JP6844366B2 - 電源システム - Google Patents

電源システム Download PDF

Info

Publication number
JP6844366B2
JP6844366B2 JP2017059364A JP2017059364A JP6844366B2 JP 6844366 B2 JP6844366 B2 JP 6844366B2 JP 2017059364 A JP2017059364 A JP 2017059364A JP 2017059364 A JP2017059364 A JP 2017059364A JP 6844366 B2 JP6844366 B2 JP 6844366B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
switch
opening
unit
closing
overcurrent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017059364A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018164339A (ja
Inventor
祐樹 前田
祐樹 前田
大和 宇都宮
大和 宇都宮
慎吾 河原
慎吾 河原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2017059364A priority Critical patent/JP6844366B2/ja
Publication of JP2018164339A publication Critical patent/JP2018164339A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6844366B2 publication Critical patent/JP6844366B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Protection Of Static Devices (AREA)
  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
  • Emergency Protection Circuit Devices (AREA)

Description

本発明は、車両等に適用される電源システムに関するものである。
従来、蓄電池と電気負荷とを接続する電気経路にスイッチを設け、当該スイッチを開閉させることで蓄電池の充放電を適正化する技術が提案されている。例えば特許文献1では、電気負荷に対して並列接続された鉛蓄電池とリチウムイオン蓄電池の2電源を備える電源システムにおいて、電気負荷と鉛蓄電池及びリチウムイオン蓄電池とを接続する各電気経路にスイッチがそれぞれ設けられている。各スイッチの開閉は、制御部(マイクロコンピュータ)によって、各蓄電池の充電状態等に基づいて実施されている。
特開2016−203792号公報
例えば、上記電源システムにおいて、蓄電池から電気負荷への給電電流を増大させるためには、電気経路に設けられたスイッチを並列に接続させる構成が考えられる。この場合、電気負荷への給電時には、並列接続された複数のスイッチを同時に閉鎖(オン)することで、より大きな電流を流すことが可能となる。
ところで、かかる構成において、負荷給電時に電気負荷で地絡が生じると、電気的に導通している経路に過電流が流れる。このとき、並列接続された複数のスイッチにも過電流が流れることになる。かかる場合には、制御部によって過電流の発生が判定され、過電流が流れている電気経路のスイッチが開放されることで、過電流が遮断される。しかし、制御部による過電流の遮断に際しては、過電流発生の状態が所定時間継続されることの判定処理などが行われ、これによりスイッチの開放に遅れが生じることが考えられる。その結果、並列接続された複数のスイッチが破損することが懸念される。
本発明は上記事情を鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、過電流が生じた場合に電源システムを適正に保護することができる電源システムを提供することにある。
第1の手段では、
電圧源(11,12,16)と、前記電圧源から電力を供給される電気負荷(15)と、前記電圧源と前記電気負荷とを接続する電気経路(L2,L3)に設けられ、該電気経路を開放又は閉鎖する開閉部(SW2A,SW2B,SW11,SW12)と、前記開閉部を開放させる開指令及び前記開閉部を閉鎖させる閉指令により前記開閉部の開閉を制御する制御部(100)と、を備え、
前記制御部は、前記電圧源から前記開閉部を介して前記電気負荷へ給電が行われる負荷給電時において前記開閉部に過電流が流れていることを判定するとともに、その判定に基づく前記開指令により前記開閉部を開放させる電源システムであって、
前記開閉部は、互いに並列に接続される複数のスイッチ部(25〜28,81〜84)を有しており、
前記スイッチ部に流れる電流を検出する電流検出部(61〜64)と、
前記電流検出部の検出信号が入力され、前記検出信号と所定の過電流判定値とを比較し、その比較の結果に基づいて、過電流発生の旨を示す過電流信号を出力する比較回路部(42)と、前記過電流信号が入力された場合に、前記制御部による開指令とは独立して前記開閉部における前記スイッチ部を開放させ、過電流を遮断する遮断回路部(43)とを有する遮断部(40,40A,40B)と、
を備え、
前記複数のスイッチ部のうち、少なくともいずれかのスイッチ部に前記遮断部が設けられていることを特徴とする。
上記電源システムにおいて過電流発生時の制御部による遮断処理では、過電流の判定処理等に時間を要するため、過電流が発生してから実際に開閉部が開放されるまでに時間がかかる。そのため、開閉部における複数のスイッチ部が破損するおそれがある。
この点、上記構成では、過電流発生時において、複数のスイッチ部のうち少なくともいずれかのスイッチ部に、制御部とは別の機構でスイッチ部を開放させる遮断部(電気回路)を設けた。この場合、制御部による遮断処理とは異なる別系統の回路部によって、過電流を検出するとともにスイッチ部を開放させることで、当該スイッチ部に流れる過電流を迅速に遮断することができる。これにより、スイッチ部を保護することができる。
第2の手段では、前記開閉部は、前記複数のスイッチ部としてn個(nは2以上の整数)のスイッチ部を有しており、前記遮断部は、前記n個のスイッチ部のうちゼロよりも大きくてかつn−1個以下のスイッチ部に設けられている。
上記構成では、n個のスイッチ部のうちゼロよりも大きくてかつn−1個以下のスイッチ部に遮断部を設けるようにした。つまり、少なくとも1個のスイッチ部には遮断部が設けられていない。この場合、開閉部は遮断部が設けられていないスイッチ部を有することで、例えば、負荷給電時において瞬間的な過電流(ノイズ)が発生しそのノイズに反応して遮断部により一部のスイッチ部が開放されたとしても、他のスイッチ部によって電気負荷への給電を継続することができる。これにより、スイッチ部を保護しつつ、電気負荷へ安定した給電を行うことができる。
第3の手段では、前記電気経路において、前記電気負荷と前記スイッチ部同士の接続点(N2A,N2B)よりも前記電気負荷側にヒューズ(51,53)を備える。
上記構成では、電気経路において、電気負荷とスイッチ部同士の接続点よりも電気負荷側にヒューズを備える構成とした。この場合、過電流発生時にはそのヒューズが溶断されることで過電流が遮断され、遮断部が設けられていないスイッチ部を保護することができる。また、スイッチ部同士の接続点よりも電気負荷側にヒューズを設けたことで、万が一遮断部が正常に作動しなかった場合は、遮断部が設けられているスイッチ部の破損も防ぐことができる。これにより、開閉部における各スイッチ部を好適に保護することができる。
第4の手段では、前記電気経路における前記スイッチ部同士の各並列経路のうち、前記遮断部が設けられていない前記スイッチ部の前記並列経路にヒューズ(52A)を備える。
上記構成では、遮断部が設けられていないスイッチ部の並列経路にヒューズを設けたため、過電流発生時にはそのヒューズが溶断されることで、当該スイッチ部を保護することができる。これにより、開閉部における各スイッチ部を好適に保護することができる。また、ヒューズが溶断された場合であっても、過電流の異常状態が解消した際には、遮断部が設けられているスイッチ部を介して電気負荷へ給電を行うことができる。
第5の手段では、前記電気経路において、前記電気負荷と前記スイッチ部同士の接続点(N2A,N2B)よりも前記電気負荷側に第1ヒューズ(51)を備えるとともに、前記電気経路における前記スイッチ部同士の各並列経路のうち、前記遮断部が設けられていない前記スイッチ部の前記並列経路に第2ヒューズ(52A)を備え、前記第1ヒューズの許容通電電流は、前記第2ヒューズの許容通電電流よりも大きく設定されている。
上記構成では、遮断部が設けられていないスイッチ部の並列経路に第2ヒューズを設けるともに、電気負荷とスイッチ部同士の接続点よりも電気負荷側に第1ヒューズを設けたため、過電流発生時には第2ヒューズが溶断されることで、遮断部が設けられていないスイッチ部を保護することができ、また、万が一遮断部が正常に作動しなかった場合は、遮断部が設けられているスイッチ部も保護することができる。
さらに上記構成では、第1ヒューズの許容通電電流を、第2ヒューズの許容通電電流よりも大きくした。この場合、過電流発生時には、まず第2ヒューズが溶断され、第1ヒューズは溶断されない。そのため、その後において過電流の異常状態が解消した際には、遮断部が設けられているスイッチ部を介して電気負荷へ給電を行うことができる。
第6の手段では、前記電圧源として、互いに並列接続される第1蓄電池(11)及び第2蓄電池(12)を備えるとともに、それら第1蓄電池及び第2蓄電池の間の電気経路に前記開閉部として直列で設けられる第1開閉部(SW2A,SW11)及び第2開閉部(SW2B,SW12)を備え、それら第1開閉部及び第2開閉部の間の中間点(N2,N5)に前記電気負荷が接続され、前記制御部は、前記閉指令及び前記開指令により前記各開閉部の開閉を制御し、前記第1開閉部及び前記第2開閉部のうち前記第1開閉部は、前記複数のスイッチ部としてn個(nは2以上の整数)の第1スイッチ部(25,26,81,82)を有しており、前記遮断部は、前記n個の第1スイッチ部のうちゼロよりも大きくてかつn−1個以下の第1スイッチ部に設けられている。
上記構成では、第1開閉部において少なくとも1個の第1スイッチ部には遮断部が設けられていない。これにより、例えば、第1開閉部を介した負荷給電時において瞬間的な過電流(ノイズ)が発生し、そのノイズに反応して遮断部により一部の第1スイッチ部が開放されたとしても、他の第1スイッチ部によって電気負荷への給電を継続することができる。これにより、スイッチ部を保護しつつ、電気負荷へ安定した給電を行うことができる。
第7の手段では、前記電気経路において、前記中間点よりも前記電気負荷側にヒューズ(51,53)を備える。
上記構成では、電気経路において、中間点よりも電気負荷側にヒューズを備える構成とした。この場合、第1開閉部を介した負荷給電中に過電流が発生した場合には、そのヒューズが溶断されることで過電流が遮断され、遮断部が設けられていない第1スイッチ部を保護することができる。また、中間点よりも電気負荷側にヒューズを設けたことで、万が一遮断部が正常に作動しなかった場合は、遮断部が設けられている第1スイッチ部も保護することができる。一方、第2開閉部を介した負荷給電中に過電流が発生した場合においてもヒューズは溶断されるため、かかる場合には第2開閉部の各スイッチを保護することができる。これにより、各開閉部における各スイッチ部を好適に保護することができる。
第8の手段では、前記電気経路における前記第1スイッチ部同士の各並列経路のうち、前記遮断部が設けられていない前記第1スイッチ部の前記並列経路にヒューズ(52A)を備える。
上記構成では、遮断部が設けられていない第1スイッチ部の並列経路にヒューズを設けたため、第1開閉部を介した負荷給電中に過電流が発生した場合には、そのヒューズが溶断されることで、当該第1スイッチ部を保護することができる。これにより、第1開閉部における各第1スイッチ部を好適に保護することができる。また、ヒューズが溶断された場合であっても、過電流の異常状態が解消した際には、遮断部が設けられている第1スイッチ部を介して電気負荷へ給電を行うことができる。
第9の手段では、前記開閉部は、前記複数のスイッチ部としてn個(nは2以上の整数)のスイッチ部を有しており、前記電流検出部は、前記各スイッチ部に流れる電流を個別に検出するものであって、前記遮断部は、前記n個のスイッチ部にそれぞれ設けられ、前記電流検出部により検出される前記各スイッチ部に流れる電流に基づいて当該スイッチ部を開放させる。
上記構成では、n個のスイッチ部すべてに遮断部を設けたため、過電流発生時には、開閉部のすべてのスイッチ部を迅速に開放させることができる。また、遮断部は、各スイッチ部にそれぞれ設けられ、各スイッチ部に流れる電流に基づいて当該スイッチ部を開放させるため、互いに独立した構成となっている。そのため、例えば負荷給電時において、一部の遮断部が故障し意図せずスイッチ部が開放されたとしても、他のスイッチ部によって電気負荷への給電を継続することができる。これにより、スイッチ部を保護しつつ、電気負荷へ安定した給電を行うことができる。
第1実施形態の電源システムを示す電気回路図。 遮断部の構成を説明するための図。 鉛蓄電池から電気負荷への電力供給を示す図。 第1実施形態におけるスイッチ部の保護を説明するためのタイムチャート。 第2実施形態の電源システムを示す電気回路図。 第3実施形態の電源システムを示す電気回路図。 第4実施形態の電源システムを示す電気回路図。 第5実施形態の電源システムを示す電気回路図。
以下、実施形態を図面に基づいて説明する。本実施形態では、エンジン(内燃機関)を駆動源として走行する車両において当該車両の各種機器に電力を供給する車載電源システムを具体化するものとしている。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一又は均等である部分には、図中、同一符号を付しており、同一符号の部分についてはその説明を援用する。
(第1実施形態)
図1に示すように、本電源システムは、第1蓄電池としての鉛蓄電池11と第2蓄電池としてのリチウムイオン蓄電池12とを有する2電源システムである。各蓄電池11,12からはスタータ13や、各種の電気負荷14,15、回転電機16への給電が可能となっている。また、各蓄電池11,12に対しては回転電機16による充電が可能となっている。本システムでは、回転電機16に対して並列に鉛蓄電池11及びリチウムイオン蓄電池12が接続されるとともに、電気負荷14,15に対して並列に鉛蓄電池11及びリチウムイオン蓄電池12が接続されている。
図示による具体的な説明は割愛するが、リチウムイオン蓄電池12は、収容ケースに収容されて基板一体の電池ユニットUとして構成されている。電池ユニットUは、出力端子P1,P2,P3,P0を有しており、このうち出力端子P1,P0に鉛蓄電池11とスタータ13と電気負荷14とが接続され、出力端子P2に回転電機16が接続され、出力端子P3に電気負荷15が接続されている。
各電気負荷14,15は、各蓄電池11,12から供給される供給電力の電圧について要求が相違するものである。このうち電気負荷15には、供給電力の電圧が一定又は少なくとも所定範囲内で変動するよう安定であることが要求される定電圧要求負荷が含まれる。これに対し、電気負荷14は、定電圧要求負荷以外の一般的な電気負荷である。電気負荷15は被保護負荷とも言える。また、電気負荷15は電源失陥が許容されない負荷であり、電気負荷14は、電気負荷15に比べて電源失陥が許容される負荷であるとも言える。
定電圧要求負荷である電気負荷15の具体例としては、ナビゲーション装置やオーディオ装置、メータ装置、エンジンECU等の各種ECUが挙げられる。この場合、供給電力の電圧変動が抑えられることで、上記各装置において不要なリセット等が生じることが抑制され、安定動作が実現可能となっている。電気負荷15として、電動ステアリング装置やブレーキ装置等の走行系アクチュエータが含まれていてもよい。また、電気負荷14の具体例としては、シートヒータやリヤウインドウのデフロスタ用ヒータ、ヘッドライト、フロントウインドウのワイパ、空調装置の送風ファン等が挙げられる。
回転電機16は、3相交流モータとそのモータの駆動を制御するモータ制御部とを有するモータ機能付き発電機であり、機電一体型のISG(Integrated Starter Generator)として構成されている。回転電機16は、エンジン出力軸や車軸の回転により発電(回生発電)を行う発電機能と、エンジン出力軸に回転力を付与する力行機能とを備えている。回転電機16の力行機能により、アイドリングストップ中、自動停止されているエンジンを再始動させる際にエンジンに回転力が付与される。回転電機16は、発電電力を各蓄電池11,12や電気負荷14,15に供給する。
次に、電池ユニットUの電気的構成について説明する。
電池ユニットUには、ユニット内電気経路として、出力端子P1とリチウムイオン蓄電池12とを繋ぐ第1電気経路L1を有しており、その第1電気経路L1の中間点である接続点N1に出力端子P2が接続されている。この場合、第1電気経路L1は、鉛蓄電池11とリチウムイオン蓄電池12とを電気的に繋ぐ経路であり、第1電気経路L1上の接続点N1に回転電機16が接続されている。第1電気経路L1において、接続点N1よりも鉛蓄電池11の側に第1AスイッチSW1Aが設けられ、接続点N1よりもリチウムイオン蓄電池12の側に第1BスイッチSW1Bが設けられている。
また、電池ユニットUには、第1電気経路L1に並列に第2電気経路L2が設けられており、その第2電気経路L2の中間点である接続点N2に出力端子P3が接続されている。なお、第2電気経路L2の一端は、第1電気経路L1上において出力端子P1と第1AスイッチSW1Aとの間の分岐点N3に接続され、他端は、第1電気経路L1上において第1BスイッチSW1Bとリチウムイオン蓄電池12との間の分岐点N4に接続されている。第2電気経路L2において、接続点N2よりも鉛蓄電池11の側に第2AスイッチSW2Aが設けられ、接続点N2よりもリチウムイオン蓄電池12の側に第2BスイッチSW2Bが設けられている。この場合、第2電気経路L2は、各蓄電池11,12と電気負荷15とを電気的に繋ぐ経路である。
各スイッチSW1A,SW1B,SW2A,SW2Bは、それぞれMOSFET等の半導体スイッチング素子を用いて構成されており、言うなればノーマリオープン式のスイッチである。具体的には、例えば第2AスイッチSW2Aは、寄生ダイオードの向きを互いに逆にして直列接続された半導体スイッチング素子からなるスイッチ部25と、同じく寄生ダイオードの向きを互いに逆にして直列接続された半導体スイッチング素子からなるスイッチ部26とを有し、これら各スイッチ部25,26が互いに並列接続されることで構成されている。より詳しくは、スイッチ部25が設けられた並列経路とスイッチ部26が設けられた並列経路は、一端が分岐点N3と各スイッチ部25,26同士の接続点N3Aで接続され、他端が電気負荷15と各スイッチ部25,26同士の接続点N2Aで接続される。
なお、他のスイッチも同様の構成を有している。すなわち、第1AスイッチSW1Aは、スイッチ部21,22が並列接続されることで構成され、第1BスイッチSW1Bは、スイッチ部23,24が並列接続されることで構成され、第2BスイッチSW2Bは、スイッチ部27,28が並列接続されることで構成されている。
上記の各スイッチ部21〜28では、寄生ダイオードの向きを互いに逆にする一対の半導体スイッチング素子をそれぞれ有することから、例えば第1AスイッチSW1Aがオフ(開放)となった場合、つまり各半導体スイッチング素子がオフとなった場合において、寄生ダイオードを通じて電流が流れることが完全に遮断される。つまり、各電気経路L1,L2において意図せず電流が流れることを回避できる。
なお、図1では、各スイッチ部21〜28において、半導体スイッチング素子は寄生ダイオードが互いにアノード同士で接続されるようにしたが、寄生ダイオードのカソード同士が接続されるようにしてもよい。半導体スイッチング素子として、MOSFETに代えて、IGBTやバイポーラトランジスタ等を用いることも可能である。IGBTやバイポーラトランジスタを用いた場合には、上記寄生ダイオードの代わりとなるダイオードを各半導体スイッチング素子にそれぞれ並列に接続させればよい。
また、第1電気経路L1において第1AスイッチSW1Aの一端側と他端側との間にはバイパス経路L11が設けられ、そのバイパス経路L11に、ノーマリクローズ式のバイパスリレー31とヒューズ32とが設けられている。また、接続点N1と接続点N2とを繋ぐバイパス経路L12にはバイパスリレー33が設けられている。本構成では、鉛蓄電池11と電気負荷15との間に、バイパスリレー31とバイパスリレー33とが直列に設けられている。なお、ヒューズ32は、電池ユニットUの外部に設けられていてもよいし、電池ユニットUの内部に設けられていてもよい。
バイパスリレー31を閉鎖することで、第1AスイッチSW1Aがオフ(開放)であっても鉛蓄電池11と回転電機16とが電気的に接続される。また、両方のバイパスリレー31,33を閉鎖することで、各スイッチSW1A,SW1B,SW2A,SW2Bが全てオフ(開放)であっても鉛蓄電池11と電気負荷15とが電気的に接続される。例えば、車両の電源スイッチ(イグニッションスイッチ)がオフされている状態では、各スイッチSW1A,SW1B,SW2A,SW2Bがオフ(閉鎖)されており、かかる状態では、バイパスリレー31,33を介して電気負荷15に対して暗電流が供給される。
電池ユニットUは、各スイッチSW1A,SW1B,SW2A,SW2B、及び各バイパスリレー31,33の開閉を制御する制御部100を備えている。制御部100は、CPU、ROM、RAM、入出力インターフェース等を含むマイコンにより構成されている。制御部100には、電池ユニットU外のECU200が接続されている。つまり、これら制御部100及びECU200は、CAN等の通信ネットワークにより接続されて相互に通信可能となっており、制御部100及びECU200に記憶される各種データが互いに共有できるものとなっている。
制御部100は、各蓄電池11,12の蓄電状態や、上位制御装置であるECU200からの指令信号に基づいて、各スイッチSW1A,SW1B,SW2A,SW2B、及び各バイパスリレー31,33の開閉を制御する。具体的には、制御部100は、各スイッチSW1A,SW1B,SW2A,SW2Bを開放させる開指令、及び各スイッチSW1A,SW1B,SW2A,SW2Bを閉鎖させる閉指令により、各スイッチの開閉を制御する。
スイッチの開閉について、図2を用いて説明する。スイッチを閉鎖させる際には、制御部100は駆動回路72に閉指令を出力する。そして、駆動回路72によって、対応するスイッチ(図2では第2AスイッチSW2A)の半導体スイッチング素子のゲート信号、つまり閉鎖駆動信号が出力される。具体的には、例えば10Vに昇圧生成されたゲート電圧が出力されることで、対応するスイッチ、つまり各半導体スイッチがオンされる。一方、スイッチを開放させる際には、制御部100は駆動回路72への閉指令の出力を停止する。
制御部100は、第2AスイッチSW2A及び第2BスイッチSW2Bを選択的に閉鎖させることで、鉛蓄電池11又はリチウムイオン蓄電池12から電気負荷15へ電力が常時供給されるようにしている。例えば、図3には第2AスイッチSW2Aを閉鎖(オン)させて、鉛蓄電池11から電気負荷15へ給電を行っている状態を示している。
ところで、電気負荷15への給電時において電気負荷15で地絡が発生すると、電気的に導通している経路に過電流が流れる。例えば、図3の場合には第2AスイッチSW2Aを介して鉛蓄電池11から電気負荷15に至る経路で過電流が流れることになる。このように過電流が生じた場合、従来の電源システムでは、制御部100によるフェイルセーフ処理(遮断処理)が実施される。かかるフェイルセーフ処理について以下に説明する。
第2電気経路L2には、各スイッチSW2A,SW2Bに流れる電流を検出する電流検出部がそれぞれ設けられている。図2では、第2AスイッチSW2Aのスイッチ部26を構成するスイッチング素子26aとスイッチング素子26bとの間に電流検出部61が設けられ、第2BスイッチSW2Bのスイッチ部28を構成するスイッチング素子28aとスイッチング素子28bとの間に電流検出部62が設けられている。
第2AスイッチSW2Aを介した負荷給電時において、電流検出部61から出力される検出値(電流値)は、第1フィルタ71に入力される。第1フィルタ71は、ローパスフィルタであり、ここでは検出値の変化を抑制するために第1なまし処理が実施される。そして、第1なまし処理が実施された検出信号が制御部100に入力され、その検出信号に基づいて過電流が流れていることが判定される。具体的には、入力された電流値(検出信号)が閾値Th1よりも大きくなっている状態が所定時間継続した場合に、過電流が流れていると判定される。そして、制御部100は、過電流が流れていると判定すると、駆動回路72に第2AスイッチSW2A、つまりスイッチ部25,26の開指令を出力する。そして、この開指令に基づいて第2AスイッチSW2Aが開放(オフ)されることで、過電流が遮断される。なお、他のスイッチに対しても同様に、制御部100によるフェイルセーフ処理が実施される。
このフェイルセーフ処理では、過電流発生の状態が所定時間継続されることの判定処理などが行われ、過電流が生じてから実際にスイッチが開放されるまでに時間がかかる。そのため、過電流発生時において、例えば第2AスイッチSW2Aの各スイッチ部25,26や、第2BスイッチSW2Bの各スイッチ部27,28が故障するおそれがある。また、制御部100における演算負荷等によってはフェイルセーフ処理自体に遅れが生じ、各スイッチ部の開放がさらに遅れることも考えられる。
そこで、本実施形態では、各スイッチSW2A,SW2Bにおける複数のスイッチ部のうち少なくともいずれかのスイッチ部に対して、制御部100とは別の機構でスイッチ部を開放させる遮断部40(電気回路)を設けた。具体的には、図2に示すように、第2AスイッチSW2Aにおいてスイッチ部25,26のうちスイッチ部26に対して遮断部40Aを設け、第2BスイッチSW2Bにおいてスイッチ部27,28のうちスイッチ部28に対して遮断部40Bを設けた。この場合、電気回路により構成されるハードウェアである遮断部40A,40Bを用いることにより、制御部100によるフェイルセーフ処理に比べてより迅速に当該スイッチ部に流れる過電流を遮断することができる。
本実施形態において、第2AスイッチSW2Aが「第1開閉部」に相当し、第2BスイッチSW2Bが「第2開閉部」に相当する。また、スイッチ部25,26が「第1スイッチ部」に相当し、スイッチ部27,28が「第2スイッチ部」に相当する。なお、図2では、説明の便宜上、遮断部40をそれぞれ遮断部40A,40Bとしている。
ここで、遮断部40Aは、電流検出部61の検出信号と所定の過電流判定値とを比較し、その比較の結果に基づいて過電流発生の旨を示す過電流信号を出力する比較回路部42と、過電流信号が入力された場合に、制御部100による開指令とは独立してスイッチ部26を開放させて過電流を遮断する遮断回路部43とを有している。なお、図2では省略するが、遮断部40Bも同様の構成を有している。
以下に、遮断部40Aによるスイッチ部26の強制遮断について説明する。ここで、電流検出部61から出力される検出値(電流値)は、第1フィルタ71に入力されるとともに、第2フィルタ41にも入力される。第2フィルタ41は、ローパスフィルタであり、ここでは検出値の変化を抑制するために第2なまし処理が実施される。なお、本実施形態では、第1なまし処理のなまし度合に比べて、第2なまし処理のなまし度合の方が小さくなるように設定されている。すなわち、第2フィルタ41から出力される検出信号(電流値Ib)は、第1フィルタ71から出力される検出信号(電流値Ia)よりも応答性が良いものとなっている。
そして、第2フィルタ41から出力される検出信号は、比較回路部42に入力される。比較回路部42は、コンパレータ42aとラッチ回路42bとを有している。コンパレータ42aでは、第2なまし処理が実施された電流値Ibと、閾値Th2とが大小比較される。閾値Th2は、過電流が流れていることを判定できる過電流判定値として設けられるものであって、通常時の電流の使用領域に電流検出部のばらつきを考慮した値となっている。ここでは、閾値Th2は数百Aに設定される。なお、閾値Th2と閾値Th1は、同じ値であってもよく、互いに異なる値であってもよい。例えば、閾値Th2を閾値Th1よりも大きい値としてもよく、又、閾値Th2を閾値Th1よりも小さい値としてもよい。コンパレータ42aは、入力された電流値Ibが閾値Th2を超えるとハイ状態の信号、すなわち過電流信号をラッチ回路42bに出力する。
ラッチ回路42bは、例えばフリップフロップ回路を用いて構成されており、コンパレータ42aから出力される信号を保持できるようになっている。そのためコンパレータ42aから出力される信号がハイ状態の信号である間、そのハイ状態の信号が保持される。つまり過電流が検出された場合、比較回路部42から過電流信号が出力される。
そして、比較回路部42から出力された過電流信号は、遮断回路部43に入力される。遮断回路部43は、遮断回路43aとバイポーラトランジスタ43bとを有している。遮断回路43aは過電流信号に基づいて、バイポーラトランジスタ43bのベース信号を出力する。これにより、バイポーラトランジスタ43bが閉鎖(オン)される。バイポーラトランジスタ43bのコレクタ側は、駆動回路72が出力するスイッチ部26のゲート信号の信号経路に接続されている。一方、エミッタ側は、グランドに接続されている。そのため、遮断回路部43に過電流信号が入力されるとバイポーラトランジスタ43bがオン状態となり、スイッチ部26の閉鎖駆動信号に基づく電圧がグランドレベルに落ちる。つまり、スイッチ部26の閉指令が強制的に無効化(停止)される。これにより、スイッチ部26が開放され、過電流が遮断される。なお、バイポーラトランジスタ43bに代えて、IGBTやMOSFET等を用いることも可能である。
このように、遮断部40A,40Bによる強制遮断では、制御部100のフェイルセーフ処理に比べて、迅速に電源システムを保護することができる。この場合、制御部100のフェイルセーフ処理は確実性を優先した制御であるのに対して、本実施形態における強制遮断は、迅速性を優先した制御であるとみなすことができる。
本実施形態では、各スイッチSW2A,SW2Bにおいてそれぞれ2並列のスイッチ部のうち一方のスイッチ部26,28には遮断部40A,40Bを設け、他方のスイッチ部25,27には遮断部を設けていない。つまり、各スイッチにおけるn個(nは2以上の整数)のスイッチ部のうちゼロよりも大きくてかつn−1個以下のスイッチ部に遮断部40を設けている。言い換えると、各スイッチにおいて少なくとも1個のスイッチ部には遮断部40を設けていない。ここで、遮断部40は、迅速性を優先した電気回路であるため、例えば負荷給電時における瞬間的な過電流(ノイズ)に反応して、意図せずスイッチ部を開放させてしまうことが考えられる。そのため、スイッチ部25,27に対しては遮断部を設けないことで、負荷給電時にノイズが発生した場合であっても、スイッチ部25又はスイッチ部27を介して電気負荷15への給電を継続することができる。
また、本実施形態における電源システムでは、第2電気経路L2において接続点N2よりも電気負荷15側にヒューズ51が設けられている。より詳しくは、出力端子P3と電気負荷15の間にヒューズ51が設けられている。そのため、過電流発生時には、このヒューズ51が溶断されることによってスイッチ部25,27が保護される。この場合、第2AスイッチSW2Aに関して言えば、スイッチ部26は遮断部40Aにより開放されることで保護され、スイッチ部25はヒューズ51が溶断されることで保護される。また、万が一遮断部40Aが正常に作動しなかった場合には、ヒューズ51が溶断されることによってスイッチ部26も保護されることになる。
続いて、図4のタイミングチャートを用いて、本実施形態におけるスイッチ部25,26の保護について説明する。図4では、鉛蓄電池11から電気負荷15への給電時に電気負荷15で地絡が生じた場合を想定しており、タイミングチャートの開始時において、第2AスイッチSW2A(スイッチ部25,26)はオン状態、第2BスイッチSW2B(スイッチ部27,28)はオフ状態となっている。なお、図中のスイッチ部25,26の電流値を示すグラフの実線は、比較回路部42に入力される検出信号に基づく値Ibを示している。つまり、第2なまし処理が実施された電流値を示している。また、同グラフの一点鎖線は、制御部100に入力される検出信号に基づく値Iaを示している。
タイミングt11において電気負荷15で地絡が発生するとスイッチ部25,26を流れる電流が大きくなる。そして、タイミングt12にてスイッチ部26の電流値Ibが閾値Th2を上回ると、比較回路部42のコンパレータ42aの出力信号がハイの状態となり、過電流信号として直ちに遮断回路部43へ出力される。
そして、過電流信号に基づいて、タイミングt13にて遮断回路部43によりスイッチ部26の閉指令が停止されることで、スイッチ部26が開放(オフ)される。これにより、スイッチ部26における過電流が遮断され、スイッチ部26が保護される。一方、遮断部40Aが設けられていないスイッチ部25には、引き続き電流が流れる。そして、タイミングt14においてヒューズ51が溶断されるとスイッチ部25における過電流が遮断され、スイッチ部25が保護される。なお、遮断部40Aによる強制遮断の方が、ヒューズ51の溶断よりも早くなっている。
図4より、スイッチ部25,26が保護されるタイミングは、制御部100にて過電流が流れていると判定されるタイミングt15よりも早くなっている。つまり、本実施形態では、制御部100のフェイルセーフ処理よりも迅速にスイッチ部25,26を保護することができる。
以上詳述した本実施形態によれば、以下の優れた効果が得られる。
上記電源システムにおいて、制御部100は、第2AスイッチSW2A及び第2BスイッチSW2Bを選択的に閉鎖させることで、各蓄電池11,12から電気負荷15への給電を行っている。負荷給電時において過電流が発生した際には制御部100によるフェイルセーフ処理が実施されるが、過電流の判定処理等に時間を要するため、過電流が発生してから実際に各スイッチSW2A,SW2Bが開放されるまでに時間がかかる。この点を考慮し、過電流発生時において、複数のスイッチ部のうち少なくともいずれかのスイッチ部に、制御部100とは別の機構でスイッチ部を開放させる遮断部40(電気回路)を設けた。この場合、制御部100によるフェイルセーフ処理とは異なる別系統の回路部によって、過電流を検出するとともにスイッチ部を開放させることで、当該スイッチ部に流れる過電流を迅速に遮断することができる。これにより、スイッチ部を保護することができる。
具体的には、スイッチSW2A,SW2Bにおいてそれぞれ2並列のスイッチ部のうち一方のスイッチ部26,28には遮断部40A,40Bを設け、他方のスイッチ部25,27には遮断部を設けない構成とした。この場合、スイッチSW2A,SW2Bは遮断部が設けられていないスイッチ部25,27を有することで、例えば、負荷給電時において瞬間的な過電流(ノイズ)が発生しそのノイズに反応して遮断部40A,40Bによりスイッチ部26,28が開放されたとしても、他のスイッチ部25,27によって電気負荷15への給電を継続することができる。これにより、スイッチ部を保護しつつ、電気負荷15へ安定した給電を行うことができる。
上記構成では、第2電気経路L2において、電気負荷15とスイッチ部25,26同士の接続点N2Aよりも電気負荷15側にヒューズ51を備える構成とした。より詳しくは、第2電気経路L2において、接続点N2よりも電気負荷15側にヒューズ51を備える構成とした。この場合、第2AスイッチSW2Aを介した負荷給電中に過電流が発生した場合には、ヒューズ51が溶断されることで過電流が遮断され、遮断部が設けられていないスイッチ部25を保護することができる。また、接続点N2よりも電気負荷15側にヒューズ51を設けたことで、万が一遮断部40Aが正常に作動しなかった場合は、遮断部40Aが設けられているスイッチ部26も保護することができる。一方、第2BスイッチSW2Bを介した負荷給電中に過電流が発生した場合においてもヒューズ51は溶断されるため、かかる場合には第2BスイッチSW2Bの各スイッチ部27,28を保護することができる。これにより、各スイッチSW2A,SW2Bにおける各スイッチ部25〜28を好適に保護することができる。
(第1実施形態の別例)
・上記実施形態では、各スイッチSW2A,SW2Bの構成として、2個のスイッチ部が互いに並列接続された構成としたが、3個以上のスイッチ部が互いに並列接続された構成であってもよい。この場合、各スイッチSW2A,SW2Bにおいて、少なくとも1個のスイッチ部に対しては遮断部が設けられていない構成とするとよい。
・上記電源システムにおいて、ヒューズ51は接続点N2と電気負荷15の間に設けられていればよい。例えば、ヒューズ51を電池ユニットU内に設ける構成とし、接続点N2と出力端子P3に設けてもよい。
・上記電源システムにおいて、ヒューズ51に代えて又は加えて、接続点N2Aと接続点N2の間に別のヒューズを設けてもよい。同様に、ヒューズ51に代えて又は加えて、接続点N2Bと接続点N2の間に別のヒューズを設けてもよい。
以下に、第1実施形態以外の実施形態を説明する。なお、以下の各実施形態については上記第1実施形態との相違点を中心に説明をする。
(第2実施形態)
第2実施形態の電源システムを図5に示す。図5では、図1と比べて、ヒューズに関する構成が相違している。すなわち、第2電気経路L2におけるスイッチ部25,26同士の各並列経路のうち、遮断部40が設けられていないスイッチ部25の並列経路にヒューズ52Aが設けられている。具体的には、スイッチ部25と接続点N2Aの間にヒューズ52Aが設けられている。なお、図5の構成では、図1の構成におけるヒューズ51が設けられていない。すなわち、接続点N2はヒューズを介さずに電気負荷15に接続されている。
第2実施形態において、第2AスイッチSW2Aを介した負荷給電時において電気負荷15で地絡が発生すると、やはり過電流が第2AスイッチSW2Aを流れることになる。かかる場合、上述のとおり、スイッチ部26は遮断部40により開放されることで保護される。一方、スイッチ部25は、並列経路に設けられたヒューズ52Aが溶断されることで保護される。これにより、第2AスイッチSW2Aにおける各スイッチ部25,26を保護することができる。つまり、並列接続された各スイッチ部25,26の保護手段として、互いに構成が異なる遮断部40とヒューズ52Aとをそれぞれ設けている。これにより、ロバスト性の向上を図っている。
一方、過電流による異常状態が解消した(地絡が解消した等)場合には、制御部100は、ラッチ回路42bに対してリセット信号を出力する。そして、このリセット信号によって、ラッチ回路42bから出力される過電流信号がリセットされる。その結果、スイッチ部26の強制遮断が解除され、制御部100による通常の開閉制御が実施されることになる。この場合、仮にヒューズ52Aが溶断されたとしても、スイッチ部26を介して鉛蓄電池11から電気負荷15へ給電を行うことができる。
なお、図5では省略するが、第2BスイッチSW2Bにおいても、第2AスイッチSW2Aと同様にしてヒューズが設けられてもよい。この場合例えば、第2BスイッチSW2Bにおいて遮断部40が設けられていないスイッチ部27の並列経路にヒューズ52Bが設けられる。
上記構成では、遮断部40が設けられていないスイッチ部25の並列経路にヒューズ52Aを設けたため、第2AスイッチSW2Aを介した負荷給電中に過電流が発生した場合には、ヒューズ52Aが溶断されることで、スイッチ部25を保護することができる。これにより、第2AスイッチSW2Aにおける各スイッチ部25,26を好適に保護することができる。また、ヒューズ52Aが溶断された場合であっても、過電流の異常状態が解消した際には、遮断部40が設けられているスイッチ部26を介して電気負荷15へ給電を行うことができる。
(第2実施形態の別例)
・上記電源システムにおいて、ヒューズ52Aは、スイッチ部25の並列経路に設けられていればよく、例えば、スイッチ部25と接続点N3Aの間に設けられていてもよく、また、スイッチ部25における各スイッチング素子の間に設けられていてもよい。
(第3実施形態)
第3実施形態の電源システムを図6に示す。図6では、図1と比べて、ヒューズに関する構成が相違している。すなわち、図1に対し、さらにヒューズ52Aを設けた構成としている。具体的には、第2AスイッチSW2Aにおけるスイッチ部25の並列経路にヒューズ52Aが設けられている。なお、ヒューズ51が「第1ヒューズ」に相当し、ヒューズ52Aが「第2ヒューズ」に相当する。
第3実施形態において、ヒューズ51の許容通電電流は、ヒューズ52Aの許容通電電流よりも大きく設定されている。例えば、ヒューズ51の許容通電電流は、各スイッチ部25,26の許容通電電流に基づいて設定され、ヒューズ52Aの許容通電電流は、通常時における各スイッチ部25,26の電流値に基づいて設定される。例えば、第2AスイッチSW2Aにおいて過電流が生じた場合には、遮断部40の強制遮断によってスイッチ部26が保護されるとともに、ヒューズ52Aの溶断によってスイッチ部25が保護される。この場合、各ヒューズ51,52Aの許容通電電流の関係から、ヒューズ51は溶断されない。
その後、過電流の異常状態が解消されると、制御部100からラッチ回路42bにリセット信号が出力される。これにより、スイッチ部26の強制遮断は解除される。かかる場合において、ヒューズ51は溶断されていないため、スイッチ部26を介して鉛蓄電池11から電気負荷15へ給電を行うことができる。
一方で、過電流が生じた際において、万が一遮断部40の強制遮断が実施されない場合には、ヒューズ51が溶断されることによってスイッチ部26が保護される。つまり、並列接続された各スイッチ部25,26に対し保護手段として遮断部40とヒューズ52Aをそれぞれ設けるとともに、各スイッチ部25,26の共通の電気経路(接続点N2Aと電気負荷15の間の電気経路)にヒューズ51を設けることで、スイッチ保護の観点において冗長性を持たせた設計としている。
なお、図6では省略するが、第2BスイッチSW2Bにおいても、第2AスイッチSW2Aと同様にしてヒューズが設けられてもよい。この場合例えば、第2BスイッチSW2Bにおいて遮断部40が設けられていないスイッチ部27の並列経路にヒューズ52Bが設けられる。
上記構成では、遮断部40が設けられていないスイッチ部25の並列経路にヒューズ52Aを設けるともに、電気負荷15とスイッチ部25,26同士の接続点N2Aよりも電気負荷側にヒューズ51を設けたため、過電流発生時にはヒューズ52Aが溶断されることで、遮断部40が設けられていないスイッチ部25を保護することができ、また、万が一遮断部40が正常に作動しなかった場合は、遮断部40が設けられているスイッチ部26も保護することができる。さらに上記構成では、ヒューズ51の許容通電電流を、ヒューズ52Aの許容通電電流よりも大きくした。この場合、過電流発生時には、まずヒューズ52Aが溶断され、ヒューズ51は溶断されない。そのため、その後において過電流の異常状態が解消した際には、遮断部40が設けられているスイッチ部26を介して電気負荷15へ給電を行うことができる。
(第4実施形態)
第4実施形態の電源システムを図7に示す。上記第1〜第3実施形態では、出力端子P1,P0に鉛蓄電池11とスタータ13と電気負荷14とが接続され、出力端子P2に回転電機16が接続され、出力端子P3に電気負荷15が接続された電源システムを用いたが、本実施形態では、出力端子P1,P0に鉛蓄電池11とスタータ13と電気負荷14とが接続され、出力端子P2に電気負荷15が接続された電源システムを用いる。図7においては、説明の便宜上、上述の図1に準ずる構成については同じ符号を付すとともに説明を適宜割愛する。
電池ユニットUには、ユニット内電気経路として、出力端子P1とリチウムイオン蓄電池12とを繋ぐ第3電気経路L3を有しており、その第3電気経路L3の中間点である接続点N5に出力端子P2が接続されている。この場合、第3電気経路L3は、鉛蓄電池11とリチウムイオン蓄電池12とを電気的に繋ぐ経路であり、第3電気経路L3上の接続点N5に電気負荷15が接続されている。第3電気経路L3において、接続点N5よりも鉛蓄電池11の側にスイッチSW11が設けられ、接続点N5よりもリチウムイオン蓄電池12の側にスイッチSW12が設けられている。
スイッチSW11は、寄生ダイオードの向きを互いに逆にして直列接続された半導体スイッチング素子からなるスイッチ部81と、同じく寄生ダイオードの向きを互いに逆にして直列接続された半導体スイッチング素子からなるスイッチ部82とを有し、これら各スイッチ部81,82が互いに並列接続されることで構成されている。なお、スイッチSW12も同様に構成されている。すなわち、スイッチSW12は、スイッチ部83,84が並列接続されることで構成されている。
また、第3電気経路L3においてスイッチSW11の一端側と他端側との間にはバイパス経路L13が設けられ、そのバイパス経路L13に、ノーマリクローズ式のバイパスリレー34とヒューズ35とが設けられている。
第4実施形態において、制御部100は、スイッチSW11及びスイッチSW12を選択的に閉鎖させることで、鉛蓄電池11又はリチウムイオン蓄電池12から電気負荷15へ電力が常時供給されるようにしている。このような負荷給電時には電気負荷15で地絡等が生じることにより、各スイッチSW11,SW12に過電流が流れることが懸念される。
そこで、第4実施形態では、スイッチSW11のスイッチ部81,82のうちスイッチ部82に遮断部40を設けるとともに、スイッチSW12のスイッチ部83,84のうちスイッチ部84に遮断部40を設けた。この場合、図7の電源システムには、スイッチ部82に流れる電流を検出する電流検出部63、及びスイッチ部84に流れる電流を検出する電流検出部64がそれぞれ設けられており、これら各電流検出部63,64の検出値に基づいて、遮断部40により各スイッチ部82,84がそれぞれ開放される。これにより、過電流発生時には、各スイッチ部82,84が迅速に開放されることで保護される。
また、第4実施形態における電源システムでは、第3電気経路L3において接続点N5よりも電気負荷15側にヒューズ53が設けられている。より詳しくは、出力端子P2と電気負荷15の間にヒューズ53が設けられている。そして、過電流発生時には、このヒューズ53が溶断されることにより遮断部40が設けられていないスイッチ部81,83が保護される。
第4実施形態において、スイッチSW11が「第1開閉部」に相当し、スイッチSW12が「第2開閉部」に相当する。また、スイッチ部81,82が「第1スイッチ部」に相当し、スイッチ部83,84が「第2スイッチ部」に相当する。
(第4実施形態の変形例)
・上記第4実施形態におけるヒューズ53に代えて又は加えて、スイッチSW11において遮断部40が設けられていないスイッチ部81の並列経路に別のヒューズを設けてもよい。同様に、ヒューズ53に代えて又は加えて、スイッチSW12において遮断部40が設けられていないスイッチ部83の並列経路に別のヒューズを設けてもよい。
(第5実施形態)
第5実施形態の電源システムを図8に示す。図8では、図7と比べて、遮断部に関する構成が相違している。すなわち、2並列の各スイッチ部81,82にそれぞれ遮断部40が設けられている。また、2並列の各スイッチ部83,84にそれぞれ遮断部40が設けられている。
第5実施形態では、各スイッチSW11,SW12の各スイッチ部81〜84すべてにおいて、遮断部40が設けられている。また、各遮断部40は、互いに独立しており、各スイッチ部81〜84をそれぞれ開放させる。図8では、スイッチSW11において各スイッチ部81,82に流れる電流が電流検出部63によって個別に検出され、スイッチSW12において各スイッチ部83,84に流れる電流が電流検出部64によって個別に検出される。そして、電流検出部63,64により検出された各電流値に基づいて、遮断部40により各スイッチ部81〜84がそれぞれ開放される。これにより、過電流発生時には、各スイッチ部81〜84が迅速に開放されることで保護される。
上記構成では、各スイッチSW11,SW12において2並列の各スイッチ部81〜84にそれぞれ遮断部40を設ける構成とした。この場合、過電流発生時には、各スイッチSW11,SW12におけるすべてのスイッチ部81〜84を迅速に開放させることができる。また、遮断部40は、各スイッチ部81〜84にそれぞれ流れる電流に基づいて、対応するスイッチ部81〜84を開放させるため、互いに独立した構成となっている。そのため、例えば負荷給電時において、一部の遮断部40が故障し意図せずスイッチ部が開放されたとしても、他のスイッチ部によって電気負荷15への給電を継続することができる。これにより、スイッチ部を保護しつつ、電気負荷15へ安定した給電を行うことができる。
11…鉛蓄電池(第1蓄電池)、12…リチウムイオン蓄電池(第2蓄電池)、15…電気負荷、16…回転電機、25〜28…スイッチ部、40,40A,40B…遮断部、42…比較回路部、43…遮断回路部、61〜64…電流検出部、81〜84…スイッチ部、100…制御部、L2…第2電気経路、L3…第3電気経路、SW2A…第2Aスイッチ、SW2B…第2Bスイッチ、SW11…スイッチ、SW12…スイッチ。

Claims (5)

  1. 電圧源(11,12,16)と、前記電圧源から電力を供給される電気負荷(15)と、前記電圧源と前記電気負荷とを接続する電気経路(L2,L3)に設けられ、該電気経路を開放又は閉鎖する開閉部(SW2A,SW2B,SW11,SW12)と、前記開閉部を開放させる開指令及び前記開閉部を閉鎖させる閉指令により前記開閉部の開閉を制御する制御部(100)と、を備え、
    前記制御部は、前記電圧源から前記開閉部を介して前記電気負荷へ給電が行われる負荷給電時において前記開閉部に過電流が流れていることを判定するとともに、その判定に基づく前記開指令により前記開閉部を開放させる電源システムであって、
    前記開閉部は、互いに並列に接続される複数のスイッチ部(25〜28,81〜84)を有しており、
    前記複数のスイッチ部のうち、少なくともいずれかのスイッチ部に流れる電流を検出する電流検出部(61〜64)と、
    前記電流検出部の検出信号が入力され、前記検出信号と所定の過電流判定値とを比較し、その比較の結果に基づいて、過電流発生の旨を示す過電流信号を出力する比較回路部(42)と、前記過電流信号が入力された場合に、前記制御部による開指令とは独立して前記開閉部における前記過電流信号に対応する前記スイッチ部を開放させ、過電流を遮断する遮断回路部(43)とを有する遮断部(40,40A,40B)と、
    を備え、
    前記開閉部は、前記複数のスイッチ部としてn個(nは2以上の整数)のスイッチ部を有しており、
    前記遮断部は、前記n個のスイッチ部のうちゼロよりも大きくてかつn−1個以下のスイッチ部に設けられており、
    さらに、前記電気経路における前記スイッチ部同士の各並列経路のうち、前記遮断部が設けられていない前記スイッチ部の前記並列経路にヒューズ(52A)を備える電源システム。
  2. 前記ヒューズは、並列経路ヒューズ(52A)であり、
    前記電気経路において、前記電気負荷と前記スイッチ部同士の接続点(N2A,N2B)よりも前記電気負荷側に負荷側ヒューズ(51,53)を備える請求項1に記載の電源システム。
  3. 前記負荷側ヒューズの許容通電電流は、前記並列経路ヒューズの許容通電電流よりも大きく設定されている請求項2に記載の電源システム。
  4. 電圧源(11,12,16)と、前記電圧源から電力を供給される電気負荷(15)と、前記電圧源と前記電気負荷とを接続する電気経路(L2,L3)に設けられ、該電気経路を開放又は閉鎖する開閉部(SW2A,SW2B,SW11,SW12)と、前記開閉部を開放させる開指令及び前記開閉部を閉鎖させる閉指令により前記開閉部の開閉を制御する制御部(100)と、を備え、
    前記制御部は、前記電圧源から前記開閉部を介して前記電気負荷へ給電が行われる負荷給電時において前記開閉部に過電流が流れていることを判定するとともに、その判定に基づく前記開指令により前記開閉部を開放させる電源システムであって、
    前記開閉部は、互いに並列に接続される複数のスイッチ部(25〜28,81〜84)を有しており、
    前記複数のスイッチ部のうち、少なくともいずれかのスイッチ部に流れる電流を検出する電流検出部(61〜64)と、
    前記電流検出部の検出信号が入力され、前記検出信号と所定の過電流判定値とを比較し、その比較の結果に基づいて、過電流発生の旨を示す過電流信号を出力する比較回路部(42)と、前記過電流信号が入力された場合に、前記制御部による開指令とは独立して前記開閉部における前記過電流信号に対応する前記スイッチ部を開放させ、過電流を遮断する遮断回路部(43)とを有する遮断部(40,40A,40B)と、
    を備え、
    前記電圧源として、互いに並列接続される第1蓄電池(11)及び第2蓄電池(12)を備えるとともに、それら第1蓄電池及び第2蓄電池の間の電気経路に前記開閉部として直列で設けられる第1開閉部(SW2A,SW11)及び第2開閉部(SW2B,SW12)を備え、それら第1開閉部及び第2開閉部の間の中間点(N2,N5)に前記電気負荷が接続され、
    前記制御部は、前記閉指令及び前記開指令により前記各開閉部の開閉を制御し、
    前記第1開閉部及び前記第2開閉部のうち前記第1開閉部は、前記複数のスイッチ部としてn個(nは2以上の整数)の第1スイッチ部(25,26,81,82)を有しており、
    前記遮断部は、前記n個の第1スイッチ部のうちゼロよりも大きくてかつn−1個以下の第1スイッチ部に設けられており、
    前記電気経路における前記第1スイッチ部同士の各並列経路のうち、前記遮断部が設けられていない前記第1スイッチ部の前記並列経路にヒューズ(52A)を備える電源システム。
  5. 前記ヒューズは、並列経路ヒューズ(52A)であり、
    前記電気経路において、前記中間点よりも前記電気負荷側に負荷側ヒューズ(51,53)を備える請求項4に記載の電源システム。
JP2017059364A 2017-03-24 2017-03-24 電源システム Active JP6844366B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017059364A JP6844366B2 (ja) 2017-03-24 2017-03-24 電源システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017059364A JP6844366B2 (ja) 2017-03-24 2017-03-24 電源システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018164339A JP2018164339A (ja) 2018-10-18
JP6844366B2 true JP6844366B2 (ja) 2021-03-17

Family

ID=63861202

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017059364A Active JP6844366B2 (ja) 2017-03-24 2017-03-24 電源システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6844366B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7228749B2 (ja) 2019-10-15 2023-02-24 インニオ ジェンバッハー ゲーエムベーハー アンド コー オーゲー スパークプラグ及びスパークプラグの作製方法
JP7388697B2 (ja) * 2019-12-17 2023-11-29 株式会社アイエイアイ 制御装置及び制御方法

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0746821A (ja) * 1993-07-29 1995-02-14 Toshiba Corp スイッチング回路
JP2004312924A (ja) * 2003-04-09 2004-11-04 Mitsubishi Electric Corp 半導体デバイスの駆動回路
JP2007288356A (ja) * 2006-04-13 2007-11-01 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk 電力供給制御装置
WO2010082608A1 (ja) * 2009-01-14 2010-07-22 ミツミ電機株式会社 保護監視回路、電池パック、二次電池監視回路、及び保護回路
US8987935B2 (en) * 2011-12-30 2015-03-24 Allen King Uninterruptible battery power for electric motor vehicle
JP5825107B2 (ja) * 2012-01-11 2015-12-02 スズキ株式会社 車両用電源装置
JP6497257B2 (ja) * 2014-09-03 2019-04-10 株式会社豊田自動織機 給電路遮断装置及び給電路遮断方法
JP6424712B2 (ja) * 2015-03-31 2018-11-21 株式会社デンソー 誘導性負荷駆動装置
JP6481483B2 (ja) * 2015-04-22 2019-03-13 株式会社デンソー 電源装置
JP6361564B2 (ja) * 2015-04-22 2018-07-25 株式会社デンソー 電源装置
JP6662282B2 (ja) * 2016-12-20 2020-03-11 株式会社デンソー 電源システム
JP6903951B2 (ja) * 2017-02-28 2021-07-14 株式会社デンソー 電源システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018164339A (ja) 2018-10-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2018116741A1 (ja) 電源システム
CN108604809B (zh) 继电器装置以及电源装置
US10608575B2 (en) Abnormality diagnosis apparatus
WO2018062324A1 (ja) 電源制御装置
JP6627732B2 (ja) 電源回路装置
JP6601365B2 (ja) 制御システム
JP6903951B2 (ja) 電源システム
JP6844366B2 (ja) 電源システム
JP2021145446A (ja) 給電制御装置、及び移動体
JP6760091B2 (ja) 電源装置及び電源システム
JP2018139462A (ja) 電源装置
JP7306237B2 (ja) 電源システム
WO2021039177A1 (ja) 通電制御装置および電源ユニット
WO2021039130A1 (ja) 通電制御装置および電源ユニット
JP7098911B2 (ja) 電源システム
JP6677215B2 (ja) 回転電機制御装置
JP2022152408A (ja) 電源装置および判定方法
JP7437231B2 (ja) 電源システムの制御装置および制御方法
JP2019134631A (ja) 電源システム
WO2024100793A1 (ja) 車両用遮断制御装置
JP7268489B2 (ja) 蓄電池システム
JP2022108553A (ja) 車載電源装置および車載電源制御方法
JP7226273B2 (ja) 異常判定装置
JP2016116384A (ja) 車両用電源装置
US20220302726A1 (en) Onboard power supply device and onboard power supply control method

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190708

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200515

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200623

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200821

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210126

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210208

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6844366

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250