JP7211256B2 - リザーブタンク - Google Patents

リザーブタンク Download PDF

Info

Publication number
JP7211256B2
JP7211256B2 JP2019092054A JP2019092054A JP7211256B2 JP 7211256 B2 JP7211256 B2 JP 7211256B2 JP 2019092054 A JP2019092054 A JP 2019092054A JP 2019092054 A JP2019092054 A JP 2019092054A JP 7211256 B2 JP7211256 B2 JP 7211256B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cooling water
gas
peripheral surface
opening
internal space
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019092054A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020186684A (ja
JP2020186684A5 (ja
Inventor
雅志 宮川
章 山中
治 袴田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2019092054A priority Critical patent/JP7211256B2/ja
Priority to PCT/JP2020/017364 priority patent/WO2020230559A1/ja
Priority to CN202080035384.4A priority patent/CN113825894B/zh
Publication of JP2020186684A publication Critical patent/JP2020186684A/ja
Publication of JP2020186684A5 publication Critical patent/JP2020186684A5/ja
Priority to US17/454,298 priority patent/US11421580B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP7211256B2 publication Critical patent/JP7211256B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01PCOOLING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; COOLING OF INTERNAL-COMBUSTION ENGINES
    • F01P11/00Component parts, details, or accessories not provided for in, or of interest apart from, groups F01P1/00 - F01P9/00
    • F01P11/02Liquid-coolant filling, overflow, venting, or draining devices
    • F01P11/029Expansion reservoirs
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D19/00Degasification of liquids
    • B01D19/0042Degasification of liquids modifying the liquid flow
    • B01D19/0052Degasification of liquids modifying the liquid flow in rotating vessels, vessels containing movable parts or in which centrifugal movement is caused
    • B01D19/0057Degasification of liquids modifying the liquid flow in rotating vessels, vessels containing movable parts or in which centrifugal movement is caused the centrifugal movement being caused by a vortex, e.g. using a cyclone, or by a tangential inlet
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01PCOOLING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; COOLING OF INTERNAL-COMBUSTION ENGINES
    • F01P11/00Component parts, details, or accessories not provided for in, or of interest apart from, groups F01P1/00 - F01P9/00
    • F01P11/02Liquid-coolant filling, overflow, venting, or draining devices
    • F01P11/028Deaeration devices

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
  • Degasification And Air Bubble Elimination (AREA)

Description

本開示は、冷却水が循環する経路の途中に設けられるリザーブタンクに関する。
車両には、冷却水を循環させることにより車両の各部を冷却するための冷却システムが設けられる。冷却システムによって冷却される対象としては、例えばエンジンや、インタークーラ等の補機類が挙げられる。冷却システムにおいて冷却水が循環する経路には、上記のような冷却対象となる機器の他、冷却水を送り出すためのウォーターポンプや、冷却水の一部を貯留するためのリザーブタンク等が設けられる。何らかの原因で冷却水が減少した際には、リザーブタンクから冷却水が補われる。これにより、冷却水の減少に伴う冷却性能の低下が防止される。
ところで、循環する冷却水の中に気泡が含まれていると、冷却水による冷却効率が低下してしまう。そこで、リザーブタンクには、冷却水から気泡を分離して除去する機能も求められる。また、リザーブタンクにおいて冷却水の流れが乱れた場合等には、それに起因して、リザーブタンクの内部で新たな気泡が発生してしまうこともある。従って、リザーブタンクには、このような気泡の発生を防止する機能も求められる。
下記特許文献1に記載されたリザーブタンクには、冷却水から気泡を分離するための空間である気液分離室が設けられている。気液分離室は概ね円柱形状の空間となっている。気液分離室の下方側部分には、冷却水の入口である流入口と、冷却水の出口である流出口とが形成されている。
流入口から流入した冷却水は、気液分離室を旋回しながら上昇する。これにより、大きな気泡だけでなく、浮力の小さい気泡も旋回流によって上昇し、液面に到達して消滅する。また、流入口及び流出口のいずれもが液面よりも下方側に設けられているので、冷却水の流入に伴って新たな気泡が発生することが防止される。
特開2015-28336号公報
上記特許文献1に記載されたリザーブタンクのように、流入口及び流出口の両方が単一の気液分離室に設けられている構成においては、流入口から流入して上方側に向かう冷却水の流れと、その後において下方側の流出口に向かう流れと、が互いに干渉し、冷却水の流れに乱れが生じることがある。その結果、リザーブタンクの内部で新たな気泡が生じてしまう可能性がある。また、流れの乱れに起因して、流入口から流入した冷却水が、気液分離室において上昇することなくそのまま流出口に到達し、気液分離が行われないまま排出されてしまう場合もある。
尚、上記特許文献1に記載されたリザーブタンクにおいても、循環する冷却水の流速によっては、上記のような流れの乱れが生じないこともある。しかしながら、そのように流れの安定する流速の範囲は比較的狭いと考えられる。
このように、気泡の発生の防止及び気泡の除去という点において、従来のリザーブタンクには更なる改良の余地があった。
本開示は、気泡の発生を防止する機能、及び気泡を除去する機能のそれぞれを、安定的に発揮することのできるリザーブタンクを提供することを目的とする。
本開示に係るリザーブタンクは、冷却水が循環する経路の途中に設けられるリザーブタンク(10)であって、冷却水の気液を分離するための内部空間(SP)が形成されている気液分離部(100)と、内部空間に冷却水を供給するための第1開口(121,122)が形成された入口部(120)と、内部空間から冷却水を排出するための第2開口(131)が形成された出口部(130)と、内部空間の底から上方側に向けて突出する突出部(110)と、を備える。水平面に沿った断面においては、気液分離部の内周面(101)の形状、及び突出部の外周面(111)の形状が、互いに同心の円となるように、気液分離部及び突出部が形成されている。内部空間のうち、気液分離部の内周面と、突出部の外周面と、の間の部分が環状流路(FP)となっている。このリザーブタンクは、第1開口から流入した冷却水が、環状流路を旋回して流れるように構成されている。水平面に沿った断面における突出部の外周面の形状は、上方側に行くほど小さくなっている。
第1開口から環状流路に流入した冷却水は、その流速が比較的大きいので、環状流路のうち外周側の部分、すなわち気液分離部の内周面に近い部分を旋回しながら、気液分離部を上昇して行く。冷却水に含まれていた気泡は、液面に到達した際に消滅する。その後、冷却水の流速が低下することに伴い、冷却水は気液分離部の内周側の部分を旋回しながら下降して行く。冷却水は、再び下方側の環状流路に流入し、環状流路のうち内周側の部分、すなわち突出部の外周面に近い部分を旋回しながら、第2開口に到達し外部へと排出される。
このように、本開示に係るリザーブタンクでは、第1開口から流入し旋回しながら上昇する冷却水の流れと、第2開口に向かって旋回しながら下降する冷却水の流れとが、互いに干渉してしまうことが防止される。このため、冷却水の流れの乱れに起因して、リザーブタンクにおいて新たな気泡が生じてしまうことが防止される。本発明者らが行った実験等によれば、このように乱れが生じることなく流れの安定する流速の範囲が、突出部を有さない従来の構成に比べて広くなることが確認された。気液分離部における冷却水の流れが広い流速範囲において安定するので、気泡の発生を防止する機能、及び気泡を除去する機能のそれぞれを、安定的に発揮することが可能となる。
本開示によれば、気泡の発生を防止する機能、及び気泡を除去する機能のそれぞれを、安定的に発揮することのできるリザーブタンクが提供される。
図1は、第1実施形態に係るリザーブタンクの構成を側面視で示す図である。 図2は、第1実施形態に係るリザーブタンクの内部構造を上面視で示す図である。 図3は、第1実施形態に係るリザーブタンクの内側における、冷却水の流れを模式的に示す図である。 図4は、第2実施形態に係るリザーブタンクの構成を側面視で示す図である。 図5は、第3実施形態に係るリザーブタンクの内部構造を上面視で示す図である。 図6は、第4実施形態に係るリザーブタンクに設けられた、突出部の形状を示す図である。 図7は、第4実施形態の変形例に係るリザーブタンクに設けられた、突出部の形状を示す図である。 図8は、第5実施形態に係るリザーブタンクの構成を側面視で示す図である。 図9は、第6実施形態に係るリザーブタンクの構成を側面視で示す図である。
以下、添付図面を参照しながら本実施形態について説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
第1実施形態について説明する。本実施形態に係るリザーブタンク10は、不図示の車両に搭載される冷却システムの一部を構成するものである。冷却システムは、冷却水を循環させることにより、車両の各部、具体的には内燃機関や補機類を冷却するためのシステムである。冷却システムでは、ウォーターポンプにより送り出された冷却水が内燃機関等の冷却対象に供給され、これらの冷却に供される。冷却対象を通過して高温となった冷却水は、ラジエータにおいてその温度を低下させた後でウォーターポンプに戻り、再びウォーターポンプから送り出される。尚、このような冷却システムの構成としては公知のものを採用することができるため、その具体的な図示や説明については省略する。
リザーブタンク10は、上記の冷却システムのうち、冷却水が循環する経路の途中の位置、例えばウォーターポンプの上流側となる位置に設けられる容器である。尚、「冷却水が循環する経路の途中」とは、常に冷却水が流れている経路の途中である必要は無く、例えば、バイパス流路のように一時的に冷却水が流れる経路の途中であってもよい。図1及び図2を参照しながら、リザーブタンク10の構成について説明する。
図1は、リザーブタンク10の構成を側面視で示すものである。図1においては、リザーブタンク10の内部の構成が点線で示されている。図2は、リザーブタンクの内部構造を上面視で示すものである。図2は、気液分離部100を水平な面に沿って切断した上で、これを上方側から見て描いた図となっている。その切断位置は、例えば図1において一点鎖線DL2で示される位置である。
図1及び図2に示されるように、リザーブタンク10は、気液分離部100と、入口部120と、出口部130と、を備えている。
気液分離部100は、供給される冷却水を一時的に貯留しながら、当該冷却水に含まれる気泡を除去するための容器である。気液分離部100は、略円柱形状の容器として構成されており、その中心軸を上下方向に沿わせた状態で配置されている。本実施形態においては、気液分離部100がリザーブタンク10の概ね全体を占めており、リザーブタンク10の全体が単一の容器として構成されている。このような態様に替えて、リザーブタンク10が、気液分離部100に加えて、冷却水を貯留するための容器である貯留部を別途備えている構成としてもよい。この場合、気液分離部100と貯留部とを、隔壁を介して互いに隣接するように配置した上で、冷却水が通過するための開口を上記隔壁に形成しておけばよい。
気液分離部100の内側には、内部空間SPが形成されている。内部空間SPは、冷却水を一時的に貯留するための空間であると同時に、当該冷却水の気液を分離して気泡を除去するための空間でもある。
気液分離部100の上端には、内部空間SPに冷却水を注水するための開口が形成されている。通常時においては、当該開口はキャップ11によって塞がれている。キャップ11には不図示の弁が設けられている。内部空間SPの圧力が低い通常時においては、当該弁は閉じられており、内部空間SPと外気との間は遮断された状態となっている。内部空間SPの圧力が上昇し所定値を超えると、当該弁が開いて、内部空間SPの空気を外部に逃がすことができるようになっている。
内部空間SPには突出部110が設けられている。突出部110は、内部空間SPの底面102から上方側に向けて突出するように形成されている。本実施形態では、突出部110はその全体が略円柱形状となっている。
突出部110の中心軸は、気液分離部100の中心軸と一致している。このため、水平面に沿った断面においては、気液分離部100の内周面101の形状、及び突出部110の外周面111の形状が、互いに同心の円となっている。
内部空間SPのうち突出部110の周囲の空間、すなわち、気液分離部100の内周面101と、突出部110の外周面111と、の間の部分は、上面視において環状の空間となっている。後に説明するように、冷却水はこの環状の空間を旋回するように流れる。このため、この環状の空間のことを以下では「環状流路FP」とも称する。
図1に示される一点鎖線DL1は、気液分離部100における上限水位を示す線である。また、同図に示される一点鎖線DL2は、気液分離部100における下限水位を示す線である。気液分離部100の外表面には、これら上限水位及び下限水位を示す線が刻印されており、それぞれの水位の高さを視認することができるようになっている。リザーブタンク10への冷却水の注水が行われる際には、冷却水の水位が下限水位と上限水位との間となるように、注水量が調整される。先に述べた突出部110の上端の位置は、一点鎖線DL2で示される下限水位の位置よりも更に低い位置となっている。このため、突出部110の上端が、冷却水の液面から上方側に突出することはない。
入口部120は、冷却システムを循環する冷却水を受け入れて、これを内部空間SPへと供給するための部分である。図2に示されるように、入口部120は、水平方向に沿って直線状に伸びるように形成された筒状の部分となっている。入口部120は、気液分離部100の外側へと突出している。その先端には、冷却水の循環経路を構成する不図示の配管が接続される。
入口部120は、気液分離部100の内側、すなわち内部空間SPに向けても突出しており、その先端には開口121が形成されている。入口部120を通った冷却水は、この開口121から内部空間SPへと供給される。開口121は、内部空間SPに冷却水を供給するための開口、すなわち本実施形態における「第1開口」に該当する。
入口部120が設けられている位置は、内部空間SPの下方側部分、具体的には、突出部110の上端よりも低く、且つ底面102よりも高い位置となっている。また、開口121から流出した直後の冷却水が向かう方向は、図2において矢印AR1で示されるように、冷却水が突出部110に直接当たらないような方向となっている。このため、開口121から流出した冷却水は、図2において矢印AR2、AR3で示されるように、環状流路FPを旋回するように流れることとなる。冷却水の流れる具体的な経路については後に説明する。
出口部130は、内部空間SPから外部へと冷却水を排出するための部分である。図1に示されるように、出口部130は、上下方向に沿って直線状に伸びるように形成された筒状の部分となっており、その上端が気液分離部100の底部に接続されている。出口部130は、下方側に向けて気液分離部100の外側へと突出している。その先端には、冷却水の循環経路を構成する不図示の配管が接続される。
出口部130の上端部分、すなわち、底面102のうち出口部130が接続されている部分には、開口131が形成されている。内部空間SPにある冷却水は、この開口131を通って出口部130に流入し、外部へと排出される。開口131は、内部空間SPから冷却水を排出するための開口、すなわち本実施形態における「第2開口」に該当する。
図3を参照しながら、内部空間SPにおける冷却水の流れについて説明する。同図においては、開口121から供給された直後における冷却水の流れが、実線の矢印AR11で示されている。冷却水は、環状流路FPを旋回しながら上方側に向かって流れる。
開口121から供給された直後における冷却水の流速は、比較的大きい。このため、冷却水は環状流路FPのうち外周側の部分、すなわち気液分離部100の内周面101に近い部分を旋回しながら上昇して行く。環状流路FPよりも上方側に到達した後においても、冷却水は引き続き内周面101に近い部分を旋回しながら上昇する。
冷却水が旋回することにより、冷却水の液面WSには所謂スワールが発生する。図3には、スワールによって中央が凹状となった液面WSが模式的に示されている。
冷却水に含まれていた気泡は、液面WSに到達した際に、液面WSよりも上方側の空気に取り込まれて消滅する。その後、冷却水の流速が低下することに伴い、冷却水は内部空間SPの内周側の部分を旋回しながら下降して行く。図3では、このように旋回しながら下降して行く冷却水の流れが、点線の矢印AR12で示されている。
冷却水は、再び下方側の環状流路FPに流入し、環状流路FPのうち内周側の部分、すなわち突出部110の外周面111に近い部分を旋回しながら、出口部130の開口131を通って外部へと排出される。
本実施形態では、突出部110が設けられていることにより、突出部110の周りの環状流路FPを冷却水が旋回しながら流れやすくなっている。更に、下方側の開口131に向かう冷却水が、突出部110の外周面111に沿って旋回しながら流れやすくなっている。その結果、上方側に向かう外側の旋回流(矢印AR11)と、下方側に向かう内側の旋回流(矢印AR12)とが、互いに干渉して乱れてしまう現象が生じにくくなっている。このため、冷却水の流れの乱れに起因して、リザーブタンク10において新たな気泡が生じてしまうことが防止される。本発明者らが行った実験等によれば、このように乱れが生じることなく流れの安定する流速の範囲が、突出部110を有さない従来の構成に比べて広くなることが確認されている。
流れの乱れを防止するための他の工夫について説明する。図2において符号「122」が付されているのは、内周面101のうち、入口部120と対応する部分に形成されている開口である。当該開口のことを、以下では「開口122」とも称する。開口122は、先に述べた開口121と同様に、内部空間SPに冷却水を供給するための開口、すなわち本実施形態の「第1開口」として機能するものである。以下では、開口121ではなく開口122の方を第1開口とみなしながら、リザーブタンク10の構成について説明する。
図2においては、入口部120のうち内部空間SPに向けて突出している部分に符号「125」が付されている。当該部分は、第1開口である開口122の縁から内部空間SPに向けて突出するように形成された壁、ということもできる。当該壁のことを、以下では「干渉防止壁125」とも称する。
先に述べたように、入口部120から内部空間に流入した冷却水は、流速が大きいため、環状流路FPのうち外周側の部分を旋回している。このため、旋回する冷却水の一部は、矢印AR3で示されるように開口122に向かって流れている。仮に、上記の干渉防止壁125が形成されていなかった場合には、矢印AR3に沿って開口122に向かう冷却水の流れが、開口122から流入した直後の冷却水の流れと干渉し、冷却水の流れが乱れてしまう可能性がある。
しかしながら、本実施形態では、開口122の周囲を囲むように干渉防止壁125が形成されている。矢印AR3に沿って開口122に向かう冷却水の流れは、干渉防止壁125によって遮られるので、開口122から流入した直後の冷却水の流れと干渉してしまうことが防止される。
このように、本実施形態に係るリザーブタンク10では、環状流路FPを旋回して流れる冷却水の流れが、第1開口である開口122から内部空間SPへと供給された直後の冷却水の流れに干渉してしまうことを防止するための干渉防止壁125が設けられている。
尚、上記のような干渉防止壁125の機能に鑑みれば、干渉防止壁125は、開口122の縁の全周から突出するように設けられている必要はない。例えば、干渉防止壁125のうち図2における紙面手前側の部分、及び右側の部分を無くす等により、矢印AR3で示される流れを遮るための必要最低限の壁として、干渉防止壁125が形成されていてもよい。つまり、開口122の縁のうち図2における左側の部分のみから内側に突出するような壁として、干渉防止壁125が形成されている態様であってもよい。
図1及び図2においては、開口121の中心CT11と、開口122の中心CT1と、開口131の中心CT2と、がそれぞれ示されている。尚、ここでいう「中心」とは、円形となっている開口121等の中心のことであるが、開口121等が円形ではない場合には、開口121等の形状における重心のことである。
図1に示されるように、リザーブタンク10では、開口122の中心CT1の位置が、開口131の中心CT2の位置よりも高くなっている。つまり、冷却水の入口である第1開口の中心CT1の位置が、冷却水の出口である第2開口の中心CT2の位置よりも高くなっている。尚、上記のような位置関係は、開口121の方を第1開口と捉えた場合でも同じである。
本実施形態では、第1開口及び第2開口が上記のように配置されているので、第2開口に流入する直前の低速の冷却水の流れに、第1開口から流入した直後の高速の冷却水の流れが干渉してしまうことが防止されている。これにより、流れの乱れに伴う新たな気泡の発生が更に防止されている。
図2においては、突出部110の中心軸を示す点が、中心CT0として示されている。また、中心CT0と中心CT1とを結ぶ線が点線DL11として示されており、中心CT0と中心CT2とを結ぶ線が点線DL12として示されている。本実施形態では、点線DL12の長さが、点線DL11の長さよりも短くなっている。
つまり、本実施形態に係るリザーブタンク10を上下方向に沿って見た場合においては、第2開口の中心CT2から突出部110の中心CT0までの距離が、第1開口の中心CT1から突出部110の中心CT0までの距離よりも小さくなっている。換言すれば、冷却水の出口である開口131が、冷却水の入口である開口122よりも内周側となる位置に形成されている。このため、内部空間SPの内側を旋回しながら開口131に向かう冷却水の流れと、内部空間SPの外側を旋回しながら上昇する冷却水の流れとが、更に干渉しにくくなっている。
図2においては、上記の点線DL11と点線DL12とのなす角度が、角度θとして示されている。角度θは、リザーブタンク10を上下方向に沿って見た場合において、環状流路FPに沿って、第1開口である開口122の中心CT1から、第2開口である開口131の中心CT2に至るまでの角度、ということができる。本実施形態では、角度θが90度以上となるように、開口122や開口131の位置が決定されている。尚、上記のような位置関係は、開口121の方を第1開口と捉えた場合でも同じである。
角度θが90度よりも小さい場合には、第1開口が第2開口に近づき過ぎることにより、第1開口から流入した冷却水の流れが、第2開口に向かう冷却水の流れに干渉してしまう可能性がある。また、第1開口から流入した冷却水の一部が、上昇することなくそのまま第2開口から排出されてしまうようなことも生じ得る。本発明者らが実験等により確認したところによれば、角度θを90度以上確保しておけば、上記のような流れの干渉等を十分に抑制することができるという知見が得られている。
先に述べたように、突出部110の上端の位置は、図1の一点鎖線DL2で示される下限水位の位置よりも低い位置となっている。突出部110が液面WSから突出することがないため、スワールの形成等が突出部110によって妨げられてしまうことがない。これにより、冷却水の流れに乱れが生じてしまうことが更に防止される。
図4を参照しながら、第2実施形態について説明する。以下では、第1実施形態と異なる点について主に説明し、第1実施形態と共通する点については適宜説明を省略する。
図4は、本実施形態に係るリザーブタンク10のうち下方側部分の構成を、図1と同様の側面視で示すものである。同図に示されるように、本実施形態では、気液分離部100の内周面101の全体が円筒形状となっておらず、内周面101のうち一点鎖線DL3よりも下方側の部分が、下方側に行くほど小さくなるようなテーパー形状となっている。つまり、一点鎖線DL3よりも下方側の部分では、水平面に沿った断面における内周面101の形状が下方側に行くほど小さくなっている。
このため、入口部120から環状流路FPに流入した冷却水は、内周面101のうち上記のようなテーパー形状となっている部分に衝突し、その流れ方向を上方側に向けてスムーズに変化させる。これにより、旋回しながら上方側に向かう冷却水の流れをより安定的に形成することができる。
尚、内周面101が上記のようにテーパー形状となっている範囲は、本実施形態のように内周面101のうち下方側の部分のみであってもよいが、内周面101の上下方向における全体であってもよい。
本実施形態では、水平面に沿った断面における突出部110の外周面111の形状が、上方側に行くほど小さくなっている。つまり、本実施形態における突出部110は、円錐の上端を水平面に沿って切断したような形状となっている。
このような構成においては、図3の矢印AR12のように下方側に向かう冷却水の流れが、突出部110の外周面111に沿って案内されやすくなる。このため、冷却水の流れに乱れが生じてしまうことを更に防止することが可能となる。
本実施形態では、図1の第1実施形態に比べて、出口部130が底面102の中央寄りとなる位置に設けられている。出口部130の内側に形成された流路は、その一部が突出部110を上下方向に貫くように形成されている。その結果、第2開口である開口131は、その一部が突出部110の外周面111に形成されている。
このような構成においては、突出部110の外周面111に沿って下方側に向かう冷却水が、外周面111から離れることなくそのまま開口131に流入しやすくなる。このため、開口131に流入する直前の冷却水の流れに、開口121から流入した直後の冷却水の流れが干渉してしまうことが更に防止されている。
尚、第2開口である開口131は、本実施形態のようにその一部が突出部110の外周面111に形成されていてもよいが、その全部が突出部110の外周面111に形成されていてもよい。
以上に説明した内周面101、突出部110、及び出口部130の構成は、それぞれを個別に採用することができる。例えば、開口131の一部又は全部が突出部110の外周面111に形成された構成を採用するにあたっては、内周面101の全体を第1実施形態のような円筒形状としてもよく、突出部110を第1実施形態のような円柱形状としてもよい。
図5を参照しながら、第3実施形態について説明する。以下では、第1実施形態と異なる点について主に説明し、第1実施形態と共通する点については適宜説明を省略する。
図5は、本実施形態に係るリザーブタンク10の内部構成を、図2と同様の上面視で示すものである。同図に示されるように、本実施形態では、入口部120が内周面101から内部空間SPに向けて突出しており、入口部120の一部が突出部110の外周面111に繋がっている。
つまり、本実施形態に係るリザーブタンク10では、干渉防止壁125を内部空間SPの内側に向けて更に延長し、その一部を内周面101に繋いだ構成となっている。このような構成においても第1実施形態と同様に、環状流路FPを旋回して流れる冷却水の流れが、第1開口である開口122から内部空間SPへと供給された直後の冷却水の流れに干渉してしまうことを、干渉防止壁125によって防止することができる。
本実施形態においても、内周面101の構成、突出部110の構成、出口部130の構成の一部又は全部について、第2実施形態と同様の構成を採用することができる。例えば、本実施形態においても、第2開口の中心CT2から突出部110の中心CT0までの距離が、第1開口の中心CT1から突出部110の中心CT0までの距離よりも小さくなるように、第1開口及び第2開口を形成することが好ましい。
図6を参照しながら、第4実施形態について説明する。以下では、第1実施形態と異なる点について主に説明し、第1実施形態と共通する点については適宜説明を省略する。
図6は、本実施形態に係るリザーブタンク10に設けられた、突出部110の形状のみを斜視図で示したものである。同図に示されるように、本実施形態では、図4の第2実施形態と同様に、水平面に沿った断面における突出部110の外周面111の形状が、上方側に行くほど小さくなっている。
更に本実施形態では、外周面111に螺旋状の凹部112が形成されている。凹部112は、外周面111の一部を内側に後退させることにより形成された溝である。凹部112が伸びる方向は、図3の矢印AR12で示されるような、旋回しながら下降する冷却水の流れ方向に沿った方向となっている。
このような螺旋状の凹部112が形成されているので、外周面111に沿って旋回しながら下降する冷却水の流れを更に安定させることができ、流れの乱れに起因した気泡の発生を更に抑制することができる。
尚、このような突出部110の構成は、これまでに説明した他の実施形態の構成と組み合わせてもよい。例えば、突出部110の形状を第1実施形態と同様の円柱形状とした上で、その外周面111に螺旋状の凹部112を形成してもよい。
図7は、本実施形態の変形例に係るリザーブタンク10に設けられた、突出部110の形状のみを斜視図で示したものである。この変形例のように、螺旋状の凹部112に替えて、螺旋状の凸部113が形成されている構成としてもよい。凸部113は、外周面111の一部を外側に突出させることにより形成されたものである。このような構成であっても、上記と同様の効果を奏することができる。
図8を参照しながら、第5実施形態について説明する。以下では、図4の第2実施形態と異なる点について主に説明し、第2実施形態と共通する点については適宜説明を省略する。
図8は、本実施形態に係るリザーブタンク10のうち下方側部分の構成を、図4と同様の側面視で示すものである。同図に示されるように、本実施形態では、出口部130が水平方向に沿って直線状に伸びるように形成された筒状の部分となっている。出口部130の一端は、気液分離部100の外側面に接続されている。このため、第2開口である開口131は、気液分離部100の内周面101に形成されている。ただし、第2開口である開口131の1の中心CT2の位置は、本実施形態でも、第1開口である開口122の中心CT1よりも低い位置となっている。
これまで説明したように、冷却水の出口となる第2開口は、底面102のうち突出部110の近くに形成した方が好ましい。しかしながら、例えば車両内部における配管の取り回しにおける制約等により、底面102に第2開口を形成することが難しい場合には、本実施形態の構成を採用することができる。尚、このような出口部130の構成は、これまでに説明した他の実施形態の構成と組み合わせてもよい。
図9を参照しながら、第6実施形態について説明する。以下では、第1実施形態と異なる点について主に説明し、第1実施形態と共通する点については適宜説明を省略する。
図9は、本実施形態に係るリザーブタンク10のうち下方側部分の構成を、図1と同様の側面視で示すものである。同図に示されるように、本実施形態では、入口部120が、水平面に対して傾斜した方向に沿って直線状に伸びるように形成された筒状の部分となっている。入口部120のうち上方側の端部は、気液分離部100の底部に対して斜め方向から接続されている。このため、第1開口である開口121は、気液分離部100の底面102に形成されている。
これまで説明したように、冷却水の入口となる第1開口は、その中心CT1が、第2開口の中心CT2よりも高い位置となるように形成した方が好ましい。しかしながら、例えば車両内部における配管の取り回しにおける制約等により、上記位置に第1開口を形成することが難しい場合には、本実施形態の構成を採用することができる。尚、このような入口部120の構成は、これまでに説明した他の実施形態の構成と組み合わせてもよい。
以上、具体例を参照しつつ本実施形態について説明した。しかし、本開示はこれらの具体例に限定されるものではない。これら具体例に、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本開示の特徴を備えている限り、本開示の範囲に包含される。前述した各具体例が備える各要素およびその配置、条件、形状などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。前述した各具体例が備える各要素は、技術的な矛盾が生じない限り、適宜組み合わせを変えることができる。
10:リザーブタンク
100:気液分離部
101:内周面
110:突出部
111:外周面
120:入口部
121,122:開口
130:出口部
131:開口
SP:内部空間
FP:環状流路

Claims (12)

  1. 冷却水が循環する経路の途中に設けられるリザーブタンク(10)であって、
    冷却水の気液を分離するための内部空間(SP)が形成されている気液分離部(100)と、
    前記内部空間に冷却水を供給するための第1開口(121,122)が形成された入口部(120)と、
    前記内部空間から冷却水を排出するための第2開口(131)が形成された出口部(130)と、
    前記内部空間の底から上方側に向けて突出する突出部(110)と、を備え、
    水平面に沿った断面においては、前記気液分離部の内周面(101)の形状、及び前記突出部の外周面(111)の形状が、互いに同心の円となるように、前記気液分離部及び前記突出部が形成されており、
    前記内部空間のうち、前記気液分離部の内周面と、前記突出部の外周面と、の間の部分が環状流路(FP)となっており、
    前記第1開口から流入した冷却水が、前記環状流路を旋回して流れるように構成されており、
    水平面に沿った断面における前記突出部の外周面の形状が、上方側に行くほど小さくなっているリザーブタンク。
  2. 前記第1開口の中心(CT1,CT11)の位置が、前記第2開口の中心(CT2)の位置よりも高い、請求項1に記載のリザーブタンク。
  3. 冷却水が循環する経路の途中に設けられるリザーブタンク(10)であって、
    冷却水の気液を分離するための内部空間(SP)が形成されている気液分離部(100)と、
    前記内部空間に冷却水を供給するための第1開口(121,122)が形成された入口部(120)と、
    前記内部空間から冷却水を排出するための第2開口(131)が形成された出口部(130)と、
    前記内部空間の底から上方側に向けて突出する突出部(110)と、を備え、
    水平面に沿った断面においては、前記気液分離部の内周面(101)の形状、及び前記突出部の外周面(111)の形状が、互いに同心の円となるように、前記気液分離部及び前記突出部が形成されており、
    前記内部空間のうち、前記気液分離部の内周面と、前記突出部の外周面と、の間の部分が環状流路(FP)となっており、
    前記第1開口から流入した冷却水が、前記環状流路を旋回して流れるように構成されており、
    前記突出部の外周面には、螺旋状の凹部(112)又は凸部(113)が形成されているリザーブタンク。
  4. 前記環状流路を旋回して流れる冷却水の流れが、前記第1開口から前記内部空間へと供給された直後の冷却水の流れに干渉してしまうことを防止するための干渉防止壁(125)が設けられている、請求項1乃至のいずれか1項に記載のリザーブタンク。
  5. 前記入口部は、前記気液分離部の内周面から前記内部空間に向けて突出しており、
    前記入口部の一部が前記突出部に繋がっている、請求項1乃至のいずれか1項に記載のリザーブタンク。
  6. 冷却水が循環する経路の途中に設けられるリザーブタンク(10)であって、
    冷却水の気液を分離するための内部空間(SP)が形成されている気液分離部(100)と、
    前記内部空間に冷却水を供給するための第1開口(121,122)が形成された入口部(120)と、
    前記内部空間から冷却水を排出するための第2開口(131)が形成された出口部(130)と、
    前記内部空間の底から上方側に向けて突出する突出部(110)と、を備え、
    水平面に沿った断面においては、前記気液分離部の内周面(101)の形状、及び前記突出部の外周面(111)の形状が、互いに同心の円となるように、前記気液分離部及び前記突出部が形成されており、
    前記内部空間のうち、前記気液分離部の内周面と、前記突出部の外周面と、の間の部分が環状流路(FP)となっており、
    前記第1開口から流入した冷却水が、前記環状流路を旋回して流れるように構成されており、
    前記第2開口のうちの少なくとも一部が、前記突出部の外周面に形成されているリザーブタンク。
  7. 前記気液分離部の内周面のうち、少なくとも下方側の部分においては、
    水平面に沿った断面における前記気液分離部の内周面の形状が、下方側に行くほど小さくなっている、請求項1乃至のいずれか1項に記載のリザーブタンク。
  8. 前記突出部の上端の位置は、前記気液分離部における下限水位の位置よりも低い、請求項1乃至のいずれか1項に記載のリザーブタンク。
  9. 上下方向に沿って見た場合においては、
    前記第2開口の中心(CT2)から前記突出部の中心(CT0)までの距離が、前記第1開口の中心(CT1,CT11)から前記突出部の中心までの距離よりも小さい、請求項1乃至のいずれか1項に記載のリザーブタンク。
  10. 上下方向に沿って見た場合においては、
    前記環状流路に沿って、前記第1開口の中心から前記第2開口の中心に至るまでの角度(θ)が90度以上である、請求項1乃至のいずれか1項に記載のリザーブタンク。
  11. 冷却水が循環する経路の途中に設けられるリザーブタンク(10)であって、
    冷却水の気液を分離するための内部空間(SP)が形成されている気液分離部(100)と、
    前記内部空間に冷却水を供給するための第1開口(121,122)が形成された入口部(120)と、
    前記内部空間から冷却水を排出するための第2開口(131)が形成された出口部(130)と、
    前記内部空間の底から上方側に向けて突出する突出部(110)と、を備え、
    水平面に沿った断面においては、前記気液分離部の内周面(101)の形状、及び前記突出部の外周面(111)の形状が、互いに同心の円となるように、前記気液分離部及び前記突出部が形成されており、
    前記内部空間のうち、前記気液分離部の内周面と、前記突出部の外周面と、の間の部分が環状流路(FP)となっており、
    前記第1開口から流入した冷却水が、前記環状流路を旋回して流れるように構成されており、
    前記第1開口が、前記気液分離部の底面(102)に形成されているリザーブタンク。
  12. 冷却水が循環する経路の途中に設けられるリザーブタンク(10)であって、
    冷却水の気液を分離するための内部空間(SP)が形成されている気液分離部(100)と、
    前記内部空間に冷却水を供給するための第1開口(121,122)が形成された入口部(120)と、
    前記内部空間から冷却水を排出するための第2開口(131)が形成された出口部(130)と、
    前記内部空間の底から上方側に向けて突出する突出部(110)と、を備え、
    水平面に沿った断面においては、前記気液分離部の内周面(101)の形状、及び前記突出部の外周面(111)の形状が、互いに同心の円となるように、前記気液分離部及び前記突出部が形成されており、
    前記内部空間のうち、前記気液分離部の内周面と、前記突出部の外周面と、の間の部分が環状流路(FP)となっており、
    前記第1開口から流入した冷却水が、前記環状流路を旋回して流れるように構成されており、
    前記第2開口が、前記気液分離部の内周面に形成されているリザーブタンク。
JP2019092054A 2019-05-15 2019-05-15 リザーブタンク Active JP7211256B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019092054A JP7211256B2 (ja) 2019-05-15 2019-05-15 リザーブタンク
PCT/JP2020/017364 WO2020230559A1 (ja) 2019-05-15 2020-04-22 リザーブタンク
CN202080035384.4A CN113825894B (zh) 2019-05-15 2020-04-22 贮水箱
US17/454,298 US11421580B2 (en) 2019-05-15 2021-11-10 Reserve tank

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019092054A JP7211256B2 (ja) 2019-05-15 2019-05-15 リザーブタンク

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2020186684A JP2020186684A (ja) 2020-11-19
JP2020186684A5 JP2020186684A5 (ja) 2021-09-24
JP7211256B2 true JP7211256B2 (ja) 2023-01-24

Family

ID=73221628

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019092054A Active JP7211256B2 (ja) 2019-05-15 2019-05-15 リザーブタンク

Country Status (4)

Country Link
US (1) US11421580B2 (ja)
JP (1) JP7211256B2 (ja)
CN (1) CN113825894B (ja)
WO (1) WO2020230559A1 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002250230A (ja) 2001-02-21 2002-09-06 Nissan Motor Co Ltd リザーブタンク
WO2007052461A1 (ja) 2005-11-01 2007-05-10 Calsonic Kansei Corporation 加圧式リザーブタンク
DE102011118837A1 (de) 2011-11-18 2013-05-23 Volkswagen Aktiengesellschaft Kühlmittelkreislauf einer Brennkraftmaschine sowie ein für diesen Kühlmittelkreislauf bestimmter Ausgleichsbehälter

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
SU1752417A1 (ru) * 1990-01-04 1992-08-07 Военная академия им.Ф.Э.Дзержинского Дегазатор жидкости
CN1140624A (zh) * 1995-07-19 1997-01-22 大宇电子株式会社 气体锅炉用的气—液分离装置
US7311746B2 (en) * 2004-05-21 2007-12-25 Exxonmobil Chemical Patents Inc. Vapor/liquid separation apparatus for use in cracking hydrocarbon feedstock containing resid
KR101283601B1 (ko) * 2011-12-07 2013-07-05 현대자동차주식회사 차량용 라디에이터
CN202715276U (zh) * 2012-07-13 2013-02-06 郑州宇通客车股份有限公司 气泡分离筒及使用该气泡分离筒的膨胀水箱
FR2993513B1 (fr) * 2012-07-19 2015-02-27 Illinois Tool Works Reservoir de degazage, et systeme de refroidissement de vehicule automobile equipe d'un tel reservoir de degazage
JP2015028336A (ja) 2013-06-24 2015-02-12 トヨタ車体株式会社 エンジン冷却水のリザーバタンク
US10202889B2 (en) * 2015-01-20 2019-02-12 Ford Global Technologies, Llc Degas bottle having centrifugal air separator for use in engine cooling system
JP2016147214A (ja) * 2015-02-10 2016-08-18 いすゞ自動車株式会社 冷却補助装置
CN205117481U (zh) * 2015-11-04 2016-03-30 上海联谊汽车拖拉机工贸有限公司 膨胀水箱
KR102452554B1 (ko) * 2018-04-06 2022-10-07 현대자동차주식회사 엔진 냉각수 기체 분리장치 및 이를 포함하는 엔진 냉각시스템
JP2020023965A (ja) * 2018-07-25 2020-02-13 株式会社デンソー 車両の冷却システム
JP2020081970A (ja) * 2018-11-26 2020-06-04 株式会社デンソー リザーブタンク
CN112177759A (zh) * 2019-07-01 2021-01-05 泰贺斯聚合物股份有限公司 蓄液罐
FR3113698B1 (fr) * 2020-08-28 2022-08-12 Hutchinson Dispositif de séparation par effet vortex pour un circuit de transfert de fluide
US11466607B2 (en) * 2020-09-29 2022-10-11 Tigers Polymer Corporation Reservoir tank

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002250230A (ja) 2001-02-21 2002-09-06 Nissan Motor Co Ltd リザーブタンク
WO2007052461A1 (ja) 2005-11-01 2007-05-10 Calsonic Kansei Corporation 加圧式リザーブタンク
DE102011118837A1 (de) 2011-11-18 2013-05-23 Volkswagen Aktiengesellschaft Kühlmittelkreislauf einer Brennkraftmaschine sowie ein für diesen Kühlmittelkreislauf bestimmter Ausgleichsbehälter

Also Published As

Publication number Publication date
CN113825894B (zh) 2024-10-18
US20220065157A1 (en) 2022-03-03
WO2020230559A1 (ja) 2020-11-19
US11421580B2 (en) 2022-08-23
JP2020186684A (ja) 2020-11-19
CN113825894A (zh) 2021-12-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6461364B2 (ja) エクスパンションタンク
JP2015028336A (ja) エンジン冷却水のリザーバタンク
WO2020110640A1 (ja) リザーブタンク
US20210001354A1 (en) Reservoir tank
JP6575578B2 (ja) 多気筒エンジンの冷却構造
JP2019060275A (ja) リザーブタンク
CN113464265B (zh) 膨胀箱
JP7211256B2 (ja) リザーブタンク
JP7500139B2 (ja) リザーバタンク
JP7287377B2 (ja) リザーブタンク
JP6350627B2 (ja) 気液分離器及び該気液分離器を備えたエンジン冷却液の気体抜き構造
JP2022079041A (ja) リザーバタンク
JP2017078399A (ja) エクスパンションタンク
JP7124323B2 (ja) オイルミストセパレータ
JP4501809B2 (ja) リザーブタンク
JP6637803B2 (ja) 給油口
JP7227865B2 (ja) リザーバタンク
JP2020067081A (ja) リザーブタンク
WO2021210283A1 (ja) リザーブタンク
JP2022061056A (ja) リザーバタンク
JP2015229144A (ja) 気液分離装置
JP7371449B2 (ja) イオン交換器
JP2020067082A (ja) リザーブタンク
JP7440445B2 (ja) リザーブタンク
JP2021008877A (ja) リザーバタンク

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210816

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220401

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20221213

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20221226

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7211256

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151