JP6843539B2 - 精油及びポリメトキシフラボノイド含有固形物の製造方法 - Google Patents

精油及びポリメトキシフラボノイド含有固形物の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、柑橘類に由来する精油及びポリメトキシフラボノイド含有固形物の製造方法に関する。
ノビレチン及びタンゲレチンは、柑橘類に含まれるポリメトキシフラボノイドの一種である。ノビレチンは下記式(I)で表わされる構造を有する。また、タンゲレチンは、下記式(II)で表わされる構造を有する。ノビレチン及びタンゲレチンは、発癌抑制作用、血糖値の低下作用、アルツハイマー型認知症の予防効果などの種々の薬理作用を有するといわれている。
シークワーサーやポンカンなどの柑橘類は、ジュースやジャムなどの加工用の原料として用いられることが多い。柑橘類がこのような加工に供される場合、主として果実における果肉(砂じょう)が利用される。そして、果実から果肉を搾り出す搾汁処理をした後に得られる果皮や種子などは、通常、搾汁残渣として廃棄される。しかし、ノビレチン及びタンゲレチンは、果肉よりもこうした搾汁残渣に多く含まれている。そこで、柑橘類の搾汁残渣の一部から、精油及びノビレチンやタンゲレチンといったポリメトキシフラボノイドを取得する試みがいくつかなされている。
例えば、特許文献1には、シークワーサーの果皮又は種子を、低温真空抽出法、水蒸気蒸留法、又は超臨界真空抽出法に供して、精油を得る方法が記載されている。
特許文献2には、柑橘類を熱水処理及び溶媒処理に供してノビレチン及びタンゲレチン溶解物を得て、次いで得られたノビレチン及びタンゲレチン溶解物を濃縮及び乾燥することにより、ノビレチン及びタンゲレチン濃縮物を得て、次いで得られたノビレチン及びタンゲレチン濃縮物を希アルカリで処理することによりノビレチン及びタンゲレチン含有物を得る工程を含むノビレチン及びタンゲレチン含有物の製造方法が記載されている。
非特許文献1には、キャタピラ式搾汁機で搾った果肉及び果皮を、さらにローラーで搾って得られるノビレチン高含有飲料を製造する方法が記載されている。
特開2013−203911号公報 特許第5735184号
sea−sun 勝山シークヮーサーゴールド 300ml×12本セット、[online]、沖縄 勝山のシークヮーサーを直送 勝山シークヮーサー公式ショップ、[平成28年6月7日検索]、インターネット〈URL:http://www.mayaga.com/shopdetail/000000000025/〉
特許文献1に記載の方法によれば、シークワーサーなどの柑橘類の果皮や種子から精油を得ることができる。しかし、該方法は精油の生産効率が低く、さらに得られる精油の量は微量であるという問題がある。
特許文献2及び非特許文献1に記載の方法によれば、シークワーサーなどの柑橘類からノビレチン及びタンゲレチンを高含量で含むポリメトキシフラボノイド含有物や飲料が得られる。しかし、特許文献2及び非特許文献1には、柑橘類から精油を得る方法については記載がない。特に、非特許文献1には、キャタピラ式搾汁機で搾った果肉及び果皮をローラーで搾る程度やノビレチンを取得する手段については記載がない。
そこで、本発明は、柑橘類から、特許文献1に記載の方法と比較して、生産効率を高くして大量の精油を得ることができ、かつ、特許文献2及び非特許文献1に記載の方法と比較してより簡便にノビレチンなどのポリメトキシフラボノイドを得ることができる方法を提供することを本発明が解決しようとする課題とする。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討した結果、柑橘類の果皮及び種子を、ローラープレス処理に供することにより搾汁液を得て、次いで得られた搾汁液を低温真空乾燥処理に供することにより、油相中に精油が大量に得られ、かつ、水相中にノビレチン及びタンゲレチンなどのポリメトキシフラボノイドを流動性半固形物として簡便に得られることを見出した。結果として、本発明者らは、柑橘類から、特に柑橘類の果皮及び種子から、精油及びポリメトキシフラボノイド含有固形物を製造する方法を創作することに成功した。本発明はこのような知見や成功例に基づいて完成された発明である。
したがって、本発明によれば、以下の工程(1)及び(2)を含む、精油及びポリメトキシフラボノイド含有固形物の製造方法が提供される。
(1)柑橘類の果皮を、ローラープレス処理に供することにより、搾汁液及び搾汁残渣を得る工程
(2)前記搾汁液を、低温真空乾燥処理に供することにより、精油及びポリメトキシフラボノイド含有固形物を得る工程
好ましくは、前記柑橘類の果皮は、柑橘類の果実を、キャタピラ式搾汁機、遠心分離式搾汁機及びスクリュー式搾汁機からなる群から選ばれる1種の搾汁機を用いて、果実から果肉に含まれる果汁を搾り出すようになされる搾汁処理により得られる柑橘類の果皮である。
好ましくは、前記工程(2)は、前記搾汁液を、低温真空乾燥処理及び油水分離処理に供することにより、油相中に精油及び水相中にポリメトキシフラボノイド含有固形物を得る工程である。
好ましくは、前記ローラープレス処理は、前記果皮の総質量に対して、0.1〜20質量%の前記搾汁液を得ることによって達成されるローラープレス処理である。
好ましくは、前記ローラープレス処理は、前記果皮の総質量に対して、1〜10質量%の前記搾汁液を得ることによって達成されるローラープレス処理である。
好ましくは、前記精油は、前記搾汁液の質量に対して、少なくとも0.3質量%の精油である。
好ましくは、前記ポリメトキシフラボノイド含有固形物は、前記搾汁液の質量に対して、総量として少なくとも0.2質量%のノビレチン及びタンゲレチンを含有するポリメトキシフラボノイド含有固形物である。
好ましくは、前記柑橘類は、シークワーサー(Citrus depressa)、ウンシュウミカン(C.unshiu)、タチバナ(C.tachibana)、コウジ(C.leiocarpa)、ギリミカン(C.tardiva)、ジミカン(C.succosa)、キシュウ(C.kinokuni)、コベニミカン(C.erythrosa)、スンキ(C.sunki)、チチュウカイマンダリン(C.deliciosa)、キング(C.nobilis)、ポンカン(C.retuculata)、ダンシータンジェリン(C.tangerina)、ハナユ(C.hanayu)、マンダリンオレンジ(C.reticulata)、サンキ(C.sunki)、コウライタチバナ(C.nippokoreana)、シラヌヒ及び清見からなる群から選ばれる少なくとも1種の柑橘類である。
本発明の製造方法によれば、従来技術に比して、柑橘類から、高収率かつ大量の精油を得ることができ、かつ、より簡便にノビレチンなどのポリメトキシフラボノイドを得ることができる。これにより、例えば、同じ量の精油を得る時間を、本発明の製造方法を利用すれば、従前の柑橘類の果皮や種子から精油を得る方法と比べて、1/3〜1/8の時間に短縮することができる。
したがって、本発明の製造方法は、工業的実用性、迅速性かつ経済性に優れた、柑橘類から精油及びポリメトキシフラボノイド含有固形物を製造する方法である。
図1Aは、5本のローラーを備えるローラープレス搾汁機の正面図である。 図1Bは、5本のローラーを備えるローラープレス搾汁機の横断面図である。 図1Cは、5本のローラーを備えるローラープレス搾汁機の背面図である。 図2は、本発明の製造方法の具体的一態様を模式化したフローチャートである。
以下に、本発明についてさらに詳細に説明する。
本発明の製造方法の一態様は、原料である柑橘類の果皮を、ローラープレス処理に供することにより搾汁液を得て、さらに得られた搾汁液を低温真空乾燥処理に供することにより、柑橘類の果皮に含まれる油脂成分及びポリメトキシフラボノイド成分を効率的に抽出及び分離することを特徴とする、精油及びポリメトキシフラボノイド含有固形物の製造方法である。
本発明の製造方法の具体的な一態様は、以下の工程(1)及び(2)を少なくとも含む。
(1)柑橘類の果皮を、ローラープレス処理に供することにより、搾汁液及び搾汁残渣を得る工程
(2)前記搾汁液を、低温真空乾燥処理に供することにより、精油及びポリメトキシフラボノイド含有固形物を得る工程
柑橘類はノビレチンやタンゲレチンなどのポリメトキシフラボノイドを含有する柑橘類植物であれば特に限定されない。柑橘類としては、例えば、キノット、ジャッファ・オレンジ、ジョッパ、ネーブルオレンジ、バレンシアオレンジ、福原オレンジ、ブラッドオレンジ、ベルガモットなどのオレンジ類;オランジェロ、グレープフルーツなどのグレープフルーツ類;カボス、清岡橙、コブミカン、三宝柑、シークワーサー、シトロン、スダチ、ダイダイ、新姫、ブッシュカン、ゆうこう、柚柑、ユズ、ライム、レモンなどの香酸柑橘類;カクテルフルーツ、カワノナツダイダイ、黄蜜柑、ジャバラ、湘南ゴールド、スウィーティー、夏ミカン、八朔(ハッサク)、はるか、媛小春、日向夏などの雑柑類;安芸の輝き(デコポン)、伊予柑、愛媛果試第28号、清見、佐賀果試34号(デコポン)、師恩の恵、シラヌヒ(デコポン)、せとか、せとみ、大将季(デコポン)、タンカン、はるみ、肥の豊(デコポン)、マーコット、麗紅などのタンゴール類;アグリフルーツ、サマーフレッシュ、スイートスプリング、セミノール、タンジェロ、ミネオラなどのタンジェロ類;安政柑、河内晩柑、晩白柚、ブンタン(ザボン)などのブンタン類;温州ミカン、大津四号、カラマンシー、甘平、紀州ミカン、コウジ(柑橘類)、桜島ミカン、タチバナ、藤中みかん、ポンカン、マンダリンオレンジなどのミカン類;カラタチなどのカラタチ属;長葉金柑、長実金柑、寧波金柑、福州金柑、香港金柑、丸実金柑などのキンカン属などが挙げられるが、好ましくはミカン科ミカン亜科カンキツ属後生カンキツ亜属ミカン区の柑橘類及びミカン科ミカン亜科カンキツ属初生カンキツ亜族ダイダイ区の柑橘類であり、より好ましくはシークワーサー(Citrus depressa)、ウンシュウミカン(C.unshiu)、タチバナ(C.tachibana)、コウジ(C.leiocarpa)、ギリミカン(C.tardiva)、ジミカン(C.succosa)、キシュウ(C.kinokuni)、コベニミカン(C.erythrosa)、スンキ(C.sunki)、チチュウカイマンダリン(C.deliciosa)、キング(C.nobilis)、ポンカン(C.retuculata)、ダンシータンジェリン(C.tangerina)、ハナユ(C.hanayu)、マンダリンオレンジ(C.reticulata)、サンキ(C.sunki)、コウライタチバナ(C.nippokoreana)、シラヌヒ及び清見などであり、さらに好ましくはシークワーサーである。また、これらの柑橘類は1種又は2種以上であればよく、上記具体例として挙げた柑橘類の交配種であってもよい。
柑橘類の果皮は、例えば、柑橘類の果実から果肉に含まれる果汁を搾り出して得られる残渣であり、より詳細には、柑橘類の果実の果肉に含まれる果汁を除去する処理を経て得られる柑橘類の果実のその余の部分である。柑橘類の果実は、通常、フラベド(外果皮)、アルベド(中果皮)、維管束、油胞、果心、じょうのう、種子、果肉(砂じょう)などからなるものであることが知られている。このうち、本明細書でいう柑橘類の果皮は、大部分をフラベド、アルベド、維管束、油胞、果心、じょうのう及び/又は種子で占められるものであるが、その一部として果肉や果汁を含むものであってもよい。柑橘類の果皮は、例えば、キャタピラ式搾汁機、遠心分離式搾汁機及びスクリュー式搾汁機のいずれか1種又はこれらの2種以上を組み合わせた搾汁機を用いて、好ましくはキャタピラ式搾汁機を用いて、柑橘類の果実から果肉に含まれる果汁を搾り出すようになされる搾汁処理により得られる搾汁残渣であってもよい。キャタピラ式搾汁機、遠心分離式搾汁機及びスクリュー式搾汁機などの搾汁機は、通常知られている市販されている搾汁機を特に限定せずに用いることができ、例えば、市販されているキャタピラ式搾汁機としてはSFP−2200型(井河鉄工所社製)などが挙げられる。
柑橘類の果皮は、例えば、搾汁処理などに供して得られる、果実から果肉又は果肉に含まれる果汁を取り出して得られたものをその状態で用いてもよく、又はこのようにして得られたものを凍結や乾燥などのさらなる加工処理に供して得られたものであってもよい。工程(1)でのローラープレス処理による搾汁液の取得効率を高めるためには、柑橘類の果皮は凍結した状態のものであることが好ましい。
工程(1)では、柑橘類の果皮を、ローラープレス処理に供することにより、搾汁液及び搾汁残渣を得る。ローラープレス処理は、柑橘類の果皮から搾汁液が得られる程度の能力を有するローラープレス式搾汁機を用いて実施されることが好ましい。したがって、工程(1)で使用されるローラープレス式搾汁機は、柑橘類の果実から果肉に含まれる果汁を搾り出す目的で使用されるものよりも、プレスの強度や能力が高いものであることが好ましい。例えば、通常2本しか備えていないローラーを3本以上、好ましくは5本以上備えるローラープレス式搾汁機が挙げられ、具体的には図1A〜1Cに示すローラープレス式搾汁機(奥原鉄工社製)が挙げられるが、これに限定されない。
ローラープレス式搾汁機を用いたローラープレス処理の一態様を、図1A〜1Cを使用して以下に説明するが、ローラープレス式搾汁機及びローラープレス処理ともに、これらに限定されるものではない。
ローラープレス式搾汁機10(W640mm、D400mm、H1280mm;3相200V0.75kwギャモートル;単相200V90wギャモートル)は、原料投入口16近くの拡散スクリュー18、ステンレス製の回転軸20(φ160×400L)及びステンレス製の第1〜5のローラー21〜25(φ76×400L)を備え、回転速度を調整することにより、柑橘類の果皮を回転軸20と第1〜5のローラー21〜25との隙間に巻き込んで圧搾し、圧搾汁(果汁)と残渣とを別々に排出することを可能にする。ローラープレス式搾汁機10の処理能力は、1時間で約500kgであり、圧搾歩留りは5%以上である。ロール間の隙間はハンドルにて適宜調整することができる。ロールの回転速度は機器に内蔵されているインバータにて適宜調整することができる。
ローラープレス式搾汁機10に、フード11下の原料投入口16から、柑橘類の果皮を投入する。次いで、ローラーハンドル12を回すことにより、回転軸20が回転し、柑橘類の果皮は、原料投入から残渣排出までの流れを示す矢印30のように、第1〜5のローラー21〜25と回転軸20との間を通り、最後に固定軸26と回転軸20との間を通って、残渣排出口17を経て残渣排出トレイ13に果皮搾り粕として排出される。回転軸20と各ローラーとの隙間は、第1のローラー21から第5のローラー25に従って狭くなっており、これにより徐々に柑橘類の果皮から果汁が搾り出される。柑橘類の果皮から搾り出された果汁は、傾斜板14より流れ出て、果汁排出口15より排出される。
工程(1)におけるローラープレス処理により得られる搾汁液の量は特に限定されないが、例えば、処理に供される果皮の総質量に対して、0.01〜50質量%であり、好ましくは0.1〜20質量%であり、より好ましくは1〜10質量%である。ローラープレス処理は、例えば、上記量の搾汁液が得られたこと;得られた搾汁残渣の油胞の大部分が潰されていること;得られた搾汁残渣の体積が、処理前の果皮の体積と比べて、所定量以下、例えば、10体積%以下に減少していることなどを確認することにより、処理の実行性を評価することができる。上記した搾汁液の量を得るためには、例えば、ローラープレス式搾汁機のローラー間の隙間、ローラーの回転速度、ローラー間の滞留時間などを適宜設定すればよい。
工程(1)におけるローラープレス処理により、搾汁液及び搾汁残渣は、例えば、それぞれ混ざり合った状態で、又はそれぞれ分離した状態で取得することができる。
工程(1)で得られる搾汁液に搾汁残渣が含まれている場合は、後段の工程(2)の処理効率や生産物の取得効率の観点から、搾汁残渣を、所定の保留粒子形を有するフィルター、例えば、保留粒子形が5μm以下であるフィルターを用いてろ過処理することなど、通常知られる固液分離手段により固形分の残渣成分を除去した液体成分として取得することが好ましい。
工程(2)では、工程(1)で得られた搾汁液を低温真空乾燥処理に供することにより、精油及びポリメトキシフラボノイド含有固形物を得る。低温真空乾燥処理は通常知られているとおりの処理であれば特に限定されず、例えば、2種以上の液体成分が混ざり合った溶液を、低温かつ真空下におくことで蒸発気体を発生させ、次いで発生した蒸発気体をコンデンサーなどによって冷却することによって2種以上の液体成分を分離した状態で得る処理を挙げることができる。低温真空乾燥処理よりも処理効率が落ちるものの、低温真空乾燥処理に代えて、水蒸気蒸留処理や超臨界真空処理などの搾汁液から精油及びポリメトキシフラボノイド含有固形物を得る当業者に知られている抽出処理を利用することができる。
低温真空乾燥処理の条件は特に限定されず、例えば、特許文献1の図1に記載されている装置を用いて、釜内圧力を−70、−75、−80、−85、−90、−92、−95、−100又は−101.3kPaとし;釜内温度を20、25、30、35、40、45、50、55、60又は65℃に設定する条件が挙げられる。
工程(2)では、工程(1)で得られた搾汁液は、低温真空乾燥処理に供することにより、油相及び水相の2つの相に分離し得る。油相及び水相を分離するために、例えば、低温真空乾燥処理によって得られた液体を通常知られている油水分離処理に供してもよく、具体的には分離槽などの中で静置する処理や分離を促進するための添加剤を加える処理などが挙げられるが、これらに限定されない。ただし、油相及び水相は、それらの界面が一部混ざり合っていてもよい。
工程(2)では、油相中に精油が得られ、及び水相中にポリメトキシフラボノイド含有固形物が得られる。精油は、水相から分離された状態の部分であれば特に限定されず、例えば、油相の全体又は油相のうち水相と混ざり合った界面部分を除いた部分を挙げることができる。
工程(2)において取得できる精油の量は特に限定されないが、例えば、柑橘類の果実の果肉に含まれる果汁を低温真空乾燥処理に供することにより得られる精油の量より多い量であり、工程(1)で得られた搾汁液の質量を基準にすれば、好ましくは0.3質量%以上であり、好ましくは0.5質量%以上であり、より好ましくは0.7質量%以上である。ただし、取得し得る精油の量の上限は特に限定されない。
ポリメトキシフラボノイド含有固形物は、水相内において、例えば、流動性のある半固形性のペーストとして取得できる。ポリメトキシフラボノイド含有固形物は、ノビレチンやタンゲレチンなどのポリメトキシフラボノイドを含有するものであれば特に限定されないが、例えば、ノビレチン又はタンゲレチンを含有するものであり、好ましくはノビレチン及びタンゲレチンを含有するものである。ポリメトキシフラボノイド含有固形物は、その物性、例えば、含水率や硬度などについては特に限定されない。
工程(2)において取得できるポリメトキシフラボノイド含有固形物の量は特に限定されないが、例えば、柑橘類の果実の果肉に含まれる果汁を低温真空乾燥処理に供することにより得られるポリメトキシフラボノイド含有固形物の量より多い量であり、工程(1)で得られた搾汁液の質量を基準にすれば、好ましくは総量として0.2質量%以上のノビレチン及びタンゲレチンを含有する量であり、より好ましくは総量として0.3質量%以上のノビレチン及びタンゲレチンを含有する量であり、さらに好ましくは総量として0.4質量%以上のノビレチン及びタンゲレチンを含有する量である。ただし、取得し得るポリメトキシフラボノイド含有固形物の量の上限は特に限定されない。ポリメトキシフラボノイド含有固形物におけるノビレチン及びタンゲレチンの定量方法は特に限定されず、例えば、後述する実施例に記載する方法により、HPLC並びにノビレチン及びタンゲレチンの標準品を用いた検量線法などを挙げることができる。
ポリメトキシフラボノイド含有固形物は、ノビレチン及びタンゲレチンの高含有物として、そのままの状態で、又はノビレチン及びタンゲレチンを濃縮又は抽出するように乾燥などの処理を経ることにより、飲食品素材、例えば、飲食品用原料や飲食品用組成物としての利用が期待できる。また、ノビレチン及びタンゲレチンの生理活性の利用を期待して、医薬品及び化粧品の用途に供することができる。その際、ポリメトキシフラボノイド含有固形物は、単独又は他の添加物と共に、飲食品用、化粧品用又は医薬品用の粉沫剤、顆粒剤、錠剤、液剤、ペースト剤、カプセル剤、ゲル剤、クリーム剤などの種々の形態で提供され得る。
ポリメトキシフラボノイド含有固形物の乾燥は、例えば、ポリメトキシフラボノイド含有固形物の含水率が数十%未満、好ましくは10%未満になるような乾燥であれば特に限定されないが、40〜60℃、数分〜数時間の条件で行う加熱乾燥、凍結乾燥などを挙げることができる。加熱乾燥に際しては、ポリメトキシフラボノイド含有固形物を40℃未満で乾燥させると、十分に乾燥させることができない可能性があり、ポリメトキシフラボノイド含有固形物を60℃より大きい温度で乾燥させると、ポリメトキシフラボノイド含有固形物に含まれる成分が乾燥中に変性する可能性がある。
本発明の製造方法は、本発明の課題を解決し得る限り、上記した工程以外にも種々の工程を加入することができ、例えば、工程(1)及び(2)の前段若しくは後段又は工程中に、種々の工程や操作を加入することができる。
以下に、本発明の製造方法の具体的一態様として、図2を参照して、柑橘類の果実を原料として、精油及びポリメトキシフラボノイド含有固形物を製造する方法を説明するが、本発明の製造方法は以下の態様に限定されない。
柑橘類の果実100を、採集した状態で、又は日干しなどして乾燥させた状態で、1次搾汁処理として、SFP−2200型キャタピラ式搾汁機(井河鉄工所社製;能力 800〜1300kg/時)を用いたキャタピラ式搾汁処理200に供して、1次搾汁残渣(柑橘類の果皮)110及び1次搾汁液120を得る。得られる1次搾汁残渣及び1次搾汁液の量は特に限定されないが、例えば、柑橘類としてシークワーサーを用いる場合、1次搾汁残渣及び1次搾汁液の量は、使用する果実の質量に対して、それぞれ50〜70質量%及び50〜30質量%である。
次いで、得られた1次搾汁残渣110を、未処理の状態で、又は凍結処理などの処理に供した後の状態で、図1A〜1Cに示すローラープレス式搾汁機(能力 400〜600kg/時)を用いたローラープレス処理に供して、2次搾汁液130及び2次搾汁残渣140を得る。このとき、2次搾汁残渣140をさらにローラープレス処理して、得られた搾汁液を2次搾汁液130に加えてもよい。
次いで、2次搾汁液130を、未処理の状態で、又は固液分離処理などの処理に供した後の状態で、低温真空乾燥処理220に供して、油相及び水相を含む処理物を得る。この際に、油相及び水相の分離の状態が良好ではない場合に、該処理物を分離槽に置くなどした油水分離処理230に供する。このような処理を経ることにより、油相中に精油150を得て、水相中に流動性のある半固形状のペーストを含むペースト含有液160を得る。
ペースト含有液160を、デカントで、又は遠心分離やろ過などの固液分離処理240に供することにより、該ペーストをポリメトキシフラボノイド含有固形物170として得る。ポリメトキシフラボノイド含有固形物170は、適宜、高濃度のノビレチンやタンゲレチンを得るために、濃縮、抽出、乾燥などの処理に供してもよい。
以下、本発明を実施例によりさらに詳細に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではなく、本発明の課題を解決し得る限り、本発明は種々の態様をとることができる。
[ノビレチン及びタンゲレチンの定量]
ノビレチン及びタンゲレチンの含有量(mg)は、カラムとしてDevelosil ODS−HG−5カラム及び移動相としてMeOH:HO=70:30を用いて、流速1ml/min、測定波長215.0nmに設定して、それぞれ約8〜9分、約11〜12分のリテンション・タイムを有するピークとして検量線法により測定した。検量線を作成するにあたり、ノビレチン及びタンゲレチンの標準品(和光社製)を用いた。
[例1.2段階圧搾処理による精油及び生理活性物質の製造]
沖縄県東村産のシークワーサーの果実 2,800kgを、キャタピラ式搾汁機(SFP−2200型;井河鉄工所社製;能力 300kg/時)を用いた1次圧搾処理に供することにより、1次圧搾液 1,100kg及び1次圧搾残渣 1,700kg(湿質量)を得た。このときの1次圧搾液はシークワーサーの果実における果汁部分からなり、1次圧搾残渣は、主として、シークワーサーの果実における果皮部分及び種子部分からなる。
得られた1次圧搾残渣のうちの1,600kgを、図1A〜1Cに示すローラープレス式搾汁機(奥原鉄工社製)を用いて、2次圧搾処理に供することにより、2次圧搾液 80kg及び2次圧搾残渣 約1,500kg(湿質量)を得た。なお、上記ローラープレス式搾汁機は、通常2本しか備えていないローラーを、5本にまで増やして備えるものであり、これにより1次圧搾残渣に対して5質量%程度の2次圧搾液を得ることができた。
得られた2次圧搾液の80kgを、特許文献1の図1に記載の低温真空乾燥機(KAORIルネサンス社製)を用いて、原料重量 15kg;釜内圧力 −92kPa;釜内温度 45℃;及び稼働時間 4時間の条件で低温真空乾燥処理に供することにより、2次圧搾液−処理液を得た。次いで得られた2次圧搾液−処理液を油相及び水相に分離することにより、精油 600g(0.75質量%)を得た。ここで、水相において、流動性半固形物(ペースト) 8kg(10質量%;含水率42%)を得た。また、全ペーストに含まれるノビレチン及びタンゲレチンの含有量を測定したところ、それぞれ240g(0.30質量%)及び86g(0.11質量%)であった。
[例2.1段階圧搾処理による精油及び生理活性物質の製造]
例1で得られた1次圧搾液の40kgを、例1と同様(ただし、稼働時間は2時間)にして、低温真空乾燥処理に供することにより、1次圧搾液−処理液を得た。次いで得られた1次圧搾液−処理液を油相及び水相に分離することにより、精油 100g(0.25質量%)を得た。ここで、水相において、ペースト 1.8kg(4.5質量%;含水率12%)を得た。また、ペーストに含まれるノビレチン及びタンゲレチンの含有量を測定したところ、それぞれ59g(0.15質量%)及び11g(0.03質量%)であった。
また、1次圧搾残渣の100kgを、例1と同様(ただし、稼働時間は24時間)にして、低温真空乾燥処理に供することにより、1次圧搾残渣−処理液を得た。次いで得られた1次圧搾残渣−処理液を油相及び水相に分離することにより、精油 100g(0.10質量%)を得た。
[まとめ]
例1及び例2の結果より、1次圧搾残渣(1段階圧搾処理残渣)、1次圧搾液(1段階圧搾処理液)及び2次圧搾液(2段階圧搾処理液)から得られる精油並びにペーストとして得られるノビレチン及びタンゲレチンの含有量をまとめたものを表1とする。
表1に示すとおり、1次圧搾処理により得られた1次圧搾液及び1次圧搾残渣に比べて、1次圧搾残渣をさらにローラープレス式搾汁機を用いた2次圧搾処理に供して得られた2次圧搾液は、精油については3倍以上、ノビレチン及びタンゲレチンについては2〜3倍以上の割合の量を含有するものであった。これらのことから、2段階圧搾処理を採用する方法は、シークワーサーなどの柑橘類から高効率で大量の精油及びノビレチンやタンゲレチンを高含量で含むペーストを大量に製造し得る方法であることが確認された。
本発明の製造方法によって製造される精油及びポリメトキシフラボノイド含有固形物並びにこれらの加工処理物やこれらから抽出されるノビレチン及びタンゲレチンは、飲食品、化粧品、医薬品、医薬部外品などの分野で有用であり、特に経口剤、外用剤、注射剤、化粧水などとして、及びこれらに配合できる点で有用である。
10 ローラープレス式搾汁機
11 フード
12 ローラーハンドル
13 残渣排出トレイ
14 傾斜板
15 果汁排出口
16 原料投入口
17 残渣排出口
18 拡散スクリュー
20 回転軸
21 第1のローラー
22 第2のローラー
23 第3のローラー
24 第4のローラー
25 第5のローラー
26 固定軸
30 原料投入から残渣排出までの流れ
100 柑橘類の果実
110 1次搾汁残渣(柑橘類の果皮)
120 1次搾汁液
130 2次搾汁液
140 2次搾汁残渣
150 精油(油相)
160 ペースト含有液(水相)
170 ポリメトキシフラボノイド含有固形物
200 キャタピラ式搾汁処理
210 ローラープレス処理
220 低温真空乾燥処理
230 油水分離処理
240 固液分離処理

Claims (8)

  1. 以下の工程(1)及び(2)を含む、精油及びポリメトキシフラボノイド含有固形物の製造方法。
    (1)柑橘類の果皮を、ローラープレス処理に供することにより、搾汁液及び搾汁残渣を得る工程
    (2)前記搾汁液を、低温真空乾燥処理に供することにより、精油及びポリメトキシフラボノイド含有固形物を得る工程
  2. 前記柑橘類の果皮は、柑橘類の果実を、キャタピラ式搾汁機、遠心分離式搾汁機及びスクリュー式搾汁機からなる群から選ばれる1種の搾汁機を用いて、果実から果肉に含まれる果汁を搾り出すようになされる搾汁処理により得られる柑橘類の果皮である、請求項1に記載の製造方法。
  3. 前記工程(2)は、前記搾汁液を、低温真空乾燥処理及び油水分離処理に供することにより、油相中に精油及び水相中にポリメトキシフラボノイド含有固形物を得る工程である、請求項1又は2に記載の製造方法。
  4. 前記ローラープレス処理は、前記果皮の総質量に対して、0.1〜20質量%の前記搾汁液を得ることによって達成されるローラープレス処理である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の製造方法。
  5. 前記ローラープレス処理は、前記果皮の総質量に対して、1〜10質量%の前記搾汁液を得ることによって達成されるローラープレス処理である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の製造方法。
  6. 前記精油は、前記搾汁液の質量に対して、少なくとも0.3質量%の精油である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の製造方法。
  7. 前記ポリメトキシフラボノイド含有固形物は、前記搾汁液の質量に対して、総量として少なくとも0.2質量%のノビレチン及びタンゲレチンを含有するポリメトキシフラボノイド含有固形物である、請求項1〜6のいずれか1項に記載の製造方法。
  8. 前記柑橘類は、シークワーサー(Citrus depressa)、ウンシュウミカン(C.unshiu)、タチバナ(C.tachibana)、コウジ(C.leiocarpa)、ギリミカン(C.tardiva)、ジミカン(C.succosa)、キシュウ(C.kinokuni)、コベニミカン(C.erythrosa)、スンキ(C.sunki)、チチュウカイマンダリン(C.deliciosa)、キング(C.nobilis)、ポンカン(C.retuculata)、ダンシータンジェリン(C.tangerina)、ハナユ(C.hanayu)、マンダリンオレンジ(C.reticulata)、サンキ(C.sunki)、コウライタチバナ(C.nippokoreana)、シラヌヒ及び清見からなる群から選ばれる少なくとも1種の柑橘類である、請求項1〜7のいずれか1項に記載の製造方法。



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