JP2019104720A - 板状線香 - Google Patents

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一真 住田
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雅俊 並木
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Takumi Fujikawa
匠 藤川
吉田 真也
Shinya Yoshida
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Abstract

【課題】線香燃焼時における煙や刺激臭(煙臭さ)の発生、並びに灰の舞い散りを抑制し、さらに揮散性化合物を短時間で高濃度に揮散させることのできる線香を提供する。【解決手段】燃焼基材、無機物及び揮散性化合物を含有し、前記無機物の含有量が30〜70質量%、前記燃焼基材の含有量が25〜60質量%であり、厚みが2mm以上5mm未満である板状線香とする。【選択図】図1

Description

本発明は、板状線香に関する。
従来より、線香は、植物粉末を燃焼基材とし、これに有効成分となる害虫防除成分、香料等の揮散性化合物と共に、粘結剤、助燃剤、着色剤、防腐剤等を添加し、さらに水を加えて練合した後、成形、乾燥させて製造されている。しかしながら、植物粉末は燃焼時に煙や刺激臭(煙臭さ)の発生の原因となり、また、燃焼後に生じた灰は扇風機等の風によって舞い散り、線香皿や部屋の汚染の原因となっていた。
そこで、燃焼時に発生する煙や刺激臭を低減させるために、無機物を線香中に含有させることがなされている。例えば、特許文献1には、植物粉末の配合量を減らし、タルクやクレー等の鉱物質微粉末を10%以上混入してなる蚊取線香が開示されている。また、特許文献2には、炭酸カルシウムを3〜50重量%含有する蚊取線香が開示され、特許文献3には、籐粉末、鉱物性粉末を含有する線香が開示され、特許文献4には、かさ密度が0.1〜0.6g/cmである鉱物質粉末と木炭粉末5〜30重量%を配合した蚊取線香が開示されている。
特開昭48−72336号公報 特開昭55−57503号公報 特開2000−219603号公報 特開平11−322505号公報
しかし、上記のような従来技術では、いまだに煙や刺激臭の発生、灰の舞い散りの問題を十分に解決することができない。また、鉱物質微粉末のような無機物は、配合量を多くすれば煙の発生等は抑制することができるものの、線香の燃焼性が低下し、立ち消えが起こるため、最後まで燃焼しないという問題が生じる場合がある。
また、室内等の閉鎖空間や家畜小屋(犬小屋等)等の半閉鎖空間で線香を使用する場合は、有効成分である揮散性化合物を、短時間(例えば、5〜30分程度)且つ高濃度で揮散させ、有効成分の効果を長時間(例えば、3〜15時間程度)持続させることが望まれており、そのためには単位時間当たりの線香の燃焼量を増やすことが望まれる。
そこで、本発明は、線香燃焼時における煙や刺激臭(煙臭さ)の発生、並びに灰の舞い散りを抑制し、さらに揮散性化合物を短時間で高濃度に揮散させることのできる線香を提供することを課題とする。
本発明者らは鋭意検討を重ねた結果、燃焼基材と無機物を特定の含有量で含有させ、さらに板状の形状とした線香により上記課題を解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち本発明は以下の(1)〜(3)を特徴とする。
(1)燃焼基材、無機物及び揮散性化合物を含有し、前記無機物の含有量が30〜70質量%、前記燃焼基材の含有量が25〜60質量%であり、厚みが2mm以上5mm未満である板状線香。
(2)前記揮散性化合物の25℃における蒸気圧が、2.0×10−4〜2.0×10−2Paである、前記(1)に記載の板状線香。
(3)50°以下の鋭角をなす角部を有する、前記(1)又は(2)に記載の板状線香。
本発明の板状線香によれば、立ち消えすることなく燃焼させることができ、さらに燃焼時における煙や刺激臭の発生、並びに灰の舞い散りを抑制することができる。そして、板状の形状であるので、揮散性化合物を効率よく揮散することができ、さらに短時間で揮散性化合物を高濃度に揮散させることができる。
本実施形態の板状線香の形態を説明するための図であり、(a)は斜視図、(b)は平面図である。 試験例1における灰の舞い散りの試験の結果を示す写真である。 試験例4で使用した試験室を説明するための概略図である。
以下、本発明の板状線香の実施形態について詳細に説明する。
本発明の板状線香は、燃焼基材、無機物及び有効成分である揮散性化合物を含有し、厚み2mm以上5mm未満の板状に成形されている。ここで、有効成分とは、板状線香を燃焼させた時に、殺虫、害虫忌避、防黴、芳香、消臭等の所望の作用を発揮するものをいう。
以下に各成分について説明する。
(燃焼基材)
燃焼基材としては、線香に使用できる従来公知の燃焼基材を使用することができ、例えば、スギ、クスノキ、モミノキ、ビャクダン、トウヒ、シラカバ等の木粉末;除虫菊抽出粉末(粕粉)、ココナツパウダー、茶葉、コーヒー豆殻等の植物粉末;木炭、竹炭、ヤシ殻炭等の活性炭粉末等が挙げられる。これらは1種を単独で使用してもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
燃焼基材は、板状線香中、25〜60質量%の範囲で含有させる。燃焼基材の含有量が25質量%以上であると、線香への着火性が良好に保たれるとともに、燃焼時の立ち消えが起こりにくい。また、燃焼基材の含有量が60質量%以下であると、燃焼時の煙や刺激臭の発生を抑制できる。燃焼基材の含有量は、下限は30質量%以上がより好ましく、また、上限は55質量%以下がより好ましい。
(無機物)
無機物としては、例えば、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、酸化アルミニウム、硫酸カルシウム等の無機粉末;パーライト、タルク、クレー、ベントナイト、無水ケイ酸、粘土、珪藻土、カオリン等の鉱物性粉末等が挙げられる。これらは1種を単独で使用してもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。中でも、煙の刺激臭を抑え、安定した燃焼性を有する観点から、炭酸カルシウムを使用することが好ましい。
無機物は、板状線香中、30〜70質量%の範囲で含有させる。無機物の含有量が30質量%以上であると、燃焼時の煙や刺激臭の発生を抑制し、また燃焼後の灰の舞い散りも抑制できる。また、無機物の含有量が70質量%以下であると、燃焼時の立ち消えが起こりにくく、最後まで燃焼させることができる。無機物の含有量は、下限は35質量%以上がより好ましく、また、上限は60質量%以下がより好ましく、55質量%以下がさらに好ましい。
(揮散性化合物)
本発明の板状線香に含有される揮散性化合物は、揮散性を有するものであれば、用途に応じて公知の各種物質を選択することができ、とくに制限されない。例えば、殺虫成分、害虫忌避成分、防黴成分、香料成分、消臭成分等が挙げられ、これらの1種を単独で使用してもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
殺虫成分としては、例えば、メトフルトリン、プロフルトリン、エムペントリン、トランスフルトリン、テラレスリン、ピレトリン、アレスリン、フラメトリン、ジメフルスリン、テトラフルメトリン、メパフルスリン等のピレスロイド系殺虫剤が挙げられる。
害虫忌避成分としては、例えば、ディート、ジメチルフタレート、p−メンタン−3,8−ジオール、3−(N−n−ブチル−N−アセチル)アミノプロピオン酸エチルエステル、2−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペリジンカルボン酸1−メチルプロピルエステル等が挙げられる。
防黴成分としては、例えば、イソプロピルメチルフェノール、オルトフェニルフェノール等が挙げられる。
香料成分としては、例えば、じゃ香(ムスク)、霊猫香(シベット)、竜涎香(アンバーグリス)、海狸香(カストリウム)等の動物性香料;オレンジ油、カモミール油、グレープフルーツ油、シトロネラ油、ジャスミン油、バニラ油、ビャクダン油、ハッカ油、ペパーミント油、ラベンダー油、レモン油、レモングラス油、ローズ油、ローズマリー油、百檀油、沈香油、ゼラニウム油、イランイラン油等の植物性精油からなる天然香料;オイゲノール、ゲラニオール、シトラール、シトロネラール、ダマスコン、バニリン、α−ピネン、β−ピネン、メントール、リモネン、リナロール、ヒノキチオール、アセト酢酸エチル、アセトフェノン、アニスアルデヒド、α−ミルシンナムアルデヒド、アントラニル酸メチル、イオノン、イソオイゲノール、イソ吉草酸イソアミル、イソ吉草酸エチル、イソチアシアネート類、イソチオシアン酸アリル、イソブタノール、インドール及びその誘導体、γ−ウンデカラクトン、2−エチル3−ジメチルピラジン、2−エチル5−ジメチルピラジン、2−エチル6−ジメチルピラジン、エチルバニリンオクタナール、オクタン酸エチル、ギ酸ゲラニル、ギ酸シトロネリル、桂皮酸、桂皮酸エチル、酢酸イソアミル、酢酸エチル、酢酸ゲラニル、酢酸シクロヘキシニル、酢酸シトロネリル、酢酸シンナミル、酢酸テルピニル、酢酸フェネチル、酢酸ブチル、酢酸ベンジル、酢酸l−メンチル、酢酸リナリル、サリチル酸メチル、シクロヘキシルプロピオン酸アリル、シトロネロール、1,8 シネオール、シンナミルアルコール、シンナムアルデヒド、デカナール、デカノール、デカン酸エチル、3,5,6−テトラメチルピラジン、テルピネオール、γ−ナノラクトン、パラメチルアセトフェノン、ヒドロキシシトロネラール、ヒドロキシシトロネラールジメチルアセタール、ピペロナール、フェニル酢酸イソアミル、フェニル酢酸イソブチル、フェニル酢酸エチル、プロピオン酸、プロピオン酸イソアミル、プロピオン酸エチル、プロピオン酸ベンジル、ヘキサン酸、ヘキサン酸アリル、ヘキサン酸エチル、l−ペリルアルデヒド、ベンジルアルコール、ベンズアルデヒド、ボルネオール、マルトール、N−メチルアントラニル酸メチル、メチルβ−ナフチルケトン、酪酸、酪酸イソアミル、酪酸エチル、酪酸シクロヘキシル、酪酸ブチル等の合成香料等が挙げられる。
消臭成分としては、例えば、メタクリル酸ラウリル、ゲラニルクロトネート、カテキン、ポリフェノール等が挙げられる。
本発明において、揮散性化合物は、25℃における蒸気圧が2.0×10−5〜5.0×10−2Paであるものを用いることが好ましい。揮散性化合物の25℃における蒸気圧が2.0×10−5Pa未満の場合は揮散しにくいが、25℃における蒸気圧が2.0×10−5Pa以上であると、加熱により揮散しやすいので、板状線香の燃焼に伴って揮散性化合物が放出されやすい。特に室内等の閉鎖空間や家畜小屋等の半閉鎖空間で使用した場合は、揮散性化合物が揮散して使用空間の壁や天井に付着して所望の効果を発揮することができるので好ましい。また、揮散性化合物の25℃における蒸気圧が5.0×10−2Pa以下であると、揮散された揮散性化合物の効果が持続しやすいため好ましい。25℃における蒸気圧が2.0×10−5〜5.0×10−2Paである揮散性化合物としては、例えば、殺虫成分ではメトフルトリン(1.96×10−3Pa)、トランスフルトリン(3.47×10−3Pa)、アレスリン(1.5×10−3Pa)、エンペントリン(2.2×10−2Pa)、プロフルトリン(1.0×10−2Pa)等が挙げられる。
前記蒸気圧は、下限は1.0×10−4Pa以上がより好ましく、2.0×10−4Pa以上がさらに好ましく、また、上限は3.0×10−2Pa以下がより好ましく、2.0×10−2Pa以下がさらに好ましい。具体的に、蒸気圧は2.0×10−4〜2.0×10−2Paであるものを使用すると、効果的に揮散性化合物を揮散させることができるので好ましい。
揮散性化合物の含有量は、揮散性化合物の種類、用途等に応じて適宜設定すればよいが、板状線香中、0.01質量%以上で含有させることが好ましい。揮散性化合物の含有量が0.01質量%以上であると、揮散性化合物の有効量を使用空間に揮散させることができる。揮散性化合物の含有量は、0.05質量%以上がより好ましく、0.1質量%以上がさらに好ましい。揮散性化合物の含有量の上限は、本発明の効果を奏することができれば特にないが、例えば、5.0質量%以下であることが好ましく、1.0質量%以下がより好ましい。
(粘結剤)
本発明の板状線香には、原料を結合して固めるためのバインダーとして粘結剤を配合することが好ましい。粘結剤としては、例えば、タブ粉、デンプン、コーンスターチ、グァーガム、松脂、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、マンナン、各種ガム類、カゼイン、水溶性高分子等が挙げられる。これらは1種を単独で使用してもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
粘結剤の含有量は、成形の容易さ、煙の刺激臭抑制の観点から、板状線香中、3〜30質量%であることが好ましく、より好ましくは5〜25質量%、さらに好ましくは10〜20質量%である。
(その他の成分)
また、本発明の板状線香には、本発明の効果に対して影響を与えない程度でその他の成分を含有することができる。その他の成分としては、例えば、乳化剤、防腐剤、着色剤等が挙げられる。
乳化剤としては、例えば、モノステアリン酸ソルビタン、モノヤシ油脂肪酸ポリオキシエチレンソルビタン、モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン等の界面活性剤が挙げられる。
防腐剤としては、例えば、p−ヒドロキシ安息香酸メチル、p−ヒドロキシ安息香酸エチル、p−ヒドロキシ安息香酸プロピル、p−ヒドロキシ安息香酸ブチル等のパラオキシ安息香酸エステル、イソプロピルメチルフェノール、オルトフェニルフェノール、イソプロピルメチルフェノール、パラクロロメタキシレノール(PCMX)、3−ヨード−2−プロピニルブチルカーバメート(IPBC)、グルコン酸クロルヘキシジン、塩酸クロルヘキシジン、ソルビン酸、デヒドロ酢酸、またこれらの塩等が挙げられる。
着色剤としては、例えば、赤色106号、赤色102号、青色1号、青色2号、黄色5号、黄色4号、黄色202号の(1)、黄色202号の(2)、緑色3号、緑色201号、緑色204号、緑色205号、緑色401号、緑色402号、橙色207号、黒色401号等の法定色素、マラカイトグリーン等が挙げられる。
(製造方法)
本発明の板状線香は、例えば、1)線香原料を必要により水を加えて練り合わせ、得られた練合物を押出成形機、打抜機等によって成形し、乾燥する、一括混合により製造する方法、2)有効成分である揮散性化合物以外の原料を必要により水を加えて練り合わせ、押出成形機、打抜機等によって成形し、乾燥した後、揮散性化合物を含浸させる、ベース線香への有効成分添加により製造する方法等により製造することができる。
<線香原料の一括混合による製造>
この製造方法では、配合原料を所定の割合で混合し、その混合物に対して必要により水又は温水を加えて十分に練り合わせ、得られた練合物を押出成形機、打抜機等によって成形した後、乾燥する。
各工程での条件は、従来の線香を製造する際の条件と同様の条件を採用することができる。
<ベース線香への有効成分添加による製造>
この製造方法では、まず、有効成分である揮散性化合物以外の原料を必要により水を加えて十分に練り合わせ、押出成形機、打抜機等によって成形し、乾燥させてベース線香を得る。その後、ベース線香に揮散性化合物を含浸させる。
ベース線香を作製する工程での条件は、従来の線香を製造する際の条件と同様の条件を採用することができる。
この製造方法において、ベース線香に揮散性化合物を含浸させる際、有機溶剤を併用することが好ましい。揮散性化合物と有機溶剤を併用することにより、ベース線香への揮散性化合物の拡散性が高まり、線香表面における薬液痕を目立たなくすることができるため、外観不良を抑制することができる。
有機溶剤としては、20℃における粘度が1.1〜150mPa・sの範囲である揮散性の有機溶剤を使用することが好ましい。粘度が1.1mPa・s以上であると、ベース線香における拡散性が良いため、揮散性化合物をベース線香全体に拡散させやすく、また150mPa・s以下であると、ベース線香における拡散性低下を抑制できるため好ましい。有機溶剤の粘度は、下限は3.0mPa・s以上であることがより好ましく、5.0mPa・s以上がさらに好ましく、また、上限は70mPa・s以下がより好ましく、10mPa・s以下がさらに好ましい。
なお、粘度は毛細管粘度計法、回転粘度計法等により測定することができる。
また、有機溶剤は25℃における蒸気圧が0.0001〜200hPaの範囲であることが好ましい。蒸気圧が0.0001hPa以上であると、有機溶剤の揮発速度が促進するため好ましく、また200hPa以下であると、有機溶剤の揮発速度が軽減されるため好ましい。有機溶剤の蒸気圧は、下限は0.0002hPa以上であることが好ましく、また、上限は100hPa以下が好ましい。
好ましい有機溶剤の具体例としては、例えば、3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノール、ベンジルアルコール、エタノール、ジプロピレングリコール、安息香酸ベンジル等が挙げられる。
有機溶剤は、揮散性化合物と有機溶剤との質量比(揮散性化合物:有機溶剤)が1:0.5〜1:50の範囲の比率となるように使用することが好ましい。揮散性化合物と有機溶剤との質量比が前記範囲であると、外観不良を抑制出来、線香基剤に対し、均一に薬剤を添加することができる。前記比は、1:1〜1:40の範囲がより好ましく、1:1.5〜1:20の範囲がさらに好ましい。
揮散性化合物をベース線香に含浸させる工程では、揮散性化合物は有機溶剤と混合させた混合液の状態でベース線香に添加してもよく、揮散性化合物をベース線香に添加した後に有機溶剤を添加してもよく、また、有機溶剤をベース線香に添加した後に揮散性化合物を添加してもよい。揮散性化合物と有機溶剤を別々にベース線香に添加する場合、一方を添加した直後から24時間以内にもう一方を添加することが好ましい。
また、これらの中でも、揮散性化合物のベース線香内での拡散性の観点から、揮散性化合物と有機溶剤の混合液を添加する方法、揮散性化合物を添加した後に有機溶剤を添加する方法が好ましく、製造効率の観点からは、揮散性化合物と有機溶剤の混合液を添加する方法が好ましい。
ベース線香へ揮散性化合物と有機溶剤を添加する方法としては、特に限定されないが、例えば、液滴状で滴下する方法、噴霧する方法、ベース線香を浸漬させる方法等が挙げられる。
(板状線香の形状)
本発明の板状線香は、2mm以上5mm未満の厚みを有する板状であることを特徴とする。ここで、「板状」とは、表裏面(上下の主面)が実質的に、或いは略平坦な板状(平板状)であることをいい、外形は方形状、平行四辺形状(例えば菱形)、多角形状、円形状及びこれらの混合形状(例えば、略二等辺三角形の底辺部が略半円状となった涙型(ディアードロップ形状))のいずれであってもよい。また、「実質的に平坦」とは、表裏面が凹曲面又は凸曲面をなしていることを含むものである。また、本発明の効果に対して影響を与えない程度であれば、表面を波打ったような形状や凹凸を設けた形状等であってもよい。
板状の線香とすることで、燃焼部が同一断面積であれば、断面の中心から線香表面までの距離が棒状等の線香より短くなり、線香の内部から揮散しない揮散性化合物のロスを防ぐことができるため、揮散性化合物を効率よく揮散することができ、さらに短時間で揮散性化合物を高濃度に揮散させることができる。
次に、図面を参照して、本実施形態の板状線香の形状を説明する。
図1は、本実施形態の板状線香の形態を説明するための図であり、(a)は斜視図、(b)は平面図である。
図1(a)及び(b)に示したように、本実施形態の板状線香1は、主面である表面2と裏面3が略三角形の形状をした薄板状であり、全体にわたりほぼ均一な厚みを有している。
板状線香1の厚みtは2mm以上5mm未満である。板状線香の厚みが2mm未満であると、衝撃により割れやすくなるという不具合が発生する場合があるため、その厚みは2mm以上とする。また、厚みが5mm未満であると、燃焼時の立ち消えが起こりにくく、最後まで燃焼させることができる。板状線香の厚みは、下限は2.5mm以上であることが好ましく、また、上限は4mm以下であることが好ましい。
また、板状線香1の主面2,3の最大長さLは、板状線香の設定燃焼時間を考慮して適宜調整することができるが、取り扱いの容易性、燃焼時間の短縮化の観点から、例えば、60mm以下であることが好ましく、25〜50mmであることがより好ましい。
本実施形態の板状線香1は、主面2,3側(板状面側)から見た際に、着火点となる50°以下の鋭角をなす角部5(すなわち、内角θが50°以下である角部)を有していることが好ましい。内角が50°を超える部分(角部)から着火すると火が着き難かったり、また着火しても燃焼時の熱量が単位面積当たりで小さくなるため、燃えにくくなり途中で立ち消えする場合がある。よって、50°以下の鋭角をなす角部5を有することにより、当該角部5から着火することで着火性を高めることができるとともに、燃焼時の熱量をバランスよく線香に伝えることができるので、立ち消えすることなく燃焼させることができる。着火点となる角部5の内角θは、線香原料である無機物の含有量や板状線香の厚みを考慮して調整すればよいが、例えば、無機物の含有量が50質量%以下の場合は、50°以下であればよく、10〜45°がより好ましい。また、上限は40°以下がさらに好ましい。無機物の含有量が50質量%超60質量%以下の場合は、着火点となる角部5の内角θは40°以下であることがより好ましく、10〜30°がさらに好ましい。
(板状線香の使用)
本発明の板状線香は、当該板状線香の角部、具体的には50°以下の鋭角をなす角部に着火させて燃焼させ、有効成分である揮散性化合物を揮散させる。本発明の板状線香を用いて燃焼させる方法によれば、線香燃焼時における煙や刺激臭の発生、並びに灰の舞い散りが抑制され、線香の燃焼性に優れるとともに、室内の壁や天井等に対する揮散性化合物の付着時間が増加し、所望の効果が長時間持続する。
また、本発明の板状線香は、その最大長さや形状を適宜変更することにより着火から燃焼終了までの時間を30分以内、好ましくは20分以内に調整することができる。本発明の形態によれば、短時間で多量の揮散性化合物を室内に供給することが可能となる。したがって、線香燃焼時に発生する煙や刺激臭に使用者が長時間にわたり曝露される、という状態を避けることができる。特に、室内等の閉鎖空間や家畜小屋等の半閉鎖空間で使用する場合は、前記影響を避けることができるので使用に適している。
なお、室内における本発明の板状線香の使用量は、室内空間の大きさや、板状線香の用途に応じて適宜決定すればよいが、例えば、17〜35mの室内空間における板状線香の使用量は、0.3〜2.0g程度とすることが好ましい。
以下、実施例により本発明をさらに説明するが、本発明は下記例に何ら制限されるものではない。
<試験例1:灰の舞い散り抑制>
(板状線香の作製)
表1に示す処方1〜3の各処方例に基づき、木粉、ココナツパウダー、炭酸カルシウム及びタブ粉(ジョス粉)を測り取り、練合容器に入れて均一に混合し、混合粉を得た。混合粉の60質量%に相当する水を加え、均一になるまで練り合わせて練合物を得た。
練合物を、図1(a)及び(b)に示すような、厚みtが3mm、主面2,3の最大長さLが40mm、着火点となる角部5の内角θが30°の平面視二等辺三角形に成形し、その後、65℃の微風下で10時間乾燥し、約1.5gの板状線香を作製した。
(試験方法)
板状線香の着火点(角部5)に着火させ、線香全体を燃焼させて灰にした。灰化した線香に対して0.5m離れた位置から、風速2m/sの風を30秒間当て、その際の灰の舞い散りを評価した。風を当てた際に灰が崩れる又は灰が10cm以上移動したものを「×」と評価し、灰の崩れも移動もなかったものを「○」と評価した。結果を表1に示す。また、試験後の各線香の状態を図2に示す。
表1及び図2に示したように、処方1により作製した板状線香(炭酸カルシウム20質量%含有)では、灰が脆く、風により灰の舞い散りが確認された。これに対し、処方2により作製した板状線香(炭酸カルシウム30質量%含有)、処方3により作製した板状線香(炭酸カルシウム50質量%含有)は、風による灰の舞い散りが無く、燃焼後の灰の舞い散りを抑制できることが確認された。これにより、炭酸カルシウムの含有量が増加するに伴い、燃焼後の灰は固くなる傾向となることが分かった。
<試験例2:燃焼性の試験>
(板状線香の作製)
表2に示す処方4〜6の各処方例に基づき、各成分を測り取り、練合容器に入れて均一に混合し、混合粉を得た。混合粉の60質量%に相当する水を加え、均一になるまで練り合わせて練合物を得た。なお、処方4は試験例1の処方3と同一処方である。
練合物を、図1(a)及び(b)に示すような形状となるように、厚みtが3mm、主面2,3の最大長さLが40mm、角部5の内角θが30°、40°、50°、60°又は70°となる平面視二等辺三角形をそれぞれ成形し、その後、65℃の微風下で10時間乾燥し、板状線香を作製した。
同様に、厚みtを4mm、5mmの厚さに変更した板状線香を作製した。なお、処方例6については厚みtが3mmと5mmの板状線香を作製した。
(試験方法)
上記作製した板状線香について、角部5に着火させ、各種線香がすべて燃焼するか否かを調べた。すべて燃焼したものを「○」、燃焼途中で立ち消えしたものを「×」と評価した。結果を表3〜5に示す。
表3〜5に示したように、厚さが5mmである板状線香は、いずれの処方においても燃焼途中で立ち消えが生じ、最後まで燃焼させることができなかった。
処方4は燃焼基材35質量%、炭酸カルシウム50質量%を含有する例(実施例相当)である。処方4の練合物から成形した板状線香は、着火点が内角50°の角部である場合は厚み3mmと4mmのいずれにおいても板状線香を完全燃焼させることができ、内角60°の角部に着火した場合は厚み3mmでは完全燃焼できたが、4mmでは途中で立ち消える結果となった。処方5は燃焼基材28質量%、炭酸カルシウム60質量%を含有する例(実施例相当)である。処方5の練合物から成形した板状線香は、着火点が内角30°の角部である場合は厚み3mmと4mmのいずれにおいても板状線香を完全燃焼させることができ、内角40°の角部に着火した場合は厚み3mmでは完全燃焼できたが、4mmでは途中で立ち消える結果となった。
また、処方6は燃焼基材21質量%、炭酸カルシウム70質量%を含有する例(比較例相当)である。処方6の混練物から成形した板状線香は、着火点の角部の内角がいずれの場合でも完全燃焼させることができなかった。
これらの結果から、燃焼基材と無機物の含有量と、線香形状における着火点の内角と線香の厚みには最適な範囲があることが示唆され、例えば、板状線香の厚みは4mm以下とし、無機物の含有量が50質量%以下の場合は着火点の内角は60°以下であることが好ましく、無機物の含有量が50質量%超60質量%以下の場合は着火点の内角は40°以下であることが好ましいことが分かった。
<試験例3:板状線香の刺激臭発生の確認試験>
(板状線香の作製)
表6に示す処方7〜12の各処方例に基づき、各成分を測り取り、練合容器に入れて均一に混合し、混合粉を得た。混合粉の60質量%に相当する水を加え、均一になるまで練り合わせて練合物を得た。なお、処方10は試験例1の処方3と同一処方である。
練合物を、試験例1と同様に成形し、板状線香を得た。
(試験方法)
試験室として6畳間(空間容積=23m)を使用し、試験室に空気の流通がないように、仕切り及び目張りを行った。板状線香を線香立てに立て、試験室の中央部に設置し、着火点に着火させ、試験室を閉鎖した状態で燃焼させた。
2時間後、燃焼後の板状線香の外観を確認し、立ち消えの有無を確認した。すべて燃焼したものを「○」、燃焼途中で立ち消えしたものを「×」と評価した。
また、立ち消えの評価が「○」のものについては、試験室内の煙臭さ(刺激臭)をパネラーにより確認した。煙臭さを全く感じない場合を「◎」、煙臭さを感じるが気になる程度ではない場合を「○」、煙臭い場合を「×」と評価した。
結果を表7に示す。
処方9〜11は、燃焼基材の含有量が25〜60質量%且つ炭酸カルシウムの含有量が30〜70質量%の範囲にある例(実施例相当)である。これらの処方から成形した板状線香は、煙臭さが生じることなく、また立ち消えも生じず、良好な燃焼性を示した。
これに対し、処方7は燃焼基材と炭酸カルシウムがいずれも前記範囲外の例であり、処方例8は炭酸カルシウムの含有量が前記範囲外であり、処方例12は燃焼基材の含有量が前記範囲外である。処方7、8から成形した板状線香は、煙臭さが悪化する結果となり、処方12から成形した線香処方は燃焼途中で立ち消えてしまい、いずれも燃焼性と煙臭さの抑制を両立させることはできなかった。
試験例1〜3の結果より、燃焼基材を25〜60質量%且つ無機物を30〜70質量%の範囲で含有し、厚みが2mm以上5mm未満である板状線香は、燃焼時の煙臭さが低減され、燃焼性も良好であり、灰の舞い散りも抑制できることが分かった。なお、このような構成の板状線香は、有効成分である揮散性化合物を含有するものであっても同様の効果を奏する。
<試験例4:有効成分を配合した板状線香の効力試験>
(板状線香の作製)
木粉を20g、ココナツパウダーを15g、タブ粉(ジョス粉)を15g、炭酸カルシウムを50gを測り取り、メトフルトリンが板状線香中に0.4質量%となるように加えて練合容器に入れて均一に混合し、混合粉を得た。混合粉の60質量%に相当する水を加え、均一になるまで練り合わせて練合物を得た。
練合物を、図1(a)及び(b)に示すような、厚みtが3mm、主面2,3の最大長さLが40mm、着火点となる角部5の内角θが30°の平面視二等辺三角形に成形し、その後、65℃の微風下で10時間乾燥し、板状線香(検体線香)を作製した。
(試験方法)
供試虫としてアカイエカ約20頭を入れたポリエステル製ケージ6(14メッシュ、23cm×23cmのPET製の網を二つ折りにして袋状としたもの)を用意した。
図3に示すように、8畳空間(3.6m×3.6m×高さ2.4m≒31.1m)の試験室10において、アカイエカを入れたポリエステル製ケージ6を試験室10の床から75cm、150mの高さに各2個対角方向に計4個設置した。板状線香を線香立てに立て、試験室10の床の中央部7に設置し、着火点に着火させ、試験室10を閉鎖した状態で燃焼させた。
試験開始から2時間後まで、ノックダウン数を10分毎に経時的に観察した。2時間経過時点で供試虫をケージごと約25℃の別室に移し、1%砂糖水を与えて24時間後の死虫数を観察した。
着火6時間後にアカイエカ約20頭を入れたポリエステル製ケージ6を試験室10内に設置し、設置から2時間後まで(すなわち着火6時間後から8時間後の2時間)、同様の試験を行った。そしてさらに、着火12時間後においても同様の試験を行った。
試験は2回行い、得られた結果の合計数からノックダウン率、致死率を算出し、時間経過にともなうノックダウン率からProbit法によりKT50値およびKT90値を算出した。結果を表8に示す。
表8に示したように、12〜14時間後にKT50値で19.8分、KT90値は44.7分となり、高い効力を示した。また、24時間後致死率は、0〜2時間後、6〜8時間後は100%、12〜14時間後でも99.3%となり、いずれも高い致死率が得られた。
以上より本発明の板状線香が8畳居室空間において高い駆除効果を示すことが確認された。
<試験例5:ベース線香への有効成分添加による板状線香の外観確認>
(板状線香の作製)
木粉を24g、ココナツパウダーを19g、タブ粉(ジョス粉)を11g、炭酸カルシウムを46gを錬合容器に測り取り均一に混合し、混合粉を得た。混合粉の60質量%に相当する水を加え、均一になるまで練り合わせて練合物を得た。
練合物を、図1(a)及び(b)に示すような、厚みtが3mm、主面2,3の最大長さLが40mm、着火点となる角部5の内角θが30°の平面視二等辺三角形に成形し、その後、65℃の微風下で10時間乾燥し、ベース線香を作製した。
メトフルトリンと表9に示す溶剤を質量比で1:2.5の割合で混合し、混合液を作製した。
トレイに上記ベース線香を設置し、上記混合液を21mg滴下し(線香中のメトフルトリンの含有量:0.4質量%)、約1分後にトレイの蓋を閉め、50℃で1時間エージングを行い、板状線香(検体線香)を作製した。
(試験方法)
作製した板状線香(検体線香)の外観を目視で確認し、下記評価に基づき評価した。なお、比較対象として、ベース線香にメトフルトリンを6mg滴下し、50℃で1時間エージングを行った板状線香を用いた。結果を表9に示す。
〔評価基準〕
○:点滴痕は略消失し、視認できない。
△:点滴痕が確認できるが、比較対象よりも薄い。
×:比較対象と変わらない点滴痕がある。
表9の結果から、有効成分である揮散性化合物を有機溶剤とともにベース線香に添加すると、薬液の点滴痕を残すことなく有効成分をベース線香に含浸させることができることが分かった。なお、これらの板状線香を試験例4と同様の試験方法によりアカイエカに対する効力確認試験を行ったところ、いずれも優れた駆除効果を示した。
1 板状線香
2 表面(主面)
3 裏面(主面)
5 50°以下の鋭角をなす角部
6 ポリエステル製ケージ
7 中央部
10 試験室
t 厚み
L 主面の最大長さ

Claims (3)

  1. 燃焼基材、無機物及び揮散性化合物を含有し、前記無機物の含有量が30〜70質量%、前記燃焼基材の含有量が25〜60質量%であり、厚みが2mm以上5mm未満である板状線香。
  2. 前記揮散性化合物の25℃における蒸気圧が、2.0×10−4〜2.0×10−2Paである、請求項1に記載の板状線香。
  3. 50°以下の鋭角をなす角部を有する、請求項1又は2に記載の板状線香。
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