JP6852014B2 - 通信容量管理装置、クーポン発行方法及びプログラム - Google Patents
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Description
特許文献1には、関連する技術として、遠距離電話などの電気通信サービスの前払いについての技術が記載されている。
第2の態様は、第1の態様において、前記管理部は、前記クーポンの使用期限を含むデータテーブルを備え、前記データテーブルに基づいて発行済みの前記クーポンの使用期限を管理する、通信容量管理装置である。
第3の態様は、第1又は第2の態様において、前記クーポンは、前記追加購入通信容量が追加購入された前記無線通信回線に対して、特定の通信相手との通信を無料にするサービスを利用することができるクーポンをさらに含む、通信容量管理装置である。
第4の態様は、第1から第3のいずれかの態様において、前記クーポンを発行する条件を満足しているか否かを判定する発行条件判定部と、前記発行条件判定部が前記条件を満足していると判定した場合に、前記クーポンを発行するクーポン発行部と、をさらに備える通信容量管理装置である。
第5の態様は、第1から第4のいずれかの態様において、前記クーポンの使用開始の条件は、前記クーポンの使用登録がユーザにより行われたことである、通信容量管理装置である。
実施形態において、通信容量管理装置1は、通信容量に制限がある無線通信回線についての通信容量を管理する。図1において、通信容量管理装置1は、通信部10と、残容量管理部12と、残容量管理データ記憶部14と、追加購入処理部16と、発行内容特定部18と、発行条件判定部26と、発行内容データ記憶部28と、発行条件データ記憶部30と、クーポン発行部32と、を備える。
残容量管理部12は、追加購入された使用期限付きの通信容量である追加購入通信容量を含む、通信容量の残量の管理を行う機能部である。
残容量管理データ記憶部14は、残容量管理部12が管理する通信容量の残量を記憶する記憶部である。残容量管理データ記憶部14は、通信容量の残量と共に、その残量の使用期限を記憶している。
追加購入処理部16は、使用期限付きの前記通信容量の追加購入についての処理を行う機能部である。
発行内容特定部18は、発行条件判定部26が満足したと判定した条件に応じて提供するサービスの内容を示すクーポン発行内容を特定する機能部である。
発行条件判定部26は、通信容量のサービスに係るクーポンを発行する条件を満足しているか否かを判定する機能部である。
発行内容データ記憶部28は、クーポン発行内容を記憶する記憶部である。発行内容データ記憶部28は、クーポンの発行内容と共に、クーポンの識別子とそのクーポンの識別子に対応する提供する通信容量のサービスとの対応関係を示す。
発行条件データ記憶部30は、発行条件判定部26が判定する際に用いるクーポンを発行するクーポン発行条件を記憶する記憶部である。発行条件データ記憶部30は、クーポン発行条件と共に、その発行条件を満足した場合に発行するクーポン発行内容と、クーポンの発行先を示す情報を記憶している。
クーポン発行部32は、発行条件判定部26が条件を満足していると判定した場合に、クーポンを発行する機能部である。
通信容量管理装置1が備える残容量管理部12は、通信容量の残量の管理を行う。また、通信容量管理装置1が備えるクーポン発行部32は、発行条件判定部26が条件を満足していると判定した場合に、クーポンを発行する。
図1において、通信容量管理装置1は、CPU部20と、通信部10と、記憶部22と、を備える。これら各部はデータを交換できるように構成されている。CPU部20は通信容量管理装置1の制御を行う。この制御機能は、CPU部20がコンピュータプログラムを実行することにより実現される。通信部10は他の装置と通信する。記憶部22は、CPU部20で実行されるコンピュータプログラムや各種のデータを記憶する。記憶部22は、通信容量管理プログラム24を記憶している。
図3において、端末102は、無線通信回線106で基地局104と接続されている。無線通信回線106には通信容量に制限がある。端末102から無線通信回線106を使用して基地局104へ送信されたユーザデータは、基地局104からゲートウェイ108へ転送される。ゲートウェイ108は、無線通信回線106を使用する端末102の通信が許可されていれば、基地局104から転送された端末102のユーザデータをインターネット110へ出力する。同様に、ゲートウェイ108は、インターネット110から入力された端末102宛てのユーザデータを、無線通信回線106を使用する端末102の通信が許可されていれば、基地局104を介して端末102へ転送する。
データテーブルTBL1は、発行条件判定部26が判定する際に用いるクーポンを発行する条件を示す。データテーブルTBL1は、クーポン発行条件と、クーポン発行内容と、クーポンの発行先を示す情報を含んでいる。
発行条件判定部26は、クーポン発行条件No.1、2、3・・・と順に、クーポン発行条件の内容を満足しているか否かを判定する。そして、発行条件判定部26は、クーポン発行条件の内容を満足していると判定した場合、端末102のユーザ識別子と、クーポン発行条件No.とを発行内容特定部18に出力する。例えば、発行条件判定部26は、「クーポン毎に予め設定されている日時までに所定のウェブサイトにアクセスする」あるいは「ユーザに報知してから所定の期間内に所定のウェブサイトにアクセスする」という条件を満足したと判定したとする。この場合、発行条件判定部26は、端末102のユーザ識別子と、クーポン発行条件No.3とを発行内容特定部18に出力する。
データテーブルTBL2は、発行条件判定部26の判定した条件に応じて提供するクーポン発行内容を示す。データテーブルTBL2は、提供先を示すユーザ識別子及び回線識別番号と、クーポン発行内容を示す情報と、クーポン毎に付与したクーポン識別番号と、クーポンが発行されたか否かの情報を含んでいる。発行済の項目における「レ」印は、クーポンが発行先に発行されていることを示している。データテーブルTBL2において、提供先を示すユーザ識別子及び回線識別番号と、クーポン識別番号と、クーポン発行内容とが対応付けられている。
例えば、データテーブルTBL2は、発行内容特定部18により生成される。発行内容特定部18は、発行条件判定部26から入力したクーポン発行条件No.に基づいて、クーポン発行内容と発行先とを特定する。そして、発行内容特定部18は、特定したクーポン発行内容と発行先と、発行条件判定部26から入力した端末102のユーザ識別子とに基づいて、データテーブルTBL2を生成する。例えば、端末102のユーザ識別子がユーザ識別子1であり、そのユーザが回線識別番号1a〜1dで示される4つの回線を契約しているとする。ここで、発行内容特定部18が発行条件判定部26から端末102のユーザ識別子として「ユーザ識別子1」を入力し、クーポン発行条件No.として「クーポン発行条件No.3」を入力したとする。この場合、発行内容特定部18は、「クーポン発行条件No.3」からクーポン発行内容を「割引3」、発行先を「ユーザの全回線」と特定する。また、発行内容特定部18は、通信部10を介してユーザ契約情報管理装置114と通信を行い、ユーザ識別子1が示すユーザが契約している回線識別番号「回線識別番号1a〜1d」を取得する。発行内容特定部18は、「ユーザ識別子1」、「回線識別番号1a〜1d」、「ユーザの全回線」及び「割引3」と各クーポンに付与するクーポン識別番号とに基づいて、ユーザ識別子、回線識別番号、クーポン発行内容及びクーポン識別番号を対応付けたデータテーブルTBL2を生成する。
次に、実施形態による通信容量管理装置1の処理について説明する。
なお、ここでは、端末102が使用する無線通信回線106についてのサービスを行うクーポンを通信容量管理装置1が発行する処理を例に説明する。また、クーポン発行の運営業者はクーポンの発行条件を予め設定し、発行条件データ記憶部30がその発行条件をデータテーブルTBL1として記憶しているものとする。
通信容量管理装置1が備える残容量管理部12は、受信した転送データ量情報に基づいて、残容量管理データ記憶部14が記憶する無線通信回線106についての通信容量の残量を更新する。残容量管理部12は、所定の期間毎に所定の量だけ付与された使用期限付きの通信容量である定期付与通信容量の残量がある場合、追加購入通信容量よりも先に定期付与通信容量を消費させる。
通信容量管理装置1が備える残容量管理部12は、このように通信容量を管理する。
例えば、クーポン発行条件を示すデータテーブルTBL1は、図4で示すデータテーブルである。例えば、クーポン発行条件は、
A1.所定の期間毎に所定の量だけ付与された使用期限付きの通信容量である定期付与通信容量に対して追加購入した追加購入通信容量の残量が所定のしきい値よりも少ない
A2.追加購入通信容量についての使用期限までの残りの期間が所定の期間以下である
A3.所定のウェブサイトにアクセスする
A4.毎月予め定めた日である
A5.予め定めた年月日の時刻である
A6.使用履歴、追加購入通信容量の残量及び使用期限に基づき予測した追加購入通信容量の残量が無くなる直前のタイミングである
A7.追加購入通信容量の購入を所定回数行う
A8.回線を新規に追加する
A9.過去に追加購入した実績があるユーザであり、所定の期間以上追加購入通信容量を購入していない
A10.所定回数継続して1回毎個別に追加購入通信容量を購入する
A11.端末102が低速通信中である
などの条件である。
また、例えば、クーポン発行内容は、
B1.各種割引
B2.使用期限延長
B3.所定通信容量を無料
B4.オートチャージ
などの発行内容である。
また、例えば、発行先は、
C1.ユーザの全回線
C2.ユーザが最も利用する回線
C3.新規に追加した回線
などの発行先である。
また、発行条件判定部26は、クーポン発行条件の内容を満足していると判定した場合(ステップS1、YES)、端末102のユーザ識別子と、クーポン発行条件No.とを発行内容特定部18に出力する。例えば、発行条件判定部26は、「所定のウェブサイトにアクセスする」という条件を満足したと判定したとする。この場合、発行条件判定部26は、端末102のユーザ識別子と、クーポン発行条件No.3とを発行内容特定部18に出力する。
例えば、端末102のユーザ識別子がユーザ識別子1であり、そのユーザが回線識別番号1a〜1dで示される4つの回線を契約しているとする。ここで、発行内容特定部18が発行条件判定部26から端末102のユーザ識別子として「ユーザ識別子1」を入力し、クーポン発行条件No.として「クーポン発行条件No.3」を入力したとする。この場合、発行内容特定部18は、「クーポン発行条件No.3」からクーポン発行内容を「割引2」、発行先を「ユーザの全回線」と特定する。また、発行内容特定部18は、通信部10を介してユーザ契約情報管理装置114と通信を行い、ユーザ識別子1が示すユーザが契約している回線識別番号「回線識別番号1a〜1d」を取得する。発行内容特定部18は、「ユーザ識別子1」、「回線識別番号1a〜1d」、「ユーザの全回線」及び「割引2」と各クーポンに付与するクーポン識別番号とに基づいて、ユーザ識別子、回線識別番号、クーポン発行内容及びクーポン識別番号を対応付けたデータテーブルTBL2を生成する。
発行内容特定部18は、生成したデータテーブルTBL2を発行内容データ記憶部28に記録する。
発行内容特定部18は、データテーブルTBL2を生成したこと報知する報知情報をクーポン発行部32に出力する。
なお、クーポン発行部32が端末102にクーポンを発行する時期は、発行内容特定部18から報知信号を受信したタイミング、すなわち、発行条件判定部26がクーポン発行条件を満足したと判定した直後に限定するものではない。例えば、クーポン発行部32は、発行条件判定部26がクーポン発行条件を満足したと判定した後のユーザが実際に利用する時間帯に端末102にクーポンを発行するものであっても良い。また、クーポン発行部32は、使用履歴、追加購入通信容量の残量及び使用期限に基づき予測した追加購入通信容量の残量が無くなる直前のタイミングに端末102にクーポンを発行するものであっても良い。
また、クーポン発行部32が端末102にクーポンを発行する経路は、発行先を示す回線を介して発行することに限定するものではない。例えば、クーポン発行部32は、クーポンの発行先がユーザの全回線であってもユーザの最も利用する回線または新規に追加した回線を介して端末102にクーポンを発行するものであっても良い。また、クーポン発行部32は、クーポンの発行先がユーザの最も利用する回線であっても、ユーザの全回線または新規に追加した回線を介して端末102にクーポンを発行するものであっても良い。また、クーポン発行部32は、クーポンの発行先が新規に追加した回線であってもユーザの全回線またはユーザの最も利用する回線を介して端末102にクーポンを発行するものであっても良い。
また、発行内容特定部18は、クーポン発行内容にクーポンの使用期限を含むデータテーブルTBL2を生成し、クーポン発行部32は、そのデータテーブルTBL2に基づいて、使用期限付きのクーポンを発行するものであっても良い。
こうすることで、通信容量に制限がある無線通信回線を介して通信を行う際に、通信容量の残量不足を解消するサービスを促進することができる。
なお、クーポンの使用を宣言しユーザが行う登録の情報は、通信容量管理装置1が管理するものであっても良い。クーポンの使用登録は、ユーザが端末102などを用いて所定のウェブサイトにアクセスして行うものであっても良い。また、クーポンの使用登録は、所定の店舗の窓口で行うものであっても良い。
また、クーポン発行条件の内容に対応するクーポン発行内容及び発行先は一例であり、これに限定するものではなく、可能な対応付けであれば任意に対応付けるものであって良い。例えば、「追加購入通信容量の残量が所定のしきい値よりも少ない」で示されるクーポン発行条件の内容に「オートチャージ」で示されるクーポン発行内容が対応付けられても良い。また、「追加購入通信容量の残量が所定のしきい値よりも少ない」で示されるクーポン発行条件の内容に「ユーザの最も利用する回線」で示されるクーポンの発行先が対応付けられても良い。
また、クーポン発行内容は、特定の通信相手との通信を無料にするものであっても良い。また、クーポン発行内容は、特定期間に通信容量の消費率を変更するものであっても良い。例えば、特定期間における通信容量の消費率の変更は、1Gバイトの情報通信を行った場合に、通信容量の消費を1Gバイトではなく500Mバイトとして通信容量管理装置1が処理するものであっても良い。
また、通信容量管理装置1は、クーポンの使用期限までの残りの期間が所定の期間以下となった場合に、対応するユーザに端末102などを介して報知するものであっても良い。
また、クーポンは、発行先のユーザが他のユーザに譲渡できるものであっても良い。その場合、ユーザは、端末102などを用いて所定のウェブサイトにアクセスし、譲渡するクーポンを選択し、譲渡先を指定することにより譲渡を行うものであっても良い。また、ユーザが行うクーポンの譲渡は、所定の店舗の窓口で行うものであっても良い。なお、この場合のクーポンの譲渡先は、家族間などの制限があっても良いし、譲渡無制限とするものであっても良い。
10・・・通信部
12・・・残容量管理部
14・・・残容量管理データ記憶部
16・・・追加購入処理部
18・・・発行内容特定部
20・・・CPU部
22・・・記憶部
24・・・通信容量管理プログラム
26・・・発行条件判定部
28・・・発行内容データ記憶部
30・・・発行条件データ記憶部
32・・・クーポン発行部
102・・・端末
104・・・基地局
106・・・無線通信回線
108・・・ゲートウェイ
110・・・インターネット
112・・・通信制御装置
114・・・ユーザ契約情報管理装置
116・・・決済装置
Claims (7)
- 通信容量に制限がある無線通信回線についての前記通信容量を管理する通信容量管理装置であり、
前記無線通信回線に対して発行されるクーポンの発行状況又は使用登録状況を管理する管理部を備え、
前記通信容量は、通信容量の制限外である場合には、前記無線通信回線の通信は許可されるが前記無線通信回線の通信速度が通信容量の制限内である場合よりも低下するものであり、
前記クーポンは、追加購入される使用期限付きの前記通信容量である追加購入通信容量を対象にする購入金額の割引、所定通信容量の無料付与、使用期限の延長又は購入手続きの自動化のサービスを利用することができるクーポンである、
通信容量管理装置。 - 前記管理部は、前記クーポンの使用期限を含むデータテーブルを備え、前記データテーブルに基づいて発行済みの前記クーポンの使用期限を管理する、
請求項1に記載の通信容量管理装置。 - 前記クーポンは、前記追加購入通信容量が追加購入された前記無線通信回線に対して、特定の通信相手との通信を無料にするサービスを利用することができるクーポンをさらに含む、
請求項1又は2に記載の通信容量管理装置。 - 前記クーポンを発行する条件を満足しているか否かを判定する発行条件判定部と、
前記発行条件判定部が前記条件を満足していると判定した場合に、前記クーポンを発行するクーポン発行部と、
をさらに備える請求項1から3のいずれか1項に記載の通信容量管理装置。 - 前記クーポンの使用開始の条件は、前記クーポンの使用登録がユーザにより行われたことである、
請求項1から4のいずれか1項に記載の通信容量管理装置。 - 通信容量に制限がある無線通信回線についての前記通信容量を管理する通信容量管理装置が行うクーポン発行方法であり、
前記通信容量管理装置の管理部が、前記無線通信回線に対して発行されるクーポンの発行状況又は使用登録状況を管理する、クーポン発行方法であって、
前記通信容量は、通信容量の制限外である場合には、前記無線通信回線の通信は許可されるが前記無線通信回線の通信速度が通信容量の制限内である場合よりも低下するものであり、
前記クーポンは、追加購入される使用期限付きの前記通信容量である追加購入通信容量を対象にする購入金額の割引、所定通信容量の無料付与、使用期限の延長又は購入手続きの自動化のサービスを利用することができるクーポンである、
クーポン発行方法。 - 通信容量に制限がある無線通信回線についての前記通信容量を管理する通信容量管理装置のコンピュータを、
前記無線通信回線に対して発行されるクーポンの発行状況又は使用登録状況を管理する管理部、として機能させるプログラムであって、
前記通信容量は、通信容量の制限外である場合には、前記無線通信回線の通信は許可されるが前記無線通信回線の通信速度が通信容量の制限内である場合よりも低下するものであり、
前記クーポンは、追加購入される使用期限付きの前記通信容量である追加購入通信容量を対象にする購入金額の割引、所定通信容量の無料付与、使用期限の延長又は購入手続きの自動化のサービスを利用することができるクーポンである、
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