JP2014520971A - 耐切創性手袋 - Google Patents
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Abstract
内表面及び外表面を有し、前記内表面は使用者の手への接触に適し、前記外表面は使用者が当該手袋を着用時に視認可能である耐切創性手袋を提供する。前記手袋は、前記内表面上に第一の層を有し、前記外表面上に第二の層を有する編み構造である二層の編み地を備える。前記外表面は非伸縮性及び耐切創性の編み糸で構成され、該編み糸は概ね互いに平行な繊維体を有し、前記内表面は伸縮性及び弾性を有する編み糸で構成される。
Description
本発明は、耐切創性手袋に関する。特に、本発明は、編み構造を有する耐切創性手袋に関する。
現在の市場において耐切創性手袋として流通しているニットの構造は、以下のニットの構造を含む。(1)第一のニットの構造は、約7ゲージから18ゲージまでの多様なゲージの糸によるニットの構造である。ゲージの違いに応じて粗い又は細かいニット地になり、この場合には大きいゲージ番号は小さいゲージ番号に比べて細かくなる。(2)第二のニットの構造は、二つの層が同時に編み合わされる場合の編み込まれたニットの構造である。内側の生地は、一つの編み糸、いくつかの編み糸の複合体、又は複数の編み糸の集合体のいずれかが同時に編み合わされるものであってもよい。外側は、内側と同様に編まれてもよい。
本発明は、第二の手袋の構造、たとえば編み込まれた手袋の構造に関する。編み込まれた手袋は、長年にわたり市場において販売されている。製品は、所望の特性を得るために異なる構成要素を組み合わせることができることから、こうした編み込まれた手袋の利用が増加している。たとえば、編み糸の複合体を外側に利用し、伸縮性を有する編み糸を内側に使用することによって、製品は、伸縮性を有する快適な手袋において高い耐切創性を得ることができる。編み糸の複合体は、編み合わされる様々な編み糸、編み合わされるいくつかの編み糸、又は手袋を編む前に組み合わせられるいくつかの編み糸のいずれかに包まれた中心部である。
また、手袋は、内側が非弾性繊維体で製造され、外側が伸縮性を有する弾性繊維体で製造される。こうした構造は、外側の暗い色が汚れを隠して、内側を綺麗又は真っ白な繊維体に維持することを許容するために利用されている。引張強度の高い繊維体の編み糸は、白色、クリーム色、又は生成色のいずれかになる傾向がある。仮にこれらの編み糸が染色される場合には、その工程により編み糸は通常弱くなる。成形前に液剤に染料を加えることは、繊維体の強度を減少させる可能性がある。同様に、仮に成形後に繊維体が染色される場合には、染料の結晶が繊維体に付着するために、繊維体の表面が削られざるを得ない。このように表面が削られることによっても編み糸は弱くなる。したがって、繊維体の編み糸が編み込まれた手袋のほとんどは、汚れを隠すために外側の構造に暗い色の編み糸が使用される。
耐切創性手袋は、部分的に耐切創性の繊維体で通常製造される。こうした手袋はすべて、適切に伸縮することが可能な、多様な種類のうちの一つの弾性繊維を使用している。手袋の繊維は、伸縮する弾性繊維又は伸縮する複数の弾性繊維がより合わされ、そして弾性繊維又は複数の弾性繊維の周りが耐切創性の繊維体で包まれ、さらにねじりモーメントに対抗するために、たとえば交差したナイロンで包まれるものがある。
上述したような弾性繊維体で製造される耐切創性手袋を製造するその他の方法は、編み込み式と呼ばれる。編み構造において、手袋に弾性を与えるのは編み糸の設計ではなく、編み工程である。編み込み式において、基本的には二つの手袋は同時に編み合わせられる。このことは、手袋の外表面をある材料で製造し、内側を他の材料で製造することを許容する。編み込み式は、手袋の一方の側を弾性材料で製造し、他方の側を耐切創性の繊維体で製造することができるために一般的となった。この設計の利点の一つは、繊維体の観点から見て、純粋な繊維体を使用し、こうした繊維体の繊維を平行にできることにある。多くの手袋は、現時点ではこの構造で製造されているものの、こうした手袋はすべて、内側に純粋な繊維体を備え、外側に弾性を有するナイロンを備えている。手袋がこのように製造される理由は、耐摩耗性及び耐切創性を与える非弾性繊維体が保護部分のほとんどを使用者の手に最も近接させるように配置するためである。しかし、困ったことに手袋の外側において、たとえばナイロンなどの弾性を有する材料は、耐切創性及び耐摩耗性が不足するため、手袋は早く摩耗する。特許文献1には、手袋の外表面上に耐切創性の繊維体を配置し、手袋の内表面上に弾性繊維を配置した編み構造を備えた手袋が記載されている。
安全保護産業では、編み糸の設計において以下の要素を利用することによって、切断に対する保護が得られるということが一般的に知られている。
(1)引張強度・・・繊維強度が強いほど、切刃の力に耐える。
(2)鈍化作用・・・繊維が強固なほど、切刃の鋭さに耐える。
(3)滑性・・・繊維表面が滑りやすいほど、動作中の切刃に引っ掛かることができず、切断されない。
(1)引張強度・・・繊維強度が強いほど、切刃の力に耐える。
(2)鈍化作用・・・繊維が強固なほど、切刃の鋭さに耐える。
(3)滑性・・・繊維表面が滑りやすいほど、動作中の切刃に引っ掛かることができず、切断されない。
これらの要素のすべてを単一の耐切創性の編み糸が有するとは限らない。こうした理由から、追加の構成要素が手袋の構造や編み糸の繊維体束の構造に付加される。これらの追加特性は、(1)切刃が切断力を発揮しないようにするために、生地が柔軟で厚みがあることによる貯蔵性(loft)、(2)ニット地が伸縮して切刃よりも前に移動する能力としての伸縮性、及び(3)編み糸及び手袋の耐切創性を増加させるために、編み糸の束における個々の繊維体が互いに捻転し合うことによる捻転性である。
現時点の産業において、耐切創性手袋のほとんどは、引張強度又は鈍化作用を重要な構成要素として考慮して設計されている。
上述したように、従来技術における多くの手袋では、内側に弾性を有するものが使用され、外側にガラス製のものが使用されている。特許文献2は、異なる三つの編み糸を備えた手袋に関する。これらの編み糸は、耐切創性の編み糸の複合体、共用される編み糸、及びライナーの編み糸を備えるとともに、手袋の内側に編み込まれることにより裏地の編み糸とともに相互に編み合わされる。裏地は、皮膚に接触して皮膚から耐切創性の編み糸を分離する。規定の目的は、摩耗したガラス繊維による皮膚刺激を防ぐこと、又は他の耐切創性の繊維が皮膚に接触することを防ぐことのいずれかである。しかし、特許文献2では、少なくとも二つの異なる中心部の編み糸、及び二つの組み合わせた中心部の編み糸の周りを螺旋状に包む少なくとも一つの包み用の編み糸を備えた中心部を利用している。中心部の編み糸の周りを包む共用される編み糸は、耐切創性の編み糸の複合体による使用者への刺激に対してさらなる保護を提供し、手袋内に編まれている編み糸の束に潤滑性を与える。
上述したように、従来技術における多くの手袋では、内側に弾性を有するものが使用され、外側にガラス製のものが使用されている。特許文献2は、異なる三つの編み糸を備えた手袋に関する。これらの編み糸は、耐切創性の編み糸の複合体、共用される編み糸、及びライナーの編み糸を備えるとともに、手袋の内側に編み込まれることにより裏地の編み糸とともに相互に編み合わされる。裏地は、皮膚に接触して皮膚から耐切創性の編み糸を分離する。規定の目的は、摩耗したガラス繊維による皮膚刺激を防ぐこと、又は他の耐切創性の繊維が皮膚に接触することを防ぐことのいずれかである。しかし、特許文献2では、少なくとも二つの異なる中心部の編み糸、及び二つの組み合わせた中心部の編み糸の周りを螺旋状に包む少なくとも一つの包み用の編み糸を備えた中心部を利用している。中心部の編み糸の周りを包む共用される編み糸は、耐切創性の編み糸の複合体による使用者への刺激に対してさらなる保護を提供し、手袋内に編まれている編み糸の束に潤滑性を与える。
内表面及び外表面を有し、前記内表面は使用者の手への接触に適し、前記外表面は使用者が当該手袋を着用時に視認可能である耐切創性手袋を提供する。前記手袋は、前記内表面上に第一の層を有し、前記外表面上に第二の層を有する編み構造である二層の編み地を備える。前記外表面は非伸縮性及び耐切創性の編み糸で構成され、該編み糸は概ね互いに平行な繊維体を有し、前記内表面は伸縮性及び弾性を有する編み糸で構成される。
当該手袋の非伸縮性及び耐切創性の前記外表面の摩耗時において、前記弾性を有する編み糸をより視認可能にするために、前記伸縮性及び弾性を有する編み糸は、前記非伸縮性及び耐切創性の編み糸の色と対照をなす色であってもよい。
前記非伸縮性及び耐切創性の繊維体は、鈍化剤を有していてもよい。
本発明は、外側に非伸縮性繊維体の編み糸で編まれる編み込まれた手袋に関する。本発明は、耐切創性及び摩耗に対する重要な構成要素として、平行な複数の繊維体を捻転することによる作用を利用している。手袋の表面が摩耗するにつれて手の保護に必要不可欠な部分が摩耗することから、耐切創性は大幅に減少する。非弾性の編み糸を手袋の外側に配置することによって、耐摩耗性の構成要素である繊維体のほとんどは外側に配置される。さらに、耐切創性の編み糸の繊維体が互いに平行であるときに、耐切創性を増大させるためにそれらを互いに捻転させることができる。付加された利点は、平行な複数の繊維体は汚れを捉えにくく、洗濯工程においてより容易に洗浄できることである。また、非弾性繊維体は、耐突刺性を増大させる。
安全保護に携わる者は、手袋の表面が摩耗することにより耐切創性が減少する点を理解しているため、安全保護手袋産業では、耐切創性手袋の摩耗要因に対する関心が常にある。対照的に着色した伸縮可能な弾性体を手袋の内側に使用することによって、外側の繊維体が摩耗して安全ではなくなるときに、対照的に着色した伸縮可能な弾性体を有するものが透けて見えはじめるため、使用者がはっきりと視認できるようになる。使用者が手袋の摩耗を視認して、摩耗して危険な場合を認識できるように、たとえばオレンジ色、黄色、黄緑色、又は赤色のいずれかの色をした、たとえば高視認性のナイロンを手袋の内側に使用してもよい。これにより危険を引き起こすには充分なほどに手袋が摩耗して薄くなる場合を使用者が容易に認識しにくいという点は、手袋に関する重要な問題となった。通常、編み込まれた手袋は、標準的な弾性繊維体の編み糸の手袋に比べて厚いため、こうした手袋においては特に重要である。
最後に、耐切創性の編み糸は、平行する繊維を備えた純粋な繊維体であるとともに、その編み糸の形状により非伸縮性である。この編み糸は、編み糸の構造の中で最も高い引張強度及び最も高い耐摩耗性を提供する。この編み糸を伸縮性及び弾性を有する編み糸とともに内側に編み込むことによって、結果的に手袋の構造は、伸縮性及び貯蔵性(loft)の両方を有することになる。伸縮性は内側に編み込んだ編み糸に由来し、貯蔵性(loft)は編み工程による二層構造に由来することになる。
上に挙げた六つの種類のうち、本発明は以下の特性を利用している。
(1)引張強度
(2)繊維体の編み糸に共通の滑性
(3)捻転性
(4)貯蔵性(loft)
(5)伸縮性
仮に耐切創性の編み糸が、その構造により鈍化剤をも有する繊維体を備える場合には、産業に認識される六つの構成要素のすべては、本発明における手袋の一部となる。繊維体の編み糸に対して、鈍化させる構成要素を追加することが可能である。
(1)引張強度
(2)繊維体の編み糸に共通の滑性
(3)捻転性
(4)貯蔵性(loft)
(5)伸縮性
仮に耐切創性の編み糸が、その構造により鈍化剤をも有する繊維体を備える場合には、産業に認識される六つの構成要素のすべては、本発明における手袋の一部となる。繊維体の編み糸に対して、鈍化させる構成要素を追加することが可能である。
編み込まれた手袋は、非伸縮性繊維体とともに伸縮性を有する編み糸を使用しており、この非伸縮性繊維体は、伸縮性を有する編み糸をその中へ引き込むことができるように緩く編まれている。手を屈曲するときに伸縮性を有する編み糸は伸縮し、繊維体は編み地に弾力性を与えるために、もとの緩く編んだ状態に移行する。
外側の非伸縮性繊維体とともに、たとえば耐切創性繊維体のような最も高い耐摩耗性を有する編み糸が摩耗に備えて外側にある。
これらの編み糸は一般的に、弾性体とより合わせた状態にする編み方にした編み糸であるため、従来から、手袋製造機は、手袋の外側に伸縮性を有する編み糸を配置していた。耐切創性手袋は、グリップ性能向上のために手のひら部に塗布されるコーティングを有することから、実質的に伸縮性を有する編み方にした編み糸に付着したコーティングを有する方が、耐切創性の編み糸に付着したコーティングを有することに比べて容易である。しかし、当業者に知られている現行技術は、たとえばポリエチレン、ニトリル、ラテックス、及び発泡ニトリルのような耐切創性繊維体に付着するコーティングを含む。
これらの編み糸は一般的に、弾性体とより合わせた状態にする編み方にした編み糸であるため、従来から、手袋製造機は、手袋の外側に伸縮性を有する編み糸を配置していた。耐切創性手袋は、グリップ性能向上のために手のひら部に塗布されるコーティングを有することから、実質的に伸縮性を有する編み方にした編み糸に付着したコーティングを有する方が、耐切創性の編み糸に付着したコーティングを有することに比べて容易である。しかし、当業者に知られている現行技術は、たとえばポリエチレン、ニトリル、ラテックス、及び発泡ニトリルのような耐切創性繊維体に付着するコーティングを含む。
本発明は、以下の実施例を参照してより詳細に説明するが、本発明はこれに限定されるものではないことを理解すべきである。図面を参照するにあたって、いくつかの図を通じて同様の参照番号は同様の要素を指す。図1は、本発明における好ましい実施形態に従う耐切創性手袋10を示す。手袋10は、当業者に周知の二層の編み構造を有する。ただし、本発明の手袋では、非弾性、耐摩耗性、及び耐切創性の編み糸12を手袋10の外表面14上に配置し、伸縮性及び弾性を有する繊維体の編み糸18を手袋10の内表面20上に配置する(図2参照)。図2は、内表面20の内部における伸縮性及び弾性を有する繊維体の編み糸18及び手袋10の外表面14における耐切創性の編み糸12の両方を示す手袋10として利用される編み地16の一部分を表す。この図において、耐切創性の編み糸12は実質的に互いに平行な繊維体を有していることから、耐切創性を増大させるためにそれらを互いに捻転させることができる。
手袋10の内表面20には、対照的着色部22である伸縮性及び弾性を有する編み糸18が使用されている。手袋10をその意図する目的のために使用し、耐切創性の編み糸12が徐々に摩耗することによって、外側の耐切創性の編み糸12が安全ではなくなるときに、対照的着色部22である伸縮性及び弾性を有する編み糸18が透けて見えはじめるため、使用者がはっきりと視認できるようになる。上述したように、伸縮性及び弾性を有する編み糸18は、たとえばオレンジ色、黄色、黄緑色、又は赤色のいずれかの色をした高視認性のナイロンであってもよい。
耐切創性の編み糸12は、好ましくはDyneema(登録商標)銘柄の超高分子量ポリエチレン(UHMWPE:ultra−high−molecular−weight polyethylene)から製造される。これに限定されず、高性能ポリエチレン(HPPE:high performance polyethylene)、ゲル紡糸ポリエチレン、溶融紡糸ポリエチレン、ナイロン繊維、Abratex(登録商標)、又は繊維体ごとに100から800デニール及び1から20デニールである引張強度の高い繊維体であってもよい。
弾性を有する編み糸18は、好ましくはナイロン繊維で製造される。これに限定されず、綿、ポリエステル、ナイロン紡糸、ポリエステル紡糸、又はその他の40から600デニールの合成繊維体もしくは合成紡糸体のいずれかであってもよい。
図3に最もよく示されるように、グリップの向上を提供するための屈曲可能なポリマーコーティングである対照的着色部22を、手のひら部24及び指部26の内表面(もしくはこれらの一部)のような手袋10において重要な位置に配置してもよい。また、コーティングである対照的着色部22は、たとえばポリウレタン、ニトリル、ラテックス、発泡ニトリル、又はこれらの組み合わせのいずれかであってもよい。
手袋は、手袋の外側を編んでいる間に耐切創性の編み糸が編み込まれ、手袋の内側を編んでいる間に弾性を有する編み糸が編み込まれるように製造される。
手袋10の製造工程において、手袋10は、手袋10内に使用するために個別の耐切創性の編み糸12及び弾性を有する編み糸18の供給により製造される。耐切創性の編み糸12を巻いた第一のボビン及び弾性を有する編み糸18を巻いた第二のボビンが供給される。こうして二本の編み糸は、公知である市販の日本の島精機製作所により製造される手袋編機(もしくは市販の同等物)を利用して、一工程で手袋内に編み合わせられる。その結果、手袋10は、手袋10の外表面14上に耐切創性の編み糸12を備え、手袋10の内表面20上に弾性を有する編み糸18を備える。
手袋10の製造工程において、手袋10は、手袋10内に使用するために個別の耐切創性の編み糸12及び弾性を有する編み糸18の供給により製造される。耐切創性の編み糸12を巻いた第一のボビン及び弾性を有する編み糸18を巻いた第二のボビンが供給される。こうして二本の編み糸は、公知である市販の日本の島精機製作所により製造される手袋編機(もしくは市販の同等物)を利用して、一工程で手袋内に編み合わせられる。その結果、手袋10は、手袋10の外表面14上に耐切創性の編み糸12を備え、手袋10の内表面20上に弾性を有する編み糸18を備える。
本発明は、これに関する特定の実施形態を参照して詳細に説明したが、これに関する主旨や特許請求の範囲を逸脱しなければ、種々の変更や修正を行うことが可能であることは、当業者にとって自明であることを理解すべきである。
10…手袋、12…耐切創性の編み糸、14…外表面。16…編み地、18…弾性を有する編み糸、20…内表面、22…対照的着色部、24…手のひら部、26…指部。
Claims (3)
- 内表面及び外表面を有し、前記内表面は使用者の手への接触に適し、前記外表面は使用者が当該手袋を着用時に視認可能な耐切創性手袋であって、
(a)前記内表面上に第一の層を有し、前記外表面上に第二の層を有する編み構造である二層の編み地と、
(b)非伸縮性及び耐切創性の編み糸で構成され、該編み糸は概ね互いに平行な繊維体を有する前記外表面と、
(c)伸縮性及び弾性を有する編み糸で構成される前記内表面と
を備える耐切創性手袋。 - 当該手袋の非伸縮性及び耐切創性の前記外表面の摩耗時において、前記弾性を有する編み糸をより視認可能にするために、前記伸縮性及び弾性を有する編み糸は、前記非伸縮性及び耐切創性の編み糸の色と対照をなす色である請求項1に記載の耐切創性手袋。
- 前記非伸縮性及び耐切創性の繊維体は、鈍化剤を有する請求項1に記載の耐切創性手袋。
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