JP2018034675A - 操作装置 - Google Patents

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Yasumune Wada
泰宗 和田
鬼頭 和雄
Kazuo Kito
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Abstract

【課題】複数の変更対象の状態変更を行う操作装置において、省スペース化と、操作性の向上を図ることができる操作装置を提供する。【解決手段】操作装置1は、回転操作及び押下操作が可能に設けられたダイヤルノブ2を備える。操作装置1はダイヤルノブ2の先端面2aへのフリック操作を検出する検出部を備える。操作装置1は先端面2aに画像を表示する表示部を備える。操作装置1の制御部は、検出部が検出したフリック操作に基づいて、車両空調に関する複数の変更対象(温度、吹出口、風量など)のいずれかを選択して、選択した変更対象の状態を示した画像を表示部に表示させる。ダイヤルノブ2への回転操作や押下操作により、選択された変更対象の状態が変更され、制御部は、その変更後の状態となるように表示部の表示を切り替える。操作装置1は、ダイヤルノブ2の周囲を照明するとともに、選択された変更対象に応じて照明色が変化する照明部5aを備える。【選択図】図1

Description

本発明は車両に搭載される操作装置に関する。
従来、車両用空調装置に関する変更対象(吸込口の切替、吹出口の切替、風量、設定温度等)の状態を変更する操作装置に関する技術として、特許文献1の提案がある。特許文献1には、回転操作及び押圧操作が自在に配置されたダイヤルと、そのダイヤルの内周側にディスプレイとを備えたコントロールパネルが開示されている。ダイヤルが押圧操作されることにより複数の変更対象のいずれかが選択されて、ディスプレイには選択された変更対象の状態を示した画像が表示される。そして、ダイヤルが回転操作されることで、選択された変更対象の状態の変更が行われる。特許文献1のコントロールパネルによれば、階層操作が必要な複数の変更対象の状態を設定するために、別々にダイヤルを設けずに1つのダイヤルを共用できるため、コントロールパネルを小型化できるとしている。
特開2006−205752号公報
ところで、複数の変更対象の設定を1つの操作部(ダイヤル等)に集約すると、状態変更を行う変更対象を選択する操作が必要となる分、変更対象ごとに操作部を設ける場合に比べて操作性が悪くなる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、複数の変更対象の状態変更を行う操作装置において、省スペース化と、操作性の向上を図ることができる操作装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明は、車両に搭載される操作装置(1)であって、
面(2a)と、
予め定められた複数の変更対象の中から選択された変更対象である選択変更対象の状態を変更する操作が行われる操作部(2)と、
前記面上を滑らせる操作であるスライド操作を検出する検出部(10)と、
前記検出部が検出した前記スライド操作に基づいて前記選択変更対象を別の前記変更対象に切り替える制御部(31)と、
を備える。
また、本発明の操作装置(1)は、
車両に搭載され、
突出した形状を有して、先端に面(2a)を有するとともに、前記面へのフリック操作とは別に可動式の操作が可能に設けられた操作部(2)と、
前記面へのフリック操作を検出する第1検出部(10)と、
前記操作部への前記可動式の操作を検出する第2検出部(18、20、21)と、
前記面に画像を表示する表示部(11)と、
前記第1検出部が検出したフリック操作に基づいて、予め定められた複数の変更対象の中からいずれかを選択して、その選択した前記変更対象である選択変更対象の状態を示した画像を前記表示部に表示させるとともに、前記第2検出部が検出した前記可動式の操作に基づいて、前記表示部が表示している前記画像を、前記選択変更対象の変更後の状態を示した画像に更新する表示制御部(31)と、
を備える。
本発明の操作装置によれば、複数の変更対象の状態変更機能を1つの操作部に集約できるので、変更対象ごとに操作部を設ける場合に比べて省スペース化を図ることができる。また、本発明においても、状態変更を行う変更対象を選択する操作が必要となるものの、その選択操作をスライド操作としており、ユーザは指を面上に滑らせることで所望の変更対象を選択できる。このように、スライド操作で選択変更対象の切替を可能とすることで、ユーザの操作負担を軽減できる。つまり、操作性の向上を図ることができる。
なお、本発明においてフリック操作とは、面上で指を素早くはじくように、面上で指を滑らせつつ面から指を離す操作をいう。
操作装置の正面図である。 操作装置の側面図である。 操作装置の分解斜視図である。 操作装置の正面図である。 図4のV−V線で操作装置を切った断面図である。 図4のVI−VI線で操作装置を切った断面図である。 図4のVII−VII線で操作装置を切った断面図である。 図4のVIII−VIII線で操作装置を切った断面図である。 図4のIX−IX線で操作装置を切った断面図である。 車両制御システムの構成図である。 エアコンモード及び車両設定モードを構成する各モードを示すとともに、フリック操作によってモードが切り替わることを示した図である。 エアコンモードにおける表示の切り替わりを示した図である。 車両設定モードにおける表示の切り替わりを示した図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照しながら説明する。図1、図2に示す操作装置1は、車両の例えばエアコンパネルに設置されて、車両の空調制御の内容(吹出口の切替、風量、吹出温度等)を設定するために用いられる。エアコンパネルは、前席空間の前方に位置するインストルメントパネル部における左右幅方向の中央位置に配置される。また、操作装置1では、空調制御に加えて、空調は無関係の車両制御に関する設定も可能となっている(詳細は後述)。
先ず操作装置1の外観を説明する。操作装置1は、ケース6と、そのケース6の上面から突出する形で設けられるダイヤルノブ2とを備えている。ダイヤルノブ2は、その軸線L1(図5参照)回りの回転操作及び軸線L1方向への押下操作が可能に設けられている。ダイヤルノブ2の先端面2aの中央部3は各種画像が表示可能な矩形状の画面として構成されている。図1では、中央部3に空調の設定温度を示した画像が表示された例を示している。
また、先端面2aの上部には点灯可能(言い換えると光が透過可能)に構成された点灯部4が設けられている。点灯部4は、ブロワのマークを示したブロワマーク部4aと、ブロワマーク部4aの右側にダイヤルノブ2の右回転操作により変更対象の設定値が上がることを示唆するマークを示した右操作マーク部4bと、ブロワマーク部4aの左側にダイヤルノブ2の左回転操作により変更対象の設定値が下がることを示唆するマークを示した左操作マーク部4cとを含む。右操作マーク部4bは、ダイヤルノブ2の外周に沿って延びるように設けられる線状部と、「+」のマーク部とから構成される。左操作マーク部4cは、ダイヤルノブ2の外周に沿って延びるように設けられる線状部と、「−」のマーク部とから構成される。
さらに、ダイヤルノブ2の根元部の外周全周を囲む形にリング状の照明部5aが設けられている。
操作装置1の作用を簡単に説明する。先端面2aに対して指を面上に滑らせるスライド操作の一種であるフリック操作が行われると、状態変更を行う変更対象(選択変更対象)が切り替わる。また、中央部3には現在の選択変更対象の状態を示した画像が表示される。ユーザは、中央部3に表示された画像を確認しながら、希望の変更対象の画像が表示されるまでフリック操作を繰り返す。その後、ダイヤルノブ2への回転操作や押下操作により、中央部3に表示された画像で示される変更対象(選択変更対象)のモードを変更したり、設定値を変更したり、オンオフを変更したりといった設定内容の変更が行われる。
また、選択変更対象に応じて、点灯部4の点灯状態や照明部5aの照明色が変化する。例えば、選択変更対象がブロワの風量の場合には、ブロワマーク部4a、右操作マーク部4b及び左操作マーク部4cは全て点灯するとともに、その点灯色は白色となる。また、例えば選択変更対象が設定温度の場合には、ブロワマーク部4aを消灯し、右操作マーク部4bは赤色に点灯し、左操作マーク部4cは青色に点灯する。
以下、操作装置1の構成の詳細を説明する。図2に示すように、ケース6は、正面側に配置されるフロントケース7と、背面側に配置されるリアケース8とを備えている。フロントケース7は正面側が閉じて、背面側が開いた形状を有している。他方、リアケース8は背面側が閉じて、正面側が開いた形状を有している。そして、フロントケース7の開口部と、リアケース8の開口部とが突き合わさる形でそれらケース7、8がねじ28(図3、図9参照)により固定されている。また、フロントケース7の正面部の中央には円形の開口7aが形成されている(図3参照)。
ケース6の内部には収容空間が形成されている。その収容空間には各種部品が収容されている(図3、図5〜図9参照)。詳しくは、ケース6内には、プリズム5、ダイヤルノブ2、ダイヤルギア9、静電シート10、表示部11、プランジャ15、スプリング16、第1リフレクタ13、第2リフレクタ14及び基板17が収容されている。
プリズム5は、アクリル樹脂など導光性を有する透明材料で形成されている。プリズム5は、リング状に形成されたリング部5aと、そのリング部5aから背面方向に延設された延設部5bとを有する(図3、図9参照)。リング部5aは、上記の照明部を構成し、図2に示すようにフロントケース7の開口7aに嵌まる形に設けられる。延設部5bは、リング部5aの円周方向に4つに分割されている。各延設部5bの、リング部5aに接続された側と反対側の端部は、基板17に実装されたリング照明用のLED27に対向した位置に配置される(図9参照)。各延設部5bは、各LED27からの光をリング部5aまで案内する役割を有する。これにより、リング部5aはLED27の発光色で照明する。
ダイヤルノブ2は、先端側が閉じた円筒状に形成されている。ダイヤルノブ2の先端面2aからの一部と残余部とが異なる径に形成されており、詳しくは残余部は先端面2aからの一部より大径に形成されている。また、先端面2aは、軸線L1(図5参照)に直角な平坦面に形成されている。
ダイヤルノブ2の先端面2aとそれ以外の部分とは異種の材料で形成されている。詳しくは、先端面2aは、ポリカーボネートなどの光透過性を有する樹脂で形成されている。また、先端面2aはブラックフェース感を付与するために、光が透過可能な黒みがかった色の材料で形成されている。なお、先端面2aは、無色透明な板の表面又は裏面に、光が透過可能な黒みがかった色のスモーク層が被覆される形で形成されたとしても良い。さらに、先端面2aの裏面には、先端面2aの中央部3及び点灯部4は光を透過可能し、中央部3及び点灯部4以外の部分は光を遮光する黒色層で被覆されている。なお、図1では、先端面2aの、中央部3及び点灯部4以外の部分は白色で図示しているが、実際は黒色となっている。一方、ダイヤルノブ2の先端面2a以外の部分、つまり側面部2b(図3参照)は、ABS樹脂など遮光性を有する樹脂で形成されている。これら先端部2a、側面部2bは、例えば別々に形成され、爪嵌合等により固定されている。
ダイヤルノブ2は、リング部5aの内側に嵌まる形に設けられる。そして、ダイヤルノブ2の先端面2aからの一部である小径部がケース6(言い換えるとリング部5a)から突出する形に設けられ、残余部である大径部がケース6内に配置される。大径部はダイヤルギア9に爪勘合などにより固定されている。これにより、ダイヤルノブ2の回転操作に連動してダイヤルギア9も軸線L1(図5参照)回りに回転する。
ダイヤルギア9は、小径部9aと小径部9aより大径の大径部9bとを有した円筒状に形成されている(図3、図5参照)。小径部9aはダイヤルギア9の先端側に配置され、大径部9bはダイヤルギア9の後端側に配置されている。小径部9aは、爪勘合等によりダイヤルノブ2に一体回転可能に接続されている。大径部9bの後端には大径部9bの円周方向に沿って複数の歯9cが等間隔で形成されている。図5に示すように、大径部9bの後端は、基板17に実装されたフォトインタラプタ20、21の発信機22と受信機23の間に配置される。
さらに、ダイヤルギア9の小径部9aと大径部9bとを繋ぐ段差部9d(図8参照)の背面は、ダイヤルギア9の円周方向に沿って凹凸が交互に繰り返される凹凸面に形成されている。図8に示すように、大径部9bの内側かつ段差部9dの背面側にはプランジャ15及びスプリング16が配置されている。プランジャ15は棒状の形成されており、その軸線L2がダイヤルノブ2の軸線L1(図5参照)と平行となるように配置されている。プランジャ15の一端は段差部9dの凹凸面に接触し、他端はスプリング16を介して第1リフレクタ13の底部13bに接触している。プランジャ15は、スプリング16により、段差部9dと底部13bとの間で軸線L2の方向に移動可能に設けられる。
そして、ダイヤルノブ2の回転に連動してダイヤルギア9が回転したときに、プランジャ15が段差部9dの凹凸面における凹部から凸部に移動する段階では、プランジャ15はスプリング16を縮ませながら軸線L2の底部13b側の方向に変位する。一方、プランジャ15が段差部9dの凹凸面における凸部から凹部に移動する段階では、プランジャ15は、スプリング16の付勢力により軸線L2の段差部9d側の方向に変位する。このプランジャ15の凹凸面における凸部の乗り越えによって、ダイヤルノブ2の回転操作に対して一定量回転する度に(言い換えるとプランジャ15が凸部を乗り越える度に)力覚を付与することができる。ダイヤルノブ2が、力覚が一回付与される分だけ回転すると、選択変更対象の設定値が1段階変化する。
静電シート10は、ユーザの指が先端面2aに接触したことを検出するセンサであり、静電シート10を構成する材料は全て透明材料で構成されている。静電シート10は、先端面2aの大部分をカバーする大きさのシート状に形成されている。静電シート10は、図5に示すように、先端面2aと表示部11の間に挟み込まれる形に配置されている。このように、静電シート10は表面2aと表示部11との間に挟み込まれているので、表示部11の表面並びにこの表示部11が位置していない先端面2aの表面をフリックすることで、この静電シート10はそのフリック部位の静電容量に応じた信号を出力することになる。
静電シート10は、電極を有しており、指と電極との間の静電容量に応じた信号を出力する。つまり、静電シート10は、指と電極との間の静電容量の変化に基づき先端面2aへの接触を検出する静電容量方式のセンサである。さらに、静電シート10は、先端面2aへのフリック操作を検出可能に構成されている。詳しくは、静電シート10は、左方向へのフリック操作と右方向へのフリック操作とを区別して検出するために、左右方向に複数に分割された電極構造を有する。そして、分割された電極毎に静電容量に応じた信号が出力されるようになっている。例えば、左から右へのフリック操作が行われた場合には、先ず左側に配置された電極からの信号に変化が生じ、次に右側に配置された電極からの信号に変化が生じる。各電極からの信号の変化順に基づいてフリック操作の方向を判定できる。
静電シート10は、図3に示すように、シート状の電極部10aと、電極部10aからの信号を出力する出力部10bとを有する。電極部10aが、先端面2aと表示部11の間に挟み込まれる形に配置される。出力部10bは各電極毎の出力線を有しており、一端が各電極に接続され、他端が基板17に実装されたコネクタ19(図5参照)に接続されている。つまり、静電シート10は基板17に電気的に接続されている。
表示部11は、各種画像を表示可能な、例えば有機発光ダイオード(OLED:Organic Light Emitting Diode)から構成されたディスプレイである。表示部11は、先端面2aの裏側において静電シート10を間に挟んで先端面2aの中央部3に対面した位置に配置される。表示部11は、第1リフレクタ13の先端部13a(図3、図5参照)に両面テープ12(図3参照)により固定されている。
また、表示部11には通信線11a(図3、図7参照)が接続されており、その通信線11aを介して後述の制御部31(図10参照)から表示部11に表示用の画像データが送られる。通信線11aは一端が表示部11に接続され、他端が基板17に実装されたコネクタ29(図7参照)に接続されている。つまり、表示部11は基板17に電気的に接続されている。
第1リフレクタ13は、図5に示すように、先端面2aと基板17の間に配置されて、ダイヤルノブ2の軸線L1に一致した軸線を有してその軸線方向に延設されるとともにその軸線回りに筒状に形成される。また、第1リフレクタ13は、先端側の一部がケース6から突出しているものの、ダイヤルノブ2及びプリズム5の内側に配置されているために、外からは見えないようになっている。第1リフレクタ13の先端は、先端面2aの直下に位置しており、表示部11が載置される載置部13aを形成している。
第1リフレクタ13は、根元側における外周部に、軸線と平行な方向に延びたレール部13c(図5参照)を有する。そのレール部13cは、第1リフレクタの円周方向に沿って複数箇所に形成されている。レール部13cは、第2リフレクタ14に形成されたレール溝14a(図5参照)に嵌まって軸線方向に若干量だけ移動可能に設けられている。すなわち、第1リフレクタ13は、先端面2aへの押下操作に伴い押下方向に移動可能に設けられている。
図5に示すように、第1リフレクタ13は、ケース6内において基板17側に突出した突出部13dを有する。その突出部13dは、基板17に実装されたプッシュスイッチ18に対面した位置においてプッシュスイッチ18に接触した状態で設けられる。先端面2aの押下操作に伴い第1リフレクタ13が押下方向に移動すると、突出部13dがプッシュスイッチ18を押下するようになっている。先端面2aへの押下操作が解除されると、プッシュスイッチ18が元の位置に戻ろうとする押し上げ力が突出部13dに作用することで、第1リフレクタ13及びこれに接続されたダイヤルノブ2が元の位置に戻る。
さらに、図6に示すように、第1リフレクタ13の内部は、LED24〜26の光が外部に漏れないようにするために複数の区画部13e〜13gを形成している。詳しくは、第1リフレクタ13は、内部に、ブロワマーク部4a(図4参照)を点灯するためのLED24の光を外部に漏れないようにする区画部13eと、右操作マーク部4b(図4参照)を点灯するためのLED25の光を外部に漏れないようにする区画部13fと、左操作マーク部4c(図4参照)を点灯するためのLED26の光を外部に漏れないようにする区画部13gとを形成している。
また、第1リフレクタ13は、ダイヤルギア9との間でプランジャ15及びスプリング16を格納する格納部13hを形成している(図8参照)。
第2リフレクタ14は、全部がケース6内に配置されて、第1リフレクタ13のケース6内に配置される部分の外側を囲むように筒状に形成されている。第2リフレクタ14は、上述のようにレール溝14aを形成しており、このレール溝14aにより第1リフレクタ13を径方向への移動を制限するとともに軸線方向に対しては押下操作に伴う移動は許容する形に、第1リフレクタ13を支持する。また、第2リフレクタ14は、図9に示すように、プリズム5の延設部5bの周りを囲むように区画部14bを有する。その区画部14bにより、延設部5b内を進行する光の漏れを抑制している。
第1リフレクタ13及び基板17は、フロントケース7とリアケース8の間に挟み込まれる形でねじ28により固定されている(図9参照)。
第1リフレクタ13及び第2リフレクタ14は、ダイヤルノブ2、プリズム5、ダイヤルギア9、表示部11といったケース6内の各部品を所定位置に支持する機能と、各LED24〜27の光を点灯部4や照明部5aに効率的に案内する機能を有する。これら第1リフレクタ13、第2リフレクタ14は、PP(ポリプロピレン)樹脂、ABS樹脂等の遮光性を有する部材で形成されている。
基板17は、第2リフレクタ14の背面部とリアケース8の開口部の間に挟み込まれる形に設けられる。この基板17には、ブロワマーク部4aの下に配置されて、ブロワマーク部4aに光を供給するLED24(図6参照)が実装されている。このLED24は、例えば白色の光を発するLEDである。また、基板17には、右操作マーク部4bの下に配置されて、右操作マーク部4bに光を供給するLED25(図6参照)が実装されている。このLED25は、例えば白色の光を発するLED25aと、赤色の光を発するLED25bとを有する。また、基板17には、左操作マーク部4cの下に配置されて、左操作マーク部4cに光を供給するLED26(図6参照)が実装されている。このLED26は、例えば白色の光を発するLED26aと、青色の光を発するLED26bとを有する。
また、基板17には、プリズム5の延設部5bの後端に対向する位置に配置されて、その後端に光を入射するLED27(図9参照)が実装されている。このLED27は、複数色の光(例えば、赤色の光、青色の光、緑色の光、白色の光)を個別に発することができるLEDであり、詳しくは、例えば赤色の光を発する素子と、青色の光を発する素子と、緑色の光を発する素子とが1つのパッケージに収容され、各素子の光量を調整可能なLEDである。なお、LED27は、互いに異なる色を発する複数の単色LEDとして構成されたとしても良い。
また、基板17にはプッシュスイッチ18が実装されている(図5参照)。プッシュスイッチ18は、ダイヤルノブ2の押下方向と同じ方向に変位する可動部を有し、その可動部が押下方向に変位したときにオン信号を出力するスイッチである。可動部は、ばねにより押下方向と反対方向に付勢された形に設けられている。したがって、可動部は、押下方向への力が解除された時には、ばねの付勢力により元の位置に戻る。また、基板17には、静電シート10が接続されるコネクタ19(図5参照)及び表示部11が接続されるコネクタ29(図7参照)が実装されている。
また、基板17には、ダイヤルノブ2の回転量を検出するための2つのフォトインタラプタ20、21(図5参照)が実装されている。各フォトインタラプタ20、21は、赤外光を発信する発信機22及び赤外光を受信する受信機23を有する。それら発信機22、受信機23は、ダイヤルギア9の、歯9cが形成された部分を間に挟んで対向する位置に設けられる。発信機22と受信機23の間に歯9cが位置しているときには、発信機22からの赤外光が歯9cで遮断されることで、受信機23は赤外光を受信しない。これに対して、発信機22と受信機23の間に歯9cが位置していないとき、言い換えると、発信機22と受信機23の間に歯9cと歯9cの間のスリットが位置しているときには受信機23は赤外光を受信する。これにより、受信機23は、ダイヤルノブ2の回転操作に伴うダイヤルギア9の回転に伴って周期的にパルスの信号を受信する。このパルスの数は、ダイヤルギア9の回転量、すなわちダイヤルノブ2の回転量に相当する値である。
さらに、2つのフォトインタラプタ20、21により、ダイヤルノブ2の回転方向も検出可能となっている。詳しくは、一方のフォトインタラプタ20から出力されるパルス信号と、他方のフォトインタラプタ21から出力されるパルス信号とが位相がズレた関係となるように、2つのフォトインタラプタ20、21の配置位置や、歯9cの間隔が調整されている。そして、ダイヤルノブ2が時計回り(右回り)に回転されたときと、反時計回り(左回り)に回転されたときとで、一方のフォトインタラプタ20からのパルス信号が、他方のフォトインタラプタ21からのパルス信号に対して位相が進んでいるのか、遅れているのかが切り替わるようになっている。
さらに基板17には、ダイヤルノブ2への操作内容を判定したり、表示部11を制御したり、各LED24〜27を制御したりする制御部31(図10参照)が実装されている。制御部31は、CPU、ROM、RAM等から構成され、CPUがROMに記憶されたプログラムを実行することで、ダイヤルノブ2への操作内容を判定するなどの各種機能を実現する。制御部31は、EEPROM等の不揮発性のメモリ32を有している。このメモリ32には、表示部11に表示させる画像データが記憶されている。
制御部31は、静電シート10、プッシュスイッチ18、フォトインタラプタ20、21、表示部11と電気的に接続されている。制御部31は、静電シート10からの出力信号に基づいて、先端面2aへのフリック操作の有無及びフリック操作の方向を判定する。すなわち、制御部31は、静電シート10の左側に配置された電極から操作有の信号が出力され、続いて、右側に配置された電極から操作有の信号が出力されたことに基づいて、先端面2aに対して右方向のフリック操作が行われたと判定する。制御部31は、静電シート10の右側に配置された電極から操作有の信号が出力され、続いて、左側に配置された電極から操作有の信号が出力されたことに基づいて、先端面2aに対して左方向のフリック操作が行われたと判定する。
また、制御部31は、プッシュスイッチ18からのオン信号を受信したことに基づいて、ダイヤルノブ2に対して押下操作が行われたと判定する。さらに、制御部31は、プッシュスイッチ18からのオン信号の継続時間を測定し、その継続時間が所定時間(例えば2秒)以上か否かを判定することで、ダイヤルノブ2に対して長押し操作がされたか否かを判定する。また、制御部31は、フォトインタラプタ20、21からのパルス信号を受信したことに基づいてダイヤルノブ2に対して回転操作が行われたと判定する。このとき、パルス数に基づいてダイヤルノブ2の回転量を判定する。また、一方のフォトインタラプタ20からのパルス信号と、他方のフォトインタラプタ21からのパルス信号との間の位相のずれ方向に基づいて、ダイヤルノブ2の回転方向を判定する。
制御部31が実行する表示部11に対する制御及びLED24〜27の制御の詳細は後述する。
図10に、車両の空調制御といった各種制御を行う車両制御システム100の構成図を示している。車両制御システム100は、操作装置1と外部制御装置40と空調ユニット43と空調用センサ群44とを備えている。操作装置1は、上述したように、フリック操作検出部として機能する静電シート10と、押下操作検出部として機能するプッシュスイッチ18と、回転操作検出部として機能するフォトインタラプタ20、21と、表示部11と、LED24〜27と、これらと接続された制御部31とを備えている。
一方、外部制御装置40は、操作装置1と別体に設けられて、操作装置1からの操作信号に基づいて空調制御といった各種車両制御を実行する装置である。外部制御装置40は、車室内の空調制御を行うエアコンECU(ECU:Electronic Control Unit)41と、空調制御以外の車両制御を行う、車両制御の種類ごとに設けられた複数のECU42とを含む。各ECU41、42は、CPU、ROM、RAM、信号入出力回路であるI/O、車載LANの通信インターフェースである通信I/F等を備える周知のコンピュータハードウェアとして構成される。各ECU41、42と操作装置1の制御部31とは、CAN(Controller Area Network)等の車内LAN50により双方向に通信可能に接続されている。
空調ユニット43は、車室内に、温度、風量、吹出位置等が調整された空気を導入するユニットである。詳しくは、空調ユニット43は、車両外から取り込んだ空気で空調用の空気を生成する外気モードと、車室内の空気を取り込んで空調用の空気を生成する内気モードとを切り替える内外気ダンパを備える。また、空調ユニット43は、空調用の空気が流れるダクト内に配置される形で、空気の風量を調整するブロワファン、そのブロワファンより下流に配置され空気を冷却して冷気を生成するエバポレータ、エバポレータより下流に配置され空気を昇温して暖気を生成するヒータコア、エバポレータとヒータコアの間に配置されエバポレータで冷却された冷気とヒータコアで加熱された暖気との混合比率を決めるエアミックスダンパ等を備えている。
空調用センサ群44は、例えば、車内温度を検出する内気温センサ、車外温度を検出する外気温センサ、エバポレータを通過した直後の空気の温度を検出するエバポレータ後センサ、日射量を検出する日射センサ、車内湿度を検出する湿度センサ等の複数のセンサから構成される。
エアコンECU41は、操作装置1から入力された空調条件を満足するように、空調用センサ群44から入力されたセンサ信号を考慮しつつ、空調ユニット43の作動を制御(例えばエアミックスダンパの開度の調整、ブロアファンの回転数の調整)する。
次に、制御部31と外部制御装置40とが実行する処理の詳細を説明する。制御部31は、図11に示すように、ダイヤルノブ2へのフリック操作に基づいて状態変更を行う変更対象(選択変更対象)を別の変更対象に切り替える。また、制御部31は、ダイヤルノブ2への長押し(例えば2秒以上)の押下操作があったことに基づいて、ダイヤルノブ2へのフリック操作により切り替えが行われる変更対象の組み合わせを、空調制御に関する変更対象の組み合わせから構成されたエアコンモード(図11の上段)と、空調制御以外の変更対象の組み合わせから構成された車両設定モード(図11の下段)との間で切り替える。
先ず、エアコンモードから説明する。図11の上段に示されるように、エアコンモードは、変更対象として、ユーザが希望する車室内温度を設定してその車室内温度となるように吹出口から吹き出す空気の温度を制御する「TEMP」モードと、車室内の複数箇所に設置された空気の吹出口のうちどの吹出口から空気を吹き出すのかを制御する「吹出口切替」モードと、空気の風量を制御する「BLOW」モードと、それ以外の制御を行う「詳細」モードとを含む。
「TEMP」モードは、車室内温度を、所定の下限温度LOと所定の上限温度HIとの間で所定温度刻み(例えば1℃刻み)で任意の温度に設定可能なモードである。「吹出口切替」モードは、運転者の上半身領域に空気を吹き出す「FACE」モードと、運転者の上半身領域と足元領域の両方に空気を吹き出す「B/L」モードと、運転者の足元領域に空気を吹き出す「FOOT」モードと、運転者の足元領域に空気を吹き出すFOOT機能と車両のフロントガラスに空気を吹き出すDEF機能を同時に実行する「FOOT/DEF」モードとのうちのいずれかに切り替えるモードである。
「BLOW」モードは、吹出口からの空気の風量をレベル0〜7の間で切り替えるモードである。「詳細」モードは、さらに複数の下位変更対象を含んだモードであり、詳しくは下位変更対象として、冷房や除湿を行うためのコンプレッサのオンオフを切り替える「A/C」モードと、運転席と助手席で温度制御を個別に行う「DUAL」モードと、前席への送風を優先させ、後席への送風を抑える「S−FLOW」モードとの3つのモードを含む。
制御部31は、先端面2aへの1回のフリック操作により、「TEMP」モード、「吹出口切替」モード、「BLOW」モード、「詳細」モードの中から1つのモードを選択する。詳しくは、「TEMP」モード、「吹出口切替」モード、「BLOW」モード、「詳細」モードはこの順に配列されており、制御部31は、この配列順における、フリック操作の検出前に選択されていたモードの隣りに位置するモードに切り替える。なお、「TEMP」モードと「詳細」モードも隣り合う位置関係に配列されているものとする。例えば、「TEMP」モードが選択されている状態で右方向へのフリック操作が行われたと判定したときには、「TEMP」モードの右隣りに位置する「吹出口切替」モードに切り替え、反対に左方向へのフリック操作が行われたと判定したときには、「TEMP」モードの左隣りに位置する「詳細」モードに切り替える。
同様に、制御部31は、例えば、「吹出口切替」モードが選択されている状態でフリック操作があったときには、その操作方向が右方向の場合には「BLOW」モードに切り替え、左方向の場合には「TEMP」モードに切り替える。制御部31は、例えば「BLOW」モードが選択されている状態でフリック操作があったときには、その操作方向が右方向の場合には「詳細」モードに切り替え、左方向の場合には「吹出口切替」モードに切り替える。制御部31は、例えば「詳細」モードが選択されている状態でフリック操作があったときには、その操作方向が右方向の場合には「TEMP」モードに切り替え、左方向の場合には「BLOW」モードに切り替える。このように、右方向へのフリック操作があったときと、左方向へのフリック操作があったときとでモードの切替方向が逆向きに設定されている。
また、制御部31は、先端面2aへのフリック操作に同期させて、選択したモードの状態を示した画像を表示部11に表示させる。詳しくは、制御部31は、フリック操作に基づいて選択したモードの現在の状態をエアコンECU41から取得する。そして、制御部31は、取得した状態を示した画像をメモリ32から読みだして、その画像を表示部11に表示させる。これにより、先端面2aの中央部3には、表示部11が表示した画像、つまり現在のモードの状態が表示される。なお、フリック操作の検出後に、選択したモードの現状状態をエアコンECU41から取得しても良いし、全てのモードの現在状態をフリック操作の検出前から予めエアコンECU41から取得してこれらをメモリ32に記憶していても良い。モードの現在状態を予め取得しておくことで、フリック操作のタイミングと、画像の切替タイミングとのズレを小さくできる。
制御部31は、例えば「TEMP」モードに切り替える場合には、図12に示すように、エアコンECU41からの情報に基づいて、現在の設定温度を示した画像200(温度設定表示)を表示部11に表示させる。
また、制御部31は、例えば「吹出口切替」モードに切り替える場合には、エアコンECU41からの情報に基づいて、「吹出口切替」モードを構成する4つのモード(「FACE」モード、「B/L」モード、「FOOT」モード、「FOOT/DEF」モード)の中から選択された現在モードを示した画像210(吹出口表示)を表示部11に表示させる。この吹出口表示210では、「FACE」モードを示した画像211、「B/L」モードを示した画像212、「FOOT」モードを示した画像213、「FOOT/DEF」モードを示した画像214のいずれかの表示が行われる。
また、制御部31は、例えば「BLOW」モードに切り替える場合には、エアコンECU41からの情報に基づいて、現在の風量を示した画像220(風量表示)を表示部11に表示させる。風量表示220は、ブロワを示したブロワ画像221と、ブロワの風量レベルを示したレベル画像222とを含む。ブロワ画像221は、風量レベルが高いほど高回転でブロワが回転していることを示した動画である。レベル画像222は、画面の上下方向に延びた複数本のバーの表示領域が左右に並べて配置されて、右側ほど長いバーの表示領域が設定される。そして、レベル画像222は、左側からのバーの表示本数によって風量のレベルを表す。
また、制御部31は、例えば「詳細」モードに切り替える場合には、エアコンECU41からの情報に基づいて、図12の詳細表示230を表示部11に行わせる。その詳細表示230は、「A/C」モードのオンオフ状態を示した画像231と、「DUAL」モードのオンオフ状態を示した画像232と、「S−FLOW」モードのオンオフ状態を示した画像233とを含む。
制御部31は、フリック操作により表示を切り替えるときには、例えばフリック操作前に表示されていた画像をフリック操作の方向にスライドするように消しつつ、新たに表示する画像を、フリック操作の方向と反対側からスライドしながら最終的に画面中央に表示させる。これによれば、フリック操作に連動して表示が切り替わっていることや、フリック操作の方向に応じた表示に切り替わっていることをユーザに把握させやすくできる。
さらに、制御部31は、ダイヤルノブ2への回転操作や押下操作があったときには、その操作内容に基づいて、表示部11が表示している画像に、現在モードの変更後の状態を反映させる。詳しくは、制御部31は、現在モードが「TEMPモード」のときにダイヤルノブ2への回転操作があったときには、設定温度を変更する操作があったことをエアコンECU41に通知するとともに、ダイヤルノブ2の回転量及び回転方向もエアコンECU41に通知する。回転量として例えばフォトインタラプタ20、21から出力されるパルス信号におけるパルス数を通知しても良いし、ダイヤルノブ2の回転操作に対して力覚が1回付与される回転が何回行われたからフォトインタラプタ20、21からのパルス信号に基づいて算出し、その算出値を通知しても良い。
エアコンECU41は、制御部31から通知される回転量及び回転方向に応じた分だけ設定温度を変更する。詳しくは、エアコンECU41は、ダイヤルノブ2の回転方向が右方向の場合には設定温度を上げる方向に変更し、このときダイヤルノブ2の回転量が大きいほど温度の上げ量を大きくする。エアコンECU41は、ダイヤルノブ2の回転方向が左方向の場合には設定温度を下げる方向に変更し、このときダイヤルノブ2の回転量が大きいほど温度の下げ量を大きくする。その後、エアコンECU41は、変更後の設定温度を制御部31に通知する。制御部31は、通知された設定温度となるように表示を更新する。
なお、制御部31は、ダイヤルノブ2の回転量及び回転方向に基づいて変更後の設定温度又は設定温度の変化量を算出し、その算出した設定温度又は変化量に基づいて表示を更新するとともに、変更後の設定温度又は設定温度の変化量をエアコンECU41に通知しても良い。エアコンECU41は、制御部31から通知された設定温度又は変化量に基づいて、設定温度を変更する。これによれば、制御部31は、エアコンECU41との通信を経ることなく表示を更新できるので、ダイヤルノブ2への回転操作が行われたタイミングと、表示が更新されるタイミングとのズレを小さくできる。
また、制御部31は、現在モードが「吹出口切替」モードのときにダイヤルノブ2への回転操作があったときには、吹出口を切り替える操作があったことと、ダイヤルノブ2の回転量及び回転方向とをエアコンECU41に通知する。エアコンECU41は、制御部31から通知される回転量及び回転方向に基づいて、「FACE」モード、「B/L」モード、「FOOT」モード、「FOOT/DEF」モードのいずれかに切り替える。詳しくは「FACE」モード、「B/L」モード、「FOOT」モード、「FOOT/DEF」モードはこの順で配列されており、現在の吹出口モードを基準としてこの配列順のどちらの方向に切り替えるのかをダイヤルノブ2の回転方向に基づいて判定する。また、現在の吹出口モードを基準としてこの配列順の何番目に位置する吹出口モードに切り替えるのかを、ダイヤルノブ2の回転量に基づいて判定する。
エアコンECU41は、例えば、現在の吹出口モードが「FACE」モードのときにダイヤルノブ2に対して右方向に2段階の回転(2回の力覚が付与される回転量)があったときには、吹出口モードを「FACE」モードから「FOOT」モードに切り替える。また、エアコンECU41は、例えば現在の吹出口モードが「B/L」モードのときにダイヤルノブ2に対して左方向に1段階の回転があったときには、吹出口モードを「FACE」モードに切り替える。
その後、エアコンECU41は、切替後の吹出口モードを制御部31に通知する。制御部31は、通知された吹出口モードを示した画像に表示部11の表示を切り替える。
なお、制御部31は、ダイヤルノブ2の回転量及び回転方向に基づいてどの吹出口モードに切り替えるのかを判定し、判定した吹出口モードの画像に表示を切り替えるとともに、その吹出口モードをエアコンECU41に通知しても良い。
また、制御部31は、現在モードが「BLOW」モードのときにダイヤルノブ2への回転操作があったときには、風量を変更する操作があったことと、ダイヤルノブ2の回転量及び回転方向とをエアコンECU41に通知する。エアコンECU41は、制御部31から通知される回転量及び回転方向に応じた分だけ風量レベルを変更する。詳しくは、エアコンECU41は、ダイヤルノブ2の回転方向が右方向の場合には風量レベルを上げる方向に変更し、このときダイヤルノブ2の回転量が大きいほど風量レベルの上げ量を大きくする。エアコンECU41は、ダイヤルノブ2の回転方向が左方向の場合には風量レベルを下げる方向に変更し、このときダイヤルノブ2の回転量が大きいほど風量レベルの下げ量を大きくする。その後、エアコンECU41は、変更後の風量レベルを制御部31に通知する。制御部31は、通知された風量レベルとなるように表示を更新する。
なお、制御部31は、ダイヤルノブ2の回転量及び回転方向に基づいてどの風量レベルに切り替えるのかを判定し、判定した風量レベルの画像に表示を切り替えるとともに、その風量レベルをエアコンECU41に通知しても良い。
また、制御部31は、現在モードが「詳細」モードのときにダイヤルノブ2への特定の操作としての回転操作があったときには、ダイヤルノブ2の回転量及び回転方向に基づいて、「A/C」モード、「DUAL」モード、「S−FLOW」モードのいずれかを選択する。詳しくは、最初は「A/C」モード、「DUAL」モード、「S−FLOW」モードは選択されておらず、この状態でダイヤルノブ2への回転操作があったときには、その回転方向にかかわらず先ず「A/C」モード、「DUAL」モード、「S−FLOW」モードのいずれかを枠で囲む枠画像235を表示部11に表示させる。この枠画像235で囲まれたモードが選択されていることを示している。
そして、制御部31は、枠画像235が表示された状態で再度ダイヤルノブ2への回転操作があったときには、枠画像235で囲まれたモードを基準として、ダイヤルノブ2の回転方向及び回転量に応じたモードに枠画像235を移動させる。詳しくは、ダイヤルノブ2の回転方向が右方向の場合には、1段階の回転ごとに「A/C」モード→「DUAL」モード→「S−FLOW」モード→「A/C」モード→・・・の切替方向で枠画像235を移動させる。他方、ダイヤルノブ2の回転方向が左方向の場合には、1段階の回転ごとに「A/C」モード→「S−FLOW」モード→「DUAL」モード→「A/C」モード→・・・の切替方向で枠画像235を移動させる。このように、制御部31は、現在モードが「詳細」モードのときにダイヤルノブ2に対する特定の操作があったときには、「詳細」モードに含まれる複数の下位変更対象の中から状態変更を行う下位変更対象を選択する。ここで、「特定の操作」とは、ダイヤルノブ2のように、ダイヤルノブ2への回転操作、ダイヤルノブ2の短押操作、長押操作といった異なる複数種類の操作が可能な操作部に対する、それら複数種類の操作のうちの特定の操作をいう。
制御部31は、枠画像235が表示された状態でダイヤルノブ2への押下操作があったときには、枠画像235で囲まれたモードに対してオンオフを切り替える操作がされたことをエアコンECU41に通知する。エアコンECU41は、この通知がされたときには、モードをオンまたはオフに切り替える。エアコンECU41は、例えば、「A/C」モードがオフの状態で、制御部31から、「A/C」モードの作動を切り替える操作がされたことを通知されたときには、「A/C」モードをオフからオンに切り替える。その後、エアコンECU41は、切替後のモードの状態(つまりオンかオフか)を制御部31に通知する。制御部31は、通知された状態となるように表示部11の表示を切り替える。
なお、制御部31は、枠画像235が表示されている状態でダイヤルノブ2への押下操作があったときには、枠画像235で囲まれたモードに対してオンにするのかオフにするのかを自ら判定し、その判定した状態となるように表示部11の表示を切り替えるとともに、エアコンECU41に、枠画像235で囲まれたモードに対してオンオフを切り替える操作があったことを通知しても良い。これによれば、制御部31は、エアコンECU41との通信を経ることなく表示を更新できるので、ダイヤルノブ2への押下操作が行われたタイミングと、表示が更新されるタイミングとのズレを小さくできる。
なお、制御部31は、枠画像235が表示されている状態で、先端面2aに対して左方向のフリック操作があったときには、「BLOW」モードに切り替え、表示部11の表示を風量表示220に切り替える。制御部31は、枠画像235が表示されている状態で、先端面2aに対して右方向のフリック操作があったときには、「TEMP」モードに切り替え、表示部11の表示を温度設定表示200に切り替える。
エアコンECU41は、操作装置1の操作によりモードの状態を変更したときには、変更後の状態となるように空調ユニット43を制御する。
さらに、制御部31は、現在モードに応じてLED24〜27の発光を制御する。詳しくは、制御部31は、例えば現在モードが「BLOW」モードのときには、LED24〜26を発光させるとともに、その発光色を例えば白色とする。これにより、点灯部4(ブロワマーク部4a、右操作マーク部4b、左操作マーク部4c)は白色に点灯する。すなわち、白色のLED24、25a、26a(図6参照)を発光させる。ブロワマーク部4aが点灯することで、ダイヤルノブ2の操作でブロワの風量が変更されることをユーザに容易に把握させることができる。また、右操作マーク部4bが点灯することで、ダイヤルノブ2の右方向への回転操作によりブロワの風量が上がることをユーザに容易に把握させることができる。また、左操作マーク部4cが点灯することで、ダイヤルノブ2の左方向への回転操作によりブロワの風量が下がることをユーザに容易に把握させることができる。
また、制御部31は、例えば現在モードが「TEMP」モードのときには、ブロワマーク部4aに光を供給するLED24は消灯させ、右操作マーク部4bに光を供給するLED25a、25bのうち白色のLED25aは消灯させ、赤色のLED25bは発光させ、左操作マーク部4cに光を供給するLED26a、26bのうち白色のLED26aは消灯させ、青色のLED26bは発光させる。これによれば、右操作マーク部4bが赤色に点灯することになり、赤色は温度が高いことを想起させる色であるので、ダイヤルノブ2の右方向への回転操作により、設定温度が上がることをユーザに容易に把握させることができる。また、左操作マーク部4cが青色に点灯することになり、青色は温度が低いことを想起させる色であるので、ダイヤルノブ2の左方向への回転操作により、設定温度が下がることをユーザに容易に把握させることができる。
また、制御部31は、例えば現在モードが「吹出口切替」モード又は「詳細」モードのときにはLED24〜26を消灯、つまり点灯部4を消灯させる。
また、制御部31は、現在モードがいずれのモードのときであっても、照明部5aに光を供給するLED27を発光させるとともに、現在モードに応じてLED27の発光色を変化させる。これによれば、照明部5aによりダイヤルノブ2の周囲が照明し、さらに現在モードに応じてこの照明色が変化するので商品性を向上できるとともに、モードが変わったことをユーザに把握させやすくできる。
次に、図11下段に示す車両設定モードについて説明する。車両設定モードは、変更対象として「DRIVE」モードと、「シートヒータ」モードと、「走行支援」モードと、「詳細」モードとを含む。
「DRIVE」モードは、車両の駆動部(エンジン、モータ)の制御に関するモードであり、詳しくは「NORMAL」モードと、「ECO」モードと、「SPORTS」モードと、「EV」モードとのうちのいずれかに切り替えるモードである。「NORMAL」モードは通常走行を実現するように駆動部を制御するモードである。「ECO」モードは「NORMAL」モードに比べて燃費が良い走行を実現するよう駆動部を制御するモードである。「SPORTS」モードは「NORMAL」モードに比べて加速性が良い走行や高トルクの走行を実現するよう駆動部を制御するモードである。「EV」モードは、車両の駆動部としてエンジンとモータの両方が備えられていることを前提として、モータのみで走行を行うモードである。
「シートヒータ」モードは、車両のシーヒータのパワーを設定するモードであり、詳しくは、シートヒータを停止させる「OFF」モードと、シートヒータを低パワーで作動させる「LO」モードと、中程度のパワーで作動させる「MID」モードと、高パワーで作動させる「HI」モードとのうちのいずれかに切り替えるモードである。
「走行支援」モードは、さらに複数の下位変更対象を含んだモードであり、詳しくは下位変更対象として、クリアランスソナーと、BSM(ブラインドスポットモニター)と、AFS(Adaptive Front−lightning System)とを含む。クリアランスソナーは、車両周囲に存在する障害物を検知するセンサである。クリアランスソナーを用いたシステムは、クリアランスソナーにより車両周囲に存在する障害物を検知して、警告を行うシステムである。BSMは、運転者による車線変更時の判断を支援するシステムであり、詳しくは、レーダーセンサにより、隣りの車線のドアミラーに映らない領域(死角領域)を併走する車両を検知し、それを報知するシステムである。AFSは、ハンドルの切った方向に応じてヘッドライトの向きを変化させるシステムである。
「詳細」モードは、さらに複数の下位変更対象を含んだモードであり、詳しくは、ICS(インテリジェントクリアランスソナー)と、PCS(プリクラッシュセーフティシステム)、TPMS(タイヤプレッシャーモニタリングシステム)とを含む。ICSは、アクセルペダルの踏み間違いなどによる急発進時にクリアランスソナーで障害物を検知して衝突被害の軽減させるシステムである。PCSは、進路上の車両や歩行者を前方センサーで検知し、衝突の可能性が高いと判断したときに警報やブレーキ力制御により運転者の衝突回避操作を補助するシステムである。TPMSはタイヤ空気圧を監視するシステムである。
制御部31は、エアコンモードにおける各モードの切替と同様に、先端面2aへのフリック操作により、「DRIVE」モード、「シートヒータ」モード、「走行支援」モード、「詳細」モードのいずれかに切り替える(図11下段参照)。
また、制御部31は、図13に示すように、フリック操作により選択したモードの現在状態を示した画像を表示部11に表示させる。詳しくは、制御部31は、フリック操作により「DRIVE」モードに切り替えるときには、外部制御装置40を構成するECU42(図10参照)のうち、「DRIVE」モードを制御するECUに、「NORMAL」モード、「ECO」モード、「SPORTS」モード、「EV」モードのうちどれが設定されているのかを確認する。制御部31は、その確認結果に基づいて、図13に示す画像301〜304のいずれかを表示部11に表示させる。画像301は「NORMAL」モードを示した画像である。画像302は「ECO」モードを示した画像である。画像303は「SPORTS」モードを示した画像である。画像304は「EV」モードを示した画像である。
また、制御部31は、「シートヒータ」モードに切り替えるときには、シートヒータを制御するECUに、シートヒータの現在の作動状態を確認する。制御部31は、その確認結果に基づいて、図13に示す画像311〜314のいずれかを表示部11に表示させる。画像311は「OFF」モードを示した画像である。画像312は「LO」モードを示した画像である。画像313は「MID」モードを示した画像である。画像314は「HI」モードを示した画像である。
また、制御部31は、「走行支援」モードに切り替えるときには、クリアランスソナーを制御するECU、BSMを制御するECU、AFSを制御するECUのそれぞれに、各システムの現在の状態(オンかオフか)を確認する。制御部31は、その確認結果に基づいて、クリアランスソナー、BSM、AFSのそれぞれの状態を示した画像320を表示部11に表示させる。
また、制御部31は、「詳細」モードに切り替えるときには、ICSを制御するECU、PCSを制御するECU、TPMSを制御するECUのそれぞれに各システムの現在の状態(オンかオフ)かを確認する。制御部31は、その確認結果に基づいて、ICS、PCS、TPMSのそれぞれの状態を示した画像330を表示部11に表示させる。
さらに、制御部31は、ダイヤルノブ2への回転操作や押下操作があったときには、その操作内容を、関連するECUに通知する。この通知を受けたECUは、通知された操作内容に基づいて、モードの状態を変更し、この変更後の状態を制御部31に通知する。制御部31は、ECUから通知された状態となるように表示部11の表示を更新する。
図13に示すように、例えば現在モードが「DRIVE」モードのときには、ダイヤルノブ2の回転操作により「NORMAL」モード、「ECO」モード、「SPORTS」モード、「EV」モードのいずれかに切り替えられ、画像301〜304のいずれかに表示が切り替わる。
また、例えば現在モードが「シートヒータ」モードのときには、ダイヤルノブ2の回転操作により「OFF」モード、「LO」モード、「MID」モード、「HI」モードのいずれかに切り替えられ、画像311〜314のいずれかに表示が切り替わる。
また、例えば現在モードが「走行支援」モード又は「詳細」モードのときには、エアコンモードの「詳細」モードと同様に、ダイヤルノブ2への回転操作により、いずれかの下位変更対象が選択されて、ダイヤルノブ2への押下操作により選択された下位変更対象の状態(オンかオフか)が切り替わる。
また、制御部31は、エアコンモードと同様に、車両設定モードの各モードに応じて照明部5aの照明色を変化させる。
以上説明したように、本実施形態によれば、1つのダイヤルノブ2の操作によって、エアコンモードを構成する各変更対象及び車両設定モードを構成する各変更対象の状態変更を行うことができるので、変更対象ごとに操作部を設ける場合に比べて操作部の個数を削減でき、省スペース化を図ることができる。また、車種によって、変更対象の種類が異なっているとしても、各変更対象の状態変更機能をダイヤルノブ2の操作で実現することで、車種によって操作パネルのデザインが大きく変わってしまうのを抑制できる。よって、操作パネルのデザイン負担を軽減できる。これに対して、変更対象ごとに操作部を設ける構成では、変更対象の種類が少ない車種もあれば、変更対象の種類が多い車種もあることで、車種によって操作部の個数が大きく変わってくる。これにより、車種によって操作パネルのデザインが大きく変わり、デザイン負担が大きくなる。
また、本実施形態では、ダイヤルノブ2の先端面2aへのフリック操作によりモードが切り替わり、つまりユーザは指を先端面2a上で左又は右にはらうだけでモードを切り替えることができるので、モード切替に伴うユーザの操作負担を軽減でき、操作性を向上できる。また、モード切替の操作(フリック操作)が容易であることから、所望のモードに迅速に切り替えることができる。
また、フリック操作が行われる面を、ダイヤルノブ2の先端面2aとすることで、ダイヤルノブ2以外の位置に、フリック操作面を配置する場合に比べて、省スペース化を図ることができる。
また、モード切替操作を、非可動式のフリック操作とすることで操作装置1の構造が複雑になってしまうのを抑制できる。
また、現在のモードが先端面2aに表示されるので、ユーザにフリック操作によるモード切替を容易に把握させることができる。また、先端面2a以外の位置に表示部を配置する構成に比べて省スペース化を図ることができる。
また、ダイヤルノブ2への長押し操作によって、エアコンモードと車両セ一定モードとが切り替わることで、エアコンモードに比べて使用頻度が少ない車両設定モードを、エアコンモードと異なる階層に配置させることができる。これにより、同一階層にエアコンモードと車両設定モードとを配置する場合に比べて、フリック操作の回数を減らすことができ、操作性を向上できる。
また、現在モードに応じて点灯部4や照明部5aの色が変化するので、商品性を向上できるとともに、モードが変わったことをユーザに把握させやすくできる。
また、ダイヤルノブ2は、フリック操作のほかに、押下操作、回転操作の2種類の可動式操作が可能に構成されるので、より多くの変更対象の状態変更が、1つのダイヤルノブ2の操作で可能となる。
また、エアコンモードの「詳細」モード、車両設定モードの「走行支援」モード及び「詳細」モードは、さらに複数の下位変更対象を含んでおり、それら複数の下位変更対象の状態が同時に表示されるので、複数の下位変更対象の状態を迅速に把握させることができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載を逸脱しない限度で種々の変更が可能である。例えば上記実施形態では、左右方向のフリック操作に基づいてモードを切り替えていたが、左右方向のフリック操作に加えて又は代えて、左右方向以外の方向(例えば上下方向)のフリック操作によってもモードを切り替えるようにしても良い。この場合、静電シートの電極を、左右方向以外の方向にも分割することで、左右方向以外の方向のフリック操作も検出できる。
また、フリック操作が行われる面を、ダイヤルノブ以外の位置に設けても良い。例えば、フリック操作面を、できるだけ運転席に近い位置(例えば運転席と助手席の間の位置や、ハンドルの位置)に設けることで、より一層、モードを切り替えやすくできる。
また、表示部を、ダイヤルノブ以外の位置に設けても良い。例えば、ダイヤルノブをユーザに近い位置(運転席と助手席の間の位置や、ハンドルの位置)に設け、表示部をユーザの視線変化が少ない位置(フロントガラスと同様の高さ位置)に設けることで、ユーザの操作性を向上しつつ、操作に伴うユーザの視線の動きを少なくでき、つまり表示部の視認性も向上できる。
また、以下のように変更しても良い。すなわち、フリック操作が行われる面と表示部とを互いに独立に設ける。表示部に、複数の変更対象を同時に表示して、そのうちの一つには選択変更対象として選択されていることを示す画像(例えば選択枠)を付して表示する。そして、面に対してフリック操作が行われると、選択枠等の画像を他の変更対象の位置に遷移させることで、選択変更対象の切替を行う。
また、回転操作、押下操作以外の可動式操作部(例えばジョイスティックのように揺動操作が可能な操作部、左右上下にスライドするダイヤルノブ)に本発明を適用しても良い。
なお、上記実施形態において、ダイヤルノブ2が本発明の操作部に相当する。静電シート10が本発明の検出部及び第1検出部に相当する。制御部31が本発明の制御部及び表示制御部に相当する。プッシュスイッチ18、フォトインタラプタ20、21が本発明の第2検出部に相当する。点灯部4、照明部5a、LED24〜27が本発明の照明部に相当する。先端面2aへの長押し操作が、請求項11の「特定の操作」に相当する。エアコンモードの「詳細」モード、車両設定モードの「走行支援」モード、「詳細」モードの状態におけるダイヤルノブ2の回転操作が、請求項12の「特定の操作」に相当する。
1 操作装置
2 ダイヤルノブ
2a ダイヤルノブの先端面
10 静電シート
11 表示部
18 プッシュスイッチ
20、21 フォトインタラプタ
31 制御部

Claims (17)

  1. 車両に搭載される操作装置(1)であって、
    面(2a)と、
    予め定められた複数の変更対象の中から選択された変更対象である選択変更対象の状態を変更する操作が行われる操作部(2)と、
    前記面上を滑らせる操作であるスライド操作を検出する検出部(10)と、
    前記検出部が検出した前記スライド操作に基づいて前記選択変更対象を別の前記変更対象に切り替える制御部(31)と、
    を備える操作装置。
  2. 前記スライド操作はフリック操作である請求項1に記載の操作装置。
  3. 前記選択変更対象の状態を示した画像を表示する表示部(11)を備える請求項1又は2に記載の操作装置。
  4. 前記表示部は前記面に前記画像を表示する請求項3に記載の操作装置。
  5. 前記操作部は可動式の操作部である請求項1〜4のいずれか1項に記載の操作装置。
  6. 前記操作部は回転操作が行われる操作部である請求項5に記載の操作装置。
  7. 前記操作部は押下操作が行われる操作部である請求項5又は6に記載の操作装置。
  8. 前記操作部は突出した形状を有しており、
    前記面は前記操作部の先端部に設けられる請求項5〜7のいずれか1項に記載の操作装置。
  9. 前記検出部は複数の方向の前記スライド操作を区別して検出し、
    前記制御部は、前記検出部が検出した前記スライド操作の方向に応じた前記変更対象を前記選択変更対象として選択する請求項1〜8のいずれか1項に記載の操作装置。
  10. 前記検出部は、第1方向の前記スライド操作と、その第1方向とは逆方向の第2方向の前記スライド操作とを区別して検出し、
    前記制御部は、前記検出部が前記スライド操作を検出した場合に、複数の前記変更対象間で予め定められた配列順における、前記スライド操作の検出前に前記選択変更対象として選択されていた前記変更対象の隣りに位置する前記変更対象に前記選択変更対象を切り替え、前記検出部が前記第1方向の前記スライド操作を検出したときと、前記第2方向の前記スライド操作を検出したときとで前記選択変更対象の切替方向が逆向きに設定されている請求項9に記載の操作装置。
  11. 前記制御部は、前記操作部に対する特定の操作が行われたことに基づいて、前記面への前記スライド操作により前記選択変更対象の切り替えを行う前記変更対象の組み合わせを、別の前記変更対象の組み合わせに切り替える請求項1〜10のいずれか1項に記載の操作装置。
  12. 前記変更対象の中には、さらに複数の下位変更対象を含んだ変更対象が含まれており、
    前記制御部は、複数の前記下位変更対象を含んだ前記変更対象が前記選択変更対象として選択された状態で、前記操作部に対する特定の操作が行われたことに基づいて、複数の前記下位変更対象の中から状態の変更を行う下位変更対象を選択する請求項1〜11のいずれか1項に記載の操作装置。
  13. 前記変更対象の中には、さらに複数の下位変更対象を含んだ変更対象が含まれており、
    前記制御部は、複数の前記下位変更対象を含んだ前記変更対象が前記選択変更対象として選択された状態で、前記操作部の回転操作が行われたことに基づいて、複数の前記下位変更対象の中から状態の変更を行う下位変更対象を選択する請求項6に記載の操作装置。
  14. 前記操作装置の照明を行う部分であって、前記選択変更対象に応じて照明色を変化させる照明部(4、5a、24〜27)を備える請求項1〜13のいずれか1項に記載の操作装置。
  15. 前記変更対象は、前記車両の空調制御に関する変更対象である請求項1〜14のいずれか1項に記載の操作装置。
  16. 前記車両の空調制御に関する前記変更対象に加えて、空調とは無関係の車両制御に関する前記変更対象が含まれている請求項15に記載の操作装置。
  17. 車両に搭載され、
    突出した形状を有して、先端に面(2a)を有するとともに、前記面へのフリック操作とは別に可動式の操作が可能に設けられた操作部(2)と、
    前記面へのフリック操作を検出する第1検出部(10)と、
    前記操作部への前記可動式の操作を検出する第2検出部(18、20、21)と、
    前記面に画像を表示する表示部(11)と、
    前記第1検出部が検出したフリック操作に基づいて、予め定められた複数の変更対象の中からいずれかを選択して、その選択した前記変更対象である選択変更対象の状態を示した画像を前記表示部に表示させるとともに、前記第2検出部が検出した前記可動式の操作に基づいて、前記表示部が表示している前記画像を、前記選択変更対象の変更後の状態を示した画像に更新する表示制御部(31)と、
    を備える操作装置(1)。
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