JP7440445B2 - リザーブタンク - Google Patents

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Description

本明細書が開示する技術は、リザーブタンクに関する。
特許文献1に、リザーブタンクが開示されている。このリザーブタンクは、円筒状の形状を有し、流入口が接続されている第1室と、流出口が接続されている第2室と、それらを隔てる隔壁とを備える。第1室と第2室とは、隔壁に設けられた冷媒流通口を介して接続されている。リザーブタンクは、流入口と第1室との間に、円筒状の旋回流形成部をさらに備え、その旋回流形成部の同心円上には、第1室へ接続される二つの孔が設けられている。
上記のリザーブタンクでは、旋回流形成部の同心円上に設けられた二つの孔から第1室へ冷媒を流入することで、リザーブタンク内の冷媒に旋回流を発生させている。これにより、リザーブタンク内へ流入された冷媒から気泡を除去している。
特開2020-067082号公報
上記の構成では、リザーブタンク内の冷媒に旋回流を発生させるために、円筒状の形状を有するリザーブタンクが採用されている。このようなリザーブタンクでは、リザーブタンクの形状が円筒状に制限されることから、リザーブタンクを配置するために、比較的に大きなスペースが必要となる。これに加えて、リザーブタンク内に滞留する冷媒の量を増やすためには、リザーブタンクを長い円筒状、あるいは直径が大きい円筒状の形状にすることが考えられる。この場合においても、リザーブタンクを配置するためのスペースが、必要以上に大きくなってしまう。従って、リザーブタンクを配置するためのスペースが必要以上に大きくなることを回避するために、円筒状の形状を有さないリザーブタンクにおいて、リザーブタンク内の冷媒に旋回流を発生させることが求められている。
上記の実情を鑑み、本明細書は、円筒状の形状を必ずしも必要とすることなく、リザーブタンク内の冷媒に旋回流を発生させ得る技術を提供する。
本明細書が開示する技術は、リザーブタンクに具現化される。このリザーブタンクは、第1室と、第2室と、前記第1室に接続されている流入口と、前記第2室に接続されている流出口と、前記第1室と第2室とを隔てる隔壁と、前記隔壁に設けられており、前記第1室と前記第2室とを連結している冷媒流通口とを備える。前記リザーブタンクを平面視したときに、前記第1室の内壁の前記流入口に対向する範囲の少なくとも一部は、円弧状に湾曲している。
上記したリザーブタンクでは、リザーブタンクを平面視したときに、流入口に接続されている第1室において、流入口に対向する範囲の内壁の少なくとも一部が、円弧状に湾曲している。このような構成によると、冷媒は、流入口から流入した後に、第1室の内壁に向かって流れる。流入口に対向する範囲では、第1室の内壁が円弧状に湾曲しているので、内壁に到達した冷媒は、湾曲する内壁に沿って向きを変える。これにより、第1室内の冷媒に旋回流が発生する。この旋回流により、第1室内の冷媒に遠心力が作用して、そこに含有された気泡は旋回の中心に向けて移動する。その結果、例えば冷媒を白濁させるような細かい気泡についても、それを互いに結合させて粒子化することで、冷媒から分離することができる。その後、当該冷媒は、冷媒流通口を介して第1室から第2室へ流入し、第2室において、粒子化された気泡が冷媒から除去される。このように、リザーブタンクの形状を必ずしも円筒状にすることなく、リザーブタンク内の冷媒に旋回流を発生させることができ、それによって、冷媒に含有される気泡を効果的に分離することができる。その結果、リザーブタンクを配置するためのスペースが、必要以上に大きくなることを回避できる。
実施例のリザーブタンク10の構成を模式的に示す図。 図1のII-II面における断面図。 図2のIII-III線における断面図。 図2において冷媒80及び気泡70の挙動を説明する図。 図3において冷媒80の挙動を説明する図。
本技術の一実施形態において、円弧状に湾曲している第1室の内壁の曲率半径は、流入口の半径よりも大きくてもよい。このような構成によると、第1室の内壁のうち、少なくとも流入口に対向する範囲については、その全体を円弧状に湾曲させることができる。これにより、流入口から第1室に流入する冷媒のより多くが、旋回流を発生するように円弧状に湾曲する内壁に沿って案内される。
本技術の一実施形態において、流入口は、冷媒流通口よりも上方に設けられていてもよい。言い換えると、冷媒流通口は、流入口よりも下方に設けられていてもよい。このような構成によると、流入口から第1室へ流入した冷媒は、流入口よりも下方に設けられている冷媒流通口を介して第2室へ流入する。このとき、冷媒に含まれる気泡は、下方に向けて流れる冷媒に逆らって、その浮力により上昇しようとする。その結果、冷媒に含まれる気泡は、第1室に長い時間に亘って滞留することになり、旋回流による気泡の分離が効果的に機能する。
上記した実施形態において、流入口の高さ位置における第1室の上下方向に垂直な断面積は、冷媒流通口の高さ位置における第1室の上下方向に垂直な断面積よりも大きくてもよい。このような構成によると、冷媒流通口の高さ位置における旋回流の半径は、流入口の高さ位置よりも小さくなる。そのため、冷媒流通口の高さ位置では、流入口の高さ位置と比較して、冷媒に生じる遠心力が大きいことから、冷媒から気泡を効果的に分離し得る。また、第1室に形成される旋回流では、流入口から冷媒流通口に向かう冷媒の流れに沿って、その旋回速度が徐々に速くなる。このような旋回流は、安定して形成され易いとともに、気泡の粒子化が効果的に促進される。
上記した実施形態において、流入口の高さ位置における第1室の上下方向に垂直な断面積は、冷媒流通口の高さ位置における第1室の上下方向に垂直な断面積の2倍よりも大きくてもよい。このような構成によると、第1室に形成される旋回流において、冷媒流通口の高さ位置における旋回の半径を、流入口の高さ位置における旋回の半径よりも、十分に小さくすることができる。これにより、冷媒流通口の高さ位置では、冷媒に生じる遠心力を十分に大きくして、冷媒から気泡をより効果的に分離することができる。
上記した幾つかの実施形態において、第1室の上下方向に垂直な断面積は、流入口の高さ位置から冷媒流通口の高さ位置までの間の少なくとも一部で、下方に向かうほど小さくなるように変化してもよい。この場合、第1室の上下方向に垂直な断面積は、流入口の高さ位置から冷媒流通口の高さ位置までの間において、段階的に減少してもよいし、連続的に減少してもよい。このような構成によると、第1室に形成される旋回流では、その旋回速度が上下方向に沿ってスムーズに変化することから、冷媒の旋回流が安定して、気泡の粒子化がより促進される。
本技術の一実施形態において、第1室の体積は、第2室の体積よりも小さくてもよい。このような構成によると、冷媒が第2室に滞在する時間は、第1室に滞在する時間よりも長くなる。第2室では気泡が冷媒から除去されることから、冷媒が第2室に滞在する時間を長くすることで、気泡を冷媒から十分に除去することができる。
図面を参照して、実施例のリザーブタンク10について説明する。本実施例のリザーブタンク10は、冷却水といった冷媒(又は熱媒体とも称される)が循環する回路に設けられる。リザーブタンク10には、当該回路から冷媒80が流入及び流出することで、余剰の冷媒80が貯留されるとともに、冷媒80から気泡70が除去される。一例ではあるが、リザーブタンク10は、車両の熱管理システムに採用することができる。この場合、リザーブタンク10内では、車両の各部を冷却する冷媒80が流入及び流出することで、冷媒80中から気泡70が除去される。特に限定されないが、リザーブタンク10は、樹脂で構成されている。以下では、図1に示すように、鉛直上方向をz方向といい、水平面に平行な一方向をx方向といい、水平面に平行であって、x方向に直交する方向をy方向という。
図2、3に示すように、リザーブタンク10は、第1室12と、第2室14と、隔壁16とを備える。隔壁16は、リザーブタンク10の内部に設けられている。この隔壁16によって、リザーブタンク10の内部空間が第1室12と第2室14とに区切られている。第1室12は、隔壁16を隔てて、第2室14に対してy方向に隣接している。第1室12及び第2室14のそれぞれは、z方向に長い形状を有している。実施例のリザーブタンク10では、第1室12の体積は、第2室14の体積よりも小さい。なお、他の実施形態として、第1室12の体積は、第2室14の体積よりも必ずしも小さくなくてもよく、第2室14の体積と同等、又は第2室14の体積よりも大きくてもよい。
図4、5に示すように、第1室12及び第2室14のそれぞれには、冷媒80が貯留されている。第1室12及び第2室14のそれぞれにおいて、冷媒80の液面80aは、各室12、14の天井よりも低い位置に存在する。第1室12及び第2室14のそれぞれにおいて、液面80aよりも上側の空間には空気82が存在している。図2-5に示すように、隔壁16には、第1室12と第2室14とを連結する冷媒流通口18が設けられている。冷媒流通口18は、冷媒80の液面80aよりも下方に配置されている。これにより、冷媒80は、冷媒流通口18を介して、第1室12と第2室14との間を流れることができる。
図2、3に示すように、リザーブタンク10は、流入口20と、流出口22とをさらに備える。流入口20は、第1室12に接続されており、流出口22は、第2室14に接続されている。第1室12の流入口20には、不図示の冷媒供給管が接続されている。そのため、冷媒80は、冷媒供給管から流入口20を介して第1室12へ流入することができる。同様に、第2室14の流出口22には、不図示の冷媒排出管が接続されている。そのため、冷媒80は、第2室14から流出口22を介して冷媒排出管へ流出することができる。従って、リザーブタンク10の流入口20から流入する冷媒80は、第1室12、冷媒流通口18、第2室14を順に介して、リザーブタンク10の流出口22から流出される。なお、冷媒供給管及び冷媒排出管には、冷媒80により冷却される冷却対象のデバイス、冷媒80を冷却する熱交換器、冷媒80を循環させるポンプ等(いずれも不図示)が設けられている。
図3に示すように、第1室12の内壁には、ガイド部24が設けられている。ガイド部24は、流入口20から流入した冷媒80を、第1室12の内壁に沿う方向へガイドすることで、第1室12内に旋回流を発生させる。ガイド部24は、リザーブタンク10を平面視したときに、即ち、xy平面において、流入口20と対向する位置に配置されている。ガイド部24は、円弧状に湾曲している。一例ではあるが、円弧状に湾曲しているガイド部24は、所定の曲率半径Rを有する。特に限定されないが、ガイド部24の曲率半径Rは、流入口20の半径Dよりも大きくてもよい。なお、円弧状に湾曲しているガイド部24は、必ずしも所定の曲率半径Rを有する必要はない。即ち、他の実施形態として、第1室12の内壁の少なくとも一部に、円弧状に湾曲しているガイド部24が設けられていればよい。
図2に示すように、第2室14は、貫通口26と、圧力調整蓋28とを備える。貫通口26は、冷媒80の液面80aよりも上方に配置されている。そのため、貫通口26を介して、第2室14内と第2室14外(即ち、リザーブタンク10外)との間で、空気82が移動することができる。貫通口26には、圧力調整蓋28が着脱可能に取り付けられている。圧力調整蓋28は、リザーブタンク10内の圧力を調整可能に構成されている。一例ではあるが、第2室14内の空気82の圧力が第1閾値よりも高くなると、圧力調整蓋28は調整弁を開放することで、リザーブタンク10内の空気82を貫通口26から外部へ排出する。従って、第2室14内で冷媒80から除去された気泡70は、貫通口26を介してリザーブタンク10外へ排出されることができる。なお、貫通口26及び圧力調整蓋28の具体的な構成は、特に限定されない。
図3に示すように、第2室14は、複数のリブ30を備える。一例ではあるが、複数のリブ30には、第1リブ30a、第2リブ30b、第3リブ30cとが含まれる。複数のリブ30は、第2室14の内壁に設けられている。これらのリブ30によって、リザーブタンク10の壁面の強度が増加する。なお、第2室14に、複数のリブ30は必ずしも必要とされない。例えば、第2室14の形状や体積等により、リザーブタンク10の壁面の強度が十分に確保できる場合には、複数のリブ30を設ける必要はない。また、第2室14に代えて、又は加えて、第1室12に複数のリブ30を設けてもよい。
次に、図4、5を参照して、リザーブタンク10の作用効果について説明する。上記したリザーブタンク10では、リザーブタンク10を平面視したときに、流入口20に接続されている第1室12において、流入口20に対向するガイド部24が、円弧状に湾曲している。このような構成によると、冷媒80は、流入口20から流入した後に、第1室12のガイド部24に向かって流れる。流入口20に対向するガイド部24では、第1室12の内壁が円弧状に湾曲しているので、ガイド部24に到達した冷媒80は、湾曲する内壁に沿って向きを変える。これにより、第1室内12の冷媒80に旋回流が発生する(図5の矢印100参照)。この旋回流により、第1室12内の冷媒80に遠心力が作用して、そこに含有された気泡70は旋回の中心に向けて移動する。その結果、例えば冷媒80を白濁させるような細かい気泡70についても、それを互いに結合させて粒子化することで、冷媒80から分離することができる。その後、当該冷媒80は、冷媒流通口18を介して第1室12から第2室14へ流入する(図4の矢印106参照)。そして、第2室14において、粒子化された気泡70が冷媒80から除去される(図4の矢印108参照)。このように、リザーブタンク10の形状を必ずしも円筒状にすることなく、リザーブタンク10内の冷媒80に旋回流を発生させることができ、それによって、冷媒80に含有される気泡70を効果的に分離することができる。その結果、リザーブタンク10を配置するためのスペースが、必要以上に大きくなることを回避できる。
一例ではあるが、本実施例のリザーブタンク10では、図2に示すように、流入口20は、冷媒流通口18よりも上方に設けられている。このような構成によると、流入口20から第1室12へ流入した冷媒80は、流入口20よりも下方に設けられている冷媒流通口18を介して第2室14へ流入する。このとき、冷媒80に含まれる気泡70は、下方に向けて流れる冷媒80に逆らって、その浮力により上昇しようとする(図5の矢印104参照)。その結果、冷媒80に含まれる気泡70は、第1室12に長い時間に亘って滞留することになり、旋回流による気泡70の分離が効果的に機能する。
一例ではあるが、本実施例のリザーブタンク10では、図2に示すように、第1室12の壁面32は、流入口20の高さ位置から冷媒流通口18の高さ位置までの間の一部で、下方に向かうほど内側(即ち、-y方向側)に位置している。言い換えると、第1室12の上下方向に垂直な断面積は、流入口20の高さ位置から冷媒流通口18の高さ位置までの間の一部で、下方に向かうほど小さくなるように変化している。このような構成によると、旋回流の半径は、流入口20の高さから冷媒流通口18の高さまでの間の一部で、下方ほどに向かうほど小さくなる(図5の矢印102参照)。そのため、冷媒流通口18の高さ位置では、冷媒80に生じる遠心力が大きくなることから、冷媒80から気泡70を効果的に分離し得る。また、第1室12に形成される旋回流では、流入口20から冷媒流通口18に向かう冷媒80の流れに沿って、その旋回速度が徐々に速くなる。このような旋回流は、安定して形成され易いとともに、気泡70の粒子化が効果的に促進される。なお、第1室12の上下方向に垂直な断面積は、流入口20の高さ位置から冷媒流通口18の高さ位置までの間の一部において、段階的に減少してもよいし、連続的に減少してもよい。
上記した実施例に代えて、又は代えて、流入口20の高さ位置における第1室12の上下方向に垂直な断面積は、冷媒流通口18の高さ位置における第1室12の上下方向に垂直な断面積の2倍よりも大きくてもよい。このような構成によると、第1室12に形成される旋回流において、冷媒流通口18の高さ位置における旋回の半径を、流入口20の高さ位置における旋回の半径よりも、十分に小さくすることができる。これにより、冷媒流通口18の高さ位置では、冷媒80に生じる遠心力を十分に大きくして、冷媒80から気泡70をより効果的に分離することができる。
以上、いくつかの具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。本明細書又は図面に説明した技術要素は、単独であるいは組み合わせによって技術的有用性を発揮するものである。
10:リザーブタンク
12:第1室
14:第2室
16:隔壁
18:冷媒流通口
20:流入口
22:流出口
24:ガイド部
26:貫通口
28:圧力調整蓋
30a-30c:リブ
32:壁面
70:気泡
80:冷媒
80a:液面
82:空気
D:半径
R:曲率半径

Claims (7)

  1. リザーブタンクであって、
    旋回流を形成し冷媒中の気泡を結合させて粒子化するための第1室と、
    前記気泡を外部へ排出するための貫通孔を備える第2室と、
    前記第1室に接続されている流入口と、
    前記第2室に接続されている流出口と、
    前記第1室と前記第2室とを隔てる隔壁と、
    前記隔壁に設けられており、前記第1室と前記第2室とを連結している冷媒流通口と、
    を備え、
    前記リザーブタンクを平面視したときに、前記第1室の内壁の前記流入口に対向する範囲の少なくとも一部は、前記旋回流を形成するために円弧状に湾曲しており、
    前記第1室に形成される前記旋回流によって粒子化された前記気泡を含む前記冷媒が、前記冷媒流通口を通って前記第2室へ流入し、
    前記気泡が、前記第2室において前記冷媒中から分離されて、前記貫通孔から排出される、
    リザーブタンク。
  2. 前記円弧状に湾曲している前記内壁の曲率半径は、前記流入口の半径よりも大きい、請求項1に記載のリザーブタンク。
  3. 前記流入口は、前記冷媒流通口よりも上方に設けられている、請求項1又は2に記載のリザーブタンク。
  4. 前記流入口の高さ位置における前記第1室の上下方向に垂直な断面積は、前記冷媒流通口の高さ位置における前記第1室の上下方向に垂直な断面積よりも大きい、請求項3に記載のリザーブタンク。
  5. 前記流入口の高さ位置における前記第1室の上下方向に垂直な前記断面積は、前記冷媒流通口の高さ位置における前記第1室の上下方向に垂直な前記断面積の2倍よりも大きい、請求項4に記載のリザーブタンク。
  6. 前記第1室の上下方向に垂直な前記断面積は、前記流入口の高さ位置から前記冷媒流通口の高さ位置までの間の少なくとも一部で、下方に向かうほど小さくなるように変化する、請求項4又は5に記載のリザーブタンク。
  7. 前記第1室の体積は、前記第2室の体積よりも小さい、請求項1から6のいずれか一項に記載のリザーブタンク。
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