JP6704490B2 - 通信容量管理装置、通信容量管理方法およびコンピュータプログラム - Google Patents
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Description
(2)本発明の一態様は、上記(1)の通信容量管理装置において、ユーザから自動先行付与条件の入力を受付ける先行付与要求受付部をさらに備える、通信容量管理装置である。
(3)本発明の一態様は、上記(2)の通信容量管理装置において、前記先行付与要求受付部は、前記自動先行付与処理の実行回数の上限値の指定を受付ける、通信容量管理装置である。
(4)本発明の一態様は、上記(2)または(3)のいずれかの通信容量管理装置において、前記先行付与要求受付部は、通信容量の付与日の指定を受付ける、通信容量管理装置である。
(5)本発明の一態様は、上記(1)から(4)のいずれかの通信容量管理装置において、前記残容量管理部は、追加購入された使用期限付きの通信容量である追加購入通信容量の残容量の管理をさらに行い、前記自動先行付与条件とする残容量の対象は、定期付与通信容量の残容量と追加購入通信容量の残容量の合計である、通信容量管理装置である。
図1は、本発明の一実施形態に係る通信容量管理装置1の構成を示すブロック図である。
図1において、通信容量管理装置1は、残容量管理部11と、先行付与管理部12と、先行付与要求受付部13と、課金処理部14と、通知部15と、通信部16と、管理データ記憶部17とを備える。
先行付与要求受付部13は、ある無線通信回線について、先行付与処理を行う場合に、その先行付与処理の要求を受け付ける。
通信部16は、後述するユーザ契約情報管理装置114、決済装置116、通信制御装置112などと通信を行う。
管理データ記憶部17は、無線通信回線ごとの通信容量の残容量、先行付与処理が行われた履歴等を記憶する。
図4で例示したデータテーブルは、残容量管理部11が無線通信回線ごとの通信容量の残容量を管理するために用いるデータテーブルの一例である。図4で例示したデータテーブルの1行目は、ユーザ「001」は、無線通信回線「090−1234−5678」を契約して利用しており、無線通信回線「090−1234−5678」に割り当てられた通信容量の残容量のうち、定期付与通信容量の残容量は7GB、追加購入通信容量の残容量は500MBであることを示している。また、2行目は、ユーザ「001」は、2つ目の無線通信回線「080−1234−5678」を契約して利用しており、無線通信回線「080−1234−5678」に割り当てられた通信容量の残容量のうち、定期付与通信容量の残容量は5GB、追加購入通信容量の残容量は200MBであることを示している。また、3行目は、ユーザ「002」は、無線通信回線「090−1234−5679」を契約して利用しており、この無線通信回線に割り当てられた通信容量の残容量のうち、定期付与通信容量の残容量は1GB、追加購入通信容量の残容量は1GBであることを示している。
このデータテーブルは、先行付与毎に、無線通信回線の回線番号と、先行付与が行われた日付けの情報と、先行付与された通信容量を示す情報を有する。ある無線通信回線について先行付与処理を行うと、先行付与管理部12は、図4で例示したデータテーブルの当該無線通信回線の定期付与通信容量に先行付与分を加算して更新するとともに図5で例示したデータテーブルを更新する。例えば、無線通信回線「090−1234−5678」について、500MBの先行付与を行うと、残容量管理部11は、先行付与を行った無線通信回線と、日付と、通信容量とを追加する。これにより、図5における2行目のデータが追加される。
図4、図5で例示したデータテーブルは、管理データ記憶部17が記憶しており、残容量管理部11は、これらのデータテーブルを用いて無線通信回線ごとに定期付与通信容量及び追加購入通信容量通信容量の残容量を区別して管理する。また、定期付与通信容量については、定期付与通信容量に含まれる先行付与分の容量を把握する。
図6に例示した画面は、例えばユーザが自分が契約する無線通信回線の契約情報を確認したり、その無線通信回線に割り当てられた通信容量の使用状況を確認するために用いる、通信サービス事業体が提供するユーザ専用のポータルサイトなどに設けられている。 符号31は、ユーザが契約している無線通信回線の一覧が表示された領域である。領域31には、先行付与を行うユーザが契約する無線通信回線の一覧が表示されている。また、無線通信回線ごとに、現在の残容量が、定期付与通信容量と追加購入通信容量とに分けて表示されている。ユーザは、これらの中から先行付与を行う無線通信回線を選択する。符号32は、先行付与する通信容量を入力する入力欄である。ユーザが、これらの項目を入力して実行ボタン33を押下すると、入力した情報が管理データ記憶部17に書き込まれ、通信容量の先行付与処理が実行される。具体的には先行付与要求受付部13が、この先行付与の要求を受け付け、先行付与管理部12が先行付与処理を実行する。
この画面には、これらの項目以外にも、所定期間(例えば最近6か月)における先行付与回数、先行付与処理によって得た通信容量の累積を表示させたり、先行付与処理の履歴を表示させてもよい。また、これら先行付与回数や先行付与された通信容量の累積、先行付与処理の履歴などについては、別途管理画面を設け、その管理画面にて表示させるようにしてもよい。
図7は、本発明の一実施形態に係る定期付与通信容量の先行付与処理のフローチャートの一例である。
まず、先行付与要求受付部13が、ユーザによる先行付与の要求を受け付ける(ステップS1)。具体的には、ユーザが、図6で例示した画面にて、定期付与通信容量の先行付与を行う無線通信回線を選択し、先行付与する無線通信容量を入力し実行ボタン33を押下する。すると先行付与要求受付部13は、入力された情報(先行付与要求情報)を受け付け、管理データ記憶部17に書き込んで記憶させ、先行付与管理部12に先行付与の実行を指示する。
なお、通信容量の先行付与には手数料がかかり、手数料の徴収に際しては、その都度、ユーザの同意を得るようにしてもよい。その場合、例えば、ユーザが使用する端末の表示画面に先行付与手数料の負担を承諾するか否かを選択できるような画面を表示し、そのユーザが承諾した場合のみ先行付与処理を行うようにする。
また、先行付与管理部12は、所定のタイミング(例えば1日1回)ごとに、各無線通信回線について、先行付与を実行する条件を満たしているかどうかの判定を行い、先行付与の条件を満たすユーザに対しては、通知部15を介して「先行付与の条件を満たしているので、先行付与サービスのご利用が可能です。」といった案内メッセージを送信し、当該ユーザに対し先行付与を利用するよう促してもよい。
図8は、本発明の一実施形態に係る定期付与通信容量の付与処理のフローチャートの一例である。図8の処理は所定の時機に(例えば、毎月1日)開始される。
付与時機である場合(ステップS11;Yes)、残容量管理部11は、各無線通信回線について、先行付与されているかどうかを判定する(ステップS12)。具体的には、残容量管理部11が、先行付与管理部12に先行付与の有無について問い合わせる。先行付与管理部12は、図5で例示したデータテーブルに基づいて、各無線通信回線について先行付与の有無と、先行付与した通信容量との情報を残容量管理部11に出力する。残容量管理部11は、取得した先行付与の有無の情報に基づいて、各無線通信回線について先行付与の有無を判定する。
図9は、本発明の一実施形態に係る通信容量の減少に対して通信容量の追加を促す処理のフローチャートの一例である。
まず、残容量管理部11が、通信制御装置112から受信したデータ通信で消費された通信容量の情報に基づき、図4で例示したデータテーブルの残容量を更新する際に、その無線通信回線の残容量(定期付与分と追加購入分の合計)を管理データ記憶部17に格納された所定の閾値と比較する(ステップS21)。残容量が閾値を上回っていれば(ステップS21;No)、本処理フローは終了する。
なお、通信容量の先行処理において手数料の課金を行う場合を例に説明を行ったが、課金する代わりに、次回の付与時機において、定期付与通信容量から先行して付与した容量以上の容量を差し引いた通信容量を、定期付与通信容量として付与するようにしてもよい(通信容量による支払)。あるいは、課金と通信容量による支払とをユーザが選択できるようにしてもよい。
次に自動先行付与処理について説明する。自動先行付与処理とは、所定の条件を満たしたことをトリガーにして自動的に先行付与処理を行う機能である。
図10は、本発明の一実施形態に係る定期付与通信容量の自動先行付与の設定に用いる画面の一例を示す図である。
図10において、領域41にはユーザが契約している無線通信回線と各回線における定期付与通信容量の使用実績が表示されている。ユーザは、この表示を参照してどの無線通信回線に対して自動先行付与を設定するかを選択する。入力欄42は、1回の先行付与処理において付与する通信容量を入力する。
ユーザが登録ボタン47を押下すると、先行付与要求受付部13は、この画面で入力された情報(先行付与プラン)を管理データ記憶部17に書き込んで記憶させる。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、フラッシュメモリ等の書き込み可能な不揮発性メモリ、DVD(Digital Versatile Disk)等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の無線通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
Claims (7)
- 通信容量について制限がある無線通信回線において、所定の期間毎に所定の量だけ付与される使用期限付きの通信容量である定期付与通信容量の残容量の管理を行う残容量管理部と、
前記無線通信回線の残容量が自動先行付与条件の指定値または指定値以下になると、次回分の定期付与通信容量が付与される時機の前に利用することができるように、前記無線通信回線において通信容量を付与する自動先行付与処理を実行する先行付与管理部と、
を備える通信容量管理装置。 - ユーザから自動先行付与条件の入力を受付ける先行付与要求受付部をさらに備える、請求項1に記載の通信容量管理装置。
- 前記先行付与要求受付部は、前記自動先行付与処理の実行回数の上限値の指定を受付ける、
請求項2に記載の通信容量管理装置。 - 前記先行付与要求受付部は、通信容量の付与日の指定を受付ける、
請求項2又は3のいずれか1項に記載の通信容量管理装置。 - 前記残容量管理部は、追加購入された使用期限付きの通信容量である追加購入通信容量の残容量の管理をさらに行い、
前記自動先行付与条件とする残容量の対象は、定期付与通信容量の残容量と追加購入通信容量の残容量の合計である、
請求項1から4のいずれか1項に記載の通信容量管理装置。 - 通信容量について制限がある無線通信回線において、所定の期間毎に所定の量だけ付与される使用期限付きの通信容量である定期付与通信容量の残容量の管理を行う通信容量管理装置が、
前記無線通信回線の残容量が自動先行付与条件の指定値または指定値以下になると、次回分の定期付与通信容量が付与される時機の前に利用することができるように、前記無線通信回線において通信容量を付与する自動先行付与処理を実行する、
通信容量管理方法。 - 通信容量について制限がある無線通信回線において、所定の期間毎に所定の量だけ付与される使用期限付きの通信容量である定期付与通信容量の残容量の管理を行う通信容量管理装置のコンピュータを、
前記無線通信回線の残容量が自動先行付与条件の指定値または指定値以下になると、次回分の定期付与通信容量が付与される時機の前に利用することができるように、前記無線通信回線において通信容量を付与する自動先行付与処理を実行する手段、
として機能させるためのコンピュータプログラム。
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