JP6255323B2 - 通信容量管理装置、通信容量管理方法およびコンピュータプログラム - Google Patents

通信容量管理装置、通信容量管理方法およびコンピュータプログラム Download PDF

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Description

本発明は、通信容量管理装置、通信容量管理方法およびコンピュータプログラムに関する。
従来、利用代金を前払いして通信サービスを受ける前払い式電気通信サービスが知られている(例えば、特許文献1、非特許文献1参照)。この前払い式電気通信サービスでは、ユーザが前払いした金額に応じた、通信利用期間内において通信利用可能時間だけ、通信を行うことができるようになっている。
特表2001−504299号公報
NTT DOCOMO、"プリペイドデータプラン"、[平成26年7月30日検索]、インターネット<URL:https://www.nttdocomo.co.jp/charge/data_foma/bill_plan/prepaid/about/index.html>
従来の前払い式電気通信サービスでは、ユーザの通信利用時間に応じた一定の金額が利用代金として前払いされた金額から差し引かれる。これに対して、前払いされた金額の消費方法を柔軟に変更できれば、ユーザの便宜をはかることができることから好ましい。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、利用代金を前払いして通信サービスを受けるユーザの便宜をはかることができる、通信容量管理装置、通信容量管理方法およびコンピュータプログラムを提供することを課題とする。
(1)本発明の一態様は、通信容量に制限がある無線通信回線についての前記通信容量を管理する通信容量管理装置であり、使用期限付きの前記通信容量の追加購入についての処理を行う追加購入処理部と、所定の期間毎に所定の量だけ付与された使用期限付きの前記通信容量である定期付与通信容量と、追加購入された使用期限付きの前記通信容量である追加購入通信容量とを区別して、前記通信容量の残量の管理を行う残容量管理部と、を備え、前記残容量管理部は、所定の消費条件に基づいて、前記通信容量の消費方法を変える、通信容量管理装置にあって、前記残容量管理部は、通信ネットワーク帯域の混雑度に応じて前記通信容量のデータ消費率を変え、前記残容量管理部は、通信ネットワーク帯域の混雑度とデータ消費率との関係を示す混雑度対消費率関係データから、通信ネットワーク帯域の混雑度に対応するデータ消費率を求め、前記混雑度対消費率関係データは、通信ネットワーク帯域の混雑度が小さいほどにデータ消費率が小さくなるデータである、通信容量管理装置である。
(2)本発明の一態様は、通信容量に制限がある無線通信回線についての前記通信容量を管理する通信容量管理装置であり、使用期限付きの前記通信容量の追加購入についての処理を行う追加購入処理部と、所定の期間毎に所定の量だけ付与された使用期限付きの前記通信容量である定期付与通信容量と、追加購入された使用期限付きの前記通信容量である追加購入通信容量とを区別して、前記通信容量の残量の管理を行う残容量管理部と、を備え、前記残容量管理部は、所定の消費条件に基づいて、前記通信容量の消費方法を変える、通信容量管理装置にあって、前記残容量管理部は、所定の消費条件に基づいて前記通信容量のデータ消費率を変え、前記残容量管理部は、前記追加購入通信容量の購入単価に応じて前記追加購入通信容量のデータ消費率を変える、通信容量管理装置である。
(3)本発明の一態様は、上記(2)の通信容量管理装置において、前記残容量管理部は、通信ネットワーク帯域の混雑度に応じて前記データ消費率を変える、通信容量管理装置である。
(4)本発明の一態様は、上記(2)の通信容量管理装置において、前記残容量管理部は、通信場所に応じて前記データ消費率を変える、通信容量管理装置である。
(5)本発明の一態様は、上記(2)の通信容量管理装置において、前記残容量管理部は、通信相手に応じて前記データ消費率を変える、通信容量管理装置である。
)本発明の一態様は、上記()から()のいずれかの通信容量管理装置において、前記追加購入通信容量だけが前記データ消費率の変更の対象である、通信容量管理装置である。
)本発明の一態様は、上記(1)から()のいずれかの通信容量管理装置において、前記残容量管理部は、前記無線通信回線の実利用期間だけを対象にして前記使用期限の管理を行う、通信容量管理装置である。
)本発明の一態様は、上記(1)から()のいずれかの通信容量管理装置において、前記残容量管理部は、前記無線通信回線における通信履歴に基づいて、前記通信容量の推奨追加購入時機についての情報を出力する、通信容量管理装置である。
)本発明の一態様は、上記(1)から()のいずれかの通信容量管理装置において、前記残容量管理部は、前記無線通信回線の通信速度制限期間において、前記定期付与通信容量と前記追加購入通信容量とのいずれを消費させるかを、該消費の方法の設定の入力に応じて選択する、通信容量管理装置である。
10)本発明の一態様は、上記(1)から()のいずれかの通信容量管理装置において、前記残容量管理部は、前記無線通信回線の実利用の最中において、前記通信容量の残量が所定の量に減少した場合に、前記通信容量の追加購入についての案内の情報を出力する、通信容量管理装置である。
11)本発明の一態様は、通信容量に制限がある無線通信回線についての前記通信容量を管理する通信容量管理方法であり、通信容量管理装置が、使用期限付きの前記通信容量の追加購入についての処理を行う追加購入処理ステップと、前記通信容量管理装置が、所定の期間毎に所定の量だけ付与された使用期限付きの前記通信容量である定期付与通信容量と、追加購入された使用期限付きの前記通信容量である追加購入通信容量とを区別して、前記通信容量の残量の管理を行う残容量管理ステップと、を含み、前記残容量管理ステップは、所定の消費条件に基づいて、前記通信容量の消費方法を変える、通信容量管理方法にあって、前記残容量管理ステップは、通信ネットワーク帯域の混雑度に応じて前記通信容量のデータ消費率を変え、前記残容量管理ステップは、通信ネットワーク帯域の混雑度とデータ消費率との関係を示す混雑度対消費率関係データから、通信ネットワーク帯域の混雑度に対応するデータ消費率を求め、前記混雑度対消費率関係データは、通信ネットワーク帯域の混雑度が小さいほどにデータ消費率が小さくなるデータである、通信容量管理方法である。
(12)本発明の一態様は、通信容量に制限がある無線通信回線についての前記通信容量を管理する通信容量管理方法であり、通信容量管理装置が、使用期限付きの前記通信容量の追加購入についての処理を行う追加購入処理ステップと、前記通信容量管理装置が、所定の期間毎に所定の量だけ付与された使用期限付きの前記通信容量である定期付与通信容量と、追加購入された使用期限付きの前記通信容量である追加購入通信容量とを区別して、前記通信容量の残量の管理を行う残容量管理ステップと、を含み、前記残容量管理ステップは、所定の消費条件に基づいて、前記通信容量の消費方法を変える、通信容量管理方法にあって、前記残容量管理ステップは、所定の消費条件に基づいて前記通信容量のデータ消費率を変え、前記残容量管理ステップは、前記追加購入通信容量の購入単価に応じて前記追加購入通信容量のデータ消費率を変える、通信容量管理方法である。
(13)本発明の一態様は、通信容量に制限がある無線通信回線についての前記通信容量を管理する通信容量管理処理を行うためのコンピュータプログラムであって、使用期限付きの前記通信容量の追加購入についての処理を行う追加購入処理機能と、所定の期間毎に所定の量だけ付与された使用期限付きの前記通信容量である定期付与通信容量と、追加購入された使用期限付きの前記通信容量である追加購入通信容量とを区別して、前記通信容量の残量の管理を行う残容量管理機能と、をコンピュータに実現させるためのコンピュータプログラムであり、前記残容量管理機能は、所定の消費条件に基づいて、前記通信容量の消費方法を変える、コンピュータプログラムにあって、前記残容量管理機能は、通信ネットワーク帯域の混雑度に応じて前記通信容量のデータ消費率を変え、前記残容量管理機能は、通信ネットワーク帯域の混雑度とデータ消費率との関係を示す混雑度対消費率関係データから、通信ネットワーク帯域の混雑度に対応するデータ消費率を求め、前記混雑度対消費率関係データは、通信ネットワーク帯域の混雑度が小さいほどにデータ消費率が小さくなるデータである、コンピュータプログラムである。
(14)本発明の一態様は、通信容量に制限がある無線通信回線についての前記通信容量を管理する通信容量管理処理を行うためのコンピュータプログラムであって、使用期限付きの前記通信容量の追加購入についての処理を行う追加購入処理機能と、所定の期間毎に所定の量だけ付与された使用期限付きの前記通信容量である定期付与通信容量と、追加購入された使用期限付きの前記通信容量である追加購入通信容量とを区別して、前記通信容量の残量の管理を行う残容量管理機能と、をコンピュータに実現させるためのコンピュータプログラムであり、前記残容量管理機能は、所定の消費条件に基づいて、前記通信容量の消費方法を変える、コンピュータプログラムにあって、前記残容量管理機能は、所定の消費条件に基づいて前記通信容量のデータ消費率を変え、前記残容量管理機能は、前記追加購入通信容量の購入単価に応じて前記追加購入通信容量のデータ消費率を変える、コンピュータプログラムである。
本発明によれば、利用代金を前払いして通信サービスを受けるユーザの便宜をはかることができるという効果が得られる。
本発明の一実施形態に係る通信容量管理装置1の構成を示すブロック図である。 図1に示す通信容量管理装置1を実現するハードウェアの構成例を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る無線通信システムの構成例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る残容量管理データの構成例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る定期付与通信容量管理データの構成例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る追加購入通信容量管理データの構成例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る残容量管理方法の手順を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る残容量管理方法の手順を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る追加購入通信容量管理データの他の構成例を示す図である。
以下、図面を参照し、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る通信容量管理装置1の構成を示すブロック図である。本実施形態において、通信容量管理装置1は、通信容量に制限がある無線通信回線についての該通信容量を管理する。図1において、通信容量管理装置1は、通信部10と残容量管理部12と残容量管理データ記憶部14と追加購入処理部16を備える。
通信部10は他の装置と通信する。残容量管理部12は、通信容量に制限がある無線通信回線についての該通信容量の残量(残容量)を管理する。無線通信回線についての通信容量として、定期付与通信容量と追加購入通信容量との2種類がある。定期付与通信容量は、所定の期間毎に所定の量だけ付与された使用期限付きの通信容量である。定期付与通信容量として、例えば、毎月一日に、通信データ量として10GB(ギガバイト)が使用期限「当該定期付与通信容量の付与された月内」で付与される。追加購入通信容量は、追加購入された使用期限付きの通信容量である。追加購入通信容量として、例えば、通信データ量として100MB(メガバイト)が使用期限「追加購入日から31日間」で追加購入される。残容量管理部12は、定期付与通信容量と追加購入通信容量とを区別して残容量の管理を行う。残容量管理データ記憶部14は、残容量管理データを記憶する。追加購入処理部16は、追加購入通信容量の追加購入についての処理を行う。
図2は、図1に示す通信容量管理装置1を実現するハードウェアの構成例を示すブロック図である。図1において、通信容量管理装置1は、CPU部20と通信部10と記憶部22を備える。これら各部はデータを交換できるように構成されている。CPU部20は通信容量管理装置1の制御を行う。この制御機能は、CPU部20がコンピュータプログラムを実行することにより実現される。通信部10は他の装置と通信する。記憶部22は、CPU部20で実行されるコンピュータプログラムや各種のデータを記憶する。記憶部22は、通信容量管理プログラム24を記憶している。
図1に示される残容量管理部12、残容量管理データ記憶部14および追加購入処理部16の各機能は、図2に示されるCPU部20が記憶部22に記憶される通信容量管理プログラム24を実行することにより実現される。また、図1に示される残容量管理データ記憶部14は、図2に示される記憶部22内に設けられる。
図3は、本実施形態に係る通信容量管理装置1を使用した無線通信システムの構成例を示す図である。図3において、端末102は、無線通信回線106で基地局104と接続されている。無線通信回線106には通信容量に制限がある。端末102から無線通信回線106を使用して基地局104へ送信されたユーザデータは、基地局104からゲートウェイ108へ転送される。ゲートウェイ108は、無線通信回線106を使用する端末102の通信が許可されていれば、基地局104から転送された端末102のユーザデータをインターネット110へ出力する。同様に、ゲートウェイ108は、インターネット110から入力された端末102宛てのユーザデータを、無線通信回線106を使用する端末102の通信が許可されていれば、基地局104を介して端末102へ転送する。
無線通信回線106の通信容量の制限内である場合には、無線通信回線106を使用する端末102の通信が許可される。一方、無線通信回線106の通信容量の制限外である場合には、無線通信回線106を使用する端末102の通信が許可されない。又は、通信が許可されたとしても通信速度が低下する。これにより、端末102は、無線通信回線106の通信容量の制限内であれば、当該無線通信回線106を使用して、インターネット110に接続される他の通信装置との間で通信を行うことができる。一方、端末102は、無線通信回線106の通信容量の制限外である場合には、当該無線通信回線106を使用して、インターネット110に接続される他の通信装置との間で通信を行うことができない。又は、通信できたとしても通信速度が低下する。
通信制御装置112は、ゲートウェイ108に対して、無線通信回線106を使用する端末102の通信を許可するか否(非許可)か、あるいは通信速度の制限を指示する。この無線通信回線106を使用する端末102の通信の許可又は非許可や通信速度の制限は、通信容量管理装置1からの無線通信回線106の通信許可情報に基づいている。また、通信制御装置112は、ゲートウェイ108から、無線通信回線106を使用する端末102の通信でゲートウェイ108により転送されたユーザデータの転送量を示す転送データ量情報を取得する。この転送データ量情報は、通信制御装置112から通信容量管理装置1へ送信される。
通信容量管理装置1は、通信制御装置112から受信した転送データ量情報に基づいて、無線通信回線106についての通信容量の残量を更新する。また、通信容量管理装置1は、無線通信回線106についての通信容量の残量に基づいて、無線通信回線106の通信許可情報を通信制御装置112へ送信する。この通信許可情報は、無線通信回線106を使用する端末102の通信の許可又は非許可や通信速度の制限の情報である。
ユーザ契約情報管理装置114は、無線通信回線106を契約しているユーザの情報(ユーザ契約情報)を管理している。ユーザ契約情報として、ユーザ識別子(ユーザID)、無線通信回線106の識別番号(回線番号)、通信容量等についての契約内容などを示す情報がある。通信容量管理装置1は、必要に応じて、ユーザ契約情報管理装置114へ、ユーザ契約情報を問い合わせる。
決済装置116は、ユーザによる代金支払いの決済処理を行う。通信容量管理装置1は、必要に応じて、決済装置116へ、ユーザによる代金支払いの決済状況を問い合わせる。
端末102は、通信により、通信容量管理装置1へアクセスすることができる。端末102と通信容量管理装置1の間の通信は、無線通信回線106を介した通信であってもよく、又は、無線通信回線106を介さない通信であってもよい。通信容量管理装置1は、端末102からの要求に応じて該当する処理を行う。
次に、本実施形態に係る通信容量管理装置1の動作を説明する。以下の説明では、説明の便宜上、定期付与通信容量の例として、毎月一日に、通信データ量として10GBが使用期限「当該定期付与通信容量の付与された月内」で付与されるとする。また、追加購入通信容量として、通信データ量として100MBの単位で、使用期限「追加購入日から31日間」で追加購入されるとする。なお、ここでの例では、追加購入通信容量の使用期限として「追加購入日から31日間」としているが、これに限定されない。例えば、追加購入通信容量の使用期限として、使用開始日から所定の期間としてもよい。
[残容量管理]
まず、本実施形態に係る残容量管理方法を説明する。図4は、本実施形態に係る残容量管理データの構成例を示す図である。残容量管理データは残容量管理データ記憶部14に記憶されている。図4において、残容量管理データは、回線番号毎に、回線番号とユーザIDと定期付与通信容量管理データと追加購入通信容量管理データを有する。ユーザIDは、当該回線番号を契約しているユーザの識別子である。定期付与通信容量管理データは、定期付与通信容量の残量の管理データである。追加購入通信容量管理データは、追加購入通信容量の残量の管理データである。なお、ユーザID、回線番号、並びに、各回線番号についての定期付与通信容量の契約状況および追加購入通信容量の契約状況の情報は、ユーザ契約情報管理装置114から取得される。
図5は、本実施形態に係る定期付与通信容量管理データの構成例(例えば管理データA_0001)を示す図である。図5において、定期付与通信容量管理データは、定期付与通信容量が付与された月毎に、付与月を示す情報と該付与月に付与された分の残容量を示す情報を有する。
図6は、本実施形態に係る追加購入通信容量管理データの構成例(例えば管理データB_0001)を示す図である。図6において、追加購入通信容量管理データは、追加購入毎に、追加購入を識別する購入番号と、該追加購入された分の残容量を示す情報と、該追加購入された分の使用期限を示す情報を有する。
図7および図8は、本実施形態に係る残容量管理方法の手順を示すフローチャートである。まず図7を参照して、定期付与通信容量の付与、追加購入通信容量の追加購入に係る動作について説明する。図7の処理は所定の時機に(例えば、一定の周期で)開始される。
(ステップS11)残容量管理部12は、定期付与通信容量の付与時機を判定する。ここでは、定期付与通信容量の付与時機は毎月一日であるので、残容量管理部12は、現在の日付が一日であるかを判定する。
(ステップS12)ステップS11の判定の結果、付与時機である場合にはステップS13へ進み、付与時機ではない場合にはステップS14へ進む。
(ステップS13)残容量管理部12は、定期付与通信容量管理データを更新する。この定期付与通信容量管理データの更新では、各回線番号の定期付与通信容量管理データに対して、付与月が当月であり且つ残容量が所定の量であるデータを追加する。ここでは、定期付与通信容量の付与量は10GBであるので、付与月が当月であり且つ残容量が10GBであるデータが追加される。これにより、例えば、2014年7月1日に、図5に例示される定期付与通信容量管理データ(管理データA_0001)に対して、「2014年7月,10GB」のデータが追加されている。
(ステップS14)残容量管理部12は、追加購入通信容量の追加購入を確認する。この追加購入の確認では、追加購入処理部16によって追加購入通信容量の新規の追加購入を行う処理が行われたかを確認する。
(ステップS15)ステップS14の確認の結果、追加購入通信容量の新規の追加購入ありの場合にはステップS16へ進み、追加購入通信容量の新規の追加購入なしの場合には図7の処理を終了する。
(ステップS16)残容量管理部12は、追加購入通信容量管理データを更新する。この追加購入通信容量管理データの更新では、追加購入通信容量の新規の追加購入があった回線番号の追加購入通信容量管理データに対して、該新規の追加購入の購入番号と残容量として該新規の追加購入分の追加購入通信容量を示す情報と該残容量の使用期限を示す情報とを有するデータを追加する。これにより、例えば、図6に例示される追加購入通信容量管理データ(管理データB_0001)に対して、「B0001_xx2,100MB,2014年7月25日」のデータが追加されている。
次に、図8を参照して、定期付与通信容量および追加購入通信容量の消費に係る動作について説明する。図8の処理は、通信制御装置112から通信許可の問い合わせを受信した時に開始される。
(ステップS21)残容量管理部12は、通信制御装置112から通信許可の問い合わせのあった回線番号(問合せ回線番号)についての残容量を判定する。この判定は、残容量管理データ記憶部14に記憶されている残容量管理データに基づいて行われる。
(ステップS22)残容量管理部12は、その残容量の判定結果に基づいて、問合せ回線番号についての通信許可情報を通信制御装置112へ送信する。例えば、使用期限内の残容量があれば通信許可情報で通信の許可を通信制御装置112へ通知する。一方、使用期限内の残容量がなければ通信許可情報で通信の非許可または通信速度の制限を通信制御装置112へ通知する。
(ステップS23)残容量管理部12は、所定の消費条件に基づいて、残容量の消費方法を決定する。
(ステップS24)残容量管理部12は、通信制御装置112から受信した転送データ量情報と、ステップS23で決定した消費方法とに基づいて、該転送データ量情報に該当する回線番号の残容量管理データを更新する。この更新では、当該回線番号の残容量管理データで示される使用期限内の残容量から、当該転送データ量情報および当該消費方法に基づいた消費量を減ずる。
次に、本実施形態に係る残容量の消費方法の例を説明する。残容量管理部12は、所定の消費条件に基づいて残容量のデータ消費率を変える。データ消費率は、転送データ量情報で示される転送データ量と、消費量との比率である。例えば、データ消費率が100%である場合には転送データ量(例えば、100MBとする)と同じ量(100MB)を消費量とし、該消費量(100MB)を使用期限内の残容量から減ずる。データ消費率が80%である場合には転送データ量(例えば、100MBとする)の80%の量(80MB)を消費量とし、該消費量(80MB)を使用期限内の残容量から減ずる。以下、消費条件とデータ消費率の例を説明する。
[消費条件とデータ消費率の例1]
残容量管理部12は、通信ネットワーク帯域の混雑度に応じてデータ消費率を変える。通信ネットワーク帯域の混雑度は、通信制御装置112から通知される。残容量管理部12には、予め、通信ネットワーク帯域の混雑度とデータ消費率との関係を示す混雑度対消費率関係データを設定しておく。残容量管理部12は、通信制御装置112から通知された通信ネットワーク帯域の混雑度に対応するデータ消費率を、混雑度対消費率関係データから求める。該混雑度対消費率関係データとして、例えば、混雑度が小さいほどに、データ消費率が小さくなるものが挙げられる。これにより、通信ネットワーク帯域が空いている閑散時に(通信ネットワーク帯域の混雑度が閾値以下である時に)、通信する(残容量を消費する)場合には、非閑散時よりもデータ消費率を小さくすることで、通信ネットワーク帯域が空いている時間帯での通信利用の促進に寄与することができる。なお、以下に示す機能を設けてもよい。
(1)端末102が所定のウェブ(Web)サイトにアクセスしたり又は所定のアプリケーションを起動したりした時に、通信ネットワーク帯域の混雑度の状況を示すネットワーク混雑度状況情報とデータ消費率を示すデータ消費率情報とを該端末102の表示画面上に表示させる。
(2)端末102がデータ通信を開始した時に、ネットワーク混雑度状況情報とデータ消費率情報を表示するポップアップ画面を、該端末102の表示画面上に表示させる。
(3)端末102の表示画面のロックが解除された時、又は、端末102のタッチパネル画面が操作されている状態の時に、端末102が、バックグランドの処理でネットワーク混雑度状況情報とデータ消費率情報を取得し、プッシュ(push)通知により、アプリケーションのアイコンやウィジェット等を利用してネットワーク混雑度状況情報とデータ消費率情報をメニュー画面等に表示させる。
(4)データ消費率が低い時間帯である時に、ユーザに対してデータ通信を行うことを推奨する。例えば、その旨を知らせるメッセージを表示するポップアップ画面を、端末102の表示画面上に表示させる。
[消費条件とデータ消費率の例2]
残容量管理部12は、通信場所に応じてデータ消費率を変える。該通信場所は、問合せ回線番号を使用して通信する端末102の在る場所である。通信場所は、通信制御装置112から通知される。残容量管理部12には、予め、通信場所とデータ消費率との関係を示す場所対消費率関係データを設定しておく。残容量管理部12は、通信制御装置112から通知された通信場所に対応するデータ消費率を、場所対消費率関係データから求める。該場所対消費率関係データとして、例えば、特定の通信環境である場所に対して特定のデータ消費率を示し、それ以外の場所に対して通常のデータ消費率(例えば、100%)を示すものが挙げられる。より具体的には、存在する端末102の数が日常的に少なく閑散としやすい場所に対して、通常のデータ消費率(例えば、100%)よりも小さい値(例えば、95%)とすることが挙げられる。これにより、端末102の数が日常的に少なく閑散としやすい場所(あまり通信が行われない場所)で通信する場合に通常よりもデータ消費率を小さくすることで、該あまり通信が行われない場所での通信利用の促進に寄与することができる。なお、以下に示す機能を設けてもよい。
(1)端末102が所定のWebサイトにアクセスしたり又は所定のアプリケーションを起動したりした時に、通信場所の状況を示す通信場所状況情報とデータ消費率を示すデータ消費率情報とを該端末102の表示画面上に表示させる。
(2)端末102がデータ通信を開始した時に、通信場所状況情報とデータ消費率情報を表示するポップアップ画面を、該端末102の表示画面上に表示させる。
(3)端末102の表示画面のロックが解除された時、又は、端末102のタッチパネル画面が操作されている状態の時に、端末102が、バックグランドの処理で通信場所状況情報とデータ消費率情報を取得し、プッシュ通知により、アプリケーションのアイコンやウィジェット等を利用して通信場所状況情報とデータ消費率情報をメニュー画面等に表示させる。
(4)データ消費率が低い時間帯である時に、ユーザに対してデータ通信を行うことを推奨する。例えば、その旨を知らせるメッセージを表示するポップアップ画面を、端末102の表示画面上に表示させる。
[消費条件とデータ消費率の例3]
残容量管理部12は、通信相手に応じてデータ消費率を変える。該通信相手は、問合せ回線番号を使用して通信する端末102の通信相手である。通信相手は、通信制御装置112から通知される。残容量管理部12には、予め、通信相手とデータ消費率との関係を示す通信相手対消費率関係データを設定しておく。残容量管理部12は、通信制御装置112から通知された通信相手に対応するデータ消費率を、通信相手対消費率関係データから求める。該通信相手対消費率関係データとして、例えば、通信相手の属性として特定の属性に対して特定のデータ消費率を示し、それ以外の属性の通信相手に対して通常のデータ消費率(例えば、100%)を示すものが挙げられる。より具体的には、特定の属性として、例えば、有料サービスを提供するWebサイト(有料サイト)が挙げられる。さらには、特定の有料サイトに限定してもよい。そして、例えば、特定の有料サイトに対して、通常のデータ消費率(例えば、100%)よりも小さい値(例えば、95%)とすることが挙げられる。これにより、該特定の有料サイトと通信する場合に通常よりもデータ消費率を小さくすることで、該特定の有料サイトの利用の促進に寄与することができる。なお、以下に示す機能を設けてもよい。
(1)ユーザがデータ消費率の低い通信相手を選択できるメニューを設ける。ユーザは該メニューによって通信相手を選択してもよい。なお、該選択される通信相手の数に上限を設けてもよい。
(2)ユーザの通信相手として上位の所定数だけの通信相手に対して、データ消費率を下げるようにする。
[消費条件とデータ消費率の例4]
残容量管理部12は、追加購入通信容量の購入単価に応じて追加購入通信容量のデータ消費率を変える。追加購入通信容量の購入単価は、追加購入処理部16から通知される。ユーザは、通信容量の追加購入時に購入単価を複数の候補の中から選択できる。追加購入処理部16は、通信容量の追加購入毎に、当該追加購入時にユーザから選択されて適用された購入単価を、当該追加購入内容(回線番号、ユーザID、購入番号、新規の追加購入分の追加購入通信容量、使用期限)と共に、残容量管理部12へ通知する。残容量管理部12は、該通知された購入単価および追加購入内容に基づいて、該当する回線番号の追加購入通信容量管理データを更新する。図9は、消費条件とデータ消費率の例4に係る追加購入通信容量管理データ(例えば管理データB_0001)の構成例を示す図である。図9において、追加購入通信容量管理データは、追加購入毎に、追加購入を識別する購入番号と、該追加購入された分の残容量を示す情報と、該追加購入された分の使用期限を示す情報と、該追加購入に適用された購入単価とを有する。
残容量管理部12には、予め、追加購入通信容量の購入単価とデータ消費率との関係を示す購入単価対消費率関係データを設定しておく。残容量管理部12は、消費させる対象の追加購入通信容量の購入単価に対応するデータ消費率を、購入単価対消費率関係データから求める。該購入単価対消費率関係データとして、例えば、購入単価が高いほどに、データ消費率が小さくなるものが挙げられる。これにより、購入単価に応じたデータ消費率で追加購入通信容量を消費させることができるので、ユーザに対して購入方法のバリエーションを増やすことができる。
以上が消費条件とデータ消費率の例の説明である。なお、定期付与通信容量のデータ消費率は固定とし、追加購入通信容量のデータ消費率だけを変更するようにしてもよい。
[使用期限の管理方法の例]
残容量管理部12は、無線通信回線106の実利用期間だけを対象にして、通信容量の使用期限の管理を行ってもよい。この使用期限管理方法を説明する。従来の使用期限管理方法では、無線通信回線106が実際に通信に使用されているか否かにかかわらず、通信容量の使用期限が判定されていた。例えば、追加購入通信容量の使用期限「追加購入日から31日間」である場合に、該追加購入通信容量を有する無線通信回線106が全く通信に使用されなくても、該追加購入日から31日間で、当該追加購入通信容量は使用期限切れで使えなくなる。これは、ユーザにとってはもったいないことである。そこで、本使用期限管理方法では、無線通信回線106が実際に通信に使用されている期間(実利用期間)だけを、通信容量の使用期限の算定に使用する。
無線通信回線106の実利用期間の情報は、通信制御装置112から通知される。残容量管理部12は、該通信制御装置112からの通知に基づいて、回線番号毎に、実利用期間を記録する。残容量管理部12は、通信容量の使用期限を判定する際に、該実利用期間の記録に基づいて、使用期限内であるか否かを判定する。
例えば、定期付与通信容量の使用期限を、ここでは付与日から一か月間とし、定期付与通信容量管理データには定期付与通信容量毎に付与日を記録しておくとする。この場合、使用期限の判定対象の回線番号についての実利用期間の記録において、付与日からの実利用期間が、一か月以内であれば該当の定期付与通信容量が使用期限内であると判定し、一方、一か月超であれば該当の定期付与通信容量が使用期限切れであると判定する。また、追加購入通信容量については、追加購入通信容量管理データに追加購入通信容量毎に追加購入日を記録しておくとする。そして、追加購入通信容量の使用期限「追加購入日から31日間」に対し、使用期限の判定対象の回線番号についての実利用期間の記録において、追加購入日からの実利用期間が、31日以内であれば該当の追加購入通信容量が使用期限内であると判定し、一方、一か月超であれば該当の追加購入通信容量が使用期限切れであると判定する。
これにより、無線通信回線106が実際に通信に使用されていない期間は、通信容量の使用期限の算定から除外される。例えば、ユーザが端末102の電源をオフにしている期間は、無線通信回線106が通信に使用されないので、無線通信回線106の通信容量の使用期限の算定には反映されない。これは、ユーザにとって好ましいといえる。
以上が使用期限の管理方法の例の説明である。
[推奨追加購入時機の提供]
残容量管理部12は、各回線番号についての通信履歴に基づいて、追加購入通信容量の推奨追加購入時機についての情報を出力する。この推奨追加購入時機の提供方法を説明する。残容量管理部12は、回線番号毎に、通信履歴を記録する。通信履歴として、例えば、時間帯毎(例えば、一時間毎)や日毎の転送データ量が挙げられる。転送データ量は、通信制御装置112から通信容量管理装置1へ送信される転送データ量情報で示される。残容量管理部12は、回線番号毎に、その通信履歴から、追加購入通信容量の推奨追加購入時機を判定する。
この推奨追加購入時機の判定方法として、例えば、通信履歴から、所定期間(例えば、一か月間)において平均的に最も転送データ量が多い時間帯を判定し、この判定結果の時間帯を推奨追加購入時機とする。又は、通信履歴から、所定期間(例えば、一か月間)において平均的に最も転送データ量が多い日付や曜日を判定し、この判定結果の日付や曜日を推奨追加購入時機とする。残容量管理部12は、回線番号毎に、該判定の結果である追加購入通信容量の推奨追加購入時機についての情報を出力する。
追加購入通信容量の推奨追加購入時機についての情報は、ユーザへ提供される。例えば、ユーザの端末102へ電子メールで、該推奨追加購入時機についての情報を送ることが挙げられる。これにより、ユーザは、追加購入通信容量をいつ追加購入したらよいかを、該推奨追加購入時機についての情報を基にして判断できる。
[追加購入通信容量の追加購入の案内]
残容量管理部12は、無線通信回線106の実利用の最中において、該無線通信回線106についての残容量が所定の量に減少した場合に、追加購入通信容量の追加購入についての案内の情報を出力する。この追加購入の案内方法を説明する。
無線通信回線106の実利用の最中の情報は、通信制御装置112から通知される。残容量管理部12は、該通信制御装置112からの通知に基づいて、回線番号毎に、実利用の最中であるか否かを記録する。次いで、残容量管理部12は、該記録に基づいて実利用の最中である回線番号を特定する。次いで、残容量管理部12は、該特定した回線番号についての残容量管理データにおいて、使用期限内の残容量を監視する。次いで、残容量管理部12は、該監視対象の回線番号についての使用期限内の残容量が所定の量に減少した場合に、追加購入通信容量の追加購入についての案内の情報を出力する。
追加購入通信容量の追加購入についての案内の情報は、ユーザへ提供される。例えば、ユーザの端末102へ電子メールで、該案内の情報を送ることが挙げられる。これにより、ユーザが端末102で無線通信回線106を使用して通信を行っている最中に、該無線通信回線106の残容量が所定の量に減少した場合に、追加購入通信容量の追加購入についての案内の情報を該ユーザへ提供できる。例えば、端末102の表示画面上に、無線通信回線106の残容量が少なくなった旨のメッセージを表示させることが挙げられる。又は、追加購入通信容量の追加購入についての案内の情報として、追加購入通信容量の追加購入用画面を端末102の表示画面上に表示させ、ユーザが該追加購入用画面を操作(例えば、購入ボタンをクリック)することにより、ユーザが簡単に追加購入通信容量の追加購入を行うことができるようにしてもよい。これにより、通信の最中に残容量不足によって通信が途絶える事態を防ぐことに寄与できる。
[定期付与通信容量と追加購入通信容量の選択]
残容量管理部12は、無線通信回線106の通信速度制限期間において、定期付与通信容量と追加購入通信容量とのいずれを消費させるかを、該消費の方法の設定の入力に応じて選択する。この消費方法の設定の入力は、ユーザが端末102から無線通信回線106を使用して通信容量管理装置1にアクセスすることで行うことができる。残容量管理部12は、無線通信回線106の通信速度制限期間においては、該入力により設定された消費方法に従って、定期付与通信容量を消費させるか、又は、追加購入通信容量を消費させるか、を選択する。このとき、追加購入通信容量の消費が選択された場合において、該追加購入通信容量の使用期限内の残量が所定の量以上あるときには、残容量管理部12は当該無線通信回線106の通信速度制限を解除する。
これにより、ユーザは、無線通信回線106の通信速度制限期間において、定期付与通信容量の消費による通信速度制限有りの低速通信を行うか、又は、追加購入通信容量の消費による通信速度制限無しの高速通信を行うか、を任意に選択できる。例えば、ユーザは、定期付与通信容量の残量不足で無線通信回線106に通信速度制限がかけられている期間において、特別の事情が発生した場合に、定期付与通信容量の消費から追加購入通信容量の消費へと、消費させる通信容量の設定を変更することで、該通信速度制限を解除させて無線通信回線106により高速通信を行うことができる。これは、追加購入通信容量の利用の仕方として格別に効果的である。なお、以下に示す機能を設けてもよい。
(1)端末102の表示画面上に、定期付与通信容量または追加購入通信容量のいずれを使用しているのか、さらには通信速度制限有りの低速通信または通信速度制限無しの高速通信のいずれの通信状態になっているのか、を表示させる。この表示方法として、例えば、定期的にポップアップ画面を表示させたり、または、アプリケーションのアイコンやウィジェット等を利用して常時表示させたりすることが挙げられる。
(2)端末102の表示画面上に、使用している通信容量が定期付与通信容量から追加購入通信容量に切り替わったことを表示させる。また、通信状態が、定期付与通信容量の使用による、通信速度制限無しの高速通信から通信速度制限有りの低速通信に、切り替わったことを表示させる。この表示方法として、例えば、切り替わった時にポップアップ画面を表示させることが挙げられる。
[他の残容量消費方法の例]
残容量管理部12は、追加購入通信容量よりも先に定期付与通信容量を消費させてもよい。これは、定期付与通信容量を優先的に消費させることで、定期的に自動付与される定期付与通信容量が無駄になることを防ぐものである。
なお、残容量管理部12は、原則として、追加購入通信容量よりも先に定期付与通信容量を消費させることとし、但し、使用期限までの残り期間が所定の期間(残期間判定閾値)以下となった追加購入通信容量については、例外的に、定期付与通信容量よりも先に消費させるようにしてもよい。これにより、追加購入通信容量であって使用期限切れ間近の残容量を定期付与通信容量よりも先に消費させることができるので、追加購入通信容量が使用期限切れで使えなくなる事態を防ぐことに寄与できる。また、上述した残期間判定閾値は、固定的に決められてもよく、又は、動的に決められてもよい。例えば、通信頻度および通信量が特段に少ないと判定された回線番号に対しては、該残期間判定閾値を初期値よりも長くし、早めに追加購入通信容量の消費を図ることが挙げられる。
[追加購入通信容量の追加購入処理]
追加購入処理部16は、追加購入通信容量の追加購入についての処理を行う。具体的には、追加購入処理部16は、ユーザからの追加購入通信容量の追加購入申請に応じて、決済装置116へ、当該追加購入申請についての代金支払いの決済状況を問い合わせる。追加購入処理部16は、その決済状況の問い合わせの結果が決済完了である場合に、当該追加購入申請を許可する。決済未完了である場合には、当該追加購入申請を許可しない。追加購入処理部16は、許可した追加購入申請の内容(回線番号、ユーザID、購入番号、新規の追加購入分の追加購入通信容量、使用期限)を残容量管理部12へ通知する。残容量管理部12は、該通知された追加購入申請の内容に基づいて、該当する追加購入通信容量管理データを更新する。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
また、上述した通信容量管理装置1の機能を実現するためのコンピュータプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行するようにしてもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものであってもよい。
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、フラッシュメモリ等の書き込み可能な不揮発性メモリ、DVD(Digital Versatile Disk)等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory))のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
1…通信容量管理装置、10…通信部、12…残容量管理部、14…残容量管理データ記憶部、16…追加購入処理部、20…CPU部、22…記憶部、24…通信容量管理プログラム、102…端末、104…基地局、106…無線通信回線、108…ゲートウェイ、110…インターネット、112…通信制御装置、114…ユーザ契約情報管理装置、116…決済装置

Claims (11)

  1. 通信容量に制限がある無線通信回線についての前記通信容量を管理する通信容量管理装置であり、
    使用期限付きの前記通信容量の追加購入についての処理を行う追加購入処理部と、
    所定の期間毎に所定の量だけ付与された使用期限付きの前記通信容量である定期付与通信容量と、追加購入された使用期限付きの前記通信容量である追加購入通信容量とを区別して、前記通信容量の残量の管理を行う残容量管理部と、を備え、
    前記残容量管理部は、所定の消費条件に基づいて、前記通信容量の消費方法を変える、通信容量管理装置にあって、
    前記残容量管理部は、所定の消費条件に基づいて前記通信容量のデータ消費率を変え、
    前記残容量管理部は、前記追加購入通信容量の購入単価に応じて前記追加購入通信容量のデータ消費率を変える、
    通信容量管理装置。
  2. 前記残容量管理部は、通信ネットワーク帯域の混雑度に応じて前記データ消費率を変える、
    請求項に記載の通信容量管理装置。
  3. 前記残容量管理部は、通信場所に応じて前記データ消費率を変える、
    請求項に記載の通信容量管理装置。
  4. 前記残容量管理部は、通信相手に応じて前記データ消費率を変える、
    請求項に記載の通信容量管理装置。
  5. 前記追加購入通信容量だけが前記データ消費率の変更の対象である、
    請求項1からのいずれか1項に記載の通信容量管理装置。
  6. 前記残容量管理部は、前記無線通信回線の実利用期間だけを対象にして前記使用期限の管理を行う、
    請求項1からのいずれか1項に記載の通信容量管理装置。
  7. 前記残容量管理部は、前記無線通信回線における通信履歴に基づいて、前記通信容量の推奨追加購入時機についての情報を出力する、
    請求項1からのいずれか1項に記載の通信容量管理装置。
  8. 前記残容量管理部は、前記無線通信回線の通信速度制限期間において、前記定期付与通信容量と前記追加購入通信容量とのいずれを消費させるかを、該消費の方法の設定の入力に応じて選択する、
    請求項1からのいずれか1項に記載の通信容量管理装置。
  9. 前記残容量管理部は、前記無線通信回線の実利用の最中において、前記通信容量の残量が所定の量に減少した場合に、前記通信容量の追加購入についての案内の情報を出力する、
    請求項1からのいずれか1項に記載の通信容量管理装置。
  10. 通信容量に制限がある無線通信回線についての前記通信容量を管理する通信容量管理方法であり、
    通信容量管理装置が、使用期限付きの前記通信容量の追加購入についての処理を行う追加購入処理ステップと、
    前記通信容量管理装置が、所定の期間毎に所定の量だけ付与された使用期限付きの前記通信容量である定期付与通信容量と、追加購入された使用期限付きの前記通信容量である追加購入通信容量とを区別して、前記通信容量の残量の管理を行う残容量管理ステップと、を含み、
    前記残容量管理ステップは、所定の消費条件に基づいて、前記通信容量の消費方法を変える、通信容量管理方法にあって、
    前記残容量管理ステップは、所定の消費条件に基づいて前記通信容量のデータ消費率を変え、
    前記残容量管理ステップは、前記追加購入通信容量の購入単価に応じて前記追加購入通信容量のデータ消費率を変える、
    通信容量管理方法。
  11. 通信容量に制限がある無線通信回線についての前記通信容量を管理する通信容量管理処理を行うためのコンピュータプログラムであって、
    使用期限付きの前記通信容量の追加購入についての処理を行う追加購入処理機能と、
    所定の期間毎に所定の量だけ付与された使用期限付きの前記通信容量である定期付与通信容量と、追加購入された使用期限付きの前記通信容量である追加購入通信容量とを区別して、前記通信容量の残量の管理を行う残容量管理機能と、をコンピュータに実現させるためのコンピュータプログラムであり、
    前記残容量管理機能は、所定の消費条件に基づいて、前記通信容量の消費方法を変える、コンピュータプログラムにあって、
    前記残容量管理機能は、所定の消費条件に基づいて前記通信容量のデータ消費率を変え、
    前記残容量管理機能は、前記追加購入通信容量の購入単価に応じて前記追加購入通信容量のデータ消費率を変える、
    コンピュータプログラム。
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