JP6847809B2 - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6847809B2
JP6847809B2 JP2017203320A JP2017203320A JP6847809B2 JP 6847809 B2 JP6847809 B2 JP 6847809B2 JP 2017203320 A JP2017203320 A JP 2017203320A JP 2017203320 A JP2017203320 A JP 2017203320A JP 6847809 B2 JP6847809 B2 JP 6847809B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
external device
transmission
terminal
transmitted
line
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017203320A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019080098A (ja
Inventor
秀樹 猪石
秀樹 猪石
Original Assignee
株式会社沖データ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社沖データ filed Critical 株式会社沖データ
Priority to JP2017203320A priority Critical patent/JP6847809B2/ja
Publication of JP2019080098A publication Critical patent/JP2019080098A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6847809B2 publication Critical patent/JP6847809B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Facsimile Transmission Control (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Description

本発明は、情報処理装置に関するものである。
従来、ファクシミリ、複合機等の情報処理装置、例えば、ファクシミリにおいては、操作者が操作する自分のファクシミリである自端末から送信先のファクシミリである送信先端末に通信データであるファクシミリデータを送信するために発呼が行われたときに、送信先端末とは別のファクシミリである送信元端末からコーリングトーン信号が送信され、自端末において着呼が行われることがある。
この場合、自端末と前記送信元端末との間で呼が成立するので、送信元端末において動作が送信動作から受信動作に移行すると、発着呼の衝突が発生し、自端末から送信先端末にではなく、自端末から送信元端末にファクシミリデータが送信されてしまう。
そこで、自端末において発呼を行った後、送信元端末から送信されたコーリングトーン信号が検出された場合に、自端末と回線とを切断し、送信元端末にファクシミリデータを送信しないようにしたファクシミリが提供されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2012−169835号公報
しかしながら、前記従来のファクシミリにおいては、自端末において着呼が行われたにもかかわらず、自端末と回線とを切断してしまうので、送信元端末からのファクシミリデータを受信することができなくなってしまう。
また、国際電気通信連合(International Telecommunication Union) によるITU−T T.30の勧告によれば、コーリングトーン信号は発呼局が非音声端末であることを示すものであり、ファクシミリのような自動発呼装置におけるコーリングトーン信号の送信は必須の事項であるので、自端末から送信先端末にコーリングトーン信号が送信されないと、勧告に違反してしまう。
本発明は、前記従来のファクシミリの問題点を解決して、国際電気通信連合による勧告に違反することなく、発着呼の衝突を回避することができる情報処理装置を提供することを目的とする。
そのために、本発明の情報処理装置においては、回線を介して外部装置に接続されるようになっている。
そして、通信データの送信先の外部装置に対する発呼、及び通信データの送信元の外部装置からの着呼を行う回線制御装置と、前記送信先の外部装置に送信するコーリングトーン信号を生成し、前記送信元の外部装置から送信されたコーリングトーン信号を検出する信号処理部と、前記送信先の外部装置に通信データを送信する送信制御部と、前記送信元の外部装置から通信データを受信する受信制御部とを有する。
また、前記信号処理部は、前記回線制御装置による発呼が終了した後、回線に接続されたラインの極性が反転させられたかどうかを判断し、前記ラインの極性が反転させられた場合に、送信元の外部装置から送信されたコーリングトーン信号の検出を行わない。
そして、前記送信制御部は、前記回線制御装置による発呼が終了してから所定の待機時間が経過するまでの間に、前記信号処理部が送信元の外部装置から送信されたコーリングトーン信号を検出した場合に、通信データの送信を保留する。
本発明によれば、情報処理装置においては、回線を介して外部装置に接続されるようになっている。
そして、通信データの送信先の外部装置に対する発呼、及び通信データの送信元の外部装置からの着呼を行う回線制御装置と、前記送信先の外部装置に送信するコーリングトーン信号を生成し、前記送信元の外部装置から送信されたコーリングトーン信号を検出する信号処理部と、前記送信先の外部装置に通信データを送信する送信制御部と、前記送信元の外部装置から通信データを受信する受信制御部とを有する。
また、前記信号処理部は、前記回線制御装置による発呼が終了した後、回線に接続されたラインの極性が反転させられたかどうかを判断し、前記ラインの極性が反転させられた場合に、送信元の外部装置から送信されたコーリングトーン信号の検出を行わない。
そして、前記送信制御部は、前記回線制御装置による発呼が終了してから所定の待機時間が経過するまでの間に、前記信号処理部が送信元の外部装置から送信されたコーリングトーン信号を検出した場合に、通信データの送信を保留する。
この場合、前記送信制御部は、回線制御装置による発呼が終了してから所定の待機時間が経過するまでの間に前記信号処理部がコーリングトーン信号を検出した場合に通信データの送信を保留するので、発着呼の衝突を回避して送信元の外部装置から通信データを受信することができる。
また、回線制御装置による発呼が終了した後に、送信先の外部装置にコーリングトーン信号を確実に送信することができる。したがって、国際電気通信連合による勧告に違反することなく、発着呼の衝突を回避することができる。
本発明の実施の形態における自端末のブロック図である。 本発明の実施の形態における情報処理システムのブロック図である。 本発明の実施の形態における極性の反転を説明するための第1の図である。 本発明の実施の形態における極性の反転を説明するための第2の図である。 本発明の実施の形態における極性の反転を説明するための第3の図である。 本発明の実施の形態における極性の反転を説明するための第4の図である。 本発明の実施の形態におけるファクシミリの動作を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。この場合、情報処理装置としてのファクシミリについて説明する。
図1は本発明の実施の形態における自端末のブロック図、図2は本発明の実施の形態における情報処理システムのブロック図、図3は本発明の実施の形態における極性の反転を説明するための第1の図、図4は本発明の実施の形態における極性の反転を説明するための第2の図、図5は本発明の実施の形態における極性の反転を説明するための第3の図、図6は本発明の実施の形態における極性の反転を説明するための第4の図である。
図において、11は操作者が操作する自分のファクシミリである自端末、12は送信先のファクシミリである第1の外部装置としての送信先端末、13は送信先端末12とは別のファクシミリである第2の外部装置としての送信元端末、Ntは自端末11、送信先端末12、送信元端末13等を接続する回線である。本実施の形態においては、回線Ntとして公衆回線(PSTN:Public Switched Telephone Network)が使用される。
前記自端末11、送信先端末12、送信元端末13、回線Ntによって情報処理システムSyが構成される。
次に、前記自端末11、送信先端末12及び送信元端末13を構成するファクシミリについて説明する。
ファクシミリ20は、制御部22、第1の記憶装置としてのRAM23、第2の記憶装置としてのROM24、操作・表示部としての操作パネル25、読取部26、印刷部27、信号処理部としてのモデム28、回線制御装置としてのネットワーク制御装置(NCU:Network Control Unit)29等を備える。
前記制御部22は、ファクシミリ20の全体の制御を行うとともに、ITU−T T. 30の勧告に従い、送信先端末12、送信元端末13等の他端末との間で情報処理としてのファクシミリ通信を行う。
また、制御部22は、送信制御部31、受信制御部32、計時処理部Pr1及び極性判断処理部Pr2を備える。
前記送信制御部31は、ITU−T T. 30の勧告に従い、通信データとしてのファクシミリデータを生成し、モデム28を制御することによって送信先端末12に送信する。
前記受信制御部32は、ITU−T T. 30の勧告に従い、モデム28を制御することによって、送信元端末13からファクシミリデータを受信し、解析する。
前記RAM23は、制御部22が各種の処理を行うためのワーキングメモリとして機能するほかに、ファクシミリデータ等のデータを一時的に記録するためのバッファとして機能する。
前記ROM24には、制御部22が各種の処理を行うためのプログラムが記録されたり、後述される待機時間τ1、τ2等の各種の設定値が記録されたりする。
前記操作パネル25は、キー、ボタン等の操作要素を備えた操作部、及び液晶画面、ランプ等の表示要素を備えた表示部から成り、タッチパネルで形成される場合、操作部及び表示部として機能する。
前記読取部26は、ファクシミリ20の図示されない読取装置にセットされた原稿を読み取り、読取データを生成し、制御部22に送る。該制御部22は、受け取った読取データを、ファクシミリデータに変換し、RAM23に記録する。
前記印刷部27は、送信元端末13から送信されたファクシミリデータに基づいて、媒体としての図示されない用紙に対して原稿の画像を印刷する。
前記モデム28は、ITU−T Vシリーズの勧告に従い、ファクシミリデータの変調及び復調を行う。また、モデム28は、信号生成部として機能し、自端末11において着呼が行われた場合に、自端末11がファクシミリ20であること、すなわち、非音声端末であることを送信先端末12に通知するためのコーリングトーン信号CNG、自端末11を識別するための初期識別信号等を生成して送信先端末12に送信する。
さらに、モデム28は、信号検出部として機能し、自端末11において着呼が行われた場合に、送信元端末13から送信され、送信元端末13がファクシミリであることを自端末11に通知するためのコーリングトーン信号CNG、送信元端末13を識別するための初期識別信号等を検出し、自端末11において発呼が行われた場合に、送信先端末12から送信され、送信先端末12がファクシミリであることを自端末11に通知するためのコーリングトーン信号CNG、送信先端末12を識別するための初期識別信号等を検出する。
なお、本実施の形態において、初期識別信号は、被呼局識別信号CED(Called Station Identification Signal)、ディジタル識別信号DIS(Digital Identification Signal)等である。
前記ネットワーク制御装置29は、回線接続・切断部として機能し、ファクシミリ20と回線Ntとの接続及び切断を行う。また、ネットワーク制御装置29は、発呼部として機能し、回線Ntに対してダイヤル信号(選択信号)を送信して発呼を行い、着呼部として機能し、送信元端末13から回線Ntに対して送信された呼出信号を受信して着呼を行う。
さらに、ネットワーク制御装置29は、極性検出部として機能し、回線Ntの極性を検出する(例えば、日本電信電話株式会社(NTT)が公開している技術参考資料「電話サービスのインタフェース」(表3. 4.1:一般的な端末の動作状態における網の動作と回線の状態) 参照。)。
そのために、例えば、図3〜6に示されるように、自端末11と送信先端末12とが回線Ntを介して接続されている場合に、自端末11及び送信先端末12において、ネットワーク制御装置29と回線NtとがラインL1、L2によって接続され、回線Ntによって電源電圧がネットワーク制御装置29に印加される。
そして、ラインL1、L2は、自端末11、送信先端末12及び回線Ntの動作に応じて極性が反転させられ、それぞれ正極(+)及び負極(−)が負極(−)及び正極(+)に、負極(−)及び正極(+)が正極(+)及び負極(−)にされる。
すなわち、図3に示されるように、自端末11及び送信先端末12がいずれもオンフック(受話器が掛けられた状態)にされている場合、自端末11のラインL1、L2の極性が正極(+)及び負極(−)にされ、送信先端末12のラインL1、L2の極性が正極(+)及び負極(−)にされる。
そして、図4に示されるように、自端末11がオフフック(受話器が外された状態)にされ、自端末11において発呼が行われ、ダイヤル信号SG1が回線Ntに送信されると、回線Ntは、呼出信号SG2を生成し、図5に示されるように、送信先端末12に送信するとともに、呼出信号SG2に対応させて呼出音を生成し、自端末11に送信する。
これにより、送信先端末12において着呼が行われ、ベル音が発生させられ、送信先端末12のラインL1、L2の極性が反転させられ、負極(−)及び正極(+)にされる。
送信先端末12がオンフックである間、呼出信号SG2が送信先端末12に送信され、呼出音が自端末11に送信され、送信先端末12のラインL1、L2の極性が負極(−)及び正極(+)に維持され、自端末11のラインL1、L2の極性が正極(+)及び負極(−)に維持される。
また、図6に示されるように、送信先端末12がオフフックにされると、回線Ntは、呼出信号SG2を送信先端末12に送信するのを停止させ、呼出音を自端末11に送信するのを停止させる。これに伴って、送信先端末12のラインL1、L2の極性が反転させられ、正極(+)及び負極(−)にされ、自端末11のラインL1、L2の極性が反転させられ、負極(−)及び正極(+)にされる。
そして、自端末11及び送信先端末12がオフフックにされ、自端末11のラインL1、L2の極性が負極(−)及び正極(+)に維持され、送信先端末12のラインL1、L2の極性が正極(+)及び負極(−)に維持された状態で、自端末11から送信先端末12にファクシミリデータが送信される。
自端末11から送信先端末12へのファクシミリデータの送信が終了すると、自端末11のラインL1、L2の極性が反転させられ、正極(+)及び負極(−)にされる。
なお、送信元端末13から自端末11にファクシミリデータが送信される場合においても同様に、ラインL1、L2は、送信元端末13、自端末11及び回線Ntの動作に応じて極性が反転させられ、それぞれ正極(+)及び負極(−)が負極(−)及び正極(+)に、負極(−)及び正極(+)が正極(+)及び負極(−)にされる。
すなわち、自端末11がオンフックにされている場合、自端末11のラインL1、L2の極性が正極(+)及び負極(−)にされる。そして、送信元端末13から回線Ntにダイヤル信号SG1が送信されると、回線Ntは自端末11に呼出信号SG2を送信し、これにより、自端末11おいて着呼が行われ、ベル音が発生させられ、自端末11のラインL1、L2の極性が反転させられ、負極(−)及び正極(+)にされる。続いて、自端末11がオフフックにされると、回線Ntは、呼出信号SG2を自端末11に送信するのを停止させる。これに伴って、自端末11のラインL1、L2の極性が反転させられ、正極(+)及び負極(−)にされる。
ところで、前記自端末11において、送信先端末12にファクシミリデータを送信するために発呼が行われたときに、送信元端末13からコーリングトーン信号CNGが送信され、自端末11において着呼が行われることがある。
このとき、自端末11と送信元端末13との間で呼が成立するので、送信元端末13において、自端末11からのコーリングトーン信号CNGが受信され、動作が送信動作から受信動作に移行すると、発着呼の衝突が発生し、ファクシミリデータが送信先端末12へ送信されず、送信元端末13に送信されてしまう。
そこで、本実施の形態においては、自端末11において発呼が行われたときに、発呼が終了してから所定の待機時間が経過するまでコーリングトーン信号CNGを送信先端末12に送信せず、所定の待機時間内に送信元端末13からコーリングトーン信号CNGを受信した場合に、ファクシミリデータを送信先端末12に送信するのを保留するようにしている。
次に、本発明のファクシミリ20の動作について説明する。この場合、自端末11の動作について説明する。
図7は本発明の実施の形態におけるファクシミリの動作を示すフローチャートである。
操作者が、自端末11から送信先端末12にファクシミリデータを送信するために、操作パネル25を操作し、操作要素としての図示されないスタートボタンを押下すると、自端末11の動作が開始され、読取装置にセットされた原稿が読取部26によって読み取られ、読取データが生成され、制御部22に送られる。該制御部22は、読取データを読み込み、ファクシミリデータに変換し、RAM23に記録する。
続いて、ネットワーク制御装置29は、自端末11と回線Ntとを接続し、発呼処理を行い、送信先端末12の電話番号を表すダイヤル信号SG1を回線Ntに送信し、発呼(ダイヤル発呼)を行う。そして、制御部22の計時処理部Pr1は、発呼が終了すると、制御部22に内蔵されるタイマを作動させ、計時を開始する。
次に、制御部22の極性判断処理部Pr2は、ネットワーク制御装置29によって検出されたラインL1、L2の極性を読み込み、極性が反転させられたかどうかを判断する。
本実施の形態においては、自端末11においてネットワーク制御装置29によって発呼が行われた場合、送信先端末12がオフフックにされ、自端末11のラインL1、L2の極性が反転させられ、負極(−)及び正極(+)にされる。
そこで、モデム28は、ネットワーク制御装置29によって検出されたラインL1、L2の極性が反転させられたかどうかを判断し、ラインL1、L2の極性が反転させられた場合に、送信先端末12から送信された初期識別信号を検出したかどうかを判断する。
そして、モデム28が、送信先端末12から送信された初期識別信号を検出した場合、送信制御部31は、送信処理を行い、RAM23からファクシミリデータを読み出し、送信先端末12に送信する。
続いて、ネットワーク制御装置29は、回線切断処理を行い、自端末11と回線Ntとを切断する。これに伴って、自端末11はオンフックにされ、ラインL1、L2の極性が反転させられ、正極(+)及び負極(−)にされる。
一方、ラインL1、L2の極性が反転させられなかった場合、モデム28はコーリングトーン信号CNGを検出したかどうかを判断する。
モデム28がコーリングトーン信号CNGを検出した場合、その後、送信元端末13からファクシミリデータが送信されることが想定されるので、前記送信制御部31は、送信保留処理を行い、送信先端末12へのファクシミリデータの送信を保留し、送信先端末12に送信するファクシミリデータをRAM23に記録し、バックアップする。
そして、前記受信制御部32は、送信元端末13からファクシミリデータが送信されるのを待機し、送信元端末13からファクシミリデータが送信されると、受信処理を行い、ファクシミリデータを受信し、印刷部27に送る。該印刷部27は、ファクシミリデータに基づいて、用紙に対して原稿の画像を印刷する。
続いて、前記ネットワーク制御装置29は、回線切断処理を行い、自端末11と回線Ntとを切断する。これに伴って、自端末11はオンフックにされ、ラインL1、L2の極性が反転させられ、正極(+)及び負極(−)にされる。
そして、送信制御部31は、送信再開処理を行い、バックアップしていたファクシミリデータをRAM23から読み出し、送信先端末12に送信する。
また、ラインL1、L2の極性が反転させられなかった場合において、コーリングトーン信号CNG信号が検出されなかった場合、送信元端末13からファクシミリデータが送信されることが想定されないので、モデム28は、送信先端末12から送信された初期識別信号を検出したかどうかを判断する。
モデム28が、送信先端末12から送信された初期識別信号を検出した場合、前述されたように、送信制御部31は送信処理を行い、続いて、ネットワーク制御装置29は回線切断処理を行う。
そして、モデム28は、送信先端末12から送信された初期識別信号を検出しなかった場合に、発呼が終了してから、第1の待機時間τ1、本実施の形態においては、4〔秒〕が経過するまで、ネットワーク制御装置29によって検出されたラインL1、L2の極性を読み込み、極性が反転させられたかどうかを継続して判断する。
そのために、前記計時処理部Pr1は、計時を開始してから4〔秒〕が経過したかどうかを判断し、4〔秒〕が経過した場合に、モデム28に4〔秒〕が経過したことを通知する。
第1の待機時間τ1は、自端末11で発呼が終了した場合に、送信元端末13から送信されたコーリングトーン信号CNGを検出するのに十分な時間として設定される。操作パネル25を操作することによって、ファクシミリ20の環境条件に対応させて第1の待機時間τ1を変更することができる。
そして、送信元端末13から送信されたコーリングトーン信号CNGが検出されることなく、また、送信先端末12から送信された初期識別信号が検出されることなく、4〔秒〕が経過した場合、送信元端末13からファクシミリデータが送信されることが想定されないので、モデム28は、コーリングトーン信号CNGを生成し、送信先端末12に送信する。
続いて、前記計時処理部Pr1は、計時を開始してから第2の待機時間τ2(τ2>τ1)、本実施の形態においては、59〔秒〕が経過したかどうかを判断し、59〔秒〕が経過する前に、モデム28は、初期識別信号を検出したかどうかを判断する。モデム28が初期識別信号を検出した場合、前記送信制御部31は送信処理を行い、ネットワーク制御装置29は回線切断処理を行う。
一方、初期識別信号が検出されることなく59〔秒〕が経過した場合、計時処理部Pr1は計時を終了し、ネットワーク制御装置29は、回線切断処理を行い、自端末11と回線Ntとを切断する。これに伴って、自端末11はオンフックにされ、ラインL1、L2の極性が反転させられ、正極(+)及び負極(−)にされる。
前記第2の待機時間τ2は、自端末11で発呼が行われた場合に、送信先端末12から送信された初期識別信号を検出するのに十分な時間として設定される。
このように、本実施の形態において、送信制御部31は、ネットワーク制御装置29による発呼が終了してから第1の待機時間τ1が経過するまでの間にモデム28がコーリングトーン信号CNGを検出した場合に、ファクシミリデータの送信を保留するので、発着呼の衝突を回避して送信元端末13からファクシミリデータを受信することができる。
また、ネットワーク制御装置29による発呼が終了した後に、送信先端末12にコーリングトーン信号CNGを確実に送信することができる。したがって、国際電気通信連合による勧告に違反することなく、発着呼の衝突を回避することができる。
そして、本実施の形態において、前記モデム28は、コーリングトーン信号CNGを生成し、送信先端末12に送信した後、送信元端末13から送信されたコーリングトーン信号CNGの検出を行わない。さらに、前記ネットワーク制御装置29による発呼を終了した後、回線Ntに接続されたラインL1、L2の極性が反転させられたかどうかを判断し、ラインL1、L2の極性が反転させられた場合に、前記モデム28は、送信元端末13から送信されたコーリングトーン信号CNGの検出を行わない。
したがって、自端末11において動作が送信動作から受信動作に移行することがないので、発着呼の衝突を一層回避することができる。
次に、フローチャートについて説明する。
ステップS1 ネットワーク制御装置29は発呼処理を行う。
ステップS2 極性判断処理部Pr2は極性が反転させられたかどうかを判断する。極性が反転させられた場合はステップS4に、極性が反転させられなかった場合はステップS3に進む。
ステップS3 モデム28はコーリングトーン信号CNGを検出したかどうかを判断する。コーリングトーン信号CNGを検出した場合はステップS11に、コーリングトーン信号CNGを検出しなかった場合はステップS4に進む。
ステップS4 モデム28は初期識別信号を検出したかどうかを判断する。初期識別信号を検出した場合はステップS5に、初期識別信号を検出しなかった場合はステップS7に進む。
ステップS5 送信制御部31は送信処理を行う。
ステップS6 ネットワーク制御装置29は回線切断処理を行い、処理を終了する。
ステップS7 計時処理部Pr1は計時を開始してから4〔秒〕が経過したかどうかを判断する。計時を開始してから4〔秒〕が経過した場合はステップS8に進み、4〔秒〕が経過しなかった場合はステップS2に戻る。
ステップS8 モデム28はコーリングトーン信号CNGを送信先端末12に送信する。
ステップS9 計時処理部Pr1は計時を開始してから59〔秒〕が経過したかどうかを判断する。計時を開始してから59〔秒〕が経過した場合はステップS10に進み、59〔秒〕が経過しなかった場合はステップS4に戻る。
ステップS10 ネットワーク制御装置29は回線切断処理を行い、処理を終了する。
ステップS11 送信制御部31は送信保留処理を行う。
ステップS12 受信制御部32は受信処理を行う。
ステップS13 ネットワーク制御装置29は回線切断処理を行う。
ステップS14 送信制御部31は、送信再開処理を行い、ステップS1に戻る。
本実施の形態においては、ファクシミリ20について説明しているが、本発明を複合機に適用することができる。
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
11 自端末
12 送信先端末
13 送信元端末
28 モデム
29 ネットワーク制御装置
31 送信制御部
32 受信制御部
CNG コーリングトーン信号
Nt 回線
τ1 第1の待機時間

Claims (8)

  1. 回線を介して外部装置に接続された情報処理装置において、
    (a)通信データの送信先の外部装置に対する発呼、及び通信データの送信元の外部装置からの着呼を行う回線制御装置と、
    (b)前記送信先の外部装置に送信するコーリングトーン信号を生成し、前記送信元の外部装置から送信されたコーリングトーン信号を検出する信号処理部と、
    (c)前記送信先の外部装置に通信データを送信する送信制御部と、
    (d)前記送信元の外部装置から通信データを受信する受信制御部とを有するとともに、
    (e)前記信号処理部は、前記回線制御装置による発呼が終了した後、回線に接続されたラインの極性が反転させられたかどうかを判断し、前記ラインの極性が反転させられた場合に、送信元の外部装置から送信されたコーリングトーン信号の検出を行わず、
    (f)前記送信制御部は、前記回線制御装置による発呼が終了してから所定の待機時間が経過するまでの間に、前記信号処理部が送信元の外部装置から送信されたコーリングトーン信号を検出した場合に、通信データの送信を保留することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記受信制御部は、前記送信制御部によって通信データの送信が保留された後に、送信元の外部装置から通信データを受信する請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記送信制御部は、前記受信制御部によって通信データが受信された後に、通信データの送信を再開する請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記信号処理部は、前記回線制御装置による発呼が終了してから所定の待機時間が経過するまでの間に、送信元の外部装置から送信されたコーリングトーン信号を検出しなかった場合に、コーリングトーン信号を生成し、送信先の外部装置に送信する請求項1〜3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記信号処理部は、コーリングトーン信号を生成し、送信先の外部装置に送信した後、送信元の外部装置から送信されたコーリングトーン信号の検出を行わない請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 回線を介して外部装置に接続された情報処理装置において、
    (a)通信データの送信先の外部装置に対する発呼、及び通信データの送信元の外部装置からの着呼を行う回線制御装置と、
    (b)前記送信先の外部装置に送信するコーリングトーン信号を生成し、前記送信元の外部装置から送信されたコーリングトーン信号を検出する信号処理部と、
    (c)前記送信先の外部装置に通信データを送信する送信制御部と、
    (d)前記送信元の外部装置から通信データを受信する受信制御部とを有するとともに、
    (e)前記信号処理部は、前記回線制御装置による発呼が終了してから所定の待機時間が経過するまでの間に、送信元の外部装置から送信されたコーリングトーン信号を検出せず、送信先の外部装置から送信された初期識別信号を検出しない場合に、コーリングトーン信号を生成し、送信先の外部装置に送信し、
    (f)前記送信制御部は、前記回線制御装置による発呼が終了してから所定の待機時間が経過するまでの間に、前記信号処理部が送信元の外部装置から送信されたコーリングトーン信号を検出した場合に、通信データの送信を保留することを特徴とする情報処理装置。
  7. 情報処理装置はファクシミリである請求項1〜のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  8. 情報処理装置は複合機である請求項1〜のいずれか1項に記載の情報処理装置。
JP2017203320A 2017-10-20 2017-10-20 情報処理装置 Active JP6847809B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017203320A JP6847809B2 (ja) 2017-10-20 2017-10-20 情報処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017203320A JP6847809B2 (ja) 2017-10-20 2017-10-20 情報処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019080098A JP2019080098A (ja) 2019-05-23
JP6847809B2 true JP6847809B2 (ja) 2021-03-24

Family

ID=66628101

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017203320A Active JP6847809B2 (ja) 2017-10-20 2017-10-20 情報処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6847809B2 (ja)

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2656030B2 (ja) * 1986-12-12 1997-09-24 株式会社東芝 電話・フアクシミリ切換方式
JPH01220561A (ja) * 1988-02-26 1989-09-04 Mitsubishi Electric Corp フアクシミリ装置
JPH09252364A (ja) * 1996-01-09 1997-09-22 Ricoh Co Ltd ファクシミリ装置
JP2004112365A (ja) * 2002-09-19 2004-04-08 Murata Mach Ltd 通信装置及び通信装置の発着信制御方法
JP2006101247A (ja) * 2004-09-30 2006-04-13 Iwatsu Electric Co Ltd 通信信号の種類判定処理方法と装置。
JP4847270B2 (ja) * 2006-10-12 2011-12-28 キヤノン株式会社 ファクシミリ装置及びその制御方法、プログラム、記憶媒体
JP5749515B2 (ja) * 2011-02-14 2015-07-15 日本電気通信システム株式会社 ファクシミリ装置、通信制御方法、および装置のプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019080098A (ja) 2019-05-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6847809B2 (ja) 情報処理装置
JP2008228110A (ja) ファクシミリ装置、プログラム及び記録媒体
JP5870671B2 (ja) 通信回路制御ボードを搭載した画像形成装置及び通信回路制御ボード上のリレーのon/off制御方法
JP6581692B2 (ja) 通信装置、その制御方法とプログラムと記憶媒体
JP2019080130A (ja) 画像形成装置、制御プログラムおよび制御方法
JP3731449B2 (ja) 通信端末装置
JPH1117829A (ja) モデム及びこのモデムを内蔵したファクシミリ装置
JP6351304B2 (ja) 通信装置、その制御方法とプログラムと記憶媒体
US20020181682A1 (en) Communication apparatus connected to an exchange network having a service of notifying identification information of a calling party
JP3682574B2 (ja) 通信端末装置
JP2001203823A (ja) 通信装置、その制御方法、及びその制御プログラムを格納したコンピュータにより読み取り可能な記録媒体
JPH05347695A (ja) 網制御装置およびファクシミリ装置
JPH04137971A (ja) ファクシミリ装置およびその制御方法
JP2002101163A (ja) 通信装置
JP2002009891A (ja) 呼転送装置および転送情報通知装置
JP2001230851A (ja) 通信端末装置
JP2005260528A (ja) ファクシミリ装置
JPH11298627A (ja) 通信端末装置
JPH05244380A (ja) ファクシミリ装置
JP2000232532A (ja) ファクシミリ装置
JP2003163758A (ja) 通信端末装置
JP2005191671A (ja) 通信端末装置
JPH04115666A (ja) ファクシミリ装置
JPH08265453A (ja) 非ファクシミリ通信装置及びファクシミリ通信装置
JPH0530333A (ja) フアクシミリ装置およびそのキヤツチホン対応方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200311

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20201105

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201124

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210120

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210209

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210303

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6847809

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350