[実施形態]
本実施形態に係る閲覧支援システムは、家電、ガス器具および水道器具などの機器や駐車場、水道設備および電気設備などの設備のような製品(以下、「製品」という。)に関する取扱説明書や製品紹介のWebページなどの製品に関連する情報を、ユーザ端末において閲覧しやすくする。閲覧対象の製品は、ユーザが個別に登録した製品、あるいはユーザが入居したマンションに付属する製品である。
図1は、閲覧支援システムの構成例を示す図である。
ユーザ端末100a〜100c等は、インターネットに接続する機能およびWebブラウザの機能を備えている。ユーザ端末100a〜100c等をまとめて言うときや特に区別しないときには「ユーザ端末100」と総称する。以下では、ユーザ端末100がスマートフォンであるものとして説明する。但し、ユーザ端末100は、スマートフォン以外の携帯電話端末、タブレット端末やパーソナルコンピュータなどでもよい。なお、実施形態では、スマートフォンにおけるネイティブアプリ方式のように、ユーザ端末100がアプリケーションプログラムで動作することを想定している。
インターネットには、例えば製品のメーカーのWebサイトを提供するWebサーバ300a〜300cが接続されている。Webサイト300a〜300c等をまとめて言うときや特に区別しないときには「Webサイト300」と総称する。メーカーのWebサイトでは、例えば製品の取扱説明書や製品紹介のWebページが公開される。ユーザは、ユーザ端末100によって製品に関連する情報を閲覧することができる。つまり、ユーザ端末100は、Webサーバ300において製品の取扱説明書や製品紹介のWebページが格納されているURL(Uniform Resource Locator)にアクセスして、製品の取扱説明書や製品紹介のWebページを表示することできる。製品の取扱説明書や製品紹介のWebページは、製品に関連する情報(以下、「製品関連情報」という。)の例である。
製品管理サーバ200は、インターネットに接続している。ユーザは、製品管理サーバ200における閲覧支援サービスを利用するためのスマートフォンアプリを、ユーザ端末100にダウンロードする。スマートフォンアプリにおいてユーザが閲覧対象とする製品を登録すると、製品管理サーバ200は、ユーザ端末100においてユーザによって登録された製品(以下、「登録製品」という。)に関する取扱説明書のURLや製品紹介のWebページのURLを提供する。スマートフォンアプリは、提供されたURLにアクセスして、取扱説明書や製品紹介のWebページなどのコンテンツデータを取得して、ユーザ端末100のディスプレイにこれらの製品関連情報を表示する。このようにすれば、ユーザが取扱説明書や製品紹介のWebページを探索する労力が軽減され、これらの製品関連情報を簡単に閲覧できるようになる。また、本実施形態では、ユーザが入居したマンションを登録すると、それに連動してマンションに付属する製品を自動的に一括登録する機能も実現する。
以下、図2から図10に関連して、スマートフォンアプリのユーザインターフェース、各種データの構造および閲覧支援システムにおける動作概要について説明する。
図2は、初期状態のメイン画面の例を示す図である。
ユーザ端末100にダウンロードされたスマートフォンアプリをユーザが起動させると、図2に示した初期状態のメイン画面が表示される。図5や図9に関連して後述するように、メイン画面は、登録製品やマンションをユーザが確認して、関連情報を表示させる製品またはマンションを選択するための画面である。初期状態では、製品もマンションも登録されていないので、製品およびマンションに関して何も表示されない。
メイン画面は、認証コード入力ボタン402および製品登録ボタン404を含む。ユーザがマンションを登録しようとする場合には、認証コード入力ボタン402をタッチする。認証コード入力ボタン402がタッチされると、認証コード入力画面に遷移する。認証コード入力画面では、入居者を認証するための認証コードが受け付けられる。認証コード入力画面については、図7に関連して後述する。
ユーザが個別に製品を登録しようとする場合には、製品登録ボタン404をタッチする。ユーザは、自らが所有する製品や購入を検討している製品などを登録する。以下では、ユーザがカメラおよびテレビを登録する例を示す。製品登録ボタン404がタッチされると、製品検索画面に遷移する。
図3は、製品検索画面の例を示す図である。
製品検索画面は、製品管理サーバ200における製品検索の機能を利用して、ユーザが登録しようとしている製品を特定するための画面である。製品検索画面には、製品コード入力領域410、候補リスト表示領域412およびソフトキーボード414が含まれる。製品コード入力領域410は、製品コードを示す文字または数字の列を入力するための領域である。候補リスト表示領域412は、選択候補の製品コードが並べられた候補リストを表示するための領域である。ソフトキーボード414の文字や数字のキーがタッチされると、タッチされたキーに対応する文字や数字が製品コード入力領域410に入力される。
製品コードは、製品名および/または製品番号である。製品名のみが使用される製品については、製品名が製品コードとして用いられる。製品番号のみが使用される製品については、製品番号が製品コードとして用いられる。製品名と製品番号が使用される製品については、製品名と製品番号が製品コードとして用いられる。製品検索画面において製品名あるいは製品番号のいずれを入力しても、製品を検索することができる。
ソフトキーボード414のキーにタッチして文字や数字を製品コード入力領域410に入力する度に、入力されている文字または数字の列が製品管理サーバ200へ送信される。製品管理サーバ200は、内部に保持している製品コードの中から、受信した文字または数字の列と完全一致または部分一致する製品コードを抽出して、抽出した製品コードとその製品コードに対応する製品IDの組を並べた候補リストを生成する。製品IDは、閲覧支援システムにおいて各製品を識別するために、製品毎に一意に割り振られている値である。生成された候補リストは、ユーザ端末100へ送られる。ユーザ端末100は、受信した候補リストに含まれる製品コードを候補リスト表示領域412に表示する。候補リストに含まれる製品IDは、表示されない。
ユーザは、候補リストに含まれる製品コードのいずれかにタッチすることによって、登録製品を選択する。つまり、候補リスト表示領域412においてタッチされた製品コードの製品が登録される。
この例は、ユーザが製品番号「ABC−123」のカメラを登録しようとして、「ABC−1」と入力した時点における表示を示している。製品管理サーバ200において、「ABC−1」と部分一致する「ABC−123」「ABC−124」および「ABC−125」の製品コードが抽出され、ユーザ端末100において候補リストとして表示される。ユーザが、製品コード「ABC−123」にタッチすれば、所望のカメラが閲覧対象として登録される。また、この操作手順に従って、ユーザが製品番号「STU−456」のテレビも登録したものとする。
登録された製品は、登録製品リスト(不図示)において管理される。登録製品リストには、登録された製品の製品IDが設定される。つまり、登録製品は、登録製品リストに設定されている製品IDによって特定される。この例では、カメラの製品ID「0123456789」とテレビの製品ID「0022446688」が登録製品リストに設定されたものと想定する。なお、ユーザが個別に登録した製品に関しては、属性として「ユーザ登録製品」が設定される。登録製品リストは、ユーザ端末100または製品管理サーバ200において管理される。本実施形態では、ユーザ端末100において登録製品リストを管理する。製品管理サーバ200において登録製品リストを管理する例については、変形例2において説明する。
メイン画面を表示する段階で登録製品リストに製品IDが設定されていれば、ユーザ端末100は、製品管理サーバ200から製品IDに対応する製品管理データおよび製品画像ファイルを取得する。この例では、カメラの製品ID「0123456789」に対応するカメラの製品管理データおよびカメラの製品画像ファイルを取得し、更にテレビの製品ID「0022446688」に対応するテレビの製品管理データおよびテレビの製品画像ファイルを取得する。このように本実施形態では、メイン画面を表示する段階でその都度製品管理データおよび製品画像ファイルを製品管理サーバ200から取得する。但し、別の方式として、一度取得した製品管理データおよび製品画像ファイルをユーザ端末100に保持しておき、次にメイン画面を表示するときには、ユーザ端末100内に保持している製品管理データおよび製品画像ファイルを用いるようにしてもよい。ユーザ端末100において製品管理データおよび製品画像ファイルを保持する例については、変形例1で説明する。
図4は、製品管理データの例を示す図である。図4に例示した製品管理データは、カメラに関するものである。カメラ以外の製品、例えばテレビに関する製品管理データの場合にも、同様の構成を有する。
製品管理データは、製品ID、製品コード、製品画像ファイル、メーカー名および製品関連情報毎のコンテンツ種別とURLの組を有する。この例は、登録製品であるカメラに関する。具体的には、製品コード「ABC−123」の製品が、製品ID「0123456789」で識別され、メーカー「ABC工業」によって販売されていることを示している。製品画像ファイル「ABC−123.png」が付属していることも示している。更に、この製品(カメラ)に関して「取扱説明書」のコンテンツがURL「https://abc.jp/m/123.pdf」から取得でき、更に製品を紹介する「公式サイト」のコンテンツがURL「https://abc.jp/p/123.html」から取得できることを示している。「取扱説明書」のURLは、ドメイン名が「abc.jp」であるメーカーのWebサイトのWebサーバ300に「取扱説明書」のファイル「123.pdf」が格納されていることを想定している。つまり、「取扱説明書」を閲覧する場合には、メーカーのWebサイトのWebサーバ300にアクセスする。但し、「取扱説明書」のファイルを製品管理サーバ200で保持するようにしてもよい。その場合には、「取扱説明書」のURLは、製品管理サーバ200のドメイン名「xyz.jp」を含み、ユーザ端末100は、製品管理サーバ200にアクセスして「取扱説明書」のファイルを取得して、「取扱説明書」を表示する。上述の「公式サイト」のURLは、メーカーのWebサイトのWebサーバ300に、製品を紹介するWebページのHTML(HyperText Markup Language)ファイル「123.html」が格納されていることを想定している。
図5は、製品が登録された状態のメイン画面の例を示す図である。
この例は、製品番号「ABC−123」のカメラと製品番号「STU−456」のテレビを登録した状態を示している。図示するように、各登録製品に対応する製品画像表示領域406および製品コード表示領域408がメイン画面に設けられる。
製品画像表示領域406aには、カメラの製品画像ファイル「ABC−123.png」から展開されたカメラの画像が表示される。製品コード表示領域408aには、カメラの製品コード「ABC−123」が表示される。製品画像表示領域406bには、テレビの製品画像ファイルから展開されたテレビの画像が表示される。また、製品コード表示領域408bには、テレビの製品コード「STU−456」が表示される。
ここでは、製品コードとして製品番号が表示される例を示したが、製品名が使用される製品の場合には、製品コード表示領域408に製品名が表示される。また、製品名および製品番号が使用される製品の場合には、製品コード表示領域408に製品名および製品番号が表示される。
ユーザが製品画像表示領域406または製品コード表示領域408にタッチすると、その製品に関する製品画面に遷移する。ここでは、カメラの製品画像表示領域406aまたは製品コード表示領域408aがタッチされたものと想定して説明を続ける。
図6は、製品画面の例を示す図である。
この例は、図5に示したカメラの製品画像表示領域406aまたは製品コード表示領域408aがユーザによってタッチされた場合に表示されるカメラの製品画面である。製品画面は、ユーザが、登録製品に関する製品関連情報の閲覧を指示したり、製品記録の参照や編集を指示したりするための画面である。製品画面は、製品管理データに基づいて表示される。製品記録は、ユーザが備忘録として任意に書き込む記録である。なお、製品記録の詳細については、後述する。
製品画面は、製品コード表示領域416、製品画像表示領域418、製品関連情報メニュー420および製品記録メニュー422を含む。この例で、製品コード表示領域416には、カメラの製品コード「ABC−123」が表示され、製品画像表示領域418には、カメラの製品画像ファイル「ABC−123.png」から展開されたカメラの製品画像が表示される。
製品関連情報メニュー420の項目には、製品管理データに設定されているコンテンツ種別が表示される。この例では、「取扱説明書」と「公式サイト」の項目が表示される。ユーザが製品関連情報メニュー420の項目「取扱説明書」にタッチすると、コンテンツ種別「取扱説明書」に対応するURL「https://abc.jp/m/123.pdf」から得られるPDF(Portable Document Format)ファイル「123.pdf」を展開した文書画像が表示される。ユーザが製品関連情報メニュー420の項目「公式サイト」にタッチすると、コンテンツ種別「公式サイト」に対応するURL「https://abc.jp/p/123.html」から得られるHTMLファイル「123.html」を展開したWebページが表示される。
製品記録メニュー422には、各製品において共通の所定項目が表示される。この例における所定項目は、「購入日」と「自由欄」である。これらの項目の内容は、ユーザが任意に編集して残すことができる。ユーザが編集した内容は、製品記録としてユーザ端末100において保持される。ユーザ端末100には、登録製品毎に製品記録を保存する領域が設けられる。製品記録は、製品IDに対応付けられた「購入日」のフィールドと「自由欄」のフィールドを含む。「購入日」のフィールドには日付データが設定され、「自由欄」のフィールドには文字列データが設定される。
ユーザが、製品記録メニュー422の項目「購入日」にタッチすると、製品記録の「購入日」のフィールドに設定されている日付を表示する購入日画面に切り替わる。日付が未設定であれば、購入日画面に日付は表示されない。購入日画面で、ユーザが日付を編集すると、編集した日付が製品記録の「購入日」のフィールドに書き込まれる。例えば、購入日画面においてカメラの購入日として日付「2019/1/5」を入力すると、製品ID「0123456789」に対応する製品記録の「購入日」のフィールドに日付「2019/1/5」が書き込まれる。次回カメラの製品画面においてユーザが「購入日」の項目をタッチしたときには、カメラの購入日として日付「2019/1/5」が表示される。
ユーザが、製品記録メニュー422の項目「自由欄」にタッチすると、製品記録の「自由欄」のフィールドに設定されている文字列を表示する自由欄画面に切り替わる。文字列が未設定であれば、自由欄画面に文字列は表示されない。自由欄画面で、ユーザが文字列を編集すると、編集した文字列が製品IDに対応する製品記録の「自由欄」のフィールドに書き込まれる。例えば、自由欄画面においてカメラに関するメモとして文字列「家族用」と入力すると、製品ID「0123456789」に対応する製品記録の「自由欄」のフィールドに文字列「家族用」が書き込まれる。次回カメラの製品画面においてユーザが「自由欄」の項目をタッチしたときには、カメラに関するメモとして文字列「家族用」が表示される。
ユーザが取消ボタン423にタッチすると、この製品画面の製品の登録は抹消される。例えば、カメラの製品画面で取消ボタン423がタッチされると、登録製品リストからカメラの製品IDが消される。そして、次回メイン画面を表示するときに、カメラの製品画像表示領域406aおよび製品コード表示領域408aは表示されない。
ここから、ユーザが入居したマンションを登録する操作について説明する。ユーザがマンションを登録する場合には、入居者を認証するための認証コードを入力する必要がある。認証コードによる入居者の認証を受ければ、マンションに関連する情報(以下、「マンション関連情報」という。)を閲覧でき、更にマンションに付属する製品を一括して登録することができる。したがって、マンションを登録すれば、マンションに付属する製品に関連する情報をすぐに閲覧できるようになる。
認証コードは、製品管理サーバ200で保持されている入居者認証データによって管理される。入居者認証データでは、マンションIDと室番号の組み合わせに対して一意の認証コードが設定されている。例えば、ユーザが入居したマンション「いろはメゾン」を識別するマンションIDが「0000000001」であって、ユーザが入居した部屋の室番号が「201」であれば、マンションID「0000000001」と室番号「201」の組に対応付けて、この部屋の入居者を認証するための認証コード「4967121025」が設定されている。そして、ユーザには、デベロッパーまたは製品管理サーバ200の運営者から認証コード「4967121025」が伝えられる。部屋毎に異なる認証コードを設定すれば、部屋によって付属する製品が違っていても対応できる。つまり、付属製品の登録に関して過不足が生じない。但し、部屋によって付属する製品が同じであれば、各部屋において共通の認証コードを設定してもよい。その場合には、入居者認証データで、マンションIDに対して一意の認証コードを設定する。そして、いずれの部屋に入居したユーザも同じ認証コードを用いることになる。
ユーザが、メニュー画面(図2参照)の認証コード入力ボタン402にタッチすると、認証コード入力画面に遷移する。個別の製品登録が既に行われた状態であっても、あるいは未だ行われていない状態であっても、認証コード入力ボタン402のタッチは受け付けられる。つまり、マンションの登録はいつでも可能である。
図7は、認証コード入力画面の例を示す図である。
認証コード入力画面は、ユーザ操作によって入力される認証コードを受け付けるための画面である。認証コード入力画面は、認証コード入力領域424、送信ボタン426およびソフトキーボード414を含む。認証コード入力領域424は、認証コードを入力するための領域である。送信ボタン426は、ユーザが認証コードの送信を指示するためのボタンである。この例で、ユーザがソフトキーボード414を操作して認証コード「4967121025」を認証コード入力領域424に入力し、送信ボタン426にタッチすると、認証コード「4967121025」が製品管理サーバ200へ送信される。
製品管理サーバ200は、認証コードを受信すると、入居者認証データに基づいて入居者認証を行う。入居者認証データに、受信した認証コードと一致する認証コードが含まれていれば、入居者認証が成功する。入居者認証データに、受信した認証コードと一致する認証コードが含まれていなければ、入居者認証が失敗する。入居者認証が失敗した場合には、マンションの登録は行われない。入居者認証が成功した場合には、入居者認証データにおいて認証コードに対応付けられているマンションIDをユーザ端末100へ送信する。この例では、認証コード「4967121025」に対応するマンションID「0000000001」がユーザ端末100へ送信される。
ユーザ端末100は、受信したマンションIDを登録マンションリスト(不図示)に加える。つまり、登録されたマンションは、登録マンションリストにおいて管理される。この例では、マンションID「0000000001」が登録マンションリストに設定される。登録マンションリストのマンションIDは、メイン画面の表示処理においてマンション管理データを取得するときに使用される。つまり、ユーザ端末100は、マンションIDに対応するマンション管理データを取得できるようになる。登録マンションリストは、ユーザ端末100または製品管理サーバ200において管理される。本実施形態では、ユーザ端末100において登録マンションリストを管理する。登録マンションリストを製品管理サーバ200で管理する例については、変形例2において説明する。
更に、製品管理サーバ200は、マンションに付属する製品の製品IDをユーザ端末100へ送信して、ユーザ端末100においてマンションに付属する製品の登録を行う。マンションに付属する製品は、製品管理サーバ200で保持する付属製品リストで管理されている。具体的には、付属製品リストにおいて、マンションIDと室番号の組に対応付けてマンションに付属する製品の製品IDが設定されている。マンションの部屋にインターフォンとガスコンロが付属していれば、付属製品リストには、マンションID「0000000001」と室番号「201」の組に対応付けてインターフォンの製品ID「1133557799」とガスコンロの製品ID「9876543210」が設定されている。インターフォンの製品ID「1133557799」とガスコンロの製品ID「9876543210」は、ユーザ端末100で保持する登録製品リストに追加される。マンションの付属製品として一括登録された製品に関しては、属性として「マンション付属登録」とマンションID「0000000001」が設定される。
メイン画面(図5参照)を表示する段階で登録マンションリストにマンションIDが設定されていれば、ユーザ端末100は、製品管理サーバ200からマンションIDに対応するマンション管理データおよびマンション画像ファイルを取得する。この例では、マンションID「0000000001」に対応するマンション管理データとマンション画像ファイルを取得する。このように本実施形態では、メイン画面を表示する段階でその都度マンション管理データおよびマンション画像ファイルを製品管理サーバ200から取得する。但し、別の方式として、一度取得したマンション管理データおよびマンション画像ファイルをユーザ端末100に保持しておいて、次にメイン画面を表示するときには、ユーザ端末100に保持しているマンション管理データおよびマンション画像ファイルを用いるようにしてもよい。ユーザ端末100においてマンション管理データおよびマンション画像ファイルを保持する例については、変形例1で説明する。
図8は、マンション管理データの例を示す図である。
マンション管理データは、マンションID、マンション名、マンション画像ファイル、デベロッパー名およびマンション関連情報毎のコンテンツ種別とURLの組を有する。この例は、マンション名「いろはメゾン」のマンションが、マンションID「0000000001」で識別され、デベロッパー「いろは不動産」によって販売されたことを示している。マンション画像ファイル「iroha−123.png」が付属していることも示している。更に、このマンションに関して「物件概要」のコンテンツがURL「https://xyz.jp/m/iroha.html」から取得でき、「設備説明」のコンテンツがURL「https://xyz.jp/f/iroha.pdf」から取得できることを示している。
「物件概要」のURLは、ドメイン名が「xyz.jp」である製品管理サーバ200に「物件概要」のWebページが設けられていることを想定している。つまり、「物件概要」のWebページを閲覧する場合には、製品管理サーバ200にアクセスする。但し、「物件概要」のWebページをデベロッパーのWebサイトのWebサーバ300に設けてもよい。その場合には、デベロッパーのWebサイトのWebサーバ300にアクセスして「物件概要」のWebページを表示する。「設備説明」のコンテンツについても、製品管理サーバ200に格納されていることを想定しているが、デベロッパーのWebサイトのWebサーバ300に格納しておいてもよい。
図9は、マンションが登録された状態のメイン画面の例を示す図である。
この例は、ユーザが入居したマンションを登録し、更にマンションに付属する製品としてインターフォンとガスコンロが一括して自動的に登録された状態を示している。図示するように、登録したマンションに対応するマンション画像表示領域428およびマンション名表示領域430がメイン画面に設けられている。マンションに付属する製品についても、製品画像表示領域406および製品コード表示領域408が設けられる。この例では、マンション画像表示領域428およびマンション名表示領域430の下に、属性が「マンション付属登録」である各製品の製品画像表示領域406および製品コード表示領域408が表示される。
マンション画像表示領域428およびマンション名表示領域430を含むマンションの帯と製品画像表示領域406および製品コード表示領域408を含む製品の帯が並ぶ領域は、全体としてスクロールが可能であり、属性が「マンション付属登録」である製品の帯の下には、属性が「ユーザ登録製品」である製品の帯が配置されている。つまり、複数の帯が並ぶ領域を全体として上方向へスクロールさせれば、図5に示したカメラの製品画像表示領域406aおよび製品コード表示領域408aを含む帯と、テレビの製品画像表示領域406bおよび製品コード表示領域408bを含む帯とが下方から出現する。
マンション画像表示領域428には、マンション画像ファイルから展開されたマンションの画像が表示される。マンション名表示領域430には、マンション名「いろはメゾン」が表示される。製品画像表示領域406cには、インターフォンの製品画像ファイルから展開されたインターフォンの画像が表示され、製品コード表示領域408cには、インターフォンの製品コード「PQR−789」が表示される。また、製品画像表示領域406dには、ガスコンロの製品画像ファイルから展開されたガスコンロの画像が表示され、製品コード表示領域408dには、ガスコンロの製品コード「XYZ−007」が表示される。なお、ユーザ端末100は、インターフォンおよびガスコンロについても、ユーザが個別に登録した製品の場合と同様に、製品管理データを製品管理サーバ200から取得する。
図5に関連して説明した通り、マンションに付属する製品についても、製品画像表示領域406または製品コード表示領域408がユーザによってタッチされると、その製品に関する製品画面に遷移する。つまり、ユーザがインターフォンの製品画像表示領域406cまたは製品コード表示領域408cをタッチすると、インターフォンの製品画面に切り替わる。また、ユーザがガスコンロの製品画像表示領域406dまたは製品コード表示領域408dをタッチすると、ガスコンロの製品画面に切り替わる。インターフォンの製品画面とガスコンロの製品画面については、個別に登録した製品の場合と同様である。
ユーザがマンション画像表示領域428またはマンション名表示領域430にタッチすると、そのマンションに関するマンション画面に遷移する。ここでは、マンション画像表示領域428またはマンション名表示領域430がタッチされたものと想定して説明を続ける。
図10は、マンション画面の例を示す図である。
この例は、図9に示したマンション画像表示領域428またはマンション名表示領域430がユーザによってタッチされた場合に表示されるマンション画面である。マンション画面は、ユーザが、マンションに関するマンション関連情報の閲覧を指示するための画面である。マンション画面は、マンション管理データに基づいて表示される。
マンション画面は、マンション名表示領域432、マンション画像表示領域434、マンション関連情報メニュー436および取消ボタン438を含む。マンション名表示領域432には、マンション名「いろはメゾン」が表示され、マンション画像表示領域434には、マンション画像ファイル「iroha.png」から展開されたマンション画像が表示される。
マンション関連情報メニュー436には、マンション管理データに設定されているコンテンツ種別が表示される。この例では、「物件概要」と「設備説明」の項目が表示される。ユーザがマンション関連情報メニュー436の項目「物件概要」にタッチすると、コンテンツ種別「物件概要」に対応するURL「https://xyz.jp/m/iroha.html」から得られるHTMLファイル「iroha.html」を展開したWebページが表示される。ユーザがマンション関連情報メニュー436の項目「設備説明」にタッチすると、コンテンツ種別「設備説明」に対応するURL「https://xyz.jp/f/iroha.pdf」から得られるPDFファイル「iroha.pdf」を展開した文書画像が表示される。
ユーザが取消ボタン438にタッチすると、このマンション画面のマンションの登録は抹消される。更に、このマンションに付属する製品の登録も抹消される。例えば、マンション「いろはメゾン」のマンション画面で取消ボタン438がタッチされると、登録マンションリストからマンション「いろはメゾン」のマンションIDが消される。そして、次回メイン画面を表示するときに、マンション「いろはメゾン」に関するマンション画像表示領域428およびマンション名表示領域430は表示されない。また、登録製品リストからインターフォンの製品IDとガスコンロの製品IDが消される。そして、次回メイン画面を表示するときに、インターフォンの製品画像表示領域406cおよび製品コード表示領域408cと、ガスコンロの製品画像表示領域406dおよび製品コード表示領域408dは表示されない。以上で、スマートフォンアプリのユーザインターフェース、各種データの構造および閲覧支援システムにおける動作概要についての説明を終える。
続いて、閲覧支援システムにおける処理の詳細について説明する。
閲覧支援システムに含まれるユーザ端末100および製品管理サーバ200の各構成要素は、CPU(Central Processing Unit)および各種コプロセッサなどの演算器、メモリやストレージといった記憶装置、それらを連結する有線または無線の通信線を含むハードウェアと、記憶装置に格納され、演算器に処理命令を供給するソフトウェアによって実現される。コンピュータプログラムは、デバイスドライバ、オペレーティングシステム、それらの上位層に位置する各種アプリケーションプログラム、また、これらのプログラムに共通機能を提供するライブラリによって構成されてもよい。以下に説明する各ブロックは、ハードウェア単位の構成ではなく、機能単位のブロックを示している。
図11および図12は、ユーザ端末100の機能ブロック図である。
図11は、ユーザインターフェース処理部102の詳細を示す。図12は、通信部104、データ処理部106およびデータ格納部108の詳細を示す。
ユーザ端末100は、ユーザインターフェース処理部102、通信部104、データ処理部106およびデータ格納部108を含む。
ユーザインターフェース処理部102は、タッチパネルなどの入力デバイスを介してユーザからの操作を受け付けるほか、画像表示や音声出力など、ユーザインターフェースに関する処理を担当する。通信部104は、インターネットを介して製品管理サーバ200およびWebサーバ300との通信処理を担当する。データ格納部108は、各種データを格納する。データ処理部106は、通信部104により取得されたデータ、ユーザインターフェース処理部102を介して入力された操作指示およびデータ格納部108に格納されているデータに基づいて各種処理を実行する。データ処理部106は、通信部104、ユーザインターフェース処理部102およびデータ格納部108のインタフェースとしても機能する。データ格納部108は、スマートフォンアプリや上述したデータなどの各種データを格納する。
図11に示すように、ユーザインターフェース処理部102は、ユーザからの入力を受け付ける入力部110と、ユーザに対して画像や音声などの各種情報を出力する出力部130を含む。
出力部130は、メイン画面表示処理部132、製品検索画面表示処理部134、製品画面表示処理部136、製品関連情報表示処理部138、製品記録表示処理部139、認証コード入力画面表示処理部140、マンション画面表示処理部142およびマンション関連情報表示処理部144を含む。
メイン画面表示処理部132は、メイン画面をユーザ端末100のディスプレイに表示する。製品検索画面表示処理部134は、製品検索画面をユーザ端末100のディスプレイに表示する。製品画面表示処理部136は、製品画面をユーザ端末100のディスプレイに表示する。製品関連情報表示処理部138は、製品関連情報をユーザ端末100のディスプレイに表示する。製品記録表示処理部139は、製品記録をユーザ端末100のディスプレイに表示する。認証コード入力画面表示処理部140は、認証コード入力画面をユーザ端末100のディスプレイに表示する。マンション画面表示処理部142は、マンション画面をユーザ端末100のディスプレイに表示する。マンション関連情報表示処理部144は、マンション関連情報をユーザ端末100のディスプレイに表示する。
入力部110は、メイン画面操作受付部112、製品検索画面操作受付部114、製品画面操作受付部116、製品記録編集受付部117、認証コード受付部118およびマンション画面操作受付部120を含む。
メイン画面操作受付部112は、メイン画面におけるユーザ操作を受け付ける。製品検索画面操作受付部114は、製品検索画面におけるユーザ操作を受け付ける。製品画面操作受付部116は、製品画面におけるユーザ操作を受け付ける。製品記録編集受付部117は、製品記録の編集を受け付ける。認証コード受付部118は、ユーザ操作による認証コードの入力を受け付ける。マンション画面操作受付部120は、マンション画面におけるユーザ操作を受け付ける。
図12に示すように、データ処理部106は、マンション管理データ取得部170、製品管理データ取得部172、候補リスト取得部174、個別製品登録部176、登録マンションリスト更新部178、付属製品登録部180および登録抹消部182を含む。
マンション管理データ取得部170は、製品管理サーバ200からマンション管理データおよびマンション画像ファイルを取得する。製品管理データ取得部172は、製品管理サーバ200から製品管理データおよび製品画像ファイルを取得する。候補リスト取得部174は、製品管理サーバ200から候補リストを取得する。個別製品登録部176は、個別に登録された製品のための製品記録の領域を確保し、登録製品リストに製品IDを加える。登録マンションリスト更新部178は、登録マンションリストを更新する。付属製品登録部180は、マンションに付属する製品のための製品記録の領域を確保し、登録製品リストに製品IDを加える。登録抹消部182は、製品の登録およびマンションの登録を抹消する。
図12に示すように、通信部104は、データを送信する送信部150とデータを受信する受信部160を含む。
送信部150は、認証コード送信部152を含む。認証コード送信部152は、認証コードを製品管理サーバ200へ送信する。
受信部160は、マンションID受信部162および付属製品ID受信部164を含む。マンションID受信部162は、製品管理サーバ200からマンションIDを受信する。付属製品ID受信部164は、製品管理サーバ200から付属製品IDを受信する。
図12に示すように、データ格納部108は、登録製品リスト記憶部190、製品管理データ記憶部192、製品記録記憶部194、登録マンションリスト記憶部196およびマンション管理データ記憶部198を含む。
登録製品リスト記憶部190は、登録製品リストを記憶する。製品管理データ記憶部192は、製品管理サーバ200から取得した製品管理データおよび製品画像ファイルを記憶する。製品記録記憶部194は、製品記録を記憶する。登録マンションリスト記憶部196は、登録マンションリストを記憶する。マンション管理データ記憶部198は、製品管理サーバ200から取得したマンション管理データおよびマンション画像ファイルを記憶する。
ユーザ端末100の機能モジュールは、例えば製品管理サーバ200やスマートフォンアプリ配信サイトからダウンロードされたスマートフォンアプリを実行することによって実現される。あるいは、製品管理サーバ200に設けられるWebサイトから提供されるデータ(プログラムを含む。)とブラウザによって実現されてもよい。
図13は、製品管理サーバ200の機能ブロック図である。
製品管理サーバ200は、通信部204、データ処理部206およびデータ格納部208を含む。
通信部204は、インターネットを介してユーザ端末100およびWebサーバ300との通信処理を担当する。データ格納部208は各種データを格納する。データ処理部206は、通信部204により取得されたデータと、データ格納部208に格納されているデータに基づいて各種処理を実行する。データ処理部206は、通信部204およびデータ格納部208のインタフェースとしても機能する。
通信部204は、データを受信する受信部240と、データを送信する送信部230を含む。受信部240は、検索要求受信部242および認証コード受信部244を含む。
検索要求受信部242は、ユーザ端末100から検索要求を受信する。認証コード受信部244は、ユーザ端末100から認証コードを受信する。
送信部230は、候補リスト送信部232、マンションID送信部234および付属製品ID送信部236を含む。
候補リスト送信部232は、候補リストをユーザ端末100へ送信する。マンションID送信部234は、マンションIDをユーザ端末100へ送信する。付属製品ID送信部236は、付属製品IDをユーザ端末100へ送信する。
データ処理部206は、マンション管理データ提供部262、製品管理データ提供部264、製品検索部266、入居者認証処理部268および付属製品特定部270を含む。
マンション管理データ提供部262は、ユーザ端末100にマンション管理データを提供する。製品管理データ提供部264は、ユーザ端末100に製品管理データを提供する。製品検索部266は、検索要求に含まれる文字または数字の列をキーとして、製品管理データ記憶部282に記憶されている製品管理データに含まれる製品コードを検索する。入居者認証処理部268は、認証コードに基づいて入居者を認証する。付属製品特定部270は、マンションに付属する製品の製品IDを特定する。
データ格納部208は、製品管理データ記憶部282、マンション管理データ記憶部284、付属製品リスト記憶部286および入居者認証データ記憶部288を含む。
製品管理データ記憶部282は、製品管理データおよび製品画像ファイルのマスタを記憶する。マンション管理データ記憶部284は、マンション管理データおよびマンション画像ファイルのマスタを記憶する。付属製品リスト記憶部286は、付属製品リストを記憶する。入居者認証データ記憶部288は、入居者認証データを記憶する。
図14は、メイン処理過程のフローを示す図である。
スマートフォンアプリが起動されると、メイン画面表示処理部132は、図2、図5および図9に例示したメイン画面を表示する(S10)。以下、メイン画面を表示する処理について、詳述する。
登録マンションリストにマンションが登録されている場合、つまり登録マンションリスト記憶部196にマンションIDが記憶されている場合には、マンションに関する表示に用いるマンション管理データとマンション画像ファイルが必要となる。そのため、マンション管理データ取得部170は、マンション管理データ要求を製品管理サーバ200へ送信する。マンション管理データ要求には、登録マンションリスト記憶部196に記憶されているマンションIDが含まれる。
製品管理サーバ200の受信部240がマンション管理データ要求を受信すると、マンション管理データ提供部262は、マンション管理データ要求に含まれるマンションIDによってマンション管理データ記憶部284に記憶しているマンション管理データとそれに付属するマンション画像ファイルを特定する。そして、マンション管理データ提供部262は、製品管理サーバ200の送信部230からマンション管理データおよびマンション画像ファイルをユーザ端末100へ送信する。
ユーザ端末100のマンション管理データ取得部170は、受信部160を介してマンション管理データおよびマンション画像ファイルを取得し、マンション管理データ記憶部198に記憶する。メイン画面表示処理部132は、マンション画像ファイルから展開されたマンション画像をマンション画像表示領域428に表示し、マンション管理データに含まれるマンション名をマンション名表示領域430に表示する。
登録マンションリストにマンションが登録されていない場合、つまり登録マンションリスト記憶部196にマンションIDが記憶されていない場合には、メイン画面表示処理部132は、マンション画像とマンション名を表示しない。また、登録マンションリストに複数のマンションが登録されている場合、つまり登録マンションリスト記憶部196に複数のマンションIDが記憶されている場合には、上述の通りマンション管理データ取得部170は、各マンションIDに対応するマンション管理データとマンション画像ファイルを取得し、メイン画面表示処理部132は、各マンションIDに対応するマンション画像とマンション名を表示する。
また、登録製品リストに製品が登録されている場合、つまり登録製品リスト記憶部190に製品IDが記憶されている場合には、製品に関する表示に用いる製品管理データと製品画像ファイルが必要となる。そのため、製品管理データ取得部172は、製品管理データ要求を製品管理サーバ200へ送信する。製品管理データ要求には、登録製品リスト記憶部190に記憶されている製品IDが含まれる。
製品管理サーバ200の受信部240が製品管理データ要求を受信すると、製品管理データ提供部264は、製品管理データ要求に含まれる製品IDによって製品管理データ記憶部282に記憶している製品管理データとそれに付属する製品画像ファイルを特定する。そして、製品管理データ提供部264は、製品管理サーバ200の送信部230から製品管理データと製品画像ファイルをユーザ端末100へ送信する。
ユーザ端末100の製品管理データ取得部172は、受信部160を介して製品管理データと製品画像ファイルを取得し、製品管理データ記憶部192に記憶する。メイン画面表示処理部132は、製品画像ファイルから展開された製品画像を製品画像領域406に表示し、製品管理データに含まれる製品コードを製品コード表示領域408に表示する。
登録製品リストに製品が登録されていない場合、つまり登録製品リスト記憶部190に製品IDが記憶されていない場合には、メイン画面表示処理部132は、製品画像と製品コードを表示しない。また、登録製品リストに複数の製品が登録されている場合、つまり登録製品リスト記憶部190に複数の製品IDが記憶されている場合には、上述の通り製品管理データ取得部172は、各製品IDに対応する製品管理データと製品画像ファイルを取得し、メイン画面表示処理部132は、各製品IDに対応する製品画像と製品コードを表示する。
製品登録ボタンがユーザによってタッチされ、メイン画面操作受付部112が製品登録の指示を受け付けると(S12のY)、ユーザ端末100は、製品登録処理を実行する(S14)。製品登録処理については、図15に関連して後述する。
製品画像領域406または製品コード領域408がユーザによってタッチされ、メイン画面操作受付部112が製品の選択を受け付けると、選択された製品の製品IDを特定する(S16のY)。そして、ユーザ端末100は、製品関連閲覧処理を実行する(S18)。以下、製品関連閲覧処理の詳細について説明する。
製品画面表示処理部136は、製品IDに基づいて製品管理データを特定し、図6に例示した製品画面を表示する。具体的には、製品画面表示処理部136は、製品管理データに含まれる製品コードを製品コード表示領域416に表示する。製品画面表示処理部136は、製品管理データで特定される製品画像ファイルを展開して、製品画像を製品画像表示領域418に表示する。製品画面表示処理部136は、製品管理データに含まれる各コンテンツ種別を、製品関連情報メニュー420の項目として表示する。更に、製品画面表示処理部136は、製品記録メニュー422の所定項目として「購入日」と「自由欄」を表示する。
製品関連情報メニュー420のいずれかの項目がユーザによってタッチされ、製品画面操作受付部116が製品関連情報メニュー420の項目の選択を受け付けると、製品関連情報表示処理部138は、製品管理データにおいて、選択された項目に相当するコンテンツ種別に対応付けられているURLを読み取り、そのURLにアクセスしてコンテンツを表示する。選択された項目が「取扱説明書」であれば、製品関連情報表示処理部138は、取扱説明書画面を表示する。選択された項目が「公式サイト」であれば、製品関連情報表示処理部138は、公式サイト画面を表示する。URLがPDFファイルの格納位置を示している場合には、製品関連情報表示処理部138は、PDFファイルを取得して、PDFファイルを展開した文書画像を表示する。URLがHTMLファイルの格納位置を示している場合には、製品関連情報表示処理部138は、HTMLファイルとそれに付随するデータ(例えばスタイルシート)を取得して、HTMLファイルを展開したWebページを表示する。
製品記録メニュー422のいずれかの項目がユーザによってタッチされ、製品画面操作受付部116が製品記録メニュー422の項目の選択を受け付けると、製品記録表示処理部139は、製品IDに対応する製品記録の該当項目のフィールドに設定されているデータを読み取って、表示する。選択された項目が「購入日」であれば、製品記録表示処理部139は、購入日画面を表示する。選択された項目が「自由欄」であれば、製品記録表示処理部139は、自由欄画面を表示する。
製品記録の項目に対応する画面、つまり購入日画面や自由欄画面において、製品記録編集受付部117がその項目の内容の編集を受け付けると、製品記録編集受付部117は、編集された内容を製品記録における該当項目のフィールドに上書きする。つまり、購入日画面において購入日が編集されると、編集された購入日が、製品記録における購入日のフィールドに書き込まれる。自由欄画面において自由欄の文字列が編集されると、編集された自由欄の文字列が、製品記録における自由欄のフィールドに書き込まれる。
取消ボタン423がユーザによってタッチされ、製品画面操作受付部116が登録製品の削除の指示を受け付けると、登録抹消部182は、製品画面に表示されている製品の製品IDを登録製品リストから削除する。登録抹消部182は、更にこの製品IDに対応する製品記録の領域を解放する。
復帰ボタン(不図示)がユーザによってタッチされ、製品画面操作受付部116が復帰の指示を受け付けると、製品画面を閉じて、図14のS10に示したメイン画面の表示の処理に戻る。
メイン画面において認証コード入力ボタンがユーザによってタッチされ、メイン画面操作受付部112が認証コード入力の指示を受け付けると(S20のY)、ユーザ端末100は、マンション登録処理を実行する(S22)。マンション登録処理については、図16および図17に関連して後述する。
メイン画面においてマンション画像表示領域428またはマンション名表示領域430がユーザによってタッチされ、メイン画面操作受付部112がマンションの選択を受け付けると(S24のY)、ユーザ端末100は、マンション関連閲覧処理を実行する(S26)。以下、マンション関連閲覧処理の詳細について説明する。
マンション画面表示処理部142は、選択されたマンションのマンションIDに基づいてマンション管理データを特定し、図10に例示したマンション画面を表示する。具体的には、マンション画面表示処理部142は、マンション管理データに含まれるマンション名をマンション名表示領域432に表示する。マンション画面表示処理部142は、マンション管理データで特定されるマンション画像ファイルを展開して、マンション画像をマンション画像表示領域434に表示する。更に、マンション画面表示処理部142は、マンション管理データに含まれる各コンテンツ種別を、マンション関連情報メニュー436の項目として表示する。
マンション関連情報メニュー436のいずれかの項目がユーザによってタッチされ、マンション画面操作受付部120がマンション関連情報メニュー436の項目の選択を受け付けると、マンション画面表示処理部142は、マンション管理データにおいて、選択された項目に相当するコンテンツ種別に対応付けられているURLを読み取り、そのURLにアクセスしてコンテンツを表示する。選択された項目が「物件概要」であれば、マンション関連情報表示処理部144は、物件概要画面を表示する。選択された項目が「設備説明」であれば、マンション関連情報表示処理部144は、設備説明画面を表示する。URLがPDFファイルの格納位置を示している場合には、マンション関連情報表示処理部144は、PDFファイルを取得して、PDFファイルを展開した文書画像を表示する。URLがHTMLファイルの格納位置を示している場合には、マンション関連情報表示処理部144は、HTMLファイルとそれに付随するデータ(例えばスタイルシート)を取得して、HTMLファイルを展開したWebページを表示する。
取消ボタン438がユーザによってタッチされ、製品画面操作受付部116が登録マンションの削除の指示を受け付けると、登録抹消部182は、マンション画面に表示されているマンションのマンションIDを登録マンションリストから削除する。登録抹消部182は、更にこのマンションに付属する製品の製品IDを登録製品リストから削除する。登録抹消部182は、更に、マンションに付属する製品の製品IDに対応する製品記録の領域を解放する。マンションに付属する製品の製品IDは、登録製品リストにおける属性に「マンション付属製品」且つこのマンションIDが設定されていることを条件として特定される。登録マンションリストのマンションIDのみを削除するようにしてもよい。また、マンションIDとそれに付属する製品ID一式の削除指示を受け付ける画面を別に表示してもよい。
復帰ボタン(不図示)がユーザによってタッチされ、マンション画面操作受付部120が復帰の指示を受け付けると、マンション画面を閉じて、図14のS10に示したメイン画面の表示の処理に戻る。
図15は、実施形態における製品登録処理過程のシーケンスを示す図である。
製品検索画面表示処理部134は、図3に例示した製品検索画面を表示する(S30)。製品検索画面操作受付部114は、ソフトキーボード414へのユーザ操作によって製品コードを示す文字または数字を順次受け付ける(S32)。候補リスト取得部174は、受け付けた文字または数字の列を含む検索要求を製品管理サーバ200へ送信する(S34)。
製品管理サーバ200の検索要求受信部242が検索要求を受信すると、製品検索部266は、検索要求に含まれる文字または数字の列をキーとして、製品管理データ記憶部282に記憶されている製品管理データに含まれる製品コードを検索する(S36)。完全一致する製品コードの他、部分一致する製品コードも抽出される。このとき、製品コードと共に製品IDも抽出される。候補リスト送信部232は、抽出された製品コードと製品コードを並べた候補リストをユーザ端末100へ送信する(S38)。
ユーザ端末100の候補リスト取得部174は、受信部160を介して候補リストを取得する。製品検索画面表示処理部134は、候補リストに含まれる製品コードを並べて候補リスト表示領域412に表示する(S40)。候補リストのいずれかの製品コードがユーザによってタッチされ、製品検索画面操作受付部114が登録製品の選択を受け付けると、登録製品の製品IDを特定する(S42)。個別製品登録部176は、登録製品のための製品記録の領域を確保する(S44)。登録製品のための製品記録の領域は、登録製品の製品IDと対応付けられる。また、個別製品登録部176は、登録製品リスト記憶部190の登録製品リストに登録製品の製品IDを加える(S46)。個別製品登録部176は、追加した製品IDの属性として「ユーザ登録製品」を設定する。
図16と図17は、実施形態におけるマンション登録処理過程のシーケンスを示す図である。
認証コード入力画面表示処理部140は、図7に例示した認証コード入力画面を表示する(S50)。認証コード受付部118は、ソフトキーボード414のユーザ操作によって認証コードを受け付ける(S52)。送信ボタン426がユーザによってタッチされると、認証コード送信部152は、受け付けた認証コードを製品管理サーバ200へ送信する(S54)。
製品管理サーバ200の認証コード受信部244が認証コードを受信すると、入居者認証処理部268は、入居者認証の処理を行う(S56)。具体的には、受信した認証コードと同じ認証コードが入居者認証データ記憶部288に記憶されていれば、入居者認証が成功し、マンションID送信部234は、入居者認証データ記憶部288において認証コードに対応付けられているマンションIDをユーザ端末100へ送信する(S58)。なお、受信した認証コードと同じ認証コードが入居者認証データ記憶部288に記憶されていなければ、入居者認証が失敗し、以降の処理を行なわない。
ユーザ端末100のマンションID受信部162がマンションIDを受信すると、登録マンションリスト更新部178は、受信したマンションIDを登録マンションリストに加える(S60)。この後、図17に示したシーケンスに移る。
製品管理サーバ200の付属製品特定部270は、付属製品リスト記憶部286を参照してマンションIDに対応する付属製品の製品IDを1つ特定する(S62)。付属製品ID送信部236は、特定した付属製品の製品IDをユーザ端末100へ送信する(S64)。
ユーザ端末100の付属製品ID受信部164が付属製品の製品IDを受信すると、付属製品登録部180は、製品記録記憶部194において付属製品の製品IDに対応する製品記録の領域を確保する(S66)。付属製品登録部180は、登録製品リスト記憶部190の登録製品リストに付属製品の製品IDを加える(S88)。このとき、付属製品登録部180は、追加した製品IDの属性として「マンション付属登録」とマンションIDを設定する。付属製品登録部180は、送信部150から製品管理サーバ200へ応答通知を送信する(S70)。
製品管理サーバ200の受信部240において応答通知を受信すると、製品管理サーバ200の付属製品特定部270は、更に付属製品の製品IDのうち、未処理のものを1つ特定し(S72)、S64の場合とに、付属製品ID送信部236は、製品IDを送信する(S74)。
ユーザ端末100におけるS76からS80までの処理は、S66からS70までの処理の場合と同様である。
製品管理サーバ200の受信部240において応答通知を受信し、付属製品の製品IDをすべて処理した時点で、付属製品ID送信部236は、完了通知をユーザ端末100へ送信する(S82)。完了通知を受信したユーザ端末100は、マンション登録処理過程を終える。
[変形例1]
上述の実施形態では、ユーザ端末100において製品管理データおよび製品画像ファイルを使用する段階、具体的にはメイン画面を表示するときに、その都度製品管理サーバ200において保持している製品管理データおよび製品画像ファイルを取得する。
更に上述の実施形態では、マンション管理データおよびマンション画像ファイルについても同様に、ユーザ端末100においてマンション管理データおよびマンション画像ファイルを使用する段階、具体的にはメイン画面を表示するときに、その都度製品管理サーバ200において保持しているマンション管理データおよびマンション画像ファイルを取得する。
変形例1では、個別に製品を登録した段階で、製品管理データおよび製品画像ファイルを製品管理サーバ200からユーザ端末100へダウンロードして、ユーザ端末100の内部で保存する。
更に変形例1では、マンションを登録した段階で、マンション管理データおよびマンション画像ファイルを製品管理サーバ200からユーザ端末100へダウンロードして、ユーザ端末100の内部で保存する。更に、付属製品の製品管理データおよび製品画像ファイルも製品管理サーバ200からユーザ端末100へダウンロードして、ユーザ端末100の内部で保存する。
そして、変形例1では、メイン画面やマンション画面を表示するときに、ユーザ端末100の内部で保存しているマンション管理データおよびマンション画像ファイル、同じく製品管理データおよび製品画像ファイルを使用する。
したがって変形例1では、図14のS10においてメイン画面を表示する際に、マンション管理データ取得部17が製品管理サーバ200からマンション管理データおよびマンション画像ファイルを取得する処理を行なわない。内部に保持しているマンション管理データおよびマンション画像ファイルを使用してメイン画面やマンション画面を表示するからである。また、製品管理データ取得部172が製品管理サーバ200から製品管理データおよび製品管理データを取得する処理を行なわない。内部に保持している製品管理データおよび製品画像ファイルを使用してメイン画面や製品画面を表示するからである。
図18は、変形例1における製品登録処理過程のシーケンスを示す図である。
変形例1の製品登録処理過程では、実施形態の図15に示したシーケンスに替えて、図18に示したシーケンスになる。
S30からS42までの処理については、実施形態の図15の場合と同様である。S42において登録製品が選択されると、ユーザ端末100の製品管理データ取得部172は、送信部150から製品管理サーバ200へ登録製品の製品IDを送信する(S84)。
製品管理サーバ200の受信部240が登録製品の製品IDを受信すると、製品管理データ提供部264は、登録製品の製品IDによって製品管理データ記憶部282に記憶している製品管理データとそれに付属する製品画像ファイルを特定する。そして、製品管理データ提供部264は、製品管理サーバ200の送信部230からユーザ端末100へ製品管理データおよび製品画像ファイルを送信する(S86)。
ユーザ端末100の製品管理データ取得部172は、受信部160を介して製品管理データおよび製品画像ファイルを取得して、製品管理データ記憶部192に記憶する(S88)。S90およびS92の処理については、実施形態の図15におけるS44およびS46の処理と同様である。
図19および図20は、変形例1におけるマンション登録処理過程のシーケンスを示す図である。
変形例1のマンション登録処理過程では、実施形態の図16および図17に示したシーケンスに替えて、図19に示したシーケンスになる。
S50からS56までの処理については、実施形態の図16の場合と同様である。S56において入居者認証が成功すると、マンション管理データ提供部262は、入居者認証データ記憶部288において認証コードに対応付けられているマンションIDを特定し、更にマンション管理データ記憶部284においてそのマンションIDを含むマンション管理データおよびそれに付属するマンション画像ファイルを特定する。そして、マンション管理データ提供部262は、製品管理サーバ200の送信部230からユーザ端末100へ特定したマンション管理データおよびマンション画像ファイルを送信する(S94)。入居者認証が失敗した場合には、マンション管理データおよびマンション画像ファイルは送信されない。
マンション管理データ取得部170は、ユーザ端末100の受信部160を介してマンション管理データおよびマンション画像ファイルを取得し、マンション管理データ記憶部198に記憶する(S96)。S98の処理については、実施形態の図16におけるS60の処理と同様である。この後、図20に示したシーケンスに移る。
S100の処理については、実施形態の図17におけるS62の処理と同様である。製品管理データ提供部264は、S100において特定された付属製品の製品IDによって製品管理データ記憶部282に記憶している製品管理データとそれに付属する製品画像ファイルを特定する。そして、製品管理データ提供部264は、製品管理サーバ200の送信部230からユーザ端末100へ製品管理データおよび製品画像ファイルを送信する(S100)。
ユーザ端末100の製品管理データ取得部172は、受信部160を介して製品管理データおよび製品画像ファイルを取得して、製品管理データ記憶部192に記憶する(S104)。S106からS110までの処理については、実施形態の図17におけるS66からS70までの処理と同様である。
S112において特定された付属製品の製品IDについても、同様に処理する(S114〜S122)。S124の処理については、実施形態の図17におけるS82の処理と同様である。
変形例1では、製品管理データと製品画像ファイルの伝送回数およびマンション管理データとマンション画像ファイルの伝送回数が、実施形態に比べて少ないので、ユーザ端末100と製品管理サーバ200の間の通信量が軽減される。また、ユーザ端末100が製品管理サーバ200と通信ができない状態であっても、メイン画面、製品画面およびマンション画面を表示することができる。
[変形例2]
上述の実施形態では、ユーザ端末100において登録製品リストと登録マンションリストを管理する。変形例2では、製品管理サーバ200において各ユーザ端末100で使用される登録製品リストと登録マンションリストのマスタを管理する。そのため、製品管理サーバ200は、ユーザIDに対応付けて登録製品リストを記憶する登録製品リスト記憶部(不図示)と、ユーザIDに対応付けて登録マンションリストを記憶する登録マンションリスト記憶部(不図示)を有する。
また、変形例2では、製品管理サーバ200においてユーザ認証を行って、ユーザ端末100のユーザを特定する。そのため、製品管理サーバ200は、正当なユーザを特定するユーザIDを記憶するユーザ情報記憶部(不図示)を有する。
変形例2のメイン処理過程では、図14に示したS10の処理の前に、ユーザ端末100のユーザID送信部(不図示)が製品管理サーバ200へユーザIDを送信する。ユーザIDは、ユーザ端末100の入力部110において受け付けてもよいし、ユーザ端末100のデータ格納部108に記憶しておいてもよい。
製品管理サーバ200のユーザID受信部(不図示)がユーザIDを受信すると、製品管理サーバ200のユーザ認証部(不図示)は、ユーザ認証を行う。受信したユーザIDと同じユーザIDがユーザ情報記憶部に記憶されている場合には、ユーザ認証が成功する。受信したユーザIDと同じユーザIDがユーザ情報記憶部に記憶されていない場合には、ユーザ認証が失敗する。ユーザ認証が失敗した場合には、以降の処理は行われない。ユーザ認証が成功すると、製品管理サーバ200の登録製品リスト送信部(不図示)は、ユーザIDに対応する登録製品リストを登録製品リスト記憶部から読み取って、ユーザ端末100へ送信する。
ユーザ端末100の登録製品リスト受信部(不図示)が登録製品リストを受信すると、受信した登録製品リストを登録製品リスト記憶部190に記憶する。これ以降、製品管理サーバ200からダウンロードした登録製品リストが用いられる。なお、変形例2の場合、登録製品リスト記憶部190として揮発性の記憶媒体を用いてもよい。
更に、製品管理サーバ200の登録マンションリスト送信部(不図示)は、ユーザIDに対応する登録マンションリストを登録マンションリスト記憶部から読み取って、ユーザ端末100へ送信する。
ユーザ端末100の登録マンションリスト受信部(不図示)が登録マンションリストを受信すると、受信した登録マンションリストを登録マンションリスト記憶部196に記憶する。これ以降、製品管理サーバ200からダウンロードした登録マンションリストが用いられる。なお、変形例2の場合、登録マンションリスト記憶部196として揮発性の記憶媒体を用いてもよい。
ユーザ端末100において登録製品リストが更新された場合には、更新後の登録製品リストをユーザ端末100から製品管理サーバ200にアップロードする。あるいは、追加または削除された製品に関する情報のみをユーザ端末100から製品管理サーバ200に送信してもよい。つまり、追加された製品の製品IDと属性をユーザ端末100から製品管理サーバ200に送信し、製品管理サーバ200において受信した製品IDと属性を登録製品リストに加えてもよい。また、削除された製品の製品IDをユーザ端末100から製品管理サーバ200に送信し、製品管理サーバ200において受信した製品IDとそれに対応する属性を登録製品リストから削除してもよい。具体的には、図15に示した製品登録処理過程のS46で個別の製品登録のために登録製品リストが更新された場合、図17に示したマンション登録処理過程のS78で付属製品の登録のために登録製品リストが更新された場合、および登録抹消部182が登録製品リストから個別にまたは一括して製品IDを削除した場合に、ユーザ端末100の登録製品リスト送信部(不図示)が登録製品リストを製品管理サーバ200へ送信し、あるいは、ユーザ端末100の製品更新内容送信部(不図示)が、製品更新内容(追加された製品の製品IDと属性、または削除された製品の製品ID)を製品管理サーバ200へ送信する。
製品管理サーバ200の登録製品リスト受信部(不図示)が登録製品リストを受信すると、受信した登録製品リストを製品管理サーバ200の登録製品リスト記憶部に記憶する。あるいは、製品更新内容受信部(不図示)が製品更新内容を受信すると、登録製品リスト更新部(不図示)は、受信した製品更新内容に従って製品管理サーバ200の登録製品リスト記憶部に記憶されている登録製品リストを更新する。あるいは、製品更新内容の伝送を行わずに、登録製品リスト更新部は、図17のS64およびS74で送信した製品IDを登録製品リスト記憶部に記憶されている登録製品リストに追加してもよい。
また、ユーザ端末100において登録マンションリストが更新された場合には、更新後の登録マンションリストをユーザ端末100から製品管理サーバ200にアップロードする。あるいは、追加または削除されたマンションIDのみをユーザ端末100から製品管理サーバ200に送信してもよい。つまり、追加されたマンションのマンションIDをユーザ端末100から製品管理サーバ200に送信し、製品管理サーバ200において受信したマンションIDを登録マンションリストに加えてもよい。また、削除されたマンションのマンションIDをユーザ端末100から製品管理サーバ200に送信し、製品管理サーバ200において受信したマンションIDを登録マンション品リストから削除してもよい。具体的には、図16に示したマンション登録処理過程のS60でマンションの登録のために登録マンションリストが更新された場合、および登録抹消部182が登録マンションリストからマンションIDを削除した場合に、ユーザ端末100の登録マンションリスト送信部(不図示)が登録マンションリストを製品管理サーバ200へ送信し、あるいは、ユーザ端末100のマンション更新内容送信部(不図示)が、マンション更新内容(追加されたマンションのマンションIDまたは削除されたマンションのマンションID)を製品管理サーバ200へ送信する。
製品管理サーバ200の登録マンションリスト受信部(不図示)が登録マンションリストを受信すると、受信した登録マンションリストを製品管理サーバ200の登録マンションリスト記憶部に記憶する。あるいは、マンション更新内容受信部(不図示)がマンション更新内容を受信すると、登録マンションリスト更新部(不図示)は、受信したマンション更新内容に従って製品管理サーバ200の登録マンションリスト記憶部に記憶されている登録マンションリストを更新する。
更に製品記録に関して、製品管理サーバ200において各ユーザにおける各登録製品の製品記録を管理するようにしてもよい。例えば、ユーザ端末100が、製品管理サーバ200から製品管理データおよび製品画像ファイルを取得するときに、併せてその製品の製品記録も取得してもよい。また、ユーザ端末100において製品記録が編集されたときに、編集された製品記録を製品管理サーバ200へ送信し、製品管理サーバ200でユーザIDおよび製品IDの組に対応付けて保存してもよい。
変形例2では、ユーザ端末100は、製品管理サーバ200で管理されている登録製品リストに基づいて製品管理データを取得し、メイン画面および製品画面を表示し、更に製品関連情報にアクセスする。また、製品管理サーバ200で管理されている登録マンションリストに基づいて製品マンションデータを取得し、メイン画面およびマンション画面を表示し、更にマンション関連情報にアクセスする。したがって、ユーザが正当なユーザIDを使用すれば、ユーザ端末100に依存せず、つまり同じユーザ端末100に限らずに製品関連情報およびマンション関連情報を閲覧できるようになる。
[変形例3]
上述実施形態、変形例1および変形例2では、ユーザ端末100において例えばネイティブアプリのようなアプリケーションプログラムが動作する例を示したが、ユーザ端末100におけるブラウザを用いて実装してもよい。その場合には、製品管理サーバ200においてユーザ毎の登録製品リストと登録マンションリストを管理する。また、上述したユーザ認証によってユーザIDを特定する。変形例3は、スマートフォンにおけるWebアプリ方式のように、ユーザ端末100のブラウザがWebページデータに含まれるスクリプト(例えば、javaスクリプト)によって動作することを想定している。パーソナルコンピュータにおけるブラウザにおいても同様に動作可能である。
変形例3では、ブラウザから製品管理サーバ200にアクセスして、各画面を表示するWebページデータ(HTMLファイル、スタイルシートおよびスクリプトなど)を取得して、Webページデータに基づいて各画面を表示させる。また、ブラウザの動作は、各画面のWebページデータに含まれるスクリプトによって制御される。
図14のS10に示したメイン画面の表示では、ユーザ端末100のブラウザから製品管理サーバ200におけるメイン画面WebページのURLにアクセスする。
製品管理サーバ200におけるメイン画面データ提供部(不図示)は、ユーザIDに対応する登録マンションリストにマンションIDが含まれる場合に、マンションIDに対応するマンション管理データを参照する。そして、メイン画面生成部は、マンション管理データで特定されるマンション画像ファイルをメイン画面のマンション画像表示領域428に設定し、マンション管理データに含まれるマンション名をメイン画面のマンション名表示領域430に設定する。ユーザIDに対応する登録マンションリストにマンションIDが含まれない場合には、マンション画像表示領域428およびマンション名表示領域430を設けない。
また、製品管理サーバ200におけるメイン画面データ提供部は、ユーザIDに対応する登録製品リストに製品IDが含まれる場合に、製品IDに対応する製品管理データを参照する。そして、メイン画面生成部は、製品管理データで特定される製品画像ファイルをメイン画面の製品画像表示領域406に設定し、マンション管理データに含まれる製品名をメイン画面の製品名表示領域408に設定する。ユーザIDに対応する登録製品リストに製品IDが含まれない場合には、製品画像表示領域406および製品名表示領域408を設けない。
製品管理サーバ200におけるメイン画面データ提供部は、生成したメイン画面のWebページデータをユーザ端末100へ送信し、ユーザ端末100のブラウザは、受信したWebページデータに基づいてメイン画面を表示する。
図14のS12で、製品登録ボタンがユーザによってタッチされ、ブラウザが製品の選択を受け付けると、製品検索画面WebページのURLにアクセスする。製品管理サーバ200における製品検索画面データ提供部(不図示)は、製品検索画面のWebページデータをユーザ端末100へ送信し、ユーザ端末100のブラウザは、受信したWebページデータに基づいて製品検索画面を表示する。
ブラウザが、ソフトキーボード414へのユーザ操作によって製品コードを示す文字または数字を順次受け付ける(図15のS32)。ブラウザは、受け付けた文字または数字の列を含む検索要求を製品管理サーバ200へ送信する(S34)。
図15のS36とS38の処理は、上述の通りである。ブラウザは、受信した候補リストを製品検索画面に表示し、候補リストにおける製品の選択を受け付けると、製品記録の領域を確保し、登録する製品の製品IDを製品管理サーバ200へ送信する。製品管理サーバ200の個別製品登録部176は、製品IDおよび属性「ユーザ登録製品」を製品登録リストに追加する。
図14のS16で、製品画像領域406または製品コード領域408がユーザによってタッチされ、ブラウザが製品の選択を受け付けると、選択された製品の製品IDを特定して、製品画面WebページのURLにアクセスする。このとき、URLには、パラメータとして製品IDが付加される。
製品管理サーバ200における製品画面データ提供部(不図示)は、パラメータの製品IDによって特定される製品管理データおよび製品画像ファイルに基づいて、製品画面を生成する。そして、製品画面データ提供部は、生成した製品画面をユーザ端末100へ送信する。ユーザ端末100のブラウザは、受信したWebページデータに基づいて製品画面を表示する。なお、Webページデータにおいて、製品関連情報メニュー420の各項目に対応するURLの情報が付加されており、いずれかの項目がタッチされると、ブラウザは、項目に対応するURLにアクセスしてコンテンツを表示する。
また、取消ボタン423がユーザによってタッチされ、ブラウザが登録製品の削除の指示を受け付けると、製品IDに対応する製品記録の領域を解放し、製品IDを含む製品取消要求を製品管理サーバ200へ送信する。製品管理サーバ200の製品取消要求受信部(不図示)が製品取消要求を受信すると、製品管理サーバ200の登録抹消部(不図示)は、登録製品リストから製品取消要求に含まれる製品IDとその属性を削除する。
図14のS20において、認証コード入力ボタンがユーザによってタッチされ、ブラウザが認証コード入力の指示を受け付けると、認証コード入力画面WebページのURLにアクセスする。製品管理サーバ200における認証コード入力画面データ提供部(不図示)は、認証コード入力画面のWebページデータをユーザ端末100へ送信し、ユーザ端末100のブラウザは、受信したWebページデータに基づいて認証コード入力画面を表示する。
ソフトキーボード414へのユーザ操作によって認証コードを受け付け(図16のS52)、送信ボタン426がユーザによってタッチされると、ブラウザは、受け付けた認証コードを製品管理サーバ200へ送信する(S54)。
製品管理サーバ200の認証コード受信部244が認証コードを受信すると、入居者認証処理部268は、入居者認証の処理を行う(S56)。具体的には、受信した認証コードと同じ認証コードが入居者認証データ記憶部288に記憶されていれば、入居者認証が成功する。そして、製品管理サーバ200のマンション登録部(不図示)は、入居者認証データ記憶部288において認証コードに対応付けられているマンションIDが登録マンションリストに追加する。また、製品管理サーバ200の付属製品登録部180は、マンションに付属する製品について、製品IDおよび属性「マンション付属登録」とマンションIDを製品登録リストに追加する。
図14のS24で、マンション画像領域428またはマンションコード領域430がユーザによってタッチされ、ブラウザがマンションの選択を受け付けると、選択されたマンションのマンションIDを特定して、マンション画面WebページのURLにアクセスする。このとき、URLには、パラメータとしてマンションIDが付加される。
製品管理サーバ200におけるマンション画面データ提供部(不図示)は、パラメータのマンションIDによって特定されるマンション管理データおよびマンション画像ファイルに基づいて、マンション画面を生成する。そして、マンション画面データ提供部は、生成したマンション画面をユーザ端末100へ送信する。ユーザ端末100のブラウザは、受信したWebページデータに基づいてマンション画面を表示する。なお、マンション関連情報メニュー436の各項目には、項目に対応するURLの情報が付加されており、いずれかの項目がタッチされると、ブラウザは、項目に対応するURLにアクセスしてコンテンツを表示する。
また、取消ボタン438がユーザによってタッチされ、ブラウザが登録マンションの削除の指示を受け付けると、マンションの付属製品に対応する製品記録の領域を解放し、マンションIDを含むマンション取消要求を製品管理サーバ200へ送信する。製品管理サーバ200のマンション取消要求受信部(不図示)がマンション取消要求を受信すると、製品管理サーバ200の登録抹消部は、マンション製品リストからマンション取消要求に含まれるマンションIDを削除する。さらに、製品管理サーバ200の登録抹消部は、登録製品リストにおいて属性として「マンション付属製品」とともにそのマンションIDが対応付けられている製品IDとその属性を削除する。
[その他の変形例]
ユーザ端末100は、製品関連情報のコンテンツおよびマンション関連情報のコンテンツをキャッシュしてもよい。
製品管理データにおいて、コンテンツ種別に対応付けてコンテンツのURLが設定される例を示したが、製品管理データにコンテンツの実体(例えば、Webページデータ、PDFファイル、文書ファイル、静止画ファイルや動画ファイルなど)を設定し、あるいは付属させてもよい。そして、ユーザ端末100において、製品管理データに設定され、あるいは付属しているコンテンツを表示してもよい。
端的な運用例として、ユーザによって個別に登録される製品は、ユーザの保有品である。また、マンションに付属する製品は、ユーザが保有するとは限らないが、ユーザによって利用されることがある。この場合、「ユーザ登録製品」は保有する製品を意味し、「マンション付属製品」は利用する製品を意味する。上述の例では、これらを登録製品リストにおける属性の「ユーザ登録製品」と「マンション付属製品」によって区別するが、両者を別なリストによって管理し、区別してもよい。つまり、ユーザ登録製品リストとマンション付属製品リストとを設けてもよい。
メイン画面は、属性が「ユーザ登録製品」である製品と、属性が「マンション付属製品」である製品とを区別できる表示態様でもよい。属性が「ユーザ登録製品」である製品の場合と、属性が「マンション付属登録」である製品の場合とで、メイン画面の製品画像領域406および製品コード表示領域408の背景色を別にしてもよい。また、属性が「ユーザ登録製品」である製品の場合に、製品画像領域406および製品コード表示領域408の付近に「ユーザ登録製品」であることを表す文字やマークを表示し、属性が「マンション付属登録」である製品の場合に、製品画像領域406および製品コード表示領域408の付近に「マンション付属登録」であることを表す文字やマークを表示してもよい。また、属性が「ユーザ登録製品」の製品画像領域406および製品コード表示領域408を連続した一区分として表示し、属性が「マンション付属製品」の製品画像領域406および製品コード表示領域408を連続した別の一区分として表示し、区分けによって両者を区別するようにしてもよい。このようにすれば、例えばユーザが自ら購入した物とマンションの付属物とを区別しやすく、混同しにくくなる。
上述のように、メイン画面において「ユーザ登録製品」と「マンション付属製品」で背景色を別にする場合に、マンションのマンション画像表示領域428とマンション名表示領域430の背景色を、「マンション付属製品」の背景色と共通にしてもよい。このようにすれば、マンションの付属物であることを直感的に把握しやすい。
製品関連情報は、「取扱説明書」や製品紹介の「公式サイト」のWebページ以外であってもよい。製品関連情報として、例えば製品を販売する「通信販売サイト」、製品を評価する「口コミサイト」や質疑を掲載した「FAQサイト」のWebページを閲覧できるようにしてもよい。また、製品の故障やメンテナンスに対応する保守サービス部署の電話番号を製品関連情報として表示してもよい。
製品記録は、「購入日」や「自由欄」以外であってもよい。製品記録は、「購入日」や「自由欄」以外であってもよい。「所有状況」「購入価格」「保障期限」「廃却日」「お気に入りページ」や「写真」などであってもよい。
マンション関連情報は、「物件概要」や「設備説明」以外であってもよい。マンション関連情報は、「管理人からのお知らせ」「入居者の掲示板」や「自治会の連絡」などであってもよい。
閲覧支援システムにおいて製品IDを用いずに製品を識別してもよい。例えば、製品名や製品番号などの製品コードによって、製品を識別してもよい。
製品管理データにおいて、製品名と製品番号を別のフィールドで区別してもよい。
メイン画面および製品画面において、製品のメーカー名を表示してもよい。メイン画面およびマンション画面において、マンションのデベロッパー名を表示してもよい。
マンションに付属する製品に関して、製品管理サーバ200から製品記録の内容をユーザ端末100へ通知して、ユーザ端末100において通知された内容を製品記録に設定してもよい。例えば、製品の購入日を製品管理サーバ200からユーザ端末100に通知して、ユーザ端末100において製品記録の項目「購入日」に、通知された購入日を設定してもよい。
マンションの管理者が、製品管理サーバ200のデータを参照できるようにしてもよい。マンションの管理者が、部屋毎の付属製品の関連情報を参照できるようにすれば、メンテナンスや保障期間の管理、保守サービス部署への問い合わせなど、マンション管理の仕事を行う上で便利になる。また、ユーザがマンションから退去した場合に、マンションの管理者が、退去したユーザが登録しているマンションの情報およびマンションに付属する製品の情報を一括削除できるようにしてもよい。
上述の実施形態や変形例を、マンション以外の集合住宅や戸建て住宅に適用してもよい。ユーザは、賃貸による入居者であってもよいし、購入による入居者であってもよい。
マンションなどの住居に替えて、ホテルや旅館などの宿泊施設に上述の実施形態や変形例を適用してもよい。つまり、ユーザがスマートフォンアプリにおいて宿泊施設を登録すれば、宿泊施設の付属製品が一括登録される。この場合、上述の説明におけるマンションが宿泊施設に置き換えられ、認証コードは、宿泊施設の利用者の識別に用いられることになる。このようにすれば、宿泊施設の利用者が、宿泊施設に付属する製品に関する関連情報を閲覧できるようになる。
この場合には、マンションIDに相当する宿泊施設IDを用いる。そして、ユーザ端末100には、マンションID受信部162に相当する宿泊施設ID受信部(不図示)を設ける。製品管理サーバ200には、マンションID送信部234に相当する宿泊施設ID送信部(不図示)を設ける。
さらに、登録マンションリストに相当する登録宿泊施設リストを用いる。そして、ユーザ端末100には、登録マンションリスト更新部178に相当する登録宿泊施設リスト更新部(不図示)を設け、登録マンションリスト記憶部196に相当する登録宿泊施設リスト記憶部(不図示)を設ける。
さらに、マンション管理データに相当する宿泊施設管理データを用いる。そして、ユーザ端末100には、マンション管理データ取得部170に相当する宿泊施設管理データ取得部(不図示)を設け、マンション管理データ記憶部198に相当する宿泊施設管理データ記憶部(不図示)を設ける。製品管理サーバ200には、マンション管理データ提供部262に相当する宿泊施設管理データ提供部(不図示)を設け、マンション管理データ記憶部284に相当する宿泊施設管理データ記憶部(不図示)を設ける。
さらに、マンション画面に相当する宿泊施設画面を表示する。そして、マンション画面操作受付部120に相当する宿泊施設画面操作受付部(不図示)を設ける。マンション画面表示処理部142に相当する宿泊施設画面表示処理部(不図示)を設ける。
さらに、マンション名に相当する宿泊施設名を用いる。そして、メイン画面では、マンション名表示領域430に相当する宿泊施設名表示領域を設ける。宿泊施設画面では、マンション名表示領域432に相当する宿泊施設名表示領域を設ける。
さらに、マンション画像に相当する宿泊施設画像を用いる。そして、メイン画面では、マンション画像表示領域428に相当する宿泊施設画像表示領域を設ける。宿泊施設画面では、マンション画像表示領域434に相当する宿泊施設画像表示領域を設ける。
さらに、マンション関連情報に相当する宿泊施設関連情報を用いる。そして、マンション関連情報表示処理部144に相当する宿泊施設関連情報表示処理部(不図示)を設ける。マンション関連情報メニュー436に相当する宿泊施設関連情報メニューを設ける。その他の機能ブロック、データおよび表示オブジェクト等についても同様である。
また、マンションなどの住居に替えて、職場、商業施設、工場や病院などの一般施設に上述の実施形態や変形例を適用してもよい。つまり、ユーザがスマートフォンアプリにおいて一般施設を登録すれば、一般施設の付属製品が一括登録される。この場合、上述の説明におけるマンションが一般施設に置き換えられ、認証コードは、一般施設の利用者または従事者の識別に用いられることになる。このようにすれば、一般施設の利用者(例えば、病院で診療を受ける患者)または従事者(例えば、病院の職員)が、一般施設に付属する製品(例えば、病院にある体温計)に関する関連情報を閲覧できるようになる。
この場合には、マンションIDに相当する一般施設IDを用いる。そして、ユーザ端末100には、マンションID受信部162に相当する一般施設ID受信部(不図示)を設ける。製品管理サーバ200には、マンションID送信部234に相当する一般施設ID送信部(不図示)を設ける。
さらに、登録マンションリストに相当する登録一般施設リストを用いる。そして、ユーザ端末100には、登録マンションリスト更新部178に相当する登録一般施設リスト更新部(不図示)を設け、登録マンションリスト記憶部196に相当する登録一般施設リスト記憶部(不図示)を設ける。
さらに、マンション管理データに相当する一般施設管理データを用いる。そして、ユーザ端末100には、マンション管理データ取得部170に相当する一般施設管理データ取得部(不図示)を設け、マンション管理データ記憶部198に相当する一般施設管理データ記憶部(不図示)を設ける。製品管理サーバ200には、マンション管理データ提供部262に相当する一般施設管理データ提供部(不図示)を設け、マンション管理データ記憶部284に相当する一般施設管理データ記憶部(不図示)を設ける。
さらに、マンション画面に相当する一般施設画面を表示する。そして、マンション画面操作受付部120に相当する一般施設画面操作受付部(不図示)を設ける。マンション画面表示処理部142に相当する一般施設画面表示処理部(不図示)を設ける。
さらに、マンション名に相当する一般施設名を用いる。そして、メイン画面では、マンション名表示領域430に相当する一般施設名表示領域を設ける。一般施設画面では、マンション名表示領域432に相当する一般施設名表示領域を設ける。
さらに、マンション画像に相当する一般施設画像を用いる。そして、メイン画面では、マンション画像表示領域428に相当する一般施設画像表示領域を設ける。一般施設画面では、マンション画像表示領域434に相当する一般施設画像表示領域を設ける。
さらに、マンション関連情報に相当する一般施設関連情報を用いる。そして、マンション関連情報表示処理部144に相当する一般施設関連情報表示処理部(不図示)を設ける。マンション関連情報メニュー436に相当する一般施設関連情報メニューを設ける。その他の機能ブロック、データおよび表示オブジェクト等についても同様である。
なお、本発明は上記実施形態や変形例に限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化することができる。上記実施形態や変形例に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることにより種々の発明を形成してもよい。また、上記実施形態や変形例に示される全構成要素からいくつかの構成要素を削除してもよい。
本実施形態では、認証コードを入力すれば、住居や施設の付属製品を一括して自動的に登録できる。つまり、住居の入居者、施設の利用者又は施設の従事者が、自ら住居や施設に付属する製品の登録を行う必要がなく、付属製品に関連するコンテンツを簡単に閲覧できる。
また、認証コードを入居者の家族で共有すれば、各人のユーザ端末100から付属製品の関連コンテンツを閲覧することができる。製品記録は、ユーザ端末100毎に管理されるので、各人の秘密とすることができる。
また、マンション関連情報である「物件概要」「設備説明」「管理人からのお知らせ」「入居者の掲示板」や「自治会の連絡」などが更新されれば、更新された内容がそのままユーザに伝わるようになるので、情報伝達の労力が軽減される。
また、図10に示したマンション画面で削除ボタン438を操作すれば、付属製品の登録が抹消され、付属製品が表示されなくなる。引越して住居が変わる場合に、不要な製品をユーザが判断して個々に取り消す必要がないので、便利である。