JP6556299B2 - 通信容量管理装置、通信容量管理方法およびコンピュータプログラム - Google Patents
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Description
(2)本発明の一態様は、前記共用処理部は、前記同じグループに属する回線番号ごとに、前記合計残容量に対する使用量を設定する、上記(1)の通信容量管理装置である。
(3)本発明の一態様は、前記同じグループに属する複数の回線番号は、同じ家族に属する複数のユーザの回線番号である、上記(1)又は(2)のいずれかの通信容量管理装置である。
(4)本発明の一態様は、前記同じグループに属する複数の回線番号は、通信サービスの代金の支払いの同じグループに属する複数のユーザの回線番号である、上記(1)又は(2)のいずれかの通信容量管理装置である。
図1は、本発明の一実施形態に係る通信容量管理装置1の構成を示すブロック図である。本実施形態において、通信容量管理装置1は、通信容量に制限がある無線通信回線についての該通信容量を管理する。図1において、通信容量管理装置1は、通信部10と残容量管理部12と残容量管理データ記憶部14と追加購入処理部16を備える。
まず、本実施形態に係る残容量管理方法を説明する。図4は、本実施形態に係る残容量管理データの構成例を示す図である。残容量管理データは残容量管理データ記憶部14に記憶されている。図4において、残容量管理データは、回線番号毎に、回線番号とユーザIDと定期付与通信容量管理データと追加購入通信容量管理データを有する。ユーザIDは、当該回線番号を契約しているユーザの識別子である。定期付与通信容量管理データは、定期付与通信容量の残量の管理データである。追加購入通信容量管理データは、追加購入通信容量の残量の管理データである。なお、ユーザID、回線番号、並びに、各回線番号についての定期付与通信容量の契約状況および追加購入通信容量の契約状況の情報は、ユーザ契約情報管理装置114から取得される。また、定期付与通信容量は、無線通信回線106に関連付けられている端末102の種別(例えば、スマートフォンであるか又はタブレット型端末であるか等)や機種(例えば、同じスマートフォンであってもメーカが異なる等)によって異なる所定の量が所定の期間毎に付与されてもよい。
残容量管理部12は、追加購入通信容量よりも先に定期付与通信容量を消費させる。この残容量消費方法の例1を説明する。まず、残容量を消費させる対象の回線番号(消費対象回線番号)について、定期付与通信容量管理データから残容量を特定し、また、追加購入通信容量管理データから使用期限内の残容量を特定する。この特定の結果、定期付与通信容量および追加購入通信容量の両方ともに使用期限内の残容量がある場合には、先に定期付与通信容量の使用期限内の残容量を消費させる。そして、該定期付与通信容量の使用期限内の残容量では消費量に足りない場合には、さらに、その不足分を追加購入通信容量の使用期限内の残容量から消費させる。なお、定期付与通信容量または追加購入通信容量のいずれか一方しか使用期限内の残容量がない場合には、該使用期限内の残容量から消費させる。
残容量消費方法の例2は、上述した残容量消費方法の例1の変形例である。残容量消費方法の例2においても、原則は、上述した残容量消費方法の例1と同様に、追加購入通信容量よりも先に定期付与通信容量を消費させる。但し、使用期限までの残り期間が所定の期間以下となった追加購入通信容量については、例外的に、定期付与通信容量よりも先に消費させる。
残容量管理部12は、定期付与通信容量と追加購入通信容量とのうち使用期限までの残り期間が短い方を優先して消費させる。
残容量管理部12は、追加購入通信容量の使用期限までの残り期間が所定の期間以下である場合に、ユーザの選択によって、定期付与通信容量と追加購入通信容量のいずれを消費させるのかを決める。このため、ユーザが定期付与通信容量と追加購入通信容量のいずれを消費させるのかを選択できるメニューを設ける。これにより、例えば、通信容量の再追加購入によって過去の追加購入分の使用期限が延長される場合には、追加購入通信容量の再追加購入の予定があるユーザは、先に定期付与通信容量を消費させた方が好ましい等、ユーザの便宜をはかることができる。
残容量管理部12は、追加購入通信容量の新規の追加購入に応じて、残容量の中の過去の追加購入分の追加購入通信容量についての使用期限を所定の期間だけ延長する。この追加購入通信容量の例外的処理の例1を説明する。まず、追加購入処理部16によって追加購入通信容量の新規の追加購入を行う処理が行われた場合、該新規の追加購入があった回線番号について、追加購入通信容量管理データから、過去の追加購入分の使用期限内の残容量を特定する。この特定の結果、過去の追加購入分の使用期限内の残容量がある場合には、該使用期限内の残容量の使用期限を所定の期間だけ延長させるように、追加購入通信容量管理データを更新する。
残容量管理部12は、使用期限切れの分の追加購入通信容量を、所定の復活条件で通信容量の残量に加える。この追加購入通信容量の例外的処理の例2では、使用期限が切れてしまって、通常では使用できない追加購入通信容量を、所定の復活条件を満たす場合には、例外的に使えるようにする。以下、復活条件の例を挙げて説明する。
復活条件の例1では、使用期限切れから所定の期間の経過までに追加購入通信容量の新規の追加購入があった場合に、使用期限切れの分の追加購入通信容量を所定の使用期限で通信容量の残量に加える。この復活条件の例1を説明する。まず、追加購入処理部16によって追加購入通信容量の新規の追加購入を行う処理が行われた場合、該新規の追加購入があった回線番号について、追加購入通信容量管理データから、使用期限切れの分の残容量を特定する。この特定の結果、使用期限切れの分の残容量がある場合には、該使用期限切れの分の残容量について、使用期限切れからの経過が所定の期間内であるかを判定する。この判定の結果、使用期限切れからの経過が所定の期間内である場合には、該使用期限切れの分の残容量に対して、所定の使用期限まで使えるように、追加購入通信容量管理データを更新する。このとき、使用期限切れの分の残容量の全てを使えるようにしてもよく、又は、使用期限切れの分の残容量のうち一部だけ(例えば、所定の割合(例えば50%)だけ)を使えるようにしてもよい。
復活条件の例2では、使用期限切れから所定の期間の経過までに追加購入通信容量の残量の使用があった場合に、使用期限切れの分の追加購入通信容量を所定の使用期限で通信容量の残量に加える。この復活条件の例2を説明する。まず、追加購入通信容量管理データに対して使用期限内の残容量を消費させる更新が行われた場合、該使用期限内の残容量の消費があった回線番号について、追加購入通信容量管理データから、使用期限切れの分の残容量を特定する。この特定の結果、使用期限切れの分の残容量がある場合には、該使用期限切れの分の残容量について、使用期限切れからの経過が所定の期間内であるかを判定する。この判定の結果、使用期限切れからの経過が所定の期間内である場合には、該使用期限切れの分の残容量に対して、所定の使用期限まで使えるように、追加購入通信容量管理データを更新する。このとき、使用期限切れの分の残容量の全てを使えるようにしてもよく、又は、使用期限切れの分の残容量のうち一部だけ(例えば、所定の割合(例えば50%)だけ)を使えるようにしてもよい。
次に、本実施形態に係る通信の許可の例外的処理の例を説明する。本実施形態に係る無線通信回線106は、契約内容によっては残容量がないと原則として通信が許可されない場合がある。しかしこの原則だけでは、ユーザが追加購入通信容量の新規の追加購入を行うために、端末102から無線通信回線106を使用して追加購入通信容量の追加購入サイトにアクセスできないという、不都合が生じ得る。そこで、本実施形態では、残容量管理部12は、追加購入通信容量の追加購入サイトとの通信を、通信容量の残量に関係なく許可する。この通信の許可の例外的処理を説明する。
残容量管理部12は、各回線番号についての通信容量の使用履歴に基づいて、追加購入通信容量の推奨追加購入量についての情報を出力する。この推奨追加購入量の提供方法を説明する。残容量管理部12は、回線番号毎に、通信容量の使用履歴を記録する。通信容量の使用履歴として、例えば、日毎の転送データ量が挙げられる。転送データ量は、通信制御装置112から通信容量管理装置1へ送信される転送データ量情報で示される。残容量管理部12は、回線番号毎に、その通信容量の使用履歴から、追加購入通信容量の推奨追加購入量を算出する。この推奨追加購入量の算出方法として、例えば、一か月(定期付与通信容量の付与の周期)で使用された通信容量(一か月間の転送データ量の合計値)を算出し、この算出値から定期付与通信容量の一回の付与量を減算した値を推奨追加購入量とすることが挙げられる。また、単に、その一か月間の転送データ量の合計値を、推奨追加購入量についての目安情報としてもよい。また、通信容量の過去の追加購入実績値に基づいて、推奨追加購入量を求めてもよい。また、動画等のデータ量大のコンテンツを提供するサイトへのアクセス頻度に応じた通信容量を推奨することが挙げられる。アクセス先およびアクセス頻度の情報は、通信制御装置112から取得される。追加購入通信容量の推奨追加購入量についての情報は、ユーザへ提供される。例えば、ユーザの端末102へ電子メールで、該推奨追加購入量についての情報を送ることが挙げられる。これにより、ユーザは、追加購入通信容量をどのくらい追加購入したらよいかを、該推奨追加購入量についての情報を基にして判断できる。
追加購入処理部16は、追加購入通信容量の追加購入についての処理を行う。具体的には、追加購入処理部16は、ユーザからの追加購入通信容量の追加購入申請に応じて、決済装置116へ、当該追加購入申請についての代金支払いの決済状況を問い合わせる。追加購入処理部16は、その決済状況の問い合わせの結果が決済完了である場合に、当該追加購入申請を許可する。決済未完了である場合には、当該追加購入申請を許可しない。追加購入処理部16は、許可した追加購入申請の内容(回線番号、ユーザID、購入番号、新規の追加購入分の追加購入通信容量、使用期限)を残容量管理部12へ通知する。残容量管理部12は、該通知された追加購入申請の内容に基づいて、該当する追加購入通信容量管理データを更新する。
追加購入処理部16は、使用期限付きの通信容量の追加購入の対象である無線通信回線に関連付けられているユーザの属性に基づいて、該追加購入の可否を判断する。この追加購入許可条件の例を説明する。まず、追加購入処理部16は、ユーザからの追加購入通信容量の追加購入申請に基づいて、追加購入通信容量の追加購入の対象である回線番号に関連付けられているユーザの属性を、ユーザ契約情報管理装置114へ問い合わせる。ユーザ契約情報管理装置114は、ユーザ契約情報としてユーザの属性を示す情報を有している。追加購入処理部16は、その問い合わせの結果として得られたユーザ属性に基づいて、当該追加購入申請を許可するか否かを判断する。この判断基準の例を以下に挙げる。
(判断基準の例1)
ユーザ属性が「子供」である場合、当該回線番号についての残容量が所定量以上となる追加購入申請を許可しない。
(判断基準の例2)
ユーザ属性が「子供」である場合、追加購入申請に含まれる情報として、所定のパスワードがある場合には当該追加購入申請を許可し、該パスワードがない場合には当該追加購入申請を許可しない。これにより、該パスワードとして親しかしらないパスワードが使用されることによって、ペアレントコントロールにより子供に自由に追加購入させないようにすることができる。
(追加購入方法の例1)
追加購入する通信容量が各々異なる複数の追加購入プランを設定しておき、ユーザが該複数の追加購入プランの中から任意の追加購入プランを選択できるメニューを設ける。追加購入処理部16は、該メニューで選択された追加購入プランに応じて該当する追加購入通信容量管理データを更新する。
追加購入するときの通信容量は、定期付与通信容量の付与分の量とは異なるように設定しておく。
ユーザが追加購入する通信容量を指定できるメニューを設けておき、追加購入処理部16は、該メニューで指定された通信容量に応じて該当する追加購入通信容量管理データを更新する。
追加購入通信容量は、追加購入された量に応じて、使用期限が異なるように設定しておく。例えば、追加購入された量が多いほどに、使用期限が長くなるように設定しておく。
通信容量の追加購入における決済方法は、前払い又は後払いのいずれでもよいとする。
次に、上述した実施形態に係る通信容量管理装置1の変形例を説明する。図10は、本発明の他の実施形態に係る通信容量管理装置30の構成を示すブロック図である。この図10において図1の各部に対応する部分には同一の符号を付け、その説明を省略する。図10において、通信容量管理装置30は、図1の通信容量管理装置1に対して、さらに共用処理部32と共用管理データ記憶部34を備える。また、通信容量管理装置30を実現するハードウェアの構成例としては、図2と同様であって、図10に示される残容量管理部12、残容量管理データ記憶部14、追加購入処理部16、共用処理部32および共用管理データ記憶部34の各機能は、図2に示されるCPU部20が記憶部22に記憶される通信容量管理プログラム24を実行することにより実現される。また、図10に示される残容量管理データ記憶部14および共用管理データ記憶部34は、図2に示される記憶部22内に設けられる。
共用処理部32は、通信容量の共用分の使用方法を、該使用方法の設定の入力に応じて、所定の方法の中から選択する。この使用方法の設定の入力は、ユーザが端末102から無線通信回線106を使用して通信容量管理装置1にアクセスすることで行うことができる。残容量管理部12は、共用処理部32によって選択された使用方法に従って、通信容量の共用分を消費させる。この通信容量共用分の使用方法の例を説明する。
同じ共用設定IDが付与されている複数の回線番号において、その合計残容量を、任意の回線番号が自由に使用できる。つまり、早い者順で、合計残容量を消費していく方法である。
同じ共用設定IDが付与されている複数の回線番号において、その合計残容量を、各回線番号に対して予め決められた使用割合又は使用量の範囲内で使用できる。この例を以下に示す。
同じ共用設定IDが付与されている複数の回線番号において、その合計残容量を利用可能なユーザに対して、該ユーザID毎に使用割合を決めておく。そして、各ユーザは、自己の使用割合の範囲内で、該複数の回線番号の中からいずれの回線番号でも使用できる。
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、フラッシュメモリ等の書き込み可能な不揮発性メモリ、DVD(Digital Versatile Disk)等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
Claims (6)
- 無線通信回線についての通信容量を管理する通信容量管理装置であって、
使用期限付きの前記通信容量である追加購入通信容量の残量の増加及び減少を、前記無線通信回線ごとに残容量管理データを使用して管理する残容量管理部と、
複数の前記無線通信回線の間での前記通信容量の共用の処理を行う共用処理部と、を備え、
前記共用処理部は、通信容量を共用する同じグループに属する複数の前記無線通信回線の回線番号を関連付ける共用管理データを生成し、
前記残容量管理部は、前記同じグループに属する複数の回線番号を前記共用管理データから特定し、当該特定した複数の回線番号の各々の前記残容量管理データで示される使用期限内の残容量を合計した合計残容量を算出し、前記合計残容量に基づいて、当該特定した複数の回線番号についての通信を許可するか否かを示す通信許可情報を通信制御装置へ送信する、
通信容量管理装置。 - 前記共用処理部は、前記同じグループに属する回線番号ごとに、前記合計残容量に対する使用量を設定する、
請求項1に記載の通信容量管理装置。 - 前記同じグループに属する複数の回線番号は、同じ家族に属する複数のユーザの回線番号である、
請求項1又は2のいずれか1項に記載の通信容量管理装置。 - 前記同じグループに属する複数の回線番号は、通信サービスの代金の支払いの同じグループに属する複数のユーザの回線番号である、
請求項1又は2のいずれか1項に記載の通信容量管理装置。 - 無線通信回線についての通信容量を管理する通信容量管理方法であって、
通信容量管理装置が、使用期限付きの前記通信容量である追加購入通信容量の残量の増加及び減少を、前記無線通信回線ごとに残容量管理データを使用して管理する残容量管理ステップと、
前記通信容量管理装置が、複数の前記無線通信回線の間での前記通信容量の共用の処理を行う共用処理ステップと、を含み、
前記共用処理ステップは、通信容量を共用する同じグループに属する複数の前記無線通信回線の回線番号を関連付ける共用管理データを生成し、
前記残容量管理ステップは、前記同じグループに属する複数の回線番号を前記共用管理データから特定し、当該特定した複数の回線番号の各々の前記残容量管理データで示される使用期限内の残容量を合計した合計残容量を算出し、前記合計残容量に基づいて、当該特定した複数の回線番号についての通信を許可するか否かを示す通信許可情報を通信制御装置へ送信する、
通信容量管理方法。 - 無線通信回線についての通信容量を管理する通信容量管理処理を行うためのコンピュータプログラムであって、
使用期限付きの前記通信容量である追加購入通信容量の残量の増加及び減少を、前記無線通信回線ごとに残容量管理データを使用して管理する残容量管理機能と、
複数の前記無線通信回線の間での前記通信容量の共用の処理を行う共用処理機能と、をコンピュータに実現させるためのコンピュータプログラムであり、
前記共用処理機能は、通信容量を共用する同じグループに属する複数の前記無線通信回線の回線番号を関連付ける共用管理データを生成し、
前記残容量管理機能は、前記同じグループに属する複数の回線番号を前記共用管理データから特定し、当該特定した複数の回線番号の各々の前記残容量管理データで示される使用期限内の残容量を合計した合計残容量を算出し、前記合計残容量に基づいて、当該特定した複数の回線番号についての通信を許可するか否かを示す通信許可情報を通信制御装置へ送信する、
コンピュータプログラム。
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