JP6350627B2 - 気液分離器及び該気液分離器を備えたエンジン冷却液の気体抜き構造 - Google Patents
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Description
<エンジンの冷却経路>
例えば自動車などに搭載される多気筒エンジン等(以下、エンジンEという)には、エンジンEの過熱を抑制するための冷却経路Cが設けられている。
図1を参照して冷却経路Cにおける冷却液Lの流れについて説明する。なお、図1において、簡単のため冷却経路C上におけるウォータジャケット等、配管、ウォータポンプW、ターボチャージャTについては図示を省略している。また、図1中、白抜き矢印は冷却液の流れる方向を示している。
ウォータジャケット等に流入した冷却液Lは、特にエンジンEの高負荷運転時や、保守点検における冷却液Lの交換作業時等には、ウォータジャケット等の内部表面において沸騰する。これにより、ウォータジャケット等からラジエータRに搬送される冷却液Lには気泡Gが含まれることになる。
本実施形態におけるエンジンEでは、上述のごとく、ターボチャージャTは、ラジエータRよりも高い位置にあるため、例えばラジエータRの上端部に気体抜き機構を設けても上手く気泡Gを抜くことができない。ゆえに、本実施形態に係るエンジンEでは、ターボチャージャTとラジエータRの上端との間の最も高い位置において冷却液Lの液体部分から分離される必要がある。
気液分離器2は、ウォータポンプWやターボチャージャTから流入する冷却液L中に含まれる気泡Gを冷却液L中から分離して大気開放することにより、冷却液Lから気泡Gを除去するための装置である。
容器31の内部には、図5〜図7に示すように、第1仕切り部材7と、第2仕切り部材8とが設けられている。
以下、本発明に係る他の実施形態について述べる。なお、実施形態1と同じ部分については同じ符号を付して詳細な説明を省略する。
2 気液分離器
3 気液分離器本体
31 容器
31A 傾斜面(傾斜部)
32 蓋体
4 第1流入口(流入口)
5 流出口
6 気体開放部
61 気体抜き孔
62 気体抜き配管
63 気体抜きキャップ
7 第1仕切り部材
71 突出部
72 下側連通孔
74 案内部材
8 第2仕切り部材
82 上側連通孔
9 第2流入口(追加の流入口)
11 主流室(第1室)
110 主流室導入路(第1導入路)
12 副流室(第2室)
120 副流室導入路(第2導入路)
13 気泡溜め部(第3室)
C 冷却経路
C1 第1流入路(流入路)
C2 流出路
C4 第2流入路(追加の流入路)
L 冷却液(エンジン冷却液)
LG1 冷却液Lの上側部分(エンジン冷却液の他部)
L4 冷却液Lの下側部分(エンジン冷却液の一部)
W ウォータポンプ
R ラジエータ
T ターボチャージャ
Claims (10)
- エンジン冷却液の冷却経路上に設けられた気液分離器であって、
気液分離器本体と、
前記気液分離器本体の下方に設けられ、前記エンジン冷却液が流入する流入口と、
前記気液分離器本体の下方に前記流入口から離間して設けられ、前記エンジン冷却液が流出する流出口と
を備え、
前記気液分離器本体は、
第1導入路を有し、前記流入口から流入した前記エンジン冷却液の一部が該第1導入路を通じて案内される第1室と、
前記第1導入路に隣接して設けられた第2導入路を有するとともに、前記第1室よりも上側に設けられ、前記流入口から流入した前記エンジン冷却液の他部が該第2導入路を通じて案内される第2室と、
前記第2室の上側に設けられた気体開放部と
を備え、
前記第1室は、前記流出口に連通しており、
前記第2室は、前記第2導入路と離間して設けられ且つ前記第1室に連通する下側連通孔を有しており、
前記気体開放部は、
前記気液分離器本体において、前記第2室の上側に設けられ、該第2室に連通する上側連通孔を備えた第3室と、
前記第3室の上端に設けられた気体抜き孔と、を備えた
ことを特徴とする気液分離器。 - 請求項1において、
前記第2室の容量は、前記第1室の容量よりも大きい
ことを特徴とする気液分離器。 - 請求項1又は請求項2において、
前記上側連通孔は、平面視において、前記流入口よりも前記下側連通孔に近い位置に配置されている
ことを特徴とする気液分離器。 - 請求項1乃至請求項3のいずれか一において、
前記上側連通孔の開口面積は、前記下側連通孔の開口面積よりも大きい
ことを特徴とする気液分離器。 - 請求項1乃至請求項4のいずれか一において、
前記気体開放部の前記気体抜き孔は、平面視において、前記上側連通孔から離間した位置に設けられている
ことを特徴とする気液分離器。 - 請求項1乃至請求項5のいずれか一において、
前記上側連通孔及び前記下側連通孔は、平面視において、前記流出口に対してオフセットされた位置に配置されている
ことを特徴とする気液分離器。 - 請求項1乃至請求項6のいずれか一において、
前記気液分離器本体は、
前記流入口及び前記流出口が設けられるとともに前記第1室及び前記第2室を収容する容器と、
前記容器の上端に配置されて、前記第3室の上部を形成する蓋体と、
前記第1室と前記第2室とを仕切るための第1仕切り部材と、
前記第2室と前記第3室とを仕切るための第2仕切り部材と
を備え、
前記第1仕切り部材には、前記流入口に向かって突出する突出部が設けられており、
前記第1導入路は、前記突出部の先端、前記容器の内壁、及び前記流入口の縁の一部分により形成されており、
前記第2導入路は、前記突出部の先端、前記容器の内壁、及び前記流入口の縁の残りの部分により形成されている
ことを特徴とする気液分離器。 - 請求項1乃至請求項7のいずれか一において、
前記気液分離器本体の下方には、水平方向に対して傾斜する傾斜部が設けられており、
前記流入口は、前記傾斜部に設けられており、
前記流入口には、エンジン冷却液を該流入口に案内するための流入ポートが接続されており、
前記流入ポートは、前記傾斜部に対して垂直に形成されている
ことを特徴とする気液分離器。 - 請求項1乃至請求項8のいずれか一に記載された気液分離器を備えたエンジン冷却液の気体抜き構造であって、
前記流入口は、前記冷却経路上に設けられたウォータポンプに流入路を介して接続されており、
前記流出口は、前記冷却経路上に設けられたラジエータの上端に流出路を介して接続されており、
前記ラジエータの上端及び前記流出路は、前記気液分離器の前記第1室と同じ高さか又は前記第1室よりも低い位置に配置されている
ことを特徴とするエンジン冷却液の気体抜き構造。 - 請求項9において、
前記気液分離器は、前記流入口に近接するとともに該流入口よりも高く且つ前記気体開放部よりも低い位置に設けられた追加の流入口をさらに備えており、
前記追加の流入口は、前記冷却経路上に設けられたターボチャージャに追加の流入路を介して接続されており、
前記気液分離器本体は、前記追加の流入口から流入したエンジン冷却液を前記第2室の前記第2導入路に案内する案内部材を有している
ことを特徴とするエンジン冷却液の気体抜き構造。
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JP2016192099A JP6350627B2 (ja) | 2016-09-29 | 2016-09-29 | 気液分離器及び該気液分離器を備えたエンジン冷却液の気体抜き構造 |
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