JP7218644B2 - トイレ空間の照明制御システム - Google Patents

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Description

本発明は、トイレ空間の照明制御システムに関する。
従来、トイレ空間の照明の照度および色温度を変更することにより、トイレ空間にいる使用者をリラックスさせる技術が知られている。例えば、特許文献1では、トイレ空間にいる使用者にストレスがあると判断された場合には、通常よりも照明の照度を低下させると共に、落ち着いた色調に変更することで、使用者がリラックスできるトイレ空間を演出している。
特開2005-188969号公報
しかしながら、特許文献1のように、使用者をリラックスさせるために照度を低下させると、トイレ空間が通常時よりも暗くなる。これにより、紙巻き器や、便座装置を操作するための操作装置など、使用者が手で触れる必要があるトイレ空間の設備に対する視認性が損なわれてしまい、使い勝手が低下するという課題が生じる。
また、トイレ空間の照度を低下させると、トイレ空間の設備に対する視認性が損なわれるだけでなく、トイレ空間の床に置かれた物や、トイレ空間の壁面などに対しても視認性が損なわれる。これにより、トイレ空間にて意図せずに体をぶつけてしまうおそれが高まるなど、安全性の面でも課題が生じる。
本発明は、このような課題を解決するものであり、トイレ空間の使い勝手を低下させることなく、トイレ空間の安全性にも配慮して、トイレ空間の照度を低下することが可能なトイレ空間の照明制御システムを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明は、トイレ空間の照明制御システムであって、トイレ空間は、そのトイレ空間の天井に設置された第1発光体と、その第1発光体よりも低い位置に設置された第2発光体と、第1発光体および第2発光体の明るさを制御可能な制御装置と、を備え、制御装置は、第1発光体の明るさを低下させることでトイレ空間の照度を低下させるリラックス制御時に、第2発光体を点灯させる視覚補助制御を実行することを特徴とする。
このように構成された本発明によれば、制御装置が、トイレ空間に設けられたセンサによる検知を起点とする自動操作または使用者による操作を起点とする手動操作に基づいて、トイレ空間の照度を低下させるリラックス制御時に、第2発光体を点灯させる視覚補助制御を実行することで、リラックス制御時にもトイレ空間の所定位置に対する視認性を担保することが可能となる。
より具体的には、トイレ空間の天井に設置された第1発光体の明るさを低下させることでトイレ空間が暗くなっている状態において、第1発光体よりも低い位置に設置された第2発光体が点灯していることにより、使用者が手で触れる必要があるトイレ空間の設備やトイレ空間の床面などに対する視認性を担保することが可能となる。
ここで、第1発光体は、連続的または段階的に明るさを変更することができるものであり、一方、第2発光体は、少なくともオンオフが制御装置によって可能であれば足りる。また、視覚補助制御を実行するタイミングは任意であり、リラックス制御を実行する前から実行するものであってもよい。
なお、本発明において「トイレ空間」とは、少なくとも1つの便器が設置された空間であり、個室ブース(個室空間)を複数備えた共有トイレ空間も含むものとする。
本発明において、好ましくは、制御装置は、視覚補助制御において、リラックス制御の実行に同期して第2発光体の明るさを上昇させる。
このように構成された本発明によれば、制御装置が、リラックス制御の実行に同期して第2発光体の明るさを上昇させることで、使用者が手で触れる必要があるトイレ空間の設備やトイレ空間の床面などに対する視認性をより十分に担保することができる。
ここで本発明において「リラックス制御の実行に同期して視覚補助制御を実行する」とは、リラックス制御の実行する開始のタイミングに関連させて視覚補助制御を実行することをいう。例えば、リラックス制御の実行開始と同時に視覚補助制御を実行してもよく、リラックス制御の実行開始のタイミングの前後で所定期間ずらして視覚補助制御を実行してもよい。また、リラックス制御の実行期間内における一期間において視覚補助制御を実行することもできる。
本発明において、好ましくは、制御装置は、リラックス制御時の第1発光体の明るさが所定値以上であった場合、視覚補助制御を実行しない。
通常のトイレ空間の使用時よりも明るさを低下させることで、使用者にリラックス効果を与えることができる。しかし、低下させる明るさが複数選択できる場合、あるいは自由に調整できる場合、トイレ空間の視認性を損ねるほど低い照度にまで、第1発光体の明るさを低下させないリラックス制御もある。このとき、第1発光体の明るさが所定値以上であるにも関わらず、視覚補助制御を実行してしまうと、使用者がリラックスできないほどの明るさを知覚してしまうことにより、使用者に対するリラックス効果を阻害してしまうおそれがある。
このように構成された本発明によれば、トイレ空間の設備やトイレ空間の床面などに対する視認性を担保する必要がある所定値よりも低い明るさにまで第1発光体の明るさを低下させるリラックス制御が実行された場合に限って視覚補助制御を実行するため、使用者に対するリラックス効果を不要に阻害することなく、トイレ空間の照度を低下することが可能となる。
本発明において、好ましくは、第2発光体は、トイレ空間の床面から第1発光体までの高さ方向における中央よりも下方に設置される。
このように構成された本発明によれば、リラックス制御時の第1発光体の明るさだけでは視認性を担保することが難しいトイレ空間の下方領域に存在するトイレ空間の設備やトイレ空間の床面などに対して、効果的に視認性を担保することが可能となる。
本発明において、好ましくは、第2発光体は、トイレ空間に設けられた大便器が備える便座の中央よりも前方側に向けて設置される。
このように構成された本発明によれば、使用者が大便器を使用する際、及び大便器を使用した後トイレ空間を退出する際に、使用者の視線が向く便座の中央よりも前方側に対して、効果的に視認性を担保することが可能となる。
本発明のトイレ空間の照明制御システムによれば、トイレ空間の使い勝手を低下させることなく、トイレ空間の安全性にも配慮して、トイレ空間の照度を低下することができる。
本発明の実施形態に係るトイレ空間の照明制御システムが設けられたトイレ空間の側面図である。 本発明の実施形態に係るトイレ空間の照明制御システムをブロック図で模式的に示した図である。 本発明の実施形態に係るトイレ空間の照明制御システムにおいて、制御装置が実行するリラックス制御の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係るトイレ空間の照明制御システムにおいて、制御装置が実行するリラックス制御前とリラックス制御時の第1発光体及び第2発光体の明るさを示す模式図である。 本発明の実施形態に係るトイレ空間の照明制御システムにおいて、制御装置が実行するリラックス制御前とリラックス制御時の第1発光体及び第2発光体の明るさを示す模式図である。 本発明の実施形態に係るトイレ空間の照明制御システムにおいて、制御装置が実行するリラックス制御前とリラックス制御時の第1発光体及び第2発光体の明るさを示す模式図である。
以下で説明する実施形態は、いずれも本開示の一実施形態を示すものである。以下の実施形態で示される構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、ステップ、ステップの順序などはあくまで一例であり、本発明を限定するものではない。また、以下の実施形態における構成要素のうち、本開示の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。また、図面において同じ符号が付いたものは、説明を省略する場合がある。
図1は、本発明の実施形態に係るトイレ空間の照明制御システムが設けられたトイレ空間に設置された個室空間の側面図である。
図1に示すように、トイレ空間の照明制御システム1は、第1発光体100と、第2発光体200と、制御装置300とを有する。なお図1ではトイレ空間としてトイレの個室空間(個室ブース)を示すが、本発明のトイレ空間は個室空間に限定されない。
図1においては、第1発光体100は、便座3を有する大便器4が備えられたトイレ空間10の天井8に設置され、第2発光体200は、第1発光体100よりも低い位置に設置される。第1発光体100及び第2発光体200は、明るさを変更することが可能な照明であり、例えばLED(Light Emitting Diode)や蛍光灯、白熱電球、有機EL(Electro luminescence)照明等を用いることができる。特に寿命の長いLEDが好ましく、異なる照度や色温度に調光可能な単一のLEDや、異なる照度や色温度を有する複数のLEDなどを用いることが好ましい。また、第1発光体100及び第2発光体200は、電球形状の照明機器に限られず、パネル形状や棒形状、あるいはボタン形状等の任意の形状で構成された照明機器を用いることができる。また第1発光体として、天井面に直接設置されるシーリングライト型の他、天井から吊り下げるペンダントライト型、所定箇所を強調して照らすスポットライト型、シャンデリア型、シーリングファンに設置されるシーリングファン型、スタンドライト型、天井面に埋め込まれるダウンライト型、壁面に取り付けるブラケットライト型等、自由に選択することができる。一方、第2発光体200は、それらがトイレ空間10の所定位置を照らす照明機器に限られず、トイレ空間10内に設置された機器に備えられ、自身で発光するボタンや自身で発光する表示画面であってもよい。なお、第1発光体100及び第2発光体200は、トイレ空間10にそれぞれ単数設置してもよいが、複数設置してもよい。
第2発光体200は、トイレ空間10の床面9から第1発光体100までの高さaに対して、その高さ方向における半分の高さbで仕切られたA-A線よりも下方に設けられることが好ましい。これによって、トイレ空間10の天井8に設けられる第1発光体100による光が到達し難いトイレ空間10の下方領域に対して、効果的に第2発光体200による光を到達させることが可能となる。つまり、トイレ空間10のA-A線よりも下方に設置される紙巻き器5や、便座装置の操作または第1発光体の明るさを変更するために用いられる操作装置6などの使用者が手で触れる必要があるトイレ空間10の設備が配置される領域、及びトイレ空間10の床面9に対して、効果的に光を到達させることが可能となる。
また、第2発光体200は、トイレ空間10に備えられた大便器4に設けられた便座3の中央であるB―B線よりも前方側に向けられることが好ましい。これによって、便座3に座った使用者の目線の先であるトイレ空間10の前方領域に対して、効果的に第2発光体200による光を到達させることが可能となる。つまり、トイレ空間10のB-B線よりも前方に設置される紙巻き器5や、便座装置の操作または第1発光体の明るさを変更するために用いられる操作装置6などの使用者が手で触れる必要があるトイレ空間10の設備が配置される領域、及び使用者が退室する際に使用者の目線の先にあるトイレ空間10の床面9に対して、効果的に光を到達させることが可能となる。
ここで、「前方側に向けられる」とは、第2発光体200をB-B線よりも後方側に設け発光面を前方側に向ける態様に限られず、第2発光体200をB-B線よりも前方側に設け発光面を側方側に向ける態様であっても構わない。
制御装置300は、第1発光体100及び第2発光体200の明るさを制御する装置である。制御装置300は、自動操作または使用者による操作装置6に対する手動操作に基づいて制御指示を第1発光体100に送信する。また、第1発光体100に送信した制御指示に応じて、第2発光体200に対する制御指示を自動で送信する。
図2は、本発明の実施形態に係るトイレ空間の照明制御システムをブロック図で模式的に示した図である。
図2に示すように制御装置300には、第1発光体100及び第2発光体200の明るさを上昇もしくは低下するために予め設定された制御プログラムに従って各種演算処理を実行するCPU(Central Processing Unit)310と、CPU310で各種演算処理を実行するために必要な制御プログラムや制御データなどが予め格納されたROM(Read Only Memory)320と、同じくCPU310で各種演算処理を実行するのに必要な各種データが一時的に読み書きされるRAM(Random Access Memory)330と、トイレ空間10に設けられた人体検知センサ(図示せず)や、操作装置6などからの信号を入力してCPU310の処理可能な信号に変換する入力処理回路340と、CPU310での演算結果に応じて第1発光体100及び第2発光体200に信号を出力する出力処理回路350と、を備えている。
ここで、トイレ空間10に設けられた人体検知センサによる検知を起点とする自動操作、または操作装置6に対する使用者による操作を起点とする手動操作に基づいて、第1発光体100の明るさを低下させることでトイレ空間10の照度を低下させるリラックス制御322に関する制御プログラム、及びリラックス制御322が実行された際に第2発光体200の明るさを自動で制御する視覚補助制御324に関する制御プログラムは、ROM320に格納されている。
図3は、本発明の実施形態に係るトイレ空間の照明制御システムにおいて、制御装置が実行するリラックス制御の一例を示すフローチャートである。以下、図3を参照しつつ、本発明の実施形態にかかるトイレ空間の照明制御システムにおける制御フローを説明する。
ステップS301において、トイレ空間10に設けられた人体検知センサによって、トイレ空間10に使用者が入室したことが検知されたとき、あるいは操作装置6に対して、第1発光体100の明るさを低下させる操作が使用者によって行われたとき、制御装置300はリラックス制御322を実行し、トイレ空間10の照度を低下させる。
次に、ステップS302において、第1発光体100の明るさが所定値以上の明るさであるか否かを判断する。ここで、第1発光体100の明るさを判断する方法は、照度計などを用いて実際に第1発光体100の明るさを検知する態様に限られず、使用者による操作装置6に対する操作から推測する態様であってもよい。
ステップS302において、第1発光体100の明るさが所定値よりも低いと判断された場合(ステップS302、No)、ステップS303に移行し、制御装置300は、リラックス制御322の実行に合わせて視覚補助制御324を実行する。
ここで、第1発光体100の明るさが所定値よりも低い場合とは、リラックス制御322により、紙巻き器5や、便座装置の操作または第1発光体の明るさを変更するために用いられる操作装置6などの使用者が手で触れる必要があるトイレ空間10の設備が配置される領域、及びトイレ空間10の床面に対する視認性が担保できていないと想定される状態である。このような状態において、視覚補助制御324を実行し、第2発光体200を点灯させることで、視認性を担保することが可能となる。
ステップS302において、第1発光体100の明るさが所定値以上の明るさであると判断された場合(ステップS302、Yes)、制御装置300は視覚補助制御324を実行することなくリラックス制御322を実行する。
ここで、第1発光体の明るさが所定値以上である場合とは、第2発光体200を点灯させなくとも十分にトイレ空間10の視認性を担保することができていると想定される状態である。このような状態において、視覚補助制御324を実行し、第2発光体200を点灯させてしまうと、使用者がリラックスできないほどの明るさを知覚してしまうことにより、使用者に対するリラックス効果を阻害してしまうおそれがあるため、視覚補助制御324を実行しないことが好ましい。
そして、ステップS304に移行し、制御装置300は、予め記憶された制御設定に従って、リラックス制御322を所定期間に亘って実行する。所定期間に亘ってリラックス制御322を実行した後は(ステップS304、Yes)、ステップS307に移行し、リラックス制御322を終了する。このとき、視覚補助制御324を実行していた場合(ステップS305、Yes)、視覚補助制御324も終了してから(ステップS306)、ステップS307に移行し、リラックス制御322を終了する。
以下、図4~図6を参照しつつ、本発明の実施形態にかかるトイレ空間の照明制御システムにおけるリラックス制御前とリラックス制御時の第1発光体及び第2発光体の明るさを説明する。
図4は、本発明の実施形態に係るトイレ空間の照明制御システムにおいて、制御装置が実行するリラックス制御前とリラックス制御時の第1発光体及び第2発光体の明るさを示す模式図である。図5は、本発明の実施形態に係るトイレ空間の照明制御システムにおいて、制御装置が実行するリラックス制御前とリラックス制御時の第1発光体及び第2発光体の明るさを示す模式図である。図6は、本発明の実施形態に係るトイレ空間の照明制御システムにおいて、制御装置が実行するリラックス制御前とリラックス制御時の第1発光体及び第2発光体の明るさを示す模式図である。
図4に示すように、使用者がトイレ空間10に設けられた第1発光体100の電源をOFFからONにする操作行ったとき、制御装置300は、第1発光体100を平常時の明るさであるE1で点灯する。このとき、第2発光体200は、図4に示すように、点灯させなくとも良いし、図5に示すようにE2の明るさで点灯させても良い。
その後、制御装置300によってリラックス制御322が実行されると、制御装置300は第1発光体100の明るさを低下させ、平常時の明るさであるE1よりも暗い明るさであるE3で点灯する。このとき、E3の明るさが所定値よりも暗いと判断された場合(図3のフローチャートにおけるステップS302、No)、制御装置300は視覚補助制御324を実行し、第2発光体200を点灯させる。
このとき、図4に示すように、制御装置300によってリラックス制御322が実行される前に第2発光体200が点灯されていなかった場合、制御装置300は、トイレ空間10の視認性を担保するために、第2発光体200の明るさを、点灯していないE0の明るさからE4の明るさに上昇させて点灯する。
また、図5に示すように、制御装置300によってリラックス制御322が実行される前に第2発光体200がE2の明るさで点灯していた場合、制御装置300は、リラックス制御322を実行した後の第1発光体100の明るさE3と第2発光体200の明るさE2によって、トイレ空間10の視認性を十分に担保できるか否かを判断する。このとき、第2発光体200の明るさがE2で十分であると判断した場合、制御装置300は、第2発光体200をE2の明るさのまま点灯し続ける視覚補助制御322を実行する。一方で、第2発光体200の明るさがE2では不十分であると判断した場合、制御装置300は第2発光体200をE2の明るさからE4の明るさに上昇させて点灯する視覚補助制御324を実行する。
また、図6に示すように、制御装置300によってリラックス制御322が実行される前に第2発光体200がE3の明るさで点灯していた場合、制御装置300は、リラックス制御322を実行した後の第1発光体100の明るさE3と第2発光体200の明るさE3によって、トイレ空間10の視認性を十分に担保できるか否かを判断する。このとき、トイレ空間10の視認性は十分に担保できるが、使用者が知覚する明るさが大きくなりすぎることにより、第1発光体100により使用者が得られるリラックス効果を阻害してしまうおそれがあると判断された場合、制御装置300は第2発光体200をE3の明るさからE2またはE4の明るさに低下させて点灯する視覚補助制御324を実行する。
ここで、第1発光体100及び第2発光体200の明るさは、トイレ空間10に設けられた大便器4の便座3に着座した使用者の視点を模して、上面視において便座3の中央の鉛直上方向であり且つトイレ空間10の床面9より1100mmの高さ位置から、便座3の前方に設けられたトイレ空間10の壁面に対して、照度計の計測面を向けたときに測定される照度によって定義される。
1・・・トイレ空間の照明制御システム
3・・・便座
4・・・大便器
5・・・紙巻き器
6・・・操作装置
8・・・天井
9・・・床面
10・・・トイレ空間
100・・・第1発光体
200・・・第2発光体
300・・・制御装置
310・・・CPU
320・・・ROM
322・・・リラックス制御
324・・・視覚補助制御
330・・・RAM
340・・・入力処理回路
350・・・出力処理回路

Claims (5)

  1. トイレ空間の照明制御システムであって、
    前記トイレ空間は、該トイレ空間の天井に設置された第1発光体と、該第1発光体より
    も低い位置に設置された第2発光体と、前記第1発光体および前記第2発光体の明るさを
    制御可能な制御装置と、を備え、
    前記制御装置は、前記第1発光体の明るさを低下させることで前記トイレ空間の照度を
    低下させるリラックス制御時に、前記第2発光体を点灯させる視覚補助制御を実行するとともに、前記視覚補助制御において、前記リラックス制御の実行に同期して、前記第2発光体の明るさを上昇させることを特徴とするトイレ空間の照明制御システム。
  2. 前記制御装置は、前記リラックス制御時の前記第1発光体の明るさが所定値以上であっ
    た場合、前記視覚補助制御を実行しないことを特徴とする請求項1に記載のトイレ空間の照明制御システム。
  3. トイレ空間の照明制御システムであって、
    前記トイレ空間は、該トイレ空間の天井に設置された第1発光体と、該第1発光体より
    も低い位置に設置された第2発光体と、前記第1発光体および前記第2発光体の明るさを
    制御可能な制御装置と、を備え、
    前記制御装置は、前記第1発光体の明るさを低下させることで前記トイレ空間の照度を
    低下させるリラックス制御時に、前記第2発光体を点灯させる視覚補助制御を実行するとともに、前記リラックス制御時の前記第1発光体の明るさが所定値以上であった場合、前記視覚補助制御を実行しないことを特徴とするトイレ空間の照明制御システム。
  4. 前記第2発光体は、前記トイレ空間の床面から前記第1発光体までの高さ方向における
    中央よりも下方に設置されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のト
    イレ空間の照明制御システム。
  5. 前記第2発光体は、前記トイレ空間に設けられた大便器が備える便座の中央よりも前方
    側に向けて設置されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のトイレ空
    間の照明制御システム。
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