JP6856625B2 - パレットコンテナ - Google Patents

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Description

本発明は、特に可燃性のまたは発火しやすい液状充填物を保管および搬送するためのパレットコンテナであって、熱可塑性プラスチックから成る薄壁で剛性のインナコンテナを備えており、該インナコンテナは、ねじキャップにより閉鎖可能な上方の充填用接続管片と、場合により底部領域の手前側に配置された、場合により取出し部材が装着された取出し用接続管片とを有しており、当該パレットコンテナはさらに、前記プラスチックインナコンテナを支持カバーとして密に包囲する、互いに溶接された複数の管から成る管格子フレームと、前記プラスチックコンテナが載置されかつ前記管格子フレームが固く結合された底部パレットとを備えており、前記プラスチックインナコンテナは、前記管格子フレームの内側で、防火絶縁マットにより包囲されているものに関する。本発明は同様に、例えば取出し用接続管片が溶接閉鎖されているか、または取出し用接続管片が存在しないもしくは設けられていない、底部側の取出し部材無しのパレットコンテナにも関する。
背景技術
請求項1の上位概念に記載のパレットコンテナは、独国特許出願公開第19747690号明細書(Sotra)から公知であり、このパレットコンテナは、防火構成形式の点において優れていると共に、十分な耐火性を有していることが望ましい。このためにこのパレットコンテナの場合は、プラスチックインナコンテナと格子ケージとの間に、厚紙とアルミニウムシートとから成る薄壁の熱絶縁手段が配置されている。この板状の絶縁手段は、少なくともスチールパレットにおいても、インナコンテナの下方底部とパレットの上方底部との間に挿入されていることが望ましい。絶縁層の、プラスチックコンテナに面した側は厚紙から成っており、格子フレームに面した絶縁層はアルミニウムから成っていることが望ましく、この場合、アルミニウム層は熱シールドとして、放熱に役立つことが望ましいのに対し、厚紙層は、熱伝達を困難にすることで絶縁作用を生ぜしめることが望ましい。厚紙とアルミニウムとから成る絶縁層は、追加的にさらに、プラスチック、例えばポリエチレンから成る耐候性の複数のカバー層の間に配置されていてもよい。この公知の構成における欠点は、底部側の取出し部材と、充填用接続管片およびねじキャップを備えたインナコンテナ上方底部全体とが、露出したまま開放状態でアプローチ可能であり続け、ひいてはこれらの各構成部材は全く防護されずに、隣の火災の火炎に晒されることになる、という点である。これにより、防炎が不十分なこのようなパレットコンテナは、極めて一時的にしか、外部から作用する火災の影響に耐えることができない。
独国特許出願公開第10161693号明細書 (Sch−Pro)に開示された、防火装備を備えた類似のパレットコンテナの場合には、インナコンテナと格子フレームとの間に、金属薄板から成る火災防止カバーが配置されている。さらに、火災防止カバーとインナコンテナとの間にもなお、追加的な火・熱絶縁手段が設けられていて、プラスチックインナコンテナの上下底部をも被覆している。プラスチックインナコンテナは、電荷を導出するために、細い金属線材から成る格子状の包囲手段により、さらに包囲されている。火・熱絶縁手段は、2mmの細いガラス繊維不織布層(グラスウール防火材料)から成っている。火災防止カバーの金属薄板と、その下方の絶縁層には、すなわちインナコンテナの上方底部用のカバーとパレットコンテナ前壁とには、取外し可能なねじキャップを備えた上方の充填用接続管片と、底部側の取出し部材とに対する把持を妨げないようにする、相応の切欠きが加工成形されている。下方の取出し部材に対する切欠きは、取出し部材を防護するために閉じ下ろすことのできる金属薄板カバーにより、閉鎖可能である。
この公知のパレットコンテナは、Underwriters Laboratories(UL)により監視される、可燃性で発火し易い液体の保管に関する米国規格のNFPA30による防火規定に対応していることが望ましく、火災時には内部気泡が(スプリンクラー設備により支援された状態で)少なくとも20分間、液状充填物を損傷もしくは流出から保護することが望ましい。
ただしこの構成の場合、上方の充填用接続管片に設けられるねじキャップが完全に露出して防護されていないことが欠点である。燃焼テストでは、火災防止カバーに使用された金属薄板部分は、外部の熱に影響されるとひずんで変形し、これにより各突合わせ縁部、および金属薄板フラップと手前側の金属薄板との間にギャップが形成され、これらのギャップを通じて熱や火炎が侵入する恐れがある、ということが確認された。下方の取出し領域に達した火炎により、プラスチック製の部材が燃え始め、その結果、10分後には既に不密性が生じていた。防火パレットコンテナのこの公知の構造はさらに、手間とコストがかかる製造および上方のカバー金属薄板プレートを含む、金属薄板カバーの追加的な構成部材を用いた組立を要する。また、ブロー成形されたプラスチックインナコンテナも、ガラス繊維絶縁手段により、格子フレームと底部パンとから電気的に分離もしくは絶縁されているので、電荷を導出するための電気的な接続手段として、細い金属線材から成る格子状の包囲手段が必要とされる。
本発明の課題は、請求項1の上位概念に記載の防炎装備を有するパレットコンテナを改良して従来技術の既存の欠点を克服すると共に、この特別な製品の個別の顧客に、改良されたより廉価な構成を、市場で提供することにある。
解決手段:この課題は、特許請求項1記載の特別な特徴により解決される。各従属請求項に記載の特徴は、本発明によるパレットコンテナの別の有利な構成手段を示すものである。
防火絶縁マットが全ての側で、すなわち6つ全ての側から、立方体状のプラスチックコンテナを包囲するように、プラスチックコンテナの上方のねじキャップ領域と底部側の充填物取出し領域にも面して配置されており、4つの鉛直方向の直角角隅領域および/または水平方向の上下の直角角隅領域における防火絶縁マットの個々の壁部分ピースの互いに隣合った側縁部が、それぞれプラスチックインナコンテナの側縁部に沿って一部オーバラップしていることにより、熱可塑性プラスチックから成る熱に敏感なインナコンテナがあらゆる箇所において、火炎の直接的な影響から防護されている、ということが、簡単ではあるが確実に保証され、この場合、防火絶縁マットには、上方の充填用接続管片用のねじキャップの周りの領域と、装着された取出し部材の周りの領域とに、それぞれ開かれてから再び閉鎖可能なオーバラップ式のカバーフラップが形成されており、これにより、ねじキャップならびに取出し部材は完全にカバーされた状態で常時アプローチ可能である。
本発明の有利な構成では、プラスチックインナコンテナの4つの側壁用の、それぞれオーバラップストリップが付随した、防火絶縁マットの4つの別個の裁断部分は、2つの同じ大きさの部分ピースと、2つの異なる大きさの部分ピースとから成っていることが想定されており、この場合、各裁断部分に付随するオーバラップストリップは、−プラスチックインナコンテナの上方底部用の別個の絶縁マット部分ピースが省かれた状態で−充填開口と上方底部とに完全にオーバラップしてカバーするような大きさに形成されている。この場合、プラスチックインナコンテナの2つの長い方の側壁用の、防火絶縁マットの2つの同じ大きさの裁断部分は、それぞれ約100mm〜450mm、好適には約300mmの幅の付随するオーバラップストリップを有しており、これらのオーバラップストリップは簡単に、プラスチックインナコンテナの上方底部をカバーするための広幅のオーバラップストリップとして、上部側方から上方底部に閉じ下ろせるように形成されている。
本発明による別の構成は、プラスチックインナコンテナの2つの短い方の側壁用の、防火絶縁マットの2つの異なる大きさの裁断部分に、それぞれ幅の異なる2つのオーバラップストリップがインナコンテナの上方底部用のカバーフラップとして装備されていることを想定しており、この場合、防火絶縁マットの後方の裁断部分は、約300mm〜550mm、好適には約450mmの幅のオーバラップストリップを有しており、防火絶縁マットの手前側の裁断部分は、約1100mm〜600mm、好適には約850mmの幅のオーバラップストリップを有している。
外部の火炎作用から防護されたパレットコンテナの下部領域におけるプラスチックインナコンテナを防護するために、プラスチックインナコンテナの底面用の裁断部分は、4つ全ての側縁部に、それぞれオーバラップストリップを装備されており、この場合、インナコンテナの長い方の側縁部に設けられた、互いに反対の側に位置する2つの狭幅なオーバラップストリップだけが、約50mm〜125mm、好適には約75mmの同一の幅を有している。各オーバラップストリップおよび各カバーフラップの幅は、各オーバラップストリップおよび各カバーフラップの、面状の各裁断部分ピースとの結合線(屈曲縁部)から常に直角に測定されている。
本発明において、防火絶縁マットの各裁断部分の各オーバラップストリップは重要である。これについて別の構成では、プラスチックインナコンテナの底面用の裁断部分は、インナコンテナの短い方の後方の側縁部では約100mm〜200mm、好適には約150mmの幅のオーバラップストリップを有しており、かつインナコンテナの短い方の手前側の側縁部では約100mm〜300mm、好適には約200mmの幅のオーバラップストリップを有していることが想定されており、この場合、このオーバラップストリップは中間で中断されていて、取出し部材を把持するための切欠きが設けられている。取出し部材を不都合な熱作用から確実に防護することができるようにするために、本発明では、インナコンテナの短い方の手前側の側縁部に接するオーバラップストリップに形成された切欠きに面した、底面用の裁断部分の下面側に、防火絶縁マットの矩形の部分ピースが縫合されていることが想定されており、この防火絶縁マットの矩形の部分ピースでもって、取出し部材用の切欠きの側縁部に完全にオーバラップして、切欠きをカバーすることができるようになっている。
様々な要求を満たすために、防火絶縁マットは便宜上2層式に形成されており、このため外側の耐熱性の織布繊維層と、耐熱性の不織布繊維から成る内側の層とを有している。この場合、外側の織布繊維層には、金属粉を含有するポリウレタンコーティングが施されており、ポリウレタンコーティングは、アルミニウム粉の充填により導電性(放電性)に形成されている。
プラスチックインナコンテナの表面から電荷を導出するためには、プラスチックインナコンテナと外部との直接的なコンタクトが形成されている必要があり、このために上方のねじキャップ用ならびに下方の取出し部材用の防火絶縁マットの閉鎖可能なオーバラップ式の各カバーフラップには、内側にも導電性の織布繊維層が装備されている。これにより、カバーフラップの取扱いもより快適になる。それというのも、防火絶縁マットの内側のガラス繊維を含む不織布繊維に、手で直接触ることがなくなるからである。
標準的な要求を伴う使用分野に関して、このように装備されたパレットコンテナを炎上する火元の熱作用から熱的に防護するためには、防火絶縁マットの内側の不織布層と外側の織布繊維層とが、少なくとも約600℃の短時間(1分未満)の片面の熱負荷に対して設計されていると十分である、ということが判った。これに相応して同じく廉価な方法で、防火絶縁マットの内側の不織布層と外側の織布繊維層とが、約550℃の連続的な(5分超)片面の熱負荷に対して設計されていることも想定されている。
熱防護に対する極端な要求を伴う特殊な使用分野に関しては、防火絶縁マットの内側の不織布層と外側の織布繊維層とが、約1600℃の短時間(1分未満)の片面の熱負荷に対して形成されていると共に、約1200℃の連続的な(5分超)片面の熱負荷に対して設計されていてもよい。
本発明の構成では便宜上、防火絶縁マットは、外側の織布繊維層と内側の不織布層とを合わせて5mm〜8mm、好適には7mmの厚さを有していることが想定されており、この場合、外側の織布繊維層の厚さは、1mm〜2mm、好適には約1.5mmでしかない。防火絶縁マットの個々の壁部分ピースの倍増された壁厚さを有する、本発明によるオーバラップストリップは、一方では格子フレームもしくはプラスチックインナコンテナの4つの鉛直方向の直角角隅領域に位置しており、かつ他方では格子フレームの上下の縁部において水平方向で包囲するように位置している。プラスチックインナコンテナの90°の湾曲部における各側縁部に沿って、格子フレームの各管バーまでの間隔は、プラスチックインナコンテナおよび格子フレームの平らな各側壁におけるよりも大きくなっているので、これらの角隅領域では、プラスチックインナコンテナと外側の格子フレームとの間に、有利には防火絶縁マットの2層式のオーバラップストリップのための十分なスペースが存在している。
本発明による別の構成では、防火絶縁マットの手前または/および後方の側壁部分が上方に延長されて形成されており、これによりこれらの側壁部分はカバーフラップの形式でねじキャップの上を覆うように形成されている、もしくは互いに反対の側に位置する側壁部分に向かって互いに重ね合わされるように形成されており、これにより、上方の絶縁マット部分の広範なオーバラップが達成されると共に、ねじキャップが完全かつ確実にカバーされた状態になる。手前と後方の各カバーフラップは、それぞれ格子管フレームの2つの横トラバースの下側を通して案内されており、これらの横トラバースにより、プラスチックインナコンテナの上方底部に位置固定される。好適には、手前のカバーフラップは、後方のカバーフラップよりも少し長く形成されている。後方の−やや短い方の−カバーフラップは、上方の充填用接続管片にまでほぼ到達する。充填用接続管片にねじ被せられるねじキャップをカバーする手前のカバーフラップは、後方の横トラバースにまでほぼ到達する。防火絶縁マットを閉じるためには、手前の−やや長い方の−カバーフラップの端部もしくは前縁部が、後方の横トラバースにほぼ到るまで、後方のカバーフラップの前縁部の下側に押しずらされ、これにより、手前のカバーフラップは一部を後方のカバーフラップによりカバーされることになる、もしくは両カバーフラップは十分にオーバラップすることになる。
下方の取出し部材の確実な防護手段として、防火絶縁マットの手前の側壁裁断部分に形成された、取出し部材を把持するための底部付近の切欠きを完全にカバーするもしくは被覆するために設けられた別個の矩形の裁断部分は、取出し部材用の矩形の切欠きよりも大きく形成されており、この場合、防火絶縁マットの前記別個の裁断部分はその下縁部でもって、プラスチックインナコンテナの下側の、防火絶縁マットの底部側に縫合されていて、カバーフラップとして下から上へ、切欠きの手前に向かって上げることができ、かつ水平な格子バーの背後に挟んで緊締可能に形成されている。これにより、火災が発生した場合に火炎が取出し部材の周りの自由空間(ドッグハウス)内に到達することが確実に防止される。火炎は、−この構成形式の周知のパレットコンテナでは従来一般的であったように−自由空間内に突入しているプラスチック製の取出し部材と、その取っ手を短時間のうちに溶融させ、燃焼させる恐れがある。
上述した本発明の特徴に基づき、請求項1の上位概念に記載の防炎装置を備えたパレットコンテナは、より簡単かつ廉価に製造可能であり、より少数の構成部材から成ると共により軽量に形成されているように形成することが可能であり、この場合、充填されるプラスチックインナコンテナの密閉性は、少なくとも約25分間の火炎作用に対して保証されている。
本発明による構成の別の利点は特に、内側のガラス繊維材料を含む不織布繊維層が、通常は非導電性になっている、という点にある。本発明による構成では、充填用接続管片および取出し部材の領域には内側にも、帯電防止性/導電性にコーティングされた外層の織布が被着されていて、プラスチックインナコンテナに直接接触している。これにより、導電性の内層を越えて織布外面ひいては格子ケージもしくは底部パンに到る、放電可能な気泡部分のアースが保証されている。
以下に、図面に概略的に示された1つの実施例に基づき、本発明をより詳しく説明する。
本発明による、防火絶縁マットを備えたパレットを示す斜視図である。 2層の防火絶縁マットの構成を示す部分横断面図である。 防火絶縁マット用の外側オーバラップ領域を備えた個々の壁部材を示す斜視図である。 上方底部が開かれた状態で立方体形状に組み立てられた個々の壁部材を示す斜視図である。 上方底部が閉じられた状態で立方体形状に組み立てられた個々の壁部材を示す斜視図である。 下方底部、上方底部および前後壁用の外側オーバラップ領域を備えた個々の裁断部分を上から見た図である。 互いに反対の側に位置する2つの側壁用の外側オーバラップ領域を備えた個々の裁断部分を上から見た図である。 下方の取出し部材用のカバーフラップを上から見た図である。 下方の取出し部材用の別個の防護フードの外面を示す斜視図である。 下方の取出し部材用の別個の防護フードを下から見た内面を示す斜視図である。
図1には符号10で、1000lの充填容積を有する、本発明によるパレットコンテナ(UL−IBC)が表されており、このパレットコンテナは、特に危険な可燃性の液体の保管および搬送用の、熱可塑性プラスチックから成る薄壁で剛性のインナコンテナ(図示せず)と、このプラスチックコンテナを支持カバーとして密に取り囲む管格子フレーム12と、前記プラスチックコンテナが載置されかつ前記支持カバーが固く結合された底部パレット14とを備えている。パレットコンテナ10の管格子フレーム12(アウタコンテナ)は、互いに溶接された複数の鉛直管16と水平管18とから成っている。閉じられたアウタコンテナを得るために、周方向に延在する水平管18は、それぞれ互いに結合されている。底部パレット14は、鋼パレットとして、複合材料パレット(プラスチック脚部を備えた鋼管フレーム)として、または特殊な耐熱性の木材パレットとして形成されていてもよい。このパレットコンテナ10では、−全ての側の金属薄板被覆カバーを省いた状態で−防火絶縁マット20が全体的なカバーとして、管格子フレーム12とプラスチックインナコンテナとの間に直接に配置されている。防火絶縁マット20は、複数の、好適には5つの異なる大きさの部分ピースから成り、これらの部分ピースは、プラスチックインナコンテナおよび管格子フレーム12の角隅領域では、それぞれ一部がオーバラップし合っている。防火絶縁マット20の隣り合った裁断部分の前記オーバラップもしくは重なりは、少なくとも約20mm〜120mm、好適には約75mmであることが望ましい。このように形成された各オーバラップストリップ22は、管格子フレーム12もしくはプラスチックインナコンテナの上下の縁部では水平方向に延在しており、管格子フレーム12の隣り合った側壁の直角の角隅領域では鉛直方向に延在している。
インナコンテナの上方底部の中心に配置された充填用接続管片にねじ嵌められるねじキャップは、上方の大きなカバーフラップ24によりカバーされており、下方の取出し部材は、より小さなカバーフラップ26によりカバーされているので、プラスチックインナコンテナは全体的に覆われて隙間無く包み込まれており、火災が生じた場合に炎や熱(高温空気)がプラスチックインナコンテナに直接に作用する恐れはない。防火絶縁マット20の各部分ピースは、互いに縫合されてはいない。なぜならば、この作業には極度に手間がかかり、コストがかさむと考えられるからである。防火絶縁マット20の各部分ピースは、管格子フレーム12内に簡単に収納され、オーバラップストリップ22において、インナコンテナが挿入されかつ全ての部分ピースがインナコンテナと管格子フレームとの間に緊締されるまで互いに締め付け合って自己固定する。唯一の例外は、底部部分ピース32に固く縫い付けられた、取出し部材のカバー用の小さな矩形部分ピースである。この小さなカバーフラップ26は、その固定のためには閉じられた状態で、横方向に延在する第1の格子管バー(水平バー)の背後で取出し部材の上方に押しずらされるだけで緊締される。下側の取出し部材を把持すると、カバーフラップ26は手で簡単に、横方向に延在する管バーの背後から引き出すことができ、閉じるためには再び、横方向に延在する管バーの背後に延在させることができる。上方の充填用接続管片のねじキャップをカバーするための、上方の長いカバーフラップ24は、閉じられた場合には、反対の側に位置する、後壁部分ピース42からプラスチックインナコンテナの上方に被せられたオーバラップストリップ44の前縁の下側に、その上で横方向に延在する横トラバース48のところまで差し込まれることで固定される。ねじキャップを開けるもしくは露出させるためには、前記カバーフラップ24がオーバラップストリップ44の下側から引き出され、インナコンテナに充填してねじキャップをねじ嵌めてから再び、カバーフラップ24は反対の側に位置するオーバラップストリップ44の下側に押し込まれて緊締される。
図2の円部分内に構造的な構成が示された防火絶縁マット20は、ここでは外側の織布繊維層28と、内側の不織布繊維層30とを備えて2層式に形成されている。外側の織布繊維層28には、ポリウレタンコーティングが施されている。このコーティングには、金属粉が添加されている。金属粉は、好適にはアルミニウム顔料から成る。アルミニウム粉を含むポリウレタンから成るこの表面コーティングは、一方では高い放熱を達成するために施されている。このポリウレタンコーティングは撥水特性の他に、帯電防止特性(30−50GΩ−100V)も有していることから、本発明によるUL−IBCが屋外用途に適していることは、相応の屋外使用許可証により証明され得る。外側の織布繊維層28に使用される織布繊維は、一部テクスチャード加工されかつ撚り合わせられた高価値の糸から製造されており、高い耐熱性と同時に遮熱および遮音に抜群に適している。“isoTEX”と呼ばれる、約600℃の一時的な熱負荷および約550℃の連続的な熱負荷を伴う中高度の要求に対する廉価な構成で、市場で自由に購入可能であり、一般には例えば溶接用カーテンやファイヤーブランケット用の熱防護織布として用いられる。
約1600℃の一時的な負荷および約1200℃の永続的な熱作用を伴う最も高い熱負荷用には特別な繊維織布が市場で自由に購入可能でありかつ入手可能である。この高温耐久性の“silTEX”防護織布は、特に高温領域における長期の連続使用のために開発されたものであって不燃性であり、特に最も高い熱負荷に対する熱防護・絶縁織布として適しており、液状の金属飛沫や灼熱したスラグに対しても、抜群の防護手段を提供する。内側の不織布繊維層30の場合、使用される不織布は、優れた絶縁特性と高い耐熱性とを備える、機械的にニードリングされたシリカガラス繊維から成っている。不織布マットは極めてフレキシブルであり、工業的には遮断または絶縁用に使用されており、この目的に関しては“isoFLEX”の呼称で、市場で入手可能である。
図3には、防火絶縁マットの外側のオーバラップストリップ22を備えた6つ全ての個々の壁部分ピースが示されている。基底部分は、4つ全ての側縁部に、側方を取り囲む、跳ね上げられたオーバラップストリップ22を備えた1000mm×1170mmの寸法を有する大きな底壁部分32であり、この場合、手前のやや高い方のオーバラップストリップ34は、取出し部材把持用の切欠き36を有している。この切欠き36にオーバラップしてカバーするため、および取出し部材を防護するためには、小さな矩形のカバーフラップ26が設けられており、カバーフラップ26は、底壁部分32の下側にしっかりと縫合されている。さらに防火絶縁マットは、上縁部にそれぞれ大きなオーバラップストリップ40を備えた、長い方の側壁用の、互いに反対の側に位置する2つの部分ピース38を有している。短い方の側壁用、すなわち後方の後壁用には、上縁部に大きなやや台形状のオーバラップストリップ44を備えた部分ピース42が設けられており、かつ前壁用には、上縁部に極めて大きなやや台形状のオーバラップストリップを備えた矩形の部分ピース46が設けられており、この場合、この極めて大きなオーバラップストリップは、上方の充填用接続管片のねじキャップを覆って閉じられるため、上方の大きなカバーフラップ24と呼ばれる。
より良く理解するために、図4には斜視図で、防火絶縁マット20の個々の部分ピースが、上方底部が開かれた状態で、もしくは上方のオーバラップストリップ40,44と上方のカバーフラップ24を開かれて組み立てられた立方体形状では、角隅領域において各オーバラップストリップ22により覆われている様子が(パレットコンテナを包囲する管格子フレーム無しで)示されている。
図5では、閉じられた上方底部もしくは閉じられた上方のオーバラップストリップ40,44および閉じられた上方のカバーフラップ24を備えた、防火絶縁マット20の各部分ピースが組み立てられた立方体形状が明らかである。この場合、上方のカバーフラップ24の表側は、約50mm〜100mmのオーダだけ、一部を広幅の上方のオーバラップストリップ44により覆われる。
防火絶縁マット20の個々の部分ピースの組立は、もちろんフリースペースにおいて行われるのではなく、パレットコンテナの管格子フレーム12内に段階的に組み立てていく。この場合は最初に、底壁部分32が底部パレット14の上面に左右対称に載置され、取出し部材用の小さなカバーフラップ26が、中間の2本の鉛直バーの間から引き出される。前壁および後壁のうちの、やや長い方のオーバラップストリップ34は、内側から格子フレームの管バーに対して直立させられ、その後、長い方の側縁部の2つの比較的狭幅なオーバラップストリップ22も同様に、内側から管バーに対して直立させられる。次いで、4つの側壁のうち、防火絶縁マット20の前壁部分46が格子フレーム12内に吊され、このとき鉛直方向の角隅領域内の側方のオーバラップストリップ22は、管格子フレームの隣接する側壁に対して内側から折り曲げられ、これにより、隣接する側壁の最も外側の鉛直バーはそれぞれ、少なくとも10mmだけ覆われていることになる。前壁46の上縁部に設けられた上方の大きなカバーフラップ24は、最初は自由に外側に向かって開いたままである。その後、防火絶縁マットの反対の側に位置する部分ピースがプラスチックインナコンテナの短い方の後壁用に、管格子フレーム12内に挿入され、このとき鉛直方向の角隅領域における側方のオーバラップストリップ22は同様に、管格子フレームの隣接する側壁に対して内側から折り曲げられ、これにより、隣接する側壁の最も外側の鉛直バーはそれぞれ、少なくとも10mmだけ覆われていることになる。より完全にするためにはさらに、互いに反対の側に位置する長い方の2つの側壁が挿入され、内側から管格子フレームに対して押圧されると共に、鉛直方向の角隅領域の側縁部が、前壁46および後壁42の各オーバラップストリップ22に対して内側から押圧される。最後にプラスチックインナコンテナが挿入され、上方の広幅のオーバラップストリップ40,44と、上方の大きなカバーフラップ24とが、インナコンテナの上方底部上に閉じられる。
インナコンテナの上方底部には、充填用接続管片もしくはねじ嵌められるねじキャップの隣の側方に、直立した2つの穴が形成されており、これらの穴は、防火絶縁マット20の上方のオーバラップストリップ44とカバーフラップ24とに、特に穴用に設けられたスリットに差し通されることで、上向きに突出している(図1参照)。これらの直立した穴を通して、横方向に延在する2本の金属バー、いわゆる横トラバース48が差し通されて、管格子フレーム12の上方の外縁部にねじ締結される。これらの横トラバース48は、防火絶縁マット20の互いにオーバラップし合う4つの部分ピース(オーバラップストリップ40,44および大きなカバーフラップ24)の確実な位置固定および保持に用いられる。
図6および図7には再度、下方底部用、前後壁用、ならびに互いに反対の側に位置する2つの側壁用の外側のオーバラップストリップを備えた個々の裁断部分を内側から見た図が、別の詳細部と共に示されている。例えば、上縁部に接した短い方の上方のカバーフラップもしくはオーバラップストリップ44において、所定の領域50が黒点で表されている。同様にこのような黒点で表された、底部絶縁マット32の下縁部に接した領域50が、オーバラップストリップ34に設けられた切欠き36のすぐ手前に形成されており、かつ大きなカバーフラップ24の下側のほぼ全体が、黒点領域50として表されている。これらの黒点領域50は、防火絶縁マットの内側(もしくは下面)が、これらの箇所でも銀色の外側の織布繊維層28により被覆されていることを象徴化したものである。
図8に示す小さなカバーフラップ26は、全面が黒点領域50として、導電性の織布繊維層により被覆されている。下縁部にはさらに取付けシームが認められ、カバーフラップ26は、この取付けシームでもって底部部分ピース32に縫合されている。黒点で表されたこれらの各部分領域は、請求項1の上位概念に記載のパレットコンテナのハンドリング時に作業員が手で把持することが多い。例えばパレットコンテナに充填する際にねじキャップを外すために上方のカバーフラップ24を開閉するとき、ならびにパレットコンテナから充填物を取り出す際に取出し部材を操作するために下方のカバーフラップ26を開閉するときである。銀色の織布繊維層は、特に防護グローブ無しで、防火絶縁マットの内側のガラス繊維不織布よりもはるかに快適に取り扱うことができる。さらにこれらの内側の各領域50は、パレットコンテナの屋外使用許可を得るために、導電性の織布繊維層でもってプラスチックインナコンテナと直接接触するために、極めて重要である。それというのも、内側の各領域50は、プラスチックインナコンテナの表面からの電荷の確実な導出を保証すると共に、望ましくない危険なスパーク形成を防止するからである。
短い方の上方のカバーフラップもしくはオーバラップストリップ44(図6)ならびに大きなカバーフラップ24には、−左側の楕円に抜粋された−縫合された2つのスリット52が示されており、パレットコンテナの組立が終了すると、横トラバース用の穴が、これらのスリット52に差し通される。
前記説明と図面とから明らかになるのは、インナコンテナの上方底部の各角隅領域には、それぞれかなり大きな領域がオーバラップしており、ひいてはそこに、防火絶縁マットの倍増した壁厚さが存在することになる、という点である。このためにプラスチックインナコンテナの上方底部における防火絶縁マットのオーバラップストリップ40,44,24は、著しく広幅に形成されており、これにより特にインナコンテナの各角隅領域が、上方からさらに良好に防護されていることになる。このことは一方では、インナコンテナの上部には、液体が全体的に充填されている場合でも依然として気泡が存在しており、液体がインナコンテナの上面壁から放熱を行うことはできないため、他方では、上下に積み重ねた場合に、プラスチック製のコーナー脚部が燃え始める恐れがあると共に、付加的な火元もしくは付加的な熱源を成す恐れがあるため、極めて合理的である。
下方の取出し用接続管片から突出している取出し部材を特別に防護するために、有利には、下方の小さなカバーフラップ26の背後でプラスチックインナコンテナの下方の前壁に設けられた加工成形部(ドッグハウス)内に、防火絶縁マットと同じ材料から成るカップ形の熱防護カバーが防護フード54として、取出し部材を包囲するように置かれるか、もしくは取出し部材に被せられて配置されていることが想定されており、これにより防護フード54は、カバーフラップ26の背後の加工成形部内の自由空間を、装着された取出し部材を包囲するようにしてほぼ満たすことで、やはりプラスチック製の取付け部材に高温空気が達する恐れがあるということを防止している。このために防護フードは、クッション状またはかさ高に形成されていてもよい。図9および図10には、別個の付加的な熱防護カバーフード54が、2つの異なる斜視図で示されている。この防護フード54は、特に長い取出し接続管片または例えばカムロック接続部等の長い取出し部材ケーシングにおいて使用される。
結論:基本的に、出口領域の「火炎密な」絶縁が極めて重要である。このことは、防護する金属薄板部材が不均一な膨らみを付けられたために防火絶縁部が不密なままになってしまった、冒頭で述べた従来技術の周知のUL IBCを用いた15分間の燃焼テストにより明らかになった。火炎密であることの他に、約900℃の高温の燃焼空気が出口領域(ドッグハウス)に流入する恐れがない、ということも保証されねばならない。このことは、本発明によるパレットコンテナを用いた45分間の燃焼テストにおいて、各絶縁マット部分が漏れ無しで良好にオーバラップした状態で実現することができた。個々の織布部分は互いに密なままであり変形もせず、取付け部材の把持部ですら無傷のままであった。取付け部材および把持部の安全性の向上は、特別なケースにおいて別個の防護フードを使用することにより達成され得る。
10 パレットコンテナ
12 管格子フレーム
14 底部パレット
16 鉛直管バー
18 水平管バー
20 防火絶縁マット
22 オーバラップストリップ
24 上方の大きなカバーフラップ(20)
26 下方の小さなカバーフラップ(20)
28 外側の織布繊維層
30 内側の不織布繊維層
32 底壁部分(20)
34 手前の高い方のオーバラップストリップ(32)
36 切欠き(32)
38 側壁部分ピース(20)
40 上方の高い方のオーバラップストリップ(38)
42 後壁部分ピース
44 大きなオーバラップストリップ(42)
46 前壁部分ピース
48 横トラバース
50 外側の織布繊維層を備えた部分面
52 縫合されたスリット
54 防護フード

Claims (18)

  1. 状充填物を保管および搬送するためのパレットコンテナ(10)であって、熱可塑性プラスチックから成る薄壁で剛性のインナコンテナを備えており、該インナコンテナは、ねじキャップにより閉鎖される上方の充填用接続管片と、底部領域の手前側に配置された、取出し部材が装着された取出し用接続管片とを有しており、当該パレットコンテナ(10)はさらに、前記インナコンテナを支持カバーとして密に包囲する管格子フレーム(12)と、前記インナコンテナが載置されかつ前記管格子フレーム(12)が固く結合された底部パレット(14)とを備えており、前記インナコンテナは、前記管格子フレーム(12)の内側で、複数の部分ピースから成る防火絶縁マット(20)により側方を包囲されている、パレットコンテナ(10)において、
    前記防火絶縁マット(20)は、全ての側で前記インナコンテナを包囲するように、前記インナコンテナのキャップ領域と底部領域にも面して配置されており、4つの鉛直方向の直角角隅領域および/または水平方向の上下の直角角隅領域における前記防火絶縁マット(20)の個々の前記部分ピースの互いに隣合った側縁部が、それぞれ前記インナコンテナの側縁部に沿って一部オーバラップしており、前記防火絶縁マット(20)には、前記上方の充填用接続管片用のねじキャップの周りの領域と、前記装着された取出し部材の周りの領域とに、それぞれ開かれてから再び閉鎖可能なオーバラップ式のカバーフラップ(24,26)が設けられており、これにより、前記ねじキャップならびに前記取出し部材は完全にカバーされた状態で常時アプローチ可能であることを特徴とする、パレットコンテナ。
  2. 前記インナコンテナの4つの側壁用の、それぞれオーバラップストリップが付随した、前記防火絶縁マット(20)の4つの別個の裁断部分は、2つの同じ大きさの部分ピースと、2つの異なる大きさの部分ピースとから成っており、各前記裁断部分に付随する前記オーバラップストリップは、−前記インナコンテナの上方底部用の別個の絶縁マット部分ピースが省かれた状態で−充填開口と前記上方底部とに大面積でオーバラップしてカバーするような大きさに形成されている、請求項1記載のパレットコンテナ。
  3. 前記インナコンテナの2つの長い方の側壁用の、前記防火絶縁マット(20)の前記2つの同じ大きさの裁断部分は、それぞれ100mm〜450mmの幅の付随するオーバラップストリップを有しており、これらのオーバラップストリップは、カバー用の広幅のオーバラップストリップとして、側方から前記上方底部に閉じ下ろせるように形成されている、請求項2記載のパレットコンテナ。
  4. 前記インナコンテナの2つの短い方の側壁用の、前記防火絶縁マット(20)の前記2つの異なる大きさの裁断部分は、それぞれ幅の異なる2つのオーバラップストリップを前記上方底部用のカバーフラップとして有しており、前記防火絶縁マット(20)の後方の裁断部分は、300mm〜550mmの幅のオーバラップストリップを有しており、前記防火絶縁マット(20)の手前側の裁断部分は、1100mm〜600mmの幅のオーバラップストリップを有している、請求項2記載のパレットコンテナ。
  5. 前記インナコンテナの底面用の裁断部分は、4つ全ての側縁部に、それぞれオーバラップストリップを装備されており、前記インナコンテナの長い方の側縁部に設けられた、互いに反対の側に位置する2つの狭幅なオーバラップストリップだけが、50mm〜125mmの同一の幅を有している、請求項1記載のパレットコンテナ。
  6. 前記インナコンテナの前記底面用の裁断部分は、前記インナコンテナの短い方の後方の側縁部では、100mm〜200mmの幅のオーバラップストリップを有しており、かつ前記インナコンテナの短い方の手前側の側縁部では、100mm〜300mmの幅のオーバラップストリップを有しており、該オーバラップストリップは中間で中断されていて、前記取出し部材を把持するための切欠きを備えている、請求項5記載のパレットコンテナ。
  7. 前記インナコンテナの短い方の手前側の側縁部に接する前記オーバラップストリップに形成された前記切欠きに面した、前記底面用の裁断部分の下面側に、前記防火絶縁マット(20)の矩形の部分ピースが縫合されており、該矩形の部分ピースでもって、前記取出し部材用の切欠きの側縁部に完全にオーバラップして、前記切欠きをカバーすることができるようになっている、請求項記載のパレットコンテナ。
  8. 前記防火絶縁マット(20)は2層式に形成されており、このため前記防火絶縁マット(20)は、耐熱性の外側の織布繊維層(28)と、耐熱性の内側の不織布層(30)とを有している、請求項1から7までの少なくとも1項記載のパレットコンテナ。
  9. 前記外側の織布繊維層(28)には、金属粉を含有するポリウレタンコーティングが施されており、ポリウレタンコーティングは、アルミニウム粉の充填により導電性(放電性)に形成されている、請求項記載のパレットコンテナ。
  10. 記ねじキャップ用ならびに前記取出し部材用の前記防火絶縁マット(20)の前記閉鎖可能なオーバラップ式の各カバーフラップ(24,26)には、内側にも導電性の前記織布繊維層(28)が装備されている、請求項8または9記載のパレットコンテナ。
  11. 前記防火絶縁マット(20)の前記内側の不織布層(30)と前記外側の織布繊維層(28)とは、少なくとも600℃の短時間の片面の熱負荷に対して形成されている、請求項から10までのいずれか1項記載のパレットコンテナ。
  12. 前記防火絶縁マット(20)の前記内側の不織布層(30)と前記外側の織布繊維層(28)とは、550℃の連続的な片面の熱負荷に対して設計されている、請求項から11までのいずれか1項記載のパレットコンテナ。
  13. 前記防火絶縁マット(20)の前記内側の不織布層(30)と前記外側の織布繊維層(28)とは、1600℃の短時間の片面の熱負荷に対して形成されている、請求項から12までのいずれか1項記載のパレットコンテナ。
  14. 前記防火絶縁マット(20)の前記内側の不織布層(30)と前記外側の織布繊維層(28)とは、1200℃の連続的な片面の熱負荷に対して設計されている、請求項から13までのいずれか1項記載のパレットコンテナ。
  15. 前記防火絶縁マット(20)は、前記外側の織布繊維層(28)と前記内側の不織布層(30)とを合わせて5mm〜8mmの厚さを有しており、前記外側の織布繊維層(28)の厚さは、1mm〜2mmでしかない、請求項から14までのいずれか1項記載のパレットコンテナ。
  16. 前記防火絶縁マット(20)の手前または/および後方の側壁部分は上方に延長されて形成されており、これによりこれらの側壁部分はカバーフラップの形式で前記ねじキャップの上を覆うことができるように形成されている、もしくは互いに反対の側に位置する側壁部分に向かって互いに重ね合わされるように形成されており、これにより、前記ねじキャップが完全かつ確実にカバーされた状態になる、請求項1から15までのいずれか1項記載のパレットコンテナ。
  17. 記取出し部材の確実な防護のために、前記防火絶縁マットの手前の側壁裁断部分に形成された底部側の前記切欠きを完全にカバーするもしくは被覆するように設けられた別個の矩形の裁断部分は、前記取出し部材用の矩形の前記切欠きよりも大きく形成されており、前記防火絶縁マットの前記裁断部分は、その下縁部でもって、前記インナコンテナの下側の、前記防火絶縁マットの底部側に縫合されていて、カバーフラップとして下から上へ、切欠きの手前に向かって上げることができ、かつ水平な格子バーの背後に挟んで緊締可能に形成されている、請求項6または7記載のパレットコンテナ。
  18. −閉鎖状態で−比較的小さな前記カバーフラップ(26)の下の、前記インナコンテナの下方の前壁に設けられた加工成形部(ドッグハウス)内で、前記防火絶縁マットと同じ材料から成るカップ形の熱防護フードが、付加的な別個の防護フード(54)として、前記取出し部材に被せられている、請求項1から17までのいずれか1項記載のパレットコンテナ。
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