JP2008041798A - ケーブル保持構造及び配線構造並びに電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】ケーブルが接続される基板によらず、同一のケーブルを流用可能とすることができるケーブル保持構造及びそのケーブル保持構造を備えた配線構造並びにその配線構造を備えた電子機器を提供すること。
【解決手段】ケーブル161を保持するケーブル保持構造170が、複数の異なる経路長のケーブル経路171、173、172、174を備え、ケーブルコネクタの配置が異なる基板に対して同一のケーブルを使用可能とするようにした。これにより、ケーブルが接続される機構部が同一であって基板が異なっても、ケーブルを保持するケーブル経路を変更することにより同一のケーブルを使用することができるので、適用される電子機器のコストを抑えることができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、ケーブルを保持するケーブル保持構造及びそのケーブル保持構造を備えた配線構造並びにその配線構造を備えた電子機器に関する。
電子機器に内蔵された基板上に搭載して、デジタル信号処理システム全体の小型化、高性能化及び低価格化等を実現する小型かつ高性能なカプラが提案されている。このカプラは、2通りの導体線路を持ち、各導体線路に配線を接続する構成となっている(特許文献1参照)。
特開2005−12559号公報
電子機器のコストを抑えるために、電子機器に内蔵される基本的な機構部を流用していくつかのバリエーションが展開されることがある。この場合、電子機器に内蔵される基板は、通常は電子機器に配設されるインターフェイスコネクタを基準に配置されるため、上記バリエーションによっては基板のサイズが違ってケーブルコネクタの配置が異なることがあり、当該ケーブルコネクタと上記機構部を接続するフレキシブルフラットケーブルの長さを変更する必要がある。基板のサイズが違ってケーブルコネクタの配置が異なっても同一長のフレキシブルフラットケーブルを使用することができれば電子機器のコストを更に抑えることができるが、上記カプラではフレキシブルフラットケーブルに対応することができない。
本発明は、上記のような課題に鑑みなされたものであり、その目的は、ケーブルコネクタの配置が異なる基板に対して同一のケーブルを使用可能とすることができるケーブル保持構造及びそのケーブル保持構造を備えた配線構造並びにその配線構造を備えた電子機器を提供することにある。
上記目的達成のため、本発明のケーブル保持構造では、ケーブルを保持するケーブル保持構造であって、複数の異なる経路長のケーブル経路を備え、ケーブルコネクタの配置が異なる基板に対して同一のケーブルを使用可能とするようにしたことを特徴としている。これにより、ケーブルが接続される機構部が同一であって基板が異なるためにケーブルコネクタの配置が異なっても、ケーブルを保持するケーブル経路を変更することにより同一のケーブルを使用することができるので、適用される電子機器のコストを抑えることができる。
また、前記ケーブルに挿入されるコアを保持するコア保持部を備えたことを特徴としている。これにより、コアをケーブルのノイズ対策のために規定された位置に配置することができるので、適用される電子機器におけるノイズ障害を防止することができる。更に、コアを位置決め固定することができるので、適用される電子機器の組立時におけるコアの破損を防止することができる。また、前記コアの両側に位置する前記ケーブルが逆方向に折り曲げられて保持されていることを特徴としている。これにより、コアをコア保持部に押し付けることができるので、脆性材料であるコアに余計な力を掛けずに確実に保持することができる。
また、前記コアは、周面の少なくとも一部が挟み込まれて固定されていることを特徴としている。これにより、コア保持部からのコアの抜けを防止することができる。また、少なくとも1つの前記ケーブル経路は、前記ケーブルの折込みが可能な構造であることを特徴としている。これにより、ケーブルの長さが長過ぎるときでも、コンパクトに配線することができる。また、前記ケーブル経路は、前記ケーブルの両側を交互に抑えて保持可能な構造であることを特徴としている。これにより、ケーブルの取り付け・取り外しを容易に行うことができる。
上記目的達成のため、本発明の配線構造は、電子機器に使用されるケーブルの配線構造であって、上記各ケーブル保持構造を備えたことを特徴としている。また、上記目的達成のため、本発明の電子機器は、上記配線構造を備えたことを特徴としている。これにより、上記各作用効果を奏する配線構造又は電子機器を提供することが可能である。
本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。尚、以下に説明する実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、本発明の一実施の形態に係るケーブル保持構造を備えた電子機器である記録装置の外観構成の全体を示す斜視図、図2は、その内部構造を示す斜視図である。この記録装置はインクジェット式プリンタ100であり、例えば名刺、カード、L判/2L判、ハガキ、六切やJIS規格のA6判からA4判までのサイズの単票紙に記録することができる機能を備えている。このインクジェット式プリンタ100は、図1に示すように、全体が略直方体状のハウジング101で覆われている。ハウジング101の上部開口部は、開閉自在なカバー102によって覆われている。このカバー102は、後端の回転軸を中心に図示矢印a方向に回動可能に取り付けられている。ユーザは、カバー102を開放することにより、インクカートリッジの交換作業や内部機構のメンテナンス作業等を容易に行うことができる。また、ハウジング101の上面における前面側には操作部110が配設され、上面における背面側には給紙部120が配設され、前面側には排紙部130が配設されている。また、ハウジング101の内部には、図2に示すように、記録部140及び制御部150と、本実施形態のケーブル保持構造170を含む配線部160が配設されている。尚、図示していないが、ハウジング101の内部には、用紙搬送部も配設されている。
操作部110は、押しボタン式のパワー系及び操作系のスイッチ111が配設されている。給紙部120は、上方に向かって矩形状に開口した給紙口121を開閉する機能と、給紙する用紙を1枚もしくは複数枚サポートする機能を併せ持ったペーパーサポート122を備えている。このペーパーサポート122は、後端の回転軸を中心に図示矢印b方向に回動可能に取り付けられている。ユーザは、インクジェット式プリンタ100を使用又は不使用のときは、ペーパーサポート122の両側に指を掛けてペーパーサポート122を開閉することができるので、用紙の差し入れを容易に行うことができ、また給紙口121内への埃の侵入を防止することができる。
排紙部130は、前方に向かって矩形状に開口した排紙口131を開閉する機能と、内部に設けられた排紙される用紙を1枚もしくは複数枚スタックする図示しないスタッカを覆う機能を併せ持ったカバースタッカ132を備えている。このカバースタッカ132は、下端の回転軸を中心に図示矢印c方向に回動可能に取り付けられている。ユーザは、インクジェット式プリンタ100を使用又は不使用のときは、カバースタッカ132の上部に指を掛けてカバースタッカ132を開閉することができるので、セッティングを容易に行うことができ、また排紙口131内への埃の侵入を防止することができる。更に、記録後の用紙は常に前面側から排紙されるので、ユーザは用紙を容易に取り出すことができる。記録部140は、キャリッジ141及び図示しない記録ヘッド等を備えている。用紙搬送部により搬送される用紙は、図示しないキャリッジモータにより走査されるキャリッジ141に搭載された記録ヘッドにより記録されるようになっている。この記録ヘッドは、フルカラー印刷が可能なように、キャリッジ141内に収納された例えばイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの計4色の図示しないインクカートリッジから各色インクが供給されるようになっている。
制御部150は、プリンタコントローラを構成するメイン基板151を備えている。このメイン基板151は、CPU、ROM、RAM、ASIC等の制御素子152、記憶素子やその他の各種回路素子153並びにケーブルコネクタ154及びUSB等のインターフェイスコネクタ155が実装され、プリントエンジンを構成する記録部140と用紙搬送部の図示上方左側に水平配置されている。配線部160は、操作部110、記録部140及び用紙搬送部と、制御部150及び図示しない電源等とを電気的に接続するフレキシブルフラットケーブル161や図示しないビニールケーブルが配線されている。このフレキシブルフラットケーブル161には、ノイズ防止等のためにフェライトコア162が挿入されている。そして、フレキシブルフラットケーブル161及びフェライトコア162が、ケーブル保持構造170に保持固定されている。
ここで、このインクジェット式プリンタ100は、コストを抑えるために内蔵される基本的な機構部、即ち記録部140や用紙搬送部を流用していくつかのバリエーションが展開される。ところが、上記バリエーションによっては制御部150のメイン基板151のサイズが異なることがある。そして、インターフェイスコネクタ155はハウジング101の背面側上端部で露出させる必要があるため、メイン基板151はサイズが異なってもインターフェイスコネクタ155を基準に配置しなければならない。更に、フレキシブルフラットケーブル161からの入力信号がメイン基板151の端部から入力されると、メイン基板151上の電子部品の実装構成が効率的になるため、ケーブルコネクタ154はメイン基板151のサイズが異なっても当該端部に配置しなければならない。
以上の理由から、上記バリエーションによっては、ケーブルコネクタ154から上記機構部へ延びるフレキシブルフラットケーブル161の長さを変更する必要がある。しかしながら、メイン基板151のサイズが違ってケーブルコネクタ154の配置が異なっても同一長のフレキシブルフラットケーブル161を使用することができればインクジェット式プリンタ100のコストを更に抑えることができる。そこで、本実施形態は2つの異なる経路長のケーブル経路を備えたケーブル保持構造170を備えており、このケーブル保持構造170について更に図を参照して以下説明する。
図3は、記録部140と制御部150とを接続するフレキシブルフラットケーブル161及びフェライトコア162のケーブル保持構造170を示す斜視図である。このケーブル保持構造170は、フレキシブルフラットケーブル161を保持する2つのケーブル保持部171、172と、各ケーブル保持部171、172と対応し、フレキシブルフラットケーブル161に挿入されたフェライトコア162を保持する2つのコア保持部173、174と、ビニールケーブル及びこのビニールケーブルに挿入されたフェライトコアを保持する補助保持部175を備えている。ケーブル保持部171、172、コア保持部173、174及び補助保持部175は、ベース板176上に一体成形されている。記録部140からのフレキシブルフラットケーブル161は、電気信号的に非常に重要であり、上記構成のケーブル保持構造170を使用してフレキシブルフラットケーブル161の重なる位置や距離等を規定することにより、フレキシブルフラットケーブル161の能力を十分に発揮させることができる。
ケーブル保持構造170は、ベース板176が水平配置されたメイン基板151の前面側にて垂直に配置されている。そして、2つのケーブル保持部171及びコア保持部173とケーブル保持部172及びコア保持部174は、ベース板176の図示右上側に横方向に並列に配置されている。また、補助保持部175は、ベース板176の図示左側に配置されている。ケーブル保持部171及びコア保持部173は、フレキシブルフラットケーブル161の経路長が比較的短いケーブル経路を構成し、図4(A)に示す比較的小サイズのメイン基板151Aにフレキシブルフラットケーブル161を接続する際に使用される。一方、ケーブル保持部172及びコア保持部174は、フレキシブルフラットケーブル161の経路長が比較的長いケーブル経路を構成し、図4(B)に示す比較的大サイズのメイン基板151Bにフレキシブルフラットケーブル161を接続する際に使用される。
従って、フレキシブルフラットケーブル161が接続される記録部140が同一であってメイン基板151A、151Bが異なるためにケーブルコネクタ154A、154Bの配置が異なっても、上記ケーブル経路を変更することにより同一のフレキシブルフラットケーブル161を使用することができる。このため、インクジェット式プリンタ100をバリエーション展開しても、プリンタコストを抑えることができる。補助保持部175は、中央にビニールケーブルに挿入されたフェライトコアを保持する保持部175aが形成され、その保持部175aの上下にフェライトコアの両端からのビニールケーブルを係止する係止部175b、175cが形成されている。
図5及び図6〜図8は、ケーブル保持構造170におけるフレキシブルフラットケーブル161の保持状態を示す斜視図である。即ち、図5は、比較的小サイズのメイン基板151Aにフレキシブルフラットケーブル161を接続した状態を前面側から見た斜視図である。また、図6は、比較的大サイズのメイン基板151Bにフレキシブルフラットケーブル161を接続した状態を前面側から見た斜視図、図7及び図8は、それを背面側から見た斜視図及び拡大斜視図である。
図5及び図6に示すように、ケーブル保持部171とコア保持部173は、上下に配設されている。そして、ケーブル保持部171は、略垂直に延びるフレキシブルフラットケーブル161の面が沿う経路面171aと、当該フレキシブルフラットケーブル161の両端を交互に保持する保持爪171bを備えている。コア保持部173は、軸方向が略水平を向くように配置された長円形の中空筒状のフェライトコア162の周面を囲んで保持する箱状に形成されている。また、ケーブル保持部172及びコア保持部174も同様に形成されており、ケーブル保持部171とコア保持部173に対し図示右側に配置されている。
即ち、図4(A)及び図5に示すように、ケーブル保持部171とコア保持部173が、比較的小サイズのメイン基板151Aのケーブルコネクタ154Aに対応する必要があるのに対し、図4(B)及び図6に示すように、ケーブル保持部172及びコア保持部174は、メイン基板151Aと比較して大サイズのメイン基板151Bであって、ケーブルコネクタ154Aよりも図示右側に位置するケーブルコネクタ154Bに対応する必要があるために、ケーブル保持部171とコア保持部173に対し図示右側に配置されている。そして、図4(B)及び図6に示すケーブル保持部172とコア保持部174で構成されるフレキシブルフラットケーブル161の経路長が、図4(A)及び図5に示すケーブル保持部171とコア保持部173で構成されるフレキシブルフラットケーブル161の経路長よりも長くなるようにして、異なるメイン基板151A、151Bに対しても同一長さのフレキシブルフラットケーブル161を使用可能としており、以下に詳述する。
先ず、図5に示すように、比較的小サイズのメイン基板151Aにフレキシブルフラットケーブル161を接続する場合を説明する。記録部140からケーブル保持構造170のベース板176の下部に向かって水平に配線されたフレキシブルフラットケーブル161は、ケーブル保持部171及びコア保持部173の下方で上方に略直角に折り返されてベース板176の背面側を上方に向かって配線される。そして、コア保持部173の背面側で前面側に向かって略直角に折り曲げられ、コア保持部173内を配線される。尚、この折り曲げは断線防止のために湾曲している。
フレキシブルフラットケーブル161に挿入されているフェライトコア162は、コア保持部173に嵌め込まれて保持される。これにより、フェライトコア162をフレキシブルフラットケーブル161のノイズ対策のために規定された位置に配置することができるので、インクジェット式プリンタ100におけるノイズ障害を防止することができる。更に、フェライトコア162を正確に位置決め固定することができるので、フェライトコア162が他の部品と干渉することは無く、フェライトコア162や他の部品の破損等を防止することができる。
前面側に通されたフレキシブルフラットケーブル161は、フェライトコア162の前部で上方に向かって略直角に折り曲げられ、ケーブル保持部171の経路面171aと保持爪171bの間に配線されて保持される。尚、この折り曲げも断線防止のために湾曲している。これにより、フェライトコア162の前後側に位置するフレキシブルフラットケーブル161が逆方向に折り曲げられて保持されることになるので、フェライトコア162をコア保持部173に押し付けることができ、脆性材料であるフェライトコア162に余計な力を掛けずに確実に保持することができる。更に、フェライトコア162は、周面の少なくとも一部がコア保持部173にて挟み込まれて固定されているので、コア保持部173からのフェライトコア162の抜けを防止することができる。また、保持爪171bは、フレキシブルフラットケーブル161の両側を交互に抑えて保持しているので、フレキシブルフラットケーブル161の取り付け・取り外しを容易に行うことができる。そして、このフレキシブルフラットケーブル161は、ケーブル保持部171の上部にて後方のメイン基板151Aに向かって略直角に折り曲げられ、フレキシブルフラットケーブル161の先端が、ケーブルコネクタ154Aに接続される。尚、この折り曲げも断線防止のために湾曲している。
次に、図6に示すように、比較的大サイズのメイン基板151Bにフレキシブルフラットケーブル161を接続する場合を説明する。記録部140からケーブル保持構造170のベース板176の下部に向かって水平に配線されたフレキシブルフラットケーブル161は、図6に示すように、ケーブル保持部171及びコア保持部173の下方で上方に略直角に折り返されてベース板176の背面側を上方に向かって配線される。そして、折り返されたフレキシブルフラットケーブル161は、図7及び図8に示すように、コア保持部173の背面側下方で記録部140方向にUターンするように略直角に折り返される。これにより、図5にて説明した経路長よりも長い経路長を取ることができる。
更に、折り返されたフレキシブルフラットケーブル161は、ケーブル保持部172及びコア保持部174の下方で上方に略直角に折り返されてコア保持部174の背面側で前面側に向かって略直角に折り曲げられ、コア保持部174内を配線される。尚、この折り曲げは断線防止のために湾曲している。上述したベース板176の背面側にて折り返されたフレキシブルフラットケーブル161の部分(Uターンしてきた部分)は、ベース板176の背面側に形成されている係止爪177に係止される。即ち、この場合はフレキシブルフラットケーブル161の長さが長過ぎるのであるが、係止爪177によりフレキシブルフラットケーブル161を折込み可能としてコンパクトに配線できるようにしている。
フレキシブルフラットケーブル161に挿入されているフェライトコア162は、コア保持部174に嵌め込まれて保持される。これにより、フェライトコア162をフレキシブルフラットケーブル161のノイズ対策のために規定された位置に配置することができるので、インクジェット式プリンタ100におけるノイズ障害を防止することができる。更に、フェライトコア162を正確に位置決め固定することができるので、フェライトコア162が他の部品と干渉することは無く、フェライトコア162や他の部品の破損等を防止することができる。
前面側に通されたフレキシブルフラットケーブル161は、図6に示すように、フェライトコア162の前部で上方に向かって略直角に折り曲げられ、ケーブル保持部172の経路面172aと保持爪172bの間に配線されて保持される。尚、この折り曲げも断線防止のために湾曲している。これにより、フェライトコア162の前後側に位置するフレキシブルフラットケーブル161が逆方向に折り曲げられて保持されることになるので、フェライトコア162をコア保持部174に押し付けることができ、脆性材料であるフェライトコア162に余計な力を掛けずに確実に保持することができる。更に、フェライトコア162は、周面の少なくとも一部がコア保持部174にて挟み込まれて固定されているので、コア保持部174からのフェライトコア162の抜けを防止することができる。また、保持爪172bは、フレキシブルフラットケーブル161の両側を交互に抑えて保持しているので、フレキシブルフラットケーブル161の取り付け・取り外しを容易に行うことができる。そして、このフレキシブルフラットケーブル161は、ケーブル保持部172の上部にて後方のメイン基板151Bに向かって略直角に折り曲げられ、フレキシブルフラットケーブル161の先端が、ケーブルコネクタ154Bに接続される。尚、この折り曲げも断線防止のために湾曲している。
以上のように、本実施形態のケーブル保持構造170によれば、比較的小サイズのメイン基板151Aや比較的大サイズのメイン基板151Bに関わらず、記録部140と接続するフレキシブルフラットケーブル161は同一長のものが使用可能となる。即ち、メイン基板151Aのケーブルコネクタ154Aは、メイン基板151Bのケーブルコネクタ154Bよりも記録部140からの距離が遠くなるが、メイン基板151Aのケーブルコネクタ154Aと記録部140とが接続可能な長さのフレキシブルフラットケーブル161を用意しておくことにより、メイン基板151Bのケーブルコネクタ154Bと記録部140とを接続するときは、フレキシブルフラットケーブル161の余分な長さ部分をケーブル保持構造170において折り返して引き回してから当該接続を行うことができる。
尚、上述した実施形態では、2つの異なる経路長のケーブル経路を備えたケーブル保持構造170について説明したが、任意の複数の異なる経路長のケーブル経路を備えたケーブル保持構造としても良い。また、補助保持部175を備えたケーブル保持構造170について説明したが、補助保持部175を備えていなくても良く、その場合は補助保持部175を別体で形成して配置する。更に、コア保持部173、174を備えたケーブル保持構造170について説明したが、ケーブル保持部171、172のみを備えたケーブル保持構造170であっても良い。また、コア保持部173、174には、フェライトコア162に限らず、EMI対策部品を保持させることができる。また、メイン基板151A、151Bと記録部140とを接続するフレキシブルフラットケーブル161のケーブル保持構造170について説明したが、別の部分を接続するフレキシブルフラットケーブルにケーブル保持構造170を適用しても良い。
ケーブル保持構造を備えた電子機器であれば、例えばファクシミリ装置、コピー装置、スキャナ等の記録装置を含む一般的な電子機器であっても適用可能である。
本発明の一実施の形態に係るケーブル保持構造を備えた電子機器である記録装置の外観構成の全体を示す斜視図である。 図1の記録装置の内部構造を示す斜視図である。 図2の記録部と制御部とを接続するフレキシブルフラットケーブル及びフェライトコアのケーブル保持構造を示す斜視図である。 サイズの異なるメイン基板にフレキシブルフラットケーブルを接続した状態を示す斜視図である。 図3のケーブル保持構造におけるフレキシブルフラットケーブルの保持状態を示す第1の斜視図である。 図3のケーブル保持構造におけるフレキシブルフラットケーブルの保持状態を示す第2の斜視図である。 図3のケーブル保持構造におけるフレキシブルフラットケーブルの保持状態を示す第3の斜視図である。 図7の拡大斜視図である。
符号の説明
100 インクジェット式プリンタ、101 ハウジング、110 操作部、120 給紙部、130 排紙部、140 記録部、150 制御部、151、151A、151B メイン基板、154、154A、154B ケーブルコネクタ、155 インターフェイスコネクタ、160 配線部、161 フレキシブルフラットケーブル、162 フェライトコア、170 ケーブル保持構造、171、172 ケーブル保持部、171a、172a 経路面、171b、172b 爪、173、174 コア保持部、175 補助保持部、176 ベース板

Claims (8)

  1. ケーブルを保持するケーブル保持構造であって、
    複数の異なる経路長のケーブル経路を備え、ケーブルコネクタの配置が異なる基板に対して同一のケーブルを使用可能とするようにしたことを特徴とするケーブル保持構造。
  2. 前記ケーブルに挿入されるコアを保持するコア保持部を備えたことを特徴とする請求項1に記載のケーブル保持構造。
  3. 前記コアの両側に位置する前記ケーブルが逆方向に折り曲げられて保持されていることを特徴とする請求項2に記載のケーブル保持構造。
  4. 前記コアは、周面の少なくとも一部が挟み込まれて固定されていることを特徴とする請求項2又は3に記載のケーブル保持構造。
  5. 少なくとも1つの前記ケーブル経路は、前記ケーブルの折込みが可能な構造であることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載のケーブル保持構造。
  6. 前記ケーブル経路は、前記ケーブルの両側を交互に抑えて保持可能な構造であることを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載のケーブル保持構造。
  7. 電子機器に使用されるケーブルの配線構造であって、
    請求項1〜6の何れか一項に記載のケーブル保持構造を備えたことを特徴とする配線構造。
  8. 請求項7に記載の配線構造を備えたことを特徴とする電子機器。
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