JP6849541B2 - 厚紙製包装用箱 - Google Patents

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Description

本発明は段ボール紙や板紙(ボール紙)のような厚紙材料からなる折り畳み式の包装用箱に関し、とくに濡れ耐性・耐荷重性・耐型崩れ特性などについて、コストアップを抑制しつつこれらの特性を改善した厚紙製包装用箱に関する。
野菜など農産品を出荷する際の包装手段として、段ボール紙で代表される厚紙製の包装用箱が広く採用されている。その採用理由は、応分の強度を有するにもかかわらず低コストであること、ストック時に折り畳み状態にすることで省スペース収納が実現すること、製作が簡単であること、使用の際の組み立てが容易であること、リユースやリサイクルが可能であることなど、多くの利点を有するからである。
従来の野菜包装用段ボール箱で典型的なものは、上下両面が開口された角筒状の筒状胴体と、筒状胴体の上面開口部周縁に折り畳み自在に一体形成された四枚の上蓋用フラップと、筒状胴体の下面開口部周縁に折り畳み自在に一体形成された四枚の底蓋用フラップとを備えている。かかる段ボール箱の場合、上蓋用の各フラップを数回となく開閉する必要から、それをステープルやテープで密閉せずに、「たとう式」などと称される重ね折り状態で組み止めるようにしている。すなわち、各上蓋用フラップの被押さえ部(一側部)をそれぞれ隣接する各上蓋用フラップの一側部下に差し込むようにしている。このフラップ操作は、たとえば、時計回り方向に順次行われる。一方、四枚の底蓋用フラップについては、上記と同様にして各フラップを閉じ込んだりするほか、蓋差し込み式と称する方式で各フラップを閉じ込んだりする。
上蓋用フラップの蓋閉じ状態において上記ステープルレス方式を採用した場合、被包装物を傷つける原因(金属製のステープル)が箱にないから、被包装物(箱詰め野菜など)が傷つくことはないし、箱自体がステープルで傷つけられることもない。上記テープレス方式の場合も、テープ使用時にみられるフラップ損傷がなく、箱の長期使用が可能になるので望ましい。しかしながら一方では、ステープルレスやテープレスために、蓋閉じ状態を安定に保持するのが困難になる。蓋閉じ状態の安定性が十分でないときは、また、箱詰め野菜(長ネギ)からの滲出液(ヌタ)で箱が湿潤したりすると、それが原因で箱の型崩れが生じたりする。
下記の特許文献1に開示された段ボール箱は、四枚ある上蓋用フラップのうち、その一部に相対的な掛け止め機能を付加することで、各フラップ相互の閉鎖状態を安定に保持するようにしている。上蓋用の各フラップが安定閉鎖状態を呈するこの段ボール箱の場合、上蓋全体が強度面でしっかりしたものになる。したがって、箱詰め野菜からの滲出液で箱が湿潤したとしても、それが原因で直ちに型崩れをきたすようなことはなく、箱の積み重ねも可能になる。実情に即していうと、特許文献1の段ボール箱は、この種の湿潤に対しても、応分の包装機能を発揮して出荷・搬送・納品を可能にしている。
しかしながら、特許文献1の段ボール箱にも改善すべき課題が残されている。それは掛止用の両フラップに形成される「掛止片」が大きくて「切り込み」が長いものであるために、掛止構造が大掛かりなることである。ちなみに、大きな掛止片は材料ロスをともなうことが多く、長い切り込みの場合はフラップの強度低下を防止するための技術配慮が要求される。さらに、上蓋用フラップに対し、この種の掛止構造を二箇所以上に設けてフラップ閉鎖状態をより安定化させるというとき、大きな掛止片や長い切り込みに依存するものでは、その実現が困難になる難点もある。
特開2011−098775号公報
本発明はこのような技術上の課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、強度特性の向上・材料増加の抑制・製造の簡易化・コストアップの抑制・構造の複雑化回避・蓋閉じ操作を含めた組み立て操作の容易性・蓋閉じ状態を含めた組み立て状態の安定性などについて、これらを満足させることのできる厚紙製包装用箱を提供することにある。
本発明に係る厚紙製包装用箱は、所期の目的を達成するための課題解決手段として、下記複数の技術内容、すなわち、下記の第1項ないし第4項に記載された技術内容を特徴とするものである。
[第1項]
四角形の上面開口部や四角形の下面開口部をもつ四角筒状の筒状胴体と、その筒状胴体の上面開口部を覆い閉じるための上蓋と、その筒状胴体の下面開口部を覆い閉じるための底蓋とを有するものであること、および、
前記底蓋用フラップとして第1のフラップと第2のフラップと第3のフラップと第4のフラップとを備えており、これらのうちでは、底蓋用第1フラップと底蓋用第2フラップとが左右一対をなしているとともに、底蓋用第3フラップと底蓋用第4フラップとが前後一対をなしていること、および、
前記底蓋用第1フラップと前記底蓋用第2フラップが前記筒状胴体の左右両側壁の各下端部にそれぞれ一体化されて前記筒状胴体の下面開口部側に向けて折り込み自在となっており、かつ、前記底蓋用第3フラップと前記底蓋用第4フラップが前記筒状胴体の前後両側壁の各下端部にそれぞれ一体化されて前記筒状胴体の下面開口部側に向けて折り込み自在となっていること、および、
前記底蓋用第3フラップの両側端部が前記底蓋用第1フラップや前記底蓋用第2フラップに対する押さえ部になっているとともに、前記底蓋用第4フラップの両側端部が前記底蓋用第1フラップと前記底蓋用第2フラップとによって押さえ込まれる被押さえ部になっていること、および、
左右一対の前記底蓋用フラップについては、この左右一対の底蓋用フラップを折り込み状態で対向させたときに、その折り込まれた当該両フラップの先端部間に相対的な間隔が介在するものであること、および、
前後一対の前記底蓋用フラップについては、この前後一対の底蓋用フラップを折り込み状態で対向させたときに、その折り込み状態における当該両フラップの先端部が互いに近接するものであること、および、
前記四つの底蓋用フラップをそれぞれ前記筒状胴体の下面開口部側へ折り込んで当該下面開口部をその四つの前記底蓋用フラップで覆い閉じ状態にするときの覆い閉じ順序として、1番目に後側の前記底蓋用第4フラップを閉じ、2番目と3番目に左右一対の前記底蓋用第1フラップと前記底蓋用第2フラップとを閉じ、4番目に前側の前記底蓋用第3フラップを閉じるものであること、および、
1番目から4番目までの前記閉じ込み順序にしたがって前記下面開口部側へ折り込まれた四つの前記底蓋用フラップを蓋底側からみるとき、1番目に折り込まれた前記底蓋用第4フラップの両端部にある被押さえ部の上には、2番目と3番目に折り込まれた前記底蓋用第1フラップや前記底蓋用第2フラップの一側端部にある押さえ部が折り重なるものであるとともに、その折り込まれた底蓋用第1フラップや底蓋用第2フラップの被押さえ部上には、4番目に折り込まれた前記底蓋用第3フラップの押さえ部が折り重なるものであること
を前提とする厚紙製包装用箱において、
前記底蓋用第3フラップがその先端部側に差し込み片を有していること、および、
前記底蓋用第1フラップと前記底蓋用第2フラップと前記底蓋用第4フラップとで覆われたときの前記下面開口部には未被覆の残存空間が生じるものであるとともに、その未被覆残存空間が前記底蓋用第3フラップにより覆われるものであること、および、
前記第3フラップの先端部にある前記差し込み片については、前記下面開口部側へ折り込まれた前記底蓋用第4フラップの先端部下に差し込まれるものであり、かつ、この差し込み片の差し込みによって前記各底蓋用フラップの底蓋閉じ状態が保持されるものであること
を特徴とする厚紙製包装用箱。
[第2項]
四角形の上面開口部や四角形の下面開口部をもつ四角筒状の筒状胴体と、その筒状胴体の上面開口部を覆い閉じるための上蓋と、その筒状胴体の下面開口部を覆い閉じるための底蓋とを有するものであること、および、
前記上蓋用フラップとして第1のフラップと第2のフラップと第3のフラップと第4のフラップとを備えており、これらのうちでは、上蓋用第1フラップ上蓋用第2フラップとが左右一対をなしているとともに上蓋用第3フラップ上蓋用第4フラップとが前後一対をなしていること、および、
前記上蓋用第1フラップ前記上蓋用第2フラップについては、前記筒状胴体における左右両側壁の各上端部にそれぞれ一体化されて前記筒状胴体の上面開口部側に向けて折り込み自在となっており、かつ、前記上蓋用第3フラップ前記上蓋用第4フラップについては、前記筒状胴体の前後両側壁の各上端部にそれぞれ一体化されて前記筒状胴体の上面開口部側に向けて折り込み自在となっていること、および、
前記四つの上蓋用フラップの各一側端部が押さえ部になっており、かつ、前記四つの上蓋用フラップの各他側端部が被押さえ部になっていること、および、
左右一対の前記上蓋用フラップを前記折り込み状態で対向させたときには当該両フラップの先端部間に相対的な間隔が介在し、かつ、前後一対の前記上蓋用フラップを前記折り込み状態で対向させたときには当該両フラップの先端部が互いに近接するものであること、および、
四つの前記上蓋用フラップをそれぞれ前記筒状胴体の上面開口部側へ折り込んで当該上面開口部をその四つの上蓋用フラップで覆い閉じ状態にするときの覆い閉じ順序として、1番目に後側の前記上蓋用第4フラップを閉じ、2番目に左側の前記上蓋用第1フラップを閉じ、3番目に右側の前記上蓋用第2フラップを閉じ、4番目に後側の前記上蓋用第3フラップを閉じるものであること、および、
前記閉じ込み順序にしたがって前記上面開口部側へ折り込んだときの四つの前記上蓋用フラップについては、当該上面開口部の四隅内でそれぞれ交差するフラップ相互の前記押さえ部と前記被押さえ部とが、押さえ部を上かつ被押さえ部を下にして互いに重なり合うものであること、および、
前記底蓋用フラップとして第1のフラップと第2のフラップと第3のフラップと第4のフラップとを備えており、これらのうちでは、底蓋用第1フラップと底蓋用第2フラップとが左右一対をなしているとともに、底蓋用第3フラップと底蓋用第4フラップとが前後一対をなしていること、および、
前記底蓋用第1フラップと前記底蓋用第2フラップが前記筒状胴体の左右両側壁の各下端部にそれぞれ一体化されて前記筒状胴体の下面開口部側に向けて折り込み自在となっており、かつ、前記底蓋用第3フラップと前記底蓋用第4フラップが前記筒状胴体の前後両側壁の各下端部にそれぞれ一体化されて前記筒状胴体の下面開口部側に向けて折り込み自在となっていること、および、
前記底蓋用第3フラップの両側端部が前記底蓋用第1フラップや前記底蓋用第2フラップに対する押さえ部になっているとともに、前記底蓋用第4フラップの両側端部が前記底蓋用第1フラップと前記底蓋用第2フラップとによって押さえ込まれる被押さえ部になっていること、および、
左右一対の前記底蓋用フラップについては、この左右一対の底蓋用フラップを折り込み状態で対向させたときに、その折り込まれた当該両フラップの先端部間に相対的な間隔が介在するものであること、および、
前後一対の前記底蓋用フラップについては、この前後一対の底蓋用フラップを折り込み状態で対向させたときに、その折り込み状態における当該両フラップの先端部が互いに近接するものであること、および、
前記四つの底蓋用フラップをそれぞれ前記筒状胴体の下面開口部側へ折り込んで当該下面開口部をその四つの前記底蓋用フラップで覆い閉じ状態にするときの覆い閉じ順序として、1番目に後側の前記底蓋用第4フラップを閉じ、2番目と3番目に左右一対の前記底蓋用第1フラップと前記底蓋用第2フラップとを閉じ、4番目に前側の前記底蓋用第3フラップを閉じるものであること、および、
1番目から4番目までの前記閉じ込み順序にしたがって前記下面開口部側へ折り込まれた四つの前記底蓋用フラップを蓋底側からみるとき、1番目に折り込まれた前記底蓋用第4フラップの両端部にある被押さえ部の上には、2番目と3番目に折り込まれた前記底蓋用第1フラップや前記底蓋用第2フラップの一側端部にある押さえ部が折り重なるものであるとともに、その折り込まれた底蓋用第1フラップや底蓋用第2フラップの被押さえ部の上には、4番目に折り込まれた前記底蓋用第3フラップの押さえ部が折り重なるものであること
を前提とする厚紙製包装用箱において、
四つの前記上蓋用フラップのうちの二つのフラップであって、前記筒状胴体の上面開口部を覆い閉じ状態にしたときに前記上面開口部の一隅領域で被押さえ部と押さえ部とが交差状態で重なり合う二つのフラップについて、その一方を一方フラップとし、その他方を他方フラップとした場合、前記他方フラップの押さえ部で被押さえ部が押さえ込まれる前記一方プラップが、そのフラップ側縁に、前記一方フラップ基端部側からその一方フラップ先端部側に向けて傾斜する傾斜縁を有しており、前記一方プラップの被押さえ部を押さえ込むための前記他方フラップの押さえ部には、その押さえ部領域にあって前記他方フラップ先端部側からその他方フラップ基端部方向に向けて切り込まれたロック溝が形成されているとともに、前記他方フラップの押さえ部におけるロック溝の両側部位が一対の挟み片になっていること、および、
前記筒状胴体の上面開口部を覆い閉じ状態にしたときの前記一方プラップの傾斜縁と前記他方フラップのロック溝については、前記他方フラップのロック溝が前記一方プラップのフラップ傾斜縁側を受け入れることにより一方プラップと他方フラップとがロック状態になるものであり、かつ、前記他方フラップのロック溝内に受け入れられた前記一方プラップのフラップ傾斜縁側が、前記他方フラップの押さえ部にある一対の前記挟み片で挟み込まれるものであること、および、
前記底蓋用フラップとして第1のフラップと第2のフラップと第3のフラップと第4のフラップHとを備えており、これらのうちでは底蓋用第1フラップと底蓋用第2フラップとが左右一対をなしているとともに、底蓋用第3フラップと底蓋用第4フラップとが前後一対をなしていること、および、
前記底蓋用第1フラップと前記底蓋用第2フラップについては前記筒状胴体の左右両側壁の各下端部にそれぞれ一体化されて前記筒状胴体の下面開口部側に向けて折り込み自在となっていること、および、
前記底蓋用第3フラップと前記底蓋用第4フラップについては前記筒状胴体の前後両側壁の各下端部にそれぞれ一体化されて前記筒状胴体の下面開口部側に向けて折り込み自在となっていること、および、
前記底蓋用第3フラップの両側端部については、前記底蓋用第1フラップや前記底蓋用第2フラップに対する押さえ部になっているとともに、前記底蓋用第4フラップの両側端部については、前記底蓋用第1フラップと前記底蓋用第2フラップとによって押さえ込まれる被押さえ部になっていること、および、
左右一対の前記底蓋用フラップついては、この左右一対の底蓋用フラップを折り込み状態で対向させたときに、その折り込み状態における当該両フラップの先端部間に相対的な間隔が介在するものであること、および、 前後一対の前記底蓋用フラップについては、これらを折り込み状態で対向させたときに、その折り込まれた当該両フラップの先端部が互いに近接するものであること、および、
前記四つの底蓋用フラップをそれぞれ前記筒状胴体の下面開口部側へ折り込んで当該下面開口部をその四つの前記底蓋用フラップで覆い閉じ状態にするときの覆い閉じ順序として、1番目に後側の前記底蓋用第4フラップを閉じ、2番目と3番目に左右一対の前記底蓋用第1フラップと前記底蓋用第2フラップとを閉じ、4番目に後側の前記底蓋用第3フラップを閉じるものであること、および、
1番目から4番目までの前記閉じ込み順序にしたがって前記下面開口部側へ折り込まれた四つの前記底蓋用フラップについて、1番目に折り込まれた前記底蓋用第4フラップの両端部にある被押さえ部の上には、2番目と3番目に折り込まれた前記底蓋用第1フラップや前記底蓋用第2フラップの一側端部にある押さえ部が折り重なるものであるとともに、その折り込まれた底蓋用第1フラップや底蓋用第2フラップの被押さえ部の上には、4番目に折り込まれた前記底蓋用第3フラップの押さえ部が折り重なるものであること
を前提とする厚紙製包装用箱において、
前記底蓋用第3フラップがその先端部側に差し込み片を有していること、および
前記底蓋用第1フラップと前記底蓋用第2フラップと前記底蓋用第4フラップとで覆われたときの前記下面開口部には未被覆の残存空間が生じるものであるとともに、その未被覆残存空間が前記底蓋用第3フラップにより覆われるものであること、および、
前記第3フラップの先端部にある前記差し込み片については、折り込み状態にある前記底蓋用第4フラップの先端部下に差し込まれるものであり、かつ、この差し込み片の差し込みによって前記各底蓋用フラップの底蓋閉じ状態が保持されるものであること
を特徴とする厚紙製包装用箱。
[第3項]
四角形の上面開口部や四角形の下面開口部をもつ四角筒状の筒状胴体と、その筒状胴体の上面開口部を覆い閉じるための上蓋と、その筒状胴体の下面開口部を覆い閉じるための底蓋とを有するものであること、および、
前記上蓋用フラップとして第1のフラップと第2のフラップと第3のフラップと第4のフラップとを備えており、これらのうちでは、上蓋用第1フラップ上蓋用第2フラップとが左右一対をなしているとともに上蓋用第3フラップ上蓋用第4フラップとが前後一対をなしていること、および、
前記上蓋用第1フラップ前記上蓋用第2フラップについては、前記筒状胴体における左右両側壁の各上端部にそれぞれ一体化されて前記筒状胴体の上面開口部側に向けて折り込み自在となっており、かつ、前記上蓋用第3フラップ前記上蓋用第4フラップについては、前記筒状胴体の前後両側壁の各上端部にそれぞれ一体化されて前記筒状胴体の上面開口部側に向けて折り込み自在となっていること、および、
前記四つの上蓋用フラップの各一側端部が押さえ部になっており、かつ、前記四つの上蓋用フラップの各他側端部が被押さえ部になっていること、および、
左右一対の前記上蓋用フラップを前記折り込み状態で対向させたときには当該両フラップの先端部間に相対的な間隔が介在し、かつ、前後一対の前記上蓋用フラップを前記折り込み状態で対向させたときには当該両フラップの先端部が互いに近接するものであること、および、
四つの前記上蓋用フラップをそれぞれ前記筒状胴体の上面開口部側へ折り込んで当該上面開口部をその四つの上蓋用フラップで覆い閉じ状態にするときの覆い閉じ順序として、1番目に後側の前記上蓋用第3フラップを閉じ、2番目に左側の前記上蓋用第1フラップを閉じ、3番目に前側の前記上蓋用第3フラップを閉じ、4番目に右側の前記上蓋用第2フラップを閉じるものであること、および、
前記閉じ込み順序にしたがって前記上面開口部側へ折り込んだときの四つの前記上蓋用フラップについては、当該上面開口部の四隅内でそれぞれ交差するフラップ相互の前記押さえ部と前記被押さえ部とが、押さえ部を上かつ被押さえ部を下にして互いに重なり合うものであること、および、
前記底蓋用フラップとして第1のフラップと第2のフラップと第3のフラップと第4のフラップとを備えており、これらのうちでは、底蓋用第1フラップと底蓋用第2フラップとが左右一対をなしているとともに、底蓋用第3フラップと底蓋用第4フラップとが前後一対をなしていること、および、
前記底蓋用第1フラップと前記底蓋用第2フラップが前記筒状胴体の左右両側壁の各下端部にそれぞれ一体化されて前記筒状胴体の下面開口部側に向けて折り込み自在となっており、かつ、前記底蓋用第3フラップと前記底蓋用第4フラップが前記筒状胴体の前後両側壁の各下端部にそれぞれ一体化されて前記筒状胴体の下面開口部側に向けて折り込み自在となっていること、および、
前記底蓋用第3フラップの両側端部が前記底蓋用第1フラップや前記底蓋用第2フラップに対する押さえ部になっているとともに、前記底蓋用第4フラップの両側端部が前記底蓋用第1フラップと前記底蓋用第2フラップとによって押さえ込まれる被押さえ部になっていること、および、
左右一対の前記底蓋用フラップについては、この左右一対の底蓋用フラップを折り込み状態で対向させたときに、その折り込まれた当該両フラップの先端部間に相対的な間隔が介在するものであること、および、
前後一対の前記底蓋用フラップについては、この前後一対の底蓋用フラップを折り込み状態で対向させたときに、その折り込み状態における当該両フラップの先端部が互いに近接するものであること、および、
前記四つの底蓋用フラップをそれぞれ前記筒状胴体の下面開口部側へ折り込んで当該下面開口部をその四つの前記底蓋用フラップで覆い閉じ状態にするときの覆い閉じ順序として、1番目に後側の前記底蓋用第4フラップを閉じ、2番目と3番目に左右一対の前記底蓋用第1フラップと前記底蓋用第2フラップとを閉じ、4番目に前側の前記底蓋用第3フラップを閉じるものであること、および、
1番目から4番目までの前記閉じ込み順序にしたがって前記下面開口部側へ折り込まれた四つの前記底蓋用フラップを蓋底側からみるとき、1番目に折り込まれた前記底蓋用第4フラップの両端部にある被押さえ部の上には、2番目と3番目に折り込まれた前記底蓋用第1フラップや前記底蓋用第2フラップの一側端部にある押さえ部が折り重なるものであるとともに、その折り込まれた底蓋用第1フラップや底蓋用第2フラップの他側端部の上には、4番目に折り込まれた前記底蓋用第3フラップの両側端部が折り重なるものであること を前提とする厚紙製包装用箱において、
四つの前記上蓋用フラップのうちの二つのフラップであって、前記筒状胴体の上面開口部を覆い閉じ状態にしたときに前記上面開口部の一隅領域で被押さえ部と押さえ部とが交差状態で重なり合う二つのフラップについて、その一方を一方フラップとし、その他方を他方フラップとした場合、前記一方フラップの押さえ部で被押さえ部が押さえ込まれる前記他方プラップが、そのフラップ側縁に、前記他方フラップ基端部側からその他方フラップ先端部側に向けて傾斜する傾斜縁を有しており、かつ、前記他方プラップの被押さえ部を押さえ込むための前記一方フラップの押さえ部には、その押さえ部領域にあって前記一方フラップ先端部側からその一方フラップ基端部方向に向けて切り込まれたロック溝が形成されているとともに、前記一方フラップの押さえ部におけるロック溝の両側部位が一対の挟み片になっていること、および、
前記筒状胴体の上面開口部を覆い閉じ状態にしたときの前記他方プラップの傾斜縁と前記一方フラップのロック溝については、前記一方フラップのロック溝が前記他方プラップのフラップ傾斜縁側を受け入れることにより一方プラップと他方フラップとがロック状態になるものであり、かつ、前記一方フラップのロック溝内に受け入れられた前記他方プラップのフラップ傾斜縁側が、前記一方フラップの押さえ部にある一対の前記挟み片で挟み込まれるものであること、および、
前記底蓋用フラップとして第1のフラップと第2のフラップと第3のフラップと第4のフラップとを備えており、これらのうちでは、底蓋用第1フラップと底蓋用第2フラップとが左右一対をなしているとともに、底蓋用第3フラップと底蓋用第4フラップとが前後一対をなしていること、および、
前記底蓋用第1フラップと前記底蓋用第2フラップについては前記筒状胴体の左右両側壁の各下端部にそれぞれ一体化されて前記筒状胴体の下面開口部側に向けて折り込み自在となっており、かつ、前記底蓋用第3フラップと前記底蓋用第4フラップについては前記筒状胴体の前後両側壁の各下端部にそれぞれ一体化されて前記筒状胴体の下面開口部側に向けて折り込み自在となっていること、および、
前記底蓋用第3フラップの両側端部については、前記底蓋用第1フラップや前記底蓋用第2フラップに対する押さえ部になっているとともに、前記底蓋用第4フラップの両側端部については、前記底蓋用第1フラップと前記底蓋用第2フラップとによって押さえ込まれる被押さえ部になっていること、および、
左右一対の前記底蓋用フラップついては、この左右一対の底蓋用フラップを折り込み状態で対向させたときに、その折り込まれた当該両フラップの先端部間に相対的な間隔が介在するものであること、および、
前後一対の前記底蓋用フラップについては、この前後一対の底蓋用フラップを折り込み状態で対向させたときに、その折り込み状態における当該両フラップの先端部が互いに近接するものであること、および、
前記四つの底蓋用フラップをそれぞれ前記筒状胴体の下面開口部側へ折り込んで当該下面開口部をその四つの前記底蓋用フラップで覆い閉じ状態にするときの覆い閉じ順序として、1番目に後側の前記底蓋用第4フラップを閉じ、2番目と3番目に左右一対の前記底蓋用第1フラップと前記底蓋用第2フラップとを閉じ、4番目に前側の前記底蓋用第3フラップを閉じるものであること、および、
1番目から4番目までの前記閉じ込み順序にしたがって前記下面開口部側へ折り込まれた四つの前記底蓋用フラップについて、1番目に折り込まれた前記底蓋用第4フラップの両端部にある被押さえ部の上には、2番目と3番目に折り込まれた前記底蓋用第1フラップや前記底蓋用第2フラップの一側端部にある押さえ部F1F2が折り重なるものであるとともに、その折り込まれた底蓋用第1フラップや底蓋用第2フラップの被押さえ部の上には、4番目に折り込まれた前記底蓋用第3フラップの押さえ部が折り重なるものであること
を前提とする厚紙製包装用箱において、
前記底蓋用第3フラップがその先端部側に差し込み片を有していること、および
前記底蓋用第1フラップと前記底蓋用第2フラップと前記底蓋用第4フラップとで覆われたときの前記下面開口部には未被覆の残存空間が生じるものであるとともに、その未被覆残存空間が前記底蓋用第3フラップにより覆われるものであること、および、
前記第3フラップの先端部にある前記差し込み片については、折り込み状態にある前記底蓋用第4フラップの先端部下に差し込まれるものであり、かつ、この差し込み片の差し込みによって前記各底蓋用フラップの底蓋閉じ状態が保持されるものであること
を特徴とする厚紙製包装用箱。
[第4項]
前記傾斜縁をフラップ側縁に有する上蓋用フラップが複数あるとともに、前記ロック溝および一対の前記挟み片を有する上蓋用フラップが複数あり、かつ、前記傾斜縁を有する上蓋用フラップと、前記ロック溝および一対の前記挟み片を有する上蓋用フラップとが、それぞれロック状態になるものである第2項または第3項に記載された厚紙製包装用箱。
本発明に係る厚紙製包装用箱は下記の効果1〜効果10を有するものである。なお、下記の効果において、一方プラップを他方プラップと読み替え、かつ、他方プラップを一方プラップと読み替えても、効果上の実質的意味合いは変わらない。
[効果1:上蓋閉鎖状態の安定性]
四つの各フラップで筒状胴体の上面開口部を覆い閉じ状態にしたときに相対ロックされる特定のフラップ、すなわち、フラップ側縁に傾斜縁のある一方プラップと、ロック溝を有する他方フラップとの場合、他方フラップのロック溝が他方プラップのフラップ傾斜縁を受け入れることでこの両プラップがロック状態となり、それによって、この両フラップの閉鎖状態が安定する。このように両フラップの閉鎖状態が安定するときは、また、それに依拠して上蓋(四つの各フラップ)も安定した閉鎖状態となる。
[効果2:上蓋閉鎖状態の安定性]
上記のごとく筒状胴体の上面開口部を覆い閉じて一方と他方の両プラップをロック状態にしたとき、他方プラップにある一対の挟み片は一方プラップのプラップ傾斜縁側をしっかりと挟み込むようになる。このような挟み込み状態のとき、当該両プラップのロック状態が自然に解除されるようなことはまずない。その理由の一つは、ロック溝内にあるプラップ傾斜縁の上下動を一対の挟み片が抑制するからであり、他の理由の一つは、一対の挟み片がその挟み保持力を発揮してプラップ傾斜縁がロック溝から外れるのを防止するからである。したがって、上蓋閉鎖状態でのプラップロック状態は、ロック安定性とかロック保持性とかが、きわめて高いものとなる。また、かかるロック箇所が複数箇所で生じるような実施形態の場合は、プラップロック状態の確実性がさらに増す。
[効果3:上蓋閉鎖状態における箱の強度向上]
上蓋用の各フラップで筒状胴体の上面開口部を覆い閉じるという上蓋閉鎖状態は、単なる覆い閉じでなく、一方プラップと他方プラップ(一組のフラップ)あるいは複数組のフラップがロック状態となる上蓋閉鎖状態であるから、そのロック状態によって、上蓋用フラップ全体が型崩れしがたい堅固な構造に組み上がり、それが上蓋閉鎖状態における箱の上部構造を強度面で安定させる。上蓋閉鎖状態において上部構造がこのような安定強度を発揮する包装用箱の場合、被包装物を詰め込んだ状態での積み重ね荷重に耐えることができるし、箱が少々湿気を帯びたり湿潤したりしても、それが原因で極度に変形するようなことがない。すなわち包装用箱は、箱詰め・搬入・搬出・輸送など、実用上の取り扱いに十分耐えるものとなる。
[効果4:上蓋用フラップの簡潔なロック構造]
上蓋用の各フラップの基本的な構成としては、一つのフラップに既述の傾斜縁があればよく、他のフラップなどは長方形や正方形のような四角形でよいのである。上蓋用の各フラップがこのような簡潔形状であることに加え、フラップ傾斜縁に対応して関連フラップに形成されるロック溝や一対の挟み片も、そのフラップ所定部に切り込みを入れるだけで一挙に形成できるという簡潔形状(構造)である。ゆえに、上蓋用フラップのロック構造が総じて簡潔なものとなる。もちろん、このロック構造の場合、既存の構成部材を一部有効活用して形成するものであるから、各別な構造部材を追加する必要がない。
[効果5:上蓋の強度低下防止]
上記ロック溝と上記挟み片(一対)とを主体にしたロック構造は、既述のように一部フラップの所定部に切り込みを入れるだけのものであり、しかも、その切り込みは、フラップ傾斜縁側を単純に受け入れるだけでよいから小さなサイズで足りる。すなわちロック構造は、わずかな切り込みを一部フラップに入れるだけのものであるから、小さなサイズで足りるのである。小サイズの切り込みであれば、上蓋の実用強度が低下するようなことはない。それよりも大きななメリットは、このロック構造で上蓋閉鎖状態を安定に確保したときに、その安定した蓋閉じによって、包装用箱が堅固な組み立て状態を呈するようになることである。かくて、上蓋の安定閉鎖状態や包装用箱の堅固な組み立て状態が得られるとき、軽度の湿潤や濡れがあるとしても、上蓋用フラップが極度に変形したり箱上部が型崩れしたりすることが起こりがたいものとなる。
[効果6:簡易なロック操作性]
上蓋用フラップによって包装用箱の上面開口部を覆い閉じるとき、たとえば従来方式にならい「たとう式」で各フラップを折り込めばよい。その際、フラップ傾斜縁やロック溝のあるロック自在な両フラップにおいて、フラップ傾斜縁側をロック溝内に嵌め込こんだ後、ロック溝のあるフラップを若干上下動させることで所定のロック状態になる。ロック操作はこのようにきわめて簡単である。
[効果7:簡易なロック解除操作性]
上述のロック状態にある上蓋を開けるときも、たとえば従来操作と同様に各フラップを順次開放方向へ引き上げるだけでよい。この際、ロック状態の両フラップは、一対ある挟み片の少なくとも一方が弾性変形し、それによってフラップ傾斜縁側がロック溝内から脱出するので、両フラップのロック状態が解除される。ロック解除操作もこのようにきわめて簡単である。
[効果8:ロックとロック解除の円滑性]
ロック溝の入り口側が広いものであるときは、自明のとおり、フラップ傾斜縁側をロック溝内に入れやすくなるので、既述のロック操作がより円滑に行えることとなる。また、一対の挟み片について、その一方または両方が撓みやすいものであるときも、既述のロック操作とロック解除操作が円滑に行えることとなる。
[効果9:製作(製造)の容易性]
フラップ傾斜縁は単純なプレス加工で形成することができる。ロック溝や一対の挟み片も単純なプレス加工で形成することができ、とくに一対の挟み片は、ロック溝を形成することで同時形成できるものである。しかも、フラップ傾斜縁・ロック溝・一対の挟み片などは、包装用箱の展開状物(包装用箱の前駆体)をプレス加工で作製するときに一挙に形成できるものであるから、上蓋閉鎖保持用のロック構造を具備する包装用箱といえども、製作工程数が増加したりすることがない。したがって、所要のロック機能を有する包装用箱を容易に製作することができる。
[効果10:コストアップの抑制ないし防止]
既述のロック構造(ロック機能)を具備する包装用箱の場合、製作工程数を増加させたり、加工技術の難易度を高めたり、材料の増加や材料ロスをきたしたりすることがない。すなわち、コストアップを惹き起こすところの上記各要因がないので、目的とする包装用箱が低廉な価格で提供できるようになる。
本発明に係る厚紙製包装用箱の一実施形態について、上蓋閉鎖状態を示した平面図と蓋閉鎖状態を示した底面図である。 図1に例示された厚紙製包装用箱について、底蓋閉鎖状態を段階的に示した斜視図である。 図1に例示された厚紙製包装用箱について、上蓋閉鎖状態を段階的に示した斜視図である。 図1に例示された厚紙製包装用箱の展開図である。 本発明に係る厚紙製包装用箱の他実施形態について、上蓋閉鎖状態を段階的に示した平面図である。 本発明に係る厚紙製包装用箱について、部分的な変形例を示すものである。このうちで、図6(I)(II)はロック構造を有するフラップの平面図、図6(III)は図1(A)のIII−III線に沿う断面図、図6(IV)は図5(D)のIV−IV線に沿う断面図である。
はじめに、本発明に係る厚紙製包装用箱の実施形態について図1〜図4に例示されたものを説明する。
図1〜図4に例示された包装用箱11の場合、折り込み可能ないし折り畳み可能な厚紙たとえば周知の段ボール紙または周知の板紙(ボール紙)からなるものである。典型的一例として包装用箱11は、ライナーと中芯原紙(波状板紙)とで構成された段ボール紙からなる。
図1〜図4を参照して明らかなとおり、厚紙製とした包装用箱11の筒状胴体12は四角形の角筒状からなる。したがって、この筒状胴体12の上下両面にはそれぞれ四角形をした開口部13・14がある。
包装用箱11の筒状胴体12において、その上面開口部13の周縁には、左右一対のフラップ15A・15Bと前後一対のフラップ15C・15Dとが折り畳み自在に一体形成されており、その下面開口部14の周縁には、左右一対のフラップ16E・16Fと前後一対のフラップ16G・16Hとが折り畳み自在に一体形成されている。
自明のとおり、包装用箱11は箱の向きが変わることで、両フラップ15C・15Dが左右一対となったり、両フラップ15A・15Bが前後一対となったりすることがある。したがって、包装用箱11について上述した「前後一対」や「左右一対」は、限定的(固定的)なものでなく、各フラップ15A〜15Dを区別していうときの便宜的表現にすぎない。
包装用箱11において、左右一対の両フラップ15A・15Bと前後一対の両フラップ15C・15Dは当該包装用箱11の上蓋をなすものであり、かつ、左右一対の両フラップ16E・16Fと前後一対の両フラップ16G・16Hは当該包装用箱11の底蓋をなすものである。
各フラップ15A〜15Dにおいて、フラップ15Aはその一側部を押さえ部A1、その他側部を被押さえ部A2とするものである。同様に、フラップ15Bもその一側部を押さえ部B1、その他側部を被押さえ部B2とし、かつ、フラップ15Cもその一側部を押さえ部C1、その他側部を被押さえ部C2とする。さらに、フラップ15Dもその一側部を押さえ部D1、その他側部を被押さえ部D2とする。
フラップ15Aの押さえ部A1は傾斜状のフラップ側縁を有している。より具体的にいうと、フラップ基端部側からフラップ先端部側にわたり内向きに傾斜した傾斜縁17を有している。フラップ15Bの押さえ部B1や被押さえ部B2も、それぞれ、内向きに傾斜した同様の傾斜縁18・19を有している。また、フラップ15Dの押さえ部D1にも、フラップ基端部側からフラップ先端部側にわたり内向きに傾斜した傾斜縁20がある。
フラップ15Cの詳細な構成はつぎのとおりである。フラップ15Cの基本形状は長方形である。フラップ15Cの被押さえ部C2は、線状・スリット状・細幅状などのうちから選択されたいずれかの形状からなるロック溝21を有している。このロック溝21は、フラップ15Cにおける被押さえ部C2の領域において、フラップ先端部側からラップ基端部側に向けて切り込み形成されたものである。フラップ15Cにおいて、ロック溝21の端末側には、そのロック溝21と交差状態で連通する補助的な切り込み線21aが形成されている。フラップ15Cの被押さえ部C2には、ロック溝21の両側に一対の挟み片22・23がみられる。この両挟み片22・23は、被押さえ部C2にロック溝21を形成したことで生じたものである。両挟み片22・23の一方(22)には、その先端部側の角部に丸みが付されている。これにともない、ロック溝21の入口側には広幅の導入部24が生じている。フラップ15Cには、さらに、手先(指先)を掛けるための凹部25がフラップ先端側の中央領域に形成されている。
上記における両フラップ15A・15Cの相対関係はつぎのようなものである。すなわち、フラップ15Aの押さえ部A1でフラップ15Cの被押さえ部C2を押さえ込んでいるときのフラップ15C側のロック溝21は、フラップ15A側の傾斜縁17を受け入れることができ、かつ、このときの両挟み片22・23は、ロック溝21内のフラップ傾斜縁17を挟み込むことができるものである。
上記における両フラップ15B・15Cには、特許文献1に開示されてたものと同様のロック構造も設けられている。すなわち、一方のフラップ15Cには、ロック溝26とその端末部に交差する補助的な切り込み線27とが形成されており、他方のフラップ15Bには、ロック溝26と相対掛止自在に対応するロック片28が突出形成されている。さらに、フラップ15Cには、凹形の指掛け部29も形成されている。
底蓋用の各フラップ16E〜16Hでは、筒状動体12の下面開口部14を覆い閉じるときの閉じ込み方式として、周知の「差し込み式」を採用する。この各フラップ16E〜16Hも、二つのフラップ16E・16Fが左右一対をなし他の二つのフラップ16G・16Hが前後一対をなす。けれども、各フラップ16E〜16Hの押さえ部や被押さえ部については、底蓋用フラップ15A〜15Dのそれと態様が異なり以下のようになる。左右対称形をなす両フラップ16E・16Fの場合、その一側部を押さえ部E1・F1、その他側部を被押さえ部E2・F2とするものである。各押さえ部E1・F1のフラップ縁は、いずれも傾斜縁30・31となっており、各押さえ部E1・F1の先端部側には、角形の切欠部32・33が形成されている。また、両側部を押さえ部G1・G2とするほぼ台形状のフラップ16Gは、その先端部側に差し込み片34を有する。さらに、両側部を被押さえ部H1・H2とする長方形状のフラップ16Hは、その先端部側の中央に指挿入用の小さな凹部35を有するものである。
図1〜図3に例示された包装用箱11の場合、図4の展開状物を筒状化したのち、それを扁平に折り畳んで収納しておく。一方、使用に際しては、扁平な包装用箱11を取り出し、それを立体的な箱状に折り込んだり組み立てたりする。
包装用箱11の筒状胴体12は、図4から理解できるように、四つの胴壁面部12W・12X・12Y・12Zを構成要素とするものである。そのうちで、胴壁面部12Yの端縁部には連結片36が一体形成されている。したがって、図4の展開状物の場合、胴壁面部12Yの連結片36を胴壁面部12Yの端縁部内面に止着することで筒状化され、それにより包装用箱11の筒状胴体12が形成される。この筒状化を具体的にいうと、ステープル止め・テープ止め・接着剤止めなどのうちのいずれか一つ以上の止着手段で、連結片36が胴壁面部12Yの端縁部内面に止着される。
折り畳み状態にある包装用箱11を包装可能な箱形の形態にするときは、第一段階において図2(A)のように扁平な筒状胴体12を角筒状に立体化した後、第二段階において図2(B)(C)のように筒状胴体12の下面開口部14を底蓋用の各フラップ16E〜16Hで覆い閉じる。第二段階の各操作は以下のようなものである。はじめは、後側のフラップ16Hを折り込む。つぎに、左右両側のフラップ16E・16Fを折り込みつつ、その左右両側フラップ16E・16Fの押さえ部E1・F1で後側のフラップ16Hの被押さえ部H1・H2を押さえ込む。この後は、前側のフラップ16Gを折り込み、かつ、その前側フラップ16Gの押さえ部G1・G2で左右両側フラップ16E・16Fの被押さえ部E2・F2を押さえ込みつつ、当該前側フラップ16Gの差し込み片34を後側フラップ16H下に差し込む。
包装可能な箱形状態となった包装用箱11内には、たとえば、野菜などの被包装物が詰め込まれる。この詰め込み後は、周知の「たとう式」にしたがい、筒状胴体12の上面開口部13が上蓋用の各フラップ15A〜15Dで覆い閉じられる。それは図3を参照して以下のようなものである。
図3(A)は筒状胴体12の上面開口部13が開放された状態を示すものである。この状態のときの上蓋用の各フラップ15A〜15Dは、多くの場合、外向きに倒れていたり起立していたりする。上蓋用の各フラップ15A〜15Dについては、一番目にフラップ15C、二番目にフラップ15A、三番目にフラップ15D、四番目にフラップ15Bというように、各フラップが時計回り順に折り込まれる。図3(B)はフラップ15Cが一番目に折り込まれ、かつ、フラップ15Aが二番目に折り込まれた状態を示している。この段階のときは、筒状胴体12の上面開口部13がほぼ半分閉じられ、フラップ15Cの被押さえ部C2がフラップ15Aの押さえ部A1で押さえ込まれている。図3(C)はフラップ15Dが三番目に折り込まれた後、フラップ15Bが四番目に折り込まれた状態を示している。この段階に至ると、筒状胴体12の上面開口部13は全面的に閉じられる。そしてフラップ15Aの被押さえ部A2がフラップ15Dの押さえ部D1で押さえ込まれたり、フラップ15Dの被押さえ部D2がフラップ15Bの押さえ部B1で押さえ込まれたりするほか、フラップ15Bの被押さえ部B2がフラップ15Cの押さえ部C1で押さえ込まれたりする。このときの両フラップ15B・15Cについては、押さえ部C1を上向きに撓ませたり被押さえ部B2を下向きに撓ませたりしながら、被押さえ部B2を押さえ部C1下へくぐらせる。このくぐらせる際、フラップ15Bのロック片28とフラップ15Cのロック溝26とを相対掛止させるのである。図3(C)の段階では、さらに、フラップ15B側の傾斜縁17をフラップ15Cのロック溝21内に嵌め込むことで、その傾斜縁17をフラップ15Cの両挟み片22・23で挟み込み、これによって両フラップ15A・15Cをロック状態にする。かかるロック操作としては、両挟み片22・23がフラップ15Aの押さえ部A1下にある状態においてフラップ15Cの先端部側を若干持ち上げる。すなわち、一方の挟み片22のみを撓み変形させながら当該挟み片22を傾斜縁17上に乗り上がらせるのである。かくて傾斜縁17は、その上位の挟み片22とその下位の挟み片23との間に挟まれた状態になるので、両フラップ15A・15Cが相対的なロック状態となる。
上蓋閉鎖状態がロックされた上記包装用箱11の場合、各フラップ15A〜15Dが不本意に開放される事態が起こりがたいだけでなく、そのロック効果によって箱が全体的にしっかりした立体構造物になる。よって、蓋閉鎖状態がロックされた上記包装用箱11の場合、被包装物に対する保護機能も高まることとなる。
つぎに、包装用箱11に関する他の実施形態について、図5を参照して説明する。
図5に例示された包装用箱11の場合、基本構成は図1〜図4の前例で示されたものと共通するが、一部の構成ないし事項に関しては前例と異なる。その相違点の一つは、筒状胴体12の上面開口部13を覆い閉じるときの上蓋用フラップ15A〜15Dが、反時計回り方向の順に閉じられることである。他の一つは、各フラップ15A〜15Dの両側部にある押さえ部A1・B1・C1・D1と被押さえ部A2・B2・C2・D2が、前例との比較で逆位になっていることである。このほか、上蓋用の各フラップについても、一部フラップの形状ないし構造が前例と相違する。たとえば、フラップ15Bの場合、ロック片28や指掛け部29が省略されている。また、フラップ15Bの場合、フラップ一側端縁は傾斜縁となっているが、フラップ他側端縁は傾斜していない。フラップ15Cの場合も、ロック溝26や切り込み線27が省略されていて、フラップ一側端縁は傾斜縁となっている。一方で、図5における底蓋用フラップ16E〜16Hの場合、フラップ用のロック構造はないが、その形状構造は、この図5における上蓋用フラップ15A〜15Dに準じたものとなっている。
図5においても、筒状胴体12の下面開口部14が底蓋用の各フラップ16E〜16Hで閉鎖され、かつ、筒状胴体12の上面開口部13が開放されている包装用箱11内に野菜などの被包装物を詰め込む。被包装物詰め込み後の包装用箱11については、筒状胴体12の上面開口部13を上蓋用の各フラップ15A〜15Dで覆い閉じる。すなわち、各上蓋用フラップ中の任意一つを折り込みの第一番目に選定し、図5(A)〜図5(D)のごとく各フラップ15A〜15Dを反時計回り方向順に筒状胴体12の上面開口部13側へ折り込んでいくものである。これに際しては「たとう式」にしたがい、フラップ15Aの被押さえ部A2をフラップ15Cの押さえ部C1でさえ込み、フラップ15Cの被押さえ部C2をフラップ15Bの押さえ部B1で押さえ込み、かつ、フラップ15Bの被押さえ部B2をフラップ15Dの押さえ部D1で押さえ込み、さらに、フラップ15Dの被押さえ部D2をフラップ15Aの押さえ部A1押さえ込む。この後、フラップ15B側の傾斜縁17をフラップ15Cのロック溝21内に嵌め込むことで、その傾斜縁17をフラップ15Cの両挟み片22・23で挟み込み、これによって、両フラップ15A・15Cをロック状態にする。このロック操作のときは、両挟み片22・23がフラップ15Aの押さえ部A1上にある状態において、フラップ15Cの先端部側を若干押し下げる。すなわち、一方の挟み片22のみを撓み変形させながら当該挟み片22を傾斜縁17下にくぐらせる。かくて傾斜縁17は、その下位の挟み片22とその上位の挟み片23との間に挟まれた状態になるので、両フラップ15A・15Cが相対的なロック状態となる。
上述した包装用箱11の部分的な変形例について、図6(I)〜(IV)を参照して以下に説明する。
傾斜縁17・ロック溝21・一対の挟み片22・23などを主体にした上蓋用のロック構造については、直角に交差するフラップ相互であれば、両フラップ15A・15C以外のフラップにも設けることができる。ちなみに図6(I)の場合、傾斜縁17・ロック溝21・一対の挟み片22・23を主体にしたロック構造が、両フラップ15B・15Cに設けられている。この場合の二つのフラップはフラップ15Bとフラップ15Dや、図6(II)のごとく、フラップ15Aとフラップ15Dであってもよい。この上蓋用ロック構造は、また、両フラップ15A・15C、両フラップ15A・15D、15B・15D、15A・15Dなどすべてに設けられてもよいし、また、そのうちの二組の両フラップに当該上蓋用ロック構造が設けられてもよいものである。したがって、包装用箱11については、複数の上蓋用ロック構造を具備する例もある。一方、ロック溝26とロック片28とを主体にしたロック構造については、これが傾斜縁17・ロック溝21・一対の挟み片22・23を主体にしたロック構造に変更されたり省略されたりすることがある。
傾斜縁17・ロック溝21・一対の挟み片22・23を主体にした上蓋用ロック構造の場合、傾斜縁17がロック溝21内に嵌まり込んで両挟み片22・23により挟まれたとき、フラップ15Aの傾斜縁17側と両挟み片22・23とが上下に重なり、その重なり合う部分が分厚くなる。これを解消するために、図6(III)(IV)に例示するような手段が講じられる。その一つは、挟み片22および/または23がその先端部側へ向かうにしたがい次第に薄くなるような形状に加圧成形されることである。他の一つは、フラップ15Aの面について、挟み片22および/または23の重なる部位の面が加圧成形されて凹んでいることである。このようにすることで、既述の分厚さがかなり解消されることとなり、また、挟み片22・23も撓みやすくなる。
底蓋用の各フラップ16E〜16Hについては、長方形のもの、一側縁または両側縁に傾斜縁17を有する台形のものなど、適当な形状のものを自由に採用することができる。再開閉を要しない底蓋用の各フラップ16E〜16Hの場合、ステープル・テープ・接着剤などで底蓋閉鎖状態が固定されることもある。
本発明に係る厚紙製包装用箱は、上蓋閉鎖状態をロックするための手段を具備する。その手段は、材料増加の抑制・製造の簡易化・コストアップの抑制・構造の複雑化回避などを満足させるのみならず、強度特性の向上させたり、包装機能を充実させたりするものである。したがって、本発明に係る厚紙製包装用箱は産業上の利用可能性が十分にある。
11 包装用箱
12 筒状胴体
12W 胴壁面部
12X 胴壁面部
12Y 胴壁面部
12Z 胴壁面部
13 上面開口部
14 下面開口部
15A 上蓋用のフラップ
A1 押さえ部
A2 被押さえ部
15B 上蓋用のフラップ
B1 押さえ部
B2 被押さえ部
15C 上蓋用のフラップ
C1 押さえ部
C2 被押さえ部
15D 上蓋用のフラップ
D1 押さえ部
D2 被押さえ部
16E 底蓋用のフラップ
E1 押さえ部
E2 被押さえ部
16F 底蓋用のフラップ
F1 押さえ部
F2 被押さえ部
16G 底蓋用のフラップ
G1 押さえ部
G2 押さえ部
16H 底蓋用のフラップ
H1 被押さえ部
H2 被押さえ部
17 傾斜縁
18 傾斜縁
19 傾斜縁
20 傾斜縁
21 ロック溝
22 挟み片
23 挟み片
24 導入部
25 凹部
26 ロック溝
27 切り込み線
28 ロック片
29 指掛け部
30 傾斜縁
31 傾斜縁
32 切欠部
33 切欠部
34 差し込み片
35 凹部
36 連結片

Claims (4)

  1. 四角形の上面開口部や四角形の下面開口部をもつ四角筒状の筒状胴体と、その筒状胴体の上面開口部を覆い閉じるための上蓋と、その筒状胴体の下面開口部を覆い閉じるための底蓋とを有するものであること、および、
    前記底蓋用フラップとして第1のフラップと第2のフラップと第3のフラップと第4のフラップとを備えており、これらのうちでは、底蓋用第1フラップと底蓋用第2フラップとが左右一対をなしているとともに、底蓋用第3フラップと底蓋用第4フラップとが前後一対をなしていること、および、
    前記底蓋用第1フラップと前記底蓋用第2フラップが前記筒状胴体の左右両側壁の各下端部にそれぞれ一体化されて前記筒状胴体の下面開口部側に向けて折り込み自在となっており、かつ、前記底蓋用第3フラップと前記底蓋用第4フラップが前記筒状胴体の前後両側壁の各下端部にそれぞれ一体化されて前記筒状胴体の下面開口部側に向けて折り込み自在となっていること、および、
    前記底蓋用第3フラップの両側端部が前記底蓋用第1フラップや前記底蓋用第2フラップに対する押さえ部になっているとともに、前記底蓋用第4フラップの両側端部が前記底蓋用第1フラップと前記底蓋用第2フラップとによって押さえ込まれる被押さえ部になっていること、および、
    左右一対の前記底蓋用フラップについては、この左右一対の底蓋用フラップを折り込み状態で対向させたときに、その折り込まれた当該両フラップの先端部間に相対的な間隔が介在するものであること、および、
    前後一対の前記底蓋用フラップについては、この前後一対の底蓋用フラップを折り込み状態で対向させたときに、その折り込み状態における当該両フラップの先端部が互いに近接するものであること、および、
    前記四つの底蓋用フラップをそれぞれ前記筒状胴体の下面開口部側へ折り込んで当該下面開口部をその四つの前記底蓋用フラップで覆い閉じ状態にするときの覆い閉じ順序として、1番目に後側の前記底蓋用第4フラップを閉じ、2番目と3番目に左右一対の前記底蓋用第1フラップと前記底蓋用第2フラップとを閉じ、4番目に前側の前記底蓋用第3フラップを閉じるものであること、および、
    1番目から4番目までの前記閉じ込み順序にしたがって前記下面開口部側へ折り込まれた四つの前記底蓋用フラップを蓋底側からみるとき、1番目に折り込まれた前記底蓋用第4フラップの両端部にある被押さえ部の上には、2番目と3番目に折り込まれた前記底蓋用第1フラップや前記底蓋用第2フラップの一側端部にある押さえ部が折り重なるものであるとともに、その折り込まれた底蓋用第1フラップや底蓋用第2フラップの被押さえ部上には、4番目に折り込まれた前記底蓋用第3フラップの押さえ部が折り重なるものであること
    を前提とする厚紙製包装用箱において、
    前記底蓋用第3フラップがその先端部側に差し込み片を有していること、および、
    前記底蓋用第1フラップと前記底蓋用第2フラップと前記底蓋用第4フラップとで覆われたときの前記下面開口部には未被覆の残存空間が生じるものであるとともに、その未被覆残存空間が前記底蓋用第3フラップにより覆われるものであること、および、
    前記第3フラップの先端部にある前記差し込み片については、前記下面開口部側へ折り込まれた前記底蓋用第4フラップの先端部下に差し込まれるものであり、かつ、この差し込み片の差し込みによって前記各底蓋用フラップの底蓋閉じ状態が保持されるものであること
    を特徴とする厚紙製包装用箱。
  2. 四角形の上面開口部や四角形の下面開口部をもつ四角筒状の筒状胴体と、その筒状胴体の上面開口部を覆い閉じるための上蓋と、その筒状胴体の下面開口部を覆い閉じるための底蓋とを有するものであること、および、
    前記上蓋用フラップとして第1のフラップと第2のフラップと第3のフラップと第4のフラップとを備えており、これらのうちでは、上蓋用第1フラップ上蓋用第2フラップとが左右一対をなしているとともに上蓋用第3フラップ上蓋用第4フラップとが前後一対をなしていること、および、
    前記上蓋用第1フラップ前記上蓋用第2フラップについては、前記筒状胴体における左右両側壁の各上端部にそれぞれ一体化されて前記筒状胴体の上面開口部側に向けて折り込み自在となっており、かつ、前記上蓋用第3フラップ前記上蓋用第4フラップについては、前記筒状胴体の前後両側壁の各上端部にそれぞれ一体化されて前記筒状胴体の上面開口部側に向けて折り込み自在となっていること、および、
    前記四つの上蓋用フラップの各一側端部が押さえ部になっており、かつ、前記四つの上蓋用フラップの各他側端部が被押さえ部になっていること、および、
    左右一対の前記上蓋用フラップを前記折り込み状態で対向させたときには当該両フラップの先端部間に相対的な間隔が介在し、かつ、前後一対の前記上蓋用フラップを前記折り込み状態で対向させたときには当該両フラップの先端部が互いに近接するものであること、および、
    四つの前記上蓋用フラップをそれぞれ前記筒状胴体の上面開口部側へ折り込んで当該上面開口部をその四つの上蓋用フラップで覆い閉じ状態にするときの覆い閉じ順序として、1番目に後側の前記上蓋用第4フラップを閉じ、2番目に左側の前記上蓋用第1フラップを閉じ、3番目に右側の前記上蓋用第2フラップを閉じ、4番目に後側の前記上蓋用第3フラップを閉じるものであること、および、
    前記閉じ込み順序にしたがって前記上面開口部側へ折り込んだときの四つの前記上蓋用フラップについては、当該上面開口部の四隅内でそれぞれ交差するフラップ相互の前記押さえ部と前記被押さえ部とが、押さえ部を上かつ被押さえ部を下にして互いに重なり合うものであること、および、
    前記底蓋用フラップとして第1のフラップと第2のフラップと第3のフラップと第4のフラップとを備えており、これらのうちでは、底蓋用第1フラップと底蓋用第2フラップとが左右一対をなしているとともに、底蓋用第3フラップと底蓋用第4フラップとが前後一対をなしていること、および、
    前記底蓋用第1フラップと前記底蓋用第2フラップが前記筒状胴体の左右両側壁の各下端部にそれぞれ一体化されて前記筒状胴体の下面開口部側に向けて折り込み自在となっており、かつ、前記底蓋用第3フラップと前記底蓋用第4フラップが前記筒状胴体の前後両側壁の各下端部にそれぞれ一体化されて前記筒状胴体の下面開口部側に向けて折り込み自在となっていること、および、
    前記底蓋用第3フラップの両側端部が前記底蓋用第1フラップや前記底蓋用第2フラップに対する押さえ部になっているとともに、前記底蓋用第4フラップの両側端部が前記底蓋用第1フラップと前記底蓋用第2フラップとによって押さえ込まれる被押さえ部になっていること、および、
    左右一対の前記底蓋用フラップについては、この左右一対の底蓋用フラップを折り込み状態で対向させたときに、その折り込まれた当該両フラップの先端部間に相対的な間隔が介在するものであること、および、
    前後一対の前記底蓋用フラップについては、この前後一対の底蓋用フラップを折り込み状態で対向させたときに、その折り込み状態における当該両フラップの先端部が互いに近接するものであること、および、
    前記四つの底蓋用フラップをそれぞれ前記筒状胴体の下面開口部側へ折り込んで当該下面開口部をその四つの前記底蓋用フラップで覆い閉じ状態にするときの覆い閉じ順序として、1番目に後側の前記底蓋用第4フラップを閉じ、2番目と3番目に左右一対の前記底蓋用第1フラップと前記底蓋用第2フラップとを閉じ、4番目に前側の前記底蓋用第3フラップを閉じるものであること、および、
    1番目から4番目までの前記閉じ込み順序にしたがって前記下面開口部側へ折り込まれた四つの前記底蓋用フラップを蓋底側からみるとき、1番目に折り込まれた前記底蓋用第4フラップの両端部にある被押さえ部の上には、2番目と3番目に折り込まれた前記底蓋用第1フラップや前記底蓋用第2フラップの一側端部にある押さえ部が折り重なるものであるとともに、その折り込まれた底蓋用第1フラップや底蓋用第2フラップの被押さえ部の上には、4番目に折り込まれた前記底蓋用第3フラップの押さえ部が折り重なるものであること
    を前提とする厚紙製包装用箱において、
    四つの前記上蓋用フラップのうちの二つのフラップであって、前記筒状胴体の上面開口部を覆い閉じ状態にしたときに前記上面開口部の一隅領域で被押さえ部と押さえ部とが交差状態で重なり合う二つのフラップについて、その一方を一方フラップとし、その他方を他方フラップとした場合、前記他方フラップの押さえ部で被押さえ部が押さえ込まれる前記一方プラップが、そのフラップ側縁に、前記一方フラップ基端部側からその一方フラップ先端部側に向けて傾斜する傾斜縁を有しており、前記一方プラップの被押さえ部を押さえ込むための前記他方フラップの押さえ部には、その押さえ部領域にあって前記他方フラップ先端部側からその他方フラップ基端部方向に向けて切り込まれたロック溝が形成されているとともに、前記他方フラップの押さえ部におけるロック溝の両側部位が一対の挟み片になっていること、および、
    前記筒状胴体の上面開口部を覆い閉じ状態にしたときの前記一方プラップの傾斜縁と前記他方フラップのロック溝については、前記他方フラップのロック溝が前記一方プラップのフラップ傾斜縁側を受け入れることにより一方プラップと他方フラップとがロック状態になるものであり、かつ、前記他方フラップのロック溝内に受け入れられた前記一方プラップのフラップ傾斜縁側が、前記他方フラップの押さえ部にある一対の前記挟み片で挟み込まれるものであること、および、
    前記底蓋用フラップとして第1のフラップと第2のフラップと第3のフラップと第4のフラップHとを備えており、これらのうちでは底蓋用第1フラップと底蓋用第2フラップとが左右一対をなしているとともに、底蓋用第3フラップと底蓋用第4フラップとが前後一対をなしていること、および、
    前記底蓋用第1フラップと前記底蓋用第2フラップについては前記筒状胴体の左右両側壁の各下端部にそれぞれ一体化されて前記筒状胴体の下面開口部側に向けて折り込み自在となっていること、および、
    前記底蓋用第3フラップと前記底蓋用第4フラップについては前記筒状胴体の前後両側壁の各下端部にそれぞれ一体化されて前記筒状胴体の下面開口部側に向けて折り込み自在となっていること、および、
    前記底蓋用第3フラップの両側端部については、前記底蓋用第1フラップや前記底蓋用第2フラップに対する押さえ部になっているとともに、前記底蓋用第4フラップの両側端部については、前記底蓋用第1フラップと前記底蓋用第2フラップとによって押さえ込まれる被押さえ部になっていること、および、
    左右一対の前記底蓋用フラップついては、この左右一対の底蓋用フラップを折り込み状態で対向させたときに、その折り込み状態における当該両フラップの先端部間に相対的な間隔が介在するものであること、および、 前後一対の前記底蓋用フラップについては、これらを折り込み状態で対向させたときに、その折り込まれた当該両フラップの先端部が互いに近接するものであること、および、
    前記四つの底蓋用フラップをそれぞれ前記筒状胴体の下面開口部側へ折り込んで当該下面開口部をその四つの前記底蓋用フラップで覆い閉じ状態にするときの覆い閉じ順序として、1番目に後側の前記底蓋用第4フラップを閉じ、2番目と3番目に左右一対の前記底蓋用第1フラップと前記底蓋用第2フラップとを閉じ、4番目に後側の前記底蓋用第3フラップを閉じるものであること、および、
    1番目から4番目までの前記閉じ込み順序にしたがって前記下面開口部側へ折り込まれた四つの前記底蓋用フラップについて、1番目に折り込まれた前記底蓋用第4フラップの両端部にある被押さえ部の上には、2番目と3番目に折り込まれた前記底蓋用第1フラップや前記底蓋用第2フラップの一側端部にある押さえ部が折り重なるものであるとともに、その折り込まれた底蓋用第1フラップや底蓋用第2フラップの被押さえ部の上には、4番目に折り込まれた前記底蓋用第3フラップの押さえ部が折り重なるものであること
    を前提とする厚紙製包装用箱において、
    前記底蓋用第3フラップがその先端部側に差し込み片を有していること、および
    前記底蓋用第1フラップと前記底蓋用第2フラップと前記底蓋用第4フラップとで覆われたときの前記下面開口部には未被覆の残存空間が生じるものであるとともに、その未被覆残存空間が前記底蓋用第3フラップにより覆われるものであること、および、
    前記第3フラップの先端部にある前記差し込み片については、折り込み状態にある前記底蓋用第4フラップの先端部下に差し込まれるものであり、かつ、この差し込み片の差し込みによって前記各底蓋用フラップの底蓋閉じ状態が保持されるものであること
    を特徴とする厚紙製包装用箱。
  3. 四角形の上面開口部や四角形の下面開口部をもつ四角筒状の筒状胴体と、その筒状胴体の上面開口部を覆い閉じるための上蓋と、その筒状胴体の下面開口部を覆い閉じるための底蓋とを有するものであること、および、
    前記上蓋用フラップとして第1のフラップと第2のフラップと第3のフラップと第4のフラップとを備えており、これらのうちでは、上蓋用第1フラップ上蓋用第2フラップとが左右一対をなしているとともに上蓋用第3フラップ上蓋用第4フラップとが前後一対をなしていること、および、
    前記上蓋用第1フラップ前記上蓋用第2フラップについては、前記筒状胴体における左右両側壁の各上端部にそれぞれ一体化されて前記筒状胴体の上面開口部側に向けて折り込み自在となっており、かつ、前記上蓋用第3フラップ前記上蓋用第4フラップについては、前記筒状胴体の前後両側壁の各上端部にそれぞれ一体化されて前記筒状胴体の上面開口部側に向けて折り込み自在となっていること、および、
    前記四つの上蓋用フラップの各一側端部が押さえ部になっており、かつ、前記四つの上蓋用フラップの各他側端部が被押さえ部になっていること、および、
    左右一対の前記上蓋用フラップを前記折り込み状態で対向させたときには当該両フラップの先端部間に相対的な間隔が介在し、かつ、前後一対の前記上蓋用フラップを前記折り込み状態で対向させたときには当該両フラップの先端部が互いに近接するものであること、および、
    四つの前記上蓋用フラップをそれぞれ前記筒状胴体の上面開口部側へ折り込んで当該上面開口部をその四つの上蓋用フラップで覆い閉じ状態にするときの覆い閉じ順序として、1番目に後側の前記上蓋用第3フラップを閉じ、2番目に左側の前記上蓋用第1フラップを閉じ、3番目に前側の前記上蓋用第3フラップを閉じ、4番目に右側の前記上蓋用第2フラップを閉じるものであること、および、
    前記閉じ込み順序にしたがって前記上面開口部側へ折り込んだときの四つの前記上蓋用フラップについては、当該上面開口部の四隅内でそれぞれ交差するフラップ相互の前記押さえ部と前記被押さえ部とが、押さえ部を上かつ被押さえ部を下にして互いに重なり合うものであること、および、
    前記底蓋用フラップとして第1のフラップと第2のフラップと第3のフラップと第4のフラップとを備えており、これらのうちでは、底蓋用第1フラップと底蓋用第2フラップとが左右一対をなしているとともに、底蓋用第3フラップと底蓋用第4フラップとが前後一対をなしていること、および、
    前記底蓋用第1フラップと前記底蓋用第2フラップが前記筒状胴体の左右両側壁の各下端部にそれぞれ一体化されて前記筒状胴体の下面開口部側に向けて折り込み自在となっており、かつ、前記底蓋用第3フラップと前記底蓋用第4フラップが前記筒状胴体の前後両側壁の各下端部にそれぞれ一体化されて前記筒状胴体の下面開口部側に向けて折り込み自在となっていること、および、
    前記底蓋用第3フラップの両側端部が前記底蓋用第1フラップや前記底蓋用第2フラップに対する押さえ部になっているとともに、前記底蓋用第4フラップの両側端部が前記底蓋用第1フラップと前記底蓋用第2フラップとによって押さえ込まれる被押さえ部になっていること、および、
    左右一対の前記底蓋用フラップについては、この左右一対の底蓋用フラップを折り込み状態で対向させたときに、その折り込まれた当該両フラップの先端部間に相対的な間隔が介在するものであること、および、
    前後一対の前記底蓋用フラップについては、この前後一対の底蓋用フラップを折り込み状態で対向させたときに、その折り込み状態における当該両フラップの先端部が互いに近接するものであること、および、
    前記四つの底蓋用フラップをそれぞれ前記筒状胴体の下面開口部側へ折り込んで当該下面開口部をその四つの前記底蓋用フラップで覆い閉じ状態にするときの覆い閉じ順序として、1番目に後側の前記底蓋用第4フラップを閉じ、2番目と3番目に左右一対の前記底蓋用第1フラップと前記底蓋用第2フラップとを閉じ、4番目に前側の前記底蓋用第3フラップを閉じるものであること、および、
    1番目から4番目までの前記閉じ込み順序にしたがって前記下面開口部側へ折り込まれた四つの前記底蓋用フラップを蓋底側からみるとき、1番目に折り込まれた前記底蓋用第4フラップの両端部にある被押さえ部の上には、2番目と3番目に折り込まれた前記底蓋用第1フラップや前記底蓋用第2フラップの一側端部にある押さえ部が折り重なるものであるとともに、その折り込まれた底蓋用第1フラップや底蓋用第2フラップの他側端部の上には、4番目に折り込まれた前記底蓋用第3フラップの両側端部が折り重なるものであること を前提とする厚紙製包装用箱において、
    四つの前記上蓋用フラップのうちの二つのフラップであって、前記筒状胴体の上面開口部を覆い閉じ状態にしたときに前記上面開口部の一隅領域で被押さえ部と押さえ部とが交差状態で重なり合う二つのフラップについて、その一方を一方フラップとし、その他方を他方フラップとした場合、前記一方フラップの押さえ部で被押さえ部が押さえ込まれる前記他方プラップが、そのフラップ側縁に、前記他方フラップ基端部側からその他方フラップ先端部側に向けて傾斜する傾斜縁を有しており、かつ、前記他方プラップの被押さえ部を押さえ込むための前記一方フラップの押さえ部には、その押さえ部領域にあって前記一方フラップ先端部側からその一方フラップ基端部方向に向けて切り込まれたロック溝が形成されているとともに、前記一方フラップの押さえ部におけるロック溝の両側部位が一対の挟み片になっていること、および、
    前記筒状胴体の上面開口部を覆い閉じ状態にしたときの前記他方プラップの傾斜縁と前記一方フラップのロック溝については、前記一方フラップのロック溝が前記他方プラップのフラップ傾斜縁側を受け入れることにより一方プラップと他方フラップとがロック状態になるものであり、かつ、前記一方フラップのロック溝内に受け入れられた前記他方プラップのフラップ傾斜縁側が、前記一方フラップの押さえ部にある一対の前記挟み片で挟み込まれるものであること、および、
    前記底蓋用フラップとして第1のフラップと第2のフラップと第3のフラップと第4のフラップとを備えており、これらのうちでは、底蓋用第1フラップと底蓋用第2フラップとが左右一対をなしているとともに、底蓋用第3フラップと底蓋用第4フラップとが前後一対をなしていること、および、
    前記底蓋用第1フラップと前記底蓋用第2フラップについては前記筒状胴体の左右両側壁の各下端部にそれぞれ一体化されて前記筒状胴体の下面開口部側に向けて折り込み自在となっており、かつ、前記底蓋用第3フラップと前記底蓋用第4フラップについては前記筒状胴体の前後両側壁の各下端部にそれぞれ一体化されて前記筒状胴体の下面開口部側に向けて折り込み自在となっていること、および、
    前記底蓋用第3フラップの両側端部については、前記底蓋用第1フラップや前記底蓋用第2フラップに対する押さえ部になっているとともに、前記底蓋用第4フラップの両側端部については、前記底蓋用第1フラップと前記底蓋用第2フラップとによって押さえ込まれる被押さえ部になっていること、および、
    左右一対の前記底蓋用フラップついては、この左右一対の底蓋用フラップを折り込み状態で対向させたときに、その折り込まれた当該両フラップの先端部間に相対的な間隔が介在するものであること、および、
    前後一対の前記底蓋用フラップについては、この前後一対の底蓋用フラップを折り込み状態で対向させたときに、その折り込み状態における当該両フラップの先端部が互いに近接するものであること、および、
    前記四つの底蓋用フラップをそれぞれ前記筒状胴体の下面開口部側へ折り込んで当該下面開口部をその四つの前記底蓋用フラップで覆い閉じ状態にするときの覆い閉じ順序として、1番目に後側の前記底蓋用第4フラップを閉じ、2番目と3番目に左右一対の前記底蓋用第1フラップと前記底蓋用第2フラップとを閉じ、4番目に前側の前記底蓋用第3フラップを閉じるものであること、および、
    1番目から4番目までの前記閉じ込み順序にしたがって前記下面開口部側へ折り込まれた四つの前記底蓋用フラップについて、1番目に折り込まれた前記底蓋用第4フラップの両端部にある被押さえ部の上には、2番目と3番目に折り込まれた前記底蓋用第1フラップや前記底蓋用第2フラップの一側端部にある押さえ部F1F2が折り重なるものであるとともに、その折り込まれた底蓋用第1フラップや底蓋用第2フラップの被押さえ部の上には、4番目に折り込まれた前記底蓋用第3フラップの押さえ部が折り重なるものであること
    を前提とする厚紙製包装用箱において、
    前記底蓋用第3フラップがその先端部側に差し込み片を有していること、および
    前記底蓋用第1フラップと前記底蓋用第2フラップと前記底蓋用第4フラップとで覆われたときの前記下面開口部には未被覆の残存空間が生じるものであるとともに、その未被覆残存空間が前記底蓋用第3フラップにより覆われるものであること、および、
    前記第3フラップの先端部にある前記差し込み片については、折り込み状態にある前記底蓋用第4フラップの先端部下に差し込まれるものであり、かつ、この差し込み片の差し込みによって前記各底蓋用フラップの底蓋閉じ状態が保持されるものであること
    を特徴とする厚紙製包装用箱。
  4. 前記傾斜縁をフラップ側縁に有する上蓋用フラップが複数あるとともに、前記ロック溝および一対の前記挟み片を有する上蓋用フラップが複数あり、かつ、前記傾斜縁を有する上蓋用フラップと、前記ロック溝および一対の前記挟み片を有する上蓋用フラップとが、それぞれロック状態になるものである請求項2または請求項3に記載された厚紙製包装用箱。
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