JP6848296B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置に関する。
接触転写方式の転写手段を備える複写機、ファクシミリ、プリンタ、これらの複合機等の電子写真方式の画像形成装置においては、温度に応じて転写電圧を制御する技術が公知である。例えば低温時に転写電圧を高くすることが知られている(例えば、特許文献1ないし3参照)。
転写手段用に廉価な高圧電源(HVP)を使用した場合、低温環境(例えば5℃以下)で転写ローラの抵抗値が高くなり、定電流制御をしようとすると転写バイアスが高くなり、高圧電源の出力異常が発生し、マシンダウンとなることがある。なお、上述した廉価な高圧電源とは、最大電圧を低くすることでコストダウンを図っているものである。例えば、従来の高圧電源の最大電圧は7kVであるのに対し、廉価品の最大電圧は5kVである。なお、以下、上記マシンとは画像形成装置のことを意味し、上記マシンダウンとは画像形成装置の動作(画像形成動作を含む)が停止することを意味する。
高圧電源出力異常が発生する原因は次のようなものである。
10℃15%の通常低温環境では問題ないが5℃以下の環境で転写ローラの抵抗値が上昇し、定電流制御をしようとすると最大電圧を超えて高圧電源出力異常が発生し、マシンダウンになる。特に、廉価品の高圧電源は出力電圧の上限値が低いため、このような異常が発生することが多い。
本発明は、環境温度が所定温度未満のときに継続して画像を形成することのできる画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明に係る画像形成装置は、画像が形成される像担持体と、前記像担持体との間に転写部を形成する転写手段と、前記転写部で画像を転写対象物に転写するために前記転写手段に対して転写電圧を印加する電圧印加手段と、前記転写電圧の大きさの異常を検知する異常検出手段と、環境温度を検知する温度検出手段と、前記温度検出手段によって検知された検知温度が所定温度未満の場合に、前記異常検出手段による異常検出処理を禁止するように、前記異常検出手段を制御し、かつ、前記転写電圧の印加を継続するように、前記電圧印加手段を制御する制御手段と、を備える。
本発明によれば、環境温度の影響を受けずに画像形成装置を継続して使用することができる。
本発明の実施対象となる画像形成装置の一例として、複写機を示す縦断正面図である。 図1に示したプリンタエンジンの感光体周りの構成を抽出して示す拡大正面図である。 実施形態1に係る画像形成装置における転写ローラに対する電源・制御系の主な構成例を示すブロック図である。 通常制御に係る高圧電源出力異常の際の動作を説明するための動作フロー図である。 実施形態1に係る動作フロー図である。 図3に示した実施形態1の電源・制御系の一部をより詳細に説明するブロック図である。 図6の電源・制御系の構成を補足する図である。 実施形態1の転写電源としての高圧発生回路の構成の一例を示すブロック図である。 実施形態1の変形例1に係る動作フロー図である。 変形例1の変形例2に係る動作フロー図である。 実施形態2に係る画像形成装置における転写ローラに対する電源・制御系の主な構成例を示すブロック図である。 実施形態2に係る動作フロー図である。 実施形態2の変形例3に係る動作フロー図である。 実施形態2の変形例3のトナー付着量調整を行うための動作フロー図である。 変形例3の変形例4に係る動作フロー図である。 実施形態3に係る画像形成装置における転写ローラに対する電源・制御系の主な構成例を示すブロック図である。 実施形態3に係る動作フロー図である。 実施形態3の変形例5に係る動作フロー図である。 実施形態3、変形例5の変形例6に係る動作フロー図である。
本発明の実施の形態を説明する。
本発明は、所定温度未満の低温時は電圧検知制御を禁止し、高圧電源出力異常を回避することでマシンダウンをせずに使えるようにすることが特徴になっている。
前記本発明の特徴について、以下に図面を参照して詳細に説明する。各実施形態等に亘り、同一の機能および形状等を有する構成要素(部材や構成部品)等については、混同の虞がない限り同一符号を付す。
図1は、本発明の実施対象となる画像形成装置の一例として、複写機を示す縦断正面図である。この複写機1は、上部側に配置されたスキャナ装置2と、このスキャナ装置2で読み取った原稿の画像を転写対象物(例えば、用紙)に形成するプリンタ装置3とを
有している。プリンタ装置3内には、シート状記録媒体の一例としての用紙Pを積層保持する給紙トレイ4あるいは手差しでの用紙を受付ける手差しトレイ5からプリンタエンジン6、定着装置7を介して排紙スタッカ部8へ至る用紙搬送路9が形成されている。
図2は、図1に示したプリンタエンジン6のドラム状の感光体10周りの構成を抽出して示す拡大正面図である。
像担持体の一例としての感光体10の周りには、電子写真プロセスにしたがい、帯電ローラ11、光書き込み装置12(図1参照)による書き込みレーザ光Lの照射露光位置、現像装置13、接触転写方式の転写手段となる転写ローラ14、転写手段に対して転写電圧を印加する電圧印加手段、クリーニングブレード15等が順に配置、設定されている。現像装置13は、現像スリーブ16、トナー濃度センサ17等を備える。また、18は感光体10上に形成されたトナー像のトナー濃度を検出するためのいわゆるPセンサ18である。また、19は転写位置への用紙の給紙搬送タイミングを制御するレジストローラである。
このような構成において、基本的には、帯電ローラ11により感光体10表面に一様な電荷を供給することで、感光体10表面が一定電位に一様に帯電する。帯電済みの感光体10表面に光書き込み装置12からのレーザによる書き込み光Lを照射することで静電潜像が形成され、現像装置13を通過する際に感光体10上にトナー像が形成される。給紙トレイ4等から給紙されレジスローラ19により感光体10に送り込まれた用紙は、転写部を通過する際に、転写ローラ14による転写作用を受けることにより、感光体10上のトナー像が用紙上へ転写される。転写されたトナー像は、定着装置7において用紙上へ溶融・定着される。
このような画像形成装置において採用される接触転写方式について説明する。
この方式では、転写ローラ14が接触転写方式の転写手段である。転写ローラ14の抵抗値は常温常湿環境(例えば23℃50%Rh)、DC500V印加で10〜10Ωである。一般的に低温低湿環境では抵抗値は高く、高温高湿環境では抵抗値は低くなる傾向がある。この抵抗値変動は通紙される際の用紙についても同様の傾向を持つ。そのため、定電流制御を行っている転写装置においては、通紙時に流れる電流値を一定にするように転写ローラ14に印加する転写バイアスを調整するが、その大きさは環境によって大きく異なるのが一般的である。
転写の基本特性として、用紙裏面にトナーと逆電荷を与えることにより、感光体10上のトナー像を電気的に用紙表面に引き寄せる働きを持たせる必要がある。転写電流を一定にするということは、このトナー像を引き寄せるのに必要な電荷量を環境によらず用紙裏面に与えるためである。電流不足になるとトナー像を十分に引き付けることができず、いわゆる転写不足の印刷画像になる。また、電流が大きすぎる場合には、転写ニップ部およびその近傍において強い電位差から生じる放電現象が発生し、その結果、トナーの極性が反転したり、潜像や転写後の画像が乱れたりする等の異常を引き起こすことがある。また、用紙のサイズが異なる場合には、転写ローラ14と感光体10とが直接接する部分で電流が流れやすくなることから、トナー像を引き寄せるために必要な電荷を用紙裏面に与えるための電流量を大きく取る必要がある。
このようなことを考慮すると、一般に、用紙サイズに応じた転写電流の適正値を決定する必要がある。
一方、電子写真方式の画像形成装置の中には、当該装置内に温湿度センサを持ち、その値に応じて転写条件を変化させ得るものも存在するが、当然それに伴うコストアップは避けることができない。温湿度センサを持たない装置においては、環境の変動や特に両面の第二面での抵抗上昇も考慮しつつ、温湿度変化があっても異常を発生しない転写条件とする必要がある。
(実施形態1)
上述した構成を前提に、図3を参照して実施形態1の制御構成について説明する。図3は、温湿度センサを備えた画像形成装置において、転写ローラに対する電源・制御系の主な構成例を示すブロック図である。
画像形成装置には、転写ローラ14に対して転写電圧を印加する電源である電圧印加手段としての高圧発生回路20が設けられている。転写ローラ14に対して定電流制御方式で転写電圧を印加する動作を制御するためにCPC回路等を含み、後述する異常検出処理などを行う制御手段としてのCPU21等を含む制御部が設けられている。
また、操作パネル23が設けられている。操作パネル23には、例えば液晶表示部やブザー等およびテンキーを含む各種キー、ボタン等が設けられている。液晶表示等の表示手段やブザー等の音発生手段は、報知手段として機能し、テンキーを含む各種キー、ボタン等は、選択手段として機能する。図中、22は温度検出手段、湿度検出手段である温湿度センサである。
図3に示すように、CPU21には、温湿度センサ22と、操作パネル23と、高圧発生回路20と、が電気的に接続されている。
なお、制御手段としてのCPU21等を含む制御部は、更に具体的には次の制御構成を具備していてもよい。すなわち、制御部は、演算手段および制御手段の機能を有するCPU21と、RAMと、ROMと、計時手段としてのタイマとから構成されるマイクロコンピュータを具備して構成されている。上記RAMは、CPU21の演算結果や種々のデータを一時的に記憶する。また、ROMに限らず、EPROMやEEPROMなどの不揮発性メモリを有していてもよい。
図4を参照して実施形態1における高圧電源出力異常の際の通常制御動作を説明する。
図4に示すように、規定の転写電流を出力させておき(ステップS1)、転写バイアスが所定電圧未満かどうか、逆に表現すれば、転写バイアスが所定電圧以上であるかどうかをt1秒間の時間間隔ごとに判断する(ステップS2)。そして所定回数連続して検知したかどうかを判断する(ステップS3)。所定回数連続して検知していると判断すれば(ステップS3でYes)、高圧電源出力異常として、高圧発生回路20からの高圧出力を停止し、画像形成動作を停止させ(マシンダウン)、操作パネル23上にサービスマンコールを報知・サービスマンコールを点灯させる(ステップS4)。転写バイアスが所定電圧未満のときは(ステップS2でYes)、転写動作を実行し(ステップS5)、転写動作を終了する(ステップS6)。
なお、ステップS3でNoのとき、すなわち、t1秒間の時間間隔ごとに所定回数連続して検知していないときにはステップS1に戻り、規定の転写電流を出力させる。また、ステップS6でNoのときであって、転写動作を終了していないときにはステップS1に戻り、規定の転写電流を出力させる。
図5を参照して実施形態1の動作を図4に示した通常制御動作と相違する点を中心に説明する。
図5の動作は、ステップS11から始まる。図5の動作が図4に示した通常制御動作と相違する点は、ステップS12において、画像形成装置内にある温湿度センサ22(温度センサのみの場合もある)により環境温度を検知し、検知温度が所定温度T1未満かどうかを判断する点、および検知温度が所定温度T1未満のときに後述するステップS16〜ステップS17の特有の制御を行う点にある。
検知温度が所定温度T1未満かどうか、逆に表現すれば、検知温度が所定温度T1以上のとき(ステップS12でNoのとき)はステップS13に進む。ステップS13以降においては、図4のステップS2からステップS4に示したと同様の動作が行われる。すなわち、転写バイアスが所定電圧以上であるかどうかをt1秒間の時間間隔ごとに判断し(ステップS13)、次いで所定回数連続して検知したかどうかを判断する(ステップS14)。所定回数連続して検知していると判断すれば(ステップS14でYes)、高圧電源出力異常として、高圧発生回路20からの高圧出力を停止し、画像形成動作を停止させ(マシンダウン)、操作パネル23上にサービスマンコールを点灯させる(ステップS15)。
検知温度が所定温度T1未満のとき(ステップS12でYes)は、電圧検知制御を禁止し(マスクをかける)、高圧電源出力異常の検知を禁止し(ステップS16)、高圧電源出力異常を回避する。そして転写動作を実行し(ステップS17)、転写動作を終了する(ステップS18)。転写バイアスが所定電圧未満のとき(ステップS13でYes)も、転写動作を実行し(ステップS17)、転写動作を終了する(ステップS18)。このため、所定温度T1未満の低温時にマシンダウンせずに使用することができる。なお、ステップS16に記載されている「高圧電源出力異常検知禁止」は、説明では「異常検出処理を禁止」ともいう(後述する各動作フロー図の説明でも同じ)
なお、検知温度が所定温度T1以上になった場合は、図4の通常制御で使用可能なため制御を戻し、電圧検知制御の禁止を解除する。冬場の朝一など暖房が入ってない状況でマシンを立ち上げた場合に、所定温度未満の低温の状況が想定される(特に休み明けなど)。しかし、暖房が入った場合は徐々に環境温度が上がり、検知温度が所定温度以上になることもあるので、そのような場合は通常制御に戻す。温湿度センサ22の検知温度が所定温度T1以上より高くなった場合は、廉価な高圧電源でも高圧電源出力異常は出ないので通常制御に戻し、異常画像が出ないようにする。すなわち、稀にある低温(所定温度未満)でマシンダウンをせず使えるとともに、所定温度以上になったときに制御を切り替え通常動作させ得る。
図6〜図8を参照して実施形態1の電源・制御系の構成をより詳細に補説する。図6は、図3に示した実施形態1の電源・制御系の一部をより詳細に説明するブロック図である。図7は、図6の電源・制御系の構成を補足する図である。図8は、実施形態1の電圧印加手段である転写電源としての高圧発生回路の構成の一例を示すブロック図である。
画像形成を行うとき、図6に示すように、CPU21から高圧発生回路20へPWM(制御信号)が送られる。高圧発生回路20は、PWM信号に基づく電流を転写ローラ14(図3参照)へ出力する。これにより、転写ローラ14には所定の電流値に制御された転写バイアスが印加される。
図8に示すように、画像形成装置は、CPU21と、高圧発生回路20とを備える。高圧発生回路20は、トナー転写用の電源であり、出力制御部211と、駆動部212と、トランス213と、出力検知部214と、出力異常検出部270とを有する。
出力制御部211には、CPU21から、転写電圧の出力の大きさを制御するPWM信号(制御信号)が入力される。PWM信号(制御信号)は、設定電流値に応じた信号である。また、出力検知部214からは、出力検知部214により検知されたトランス213の出力値が入力される。そして出力制御部211は、入力されたPWM信号のデューティ比およびトランス213の出力値に基づき、トランス213の出力値がPWM信号で指示された出力値となるように、駆動部212を介してトランス213の駆動を制御する。
高圧発生回路20の出力異常検出部270は、図6、図7において、t1秒間の間隔ごとに転写バイアスが所定電圧(V0)以上かどうかを判断する。所定電圧(V0)以上であった場合は、CPU21内の判定部21aへSC信号(画像形成動作を停止させるとともに、操作パネル23上にサービスマンコールを点灯させるための信号)を送る。判定部21aは、転写バイアスが所定電圧(V0)であることを所定回数連続して検知したかどうかを判断する。CPU21は、所定回数連続して検知したと判断したとき、高圧発生回路20からの高圧出力(すなわち転写ローラ14への転写バイアスの出力)を停止し、画像形成動作を停止させ、操作パネル23上にサービスマンコールを点灯させる(図5のステップS15参照)。
本実施形態1では、CPU21および高圧発生回路20は、トナーの転写率を一定に保つために定電流制御を行うが、定電圧制御を行ってもよい。定電流制御の場合、出力制御部211は、トランス213の電流値がPWM信号で指示された電流値(すなわち設定電流値)となるように、駆動部212を介してトランス213の駆動を制御する。定電圧制御の場合、出力制御部211は、トランス213の電圧値がPWM信号で指示された電圧値(すなわち設定電圧値)となるように、駆動部212を介してトランス213の駆動を制御する。
駆動部212は、出力制御部211からの制御に従って、トランス213を駆動する。
トランス213は、駆動部212により駆動され、正極性の直流の高電圧出力(DCバイアス出力)を行う。
出力検知部214は、トランス213の直流の高電圧出力の出力値を定期的に検知し、出力制御部211に出力する。
出力異常検出部270は、高圧発生回路20(転写電源)の出力ライン上に配置されており、電圧値が所定電圧V0以上となったとき、SC信号をCPU21に出力する。これにより、CPU21による高圧発生回路20からの高圧出力を停止するための制御が可能となる。
本実施形態1においては、所定電圧V0は、高圧発生回路のトランス213が出力可能な電圧の最大値(最大電圧)、すなわち5kVに設定している。別の形態として、V0を最大電圧よりも少しだけ小さな値、例えば4.8kVなどに設定してもよい。
CPU21は、判定部21aを有する。判定部21aは、出力異常検出部270からのSC信号を所定回数連続して検知したかどうかを判断する。CPU21は、判定部21aが所定回数連続してSC信号を検知したとき、高圧発生回路20からの高圧出力(すなわち転写ローラ14への転写バイアスの出力)を停止し、画像形成動作を停止させ、操作パネル23上に上記したようにサービスマンコールを点灯させる。
本実施形態1においては、CPU21の判定部21aおよび出力異常検出部270は、転写電圧の大きさの異常を検知する異常検出手段として機能する。
図8において、CPU21は、以下(1)および(2)のように高圧発生回路20を制御する。
(1)温湿度センサ22によって検知された検知温度が所定温度以上の場合には、異常検出手段によって異常が検出されたとき(すなわち、SC信号を所定回数連続して検知した場合)に転写電圧の印加、すなわち高圧発生回路20からの高圧出力を停止するように、高圧発生回路20を制御する。
(2)温湿度センサ22によって検知された検知温度が所定温度未満の場合には、異常検出手段によって異常が検出されたか否かにかかわらず(すなわち、SC信号を所定回数連続して検知したか否かにかかわらず)、転写電圧の印加、すなわち高圧発生回路20からの高圧出力を継続するように、高圧発生回路20を制御する。すなわち、検知温度が所定温度未満のときは、CPU21は、CPU21の判定部21aおよび出力異常検出部270による異常検出処理を禁止する。
これにより、検知温度が所定温度以上のときは、出力異常によって異常画像が発生することを未然に防止できる。また、検知温度が所定温度未満のときは、異常検出によるマシンダウンが頻繁に起きることを防止でき、ユーザは画像形成を継続して行うことができる。
なお、別の形態として、(2)において、温湿度センサ22によって検知された検知温度が所定温度未満のとき、CPU21は、判定部21aによるSC信号の受信動作を停止させてもよい。
以上説明したように、本実施形態1によれば、廉価品の高圧電源を使用しても、所定温度未満の低温環境(例えば5℃未満)では高圧電源の出力異常検知を禁止し、マシンダウンを回避する。これにより、ユーザは画像形成装置を継続して使用することができ、画像のプリントを継続して行うことができる。
(変形例1)
廉価品の高圧電源では、出力電圧の上限値(すなわち最大電圧)が低い。そのため、そのまま使用すると高圧電源出力異常が発生するが、実施形態1ではマスクをかけて発生しないようにしている。しかし、本来の狙いの電圧より低いところで使うことになるので、画質が低下する(落ちる)可能性がある。そこで、そのことをユーザに通知する。所定温度以上になった場合は通知メッセージを取り消す。文字だけの画像では問題は発生しないが、ハーフトーン画像の多い場合は異常画像発生の可能性があるからである。
上述の内容を踏まえ、図9を参照して実施形態1の変形例1について説明する。図9は、実施形態1の変形例1の動作フローである。変形例1の動作は、ステップS21から始まる。
図9の動作フローは、図5の実施形態1のそれと比較して、ステップS26(図5のステップS16に相当)からステップS28(図5のステップS17に相当)へ進む間に、操作パネル23に画質が落ちることをユーザに通知するステップS27が入ることのみ相違する。
すなわち、温湿度センサ22で所定温度T1未満を検知した(ステップS22でYes)ならば、実施形態1と同様に電圧検知制御を禁止するとともに高圧電源出力異常の検知を禁止し(ステップS26)、高圧電源出力異常を回避する。次いで、ステップS27に進み、画像形成装置が備える操作パネル23に画質が落ちることを報知し(例えば、「このまま通紙した場合は、画質が落ちる可能性があります」の表示)し、ユーザに通知する。既述のように本来の狙いの電圧より低いところで使うので、画像が落ちる可能性があるので、そのことをユーザに通知して使用してもらう。通知は、音声などによるものでもよい(以下の実施形態等でも同じ)。
(変形例2)
所定温度未満でマシンとしては使える状態にしているが画質が落ちている。そのため、その状態で満足しないユーザがいるときは温度が所定温度以上になるまで待つか、それとも急ぎで使いたいユーザに対してすぐ使えるかをユーザに選択してもらう。ユーザの目的に合わせて使用状況を選択できるようにするため、温度に応じて操作パネル23に通知する内容を表示し、選択できるようにする。急いでいるユーザに対してはすぐに使えることを通知し、また、画質を優先したいユーザに対して知らせることで印刷前に画質状態を知らせる。
上述の内容を踏まえ、図10を参照して変形例1の変形例2について説明する。図10は、変形例1の変形例2に係る動作フローである。変形例2の動作は、ステップS31から始まる。
図10の動作フローは、図9の変形例のそれと比較して、ステップS37(図9のステップS27に相当)からステップS39(図9のステップS28に相当)へ進む間に、印刷動作(転写動作)の実行を選択したかどうかのステップS38が入ることのみ相違する。例えば、ステップS37において、「このまま通紙した場合は、画質が落ちる可能性があります。操作パネル23のキー操作をして印刷を実行するかどうかを選択してください。」のような表示を操作パネル23に表示する。そして、印刷続行(再度印刷する)か、画質が安定するまで待つか(温度が所定温度T1以上になるまで待つ)の選択をできるようにする。
なお、上述した実施形態1や変形例1,2では、温湿度センサ22の検出温度が所定温度未満の場合、高圧電源出力異常を見ないようにしているが、そのようにした場合の懸念事項は下記の通りである。
・仮に高圧電源が故障していた場合、転写ローラにバイアスがかからなくなり、画像が薄くなる異常画像が発生するので、そこでユーザが気づく。このときの発煙、発火などのリスクはない。
・転写ローラの抵抗が高くなり、最大電圧が掛かり続けている場合、最大電圧が掛かり続けていても高圧電源としては問題がない(最大電圧を超えることはないので問題が無く、異常時はヒューズが働く)。
以上のように、高圧電源出力異常を検出しないようにした場合の発煙、発火のリスクはない。
以上の実施形態1、変形例1,2では、転写バイアスが定電流制御される画像形成装置について説明したが、転写バイアスが定電圧制御される画像形成装置にも本発明は適用可能である。
(実施形態2)
実施形態1においては、例えば5℃未満の環境で転写ローラの抵抗値が上昇し、定電流制御をしようとすると、転写電圧を上げマシンダウンにならないように(異常検出処理を禁止する制御)している。しかしながら、低温環境(所定温度未満)で転写電流が大きすぎる場合には、転写ニップ部およびその近傍において強い電位差から生じる放電現象が発生し、その結果、トナーの極性が反転したり、潜像や転写後の画像が乱れたりする等の異常画像を引き起こすことがあった。
そこで、実施形態2では、廉価な高圧電源(HVP)を使用した場合でも、転写電圧の異常検出処理を禁止したときに、環境温度を検知する温度検出手段を用いて、電流制御を変更することで異常画像を改善することを目的とする。
図11を参照して実施形態2の制御構成について説明する。図11は、温湿度センサを備えた画像形成装置において、転写ローラに対する電源・制御系の主な構成例を示すブロック図である。
図11に示すように、実施形態2の制御構成は、図3、図6〜図8に示した実施形態1の制御構成と比較して、電流設定部24がCPU21に電気的に接続されている点が相違する。
電流設定部24は、温湿度センサ22の検知結果に基づき設定電流値を設定する機能を有する。電流設定部24は、後述する表1〜表3に示すような、温湿度センサ22によって検知された検知温度と設定電流値との関係を記憶したメモリを備える。このメモリは、上記検知温度に対応する設定電流値の情報も記憶することができる不揮発性メモリである。
制御手段としてのCPU21は、電流設定部24に記憶・設定されている設定電流値の情報に基づき、高圧発生回路20を制御する。また、CPU21は、図4で説明したと同様の通常制御を実行する。すなわち、図4のステップS2〜ステップS4と同様に、CPU21は転写バイアスが所定電圧以上であるかどうかをt1秒間の時間間隔ごとに判断するとともに、それが所定回数連続して検知したかどうかを判断する。所定回数連続して検知していると判断すれば、高圧電源出力異常として、高圧発生回路20からの高圧出力を停止し、画像形成動作を停止させ(マシンダウン)、操作パネル23上にサービスマンコールを点灯させる。
図12を参照して実施形態2の動作について図5の実施形態1の動作と相違する点を中心に説明する。図12は、実施形態2に係る動作フロー図である。
実施形態2の動作は、図12のステップS41から始まる。図12に示す実施形態2の動作は、図5の動作と比較して、所定温度T1未満を検知したときに高圧電源出力異常検知を禁止(ステップS46)した後の、転写動作実行の際に、高圧電源出力異常検知禁止時の表1の特有の転写電流制御を行う(ステップS47)点が相違する。
Figure 0006848296
温湿度センサ22で所定温度T1未満を検知したならば(ステップS46)、高圧電源出力異常検知を禁止し、表1テーブルに基づく転写電流制御を行う(ステップS47)。この転写電流制御を行うとき、5℃未満という低温環境で放電画像が発生し易い環境であるため、設定電流値を15℃時よりも下げた制御を行う。5℃未満は、所定温度T1とする。なお、表1では用紙サイズA3で記載しているが、サイズ毎に転写電流は変えている。
すなわち、電流設定部24は、温湿度センサ22の検知結果に基づき、表1に設定されている温度と設定電流値とを照合することにより、設定電流値を設定する。また、図11において、制御手段としてのCPU21は、電流設定部24によって設定された設定電流値に基づき高圧発生回路20を制御する。CPU21は、電流設定部24によって設定された設定電流値に対応するPWM信号を高圧発生回路20に送り、高圧発生回路20から転写ローラ14へ出力される転写電流を制御する。
温湿度センサ22によって検知された検知温度が所定温度未満(例えば5℃未満)のときの設定電流値(例えば表1において8μA)は、温湿度センサ22によって検知された検知温度が所定温度以上(例えば15℃以上)のときの設定電流値(例えば表1において12μA)と異なる。具体的には、前者(検知温度が所定温度未満)の設定電流値は後者(検知温度が所定温度以上)の設定電流値よりも低く設定されている。
また、ステップS47での転写電流制御では、5℃未満という低温環境で放電画像が発生し易い環境であるため設定電流値を15℃時よりも下げた制御を行う。
温湿度センサ22で所定温度T1未満を検知したら高圧電源出力異常検知を禁止し、表1の温度毎の電流制御を行う。この際、5℃未満(T1)、更に0℃(T2)未満と超低温環境では放電画像が発生し易いので設定電流値をそれぞれ設け、それぞれの環境での転写電流制御を行う。
以上説明したとおり、実施形態2によれば、転写ニップ部およびその近傍において強い電位差から生じる放電現象による異常画像を改善することができる。また、所定温度以上より高くなった場合は、実施形態1と同様に廉価な高圧電源(HVP)で高圧電源出力異常は発生しないため通常制御に戻し、異常画像が発生しないようにすることができる。
また、5℃未満、0℃未満と所定温度未満の範囲内において、温度毎に設定電流を変える制御を行うことで異常画像を改善することができる。また温度が低くなることで転写ローラの抵抗値が下がるので転写電流をより低く設定することで、異常画像の改善に対する余裕度を上げることができる。
(変形例3)
実施形態2で説明したように、低温環境(所定温度未満)で転写電流が大きすぎる場合には、転写ニップ部およびその近傍において強い電位差から生じる放電現象が発生し、その結果、トナーの極性が反転したり、潜像や転写後の画像が乱れたりする等の異常画像を引き起こすことがあった。
実施形態2の変形例3では、上述した実施形態2の転写電流制御に加えて、トナー付着量を、所定温度より高いときのトナー付着量より減らすようにするトナー付着量制御を行うことで、低温環境(所定温度未満)での異常画像(転写ニップ部およびその近傍において強い電位差から生じる放電現象)改善に対する余裕度を上げることを目的とする。
図2を参照して変形例3の前提となるトナー付着量調整について説明する。なお、トナー付着量制御に関する従来技術としては、例えば、特開2015−060101号公報が知られている。
感光体10上にトナー画像で形成する検査パターンをPセンサ18を用いて検出したときの出力をVsp、感光体10の表面の検査パターン以外の部分(地肌部)を検出したときの出力をVsgとし、トナー濃度センサ17の制御基準値をVref、検出出力をVtとする。
まず、画像形成装置の本体の電源投入(主電源オン)とともに、定着装置7による定着温度を検出し、この温度が100℃以下のときは、光反射型フォトセンサからなるPセンサ18の校正を行う。ここでは電源電圧5Vを用いてPセンサ18を作動させ、PWM(パルス幅変調)制御によりPセンサ18の発光光量を変化させてVsg(の初期値)、すなわち、感光体10の地肌部に対するPセンサ18の検出出力を4.0Vに調節する。このときのPWM制御値は、次にPセンサ18の校正を行うときまで不揮発性メモリなどに格納しておく。
次いで、検査パターンを感光体10上に作像する検査パターンの作成方法について説明する。感光体10を駆動するメインモータ、帯電ローラ11(帯電電圧を予め設定されている所定値に切り替える)などを駆動して、感光体10上に検査パターンの潜像電位を作像する。次に、現像装置13によりこの検査パターンの静電潜像をトナーで現像する。この作像、現像により、検査パターン形成手段が実現される。
この現像された検査パターンのトナーの付着量はPセンサ18により検出され、そのときのセンサ出力がVspである。
一方、Vsgは、感光体10上のトナーの付着していない部分(地肌部)で精度のよい検出を行うため、感光体10の地肌部にトナーがほとんど付着していない領域、すなわち現像装置13が動作していないときに現像装置13を通過した感光体10の表面の現像オフ領域で検出する。そして、検出されたVsp、Vsgの比率により、後述する処理に基づいてトナー濃度センサ17の制御基準値Vrefを決定する。現像装置13内のトナー濃度の検出は現像装置13の動作時にトナー濃度センサ17により、常時、現像装置13内のトナーの濃度の検出を行って、そのセンサ出力Vtと、Vrefとの差分を求め、この差分により現像装置13へのトナー補給量の決定を行い、トナー補給を行って画像濃度の制御を行う。
Vspは、検査パターンの反射光量を検出したものであるため、検査パターンのトナー付着量が少ない、すなわち、現像剤中のトナー濃度が低いほど、反射光量が増えるのでセンサ出力は大きくなる。この例では、Vsgが4.0Vに対して、Vspが0.4V、すなわち「Vsp/Vsg=1/10」を基準値としてトナー濃度を制御するものであり、「Vsg/Vsp」が高いほどトナー濃度が低いと判断して、トナー濃度を高くするようにVrefを変更する。このVrefの変更により、画像濃度制御手段を実現し付着量を変更している。
変形例3において、感光体10へのトナー付着量を調整するトナー付着量調整手段は、CPU21と、現像装置13と、Pセンサ18とから構成されている。
図13を参照して変形例3の動作について図12の実施形態2の動作と相違する点を中心に説明する。図13は、変形例3に係る動作フロー図である。
変形例3の動作は、図13のステップS51から始まる。図13に示す変形例3の動作は、図12の動作と比較して、所定温度T1未満を検知したときに高圧電源出力異常検知を禁止(ステップS56)した後に、ステップS57の特有の動作が実行される点が相違する。ステップS57では、表2を参照して転写動作とトナー付着量制御とが実行される。
Figure 0006848296
温湿度センサ22で所定温度T1未満を検知したならば(ステップS52)、高圧電源出力異常検知を禁止し、表2テーブルに基づく転写電流制御を行う(ステップS57)。この転写電流制御を行うとき、5℃未満という低温環境で放電画像が発生し易い環境であるため、設定電流値を15℃時よりも下げた制御を行う。この際、同時に表2のトナー付着量低減制御を行う。
このとき実行される表2中のトナー付着量低減制御に関しては、図14を参照して説明する。図14は、変形例3のトナー付着量調整を行うための動作フロー図である。
図14に示すように、画像形成装置の主電源オン後に、検査パターンを感光体10上に作像する(ステップS61)。そして、Pセンサ18を用いて感光体10の表面の検査パターン以外の部分(地肌部)のセンサ出力であるVsgと、感光体10の表面の検査パターンのセンサ出力であるVspとを測定する(ステップS62)。次いで、図13のステップS56で説明した高圧電源出力異常検知を禁止する動作が実行されるか否かを判断する(ステップS63)。高圧電源出力異常検知を禁止する動作が実行されるとき、トナー付着量を下げるには実際の読取値であるPセンサ18のセンサ出力(Vsp)値に係数を掛けて変更し、補正する(ステップS64)。そうすることで、Vsg/Vspが低くなりトナー濃度が高いと判断し、トナー濃度を低くするようにVrefを高く設定することでトナー濃度が低くなりトナー付着量が下がる。このとき、表2に示すように5℃未満のときに付着量が3%下がるようにα×Vspで高くなるように設定する(αは係数)。
また、5℃未満、更に0℃未満と超低温環境では放電画像が発生し易いので設定電流値をそれぞれ設けそれぞれの環境での転写電流制御を行う。トナー付着量を下げるには検査パターンの出力(Vsp)を高くする。そうすることで、Vsg/Vspが低くなりトナー濃度が高いと判断し、トナー濃度を低くするようにVrefを高く設定することでトナー濃度が低くなり付着量が下がる。このとき、5℃未満のときに付着量が3%下がるようにα×Vspで高くなるように設定する(αは係数)。また0℃未満のときは更に付着量を下げるためにβ×Vspで高くなるように設定する(βは係数)。
以上説明したとおり、変形例3では、制御手段としてのCPU21は、温湿度センサ22によって検知された検知温度が所定温度未満のときのトナー付着量を、該検知温度が所定温度以上のときのトナー付着量より減らすように上記トナー付着量調整手段を制御するものであった。また、制御手段としてのCPU21は、温湿度センサ22によって検知された検知温度が所定温度未満のときのトナー付着量を、検知温度に応じて異なるトナー付着量となるように上記トナー付着量調整手段を制御するものであった。また、制御手段としてのCPU21は、温湿度センサ22によって検知された検知温度が所定温度未満のときのトナー付着量を、検知温度が低くなるほど減らすように上記トナー付着量調整手段を制御するものであった。
かかる構成により、変形例3によれば、トナー付着量を減らすことで、所定温度T1未満の低温(例えば5℃未満)で発生する(転写ニップ部およびその近傍において強い電位差から生じる放電現象による)異常画像を改善することができる。また温度が低くなることで転写ローラの抵抗値が下がるので転写電流をより低く設定することで異常画像を改善することができる。
(変形例4)
図15を参照して変形例3の変形例4について説明する。図15は、変形例4に係る動作フロー図である。
変形例4の動作は、図15のステップS71から始まる。図15に示す変形例4の動作は、図13の動作と比較して、温湿度センサ22により検知された検知温度が、所定温度T1未満よりも更に低い第2の所定温度T2未満になったときの転写動作とトナー付着量低減制御とが実行される(ステップS77)が相違する。ステップS77では、表3を参照して転写動作と特有のトナー付着量制御とが実行される。
Figure 0006848296
図15に示すように、所定温度T2未満で高圧電源出力異常検知を禁止したとき(ステップS76)に、トナー濃度センサ17の制御基準値であるVrefを高くしトナー付着量を下げる。このとき、表3に示したようにT2(0℃未満)の超低温環境では放電画像が発生し易いので、更にトナー付着量を下げるためにβ×Vspで高くなるように設定する(βは係数)。
以上説明したとおり、変形例4では、制御手段としてのCPU21は、温湿度センサ22によって検知された検知温度が所定温度より低い第2の所定温度未満になったときのトナー付着量を、検知温度が所定温度より高いときのトナー付着量より減らすように上記トナー付着量調整手段を制御するものであった。
かかる構成により、変形例4によれば、トナー付着量を減らすことで、所定温度T2未満の超低温(例えば0℃未満)で発生する(転写ニップ部およびその近傍において強い電位差から生じる放電現象による)異常画像を改善することができる。また温度が低くなることで転写ローラの抵抗値が下がるので転写電流をより低く設定することで異常画像を改善することができる。
以上の実施形態2では、転写バイアスが定電流制御される画像形成装置について説明したが、転写バイアスが定電圧制御される画像形成装置にも本発明は適用可能である。
転写バイアスが定電圧制御される場合、制御手段としてのCPU21は設定電圧値に基づき電圧印加手段を制御する。設定部は、温度検出手段としての温湿度センサ22の検知結果に基づき設定電圧値を設定する。
温湿度センサ22によって検知された検知温度が所定温度未満のときの設定電圧値は、前記検知温度が所定温度以上のときの設定電圧値と異なる。具体的には、温湿度センサ22によって検知された検知温度が所定温度未満のときの設定電圧値は、前記検知温度が所定温度以上のときの設定電圧値よりも低く設定される。このような形態であっても、転写ニップ部およびその近傍において強い電位差から生じる放電現象による異常画像を改善することができる。
(実施形態3)
転写ローラの抵抗値は、経時で上昇する傾向にある。このとき、低温時には更に転写ローラの抵抗値が上昇するため、異常検出処理を禁止する所定温度のスレッシュ(閾値)が経時で変わることが予想される。
そこで、実施形態3では、転写ローラの抵抗値が経時で変わった場合でも、高圧電源出力異常によるマシンダウンを回避することを目的とする。
図16を参照して実施形態3の制御構成について説明する。図16は、温湿度センサを備えた画像形成装置において、転写ローラに対する電源・制御系の主な構成例を示すブロック図である。
図16に示す実施形態3の制御構成は、図3に示した実施形態1のそれと比較して、カウンタ30およびメモリ32を有する点が相違する。カウンタ30は、転写手段である転写ローラ14の走行距離、シート状記録媒体の給送枚数である印刷用の用紙の通紙枚数、および転写ローラ14の駆動時間の何れかを記憶する。メモリ32は、後述する表4のような所定温度と経時情報との関係を示すデータテーブルを記憶する不揮発性メモリである。
転写ローラ14の抵抗値が経時で上昇した場合に、低温環境で更に転写ローラ14の抵抗値が上昇するので、当初設定していた所定温度Tn(初期:n=1)で高圧電源出力異常が発生する。その対応として、実施形態3のCPU21は、カウンタ30に記憶された経時情報(ここでは用紙の通紙枚数を例とする)を元に、メモリ32を参照して所定温度を変更する。
図17を参照して実施形態3に係る動作フローを説明する。図17は、実施形態3に係る動作フロー図である。図17の動作フローはステップS81から始まる。ステップS81において、転写ローラ14には、高圧発生回路20から既定の転写電流が出力されている(この際、所定温度T1である)。次いで、CPU21は、現在の経時情報(通紙枚数)をカウンタ30から取得し、メモリ32に記憶された表4に基づき、通紙枚数が100000枚(10万枚)を超えた場合は、n=n+1して所定温度T2に変更する。
Figure 0006848296
上記と同様に120000枚(12万枚)を超えた場合は更にn=n+1して所定温度T3に、140000枚(14万枚)を超えた場合は更にn=n+1して所定温度T4に、それぞれ所定温度を変更する。
ここで、所定温度には上限値Tsを設け、本実施形態3では上限値Ts=所定温度T4に設定することで、上限値Ts=所定温度T4になるまで所定温度の変更が繰り返される(ステップS82〜ステップS85)。ステップS84において、所定温度Tn=上限値Tsであれば所定温度Tnの変更を禁止する(ステップS93)。
また、転写ローラ14の抵抗値が上昇しやすい紙種(例えば炭酸カルシウムの含有量の多い紙など)があり、そのような紙種で印刷されることが多い装置では、例えば100000枚(10何枚)以下でも所定温度T2に変更した方がよい場合がある。このような場合を想定して、所定温度Tnより高い状態で高圧電源出力異常が発生した場合(ステップS89)においても、所定温度Tnを変更している(n=n+1)。ここでも同様に所定温度Tn=上限値Tsでなければ所定温度Tnを変更(ステップS91)し、所定温度Tn=上限値Tsであれば所定温度Tnの変更を禁止する(ステップS92)。所定温度の具体例としては、例えばT1:5℃、T2:6℃、T3:7℃、T4:8℃に設定している。
ステップS83の経時情報としては、用紙の通紙枚数をカウンタ30に記憶保存しているが、通紙枚数に限らず、例えば用紙A4Y(横通紙で100000枚分(10万枚)の転写ローラの走行距離や駆動時間をカウントするようにしてもよい。また、用紙A3などのサイズ、両面などモードによっても換算式を設け、経時情報を取得できるようにしてもよい。
以上説明したとおり、実施形態3のCPU21は、転写ローラ14の経時情報(転写ローラ14の走行距離、印刷用の用紙の通紙枚数、および転写ローラ14の駆動時間の何れか)に基づいて所定温度を変更する機能を有するものであった。
かかる構成により、実施形態3によれば、経時情報をフィードバックし所定温度を変える(数回変更する)ことにより、低温環境下での高圧電源出力異常が発生しないようにして、マシンを使えるようにできる。
実施形態3のCPU21は、変更後の所定温度より高い状態で、異常検出手段によって異常を検知したときに、所定温度を変更する機能を有するものであった。
かかる構成により、使われ方など想定外で転写ローラの抵抗が上がった場合でも低温環境下での高圧電源出力異常が発生しないようにして、マシンを使えるようにできる。
また、実施形態3のCPU21は、変更後の所定温度を変更前より高くなるように設定する機能を有するものであった。
かかる構成により、転写ローラの抵抗値が経時で上昇しても低温環境下での高圧電源出力異常が発生しないようにして、マシンを使えるようにできる。
また、実施形態のCPU21は、変更する所定温度に上限値を設定し、変更後の所定温度が上限値になった場合、それ以降の変更を禁止する機能を有するものであった。
かかる構成により、所定温度の上限値を設けることで、温度変更により所定温度が上がっていき低温環境ではない環境温度にもかかわらず異常検出処理が禁止されることがなくなる。
(変形例5)
実施形態3の変形例5では、高圧電源出力異常が発生した場合に、所定温度Tn(n=1)から所定温度を可変にし、次回から経時で高圧電源出力異常が発生しないようにすることを目的とする。
図18を参照して実施形態3の変形例5について説明する。図18は、変形例5に係る動作フロー図である。図18の動作フローはステップS101から始まる。図18に示す変形例5は、図17に示した実施形態3と比較して、転写ローラの経時情報のカウントを無くした点(図17のステップS82〜ステップS85およびステップS93を削除)、予め設定していた表4のデータテーブルを不要にし、所定温度より高い状態で異常を検知したときに所定温度Tnを変更する点が相違する。
図18のステップS105において、高圧電源出力異常が発生した場合に、所定温度Tn=上限値Tsでなければ所定温度Tnを変更し(n=n+1)(ステップS107)、所定温度Tn=上限値Tsであれば所定温度Tnの変更を禁止する(ステップS108)。このように、変形例5は、図17の実施形態3と比べて、転写ローラの経時情報をカウントして記録することなく、表4のデータテーブルも必要ない構成である。
上記したように、図18に示した変形例5の制御手段としてのCPU21は、温湿度センサ22によって検知された検知温度が所定温度より高い状態で、異常検出手段によって異常を検知したときに、所定温度を変更する機能を有するものであった。
上記実施形態3では、転写ローラの抵抗値が経時で上昇した場合に、低温環境で更に転写ローラの抵抗値が上昇した場合に当初設定していた所定温度Tnでも転写電圧が設定値以上になりサービスマンコールが発生する可能性があるものであった。
しかしながら、変形例5の上記構成により、変形例5によれば、高圧異常が発生した場合に所定温度を変えることで(数回変更する)低温環境下での高圧電源出力異常を発生しないようにでき、マシンを使えるようにできる。
(変形例6)
変形例6では、上記した実施形態3、実施形態3の変形例5において、所定温度の変更が連続変更した場合、異常の可能性が高いと判断してマシンダウンを行うことにより、本当に異常があった場合の安全性を考慮した制御を行うことを目的とする。
図19を参照して、上記した実施形態3、変形例5における異常処理に関する変形例6について説明する。図19は、実施形態3、変形例5における変形例6に係る動作フロー図である。図19の動作フローはステップS121から始まる。所定温度の連続変更回数がN回(例えば3回)以上で、かつ、高圧電源出力異常を検知した場合は、マシンダウンされる(ステップS121〜ステップS124)。ここでいうマシンダウンは、画像形成装置が異常停止し、サービスマンコールが表示され、サービスマンが修理するまで使用できないことをいう。
上記したように、図19に示した変形例6では、制御手段としてのCPU21は、所定温度の変更が所定回数連続した状態で、異常検出手段で異常を検知した場合はマシンダウンとする制御機能を有するものであった。
かかる構成により、変形例6によれば、所定温度の変更が連続変更した場合、異常の可能性が高いと判断してマシンダウンを行うので、異常が本当にあった場合の安全性を確実に確保することができる。
以上本発明の好ましい実施の形態について説明したが、本発明はかかる特定の実施形態や変形例等に限定されるものではなく、上述の説明で特に限定していない限り、特許請求の範囲に記載された本発明の趣旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。例えば、上記実施形態や変形例等に記載した技術事項を適宜組み合わせたものであってもよい。
上記の実施形態では像担持体の一例として感光体を用いたが、これに限られない。像担持体としてベルト状の感光体ベルトを用いてもよい。
また、像担持体もしくは潜像担持体から画像が転写される中間転写体(例えば、中間転写ベルト)と、中間転写体との間に2次転写部を形成する2次転写手段と、2次転写部で画像を転写対象物に2次転写するために2次転写電圧を2次転写手段に印加する電圧印加手段と、環境温度を検知する温度検出手段と、2次転写電圧の大きさの異常を検知する異常検出手段と、温度検出手段によって検知された検知温度が所定温度未満の場合に、異常検出手段によって異常が検出されたか否かにかかわらず2次転写電圧の印加を継続するように、電圧印加手段を制御する制御手段と、を備える画像形成装置のように構成してもよい。転写ローラに代えてベルト形状の転写ベルトを用いてもよい。
本発明の実施の形態に適宜記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。
1:複写機(画像形成装置の一例)
2:スキャナ装置
3:プリンタ装置
4:給紙トレイ
5:手差しトレイ
6:プリンタエンジン
7:定着装置
8:排紙スタッカ部
9:用紙搬送路
10:感光体(像担持体の一例)
11:帯電ローラ
12:光書き込み装置
13:現像装置
14:転写ローラ(転写手段、転写部材の一例)
15:クリーニングブレード
16:現像スリーブ
17:トナー濃度センサ
18:Pセンサ
19:レジストローラ
20:高圧発生回路(電圧印加手段の一例)
21:CPU(制御手段の一例)
22:温湿度センサ(温度検出手段、湿度検出手段の一例)
23:操作パネル(報知手段、選択手段の一例)
30:カウンタ(経時情報記録手段の一例)
31:メモリ
L:書き込み光
P:用紙(転写対象物、シート状記録媒体の一例)
T1:所定温度
T2:第2の所定温度
特開2005−258287号公報 特開2003−208062号公報 特開2002−278321号公報

Claims (19)

  1. 画像が形成される像担持体と、
    前記像担持体との間に転写部を形成する転写手段と、
    前記転写部で画像を転写対象物に転写するために前記転写手段に対して転写電圧を印加する電圧印加手段と、
    前記転写電圧の大きさの異常を検知する異常検出手段と、
    環境温度を検知する温度検出手段と、
    前記温度検出手段によって検知された検知温度が所定温度未満の場合に、前記異常検出手段による異常検出処理を禁止するように、前記異常検出手段を制御し、かつ、前記転写電圧の印加を継続するように、前記電圧印加手段を制御する制御手段と、
    を備える画像形成装置。
  2. 請求項1記載の画像形成装置において、
    前記制御手段は、前記検知温度が所定温度以上の場合に、前記異常検出手段によって異常が検出されたときに前記転写電圧の印加を停止するように、前記電圧印加手段を制御することを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1または2記載の画像形成装置において、
    前記検知温度が前記所定温度未満であって前記転写電圧の印加を継続する際に、印刷画像の画質が低下する旨を報知する報知手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項3記載の画像形成装置において、
    前記画質が低下する旨を報知した後、印刷するか否かを選択する選択手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1ないし4の何れか1つに記載の画像形成装置において、
    前記制御手段は、設定電流値または設定電圧値に基づき前記電圧印加手段を制御するものであり、
    前記温度検出手段の検知結果に基づき前記設定電流値または前記設定電圧値を設定する設定部を備え、
    前記検知温度が前記所定温度未満のときの前記設定電流値または前記設定電圧値は、前記検知温度が所定温度以上のときの前記設定電流値または前記設定電圧値と異なることを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項5記載の画像形成装置において、
    前記検知温度が所定温度未満のときの前記設定電流値または前記設定電圧値は、該検知温度が所定温度以上のときの前記設定電流値または前記設定電圧値よりも低く設定されていることを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項5または6記載の画像形成装置において、
    前記検知温度が所定温度未満のときの前記設定電流値または前記設定電圧値は、前記検知温度に応じて異なる値に設定されることを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項7記載の画像形成装置において、
    前記検知温度が所定温度未満のときの前記設定電流値または前記設定電圧値は、前記検知温度が低いほど小さな値に設定されることを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項1ないし8の何れか1つに記載の画像形成装置において、
    前記像担持体へのトナー付着量を調整するトナー付着量調整手段を備え、
    前記制御手段は、前記検知温度が所定温度未満のときの前記トナー付着量を、該検知温度が所定温度以上のときの前記トナー付着量より減らすように前記トナー付着量調整手段を制御することを特徴とする画像形成装置。
  10. 請求項9記載の画像形成装置において、
    前記制御手段は、前記検知温度が所定温度未満のときの前記トナー付着量を、前記検知温度に応じて異なる前記トナー付着量となるように前記トナー付着量調整手段を制御することを特徴とする画像形成装置。
  11. 請求項10記載の画像形成装置において、
    前記制御手段は、前記検知温度が所定温度未満のときの前記トナー付着量を、前記検知温度が低くなるほど減らすように前記トナー付着量調整手段を制御することを画像形成装置。
  12. 請求項1ないし8の何れか1つに記載の画像形成装置において、
    前記像担持体へのトナー付着量を調整するトナー付着量調整手段を備え、
    前記制御手段は、前記検知温度が前記所定温度より低い第2の所定温度未満になったときの前記トナー付着量を、前記検知温度が前記所定温度より高いときの前記トナー付着量より減らすように前記トナー付着量調整手段を制御することを特徴とする画像形成装置。
  13. 請求項1ないし4の何れか1つに記載の画像形成装置において、
    前記転写手段の経時情報をカウントして記録する経時情報記録手段を更に備え、
    前記制御手段は、前記経時情報に基づいて前記所定温度を変更することを特徴とする画像形成装置。
  14. 請求項13記載の画像形成装置において、
    前記経時情報は、前記転写手段の走行距離、シート状記録媒体の給送枚数、および前記転写手段の駆動時間の何れかであることを特徴とする画像形成装置。
  15. 請求項13または14記載の画像形成装置において、
    前記制御手段は、前記検知温度が変更後の前記所定温度より高い状態で前記異常検出手段によって異常を検知したときに、前記所定温度を変更することを特徴とする画像形成装置。
  16. 請求項1ないし4の何れか1つに記載の画像形成装置において、
    前記制御手段は、前記検知温度が所定温度より高い状態で前記異常検出手段によって異常を検知したときに、前記所定温度を変更することを特徴とする画像形成装置。
  17. 請求項13ないし16の何れか1つに記載の画像形成装置において、
    前記制御手段は、変更後の所定温度を変更前より高くなるように設定することを特徴とする画像形成装置。
  18. 請求項17記載の画像形成装置において、
    前記制御手段は、変更する前記所定温度に上限値を設定し、前記変更後の前記所定温度が前記上限値になった場合、それ以降の前記所定温度の変更を禁止することを特徴とする画像形成装置。
  19. 請求項13ないし18の何れか1つに記載の画像形成装置において、
    前記制御手段は、前記所定温度の変更が所定回数連続した状態で、前記異常検出手段で異常を検知した場合は前記画像形成装置の動作を停止させることを特徴とする画像形成装置。
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