JP6852650B2 - 車両用内装部材 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用内装部材に関し、詳しくは車両の乗員が操作するスイッチ機能を備えた車両用内装部材に関する。
従来、車両の乗員が操作を行う場合、車両に設けられている各種のスイッチを用いて行われている。スイッチには、ボタン式やレバー式の操作スイッチがある。車室内のスイッチには、スイッチと判別するための見切りや表示が必要となっていた。
一方、車室内のスイッチとしては、シームレスなタッチスイッチが検討されている。タッチスイッチは、接触(タッチ)により操作するスイッチである。タッチスイッチは、その操作が限られたエリア内に限定されていた。
また、従来の車室内のスイッチでは、硬質の樹脂により形成されていた。操作時以外の場合の触感(手触り)が低かった。このため、乗員が常に触れる車室内の位置に設置することが避けられており、スイッチの設置位置が限定されていた。結果として、乗員から離れた位置にスイッチが設けられていた。そうすると、乗員の位置が変化したとき、たとえば、シートをスライドさせて乗員の搭乗位置が変化したときに、乗員がスイッチに触れにくくなるという問題が発生していた。
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、スイッチ機能を発揮する領域を変化させることができる車両用内装部材を提供することを課題とする。
上記課題を解決する本発明の車両用内装部材は、複数の領域を区画する境界部材と、境界部材の裏面側に配された複数の発光部を有し、複数の領域から選択された選択領域内の発光部を発光する発光源と、発光源の表面側に配され、選択領域で検知を行う光透過性を有するセンサと、センサの表面に配された、光透過性を有する表面部材と、を有することを特徴とする。
本発明の車両用内装部材は、スイッチ機能を発揮する領域を変化させることができる。さらに、スイッチ機能を発揮する領域(すなわち、選択領域)の発光部が発光する。この発光により、選択領域が明確に表示される。
実施形態1の内装材を示す正面図である。 図1中のII−II線での断面図である。 図1中のIII−III線での断面図である。 実施形態1の内装材の発光状態を模式的に示す断面図である。 変形形態1の内装材の発光状態を模式的に示す断面図である。 変形形態2の内装材の発光状態を模式的に示す断面図である。 その他の変形形態の内装材の発光状態を模式的に示す断面図である。 その他の変形形態の内装材の発光状態を模式的に示す断面図である。 その他の変形形態の内装材の発光状態を模式的に示す断面図である。
以下、実施の形態を用いて、本発明の車両用内装部材を具体的に説明する。なお、実施の形態は、本発明を具体的に説明するための1つの形態を示すものであり、本発明が実施の形態のみに限定されるものではない。
[実施形態1]
本形態は、図1〜図3に示した構成の車両用内装部材1(以下、内装材1と称する)である。本形態の内装材1は、車室の側面を形成する。
図1は、内装材1を示す正面図である。図2は、図1中のII−II線での断面図である。図3は、図1中のIII−III線での断面図である。
本形態の内装材1は、車室の内面の側面を形成する部材(トリムとも称される)である。本形態の内装材1は、乗員の着座するシートの側方に位置するものであり、図1は、シート側から内装材1を見た状態で示している。
本形態の内装材1は、図2〜図3に断面図で示すように、発光源2、タッチセンサ3、表面部材4、フレーム5、制御部6を有する。
発光源2は、複数のLED20(20A〜20C)を有する。複数のLED20(20A〜20C)は、制御部6にそれぞれ接続され、制御部6の指示により独立して点灯(調光)・消灯が行われる。LED20は、表面部材4に向けて光を発するものであり、発光部に相当する。本形態ではLEDを用いているが、電球等のLED以外の光源であってもよい。本形態において、LED20は、発色が単色であっても、変調可能(色調及び発光強度を変化可能)であっても、いずれでもよい。LED20は、内装材1の表面において発光を視認できる程度の強さの有色光を発する。有色光とは、白色光を含む可視光である。
LED20は、基板21に固定された状態で、収容部材22内に収容される。基板21は、LED20を固定するとともに、LED20に供給される所定の電力が流れる電気回路を備える。収容部材22は、車室に面する表面側が開口した槽状を有する部材である。収容部材22は、その内部に基板21を収容する。すなわち、収容部材22は、基板21(及びLED20)の位置を固定する。基板21及び収容部材22は、従来公知の構成とすることができる。
なお、複数のLED20は、内装材1に対して任意の位置及び数で設けることができる。本形態での複数のLED20は、図2〜図3に示すように、隣接する発光領域41の裏面側に配列した状態で設けている。すなわち、本形態では、全ての発光領域41に対応した位置にLED20が設けられている。なお、この形態に限定されず、LED20が設けられていない発光領域41が存在していてもよい。
また、本形態では、LED20が、発光領域41に対応した位置に設けられている。
タッチセンサ3は、発光源2の表面側に配される。発光源2の表面側とは、車室内面側であり、発光源2のLED20が発する光の投射方向の先方側でもある。
タッチセンサ3は、光透過性を有し、シート状であり、内装部材1の表面が押圧されたことや表面に接触されたことを検知するセンサである。タッチセンサ3が、光透過性を有することで、発光源2のLED20が発する光が遮蔽されることなく、表面部材4に投射される。
タッチセンサ3は、複数の検知領域を有し、選択された検知領域にて検知を行う。複数の検知領域は、後述のフレーム5により区画される複数の領域に対応して設けられる。タッチセンサ3の複数の検知領域のうち、選択された検知領域は、選択された選択領域に対応している。検知領域(選択領域)の選択は、制御部6により行う。タッチセンサ3は、LED20A〜20Cのそれぞれに対応した複数の検知領域(複数の領域)を有し、これらの領域から、選択領域に対応する領域(選択された検知領域)が設定される。タッチセンサ3は、接触位置(押圧位置)が検知可能な従来のタッチセンサが用いられる。
すなわち、本形態のタッチセンサ3は、発光源2の表面側に配されたシート状を有し、LED20のそれぞれに対応した複数の検知領域のうち、選択された検知領域で接触(押圧)を検知する光透過性を有するものである。
タッチセンサ3は、発光源2の表面側に、LED20を覆うように配される。本形態のタッチセンサ3は、発光源2の表面に対して間隔を有する状態で設けられている。タッチセンサ3は、表面部材4の裏面側に密着した状態で設けられている。
表面部材4は、タッチセンサ3の表面側に配される。表面部材4は、光透過性を有する。光透過性を有するとは、表面部材4の裏面側に配されたLED20の点灯(調光)・消灯を車室内の乗員が視認できる程度に光を透過することができることを意味する。また、光透過性を有する表面部材4は、透明乃至半透明であることが好ましく、その内部で光が拡散することがより好ましい。
表面部材4は、タッチセンサ3を覆うことができる板状(あるいは、シート状)の形状を有する。そして、表面部材4は、内装材1の表面をなし、車室内の乗員が表面に接触(あるいは押圧)したときに、その力を伝達してタッチセンサ3を押圧する。
本形態の表面部材4は、弾性変形可能な軟質材よりなる。弾性変形可能な軟質材とは、乗員が触ったときに、タッチセンサ3に力を伝達しながら弾性変形可能な材質を示す。具体的には、シリコーンやウレタン等の樹脂よりなる発泡樹脂を挙げることができる。
表面部材4は、図2〜図3に示すように、LED20(20A〜20C)の間に対応する位置に、表面からくぼんだ凹部40を有する。凹部40は、図1に示したように、複数が互いに交差した状態でのびる長溝状を有する。当該凹部40に囲まれた部分である発光領域41は、その形状が略三角形(1辺が50〜100mmの三角形状、本形態では約70mm)をなすように形成されている。
表面部材4では、凹部40で囲まれた発光領域41は、その背面側にLED20が位置する。すなわち、凹部40で囲まれた発光領域41は、LED20が点灯したときに、その光が透過して発光する。発光領域41は、その背面側に設けられたLED20の光が拡散しながら透過した光で発光する。
なお、本形態の内装材1では、図1に示すように、内装材1のほぼ全面にわたって、表面部材4の凹部40(及びフレーム5)が設けられている。すなわち、内装材1の全体にわたって均一な意匠表現をなすように、凹部40(発光領域41及びフレーム5)が形成されている。
フレーム5は、凹部40の内部に配される部材である。フレーム5は、境界部材に相当する。フレーム5は、図1に示すように、略三角形状の発光領域41を区画する略格子状(メッシュ状)の形状を有する。図1〜図3に示すように、フレーム5は、凹部40とともに、LED20A〜20Cのそれぞれに対応した発光領域41A〜41Cを区画する。
フレーム5は、その材質が限定されるものではない。本形態のフレーム5は、表面部材4よりも硬質な材質よりなる。具体的には、フレーム5は、硬質な樹脂により形成される。これにより、凹部40に区画される複数の発光領域41が、視覚的及び触覚的に乗員に認識できるようになる。
また、フレーム5は、光透過性を有していても、光を透過しない材質であってもいずれでもよい。フレーム5が光透過性を有している場合には、隣接する発光領域41の光を連続して乗員が視認できる。特に、隣接する二つの発光領域41を同色で発光させる場合に、二つの発光領域41を一つの発光エリアとして認識できる。フレーム5が光透過性を有していない場合には、隣接した発光領域41が同時に発光した場合、その境界が明確になる。特に、隣接する二つの発光領域41を異なる色で発光させる場合に、その境界をより明確に認識できる。本形態でのフレーム5は、光透過性を有していない樹脂よりなる。
本形態の内装材1は、図2〜図3に示すように、表面部材4の発光領域41の表面41aが、フレーム5の表面5aよりも、表面側に位置している。すなわち、発光領域41は、その表面41aがフレーム5の表面5aよりも突出して設けられている。
制御部6は、タッチセンサ3及びLED20A〜20Cに接続する。制御部6としては、車両に搭載されているECU等の演算装置を用いることができる。すなわち、制御部6には、タッチセンサ3の検知結果が入力される。また、発光源2のそれぞれのLED20A〜20Cの点灯・消灯(発光)を制御する。
制御部6は、フレーム5に区画される複数の領域(すなわち、発光領域41に相当する領域)から、選択された検知領域(選択領域)を決定し設定する。また、制御部6は、選択領域内のLED20(検知領域に対応したLED20)を発光する。
(内装材の動作)
本形態の内装材1の動作を、車室内の室内灯を点灯する場合を例に挙げて具体的に説明する。
車両において、室内灯が消灯し、かつ点灯する必要が無い場合には、発光源2のLED20は消灯している。
そして、車両において、室内灯を点灯しようとする場合、制御部6は、点灯制御を開始する。点灯制御の開始は、シートへの着座、音声指示等、任意の指示に設定できる。
点灯制御を開始すると、制御部6は、タッチセンサ3の複数の検知領域3A〜3Cから、任意の検知領域3Aを選択し、乗員からの指示を受ける領域(スイッチ機能を発揮する領域,スイッチ領域とも称する)に設定する。具体的には、タッチセンサ3において、検知領域3Aに対する接触を検知したら、室内灯を点灯するように設定する。
また、制御部6は、選択された検知領域3Aに対応するLED20Aのみを点灯する。LED20Aのみが点灯すると、その光はタッチセンサ3及び表面部材4を透過して発光領域41Aが発光する。このとき、LED20B〜20Cは点灯しておらず、図4に示すように、発光領域41B〜41Cは点灯しない。発光領域41B〜41Cは暗いままである。この結果、図4に示すように、室内灯を点灯するためのスイッチ機能を発揮する発光領域41Aが発光して視認性が向上する。さらに、発光領域41Aを区画するようにフレーム5が光透過性を有していないため、フレーム5が発光領域41Aを明確に区画しており、より視認性に優れたものとなっている。
そして、車室内の乗員が発光領域41Aをタッチ(押圧あるいは接触)する。タッチされた発光領域41Aは、その力が裏面側に伝達され、タッチセンサ3を押圧する。そうすると、タッチセンサ3が検知領域3Aにおいて押圧力を検知し、制御部6が当該接触を検知する。制御部6は、乗員から点灯の指示が入力されたと判定し、室内灯に対して点灯する指示を発する。この結果、室内灯が点灯する。
(本形態の内装材の効果)
本形態の内装材1は、発光源2、タッチセンサ3、表面部材4、フレーム5、を有する。フレーム5は、複数の領域(検知領域や発光領域)を区画する。発光源2は、フレーム5の裏面側に配された複数の複数のLED20(20A〜20C)を有し、複数の領域から選択された領域内のLED20Aを発光する。タッチセンサ3は、発光源2の表面側に配され、複数の検知領域3A〜3Cのうち選択された検知領域3Aで接触(押圧)を検知する光透過性を有するものである。表面部材4は、タッチセンサ3の表面側に配された、光透過性を有するものである。
この構成によると、発光源2の表面側にタッチセンサ3が配され、その表面側に表面部材4が配されている。タッチセンサ3は、フレーム5に区画された複数の領域に対応する検知領域3A〜3Cを、当該各領域に設定できる。すなわち、発光源2のLED20(20A〜20C)に対応する位置に検知領域3A〜3Cを設定することができる。このことから、任意のLED20Aに対応した検知領域3Aで検知を行うことができる。すなわち、タッチセンサ3が、複数の検知領域3A〜3Cのうち選択された任意の検知領域3Aで検知することができる。そして、発光源2のLED20(20A〜20C)の表面側に光透過性を有する表面部材4が配されていることから、LED20が発する光は表面部材4を透過する。
この結果、本形態の内装材1は、発光源2のLED20(20A〜20C)に対応した発光領域41(41A〜41C)のうち、任意の発光領域41を選択すること(選択領域に決定すること)ができ、タッチセンサ3の検知領域に設定できる。すなわち、スイッチ機能を発揮する領域(選択領域)を変化させることができる。
選択領域を変更することは、たとえば、乗員の搭乗位置が車室内で変化しても、乗員に対応した発光領域41(すなわち、検知領域3A〜3C)を設定することで、乗員自身の移動を伴うことなくスイッチ操作が可能となっている。この結果、本形態の内装材1は、乗員の搭乗位置が変化しても、乗員自身が大きく移動することなく簡単に操作することができるスイッチ機能を備えた車両用内装部材となっている。
さらに、本形態の内装材1は、LED20に対応した発光領域41をスイッチとして使用できることから、LED20を発光することでスイッチとなる領域(発光領域41)を明確に表示できる。
本形態の内装材1は、複数の領域(検知領域3A〜3C,発光領域41A〜41C)から選択領域(検知領域3A,発光領域41A)を決定する制御部6を有する。この構成によると、制御部6が選択領域を自動で決定できるようになる。
本形態の内装材1は、フレーム5が、凹部40の内部に配されていることから、発光源2の表面側に配されている。すなわち、本形態の内装材1は、フレーム5が表面部材4の表面に配されている。この構成によると、フレーム5で区画される表面部材4の発光領域41A〜41Cが明確に区画される。すなわち、スイッチとして操作する領域(発光領域41)が明確になる。
本形態の内装材1は、表面部材4の発光領域41の表面41a(選択領域の部分の表面)が、フレーム5の表面5aよりも突出して設けられている。また、表面部材4が、弾性変形可能な軟質材よりなる。この構成によると、乗員が内装材1の表面を触ったときに、軟質材よりなる発光領域41のみを触ることとなり、フレーム5を触ること無く操作することが可能となる。このため、軟質材のみを触るため操作時の手触りが向上する。
本形態の内装材1は、タッチセンサ3が用いられる。タッチセンサ3は、表面部材4の裏面形状に追従した形状に配置することができる。この結果、本形態の内装材1の形状を、図1に示すように、湾曲した形状とすることができる。
本形態の内装材1は、制御部6が、タッチセンサ3と発光源2のLED20(20A〜20C)に接続する。制御部6がLED20の発光に接続することでLED20(20A〜20C)の発光を制御できるとともに、タッチセンサ3の検知結果に基づいて、LED20の発光を制御できる。
[実施形態2]
実施形態1では、フレーム5が表面部材4の表面側に配されているが、この形態に限定されない。すなわち、フレーム5が表面部材4及びタッチセンサ3の裏面側に配されていてもよい。
この構成においても、フレーム5が複数の領域を区画できる。本形態においても、実施形態1と同様な効果を発揮する。
[実施形態3]
実施形態1では、発光源2のLED20Aに対応した位置に検知領域3Aを設定しているが、この構成に限定されない。すなわち、制御部6は、タッチセンサ3の検知領域をLED20A以外のLED20B又はLED20Cに対応した位置に設定してもよい。
制御部6は、フレーム5に区画される複数の領域のうち、選択領域を任意に設定できる。つまり、車両の乗員が操作しやすい位置に選択領域(スイッチ領域)を設定できる。車両の乗員が操作し易い位置は、車室内の乗員を検知するセンサの検知結果から得られる。車室内の乗員を検知するセンサとしては、たとえば、乗員が搭乗するシートの位置を検知するシートポジションセンサ、車室内を撮影するカメラ、等のセンサを挙げることができる。
すなわち、制御部6は、乗員の搭乗位置を検知するシートポジションセンサ(搭乗位置検知部)に接続し、検知される搭乗位置に基づいて複数の領域から選択領域を決定することが好ましい。
この構成によると、車両の乗員がシートに搭乗した状態で、最も前方にスライドさせた状態であっても、最も後方にスライドさせた状態であっても、車両内での位置によらず、スイッチ操作を行うことができる。
[変形形態]
実施形態の内装材1は、制御部6の制御を変更することで、以下の各形態のように動作することができる。
[変形形態1]
上記の形態では、内装材1の一つの発光領域41Aでの操作に適用した構成を示したが、複数の操作に対応させてもよい。
たとえば、室内灯の照明の強さの調節(調光)に適用する場合を用いて具体的に説明する。
車両において、車室内の室内灯が点灯している状態であり、かつ調光する必要がない場合には、発光源2のLED20は点灯している。
そして、車両において、室内灯を調光しようとする場合、制御部6は、タッチセンサ3のLED20Aに対応する検知領域3A、LED20Bに対応する検知領域3B、を乗員からの指示を受ける領域(スイッチ領域)に設定する。具体的には、タッチセンサ3の検知領域3Aに接触を検知したら、室内灯を明るくするように設定する。タッチセンサ3の検知領域3Bに接触を検知したら、室内灯を暗くするように設定する。
また、LED20A及びLED20Bを点灯する。このとき、LED20AとLED20Bは、異なる色調(あるいは、異なる明るさ)で発光することが好ましい。LED20A及びLED20Bが点灯すると、その光はタッチセンサ3及び表面部材4を透過して発光領域41A及び41Bが点灯する。LED20Cは点灯しておらず、図5に示すように、発光領域41Cは点灯せず、暗い状態のままであるしない。この結果、図5に示すように、室内灯を調光するためのスイッチ領域(発光領域41A〜41B)が発光して、乗員に対する視認性が向上する。
そして、車室内の乗員が発光領域41Aあるいは発光領域41Bをタッチ(押圧あるいは接触)する。タッチされた発光領域41Aあるいは発光領域41Bは、その力が裏面側に伝達され、タッチセンサ3の検知領域3Aあるいは検知領域3Bが押圧される。そうすると、タッチセンサ3が力を検知し、検知領域3Aあるいは検知領域3Bに押圧された検知結果を制御部6に送信する。
制御部6は、検知領域3Aへの押圧を検知した場合、明るくするように室内灯に指示する。検知領域3Bへの押圧を検知した場合、暗くするように室内灯に指示する。室内灯は、制御部6からの指示に応じた点灯状態とする(調光する)。
(変形形態1の効果)
本形態の内装材1は、実施形態1の時と同様な効果を発揮する。さらに、複数のスイッチ(検知領域3A〜3B)を同時に設定できる。すなわち、より操作性に優れたものとなっている。
[変形形態2]
本形態は、制御部6の設定が異なること以外は、変形形態1と同様な構成を有する。
変形形態1の場合と同様に、室内灯の照明の強さの調節(調光)に適用する場合を用いて具体的に説明する。
車両において、車室内の室内灯が点灯している状態であり、かつ調光する必要が無い場合には、発光源2のLED20は点灯している。
そして、車両において、室内灯を調光しようとする場合、制御部6は、タッチセンサ3のLED20Aに対応する検知領域3A、LED20Bに対応する検知領域3B、LED20Cに対応する検知領域3C、を乗員からの指示を受ける領域(スイッチ領域)に設定する。具体的には、タッチセンサ3の検知領域3Aから検知領域3Bに、又は検知領域3Bから検知領域3Cに連続した接触を検知したら、室内灯を明るくするように設定する。タッチセンサ3の検知領域3Cから検知領域3Bに、又は検知領域3Bから検知領域3Aに連続した接触を検知したら、室内灯を暗くするように設定する。
また、LED20(20A〜20C)を点灯する。このとき、LED20(20A〜20C)は、同じ色調であっても、異なる色調(あるいは、異なる明るさ。好ましくは、LED20A〜20Cで連続して変化する色調)で発光してもいずれでもよい。LED20(20A〜20C)が点灯すると、その光はタッチセンサ3及び表面部材4を透過して発光領域41(41A〜41C)が対応した光で点灯する。この結果、図6に示すように、室内灯を調光するためのスイッチ領域が発光して視認性が向上する。
そして、車室内の乗員が発光領域41A〜発光領域41Cのうち、隣接する二つの発光領域41A〜41B,41B〜41Cをタッチ(押圧あるいは接触)する。タッチされた発光領域41A〜41B,41B〜41Cは、その力が裏面側に伝達され、タッチセンサ3の検知領域3A〜3B,検知領域3B〜3Cが連続して押圧される。そうすると、タッチセンサ3が力を検知し、検知領域3A〜3Cに押圧された検知結果を制御部6に送信する。
制御部6は、検知領域3Aから検知領域3Bへの押圧を検知した場合、又は検知領域3Bから検知領域3Cへの押圧を検知した場合、明るくするように室内灯を調光する。検知領域3Aから検知領域3Bへの押圧を検知した場合、検知領域3Aから検知領域3Bへの押圧を検知した場合、検知領域3Cから検知領域3Bへの押圧を検知した場合、又は検知領域3Bから検知領域3Aへの押圧を検知した場合、暗くするように室内灯を調光する。室内灯は、制御部6からの指示に応じた点灯(調光)を行う。
(変形形態2の効果)
本形態の内装材1は、実施形態1の時と同様な効果を発揮する。さらに、複数のスイッチ(操作部)を同時に設定できる。本変形形態2によると、より直感的な操作が可能となる。
[その他の変形形態]
制御部6は、発光源2のLED20に接続されており、タッチセンサ3の検知結果に対応した発光表現を行うことができる。
例えば、実施形態1の動作例において、図7〜図9に示すように、実施形態の内装材1において、タッチセンサ3が検知領域3Aの押圧を検知したら、室内灯を点灯する。このとき、図7に示すように、発光領域41A(LED20A)のみが点灯している。つづいて、発光領域41A(LED20A)の点灯時間が所定時間に達したら、制御部6は、図8に示すように、発光領域41A(LED20A)を消灯し、発光領域41B(LED20B)を点灯する。そして、発光領域41B(LED20B)の点灯時間が所定時間に達したら、制御部6は、図9に示すように、発光領域41B(LED20B)を消灯し、発光領域41C(LED20C)を点灯する。そして、発光領域41C(LED20C)の点灯時間が所定時間に達したら、制御部6は、発光領域41C(LED20C)を消灯する。
このように、本形態の内装材1は、表面部材4の押圧をタッチセンサ3が検知したことを、対応するLED20Aや別のLED20B〜20Cが点灯することで、視覚的に表現できる。この結果、乗員がスイッチの操作を認識できる。
すなわち、本形態の内装材1は、制御部6がタッチセンサ3とLED20に接続し、タッチセンサ3の検知結果に基づいて各LED20A〜20Cの発光を制御する。この構成によると、さまざまな発光表現が可能となる。
1:内装材 2:発光部材 20:LED
3:タッチセンサ 4:表面部材 5:フレーム
6:制御装置

Claims (6)

  1. 複数の領域を区画する境界部材と、
    前記境界部材の裏面側に配された複数の発光部を有し、前記複数の領域から選択された選択領域内の前記発光部を発光する発光源と、
    前記発光源の表面側に配され、前記選択領域で検知を行う光透過性を有するセンサと、
    前記センサの表面に配された、光透過性を有する表面部材と、
    乗員の搭乗位置を検知する搭乗位置検知部と、
    前記搭乗位置検知部に接続され、前記搭乗位置に基づいて、前記複数の領域から前記選択領域を決定する制御部と、
    を有することを特徴とする車両用内装部材。
  2. 前記境界部材は、前記表面部材の表面側に配される請求項1に記載の車両用内装部材。
  3. 前記表面部材は、前記選択領域の部分の表面が前記境界部材より突出して形成されている請求項1〜2のいずれか1項に記載の車両用内装部材。
  4. 前記表面部材は、弾性変形可能な軟質材よりなる請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両用内装部材。
  5. 前記センサは、タッチセンサである請求項1〜4のいずれか1項に記載の車両用内装部材。
  6. 前記制御部は、前記センサと前記発光源に接続し、前記センサの検知結果に基づいて各前記発光部の発光を制御する請求項1〜5のいずれか1項に記載の車両用内装部材。
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