JP2001203823A - 通信装置、その制御方法、及びその制御プログラムを格納したコンピュータにより読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

通信装置、その制御方法、及びその制御プログラムを格納したコンピュータにより読み取り可能な記録媒体

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JP2001203823A
JP2001203823A JP2000011104A JP2000011104A JP2001203823A JP 2001203823 A JP2001203823 A JP 2001203823A JP 2000011104 A JP2000011104 A JP 2000011104A JP 2000011104 A JP2000011104 A JP 2000011104A JP 2001203823 A JP2001203823 A JP 2001203823A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 呼び出し時に被呼側に所定情報を通知する電
話回線を介して通信を行ない、前記所定情報の検出機能
を有する通信装置で、前記検出機能を有する外部通信機
器とともに1つの電話回線に接続される場合に、本装置
でも外部通信機器でも前記所定情報の検出を支障なく行
なえるようにする。 【解決手段】 回線15からの呼び出し時、CPU1
は、FAXモードに設定されている場合は、NCU12
により、外部電話機13を回線15から切り離して、本
装置(FAX)により上記通知を受けるための回線15
との間の所定シーケンスの信号の授受及び所定情報の検
出を行ない、外部モードに設定されている場合は、電話
機13を回線15に接続し、電話機13が前記所定シー
ケンスの信号の授受及び所定情報の検出を可能であれば
行なうように制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信装置、特に呼
び出し時に被呼側に所定情報を通知する電話回線に接続
され、該回線を介して通信を行なう通信装置、その制御
方法、及びその制御プログラムを格納したコンピュータ
により読み取り可能な記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、NTTにより、加入者電話回線に
おいて、被呼側の呼び出し時に交換機から発呼側の電話
番号を被呼側に通知するサービスが提供されている。そ
して、電話回線を介して通信を行なう電話機やファクシ
ミリ装置などの通信装置において、前記サービスに対応
し、呼び出し時に通知された発呼側電話番号を検出して
液晶表示器などの表示部に表示する機能を有した構成が
知られている。
【0003】その発呼側電話番号を通知するための電話
回線と被呼側の間の信号の授受のシーケンスを以下に説
明する。
【0004】まず、交換機が発呼側の通信装置からの発
呼、ダイヤル信号に応じて被呼側の通信装置の接続され
た電話回線の回線電圧の極性を反転した後、ID受信端
末起動信号CARを送る。この信号は、通信装置に設け
られている呼出信号Ciを検出するCI検出回路を利用
して検出することができる。通信装置はCARを検出す
ると、直流ループの閉結により回線を捕捉し、交換機に
対して1次応答する。これを受けて交換機はITU−T
勧告V.23に準拠した形式のモデム信号により発呼側
電話番号の情報を通信装置に送信する。通信装置はモデ
ム等の検出手段により前記のモデム信号を処理して発呼
側電話番号を検出し、表示部に表示する。そして回線を
開放することで交換機に対して発呼側電話番号の受信完
了信号を返す。その後、交換機から通常の呼出信号Ci
が送られ、それに対して通信装置が応答し、受信を行な
う。
【0005】このような発呼側電話番号の検出機能を有
した通信装置では、回線からの呼出時に発呼側電話番号
が表示されるので、操作者がそれを確認することがで
き、便利である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
発呼側電話番号の検出機能を有した通信装置の従来の構
成では、1つの電話回線に例えばファクシミリ装置と外
部電話機というように2台以上の通信装置を接続して、
それぞれの発呼側電話番号の検出手段が発呼側電話番号
を検出しようとすると、回線インピーダンスがマッチン
グしないため、検出手段が誤動作する、もしくはそれぞ
れ検出する事ができないという問題があった。すなわ
ち、発呼側電話番号の検出機能を有する通信装置を1つ
の電話回線に2台以上接続することができないという問
題があった。
【0007】また、このような問題を避けるために、上
記の通信装置において発呼側電話番号の検出機能を無効
にできるように構成し、1つの電話回線に接続される2
台以上の通信装置の1台以外は発呼側電話番号の検出機
能を無効にすることが考えられるが、そうした場合、前
記の1台の通信装置でしか発呼側電話番号の検出及び表
示ができないという問題があった。
【0008】なお、以上では、発呼側電話番号の通知サ
ービスに関して説明したが、発呼側電話番号の代わりに
発呼側に関するそれ以外の情報、あるいは発呼側に無関
係な何らかの情報を通知するサービスも考えられる。
【0009】本発明は、以上の事情を考慮してなされた
もので、その課題は、呼び出し時に被呼側に所定情報を
通知する電話回線に接続され、この回線を介して通信を
行なう通信装置であって、前記所定情報を検出する検出
機能を有する通信装置において、前記検出機能を有する
外部通信機器とともに1つの電話回線に接続される場合
に、本通信装置でも外部通信機器でも前記所定情報の検
出を支障なく確実に行なえるようにすることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明によれば、呼び出し時に被呼側と所定シーケ
ンスの信号の授受を行なって被呼側に所定情報(例えば
発呼側電話番号)を通知する電話回線に接続され、該回
線を介して通信を行なう通信装置(例えばファクシミリ
装置)であって、前記電話回線からの呼び出し時に電話
回線との間で前記所定シーケンスの信号の授受を行なっ
て、受信した信号から前記所定情報を検出する機能を有
した通信装置、その制御方法、及びその制御プログラム
を格納したコンピュータにより読み取り可能な記録媒体
において、前記通信装置は、外部通信機器(例えば外部
電話機)を接続する外部接続端子と、該外部接続端子に
接続された外部通信機器を本通信装置が接続された電話
回線に対して接続するか又は切り離すように切り換える
接続切り換え手段と、前記所定情報を検出する検出モー
ドを第1の検出モードまたは第2の検出モードに切り換
えて設定する入力を操作者が行なうための入力手段を有
するものとして、前記電話回線からの呼び出し時に、前
記第1の検出モードに設定されていた場合は、前記接続
切り換え手段により前記外部通信機器を前記電話回線か
ら切り離して、本通信装置により前記所定シーケンスの
信号の授受及び前記所定情報の検出を行ない、前記第2
の検出モードに設定されていた場合は、前記接続切り換
え手段により前記外部通信機器を前記電話回線に接続
し、前記外部通信機器が前記所定シーケンスの信号の授
受及び前記所定情報の検出を可能であれば行なうように
制御するものとした。
【0011】さらに、前記通信装置は、前記電話回線に
前記外部通信機器が接続されている場合に、前記外部通
信機器の回路に影響を及ぼさずに、前記電話回線と前記
外部通信機器の間で授受される信号をモニターして該信
号に対応するモニター信号を発生するモニター手段を有
するものとして、前記電話回線からの呼び出し時に、前
記第2の検出モードに設定されていた場合、前記接続切
り換え手段により前記外部通信機器を前記電話回線に接
続し、前記外部通信機器が前記所定シーケンスの信号の
授受及び前記所定情報の検出を可能であれば行なうよう
に制御するとともに、本通信装置において前記モニター
手段のモニター信号から前記所定情報を検出するように
制御するものとした。
【0012】さらに、前記電話回線からの呼び出し時
に、前記第2の検出モードに設定されていて、本通信装
置において前記モニター手段のモニター信号から前記所
定情報を検出した場合、該検出した所定情報の属性(例
えば、所定情報が発呼側電話番号として、その番号がフ
ァクシミリ番号であるという属性)に応じて、前記接続
切り換え手段により前記外部通信機器を前記電話回線か
ら切り離し、その後の通信処理を本通信装置により行な
うように制御するものとした。
【0013】さらに、前記通信装置は、前記外部通信機
器に対して擬似的に電話回線電圧を供給する回線電圧供
給手段を有するものとして、前記第2の検出モードで検
出された所定情報の属性に応じて、前記外部通信機器を
前記電話回線から切り離し、その後の通信処理を本通信
装置により行なう場合に、前記回線電圧供給手段から前
記外部通信機器に対して擬似的に待機時の極性の電話回
線電圧を供給するように前記回線電圧供給手段を制御す
るものとした。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明の実施
の形態を説明する。ここでは通信装置としてファクシミ
リ装置における実施形態を示す。このファクシミリ装置
は、発呼側電話番号の通知サービスが提供される加入者
電話回線に接続され、回線から呼び出される時に通知さ
れる発呼側電話番号を検出して表示する機能を有する。
また、このファクシミリ装置には、外部電話機が接続さ
れ、この電話機も同様に発呼側電話番号を検出して表示
する機能を有するものとする。
【0015】図1は、本発明の実施形態におけるファク
シミリ装置の構成を示すブロック図である。
【0016】図1の構成において、CPU1は、ROM
2に記憶されている制御プログラムに従ってファクシミ
リ装置全体を制御する。すなわちROM2、RAM3、
及び不揮発性RAM4にアクセスして各種情報処理を行
ない、操作部5、表示部6、画像処理部7、読取部8、
記録部9、紙送り駆動部10、モデム11、NCU1
2、センサ部14の制御を行なう。以下、これらの各部
及び外部電話機13について説明する。
【0017】ROM2は、CPU1の制御プログラムを
格納するもので、その制御プログラムには、後述する図
3,4のフローチャートの制御を行なうための制御プロ
グラムが含まれる。ROM2は、本発明に係る通信装置
の制御プログラムを格納したコンピュータにより読み取
り可能な記録媒体の実施形態に相当する。
【0018】RAM3は、DRAMで構成される読み書
き可能なメモリであり、読取部8によって読み取られた
原稿の画像を画像処理部7で処理して得た画像データを
格納する。この画像データは、送信時には、モデム11
によって変調されてNCU12を介して加入者電話回線
(以下、単に回線という)15に出力され、複写時には
記録部9で記録紙に記録される。またRAM3は、受信
時に回線15からNCU12を介して受信した信号をモ
デム11によって復調した画像データを含む二値化デー
タを格納するためにも用いられる。
【0019】不揮発性RAM4は、バッテリー等でバッ
クアップされたSRAMであり、装置固有の電話番号、
ユーザー略称、短縮ダイヤル等の電話番号(ファクシミ
リ番号)や通信結果等のデータが記憶され、さらに後で
詳しく述べる発呼側電話番号(ファクシミリ番号を含
む)を格納するためにも用いられる。
【0020】操作部5は、操作者が装置を操作するため
の各種の入力キー群、すなわち、送信、受信などの動作
を開始させるスタートキー、電話番号や数字を入力する
テンキー、短縮ダイヤルキー、送信画像におけるファイ
ン、スタンダードなどの走査モードなどのモードを指定
するモードキー、複写を行なわせるコピーキー、各種動
作をクリアするストップキー、及び後述する発呼側電話
番号を検出する検出モードを操作者が切り換えて設定す
る入力を行なうための発ID検出モード切り換えキーな
どから構成される。なお、CPU1はこれらのキーの押
下状態を検出して、その状態に応じて装置の各部を制御
する。
【0021】表示部6は、例えばドットマトリックスタ
イプのLCD(液晶表示器)と、LCDドライバーから
構成されており、CPU1からの制御に基づいて各種表
示を行なう。
【0022】画像処理部7は、読取部8を制御するクロ
ック供給回路、ピークホールド回路、シェーディング補
正回路、A/D変換回路及びDMAコントローラ等から
なり、読取部8によって読み取られた原稿の画像データ
に、二値、16階調、64階調等の画像処理を施し、処
理した画像データをRAM3に転送する。
【0023】読取部8は、CCDもしくは密着型イメー
ジセンサ(CS)等の光電変換手段と、光電変換手段の
受光面に原稿の画像を結像する光学系を具備し、CPU
1の制御に基づいて原稿の画像データを読み取り、順次
画像処理部7に送る。
【0024】記録部9は、DMAコントローラ、B4/
A4サイズのサーマルヘッドまたはバブルジェットプリ
ンターヘッド及び汎用ICなどによって構成され、CP
U1の制御によってRAM3に格納されている画像デー
タを取り出し、ハードコピーとして記録紙上にプリント
アウトする。
【0025】紙送り駆動部10は、読取部8における原
稿及び記録部9における記録紙の供給、排出のための紙
送りを行なうローラ群を駆動するためのステッピングモ
ータと、同モータの駆動力を伝達するためのギヤと、同
モータを制御するためのドライバー回路などから構成さ
れる。
【0026】モデム11は、V.34,V.32,V.
32bis,V.17,V.29,V.27ter,
V.23,V.21(H、L)モデムと、これらモデム
に接続されたクロック発生回路などから構成され、送信
時には、CPU1の制御に基づいてRAM3に格納され
ている送信データを変調し、NCU12を介して回線1
5に出力する。また、受信時には、モデム11は、回線
15からのアナログ信号をNCU12を介して導入し、
これを復調して二値化したデータをRAM3に格納す
る。さらに、モデム11は、後述のように回線15から
の呼び出し時に回線15から送られてくるITU−T勧
告V.23に準拠した形式の発呼側電話番号を通知する
変調信号を復調し、発呼側電話番号を検出する。
【0027】NCU12は、直流の捕捉回路、交流の捕
捉回路、Ci(呼出信号)検出回路、回線の極性検出回
路、2線4線変換回路等からなり、回線15に接続さ
れ、回線15を本ファクシミリ装置のモデム11側又は
外部電話機13側に切り換えて接続する。その接続の切
り換えはCPU1により制御される。このNCU12の
構成の詳細は後述する。
【0028】外部電話機13は、本ファクシミリ装置の
外部接続端子に接続され、前述したように、本ファクシ
ミリ装置と同様に、回線15から呼出時に通知される発
呼側電話番号を検出する検出手段と、それを表示する表
示手段を有するものとする。
【0029】センサ部14は、記録紙幅センサ、記録紙
有無センサ、原稿幅センサ及び原稿有無センサ等から構
成され、CPU1の制御により、原稿及び記録紙の幅や
有無などの検知を行う。
【0030】次に、NCU12の構成の詳細を図2のブ
ロック回路図により説明する。
【0031】図2において、21は、交換機からの着信
を示すCi信号(呼出信号)を検出するCI検出回路で
あり、Ci信号を検出したことをCPU1に通知する。
また、後述のように発呼側電話番号を検出する場合は、
交換機から発呼側電話番号を通知する信号の前に回線1
5を介して送られてくるID受信端末起動信号CARを
検出し、CPU1に通知する。
【0032】22は、回線15に接続される2本のリー
ド線L1,L2間に挿入されている外来ノイズを除去す
るための保護回路で、バリスタ、アレスタ等で構成され
る。
【0033】23は、CMLリレーであり、Hリレー2
7と共働して回線15を本ファクシミリ装置の外部接続
端子T1,T2に接続された外部電話機13側または本
ファクシミリ装置のモデム11側に切り換えて接続す
る。
【0034】24は、回線15の直流捕捉を行なう直流
捕捉回路であり、RETコイルもしくはトランジスタ等
の半導体で構成される。
【0035】25は、回線15の回線電圧の極性を検出
する極性検出回路であり、ホトカプラ等で構成され、検
出した回線電圧の極性をCPU1に通知する。
【0036】26は、回線15の2線を送信・受信系の
4線に変換する2線4線変換回路、いわゆるハイブリッ
ド回路であり、オペアンプ等で構成される。
【0037】27は、外部電話機13を回線15または
外部電話機制御回路29に択一的に接続するように切り
換えるHリレーである。
【0038】28は、後述する外部モードにおいて、回
線15と外部電話機13の間で授受される通信信号をモ
デム11がモニターするためのモニター回路であり、具
体的には、外部電話機13の回路、特に発呼側電話番号
の検出手段の回路に影響を及ぼさずに、回線15と外部
電話機13間の信号線上の通信信号をモニターし、この
通信信号に対応するモニター信号を発生する。このモニ
ター回路28は、回線15に対してハイインピーダンス
結合するオーディオトランス、オペアンプ等で構成され
る。
【0039】29は、外部電話機制御回路であり、CP
U1の制御により、外部電話機13に対して擬似的に回
線電圧を供給したり、呼出信号を供給したりする。
【0040】なお、その他の構成部品として、回線の直
流カット用コンデンサ30や、交流的に回線を捕捉し、
回線1次2次を分離するためのトランス31等がNCU
12に設けられる。
【0041】次に、本実施形態の装置の本発明に係る動
作について説明する。まず、その動作の概略を説明す
る。
【0042】本実施形態のファクシミリ装置では、操作
部5に設けられた発呼側電話番号(以下、発IDと略記
する)検出モード切換キーの入力に応じて、発IDを本
ファクシミリ装置で検出するモード(以下、FAXモー
ドという)と外部電話機13で検出するモード(以下、
外部モードという)が切り換えて設定される。すなわ
ち、発ID検出モード切換キーの1回の押下毎にFAX
モードと外部モードが交互に切り換えられる。そして、
FAXモードでは、回線15からの呼び出し時に、回線
15と本ファクシミリ装置間で、前述の従来の技術の項
で説明したシーケンスの信号の授受が行われ、その中で
回線15から送られてくる発IDの信号がモデム11に
受信され、モデム11により発IDが検出される。ま
た、外部モードでは、呼び出し時に回線15と外部電話
機13の間で上記シーケンスの信号の授受が行われ、そ
の中で回線15から外部電話機13に発IDの信号が送
られ、外部電話機13で発IDが検出され、その表示部
に表示される。そのとき、本ファクシミリ装置におい
て、外部電話機13に送られてくる発IDの信号がモニ
ター回路28によりモニターされ、そのモニター信号が
モデム11に入力されて発IDが検出され、表示部6に
表示される。なお、この時に検出された発IDがFAX
(ファクシミリ)番号であった場合、回線15が外部電
話機13側から本ファクシミリ装置のモデム11側に切
り換えて接続され、ファクシミリ受信が行なわれる。こ
の時、外部電話機13に対し外部電話機制御回路29か
ら擬似的に待機時極性(初期値)の回線電圧が供給され
る。
【0043】このような動作は、CPU1の制御のもと
に行われる。その制御動作の詳細を図3,4により以下
に説明する。図3,4は、ROM2に格納された制御プ
ログラムによるCPU1の制御手順を示すフローチャー
トである。図3,4において、符号1の部分どうしの間
で制御の流れが連続しているものとする。
【0044】本ファクシミリ装置では、電源投入後、C
PU1がROM2内の制御プログラムに従って、各種イ
ニシャル設定を行なった後、スタンバイ状態に入り、こ
のスタンバイ状態から図3,4の処理を行う。なお、こ
こでは前記のイニシャル設定によるデフォルト状態で
は、発ID検出モードはFAXモードに設定されている
ものとする。このため、CPU1は、前記のイニシャル
設定において、CMLリレー23を[0]側に切り換え
るとともに、Hリレー27を[1]側に切り換えて外部
電話機13を回線15から切り離して外部電話機制御回
路29に接続する。また、極性検出回路25が回線15
の極性を検出してCPU1に通知し、CPU1は、その
回線の極性の初期値を記憶してスタンバイ状態に入る。
このとき、外部電話機制御回路29は、CPU1からの
制御によって、同回路29に接続された外部電話機13
に対して、擬似的に回線15と同じ極性の回線電圧を供
給する。
【0045】図3の処理では、まずスタンバイ状態から
スタートし、ステップS1において、操作部5の発ID
検出モード切換キーが押下されたかどうか判断する。
【0046】押下された場合は、ステップS2におい
て、現在、発ID検出モードがFAXモードと外部モー
ドのどちらに設定されているか判断する。
【0047】そしてFAXモードに設定されている場合
は、ステップS4においてHリレー27及びCMLリレ
ー23を[0]側に設定して、外部電話機13を回線1
5に接続し、外部モードに切り換える。
【0048】また、ステップS2で外部モードに設定さ
れていた場合は、ステップS3において、Hリレー27
を[1]側に、CMLリレー23を[0]側に設定し
て、FAXモードに切り換える。
【0049】ステップS3またはS4で発ID検出モー
ドを切り換えて設定した後、もしくはステップS1にお
いて発ID検出モード切換キーが押下されなかった場合
は、ステップS5で極性検出回路25により回線15の
極性反転の有無を監視し、極性反転がなければステップ
S1に戻る。極性反転を検出したら、ステップS6にお
いて、発ID検出モードがFAXモードと外部モードの
いずれに設定されているか判断する。
【0050】ここで外部モードに設定されている場合
は、ステップS7以下の処理を行う。なお、以下に述べ
るステップS7〜S10の間に、交換機と外部電話機1
3の間でID受信端末起動信号CAR、一次応答信号、
発ID信号、発IDの受信完了信号の授受がなされ、外
部電話機13において発IDが検出され、表示部に表示
される。
【0051】ステップS7では、回線15から外部電話
機13に送られてくるID受信端末起動信号CARを検
出する。このID受信端末起動信号CARは、通常のC
i信号のパターンのオン/オフ間隔を異ならせた信号で
あるので、Ci検出回路21を使い、CPU1の信号の
サンプリング間隔をソフトで切り換えることで検出可能
である。
【0052】ステップS7でID受信端末起動信号CA
Rを検出したら、ステップS8において、モニター回路
28からモデムのRx(受信)入力へのモニター信号の
パスを有効にし、回線15と外部電話機13の間で授受
される通信信号のモニターを開始する。
【0053】次に、ステップS9において、回線15か
ら外部電話機13に対してITU−T勧告V.23に準
拠した形式の発IDを通知するモデム信号が送られてく
ると、これに対応したモニター信号がモニター回路28
からモデム11に入力され、モデム11はこのモニター
信号を復調して発IDを検出する。
【0054】発IDを検出したら、ステップS10にお
いて、表示部6のLCDに検出した発IDを表示する。
【0055】次に、ステップS34において、検出した
発IDと、不揮発性RAM4に登録されている短縮ダイ
ヤル等の電話番号及びFAX番号と照合し、検出した発
IDが登録されている番号のうちのFAX番号のいずれ
かと一致するか判断し、一致しない場合は、ステップS
11において、回線15からの呼出信号CiをCI検出
回路21により検出する。
【0056】次に、ステップS12において、回線15
からのCi信号によって外部電話機13が鳴動するが、
ここでファクシミリ装置本体にも不図示のハンドセット
及びリンガーなどが設けられ、通話機能がある場合は、
CPU1は本装置のリンガーを呼出信号Ciに同期させ
て鳴動させ、操作者に呼び出しを通知する。
【0057】上記までのステップで、外部電話機13及
び本ファクシミリ装置の両方がそれぞれの表示部に発I
Dを表示し、鳴動する。
【0058】この呼び出しに対し、ステップS13にお
いて、操作者が外部電話機13或いは本ファクシミリ装
置のハンドセットをオフフックするかどうか判断し、オ
フフックしない場合は、ステップS14において、発呼
者が発呼を途中で放棄したか判断し、放棄しなければス
テップS12に戻るが、放棄したらスタンバイ状態に戻
る。
【0059】また、ステップS13において、操作者が
オフフックした場合は、ステップS15において、発呼
側がファクシミリ装置か否か(電話機か)判断する。そ
して発呼側がファクシミリ装置であって、ステップS1
3で操作者が本ファクシミリ装置のハンドセットでオフ
フックしている場合は、ステップS17において、操作
者が操作部5のスタートキーを押下することにより、通
常のファクシミリ受信動作を行い、その後、スタンバイ
状態に戻る。
【0060】また、外部電話機13でオフフックしてい
る場合は、ステップS17において、回線15からのC
NG信号をモニター回路28を通してモデム11で検出
し、Hリレー27及びCMLリレー23を[1]側に切
り換えて、通常のファクシミリ受信動作を行い、その
後、スタンバイ状態に戻る。この間、CPU1の制御に
より、外部電話機制御回路29から外部電話機13に対
して擬似的に待機時極性(初期値)の回線電圧が供給さ
れる。
【0061】また、ステップS15において、発呼側が
電話機であった場合は、ステップS16において、操作
者が本ファクシミリ装置のハンドセットか、外部電話機
13のいずれかのオフフックしている方で通話し、その
後、スタンバイ状態に戻る。
【0062】一方、ステップS34において、ステップ
S9で検出された発IDが不揮発性RAM4に登録され
ている短縮ダイヤル等の電話番号及びFAX電話のうち
のFAX番号のいずれかと一致した場合は、ステップS
35において、Hリレー27を[1]側に切り換えて、
外部電話機13を回線15から切り離す。この時、外部
電話機13は、外部電話機制御回路29に接続され、C
PU1からの制御によって、外部電話機制御回路29か
ら擬似的に待機時極性(初期値)の回線電圧が外部電話
機13に供給される。これによって、外部電話機13
は、発呼側の発呼放棄と見なして、次に来る呼出信号C
i待ちの状態からスタンバイ状態に戻る。
【0063】次に、ステップS36において、回線15
からの呼出信号CiをCI検出回路21で検出すると、
ステップS37において、CMLリレー23を[1]側
に切り換えて回線を捕捉する。そしてステップS17に
おいて、Ci信号に対してリンガーを鳴動することな
く、通常のファクシミリ受信動作を行ない、その後、ス
タンバイ状態に戻る。
【0064】一方、ステップS6において、発ID検出
モードがFAXモードに設定されていた場合は、図4の
S18〜S33の処理を行なう。
【0065】まず、ステップS18において、回線15
から送られてくるID受信端末起動信号CARを検出す
る。前述したように、このID受信端末起動信号CAR
は、通常のCiパターンのオン/オフ間隔を異ならせた
信号であるので、Ci検出回路21を使って検出する。
【0066】ID受信端末起動信号CARを検出した
ら、ステップS19において、CMLリレー23を
[1]側に切り換えて直流捕捉する事で、交換機に対し
て1次応答信号を返す。
【0067】交換機は、1次応答信号を受けて、ITU
−T勧告V.23に準拠した形式の発IDを通知するモ
デム信号を回線15を介して送ってくるので、ステップ
S20において、モデム11で前記のモデム信号を復調
して発IDを検出する。
【0068】発IDを検出したら、ステップS21にお
いて、CMLリレー23を[0]側に切り換えて回線1
5を開放する事で、交換機に対して受信完了信号を返
す。
【0069】次に、ステップS22において、表示部6
のLCDに検出した発IDを表示する。
【0070】次に、ステップS23において、上記の検
出した発IDと、不揮発性RAM4に登録されている短
縮ダイヤル等の電話番号及びFAX番号と照合する。
【0071】次に、ステップS24において、検出した
発IDがRAM4に登録されている電話番号のうちのF
AX番号のいずれかと一致したか判断し、一致した場合
は、ステップS25において、回線15から送られてく
る呼出信号Ciを検出し、その後、ステップS26にお
いて、CMLリレー23を[1]側に切り換えて回線を
捕捉し、Ci信号に対してリンガーを鳴動することな
く、通常のファクシミリ受信動作を行ない、その後、ス
タンバイ状態に戻る。
【0072】また、ステップS24において検出された
発IDが登録されたFAX番号と一致しなかった場合
は、ステップS27において、回線15から送られてく
る呼出信号Ciを検出した後、ステップS28におい
て、呼び出し信号Ciに同期してファクシミリ装置本体
のリンガーを鳴動させ、且つ外部電話機制御回路29に
接続された外部電話機13に対して、外部電話機制御回
路29から擬似呼出信号を送出させて外部電話機13を
鳴動させる。
【0073】次に、ステップS29において、操作者が
本ファクシミリ装置のハンドセットまたは外部電話機1
3をオフフックしたかどうか判断し、オフフックしない
場合は、ステップS33において、発呼者が発呼を途中
で放棄したか判断し、放棄しなければステップS27に
戻るが、放棄したらスタンバイ状態に戻る。
【0074】また、ステップS29において、オフフッ
クした場合は、ステップS30において、発呼側がファ
クシミリ装置であるか判断する。そしてファクシミリ装
置であった場合は、ステップS32においてファクシミ
リ受信する。ここで、ステップS29で操作者が本ファ
クシミリ装置のハンドセットでオフフックしている場合
は、ステップS32において、操作者が操作部5のスタ
ートキーを押下することにより、通常のファクシミリ受
信動作を行ない、その後、スタンバイ状態に戻る。ま
た、ステップS29で外部電話機13でオフフックして
いる場合は、ステップS32において、回線15からの
CNG信号をモニター回路28を通して検出し、Hリレ
ー27及びCMLリレー23を[1]側に切り換えて、
通常のファクシミリ受信動作を行ない、その後、スタン
バイ状態に戻る。この間、CPU1の制御により、外部
電話機13に対し外部電話機制御回路29から擬似的に
待機時極性(初期値)の回線電圧が供給される。
【0075】また、ステップS30において、発呼側が
電話機であった場合は、ステップS31において、操作
者が本ファクシミリ装置のハンドセットか、外部電話機
13のいずれかのオフフックしている方で通話し、その
後、スタンバイ状態に戻る。
【0076】以上のような本実施形態によれば、回線1
5からの呼び出し時に、予め操作部5の発ID検出モー
ド切換キーの入力により設定された発IDの検出モード
(FAXモードあるいは外部モード)に応じて、発ID
の通知を受けるための回線との間の前述したシーケンス
の信号の授受および受信した信号からの発IDの検出並
びに表示が本ファクシミリ装置あるいは外部電話機13
のいずれか一方で行われるので、いずれの場合も発ID
の検出及び表示を支障なく確実に行なうことができる。
【0077】さらに、外部モードでは、外部電話機13
で発IDが検出され表示されるのみならず、本ファクシ
ミリ装置でもモニター回路28を介して間接的に発ID
を検出し、表示することができる。すなわち、外部モー
ドでは、本ファクシミリ装置と外部電話機13の両方で
同時に発IDの検出及び表示を行なうことができる。な
お、この場合、モニター回路28によるモニターは外部
電話機13の回路、特に発IDの検出手段の回路に影響
を及ぼさないので、外部電話機13において発IDを誤
検出したり、検出できなかったりするおそれはない。
【0078】さらに、外部モードで検出された発IDが
FAX番号であった場合、回線15が外部電話機13側
から本ファクシミリ装置のモデム11側に切り換えて接
続され、ファクシミリ受信が行なわれ、この時、外部電
話機13に対し外部電話機制御回路29から擬似的に待
機時の極性(初期値)の回線電圧が供給されて外部電話
機13がスタンバイ状態にされるので、前記の接続の切
り換えにより外部電話機13が誤動作することなく、本
ファクシミリ装置によるファクシミリ受信を支障なく行
なうことができる。
【0079】なお、以上では、発IDの通知サービスに
対応したファクシミリ装置における実施形態を説明した
が、発IDを他の何らかの情報に置き換えても良いこと
は勿論であり、ファクシミリ装置を他の通信装置に置き
換えても良いことも勿論である。
【0080】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、呼び出し時に被呼側と所定シーケンスの信号
の授受を行なって被呼側に所定情報を通知する電話回線
に接続され、該回線を介して通信を行なう通信装置であ
って、前記電話回線からの呼び出し時に電話回線との間
で前記所定シーケンスの信号の授受を行なって、受信し
た信号から前記所定情報を検出する機能を有した通信装
置において、該装置の外部接続端子に外部通信機器を接
続して、これとともに1つの電話回線に接続され、電話
回線からの呼び出し時に、予め操作者の入力により設定
された前記所定情報の検出モードに応じて、前記所定シ
ーケンスの信号の授受および受信した信号からの前記所
定情報の検出が本通信装置あるいは外部通信機器のいず
れか一方で行われるので、いずれの場合も前記所定情報
の検出を支障なく確実に行なうことができる。
【0081】さらに、電話回線からの呼び出し時に、外
部通信機器で前記所定シーケンスの信号の授受および受
信した信号からの前記所定情報の検出が行われる場合に
は、本通信装置において、電話回線と外部通信機器の間
で授受される信号をモニターするモニター手段を介して
間接的に前記所定情報を検出することができ、本通信装
置と外部通信機器の両方で同時に前記所定情報の検出を
行なうことができる。しかも、この際に、前記モニター
は外部通信機器の回路に影響を及ぼさないので、外部通
信機器において前記所定情報を誤検出したり、検出でき
なかったりするおそれはない。
【0082】さらに、前記モニター手段を介して前記所
定情報を検出した場合に、その所定情報の属性に応じ
て、外部通信機器を電話回線から切り離し、その後の通
信処理を本通信装置により行なうので、前記所定情報の
属性に応じてその後の通信処理を適当に行なうことがで
きる。また、このときに、外部通信機器に対して擬似的
に待機時の極性の電話回線電圧を供給することにより、
外部通信機器の誤動作を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態におけるファクシミリ装置の
構成を示すブロック図である。
【図2】同装置のNCUの構成の詳細を示すブロック回
路図である。
【図3】同装置のCPUの本発明に係る制御手順を示す
フローチャート図である。
【図4】同CPUの制御手順を示すフローチャート図で
ある。
【符号の説明】
1 CPU 2 ROM 3 RAM 4 不揮発性RAM 5 操作部 6 表示部 7 画像処理部 8 読取部 9 記録部 10 紙送り駆動部 11 モデム 12 NCU 13 外部電話機 14 センサ部 15 加入者電話回線 21 CI検出回路 22 保護回路 23 CMLリレー 24 直流捕捉回路 25 極性検出回路 26 2線4線変換回路 27 Hリレー 28 モニター回路 29 外部電話機制御回路

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 呼び出し時に被呼側と所定シーケンスの
    信号の授受を行なって被呼側に所定情報を通知する電話
    回線に接続され、該回線を介して通信を行なう通信装置
    であって、前記電話回線からの呼び出し時に電話回線と
    の間で前記所定シーケンスの信号の授受を行なって、受
    信した信号から前記所定情報を検出する機能を有した通
    信装置において、 外部通信機器を接続する外部接続端子と、 該外部接続端子に接続された外部通信機器を本通信装置
    が接続された電話回線に対して接続するか又は切り離す
    ように切り換える接続切り換え手段と、 前記所定情報を検出する検出モードを第1の検出モード
    または第2の検出モードに切り換えて設定する入力を操
    作者が行なうための入力手段と、 前記電話回線からの呼び出し時に、前記第1の検出モー
    ドに設定されていた場合は、前記接続切り換え手段によ
    り前記外部通信機器を前記電話回線から切り離して、本
    通信装置により前記所定シーケンスの信号の授受及び前
    記所定情報の検出を行ない、前記第2の検出モードに設
    定されていた場合は、前記接続切り換え手段により前記
    外部通信機器を前記電話回線に接続し、前記外部通信機
    器が前記所定シーケンスの信号の授受及び前記所定情報
    の検出を可能であれば行なうように制御する制御手段を
    有することを特徴とする通信装置。
  2. 【請求項2】 前記電話回線に前記外部通信機器が接続
    されている場合に、前記外部通信機器の回路に影響を及
    ぼさずに、前記電話回線と前記外部通信機器の間で授受
    される信号をモニターして該信号に対応するモニター信
    号を発生するモニター手段を有し、 前記制御手段は、前記電話回線からの呼び出し時に、前
    記第2の検出モードに設定されていた場合、前記接続切
    り換え手段により前記外部通信機器を前記電話回線に接
    続し、前記外部通信機器が前記所定シーケンスの信号の
    授受及び前記所定情報の検出を可能であれば行なうよう
    に制御するとともに、本通信装置において前記モニター
    手段のモニター信号から前記所定情報を検出するように
    制御することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 【請求項3】 前記電話回線からの呼び出し時に、前記
    第2の検出モードに設定されていて、本通信装置におい
    て前記モニター手段のモニター信号から前記所定情報を
    検出した場合、前記制御手段は、該検出した所定情報の
    属性に応じて、前記接続切り換え手段により前記外部通
    信機器を前記電話回線から切り離し、その後の通信処理
    を本通信装置により行なうように制御することを特徴と
    する請求項2に記載の通信装置。
  4. 【請求項4】 前記外部通信機器に対して擬似的に電話
    回線電圧を供給する回線電圧供給手段を有し、 前記制御手段は、前記第2の検出モードで検出された所
    定情報の属性に応じて、前記外部通信機器を前記電話回
    線から切り離し、その後の通信処理を本通信装置により
    行なう場合に、前記回線電圧供給手段から前記外部通信
    機器に対して擬似的に待機時の極性の電話回線電圧を供
    給するように前記回線電圧供給手段を制御することを特
    徴とする請求項3に記載の通信装置。
  5. 【請求項5】 ファクシミリ装置として構成され、前記
    外部通信機器として外部電話機を前記外部接続端子に接
    続できるように構成されたことを特徴とする請求項1か
    ら4までのいずれか1項に記載の通信装置。
  6. 【請求項6】 前記所定情報は発呼側電話番号であるこ
    とを特徴とする請求項1から4までのいずれか1項に記
    載の通信装置。
  7. 【請求項7】 前記所定情報は発呼側電話番号であり、
    前記所定情報の属性は発呼側電話番号がファクシミリ番
    号であるという属性であることを特徴とする請求項3ま
    たは4に記載の通信装置。
  8. 【請求項8】 呼び出し時に被呼側と所定シーケンスの
    信号の授受を行なって被呼側に所定情報を通知する電話
    回線に接続され、該回線を介して通信を行なう通信装置
    であって、前記電話回線からの呼び出し時に電話回線と
    の間で前記所定シーケンスの信号の授受を行なって、受
    信した信号から前記所定情報を検出する機能を有した通
    信装置の制御方法において、 前記通信装置は、 外部通信機器を接続する外部接続端子と、 該外部接続端子に接続された外部通信機器を本通信装置
    が接続された電話回線に対して接続するか又は切り離す
    ように切り換える接続切り換え手段と、 前記所定情報を検出する検出モードを第1の検出モード
    または第2の検出モードに切り換えて設定する入力を操
    作者が行なうための入力手段を有するものとして、 前記電話回線からの呼び出し時に、前記第1の検出モー
    ドに設定されていた場合は、前記接続切り換え手段によ
    り前記外部通信機器を前記電話回線から切り離して、本
    通信装置により前記所定シーケンスの信号の授受及び前
    記所定情報の検出を行ない、前記第2の検出モードに設
    定されていた場合は、前記接続切り換え手段により前記
    外部通信機器を前記電話回線に接続し、前記外部通信機
    器が前記所定シーケンスの信号の授受及び前記所定情報
    の検出を可能であれば行なうように制御することを特徴
    とする通信装置の制御方法。
  9. 【請求項9】 前記通信装置は、前記電話回線に前記外
    部通信機器が接続されている場合に、前記外部通信機器
    の回路に影響を及ぼさずに、前記電話回線と前記外部通
    信機器の間で授受される信号をモニターして該信号に対
    応するモニター信号を発生するモニター手段を有するも
    のとして、 前記電話回線からの呼び出し時に、前記第2の検出モー
    ドに設定されていた場合、前記接続切り換え手段により
    前記外部通信機器を前記電話回線に接続し、前記外部通
    信機器が前記所定シーケンスの信号の授受及び前記所定
    情報の検出を可能であれば行なうように制御するととも
    に、本通信装置において前記モニター手段のモニター信
    号から前記所定情報を検出するように制御することを特
    徴とする請求項8に記載の通信装置の制御方法。
  10. 【請求項10】 前記電話回線からの呼び出し時に、前
    記第2の検出モードに設定されていて、本通信装置にお
    いて前記モニター手段のモニター信号から前記所定情報
    を検出した場合、該検出した所定情報の属性に応じて、
    前記接続切り換え手段により前記外部通信機器を前記電
    話回線から切り離し、その後の通信処理を本通信装置に
    より行なうように制御することを特徴とする請求項9に
    記載の通信装置の制御方法。
  11. 【請求項11】 前記通信装置は、前記外部通信機器に
    対して擬似的に電話回線電圧を供給する回線電圧供給手
    段を有するものとして、 前記第2の検出モードで検出された所定情報の属性に応
    じて、前記外部通信機器を前記電話回線から切り離し、
    その後の通信処理を本通信装置により行なう場合に、前
    記回線電圧供給手段から前記外部通信機器に対して擬似
    的に待機時の極性の電話回線電圧を供給するように前記
    回線電圧供給手段を制御することを特徴とする請求項1
    0に記載の通信装置の制御方法。
  12. 【請求項12】 呼び出し時に被呼側と所定シーケンス
    の信号の授受を行なって被呼側に所定情報を通知する電
    話回線に接続され、該回線を介して通信を行なう通信装
    置であって、前記電話回線からの呼び出し時に電話回線
    との間で前記所定シーケンスの信号の授受を行なって、
    受信した信号から前記所定情報を検出する機能を有した
    通信装置の制御プログラムを格納したコンピュータによ
    り読み取り可能な記録媒体において、 前記通信装置は、 外部通信機器を接続する外部接続端子と、 該外部接続端子に接続された外部通信機器を本通信装置
    が接続された電話回線に対して接続するか又は切り離す
    ように切り換える接続切り換え手段と、 前記所定情報を検出する検出モードを第1の検出モード
    または第2の検出モードに切り換えて設定する入力を操
    作者が行なうための入力手段を有するものとして、 前記電話回線からの呼び出し時に、前記第1の検出モー
    ドに設定されていた場合は、前記接続切り換え手段によ
    り前記外部通信機器を前記電話回線から切り離して、本
    通信装置により前記所定シーケンスの信号の授受及び前
    記所定情報の検出を行ない、前記第2の検出モードに設
    定されていた場合は、前記接続切り換え手段により前記
    外部通信機器を前記電話回線に接続し、前記外部通信機
    器が前記所定シーケンスの信号の授受及び前記所定情報
    の検出を可能であれば行なうように制御するための制御
    プログラムを格納したことを特徴とする記録媒体。
  13. 【請求項13】 前記通信装置は、前記電話回線に前記
    外部通信機器が接続されている場合に、前記外部通信機
    器の回路に影響を及ぼさずに、前記電話回線と前記外部
    通信機器の間で授受される信号をモニターして該信号に
    対応するモニター信号を発生するモニター手段を有する
    ものとして、 前記電話回線からの呼び出し時に、前記第2の検出モー
    ドに設定されていた場合、前記接続切り換え手段により
    前記外部通信機器を前記電話回線に接続し、前記外部通
    信機器が前記所定シーケンスの信号の授受及び前記所定
    情報の検出を可能であれば行なうように制御するととも
    に、本通信装置において前記モニター手段のモニター信
    号から前記所定情報を検出するように制御するための制
    御プログラムを格納したことを特徴とする請求項12に
    記載の記録媒体。
  14. 【請求項14】 前記電話回線からの呼び出し時に、前
    記第2の検出モードに設定されていて、本通信装置にお
    いて前記モニター手段のモニター信号から前記所定情報
    を検出した場合、該検出した所定情報の属性に応じて、
    前記接続切り換え手段により前記外部通信機器を前記電
    話回線から切り離し、その後の通信処理を本通信装置に
    より行なうように制御するための制御プログラムを格納
    したことを特徴とする請求項13に記載の記録媒体。
  15. 【請求項15】 前記通信装置は、前記外部通信機器に
    対して擬似的に電話回線電圧を供給する回線電圧供給手
    段を有するものとして、 前記第2の検出モードで検出された所定情報の属性に応
    じて、前記外部通信機器を前記電話回線から切り離し、
    その後の通信処理を本通信装置により行なう場合に、前
    記回線電圧供給手段から前記外部通信機器に対して擬似
    的に待機時の極性の電話回線電圧を供給するように前記
    回線電圧供給手段を制御するための制御プログラムを格
    納したことを特徴とする請求項14に記載の記録媒体。
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