JP6741906B1 - 下水処理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】返送汚泥等を処理し、生物反応槽で有効に作用する微生物資材を製造する微生物資材製造装置を備え、下水中の有機物の処理量を増大させるともに、フロックの沈殿性を良好にした下水処理システムの提供。【解決手段】本発明の下水処理システムは、家庭や工場・企業などから排出される下水から得られる水分調整汚泥を、温度60℃〜110℃で、酸素を供給して、グラム陽性の好気性微生物により好気性発酵させ、グラム陰性の嫌気性および通性嫌気性微生物を分解死滅させ、特定のグラム陽性の好気性微生物の芽胞を含有する微生物資材を製造する微生物資材製造装置を有し、さらに微生物資材から、微生物資材中の芽胞を発芽させた活性微生物資材とする微生物資材活性化装置、およびこの活性微生物資材を、生物処理槽の前半部に供給し、槽内の下水の少なくとも一部のMLSSを、2000mg/L〜4000mg/Lに維持する活性微生物資材供給装置を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、下水処理システムに関し、更に詳細には、生物処理槽、および最終沈殿池を少なくとも備え、家庭や工場・企業などから排出される下水を受け、これを処理する下水処理設備を備えた下水処理システムに関する。
排水や汚水等の被処理液を処理する方法として、活性汚泥により被処理液を処理する活性汚泥処理が広く行われている。
例えば、特開2013−233482号公報等に広く開示されているように、活性汚泥法を適用する廃水処理システムは、基本的には最初沈殿池(なお小規模下水処理システムでは省略する場合がある)と、反応槽と、最終沈殿池とから構成される。そして、活性汚泥法に従って、供給された廃水から最初沈殿池で生汚泥が分離された後、流路を通って供給された廃水に対して反応槽の中で曝気・エアレーションによって酸素を溶解させると同時に攪拌混合し、その中に主に好気性微生物からなる活性汚泥を浮遊滞留させた後、流路を通って供給された最終沈殿池で活性汚泥を沈殿させて、上澄みの水を放流水として流出させる。反応槽は、曝気槽、反応タンク、エアレーションタンク、生物処理槽などと呼ばれることもあり、曝気時間は6〜14時間である。最終沈殿池で沈殿した活性汚泥の一部は、返送汚泥として再び反応槽に戻されて、残りは余剰汚泥として機械濃縮設備で濃縮される。
以上のようにして、最終沈殿池で沈殿した活性汚泥の一部を有効利用しているが、これに留まるものである。
特開2013−233482号公報
そこで本発明は、一歩進んで、返送汚泥等を処理して、生物反応槽で更に有効に作用する微生物資材を製造する微生物資材製造装置を備え、下水中の有機物の処理量を増大させることができるとともに、フロックの沈殿性を良好にした下水処理システムを提供することを目的とする。
上記課題は、下記(1)〜(14)の構成の本発明の下水処理システムによって達成される。
(1)
生物処理槽、および最終沈殿池を少なくとも備え、家庭や工場・企業などから排出される下水を受け、これを処理する下水処理設備を備えた下水処理システムにおいて、
少なくとも前記最終沈殿池からの汚泥を受け、その含水率を所定含水率まで低下させ、水分調整汚泥を作る水分調整手段、
この水分調整手段からの水分調整汚泥を、温度を60℃〜110℃に保った状態で、酸素を供給して、前記水分調整汚泥中のグラム陽性の好気性微生物により好気性発酵させ、これにより、前記水分調整汚泥中のグラム陰性の嫌気性および通性嫌気性微生物を分解死滅させるとともに、フィルミクテス門のグラム陽性のバシラス綱に属するもの、放線菌門のグラム陽性のアクチノバクテリア綱に属するもの、およびクロロフレクサス門のグラム陽性菌のうち少なくとも1種の好気性微生物の芽胞を含有する微生物資材を製造する微生物資材製造装置、
後述する微生物活性化装置に、該下水処理システムの系のいずれかからの水を給送するための水給送手段、
後述する微生物活性化装置に、酸素を供給するための酸素供給手段、
前記微生物資材製造装置からの微生物資材を受け、かつ前記酸素供給手段からの酸素、および水給送手段からの水の供給を受けると共に、この水の温度を10度〜40度に、酸素濃度を1〜10mg/Lに維持して、前記微生物資材中の前記芽胞を発芽させて、活性化された前記好気性微生物を含有する活性微生物資材とする微生物資材活性化装置、および
この微生物活性化装置からの活性微生物資材を、前記生物処理槽の前半部に供給し、該生物処理槽内の下水の少なくとも一部のMLSSを、2000mg/L〜4000mg/Lに維持する活性微生物資材供給装置
を備えていることを特徴とする下水処理システム。
(2)
前記水給送手段からの水の温度を15度〜40度に維持する前記(1)の下水処理システム。
(3)
前記微生物資材中の微生物のうち、前記好気性微生物の量が、50%以上である前記(1)の下水処理システム。
(4)
前記水分調整手段が、脱水機である前記(1)〜(3)のいずれかの下水処理システム。
(5)
前記水分調整手段が、前記汚泥に、水分調整のための乾燥資材を添加して水分調整を行う水分調整器である前記(1)〜(3)のいずれかの下水処理システム。
(6)
前記所定含水率が、85%以下である前記(1)〜(5)のいずれかの下水処理システム。
(7)
前記活性微生物資材の前記生物処理槽の前半部への供給が、連続的に行われる前記(1)〜(6)のいずれかの下水処理システム。
(8)
前記酸素供給手段からの酸素が、空気の形態で供給される前記(1)〜(7)のいずれかの下水処理システム。
(9)
前記下水処理設備が、最初沈殿池を更に有し、前記微生物活性化装置へ供給する前記水が、該最初沈殿池からの溢水である前記(1)〜(8)のいずれかの下水処理システム。
(10)
前記下水処理設備が、最初沈殿池を更に有し、前記微生物活性化装置へ供給する前記水が、前記最初沈殿池に入る前の下水である前記(1)〜(8)のいずれかの下水処理システム。
(11)
前記微生物活性化装置へ供給する前記水が、前記下水処理設備により処理済みの水である前記(1)〜(8)のいずれかの下水処理システム。
(12)
前記下水処理設備が、前記最終沈殿池からの水を消毒するための消毒槽を備え、前記微生物活性化装置へ供給する前記水が、この消毒槽における消毒前の水である前記(1)〜(8)のいずれかの下水処理システム。
(13)
前記水給送手段からの水が、前記芽胞の発芽に必要な栄養素を備えている前記(1)〜(12)のいずれかの下水処理システム。
(14)
前記嫌気性および通性嫌気性微生物が、腸内に存在するプロテオバクテリア門のグラム陰性の硫酸塩還元菌を含むもの、および/またはバクテロイデス門のグラム陰性のものである前記(1)〜(13)のいずれかの下水処理システム。
本発明の下水処理システムにおいては、微生物資材製造装置を設けて、下水処理に有用な微生物を主として芽胞の形で存在させ、この微生物資材製造装置によって製造された微生物資材を、前記微生物活性化装置によって、前記芽胞を発芽させ、下水中の有機物の分解に有用な微生物であるフィルミクテス門のグラム陽性のバシラス綱に属するもの、および/または放線菌門のグラム陽性のアクチノバクテリア綱に属するもの、および/またはクロロフレクサス門のグラム陽性菌がリッチな状態とする。以上により、生物処理槽における処理を、活性汚泥および微生物活性化装置からの微生物により行うようにしたもので、生物処理槽中のMLSS濃度を従来のものより大幅に増大させることができ、その有機物の処理を迅速・大量に行うことができるようになった。
しかも、従来は、MLSS濃度を高くすると、今度は、フロックのバルキング問題が発生するという問題があったが、前記微生物資材の働きにより、フロックの凝集性、圧密性が向上し、バルキングが改善され、沈殿性が良好となり、処理時間が短縮できるようになった。
図1は、本発明の実施の形態による下水処理システムの構成を示す概念図である。
以下、添付図面を参照しつつ本発明の実施の形態による下水処理システム10について説明する。
下水処理システム10は、家庭や工場・企業などから排出される下水のための中継ポンプ場20、および下水道管渠100を介して、前記中継ポンプ場20からの下水を受け、これを処理する下水処理設備50を備えている。この下水処理設備50は、通常の活性汚泥法によるものと同様、最初沈殿池52、生物処理槽(曝気槽)54、最終沈殿池56および消毒槽58を備えており、下水は、以上を経て、浄化され、消毒され、下水管渠を介して放流される。下水処理設備50の上記した構成については、この種下水処理システム10においては、通常のものであるので、これ以上の詳細は省略する。なお、小規模な下水処理設備においては、前記最初沈殿池52が省略されることがある。また、中継ポンプ場20は、各家庭や工場等から延びる下水管渠に接続されたポンプPを備えている。
前記下水処理システム10は、さらに前記最初沈殿池52および最終沈殿池56のうち少なくとも最終沈殿池56に接続され、最初沈殿池からの余剰汚泥および最終沈殿池からの返送汚泥のうち少なくとも返送汚泥を受け、その含水率を所定含水率まで低下させ、水分調整汚泥(以下、脱水汚泥を作る水分調整手段を備えている。この水分調整手段としては、脱水装置や前記汚泥に、水分調整のための乾燥資材を添加して水分調整を行う水分調整器等が挙げられる。また、脱水装置としては、遠心分離型、フィルタープレス型や機械濃縮型等のいずれの形式の脱水方法を行うものであってもよい。図には、この脱水装置60として示した。前記所定含水率は、85%以下、特に65〜85%であることが好ましい。
前記脱水装置60には、微生物資材製造装置62が接続されている。この微生物資材製造装置62は、前記脱水装置60からの脱水汚泥を、温度を60℃〜110℃に保った状態で、酸素を供給して、前記脱水汚泥中のグラム陽性の好気性微生物により好気性発酵させる。この好気性発酵で費やした脱水汚泥中の水分および栄養分の枯渇、また、高温により、グラム陰性の嫌気性および通性嫌気性微生物を分解死滅、あるいは少なくとも一部死滅をさせるとともに、フィルミクテス門のグラム陽性のバシラス綱に属するもの、放線菌門のグラム陽性のアクチノバクテリア綱に属するもの、およびクロロフレクサス門のグラム陽性菌のうち少なくとも1種の好気性微生物の芽胞を含有する微生物資材を製造する。
前記微生物資材中の微生物のうち、前記好気性微生物の量が、50%以上であることが好ましい。
前記好気性微生物の量は、非培養法であるメタゲノム解析法により測定した。この方法では、前記微生物資材から直接DNAを抽出し、バクテリア16S rRNA遺伝子アンプリコンのメタゲノム解析により細菌群を門レベルで判定し、前記好気性微生物の量(%)を測定した。
なお、実際の測定においては、微生物活性化装置62から排出された微生物資材を0.5mg採取し、それをDNA抽出キット使用して微生物のDNAを抽出した。その結果、前記好気性微生物中、放線菌門のグラム陽性のアクチノバクテリア綱に属するものの割合が50%強、フィルミクテス門のグラム陽性のバシラス綱に属するものの割合が20%弱であった。
この微生物資材製造装置62は、上記の温度管理のため、ヒータを備えており、また必要により酸素(空気)供給装置を備える。この微生物資材製造装置62により、比較的乾燥したサラサラの粒子上微生物資材が製造される。
前記下水処理システム10は、前記下水処理設備50に設置され、あるいは接続された微生物活性化装置70を備えている。この微生物活性化装置70には、該下水処理システムの系のいずれかからの水を該微生物活性化装置70に給送するための水給送手段72が接続されている。この微生物活性化装置70には、必要に応じて、および酸素を該微生物活性化装置70に給送するための酸素供給手段74が接続されている。前記水給送手段72が供給する水としては、処理を受ける前の下水(例えば、前記最初沈殿池に入る前の下水、特に、前記中継ポンプ場20のポンプPより上流の下水)や、該最初沈殿池からの溢水や、消毒槽58前の最終沈殿池56から流れ出る水であることが好ましい。これらの水は、前記芽胞を発芽させるために必要な栄養素を含有しており、芽胞の発芽に必要な水分と栄養素を同時に提供できる。
水給送手段72からの水中の溶存酸素量が不足している場合には、酸素供給手段74から酸素を供給する。この供給される酸素は、空気の形で供給されても良い。この場合、酸素発生装置や酸素タンクを特別に設ける必要はない
なお、従来技術(特開2001−271510号公報参照)において、本発明の微生物資材にほぼ相当する発酵物(肥料のための)を下水汚泥に直接添加するものがあるが、その目的は、活性汚泥の沈殿の促進であり、その目的が本発明の目的とは異なっている。また、前記従来技術からは、当該発酵物を前記生物反応槽に直接添加することも考えられるが、前記生物反応槽には、栄養素を優先して消費する他の微生物(グラム陰性菌等)が多く存在し、芽胞の発芽のための栄養素等が枯渇し、あるいは少なくなっているため、生物反応槽に直接添加された芽胞は、発芽することなく、あるいは発芽に長時間を必要とする。したがって、有用微生物の下水処理の機能の発揮は限定的であると思われる。
前記微生物活性化装置70は、前記微生物資材製造装置62からの微生物資材を受け、該微生物資材に、前記水給送手段72からの水を供給すると共に、この水の温度を10度〜40度の範囲、特に15度〜40度の範囲、酸素濃度を1〜10mg/Lに維持して、前記微生物資材の前記胞子を発芽させて、活性化させ、活性微生物資材を作る。前記水温を前記の範囲に維持するため、冷暖設備を備えていても良い。また、酸素濃度を前記の範囲に維持するため、前記酸素供給手段74からの酸素(空気)の供給を受けるようにする。なお、この微生物活性化装置70において、芽胞が発芽するには、発芽の環境が整ってから、5分以上掛かるため、微生物資材が競合するグラム陰性菌を極力含まないこの微生物活性化装置70に5分以上滞留させる手段を設けることが好ましい。
前記微生物活性化装置70には、活性微生物資材供給装置76が設置されており、この活性微生物資材供給装置76により、発芽した前記好気性微生物を含有する活性微生物資材を生物処理槽54に投入する。生物処理槽56への投入箇所は、槽の前半部、なるべく上流側であることが好ましい。発芽した前記好気性微生物の生物処理槽54への投入は、間欠的に行っても良いが、なるべく連続的に行うことが望ましい。この生物処理槽54には、新規の下水が絶え間なく流入してくるので、それに合わせるためである。
以上の構成により、本下水処理システム10においては、生物処理槽54中に微生物資材製造装置62からの微生物資材中の芽胞が発芽した微生物(好気性)が、通常の活性汚泥に追加されて供給され、活性汚泥中の有用微生物とともに、下水の有機物の分解処理を効率よく行う。
なお、本発明において、前記好気性微生物としては、場合により酵母菌も含まれていてもよい。
一方、前記嫌気性および通性嫌気性微生物としては、腸内に存在するプロテオバクテリア門のグラム陰性の硫酸塩還元菌を含むもの、および/またはバクテロイデス門のグラム陰性のものを挙げることができる。
以上の構成により、本下水処理システム10においては、処理すべき下水の流入量、返送汚泥の供給量、前記活性微生物資材供給装置76を用いての活性化装置微生物活性化装置70からの活性微生物資材の供給量を調節して、生物処理槽54中、少なくとも前半部分特に上流部分のMLSSを2000mg/L〜4000mg/Lに調整して、下水処理の運転を行う。
これにより、有機物の処理を迅速・大量に行うことができるようになったとともに、前記活性化された微生物資材の働きにより、フロックの凝集性、圧密性が向上し、バルキングが改善され、沈殿性が良好となり、処理時間が短縮できるようになった。
また、以上の方法により、少なくともフロックの部分において、無酸素状態部分および嫌気性部分が形成され、その結果、活性汚泥等に含まれる脱窒菌の作用による脱窒、および脱リン菌によるリンの除去の効果が見込まれる。
10 下水処理システム
20 中継ポンプ場
50 下水処理設備
52 最初沈殿池
54 生物処理槽
56 最終沈殿池
58 消毒槽
60 脱水装置
62 微生物資材製造装置
70 微生物活性化装置
72 水給送手段
74 酸素供給手段
76 活性微生物資材供給装置
100 下水管渠
P ポンプ

Claims (14)

  1. 生物処理槽、および最終沈殿池を少なくとも備え、家庭や工場・企業などから排出される下水を受け、これを処理する下水処理設備を備えた下水処理システムにおいて、
    少なくとも前記最終沈殿池からの汚泥を受け、その含水率を所定含水率まで低下させ、水分調整汚泥を作る水分調整手段、
    この水分調整手段からの水分調整汚泥を、温度を60℃〜110℃に保った状態で、酸素を供給して、前記水分調整汚泥中のグラム陽性の好気性微生物により好気性発酵させ、これにより、前記水分調整汚泥中のグラム陰性の嫌気性および通性嫌気性微生物を分解死滅させるとともに、フィルミクテス門のグラム陽性のバシラス綱に属するもの、放線菌門のグラム陽性のアクチノバクテリア綱に属するもの、およびクロロフレクサス門のグラム陽性菌のうち少なくとも1種の好気性微生物の芽胞を含有する微生物資材を製造する微生物資材製造装置、
    後述する微生物活性化装置に、該下水処理システムの系のいずれかからの水を給送するための水給送手段、
    後述する微生物活性化装置に、酸素を供給するための酸素供給手段、
    前記微生物資材製造装置からの微生物資材を受け、かつ前記酸素供給手段からの酸素、および水給送手段からの水の供給を受けると共に、この水の温度を10度〜40度に、酸素濃度を1〜10mg/Lに維持して、前記微生物資材中の前記芽胞を発芽させて、活性化された前記好気性微生物を含有する活性微生物資材とする微生物資材活性化装置、および
    この微生物活性化装置からの活性微生物資材を、前記生物処理槽の前半部に供給し、該生物処理槽内の下水の少なくとも一部のMLSSを、2000mg/L〜4000mg/Lに維持する活性微生物資材供給装置
    を備えていることを特徴とする下水処理システム。
  2. 前記水給送手段からの水の温度を15度〜40度に維持する請求項1の下水処理システム。
  3. 前記微生物資材中の微生物のうち、前記好気性微生物の量が、50%以上である請求項1の下水処理システム。
  4. 前記水分調整手段が、脱水機である請求項1〜3のいずれかの下水処理システム。
  5. 前記水分調整手段が、前記汚泥に、水分調整のための乾燥資材を添加して水分調整を行う水分調整器である請求項1〜3のいずれかの下水処理システム。
  6. 前記所定含水率が、85%以下である請求項1〜5のいずれかの下水処理システム。
  7. 前記活性微生物資材の前記生物処理槽の前半部への供給が、連続的に行われる請求項1〜6のいずれかの下水処理システム。
  8. 前記酸素供給手段からの酸素が、空気の形態で供給される請求項1〜7のいずれかの下水処理システム。
  9. 前記下水処理設備が、最初沈殿池を更に有し、前記微生物活性化装置へ供給する前記水が、該最初沈殿池からの溢水である請求項1〜8のいずれかの下水処理システム。
  10. 前記下水処理設備が、最初沈殿池を更に有し、前記微生物活性化装置へ供給する前記水が、前記最初沈殿池に入る前の下水である請求項1〜8のいずれかの下水処理システム。
  11. 前記微生物活性化装置へ供給する前記水が、前記下水処理設備により処理済みの水である請求項1〜8のいずれかの下水処理システム。
  12. 前記下水処理設備が、前記最終沈殿池からの水を消毒するための消毒槽を備え、前記微生物活性化装置へ供給する前記水が、この消毒槽における消毒前の水である請求項1〜8のいずれかの下水処理システム。
  13. 前記水給送手段からの水が、前記芽胞の発芽に必要な栄養素を備えている請求項1〜12のいずれかの下水処理システム。
  14. 前記嫌気性および通性嫌気性微生物が、腸内に存在するプロテオバクテリア門のグラム陰性の硫酸塩還元菌を含むもの、および/またはバクテロイデス門のグラム陰性のものである請求項1〜13のいずれかの下水処理システム。
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CN112624516A (zh) * 2020-12-25 2021-04-09 广东中然水务科技有限公司 一种应用于农村污水处理的自动化净化排放系统及装置

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