JP6847117B2 - 脱水処理装置 - Google Patents

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    • A23N12/00Machines for cleaning, blanching, drying or roasting fruits or vegetables, e.g. coffee, cocoa, nuts
    • A23N12/08Machines for cleaning, blanching, drying or roasting fruits or vegetables, e.g. coffee, cocoa, nuts for drying or roasting
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B04CENTRIFUGAL APPARATUS OR MACHINES FOR CARRYING-OUT PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES
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    • B04B3/00Centrifuges with rotary bowls in which solid particles or bodies become separated by centrifugal force and simultaneous sifting or filtering
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    • F26B5/08Drying solid materials or objects by processes not involving the application of heat by centrifugal treatment

Description

本発明は、洗浄によって水分が付着したカット野菜などの食材を脱水するための脱水処理装置に関する。
食品加工工場などにおいて、キャベツなどの野菜を所望の大きさに切断した、いわゆるカット野菜などの食材は、洗浄工程で食材に付着した水分を取り除くために、脱水工程に送られ、脱水処理装置によって脱水される。
従来技術の脱水処理装置は、たとえば特許文献1に記載されている。特許文献1に記載の脱水処理装置は、支持枠体と、支持枠体に上下に移動可能に設けられる移動部材と、移動部材に乗載され、上面に開口部を有し、食材を収容する容器と、容器の開口部を覆う蓋本体を有する蓋部材と、容器を回転させる回転部材を有する回転装置とを備えている。
支持枠体は、移動部材を上下に移動させる上下動手段を有している。回転装置は、上端に回転部材を有し、支持枠体に配設される。移動部材は、上下動手段に連結され、容器を乗載する容器受部を備える。
容器の側壁には、回転させたときに発生する水を外部に排出するための複数の孔部が形成されている。蓋部材は、蓋本体の開閉時の回動を制御する蓋制御部を備えている。
このような脱水処理装置において、移動部材を上昇させて、水を含む食材を収容した容器を容器受部に乗載し、移動部材を降下させることによって、蓋本体で容器の開口部を覆うとともに、容器を回転装置上に乗載し、回転装置によって、乗載された容器を回転させて、容器内の水を遠心力によって外部に排出し、容器内の食材の脱水が行われる。
他の従来技術の脱水処理装置は、たとえば特許文献2に記載されている。この脱水処理装置は、1つの側壁面、およびこの側壁面に相対する側壁面に、それぞれ開口部を有する箱体と、一方の開口部から他方の開口部への移動を可能とする移動装置と、箱体の内部であって、移動装置の下方に設けられる回転装置と、移動装置によって移動し上面に開口部を有する容器と、容器の開口部を覆うための蓋本体を有する蓋部材とを備えている。
回転装置は、その上端部に回転部材が設けられ、昇降装置によって上下動自在とされる。容器は、内部に食材を収容して、回転によって脱水するために用いられ、容器の側壁には、該容器を回転させたときに、水を外部に排出するための複数の孔部が形成される。蓋部材は、箱体の内側の上壁面に連結される蓋支持部、および蓋本体を回転自在に蓋支持部に連結するための蓋連結部によって構成され、水を含む食材を収容した容器を移動装置に乗載して、箱体の内部の所定位置まで移動させる。昇降装置によって回転装置を上昇させ、回転部材上に容器を乗載するとともに、蓋本体で容器の開口部を覆い、回転装置で容器を回転させることによって、容器内の水を遠心力によって、容器の外側に排出するように構成されている。
特許第4842013号公報 特許第4842707号公報
特許文献1および2に記載の脱水処理装置では、食材が収容される収納容器が、回転部材に乗載された状態で回転しており、収納容器に収容する食材の量が変化し、あるいは収納容器を回転する回転数が変動した場合に、収納容器に振動が発生して、脱水処理が不安定になることがある。
本発明の目的は、容器本体に収容される食材の量が変化し、あるいは容器本体を回転する回転数が変動しても、容器本体の振動を抑制することができる脱水処理装置を提供することである。
本発明は、予め定める水平な設置面上に設置される基台と、
前記基台垂直な軸線まわりに回転可能に配設される回転軸と、
複数の孔部を有し、食材が収容された状態で、前記回転軸まわりに回転可能に配設される容器本体であって、円錐台状の周壁部と、前記周壁部の下端に連なり下方に向かって小径となる底部と、前記底部の下端に連なり、前記周壁部内および前記底部内で上方に向かって小径となる円錐台状の凸部を有する容器本体と、
前記回転軸を前記軸線まわりに回転駆動する駆動手段と、
前記回転軸に配設され、前記容器本体を支持する支持体と、
を備え、
前記支持体は、前記容器本体の上部に位置し、前記凸部内に嵌合した状態で前記凸部に当接する外周面を有する第1当接部と、前記容器本体の下部に位置し、前記凸部内に嵌合した状態で前記凸部に当接する、前記第1当接部よりも大径の外周面を有する第2当接部とを含み、
前記複数の当接部が、前記回転軸の前記軸線が前記支持体との共通の軸線となるように、前記凸部の下部から上部に向かって嵌合した状態で、前記容器本体を支持し、
前記孔部は、前記容器本体の内周面から半径方向外方に向かって断面積が連続的に小さくなる空間を形成することを特徴とする脱水処理装置である。
また本発明は、前記第1当接部の外周面および前記第2当接部の外周面は、前記軸線を含む断面視が、上方に臨んで先細状であることを特徴とする。
また本発明は、前記容器本体には食材が収容されることを特徴とする。
本発明によれば、支持体は、当接部が軸線上で前記容器本体の下部から上
部に向かって嵌合した状態で、前記容器本体を支持するので、容器本体に収
容した食材の量が変化した場合や、容器本体の回転数が変動した場合に、脱
水処理装置に発生する振動を抑制することができる。前記透孔部は、前記容器本体の内周面から半径方向外方に向かって断面積が連続的に小さくなる空間を形成するので、容器本体が前記回転軸の軸線まわりに高速で回転されると、前記透孔部が形成する空間が負圧となって吸引力を発生し、脱水対象物に付着した水分に遠心力だけでなく、吸引力をも作用させて、効果的に水分を除去することができる。
また本発明によれば、当接部が、上方に臨んで閉ループ状の先細状の受面を有するので、キーなどを用いなくても、容器本体を当接部に固定することができる。
また本発明によれば、食材が収容された脱水処理装置に発生する振動を抑制することができる。
本発明の目的、特色、および利点は、下記の詳細な説明と図面とから、より明確になるであろう。
本発明の一実施形態の脱水装置を示す正面図である。 容器本体の斜視図である。 容器本体の縦断面図である。 容器本体に形成された透孔部の1つを中心軸線に垂直な仮想一平面で切断したときの断面図である。 第1回転軸に支持体とプーリとが装着された状態の詳細図である。 容器本体の取り外し手順を示す図である。 支持体の当接部が容器本体の凸部に当接した状態を示す断面図である。 駆動手段が支持体を駆動する駆動力と、容器本体が受ける摩擦力との関係を示す図である。 第2の実施形態に係る支持体の当接部を示す正面図である。 第3の実施形態に係る支持体の当接部を示す正面図である。 第4の実施形態に係る支持体の当接部を示す正面図である。
以下、図面を参考にして、本発明の好適な実施形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態の脱水処理装置1を示す正面図である。本実施形態の脱水処理装置1は、容器本体2と、容器本体2とともに回転する蓋体3と、基台4と、駆動手段5と、第1回転軸6と、支持体7と、を含んで構成され、たとえば食品加工工場内の水平な床に設置される。
駆動手段5は、基台4に設置されるモータ9と、モータ9の出力軸に装着されるプーリ12と、第1回転軸6に装着されるプーリ13と、モータ9の駆動力を第1回転軸6に伝達するVベルト14とを備えているが、これに限定されるものではなく、モータ9と、モータ9の出力軸と第1回転軸6とを連結する不図示のカップリングと、によって構成することもできる。
図2は容器本体2の斜視図であり、図3は容器本体2の縦断面図である。容器本体2は、食材を収納する容器であり、たとえば、上部に開口したステンレス製のザル状である。開口部16の周縁には、円環状のフランジ部17が配設され、フランジ部17の下方には、食材を収納する本体部18が配設される。
本体部18は、円錐台状の周壁部19と、周壁部19の下部の開口を塞ぐように、周壁部19と一体として形成される底部20とを有する。底部20は、周壁部19の開口から下方に縮径されており、底部20下端の小径の開口22には、上方に突出する凸部23が配設される。凸部23は、開口22から、容器本体2の内部に配設され、軸線Lに沿って上方に向かって小径となる円錐台状である。なお、凸部23は、支持体7に形成される当接部が当接する被当接部である。当接部については後述する。
凸部23は、上方に向かってフランジ部17の近傍まで延在しており、凸部23の上端に設置される上端面24は水平な円形の平面である。上端面24には、後述する第1回転軸6の上端部25が当接可能である。凸部23の傾斜角度θは、支持体7の当接部57,59の傾斜角度θと同じ角度とされる。本実施形態では、凸部23の傾斜角度θと、支持体7の当接部57,59の傾斜角度θとを30°とするが、これに限定されるものではない。容器本体2の上部の開口は周壁部19の大径部によって実現され、フランジ部17は、容器本体2を着脱するときに、作業者またはクランパによる把持部として用いることができる。
開口部16は、たとえばキャベツ、レタスのカット野菜などの食材を、前処理工程の図示しない洗浄工程の払い出しバケットなどから投入・排出可能な内径とされる。周壁部19および底部20には、水の通過は許容するが、食材の個々のカット片の通過を阻止する複数の孔部が、OPS加工によって形成される。OPS加工については後に詳述する。
容器本体2に収容されて脱水される食材としては、キャベツ、レタスなどの葉物野菜、玉ねぎのスライス、長ネギの千切りなどの根菜類、わかめ、もずくなどの海藻類、シメジ、エノキダケなどのキノコ類、豆類、穀類、魚介類、果物、麺類などが挙げられる。
図4は、容器本体2に形成された透孔部34の1つを軸線Lに垂直な仮想一平面で切断したときの断面図であり、OPS加工について説明するための図である。本実施形態に係る容器本体2は、周壁部19と底部20とに、パンチング加工によって複数の円形状の透孔33が形成されている。なお、本実施形態では、複数の透孔33は図4に示すように千鳥格子状に形成されている。容器本体2の周壁部19と底部20との厚さは1.5mmであり、透孔33の直径は3mmである。軸線Lの延在方向に隣接する透孔33の中心間距離は9mmである。透孔33の周囲には、円環状の透孔部34が形成される。透孔部34は、周壁部19と底部20との半径方向外方に向かって突出するように形成される。
透孔部34は、周壁部19と底部20との内方から外方に向かって打ち抜き部分が突出する、いわゆるダボ出し加工を行うことによって形成される。ダボ出し加工は、たとえば先端部が円錐状あるいは半球状にパンチング加工された透孔部34を、その軸線と透孔33の軸線とを一致または略一致させた状態で、周壁部19と底部20との内側に配置し、その先端部を周壁部19と底部20との内方側から透孔部34に押し当てることによって行われる。
このようなダボ出し加工により、透孔部34は、周壁部19と底部20との半径方向外方に向かって突出するように変形し、このように半径方向外方に突出した透孔部34の内側には、周壁部19と底部20との内周面から半径方向外方に進むにつれて断面積が連続的に小さくなるような空間Sが形成される。なお、本実施形態では、透孔部34の先端が、周壁部19と底部20との内周面に対して、半径方向外方に3mm程度突出するようにダボ出し加工が行われている。
前記のように容器本体2を軸線Lまわりの一方へ高速で回転させると、容器本体2から見て、周壁部19および底部20の外側に、周壁部19および底部20に対して軸線Lまわりの他方に向かって流れる気流Aが発生したことになる。
本実施形態によれば、前記のように、ダボ出し加工によって、透孔部34の内部に、内周面から半径方向外方に進むにつれて断面積が小さくなるような、空間Sが形成されているので、周壁部19と底部20とを軸線Lのまわりの一方へ高速で回転させることによって、気流Aの影響によりエジェクタ効果によって、空間Sの空気が,周壁部19および底部20との外側へ引き出される。これにより空間Sが負圧となり、吸引力を発生させることができる。
すなわち、本実施形態に係る容器本体2を用いて遠心脱水を行った場合には、遠心力だけでなく、エジェクタ効果による吸引力も利用して、脱水対象物に付着した水分を効果的に除去することができる。なお、たとえば、洗浄された食材が洗浄ざるごと容器本体2に収納される場合には、洗浄ざるの網目を通った空気が空間Sを通ることになり、空間Sの空気が乱れる場合がある。エジェクタ効果を充分発揮させるためには、食材は容器本体2に直接収納されることが望ましい。
容器本体2の開口部16を覆う蓋体3は、たとえば樹脂製で円盤状に形成される蓋10と、第2回転軸43とを備えており、第2回転軸43の下部に、蓋10が固定される。蓋体3は、容器本体2の回転に追随して、容器本体2とともに回転可能である。なお、容器本体2と蓋体3とを含んで、収納容器11が構成される。
蓋体3は、基台4の上部に位置する回動軸37を中心として回動可能なハンドル38に支持される。ハンドル38は、略直線状の第1アーム39を備える。
基台4には、容器本体2の周囲を覆うケーシング40が設置されており、蓋体3の開閉は、作業者が、回動軸37を支点に第1アーム39の他端部を引き上げて、人力で行うことができ、あるいは、電動モータ、エアシリンダなどの駆動手段で回動軸37を駆動することもできる。
第1アーム39には、脱水処理装置1の運転中に、収納容器11の蓋体3を覆う上部カバー36が取り付けられる。なお、ケーシング40および上部カバー36は、たとえば鋼板を曲げ加工して製作可能である。容器本体2の軸線Lに一致する第1回転軸6の軸線上に第2アーム41が配設される。第2アーム41は、ベアリングハウス42と第2回転軸43とを備えており、第2アーム41の上端は、第1アーム39に接続される。第2回転軸43の上端部はベアリングハウス42によって、回転自在に支持される。
容器本体2は、蓋体3と第1アーム39と第2アーム41との自重を、フランジ部17で受けており、これによって、蓋体3を容器本体2に固定するクランパなどを用いることなく、容器本体2の開口を確実に閉じることができる。なお、ハンドル38は、配管用のパイプ材を繋ぎ合わせて、安価に製作することができる。
図5は、第1回転軸6に支持体7とプーリ13とが装着された状態の詳細図である。基台4の上面側には、ベアリングユニット50が設置されており、第1回転軸6は、ベアリングユニット50に回転自在に軸支されている。
第1回転軸6の下部は、基台4の下面側に設置されたベアリングユニット52によって回転自在に軸支される。第1回転軸6のベアリングユニット52の上方には、プーリ13が設置される。プーリ13は、モータ9によって駆動される。第1回転軸6のベアリングユニット50の上方には、支持体7が設置される。
基台4の上面には、上面側に凸となる段付き部30が形成されており、ベアリングユニット50は、この段付き部30に設置される。段付き部30は、容器本体2が装着された状態で、凸部23内に開口22から上部が部分的に収容可能な形状とされ、ベアリングユニット50の周囲は凸部23によって覆われて、凸部23が存在する領域内に位置している。凸部23には透孔部34が設けられておらず、ベアリングユニット50に脱水中に食材から飛散した水滴が浸入することを防止することができるので、ベアリングユニット50を防水構造とする必要はない。
支持体7は、たとえば不図示のキーを嵌合して回り止めされた状態で、第1回転軸6にねじ止めされる。図5に示す支持体7は、上部に位置し小径の当接部57を有する当接片58と、下部に位置し大径の当接部59を有する当接片60とを有する。当接部57と当接部59とは容器本体2の凸部23に当接する上方に臨んで閉ループ状の先細状の受面である、円錐台の外周面を有する。当接片58と当接片60とは、分離されており、それぞれ不図示のキーを嵌合して回り止めされた状態でねじ止めされる。当接片58と当接片60とのねじ止め位置を調整して、容器本体2の凸部23の上端面24を、第1回転軸6の上端部25に当接させることができる。
図6は、容器本体2の取り外し手順を示す図である。脱水処理装置1は、蓋体3を閉じて、蓋体3とハンドル38との自重が容器本体2に掛かった状態で運転することができ、また、蓋体3を開けて、蓋体3とハンドル38との自重が容器本体2に掛からない状態で運転することもできる。たとえば作業者が、回動軸37を中心としてハンドル38を回動させ、蓋体3を持ち上げる。この状態で、容器本体2のフランジ部17を把持して容器本体2を上方に引き上げて取り外すことができる。
図7は、当接片58,60の当接部57,59が容器本体2の凸部23に当接した状態を示す断面図である。図8は、駆動手段5が支持体7を駆動する駆動力と、容器本体2が受ける摩擦力との関係を示す図である。
当接片58の当接部57と当接片60の当接部59とは、同一外周面上に位置している。容器本体2側の被当接部である凸部23を、たとえば当接部57および当接部59の外周面と同一形状の外周面として、当接部57と当接部59とを確実に凸部23に当接させることができる。
第1回転軸6の軸線Lから当接部57の上端までの距離をr1、軸線Lから当接部57の下端までの距離をr2とし、軸線Lから当接部59の上端までの距離をr3、軸線Lから当接部59の下端までの距離をr4とする。当接部57が受ける駆動トルクをTR1とし、当接部59が受ける駆動トルクをTR2とする。
当接部57に作用する回転力F1が、当接部57の幅方向中央部に作用し、当接部59に作用する回転力F2が、当接部59の幅方向中央部に作用すると仮定すると、

F1=TR1×2/(r1+r2) …(1)

F2=TR2×2/(r3+r4) …(2)

となる。
容器本体2、蓋体3およびハンドル38の自重のうち、当接部57に掛かる自重をw1とし、容器本体2、蓋体3およびハンドル38の自重のうち、当接部59に掛かる自重をw2とすると、当接部57の摩擦力f1と当接部59の摩擦力f2とは、それぞれ

f1=μw1sinθ/2 …(3)

f2=μw2sinθ/2 …(4)

となる。ここで、θは凸部23の傾斜角度であり、凸部23の軸線Lを含んだ断面において凸部23の外周面が成す角度である。μは、凸部23と当接部57,59との間の摩擦係数である。
摩擦力f1および摩擦力f2のうち、少なくとも一方が回転力F1あるいは回転力F2よりも大きい場合には、凸部23は滑りを生じることなく、支持体7とともに回転する。摩擦力f1と摩擦力f2との双方が、回転力F1あるいは回転力F2よりも小さい場合には、凸部23と支持体7との間で滑りが生じ、凸部23を回転させることができなくなる。
第1回転軸6に配設される支持体7の位置を調整することによって、容器本体2に収容した食材の量が変化した場合や、容器本体2の回転数が変化した場合を含めて、当接部57,59は、軸線L上で容器本体2の下部から上部に向かって嵌合した状態で容器本体2を支持することができる。これによって、容器本体2に収容した食材の量が変化した場合や、容器本体2の回転数が変化した場合に、脱水処理装置1に発生する振動を抑制することができる。
さらに、第1回転軸6に配設される支持体7の位置を調整することによって、容器本体2の凸部23の上端面24を第1回転軸6の上端部25に当接させて、第1回転軸6の上端部25で、容器本体2、蓋体3の自重の一部を受けることができる。あるいは、第1回転軸6の上端部25と凸部23の上端面24との間に隙間を設けて、第1回転軸6の上端部25で、容器本体2や蓋体3の自重を受けないようにすることができる。第1回転軸6の上端部25で、容器本体2や蓋体3の自重を受けないようにして、容器本体2、蓋体3の自重全体を、支持体7が受ける構成として、当接部57,59の摩擦力f1,f2を大きくすることができる。
本実施形態では、凸部23の傾斜角度θを30°としたが、これに限定されるものではない。傾斜角度θを大きくして摩擦力f1、f2を大きくし、大きな駆動トルクで容器本体2を回転させることができるが、容器本体2の食材を収納するスペースが小さくなる。傾斜角度θを小さくして、容器本体2の食材を収納するスペースを大きくすることができるが、傾斜角度θを小さくすると、容器本体2の凸部23が支持体7に噛み込みやすくなり、容器本体2を取り外しにくくなる場合がある。
当接部57と当接部59とに、たとえばローレットを形成し、またはショットブラストを施して、当接部57と当接部59の表面に凹凸を設け、当接部57,59の摩擦力f1,f2を大きくすることができる。
なお、当接部57と当接部59との上端部はR面取り62がされており、当接部57と当接部59との下端部には、軸線Lと平行な円筒面63が形成されている。これによって、容器本体2が第1回転軸6の軸線Lに対して多少傾いた状態で装着される場合でも、容器本体2の凸部23が、当接片58あるいは当接片60の端部に引っ掛かることなく装着することができ、容器本体2を当接片58あるいは当接片60に引っ掛かることなく取り外すことができる。なお、当接部57と当接部59の上端部にR面取り部62が設けられているが、C面取り部を設けてもよい。当接部57と当接部59との下端部に円筒面63が形成されているが、たとえばR面取り部やC面取り部を設けてもよい。
図4において説明するように、容器本体2を軸線Lまわりの一方へ回転させると、容器本体2の回転方向に対して他方に向かって流れる気流Aの影響によるエジェクタ効果によって、空間Sの空気および水が,周壁部19と底部20との外方へ引き出される。したがって、食材が収納された容器本体2を、図7に示すD1方向に回転するとともに、D1方向に対して他方であるD2方向に回転して、食材の隙間を通り空間Sから引き出される空気および水の流れを変えることができる。これによって、一層効果的に食材の脱水を行うことができる。たとえば、D1方向とD2方向との切り換えを一定のサイクルで行うことができる。
図9は、第2の実施形態に係る支持体67の当接片68,70を示す正面図である。支持体67は、上部に位置し、軸線Lを含む仮想一平面上で断面が小径で半径方向外方に凸の円弧状を成す外周面を有する当接片68と、下部に位置し、大径で外周の断面が円弧状である当接片70とを有する。当接片68と当接片70とは、分離されており、当接片68が凸部23と線接触する円周状の当接部71と、当接片70が凸部23と線接触する円周状の当接部72とは、同一の円錐台の外周面に位置している。
当接部71と当接部72とは、凸部23と線接触するので、当接部71と当接部72とを凸部23に当接させ易くなる。
軸線Lと直交する方向の正面視において、当接部71と当接部72とは、容器本体2の内部にあり、第1回転軸6に配設される支持体67の位置を調整することによって、当接部71,72は、軸線L上で容器本体2の下部から上部に向かって嵌合した状態で容器本体2を支持することができる。これによって、容器本体2に収容した食材の量の変化および容器本体2の回転数の変化に拘わらず、脱水処理装置1の振動の発生を抑制することができる。
図10は、第3の実施形態に係る支持体77の当接片78,80,82を示す正面図である。支持体77は、上部に位置し小径の当接部83を有する当接片78と、下部に位置し大径の当接部84を有する当接片80と、当接片78と当接片80との間に位置し当接部85を有する当接片82とを有する。当接部83と当接部84と当接部85とは分離されており、同一の円錐台の外周面を有している。このように、多数の当接部83,84,85を容器本体2に当接させることによって、容器本体2をしっかり支持することができる。
軸線Lと直交する方向の正面視において、第1回転軸6に配設される支持体77の位置を調整することによって、当接部83,84,85は、軸線L上で容器本体2の下部から上部に向かって嵌合した状態で容器本体2を支持することができる。
図11は、第4の実施形態に係る支持体87の当接片91を示す正面図である。支持体87は、一体の当接部93を有する。支持体87の当接部93を一体とすることによって、部品点数を減らすことができ、コスト削減を図ることができる。
軸線Lと直交する方向の正面視において、第1回転軸6に配設される支持体87の位置を調整することによって、当接部93は、軸線L上で容器本体2の下部から上部に向かって嵌合した状態で容器本体2を支持することができる。
このように、脱水処理装置1は、予め定める水平な設置面上に設置される基台4と、基台4の垂直な軸線Lまわりに回転可能に配設される第1回転軸6と、複数の透孔部34を有し、第1回転軸6まわりに回転可能に配設される容器本体2と、第1回転軸6を軸線Lまわりに回転駆動する駆動手段5と、第1回転軸6に配設され、容器本体2を支持する支持体7と、を備え、支持体7は、容器本体2に当接する外周面を有する少なくとも1つの当接部57,59を含み、当接部57,59が、軸線L上で前記容器本体2の下部から上部に向かって嵌合した状態で容器本体2を支持する。
これによって、容器本体2に収容した食材の量が変化した場合や、容器本体2の回転数が変動した場合に、脱水処理装置1に発生する振動を抑制することができる。
本発明は、その精神または主要な特徴から逸脱することなく、他のいろいろな形態で実施できる。したがって、前述の実施形態はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、本発明の範囲は請求の範囲に示すものであって、明細書本文には何ら拘束されない。さらに、請求の範囲に属する変形や変更は全て本発明の範囲内のものである。
1 脱水処理装置
2 容器本体
3 蓋体
4 基台
5 駆動手段
6 第1回転軸
7,67,77,87 支持体
9 モータ
10 蓋
11 収納容器
12,13 プーリ
14 Vベルト
16 開口部
17 フランジ部
18 本体部
19 周壁部
20 底部
22 開口
23 凸部
24 上端面
25 上端部
30 段付き部
33 透孔
34 透孔部
36 上部カバー
37 回動軸
38 ハンドル
39 第1アーム
40 ケーシング
41 第2アーム
42 ベアリングハウス
43 第2回転軸
50,52 ベアリングユニット
57,59,71,72,83,84,85,93 当接部
58,60,68,70,78,80,82,91 当接片
62 R面取り
63 円筒面
θ 傾斜角度
L 軸線

Claims (2)

  1. 予め定める水平な設置面上に設置される基台と、
    前記基台の垂直な軸線まわりに回転可能に配設される回転軸と、
    複数の孔部を有し、食材が収容された状態で、前記回転軸まわりに回転可能に配設される容器本体であって、円錐台状の周壁部と、前記周壁部の下端に連なり下方に向かって小径となる底部と、前記底部の下端に連なり、前記周壁部内および前記底部内で上方に向かって小径となる円錐台状の凸部を有する容器本体と、
    前記回転軸を前記軸線まわりに回転駆動する駆動手段と、
    前記回転軸に配設され、前記容器本体を支持する支持体と、
    を備え、
    前記支持体は、前記容器本体の上部に位置し、前記凸部内に嵌合した状態で前記凸部に当接する外周面を有する第1当接部と、前記容器本体の下部に位置し、前記凸部内に嵌合した状態で前記凸部に当接する、前記第1当接部よりも大径の外周面を有する第2当接部とを含み、
    前記複数の当接部が、前記回転軸の前記軸線が前記支持体との共通の軸線となるように、前記凸部の下部から上部に向かって嵌合した状態で、前記容器本体を支持し、
    前記孔部は、前記容器本体の内周面から半径方向外方に向かって断面積が連続的に小さくなる空間を形成することを特徴とする脱水処理装置。
  2. 前記第1当接部の外周面および前記第2当接部の外周面は、前記軸線を含む断面視が、上方に臨んで先細状であることを特徴とする請求項1に記載の脱水処理装置。
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