JP6850603B2 - 鋼板用洗浄剤組成物 - Google Patents

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Description

本発明は、鋼板用洗浄剤組成物、当該洗浄剤組成物を用いた鋼板の洗浄方法、及び当該洗浄方法を製造工程に含む鋼板の製造方法に関する。
鋼板の洗浄は、鋼板表面のメッキや塗装等の表面処理を行う前処理として必要であり、製品の良否を決定づける非常に大きな因子である。鋼板表面に付着している汚れとしては、冷間圧延時に付着する圧延油、防錆油などの油汚れ等が挙げられる。近年の鋼板の冷間圧延においては、ミル清浄性や生産性向上に適した圧延油が用いられるようになり、当該圧延油に対する優れた洗浄性が求められている。
さらに、環境意識の高まりによって炭酸ガス排出の削減が求められているが、それは鉄鋼の生産においても例外ではない。そのため、炭酸ガス排出につながるエネルギーコストを抑制するために、鋼板の洗浄において、従来の70〜90℃での洗浄温度に対して、より低温でも優れた洗浄性を発揮する洗浄剤の開発が試みられている。
一方、鋼板、特に自動車、家電、食料・飲料品缶などの外観の状態を観察できる鋼板に求められる表面品質は高く、汚れ除去はもちろんのこと、メッキ等の表面処理に影響する鋼板表面の酸化状態の制御も重要になってきた。
このような背景で様々な鋼板用洗浄剤が開発されてきた。例えば、特許文献1には、アルカリ剤及び特定のポリオキシアルキレンアルキルエーテルを含む、洗浄力に優れ、鋼板を低温で高速洗浄可能な鋼板用アルカリ洗浄剤組成物が記載されている。
特許文献2には、アルカリ剤と、乳酸、シュウ酸、クエン酸及びこれらの塩から選ばれる1種以上の有機酸又は塩と、特定の非イオン界面活性剤と、グルコン酸、エチレンジアミン四酢酸及びこれらの塩から選ばれる1種以上のキレート剤と、水とを含有する、低温でも油汚れに対する良好な洗浄性を有する鋼板用洗浄剤が記載されている。
特開平11−222687号公報 特開2014−132112号公報
しかしながら、特許文献1及び2に記載の洗浄剤組成物は、低温での洗浄性は良好であるものの、低温で洗浄することから鋼板の温度が高温洗浄時よりも低くなり、すすぎ(リンス)後の乾燥において水の蒸発に要する熱量が不足するという問題がある。当該問題に対し、乾燥時の温風の温度を高くすることが考えられるが、乾燥時の温風の温度を高くすると炭酸ガス排出につながるエネルギーコストが増加するため、炭酸ガス排出削減の観点からは好ましいものとは言えない。また、ライン速度を遅くし、低温で長時間乾燥することも考えられるが、ライン速度を遅くすると洗浄工程、リンス工程、及び乾燥工程で鋼板が洗浄液に触れている時間が長くなることにより鋼板表面の酸化が進み、メッキ等の表面処理不良や発錆による外観不良が発生するという新たな問題が生じる。
本発明は、低温で良好な洗浄性を維持しながら、ライン速度を遅くしてもメッキ等の表面処理不良や発錆による外観不良を抑制することができる鋼板用洗浄剤組成物、並びに当該鋼板用洗浄剤組成物を用いた鋼板の洗浄方法、及び当該洗浄方法を製造工程に含む鋼板の製造方法を提供する。
本発明は、アルカリ剤(成分A)0.1〜6.0質量%、キレート剤(成分B)0.01〜2.0質量%、界面活性剤(成分C)0.01〜2.0質量%、下記一般式(I)に示す化合物(成分D)0.02〜5.0質量%及び水(成分E)を含有する、鋼板用洗浄剤組成物である。
Figure 0006850603
(一般式(I)において、Rは、水素原子又は炭素数2以上6以下のアルキル基であり、Rは、水素原子、ヒドロキシエチル基、ヒドロキシプロピル基、アミノエチル基又は炭素数1以上6以下のアルキル基であり、Rは、ヒドロキシエチル基又はヒドロキシプロピル基である。)
本発明は、前記鋼板用洗浄剤組成物を用いて鋼板を洗浄する洗浄工程を含む、鋼板の洗浄方法である。
本発明は、前記鋼板用洗浄剤組成物を用いて鋼板を洗浄する洗浄工程を含む、鋼板の製造方法である。
本発明によれば、低温で良好な洗浄性を維持しながら、ライン速度を遅くしてもメッキ等の表面処理不良や発錆による外観不良を抑制することができる鋼板用洗浄剤組成物、並びに当該鋼板用洗浄剤組成物を用いた鋼板の洗浄方法、及び当該洗浄方法を製造工程に含む鋼板の製造方法を提供することができる。
<鋼板用洗浄剤組成物>
本実施形態の鋼板用洗浄剤組成物(以下、単に「洗浄剤組成物」ともいう)は、アルカリ剤(成分A)0.1〜6.0質量%、キレート剤(成分B)0.01〜2.0質量%、界面活性剤(成分C)0.01〜2.0質量%、下記一般式(I)に示す化合物(成分D)0.02〜5.0質量%及び水(成分E)を含有する。
Figure 0006850603
(一般式(I)において、Rは、水素原子又は炭素数2以上6以下のアルキル基であり、Rは、水素原子、ヒドロキシエチル基、ヒドロキシプロピル基、アミノエチル基又は炭素数1以上6以下のアルキル基であり、Rは、ヒドロキシエチル基又はヒドロキシプロピル基である。)
本実施形態の鋼板用洗浄剤組成物によれば、低温で良好な洗浄性を維持しながら、ライン速度を遅くしてもメッキ等の表面処理不良や発錆による外観不良を抑制することができる。本実施形態の効果の発現機構は定かではないが、以下のように考えられる。
アルカリ剤、キレート剤、界面活性剤及び水の作用により、低温において、圧延油や防錆油などの有機汚れ及び鉄粉等の無機汚れを鋼板表面から除去する、あるいはすすぎ時に除去しやすい状態とし、さらに、一般式(I)に示す化合物が、洗浄中あるいは洗浄後に鋼板表面に吸着して酸化を防ぐ保護膜を形成することによって洗浄工程、リンス工程、及び乾燥工程で鋼板の酸化膜が厚くなることや錆の発生を抑制できると推定される。また、各成分が特定の比率で存在することによって、この効果が効率よく発揮できるものと推定される。
〔アルカリ剤(成分A)〕
前記成分Aは、洗浄性を確保するため、水溶性のアルカリ剤であればいずれのものも使用できるが、中でも無機アルカリ剤が好ましい。無機アルカリ剤の具体例としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属の水酸化物、オルソ珪酸ナトリウム、メタ珪酸ナトリウム、セスキ珪酸ナトリウム等のアルカリ金属の珪酸塩、リン酸三ナトリウム等のアルカリ金属のリン酸塩、炭酸二ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸二カリウム等のアルカリ金属の炭酸塩、ホウ酸ナトリウム等のアルカリ金属のホウ酸塩等を用いることができる。二種以上の水溶性アルカリ剤を組み合わせてもよい。有機汚れの除去性を確保し洗浄性を高める観点から、アルカリ金属の水酸化物及びアルカリ金属の珪酸塩が好ましく、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、オルソ珪酸ナトリウム及びメタ珪酸ナトリウムがより好ましく、水酸化ナトリウム及び水酸化カリウムがさらに好ましい。前記成分Aは少なくとも1種を用いればよく、2種以上を組み合わせて用いることができる。なお、前記成分Dにはアルカリ性を示すものがあるが、前記成分Aは前記成分D以外のアルカリ剤である。
前記成分Aの含有量は、洗浄性の観点から、0.1質量%以上であり、0.2質量%以上が好ましく、0.5質量%以上がより好ましく、1.0質量%以上がさらに好ましく、同様の観点から、6.0質量%以下であり、5.0質量%以下が好ましく、4.0質量%以下がより好ましく、3.5質量%以下がさらに好ましく、3.0質量%以下がよりさらに好ましい。
〔キレート剤(成分B)〕
前記成分Bとしては、洗浄性を確保するため、水溶性のキレート剤であればいずれのものも使用できるが、以下の具体例が好ましい。前記成分Bの具体例としては、グルコン酸、グルコヘプトン酸、グリセリン酸、テトロン酸、ペントン酸、ヘキソン酸、ヘプトン酸等のアルドン酸又はそのアルカリ金属塩若しくは炭素数1〜4の低級アミン塩;ニトリロ三酢酸、エチレンジアミン四酢酸、エチレンジアミン二酢酸、テトラエチレンテトラミン六酢酸等のアミノカルボン酸又はそのアルカリ金属塩若しくは低級アミン塩;クエン酸、リンゴ酸等のオキシカルボン酸又はそのアルカリ金属塩若しくは低級アミン塩;アミノトリメチレンホスホン酸、ヒドロキシエチリデンジホスホン酸、エチレンジアミンテトラメチレンホスホン酸、ジエチレントリアミンペンタメチレンホスホン酸等のホスホン酸又はそのアルカリ金属塩若しくは低級アミン塩;その他、前記のモノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等のアルカノールアミン塩を用いることができる。これらの中でも、有機汚れの洗浄性の観点から、アルドン酸又はその塩が好ましく、アルカリ金属塩又は低級アミン塩が好ましい。なかでも、同様の観点から、グルコン酸、グルコヘプトン酸のアルカリ金属塩若しくは低級アミン塩が好ましく、グルコン酸塩がより好ましい。アルカリ金属塩は、洗浄性を高める観点から、ナトリウム塩が好ましい。前記成分Bは少なくとも1種を用いればよく、2種以上を組み合わせて用いることができる。例えば、グルコン酸のアルカリ金属塩とエチレンジアミン四酢酸のアルカリ金属塩の組み合わせを用いることができる。
前記成分Bの含有量は、洗浄性の観点から、0.01質量%以上であり、0.02質量%以上が好ましく、0.05質量%以上がより好ましく、0.1質量%以上がさらに好ましく、排水処理負荷低減の観点から、2.0質量%以下であり、1.5質量%以下が好ましく、1.0質量%以下がより好ましく、0.5質量%以下がさらに好ましく、0.3質量%以下がよりさらに好ましい。なお、前記成分Bの含有量は、各種塩の形態を考慮して、酸の形態で換算した値である。
〔界面活性剤(成分C)〕
前記成分Cとしては、界面活性剤であればいずれのものも使用できるが、有機汚れに対する洗浄性及び抑泡性の観点から、非イオン界面活性剤が好ましく、下記一般式(II)で示す非イオン界面活性剤がより好ましい。前記成分Cは少なくとも1種を用いればよく、2種以上を組み合わせて用いることができる。
−O−{(EO)n/(PO)m}−H (II)
(一般式(II)において、Rは炭素数8以上18以下の炭化水素基、EOはエチレンオキシ基、POはプロピレンオキシ基であり、nはEOの平均付加モル数、mはPOの平均付加モル数であり、nは2以上20以下、mは0以上20以下を満たす数であり、{ }内のPOとEOの付加形態はランダム配列、ブロック配列のいずれでもよい。)
前記一般式(II)で示される非イオン界面活性剤において、Rは炭素数8以上18以下の炭化水素基であり、有機汚れの洗浄性の観点から、アルキル基、アルケニル基又はアルキルフェニル基が好ましく、アルキル基又はアルケニル基がより好ましく、アルキル基がさらに好ましい。Rの炭素数は、有機汚れの洗浄性の観点から、10以上が好ましく、12以上がより好ましく、同様の観点から、16以下が好ましく、14以下がより好ましい。
前記一般式(II)で示される非イオン界面活性剤において、EOはエチレンオキシ基であり、POはプロピレンオキシ基である。エチレンオキシ基及びプロピレンオキシ基は、付加モル数による分布を有するが、有機汚れの洗浄性の観点から、エチレンオキシ基の平均付加モル数nは2以上20以下であり、プロピレンオキシ基の平均付加モル数mは0以上20以下である。エチレンオキシ基の平均付加モル数nは、有機汚れの洗浄性の観点から、5以上が好ましく、8以上がより好ましく、12以上がさらに好ましく、そして、18以下が好ましく、16以下がより好ましい。プロピレンオキシ基の平均付加モル数mは、洗浄性及び抑泡性の観点から、1以上が好ましく、そして、10以下が好ましく、5以下がより好ましく、3以下がさらに好ましい。また、洗浄性の観点から、エチレンオキシ基の平均付加モル数nがプロピレンオキシ基の平均付加モル数mよりも大きいことが好ましい。
前記一般式(II)で示される非イオン界面活性剤のうち、洗浄性及び抑泡性の観点から、下記一般式(III)で示される非イオン界面活性剤がより好ましい。
−O−(EO)p(PO)q(EO)r−H (III)
(一般式(III)において、Rは炭素数8以上18以下の炭化水素基、EOはエチレンオキシ基、POはプロピレンオキシ基であり、p、q、rはそれぞれエチレンオキシ基、プロピレンオキシ基、エチレンオキシ基の平均付加モル数であり、pは1以上15以下、qは0以上20以下、rは1以上15以下を満たす数、且つ、q≦p+r≦20である。)
前記一般式(III)で示される非イオン界面活性剤において、Rは炭素数8以上18以下の炭化水素基であり、有機汚れの洗浄性の観点から、アルキル基、アルケニル基又はアルキルフェニル基が好ましく、アルキル基又はアルケニル基がより好ましく、アルキル基がさらに好ましい。Rの炭素数は、有機汚れの洗浄性の観点から、10以上が好ましく、12以上がより好ましく、同様の観点から、16以下が好ましく、14以下がより好ましい。
前記一般式(III)で示される非イオン界面活性剤において、EOはエチレンオキシ基であり、POはプロピレンオキシ基である。エチレンオキシ基の平均付加モル数p及びrは、それぞれ1以上15以下であって、有機汚れの洗浄性の観点から、それぞれ1以上であり、2以上が好ましく、4以上がより好ましく、5以上がさらに好ましく、そして、15以下であって、12以下が好ましく、10以下がより好ましい。プロピレンオキシ基の平均付加モル数qは、0以上20以下であって、洗浄性及び抑泡性の観点から、1以上が好ましく、そして、10以下が好ましく、5以下がより好ましく、3以下がさらに好ましい。また、洗浄性の観点から、p+rはq以上20以下であって、qより大きいことが好ましい。
前記成分Cの含有量は、洗浄性の観点から、0.01質量%以上であり、0.02質量%以上が好ましく、0.03質量%以上がより好ましく、0.05質量%以上がさらに好ましく、排水処理負荷低減並びに使用時及び排水処理時の抑泡性の観点から、2.0質量%以下であり、1.0質量%以下が好ましく、0.5質量%以下がより好ましく、0.3質量%以下がさらに好ましく、0.2質量%以下がよりさらに好ましい。
<一般式(I)で示される化合物(成分D)>
前記成分Dの具体例としては、ジエタノールアミン、ジイソプロパノールアミン、N−メチルモノエタノールアミン、N−エチルモノエタノールアミン、N−イソプロピルモノエタノールアミン、N−n−ブチルモノエタノールアミン、N−t−ブチルモノエタノールアミン、N−n−ペンチルモノエタノールアミン、N−n−ヘキシルモノエタノールアミン、N−メチルモノイソプロパノールアミン、N−エチルモノイソプロパノールアミン、N−t−ブチルモノイソプロパノールアミン、N,N−ジエチルイソプロパノールアミン、N−n−ブチルジイソプロパノールアミン、N−t−ブチルジイソプロパノールアミン、N,N−ジエチルエタノールアミン、N,N−ジ−n−ブチルエタノールアミン、N,N−ジ−n−ブチルイソプロパノールアミン、N−エチルジエタノールアミン、N−イソプロピルジエタノールアミン、N−n−ブチルジエタノールアミン、N−t−ブチルジエタノールアミン、N−(β−アミノエチル)モノエタノールアミン、N−(β−アミノエチル)モノイソプロパノールアミン等を用いることができる。洗浄性及び鋼板の酸化抑制の観点から、N−メチルモノエタノールアミン、N−エチルモノエタノールアミン、N−n−ブチルモノエタノールアミン、N−t−ブチルモノエタノールアミン、N,N−ジエチルエタノールアミン、N,N−ジ−n−ブチルエタノールアミン、N−n−ブチルジエタノールアミン、N−t−ブチルジエタノールアミンが好ましく、N−n−ブチルモノエタノールアミン、N,N−ジエチルエタノールアミン、N,N−ジ−n−ブチルエタノールアミンがより好ましく、N−n−ブチルモノエタノールアミン、N,N−ジ−n−ブチルエタノールアミンがさらに好ましく、N,N−ジ−n−ブチルエタノールアミンがよりさらに好ましい。前記成分Dは少なくとも1種を用いればよく、2種以上を組み合わせて用いることができる。
前記成分Dの含有量は、洗浄性及び鋼板の酸化抑制の観点から、0.02質量%以上であり、0.03質量%以上が好ましく、0.04質量%以上がより好ましく、0.05質量%以上がさらに好ましく、0.10質量%以上がよりさらに好ましく、0.15質量%以上がよりさらに好ましく、0.18質量%以上がよりさらに好ましく、排水処理負荷低減の観点から、5.0質量%以下であり、2.0質量%以下が好ましく、1.0質量%以下がより好ましく、0.5質量%以下がさらに好ましく、0.2質量%以下がよりさらに好ましい。
本発明の一実施形態において、前記成分Aは無機アルカリ剤であり、前記成分Bはアルドン酸、アミノカルボン酸、オキシカルボン酸、ホスホン酸又はこれらのアルカリ金属塩から選ばれる少なくとも1種であり、前記成分Cは非イオン界面活性剤であり、前記成分Dは前記一般式(I)に示す化合物から選ばれる少なくとも1種であることが好ましい。
また、前記成分Aは水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、オルソ珪酸ナトリウム及びメタ珪酸ナトリウムから選ばれる少なくとも1種であり、前記成分Bはアルドン酸、アミノカルボン酸又はこれらのアルカリ金属塩から選ばれる少なくとも1種であり、前記成分Cは前記一般式(II)で示される非イオン界面活性剤であり、前記成分Dは前記一般式(I)に示す化合物から選ばれる少なくとも1種であることがより好ましく、前記成分Aは水酸化ナトリウムであり、前記成分Bはアルドン酸及びアミノカルボン酸のアルカリ金属塩であり、前記成分Cは前記一般式(III)で示される非イオン界面活性剤であり、前記成分Dは前記一般式(I)に示す化合物から選ばれる少なくとも1種であることがさらに好ましい。
〔水(成分E)〕
前記成分Eは、工業用水、水道水及び脱イオン水等を用いることができ、供給性及びコストの観点から、工業用水が好ましく、洗浄性の観点から、イオン交換水が好ましい。
前記成分Eの含有量は、85.0質量%以上が好ましく99.86質量%以下が好ましい。本実施形態の鋼板用洗浄剤組成物が前記成分A〜D以外の成分を含まない場合、鋼板用洗浄剤組成物中の水の含有量は、前記成分A〜Dの残部である。
〔その他の成分〕
本実施形態の洗浄剤組成物は、洗浄剤として一般に使用される前記成分A〜E以外の成分を、性能に影響のない範囲で含有してもよい。前記成分A〜E以外の成分の例としては、可溶化剤、分散剤、増粘剤等の濃縮化剤、消泡剤、腐食防止剤、防錆剤、着色剤などが挙げられる。本実施形態の洗浄剤組成物は、濃縮液あるいは各成分個別にあるいは2以上のキットに分けて、使用時に水等の媒体で希釈することで調製できる。輸送費用、保管費用、濃度管理の観点で、濃縮液あるいは濃縮紛体であることが好ましく、可溶化した透明一液型、あるいは一部の成分を分散したスラリー型など、作業性の観点から、液状であることがより好ましい。濃縮液は、5〜100倍に濃縮したものが好ましく、保管安定性及び経済性の観点から、10〜30倍がより好ましい。
前記成分A〜E以外の成分の含有量は、性能に影響のない範囲内で、5.0質量%以下が好ましく、2.0質量%以下がより好ましく、1.0質量%以下がさらに好ましく、0.5質量%以下がよりさらに好ましい。
<鋼板の製造方法>
本実施形態の鋼板用洗浄剤は、例えば、鋼板を圧延油の存在下で冷間圧延する圧延工程と、圧延された鋼板に付着する圧延油を洗浄剤により洗浄する洗浄工程を含む冷間圧延鋼板の製造方法における、前記洗浄工程において、アルカリ洗浄剤として用いることができる。即ち、本実施形態の鋼板の製造方法は、前記鋼板用洗浄剤組成物を用いて鋼板を洗浄する洗浄工程を含む以外は、従来と同様の方法を採用することができる。前記冷間圧延する工程は、製鉄所等において鋼板を圧延油の存在下で冷間圧延する加工処理工程である。
〔洗浄工程〕
本実施形態の鋼板の製造方法は、前記洗浄工程で前記鋼板用洗浄剤組成物を用いることにより、ライン速度が例えば500m/分未満の比較的低速であっても洗浄工程、リンス工程、及び乾燥工程で鋼板の酸化膜が厚くなることや錆の発生を抑制し、メッキ等の表面処理不良や発錆による外観不良を抑制することができる。また、前記ライン速度が800m/分以上の比較的高速であっても、本実施形態の鋼板の製造方法は効果を奏する。特に、電解洗浄に要する時間が1秒以下の高速で冷延鋼板を洗浄する際であっても効果的である。一般の鋼板洗浄ラインは、順に浸漬洗浄、ブラシ洗浄、電解洗浄、ブラシ洗浄、リンス、乾燥という構成を取るが、浸漬洗浄から乾燥まではおよそ50mであり、ライン速度500m/分の場合には全工程で6秒という極めて短い時間の中で洗浄が行われる。そのうち電解洗浄工程は10〜20m程度であり、ライン速度が500m/分の場合には1.2〜2.4秒程度という計算になる。本実施形態の鋼板の製造方法に係る洗浄工程は、こうした短時間での、さらにはより短い時間での電解洗浄でも効果的であり、またそれによって洗浄ライン速度を増大させ、生産性を向上させることができる。なお、生産性及び鋼板の酸化抑制の観点から、ライン速度は10m/分以上が好ましい。
前記洗浄工程における洗浄温度は、洗浄性の観点から、20℃以上が好ましく、30℃以上がより好ましく、エネルギーコストを削減する観点から、60℃以下が好ましく、50℃以下がより好ましく、40℃以下がさらに好ましい。なお、80℃のような高い洗浄温度で使用しても洗浄性や酸化防止性能が低下することはない。
前記洗浄工程における浸漬時間は、洗浄性の観点から、0.1秒以上が好ましく、0.5秒以上がより好ましく、鋼板の生産性の観点から、15秒以下が好ましく、10秒以下がより好ましい。
本実施形態の鋼板用洗浄剤組成物を用いることができる洗浄工程は、連続洗浄、即ち浸漬洗浄、スプレー洗浄、ブラシ洗浄、電解洗浄等が挙げられ、圧延油等の油汚れ及び鉄粉などの固体汚れを洗浄除去することができる。本実施形態の鋼板用洗浄剤組成物は、洗浄工程が浸漬ならびに電解洗浄であることが好ましく、圧延された鋼板を、アルカリ浸漬洗浄槽ならびにアルカリ電解洗浄槽内にロールにより通過させる場合に好適に適用される。電解洗浄は洗浄液中で鋼板をプラス(又はマイナス)にし、直流電流を流す洗浄方法であり、電流により鋼板から発生する酸素(又は水素)の気泡を利用し、物理力により鋼板に付着した油汚れや鉄粉などの固体汚れを取る工程である。
本実施形態の鋼板用洗浄剤組成物を用いた電解洗浄において、電解洗浄時の電流密度は、洗浄性の観点から、0.5A/dm以上が好ましく、1A/dm以上がより好ましく、エネルギーコストを削減する観点から、30A/dm以下が好ましく、20A/dm以下がより好ましい。
前記洗浄工程の後には、浸漬して洗浄した被洗浄鋼板を水でリンスするリンス工程を設けることができる。リンス工程における水の温度や浸漬時間の条件は適宜調整することができる。リンス工程における水の温度は、洗浄性及び鋼板の酸化抑制の観点から、5℃以上が好ましく、15℃以上がより好ましく、エネルギーコストを削減する観点から、70℃以下が好ましく、60℃以下がより好ましい。浸漬時間は、洗浄性の観点から、0.1秒以上が好ましく、0.5秒以上がより好ましく、鋼板の生産性の観点から、15秒以下が好ましく、10秒以下がより好ましい。
本実施形態の鋼板の洗浄方法は、常法の条件に従って、前記洗浄工程後、また、前記リンス工程がある場合はリンス工程後の鋼板を乾燥させる乾燥工程を有する。当該乾燥工程は、初めに鋼板表面に空気等の気体を噴射し、鋼板上の水分を吹き飛ばす処理を行うことが好ましい。前記乾燥工程における乾燥手段としては、例えば80℃以上、エネルギーコストを低減する観点から、150℃以下、好ましくは120℃以下のオーブンに入れる方法が挙げられる。また、これらの温度に調整した空気等の気体を鋼板表面に噴射する方法が挙げられる。乾燥時間は、例えば、エネルギーコストを低減する観点から、60秒以下が好ましく、40秒以下がより好ましく、20秒以下がより好ましい。鋼板工場の製造設備では、80℃以上150℃以下、好ましくは120℃以下で3秒から10秒加熱し乾燥させる方法が挙げられる。
洗浄後に得られる鋼板は自動車用鋼板や缶詰などの飲料用鋼板、家電用鋼板など様々な用途に用いることができる。洗浄後の鋼板表面の油汚れなどの付着量は、鋼板の用途により異なるが、洗浄前の鋼板の炭素付着質量を100%とした時、洗浄後に5%以下であることが好ましく、3%以下であることがより好ましい。
上述した実施形態に関し、本発明はさらに以下の製造方法、組成物、或いは用途を開示する。
<1>アルカリ剤(成分A)を0.1質量%以上6.0質量%以下、キレート剤(成分B)を0.01質量%以上2.0質量%以下、界面活性剤(成分C)を0.01質量%以上2.0質量%以下、下記一般式(I)に示す化合物(成分D)を0.02質量%以上5.0質量%以下、及び水(成分E)を含有する、鋼板用洗浄剤組成物。
Figure 0006850603
(一般式(I)において、Rは、水素原子又は炭素数2以上6以下のアルキル基であり、Rは、水素原子、ヒドロキシエチル基、ヒドロキシプロピル基、アミノエチル基又は炭素数1以上6以下のアルキル基であり、Rは、ヒドロキシエチル基又はヒドロキシプロピル基である。)
<2>前記成分Aが、アルカリ金属の水酸化物、アルカリ金属の珪酸塩、アルカリ金属のリン酸塩、アルカリ金属の炭酸塩、アルカリ金属のホウ酸塩からなる群より選ばれる1種以上であることが好ましい、前記<1>に記載の鋼板用洗浄剤組成物。
<3>前記アルカリ金属の水酸化物が、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムから選ばれる1種以上であることが好ましく、前記アルカリ金属の珪酸塩が、オルソ珪酸ナトリウム、メタ珪酸ナトリウム、セスキ珪酸ナトリウムから選ばれる1種以上であることが好ましく、前記アルカリ金属のリン酸塩が、リン酸三ナトリウムであることが好ましく、前記アルカリ金属の炭酸塩が、炭酸二ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸二カリウムから選ばれる1種以上であることが好ましく、前記アルカリ金属のホウ酸塩が、ホウ酸ナトリウムであることが好ましい、前記<2>に記載の鋼板用洗浄剤組成物。
<4>前記成分Aの含有量が、0.1質量%以上であり、0.2質量%以上が好ましく、0.5質量%以上がより好ましく、1.0質量%以上がさらに好ましく、6.0質量%以下であり、5.0質量%以下が好ましく、4.0質量%以下がより好ましく、3.5質量%以下がさらに好ましく、3.0質量%以下がよりさらに好ましい、前記<1>〜<3>いずれかに記載の鋼板用洗浄剤組成物。
<5>前記成分Bが、アルドン酸、アミノカルボン酸、オキシカルボン酸、及びホスホン酸、並びにこれらのアルカリ金属塩、低級アミン塩、及びアルカノールアミン塩から選ばれる1種以上が好ましい、前記<1>〜<4>いずれかに記載の鋼板用洗浄剤組成物。
<6>前記アルドン酸が、グルコン酸、グルコヘプトン酸、グリセリン酸、テトロン酸、ペントン酸、ヘキソン酸、及びヘプトン酸から選ばれる1種以上が好ましく、前記アミノカルボン酸が、ニトリロ三酢酸、エチレンジアミン四酢酸、エチレンジアミン二酢酸、及びテトラエチレンテトラミン六酢酸から選ばれる1種以上が好ましく、前記オキシカルボン酸が、クエン酸、及びリンゴ酸から選ばれる1種以上が好ましく、前記ホスホン酸が、アミノトリメチレンホスホン酸、ヒドロキシエチリデンジホスホン酸、エチレンジアミンテトラメチレンホスホン酸、及びジエチレントリアミンペンタメチレンホスホン酸から選ばれる1種以上が好ましい、前記<5>に記載の鋼板用洗浄剤組成物。
<7>前記成分Bの含有量が、0.01質量%以上であり、0.02質量%以上が好ましく、0.05質量%以上がより好ましく、0.1質量%以上がさらに好ましく、2.0質量%以下であり、1.5質量%以下が好ましく、1.0質量%以下がより好ましく、0.5質量%以下がさらに好ましく、0.3質量%以下がよりさらに好ましい、前記<1>〜<6>いずれかに記載の鋼板用洗浄剤組成物。
<8>前記成分Cが、下記一般式(II)に示す非イオン界面活性剤が好ましい、前記<1>〜<7>いずれかに記載の鋼板用洗浄剤組成物。
−O−{(EO)n/(PO)m}−H (II)
(一般式(II)において、Rは炭素数8以上18以下の炭化水素基であり、アルキル基、アルケニル基又はアルキルフェニル基が好ましく、アルキル基又はアルケニル基がより好ましく、アルキル基がさらに好ましく、Rの炭素数は、10以上が好ましく、12以上がより好ましく、16以下が好ましく、14以下がより好ましく、EOはエチレンオキシ基、POはプロピレンオキシ基であり、nはEOの平均付加モル数、mはPOの平均付加モル数であり、nは2以上であり、5以上が好ましく、8以上がより好ましく、12以上がさらに好ましく、20以下であり、18以下が好ましく、16以下がより好ましく、mは0以上であり、1以上が好ましく、20以下であり、10以下が好ましく、5以下がより好ましく、3以下がさらに好ましく、{ }内のPOとEOの付加形態はランダム配列、ブロック配列のいずれでもよい。)
<9>前記成分Cが、下記一般式(III)に示す非イオン界面活性剤が好ましい、前記<1>〜<8>いずれかに記載の鋼板用洗浄剤組成物。
−O−(EO)p(PO)q(EO)r−H (III)
(一般式(III)において、Rは炭素数8以上18以下の炭化水素基であり、アルキル基、アルケニル基又はアルキルフェニル基が好ましく、アルキル基又はアルケニル基がより好ましく、アルキル基がさらに好ましく、Rの炭素数は、10以上が好ましく、12以上がより好ましく、16以下が好ましく、14以下がより好ましく、EOはエチレンオキシ基、POはプロピレンオキシ基であり、アルキル基、アルケニル基又はアルキルフェニル基が好ましく、アルキル基又はアルケニル基がより好ましく、アルキル基がさらに好ましく、p、q、rはそれぞれエチレンオキシ基、プロピレンオキシ基、エチレンオキシ基の平均付加モル数であり、pは1以上であり、2以上が好ましく、4以上がより好ましく、5以上がさらに好ましく、15以下であり、12以下が好ましく、10以下がより好ましく、qは、0以上であり、1以上が好ましく、20以下であり、10以下が好ましく、5以下がより好ましく、3以下がさらに好ましく、rは1以上であり、2以上が好ましく、4以上がより好ましく、5以上がさらに好ましく、15以下であり、12以下が好ましく、10以下がより好ましく、p+rはq以上20以下であって、qより大きいことが好ましい、前記<1>〜<8>いずれかに記載の鋼板用洗浄剤組成物。
<10>前記成分Cの含有量が、0.01質量%以上であり、0.02質量%以上が好ましく、0.03質量%以上がより好ましく、0.05質量%以上がさらに好ましく、2.0質量%以下であり、1.0質量%以下が好ましく、0.5質量%以下がより好ましく、0.3質量%以下がさらに好ましく、0.2質量%以下がよりさらに好ましい、前記<1>〜<9>いずれかに記載の鋼板用洗浄剤組成物。
<11>前記成分Dの含有量が、0.02質量%以上であり、0.03質量%以上が好ましく、0.04質量%以上がより好ましく、0.05質量%以上がさらに好ましく、0.10質量%以上がよりさらに好ましく、0.15質量%以上がよりさらに好ましく、0.18質量%以上がよりさらに好ましく、5.0質量%以下であり、2.0質量%以下が好ましく、1.0質量%以下がより好ましく、0.5質量%以下がさらに好ましく、0.2質量%以下がよりさらに好ましい、前記<1>〜<10>いずれかに記載の鋼板用洗浄剤組成物。
<12>前記成分Aが無機アルカリ剤であり、前記成分Bがアルドン酸、アミノカルボン酸、オキシカルボン酸、ホスホン酸又はこれらのアルカリ金属塩から選ばれる少なくとも1種であり、前記成分Cが非イオン界面活性剤であり、前記成分Dが前記一般式(I)に示す化合物から選ばれる少なくとも1種であることが好ましい、前記<1>〜<11>いずれかに記載の鋼板用洗浄剤組成物。
<13>前記成分Aが水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、オルソ珪酸ナトリウム及びメタ珪酸ナトリウムから選ばれる少なくとも1種であり、前記成分Bがアルドン酸、アミノカルボン酸又はこれらのアルカリ金属塩から選ばれる少なくとも1種であり、前記成分Cが前記一般式(II)で示される非イオン界面活性剤であり、前記成分Dが前記一般式(I)に示す化合物から選ばれる少なくとも1種であることがより好ましく、前記成分Aが水酸化ナトリウムであり、前記成分Bがアルドン酸及びアミノカルボン酸のアルカリ金属塩であり、前記成分Cが前記一般式(III)で示される非イオン界面活性剤であり、前記成分Dが前記一般式(I)に示す化合物から選ばれる少なくとも1種であることがさらに好ましい、前記<1>〜<12>いずれかに記載の鋼板用洗浄剤組成物。
<14>前記成分Eの含有量が、85.0質量%以上が好ましく、99.86質量%以下が好ましい、前記<1>〜<13>いずれかに記載の鋼板用洗浄剤組成物。
<15>前記<1>〜<14>いずれかに記載の鋼板用洗浄剤組成物を用いて鋼板を洗浄する洗浄工程を有する、鋼板の製造方法。
<16>前記洗浄工程における洗浄温度が、20℃以上が好ましく、30℃以上がより好ましく、60℃以下が好ましく、50℃以下がより好ましく、40℃以下がさらに好ましい、前記<15>に記載の鋼板の製造方法。
<17>前記洗浄工程における浸漬時間が、0.1秒以上が好ましく、0.5秒以上がより好ましく、15秒以下が好ましく、10秒以下がより好ましい、前記<15>又は<16>に記載の鋼板の製造方法。
<18>前記洗浄工程が、浸漬洗浄、スプレー洗浄、ブラシ洗浄、電解洗浄の少なくともいずれかであることが好ましい、前記<15>〜<17>いずれかに記載の鋼板の製造方法。
<19>前記洗浄工程が、電解洗浄であり、電解洗浄時の電流密度が、0.5A/dm以上が好ましく、1A/dm以上がより好ましく、30A/dm以下が好ましく、20A/dm以下がより好ましい、前記<15>〜<18>いずれか記載の鋼板の製造方法。
<20>前記洗浄工程後、浸漬して洗浄した被洗浄鋼板を水でリンスするリンス工程を有することが好ましい、前記<15>〜<19>いずれかに記載の鋼板の製造方法。
<21>前記洗浄工程後、また、前記リンス工程がある場合はリンス工程後の鋼板を乾燥させる乾燥工程を有する、前記<15>〜<19>いずれかに記載の鋼板の製造方法。
<22>前記<1>〜<14>いずれかに記載の鋼板用洗浄剤組成物を用いて鋼板を洗浄する洗浄工程を有する、鋼板の洗浄方法。
<23>前記洗浄工程における洗浄温度が、20℃以上が好ましく、30℃以上がより好ましく、60℃以下が好ましく、50℃以下がより好ましく、40℃以下がさらに好ましい、前記<22>に記載の鋼板の洗浄方法。
<24>前記洗浄工程における浸漬時間が、0.1秒以上が好ましく、0.5秒以上がより好ましく、15秒以下が好ましく、10秒以下がより好ましい、前記<22>又は<23>に記載の鋼板の洗浄方法。
<25>前記洗浄工程が、浸漬洗浄、スプレー洗浄、ブラシ洗浄、電解洗浄の少なくともいずれかであることが好ましい、前記<22>〜<24>いずれかに記載の鋼板の洗浄方法。
<26>前記洗浄工程が、電解洗浄であり、電解洗浄時の電流密度が、0.5A/dm以上が好ましく、1A/dm以上がより好ましく、30A/dm以下が好ましく、20A/dm以下がより好ましい、前記<22>〜<25>いずれか記載の鋼板の洗浄方法。
<27>前記<1>〜<14>いずれかに記載の組成物の鋼板用洗浄剤組成物としての使用。
以下、実施例により本発明をさらに詳しく説明するが、本発明はこれらの実施例によりなんら限定されるものではない。
〔鋼板用洗浄剤の調製〕
<実施例1〜16、及び比較例1〜14>
実施例1〜16、及び比較例1〜14の洗浄剤組成物は、表1及び表2に示した含有量になるように以下の手順で300g調製した。表1及び表2に記載の数値は有効成分の量を表し、単位は質量%である。
1.300mlガラスビーカーにキレート剤(成分B)と水(成分E)を添加し、混合撹拌して混合液を得た。
2.前記1で得られた混合液にアルカリ剤(成分A)を添加して、混合撹拌して混合液を得た。
3.前記2で得られた混合液に非イオン界面活性剤(成分C)と、一般式(I)の化合物(成分D)とを添加し、混合撹拌して試験液を得た。
〔各成分〕
表1及び表2に記載の各成分は下記のものを使用した。
・成分A(アルカリ剤)
水酸化ナトリウム:株式会社トクヤマ製、液体苛性ソーダ(濃度48質量%)
・成分B(キレート剤)
グルコン酸ナトリウム:扶桑化学工業株式会社製、グルコン酸ソーダ
エチレンジアミン四酢酸ナトリウム:ナガセケムテックス株式会社製、クレワットS2(エチレンジアミン四酢酸ナトリウム・4水和物)
・成分C(界面活性剤)
界面活性剤1:ラウリルアルコールとミリスチルアルコールの混合アルコールにEO7モル、PO1.5モル、EO7モルをこの順番でブロック付加した下記一般式(IV)で示される化合物
1225,C1429−O−(EO)−(PO)1.5−(EO)−H (IV)
(前記一般式(IV)で示される化合物は、前記一般式(II)で表すと、Rが炭素数12のアルキル基又は炭素数14のアルキル基、mが14、nが1.5であり、前記一般式(III)で表すと、Rが炭素数12の直鎖アルキル基又は炭素数14の直鎖アルキル基、pが7、qが1.5、rが7である。)
・成分D(一般式(I)で示される化合物)
N,N−ジエチルエタノールアミン:日本乳化剤株式会社製、アミノアルコール2A
N,N−ジ−n−ブチルエタノールアミン:日本乳化剤株式会社製、アミノアルコール2B
N−モノ−n−ブチルジエタノールアミン:日本乳化剤株式会社製、アミノアルコールMBD
N−モノ−n−ブチルエタノールアミン:日本乳化剤株式会社製、アミノアルコールMBM
N−モノメチルエタノールアミン:日本乳化剤株式会社製、アミノアルコールMMA
N−モノエチルエタノールアミン:日本乳化剤株式会社製、アミノアルコールMEM
・成分E(水)
イオン交換水:オルガノ株式会社製の純水装置G−10DSTSETで製造した1μS/cm以下の純水
・その他の成分
N,N−ジメチルエタノールアミン:日本乳化剤株式会社製、アミノアルコール2Mabs
N−モノメチルジエタノールアミン:日本乳化剤株式会社製、アミノアルコールMDA
トリエチルアミン:東京化成工業株式会社製
N,N−ジエチルヒドロキシルアミン:東京化成工業株式会社製
1,3−ジアミノプロパン:東京化成工業株式会社製
1−ヘプタノール:東京化成工業株式会社製
1−ペンタノール:東京化成工業株式会社製
3−メチル−1−ブタノール:東京化成工業株式会社製
〔鋼板洗浄試験〕
〔評価方法〕
<被洗浄鋼板>
パーム油を含有する合成エステル系圧延油で冷間圧延された厚さ0.2mmの鋼板を60mm×25mmの大きさに切断し、鋼板洗浄試験に用いた。当該鋼板の洗浄前の炭素付着量を後述の残存炭素付着量測定方法と同様の方法によって測定した結果、230mg/mであった。
<洗浄試験手順>
300mlガラスビーカー中に試験液300gを入れた後に、試験液を表1及び表2に記載の洗浄温度に加温した。次いで、前記洗浄剤中に縦100mm×横50mmの大きさの鉄製電極板1対(電極間距離は20mm)を設置した。電極間の等距離かつ中心に被洗浄鋼板をほぼ平行に1秒間浸漬し、その後続けて電流密度8A/dmで鋼板電位を負から正にそれぞれ0.35秒ずつ一度切り替えて電解洗浄した。その後に鋼板をスプレー(圧力:2kgf/cm)で1秒間60℃の温水を吹きかけ、その後に鋼板を60℃の温水で5秒間浸漬リンスし、空の100mlガラスビーカーに鋼板を入れ、水を加えて鋼板全体を水に浸し、30℃に保温し、24時間維持した。
<発錆評価>
洗浄試験後の鋼板表面を写真撮影し、発錆した面積を方眼紙に当てはめて算出し、5枚の平均値の小数点以下一桁を四捨五入した。結果を表1に示す。
<残存炭素付着量測定方法>
鋼板表面の汚れの付着量の指標として、炭素・水素/水分分析装置(型番RC−612 LECO社製)を使用し、鋼板上に付着している炭素量(残存炭素付着量)を測定した。装置条件は、鉄の軟化温度以下でかつ鋼板上の汚れが燃焼すると考えられる500℃で鋼板を加熱し、揮発・熱分解または燃焼により発生したCOから鋼板上に付着している炭素量を割り出した。測定は、最大強度(CO発生量最大)ピークを100%とし、1%以下まで強度が落ちるまで行った。測定には、発錆試験後の鋼板を用い、5枚の平均値の小数点以下二桁を四捨五入した。結果を表1及び表2に示す。
Figure 0006850603
Figure 0006850603

Claims (5)

  1. アルカリ剤(成分A)を0.1質量%以上6.0質量%以下、キレート剤(成分B)を0.01質量%以上2.0質量%以下、界面活性剤(成分C)を0.01質量%以上2.0質量%以下、下記一般式(I)に示す化合物(成分D)を0.02質量%以上0.5質量%以下、及び水(成分E)を含有する、鋼板用洗浄剤組成物。
    Figure 0006850603
    (一般式(I)において、Rは、水素原子又は炭素数2以上6以下のアルキル基であり、Rは、水素原子、ヒドロキシエチル基、ヒドロキシプロピル基、アミノエチル基又は炭素数1以上6以下のアルキル基であり、Rは、ヒドロキシエチル基又はヒドロキシプロピル基である。)
  2. 前記成分Cが、下記一般式(II)に示す非イオン界面活性剤である、請求項1記載の洗浄剤組成物。
    −O−{(EO)n/(PO)m}−H (II)
    (一般式(II)において、Rは炭素数8以上18以下の炭化水素基、EOはエチレンオキシ基、POはプロピレンオキシ基であり、nはEOの平均付加モル数、mはPOの平均付加モル数であり、nは2以上20以下、mは0以上20以下を満たす数であり、{ }内のPOとEOの付加形態はランダム配列、ブロック配列のいずれでもよい。)
  3. 成分Cが、下記一般式(III)に示す非イオン界面活性剤である、請求項1又は2のいずれかに記載の洗浄剤組成物。
    −O−(EO)p(PO)q(EO)r−H (III)
    (一般式(III)において、Rは炭素数8以上18以下の炭化水素基、EOはエチレンオキシ基、POはプロピレンオキシ基であり、p、q、rはそれぞれエチレンオキシ基、プロピレンオキシ基、エチレンオキシ基の平均付加モル数であり、pは1以上15以下、qは0以上20以下、rは1以上15以下を満たす数、且つ、q≦p+r≦20である。)
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の鋼板用洗浄剤組成物を用いて鋼板を洗浄する洗浄工程を有する、鋼板の洗浄方法。
  5. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の鋼板用洗浄剤組成物を用いて鋼板を洗浄する洗浄工程を有する、鋼板の製造方法。
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