JP7010091B2 - 搬送装置、情報の取得方法およびプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、媒体を搬送する搬送装置、情報の取得方法および情報を取得する処理をコンピュータに実行させるためのプログラムに関する。
プリンタ等の画像形成装置に用いられる定着装置は、加熱および加圧して紙にトナーを定着させるため、加圧ローラと、加熱ベルトという2つの部品を有する。加圧ローラは、モータにより回転し、加熱ベルトは、加圧ローラに連動して回転する。
このような定着装置では、摺動摩擦の上昇等により加熱ベルトの負荷が大きくなると、加圧ローラと加熱ベルトとの間で滑り(スリップ)が発生し、発生したスリップにより紙詰まり(ジャム)や定着装置の機構破損等が発生する。
そこで、スリップ検出手段を設け、スリップが発生していることを検知した場合、プロセス線速を限定し、経時で高線速で薄紙がスリップしてしまう場合でも、薄紙での印刷を可能にする技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、従来の技術では、印刷開始から予め決められたタイミングでトルクを計測し、計測結果の推移からスリップを検知するので、ジャムを予測するために取得すべき情報量が多くなるという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、回転体による媒体搬送の異常を予測するために取得すべき情報量を少なくすることができる装置、方法およびプログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、発明の一実施形態では、媒体を搬送する搬送装置であって、
媒体を搬送するための回転体と、
回転体に駆動力を与えて回転させる駆動手段と、
駆動手段が回転体に与えた駆動力を計測する計測手段と、
計測された駆動力に応じて、回転体による媒体搬送の異常を予測するために取得すべき情報の項目および頻度の少なくとも1つを切り替えるか否かを判定する判定手段と、
判定手段の判定結果に応じた項目のデータを該判定結果に応じた頻度で取得する取得手段とを含む、搬送装置が提供される。
本発明によれば、回転体による媒体搬送の異常を予測するために取得すべき情報量を少なくすることが可能になる。
画像形成装置のハードウェア構成の一例を示した図。 画像形成装置の機能構成の第1の実施形態を示したブロック図。 定着装置の構成の一例を示した図。 画像形成装置が実行する全体の処理の流れを示したフローチャート。 取得すべきデータの項目および頻度を切り替えるトルク情報の判定条件について説明する図。 トルク値を取得する方法について説明する図。 判定条件で切り替えられるデータの項目および頻度について説明する図。 データを取得する第1の方法について説明する図。 データを取得する第2の方法について説明する図。 データを取得する第3の方法について説明する図。 データを取得する第4の方法について説明する図。 第4の方法で情報を取得する処理の流れを示したフローチャート。 データを取得する第5の方法について説明する図。 第5の方法で情報を取得する処理の流れを示したフローチャート。 画像形成装置の機能構成の第2の実施形態を示したブロック図。
図1は、搬送装置の一例としての画像形成装置のハードウェア構成を示した図である。搬送装置は、回転機構を備え、該回転機構に発生するスリップを検出する装置であればいかなる装置であってもよい。回転機構は、駆動トルクが大きい大型回転機、駆動トルクが小さい小型回転機のいずれであってもよい。以下、画像形成装置を、搬送装置として説明するが、搬送装置は、画像形成装置に限定されるものではない。
画像形成装置は、画像を読み取り、画像形成を行うことができる装置であればいかなる装置であってもよく、印刷機能、コピー機能、ファックス機能、スキャナ機能等の複数の機能を有する複合機、コピー機、ファックス装置等を一例として挙げることができる。以下、画像形成装置に複合機を用いるものとして説明する。
画像形成装置は、自動原稿送り装置(ADF)10と、画像読取部11と、画像形成部12と、制御部と、給紙トレイ13と、排紙トレイ14、操作部15とを含んで構成される。自動原稿送り装置10は、原稿を読み取るために画像読取部11へ自動搬送する。画像読取部11は、光源および原稿に反射した光を電気信号に変換する撮像素子を有し、原稿画像を読み取り、画像データを出力する。
画像形成部12は、感光体ドラム20と、帯電装置21と、レーザ光学系22と、現像装置23と、中間転写ベルト24と、一次転写ローラ25と、二次転写ローラ26と、定着装置27とを含んで構成される。図1では、感光体ドラム20、帯電装置21、現像装置23は、1つずつしか示されていないが、カラー印刷可能なカラー画像形成装置の場合、カラー印刷で使用する色の数だけ、これらの部品を設けることができる。
感光体ドラム20は、一定方向に回転し、帯電装置21により帯電され、レーザ光学系22から照射されるレーザ光により表面に静電潜像が形成される。現像装置23は、現像ローラを有し、現像ローラによって感光体ドラム20の表面にトナーを付着させ、トナー像を形成させる。トナー像は、一次転写ローラ25によって中間転写ベルト24に転写され、二次転写ローラ26によって給紙トレイ13から搬送ローラ28によって搬送された紙に転写される。紙は、給紙トレイ13に限らず、両面トレイ16や給紙バンク17にも収納されており、設定されたトレイから給紙される。紙は、トナー像が転写された後、定着装置27へ送られる。定着装置27は、内部に加熱源を有する加熱ベルトおよび加圧ローラを有し、加熱ベルトから熱を加え、加圧ローラによって加圧して、トナー像を紙に定着させる。定着装置27は、トナー像が定着された紙を排紙トレイ14に排紙する。
画像形成部12は、各種センサを有し、センサとして、定着装置27の入口に設けられる用紙通過センサ30、定着装置27の出口に設けられる用紙通過センサ31、加熱ベルトに近隣して設けられ、表面温度を計測する温度センサ32、加圧ローラに近隣して設けられ、表面温度を計測する温度センサ33を有する。また、センサとしては、加圧ローラを駆動するモータが加圧ローラに対して与える駆動力(トルク)を計測するトルクセンサ34を有する。トルクセンサ34は、加圧ローラだけではなく、感光体ドラム20、現像ローラ、一次転写ローラ25、二次転写ローラ26等の回転体のトルクを計測することができる。
センサとしては、そのほか、感光体ドラム20上や中間転写ベルト24上に付着したトナーの量を検出する光学センサ、感光体ドラム20の表面の電位を検出する電位センサ、画像形成装置内部の温湿度等を検出する環境センサを備えることができる。
制御部は、コントローラ40と、ROM(Read Only Memory)41と、RAM(Random Access Memory)42と、インタフェースI/O43と、駆動制御部44と、センサ制御部45と、HDD(Hard Disk Drive)等の記憶装置46と、記憶装置制御部47と、通信制御部48とを含んで構成される。
コントローラ40は、画像形成装置全体を制御し、画像読取部11から出力された画像データに対する画像処理等を実行する。ROM41は、ブートプログラムやファームウェア等を格納し、RAM42は、コントローラ40に対して作業領域を提供する。インタフェースI/O43は、コントローラ40と、各制御部や操作部15とを接続し、信号のやりとりを可能にする。
駆動制御部44は、レーザ光学系22、現像装置23、中間転写ベルト24等を駆動する駆動回路に対して制御信号を送り、それら駆動回路を制御する。センサ制御部45は、各センサが検出し、出力した信号を処理する。センサ制御部45は、光学センサにより検出されたテストパターンのトナー像におけるトナー付着量と地肌部におけるトナー付着量との比率を求め、その比率を基準値と比較して画像濃度の変動を検知し、各色のトナー濃度センサの制御値を補正する。
記憶装置46は、画像データ、OS(Operating System)、画像読取部11や画像形成部12を動作させるためのアプリケーション・プログラム等を格納する。記憶装置制御部47は、記憶装置46に対するデータ等の読み出し、および書き込みを制御する。通信制御部48は、インターネットやイントラネット(登録商標)等のネットワークと接続し、ネットワークを介した通信を制御する。
操作部15は、ユーザが入力するための入力ボタン等の入力部、ユーザに対して処理の状況等を表示するディスプレイ等の表示部を備える。操作部15は、例えばタッチパネルを搭載した操作パネルとすることができる。
図2は、画像形成装置の機能構成の一例を示したブロック図である。コントローラ40は、記憶装置46に記憶されたプログラムを読み出し実行することで、各種の機能手段を実現する。
画像形成装置は、回転体として、定着装置27の加圧ローラ等の加圧部材50を備え、そのほか、駆動手段51と、トルク計測手段52と、温度計測手段53と、媒体通過検出手段54とを備える。また、画像形成装置は、判定手段55と、取得手段56と、記憶手段57とを備える。なお、回転体は、加圧部材50に限られるものではなく、温度計測手段53や媒体通過検出手段54は、必要に応じて設けることができる。
加圧部材50は、トナーを媒体としての用紙に定着させるために加圧するとともに、一方から搬入された用紙を他方へ搬送する役割も果たす。駆動手段51は、加圧部材50にトルクを与えて一定方向に回転させる。トルク計測手段52は、駆動手段51が加圧部材50に与えたトルクを計測する。計測されたトルクは、トルク情報として、判定手段55へ出力され、また、取得手段56により取得され、記憶手段57に記憶される。
温度計測手段53は、加圧部材50および図示しない加熱ベルト等の加熱部材の表面温度を計測する。媒体通過検出手段54は、用紙が定着装置27の入口および出口を通過したかを検出する。検出結果は、通過時間に換算する等、適宜処理される。これらは、用紙通過センサ30、31や温度センサ32、33により実現されるため、これらから出力される情報は、センサ情報として参照される。なお、媒体は、用紙に限定されるものではなく、はがき、封筒、プラスチックシート等であってもよい。
判定手段55は、トルク計測手段52から出力されたトルク情報に応じて、加圧部材50による用紙の搬送の異常、例えばジャムを予測するために取得すべき情報(データ)の項目および頻度の少なくとも1つを切り替えるか否かを判定する。したがって、判定手段55は、項目のみを切り替えると判定することもできるし、頻度のみを切り替えると判定することもできるし、両方を切り替えると判定することもできる。また、判定手段55は、切り替えないと判定することもできる。以下、用紙の搬送の異常をジャムとして説明する。
取得手段56は、判定手段55の判定結果に応じた項目のデータを該判定結果に応じた頻度で取得し、記憶手段57に記憶させる。したがって、取得手段56は、例えば項目のみを切り替えると判定された場合、切り替えられた項目のデータを、判定前と同様の頻度で取得する。ジャムの予測に必要なデータとしては、紙種、紙厚、紙サイズ、線速等の用紙に印刷する際の印刷情報、トルク情報、センサ情報等を挙げることができる。
記憶手段57に記憶されたデータは、予測手段により読み出され、ジャム発生を予測する処理に使用される。この例では、予測手段がPC等の他の機器やサーバ等に実装されているが、予測手段は、画像形成装置内に実装されていてもよい。
このように、取得すべきデータの項目や頻度を切り替えることができるため、必要なデータを、適切なタイミングで取得することができ、データ量を少なくすることができる。
上述したように、回転体は、加圧ローラ等の加圧部材50に限定されるものではないが、回転体を加圧部材50として説明するために、加圧部材50を備える定着装置27の構成について、図3を参照して簡単に説明しておく。
図3は、定着装置27の構成の一例を示した図である。定着装置27は、内部に加熱源60を有する加熱ベルト61と、加圧部材50としての加圧ローラ62と、加圧ローラ62にトルクを与えて回転させるモータ63とを備える。加熱ベルト61と加圧ローラ62とは隣接するように配置され、加熱ベルト61と加圧ローラ62との間に用紙64が搬入される。
加圧ローラ62は、モータ63から与えられるトルクにより一定方向に回転し、加圧ローラ62の回転に連動して加熱ベルト61が回転する。回転する加圧ローラ62と加熱ベルト61との間に用紙64が一方から搬入されると、用紙64が加圧ローラ62と加熱ベルト61に隣接して挟持される形になり、回転に伴って引き込まれる。そして、用紙64は、他方から搬出される。
加熱源60およびモータ63へは、駆動制御部44から制御信号が入力される。加熱源60は、入力された制御信号に基づき、加熱ベルト61を所定の温度に制御する。モータ63は、入力された制御信号に基づき、モータの回転数を制御する。駆動制御部44は、制御信号のほか、印刷情報を出力する。
用紙通過センサ30、31は、定着装置27の出入口に設けられる。定着装置27へは、用紙64の一端から搬入される。用紙通過センサ30は、定着装置27の入口に用紙64の一端および他端が到達したことを検出する。用紙通過センサ31は、定着装置27の出口に用紙64の一端および他端が到達したことを検出する。この検出結果は、用紙64が通過した通過時間を算出する等、適宜処理される。
温度センサ32、33は、加熱ベルト61、加圧ローラ62に近隣して配置され、それらの表面温度を計測する。トルクセンサ34は、モータ63に取り付けられ、モータ63が加圧ローラ62に対して与えるトルクを計測する。
図4を参照して、画像形成装置が実行する全体の処理について説明する。ステップ400から開始し、ステップ401では、媒体通過検出手段54により用紙64が1枚通過したことを検出する。ステップ402では、トルク計測手段52がトルクを計測し、トルク情報を取得する。トルク計測手段52は、用紙64が1枚通過する毎にトルク情報を取得する。このとき、温度計測手段53も、用紙64が1枚通過する毎に温度情報を取得する。温度情報は、センサ情報の1つである。
ステップ403では、判定手段55が、取得されたトルク情報に応じて、取得すべきデータの項目および頻度の少なくとも1つを切り替えるか否かを判定する。いずれか一方もしくは両方を切り替えると判定された場合、ステップ404へ進み、取得すべきデータの項目および頻度の少なくとも1つの設定を切り替える。そして、ステップ405へ進む。一方、切り替えないと判定された場合、直接ステップ405へ進む。
ステップ405では、設定した頻度に基づき、データの取得タイミングに達したかどうかを判定する。達していない場合、ステップ401へ戻り、次の用紙64が通過したことを検出する。達した場合は、ステップ406へ進み、取得手段56が、設定された項目のデータを取得し、記憶手段57に記憶させる。記憶後、ステップ401へ戻る。
図5を参照して、取得すべきデータの項目および頻度を切り替えるトルク情報の判定条件について説明する。以下、項目および頻度を切り替えるものとして説明するが、項目のみを切り替えてもよいし、頻度のみを切り替えてもよい。
図5は、横軸を経時(時間、印刷枚数、走行距離)とし、縦軸をトルクとしている。トルクは、時間の経過、印刷枚数や走行距離の増加にほぼ比例して増加し、破線で示す所定のトルクに達したところでスリップが発生し、しばらくはトルクが上昇するが、その後急激に低下し、ジャムが発生する。これは一例であるので、スリップが発生したと同時に、ジャムが発生することもあり得る。
このことから、トルク情報を取得し、トルクの推移が分かれば、ジャムの発生を予測することができる。すなわち、トルクが上記の所定のトルクに達したら、スリップやジャムが発生すると予測することができる。
画像形成装置の使用を開始し、あまり時間が経過しておらず、印刷枚数が少なく、走行距離も短い場合、ジャムが発生する可能性はほぼないので、トルク情報のデータの取得は、低い頻度でも充分である。一方、ある程度の時間が経過し、印刷枚数もある程度の枚数となり、ある程度の走行距離になると、ジャムが発生する可能性が高くなるので、より多くの項目のデータを高い頻度で取得して、予測精度を高めるほうが望ましい。
そこで、範囲を区切って、取得すべきデータの項目および頻度を切り替えるべく、その判定条件として、トルクの切替判定閾値(以下、単に閾値とする。)を設ける。これにより、トルクが閾値以上であるか否か、経過時間が閾値に対応する時間以上であるか否か等により、取得すべきデータの項目および頻度を切り替えることができる。
トルクが閾値未満である場合や経過時間が閾値に対応する時間未満である場合等では、取得すべきデータの項目を減らすか、もしくはデータを取得する頻度を下げるか、または項目を減らし、かつ頻度を下げることができる。これに対し、トルクが閾値以上である場合や経過時間が閾値に対応する時間以上である場合等では、取得すべきデータの項目を増やすか、もしくはデータを取得する頻度を上げるか、または項目を増やし、かつ頻度を上げることができる。
閾値としては、任意の区間での平均のトルク値、または予め決められたタイミングのトルク値を採用することができる。
ここで、区間について説明するため、図6を参照する。図6は、経過時間(sec)と、加圧ローラ62にトルクを与えるために入力される電圧(V)との関係を例示した図である。ここでは、電圧(V)としているが、電流(A)であってもよい。図6中、2つの波形は、生のトルク(電圧)の波形と、ノイズ除去フィルタでノイズを除去した後の電圧波形である。破線で示される矩形波は、定着装置27の入口のセンサの信号で、一点鎖線で示される矩形波は、定着装置27の出口のセンサの信号である。センサの信号は、センサ情報とされ、用紙64を検出したときの信号レベルは「low」とされ、検出しないときの信号レベルは「high」とされる。
任意の区間は、例えばAの区間、Bの区間、Cの区間等とされ、予め決められたタイミングは、例えば矢線の先にドットで示す各タイミングとすることができる。区間は、トルクの区間であってもよいし、時間の区間であってもよい。Aの区間は、加熱ベルト61と加圧ローラ62との間に用紙64が搬入される前の時間の区間を示し、Bの区間は、加熱ベルト61と加圧ローラ62との間に用紙64が搬入され、搬出されるまでの時間の区間を示す。Cの区間は、搬入前と後の差分であるトルクの区間を示す。Dの区間は、用紙64の搬入時の大きく変動するショック区間で、この区間のデータは除くことができる。なお、ショック区間は、搬入時だけではなく、搬出時にも存在する。
平均のトルク値を算出するために、複数点のデータを用いることができる。複数点のデータとしては、Bの区間内の黒丸で示すような一定時間毎の周期データを用いることができる。また、各点のデータは、その点の前後の一定区間のデータを平均した平均値、最小値、最大値、標準偏差に換算された値等を用いてもよい。
予め決められたタイミングのトルク値は、任意の1点のデータとすることができる。例えばAの区間内の黒丸で示すデータとすることができる。この場合も、任意の1点のデータは、その点の前後の一定区間のデータを平均した平均値、最小値、最大値、標準偏差に換算された値等を用いてもよい。
図7を参照して、判定条件で切り替えられるデータの項目および頻度について説明する。図7は、閾値によって切り替えられる項目および頻度の一例を示した図である。図7に示す例では、閾値未満の場合、項目としてトルク情報とセンサ情報のデータを、頻度として100枚毎に取得するように設定され、閾値以上の場合、全ての項目のデータを50枚毎に取得するように設定されている。
トルク情報は、トルクを制御するために用いられる電圧値(もしくは電流値)および制御信号の信号値であるPWM(パルス信号のパルス幅)のいずれか一方、もしくはその両方、またはそれらの値をトルク換算した値等とされる。トルク情報は、閾値と同様、任意の区間での平均のトルク値、または予め決められたタイミングのトルク値を採用することができる。経年劣化に伴い、トルクが上昇するため、これらのトルク情報を用いることで、ジャムの予測を適切に行うことができる。
頻度は、データを取得する間隔(サンプリング間隔)とされ、定着装置27を通過した用紙64の枚数毎等とされる。枚数は、任意の枚数毎とすることができる。ただし、閾値未満の場合をK(1以上の整数)枚毎とし、閾値以上の場合をJ(1以上の整数)枚毎とした場合、K≧Jとされる。
頻度を、例えばK枚毎とした場合、K枚毎のタイミングでデータを取得してもよいし、K枚のうちのジョブの1枚目や2枚目等が通過したタイミングでデータを取得してもよいし、その両方で取得してもよい。
頻度は、任意の枚数毎だけではなく、一定条件を満たしたときのタイミングとしてもよい。このタイミングとしては、例えば一定条件を満たしたら、その都度データを取得するようなタイミングや、一定条件を満たしたもののうち、一部のデータのみを取得するようなタイミングが挙げられる。
センサ情報は、用紙通過センサ30、31により検出された検出結果から算出される用紙通過時間や、温度センサ32、33により計測された温度等のデータである。これらのデータをトルク情報と組み合わせることで、より正確な切り替え判定を行うことができる。用紙通過時間や温度も、トルクと同様、経年劣化に伴って変化するからである。
印刷情報は、用紙64の種類を示す紙種、用紙64の厚さを示す紙厚、用紙64の大きさを示す紙サイズ、用紙64の搬送速度を示す線速、印刷枚数、モノクロ/カラーの情報等である。紙種等によってスリップの発生しやすさ等が異なるからである。
閾値以上となった回数は、判定結果の結果情報の1つとして、サンプリング間隔で取得したトルクが閾値以上となった回数である。回数が増えれば、ジャム発生確率が高くなるため、回数を取得することで、データ量を少なくすることができる。
図7では、閾値未満の場合、トルク情報とセンサ情報とを取得するものとしているが、これに限られるものではなく、トルク情報と印刷情報または閾値以上となった回数のいずれかを取得してもよい。また、トルク情報とその他の3つの項目のうちのいずれか2つを取得してもよい。
図8を参照して、上記の頻度をK枚毎とし、K枚毎のタイミングでデータを取得し、記憶手段57に記憶する方法について説明する。トナー像が転写された用紙64が、定着装置27の出口側の用紙通過センサ31により用紙64の他端が検出されたところで、1枚目の通過(通紙)となる。図8の横軸は、ジョブの経過時間を示し、縦軸は、トルクを示す。1つのジョブが実行される期間が略矩形で示され、通紙のタイミングが略矩形を切断するように等間隔で設けられる直線で示されている。
図8に示す例では、ジョブに関係なく、K枚目の用紙64が通過したとき、データを取得し、記憶手段57に記憶する。取得するデータは、電圧値やPWM等のトルク情報とセンサ情報等を含む。また、図8では、トルク情報とセンサ情報と印刷情報とをデータとして取得し、記憶手段57に記憶している。
K枚目の用紙64が通過した後は、再び1枚目としてカウントを開始し、再びK枚目の用紙64が通過したとき、データを取得し、記憶手段57に記憶する。以降、これを繰り返す。ここでは、閾値未満の場合のK枚毎として説明したが、閾値以上の場合ではK枚毎ではなく、J枚毎となる。これは以下の例でも同様である。
図9を参照して、上記の頻度をK枚毎とし、K枚毎のタイミングでデータを取得するとともに、K枚のうちのジョブの1枚目や2枚目等が通過したタイミングでもデータを取得し、記憶手段57に記憶する方法について説明する。この例も、タイミングが、ジョブの1枚目の用紙64が通過する毎となっている。
図9に示す例では、K枚のうちのジョブの1枚目の用紙64が通過したときと、K枚目の用紙64が通過したときに、データを取得し、記憶手段57に記憶する。
図10を参照して、上記の頻度をK枚毎とし、K枚のうちのジョブの1枚目や2枚目等が通過したタイミングでデータを取得し、記憶手段57に記憶する方法について説明する。この例では、タイミングが、ジョブの1枚目の用紙64が通過する毎となっている。
図10に示す例では、K枚のうちのジョブの1枚目の用紙64が通過したとき、データを取得し、記憶手段57に記憶する。ジョブの1枚目は、K枚ずつの単位で分けた場合の1枚目からカウントして、最初にくるジョブの1枚目である。
トルクセンサ34により計測されるトルクは、温度の変化により、ばらつきを生じる。温度は、1つのジョブにおいて最も安定しているのが1枚目である。このため、図7や図8に示すように、ジョブの1枚目が通過したとき、データを取得することで、ジャムを予測するために最適なデータを得ることができる。
なお、データは、ジョブ中に取得することに限られるものではなく、ジョブ間に行われる調整動作中に取得してもよい。
図11を参照して、頻度を、一定条件を満たしたら、その都度データを取得するようなタイミングとし、そのタイミングでデータを取得し、記憶手段57に記憶する方法について説明する。一定条件は、いかなる条件であってもよいが、この例では、トルクが閾値以上となったことを条件とすることができる。
図11に示す例では、1枚通過する毎に閾値以上か否かを判定し、閾値以上と判定された場合にデータを取得し、記憶手段57に記憶する。データは、トルク情報、センサ情報、印刷情報、閾値以上となった回数を含む。閾値以上となった回数は、ジョブ毎にカウントされた回数である。
この場合の処理の流れを、図12に例示する。ステップ1200から開始し、ステップ1201では、用紙64が1枚通過する毎にデータを取得する。すなわち、用紙64が定着装置27を1枚通過する毎に、トルク情報等のデータを取得する。ステップ1202では、トルク情報が閾値以上であるかを判定する。閾値以上であると判定された場合、ステップ1203へ進み、データを一時的に保存し、閾値以上となった回数のカウンタをカウントアップする。そして、ステップ1204へ進む。一方、ステップ1202で閾値未満であると判定された場合、ステップ1204へ直接進む。
ステップ1204では、ジョブが終了したかを判定する。すなわち、1つのジョブが終了したかを判定する。ジョブ実行中である場合、ステップ1201へ戻り、1つのジョブが終了した場合は、ステップ1205へ進む。
ステップ1205では、閾値以上となった回数のカウンタが1以上であるかを判定する。1以上と判定された場合、ステップ1206へ進み、一時的に保存したデータとカウンタの回数とを記憶手段57に記憶する。そして、ステップ1207で、一時的に保存する領域に保存されたデータを消去(クリア)し、カウンタをクリアして0に戻す。そして、ステップ1208で1つのジョブについての処理を終了する。一方、ステップ1205でカウンタが0である場合、直接ステップ1208へ進み、処理を終了する。
取得するデータを少なくするには、例えば以下の組み合わせを採用することができる。組み合わせをトルク情報と閾値以上となった回数とし、連続通紙(ジョブ)中に閾値以上となった1枚目の用紙64が通過したときのデータは、生のトルク情報を取得し、それ以降は閾値を超えた回数のみをカウントすることができる。これは、上記の一定条件を満たしたもののうち、一部のデータのみを取得するようなタイミングでデータを取得する1つの例である。
この具体的な方法を、図13を参照して説明する。各ジョブにつき、閾値以上となった1枚目の用紙64が通過したときのみ、トルク情報、センサ情報、印刷情報、閾値以上となった回数を取得し、閾値以上となった2枚目以降については回数のみをカウントしたカウント値を取得する。図13には、5つのジョブが示され、第1のジョブでは閾値以上となった回数が2回、第2のジョブでは1回、第3および第4のジョブでは0回、第5のジョブでは3回となっている。
このため、第1のジョブでは、閾値以上となった回数が1回目のときに、トルク情報、センサ情報、印刷情報、1回という回数情報を取得する。回数が2回目のときは、2回という回数情報のみを取得する。第2のジョブでは、閾値以上となった回数が1回だけであるため、1回目のときに、第1のジョブの1回目のときと同様、トルク情報、センサ情報、印刷情報、1回という回数情報を取得する。
第3および第4のジョブでは、閾値以上となった回数が0であるため、トルク情報等の取得は行わない。第5のジョブでは、閾値以上となった回数が3回であるため、1回目のときに、第1のジョブや第2のジョブのときと同様、トルク情報、センサ情報、印刷情報、1回という回数情報を取得する。2回目以降は、第1のジョブの2回目のときと同様、2回、3回という回数情報のみを取得する。
この場合の処理の流れを、図14に例示する。ステップ1400から開始し、ステップ1401では、用紙64が1枚通過する毎にデータを取得する。すなわち、用紙64が定着装置27を1枚通過する毎に、トルク情報等のデータを取得する。ステップ1402では、トルク情報に含まれるトルク値が閾値以上であるかを判定する。閾値以上であると判定された場合、ステップ1403へ進み、閾値以上となった1枚目の用紙64が通過したときのデータ(閾値以上となった最初のデータ)を一時的に保存し、閾値以上となった回数のカウンタをカウントアップする。そして、ステップ1404へ進む。一方、ステップ1402で閾値未満であると判定された場合、ステップ1404へ直接進む。
ステップ1404では、ジョブが終了したかを判定する。すなわち、1つのジョブが終了したかを判定する。ジョブ実行中である場合、ステップ1401へ戻り、1つのジョブが終了した場合は、ステップ1405へ進む。
ステップ1405では、閾値以上となった回数のカウンタが1以上であるかを判定する。1以上と判定された場合、ステップ1406へ進み、一時的に保存したデータとカウンタの回数とを記憶手段57に記憶する。そして、ステップ1407で、一時的に保存する領域に保存されたデータを消去(クリア)し、カウンタをクリアして0に戻す。そして、ステップ1408で1つのジョブについての処理を終了する。一方、ステップ1405でカウンタが0である場合、直接ステップ1408へ進み、処理を終了する。
これまでトルク情報に応じて、取得すべきデータの項目および頻度を切り替えるか否かを判定する例について説明してきた。切り替えるか否かは、トルク情報だけではなく、トルク情報とセンサ情報や印刷情報のいずれか1以上を組み合わせたものであってもよい。
これを実現するために、図15に示すような機能構成とすることができる。図15に示す例では、加圧部材50、駆動手段51、トルク計測手段52、温度計測手段53、媒体通過検出手段54、判定手段55、取得手段56、記憶手段57のほか、補正手段70、変更手段71、一次記憶手段72、記憶処理手段73、入力受付手段74をさらに備える。なお、加圧部材50、駆動手段51、トルク計測手段52、温度計測手段53、媒体通過検出手段54、判定手段55、取得手段56、記憶手段57については既に説明したので、ここでは補正手段70、変更手段71、一次記憶手段72、記憶処理手段73、入力受付手段74についてのみ説明する。
入力受付手段74は、ユーザから閾値変更指令を受け付ける。閾値変更指令は、閾値変更の指示と変更する値とを含む。入力受付手段74は、閾値変更指令を変更手段71に通知する。変更手段71は、閾値変更指令に含まれる指示に従って、判定手段55が判定するために使用する閾値を上記の変更する値に変更する。
閾値は、1つに限らず、複数であってもよい。より細かく段階分けすることで、データ量を調節することができる。また、閾値は、画像形成装置の機種毎個々の画像形成装置を示す機械毎に設定することができる。これにより、機種や機械毎のばらつきを考慮し、いずれの機種や機械に対しても、適切にジャムを予測することが可能となる。
補正手段70は、記憶手段57に記憶されたデータに基づき、閾値を補正する。補正としては、例えば設定した閾値が小さく、頻繁に閾値以上となる場合、閾値を大きくする補正が考えられる。そのとき、経過時間、印刷枚数、走行距離のいずれもが充分に小さい場合、設定した閾値を超えたものの中で最も大きいものより大きい閾値に補正することができる。なお、これは一例であるので、これに限られるものではない。
補正手段70は、補正した閾値に変更するように、変更手段71に対して指示する。変更手段71は、この指示を受けて、補正手段70により補正された閾値に変更する。
また、補正手段70は、変更された閾値により取得すべきデータが変更された場合、記憶手段57に記憶されたデータに対して補正を行う。例えば、変更された閾値により、記憶されたデータが不要になった場合、当該データを削除する処理を行う。また、データの一部の情報が不要等、補正が必要な場合、データに対して補正処理を行い、データを変更する。なお、補正手段70は、補正が不要な場合、何もしない。
一次記憶手段72は、トルク計測手段52により取得されたトルク情報を記憶する。トルク情報は、上述した任意の区間での平均のトルク値、または予め決められたタイミングのトルク値を採用することができる。
記憶処理手段73は、一次記憶手段72に記憶されたトルク情報から、トルク値の特徴を表す特徴量を算出し、記憶手段57に記憶されたトルク情報を削除し、算出した特徴量を記憶させる。すなわち、記憶処理手段73は、トルク情報を特徴量に置換する。このため、この例では、記憶手段57が二次記憶手段となる。
特徴量は、トルク値の平均値、最小値、最大値、標準偏差、周期成分等が挙げられる。周期成分は、PWM等である。特徴量を記憶させることで、トルク情報を1つずつ記憶させる必要がなくなるので、記憶するデータ量を減らすことができる。
これまで本発明を、搬送装置、情報の取得方法およびプログラムとして上述した実施の形態をもって説明してきた。しかしながら、本発明は上述した実施の形態に限定されるものではなく、他の実施の形態、追加、変更、削除など、当業者が想到することができる範囲内で変更することができるものである。また、いずれの態様においても本発明の作用・効果を奏する限り、本発明の範囲に含まれるものである。
したがって、上記のプログラムが記録された記録媒体、上記のプログラムが格納され、ダウンロード要求を受けて提供するサーバ装置等を提供することができるものである。
10…ADF
11…画像読取部
12…画像形成部
13…給紙トレイ
14…排紙トレイ
15…操作部
20…感光体ドラム
21…帯電装置
22…レーザ光学系
23…現像装置
24…中間転写ベルト
25…一次転写ローラ
26…二次転写ローラ
27…定着装置
28…搬送ローラ
30、31…用紙通過センサ
32、33…温度センサ
34…トルクセンサ
40…コントローラ
41…ROM
42…RAM
43…インタフェースI/0
44…駆動制御部
45…センサ制御部
46…記憶装置
47…記憶装置制御部
48…通信制御部
50…加圧部材
51…駆動手段
52…トルク計測手段
53…温度計測手段
54…媒体通過検出手段
55…判定手段
56…取得手段
57…記憶手段
60…加熱源
61…加熱ベルト
62…加圧ローラ
63…モータ
64…用紙
70…補正手段
71…変更手段
72…一時記憶手段
73…記憶処理手段
74…入力受付手段
特開2017-107143号公報

Claims (13)

  1. 媒体を搬送する搬送装置であって、
    前記媒体を搬送するための回転体と、
    前記回転体に駆動力を与えて回転させる駆動手段と、
    前記駆動手段が前記回転体に与えた駆動力を計測する計測手段と、
    計測された前記駆動力に応じて、前記回転体による媒体搬送の異常を予測するために取得すべき情報の項目および頻度の少なくとも1つを切り替えるか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段の判定結果に応じた項目の情報を該判定結果に応じた頻度で取得する取得手段と
    前記判定手段が判定する際に用いる判定条件を変更する変更手段と
    を含む、搬送装置。
  2. 媒体を搬送する搬送装置であって、
    前記媒体を搬送するための回転体と、
    前記回転体に駆動力を与えて回転させる駆動手段と、
    前記駆動手段が前記回転体に与えた駆動力を計測する計測手段と、
    計測された前記駆動力に応じて、前記回転体による媒体搬送の異常を予測するために取得すべき情報の項目および頻度の少なくとも1つを切り替えるか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段の判定結果に応じた項目の情報を該判定結果に応じた頻度で取得する取得手段と、
    前記頻度で取得された前記項目の情報を記憶する記憶手段と、
    前記計測手段により計測された前記駆動力の情報を記憶する第2の記憶手段と、
    前記第2の記憶手段に記憶された前記駆動力の情報から該駆動力の情報の特徴を表す特徴量を算出し、前記記憶手段に記憶された前記項目の情報の中の前記駆動力の情報を前記特徴量に置換する記憶処理手段と
    を含む搬送装置。
  3. 前記判定手段が判定する際に用いる判定条件を変更する変更手段を含む、請求項に記載の搬送装置。
  4. 変更された前記判定条件に基づき、前記取得手段により取得された情報を変更または削除する補正手段を含む、請求項またはに記載の搬送装置。
  5. 前記変更手段は、搬送装置の機種または個々の搬送装置を示す機械毎に前記判定条件を変更する、請求項またはに記載の搬送装置。
  6. 前記計測手段は、前記駆動力として、前記駆動手段に与える電圧値、電流値、制御信号の信号値、これらを駆動力に換算した値のいずれか1つまたは2つ以上を計測する、請求項1~5のいずれか1項に記載の搬送装置。
  7. 前記取得手段は、前記項目の情報として、前記駆動力の情報、前記判定結果の結果情報、前記媒体に関する情報のいずれか1つまたはその両方を取得する、請求項1~6のいずれか1項に記載の搬送装置。
  8. 前記回転体による搬送により前記媒体が通過する時間を計測する第2の計測手段、前記回転体の表面温度を計測する第3の計測手段のいずれか1つまたはその両方を含み、
    前記判定手段は、計測された前記駆動力と、計測された前記媒体が通過する時間もしくは計測された前記表面温度またはその両方とに応じて、前記項目および頻度の少なくとも1つを切り替えるか否かを判定する、請求項1~のいずれか1項に記載の搬送装置。
  9. 前記取得手段は、前記項目の情報として、前記駆動力の情報、前記判定結果の結果情報、前記媒体に関する情報、前記媒体が通過する時間の情報、前記表面温度の情報のいずれか1つまたは2つ以上を取得する、請求項に記載の搬送装置。
  10. 前記判定手段は、前記計測手段により計測された一定期間の駆動力の平均値、前記計測手段により予め決められたタイミングで計測された駆動力の値、予め決められた期間内に前記計測手段により計測された駆動力の値のいずれか1つまたは2つ以上を組み合わせたものを用いて判定する、請求項1~のいずれか1項に記載の搬送装置。
  11. 媒体を搬送するための回転体と、前記回転体に駆動力を与えて回転させる駆動手段とを含む搬送装置の情報を取得する方法であって、
    計測手段により前記駆動手段が前記回転体に与えた駆動力を計測するステップと、
    計測された前記駆動力に応じて、前記回転体による媒体搬送の異常を予測するために取得すべき情報の項目および頻度の少なくとも1つを切り替えるか否かを判定するステップと、
    前記判定するステップの判定結果に応じた項目の情報を該判定結果に応じた頻度で取得するステップと
    入力された変更指令に従って、前記判定するステップで判定する際に用いる判定条件を変更するステップと
    を含む、方法。
  12. 媒体を搬送するための回転体と、前記回転体に駆動力を与えて回転させる駆動手段とを含む搬送装置の情報を取得する方法であって、
    計測手段により前記駆動手段が前記回転体に与えた駆動力を計測するステップと、
    計測された前記駆動力の情報を第2の記憶手段に記憶するステップと、
    計測された前記駆動力に応じて、前記回転体による媒体搬送の異常を予測するために取得すべき情報の項目および頻度の少なくとも1つを切り替えるか否かを判定するステップと、
    前記判定するステップの判定結果に応じた項目の情報を該判定結果に応じた頻度で取得するステップと、
    前記頻度で取得された前記項目の情報を記憶手段に記憶するステップと、
    前記第2の記憶手段に記憶された前記駆動力の情報から該駆動力の情報の特徴を表す特徴量を算出し、前記記憶手段に記憶された前記項目の情報の中の前記駆動力の情報を前記特徴量に置換するステップと
    を含む、方法。
  13. 請求項11または12に記載の方法に含まれる各ステップをコンピュータに実行させるためのプログラム。
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