もしくは規定値の上限より大きいときは、記録媒体判別手段211は故障したと認識する。
次に、図5−1および図5−2を用いて用紙カセット204を挿抜時の記録媒体判別手段211と用紙カセット204内の紙有無センサ218の動作を説明する。
図5−1は用紙カセット204を挿入しているときの要部概略断面図である。
記録媒体判別手段211には支点AとBがあり、支点A部で画像形成装置101と接続している。記録媒体判別手段211はその自重で、その下に位置する記録媒体304に密着する。ここでは記録媒体判別手段211の自重で記録媒体304に密着させているが、バネ、スプリング等で密着させる構成にしてもよい。
紙有無センサ218は例えば発光部と受光部を備えたフォトインタラプタである。ここでは便宜上、フォトインタラプタで説明する。しかし、スイッチなどでもよく、その方式は問わない。紙有無検知レバー230は支点Cで画像形成装置101に接続している。紙有りの時には紙有無検知レバー230は紙に押し上げられ、紙有無センサ218の受光部を遮らない。そこで、CPU210は紙有りと検知する。
なお、本実施例においては、用紙カセットの有無を検知するためのセンサは設けられておらず、記録媒体有無検知手段としての紙有無センサ218と紙有無検知レバー203のみが設けられている構成としている。
この状態では、記録媒体判別手段211は記録媒体304に密着している。図3に示すLED301を光源とする光を、記録媒体304の表面に向けて照射すると、記録媒体304からの反射光は、正反射光用フォトトランジスタ302および乱反射光用フォトトランジスタ303に集光する。このとき、記録媒体判別手段211からの出力は規定値の下限より大きく、規定値の上限よりに小さいため、CPU210は記録媒体判別手段211を故障したとは認識しない。
図5−2は用紙カセット204を抜いたときの要部概略断面図である。
記録媒体判別手段211はその自重で下がる。しかし、記録媒体判別手段211の下に記録媒体304はない状態である。用紙カセット204を抜いたときは、紙有無検知レバー230は紙によって押し上げられないため、紙有無センサ218の受光部を遮る。そこで、CPU210は紙無しもしくは用紙カセット無しと検知する。
この状態では、記録媒体判別手段211の下に記録媒体304がない。図3に示すLED301を光源とする光を照射しても、記録媒体304からの反射光は、正反射光用フォトトランジスタ302および乱反射光用フォトトランジスタ303で検知されない。
このため、記録媒体判別手段211からの出力は規定値の下限より小さくなるので、CPU210は記録媒体判別手段211を故障したと認識してしまう。
CPU210は記録媒体判別手段211を故障したと認識すると、それ以後の記録媒体の判別を中止する。
しかし、この状態の場合は、記録媒体判別手段211は故障してはいないため、記録媒体判別手段211を故障であると誤検知していることになる。
そこで、本発明では、紙有無センサ218で紙無しもしくは用紙カセット無しを検知したときは、記録媒体判別手段211の故障を検知しないようにする。本発明を実施することで、記録媒体判別手段211の故障の誤検知を防止できる。
次に図6のフローチャートを用いて、本実施例における記録媒体判別手段211の誤検知を防止するための制御を説明する。
ステップS501において、CPU210は紙有無センサ218を介して用紙カセット204内の紙有無、もしくは用紙カセット204の有無を検知する。
そして、用紙カセット204内に紙が有ると認識した場合は、ステップS502で記録媒体判別手段211の故障検知の自己診断(以下、単に自己診断とする)を行う。つまり、記録媒体判別手段211によって記録媒体の判別動作を行う前に、出力電圧(正反射:V_sr、乱反射:V_dr)が規定値の下限より小さい、もしくは規定値の上限より大きいか否かを判断する。
また、用紙カセット204内に紙が無し、もしくは用紙カセット無しと認識した場合は、ステップS503で記録媒体判別手段211の自己診断を行わないように制御する。
上述の方法に従うことで、記録媒体判別手段211の故障の誤検知を防止できる。そして正常に判別された記録媒体の種類に応じて、CPU210は、高圧電源219の現像条件、あるいは定着ユニット122の制御温度条件、あるいは記録媒体の搬送速度を変更するように制御を行う。そして、記録媒体の種類毎に最適な印字条件で画像形成装置を動作せしめることにより、高画質な印字結果を常時ユーザに提供することができる。
以上、用紙カセット内の紙無し、もしくは用紙カセット無しを検知したとき、記録媒体判別手段211の自己診断を禁止することで記録媒体判別手段211の故障の誤検知を防止でき、安価な構成で記録媒体の種類の判別動作を正確に実行することが可能となる。
実施例1においては用紙カセット204内の紙有無センサ218および紙有無検知レバー230を用いて、紙無しもしくは用紙カセット無しを検知したとき記録媒体判別手段211の自己診断を禁止した。
実施例2においては用紙カセット検知手段(記録媒体収納部検知手段に相当)を用いて記録媒体判別手段211の自己診断の実行と禁止の制御を行う。
実施例1と形態が同一の部分については同一符号を用いて説明を省略し、実施例1と異なるところについてのみ説明する。
図7−1および図7−2を用いて用紙カセット204を挿抜時の用紙カセット検知手段の動作を説明する。
130は用紙カセット検知手段としてのセンサである。このセンサ130は用紙カセットの側面に付けた突起物130bと画像形成装置101に付けたスイッチ130aから構成される。ここでは、便宜上、突起物とスイッチで説明するが、特に方式はこれに限定されるわけではない。図7−1は用紙カセット204を画像形成装置101に挿入したときの要部概略断面図である。用紙カセット204を挿入すると、用紙カセット204についた突起物130bは画像形成装置101に付いたスイッチ130aを押す。CPU210はスイッチ130aが押されると用紙カセット204を挿入したと認識する。
図7−2は用紙カセット204を画像形成装置101から抜いたときの要部概略断面図である。用紙カセット204を抜くと用紙カセット204に付いた突起物130bはスイッチ130aから離れ、スイッチ130aは押されなくなる。CPU210はスイッチ130aが押されなくなると用紙カセット204を抜いたと認識する。
図8は実施例2におけるCPU210が制御する各ユニットの構成を示す図である。
実施例2においては用紙カセット検知手段であるセンサ130のスイッチ130a(以下、単に用紙カセット検知手段のスイッチ130aとする)を追加している。
図8において、用紙カセット検知手段のスイッチ130aはCPU210に接続され、CPU210は用紙カセット検知手段のスイッチ130aの信号を読み取る。
そこで、実施例2では、用紙カセット検知手段であるセンサ130で用紙カセット204無しを検知したときは、記録媒体判別手段211の故障を検知しないようにする。これにより、記録媒体判別手段211の故障の誤検知を防止できる。
次に図9のフローチャートを用いて、実施例2における記録媒体判別手段211の誤検知を防止するための制御を説明する。
ステップS601で、CPU210は用紙カセット検知手段としてのセンサ130を介して用紙カセット204の有無を検知する。そして、用紙カセット204が有ると認識した場合は、ステップS602で記録媒体判別手段211の自己診断を行う。つまり、記録媒体判別手段211によって記録媒体の判別動作を行う前に、出力電圧(正反射:V_sr、乱反射:V_dr)が規定値の下限より小さい、もしくは規定値の上限より大きいか否かを判断する。
また、用紙カセット204が無いと認識した場合は、ステップS603で記録媒体判別手段211の自己診断を行わないように制御する。
上述の方法に従うことで、記録媒体判別手段211の故障の誤検知を防止できる。そして正常に判別された記録媒体の種類に応じて、CPU210は、高圧電源219の現像条件、あるいは定着ユニット122の制御温度条件、あるいは記録媒体の搬送速度を変更するように制御を行う。そして、記録媒体の種類毎に最適な印字条件で画像形成装置を動作せしめることにより、高画質な印字結果を常時ユーザに提供することができる。
以上、用紙カセット無しを検知したとき、記録媒体判別手段211の自己診断を禁止することで記録媒体判別手段211の故障の誤検知を防止でき、安価な構成で記録媒体の種類の判別動作を正確に実行することが可能となる。
本実施例では、実施例1のように、用紙カセット204に紙有無センサ218と紙有無検知レバー230のみを設けた構成において、用紙カセット内の紙無しであるか、用紙カセット無しであるかを判別できるようにした点が特徴である。
なお基本的な構成については実施例1と同様であるため、その説明は省略する。
本実施例では図10に示されているように用紙カセット204の底板305に反射板500(反射部材に相当)を設けている。
紙無しとなった場合でも、記録媒体判別手段211のLED301から発光された光が反射板500で反射される構成となっている。
紙有無センサ218で紙無しを検出した場合に、LED301から発光された光が反射板500で反射されて、フォトトランジスタ302、303で検出されれば、用紙カセット有りと判断することができる。
図11は本実施例における用紙カセット内の紙有無、用紙カセット有無の判別と記録媒体判別手段211の誤検知を防止するための制御動作を示すフローチャートである。
ステップS701で、紙有無センサ218の出力に基づいて、紙無しもしくは用紙カセット無しであるかを判定する。
紙有り判定であれば、ステップS702で記録媒体判別手段211が故障しているか否か自己診断を行う。
また、紙無しもしくは用紙カセット無し判定であれば、ステップS703で記録媒体判別手段211が反射光出力(正反射:V_sr、乱反射:V_dr)を検知したかを判定する。そして、反射光出力を検知したのであれば、紙無しであることが特定される(用紙カセット204が装着された状態であるため)。
ステップS704では、紙無しが特定されているため、記録媒体判別手段211の自己診断は実行しない。そして、ステップS705で例えば画像形成装置の不図示の表示部等に紙無しであることを示すメッセージを出力する。
また、ステップS703で反射光出力を検知していない場合は、用紙カセット無しであると特定できる。ステップS706では、用紙カセット無しが特定されているため、記録媒体判別手段211の自己診断は実行しない。そして、ステップS707で例えば画像形成装置の不図示の表示部等に用紙カセット無しであることを示すメッセージを出力する。
以上、本実施例によれば、用紙カセット204の底板305に反射板500を設ける構成として、紙無しか用紙カセット無しであるかを特定することができる。
また、紙無し、用紙カセット無しの場合には、記録媒体判別手段211の自己診断を禁止して、記録媒体判別手段211の故障の誤検知を防止でき、安価な構成で記録媒体の種類の判別動作を正確に実行することが可能となる。
なお、用紙カセットに設けられた反射板500を利用して、記録媒体判別手段211のLED301の発光光量の調整を行うことも可能である。光量の調整は、例えば、定期的に紙無しの状態で反射板からの反射光量をモニタし、予め設定されている光量値(工場出荷時などに設定しておく値)になるように調整すればよい。
本発明の実施例1における画像形成装置の概略断面構成図である。 本発明の実施例1におけるCPUが制御する各ユニットの構成ブロック図である。 本発明の実施例1における記録媒体判別手段の概略構成を示す模式図である。 本発明の実施例1における記録媒体判別手段および制御部の構成を示す回路ブロック図である。 本発明の実施例1における用紙カセットを挿入したときの要部概略断面図である。 本発明の実施例1における用紙カセットを抜いたときの要部概略概略図である。 本発明の実施例1における記録媒体判別手段の誤検知を防止するための制御を示すフローチャートである。 本発明の実施例2における用紙カセットを挿入したときの要部概略断面図である。 本発明の実施例2における用紙カセットを抜いたときの要部概略断面図である。 本発明の実施例2におけるCPUが制御する各ユニットの構成ブロック図である。 本発明の実施例2における記録媒体判別手段の誤検知を防止するための制御を示すフローチャートである。 本発明の実施例3における用紙カセットの要部概略断面図である。 本発明の実施例3における記録媒体判別手段の誤検知を防止するための制御を示すフローチャートである。
符号の説明
101 画像形成装置
103 給紙ローラ
104 転写ベルト駆動ローラ
105 転写ベルト
106〜109 イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各感光ドラム
110〜113 イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各転写ローラ
114〜117 イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各カートリッジ
118〜121 イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各光学ユニット
122 定着ユニット
130 用紙カセット検知手段(記録媒体収納部検知手段に相当)
130a スイッチ
130b 突起物
204 用紙カセット(記録媒体収納部に相当)
210 CPU(制御手段に相当)
211 記録媒体判別手段
212〜215 ポリゴンミラー、モータおよびレーザ
216 給紙モータ
217 給紙ソレノイド
218 紙有無センサ(記録媒体有無検知手段に相当)
219 高圧電源
220 ドラム駆動モータ
221 ベルト駆動モータ
222 低圧電源
223 ASIC
224 メモリ
230 紙有無検知レバー(記録媒体有無検知手段に相当)
301 LED
302 正反射光用フォトトランジスタ(受光素子に相当)
303 乱反射光用フォトトランジスタ(受光素子に相当)
304 記録媒体
305 底板
500 反射板(反射部材に相当)

Claims (2)

  1. 記録媒体の表面上に光を照射する光照射手段と、
    録媒体からの反射光の光量を検出する光量検出手段と、
    前記光量検出手段の検出結果によって記録媒体を判別する記録媒体判別手段と、
    録媒体を収納する記録媒体収納部と、を備えた画像形成装置において、
    前記記録媒体収納部での記録媒体の有無もしくは該記録媒体収納部の前記画像形成装置に対する着脱を検知する検知手段と、
    前記光量検出手段により検出された値が、予め定めた下限値より小さい、または予め定めた上限値より大きいときに、前記記録媒体判別手段が故障したと判断する自己診断動作を実行する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記検知手段によって記録媒体が有るもしくは前記記録媒体収納部が装着されていると判断したときに、前記自己診断動作を実行するように制御することを特徴とする画像形成装置。
  2. 記録媒体の表面上に光を照射する光照射手段と、
    録媒体からの反射光の光量を検出する光量検出手段と、
    前記光量検出手段の検出結果によって記録媒体を判別する記録媒体判別手段と、
    記録媒体を収納する記録媒体収納部と、を備えた画像形成装置において、
    前記記録媒体収納部での記録媒体の有無もしくは該記録媒体収納部の前記画像形成装置に対する着脱を検知する検知手段と、
    前記光量検出手段により検出された値が、予め定めた下限値より小さい、または予め定めた上限値より大きいときに、前記記録媒体判別手段が故障したと判断する自己診断動作を実行する制御手段と、を備え、
    前記記録媒体収納部は、前記光照射手段により照射された光を反射する位置に反射部材を有し、
    前記制御手段は、前記検知手段によって記録媒体が無いと判断し、かつ、前記記録媒体判別手段が前記反射部材による反射光を検知したときは、前記自己診断動作を実行せずに記録媒体が無いと判断し、前記検知手段によって記録媒体が無いと判断し、かつ、前記記録媒体判別手段が前記反射部材による反射光を検知しないときは、前記自己診断動作を実行せずに前記記録媒体収納部が無いと判断することを特徴とする画像形成装置。
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