JP7232741B2 - 情報処理システム、サーバ、情報処理方法 - Google Patents
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Description
(1-1)部門間連携システム1の全体構成
以下、本発明の情報処理システムの一実施形態である部門間連携システム1について、図1を参照して説明する。図1は、本実施形態の部門間連携システム1の概略構成を示す図である。
マニュアル作成部門には、オンラインマニュアルの作成を業務とする従業員が使用する複数のマニュアル用端末2-1,2-2,…が配置される。製品開発部門には、製品開発を業務とする従業員が使用する複数の開発用端末3-1,3-2,…が配置される。
なお、以下の説明では、マニュアル用端末2-1,2-2,…に対して共通する事項に言及するときには、単に「マニュアル用端末2」という。同様に、開発用端末3-1,3-2,…に対して共通する事項に言及するときには、単に「開発用端末3」という。
マニュアル用端末2および開発用端末3は、例えばラップトップ型コンピュータ装置、タブレット型コンピュータ装置、あるいはスマートフォン等であり、ネットワークNWに接続可能な端末であれば如何なる端末でもよい。
マニュアル用端末2とマニュアル用サーバ5の間の通信は、例えばHTTP(Hypertext Transfer Protocol)、又はよりセキュアなHTTPS(Hypertext Transfer Protocol Secure)に従って行われる。
ネットワークNWは、会社内のイントラネットあるいはLAN(Local Area Network)等であり、マニュアル用端末2、開発用端末3、マニュアル用サーバ5、公開サーバ6、および、開発用サーバ7を通信可能に接続する。
次に、オンラインマニュアルの構成について、図2~図6を参照して説明する。
図2は、オンラインマニュアルの表示例を示す図である。図3は、オンラインマニュアルの階層構造を例示する図である。図4は、図2に示すオンラインマニュアルのテンプレートを示す図である。図5は、図4に示すテンプレートにコンテンツを挿入したページを例示する図である。図6は、オンラインマニュアルを作成するためのデータベース群を説明する図である。
本文表示部103には、複数の項目(例えば、「はじめて使うとき」、「用紙のセット」)の各々に対して、さらに詳細な内容についての項目(例えば、「設置」等)が含まれている。オンラインマニュアルは、閲覧者が選択した項目を階層的に辿ることで、目的の内容を閲覧することができるように構成されている。例えば画面G1では、(+)形状のマークが付された項目を選択操作することにより、選択された項目よりも下位の階層の内容を閲覧することができる。
例えば、図4に示すように、オンラインマニュアルの各ページの雛形となるテンプレートTの本文表示部には、複数の領域A1~A6の位置および範囲が予め規定されている。この複数の領域A1~A6の各々に対して、コンテンツ(例えば画像又はテキスト)をはめ込むことによりページが作成される。
図5では、領域A1~A6に画像又はテキストをはめ込むことにより、「クレードルキットにACアダプタを収納する」という項目に対応するページPが作成された例を示している。
ページIDとは、各ページを識別するための情報である。階層情報は、オンラインマニュアルの階層構造において、対応するページの位置情報を示す。適用されるテンプレートIDは、テンプレートデータベースに含まれるテンプレートのうち、対応するページに適用されるテンプレートの識別情報である。ページタイトルは、ページのタイトルであり、例えば図5では「クレードルキットにACアダプタを収納する」というテキストである。
配置するコンテンツIDは、適用されるテンプレートIDによって特定されるテンプレートに設定されている複数の領域にはめ込まれるコンテンツを識別する情報である。コンテンツIDの位置情報とは、複数の領域のいずれの領域にはめ込むかについての情報である。
以下の説明では、コンテンツデータベースに含まれる画像又はテキストを総称して「コンテンツ」といい、画像ファイル又はテキストファイルを総称して「コンテンツファイル」という場合がある。
各画像ファイルには、画像自体のほか、コンテンツIDと、関連部品IDとが含まれる。各テキストファイルには、テキスト自体のほか、コンテンツIDと、関連部品IDとが含まれる。
ここで、関連部品IDは、製品に含まれる複数の部品のうち、対応するコンテンツに対して関連性が高いと考えられる部品を識別する情報である。つまり、部品の設計変更がなされたときに、オンラインマニュアル上のコンテンツを変更する可能性がある場合には、当該コンテンツに関連付けて、当該部品の部品IDが「関連部品ID」として予め記録されている。
後述するが、製品に含まれる部品の中には、2以上の部品が組み合わされたASSY部品(ユニット部品の一例)が含まれる。コンテンツに関連付けられる部品IDは、ASSY部品の一部となる部品の部品IDであってもよいし、ASSY部品の部品IDであってもよい。
次に、製品データベースの構成について、図7~図10を参照して説明する。図7~図10の各図は、本実施形態の開発用端末3の製品開発管理画面を例示する図である。
開発用サーバ7には、各製品の詳細な情報を含む製品データベースが記録されている。開発用端末3は、開発用サーバ7の製品データベースにアクセスして、製品データベースに含まれる情報を所定の形式で表示させるとともに、製品開発作業に伴う製品情報の変更(例えば、製品に含まれる部品の変更、追加、削除、あるいは、ソフトウェアの変更等)に応じて製品データベースを更新する。
図7の画面G2は、階層表示部201と一覧表示部202を含む。階層表示部201は、複数の製品の各々に対して、階層的に情報が表示されることを示している。つまり、階層表示部201には、製品(Product)、開発関連文書(Document)、機械アイテム(Mechanical Item)、電気アイテム(Electronic Item)、ソフトウェア(Software)の各項目が含まれ、各項目の詳細な情報を辿ることができるように構成されている。階層表示部201では、製品(Product)が選択されているため、一覧表示部202には、製品データベースに登録されている複数の製品の一覧が表示される。
各製品のデータは、製品の名前、バージョン、ステータス等の情報を含む。
部品階層表示部204では、各部品に対するバージョンおよびステータスの情報が含まれる。
次に、部門間連携システム1の各要素の内部構成について、図11を参照して説明する。
制御部21は、マイクロコントローラを主体として構成され、マニュアル用端末2の全体の処理を制御する。ストレージ22は、ウェブブラウザを含むソフトウェアを格納する。ストレージ22に格納されているソフトウェアは、制御部21のマイクロコントローラによって実行される。
操作入力部23は、キーボード、ポンティングデバイス、および、タッチ入力機能を有するタッチパネルの少なくともいずれかの入力デバイスと、当該入力デバイスによって受け付けられた入力を制御部21に送信する入力インタフェース回路とを含む。
表示部24は、表示パネルと、表示パネルを駆動する駆動回路とを含み、ウェブブラウザによるウェブページの表示等、制御部21によるソフトウェアの実行によって得られた画像を表示する。
通信部25は、マニュアル用サーバ5との間で例えばHTTPに従った通信を行い、HTML文書を取得する。HTML文書は、例えばオンラインマニュアルのうち任意のページを含む。
(1-i) マニュアル用サーバ5にアクセスして、コンテンツデータベースに新規のコンテンツを記録し、又は、コンテンツデータベースに記録されているコンテンツを変更、若しくは削除すること
(1-ii) コンテンツデータベースの各コンテンツファイルに対して関連部品IDを登録(記録)することを要求すること
(1-iii) マニュアル用サーバ5によって作成されたオンラインマニュアルの公開データを公開サーバ6にアップロードすることを要求すること
なお、(1-ii)において、マニュアル用端末2は、すべてのコンテンツファイルに関連部品IDを登録する必要はない。
なお、図11の記載は、各データベースがすべてマニュアル用サーバ5内に格納されていることを限定するものではなく、複数の装置に分散して格納されてもよい。制御部51から各データベースにデータをアクセス可能に構成されていればよく、各データベースの配置は柔軟に設計可能である。例えば、各データベースは、マニュアル用サーバ5からアクセス可能なデータベースサーバに格納されていてもよい。
HTTPサーバプログラムは、マニュアル用端末2からの閲覧要求に応じて、当該閲覧要求に係るマニュアルデータ内のページを含むHTML文書を作成するようにプログラムされている。
CMSプログラムは、ストレージ52のページデータベース、コンテンツデータベース、および、テンプレートデータベースを参照して、オンラインマニュアルの公開データを作成するようにプログラムされている。
CMSプログラムはまた、開発用サーバ7からの問合せを受けて、コンテンツデータベースに含まれる複数のコンテンツファイルの中から、問合せに合致するコンテンツIDを検索するようにプログラムされている。例えば、開発用サーバ7からの問合せには部品IDが含まれており、この部品IDと合致する関連部品IDを含むコンテンツファイルのコンテンツIDが検索される。
開発用端末3のハードウエア構成はマニュアル用端末2と同じでよいため、以下では、マニュアル用端末2と異なる点について説明する。
制御部31は、ストレージ32に記録されているプログラムをロードして実行する。制御部31が当該プログラムを実行することで実現される機能には、少なくとも以下の内容を含む。
(2-i) 開発用サーバ7の製品データベースにアクセスして必要な情報を取得し、図7~図10に例示した製品開発管理画面を表示すること
(2-ii) 製品開発管理画面上でのユーザの操作に応じて、製品データベース(例えば、製品又は各部品のステータス(「リリース済み」、又は、「作業中」)(図7、図8参照)や、部品プロパティ表示部205(図9、図10参照)に対応する部品の詳細なデータ等)の更新を要求すること
ストレージ72は、例えばHDD装置等の大容量記憶装置であり、製品データベースを格納する。
制御部71が開発管理用プログラムを実行することで実現される機能には、少なくとも以下の内容を含む。
(3-i) 開発用端末3からの要求に応じて、製品データベースの一部のデータを含む応答を開発用端末3に返すこと
(3-ii) 開発用端末3からの要求に応じて、製品データベースを更新すること
(3-iii) 製品の部品の変更が行われるときに、当該部品の部品IDが関連部品IDとして登録されているコンテンツがあるか否かについて、マニュアル用サーバ5に問合せを行い、その結果を得ること(つまり、変更対象の部品に関連付けられているコンテンツを、マニュアル用サーバ5のコンテンツデータベースに含まれる複数のコンテンツの中から特定する特定部として機能させること)
(3-iv) (3-iii)でコンテンツが特定された場合に、そのコンテンツのコンテンツIDをマニュアル用端末2に送信すること(つまり、コンテンツを通知する通知部として機能させること)
次に、本実施形態の部門間連携システム1の動作について図12を参照して説明する。図12は、実施形態の部門間連携システム1の動作を示すシーケンスチャートである。
ステップS2の入力結果を受けて、マニュアル用端末2は、コンテンツIDに対応付けて関連部品IDをコンテンツファイルに登録するように、マニュアル用サーバ5に要求する(ステップS4)。マニュアル用サーバ5は、当該要求を受けて、コンテンツIDに関連付けて関連部品IDが登録されるように、コンテンツデータベースを更新する(ステップS6)。
ステップS2~S6を繰り返し行うことにより、関連部品IDが順次、コンテンツデータベースのコンテンツファイルに登録される。
部品の変更が完了した後に、製品開発部門のユーザの操作入力に応じて開発用端末3は、部品の変更完了通知を送信する(ステップS10)。開発用サーバ7は、変更完了通知の受信に伴い、製品データベースを更新する(ステップS12)。例えば図8において、ステータスが「作業中」となっている部品に対して変更完了通知を受信した場合には、開発用サーバ7は、ステータスを「作業中」から「リリース済」に更新する。
問合せを受けたマニュアル用サーバ5は、問合せに含まれる部品IDと一致する関連部品IDが登録されているコンテンツファイルのコンテンツIDを、コンテンツデータベースの中から検索する処理を行い(ステップS16)、その検索結果を開発用サーバ7に返す(ステップS18)。
他方、関連部品IDとして関連付けられたコンテンツIDがあると判断した場合(ステップS20:YES)、変更完了通知の対象となる部品が関連付けられているコンテンツが特定されたことを意味する。その場合、開発用サーバ7は、特定されたコンテンツのコンテンツIDをマニュアル用端末2に通知する(ステップS22)。
マニュアル用端末2は、開発用サーバ7からコンテンツIDを受信した場合、そのコンテンツIDに対応するコンテンツを変更する可能性があることを示すメッセージを表示する(ステップS24)。このメッセージにより、マニュアル作成部門の担当者は、オンラインマニュアルにおいて、メッセージに含まれるコンテンツの変更の可能性があることを適時に認識することができる。
次に、第2の実施形態に係る部門間連携システムについて、図13および図14を参照して説明する。図13は、本実施形態の開発用端末3の製品開発管理画面を例示する図である。図14は、本実施形態の部門間連携システムの動作を示すシーケンスチャートの一例である。
第1の実施形態では、マニュアル用サーバ5のコンテンツデータベースに含まれるコンテンツファイルに関連部品IDが登録される場合について説明した。それに対して本実施形態では、製品データベースの各部品データに関連するコンテンツIDが関連コンテンツIDとして登録される点で、第1の実施形態と相違する。
本実施形態の部門間連携システムの構成(図1、図11)は、第1の実施形態と同じでよい。以下では、第1の実施形態と異なる点である開発用サーバ7に注目して説明する。
(4-i) 開発用端末3からの要求に応じて、製品データベースの一部のデータを含む応答を開発用端末3に返すこと
(4-ii) 開発用端末3からの要求に応じて、製品データベースを更新すること(製品データの少なくともいずれかの部品データに対して、マニュアル用サーバ5のコンテンツデータベースに含まれる複数のコンテンツのうちいずれかのコンテンツを関連付ける関連付け部(第2関連付け部)として機能させることを含む)
(4-iii) 製品の部品の変更が行われるときに、当該部品の部品データに対して関連コンテンツIDとして登録されているコンテンツIDを、マニュアル用サーバ5のコンテンツデータベースの中から特定する特定部として機能させること
(4-iv) (4-iii)でコンテンツが特定された場合に、そのコンテンツのコンテンツIDをマニュアル用端末2に送信すること(つまり、コンテンツを通知する通知部として機能させること)
次に、本実施形態の部門間連携システムの動作について図14を参照して説明する
本実施形態の部門間連携システムでは、開発用サーバ7の製品データベースに含まれる部品データに関連コンテンツIDが登録される。具体的には、製品開発部門の担当者が、部品の名前又は部品IDに対応付けて、関連コンテンツIDを入力する(ステップS30)。その入力結果を受けて、開発用端末3は、部品IDに関連付けて関連コンテンツIDを登録するように、開発用サーバ7に要求する(ステップS32)。開発用サーバ7は、当該要求を受けて、部品IDに関連付けて関連コンテンツIDが登録されるように、製品データベースを更新する(ステップS34)。
ステップS30~S34を繰り返し行うことにより、関連コンテンツIDが順次、製品開発部門の部品データに登録される。
部品の変更が完了した後に、製品開発部門のユーザの操作入力に応じて開発用端末3は、部品の変更完了通知を送信する(ステップS36)。開発用サーバ7は、変更完了通知の受信に伴い、製品データベースを更新する(ステップS38)。例えば図8において、ステータスが「作業中」となっている部品に対して変更完了通知を受信した場合には、開発用サーバ7は、ステータスを「作業中」から「リリース済」に更新する。
開発用サーバ7は、関連コンテンツIDが登録されていない場合(ステップS40:NO)、何もしない。
マニュアル用端末2は、開発用サーバ7から関連コンテンツIDを受信した場合、その関連コンテンツIDに対応するコンテンツを変更する可能性があることを示すメッセージを表示する(ステップS44)。このメッセージにより、マニュアル作成部門の担当者は、オンラインマニュアルにおいて、メッセージに含まれるコンテンツの変更の可能性があることを適時に認識することができる。
次に、実施形態の部門間連携システムの第1の変形例について、図15および図16を参照して説明する。この変形例は、上述した第1の実施形態および第2の実施形態の双方に適用可能である。
図15は、実施形態の第1の変形例において開発用端末の製品開発管理画面を例示する図である。図16は、実施形態の第1の変形例において部門間連携システムの動作を示すシーケンスチャートの一例である。
本実施形態の開発用サーバ7では、制御部71が開発管理用プログラムを実行することで製品データベースを更新する場合、開発用端末3からの要求に応じて、部品データに影響値を関連付けることが含まれる。つまり、制御部71は、部品データに対して影響値を設定する設定部として機能する。
そして本実施形態の開発用サーバ7は、変更対象の部品データに設定されている影響値が、影響が小さいことを示す値である場合、変更対象の部品データと関連付けられているコンテンツをマニュアル用端末2に通知しない。そのため、オンラインマニュアルに影響がほとんどないと考えられる程度の部品の設計変更について、マニュアル用端末2に通知がなされないため、マニュアル作成部門の担当者が部品の設計変更の詳細について確認する手間が省け、負担が減るという利点がある。
また、本変形例を第2の実施形態の部門間連携システムに適用する場合には、図13に示したように、図15の画面G7にコンテンツID表示部207が設けられる。
先ず、開発用端末3が製品開発部門の担当者から部品IDに対する影響値の入力を受け(ステップS7)、部品IDと影響値を対応付けて開発用サーバ7に送信する(ステップS8)。開発用サーバ7は、受信した部品IDに対応付けて受信した影響値を記録するようにして、製品データベースを更新する(ステップS9)。
その後、製品開発部門において、製品を構成する部品に変更が行われた場合を想定する。ステップS10~S20の処理は、図12のシーケンスチャートと同じである。本変形例では、ステップS20の後、開発用サーバ7は、処理対象となる部品IDの影響値が閾値以上であるか否か判定する(ステップS21)。そして、影響値が閾値未満である(例えば、影響値=「なし」である)場合には、特定されたコンテンツのコンテンツIDをマニュアル用端末2に通知しない(ステップS21:NO)。
次に、実施形態の部門間連携システムの第2の変形例について、図17を参照して説明する。この変形例は、上述した第1の実施形態および第2の実施形態の双方に適用可能である。
図17は、実施形態の第2の変形例において部門間連携システムの動作を示すシーケンスチャートの一例である。
(5-i) 変更対象の部品データに対して、部品データの変更が完了していないことを示す「作業中」のステータス(第1の状態の一例)、又は、部品データの変更が完了したことを示す「リリース済」のステータス(第2の状態の一例)のいずれかを設定する状態設定部として機能させること
(5-ii) 変更対象の部品データが「作業中」のステータスに設定された時点で、変更対象の部品データと関連付けられているコンテンツをマニュアル用端末2に通知する通知部として機能させること
本変形例では、製品に含まれる部品の設計変更が開始された時点で、製品開発部門の担当者による開発用端末3に対する操作によって、開発用端末3が、部品IDを特定した部品の変更開始通知を開発用サーバ7に送信する(ステップS50)。部品の変更開始通知を受信すると開発用サーバ7は、処理対象となる部品IDに対応する部品データのステータスを「作業中」に設定する(ステップS52)。この部品IDに関連するコンテンツIDを特定するステップS54~S60は、図12のステップS14~S20と同じである。本変形例では、開発用サーバ7は、特定されたコンテンツIDと、変更対象の部品IDのステータス(つまり、「作業中」)をマニュアル用端末2に通知する(ステップS62)。その結果、マニュアル用端末2は、特定の部品の設計変更が開始されたことを示すメッセージ、および、特定されたコンテンツを表示する(ステップS64)。
そのため、マニュアル作成部門の担当者は、オンラインマニュアルの特定のコンテンツに関連する部品の設計変更が行われたことを認識し、例えば製品開発部門の担当者とコンタクトすることによって部品の設計変更の概要を知る契機が得られ、オンラインマニュアルの改訂に着手することができる。
その結果、マニュアル用端末2は、特定の部品が変更を完了したことを示すメッセージ、および、特定されたコンテンツを表示する(ステップS76)。
そのため、マニュアル作成部門の担当者は、オンラインマニュアルの改訂を完成させてリリースすることができる。
2…マニュアル用端末
21…制御部
22…ストレージ
23…操作入力部
24…表示部
25…通信部
3…開発用端末
31…制御部
32…ストレージ
33…操作入力部
34…表示部
35…通信部
5…マニュアル用サーバ
51…制御部
52…ストレージ
53…通信部
6…公開サーバ
7…開発用サーバ
71…制御部
72…ストレージ
73…通信部
101…タイトル表示部
102…メニュー表示部
103…本文表示部
201…階層表示部
202…一覧表示部
203…タブ
204…部品階層表示部
205…部品プロパティ表示部
206…部品画像表示部
207…コンテンツID表示部
208…影響度合表示部
209…ステータス表示部
P…ページ
A1~A6…領域
T…テンプレート
G1~G8…画面
NW…ネットワーク
Claims (9)
- ネットワークを介して通信可能な情報処理装置、第1サーバ、および、第2サーバを含む情報処理システムであって、
前記第1サーバは、
複数の部品からなる製品のオンラインマニュアルを構成するための複数のコンテンツを有するオンラインマニュアル用データを記憶する第1記憶部と、
前記複数のコンテンツのうち少なくともいずれかのコンテンツに対して、前記複数の部品のいずれかの部品と関連付ける第1関連付け部と、を備え、
前記第2サーバは、
前記製品の各部品に関する部品データを有する製品データを記憶する第2記憶部と、
前記製品データのうち変更対象の部品データに対応する部品が関連付けられているコンテンツを前記複数のコンテンツの中から特定する特定部と、
前記特定部によって特定されたコンテンツを前記情報処理装置又は前記第1サーバのいずれかに通知する通知部と、を備えた、
情報処理システム。 - 前記複数の部品は、2以上の部品が組み合わされたユニット部品を含み、
前記複数のコンテンツのうち少なくともいずれかのコンテンツは、前記複数の部品のいずれかの部品、又は、前記複数の部品に含まれるいずれかのユニット部品と関連付けられている、
請求項1に記載された情報処理システム。 - ネットワークを介して通信可能な情報処理装置、第1サーバ、および、第2サーバを含む情報処理システムであって、
前記第1サーバは、
複数の部品からなる製品のオンラインマニュアルを構成するための複数のコンテンツを有するオンラインマニュアル用データを記憶する第1記憶部、を備え、
前記第2サーバは、
前記製品の各部品に関する部品データを有する製品データを記憶する第2記憶部と、
前記製品データの少なくともいずれかの部品データに対して、前記複数のコンテンツのうちいずれかのコンテンツを関連付ける第2関連付け部と、
前記製品データのうち変更対象の部品データが関連付けられているコンテンツを前記複数のコンテンツの中から特定する特定部と、
前記特定部によって特定されたコンテンツを前記情報処理装置又は前記第1サーバのいずれかに通知する通知部と、を備えた、
情報処理システム。 - 前記第2サーバは、前記製品データの各部品データに対して、前記製品のオンラインマニュアルに対する影響度合を示す値を設定する設定部を備え、
前記変更対象の部品データに設定されている値が、影響が小さいことを示す値である場合、前記第2サーバの通知部は、前記変更対象の部品データと関連付けられているコンテンツを前記情報処理装置に通知しない、
請求項1から3のいずれか一項に記載された情報処理システム。 - 前記第2サーバは、前記変更対象の部品データに対して、部品データの変更が完了していないことを示す第1の状態、又は、部品データの変更が完了したことを示す第2の状態のいずれかを設定する状態設定部を備え、
前記第2サーバの通知部は、前記変更対象の部品データが第1の状態に設定された時点で、前記変更対象の部品データと関連付けられているコンテンツを前記情報処理装置に通知する、
請求項1から4のいずれか一項に記載された情報処理システム。 - 外部の情報処理装置と通信可能であり、複数の部品からなる製品のオンラインマニュアルを構成するための複数のコンテンツを有するオンラインマニュアル用データにアクセス可能なサーバであって、
前記オンラインマニュアル用データでは、前記複数のコンテンツのうち少なくともいずれかのコンテンツが前記複数の部品のいずれかの部品と関連付けられており、
前記サーバは、
前記製品の各部品に関する部品データを有する製品データを記憶する記憶部と、
前記製品データのうち変更対象の部品データに対応する部品が関連付けられているコンテンツを前記複数のコンテンツの中から特定する特定部と、
前記特定部によって特定されたコンテンツを前記情報処理装置に通知する通知部と、
を備えたサーバ。 - 外部の情報処理装置と通信可能であり、複数の部品からなる製品のオンラインマニュアルを構成するための複数のコンテンツを有するオンラインマニュアル用データにアクセス可能なサーバであって、
前記サーバは、
前記製品の各部品に関する部品データを有する製品データを記憶する記憶部と、
前記製品データの少なくともいずれかの部品データに対して、前記複数のコンテンツのうちいずれかのコンテンツを関連付ける関連付け部と、
前記製品データのうち変更対象の部品データが関連付けられているコンテンツを前記複数のコンテンツの中から特定する特定部と、
前記特定部によって特定されたコンテンツを前記情報処理装置に通知する通知部と、
を備えたサーバ。 - ネットワークを介して通信可能な情報処理装置、第1サーバ、および、第2サーバによる情報処理方法であって、
前記第1サーバが、複数の部品からなる製品のオンラインマニュアルを構成するための複数のコンテンツを有するオンラインマニュアル用データにおいて、前記複数のコンテンツのうち少なくともいずれかのコンテンツに対して、前記複数の部品のいずれかの部品と関連付け、
前記第2サーバが、前記製品の各部品に関する部品データを有する製品データにおいて、変更対象の部品データに対応する部品が関連付けられているコンテンツを前記複数のコンテンツの中から特定し、
前記第2サーバが、特定したコンテンツを前記情報処理装置又は前記第1サーバのいずれかに通知する、
情報処理方法。 - ネットワークを介して通信可能な情報処理装置、第1サーバ、および、第2サーバによる情報処理方法であって、
前記第1サーバは、複数の部品からなる製品のオンラインマニュアルを構成するための複数のコンテンツを有するオンラインマニュアル用データを記憶しており、
前記情報処理方法は、
前記第2サーバが、前記製品の各部品に関する部品データを有する製品データの少なくともいずれかの部品データに対して、前記複数のコンテンツのうちいずれかのコンテンツを関連付け、
前記第2サーバが、前記製品データのうち変更対象の部品データが関連付けられているコンテンツを前記複数のコンテンツの中から特定し、
前記第2サーバが、特定したコンテンツを前記情報処理装置又は前記第1サーバのいずれかに通知する、
情報処理方法。
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Publications (2)
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