JP2016116005A - ファクシミリ装置及びその発信者番号取得方法 - Google Patents

ファクシミリ装置及びその発信者番号取得方法 Download PDF

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Abstract

【課題】1つの公衆回線をファクシミリ装置と電話機とで共用している場合は、ファクシミリ装置及び電話機の両方で発信者番号通知サービスを利用することができない。【解決手段】ファクシミリ装置1は、制御部10と、第1、第2リレー24,27、フック検出部23、給電部25及び呼出信号検出部26を有するNCU20と、を備えている。制御部10は、第1リレー24により電話機43と公衆回線41とを遮断した状態において、呼出信号検出部26が呼出信号を検出した場合に、第1リレー24により電話機43と公衆回線41とを接続し、電話機43による発信者番号取得制御の監視を開始し、その発信者番号取得制御の開始を検出した場合に第2リレー27にてモデム31を公衆回線41に接続し、その公衆回線41を介して交換機42から送られてくる発信者番号情報を受信する。【選択図】図1

Description

本発明は、ファクシミリ装置とそのファクシミリ装置の発信者番号取得方法とに関するものである。
従来、特許文献1等において、加入電話回線交換網が提供する発信者番号通知サービスを利用して発信者の電話番号を取得し、記録すると共に予め登録された発信者番号と一致しない発信者からの呼び出しに応答しない着信拒否機能を有するファクシミリ装置が知られている。又、電話機にも、発信者番号通知サービスを利用して同様な機能を有するものがある。
特開2000−156744号公報
しかしながら、従来のファクシミリ装置では、次のような課題があった。
発信者番号通知サービスを利用可能なファクシミリ装置に、発信者番号通知サービスを利用可能な電話機を外付け電話として接続し、1つの電話回線をファクシミリ装置と電話機とで共用している場合は、発信者番号取得制御が競合するため、ファクシミリ装置及び電話機の両方の端末で発信者番号通知サービスを利用することができない。
本発明のファクシミリ装置は、電話回線と外付けの電話機とを接続/遮断する第1接続手段と、前記電話回線とファクシミリ通信部とを接続/遮断する第2接続手段と、前記電話機のフック状態を検出するフック検出手段と、前記第1接続手段によって前記電話機と前記電話回線とが遮断された場合に、前記電話機のフック状態を検出可能にするための電源電圧を供給する電源供給手段と、交換機から前記電話回線を介して送られてくる呼出信号を検出する呼出信号検出手段と、前記第1接続手段、前記第2接続手段、前記フック検出手段、前記電源供給手段、及び前記呼出信号検出手段を制御する制御部と、を備えている。
そして、前記制御部は、前記第1接続手段により前記電話機と前記電話回線とを遮断させた状態において、前記呼出信号検出手段が前記呼出信号を検出した場合に、前記第1接続手段により前記電話機と前記電話回線とを接続させ、前記電話機による発信者番号取得制御の監視を開始し、前記発信者番号取得制御の開始を検出した場合に前記第2接続手段にて前記ファクシミリ通信部を前記電話回線に接続させ、前記交換機から前記電話回線を介して送られてくる発信者番号情報を前記ファクシミリ通信部に受信させることを特徴とする。
本発明におけるファクシミリ装置の発信者番号取得方法は、電話回線と外付けの電話機とを接続/遮断する第1接続手段と、前記電話回線とファクシミリ通信部とを接続/遮断する第2接続手段と、前記電話機のフック状態を検出するフック検出手段と、前記第1接続手段によって前記電話機と前記電話回線とが遮断された場合に、前記電話機のフック状態を検出可能にするための電源電圧を供給する電源供給手段と、交換機から前記電話回線を介して送られてくる呼出信号を検出する呼出信号検出手段と、前記第1接続手段、前記第2接続手段、前記フック検出手段、前記電源供給手段、及び前記呼出信号検出手段を制御する制御部と、を備えるファクシミリ装置1の発信者番号取得方法である。
そして、前記制御部は、前記第1接続手段により前記電話機と前記電話回線とを遮断させた状態において、前記呼出信号検出手段が前記呼出信号を検出した場合に、前記第1接続手段により前記電話機と前記電話回線とを接続させる処理と、前記電話機による発信者番号取得制御の監視を開始し、前記発信者番号取得制御の開始を検出した場合に前記第2接続手段にて前記ファクシミリ通信部を前記電話回線に接続させる処理と、前記交換機から前記電話回線を介して送られてくる発信者番号情報を前記ファクシミリ通信部に受信させる処理と、を有することを特徴とする。
発明のファクシミリ装置及びその発信者番号取得方法によれば、外付け電話として接続された電話機に発信者番号取得制御を実行させ、電話機と電話回線との間で実行される発信者番号取得シーケンスを監視し、交換機から電話回線を介して送られてくる発信者番号情報を、電話機と並列に接続されたファクシミリ通信部にて受信を行うようにしている。これにより、ファクシミリ装置と電話機の双方で発信者情報の取得が可能になる。更に、外付け電話として接続された電話機が発信者番号取得制御を実行しない場合は、ファクシミリ装置が発信者番号取得制御を行うことで、発信者情報の確実な取得が可能になる。
図1は本発明の実施例1におけるファクシミリ装置の概略を示す構成図である。 図2は図1のファクシミリ装置1が発信者番号通知サービスを利用する場合の処理シーケンスを示す図である。 図3は図1の発信者番号取得方法の処理手順を示すフローチャートである。
本発明を実施するための形態は、以下の好ましい実施例の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、明らかになるであろう。但し、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の範囲を限定するものではない。
(実施例1の構成)
図1(a)、(b)は、本発明の実施例1におけるファクシミリ装置の概略を示す構成図であり、同図(a)はファクシミリ装置の全体の構成図、及び、同図(b)は同図(a)中のプログラムメモリ(例えば、読み出し専用メモリ、以下「ROM」という。)の記憶内容を示す図である。
本実施例1のファクシミリ装置1は、加入電話回線交換網である電話回線としての公衆回線41を介して交換機42に接続され、且つ、外付けの電話機43が接続可能な構成になっている。公衆回線41は、末端に音声端末を繋ぎ、回線交換方式で相手に接続して音声データを授受する電話回線である。ファクシミリ装置1と電話機43とは、公衆回線41が提供する発信者番号通知サービスを利用して発信者の電話番号を取得する機能等を有している。ファクシミリ装置1は、装置全体をプログラム制御する制御部10と、この制御部10によりそれぞれ制御されるネットワーク・コントロール・ユニット(網制御装置、以下「NCU」という。)20、ファクシミリ通信部としての変調復調装置(以下「モデム」という。)31、パネル部32、スキャナ部33、プリンタ部34及び電源部35等と、を備えている。
制御部10は、演算・制御機能を有する中央処理装置(CPU)11と、プログラムメモリとしてのROM12と、ワーキングデータ等を記憶する読み書き可能なメモリ(以下「RAM」という。)13等と、を有し、これらがシステムバス14によって相互に接続されている。ROM12は、ファクシミリ装置全体を制御するための制御プログラム12a等を記憶している。制御プログラム12aは、監視手段及び受信制御手段等を含む発信者番号情報取得プログラム12a1等を有している。前記監視手段は、電話機43による発信者番号取得制御を監視する機能を有している。更に、前記受信制御手段は、交換機42から公衆回線41を介して送られてくる発信者番号情報(即ち、モデム信号)C3等をモデム31にて受信させる機能を有している。
制御部10内のシステムバス14には、NCU20、モデム31、パネル部32、スキャナ部33、及びプリンタ部34が接続されている。
NCU20は、公衆回線41や電話機43との接続を制御するものであり、電話端子であるTEL端子21と、回線接続端子であるLINE端子22と、電話機43の接続/遮断のフック状態を検出するフック検出手段としてのフック検出部23と、電話機接続手段である第1接続手段としての第1リレー24と、電源供給手段としての給電部25と、呼出信号検出手段としての呼出信号検出部26と、ファクシミリ通信部接続手段である第2接続手段としての第2リレー27等と、を有している。
TEL端子21は、RJ−11コネクタであり、これには、外部の電話機43が接続されている。LINE端子22は、電話機コード用コネクタであるRJ−11コネクタであり、これには、外部の公衆回線41を介して交換機42が接続されている。
TEL端子21には、内部のフック検出部23及び第1リレー24を介して、給電部25が接続されている。フック検出部23は、電話機43による公衆回線41の閉結又は開放を電流検出の有無により監視し、電話機43の接続/遮断のフック状態を検出する電流検出器であり、フォトカプラ等で構成されている。第1リレー24は、電話機43を公衆回線41又は給電部25の何れか一方と接続する3端子のリレー回路である。第1リレー24において、ファクシミリ装置1の電源がオフ(OFF)の状態、及び電源投入時の初期値は、公衆回線41と接続状態である。給電部25は、電話機43が公衆回線41から切り離された状態(即ち、遮断状態)において、電話機43のフック状態を検定可能とするための電圧を供給するための電源である。
LINE端子22には、内部の第1リレー24を介してフック検出部23が接続されると共に、呼出信号検出部26を介して、第2リレー27が接続されている。呼出信号検出部26は、交換機42から電話回線41を介して送られてくる呼出信号(IR)C5(例えば周波数16Hz)を検出する検出器であり、呼出信号検出の有無を監視する。呼出信号(IR)C5には、1秒オン(ON)、2秒オフ(OFF)の繰り返しである一般的な呼出信号(IR)と、0.5秒オン、0.5秒オフの繰り返しである情報受信端末起動信号(CAR)C1を含んでいる。第2リレー27は、モデム31を公衆回線41と接続するリレー回路である。第2リレー27において、ファクシミリ装置1の電源がオフ状態及び電源投入時の初期値は、開放状態である。
モデム31は、デジタル信号を伝送路(公衆回線41)の特性に合わせたアナログ信号に変調して送信すると共に、伝送路(公衆回線41)からのアナログ信号をデジタル信号に復調して受信する変調復調装置である。公衆回線41に接続された複数のファクシミリ装置1の間で交換される画像データやファクシミリ制御手順信号は、モデム31を介して授受される。又、交換機42から送出される発信者番号情報(モデム信号)C3も、モデム31を介して授受される。
パネル部32は、液晶表示装置(LCD)等の表示装置によりファクシミリ装置1の状態等を表示し、ファクシミリ装置1を操作するために必要なテンキー、スタートキー等を備える表示・操作手段である。スキャナ部33は、原稿を読み取り、ドットイメージデータに変換する装置であり、光/電変換素子である電荷結合素子(CCD)等により構成されている。プリンタ部34は、感熱記録方式、電子写真方式等の印刷装置であり、受信した画像データ等をハードコピーとして出力する機能を有している。電源部35は、給電部25を含めたファクシミリ装置1内の各部へ直流の電源電圧を供給するものである。
(発信者番号情報取得シーケンス)
図2は、図1のファクシミリ装置1が発信者番号通知サービスを利用する場合に交換機42との間で実行する処理シーケンスを示す図である。
図2の処理シーケンスでは、以下の手順(1)〜(4)が実行される。
(1) ファクシミリ装置1(情報受信端末)の起動
交換機42は、ファクシミリ装置1を起動するために、情報受信端末起動信号(CAR)C1を送出する。
(2) 情報の送出
交換機42は、ファクシミリ装置1から1次応答信号(直流ループ)C2を受信すると、発信者番号情報(モデム信号)C3を送出する。
(3) ファクシミリ装置1(情報受信端末)の呼出
交換機42は、ファクシミリ装置1からの受信完了信号(直流ループ断)C4を受信すると、呼出信号(IR)C5を送出する。この時同時に、発信側へ呼出音を送出する。
(4) 通信状態
交換機42は、ファクシミリ装置1からの2次応答信号(直流ループ)C6を受信すると、通信パスを形成する。これにより、ファクシミリ通信又は電話機43による通信C7が可能になる。
(ファクシミリ装置の発信者番号取得方法)
図3は、図1のファクシミリ装置1における発信者番号取得方法の処理手順を示すフローチャートである。
図3を参照して、交換機42から公衆回線41を介して送られてくる発信者番号情報(モデム信号)C3を取得する場合の発信者番号取得方法の処理手順(ステップS1〜S21)について説明する。
本処理手順のフローチャートは、ROM12内の発信者番号情報取得プログラム12a1に従って制御部10により実行され、ファクシミリ装置1にて発信者番号情報取得設定がオン状態に変更された場合、及び、発信者番号情報取得設定がオン状態で電源が投入された場合に開始され、ステップS1へ遷移する。
ステップS1において、制御部10は、第2リレー27を開放状態に設定し、公衆回線41とファクシミリ装置1の間で直流ループが切断された状態にし、ステップS2へ遷移する。ステップS2において、制御部10は、第1リレー24を給電部25に対して接続状態に設定し、電話機43を公衆回線41に対して未接続状態(即ち、遮断状態)にし、ステップS3へ遷移する。
ステップS3において、呼出信号検出部26は、公衆回線41から送られてくる情報受信端末起動信号(CAR)C1を検出したか否かを判定し、情報受信端末起動信号(CAR)C1を検出した場合は(Yes)、制御部10によってステップS7へ遷移し、情報受信端末起動信号(CAR)C1を検出していない場合は(No)、制御部10によってステップS4へ遷移する。
ステップS4において、フック検出部23は、電話機43のオフフック状態(OFF Hook、回線断)を検出したか否かを判定し、オフフック状態を検出した場合は(Yes)、制御部10によってステップS5へ遷移し、オフフック状態を検出しない場合は(No)、制御部10によってステップS3へ戻る。ステップS5において、制御部10は、第1リレー24をLINE端子21側に切り替え、フック検出部23を公衆回線41に対して接続状態に設定する。これにより、ファクシミリ装置1は、外付け電話機43の使用中の状態となる。ファクシミリ装置1は、外付け電話機43の使用中状態の終了を監視するため、ステッS6へ遷移する。
ステップS6において、フック検出部23は、電話機43のオンフック状態(ON Hook、回線接続)を検出したか否かを判定し、オンフック状態を検出した場合は(Yes)、制御部10によってステップS2へ戻り、オンフック状態を検出しない場合は(No)、テップS6の判定処理を繰り返す。
ステップS3の判定結果がイエス(Yes)の場合、ステップS7において、制御部10は、第1リレー24をLINE端子21側に切り替え、公衆回線41に対して接続状態に設定し、電話機43にて情報受信端末起動信号(CAR)C1を検出可能な状態にする。このステップS7の終了後、制御部10によって、電話機43にて実行される発信者番号情報(モデム信号)C3の取得処理シーケンスの監視状態となり、ステップS8へ遷移する。
ステップS8において、フック検出部23は、電話機43にて情報受信端末起動信号(CAR)C1に対する応答となる1次応答信号(直流ループ)C2が送出されたか否かを判定し、電話機43のオフフック(OFF Hook)を検出した場合、1次応答信号(直流ループ)C2が送出されたと判断し(Yes)、制御部10によりステップS9へ遷移し、電話機43のオフフック(OFF Hook)を検出しない場合(No)、1次応答信号(直流ループ)C2が未送出と判断し、制御部10によりステップS15へ遷移する。
ステップS9において、制御部10は、第2リレー27を閉結状態に設定し、モデム31及び電話機43が、公衆回線41に対して並列に接続された状態とする。これにより、交換機42から公衆回線41を介して送出される発信者番号情報(モデム信号)C3を、モデム31にて受信可能となる。電話機43では、ステップS7にて受信可能になっている。ステップS10において、制御部10は、モデム31に対して、発信者番号情報(モデム信号)C3を受信するための一連の設定、主として、モデム31の動作モードをITU−T(International Telecommunication Union Telecommunication Standardization Sector)勧告V.23(データ通信規格 (600/1200bps 半二重))の受信モードに設定し、ステップS11へ遷移する。
ステップS11において、モデム31は、発信者番号情報(モデム信号)C3の受信を行う。受信したデータは、制御部10により、発信者番号情報C3としてRAM3への保存も同時に行われ、ステップS12へ遷移する。ステップS12において、制御部10は、第2リレー27を開放状態に設定し、モデム31を公衆回線41に対して未接続状態にし、ステップS13へ遷移する。
ステップS13において、フック検出部23は、電話機43にて受信完了信号(直流ループ断)C4が送出されたか否かを判定し、電話機43のオンフック(ON Hook)を検出した場合(Yes)、受信完了信号(直流ループ断)C4が送出されたと判断し、ステップS14へ遷移する。これに対して、フック検出部23は、電話機43のオンフック(ON Hook)を検出しない場合(No)、受信完了信号(直流ループ断)C4が未送出と判断し、ステップS13の判定処理を繰り返す。
ステップS14において、制御部10は、第1リレー24を給電部25に対して接続状態に設定し、電話機43を公衆回線41に対して未接続状態にする。本処理(ステップS7〜S14)の終了後、制御部10は、呼出信号(IR)C5の検出待ち処理であるステップS21へ移行する。
前記ステップS8の判定結果がNoの場合、ステップS15において、制御部10は、電話機43にて発信者番号取得処理が実施されないことを判定するため、ステップS3にて情報受信端末起動信号(CAR)C1を検出してからの所定時間である経過時間(即ち、規定時間)t0で判断する。制御部10は、例えば、情報受信端末起動信号(CAR)C1を検出してからの規定時間t0が5秒以上の場合(Yes)、電話機43にて発信者番号取得処理が実施されないと判断し、ステップS16へ遷移する。これに対して、制御部10は、情報受信端末起動信号(CAR)C1を検出してからの規定時間t0が5秒未満の場合(No)、電話機43による発信者番号取得処理の実施待ちと判断し、ステップS8へ戻る。
ステップS16において、制御部10は、第1リレー24を給電部25に対して接続状態に設定し、電話機43を公衆回線41に対して未接続状態にし、ステップS17へ遷移する。ステップS17において、制御部10は、交換機42に対して情報受信端末起動信号(CAR)C1に対する応答となる1次応答信号(直流ループ)C2を送出するために、第2リレー27を閉結状態に設定し、モデム31を公衆回線41に対して接続状態にすることで、交換機42とファクシミリ装置1との間で直流ループを形成させ、ステップS18へ遷移する。
ステップS18において、制御部10は、ステップS10の処理と同様に、モデム31に対して、発信者番号情報(モデム信号)C3を受信するための一連の設定、主として、モデム31の動作モードをITU−T勧告V.23の受信モードに設定し、ステップS19へ遷移する。ステップS19において、モデム31は、ステップS11の処理と同様に、発信者番号情報(モデム信号)C3の受信処理を行う。同時に、制御部10は、モデム31で受信されたデータを発信者番号情報C3としてRAM3へ保存させ、ステップS20へ遷移する。
ステップS20において、制御部10は、交換機42に対して受信完了信号(直流ループ断)C4を送出するために、第2リレー27を開放状態に設定し、モデム31を公衆回線41に対して未接続状態にすることで、交換機42とファクシミリ装置1との間で形成されていた直流ループを切断状態にする。本処理終了後、呼出信号(IR)C5の検出待ち処理のステップS21へ移行する。
以上の処理(ステップS15〜S20)を実行することにより、ファクシミリ装置1は、交換機42から送られてくる発信者番号情報C3を取得し、RAM3へ記憶することが可能となり、当該発信者番号情報C3を利用する様々なサービスを実施することが可能となる。
なお、本制御フローチャートのステップS15では、情報受信端末起動信号(CAR)C1を検出してからの規定時間t0を5秒としているが、当該規定時間t0は、0秒〜6秒までの間でユーザにより設定及び変更が可能なパラメータとしても良い。
(実施例1の効果)
本実施例1のファクシミリ装置1及びその発信者番号取得方法によれば、次の(a)、(b)のような効果がある。
(a) 外付け電話として接続された電話機43に発信者番号取得制御を実行させ、電話機43と公衆回線41との間で実行される発信者番号取得シーケンスを制御部10で監視し、交換機42から公衆回線41を介して送られてくる発信者番号情報C3を、電話機43と並列に接続されたモデム31にて受信を行うようにしている(図3のステップS7〜S14)。これにより、ファクシミリ装置1と電話機43の双方で発信者番号情報C3の取得が可能になる。
(b) 外付け電話として接続された電話機43が発信者番号取得制御を実行しない場合は、ファクシミリ装置1が発信者番号取得制御を行うことで(図3のステップS15〜S20)、発信者番号情報C3の確実な取得が可能になる。
(変形例)
本発明は、上記実施例に限定されず、種々の利用形態や変形が可能である。この利用形態や変形例としては、例えば、次の(A)、(B)のようなものがある。
(A) 図3のフローチャーチの処理手順は、変更が可能である。例えば、ステップS15〜S20を削除し、ステップS8の判定結果がNoの場合は、判定結果がYesになるまで待つ、という処理手順に変更しても良い。このように変更しても、実施例1の効果(a)を奏することができる。
(B) 実施例1では、本発明をファクシミリ装置1に適用した例を説明したが、ファクシミリ通信機能を備えた複合装置(MultiFunction Printer/Product/Peripheral;MFP)等にも適用可能である。
1 ファクシミリ装置
10 制御部
12a 制御プログラム
12a1 発信者番号情報取得プログラム
20 NCU(網制御装置)
23 フック検出部
24 第1リレー
25 給電部
26 呼出検出部
27 第2リレー
31 モデム

Claims (6)

  1. 電話回線と外付けの電話機とを接続/遮断する第1接続手段と、
    前記電話回線とファクシミリ通信部とを接続/遮断する第2接続手段と、
    前記電話機のフック状態を検出するフック検出手段と、
    前記第1接続手段によって前記電話機と前記電話回線とが遮断された場合に、前記電話機のフック状態を検出可能にするための電源電圧を供給する電源供給手段と、
    交換機から前記電話回線を介して送られてくる呼出信号を検出する呼出信号検出手段と、
    前記第1接続手段、前記第2接続手段、前記フック検出手段、前記電源供給手段、及び前記呼出信号検出手段を制御する制御部と、
    を備えるファクシミリ装置であって、
    前記制御部は、
    前記第1接続手段により前記電話機と前記電話回線とを遮断させた状態において、前記呼出信号検出手段が前記呼出信号を検出した場合に、前記第1接続手段により前記電話機と前記電話回線とを接続させ、前記電話機による発信者番号取得制御の監視を開始し、前記発信者番号取得制御の開始を検出した場合に前記第2接続手段にて前記ファクシミリ通信部を前記電話回線に接続させ、前記交換機から前記電話回線を介して送られてくる発信者番号情報を前記ファクシミリ通信部に受信させることを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 前記制御部は、更に、
    前記電話機による前記発信者番号取得制御の監視を開始した後、所定時間が経過しても前記電話機による前記発信者番号取得制御の開始を検出できない場合に、前記第1接続手段により前記電話機と前記電話回線とを遮断させ、前記第2接続手段にて前記ファクシミリ通信部を前記電話回線に接続させた後、前記発信者番号取得制御を実施し、前記発信者番号情報を前記ファクシミリ通信部に受信させることを特徴とする請求項1記載のファクシミリ装置。
  3. 前記呼出信号検出手段にて検出する前記呼出信号とは、情報受信端末起動信号であることを特徴とする請求項1又は2項記載のファクシミリ装置。
  4. 前記ファクシミリ通信部は、変調復調装置であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載のファクシミリ装置。
  5. 電話回線と外付けの電話機とを接続/遮断する第1接続手段と、
    前記電話回線とファクシミリ通信部とを接続/遮断する第2接続手段と、
    前記電話機のフック状態を検出するフック検出手段と、
    前記第1接続手段によって前記電話機と前記電話回線とが遮断された場合に、前記電話機のフック状態を検出可能にするための電源電圧を供給する電源供給手段と、
    交換機から前記電話回線を介して送られてくる呼出信号を検出する呼出信号検出手段と、
    前記第1接続手段、前記第2接続手段、前記フック検出手段、前記電源供給手段、及び前記呼出信号検出手段を制御する制御部と、
    を備えるファクシミリ装置の発信者番号取得方法であって、
    前記制御部は、
    前記第1接続手段により前記電話機と前記電話回線とを遮断させた状態において、前記呼出信号検出手段が前記呼出信号を検出した場合に、前記第1接続手段により前記電話機と前記電話回線とを接続させる処理と、
    前記電話機による発信者番号取得制御の監視を開始し、前記発信者番号取得制御の開始を検出した場合に前記第2接続手段にて前記ファクシミリ通信部を前記電話回線に接続させる処理と、
    前記交換機から前記電話回線を介して送られてくる発信者番号情報を前記ファクシミリ通信部に受信させる処理と、
    を有することを特徴とするファクシミリ装置の発信者番号取得方法。
  6. 前記制御部は、更に、
    前記電話機による前記発信者番号取得制御の監視を開始した後、所定時間が経過しても前記電話機による前記発信者番号取得制御の開始を検出できない場合に、前記第1接続手段により前記電話機と前記電話回線とを遮断させる処理と、
    前記第2接続手段にて前記ファクシミリ通信部を前記電話回線に接続させた後、前記発信者番号取得制御を実施し、前記発信者番号情報を前記ファクシミリ通信部に受信させる処理と、
    を有することを特徴とする請求項5記載のファクシミリ装置。
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