JP6843394B2 - 強靱糸、耐切創性を備えた編織物及び手袋 - Google Patents

強靱糸、耐切創性を備えた編織物及び手袋 Download PDF

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Description

この発明は、刃物を使用する作業場、鋼材工場、板ガラス工場などで作業者が着用する手袋、衣服その他の布製品に使用する編織物及び当該編織物に使用する糸に関するもので、金属繊維、ガラス繊維、炭素繊維、ポリアリレート繊維などの強靱であるが柔軟性に劣る繊維(以下、「硬質繊維」と言う。)を含有する芯糸、当該芯糸を用いた強靱糸、耐切創性を備えた編織物及び手袋に関するものである。
刃物を用いる作業場、鋼材工場、板ガラス工場などで使用する布製品、特に作業者が着用する手袋、脚絆、エプロンなどには、刃物の切刃が触れても切断されない、いわゆる耐切創性が要求される。耐切創性を備えた手袋や衣服に用いる糸として、ダイニーマ(登録商標)という名称で広く知られている超高密度ポリエチレン繊維やアラミド繊維などの強力糸が広く用いられている。特に超高密度ポリエチレン繊維は、刃物を用いる作業場で使用する手袋を編むための糸として好適である。
また、同様な目的で使用する糸として、金属細線やガラス繊維をポリエチレンやナイロンで被覆した糸も用いられている。この種の糸は、伸縮性がなく、屈曲されたときに金属細線やガラス繊維が鋭角に屈曲されたり折れやすい。また、この種の糸を用いて手袋などを編むときは、ポリウレタン繊維、生ゴムなどの伸縮性を備えた編糸と交編して柔軟性やフィット性を付与するようにしている。
特許文献1及び3には、金属細線と添糸からなる芯糸をカバリングで被覆したカバリング糸及び当該糸で編成した手袋が提案されている。また、特許文献2には、金属糸と溶融糸とを芯糸として、当該芯糸を巻糸で被覆したあと加熱することによって、金属糸と巻糸とを溶融糸を介して融着した縫い糸が示されている。
また、特許文献4には、ガラス繊維などの硬質繊維を芯糸として熱可塑性合成繊維を巻糸とする硬質複合糸と、高強度合成繊維を芯糸として熱可塑性合成繊維を巻糸とする高強度複合糸とを主に用いて交編された切創防止手袋が提案されている。硬質繊維としては、50〜300デニールのガラスフィラメント束を芯糸とし、その周囲に巻糸としてポリエステルマルチフィラメント糸の仮撚加工糸をカバリングして硬質複合糸とする例が示されている。
国際公開第2007/15333号パンフレット 特開2013−253337号公報 特開2012−21258号公報 特開2001−164411号公報
特許文献1などでも指摘されているように、金属繊維やガラス繊維などの無機繊維を芯糸として、ポリエチレン繊維やナイロン繊維で被覆した糸で編まれた手袋は、屈曲されたときに鋭角に屈曲されたり折れた硬質繊維の折れ端が巻糸を突き抜けて露出し、肌の上に直接装着される手袋などでは、無機繊維の折れ端が肌に触れて不快感を与える問題がある。特に柔軟性とフィット感を向上させるために、伸縮性に優れたポリウレタン繊維や生ゴムなどの弾性糸を金属繊維と複合化した場合に、硬質繊維の折れ端が露出して着用者に不快感を与えやすい。
この発明は、柔軟性と経済性に優れ、かつ硬質繊維の折れ端が露出して着用者に不快感を与えることがない優れた着用感を備えた耐切創性手袋、耐切創性エプロンその他の耐切創性編織物及びこれらに使用する強靱糸を提供することを課題としている。
この発明の請求項1及び2の発明に係る強靱糸30(30a)の芯糸20(20a)は、複合処理(合撚ないしカバリング)11した硬質繊維1と溶融繊維2とを加熱処理12により溶融繊維2を溶融2bして硬質繊維1に融着一体化した糸である。
請求項3の発明に係る芯糸20(20c〜20e)は、請求項5及び6の発明に係る強靱糸30(30c〜30e)の芯糸となる糸で、硬質繊維1と溶融繊維2とこれらの間に配置した第3の繊維(天然ないし合成繊維。以下及び特許請求の範囲において「下層繊維」と言う。)3とを複合処理(合撚ないしカバリング)11した後、加熱処理12により溶融繊維2を溶融2bして硬質繊維1及び溶融していない下層繊維3と融着一体化した糸である。
この発明の芯糸20は、硬質繊維1がその表面に融着した溶融繊維の樹脂2bによって一部又は全周が被覆された状態になっている。溶融繊維2として周辺部2bが低融点かつ中心部2aが高融点の溶融繊維を用いたときは、溶融繊維2の高融点部2aが溶融しないで硬質繊維1に巻き付いた状態で一体化された構造となる。
この発明の強靱糸30(30a、30c〜30e)、40(40c〜40e)は、芯糸20にナイロン、ポリエステル、ポリエチレン、アラミド繊維、ポリアリレート、クモ糸繊維などの巻糸5を巻回した糸で、耐切創性を備えた編織物を編み織りするのに用いられる。
被覆処理13は、複合糸10(10a、10c〜10f)の加熱処理12の後で行うのが好ましいが、芯糸が下層繊維3を含んでおりかつ巻糸として耐熱性を備えた糸5aを用いるときは、被覆処理13を加熱処理12の前に行って強靱糸40とすることもできる。強靱糸30では、巻糸5と芯糸20とは融着していない。一方、強靱糸40では、被覆処理13の後で加熱処理12が行われるので、溶融2bした溶融繊維2より、巻糸5と芯糸20とが融着している。
硬質繊維1は、ステンレス繊維、炭素繊維、ガラス繊維、ポリアリレート繊維で、用途に応じて複数種の硬質繊維を複合化して用いることもできる。耐切創性の点ではステンレス繊維が優れ、経済性の点ではガラス繊維が優れている。ステンレス繊維としては、線径10〜150μmの単糸又は2〜5本を複合化したものが好ましく、ガラス繊維としては、10〜600デニールのマルチフィラメント又は紡績糸が好ましい。
溶融繊維2は、低融点ポリエステル繊維、低融点ポリアミド繊維、低融点ポリエチレン繊維などを用いることができるが、低融点ポリエステル繊維が好ましく、特に中心部が高融点で周辺部が低融点の溶融繊維が好ましい。このような溶融繊維を用いた芯糸20は、溶融繊維2の周辺部の低融点部分が溶融2bして硬質繊維1及び下層繊維3の表面に融着し、高融点の中心部2aが溶融しないで硬質繊維1及び下層繊維3に合撚ないしカバリングされた構造になる(図2、図3、図7、図12、図16)。
硬質繊維として金属繊維を用いた場合、溶融繊維2は、融着して硬質繊維と一体化したときの溶融繊維の断面積が硬質繊維の断面積と等しいか大となるものを用いるのが好ましい。複合化(合撚ないしカバリング)した溶融繊維2と硬質繊維1との撚り数は、1m当り40回〜2,000回、好ましくは150回〜1,000回である。
硬質繊維1としてモノフィラメントを用いたとき、溶着した後の溶融繊維2が長手方向に滑って、硬質繊維1の折れに対する保護が不充分になる場合がある。この場合には、溶融繊維2を2本とし、複合処理11において2本の溶融繊維2m、2nを硬質繊維1に互いに逆方向に巻回された芯糸20b(図3)とするのが有効である。
下層繊維3としては、ポリエステル紡績糸やポリエステルと綿等の混紡糸を用いることもできるが、ウーリーエステル、エステル、ナイロン、ウーリーナイロンなどが好ましい。硬質繊維1、下層繊維3及び溶融繊維2は、ファイバー、モノフィラメント又はマルチフィラメントである。
この発明の編織物は、この発明の強靱糸30、40と硬質繊維を含まない他の糸との編織物であって、プレーティング、両面編み、二重織りなどの編み織りとすることにより、得られる編織物の一方の面に強靱糸30、40が多く表れ、他方の面に他の糸8、9が多く表れている編織物である。編織物に柔軟性を付与するには、他の糸8、9としてポリウレタン繊維や生ゴムなどの伸縮性が大きい糸を用いるのが好ましい。
この発明の手袋の編み組織は多種考えられるが、特に好ましいと考えられる組織は、強靱糸30、40を地糸、弾性糸8を添え編糸として、外面に地糸、内面に添え編糸が表れるようにプレーティングした手袋である。
この発明の芯糸20は、糸が曲げられたときに曲げひずみが最も大きくなる部分、すなわち内部応力が最も大きくなる糸の外周部分が弾性の大きな下層繊維ないし溶融樹脂部分となり、硬質繊維と一体化されている当該溶融樹脂及び下層繊維の内部応力によって硬質繊維にかかる応力が軽減され、また、硬質繊維が破断したときでも、下層繊維や溶融樹脂は破断しない。従って、この発明の強靱糸で編み織りされた編織物は、硬質繊維1の折れ端が編織物の表面に露出し難く、ちくちく感と言われるような不快感を装着者に与えることがない。
硬質繊維1と下層繊維3とを溶融2bした溶融繊維2で一体化した芯糸20c〜20eによれば、硬質繊維1が下層繊維3と溶融樹脂2bとで被覆されているため、下層繊維3が硬質繊維1の破断や折れに対する保護作用を発揮するため、溶融樹脂2のみで被覆されている芯糸20a、20bより更に優れた柔軟性やソフト感を備えた強靱糸を得ることができる。
また、この発明の強靱糸と他のより柔軟性を備えた、例えばポリウレタン繊維や生ゴムなどの弾性糸を添え編みしたプレーティング、両面編み、二重織りなどの編織物とすることにより、肌触りが良くかつ柔軟性にも優れた編織物とすることができる。特に弾性糸と添え編みした手袋は、優れた柔軟性と肌触りとを備えている。
従って、この発明の強靱糸30、40と他の糸とを用いて各種の編織物、作業用手袋、脚絆、作業用エプロンなどを提供することにより、柔軟性と経済性に優れ、かつ硬質繊維の折れ端が露出して着用者に不快感を与えることがない耐切創性を備えた手袋その他の編織物を提供することができる。
第1実施例の強靱糸の製造工程を示すブロック図 溶融繊維が一本の芯糸の例を示す模式的な断面図 第1実施例の芯糸の模式的な断面図 図2の芯糸を例にして第1実施例の被覆処理を示す模式的な側面図 第2実施例の強靱糸の製造工程を示すブロック図 第2実施例の複合処理を示す模式的な側面図 第2実施例の芯糸の模式的な断面図 第2実施例の被覆処理を示す模式的な側面図 第3実施例の複合処理を示す模式的な側面図 第4実施例の強靱糸の製造工程を示すブロック図 第4実施例の複合処理を示す模式的な側面図 第4実施例の芯糸の模式的な断面図 第4実施例の被覆処理を示す模式的な側面図 第5実施例の強靱糸の製造工程を示すブロック図 第5実施例の複合処理を示す模式的な側面図 第5実施例の芯糸の模式的な断面図 第5実施例の被覆処理を示す模式的な側面図 第6実施例の強靱糸の製造工程を示すブロック図 第7実施例の強靱糸の製造工程を示すブロック図 第8実施例の強靱糸の製造工程を示すブロック図 編地の例を示す説明図 織地の例を示す説明図
以下、図面を参照してこの発明の実施例を説明する。図中、1は硬質繊維、2は溶融繊維、3は硬質繊維1と溶融繊維2との間に配置された下層繊維、10aは硬質繊維1と溶融繊維2とを複合化(合撚ないしカバリング)した複合糸、10c〜10fは硬質繊維1と下層繊維3と溶融繊維2とを複合化した複合糸、20a、20bは加熱処理12により溶融2bした溶融繊維2が硬質繊維1に溶着して一体化した芯糸、20c〜20eは溶融2bした溶融繊維2が硬質繊維1及び溶融しない下層繊維3に溶着して一体化した芯糸、30aは芯糸20a、20bに巻糸5を巻回して得られた強靱糸、30c〜30eは芯糸20c〜20eに巻糸5を巻回して得られた強靱糸、40は溶融2bした溶融繊維2により巻糸5aが芯糸20c〜20eに融着している強靱糸である。
図1〜4は、下層繊維を備えていない第1実施例を示した図である。図5〜20は、下層繊維3を含む第2ないし第8実施例を示した図で、図5〜9は硬質繊維1及び下層繊維3が共に1本の第2及び第3実施例を示した図である。図10〜13は硬質繊維が2本1m、1nの第4実施例を示した図である。図14〜17は下層繊維3が2本3m、3nの第5実施例を示した図である。図18〜20は第2〜第5実施例における加熱処理12と被覆処理13の工程順を逆にした第6から第8実施例を示した図である。
図1は、第1実施例の発明に係る強靱糸30aの製造工程を示すブロック図である。第1工程の複合処理11において、硬質繊維1と溶融繊維2とを複合化し、得られた複合糸10aを第2工程で加熱処理12して溶融繊維2の少なくとも周辺部分を溶融2bして複合化されている硬質繊維1の表面に付着させる。この加熱処理12で得られる糸が芯糸20aである。
図1の第2工程の加熱処理12は、硬質繊維1に複合化されている溶融繊維2の少なくとも周辺部を溶融して硬質繊維1の表面に融着して両者を一体化する処理である。従って、加熱温度及び加熱時間は、溶融繊維2の少なくとも周辺部分が溶融2bして溶けた樹脂が硬質繊維1の表面に融着する温度及び時間である。溶融繊維2として中心部2aが高融点で周辺部が低融点の溶融繊維を用いたときは、加熱処理12における加熱温度は、低融点部分の樹脂が溶融し、高融点部2aの樹脂は溶融しない温度とする。
図2及び図3は、加熱処理によって得られた第1実施例の芯糸20a、20a’の断面を模式的に示した拡大図で、図2はマルチフィラメントのガラス繊維1に1本の溶融繊維2を巻回した芯糸の例、図3はモノフィラメントのステンレス繊維に細い溶融繊維と太い溶融繊維とを互いに逆方向に巻回した芯糸の例である。
第3工程の被覆処理13では、第2工程で得られた芯糸20a、20a’に巻糸5が巻回される。図4は、被覆処理13におけるカバリング途中の状態を示す拡大側面図で、芯糸となる芯糸20a’に強靱糸となる巻糸5が巻回される状態を示している。図4は、シングルカバーであるが、ダブルカバーでも良いことは勿論である。この第3工程によって、強靱糸30aを得ることができる。
図5、図10及び図14は、強靱糸30c〜30eの製造工程を示すブロック図である。第1工程の複合処理11において、硬質繊維1と下層繊維3と溶融繊維2とをそれぞれ複合化し、得られた複合糸10c〜10eを第2工程で加熱処理12して溶融繊維2の少なくとも周辺部分を溶融2bして複合化されている硬質繊維1及び下層繊維3に付着させる。この加熱処理12で得られる糸が芯糸20c〜20eである。なお複合処理11は、1工程で行うこともできるが、一般的には複数の合撚ないしカバリング工程で行われる。
図6、図11及び図15に示すように、下層繊維3は、硬質繊維1に添糸として巻回される。下層繊維3は、硬質繊維1の表面を完全には覆わないで隣接する下層繊維との間に硬質繊維1が露出するように巻回されている。好ましい下層繊維3の巻数は、40回/m〜1,000回/m、好ましくは100回/m〜350回/mであるが、下層繊維3を2本とした第5実施例では、一般には図15に示すように、2本の下層繊維3m、3nはダブルカバー加工により複合化され、この場合の硬質繊維1側の下層繊維3mは、3〜50回/mが好ましい。
溶融繊維2は、硬質繊維1に巻回された下層繊維(添糸)と交差するように、一般にはダブルカバー加工により複合化される。すなわち、図6、図11及び図15に示すように、硬質繊維1に対して下層繊維3を添糸として巻回し、巻方向を逆にして上巻糸となる溶融繊維2が巻回される。
図6〜8の複合処理は、硬質繊維1に下層繊維3が巻回する処理であるが、下層繊維3に硬質繊維1が巻回する処理とすることも可能である。図9は、そのような処理での複合糸10fを示した図である。複合処理11において、ウーリーエステル、エステル、ナイロン、ウーリーナイロンを下層繊維3として当該下層繊維に硬質繊維1を巻回し、その上に溶融繊維2を巻回して加熱処理した芯糸及び当該芯糸に巻糸を巻回した強靱糸は、伸縮性を備えるため、より高い柔軟性が要求される編織物に適している。
第2工程の加熱処理12は、第1工程の複合処理11により得られた複合糸10中の溶融繊維2の少なくとも周辺部を溶融して硬質繊維1及び下層の下層繊維3に融着して三者を一体化する処理である。従って、加熱温度及び加熱時間は、溶融繊維2の少なくとも周辺部分が溶融2bして溶けた樹脂が硬質繊維1及び下層繊維3の表面に融着する温度及び時間である。
図7、図12及び図16は、加熱処理12によって得られたそれぞれの実施例の芯糸20c〜20eの断面を模式的に示した拡大図である。図に示すように、硬質繊維1の表面に溶融した樹脂2bが溶けていない溶融繊維の中心部2aから広がった状態で硬質繊維1及び下層の下層繊維3の表面に融着しており、溶融した樹脂2b内には、溶融繊維の中心部である高融点部2aが溶融しないで硬質繊維1及び下層繊維3に巻回された状態で残っている。
前述したように、下層繊維3は、硬質繊維1の表面を完全には覆っておらず、硬質繊維1は巻回された下層繊維3の間に露出している。溶融した溶融繊維2は、この露出している領域で硬質繊維1の表面に融着している。一方、溶融繊維2は、下層繊維3と交差するように複合化されているので、その交差している部分で下層繊維3に融着している。
第3工程の被覆処理13では、第2工程で得られた芯糸20c〜20eに巻糸5が巻回される。
図8、図13及び図17は、被覆処理13におけるカバリング途中の状態を示す拡大側面図で、芯糸20c〜20eに巻糸5が巻回される状態を示している。これらの図は、シングルカバーを示しているが、ダブルカバーでも良いことは勿論である。この被覆処理によって、強靱糸30c〜30eを得ることができる。
巻糸5として耐熱性を備えた糸、すなわち溶融繊維2を溶融して硬質繊維1及び下層繊維3に融着させる加熱処理12中に溶融することの無い巻糸5aを用いる場合には、図18〜20に示すように、加熱処理12の前に被覆処理13を行うことが可能である。
図18〜20の第6〜第8実施例の複合処理11、加熱処理12及び被覆処理13は、それぞれ第2から第5実施例における複合処理11、加熱処理12及び被覆処理13と同じである。得られる強靱糸40は、巻糸が耐熱性を備えた糸5aに限定されること、及び、加熱処理12で溶融した溶融繊維2が巻糸5aにも融着している点でのみ、第2〜第5実施例の強靱糸30c〜30eと異なる。
硬質繊維1としてガラス繊維、下層繊維3としてウーリーエステル、巻糸としてウーリーナイロン、ウーリーエステル、アラミド繊維を用いて発明者らが行った試験では、硬質繊維、下層繊維、溶融繊維及び巻糸の種類や巻数などが同等であれば、強靱糸としての機能ないし効果は、第2〜第5実施例の強靱糸とほぼ同等であった。
得られた強靱糸30、40は、単独であるいは他の硬質繊維を含有した糸と共に編み織りすることもできるが、一般的には硬質繊維を含有しない他の糸と交編ないし交織される。例えば、手袋を編むときには、地糸としてこの発明の強靱糸30、40を用い、添え編糸8としてポリウレタン繊維や生ゴムなどの高弾性糸を含む糸や嵩高加工糸、天然繊維の糸など、伸縮性、吸湿性及び肌触り性に優れた糸を用いて、手袋の表面には地糸30、40が現れ、内面には添え編糸8が表れるようにプレーティング(添え糸編み。図21)とすることができる。
プレーティングは、表裏面が異なる糸使いとなる編み方として広く用いられているが、二重織りや両面編みなども知られており、これらの技術を利用することにより、外面ないし表面に耐切創性や強靱性を備え、内面ないし裏面に柔軟性、吸湿性、肌触り性など、それぞれの編織物の用途に応じた性質を備えた編織物を得ることができる。
例えば図22に示すように、外側の層21をこの発明の強靱糸30、40で織成し、内側の層22を触感性に優れた繊維からなる他の糸9で織成し、他の糸9を外側の層21に間欠的に掛け回し9aして繋いだ二重構造の織り地とするなどである。両面編みも二重織りと同様な2層の編み地となる。
Figure 0006843394
表1は、本願の発明者らが試作した第1実施例の強靱糸の例を示した表である。この表において、品番1〜4のグラスヤーンは素線数100本のガラス繊維のマルチフィラメント、品番5、6のグラスヤーンは素線数200本のガラス繊維のマルチフィラメントで、ステンレス細線はモノフィラメントである。
溶融繊維は、中心部が高融点で周辺部が低融点の繊維の複数本からなる糸で、品番1及び7は紡績糸、品番2〜6及び8〜11はマルチフィラメントである。複数本の紡績糸及びマルチフィラメントからなる溶融繊維は、図1の加熱処理12により、複数本の溶融しないで残った繊維2aとそれらを一体に包含する溶融後の樹脂2bからなるモノフィラメント状になり、溶融した低融点部分がグラスヤーン及びステンレス細線の表面に融着する。
巻糸はマルチフィラメントである。グラスヤーン、溶融繊維及び巻糸の各欄の( )内の数値は、それぞれの繊維の全断面積を1本の繊維としたときの線径を示した数値である。
発明者らが行った試験によれば、表1に巻糸の種類を示した品番3、6及び9、10の強靱糸が、プレーティングにより耐切創手袋を編成するのに使用する地糸として特に優れていると認められた。
硬質繊維1としてステンレスの単糸(モノフィラメント)を用いた芯糸は、ステンレスと溶融後の樹脂との間に糸の長手方向の滑りが生じて充分に硬質繊維1の被覆ができないことがあった。この問題は、図3に示すように、溶融繊維2として2mと2nとの2本を用いて複合化することで解決することができる。
Figure 0006843394
表2は、図3に示した芯糸20bについて発明者らが行った試験の内容を示した表である。すなわち、溶融繊維2mを硬質繊維1に巻回した後、溶融繊維2nを下層となる溶融繊維2mと交差するように巻回して複合化し、その後に加熱処理12を行って両溶融繊維2m、2nを溶融する試験を行った。これらの試験の結果、モノフィラメントのステンレス繊維を用いたときの上記問題が解決されることを確認した。
なお、表2の硬質繊維、溶融繊維2m、2n及び巻糸は、撚数が異なる複数の試作糸について一括して記載しており、各欄に複数行で記載した繊維や糸の種類は、それらのそれぞれについて、かつ「,」で区切られた複数の太さのものについて試作したことを示している。
これらの表中、GYはガラス繊維のマルチフィラメント、susはステンレスモノフィラメント、溶融繊維は溶融ポリエステルのマルチフィラメント、WEはウーリーエステル、WNはウーリーナイロン、PETはポリエステル、Anはアクリルであり、Dはデニール、μは線径ミクロン、T/mはメーター当たりの撚数である。
Figure 0006843394
Figure 0006843394
Figure 0006843394
表3、表4及び表5は、本願の発明者らが試作した第2、第3及び第5実施例の強靱糸の例をそれぞれ示した表である。表3の硬質繊維、下層繊維、溶融繊維及び巻糸は、撚数が異なる複数の試作糸について一括して記載しており、各欄に複数行で記載した繊維や糸の種類は、それらのそれぞれについて、かつ「,」で区切られた複数のものについて試作したことを示している。
溶融繊維は、加熱処理12により少なくとも各繊維の周縁部が溶融して、硬質繊維及び下層のウーリーエステル繊維の表面に融着すると共に、複数本の繊維が溶融した後に凝固して溶融後の樹脂2bからなるモノフィラメント状になっている(図7、図12及び図16参照)。
表3では、硬質繊維1として、ガラス繊維のマルチフィラメントを用いた場合と、ステンレスのモノフィラメントを用いた場合とについて試験を行っている。いずれの場合も、硬質繊維1と溶融繊維2との間に下層繊維3を配置することにより、得られる強靱糸や編織物に優れた柔軟性とより良好な装着感を付与できる。
しかし、硬質繊維として1本のステンレスモノフィラメントを用いた芯糸は、硬質繊維と溶融繊維との融着力が弱く、硬質繊維1を充分に被覆できないことがあり、当該芯糸を用いた編織物の柔軟性も充分ではなかった。
これに対して、表4及び図11に示すように、硬質繊維1をガラス繊維1mとステンレス繊維1nの撚糸とした第4実施例、及び表5及び図15に示すように、下層繊維3を巻方向を逆方向にした2本の下層繊維3m、3nとした第5実施例によれば、耐切創性に優れたステンレスモノフィラメントを含む芯糸ないし強靱糸の柔軟性を高めることができる。
実用的には、耐切創性を重視するときは表4に示した実施例のものが好ましく、ガラス繊維のマルチフィラメント1mにステンレス繊維1nを巻き付けた構造とすることにより、柔軟性も付与することができる。一方、柔軟性を重視するときは、表5に示した実施例のものを用いることができる。
1 硬質繊維
2 溶融繊維
3 下層繊維
5、5a 巻糸
8、9 弾性糸
10(10a、10c〜10f) 複合糸
11 複合処理
12 加熱処理
13 被覆処理
20(20a〜20e) 芯糸
30(30a、30c〜30e) 強靱糸
40(40c〜40e) 強靱糸

Claims (9)

  1. ステンレス繊維その他の金属繊維、炭素繊維、ガラス繊維及びポリアリレート繊維からなる群から選ばれた繊維である硬質繊維と溶融繊維とが複合化されてなる芯糸に巻糸が巻回されている強靱糸において、前記硬質繊維に互いに逆方向に巻回した前記溶融繊維が融着しており、当該溶融繊維が前記巻糸には融着していない、強靱糸。
  2. 前記溶融繊維がその断面における中心部の溶融温度が周辺部の溶融温度より高い繊維であり、加熱処理によってその周辺部のみが溶融して前記硬質繊維に融着している、請求項1記載の強靱糸。
  3. ステンレス繊維その他の金属繊維、炭素繊維、ガラス繊維及びポリアリレート繊維からなる群から選ばれた繊維である硬質繊維と溶融繊維とを複合化して溶着した芯糸において、当該硬質繊維と溶融繊維との間に配置された天然ないし合成繊維からなる下層繊維を更に含み、前記溶融繊維が前記硬質繊維及び溶融していない下層繊維に融着している、強靱糸の芯糸。
  4. 前記溶融繊維がその断面における中心部の溶融温度が周辺部の溶融温度より高い繊維であり、加熱処理によってその周辺部のみが溶融して前記硬質繊維に融着している、請求項3記載の芯糸。
  5. 芯糸に巻糸が巻回されている強靱糸において、芯糸が請求項3又は4記載の芯糸であり、前記溶融繊維が前記巻糸に融着していない、強靱糸。
  6. 芯糸に巻糸が巻回されている強靱糸において、芯糸が請求項3又は4記載の芯糸であり、前記溶融繊維が溶融していない前記巻糸にも融着している、強靱糸。
  7. 請求項1、2、5又は6記載の強靱糸と硬質繊維を含まない他の糸との編織物であって、当該編織物の一方の面に前記強靱糸が多く表れ、他方の面に前記他の糸が多く表れている編織物。
  8. 前記他の糸が弾性糸である、請求項7記載の編織物。
  9. 請求項1、2、5又は6記載の強靱糸と弾性糸とで編成した手袋であって、当該手袋の外面に前記強靱糸が多く表れ、内面に前記他の糸が多く表れている手袋。
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