JP6202697B1 - 搾汁粕由来成分含有組成物の製造方法、及び飲食品、医薬品、医薬部外品、又は化粧品の製造方法 - Google Patents

搾汁粕由来成分含有組成物の製造方法、及び飲食品、医薬品、医薬部外品、又は化粧品の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、緑色植物の緑葉を搾汁する際に得られる搾汁粕から産業上の利用価値のある水溶性成分を熱水抽出することで、搾汁粕を有効利用することができる搾汁粕由来成分含有組成物を提供する。【解決手段】本発明の搾汁粕由来成分含有組成物は、緑色植物の緑葉を搾汁して得られた搾汁粕から熱水抽出させてなる水溶性成分を含む。【選択図】なし

Description

本発明は、搾汁粕由来成分含有組成物の製造方法、及び飲食品、医薬品、医薬部外品、又は化粧品の製造方法に関する。より詳細には、緑色植物の搾汁粕由来の水溶性成分を含む搾汁粕由来成分含有組成物の製造方法、及び飲食品、医薬品、医薬部外品、又は化粧品の製造方法に関する。
従来より、青汁原料として緑色植物の緑葉が広く使用されている。このような青汁の製造方法は、緑葉の洗浄工程、緑葉の搾汁工程、搾汁の濃縮工程、濃縮液の乾燥工程等を経て搾汁乾燥粉末を製造する方法(特許文献1、2、3)と、緑葉の洗浄工程、緑葉の加熱乾燥工程、緑葉乾燥物の微粉末粉砕工程等を経て乾燥粉砕粉末を製造する方法(特許文献4、5、6)とに大きく分けられる。このような製造方法で得られる製造物のうち、後者の乾燥粉砕粉末と比べて、前者の搾汁乾燥粉末は、搾汁時に緑葉の細胞壁を破壊して細胞内から栄養等に優れた有用成分を取得するため、搾汁乾燥粉末における繊維質の含有量を低減させることができるとされている。このため、繊維質に起因したざらついた食感を低減させることができ、これにより、搾汁乾燥粉末を用いた食品等は容易に摂取されやすくなるとされている。
特公昭46−38548号公報 特許第2584068号公報 特開2009−72125号公報 特許第3277181号公報 特許第3428956号公報 特許第3430126号公報
しかし、搾汁乾燥粉末を製造する際に、繊維質を含んだ搾汁粕を大量に排出させてしまうことは避けられない。このような搾汁粕は、水分を多く含んで重たくなっていることから、産業廃棄物として廃棄するために多くの費用が必要とされている。このため、搾汁粕は、肥料や家畜などの飼料として利用されてきた。また、搾汁粕は、その量の多さと、腐敗しやすいことから保存管理等の取扱いが難しいため、緑葉の搾汁粕を用いて産業上の利用価値を見出すことは殆ど行われていない。
本発明は上記の点を鑑みてなされたものであり、その目的は、緑色植物の緑葉を搾汁する際に得られる搾汁粕から産業上の利用価値のある水溶性成分を熱水抽出することで、搾汁粕を有効利用することができる搾汁粕由来成分含有組成物の製造方法、及び飲食品、医薬品、医薬部外品、又は化粧品の製造方法を提供することである。
本発明に係る搾汁粕由来成分含有組成物の製造方法は、大麦若葉を搾汁してから搾汁粕を回収し、その後、前記搾汁粕に水を加えて攪拌する第一工程と、60〜100℃で1〜5時間の加熱処理で前記搾汁粕から水溶性成分を熱水抽出させて熱水抽出液を得る第二工程と、前記熱水抽出液を減圧濃縮する第三工程と、濃縮した熱水抽出液を乾燥させて前記水溶性成分を析出させる第四工程とを含み、前記水溶性成分はポリフェノールを含み、前記ポリフェノールはクロロゲン酸を含む。
本発明に係る搾汁粕由来成分含有組成物の製造方法では、前記水溶性成分は、アミノ酸と、核酸と、前記アミノ酸及び前記核酸とは異なる有機酸とを更に含んでもよい。
本発明に係る搾汁粕由来成分含有組成物の製造方法では、前記第四工程の乾燥は、120〜200℃の熱風の下で行われる加熱噴霧乾燥;乾燥剤で乾燥させた空気中で行われる常温噴霧乾燥;又は乾燥板の温度が40〜50℃で、真空度が1.0〜0.01mmHgの条件で行われる凍結乾燥のいずれかであってもよい。
本発明に係る搾汁粕由来成分含有組成物の製造方法では、前記アミノ酸は、γ−アミノ酪酸(GABA)を含んでもよい。
本発明に係る搾汁粕由来成分含有組成物の製造方法では、前記水溶性成分は、グアニル酸、シチジル酸、及びチミジル酸の群から選択される少なくとも1種の化合物を更に含んでもよい。
本発明に係る飲食品、医薬品、医薬部外品、又は化粧品の製造方法は、前記搾汁粕由来成分含有組成物の製造方法により得られた搾汁粕由来成分含有組成物を飲食品、医薬品、医薬部外品、又は化粧品に添加することを含む。
本発明によれば、緑色植物の緑葉を搾汁する際に得られる搾汁粕から産業上の利用価値のある水溶性成分を熱水抽出することで、搾汁粕を有効利用することができる。
以下、本発明を実施するための形態を説明する。
緑色植物の緑葉の搾汁を乾燥して得られる搾汁乾燥粉末を製造する過程で残渣として副生する搾汁粕は繊維質を多く含み、且つ腐敗しやすいため、搾汁粕を用いて利用価値の高い水溶性組成物を得ることは困難とされている。
そこで、本発明者らは、鋭意研究を重ねて、搾汁粕の有効利用、及び搾汁粕中の水溶性成分に関する研究を行った。この研究結果から、搾汁粕に熱水抽出を施すことで、有用な水溶性成分を搾汁粕から多量に獲得可能であることを見出した。
(搾汁粕由来成分含有組成物)
本実施形態に係る搾汁粕由来成分含有組成物は、緑色植物の緑葉を搾汁して得られた搾汁粕から熱水抽出させてなる水溶性成分を含む。
このような搾汁粕に熱水抽出を施すと、搾汁乾燥粉末では得られないものの、利用価値の高く、搾汁粕を由来とする成分を熱水中に抽出させることが可能となる。すなわち、搾汁粕に熱水抽出を施すことで、搾汁乾燥粉末でも得ることができる成分と、搾汁乾燥粉末では得られずに搾汁粕を由来とする成分とを水溶性成分として得ることが可能となる。
水溶性成分は、搾汁粕の熱水抽出液を乾燥させ、熱水抽出液中の成分を析出させることで得ることができる。そして、析出後の水溶性成分を粉末化したものを熱水抽出粉末として得ることが可能となる。この場合、熱水抽出粉末は、搾汁乾燥粉末と比べても劣らず、利用価値の高いアミノ酸、核酸、ポリフェノール、及び有機酸を含むことができる。ここで、熱水抽出粉末の成分構成と、水溶性成分の成分構成とは、同一であるとよい。
搾汁粕由来成分含有組成物は、緑色植物の緑葉の搾汁粕を由来とする水溶性成分を含む。そして、水溶性成分は、アミノ酸と、核酸と、ポリフェノールと、アミノ酸及び核酸とは異なる有機酸とを含む。
このような水溶性成分(以下、熱水抽出粉末ともいう)に含まれる成分のうち、アミノ酸、及び有機酸は、搾汁乾燥粉末にも含まれる成分であるが、熱水抽出粉末ではこれらの含有量を増加させることが可能となる。また、核酸、及びポリフェノールは、搾汁乾燥粉末では得にくい成分であるものの、搾汁粕に熱水処理を施して効率よく抽出され得る。
緑色植物としては、例えば、イネ科植物、ケール、桑が挙げられる。好ましくは、緑色植物はイネ科植物である。この場合、イネ科植物は麦類の植物であってもよい。すなわち、緑色植物は麦類の植物であってもよい。麦類の植物としては、例えば、大麦、小麦、えん麦、ライ麦が挙げられる。麦類の植物が大麦である場合、緑色植物の緑葉は大麦若葉であることが好ましい。ここで、大麦若葉は、一般的には若い大麦における葉の部分として知られているが、大麦若葉を用いる場合、その茎部分も含んでよい。また、大麦若葉から得られる搾汁乾燥粉末は、大麦若葉エキス粉末とも呼ばれる。
上記のように、搾汁粕に熱水抽出を施すことで、熱水抽出粉末の成分構成は、搾汁乾燥粉末、例えば大麦若葉エキス粉末(参考文献1、2、3)の成分構成と比べて、同等か、或いは利用価値の面で遥かに上回ることが可能となる。
搾汁粕から得られる熱水抽出粉末の成分構成は、例えばCE−TOFMS(キャピラリー電気泳動−飛行時間型質量分析計)、LC−TOFMS(液体クロマトグラフィ−飛行時間型質量分析計)を用いたメタボローム解析で調べられ得る。
熱水抽出粉末に含まれるアミノ酸として、例えば、ヒスチジン、ロイシン、イソロイシン、リジン、メチオニン、フェニルアラニン、トレオニン、トリプトファン、バリン等の必須アミノ酸;アラニン、アルギニン、アスパラギン、アスパラギン酸、グルタミン、グルタミン酸、プロリン、セリン、チロシン、グリシンが挙げられる。これらのうち、アミノ酸は、アラニン、アスパラギン、グルタミン酸、フェニルアラニン、グリシン、ヒスチジン、イソロイシン、リジン、ロイシン、メチオニン、プロリン、アルギニン、セリン、トレオニン、バリン、トリプトファン、及びチロシンの群から選択される少なくとも一種の化合物を含むことが好ましい。このようなアミノ酸は、搾汁乾燥粉末中の含有量と比べて、熱水抽出粉末における含有量が増加する傾向にある。この場合、アミノ酸はシステインを含まなくてもよい。すなわち、熱水抽出粉末はシステインを含まなくてもよい。
また、アミノ酸は、GABAを含むことが好ましい。この場合、GABAの含有量は、重量割合で、熱水抽出粉末100gに対して400mg〜500mgであることが好ましい。GABAは、L−グルタミン酸にグルタミン酸脱炭酸酵素(GAD)を作用させて得ることができる。緑色植物がGADを含む場合、その搾汁粕にもGADが含まれると考えられる。このため、搾汁粕に熱水抽出を施してGADを失活させるまでの間、搾汁粕に存在するL−グルタミン酸からGABAが産生されると考えられる。ここで、GABAは自律神経活動に作用することが知られている(参考文献4)。
核酸は、グアニル酸(GMP)、シチジル酸(CMP)、及びチミジル酸(dTMP)の群から選択される少なくとも1種の化合物を含むことが好ましい。このような核酸のうち、グアニル酸はうま味成分として知られている。核酸は、搾汁乾燥粉末では得ることが困難な成分であるものの、搾汁粕から効率よく得ることができる成分である。この点について、搾汁する際に緑色植物に含まれるポリヌクレオチドが不規則に切断されるものの、ポリヌクレオチドは、搾汁粕の繊維質に絡まって、搾汁中に存在しにくいと考えられる。また、熱水抽出前の搾汁粕に残存したポリヌクレオチドが、DNase、RNase等のヌクレアーゼで加水分解されやすくなり、これにより、熱水抽出粉末は核酸を豊富に含むと考えられる。
ポリフェノールは、サポナリン、ルトナリン、及びルテオリンの群から選択される少なくとも1種のフラボノイドを含むことが好ましい。このうち、ルトナリンは、上記のメタボローム解析とは別の方法でも、その存在を確認することが可能である(参考文献5)。また、サポナリン、及びルトナリンは、活性酸素種の消去やLDLコレステロールの酸化抑制等に寄与する強い抗酸化作用(参考文献3)や、紫外線B波に対する紫外線防御作用(参考文献6)や、薬剤としての抗炎症性作用(参考文献7)や、脂肪蓄積抑制作用(参考文献3)を有することが期待される。他にも、ポリフェノールは、クロロゲン酸を含んでもよい。クロロゲン酸は血糖値降下作用を有することが期待される(参考文献8)。
有機酸は、上記の通り、アミノ酸及び核酸とは異なる成分であるとよい。有機酸は、リンゴ酸、及びクエン酸の群から選択される少なくとも1種の化合物を含むことが好ましい。このような有機酸が熱水抽出粉末に含まれることで、有機酸による唾液分泌促進効果やデトックス効果などが期待される。有機酸の含有量が豊富になると、一般的には酸味が強くなる傾向になるが、熱水抽出粉末では酸味が抑えられていた。
また、熱水抽出粉末は、例えば、デキストリン、シクロデキストリン、ラクトース、デンブン、マルトース、マルチトール、グルコース、フラクトース等の賦形剤、食品用増量剤を、必要に応じて添加することができる。
本実施形態に係る搾汁粕由来成分含有組成物は、必要に応じて、例えば賦形剤、増量剤、結合剤、増粘剤、乳化剤、着色料、香料、食品添加物、及び調味料の群から選択される少なくとも1種の添加剤を更に添加することができる。また、搾汁粕由来成分含有組成物は、大麦若葉粉末、大麦若葉エキス粉末、及び人参・カボチャ・キャベツ・ホウレンソウ等の野菜エキスの添加剤として混合されてもよい。
搾汁粕由来成分含有組成物を作製するにあたって、その剤型を、必要に応じて、粉末、顆粒、ペレット、錠剤、カプセル剤、油状、液状にすることができる。
また、搾汁粕由来成分含有組成物は、その剤型に応じて、上記の添加剤とは別の調剤用添加剤を含むことができる。この調剤用添加剤として、例えば、アスコルビン酸、ビオチン、パントテン酸カルシウム、カロテン、ナイアシン、ピリドキシン塩酸塩、リボフラビン、パントテン酸ナトリウム、チアミン塩酸塩、トコフェロール、ビタミンA、ビタミンB12、ビタミンD等のビタミン類;メタリン酸ナトリウム、リン酸ナトリウム、ピロリン酸ナトリウム、リン酸三ナトリウム等のリン酸ナトリウム類;ソルビン酸カルシウム、安息香酸、パラオキシ安息香酸エステル、安息香酸ナトリウム等の保存料;アラビアガム、トラガント、アルギン酸ナトリウム、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、アルギン酸カルシウム、ケイ酸カルシウム、マンニット、ソルビトール、ラクトース、可溶性澱粉、アミノ酸類、グルコース、フラクトース、スクロース、ハチミツ、脂肪酸エステル、二酸化ケイ素が挙げられる。
本実施形態に係る搾汁粕由来成分含有組成物は、飲食品、医薬品、医薬部外品、化粧品に含まれてもよい。このうち、飲食品としては、例えば野菜加工食品、海藻加工食品、缶詰類、瓶詰め類、肉類加工品等の各種加工食品;スープ、スナック菓子、パン類、麺類、氷菓子類、お茶、ジュース、コーヒー、健康食品を挙げることができる。
(搾汁粕由来成分含有組成物の製造方法)
次に、搾汁粕由来成分含有組成物の製造方法に関する実施形態を説明する。なお、搾汁粕由来成分含有組成物の説明と重複して省略されている内容については、上記説明を参照することができる。
本実施形態に係る製造方法は、緑色植物の緑葉を搾汁してから搾汁粕を回収し、その後、搾汁粕に水を加えて攪拌する第一工程と、加熱処理で搾汁粕から水溶性成分を熱水抽出させて熱水抽出液を得る第二工程と、熱水抽出液を減圧濃縮する第三工程と、濃縮した熱水抽出液を乾燥させて水溶性成分を析出させる第四工程とを含む。
第一工程(攪拌工程)において、搾汁粕と水の量との割合は、特に限定されない。しかし、第一工程の一例として、搾汁粕を、重量割合で、水の重量に対して、0.1〜50重量%の範囲内にするか、1〜35重量%の範囲内にするか、あるいは5〜20重量%の範囲内にすることが挙げられる。
第二工程は、搾汁粕から水溶性成分を熱水抽出する工程(熱水抽出工程)である。この場合、搾汁粕に熱水抽出(加熱処理)を施す熱水の温度は60〜100℃の範囲内であることが好ましく、より好ましくは65〜100℃の範囲内で、さらに好ましくは70〜100℃の範囲内である。第二工程における加熱処理の時間は1〜5時間の範囲内であるとよい。第二工程の加熱処理は、水蒸気雰囲気下で行われてもよく、あるいは搾汁粕を熱水に完全に浸して行われてもよい。
第三工程は、搾汁粕由来の水溶性成分を含む熱水抽出液を減圧濃縮をする工程(減圧濃縮工程)である。熱水抽出液を濃縮する際、次の第四工程、例えば噴霧乾燥において、その作業効率や析出させた水溶性成分(熱水抽出粉末)の回収率を踏まえた濃度まで濃縮するとよい。この場合、熱水抽出液における水溶性成分の濃度は1.5〜30%程度で可及的高濃度側が好ましい。水溶性成分の濃度は、比重計を用いて測定された比重値と、赤外線水分計を用いて測定された熱水抽出液の固形分重量とから導出され得る。第三工程で熱水抽出液を濃縮するにあたって、連続薄膜濃縮装置、真空濃縮装置などを利用することができる。さらに、冷温装置、遮光手段、ポンプ、タンク等を単独もしくは組み合わせて、第四工程に供するまでの熱水抽出液を移送、貯蔵することができる。
第四工程は、濃縮した熱水抽出液を乾燥させて水溶性成分を析出・粉末化させる工程(乾燥工程)である。水溶性成分を析出・粉末化させるにあたって、熱水抽出液を噴霧乾燥するか、或いは凍結乾燥するとよい。このような噴霧乾燥または凍結乾燥は、既知の方法で行うことができる。噴霧乾燥としては、例えば、120〜200℃、好ましくは140〜190℃の熱風の下で行われる加熱噴霧乾燥、塩化リチウム等の乾燥剤で乾燥させた空気中で行われる常温噴霧乾燥を挙げることができる。また、凍結乾燥は、例えば、乾燥板の温度を40〜50℃にし、真空度を1.0〜0.01mmHg程度にした条件で行われ得る。
第四工程では、必要に応じて、デキストリン、シクロデキストリン、ラクトース、デンプン、マルトース、マルチトール、グルコース、フラクトース等の賦形剤、食品用増量剤等を、熱水抽出液に添加した後、例えば噴霧乾燥機、或いは凍結乾燥機で熱水抽出液を乾燥することができる。
本実施形態に係る製造方法で得られる熱水抽出粉末の成分構成は、搾汁乾燥粉末、例えば大麦若葉エキス粉末の成分構成と比べて、同等か、或いは利用価値の面で遥かに上回ることが可能となる。さらに、熱水抽出粉末は、保存安定性及び嗜好性においても優れており、香ばしい味と上品な呈味を有することができる。このため、熱水抽出粉末を、そのまま飲食品等に供することができる。また、熱水抽出粉末に含まれる成分を、必要に応じて、シクロデキストリン等で包接させることができる。
また、熱水抽出粉末を含む搾汁粕由来成分含有組成物は、賦形剤、増量剤、結合剤、増粘剤、乳化剤、着色料、香料、食品添加物、及び調味料の群から選択される少なくとも1種の添加剤を更に添加して混合されてもよい。また、搾汁粕由来成分含有組成物は、大麦若葉粉末、大麦若葉エキス粉末、及び人参・カボチャ・キャベツ・ホウレンソウ等の野菜エキスの添加剤として混合されてもよい。
本実施形態に係る製造方法で得られる搾汁粕由来成分含有組成物は、その用途に応じて、剤型が粉末、顆粒、ペレット、錠剤、カプセル剤、油状、或いは液状となるように成型され得る。
このように、本実施形態に係る製造方法は、搾汁粕由来成分含有組成物を用いて飲食品、医薬品、医薬部外品、化粧品を得ることができる。このうち、飲食品としては、例えば野菜加工食品、海藻加工食品、缶詰類、瓶詰め類、肉類加工品等の各種加工食品;スープ、スナック菓子、パン類、麺類、氷菓子類、お茶、ジュース、コーヒー、健康食品を挙げることができる。
以下、本発明を実施例によって具体的に説明するが、当該実施例は本発明を制限するものではない。
<比較例1>(大麦若葉エキス粉末)
大麦若葉を水洗浄して破砕した。その後の搾汁工程にて、大麦若葉の破砕物を搾汁して大麦若葉搾汁液(大麦若葉エキス)と、搾汁工程の残渣である搾汁粕とを得た。このようにして得られた大麦若葉エキスを、L−8型噴霧乾燥機で噴霧乾燥させて大麦若葉エキス粉末を作製した。このような噴霧乾燥により、10.8kgの大麦若葉エキスから341.3gの大麦若葉エキス粉末が得られた。
<実施例1>(熱水抽出粉末)
比較例1で得られた搾汁粕5.736kgを室温15℃で5時間静置させた、その後、この搾汁粕と冷水25kgとをステンレス製の寸胴釜に入れた。そして、搾汁粕を蒸気過熱式の湯浴に浸して70℃で3時間加熱した。加熱後、大型の吸引濾過機を用いて不溶物を濾別して、19.2kgの熱水抽出液(固形分0.85%)を得た。このようにして得られた熱水抽出液をL−8型噴霧乾燥機で噴霧乾燥し、40.2gの熱水抽出粉末を得た。
(メタボローム解析による、大麦若葉エキス粉末、及び熱水抽出粉末の評価)
メタボローム解析の試料として、比較例1の大麦若葉エキス粉末と実施例1の熱水抽出粉末とを用いた。メタボローム解析は、CE−TOFMS(キャピラリー電気泳動−飛行時間型質量分析計)、及びLC−TOFMS(液体クロマトグラフィ−飛行時間型質量分析計)を用いて行った。なお、メタボローム解析については、ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ株式会社に委託した。
(メタボローム解析の試料作製)
メタボローム解析のCE−TOFMSに用いられる試料は次のように作製した。まず、比較例1の大麦若葉エキス粉末(重量;約20mg)、及び実施例1の熱水抽出粉末(重量;約10mg)を採取した。採取した粉末をそれぞれ別のチューブ内に入れ、そこに50μMの内部標準物質(カチオンモード用物質;Methionine sulfone(メチオニンスルホン))、アニオンモード用物質;D-Camphor-10-sulfonicacid)を含んだ600μLのメタノール溶液を添加した。その後、チューブ内の溶液を、氷上で冷却しつつ、ホモジナイザーを用いて分散処理(1500rpm,120秒×1回)を行って粉末をエタノール溶液中で十分に分散させた。分散処理後、チューブ内に600μLのクロロホルム及び240μLの超純水を更に加えて攪拌し、その後、遠心分離(2300×g、4℃、5分)を行った。遠心分離後、チューブ内の水層を採取し、この水層を限外ろ過チューブ(ウルトラフリーMC PLHCC HNT、遠心式フィルターユニット 5KDa)に供して限外ろ過を行った。このようにしてろ過フィルターを通過させたろ液と200μLの超純水とを混合して試料水溶液を作製し、この試料水溶液を、CE−TOFMSによるカチオンモード測定、及びアニオンモード測定に用いた。
メタボローム解析のLC−TOFMSに用いられる試料は次のように作製した。まず、比較例1の大麦若葉エキス粉末、及び実施例1の熱水抽出粉末の各々を、重量が約10mgになるように採取した。採取した粉末をそれぞれ別のチューブ内に入れ、そこに20μMの内部標準物質(D-Camphor-10-sulfonic acid)を含んだ500μLの1%ギ酸‐アセトニトリル溶液を添加した。その後、チューブ内の溶液を、氷上で冷却しつつ、ホモジナイザーを用いて分散処理(1500rpm,120秒×1回)を行って粉末をアセトニトリル溶液中で十分に分散させた。そこに167μLの超純水を添加し、さらに分散処理(1500rpm,120秒×1回)を行った。その後、チューブ中の分散液を遠心分離(2300×g,4℃、5分)し、上清を採取した。この際に得られた沈殿物を、500μLの1%ギ酸−アセトニトリル及び167μLの超純水と混合し、上記と同じ条件で分散処理、及び遠心分離を行った。このようにして得られた上清を採取して、先の上清と混合させた。この上清混合液を3本の限外ろ過チューブ(NANOSEP 3K OMEGA,PALL)にそれぞれ350μL供した。そして、これらの限外ろ過チューブに遠心処理(9100×g、4℃、120分)を施して上清混合液を限外ろ過した。次いで、ろ過フィルターを通過させたろ液に含まれるリン脂質を固相抽出で除去した。固相抽出後、ろ液を乾燥させた。このろ液乾燥物を100μLの50%イソプロパノール溶液(v/v)に溶解させて試料水溶液を作製し、この試料水溶液を、LC−TOFMSによるポジティブモード測定、及びネガティブモード測定に用いた。
(データ処理及び解析)
検出されたピークから、自動積分ソフトウェアのMasterHands ver.2.17.1.11(慶応義塾大学開発)を用いて、シグナル/ノイズ(S/N)比が3以上となるピークを自動抽出した。そして、抽出されたピークの各々の質量電荷比(m/z)、ピーク面積値、CE−TOFMSの泳動時間(Migration time:MT)、及びLC−TOFMSの保持時間(Retention time;RT)を得た。ピーク面積値は、内部標準物質のピーク面積値に基いて相対面積値に変換された。精査したピークについて、上記のm/z、及びMTまたはRTの値に基づいて、ピークの整列化を行い、且つ各ピークに対応した試料中の候補代謝物質を検索した。
(代謝物質の定量)
まず、アミノ酸、有機酸、糖リン酸及び核酸を含む代謝物質から主要な110の物質を選択し、これらの物質の定量を行った。このようにして求められた各物質の定量値と内部標準物質により補正したピーク面積とを用いて検量線を作成した。そして、各物質の濃度が100μMである場合のピーク面積と比較して代謝物質中の主要な物質の濃度を算出した。
(候補代謝物質の検索)
CE−TOFMS及びLC−TOFMSで検出されたピークのm/z、及びMTまたはRTの値を、HMT(ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ株式会社)の代謝物質ライブラリ及びKnown−Unknownライブラリに登録された全物質の値と照合して、試料中の候補代謝物質を検索した。なお、上記のライブラリにおいて同一の候補代謝物質に複数のピークの値が存在していることから、候補代謝物質を1つに絞り込むことができない場合には候補代謝物質に枝番を付与して表記した。
以下は、メタボローム解析で得られた結果に基いて、大麦若葉エキス粉末に含まれる代謝物質と熱水抽出粉末に含まれる代謝物質とを対比して記している。
Figure 0006202697
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Figure 0006202697
Figure 0006202697
表1−表4の結果から、大麦若葉エキス粉末と比較すると、熱水抽出粉末では、アミノ酸や有機酸の増加が認められた。さらに大麦若葉エキス粉末で検出されなかったグアニル酸、シチジル酸、チミジル酸、クロロゲン酸が熱水抽出粉末で得られることが認められた。すなわち熱水抽出粉末は、大麦若葉エキス粉末でも得られる成分と、搾汁粕を熱水抽出して得ることができる成分とを含む粉末である。このため、熱水抽出粉末は、大麦若葉エキス粉末に勝るとも劣らない有用な成分を含むことが確認された。
(熱水抽出粉末の利用)
熱水抽出粉末を利用することができる飲食品としては、例えば野菜加工食品、海藻加工食品、缶詰類、瓶詰め類、肉類加工品等の各種加工食品;スープ、スナック菓子、パン類、麺類、氷菓子類、お茶、ジュース、コーヒー、健康食品を挙げることができる。そこで、下記では、幾つかの飲食品に熱水抽出粉末を利用した例を示すが、その処方や仕様は本発明を制限するものではない。
<実施例2>(パンの製造)
パン原料である強力小麦粉250g、ドライイースト6g、砂糖16g、食塩2g、水170cc、バター15gに対して、実施例1で得られた熱水抽出粉末5gを添加してパンを作製した。このようにして得られたパンでは、熱水抽出粉末の添加により、パンの素材の味が邪魔されることなく、栄養価を高くし、そして風味を豊かにさせることができた。
<実施例3>(うどんの製造)
実施例1で得られた熱水抽出粉末5gを、薄力小麦粉300gに添加して十分に混合した。この混合物に、12gの食塩を含む食塩水140ccを更に添加してから混錬して手延うどんを作製した。このようにして得られたうどんでは、熱水抽出粉末の添加により、栄養価を高くし、そして風味を良くさせることができた。
<実施例4>(スープの製造)
玉ねぎ1個(約200g)、キャベツ3枚(約150g)、及びにんじん半分(約75g)、ベーコン2枚(約60g)を細かく切り、これらを固形コンソメの素1個(約5.3g)、実施例1で得られた熱水抽出粉末5gと一緒に沸騰したお湯に加えた。そして、細かく切った野菜が柔らかくなるまで煮込んだ後、塩コショウで味を整えてコンソメスープを作製した。このようにして得られたコンソメスープでは、熱水抽出粉末に添加により、栄養価を高くし、そして深みが増した味を得ることができた。
<実施例5>(クッキーの製造)
実施例1で得られた熱水抽出粉末3gと薄力小麦粉120gと混合し、この混合粉末にバター50g、卵黄1個分、及びグラニュー糖40gを添加して更に混合してクッキー生地を得た。このクッキー生地を手のひらに乗る大きさにしてから、オーブン内で焼いてクッキーを作製した。このようにして得られたクッキーでは、熱水抽出粉末の添加により、栄養価を高くし、そして風味を良くさせることができた。
<実施例6>(ドーナツの製造)
実施例1で得られた熱水抽出粉末3gを、ホットケーキミックス150g、卵1個、砂糖10g、溶かしバター20gに加えて混ぜ合わせた。この混合物を1cmの厚さに伸ばしてリング状にくりぬいたものを180℃の油で揚げた。このようにして得られたクッキーでは、熱水抽出粉末の添加により、ドーナツの素材の味が邪魔されることなく、良い口当たりにすることができた。
(健康食品)
健康食品は、その構成成分として熱水抽出粉末を含むことができる。このような健康食品の形状としては、例えば、錠剤や粉末やカプセルが挙げられる。下記では、健康食品に熱水抽出粉末を用いた例を示すが、その処方や仕様は本発明を制限するものではない。
<実施例7>(錠剤)
Figure 0006202697
実施例1で得られた熱水抽出粉末を、ラクトース、及び結晶セルロースと均一に混合してから造粒し、その後、ショ糖脂肪酸エステル、及び二酸化ケイ素を加えて更に混合して均一な混合物を作製した。そして、この混合物を打錠して1錠250mgの錠剤を成型した。
<実施例8>(粉末飲料)
Figure 0006202697
実施例1で得られた熱水抽出粉末を、グラニュー糖、クエン酸、クエン酸Na、ビタミンC、スクラロース、アセスルファムKと均一に混合してから、香料を加えて更に均一に混合して混合粉末を作製した。その後、混合粉末を造粒させた造粒物を分包し、1包あたりの内容量が3gとなるようにした。健康食品が粉末形状になっている場合、3gの造粒物を500mlの水に溶かして飲用することが可能となった。
<実施例9>(ハードカプセル)
Figure 0006202697
実施例1で得られた熱水抽出粉末を、コーンスターチ、ステアリン酸カルシウムと均一に混合し、このようにして得られた混合物を、内容量240mgでハードカプセルに充填した。
<参考文献>
参考文献1;食品工学,18,No.8,pp.73-82(1975)「新しい麦類搾汁粉末の製法とその栄養学的研究」
参考文献2;シーエムシー出版刊「食品機能素材II」,pp.200-205(2001)「大麦若葉エキス粉末」
参考文献3;シーエムシー出版刊「BIO INDUSTRY」,vol.24,No.12,pp.66-76(2007)「大麦若葉エキスの成分と諸性質」
参考文献4;日本未病システム学会雑誌,18,No.2,pp.46-50(2012)「正常高値血圧者に対する大麦の葉から抽出した青汁摂取による長時間自立神経活動のスペクトル推定の試み」
参考文献5;日本食品科学工学会誌,58,No.4,pp.170-172(2011)「大麦若葉から分離したルトナリンの抗酸化作用」
参考文献6;Phytochemistry,64,pp.243-255(2003)「Contribution of phenolic compounds to the UV-B screening capacity ofdeveloping barley primary leaves in relation to DNA damage and repair underelevated UV-B levels」
参考文献7;炎症,5,No.4,pp.317-324 AUTUMN,(1985)「anti-oxidantとしての漢方薬および2剤の健康食品の抗炎症作用機序についての検討」
参考文献8;栄養学雑誌 Vol.62(2004)No.6「ラットにおける食後の血糖値に及ぼすコーヒー豆の熱水抽出物の影響」

Claims (6)

  1. 大麦若葉を搾汁してから搾汁粕を回収し、その後、前記搾汁粕に水を加えて攪拌する第一工程と、
    60〜100℃で1〜5時間の加熱処理で前記搾汁粕から水溶性成分を熱水抽出させて熱水抽出液を得る第二工程と、
    前記熱水抽出液を減圧濃縮する第三工程と、
    濃縮した熱水抽出液を乾燥させて前記水溶性成分を析出させる第四工程とを含み、
    前記水溶性成分はポリフェノールを含み、
    前記ポリフェノールはクロロゲン酸を含む、
    搾汁粕由来成分含有組成物の製造方法。
  2. 前記水溶性成分は、アミノ酸と、核酸と、前記アミノ酸及び前記核酸とは異なる有機酸とを更に含む、請求項1に記載の搾汁粕由来成分含有組成物の製造方法
  3. 記アミノ酸は、γ−アミノ酪酸を含む、請求項に記載の搾汁粕由来成分含有組成物の製造方法。
  4. 前記水溶性成分は、グアニル酸、シチジル酸、及びチミジル酸の群から選択される少なくとも1種の化合物を更に含む、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の搾汁粕由来成分含有組成物の製造方法。
  5. 前記第四工程の乾燥は、120〜200℃の熱風の下で行われる加熱噴霧乾燥;乾燥剤で乾燥させた空気中で行われる常温噴霧乾燥;又は乾燥板の温度が40〜50℃で、真空度が1.0〜0.01mmHgの条件で行われる凍結乾燥のいずれかである、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の搾汁粕由来成分含有組成物の製造方法。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の搾汁粕由来成分含有組成物の製造方法により得られた搾汁粕由来成分含有組成物を飲食品、医薬品、医薬部外品、又は化粧品に添加することを含む、飲食品、医薬品、医薬部外品、又は化粧品の製造方法。
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