JP6843480B2 - リザーブタンク - Google Patents

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Description

本発明は、冷却対象を冷却するための冷却システムに用いられるリザーブタンクに関するものである。
この種のリザーブタンクとして、例えば特許文献1に記載されたリザーブタンクが従来から知られている。この特許文献1に記載されたリザーブタンクは、冷却液が循環する冷却システムの一部を構成している。特許文献1のリザーブタンクの内部は、貫通孔が形成された内部隔壁によって仕切られており、これによって、リザーブタンク内には、冷却液を貯留する複数の貯液室が形成されている。
そして、特許文献1のリザーブタンクは、1つの流入口と1つの流出口とを有している。すなわち、冷却液は1つの流入口からリザーブタンク内に流入し、そのリザーブタンク内の冷却液は1つの流出口から流出する。
特開2010−19157号公報
ところで、リザーブタンクを含む冷却システムの冷却能力を向上させるためには、例えば、その冷却システムにおける冷却液の循環流量が増加させられる。特許文献1のリザーブタンクでは、そのように冷却液の循環流量が増加させられた場合、冷却液と空気との分離のために設けられた内部隔壁の抵抗により、リザーブタンク内の冷却液の液面が波立つことになる。それに加え、リザーブタンク内から流出口へ吸い込まれる冷却液が大流量で強力に吸い込まれる。これらのことにより、冷却液の循環流量の増加に伴って、リザーブタンク内で発生した気泡等の空気が冷却液と共に流出口へ吸い込まれることになる。
要するに、特許文献1のリザーブタンクでは、冷却液の循環流量の増加に伴って冷却液が空気を巻き込み、その空気を巻き込んだ冷却液が、リザーブタンクの流出口に接続された配管へ流れることになる。そのように空気を巻き込んだ冷却液が冷却システムに循環すると、その冷却システムの冷却効率が低下する。発明者らの詳細な検討の結果、以上のようなことが見出された。
本発明は上記点に鑑みて、リザーブタンクを含む流通回路において液体(例えば、冷却液)の循環流量が増加してもその液体への空気の巻込みを抑えることが可能なリザーブタンクを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明によれば、リザーブタンクは、
液体が循環する流通回路に含まれるリザーブタンクであって、
液体を貯留するタンク本体部(28)と、
そのタンク本体部内へ液体を流入させるタンク流入口(16a)が形成された入口部(30)と、
タンク本体部内から液体を流出させる第1タンク流出口(16b)が形成された第1出口部(31)と、
タンク本体部内から液体を流出させる第2タンク流出口(16c)が形成された第2出口部(32)とを備え、
タンク流入口からタンク本体部内に流入した液体は、タンク本体部内にて液体がタンク流入口から第1タンク流出口へ至る第1流通経路(FL1)と、液体がタンク流入口から第2タンク流出口へ至る第2流通経路(FL2)とに分かれ、第1タンク流出口と第2タンク流出口とから同時に流出し、
第1タンク流出口と第2タンク流出口は、流通回路において、第2タンク流出口から流出した液体と第1タンク流出口から流出した液体とが合流するように設けられ、
第2タンク流出口は、第1流通経路の経路長よりも第2流通経路の経路長の方が短くなるように配置されており、
タンク本体部には、液体を貯留する複数の貯液室(28a、28b、28c、28d)と1または複数の連通路(281a、282a、283a)とが形成され、
複数の貯液室は、1または複数の連通路を介して相互につながっており、
第2流通経路を流れる液体が経る連通路の数は、第1流通経路を流れる液体が経る連通路の数よりも少ない
これにより、タンク流入口からタンク本体部内に入った液体が第1流通経路と第2流通経路とに分かれる。そして、経路長が長い方の第1流通経路を流れる液体の流量が抑えられ、それに応じてタンク本体部内の液面の波立ちが小さくなる。更に、タンク流出口が複数あるので、例えば第2タンク流出口が無い場合と比較して、タンク流出口1つ当たりの液体流量が小さくなる。言い換えれば、タンク本体部内からタンク流出口1つ当たりに液体が弱く吸い込まれる。その結果、リザーブタンクを含む流通回路において液体の循環流量が増加しても、例えば特許文献1のリザーブタンクと比較して、液体への空気の巻込みを抑えることが可能である。
なお、特許請求の範囲およびこの欄で記載した括弧内の各符号は、後述する実施形態に記載の具体的内容との対応関係を示す一例である。
第1実施形態のリザーブタンクを含む冷却システムの概略構成を示した図である。 第1実施形態のリザーブタンクの内部構造を示した断面図である。 第1および第2参考例のリザーブタンクの内部構造を示した断面図であって、第1実施形態の図2に相当する図である。 第1参考例の冷却システムの概略構成を示した図であって、第1実施形態の図1に相当する図である。 第2参考例の冷却システムの概略構成を示した図であって、第1実施形態の図1に相当する図である。 第2実施形態のリザーブタンクの内部構造を示した断面図であって、第1実施形態の図2に相当する図である。 第3実施形態のリザーブタンクの内部構造を示した断面図であって、第1実施形態の図2に相当する図である。 第1実施形態の第1の変形例においてリザーブタンクの内部構造を示した断面図であって、第1実施形態の図2に相当する図である。 第1実施形態の第2の変形例においてリザーブタンクの内部構造を示した断面図であって、第1実施形態の図2に相当する図である。 第1実施形態の第3の変形例においてリザーブタンクの内部構造を示した断面図であって、第1実施形態の図2に相当する図である。
以下、図面を参照しながら、本発明を実施するための形態を説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
図1は、本実施形態のリザーブタンク16を含む冷却システム10の概略構成を示した図である。図1に示すように、冷却システム10では冷却液が循環し、冷却システム10は、その冷却液によって冷却対象22を冷却する。すなわち、その冷却システム10を循環する冷却液は、例えば車両用エンジン等の冷却対象22を冷却するための液体である。この冷却システム10は例えば車両に搭載される。なお、図1において接続管181、182、183、184またはバイパス管185に沿った矢印は、それぞれの管における冷却液の流れを示している。
冷却システム10は、ウォーターポンプ12と、放熱器であるラジエータ14と、リザーブタンク16と、複数の接続管181、182、183、184と、バイパス管185とを有している。
第1接続管181は、ウォーターポンプ12の吐出口12bと冷却対象22の冷却液入口22aとを接続し、第2接続管182は、冷却対象22の冷却液出口22bとラジエータ14の冷却液入口14aとを接続している。第3接続管183は、ラジエータ14の冷却液出口14bとリザーブタンク16のタンク流入口16aとを接続し、第4接続管184は、リザーブタンク16の第1タンク流出口16bとウォーターポンプ12の吸入口12aとを接続している。また、バイパス管185は、リザーブタンク16の第2タンク流出口16cを第4接続管184の途中に接続している。
ウォーターポンプ12は吸入口12aと吐出口12bとを有している。ウォーターポンプ12は、吸入口12aから冷却液を吸い込むと共に、その吸い込んだ冷却液を吐出口12bから吐出する。
ウォーターポンプ12の吐出口12bから吐出された冷却液は第1接続管181を介して冷却対象22の冷却液入口22aへ流れる。その冷却液は、冷却液入口22aから冷却対象22内へ流入し、冷却対象22内を流通すると共に冷却対象22を冷却する。そして、その冷却液は、冷却対象22の冷却液出口22bから第2接続管182を介してラジエータ14の冷却液入口14aへ流れる。
ラジエータ14は、そのラジエータ14の冷却液入口14aから流入した冷却液と空気とを熱交換させ、それにより冷却液から放熱させる。そして、ラジエータ14は、その放熱後の冷却液をラジエータ14の冷却液出口14bから流出させる。その冷却液出口14bから流出した冷却液は第3接続管183を介してリザーブタンク16のタンク流入口16aへ流れる。
タンク流入口16aからリザーブタンク16内へ流入した冷却液は、第1タンク流出口16bと第2タンク流出口16cとのそれぞれから流出する。第1タンク流出口16bから流出した冷却液は第4接続管184を介してウォーターポンプ12の吸入口12aへ流れる。それと共に、第2タンク流出口16cから流出した冷却液は、第4接続管184の途中へ流入し、第1タンク流出口16bから流出した冷却液と合流してウォーターポンプ12の吸入口12aへ流れる。
図2は、リザーブタンク16の内部構造を示した断面図である。図2は、ウォーターポンプ12の作動によって冷却液がリザーブタンク16内を流れると共にその冷却液がリザーブタンク16内に貯留されている状態を示している。また、図2の矢印DR1は、リザーブタンク16の上下方向DR1を示す。
リザーブタンク16は、冷却システム10を循環する冷却液に混入している空気をその冷却液から分離する気液分離機能を有している。また、リザーブタンク16は、冷却液の温度変化に応じた体積の増減を吸収する役割を果たす。
具体的には図2に示すように、リザーブタンク16は、タンク本体部28と入口部30と第1出口部31と第2出口部32と調圧キャップ34とを備えている。タンク本体部28と入口部30と第1出口部31と第2出口部32は例えば一体成形されており、ポリプロピレン等の樹脂で構成されている。
タンク本体部28の内部は空洞となっており、タンク本体部28は、そのタンク本体部28内に冷却液を貯留する。詳細には、タンク本体部28は複数の内部隔壁281、282、283を有し、その複数の内部隔壁281、282、283は、タンク本体部28内を、冷却液を貯留する複数の貯液室28a、28b、28c、28dに仕切っている。例えば、その複数の貯液室28a、28b、28c、28dは水平方向に互いに並んで配置されている。
なお、冷却システム10を循環する冷却液の総量は例えば、リザーブタンク16が冷却液で満タンにならずに複数の貯液室28a、28b、28c、28dのそれぞれで液面28e、28f、28g、28hが形成されるように調整されている。
複数の内部隔壁281、282、283は何れもタンク本体部28の外殻284と一体に成形されている。従って、このタンク本体部28の外殻284も内部隔壁281、282、283もポリプロピレン等の樹脂で構成されている。
また、複数の内部隔壁281、282、283にはそれぞれ連通路281a、282a、283aが形成されている。その連通路281a、282a、283aはそれぞれ、冷却液を通過させる貫通孔である。
従って、第1内部隔壁281を挟んで互いに隣接する第1貯液室28aと第2貯液室28bは、第1連通路281aを介して相互につながっている。また、第2内部隔壁282を挟んで互いに隣接する第2貯液室28bと第3貯液室28cは、第2連通路282aを介して相互につながっている。また、第3内部隔壁283を挟んで互いに隣接する第3貯液室28cと第4貯液室28dは、第3連通路283aを介して相互につながっている。要するに、複数の貯液室28a、28b、28c、28dは、複数の連通路281a、282a、283aを介してそれぞれ相互につながっている。
調圧キャップ34はタンク本体部28に取り付けられており、タンク本体部28内の空気圧を調節するものである。
入口部30、第1出口部31、および第2出口部32は何れも、例えばパイプ状に形成されている。入口部30内には、タンク本体部28内へ冷却液を流入させるタンク流入口16aが形成されている。詳細には、そのタンク流入口16aは第1貯液室28aに接続されており、タンク本体部28内のうち第1貯液室28aへ冷却液を流入させる。
また、第1出口部31内には、タンク本体部28内から冷却液を流出させる第1タンク流出口16bが形成されている。詳細には、その第1タンク流出口16bは第4貯液室28dに接続されており、タンク本体部28内のうち第4貯液室28dから冷却液を流出させる。
また、第2出口部32内には、タンク本体部28内から冷却液を流出させる第2タンク流出口16cが形成されている。この第2タンク流出口16cは、第1タンク流出口16bとは別個に設けられた流出口である。詳細には、第2タンク流出口16cは第1貯液室28aに接続されており、タンク本体部28内のうち第1貯液室28aから冷却液を流出させる。例えば、第2タンク流出口16cは、第1貯液室28aに対しその第1貯液室28aの側面に接続されている。
ここで、複数の貯液室28a、28b、28c、28dのうち第2タンク流出口16cが接続された貯液室を特定貯液室28xと呼ぶものとする。そして、第1タンク流出口16bおよび複数の連通路281a、282a、283aのうち、その特定貯液室28xへ冷却液を流入させる流入口を特定流入口28yと呼ぶと共に、特定貯液室28xから冷却液を流出させる流出口を特定流出口28zと呼ぶものとする。
そうすると、本実施形態では、第1貯液室28aが特定貯液室28xに該当し、タンク流入口16aが特定流入口28yに該当し、第1連通路281aが特定流出口28zに該当する。
図2に示すように、リザーブタンク16において、第2タンク流出口16cは、特定流出口28zよりも下側で特定貯液室28xに連通している。言い換えれば、第2タンク流出口16cは、第1連通路281aよりも下側で第1貯液室28aに連通している。この第2タンク流出口16cと第1連通路281aとの上下関係は、例えば第1貯液室28aに対する第2タンク流出口16cおよび第1連通路281aのそれぞれの接続端のうちの上側の端同士を比較して判断されるものである。すなわち、それらの接続端のうちの上側の端同士を比較して、第2タンク流出口16cの接続端の方が第1連通路281aの接続端よりも低いということである。
これにより、第1貯液室28aにおいてタンク流入口16aから第2タンク流出口16cへ向かう液流れが、タンク流入口16aから第1連通路281aへ向かう液流れよりも下側に位置することになる。
また、リザーブタンク16において、第2タンク流出口16cは、特定流入口28yよりも下側で特定貯液室28xに連通している。言い換えれば、第2タンク流出口16cは、タンク流入口16aよりも下側で第1貯液室28aに連通している。この第2タンク流出口16cとタンク流入口16aとの上下関係は、例えば第1貯液室28aに対する第2タンク流出口16cおよびタンク流入口16aのそれぞれの接続端のうちの上側の端同士を比較して判断されるものである。すなわち、それらの接続端のうちの上側の端同士を比較して、第2タンク流出口16cの接続端の方がタンク流入口16aの接続端よりも低いということである。
これにより、第1貯液室28aにおいてタンク流入口16aから第2タンク流出口16cへ向かう液流れが下向きになる。すなわち、その液流れが、冷却液中で上側へ移動する気泡とは逆を向くことになる。
また、図2から判るように、第2タンク流出口16cは、第1流通経路FL1の経路長よりも第2流通経路FL2の経路長の方が短くなるように配置されている。その第1流通経路FL1とは、タンク本体部28内において冷却液がタンク流入口16aから第1タンク流出口16bへ至る流通経路である。また、第2流通経路FL2とは、タンク本体部28内において冷却液がタンク流入口16aから第2タンク流出口16cへ至る流通経路である。
また、第1流通経路FL1において複数の貯液室28a、28b、28c、28dは、その第1流通経路FL1の上流側から、第1貯液室28a、第2貯液室28b、第3貯液室28c、第4貯液室28dの順に直列に接続されている。従って、第1流通経路FL1を流れる冷却液が経る連通路281a、282a、283aの数は3である。その一方で、第2流通経路FL2を流れる冷却液が経る連通路281a、282a、283aの数は0である。すなわち、本実施形態のリザーブタンク16では、第2流通経路FL2を流れる冷却液が経る連通路281a、282a、283aの数は、第1流通経路FL1を流れる冷却液が経る連通路281a、282a、283aの数よりも少ない。
次に、本実施形態のリザーブタンク16が奏する効果を説明するために、一般的に知られた第1参考例としてのリザーブタンク91とそれを含んで構成された冷却システム90とについて説明する。その第1参考例としてのリザーブタンク91は図3のように構成され、それを含んで構成された冷却システム90は図4のように構成されている。
すなわち図3および図4に示すように、第1参考例のリザーブタンク91は、本実施形態のリザーブタンク16との比較で、第2出口部32および第2タンク流出口16cが無いものとなっている。従って、第1参考例の冷却システム90は、本実施形態の冷却システム10との比較で、バイパス管185を有さないものとなっている。
このような冷却システム90において冷却能力を向上させるためには、例えば、その冷却システム90における冷却液の循環流量が増加させられる。しかし、第1参考例のリザーブタンク91では、冷却液を流出させる流出口は第1タンク流出口16bだけであり、要するに1つでだけある。そのため、上記冷却液の循環流量が増加させられた場合には、図3に示すようにリザーブタンク91内において、冷却液と空気との分離のために設けられた内部隔壁281、282、283の抵抗により、冷却液の液面28e、28f、28g、28hが波立つことになる。それに加え、リザーブタンク91のタンク本体部28内から第1タンク流出口16bへ吸い込まれる冷却液が大流量で強力に吸い込まれる。これらのことにより、第1参考例のリザーブタンク91では、冷却液の循環流量の増加に伴って、タンク本体部28内で発生した気泡等の空気が冷却液と共に第1タンク流出口16bから第4接続管184へ吸い込まれることになる。
要するに、第1参考例のリザーブタンク91では、冷却液の循環流量の増加に伴って冷却液が空気を巻き込むと共に、その空気を巻き込んだ冷却液が、第1タンク流出口16bに接続された第4接続管184へ流れやすい。そのように空気を巻き込んだ冷却液が冷却システム90に循環すると、その冷却システム90の冷却効率が低下する。
この第1参考例に対する対策として、リザーブタンク91において冷却液への空気の巻込みを防止するには、リザーブタンク91をそのままにして、冷却システム93にバイパス回路を設けリザーブタンク91内の冷却液の流量を減らすことが考えられる。
これを具体化したものが、次に説明する未公知の第2参考例である。すなわち、その第2参考例の冷却システム93は、図3のリザーブタンク91をそのまま有している。そして、その冷却システム93は、第1参考例の冷却システム90と比較して、図5に示すように、バイパス回路を構成するバイパス管94を備えている。このバイパス管94は、図1のバイパス管185とは異なり、第3接続管183の途中を第4接続管184の途中に接続している。
この第2参考例のようにすれば、第1参考例で生じたリザーブタンク91内での空気の巻込みは低減される。しかしながら、第2参考例ではバイパス管94の流通抵抗が、冷却液がリザーブタンク91を通過する際の流通抵抗に比して格段に小さくなるので、ラジエータ14から流出した冷却液の殆どがリザーブタンク91ではなくバイパス管94へ流れることになる。その結果、冷却システム93においてリザーブタンク91の気液分離機能が殆ど発揮されない。そのため、第2参考例の冷却システム93では、市場等で冷却液が交換された場合に、冷却システム93の冷却液の流通回路において、冷却液から空気を分離するエア抜きが十分できないという事態が発生する。
このようなことを踏まえて、本実施形態の冷却システム10およびリザーブタンク16は、上述したように構成されている。
本実施形態によれば、図2に示すように、リザーブタンク16には、第1タンク流出口16bと第2タンク流出口16cとが設けられている。そして、第2タンク流出口16cは、第1流通経路FL1の経路長よりも第2流通経路FL2の経路長の方が短くなるように配置されている。これにより、タンク流入口16aからタンク本体部28内に入った冷却液が第1流通経路FL1と第2流通経路FL2とに分かれる。そして、経路長が長い方の第1流通経路FL1を流れる冷却液の流量が抑えられ、それに応じて、タンク本体部28内の液面28e、28f、28g、28hの波立ちが、例えば第1参考例のリザーブタンク91(図3参照)と比較して小さくなる。
更に、タンク流出口16b、16cが複数あるので、例えば第2タンク流出口16cが無い第1参考例のリザーブタンク91と比較して、タンク流出口1つ当たりの冷却液の流量が小さくなる。言い換えれば、タンク本体部28内からタンク流出口1つ当たりに冷却液が弱く吸い込まれる。その結果、冷却システム10において冷却液の循環流量が増加しても、例えば第1参考例のリザーブタンク91と比較して、冷却液への空気の巻込みを抑えることが可能である。
また、本実施形態では第2タンク流出口16cは第1貯液室28aに接続されているので、第2参考例(図5参照)とは異なり、ラジエータ14から流出した冷却液は全部、リザーブタンク16を迂回することなくリザーブタンク16のタンク本体部28内へ一旦流入する。そして、冷却液はタンク本体部28内へ流入した後に第1流通経路FL1と第2流通経路FL2とに分かれて流れることになる。
そのため、第1流通経路FL1を流れる冷却液の流量を、リザーブタンク16の気液分離機能を十分に発揮するのに十分な大きさにすることができる。従って、冷却システム10においてエア抜きが十分できないという事態を回避することが可能である。
また、本実施形態によれば、図1および図2に示すように、バイパス管185へ流れる冷却液は、リザーブタンク16の第1貯液室28aへ入った後にバイパス管185へ流れるので、第1流通経路FL1だけでなく第2流通経路FL2においてもエア抜きを行うことが可能である。
また、本実施形態によれば、リザーブタンク16の第2流通経路FL2を流れる冷却液が経る連通路281a、282a、283aの数は、第1流通経路FL1を流れる冷却液が経る連通路281a、282a、283aの数よりも少ない。これによっても、上記のようにタンク本体部28内の液面の波立ちが小さくなり、タンク流出口1つ当たりの冷却液の流量が小さくなる。従って、冷却システム10において冷却液の循環流量が増加しても、例えば第1参考例のリザーブタンク91と比較して、冷却液への空気の巻込みを抑えることが可能である。
また、本実施形態によれば、リザーブタンク16において、第2タンク流出口16cは、特定流出口28zよりも下側で特定貯液室28xに連通している。従って、冷却液中の空気が上側へ向かうので、冷却液に混入した空気の多くは第2流通経路FL2ではなく第1流通経路FL1に沿って流れる。また、第1流通経路FL1では、その経路長が長いので気液分離機能が第2流通経路FL2よりも高い。これらの点から、例えば本実施形態とは逆に第2タンク流出口16cが特定流出口28zよりも上側で特定貯液室28xに連通している場合と比較して、冷却液への空気の巻込みを一層抑えることが可能である。
また、本実施形態によれば、リザーブタンク16において、第2タンク流出口16cは、特定流入口28yよりも下側で特定貯液室28xに連通している。従って、その特定貯液室28xにおいてタンク流入口16aから第2タンク流出口16cへ向かう冷却液の流れが下向きになる。すなわち、その冷却液の流れが、冷却液中で上側へ移動する空気(例えば、気泡)とは逆を向くことになる。これにより、冷却液への空気の巻込みを抑える効果を高めることが可能である。
また、本実施形態によれば、第1参考例と比較して、タンク流出口16b、16cが多いので、タンク本体部28内における冷却液の流速が下がる。そのため、リザーブタンク16の通水抵抗を抑えることが可能である。すなわち、冷却システム10を循環する冷却液の流量を増やす効果を、ウォーターポンプ12の能力を変えずに得ることが可能である。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について説明する。本実施形態では、前述の第1実施形態と異なる点を主として説明する。また、前述の実施形態と同一または均等な部分については省略または簡略化して説明する。このことは後述の第3実施形態でも同様である。
図6は、本実施形態のリザーブタンク16の内部構造を示した断面図であって、第1実施形態の図2に相当する図である。この図6に示すように、本実施形態のリザーブタンク16では、第2タンク流出口16cが、第1貯液室28aに対しその第1貯液室28aの底面に接続されている。本実施形態は、この点において第1実施形態と異なっている。
本実施形態では、前述の第1実施形態と共通の構成から奏される効果を第1実施形態と同様に得ることができる。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態について説明する。本実施形態では、前述の第1実施形態と異なる点を主として説明する。
図7は、本実施形態のリザーブタンク16の内部構造を示した断面図であって、第1実施形態の図2に相当する図である。この図7に示すように、本実施形態のリザーブタンク16では、第2タンク流出口16cが、第1貯液室28aではなく第2貯液室28bに接続されている。本実施形態は、この点において第1実施形態と異なっている。
従って、本実施形態では、第2貯液室28bが特定貯液室28xに該当し、第1連通路281aが特定流入口28yに該当し、第2連通路282aが特定流出口28zに該当する。
なお、リザーブタンク16において第2タンク流出口16cが特定流出口28zよりも下側で特定貯液室28xに連通しているという点、および、第2タンク流出口16cが特定流入口28yよりも下側で特定貯液室28xに連通しているという点は、本実施形態でも第1実施形態と同様である。
本実施形態では、前述の第1実施形態と共通の構成から奏される効果を第1実施形態と同様に得ることができる。
(他の実施形態)
(1)上述の各実施形態において、タンク本体部28は3枚の内部隔壁281、282、283を有しているが、その内部隔壁281、282、283の数に限定はない。例えば、その内部隔壁281、282、283は無くてもよいし、或いは、1枚、2枚、または4枚以上であってもよい。
また、内部隔壁281、282、283に形成された連通路281a、282a、283aの数についても限定はない。例えば、内部隔壁281、282、283が無ければ連通路281a、282a、283aも無い。また、内部隔壁281、282、283の数が4枚であれば連通路281a、282a、283aは4つ以上設けられる。なお、内部隔壁281、282、283が無い場合には、貯液室28a、28b、28c、28dは1つになる。
(2)上述の各実施形態において、タンク本体部28は、例えば図2に示すように直方体形状を成しているが、そのタンク本体部28の形状に限定はない。タンク本体部28が第1実施形態とは異なる形状を成していても、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
例えば、リザーブタンク16のタンク本体部28は、図8のように断面形状が円形のものであってもよい。或いは、タンク本体部28は、図9のように断面形状が台形形状のものであってもよい。
(3)上述の各実施形態において、リザーブタンク16にはタンク流出口16b、16cが2つ設けられているが、タンク流出口16b、16cの数は3つ以上であってもよい。例えばリザーブタンク16は、図10に示すような構成であってもよい。
その図10のリザーブタンク16では、第1タンク流出口16bと第2タンク流出口16cとに加え、タンク本体部28内から冷却液を流出させる第3タンク流出口16dが設けられている。そして、その第3タンク流出口16dは、リザーブタンク16が有する第3出口部36に形成されており、第1貯液室28aに接続されている。この図10のようにリザーブタンク16にタンク流出口16b、16c、16dが3つ以上設けられていると、その分、タンク本体部28内において冷却液への空気の巻込みを抑えるという効果をより大きく得ることができる。
なお、図10のリザーブタンク16では、第1貯液室28aへ接続された2つの流出口16c、16dのうちの一方が第2タンク流出口として取り扱われ、他方が第3タンク流出口として取り扱われればよい。すなわち、その2つの流出口16c、16dのうちの何れが第2タンク流出口として取り扱われてもよい。
(4)上述の各実施形態において、リザーブタンク16の複数の貯液室28a、28b、28c、28dはタンク本体部28内が複数の内部隔壁281、282、283に仕切られることによって形成されている。この点に関し、複数の貯液室28a、28b、28c、28dは、内部隔壁281、282、283によらずに形成されていてもよい。
例えば、リザーブタンク16のタンク本体部28が複数の小タンクから構成され、その個々の小タンク内にそれぞれ貯液室28a、28b、28c、28dが形成されていてもよい。このようにした場合、内部隔壁281、282、283は無いので、各貯液室28a、28b、28c、28dをつなぐ連通路281a、282a、283aは、例えば配管部材等によって形成される。
なお、本発明は、上述の実施形態に限定されることなく、様々な変形例や均等範囲内の変形をも包含する。また、上記各実施形態において、実施形態を構成する要素は、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。
また、上記各実施形態において、実施形態の構成要素の個数、数値、量、範囲等の数値が言及されている場合、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではない。また、上記各実施形態において、構成要素等の材質、形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に特定の材質、形状、位置関係等に限定される場合等を除き、その材質、形状、位置関係等に限定されるものではない。
(まとめ)
上記各実施形態の一部または全部で示された第1の観点によれば、第2タンク流出口は、液体がタンク流入口から第1タンク流出口へ至る第1流通経路の経路長よりもその液体がタンク流入口から第2タンク流出口へ至る第2流通経路の経路長の方が短くなるように配置されている。
また、第2の観点によれば、複数の貯液室は、1または複数の連通路を介して相互につながっている。そして、第2流通経路を流れる液体が経る連通路の数は、第1流通経路を流れる液体が経る連通路の数よりも少ない。これにより、上記第1の観点と同様に、タンク本体部内の液面の波立ちが小さくなり、タンク流出口1つ当たりの液体流量が小さくなる。従って、リザーブタンクを含む流通回路において液体の循環流量が増加しても、例えば特許文献1のリザーブタンクと比較して、液体への空気の巻込みを抑えることが可能である。
また、第3の観点によれば、第2タンク流出口は、複数の貯液室のうちの1つである特定貯液室に接続されている。そして、第2タンク流出口は、第1タンク流出口と連通路とのうちその特定貯液室から液体を流出させる特定流出口よりも下側でその特定貯液室に連通している。従って、液体中の空気が上側へ向かうので、液体に混入した空気の多くは第2流通経路ではなく第1流通経路に沿って流れる。また、第1流通経路では、その経路長が長いので気液分離機能が第2流通経路よりも高い。これらの点から、例えば逆に第2タンク流出口が特定流出口よりも上側で特定貯液室に連通している場合と比較して、液体への空気の巻込みを一層抑えることが可能である。
また、第4の観点によれば、第2タンク流出口は、タンク流入口と連通路とのうち上記特定貯液室へ液体を流入させる特定流入口よりも下側でその特定貯液室に連通している。従って、その特定貯液室においてタンク流入口から第2タンク流出口へ向かう液流れが下向きになる。すなわち、その液流れが、液体中で上側へ移動する空気(例えば、気泡)とは逆を向くことになる。これにより、液体への空気の巻込みを抑える効果を高めることが可能である。
16 リザーブタンク
16a タンク流入口
16b 第1タンク流出口
16c 第2タンク流出口
28 タンク本体部
30 入口部
31 第1出口部
32 第2出口部
FL1 第1流通経路
FL2 第2流通経路

Claims (3)

  1. 液体が循環する流通回路に含まれるリザーブタンクであって、
    前記液体を貯留するタンク本体部(28)と、
    該タンク本体部内へ前記液体を流入させるタンク流入口(16a)が形成された入口部(30)と、
    前記タンク本体部内から前記液体を流出させる第1タンク流出口(16b)が形成された第1出口部(31)と、
    前記タンク本体部内から前記液体を流出させる第2タンク流出口(16c)が形成された第2出口部(32)とを備え、
    前記タンク流入口から前記タンク本体部内に流入した前記液体は、前記タンク本体部内にて前記液体が前記タンク流入口から前記第1タンク流出口へ至る第1流通経路(FL1)と、前記液体が前記タンク流入口から前記第2タンク流出口へ至る第2流通経路(FL2)とに分かれ、前記第1タンク流出口と前記第2タンク流出口とから同時に流出し、
    前記第1タンク流出口と前記第2タンク流出口は、前記流通回路において、前記第2タンク流出口から流出した前記液体と前記第1タンク流出口から流出した前記液体とが合流するように設けられ、
    前記第2タンク流出口は、前記第1流通経路の経路長よりも前記第2流通経路の経路長の方が短くなるように配置されており、
    前記タンク本体部には、前記液体を貯留する複数の貯液室(28a、28b、28c、28d)と1または複数の連通路(281a、282a、283a)とが形成され、
    前記複数の貯液室は、前記1または複数の連通路を介して相互につながっており、
    前記第2流通経路を流れる前記液体が経る前記連通路の数は、前記第1流通経路を流れる前記液体が経る前記連通路の数よりも少ないリザーブタンク。
  2. 前記第2タンク流出口は、前記複数の貯液室のうちの1つである特定貯液室(28x)に接続され、前記第1タンク流出口と前記連通路とのうち前記特定貯液室から前記液体を流出させる特定流出口(28z)よりも下側で前記特定貯液室に連通している請求項に記載のリザーブタンク。
  3. 前記第2タンク流出口は、前記タンク流入口と前記連通路とのうち前記特定貯液室へ前記液体を流入させる特定流入口(28y)よりも下側で前記特定貯液室に連通している請求項に記載のリザーブタンク。
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