JP6843720B2 - 計画生成装置、計画生成方法、空調システムおよびプログラム - Google Patents

計画生成装置、計画生成方法、空調システムおよびプログラム Download PDF

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本発明の実施形態は、計画生成装置、計画生成方法、空調システムおよびプログラムに関する。
オフィス等の既設空調機が省エネとなるように運用するため、ビル設備の稼動データを活用する手法が知られている。空調環境データの収集・可視化を行う監視システムがあっても、いつ・どこの空調機を省エネとなる設定にして動かすか、快適性が維持されるように選定することは難しい。とくに、冷やしすぎ・暖めすぎは在室者にしか分からないので、そのような空調の無駄をビル空調管理者が把握し、省エネ施策を検討できる環境が求められている。
例えば、1日の中の同時刻での空調利用状況が変わらない環境において、在室者が空調機を操作したログデータの中で、最も省エネとなった日を選び、設定温度変更スケジュールとして踏襲して実行する方法が提案されている。しかしながらこの方法では、空調設定が強められたログも踏襲されて必ずしも省エネとならない欠点や、外気負荷が小さかった場合に省エネとなった設定ログを、外気負荷が大きな時に適用して快適性が損なわれる欠点があった。
特許第4449149号公報
そこで、本発明の一実施形態は、時間帯ごとに、空調設定を緩和する省エネ設定の計画を作成する計画生成装置を提供する。
一実施形態としての計画生成装置は、抽出部と、計画作成部と、を備える。抽出部は、空調機の発停状態、運転モードおよび設定温度の値と、時間帯とを紐付けたログデータから、時間帯ごとの設定温度の変更頻度の情報を抽出し、抽出した前記変更頻度の情報に基づいて、省エネ可能時間帯を抽出する。計画作成部は、前記ログデータから省エネ設定温度を算出し、算出された前記省エネ設定温度と、前記省エネ可能時間帯とに基づいて、省エネ設定計画を作成する。
一実施形態に係る空調システムの一例を示すブロック図。 空調機の利用状況を可視化した例を示す図。 一実施形態に係る省エネ設定計画の作成処理を示すフローチャート。 一実施形態に係る省エネ計画の例を示す図。 一実施形態に係るログデータの例を示す図。 一実施形態に係る省エネ可能時間帯の抽出例を示す図。 一実施形態に係る設定温度操作の抽出の例を示す図。 設定温度の変更頻度と室温との関係例を示す図。 空調機の利用状況を可視化した例を示す図。 快適に感じる空調の設定温度と平均気温との関係例を示す図。 一実施形態に係る空調システムの別の例を示すブロック図。 一実施形態に係る空調システムのさらに別の例を示すブロック図。 一実施形態に係る計画生成装置または空調システムの構成を示す図。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。
(第1実施形態)
本実施形態に係る計画生成装置は、空調機の発停状態、運転モードおよび設定温度に関する情報と、時間帯とが紐付けられたログデータから、時間帯ごとに在室者が設定温度を変更した頻度に関する情報を取得し、当該情報から省エネ可能時間帯と省エネ設定温度とを算出し、これらの情報に基づいた空調機の省エネ設定計画を作成する装置である。
以下の説明において、設定温度の変更等とは、省エネ設定計画に基づいて設定温度を変更することの他に、省エネ設定計画に基づいて設定温度を変更する必要がない場合には、設定温度を変更しないことを含む概念であるとする。さらに、別のパラメータ(例えば、風量等)が省エネ設定として計画されている場合には、当該別のパラメータの変更も含む概念であってもよい。
図1は、本実施形態に係る計画生成装置を備える空調システムの概念図である。空調システム1は、計画生成装置10と、中央制御装置20と、複数の空調機30と、を備え、制御の対象となる空調機30を備える空間(以下、対象空間50という)の空調を制御する。
対象空間50は、家屋またはビル等の施設全体でもよいし、部屋または廊下等の施設内の一区域であって、床および壁等で区別された空間でもよい。例えば、図1において、空調機30Aは、対象空間50Aの室温等を調整することにより空調を行い、空調機30B、30C、30Dは、対象空間50Bの空調を行う。
空調機30は、例えば、対象空間50にいる在室者がリモコン40を介して入力した設定値に応じてその温度が制御される、既存の空調機である。設定値は、中央制御装置20から入力されることもある。中央制御装置20は、対象空間が複数あるようなビルにおいては、対象空間外にいる管理者が各空調機30の稼働履歴を把握し、各空調機30を遠隔操作し、所定の時刻に空調機30の設定値を変更するために導入されるBEMS(Building Energy Management System)等の機器で空調システムと組み合わせて使用される既知の製品であってもよい。本実施形態においては、所与の時刻に空調機30の設定値を変更するために中央制御装置20が用いられる。
計画生成装置10は、省エネ可能時間帯抽出部100と、計画作成部102と、計画記憶部104と、信号出力部106と、表示部108と、操作部110と、を備え、中央制御装置20が実行する空調機30の制御計画を生成する。
省エネ可能時間帯抽出部100は、各空調機30の動作状況のログ情報を格納したログデータに基づいて、各空調機30が省エネ運転を行うことが可能な時間帯を抽出する、抽出部としての機能を有する。
計画作成部102は、ログデータから、省エネ設定温度を算出し、算出された省エネ設定温度と、省エネ可能時間帯抽出部100が抽出した省エネ可能時間帯とに基づいて、省エネ設定計画を作成する。
計画記憶部104は、計画作成部102が作成した省エネ設定計画を記憶する。
信号出力部106は、計画記憶部104に記憶されている省エネ設定計画にしたがい、各空調機30の設定温度に関する情報を中央制御装置20へと送信する。
表示部108は、ユーザ、例えば、ビル等の空調管理を行う管理者等に、記憶されている省エネ設定計画、または、作成された省エネ設定計画を出力するために表示を行う。表示部108は、例えば、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ、ブラウン管ディスプレイ等のディスプレイ装置である。または、これらの結果を印刷して出力するプリンタ等で代用してもよい。
操作部110は、上記ユーザが表示部108に表示された省エネ設定計画を閲覧した後に、確認したことを入力する場合に、この入力を受け付けるデバイスである。操作部110は、例えば、キーボード、マウス等のデバイスである。また、計画生成装置10に処理を実行するように命令をしたり、計画以外のデータを確認したりすることにも、これら表示部108および操作部110が用いられてもよい。
中央制御装置20は、ログ取得部200と、ログ記憶部202と、空調機制御部204と、を備え、上述したようにビル等の空調設定を統括的に行う。
ログ取得部200は、各空調機30の稼働状態のログデータを取得する。ログデータとは、例えば、各空調機30が運転しているか否かを示す発停状態、冷房運転をしているか暖房運転をしているかを示す運転モード、設定温度についての情報、空調機30が属する対象空間50の気温(室温)と、日時の情報とを紐付けた空調機30の稼働状態を示すデータである。ログデータには、空調機30または対象空間50を監視あるいは制御するその他の情報が含まれていてもよい。
ログ記憶部202は、ログ取得部200が取得した各空調機30のログデータを記憶するデータベースである。空調機30が複数ある場合には、例えば、各空調機30をユニークに示すIDと、当該空調機の稼働状況とを紐付けて記憶する。
空調機制御部204は、例えば、空調システムがビルであるような場合に、各対象空間50について、統括してその空調の制御を行う。空調機制御部204は、各空調機30を制御することにより、各対象空間50の空調の制御を行う。例えば、部屋ごとに在室者の意見に基づいて設定温度を決定してもよい。本実施形態においては、計画生成装置10が生成した計画に基づいて、時間帯ごとに、各空調機30の設定温度を変更する。
このように、計画生成装置10が生成した設定温度に関する計画に基づいて、中央制御装置20が空調機30を制御し、各対象空間50の室温を在室者が快適に感じるように制御を行う。
空調機30と、対象空間50との例を、図1を用いて説明する。例えば、対象空間50Aには、空調機30Aの1台の空調機と、当該空調機30Aの設定温度を対象空間50A内から変更可能なリモコン40Aとが備えられている。対象空間50Aの在室者は、空調機30Aの設定温度が快適ではない場合に、リモコン40Aを用いて空調機30Aの設定温度を変更することにより、対象空間50Aの室温を手動で制御する。
一方、対象空間50Bには、3台の空調機30B、30C、30Dが備えられ、空調機30Bの設定温度はリモコン40Bが変更可能であり、空調機30C、30Dの設定温度はリモコン40Cが変更可能である。このように、1つの対象空間に属する空調機30の数は、1つであってもよいし、複数であってもよい。また、1つの空調機30の設定温度を変更するリモコン40も1つであってもよいし、複数であってもよいし、逆に1つのリモコン40で複数の空調機30の設定温度が変更可能であってもよい。
次に、空調システム1の全体的な動作について説明する。以下の説明においては、運転モードは、冷房モードであるとする。暖房モードの場合は、原則的には設定温度の上下関係を入れ替えたものとなる。特に断りのない限り、暖房モードでも同様の処理により省エネ設定計画が作成される。
まず、空調機制御部204は、各空調機30の制御を行うことにより、各対象空間50の室温等の状態を制御する。この空調の制御は、あらかじめ計画生成装置10により生成された計画に基づいて実行される。なお、空調システム1に計画生成装置10を初めて備えつけた場合には、例えば、あらかじめ準備された所定の計画に基づいて空調の制御をするようにされ、データが取得された後に、計画生成装置10により計画を生成するようにしてもよい。
ログ取得部200は、各空調機30の状態と、各対象空間50の状態とを監視し、ログを取得する。対象空間50の室温については、空調機30に備えられている温度計を用いて測定するようにしてもよいし、対象空間50の所定の位置に備えられた温度計を用いるようにしてもよい。また、室温のみならず、湿度等も計測するようにしてもよい。この計測と同時に、空調機制御部204により変更された設定温度についてもログデータとして取得する。後述するように、空調機制御部204により変更された設定温度については、手動で変更されたものと区別可能なように、識別子を付与しておいてもよい。
空調機制御部204が設定温度の変更をする場合、空調機30における設定温度または発停状態についての消費電力の大小関係が既知であるものとする。例えば、運転モードが暖房モードである場合、設定温度が高いほど消費電力が大きく、運転モードが冷房モードである場合、設定温度が低いほど消費電力が大きくなることが空調機制御部204にはあらかじめ設定されている。空調機制御部204は、計画に基づいて設定温度を変更する場合、各パラメータの消費電力の大きさを考慮した上で、設定変更を実行する。
計画生成装置10の省エネ可能時間帯抽出部100は、ログ取得部200が取得したログデータに基づいて、設定温度の変更方向の頻度を比較することにより省エネが可能となる時間帯を抽出する。図2は、空調機30の使われ方を可視化した例であり、中央制御装置20のログ記憶部202に蓄積されたログデータを要約したグラフである。この図2では、各30分間に各対象空間50に在室している在室者がリモコン40を用いて冷房の設定温度を上げた操作と下げた操作を検出したものである。この検出結果は、所定の日数分累計され、30分間隔の頻度の棒グラフとして表示したものである。
所定の日数は、例えば、過去の同じ時期のデータでもよいし、過去1ヶ月分または過去2ヶ月分といったデータでもよい。これらには限られず、ビルの空調システムの管理者等が必要に応じてそのデータを抽出する日数を変更し、利用できるものであってもよい。さらに、単に累積するのではなく、現在に近いほど重みを掛け、古くなるほど重みを小さくするような累積結果であってもよい。
棒グラフの中央部分にある白いグラフの部分は、操作が行われなかった確率を示すものであり、上部の斜線部分は、設定温度を上げる操作が行われた確率、下部の水玉部分は、設定温度を下げる操作が行われた確率を示す。このような確率を計算した結果、設定温度を上げる確率が設定温度を下げる確率よりも上まわっている時間帯を、省エネ可能時間帯抽出部100は、省エネ可能時間帯として抽出する。図2の例で言うと、8時から10時(A)、10時30分から13時(B)、18時から18時30分(C)、19時から20時30分(D)の時間帯が省エネ可能時間帯として抽出される。
なお、この抽出する時間帯の間隔は、30分の所定の間隔としたが、これには限られず、もう少し短く(例えば、10分)ても、長く(例えば、60分)てもよい。さらには、不定期の周期としてもよい。例えば、正午前後には短く、夜や早朝には長く、というように時間帯の間隔を変化させるようにしてもよい。
省エネ可能時間帯は、空調が効きすぎているのを在室者が感じる等の原因により、リモコン40を操作して空調機30の設定を強めるより緩める傾向が統計的に多い時間帯である。この時間帯に動作している空調機30の設定を省エネ設定へと変えることにより、在室者が空調の効きすぎを感じて操作することなく、かつ、スマートな省エネ空調運用を提供することが可能となる。
計画作成部102は、これらのそれぞれの時間帯に対して、その設定温度から省エネ設定温度を算出する。一般的に、設定温度は、整数値、または、0.5℃刻み等の離散値であるので、省エネ設定は、例えば、空調機30の設定温度の平均値の小数点以下を切り上げし、または、切り下げることによって緩和された値を用いてもよい。ここで、緩和した値とは、消費電力がより小さくなる設定値である。
すなわち、運転モードが冷房モードである場合に、平均設定温度が25℃より大きく26℃以下であるならば、省エネ設定は26℃として算出する。暖房モードである場合に平均設定温度が20℃以上21℃未満であるならば、省エネ設定温度を20℃として算出する。このように、消費電力および温度が緩和される方へ、設定温度が変更される。
図3は、上述した、ログデータ取得から省エネ計画の作成までの処理の流れを示すフローチャートである。
まず、ログ取得部200は、空調機30の稼働状況から、ログデータを取得する(S100)。続いて、取得したログデータをログ記憶部202へと記憶させる(S102)。
省エネ可能時間帯抽出部100は、ログ記憶部202に記憶されているログデータに基づき、まず、省エネ可能時間帯を抽出する(S104)。計画作成部102は、省エネ可能時間帯におけるログデータに基づいて、省エネ設定温度等を算出する(S106)。続いて、各省エネ可能時間帯において算出した省エネ設定温度等と、省エネ可能時間帯とを紐付けて、省エネ計画を作成する(S108)。作成された省エネ計画は、計画記憶部104へと記憶される(S110)。
このような流れで、省エネ計画が作成され、記憶される。なお、既に保存されている計画がある場合、それを削除して新しく保存してもよいし、計画を追記してもよい。この処理は、計画生成装置10が中央制御装置20と接続されたタイミングで開始してもよいし、計画生成装置10を操作するユーザが承認したタイミングで開始してもよい。これらの装置が常時接続されている場合には、所定の間隔ごと、例えば、データの区切りのタイミングである30分ごとに繰り返し実行されてもよい。
図4は、省エネ可能時間帯ごとに、空調機30の設定温度を省エネ設定へと変更する計画の一部を抜き出した例である。このような設定は、計画記憶部104に記憶され、当該時間帯の少し前の時刻、または、当該時間帯になる時刻に信号出力部106から、空調機制御部204へと設定温度の変更が送信され、空調機制御部204は、当該信号に基づいて空調機30の制御を行う。
例えば、8時から8時30分は、設定温度を26℃にする。8時30分から9時は、設定温度を26℃にする。10時から10時30分の間は、省エネ設定可能時間帯ではないので、省エネ設定はされない。図4においては、ダッシュ記号(―)で表させる箇所が省エネ設定のされていない時間帯である。このように、計画作成部102は、ログデータから省エネ設定温度を算出し、この省エネ設定温度と、省エネ設定可能時間帯の各々に基づいて省エネ設定計画を作成する。
省エネ設定は、設定温度のみには限られず、例えば、風量設定、加湿・除湿設定、発停状態等があってもよい。この場合、ログ取得部200は、ログデータに、設定温度の変更以外の情報、例えば、風量の強弱操作、または、加湿・除湿操作等を取得するようにしてもよい。
なお、図4においては省エネ設定可能時間帯において、30分間隔で設定温度の変更等がされているが、これには限られない。すなわち、省エネ設定可能時間帯の長さに基づいて、設定温度の変更等がされるようにしてもよい。例えば、8時30分から10時までの間の省エネ設定は、同じものであってもよい。このように、ログデータを取得した時間帯の間隔と、省エネ設定を行う時間帯の長さは異なるものであってもよい。
空調機制御部204は、省エネ設定可能時間帯以外の時間については、一般的な運転計画に基づいて各空調機30の制御を行う。例えば、図4の計画が空調機30Aの計画であるとした場合、空調機30Aは、その省エネ設定可能時間帯である8時になると、省エネ設定の温度変更がされるように制御される。すなわち、空調機制御部204は、信号出力部106から信号を受信しない場合には、一般的な運転計画に基づいて空調機30Aを制御し、信号出力部106からの信号を受信した場合には、省エネ設定計画に基づいた制御を行う。
この省エネ設定可能時間帯および設定温度は、空調機30Aに対する制御であるので、空調機30B、30C、30Dには、このような温度変更の制御信号は送信されない。例えば、8時からの時間帯が、空調機30Bに対する省エネ設定可能時間帯ではない場合、空調機30Bは、その時間より前と同様に、一般的な運転計画に基づいた運転がされる。一般的な運転計画とは、例えば、空調システム1がビルの空調を中央管理するシステムである場合、ビル全体としての空調計画である。
このように、本実施形態に係る計画生成装置10によれば、ビル全体ではなく、その対象空間ごとに省エネ設定の計画が生成され、当該計画にしたがって各対象空間50の設定温度の変更等が中央制御装置20から為される。
なお、図1に示すように、1つの対象空間50B内に複数の空調機30B、30C、30Dが備えられている場合、空調機30ごとに計画を作成してもよいし、同一の対象空間50に属する空調機30を識別することなく、これら複数の空調機30の稼働状態をマージしたデータを元に、それらの空調機30B、30C、30Dに共通の計画を作成してもよい。
信号出力部106からの信号を受信した空調機制御部204は、上記の計画にしたがい省エネ設定へと変更するが、省エネ設定温度と、現在の空調機30の設定温度とを比較して設定温度の変更を実行するか否かを決定してもよい。具体的には、省エネ設定温度として計画されている温度よりも現在の設定温度の方が高い場合、省エネ設定温度へと変更した方が、現在の設定温度であるよりも消費電力が大きくなる。例えば、省エネ設定温度が26℃であり、現在の設定温度が27℃である場合、省エネ設定温度に変更した方が、現在の設定温度よりも消費電力が大きくなる。このように、省エネ設定温度に変更すると、現在の設定温度より消費電力が大きくなる場合においては、計画にしたがわずに設定温度の変更制御を行わないようにしてもよい。
また、空調機制御部204は、信号出力部106から受信した信号に基づいて、作成された省エネ設定計画にしたがい、空調機30の設定を省エネ設定温度へと変更する。ログ取得部200は、空調機制御部204が設定温度を変更した場合には、リモコン40による設定温度の変更と区別するために中央制御フラグfCをログデータへ付記してもよい。計画生成装置10は、この中央制御フラグfCを用いて、空調機制御部204による設定変更を例外扱いとして在室者の設定変更ログに基づく計画を作成してもよい。
これは、空調機制御部204による設定変更が、在室者にとって快適ではないと感じて行った設定変更とは別に、自動的に行われるものであるから、省エネ設定の計画に反映する、在室者の快適さに基づく設定温度の変更ではないためである。これにより、空調機制御部204、ひいては中央制御装置20による設定温度変更と、在室者によるリモコン40による設定温度変更とが混在するログデータにおいても、在室者の設定温度の変更操作を反映した計画の作成が可能となり、よりスマートな省エネ空調運用を提供することを図ることができる。
以上が省エネ計画の作成処理の流れである。次に、ログデータから省エネ可能時間帯を抽出する処理について詳しく説明する。
図5は、ログ記憶部202に蓄積される空調機30のログデータの項目と値の一例を示す図である。時刻と紐付けられた空調機30ごとの発停状態、運転モード、設定温度、中央制御フラグfCが10分ごとの時系列データとして記憶されている。発停状態は、空調機30のon/offスイッチの状態でもよいし、室内要求量または室内供給熱量といった連続量を、ゼロの場合はoff、そうではない値の場合はonへと変換したものでもよい。
省エネ可能時間帯抽出部100が省エネ可能時間を抽出する方法を詳しく説明する。省エネ可能時間帯抽出部100は、同じ対象空間50に属し、かつ、同じ運転モードで稼働した空調機30に関する設定温度、中央制御フラグfCの時系列データを取得する。
ここで、中央制御フラグfCは、fC=1が、その時刻の設定が中央制御装置20(空調機制御部204)により、省エネ設定計画またはその他の一般的な計画にしたがって変更された結果であることを示す。一方、fC=0が、そうでは無く、在室者によりリモコン40等を介して変更された変更であることを示す。設定変更があった時点のみならず、中央制御装置20により変更された後、在室者が変更を行う操作があるまでは、継続的にfC=1が記憶されるようにしてもよい。もし、中央制御装置20の制御ができない場合があれば、fC=0として記憶されるようにしてもよい。
図6は、図5に示される表を変形したものであり、観測時刻の設定温度pと、1単位時間後の設定温度qと、を並べ、fCと併せて記載したものである。ログデータは、図5と同様に、10分単位で記憶されている。省エネ可能時間帯抽出部100は、この時刻情報、p、q、および、fCに基づいて、省エネ可能時間帯を抽出する。
抽出は、10分ごとに取得されているログデータを30分ごとに分割して行う。この場合、省エネ可能時間帯の抽出する時間単位は、30分である。この30分間のうちでリモコン40による設定温度を上げる操作と下げる操作がされた頻度を検出し、ログデータの期間にわたって操作数を累計する。まず、24時間分のログデータから、1日分における設定温度の操作状況を検出する。
以下、一例について説明する。この方法は、一例としての算出方法であり、算出方法はこれには限られず、在室者の設定温度の上げる操作および下げる操作が適切に取得できるものであれば、どのような算出方法であっても構わない。
1日分のログデータを解析するに当たり、0時から24時(次の日の0時)までを30分ごとに区切り、48のデータの集合とする。以下、簡単のため、上げ操作をX、下げ操作をY、操作なしをZとして表し、0時から順に、添え字を0から47まで付与する。例えば、0時から0時30分までの操作は、X0、Y0、Z0として表され、7時30分から8時までの操作は、X15、Y15、Z15として表す。
図6の例を用いて説明する。図6において、7時30分から8時の間には、さらに細かい7時30分、7時40分、7時50分の設定温度のデータと、次の時間、すなわち、7時30分の行には7時40分のデータが、7時40分の行には7時50分のデータが、7時50分のデータには8時00分のデータがqとして記載されている。
このように並べられた7時30分から7時50分の3行の設定温度のうち、fC=0でありp<qとなる行がある場合、X15を1とする。同様に、fC=0でp>qとなる行がある場合、Y15を1とする。そして、X15やY15が1ではなくfC=0でp=qとなる行がある場合、Z15を1とする。このように、Xj、Yj、Zj(0≦j<48)のデータを算出する。図6の場合、X15=0、Y15=0、Z15=1である。
図7は、上記の演算を行った結果を示すグラフである。同様に演算を行うと、8時から8時30分の間は、fC=0にて温度を上げる操作があるので、X16=1、Y16=0、Z16=0となる。同様に、X17=0、Y17=1、Z17=0となる。10時から10時30分のデータに関しては、全ての10分間の中でfC=1であるので、X20=Y20=Z20=0となる。一方、10時30分から11時の間においては、fC=0において下げ操作が2回あるものの、X21=0、Y21=1、Z21=0となる。なお、30分間の中で上げ操作と下げ操作の両方がある場合は、Xn=1、Yn=1、Zn=0とする。
同一の対象空間50内に複数の空調機30が属している場合、空調機30ごとに省エネ可能時間帯を抽出するのであれば、上記と同様の処理を行う。対象空間50ごとに省エネ可能時間帯を抽出する場合、これら複数の空調機30のそれぞれについて、X、Y、Zの値を算出し、これらの和を求めることにより上げ操作と下げ操作の確率を求めてもよい。別の例としては、複数の空調機30全てを包含した上げ操作、下げ操作のログに基づいて、X、Y、Zの値を算出してもよい。
なお、上記においては、10分ごとの時間間隔に区切り、当該10分間におけるリモコン40の操作を判定するものとしたが、これには限られない。例えば、リモコン40が操作された時間と、当該リモコン40の操作とを紐付けて、リモコン40の操作というイベントが起こる度にログデータを書き込むようにし、このログデータに基づいて、X、Y、Zの値を算出するようにしてもよい。このようにすることにより、例えば、30分を分割して10分間隔のデータを取得することなく、省エネ可能時間帯と同じ間隔内のリモコン40の操作イベントを抽出することによりX、Y、Zの値を算出することが可能となる。
上記のようにして得られた1日分のログデータを、省エネ可能時間帯を抽出するために必要となる所定の日数分累積する。過去にXj、Yj、Zjの算出が既にされているログデータに関しては、当該算出後のデータを計画生成装置10または中央制御装置20に記憶するようにしておいてもよい。このようにすることにより、同じ計算を繰り返すことなく、より短時間で省エネ可能時間帯を算出することが可能となる。
また、1日分のログデータの解析もまとめて行う必要はない。例えば、30分ごとに、前の30分間のデータを、より具体例で言うと、8時になった後に、7時30分から8時までのデータを用いて30分分の解析を行うようにしてもよい。計算のタイミングは、これらのタイミングには限られず、省エネ設定計画の作成が、当該省エネ設定計画の実行を行う時間より前に行われるようにすればよい。
例えば、次の時間帯の計算を計画があるのであれば実行される時刻となる直前に行うようにしてもよい。例えば、8時からの省エネ設定計画があるか否かを、7時55分を過ぎたタイミングで検出するようにしてもよい。この7時55分は一例であり、この限りではない。このように、計算のタイミングは、計画が存在する場合に実行されるであろう時刻の前に行われるのであれば、任意のタイミングで行ってよい。
1日分まとめて行う場合には、0時の前に、次の0時から0時30分までに解析をしておき、残りの解析は、0時を過ぎてから行うようにしてもよい。夜中の制御がそれほど重要ではない場合には、例えば、深夜または早朝に定期的に計算を自動実行させるようにしておいてもよい。
この操作を所定の日数分実行し、30分の時間帯ごとに累計をとって、日数で割って確率として表したのが、図2に示すグラフとなる。
上述したように、図2に示すような確率分布に基づいて、ある時間帯の設定温度の上げ操作の確率が、下げ操作の確率に対して有意に高い場合に、当該時間帯を省エネ可能時間帯として抽出するようにしてもよい。有意に、とは、例えば、下げ操作の確率の1.5倍以上の確率で上げ操作が行われている場合等である。この倍率は、一例であり、これに限られるものではなく、例えば、1.8倍や2倍であってもよい。また、最小の上げ操作の確率を規定しておき、当該最小の確率を上げ操作の確率が超えていない場合には有意なデータとはしないようにしてもよい。このように、在室者による空調機30の設定温度の変更頻度に基づいて、中央制御装置20を介して省エネ設定としての設定温度変更が行われる。
設定温度の変更頻度に基づく処理の別の例として、上げ操作と下げ操作の頻度を比較するため、XjとYjの差に基づいて計算を行ってもよい。以下において、Wj=Xj−Yjとする。集合{Wj}は、48個の要素からなる時系列データである。省エネ可能時間帯抽出部100は、Wjの値が1時点前の値より2増加する時点を、冷房に関する省エネ可能時間帯として抽出する。そして、次の時間帯において、Yj=0である場合、引き続きその次の時間も省エネ可能時間帯として抽出してもよい。別の例としては、後の時間帯において、Yj=1となる時間帯の直前までを省エネ可能時間帯として抽出してもよい。暖房の場合は、Wjの値が2減少する時点を省エネ可能時間帯として抽出する。
上記の抽出方法は、一つの例であり、例えば、Wjが1増加する時点を省エネ可能時間帯として抽出してもよい。別の例としては、Wjが1増加した後に、次の時刻のWj=0である、または、Wj=1である場合に、省エネ可能時間帯として抽出してもよい。このWjと省エネ可能時間帯の抽出は、省エネの必要性に応じて変更してもよい。
省エネ可能時間帯抽出部100は、冷房モードの場合、所定の日数分累積した上げ操作の確率Xj/(Xj+Yj+Zj)の値が所定の閾値以上となる時間帯において、省エネ可能時間帯を抽出するようにしてもよい。このようにすることにより、在室者の操作がきわめて少ない時間帯が除外され、誤った省エネ設定計画が作成されることを防止する効果が期待される。この除外がないと、ログ収集の初期段階など、偶発的で在室者の操作傾向とは言いがたい時間帯が、省エネ可能時間帯として過剰に抽出されると言った弊害を生じる恐れがある。単に閾値判定ではなく、各確率について検定を行い、所定の有意差を満たす時間帯を抽出するようにしてもよい。
このように、省エネ可能時間帯抽出部100は、運転モードが冷房モードである場合に、設定温度が在室者により上げられる傾向のある時間帯を省エネ可能時間帯として抽出する。なお、運転モードが暖房モードである場合には、設定温度が下げられる傾向のある時間帯を省エネ可能時間帯として抽出する。
省エネ可能時間帯を抽出する際に、所定の日数分のログデータを累積した結果において、時間帯ごとに所定の回数以上の設定温度の変更が行われていない場合には、そのような時間帯については、省エネ可能時間帯として抽出しないようにしてもよい。所定の回数とは、例えば、累積に用いた所定の日数、又は、所定の日数の1/2である。所定の回数は、これらには限られず、他の手法により求められた回数でもよい。このような場合には、在室者が常に当該時間帯の設定温度が快適ではないと感じているとは限られず、上述した有意なデータであるかが不明なためである。
なお、上げ操作と下げ操作の双方が所定の回数を超えている必要はなく、例えば、上げ操作が所定の回数を超えているが、下げ操作が所定の回数以下であるような場合、上げ操作については、有意なデータとしてもよい。この場合、設定温度が在室者にとって低いと感じられていると判断し、省エネ設定可能時間帯として抽出してもよい。
計画作成部102は、同じ対象空間50に属し、冷房モードで稼働した空調機30に関して、設定温度の時系列データを取得する。これらの時系列データの平均値を上述の方法によって緩和し、冷房の省エネ設定温度とする。
計画作成部102は、この省エネ設定温度と時間帯とを紐付けて、省エネ可能時間帯ごとに空調機30の設定温度を、省エネ設定温度へと変更する計画を作成し、計画記憶部104へと記憶させる。
計画作成部102は、設定温度のログデータを取得する際に、発停状態がonのもの、または、中央制御フラグfCが0のものを限定して取得するようにしてもよい。この結果、空調機30が運転している場合、または、中央制御がされていない場合のログデータからの省エネ設定計画が作成されることとなり、より在室者の設定温度の変更操作に基づいた計画を作成することが可能となる。
また、省エネ可能時間帯抽出部100が抽出した省エネ可能時間帯について、当該省エネ可能時間帯の省エネ設定温度を算出するようにしてもよい。この結果、省エネ設定温度の算出が不要である省エネ設定可能時間帯以外の計算を省くことが可能となる。
信号出力部106は、計画記憶部104に記憶されている計画等にしたがい、空調機制御部204へと計画に関する信号を出力し、空調機制御部204が当該計画に基づいて各空調機30の制御を行う。
計画生成装置10は、計画記憶部104に記憶されている計画を確認するためのGUIである表示部108および操作部110を備えていてもよい。ビル空調管理者または空調サービスマン等のユーザは、このGUI、すなわち、表示部108および操作部110を介して、計画を確認することができる。信号出力部106は、この確認を受けた計画のみを実行する機能を備えていてもよい。この確認とは、承認の意味を有していてもよい。すなわち、ユーザが承認した計画を実行し、承認しない計画は実行しないようにしてもよい。
また、表示部108には、計画を作成する元となるデータを図2のような形式で表示してもよい。これにより、ユーザが各対象空間50において各空調機30がどのように使用されているかを容易に把握することが可能となる。
ユーザが計画を確認する場合において、参考情報として、図8のようなグラフを表示部108へと表示してもよい。この図8は、設定温度を上げる操作と下げる操作の頻度を室温別に集計した例を示す図である。より具体的には、ある対象空間50内のリモコン40に入力された上げ操作と下げ操作の件数を、それぞれ操作があった時点の室温別に集計したヒストグラムを示す。
上げる操作と下げる操作の2つの分布が接近している場合、中央制御装置による設定変更は在室者にとって不快なことがあり、受け入れられない可能性がある。そこで、計画実行前に、ユーザがこのようなグラフを確認することにより、変更しようとしている設定温度が上げる操作と下げる操作が近い室温である場合に、計画を却下したり、省エネ可能時間帯ごとの設定値を在室者から受け入れられやすい値へと見直したりすることが可能となる。この結果、在室者の不快となる省エネ設定計画の実行が抑制されることがある。
なお、上述した図8のような室温と設定温度の変更頻度のグラフを用いての解析は、本実施形態に係る省エネ可能時間帯を抽出した後の処理ではなく、別個の処理として計画の作成に用いることもできる。具体的には、上述した抽出方法とは別に、省エネ可能時間帯を抽出した場合においても、室温と設定温度の変更頻度に基づいて、設定温度を上げる傾向が強い温度と、設定温度を下げる傾向が強い温度との境界となる温度、又は、それに近い(例えば、±0.5℃)の温度については、中央制御装置20から制御をしないようにしてもよい。
さらに、これは、省エネ可能時間帯を抽出した場合のみに限られず、一般的な中央制御装置20による設定温度の変更の際に考慮してもよい。設定温度の変更計画を立てている場合、又は、設定温度を変更しようとする場合に、上述のように室温と、在室者による設定温度の変更頻度に基づいて、設定温度の変更をするか否かを決定するようにしてもよい。
図9は、図2において、時間帯ごとの室温を重ねて表示した図である。このような過去の設定温度の変更操作状況と、室温とを重ねて、表示部108に表示するようにしてもよい。図2の代わりに図9を表示することにより、ユーザは、省エネ計画を実行しようとする場合に、過去の平均的な室温を確認することが可能となる。ログデータにおける平均的な室温を認識した上で、設定温度変更等の計画の実行を確認することが可能となるので、より在室者に快適であるか否か、または、より省エネであるか否かの確認を行った上で作成された計画を実行することができる。
図10は、外気温の月間平均値と人間の至適温度との関係を表す統計データベースの例である。このグラフによると、外気温に対して、室温が何度であれば至適と感じる人間が何%程度いるかを把握できる。信号出力部106は、このようなデータベースに基づいて、計画を実行しようとする時点における月間の平均外気温と比較して至適温度を逸脱しないように計画を修正して実行してもよい。
このようなデータベースは、ログデータから構築することも可能である。まず、ログ取得部200は、室外機に搭載された外気温センサまたは外部の気象データベースから外気温データを取得する。在室者が行った設定温度の上げ操作および下げ操作のそれぞれについて、その時点における室温を外気温で単回帰することにより得られた2つの1次関数を、それぞれデータベースの下限線、上限線とみなす。外気温は、所定期間の移動平均や畳み込み演算によって加工したものを置き換えてもよい。また、回帰は、単回帰に限られず、他の回帰手法により行われてもよい。
以上のように、本実施形態によれば、在室者が設定温度を変更したログに基づいて計画を生成することにより、在室者が快適ではないと感じないように、空調機の設定温度を、省エネ設定の温度へと変更することが可能となる。実際の在室者による設定温度の変更操作を取得することにより、対象空間50ごとに、在室者が快適であると感じる設定温度であり、かつ、消費電力を削減する設定温度にすることが可能となる。
なお、上記の説明においては、空調機30および対象空間50は、複数であるものとして説明したがこれには限られず、1台の空調機30に1つの対象空間50に対する省エネ設定計画であってもよい。
(第2実施形態)
空調機30および対象空間50が複数である場合には、どの空調機30がどの対象空間50に属しているかのデータベースを中央制御装置20または計画生成装置10に備えていてもよい。このデータベースに基づいてログデータを取得または解析し、さらに、このデータベースに基づいて空調機制御部204が制御する空調機30または信号出力部106から出力される制御信号を生成することにより、対象空間50および空調機30の状態に応じて適切な温度の変更を行うことが可能となる。
例えば、ビル内の壁の位置は、変更される場合がある。また、空調機30も故障やメンテナンス等により、付け替えられる場合がある。このような場合にも、空調を管理するユーザが対象空間50および空調機30の状態を知らずに、上記と同様の処理を行うことが可能となる。他にも、引っ越し、発熱設備の増減、または、空調機30の増減、更新により、各対象空間50内の空調機30の使われ方が変わることがある。このような変更があった日時を、対象空間50の空間変更日時と呼ぶ。
図11は、本実施形態に係る空調システム1のブロック図である。前述した第1実施形態と比べ、計画生成装置10はさらに、対象空間ID記憶部112を備える。
対象空間ID記憶部112には、空調機30と、対象空間50との紐付け関係が登録されている。例えば、空調機30にユニークに付されているIDと、対象空間50にユニークに付されているIDとの紐付け関係が登録されている。
省エネ可能時間帯抽出部100は、対象空間ID記憶部112に登録されている対象空間50について、ログ記憶部202からログデータを取得する。その後、対象空間50のログデータの日時を検索し、空間変更日時以降のデータに対して前述の処理を行い、省エネ可能時間帯を抽出する。同様に、計画作成部102は、空間変更日時以降のデータに基づいて省エネ設定温度を算出し、省エネ設定計画を作成する。なお、計画作成部102は、対象空間ID記憶部112のデータを直接取得する必要はなく、省エネ可能時間帯抽出部100が抽出した時間の計画を作成するようにしてもよい。以降、前述した第1実施形態と同様の処理により、計画が作成される。
このように、日時により対象空間50のログデータを限定することにより、現在とは異なる空調機30の使用方法が、省エネ設定計画に反映されないようにすることができる。この結果、空調機30が現在の在室者にとって不快な設定となることを防止する効果が期待される。
計画生成装置10は、ユーザにより表示部108および操作部110を介して、対象空間ID記憶部112の内容を閲覧および修正、登録するようにしてもよい。さらに、多数の紐付けについて空間変更日時を修正する労力を削減するため、対象空間ID記憶部112のデータを登録または修正した場合には、登録または修正の日時を表示するようにしてもよいし、ログデータから空調機30が増減または更新された日時を検出して表示されるようにしてもよい。
なお、対象空間ID記憶部112は、計画生成装置10に備えられているものとしたが、これには限られず、中央制御装置20に備えられていてもよい。この場合、ログ取得部200がログデータを取得するタイミングにおいて、空調機30と対象空間50との紐付け関係を記録するようにしてもよいし、空間変更日時をユーザに登録または修正できるように、ユーザインタフェースを備えていてもよい。登録または修正を行う場合、ログデータに、空間変更日時を示すフラグ等を付与するようにしてもよい。
(第3実施形態)
前述した各実施形態においては、計画作成部102が作成した省エネ設定計画は、計画生成装置10内の計画記憶部104に記憶されるものとしたこれには限られず、計画記憶部は、中央制御装置20内に備えられているものであってもよい。
図12は、本実施形態に係る空調システム1のブロック図である。この図12に示すように、計画記憶部206は、中央制御装置20内に備えられている。この場合、計画作成部102は、作成した省エネ設定計画は、計画記憶部206に記憶される。
本実施形態においては、計画生成装置10内に、信号出力部106を備える必要がなく、空調機制御部204が必要に応じて計画記憶部206から計画を読み出して、空調機30の制御をするようにする。
別の例としては、計画記憶部206は、必ずしも必要な要素ではなく、計画作成部102は、空調機30を制御するタイミング、すなわち、前述の実施形態と同様のタイミングであるとすると、30分ごとのタイミングに、その時刻になる前に計画を作成し、作成した計画を空調機制御部204へと送信し、空調機制御部204が受信した計画に基づいて空調機30を制御するようにしてもよい。
上記いずれの場合においても、空調機制御部204が、空調機30を制御する信号を出力する信号出力部106として機能する。この場合、前述の実施形態と異なり、信号出力部106は、空調機制御部204へと信号を出力するのではなく、空調機30へと直接信号を出力するようにしてもよい。別の例として、信号出力部106が、空調機制御部204内にある空調機30との通信を行う通信部等に省エネ設定計画に基づいた信号を出力し、当該通信部等が空調機30へと実際に計画を実行するように通信を行うようにしてもよい。
以上のように、本実施形態によれば、計画生成装置10の構成をより簡単なものとすることが可能となり、特に、データベースまたはファイルを記憶するための容量を確保する必要がなくなるため、より柔軟に計画生成装置10を様々な環境へと設置することが可能となる。
図13は、一実施形態におけるハードウェア構成の一例を示すブロック図である。計画生成装置10は、プロセッサ61と、主記憶装置62と、補助記憶装置63と、ネットワークインタフェース64と、デバイスインタフェース65と、を備え、これらがバス66を介して接続されたコンピュータ装置6として実現してもよい。また、計画生成装置10は、さらに、入力装置67と、出力装置68とを備えていてもよい。
本実施形態における計画生成装置10は、各装置で実行されるプログラムをコンピュータ装置6にあらかじめインストールすることで実現してもよいし、プログラムをCD−ROM等の記憶媒体に記憶して、あるいはネットワークを介して配布して、コンピュータ装置6に適宜インストールすることで実現してもよい。
なお、図13においては、コンピュータ装置6は、各構成要素を1つ備えているが、同じ構成要素を複数備えるものであってもよい。また、図13においては、1台のコンピュータ装置が示されているが、ソフトウェアが複数のコンピュータ装置にインストールされていてもよい。当該複数のコンピュータ装置それぞれがソフトウェアの異なる一部の処理を実行することにより、処理結果を生成してもよい。つまり、データ処理装置がシステムとして構成されていてもよい。
プロセッサ61は、コンピュータの制御装置および演算装置を含む電子回路である。プロセッサ61は、コンピュータ装置6の内部構成の各装置等から入力されたデータやプログラムに基づいて演算処理を行い、演算結果や制御信号を各装置等に出力する。具体的には、プロセッサ61は、コンピュータ装置6のOS(Operating System)や、アプリケーション等を実行し、コンピュータ装置6を構成する各装置を制御する。
プロセッサ61は、上記の処理を行うことができれば特にこれに限られるものではない。プロセッサ61は、例えば、汎用目的プロセッサ、CPU(Central Processing Unit)、マイクロプロセッサ、DSP(Digital Signal Processor)、コントローラ、マイクロコントローラ、状態マシン等でもよい。また、プロセッサ61は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、PLD(Programmable Logic Device)に組み込まれていてもよい。また、プロセッサ61は、複数の処理装置から構成されていてもよい。例えば、DSPおよびマイクロプロセッサの組み合わせでもよいし、DSPコアと協働する1つ以上のマイクロプロセッサでもよい。
主記憶装置62は、プロセッサ61が実行する命令および各種データ等を記憶する記憶装置であり、主記憶装置62に記憶された情報がプロセッサ61により直接読み出される。補助記憶装置63は、主記憶装置62以外の記憶装置である。なお、記憶装置は、電子情報を格納可能な任意の電子部品を意味するものとする。主記憶装置62としてRAM(Random Access Memory)、DRAM(Dynamic RAM)、SRAM(Static RAM)等の一時的な情報の保存に用いられる揮発性メモリが主に用いられるが、本発明の実施形態において、主記憶装置62がこれらの揮発性メモリに限られるわけではない。主記憶装置62および補助記憶装置63として用いられる記憶装置は、揮発性メモリでもよいし、不揮発性メモリでもよい。不揮発性メモリは、PROM(Programmable Read Only Memory)、EPROM(Erasable PROM)、NVRAM(Non-volatile RAM)、MRAM(Magnetoresistive RAM)、フラッシュメモリ等である。また、補助記憶装置63として、磁気または光学のデータストレージが用いられてもよい。データストレージとしては、ハードディスク等の磁気ディスク、DVD等の光ディスク、USB等のフラッシュメモリ、および、磁気テープ等が用いられてもよい。
なお、プロセッサ61が主記憶装置62または補助記憶装置63に対して、直接または間接的に、情報を読み出しまたは書き込みまたはこれらの両方を行うならば、記憶装置は、プロセッサと電気的に通信すると言うことができる。なお、主記憶装置62は、プロセッサに統合されていてもよい。この場合も、主記憶装置62は、プロセッサと電気的に通信していると言うことができる。
ネットワークインタフェース64は、無線または有線により、通信ネットワークに接続するためのインタフェースである。ネットワークインタフェース64は、既存の通信規格に適合したものをもちいればよい。ネットワークインタフェース64により、通信ネットワーク7を介して通信接続された外部装置8に出力結果等が送信されてもよい。
デバイスインタフェース65は、出力結果等を記録する外部装置8と接続するUSB等のインタフェースである。外部装置8は、外部記憶媒体でもよいし、データベース等のストレージでもよい。外部記憶媒体は、HDD、CD−R、CD−RW、DVD−RAM、DVD−R、SAN(Storage Area Network)等の任意の記憶媒体でよい。あるいは、外部装置8は、出力装置でもよい。例えば、LCD(Liquid Crystal Display)、CRT(Cathode Ray Tube)、PDP(Plasma Display Panel)、スピーカ等があるが、これらに限られるものではない。
また、コンピュータ装置6の一部または全部、すなわち、データ処理装置の一部または全部は、プロセッサ61等を実装している半導体集積回路等の専用の電子回路(ハードウェア)にて構成されてもよい。専用のハードウェアは、RAM、ROM等の記憶装置との組み合わせで構成されてもよい。
なお、図13では、1台のコンピュータ装置が示されているが、ソフトウェアが複数のコンピュータ装置にインストールされてもよい。当該複数のコンピュータ装置それぞれがソフトウェアの異なる一部の処理を実行することにより、処理結果を生成してもよい。
上述においては、計画生成装置10が図13のような構成をしているとしたが、これには限られない。例えば、中央制御装置20が図13のような構成をしていて、計画生成装置10は、補助記憶装置63に記憶されたプログラムにより記載されたソフトウェアであり、当該ソフトウェアによる情報処理がハードウェア資源を用いて具体的に実現されるものであってもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。また、当然のことながら、本発明の要旨の範囲内で、これらの実施の形態を部分的に適宜組み合わせることも可能である。
1:空調システム
10:計画生成装置
100:省エネ可能時間帯抽出部
102:計画作成部
104:計画記憶部
106:信号出力部
108:表示部
110:操作部
20:中央制御装置
200:ログ取得部
202:ログ記憶部
204:空調機制御部

Claims (16)

  1. 空調機ごとの発停状態、運転モードおよび設定温度の値に係る情報と、時間帯と、を紐付けたログデータから、時間帯ごとの設定温度が変更された変更頻度の情報を取得し、取得した前記変更頻度の情報に基づいて、省エネ可能時間帯を抽出する、抽出部と、
    前記ログデータから省エネ設定温度を算出し、算出された前記省エネ設定温度と、前記省エネ可能時間帯とに基づいて、省エネ設定計画を作成する、計画作成部と、
    を備える計画生成装置。
  2. 前記抽出部は、
    前記運転モードが冷房モードである場合には、設定温度が上げられる傾向のある時間帯を前記省エネ可能時間帯として抽出し、
    前記運転モードが暖房モードである場合には、設定温度が下げられる傾向のある時間帯を前記省エネ可能時間帯として抽出する、
    請求項1に記載の計画生成装置。
  3. 前記抽出部は、前記変更頻度が所定回数以上となる時間帯を、前記省エネ可能時間帯として抽出する、請求項1または請求項2に記載の計画生成装置。
  4. 空調機が対象空間へ属した日時を紐付けて記憶する、対象空間ID記憶部をさらに備え、
    前記抽出部はさらに、前記対象空間ID記憶部に記憶されている前記日時以降の前記ログデータを用いて空調機ごとの前記省エネ可能時間帯を抽出する、
    請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の計画生成装置。
  5. 作成された前記省エネ設定計画にしたがい、空調機の設定を変更する信号を出力する、信号出力部をさらに備える、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の計画生成装置。
  6. 前記計画作成部が作成した前記省エネ設定計画を記憶する、計画記憶部と、
    前記計画記憶部に保存された前記省エネ設定計画を表示する、表示部と、
    をさらに備える請求項5に記載の計画生成装置。
  7. 前記表示部に表示された前記省エネ設定計画をユーザが確認したことを受け付ける、操作部をさらに備え、
    前記信号出力部は、確認を受け付けた前記省エネ設定計画に基づいて、空調機の設定を変更する信号を出力する、請求項6に記載の計画生成装置。
  8. 前記ログデータはさらに、設定温度が変更された場合に、この変更が前記信号出力部により出力された信号にしたがって実行された変更であるか否かの情報を有し、
    前記抽出部は、前記信号出力部により出力された信号にしたがって実行された設定温度の変更以外の設定温度の変更のログに基づいて前記省エネ可能時間帯を抽出する、
    請求項6に記載の計画生成装置。
  9. 前記信号出力部は、前記省エネ設定計画に基づいた設定温度と、現在の設定温度とを比較し、前記省エネ設定計画に基づいた設定温度に変更すると、現在の設定温度で運転するよりも大きな消費電力となる場合には、空調機の設定を変更する信号を出力しない、請求項6に記載の計画生成装置。
  10. 前記ログデータは、空調機が属する空間の室温の情報をさらに備え、
    前記表示部に、前記ログデータにおける、室温に対する前記変更頻度の情報をヒストグラムとして出力する、請求項6に記載の計画生成装置。
  11. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の計画生成装置と、
    空調機と、
    作成された前記省エネ設定計画にしたがい、前記空調機の設定を変更する信号を出力する、信号出力部と、
    を備える空調システム。
  12. 請求項5乃至請求項10のいずれかに記載の計画生成装置と、
    前記信号出力部が出力した信号に基づいて、設定温度を変更して運転をする、1または複数の空調機と、
    を備える空調システム。
  13. 前記空調機が複数である場合、前記空調機のそれぞれが空調を行う対象空間ごとに前記ログデータが生成され、
    前記抽出部は、前記対象空間ごとに、前記省エネ可能時間帯を抽出し、
    前記計画作成部は、前記対象空間ごとに、前記省エネ設定計画を作成し、
    前記信号出力部は、前記対象空間ごとに、前記省エネ設定計画に基づいて、当該対象空間に属する前記空調機の設定温度を変更する信号を出力する、
    請求項11または請求項12に記載の空調システム。
  14. 前記空調機が複数である場合、
    前記抽出部は、前記空調機ごとに、前記省エネ可能時間帯を抽出し、
    前記計画作成部は、前記空調機ごとに、前記省エネ設定計画を作成し、
    前記信号出力部は、前記空調機ごとに、前記省エネ設定計画に基づいて、設定温度を変更する信号を出力する、
    請求項11または請求項12に記載の空調システム。
  15. 抽出部が、空調機の発停状態、運転モードおよび設定温度の値と、時間帯とを紐付けたログデータから、時間帯ごとの設定温度の変更頻度の情報を抽出し、抽出した前記変更頻度の情報に基づいて、省エネ可能時間帯を抽出するステップと、
    計画作成部が、前記ログデータから省エネ設定温度を算出し、算出された前記省エネ設定温度と、前記省エネ可能時間帯とに基づいて、省エネ設定計画を作成するステップと、
    を備える計画生成方法。
  16. コンピュータに、
    抽出部が、空調機の発停状態、運転モードおよび設定温度の値と、時間帯とを紐付けたログデータから、時間帯ごとの設定温度の変更頻度の情報を抽出し、抽出した前記変更頻度の情報に基づいて、省エネ可能時間帯を抽出する手段、
    計画作成部が、前記ログデータから省エネ設定温度を算出し、算出された前記省エネ設定温度と、前記省エネ可能時間帯とに基づいて、省エネ設定計画を作成する手段、
    として機能させるプログラム。
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