JP6856663B2 - 電装ボックス - Google Patents

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Description

本発明は、空気調和機の室内機などに備えられる電装ボックスに関する。
空気調和機は、一般に、室内に配置される室内機(室内側ユニット)と、屋外に配置される室外機(室外側ユニット)とで構成される。これらの各ユニットは、冷媒配管および電気配線で互いに接続される。また、室内機には、電源に接続するためのプラグを先端部に有する電源コードが設けられている。電気配線および電源コードは、空気調和機の制御を行う電装基板と接続されている。
この電装基板を保持および固定するために、室内機には電装ボックス(電気部品箱とも呼ばれる)が備えられている。そして、電装ボックス内の電装基板には、複数の電気配線および電源コードが接続されている。そのため、電装ボックスには、電気配線及び電源コード(電源配線)を適切な位置に設置する(すなわち、電源コードの品質に悪影響を及ぼさない程度に、電源コードを動かない状態で機器に取り付ける)ことが求められる。特に、室内機に電源を供給する電源コードは、安全性を考慮して十分な引張強度を確保するために、ビス、コードクランプなどの固定部品を用いて、電装ボックスに位置ずれしない状態で取り付けられている。
また、特許文献1には、コードクランプを使用することなく、電源コードや電気配線を固定することが提案されている。特許文献1に開示された空気調和機においては、電源コードを配置する構成として、ユニット本体の後板の周面部と前面パネルとの間に形成され、電気部品箱から延出される電源コードKが挿通される間隙部10と、後板周面部から間隙部へ突設され、間隙部に挿通される電源コードの中途部の位置を規制するガイドボス部12とが設けられている。
特開平10−110970号公報
しかしながら、ビス、コードクランプなどのように、電気部品箱(電装ボックス)とは別の構成部品を用いて電源コードを固定する構成では、部品の組み合わせ時のバラツキによって、固定力にもばらつきが生じる。そのため、製品の組み立てが完了するまでの間は、電源コードが完全に位置決めされておらず不安定な状態となる。そのため、例えば、組み立て途中の電装ボックスを輸送する間に、電源コードが所定の位置からずれてしまうという問題が生じる。
また、電源コードは、対応する電圧および電流によって、その太さ(径)や硬さに違いがある。このような異なる種類の電源コードを、例えば、特許文献1に記載されているような構成の電気部品箱(電装ボックス)に取り付けようとすると、間隙部の大きさが一定であるため、径が小さく比較的柔らかい電源コードは容易に取り付けることができるが、径が大きく硬い電源コードを取り付けることが困難な場合がある。また、より大きな間隙部を有する別の電気部品箱(電装ボックス)の場合には、径が小さく比較的柔らかい電源コードは固定力が弱く、輸送中に外れやすいという問題が生じる。
そこで、本発明の一局面では、色々な種類の電源コードなどの配線をそれぞれ適切な位置に設置することのできる電装ボックスを提供することを目的とする。
本発明の一局面にかかる電装ボックスは、電装基板を収容する。この電装ボックスは、電装基板が配置される基板設置部と、前記電装基板に接続される配線が取り付けられる配線取付部とを備えている。前記配線取付部は、板状部材と、前記板状部材から突出し、前記配線の上流側が配置される第1ガイド部と、前記板状部材から突出し、前記配線の下流側が配置される第2ガイド部と、前記第1ガイド部と前記第2ガイド部との間に配置され、前記配線の進行方向を変更させる突起部とを有している。そして、前記第1ガイド部および前記第2ガイド部には、その頂部に庇部がそれぞれ設けられている。
本発明の一局面にかかる電装ボックスは、色々な種類の配線をそれぞれ適切な位置に設置することができる。
本発明の一実施形態にかかる空気調和機の室内機の外観を示す斜視図である。 図1に示す室内機の前面パネルを開けた状態を示す斜視図である。 図1に示す室内機の内部構成を示す斜視図である。この図では、室内機の側方部分に配置された電装ボックスの外観構成を示す。 図1に示す室内機に備えられた電装ボックスを示す斜視図である。 図1に示す室内機に備えられた電装ボックスを示す斜視図である。 図4に示す電装ボックスのA−A線における構成を示す断面図である。この図では、電装ボックスに設けられたコード取付部の構成を示す。 図5に示す電装ボックスのB−B線における構成を示す断面図である。この図では、電装ボックスに設けられたコード取付部の構成を示す。 本発明の一実施形態にかかる電装ボックスに、小径の電源コードを取り付けた状態を示す側面図である。 本発明の一実施形態にかかる電装ボックスに、大径の電源コードを取り付けた状態を示す側面図である。 第2の実施形態にかかる電装ボックスの構成を示す側面図である。この図では、電装ボックスにフェライトコア付きの電源コードを取り付けた状態を示す。 第2の実施形態にかかる電装ボックスの構成を示す側面図である。この図は、図10に示す電装ボックスを別の方向から見た図である。 図10に示す電装ボックスのコード取付部の構成を示す斜視図である。 第3の実施形態にかかる電装ボックスの構成を示す断面図である。この図は、図4に示す電装ボックスのA−A線における構成に相当する部分の構成を示す。 第4の実施形態にかかる電装ボックスの構成を示す側面図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
〔第1の実施形態〕
第1の実施形態では、本発明の一例の電装ボックスを備えている空気調和機を例に挙げて説明する。なお、本実施形態では、電装ボックスに取り付けられる配線の一例として、電源コードを例に挙げて説明する。ただし、本発明の一態様では、電源コード以外の配線を取り付ける場合にも適用できる。
図1は、本実施の形態に係る空気調和機の室内機1の外観構成を示す。図2には、室内機1の前面パネル11を開けた状態を示す。図3には、室内機1の内部の構成を示す。
<空気調和機の全体構成>
先ず、本実施の形態にかかる空気調和機の全体構成について説明する。本実施の形態にかかる空気調和機は、セパレート式の空気調和機であって、主として、室内機1と室外機(図示せず)とから構成されている。
室外機には、圧縮機、室外側熱交換器、四方弁、室外ファンなどが備えられている。これらと室内機1側に備えられた室内側熱交換器17(図3参照)とによって冷凍サイクルが形成される。
次に、室内機1の構成について、図1、図2および図3を用いて説明する。図1に示すように、室内機1は、略直方体状の形状を有しており、通常、部屋の壁の上部に掛けられて使用される。上述したように、室内機1内には室内側熱交換器17が備えられている。この室内側熱交換器17は、冷媒配管(図示せず)を介して室外機側の圧縮機などと接続されている。これにより、この室内機1と室外機とは、冷凍サイクルを構成し、その結果、空気調和機として機能する。なお、冷凍サイクルを制御する制御部は、室内機1内の電装ボックス20(図2参照)に設けられる。
図2に示すように、室内機1は、主として、筐体10、電装ボックス20、室内側熱交換器17、およびフィルタ(図示せず)などを備えている。以下、これらの各構成部材についてそれぞれ説明する。
筐体10は、略直方体状の樹脂成形品である。図1に示すように、筐体10は、主として、前面パネル11、本体パネル12、および背面パネル13で構成されている。図2に示すように、筐体10の内部には、室内側熱交換器17および電装ボックス20などが収容されている。なお、図示はしていないが、前面パネル11と室内側熱交換器17との間には、フィルタが設けられている。
なお、説明の便宜上、前面パネル11が配置されている側を室内機1の前面側とし、背面パネル13が配置されている側を室内機1の背面側とする。そして、室内機1の前面側から背面側、または背面側から前面側へ向かう方向のことを、前後方向(図3中でZ方向)という。また、室内機1の通常の設置状態において、上方から下方または下方から上方へ向かう方向のことを、上下方向または鉛直方向(図3中でY方向)という。また、この上下方向に交差または直交する方向のことを、水平方向または左右方向(図3中でX方向)という。また、前面パネル11を正面から見た状態で、右側に位置する室内機1の側面を右側面とし、左側に位置する室内機1の側面を左側面とする。
筐体10の上面には、吸込み口14が設けられている。この吸込み口14から、室内機1が設置されている室内の空気が室内機1内に取り込まれる。この吸込み口14の真下には、フィルタが配置されている。
前面パネル11は、筐体10の前面(正面)に位置する。前面パネル11は、本体パネル12に対して開閉可能に取り付けられている。図2には、前面パネル11が開いている状態を示す。通常、前面パネル11を開けた状態では、フィルタが前面部に現れるが、図2では、フィルタの図示を省略している。そのため、図2には、フィルタの背面側に位置する室内側熱交換器17が示されている。また、本実施形態では、電装ボックス20は、室内機1の筐体10内の右側方部に配置されている。
また、本体パネル12の下部には、吸込み口から吸い込んだ空気を送出する吹出口が設けられており、吹出口にフラップ15が開閉可能に設けられている。フラップ15には、駆動モータ(図示せず)が連結されている。駆動モータは、電気配線を介して電装ボックス20内の電装基板29に通信接続されており、空気調和機の運転中、電装ボックス20に配置された電装基板29に設けられた制御部からの制御信号に従ってフラップ15の回動角度を調節する。
また、背面パネル13の右側面部の背面側の下方には、電源コード(配線)90の最終出口13aが形成されている。先端にプラグを有する電源コード90の下流側は、最終出口13aから室内機1の外へ出る。なお、ここで説明する電源コード90の最終出口13aの位置は、本発明の一例であり、本発明はこの構成に限定はされない。
室内側熱交換器17は、複数の熱交換器を、クロスフローファン(図示せず)を覆う屋根(逆V字)のように組み合わせたものである。なお、各熱交換器は、左右両端で複数回折り返された伝熱管(図示せず)に多数の放熱フィン(図示せず)が取り付けられたものであって、冷房運転時には蒸発器として機能し、暖房運転時には凝縮器として機能する。
クロスフローファンは、室内側熱交換器17の背面下方側に配置されている。クロスフローファンは、駆動モータ(図示せず)に連結されている。そして、クロスフローファンは、空気調和機の運転中、その駆動モータによって回転駆動され、室内の空気を筐体10に吸い込んで室内側熱交換器17に供給すると共に、室内側熱交換器17で熱交換された空気を室内に送出する。なお、駆動モータは、電気配線を介して電装ボックス20内の電装基板29に通信接続されており、電装ボックス20内の電装基板29に設けられた制御部から送信される制御信号に従って動作する。
電装ボックス20は、例えば、筐体10内の右側端部に配置される。電装ボックス20は電装基板29を備えている。電装基板29には、中央処理演算部(制御部)、信号送受信部などが搭載されている。電装ボックス20内の電装基板29は、電気配線を介して、冷凍サイクルの各構成部材と接続されている。そして、電装基板29内の制御部は、使用者の指示、および室温や外気温を検出する温度センサ等の各種センサの検出信号に基づいて、冷凍サイクルを制御し、冷房運転や暖房運転などを行う。なお、本実施形態の室内機1における電装ボックス20の配置位置は、一例であり、本発明ではこの構成に限定はされない。
また、電装ボックス20内の電装基板29は、電気配線を介して、クロスフローファンの駆動モータ、フラップ15の駆動モータ、フィルタ清掃装置(図示せず)の駆動モータなどとも接続されている。また、電装ボックス20には、電源コード90(図8参照)が接続されている。電源コード90の先端(最も下流側)には、電源に接続されるプラグが設けられている。これにより、電源コード90を介して、電装ボックス20内の電装基板29へ電力を供給することができる。なお、本明細書において、電源コードの上流側あるいは電源コードの進行方向の上流側とは、電装基板29との接続部側を意味し、電源コードの下流側あるいは電源コードの進行方向の下流側とは、プラグが設けられている側のことを意味する。
フィルタ(図示せず)は、吸込み口14と室内側熱交換器17との間に設けられている。フィルタは、吸込み口14から室内機1の内部に取り込まれる空気に含まれる埃や塵を捕捉する。これにより、室内機1の内部に取り込まれる空気中の埃や塵の量を減らすことができる。
<電装ボックスの構成>
続いて、室内機1に備えられている電装ボックス20のより具体的な構成について、図4から図7を参照しながら説明する。
図4および図5は、電装ボックス20を示す斜視図である。図4では、電装ボックス20の左側を下方から見た状態を示す。また、図5では、電装ボックス20の左側面部分の構成を示す。なお、図4および図5では、電装ボックス20を室内機1に設置した場合の位置関係を、XYZの矢印で示す。なお、矢印Xは、室内機1の水平方向または左右方向に対応する。矢印Yは、室内機1の上下方向または鉛直方向に対応する。矢印Zは、室内機1の前後方向に対応する。
電装ボックス20は、例えば、プラスチック製の樹脂成形体である。図4および図5に示すように、電装ボックス20は、主として、基板設置部21、コード取付部(配線取付部)22、前面部23、底部24、およびフェライトコア配置部26などから構成されている。
基板設置部21は、略平板状の基板配置板25を有している。図4および図5においては、基板配置板25の左側面が示されている。また、電装基板29は、基板配置板25の右側面に沿って取り付けられている(図3参照)。
コード取付部22は、電装基板29と接続された電源コード90(図8など参照)をある程度動かない状態で固定するための部材である。ここで、電源コードをある程度動かない状態で固定するとは、電源コードの品質に悪影響を及ぼさない程度に、電源コードが動かない状態で維持されることをいう。コード取付部22には、電源コード90が位置決めされた状態で取り付けられる。本実施形態では、コード取付部22は、基板設置部21の下方に位置する。但し、本発明はこれに限定はされない。
なお、上述したように、電源コード90の最上流部は、電装基板29と接続されている。また、電源コード90は、その先端側(最下流部)に、電源と接続されるプラグを有しており、筐体10の右側面部の背面側の下方に設けられた最終出口13aから機外へ出るような構成となっている。そのため、コード取付部22は、電装基板29から最終出口13aへと至る電源コード90の経路に沿った位置(すなわち、経路の途中)に設けられていることが好ましい。
前面部23は、電装ボックス20の前側部分を構成する。図2に示すように、筐体10の前面パネル11を開くと、前面部23は部分的に露出する。
底部24は、電装ボックス20の底部分を構成する。底部24の上面24aは、前方側から後方側へ向かって下方に傾斜している。そして、上面24a上には、電源コード90が部分的に載置される。
フェライトコア配置部26は、コード取付部22の背面側に位置する。フェライトコア配置部26には、電源コード90に任意に取り付けられるフェライトコアが載置される。また、本実施形態では、フェライトコア配置部26には、左右方向(板状部材51(図6参照)と交差する方向)へのフェライトコアの移動を規制する壁部46が設けられている。
また、電装ボックス20には、電装基板29からの電源コード90の経路に沿って、順に、第1誘導部31、第2誘導部32、および誘導壁33が設けられている。第1誘導部31は、前面部23の背面に形成されている。第2誘導部および誘導壁33は、後述する板状部材51上に形成されている。誘導壁33は、底部24の上面24aと所定の距離だけ離間し、底部24の上面24aと略平行になるように配置されている。また、誘導壁33の最下流側の端部は、電源コード90の取り付け方向に沿って曲がっており、その折曲がり部は丸みを帯びている。すなわち、折曲がり部は、湾曲した形状を有している。第1誘導部31、第2誘導部32、および誘導壁33により、電源コード90は、電装基板29からコード取付部22へと導かれる。この所定の距離は、少なくとも電源コード90を通すことができる距離を有する。
また、電装ボックス20において、電源コード90の進行方向の最下流側に相当する位置には、電源コード90の出口Eが設けられている。本実施形態では、電源コード90を出口Eへ案内するための構成として、第3ガイド部45が設けられている。後述するように、第2ガイド部42を通った電源コード90は、第3ガイド部45によってその進行方向が規制され、出口Eから電装ボックス20の外へ出る。なお、第3ガイド部45は、電源コード90の取り付け方向に沿って丸みを帯びた形状となっている。本実施形態では、第3ガイド部45は、X方向(図4など参照)に軸を有する円柱形状となっている。
<コード取付部の構成>
続いて、図4から図7を参照しながらコード取付部22の具体的な構成を説明する。図6および図7には、コード取付部22が設けられている箇所の電装ボックス20の断面構成を示す。なお、図6および図7では、電装ボックス20を室内機1に設置した場合の位置関係を、XYZの矢印で示す。なお、矢印Xは、室内機1の水平方向または左右方向に対応する。矢印Yは、室内機1の上下方向または鉛直方向に対応する。矢印Zは、室内機1の前後方向に対応する。
コード取付部22は、主として、板状部材51と、第1ガイド部41と、第2ガイド部42と、突起部43と、側壁部44とを有している。
板状部材51は、第1ガイド部41、第2ガイド部42、突起部43、および側壁部44というコード取付部22の構成部材を配置するための土台となる。言い換えると、第1ガイド部41、第2ガイド部42、突起部43、および側壁部44は、板状部材51上から突出するように設けられている(図6参照)。図6に示すように、板状部材51は、基板配置板25と段差を有した状態で、基板配置板25と略平行に配置されている。
第1ガイド部41は、誘導壁33の最下流側の端部に配置されている。第1ガイド部41には、コード取付部22における電源コード90の上流側が配置される。また、第2ガイド部42には、第1ガイド部41と比較して電源コード90のより下流側が配置される。すなわち、電源コード90の進行方向のより上流側(電装基板29により近い側)に、第1ガイド部41が設けられており、電源コード90の進行方向のより下流側(プラグにより近い側)に、第2ガイド部42が設けられている。
第1ガイド部41の先端(頂部)には、鍔状の庇部41aが設けられている。また、第2ガイド部42の先端(頂部)には、鍔状の庇部42aが設けられている。本実施形態では、第1ガイド部41の庇部41aと、第2ガイド部42の庇部42aとは、その先端側が互いに対向するように各ガイド部41・42の本体部分から飛び出すように配置されている(図8など参照)。コード取付部22に電源コード90が取り付けられる際には、電源コード90は、第1ガイド部41の庇部41aおよび第2ガイド部42の庇部42aの下方をそれぞれ通過する(図8など参照)。なお、第2ガイド部42の本体部分は、電源コード90の取り付け方向に沿って丸みを帯びた形状となっている。
突起部43は、電源コード90の進行方向において、第1ガイド部41と第2ガイド部42との間に配置されている。突起部43は、第1ガイド部41と第2ガイド部42とを結ぶ仮想直線上から外れた位置に配置されている(図8など参照)。なお、本実施の形態では、突起部43は、第1ガイド部41と第2ガイド部42とを結ぶ仮想直線上から上方へ外れた位置に配置されているが、仮想直線上から下方へ外れた位置に配置されるものであってもよい。そして、電源コード90は、突起部43の上方を通って、第2ガイド部42などへ案内される。このように、突起部43は、電源コード90の進行方向を変更させる役割を果たす。なお、突起部43の本体部分は、電源コード90の取り付け方向に沿って丸みを帯びた形状となっている。
また、本実施形態では、突起部43の先端(頂部)にも、鍔状の庇部43aが設けられている。一例では、庇部43aは、突起部43の本体部分から上方へ飛び出すように配置されている。なお、庇部41a、庇部42a、庇部43aは、先端部が丸みを帯びた形状となっている。
側壁部44は、突起部43の上方に配置されている。すなわち、側壁部44は、突起部43を間に挟んで、第1ガイド部41および第2ガイド部42の配置位置の反対側に配置されている。本実施形態では、側壁部44は、互いに略平行な第1側壁44aと第2側壁44bとで構成されている。より径の大きな電源コード90bがコード取付部22に取り付けられる場合には、突起部43と側壁部44(具体的には、第1側壁44a)との間を電源コード90bが通る(図9参照)。
続いて、コード取付部22を構成する第1ガイド部41、第2ガイド部42、突起部43、および側壁部44の板状部材51からの高さについて、図6および図7を参照しながら説明する。
図7に示すように、本実施形態では、第1ガイド部41の高さH1と、第2ガイド部の高さH2とは、略同じとなっている。また、図6に示すように、本実施形態では、第1ガイド部41の高さH1と、側壁部44の高さH4とは、略同じとなっている。すなわち、第1ガイド部41の高さH1と、第2ガイド部の高さH2と、側壁部44の高さH4とは、略同じとなっている。
なお、電源コード90は、コード取付部22に取り付けられた場合、第1ガイド部41の高さH1、第2ガイド部の高さH2、および側壁部44の高さH4の高さよりも低く位置するように、取り付けられることが好ましい。すなわち、電源コード90の径や、板状部材51からの電源コード90の浮き具合を考慮して、各高さH1、H2およびH4が規定されることが好ましい。これにより、電装ボックス20に隣接して配置される各種駆動モータなどと電源コード90とが接触することを抑えることができる。
また、本実施形態では、図7に示すように、突起部43の高さH3は、第1ガイド部41の高さH1および第2ガイド部の高さH2の少なくとも何れか一方よりも、低くなっていることが好ましい。この構成によれば、比較的径の小さな電源コード90aをコード取付部22に取り付けた際に、庇部43aと板状部材51との間の空間に電源コード90aを配置させることができる(図8参照)。一方、比較的径の大きな電源コード90bをコード取付部22に取り付けた際には、電源コード90bは上記の空間を通ることなく、例えば、庇部43aの上方を通過させることができる(図9参照)。そのため、突起部43の高さH3は、大径の電源コード90bの幅に合わせて設定してもよい。
なお、突起部43の高さH3は、以下のように設定することもできる。すなわち、径の小さな電源コード90aをコード取付部22に取り付ける際には、庇部43aと板状部材51との間の空間に電源コード90aを配置させることができ、かつ、径の大きな電源コード90bをコード取付部22に取り付ける際には、電源コード90bは上記の空間を通ることなく、庇部43aの上方を通過させることができる程度の高さに、高さH3を設定することもできる。高さH3をこのように設定することで、取り付けるコードの種類を判別するのに役立てることもできる。
このように、本実施形態の構成によれば、各電源コードの径や硬さの違いに応じて、コード取付部22における配置位置を異ならせることができる。例えば、径の小さな電源コード90aは、庇部43aと板状部材51との間の空間に配置されることで、コード取付部22から外れにくくすることができる。また、例えば、径の大きな電源コード90bは、庇部43aの上方を通過させることで、製品の組み立て時に、作業者が容易に電源コード90bを電装ボックス20に取り付けることができる。
なお、電源コード90の種類としては、例えば、以下のものが挙げられる。
すなわち、小径の電源コード90aとして、100V15A、および100V20Aなどの電源コードが挙げられる。また、大径の電源コード90bとして、200V15Aの電源コードが挙げられる。本明細書では、各種電源コードを総称する場合には電源コード90と記載し、小径の電源コードについて言及する場合は電源コード90aと記載し、大径の電源コードについて言及する場合は電源コード90bと記載する。
<径の異なる電源コードの取り付けについて>
続いて、電装ボックス20に径の異なる2種類の電源コード90aおよび90bを取り付ける方法について説明する。図8には、電装ボックス20に小径の電源コード90aを取り付けた状態を示す。図9には、電装ボックス20に大径の電源コード90bを取り付けた状態を示す。
電装基板29に接続されている電源コード90(90aおよび90b)の上流側は、第1誘導部31および第2誘導部32に沿って、誘導壁33と底部24の上面24aとの間の通路に導かれる。電源コード90(90aおよび90b)は、誘導壁33と上面24aとの間の通路を通過して、コード取付部22に導かれる。ここまでの経路は、小径の電源コード90aと大径の電源コード90bとで共通している。
そして、小径の電源コード90aの場合は、図8に示すように、コード取付部22の第1ガイド部41の庇部41aの下の空間を通った後、突起部43の庇部43aの下の空間を通過し、続いて、第2ガイド部42の庇部42aの下の空間を通る。そして、最終的に、電源コード90aは、第3ガイド部45と上面24aとの間に形成された出口Eを通って電装ボックス20の外へ出る。
一方、大径の電源コード90bの場合は、図9に示すように、コード取付部22の第1ガイド部41の庇部41aの下の空間を通った後、突起部43の上方に形成された空間(すなわち、突起部43と第1側壁44aとの間の空間)を通過し、続いて、第2ガイド部42の庇部42aの下の空間を通る。そして、最終的に、電源コード90aは、第3ガイド部45と上面24aとの間に形成された出口Eを通って電装ボックス20の外へ出る。
以上のように、小径の電源コード90aの場合も、大径の電源コード90bの場合も、電源コード90は、第1ガイド部41の庇部41aと板状部材51との間の空間、および、第2ガイド部42の庇部42aと板状部材51との間の空間を通る。これにより、電装ボックス20が室内機1に搭載されたときに、電源コード90が室内機1の水平方向側へ飛び出すことを抑えることができる。そのため、電装ボックス20に隣接して備えられた駆動モータなどに電源コード90が接触することを抑えることができる。
また、コード取付部22からより外れやすい小径の電源コード90aの場合には、突起部43の庇部43aと板状部材51との間の空間を通すことによって、コード取付部22により確実に電源コード90aを固定させることができる。
また、比較的硬いために、コード取付部22への取り付けがより困難な大径の電源コード90bの場合には、突起部43の上方に形成された空間を通すことで、作業者がより容易に電源コード90bを取り付けることができる。
上述の電源コード90の取付方法の説明では、その上流側から電装ボックス20に電源コード90を取り付けるような説明をしている。しかし、電装ボックス20に対して電源コード90を取り付ける方法は、上述した順序に限定はされない。製品組み立て時の作業者がより効率的に取り付けられる方法で、電源コード90を取り付ければよい。
また、電源コード90は、各庇部(庇部41a、庇部42a、庇部43a)の先端部、第3ガイド部45、第2ガイド部42の本体部分、突起部43、誘導壁33の折曲がり部などと部分的に接触しながら、その進行方向がガイドされる。そのため、上述したように、これらの各部材が、電源コードの取り付け方向に沿って丸みを帯びていることにより、電源コードを滑らかに誘導するとともに、電源コードを傷つける可能性を低減できる。
以上のように、本実施形態の電装ボックス20には、コード取付部22が設けられていることで、輸送中などに電装ボックス20から電源コード90が抜けることが抑えられる。そのため、組み立て時に、作業者が電源コード90を入れ直す必要が低減され、組み立て時の作業性を向上させることができる。
また、本実施形態の電装ボックス20によれば、固定用の部品を別途使用することなく、電装ボックス20の電源コード90を位置決めして配置させることができる。そのため、部品の組み立て途中の段階で、電装ボックスを輸送などするときに、電源コード90が所定の位置からずれてしまうことを抑えることができる。
また、本実施形態の電装ボックス20では、コード取付部22内を通る電源コード90の進行方向が途中で変更されるように、第1ガイド部41、第2ガイド部42、および突起部43の位置が規定されている。これにより、電源コード90は、コード取付部22内で曲がった状態で取り付けられる。そのため、電源コード90のプラグ側を引っ張ったときにも、コード取付部22によって電源コードを動きにくくすることができるため、電源コード90が抜けたり、電装基板29から外れたりすることを抑えることができる。
また、本実施形態の構成によれば、電装ボックス20の側面側に隣接して配置されたファンなどの駆動モータ側へ電源コード90が移動することを抑えることができる。また、コード取付部22に電源コード90が取り付けられていることで、駆動モータと一定の距離を保って電源コード90を配置することができる。これにより、稼働時に発熱する駆動モータと電源コード90とが接触することを避けることができる。
なお、本実施形態では、図3に示す室内機1のXYZ方向に対して、電装ボックス20が、図4に示すXYZ方向に取り付けられる構成について説明した。しかしながら、室内機1に対する電装ボックス20の配置位置は、この構成限定はされない。例えば、電装ボックス20のXY面を、室内機1の水平面(XZ面)に沿って配置することもできる。
〔第2の実施形態〕
本発明の第2の実施形態について、図10から図12を参照しながら説明する。第2の実施形態は、電装ボックスに取り付ける電源コードの構成が第1の実施形態とは異なっている。電装ボックス20自体の構成については、第1の実施形態と同様の構成が適用できる。そこで、第1の実施形態と同じ構成が適用できる構成部材については、第1の実施形態と同じ符号を付し、その説明を省略する。
第2の実施形態では、電装ボックス20にフェライトコア付きの電源コード90cが取り付けられる例について説明する。フェライトコアは、電源のノイズ対策のために用いられる。
図10には、フェライトコア付きの電源コード90cを電装ボックス20に取り付けた状態を示す。図10は、電装ボックス20を室内機1に取り付けた場合の左側部分を示す図である。図11には、図10に示す電装ボックス20および電源コード90cを反対側から見た状態を示す。図11は、電装ボックス20を室内機1に取り付けた場合の右側部分を示す図である。図12は、電装ボックス20のフェライトコア配置部26周辺を拡大して示す図である。
第1の実施形態で説明した電源コード90aおよび90bと同様に、電源コード90cは、誘導壁33と上面24aとの間の通路を通過して、コード取付部22に導かれる。
そして、電源コード90cは、図10に示すように、コード取付部22の第1ガイド部41の庇部41aの下の空間を通った後、突起部43と第1側壁44aとの間の空間を通って、コード取付部22の背面側に設けられたフェライトコア配置部26へと案内される。
図12に示すように、フェライトコア91は、筒状の部材である。電源コード90cは、その中途部分において、フェライトコア91の中央の空間部分からフェライトコア91の外周面を一周して先端側のプラグへと至っている。本実施形態では、電源コード90cのフェライトコア91配置部分が、電装ボックス20のフェライトコア配置部26に配置される。なお、図11に示すように、フェライトコア配置部26の空間内には、位置決め突起26aが形成されていてもよい。これにより、フェライトコア配置部26に、フェライトコア91を安定した状態で配置することができる。
なお、フェライトコア配置部26には、板状部材51と段差を有し、板状部材51と略平行に位置するように形成された壁部46が設けられている。これにより、電源コード90c付きの電装ボックス20を室内機1に設置した際に、フェライトコア91の水平方向(板状部材51と交差する方向)への移動を規制することができる。
フェライトコア配置部26を通った電源コード90cは、その後、第3ガイド部45で方向変更される。すなわち、フェライトコア配置部26を通過した電源コード90cは、第3ガイド部45で、その進行方向が規制される。そして、最終的に、電源コード90cは、第3ガイド部45と上面24aとの間に形成された出口Eを通って電装ボックス20の外へ出る。このように、フェライトコア付きの電源コード90cの場合には、第2ガイド部42を通ることなく、フェライトコア配置部26を通って、出口Eへと導かれる。
以上のように、電装ボックス20を用いることで、フェライトコア付きの電源コード90cを、電装ボックス20内で方向変更させながら、位置決め配置することができる。そのため、電源コード90cのプラグ側を引っ張ったときにも、電源コード90cが抜けたり、電装基板29から外れたりすることを抑えることができる。
電装ボックス20の構成によれば、フェライトコア配置部26を通った電源コード90cと、第2ガイド部42を通った電源コード90aまたは90bとが、いずれも出口Eを通って電装ボックス20の外へ導かれる。すなわち、どちらの場合も、第3ガイド部45に案内されて電装ボックス20の外へ出る。電装ボックス20を室内機1に設置した状態で、出口Eは、室内機1の最終出口13a側に位置する。そのため、電装ボックス20を出た各種電源コード90a・90b・90cを、室内機1の最終出口13aへと導きやすくなる。
〔第3の実施形態〕
本発明の第3の実施形態について、図13を参照しながら説明する。第3の実施形態では、コード取付部の構成が、第1の実施形態とは異なっている。それ以外の構成については、第1の実施形態と同じ構成が適用できる。以下では、第3の実施形態にかかる電装ボックス120のコード取付部122の構成を中心に説明する。第1の実施形態と同じ構成が適用できる構成部材については、第1の実施形態と同じ符号を付し、その説明を省略する。
図13には、第3の実施形態にかかる電装ボックス120の一部分(コード取付部122周辺部分)を示す。電装ボックス120は、コード取付部122を有している。電装ボックス120において、コード取付部122以外の構成については、第1の実施形態の電装ボックス20と同様の構成が適用できる。
コード取付部122は、主として、板状部材51と、第1ガイド部41と、第2ガイド部42と、突起部143と、側壁部44とを有している。板状部材51、第1ガイド部41、第2ガイド部42、および側壁部44については、第1の実施形態の電装ボックス20と同様の構成が適用できる。
突起部143は、電源コード90の進行方向において、第1ガイド部41と第2ガイド部42との間に配置されている。第1の実施形態と同様に、突起部143は、第1ガイド部41と第2ガイド部42とを結ぶ仮想直線上から外れた位置に配置されている(図8など参照)。そして、電源コード90は、突起部143の上方を通って、第2ガイド部42などへ案内される。このように、突起部143は、電源コード90の進行方向を変更させる役割を果たす。
なお、第1の実施形態では、突起部43の先端(頂部)に、鍔状の庇部43aが設けられていた。これに対して、第3の実施形態にかかる電装ボックス120では、突起部143の端(頂部)に庇部は形成されていない。すなわち、突起部143は、単純な円柱形状を有している。この構成により、電源コード90のコード取付部122への取り付けをより容易に行うことができる。
〔第4の実施形態〕
本発明の第4の実施形態について、図14を参照しながら説明する。第4の実施形態では、コード取付部の構成が、第1の実施形態とは異なっている。それ以外の構成については、第1の実施形態と同じ構成が適用できる。以下では、第4の実施形態にかかる電装ボックス220のコード取付部222の構成を中心に説明する。第1の実施形態と同じ構成が適用できる構成部材については、第1の実施形態と同じ符号を付し、その説明を省略する。
図14には、第4の実施形態にかかる電装ボックス220を示す。この図では、電装ボックス220に、小径の電源コード90aを取り付けた状態を示す。電装ボックス220は、コード取付部222を有している。電装ボックス220において、コード取付部222以外の構成については、第1の実施形態の電装ボックス20と同様の構成が適用できる。
コード取付部222は、主として、板状部材51と、第1ガイド部41と、第2ガイド部42と、突起部243と、側壁部44とを有している。板状部材51、第1ガイド部41、第2ガイド部42、および側壁部44については、第1の実施形態の電装ボックス20と同様の構成が適用できる。
突起部243は、電源コード90aの進行方向において、第1ガイド部41と第2ガイド部42との間に配置されている。第1の実施形態では、突起部43は板状部材51から突出していた。これに対して、第4の実施形態にかかる電装ボックス220では、突起部243は、底部24の上面24aから突出している。図14に示すように、上面24aから突起部243の先端までの距離は、上面24aから第1ガイド部41または第2ガイド部42までの距離よりも、大きくなっている。
第1ガイド部41を通過した電源コード90aは、突起部243の上方を通って、第2ガイド部42などへ案内される。図14に示すように、突起部243は、電源コード90の進行方向を変更させる役割を果たす。そのため、電源コード90aのプラグ側を引っ張ったときにも、電源コード90aが抜けたり、電装基板29から外れたりすることを抑えることができる。
なお、図14では、小径の電源コード90aを電装ボックス220に取り付けた例を示しているが、電装ボックス20と同様に、大径の電源コード90bあるいはフェライトコア付きの電源コード90cも取り付けることができる。
〔第5の実施形態〕
続いて、本発明の第5の実施形態について説明する。上述した各実施形態では、電装ボックスが空気調和機の室内機に内蔵されている例について説明した。しかし、本発明の一局面にかかる電装ボックスは、必ずしも空気調和機に内蔵されている必要はなく、冷蔵庫、洗濯機、電子レンジなどの他の電気製品の電装ボックスとして使用することもできる。
例えば、冷蔵庫は、各国向けの製品によって電源コードの仕様が異なる。そのため、同一の構成を有する冷蔵庫に対して、各国の仕様に応じて、異なる径の電源コードを取り付ける場合がある。このような冷蔵庫の電装ボックスとして、本発明の一態様にかかる電装ボックスを採用することで、径の異なる各電源コードをそれぞれ適切な位置に設置することができる。
(まとめ)
上記の本発明の一局面にかかる電装ボックスにおいて、前記突起部は、前記板状部材から突出しており、その頂部に庇部が設けられていてもよい。この構成によれば、比較的径の小さな配線であっても、電線取付部から外れることをより確実に抑えることができる。
上記の本発明の一局面にかかる電装ボックスにおいて、前記突起部の高さは、前記第1ガイド部および前記第2ガイド部の少なくとも何れか一方の高さよりも低くなっていてもよい。この構成によれば、径の異なる各種配線をより適切に配置することができる。
上記の本発明の一局面にかかる電装ボックスには、前記突起部を間に挟んで、前記第1ガイド部および前記第2ガイド部の配置位置の反対側に、前記板状部材から突出している側壁部がさらに設けられていてもよい。
上記の本発明の一局面にかかる電装ボックスでは、前記突起部に対して、前記配線の進行方向の下流側に、フェライトコアが配置されるフェライトコア配置部が設けられているとともに、前記フェライトコア配置部のさらに下流側に、前記フェライトコア配置部を通過した前記配線の進行方向を規制する第3ガイド部が設けられていてもよい。この構成によれば、フェライトコア付きの電源コードなども適切な位置に取り付けることができる。
上記の電装ボックスにおいて、前記フェライトコア配置部は、前記板状部材と交差する方向へのフェライトコアの移動を規制する壁部を有していてもよい。この構成によれば、フェライトコアをより確実に固定することができる。
上記の電装ボックスは、前記配線の出口をさらに有し、前記第2ガイド部によって進行方向が規制された前記配線と、前記第3ガイド部によって進行方向が規制された前記配線とが、前記出口を通って前記電装ボックスの外へ導かれてもよい。この構成によれば、異なる経路を通った配線を同一の出口から電装ボックスの外へ導くことができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。また、本明細書で説明した異なる実施形態の構成を互いに組み合わせて得られる構成についても、本発明の範疇に含まれる。
上述した第1の実施形態などでは、板状部材51は上下方向および前後方向(すなわち、YZ平面(図4など参照))に配置され、第1ガイド部41、第2ガイド部42、突起部43、および側壁部44は、板状部材51から左右方向(すなわち、X方向(図4など参照))に突出する構成であった。しかしながら、本発明の別の態様では、板状部材51、並びに、第1ガイド部41、第2ガイド部42、突起部43、および側壁部44の配置方向を、上述の第1の実施形態の配置方向とは異ならせることもできる。
例えば、本発明の一態様では、板状部材51を左右方向および前後方向(すなわち、XZ平面(図4など参照))に配置し、第1ガイド部41、第2ガイド部42、突起部43、および側壁部44を、板状部材51から上下方向(すなわち、Y方向(図4など参照))に突出する構成とすることもできる。さらに別の態様では、電装ボックス20の底部分を構成する底部24の上面24aを板状部材として用いることもできる。この場合には、前後方向(すなわち、Z方向(図4など参照))に傾斜した板状部材上に、第1ガイド部、第2ガイド部、突起部、および側壁部などが配置される。このように、コード取付部を構成する各部材(すなわち、板状部材、第1ガイド部、第2ガイド部、突起部、および側壁部など)の配置方向は、上下方向、左右方向、前後方向の何れかに厳密に沿っている必要はなく、傾斜していてもよい。
1 :(空気調和機の)室内機
20 :電装ボックス
21 :基板設置部
22 :コード取付部(配線取付部)
26 :フェライトコア配置部
41 :第1ガイド部
41a :庇部
42 :第2ガイド部
42a :庇部
43 :突起部
43a :庇部
44 :側壁部
45 :第3ガイド部
46 :壁部
51 :板状部材
90 :電源コード(配線)
91 :フェライトコア
120 :電装ボックス
122 :コード取付部(配線取付部)
143 :突起部
220 :電装ボックス
222 :コード取付部(配線取付部)
243 :突起部
E :出口

Claims (5)

  1. 電装基板を収容する電装ボックスであって、
    電装基板が配置される基板設置部と、
    前記電装基板に接続される配線が取り付けられる配線取付部と
    を備え、
    前記配線取付部は、
    板状部材と、
    前記板状部材から突出し、前記配線の上流側が配置される第1ガイド部と、
    前記板状部材から突出し、前記配線の下流側が配置される第2ガイド部と、
    前記第1ガイド部と前記第2ガイド部との間に配置され、前記配線の進行方向を変更させる突起部と
    を有しており、
    前記第1ガイド部および前記第2ガイド部には、その頂部に庇部がそれぞれ設けられており、
    前記突起部は、前記板状部材から突出しており、その頂部に庇部が設けられており、
    前記板状部材と前記突起部の前記庇部との間の距離は、
    前記板状部材と前記第1ガイド部の前記庇部との間の距離、および、前記板状部材と前記第2ガイド部の前記庇部との間の距離のうちの少なくとも何れか一方よりも短くなっており、
    比較的径の小さな配線は、前記板状部材と前記突起部の前記庇部との間に配置され、比較的径の大きな配線は、前記板状部材と前記突起部の前記庇部との間の空間の外側に配置される、電装ボックス。
  2. 前記突起部を間に挟んで、前記第1ガイド部および前記第2ガイド部の配置位置の反対側には、前記板状部材から突出している側壁部がさらに設けられている、請求項1に記載の電装ボックス。
  3. 前記突起部に対して、前記配線の進行方向の下流側には、フェライトコアが配置されるフェライトコア配置部が設けられているとともに、
    前記フェライトコア配置部のさらに下流側には、前記フェライトコア配置部を通過した前記配線の進行方向を規制する第3ガイド部が設けられている、請求項1または2に記載の電装ボックス。
  4. 前記フェライトコア配置部は、前記板状部材と交差する方向へのフェライトコアの移動を規制する壁部を有している、請求項3に記載の電装ボックス。
  5. 前記配線の出口をさらに有し、
    前記第2ガイド部によって進行方向が規制された前記配線と、前記第3ガイド部によって進行方向が規制された前記配線とが、前記出口を通って前記電装ボックスの外へ導かれる、請求項3または4に記載の電装ボックス。
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