JP6845981B2 - 薬剤組成物、害虫防除用線香、及びそれらを用いた殺虫成分拡散増強方法 - Google Patents

薬剤組成物、害虫防除用線香、及びそれらを用いた殺虫成分拡散増強方法 Download PDF

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Description

本発明は、害虫防除用線香の改良に関するものである。
害虫防除用線香、なかでも蚊取線香は、主に蚊の成虫駆除を目的とし、古くから一般家庭で夏に欠かすことができないものとして親しまれている。
この蚊取線香は、ピレスロイド系殺虫成分、支燃剤・増量剤(植物性粉末、鉱物性粉末、木炭粉など)や糊剤(植物性粘結剤、澱粉など)等の線香基材、及び必要ならば香料、防黴剤等を含む混合粉に、着色剤を含む水溶液を加えて混練後、押出機にかけて板状シートとし、打抜機によって渦巻型に打抜き、水分率7〜10%程度まで乾燥して製するのが一般的である。
蚊取線香は、マッチ一本でどこでも手軽に使える便利さを有し、燃え尽きるまで一定の殺虫効果を保持するとともに有効成分の拡散力にも優れるので、科学の進歩した今日からみても非常に合理的な殺虫形態といえる。
このように歴史のある蚊取線香に代表される害虫防除用線香であるが、昨今のアウトドアブームによって野外での使用場面が増え、さらに屋内では、住環境の変化により広い空間での仕様に適合するために、殺虫成分の拡散性に優れた性能が求められていた。また昨今の使用環境の変化による、害虫防除用線香にマッチした香りを求める要望もあり、各種香料の配合や、燃焼に伴う刺激を緩和するために、刺激緩和剤の配合による改良も検討されている。
特開2014-148503号公報 特開2017-1977号公報
本発明は、殺虫成分の拡散に優れた害虫防除用線香を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的達成のために配合成分を各種試行検討する中で、トリメチルビシクロ[3.1.0]ヘキサン骨格及び/又はトリメチルシクロペンテニル骨格を有する化合物を配合することにより、意外にもピレスロイド系殺虫成分の拡散性が高まることを見出したものである。
すなわち本発明は、以下の構成により上記目的を達成し、優れた効果を奏するものである。
(1)ピレスロイド系殺虫成分、及び線香基材を含有する害虫防除用線香において、
前記ピレスロイド系殺虫成分に対する殺虫成分拡散増強剤として、トリメチルビシクロ[3.1.0]ヘキサン骨格及び/又はトリメチルシクロペンテニル骨格を有する化合物を含有する害虫防除用線香。
(2)前記殺虫成分拡散増強剤が、
[1−メチル−2−(1,2,2−トリメチルビシクロ[3.1.0]ヘキサ−3−イルメチル)シクロプロピル]メタノール、
3−メチル−5−(2,2,3−トリメチル−3−シクロペンテン−1−イル)−ペンタン−2−オール、
2−エチル−4−(2,2,3−トリメチル−3−シクロペンテン−1−イル)−2−ブテン−1−オール、
(E)−(R)−2-エチル−4−(2,2,3−トリメチル−3−シクロペンテン−1−イル)−2−ブテン−1−オール、
2−メチル−4−(2,2,3−トリメチル−3−シクロペンテン−1−イル)−2−ブテン−1−オール、
2−メチル−4−(2,2,3−トリメチル−3−シクロペンテン−1−イル)−ブタン−1−オール、
3−メチル−5−(2,2,3−トリメチル−3−シクロペンテン−1−イル)−4−ペンテン−2−オール、
3,3−ジメチル−5−(2,2,3−トリメチル−3’−シクロペンテン−1−イル)−4−ペンテン−2−オール、及び
2−メチル−4−メチレン−4−(2,2,3−トリメチル−3−シクロペンテン−1−イル)−ブタノール、
ら選ばれた少なくとも1種である(1)に記載の害虫防除用線香。
(3)前記殺虫成分拡散増強剤が、
[1−メチル−2−(1,2,2−トリメチルビシクロ[3.1.0]ヘキサ−3−イルメチル)シクロプロピル]メタノールである(2)に記載の害虫防除用線香。
(4)さらに、香料及び/又は刺激緩和剤を含有する(1)ないし(3)のいずれかに記載の害虫防除用線香。
(5)前記香料が、ガラクソリド、キャシュメラン、イソ−イースーパー(7−アセチル−1,2,3,4,5,6,7,8−オクタヒドロ−1,1,6,7−テトラメチルナフタレン)、イソロンギホラノン、メチルヨノン、サンタロール、及びサンダルウッドオイルから選ばれた少なくとも1種である(4)に記載の害虫防除用線香。
(6)前記刺激緩和剤が、N−フェニルアセトアミド及び/又はN,2−ジメチル−N−フェニルブタンアミドある(4)に記載の害虫防除用線香。
(7)前記線香基材として植物性粉末としての除虫菊抽出粕粉、柑橘類の表皮粉、茶粉末、ココナッツシェル粉末、白檀粉末、及び/又は植物性粘結剤としてタブ粉から選ばれた少なくとも1種を含有する(1)ないし(6)のいずれかに記載の害虫防除用線香。
(8)ピレスロイド系殺虫成分、及び線香基材を含有する害虫防除用線香に、
さらにトリメチルビシクロ[3.1.0]ヘキサン骨格及び/又はトリメチルシクロペンテニル骨格を有する化合物を含有させることを特徴とする前記ピレスロイド系殺虫成分の殺虫成分拡散増強方法。
(9)前記トリメチルビシクロ[3.1.0]ヘキサン骨格及び/又はトリメチルシクロペンテニル骨格を有する化合物が、[1−メチル−2−(1,2,2−トリメチルビシクロ[3.1.0]ヘキサ−3−イルメチル)シクロプロピル]メタノール、
3−メチル−5−(2,2,3−トリメチル−3−シクロペンテン−1−イル)−ペンタン−2−オール、
2−エチル−4−(2,2,3−トリメチル−3−シクロペンテン−1−イル)−2−ブテン−1−オール、
(E)−(R)−2-エチル−4−(2,2,3−トリメチル−3−シクロペンテン−1−イル)−2−ブテン−1−オール、
2−メチル−4−(2,2,3−トリメチル−3−シクロペンテン−1−イル)−2−ブテン−1−オール)、
2−メチル−4−(2,2,3−トリメチル−3−シクロペンテン−1−イル)−ブタン−1−オール、
3−メチル−5−(2,2,3−トリメチル−3−シクロペンテン−1−イル)−4−ペンテン−2−オール、
3,3−ジメチル−5−(2,2,3−トリメチル−3’−シクロペンテン−1−イル)−4−ペンテン−2−オール、及び
2−メチル−4−メチレン−4−(2,2,3−トリメチル−3−シクロペンテン−1−イル)−ブタノール、
ら選ばれた少なくとも1種である(8)に記載の殺虫成分拡散増強方法。
(10)前記トリメチルビシクロ[3.1.0]ヘキサン骨格及び/又はトリメチルシクロペンテニル骨格を有する化合物が、
[1−メチル−2−(1,2,2−トリメチルビシクロ[3.1.0]ヘキサ−3−イルメチル)シクロプロピル]メタノールである(8)又は(9)に記載の殺虫成分拡散増強方法。

本発明の害虫防除用線香は、殺虫成分拡散増強剤の配合効果により、ピレスロイド系殺虫成分の拡散に優れるものである。また該殺虫成分拡散増強剤とともに、所定の香料及び/又は刺激緩和剤の配合により、基材燃焼による低刺激化のみならず害虫防除用線香に相応しい香りが付与され、その実用性は極めて高い。
本発明の害虫防除用線香は、有効成分として殺虫効力と安全性の点からピレスロイド系殺虫成分を使用する。ピレスロイド系殺虫成分としては、ピレトリン、アレスリン、フラメトリン、プラレトリン、エムペントリン、テラレスリン、トランスフルトリン、メトフルトリン、プロフルトリン、4−メトキシメチル−2,3,5,6−テトラフルオロベンジル 2,2,3,3−テトラメチルシクロプロパンカルボキシラートなどがあげられるがこれらに限定されない。なお、化学構造中に不斉炭素や二重結合に基づく光学異性体あるいは幾何異性体が存在する場合、本発明はそれぞれの単独ならびに任意の混合物を包含することはもちろんである。
ピレスロイド系殺虫成分の含有量としては、害虫防除用線香の全体量に対して、0.005〜2.0質量%が好ましい。
本発明では、殺虫効力の増強のために、N−(2−エチルヘキシル)−ビシクロ[2,2,1]ヘプタ−5−エン−2,3−ジカルボキシイミド(以降、効力増強剤Aと称する)、ピペロニルブトキサイド、リーセン384等の共力剤を添加することもできる。共力剤は、ピレスロイド系殺虫成分に対して0.1〜20.0倍量配合すればよい。
線香基材としては、支燃剤・増量剤(植物性粉末、鉱物性粉末、木炭粉など)や糊剤(植物性粘結剤、澱粉など)等があげられるが、本発明では実用性の高い害虫防除用線香を提供するために、植物性粉末としての除虫菊抽出粕粉、柑橘類の表皮粉、茶粉末、ココナッツシェル粉末、白檀粉末、及び/又は植物性粘結剤としてのタブ粉から選ばれた少なくとも1種が好適に用いられる。本発明でいう茶粉末とは、通常の茶の葉を乾燥したものを粉末にしたものだけではなく、茶を濾した茶葉を乾燥し粉末にした茶抽出粕粉をも含む。
かかる線香基材は、害虫防除用線香の全体量に対して、1.0〜99質量%、好ましくは10〜80質量%、更に好ましくは20〜70質量%の範囲で適宜配合すればよく、後記する殺虫成分拡散増強剤と相まって、殺虫成分の拡散性が更に高まり広範囲の害虫防除が可能となったものである。
勿論、本発明の趣旨に支障を来たさない限りにおいて、例えば、モミ、トガ、ヒノキ等の木粉等(植物性粉末)、ケイソウ土、クレー、カオリン、タルク等(鉱物性粉末)、あるいは素灰(木炭粉)等の上記以外の支燃剤・増量剤や、例えば、澱粉、タピオカ粉、カルボキシメチルセルロース(CMC)、ポリビニルアルコール等の上記以外の糊剤を適宜配合しても構わない。なお、試験の結果、木粉の配合量は、害虫防除用線香の全体量に対して多くても45%以下に抑え、松、杉の使用を避けるのが好ましかった。
本発明の害虫防除用線香は、上記成分とともに、殺虫成分拡散増強剤としてトリメチルビシクロ[3.1.0]ヘキサン骨格及び/又はトリメチルシクロペンテニル骨格を有する化合物を含有することを特徴とする。
トリメチルビシクロ[3.1.0]ヘキサン骨格を有する化合物として、具体的には、
[1−メチル−2−(1,2,2−トリメチルビシクロ[3.1.0]ヘキサ−3−イルメチル)シクロプロピル]メタノール(ジボダン社「ジャバノール」)が例示される。
トリメチルシクロペンテニル骨格を有する化合物として、
具体的には、
3−メチル−5−(2,2,3−トリメチル−3−シクロペンテン−1−イル)−ペンタン−2−オール(ジボダン社「サンダロア」)、
2−エチル−4−(2,2,3−トリメチル−3−シクロペンテン−1−イル)−2−ブテン−1−オール(IFF社「バクダノール」)、
(E)−(R)−2-エチル−4−(2,2,3−トリメチル−3−シクロペンテン−1−イル)−2−ブテン−1−オール(高砂香料工業株式会社「レボサンドール」)、
2−メチル−4−(2,2,3−トリメチル−3−シクロペンテン−1−イル)−2−ブテン−1−オール(花王株式会社、「サンダルマイソルコア」)、
2−メチル−4−(2,2,3−トリメチル−3−シクロペンテン−1−イル)−ブタン−1−オール(シムライズ社「ブラマノール」)、
3−メチル−5−(2,2,3−トリメチル−3−シクロペンテン−1−イル)−4−ペンテン−2−オール(ジボダン社「エバノール」)、
3,3−ジメチル−5−(2,2,3−トリメチル−3’−シクロペンテン−1−イル)−4−ペンテン−2−オール(フィルメニッヒ社「ポリサントール」)、
2−メチル−4−メチレン−4−(2,2,3−トリメチル−3−シクロペンテン−1−イル)−ブタノール(フィルメニッヒ社「フィルサントール」)、等があげられる。
これらから選ばれた少なくとも1種が害虫防除用線香の全体量に対して0.0001〜2.0質量%、より好ましくは0.0001〜1質量%の範囲で配合される。
これらの化合物は、サンダルウッド様香気を持つ合成香料として用いられるものであり、配合により穏やかな白檀の香りをもたらすが、ピレスロイド系殺虫成分の拡散を高めるという効果は今まで知られていなかったものである。
上記、殺虫成分拡散増強剤のうち、 [1−メチル−2−(1,2,2−トリメチルビシクロ[3.1.0]ヘキサ−3−イルメチル)シクロプロピル]メタノールが特に好適に用いられ、害虫防除用線香の燃焼状態と相まって使用時に効率よく殺虫成分を拡散させる点については、環構造を含めた特有の化学的特性が拡散性に関与しているものと推察される。
また、本発明では、沸点が250℃以上400℃以下の香料をベースノート成分として含有することが好ましい。このような香料は、線香燃焼時に揮散して拡散することから、ベースノート成分としてまろやかな「安らぎの香り」をほのかに醸し出し、殺虫成分拡散増強剤とも好適に適合し幅広い香調を設計することが可能となるだけでなく、殺虫成分拡散増強剤の補助効果を有すると考えられる。
具体的には、ガラクソリド、ムスクケトン、ヘキシルシンナミックアルデヒド、エチレンブラシレート、メチルアトラレート、ヘキシルサリシレート、トリシクロデセニルアセテート、オレンジャークリスタル、アンブロキサン、キャシュメラン、カロン、ヘリオトロピン、ジヒドロインデニル−2,4−ジオキサン、インドール、メチルセドリルケトン、メチルβ−ナフチルケトン、メチルジヒドロジャスモネート、ローズフェノン、クマリン、バニリン、スチラックスレジノイド、イソ−イースーパー(7−アセチル−1,2,3,4,5,6,7,8−オクタヒドロ−1,1,6,7−テトラメチルナフタレン)(以下、「イソ−イースーパー」と記載する)、ベンジルベンゾエート、ベンジルサリチレート、イオノン、リリーアルデヒド、イソロンギホラノン、アセト酢酸−m−キシリダイド、アセト酢酸−o−トルイダイド、アセトシリンゴン、アセチルトリエチルシトレート、ベンゾフェノン、ベンジルカプリレート、ベンジルシンナメート、ベンジルオイゲノール、ベンジルラウレート、ベンジルメチルチグレート、ベンジルフェニルエーテル、ベンジルフェニルアセテート、ゲラニルアントラニレ−ト、ゲラニルヘキサノエート、ゲラニルシクロペンタノン、ゲラニルフェニルアセテート、ヘキシルフェニルアセテート、イコサン、インダン、シンナミルブチレート、シンナミルフェニルアセテート、ヘキセニルベンゾエート、シトラールジエチルアセタール、イソアミルベンゾエート、リナリルオクタノエート、1−メンチルサリチレート、シトロネリルアントラニレート、ジメチルフェネチルカルビニルイソブチレート、ジフェニルオキシド、ドデシルブチレート、エチルバニレート、エチルバニリン、メンチルイソバレレート、メトキシエチルフェニルグリシデート、メチル2,4−ジヒドロキシ−3,6−ジメチルベンゾエート、ネロリジルアセテート、ネリルイソバレレート、オクテニルシクロペンタノン、オクチルカプリレート、フェネチルイソアミルエーテル、フェネチルオクタノエート、フェネチルフェニルアセテート、エチルバニリンアセテート、エチルバニリンプロピレングリコールアセタール、エチルヘキシルパルミテート、オイゲニルベンゾエート、ファルネソール、ファルネシルアセテート、ファルネシルメチルエーテル、ホルムアルデヒドシクロドデシルメチルアセタール、ホルミルエチルテトラメチルテトラリン、フルフリルベンゾエート、γ−ドデカラクトン、フェネチルサリチレート、フェノキシエチルプロピオネート、フェニルベンゾエート、フェニルジスルフィド、サンタリルブチレート、テトラヒドロ−プソイド−イオノン、テオブロミン、バレンセン、サンタロール、及びサンダルウッドオイル等があげられ、これらから選ばれた少なくとも1種が害虫防除用線香の全体量に対して0.001〜2.0質量%の範囲で配合される。なお、上記香料成分が精油中に含まれている場合、その精油も本発明に包含されることは勿論である。
上記香料成分のうち、特に、ガラクソリド、キャシュメラン、イソ−イースーパー、イソロンギホラノン、サンタロール、及びサンダルウッドオイルから選ばれた少なくとも1種であることが好ましい。
また、沸点が250℃未満の香料を更に含有させて、香料のトップノート及びミドルノート成分として、香調や揮散性の調整を図ることもできる。
例えば、p−tert−ブチルシクロヘキシルアセテート、o−tert−ブチルシクロヘキシルアセテート、p−tert−ペンチルシクロヘキシルアセテート、ベンジルアセテート、フェニルエチルアセテート、スチラリルアセテート、アニシルアセテート、シンナミルアセテート、テルピニルアセテート、ジヒドロテルピニルアセテート、リナリルアセテート、エチルリナリルアセテート、シトロネリルアセテート、ゲラニルアセテート、ネリルアセテート、ボルニルアセテート、及びイソボルニルアセテート等の酢酸エステル化合物、アリルヘキサノエート、アリルヘプタノエート、アリルオクタノエート、アリルイソブチルオキシアセテート、アリルn−アミルオキシアセテート、アリルシクロヘキシルアセテート、アリルシクロヘキシルプロピオネート、アリルシクロヘキシルオキシアセテート、アリルフェノキシアセテート等のアリルエステル化合物、ならびに、テルピネオール、ゲラニオール、ジヒドロミルセノール、ボルネオール、メントール、シトロネロール、ネロール、リナロール、エチルリナロール、チモール、フェニルエチルアルコール、及びオイゲノール等のモノテルペン系アルコールもしくは炭素数が10の芳香族アルコール、他に、リモネン、α−ピネン、テルピネン、メチルヨノン、トナリド、アニスアルデヒド等があげられるが、これらに限定されない。
上記香料成分のうち、特に、メチルヨノンを少なくとも含有することが好ましい。
また、本発明では、刺激緩和剤としてN−フェニルアルキルアミド誘導体等を含有することが好ましい。N−フェニルアルキルアミド誘導体として、N−フェニルアセトアミドやN,2−ジメチル−N−フェニルブタンアミドを配合することで、使用時の刺激をより一層緩和することも有効である。更に、シス−3−ヘキセノールで代表される「みどりの香り」を配合することによって、使用時の刺激の緩和とともにリラックス効果をもたらし害虫防除用線香に相応しい香りを実現することも可能となる。
本発明の害虫防除用線香には、上記成分に加え、防黴剤、安定剤、着色剤等の添加物を配合してもよい。防黴剤としてはデヒドロ酢酸塩やソルビン酸塩があげられ、安定剤としてはジブチルヒドロキシトルエン(BHT)が代表的である。また、着色剤としてはマラカイトグリーンを用い、涼感を醸し出す緑色渦巻線香が主流となっているが、食品添加物に該当し安全性の高い色素を使用することも実用的である。例えば、食用青色1号と共に、食用黄色4号及び/又は食用赤色106号を組み合わせてマラカイトグリーンに替わる緑色を実現したり、あるいは黄緑色線香や紫色線香等を製することもできる。
本発明の害虫防除用線香は、前記成分と水を含む混合粉に、着色剤を含む水溶液を加えて混練後、押出機にかけて板状シートとし、打抜機によって渦巻型に打抜き、水分率7〜10%程度まで乾燥して製するのが一般的である。なお、ピレスロイド系殺虫成分及び/又は香料成分を含まない線香成形後に、ピレスロイド系殺虫成分及び/又は香料成分をスプレー、塗布、滴下、浸漬等の手段によって含有させることも可能である。
こうして得られた本発明の害虫防除用線香は、従来の害虫防除用線香の品質を保持しつつ、ピレスロイド系殺虫成分の拡散力に優れるとともに、嗜好性の高い香りを付与させたもので、通常の蚊類やハエ類、ゴキブリ類、ノミ、トコジラミ、コバエ類、ユスリカ等に対して高い防除効果を奏するものである。蚊類としては、アカイエカ、ヒトスジシマカ、チカイエカ、コダカアカイエカ、ネッタイイエカ、ヌカカ等が例示される。
つぎに具体的実施例に基づいて、本発明の害虫防除用線香を更に詳細に説明するが、本発明はこれらのみに限定されるものではない。
dl,d−T80−アレスリンを0.3部、効力増強剤Aを0.7部、支燃剤・増量剤として、除虫菊抽出粕粉(植物性粉末)を26部、柑橘類の表皮粉(植物性粉末)を15部、及び木粉(モミ由来の植物性粉末)を33.5部、糊剤として、タブ粉(植物性粘結剤)を8部、α−澱粉を12部、及びCMCを4部、殺虫成分拡散増強剤としてジャバノールを0.0001部、刺激緩和剤としてのN−フェニルアセトアミド及びシス−3−ヘキセノールを0.01部、及びサンタロール等を含む香料成分(沸点が250℃以上400℃以下のベースノート成分)を0.1部、とメチルヨノンを含む香料成分(沸点が250℃未満のトップノート及びミドルノート成分)を0.09部含有する混合粉に、防黴剤としてのデヒドロ酢酸ナトリウムを0.3部及び水100部を加えて混練後、押出機にかけて板状シートとし、打抜機によって渦巻型に打抜き、水分率7〜10%程度まで乾燥して黄褐色の害虫防除用線香Aを製造した。
こうして得られた本発明の害虫防除用線香Aは、使用前に開封した際に、白檀の香りを発散し、異臭、刺激臭は感じられなかった。そして、6畳の部屋で就寝中使用したところ、この白檀の香りは使用最後まで持続し、リラックス感をもたらすとともに、その間蚊に悩まされることがなかった。
害虫防除用線香Aと同様にして、殺虫成分拡散増強剤のみをサンダロアに置き換えて製造した害虫防除用線香B、殺虫成分拡散増強剤のみをバグダノールに置き換えて製造した害虫防除用線香C、殺虫成分拡散増強剤のみをレボサンドールに置き換えて製造した害虫防除用線香D、殺虫成分拡散増強剤のみをサンダルマイソルコアに置き換えて製造した害虫防除用線香E、殺虫成分拡散増強剤のみをブラマノールに置き換えて製造した害虫防除用線香Fを作成した。これらの線香を害虫防除用線香Aと同様に6畳の部屋で試験したところ、いずれも同様に白檀の香りが持続し、刺激臭が無く、リラックス感をもたらすとともに、その間蚊に悩まされることがないことが確認出来た。
実施例1に準じて、表1に示す各種の害虫防除用線香(効力増強剤、着色剤、防黴剤及び水の配合は実施例1と同じ)を作製し、以下の項目について性能を評価した。結果を表2に示す。
<官能試験>
実施例1〜10及び比較例1〜5の害虫防除用線香を、6畳の部屋に設置し、着火して燃焼させた。そして、線香から発散される香りを10人のパネラーによって評価した。評価項目は、「刺激緩和性」及び「香りの嗜好性」とし、最高点を10点、最低点を1点とし、各線香について10人のパネラーの平均点を求めた。
<拡散速度>
実施例1〜10及び比較例1〜5の害虫防除用線香を、広さ6畳の部屋の四隅のうちの一角に設置し、着火して燃焼させた。シリカゲルを充填したガラス管を真空ポンプに接続して、線香の設置位置から部屋の対向する角へ伸ばした対角線上の、線香の設置位置から2m及び4m離れた場所の高さ1mの空気を、着火後30分まで10分毎に経時的に採取した。ガラス管内に捕集された殺虫成分を溶剤で溶出し、ガスクロマトグラフィーで分析することによって殺虫成分量を定量し、開始〜10分後に2m離れた位置で捕集された量が、4m離れた位置において、開始〜10分後に検出された場合を◎、10分後〜20分後に検出された場合を○、20分後〜30分後に検出された場合を△として評価した。
Figure 0006845981
Figure 0006845981
試験の結果、殺虫成分拡散増強剤を有する本発明は、それを含まない比較例に比べて殺虫成分の遠方への拡散性が優れることから、より広範囲にわたって高い即効性を有する害虫防除用線香と成り得ることが示された。そして、その殺虫成分拡散増強効果は特にジャバノールを含む場合に顕著であり、有効な成分であると考えられた。
また本発明1と比較例1を対比すると、殺虫成分拡散増強剤の配合は、殺虫成分拡散性の増強効果とともに、刺激緩和剤による燻煙時の刺激性の緩和効果と、香料成分の配合による嗜好性の評価をより高める効果を示しており、その際の香料成分としては、ガラクソリド、キャシュメラン、イソ−イースーパー、イソロンギホラノン、メチルヨノン、サンタロール、サンダルウッドオイル、及びシス−3−ヘキセノールの配合がより有効であった。
このように殺虫成分拡散増強剤のみならず、刺激緩和剤と所定の香料成分が共存することでより各々の効果が高まり優れた害虫防除用線香と成り得ることが示された。
本発明の害虫防除用線香は、殺虫剤として実用性の高いものであり、これ以外の例えば仏壇線香などにも応用が可能である。

Claims (10)

  1. ピレスロイド系殺虫成分、及び線香基材を含有する害虫防除用線香において、
    前記ピレスロイド系殺虫成分に対する殺虫成分拡散増強剤として、
    トリメチルビシクロ[3.1.0]ヘキサン骨格及び/又はトリメチルシクロペンテニル骨格を有する化合物を含有することを特徴とする害虫防除用線香。
  2. 前記殺虫成分拡散増強剤が、
    [1−メチル−2−(1,2,2−トリメチルビシクロ[3.1.0]ヘキサ−3−イルメチル)シクロプロピル]メタノール、
    3−メチル−5−(2,2,3−トリメチル−3−シクロペンテン−1−イル)−ペンタン−2−オール、
    2−エチル−4−(2,2,3−トリメチル−3−シクロペンテン−1−イル)−2−ブテン−1−オール、
    (E)−(R)−2-エチル−4−(2,2,3−トリメチル−3−シクロペンテン−1−イル)−2−ブテン−1−オール、
    2−メチル−4−(2,2,3−トリメチル−3−シクロペンテン−1−イル)−2−ブテン−1−オール、
    2−メチル−4−(2,2,3−トリメチル−3−シクロペンテン−1−イル)−ブタン−1−オール、
    3−メチル−5−(2,2,3−トリメチル−3−シクロペンテン−1−イル)−4−ペンテン−2−オール、
    3,3−ジメチル−5−(2,2,3−トリメチル−3’−シクロペンテン−1−イル)−4−ペンテン−2−オール、及び
    2−メチル−4−メチレン−4−(2,2,3−トリメチル−3−シクロペンテン−1−イル)−ブタノール、
    ら選ばれた少なくとも1種であることを特徴とする請求項1に記載の害虫防除用線香。
  3. 前記殺虫成分拡散増強剤が、
    [1−メチル−2−(1,2,2−トリメチルビシクロ[3.1.0]ヘキサ−3−イルメチル)シクロプロピル]メタノールであることを特徴とする請求項2に記載の害虫防除用線香。
  4. さらに、香料及び/又は刺激緩和剤を含有することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の害虫防除用線香。
  5. 前記香料が、ガラクソリド、キャシュメラン、イソ−イースーパー(7−アセチル−1,2,3,4,5,6,7,8−オクタヒドロ−1,1,6,7−テトラメチルナフタレン)、イソロンギホラノン、メチルヨノン、シス−3−ヘキセノール、サンタロール、及びサンダルウッドオイルから選ばれた少なくとも1種であることを特徴とする請求項4に記載の害虫防除用線香。
  6. 前記刺激緩和剤が、N−フェニルアセトアミド及び/又はN,2−ジメチル−N−フェニルブタンアミドであることを特徴とする請求項4に記載の害虫防除用線香。
  7. 前記線香基材が、植物性粉末としての除虫菊抽出粕粉、柑橘類の表皮粉、茶粉末、ココナッツシェル粉末、白檀粉末、及び/又は植物性粘結剤としてタブ粉から選ばれた少なくとも1種を含有することを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の害虫防除用線香。
  8. ピレスロイド系殺虫成分、及び線香基材を含有する害虫防除用線香に、
    さらにトリメチルビシクロ[3.1.0]ヘキサン骨格及び/又はトリメチルシクロペンテニル骨格を有する化合物を含有させることを特徴とする前記ピレスロイド系殺虫成分の殺虫成分拡散増強方法。
  9. 前記トリメチルビシクロ[3.1.0]ヘキサン骨格及び/又はトリメチルシクロペンテニル骨格を有する化合物が、
    [1−メチル−2−(1,2,2−トリメチルビシクロ[3.1.0]ヘキサ−3−イルメチル)シクロプロピル]メタノール、
    3−メチル−5−(2,2,3−トリメチル−3−シクロペンテン−1−イル)−ペンタン−2−オール、
    2−エチル−4−(2,2,3−トリメチル−3−シクロペンテン−1−イル)−2−ブテン−1−オール、
    (E)−(R)−2-エチル−4−(2,2,3−トリメチル−3−シクロペンテン−1−イル)−2−ブテン−1−オール、
    2−メチル−4−(2,2,3−トリメチル−3−シクロペンテン−1−イル)−2−ブテン−1−オール)、
    2−メチル−4−(2,2,3−トリメチル−3−シクロペンテン−1−イル)−ブタン−1−オール、
    3−メチル−5−(2,2,3−トリメチル−3−シクロペンテン−1−イル)−4−ペンテン−2−オール、
    3,3−ジメチル−5−(2,2,3−トリメチル−3’−シクロペンテン−1−イル)−4−ペンテン−2−オール、及び
    2−メチル−4−メチレン−4−(2,2,3−トリメチル−3−シクロペンテン−1−イル)−ブタノール、
    ら選ばれた少なくとも1種であることを特徴とする請求項8に記載の殺虫成分拡散増強方法。
  10. 前記トリメチルビシクロ[3.1.0]ヘキサン骨格及び/又はトリメチルシクロペンテニル骨格を有する化合物が、
    [1−メチル−2−(1,2,2−トリメチルビシクロ[3.1.0]ヘキサ−3−イルメチル)シクロプロピル]メタノールであることを特徴とする請求項8又は9に記載の殺虫成分拡散増強方法。
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