JP6852214B2 - 下水処理システム - Google Patents
下水処理システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP6852214B2 JP6852214B2 JP2020152441A JP2020152441A JP6852214B2 JP 6852214 B2 JP6852214 B2 JP 6852214B2 JP 2020152441 A JP2020152441 A JP 2020152441A JP 2020152441 A JP2020152441 A JP 2020152441A JP 6852214 B2 JP6852214 B2 JP 6852214B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- sewage treatment
- microbial
- treatment system
- gram
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 239000010865 sewage Substances 0.000 title claims description 104
- 230000000813 microbial effect Effects 0.000 claims description 101
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 93
- QVGXLLKOCUKJST-UHFFFAOYSA-N atomic oxygen Chemical compound [O] QVGXLLKOCUKJST-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 84
- 239000001301 oxygen Substances 0.000 claims description 84
- 229910052760 oxygen Inorganic materials 0.000 claims description 84
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 64
- 244000005700 microbiome Species 0.000 claims description 57
- 239000010802 sludge Substances 0.000 claims description 48
- 239000012190 activator Substances 0.000 claims description 26
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 claims description 23
- 230000004913 activation Effects 0.000 claims description 20
- 238000005086 pumping Methods 0.000 claims description 18
- 241000192125 Firmicutes Species 0.000 claims description 17
- 238000004659 sterilization and disinfection Methods 0.000 claims description 15
- 241001156739 Actinobacteria <phylum> Species 0.000 claims description 14
- 230000035784 germination Effects 0.000 claims description 12
- 235000015097 nutrients Nutrition 0.000 claims description 10
- 241000186361 Actinobacteria <class> Species 0.000 claims description 8
- 241000894006 Bacteria Species 0.000 claims description 8
- 241000304886 Bacilli Species 0.000 claims description 7
- 230000018044 dehydration Effects 0.000 claims description 7
- 238000006297 dehydration reaction Methods 0.000 claims description 7
- 241001142109 Chloroflexi Species 0.000 claims description 6
- 241000192142 Proteobacteria Species 0.000 claims description 5
- 238000010564 aerobic fermentation Methods 0.000 claims description 5
- 238000004062 sedimentation Methods 0.000 claims description 5
- 241000605059 Bacteroidetes Species 0.000 claims description 4
- 230000000249 desinfective effect Effects 0.000 claims description 4
- 210000000936 intestine Anatomy 0.000 claims description 4
- 241001446247 uncultured actinomycete Species 0.000 claims 3
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 9
- 238000005273 aeration Methods 0.000 description 6
- 238000000034 method Methods 0.000 description 5
- 230000003213 activating effect Effects 0.000 description 4
- 241000192733 Chloroflexus Species 0.000 description 3
- 239000002351 wastewater Substances 0.000 description 3
- 241000606125 Bacteroides Species 0.000 description 2
- QAOWNCQODCNURD-UHFFFAOYSA-N Sulfuric acid Chemical compound OS(O)(=O)=O QAOWNCQODCNURD-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 230000001580 bacterial effect Effects 0.000 description 2
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 2
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 2
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 2
- 239000000047 product Substances 0.000 description 2
- 239000010801 sewage sludge Substances 0.000 description 2
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 2
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 description 2
- 239000003643 water by type Substances 0.000 description 2
- 241000193830 Bacillus <bacterium> Species 0.000 description 1
- RWSOTUBLDIXVET-UHFFFAOYSA-N Dihydrogen sulfide Chemical compound S RWSOTUBLDIXVET-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 240000004808 Saccharomyces cerevisiae Species 0.000 description 1
- 230000009286 beneficial effect Effects 0.000 description 1
- 230000000779 depleting effect Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000003337 fertilizer Substances 0.000 description 1
- 238000010304 firing Methods 0.000 description 1
- 229910000037 hydrogen sulfide Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 1
- 239000005416 organic matter Substances 0.000 description 1
- 230000036284 oxygen consumption Effects 0.000 description 1
- 239000002245 particle Substances 0.000 description 1
- 238000001556 precipitation Methods 0.000 description 1
- 230000000717 retained effect Effects 0.000 description 1
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 1
- 239000006228 supernatant Substances 0.000 description 1
- 241001148471 unidentified anaerobic bacterium Species 0.000 description 1
- 238000004065 wastewater treatment Methods 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W10/00—Technologies for wastewater treatment
- Y02W10/10—Biological treatment of water, waste water, or sewage
Landscapes
- Treatment Of Sludge (AREA)
- Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
- Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)
- Treatment Of Biological Wastes In General (AREA)
- Sewage (AREA)
- Purification Treatments By Anaerobic Or Anaerobic And Aerobic Bacteria Or Animals (AREA)
- Activated Sludge Processes (AREA)
Description
例えば、特開2013−233482号公報等に広く開示されているように、活性汚泥法を適用する廃水処理システムは、基本的には最初沈殿池(なお小規模下水処理システムでは省略する場合がある)と、反応槽と、最終沈殿池とから構成される。そして、活性汚泥法に従って、供給された廃水から最初沈殿池で生汚泥が分離された後、流路を通って供給された廃水に対して反応槽の中で曝気・エアレーションによって酸素を溶解させると同時に攪拌混合し、その中に主に好気性微生物からなる活性汚泥を浮遊滞留させた後、流路を通って供給された最終沈殿池で活性汚泥を沈殿させて、上澄みの水を放流水として流出させる。反応槽は、曝気槽、反応タンク、エアレーションタンク、生物処理槽などと呼ばれることもあり、曝気時間は6〜14時間である。最終沈殿池で沈殿した活性汚泥の一部は、返送汚泥として再び反応槽に戻されて、残りは余剰汚泥として機械濃縮設備で濃縮される。
すなわち、本発明の下水処理システムは、家庭や工場・企業などから排出される下水のための中継ポンプ場と、最初沈殿池(場合によって省略)、生物処理槽および最終沈殿池を備え、下水道管渠を介して、前記中継ポンプ場からの下水を受け、これを処理する下水処理設備とを備えた下水処理システムにおいて、
前記最初沈殿池および/または最終沈殿池に接続され、最初沈殿池からの余剰汚泥および/または最終沈殿池からの返送汚泥を受け、これを脱水するための脱水手段、
この脱水手段からの脱水汚泥を、温度を60℃〜110℃に保った状態で、酸素を供給して、前記脱水汚泥中のグラム陽性の好気性微生物により好気性発酵させ、これによりグラム陰性の嫌気性および通性嫌気性微生物を分解死滅させるとともに、この好気性発酵以降に生成された好気性微生物の芽胞を含有する微生物資材を製造する微生物資材製造装置、
後述する微生物活性化装置に、該下水処理システムの系のいずれかからの水を給送するための第1水給送手段、
後述する第1微生物活性化装置に、酸素を供給するための第1酸素供給手段、
前記第1微生物資材製造装置からの微生物資材を受け、かつ前記第1酸素供給手段からの酸素、および第1水給送手段からの水の供給を受けると共に、この水の温度を10度〜40度、特に15度〜40度に、酸素濃度を1〜10mg/Lに維持して、前記微生物資材の前記芽胞を発芽させて、活性化させ、この活性化された微生物資材を前記生物処理槽に供給する第1微生物活性化装置、
後述する第2微生物活性化装置に、該下水処理システムの系のいずれかからの水を給送するための第2水給送手段、
後述する第2微生物活性化装置に、酸素を供給するための第2酸素供給手段、
前記微生物資材製造装置からの微生物資材を受け、かつ前記第1酸素供給手段からの酸素、および第1水給送手段からの水の供給を受けると共に、この水の温度を15度〜40度に、酸素濃度を1〜10mg/Lに維持して、前記微生物資材の前記芽胞を発芽させて、活性化させ、この活性化された微生物資材を前記生物処理槽に供給する第1微生物活性化装置を備え、
前記好気性微生物が、フィルミクテス門のグラム陽性のバシラス綱に属するもの、および/または放線菌門のグラム陽性のアクチノバクテリア綱に属するもの、および/またはクロロフレクサス門のグラム陽性菌を含む
ことを特徴とする。
前記微生物活性化装置へ供給する前記水は、前記下水処理設備により処理済みの水である
前記酸素供給手段からの酸素は、空気の形態で供給されることが好ましい。
前記微生物活性化装置へ供給する前記水は、前記下水処理設備が、前記最終沈殿池からの水を消毒するための消毒槽を備えている場合は、消毒槽における消毒前の水であることが好ましい。
前記前記水給送手段からの水は、前記芽胞の発芽に必要な栄養素を備えている。
前記酸素供給手段からの酸素は、空気の形態で供給されることが好ましい。
前記好気性微生物は、例えば、フィルミクテス門のグラム陽性のバシラス綱に属するもの、および/または放線菌門のグラム陽性のアクチノバクテリア綱に属するもの、および/またはクロロフレクサス門のグラム陽性菌を含むことが望ましい。
前記嫌気性および通性嫌気性微生物としては、腸内に存在するプロテオバクテリア門のグラム陰性の硫酸塩還元菌を含むもの、および/またはバクテロイデス門のグラム陰性のものが挙げられる。
本発明の下水処理システムは、また、家庭や工場・企業などから排出される下水のための中継ポンプ場と、最初沈殿池、生物処理槽および最終沈殿池を備え、下水道管渠を介して、前記中継ポンプ場からの下水を受け、これを処理する下水処理設備とを備えた下水処理システムにおいて、
前記最初沈殿池および/または最終沈殿池に接続され、最初沈殿池からの余剰汚泥および/または最終沈殿池からの返送汚泥を受け、これを脱水するための脱水手段、
この脱水手段からの脱水汚泥を、温度を60℃〜110℃に保った状態で、酸素を供給して、前記脱水汚泥中のグラム陽性の好気性微生物により好気性発酵させ、これによりグラム陰性の嫌気性および通性嫌気性微生物を分解死滅させるとともに、この好気性発酵以降に生成された好気性微生物の芽胞を含有する微生物資材を製造する微生物資材製造装置、
後述する第1微生物活性化装置に、該下水処理システムの系のいずれかからの水を給送するための第1水給送手段、
後述する第1微生物活性化装置に、酸素を供給するための第1酸素供給手段、
前記微生物資材製造装置からの微生物資材を受け、かつ前記第1酸素供給手段からの酸素、および第1水給送手段からの水の供給を受けると共に、この水の温度を10度〜40度、特に15度〜40度に、酸素濃度を1〜10mg/Lに維持して、前記微生物資材の前記芽胞を発芽させて、活性化させ、この活性化された微生物資材を前記に供給する第1微生物活性化装置
後述する第2微生物活性化装置に、該下水処理システムの系のいずれかからの水を給送するための第2水給送手段、
後述する第2微生物活性化装置に、酸素を供給するための第2酸素供給手段、および
前記微生物資材製造装置からの微生物資材を受け、かつ前記第1酸素供給手段からの酸素、前記第2水給送手段からの水を受けると共に、この水の温度を10度〜40度の範囲、特に15度〜40度の範囲、酸素濃度を1〜10mg/Lに維持して、前記微生物資材の前記芽胞を発芽させて、活性化させ、この活性化された微生物資材を前記中継ポンプ場に供給する第2微生物活性化装置を備えており、
前記好気性微生物が、フィルミクテス門のグラム陽性のバシラス綱に属するもの、および/または放線菌門のグラム陽性のアクチノバクテリア綱に属するもの、および/またはクロロフレクサス門のグラム陽性菌を含む
ことを特徴とする。
前記第1微生物活性化装置へ供給する前記水は、前記下水処理設備により処理済みの水であり、特に、前記下水処理設備が、前記最終沈殿池からの水を消毒するための消毒槽を備えている場合は、消毒槽における消毒前の水である
ことを特徴とする。
この下水処理システムにおける酸素、水等の条件は、上記とほぼ同様であるので、これ以上の説明は省略する。
一般に活性汚泥の細菌相は プロテオバクテリア門,バクテロイデス門等が最も多いが、本発明の下水処理システムにおける微生物資材には、フィルミクテス門のグラム陽性のバシラス綱に属するもの、放線菌門のグラム陽性のアクチノバクテリア綱に属するもの、クロロフレクサス門のグラム陽性菌の存在がリッチな状態(例えば微生物資材中の微生物のうち、アクチノバクテリアが50%強、フィルミクテスが20%強、クロロフレクサス門が10%強含まれる)で存在することで、活性汚泥生物処理槽において、前記プロテオバクテリア門,バクテロイデス門等の存在が減り、活性汚泥濃度MLSSが2000-4000mg/Lに上昇して運転しても、活性汚泥の沈降性が良くBOD減少が安定して浄化処理されることから、従来からの課題、すなわち、(1)バルキング問題の改善、(2)硝化脱窒素改善、(3)脱リン処理改善および(4)最終沈殿池における発砲・スカム問題の改善の全てについて有効であった。
第1水給送手段72からの水中の溶存酸素量が不足している場合には、第1酸素供給手段74から酸素を供給する。この供給される酸素は、空気の形で供給されても良い。この場合、酸素発生装置や酸素タンクを特別に設ける必要はない
なお、従来技術(特開2001−271510号公報参照)において、本発明の微生物資材にほぼ相当する発酵物(肥料のための)を下水汚泥に直接添加するものがあるが、その目的は、活性汚泥の沈殿の促進であり、その目的が本発明の目的とは異なっている。また、前記従来技術からは、当該発酵物を前記生物反応槽に直接添加することも考えられるが、前記生物反応槽には、栄養素を優先して消費する他の微生物(グラム陰性菌等)が多く存在し、芽胞の発芽のための栄養素等が枯渇し、あるいは少なくなっているため、生物反応槽に直接添加された芽胞は、発芽することなく、あるいは発芽に長時間を必要とする。したがって、有用微生物の下水処理の機能の発揮は限定的であると思われる。
一方、前記嫌気性および通性嫌気性微生物としては、腸内に存在するプロテオバクテリア門のグラム陰性の硫酸塩還元菌を含むもの、および/またはバクテロイデス門のグラム陰性のものを挙げることができる。
下水の酸素濃度が増大した結果、嫌気性細菌である硫酸塩還元菌を失活化させ硫化水素の生成を抑制する結果として、硫酸生成菌の抑制により硫酸の生成の防止を行うとともに、好気性微生物により、中継ポンプ場直下からの下水管渠の壁面のバイオフィルム内細菌条件を良好な状態に改善させることができ、これによって、硫酸の発生を抑制し、下水管渠の腐食を防止し、長寿命化するとともに、前記好気性微生物の活動により下水自体の清浄化を図り、後の設備の負担を軽減することができる。
20 中継ポンプ場
50 下水処理設備
52 最初沈殿池
54 生物処理槽
56 最終沈殿池
58 消毒槽
60 脱水装置
62 微生物資材製造装置
70 第1微生物活性化装置
72 第1水給送手段
74 第1酸素供給手段
80 第2微生物活性化装置
82 第2水給送手段
84 第2酸素供給手段
100 下水管渠
P ポンプ
Claims (18)
- 最初沈殿池、生物処理槽および最終沈殿池のうち少なくとも生物処理槽および最終沈殿池を備え、下水の処理を行う下水処理設備を備えた下水処理システムにおいて、
前記最初沈殿池および最終沈殿池のうち少なくとも最終沈殿池に接続され、最初沈殿池からの余剰汚泥および最終沈殿池からの返送汚泥のうち少なくとも最終沈殿池からの返送汚泥を受け、これを脱水するための脱水手段、
この脱水手段からの脱水汚泥を、温度を60℃〜110℃に保った状態で、酸素を供給して、前記脱水汚泥中のグラム陽性の好気性微生物により好気性発酵させ、これによりグラム陰性の嫌気性および通性嫌気性微生物を分解死滅させるとともに、この好気性発酵以降に生成された好気性微生物の芽胞を含有する微生物資材を製造する微生物資材製造装置、
後述する微生物活性化装置に、該下水処理システムの系のいずれかからの水を給送するための水給送手段、
後述する微生物活性化装置に、酸素を供給するための酸素供給手段、および
前記微生物資材製造装置からの微生物資材を受け、かつ前記酸素供給手段からの酸素、および前記水給送手段からの水の供給を受けると共に、この水の温度を10℃〜40℃に、酸素濃度を1〜10mg/Lに維持して、前記微生物資材の前記芽胞を発芽させて、活性化させ、この活性化された微生物資材を前記生物処理槽に供給する微生物活性化装置を備え、
前記好気性微生物が、フィルミクテス門のグラム陽性のバシラス綱に属するもの、および/または放線菌門のグラム陽性のアクチノバクテリア綱に属するもの、および/またはクロロフレクサス門のグラム陽性菌を含む
ことを特徴とする下水処理システム。 - 前記好気性微生物が、放線菌門のグラム陽性のアクチノバクテリア綱に属するものを含む請求項1の下水処理システム。
- 前記微生物資材は、それに含まれる微生物のうち、放線菌門のグラム陽性のアクチノバクテリア綱に属するものが最も多い請求項2の下水処理システム。
- 前記微生物活性化装置へ供給する前記水が、前記下水処理設備により処理済みの水である請求項1〜3のいずれかの下水処理システム。
- 前記微生物活性化装置へ供給する前記水は、前記下水処理設備が、前記最終沈殿池からの水を消毒するための消毒槽を備えている場合、この消毒槽における消毒前の水である請求項4の下水処理システム。
- 前記水給送手段からの水の温度を15℃〜40℃の範囲に維持する請求項1〜5のいずれかの下水処理システム。
- 前記水給送手段からの水が、前記芽胞の発芽に必要な栄養素を備えている請求項1〜6のいずれかの下水処理システム。
- 前記酸素供給手段からの酸素が、空気の形態で供給される請求項1〜7のいずれかの下水処理システム。
- 前記嫌気性および通性嫌気性微生物が、腸内に存在するプロテオバクテリア門のグラム陰性の硫酸塩還元菌を含むもの、および/またはバクテロイデス門のグラム陰性のものである請求項1〜8のいずれかの下水処理システム。
- 下水のための中継ポンプ場と、最初沈殿池、生物処理槽および最終沈殿池のうち少なくとも生物処理槽および最終沈殿池を備え、下水道管渠を介して、前記中継ポンプ場からの下水を受け、これを処理する下水処理設備とを備えた下水処理システムにおいて、
前記最初沈殿池および最終沈殿池のうち少なくとも最終沈殿池に接続され、最初沈殿池からの余剰汚泥および最終沈殿池からの返送汚泥のうち少なくとも最終沈殿池からの返送汚泥を受け、これを脱水するための脱水手段、
この脱水手段からの脱水汚泥を、温度を60℃〜110℃に保った状態で、酸素を供給して、前記脱水汚泥中のグラム陽性の好気性微生物により好気性発酵させ、これによりグラム陰性の嫌気性および通性嫌気性微生物を分解死滅させるとともに、この好気性発酵以降に生成された好気性微生物の芽胞を含有する微生物資材を製造する微生物資材製造装置、
後述する第1微生物活性化装置に、該下水処理システムの系のいずれかからの水を給送するための第1水給送手段、
後述する第1微生物活性化装置に、酸素を供給するための第1酸素供給手段、
前記微生物資材製造装置からの微生物資材を受け、かつ前記第1酸素供給手段からの酸素、および第1水給送手段からの水の供給を受けると共に、この水の温度を10℃〜40℃に、酸素濃度を1〜10mg/Lに維持して、前記微生物資材の前記芽胞を発芽させて、活性化させ、この活性化された微生物資材を前記生物処理槽に供給する第1微生物活性化装置、
後述する第2微生物活性化装置に、該下水処理システムの系のいずれかからの水を給送するための第2水給送手段、
後述する第2微生物活性化装置に、酸素を供給するための第2酸素供給手段、および
前記微生物資材製造装置からの微生物資材を受け、かつ前記第2酸素供給手段からの酸素、および第2水給送手段からの水の供給を受けると共に、この水の温度を10℃〜40℃に、酸素濃度を1〜10mg/Lに維持して、前記微生物資材の前記芽胞を発芽させて、活性化させ、この活性化された微生物資材を前記中継ポンプ場に供給する第2微生物活性化装置を備え、
前記好気性微生物が、フィルミクテス門のグラム陽性のバシラス綱に属するもの、および/または放線菌門のグラム陽性のアクチノバクテリア綱に属するもの、および/またはクロロフレクサス門のグラム陽性菌を含む
ことを特徴とする下水処理システム。 - 前記好気性微生物が、放線菌門のグラム陽性のアクチノバクテリア綱に属するものを含む請求項10の下水処理システム。
- 前記微生物資材は、それに含まれる微生物のうち、放線菌門のグラム陽性のアクチノバクテリア綱に属するものが最も多い請求項11の下水処理システム。
- 前記第1微生物活性化装置へ供給する前記水が、前記下水処理設備により処理済みの水である請求項10〜12のいずれかの下水処理システム。
- 前記第1微生物活性化装置へ供給する前記水は、前記下水処理設備が、前記最終沈殿池からの水を消毒するための消毒槽を備えている場合、この消毒槽における消毒前の水である請求項13の下水処理システム。
- 前記第1および第2水給送手段からの水の温度を15℃〜40℃の範囲に維持する請求項10〜14のいずれかの下水処理システム。
- 前記第1および第2水給送手段からの水が、前記芽胞の発芽に必要な栄養素を備えている請求項10〜15のいずれかの下水処理システム。
- 前記第1および第2酸素供給手段からの酸素が、空気の形態で供給される請求項10〜16のいずれかの下水処理システム。
- 前記嫌気性および通性嫌気性微生物が、腸内に存在するプロテオバクテリア門のグラム陰性の硫酸塩還元菌を含むもの、および/またはバクテロイデス門のグラム陰性のものである請求項10〜17のいずれかの下水処理システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020204644A JP7339671B2 (ja) | 2018-12-17 | 2020-12-10 | 下水処理システム |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018235072 | 2018-12-17 | ||
JP2018235072 | 2018-12-17 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020091824A Division JP6792303B2 (ja) | 2018-12-17 | 2020-05-27 | 下水処理システム |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020204644A Division JP7339671B2 (ja) | 2018-12-17 | 2020-12-10 | 下水処理システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021003699A JP2021003699A (ja) | 2021-01-14 |
JP6852214B2 true JP6852214B2 (ja) | 2021-03-31 |
Family
ID=71106320
Family Applications (4)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019149266A Active JP6777336B2 (ja) | 2018-11-07 | 2019-08-16 | 下水処理システム |
JP2020091824A Active JP6792303B2 (ja) | 2018-12-17 | 2020-05-27 | 下水処理システム |
JP2020152441A Active JP6852214B2 (ja) | 2018-12-17 | 2020-09-11 | 下水処理システム |
JP2020204644A Active JP7339671B2 (ja) | 2018-12-17 | 2020-12-10 | 下水処理システム |
Family Applications Before (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019149266A Active JP6777336B2 (ja) | 2018-11-07 | 2019-08-16 | 下水処理システム |
JP2020091824A Active JP6792303B2 (ja) | 2018-12-17 | 2020-05-27 | 下水処理システム |
Family Applications After (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020204644A Active JP7339671B2 (ja) | 2018-12-17 | 2020-12-10 | 下水処理システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (4) | JP6777336B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2023145536A1 (ja) * | 2022-01-26 | 2023-08-03 | 株式会社テイト微研 | 排水汚泥の処理装置及び処理方法 |
Family Cites Families (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5541840A (en) * | 1978-09-19 | 1980-03-24 | Toyo Kuriin Kagaku Kk | Aerobic, high temperature fermentation treatment of sewage and system therefor |
JPH0638957B2 (ja) * | 1986-04-08 | 1994-05-25 | 日本電気株式会社 | 廃水の処理装置 |
JPH0646556Y2 (ja) * | 1988-09-06 | 1994-11-30 | 充弘 藤原 | 下水処理システムにおける汚泥活性化装置 |
JP2000000591A (ja) * | 1998-06-17 | 2000-01-07 | Mitsuhiro Fujiwara | 下水等の汚水浄化方法 |
JP2000015274A (ja) * | 1998-07-04 | 2000-01-18 | Mitsuhiro Fujiwara | 汚水浄化方法 |
JP2001162297A (ja) * | 1999-12-09 | 2001-06-19 | Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd | 有機性廃水の処理方法および処理装置 |
JP3780213B2 (ja) * | 2001-02-19 | 2006-05-31 | 三井造船株式会社 | 微生物の活性化方法及び有機性廃水の処理方法 |
JP3753429B2 (ja) | 2002-11-13 | 2006-03-08 | 東部町 | 汚泥の再利用処理方法 |
JP4378981B2 (ja) * | 2003-03-18 | 2009-12-09 | パナソニック株式会社 | 有機性排水の処理方法 |
JP4579866B2 (ja) * | 2006-06-05 | 2010-11-10 | 住重環境エンジニアリング株式会社 | 廃水処理装置及び廃水処理方法 |
JP2007330883A (ja) * | 2006-06-14 | 2007-12-27 | Sumiju Kankyo Engineering Kk | 廃水処理装置及び廃水処理方法 |
JP4579878B2 (ja) * | 2006-07-13 | 2010-11-10 | 住重環境エンジニアリング株式会社 | 廃水処理装置及び廃水処理方法 |
JP4799378B2 (ja) * | 2006-11-22 | 2011-10-26 | 旭化成クリーン化学株式会社 | 下水処理方法 |
JP4939509B2 (ja) * | 2008-10-01 | 2012-05-30 | 住重環境エンジニアリング株式会社 | バチルス属細菌の簡易測定法 |
JP5015185B2 (ja) * | 2009-03-26 | 2012-08-29 | 住重環境エンジニアリング株式会社 | 活性汚泥処理装置及び活性汚泥処理方法 |
WO2015187191A1 (en) | 2014-06-05 | 2015-12-10 | Nch Corporation | System and method for treating wastewater |
-
2019
- 2019-08-16 JP JP2019149266A patent/JP6777336B2/ja active Active
-
2020
- 2020-05-27 JP JP2020091824A patent/JP6792303B2/ja active Active
- 2020-09-11 JP JP2020152441A patent/JP6852214B2/ja active Active
- 2020-12-10 JP JP2020204644A patent/JP7339671B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2021058885A (ja) | 2021-04-15 |
JP2021003699A (ja) | 2021-01-14 |
JP7339671B2 (ja) | 2023-09-06 |
JP2020097024A (ja) | 2020-06-25 |
JP6792303B2 (ja) | 2020-11-25 |
JP2020142241A (ja) | 2020-09-10 |
JP6777336B2 (ja) | 2020-10-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2812640B2 (ja) | 排水処理装置および排水処理方法 | |
US11325853B2 (en) | Sewage treatment system | |
US12037274B2 (en) | Systems and methods for treating wastewater and providing class A sludge | |
US3867284A (en) | Water treatment with nitrogen dioxide | |
KR20140063454A (ko) | 폐수 처리 방법 및 폐수 처리 장치 | |
JP6852214B2 (ja) | 下水処理システム | |
JP6741908B2 (ja) | 下水処理システム | |
JP6741906B1 (ja) | 下水処理システム | |
JP6741907B1 (ja) | 下水処理システム | |
TWI795608B (zh) | 汙水處理系統 | |
EP3653588B1 (en) | Sewage treatment process | |
KR100983829B1 (ko) | 메탄발효조를 이용하는 유기물의 부식화에 의한 폐수의처리방법 | |
KR100393921B1 (ko) | 부식화 반응에 의한 오·폐수의 고도처리공정 | |
KR100753993B1 (ko) | 우점 배양한 바실러스 종 세균 등을 이용한 하. 폐수의 고도처리 방법 및 장치 | |
JP6664800B1 (ja) | 下水処理システム | |
JP4490659B2 (ja) | 下水処理システム | |
JP2024121217A (ja) | 有機性排水の処理方法及び処理装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20201028 |
|
A871 | Explanation of circumstances concerning accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871 Effective date: 20201028 |
|
A975 | Report on accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005 Effective date: 20201113 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20201201 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20201210 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20210302 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20210310 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6852214 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |