JP6841983B2 - ひねり打ち対策装置 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技盤に遊技球を発射させて遊技する遊技機に備わったひねり打ち対策装置に関する。
パチンコ機の遊技盤には、チャッカーやアタッカーなどの入賞口が備わっており、遊技球がこれらの入賞口に入ると所定数の遊技球が球皿に送られてくる。また、アタッカーは開閉式になっており、開いた状態から所定数の遊技球が入ったときに閉じるように制御される。このため、遊技者のなかには、アタッカーが閉じる前の最後の一球を発射する際に、その遊技球を遊技盤の所定の部分に衝突させるなどして球速を遅くし、つぎに発射する遊技球と一緒にアタッカーに入れようとする、いわゆるひねり打ちをして賞球数を多くしようとする者がいる。このため、遊技機の中には、ひねり打ちに対する対策手段を設けたものがある(例えば、特許文献1参照)。
この遊技機では、管理装置により遊技履歴を管理することで、遊技者の技術レベルを特定し、いわゆる大当たりが、遊技者の攻略によるものか、遊技盤の釘調整が甘いために生じたものであるかを特定できるようにしている。
特開2013−146430号公報
しかしながら、前述した遊技機では、ひねり打ちが行われていることは特定できるが、遊技球の発射間隔や球速を変えることはできないため、ひねり打ちによる出玉の制御自体はできない。
本発明は、前述した問題に対処するためになされたもので、その目的は、遊技盤の上部からアタッカーに流下する遊技球の間隔を、一定にすることでひねり打ちによる影響をなくすことができるひねり打ち対策装置を提供することである。なお、下記本発明の各構成要件の記載においては、本発明の理解を容易にするために、実施形態の対応箇所の符号を括弧内に記載しているが、本発明の構成要件は、実施形態の符号によって示された対応箇所の構成に限定解釈されるべきものではない。
前述した目的を達成するため、本発明に係るひねり打ち対策装置の構成上の特徴は、遊技機(10)の遊技盤(11)に発射され遊技盤の上部からアタッカー(17)に向かって流下する遊技球(A)を通過させるひねり打ち対策装置(20)であって、球入口(31a)から球出口(31b)に向かって下方に延び、途中に遊技球を横移動させる横移動路(31c)が形成された球通路(31)を備えた装置本体(20a)と、遊技球を支受する支受片(36b)と遊技球を停止させる停止片(36c)とを横移動路における下流側部分に位置させて装置本体に上下に搖動可能に設置され、横移動路に送られる遊技球を支受片が支受したときに下方に回転することにより遊技球を球出口側に送るとともに、つぎに横移動路に送られる遊技球を停止片が横移動路における上流側部分に停止させる搖動部材(35)と、搖動部材を上方に付勢し、支受片が遊技球を支受していないときに搖動部材を元の位置に復帰させる付勢手段(38a,38b)とを備えたことにある。
本発明に係るひねり打ち対策装置を備えた遊技機では、遊技盤に発射され遊技盤の上部からアタッカーに向かって流下する遊技球をそのまま流下させてアタッカーに向かわせるのでなく、途中でひねり打ち対策装置の内部を通過させるようにしている。また、ひねり打ち対策装置には、途中に横移動路が形成された球通路と、横移動路に支受片と停止片とを位置させて上下に搖動可能になった搖動部材とが設けられている。
この搖動部材の支受片は、遊技球を支受したときに下方に回転することにより遊技球を球出口側に送り、そのとき、停止片も上方から下方に回転することにより、横移動路を塞いでつぎの遊技球が支受片側に移動することを防止する。そして、支受片に遊技球の重量が掛からなくなると、付勢手段の付勢力によって搖動部材は元の位置に復帰し、つぎの遊技球は停止片による停止状態から解放されて支受片側に移動する。このため、ひねり打ち対策装置に入る前に、複数の遊技球が一緒に流下してきても、ひねり打ち対策装置を通過する遊技球は一球ずつアタッカーに向かって移動するようになる。
本発明に係るひねり打ち対策装置の他の構成上の特徴は、装置本体が球入口と球出口を遊技盤の前面に位置させて設置され、球通路が、球入口から下方後側に延びて横移動路における上流側部分に連通する入口側通路と、横移動路における下流側部分から球出口に連通する出口側通路とからなっていることにある。また、この場合、搖動部材は、支受片と停止片を前方に位置させて後部を支点として搖動可能になっていることが好ましい。
本発明によると、球通路を単純な構造にしながら、球入口と球出口を適正位置である遊技盤の前面に位置させることができる。また、搖動部材の支受片と停止片を前方に位置させて、搖動部材を後部を支点として搖動させることにより、搖動部材が左右方向に広がってひねり打ち対策装置が大型化することを防止できる。
本発明に係るひねり打ち対策装置のさらに他の構成上の特徴は、付勢手段が、装置本体に取り付けられた装置本体側磁石(38a)と、搖動部材に取り付けられて装置本体側磁石に対して吸引または反発する搖動部材側磁石(38b)で構成されていることにある。
本発明によると、付勢手段を設置するために大きなスペースがいらないため、ひねり打ち対策装置を小型にすることができる。なお、装置本体側磁石と搖動部材側磁石は、互いに吸引し合うものであっても、反発し合うものであってもよく、搖動部材を所定の方向に付勢できるものであればよい。また、装置本体側磁石と搖動部材側磁石をそれぞれ複数個設けて、互いに吸引し合うものと、反発し合うものとを組み合わせてもよい。
本発明の一実施形態に係るひねり打ち対策装置を備えたパチンコ機の概略を示した正面面である。 ひねり打ち対策装置を前側斜め上方から見た状態を示した斜視面である。 ひねり打ち対策装置を後側斜め上方から見た状態を示した斜視面である。 ひねり打ち対策装置を示しており、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は左側面図、(d)は右側面図である。 ひねり打ち対策装置を前側斜め上方から見た状態を示した分解斜視面である。 ひねり打ち対策装置を後側斜め上方から見た状態を示した分解斜視面である。 ひねり打ち対策装置の内部を示した断面図である。
以下、本発明の一実施形態を図面を用いて説明する。図1は、同実施形態に係るひねり打ち対策装置20を備えた本発明に係る遊技機としてのパチンコ機10を示している。パチンコ機10の表面における上部側部分には遊技領域を構成する遊技盤11が設けられており、その下方には、遊技球Aを一旦溜めて順次発射位置に供給する上皿12と、上皿12から間隔を保って1個ずつ供給される遊技球Aを遊技盤11に向けて発射するハンドル13を含む球発射装置が設けられている。そして、上皿12の下方に、遊技球Aを溜めるための下皿14が設けられている。
また、遊技盤11の中央には、演出効果を発揮するための画像を表示する液晶画面15が設けられている。この液晶画面15の正面視による形状は、やや横長の長方形の上縁部を湾曲させて上方に突出させた形状になっている。そして、遊技盤11における液晶画面15の下方に入賞装置16が設けられ、入賞装置16の右側やや下方に入賞装置17が設けられ、さらに、入賞装置16の下方にアウト口18が設けられている。入賞装置16は、いわゆるチャッカーを構成する入賞口であり、入賞装置16内に遊技球Aが入ると、所定数の遊技球Aが賞球として、パチンコ機10の裏面上部に設置された球タンク(図示せず)から上皿12に送られる。
また、入賞装置17は、本発明に係るアタッカーを構成する入賞口であり、前面に位置する板状部分の上部が前後に進退することにより開閉する。この入賞装置17は、「大当たり」の際に開いて遊技球Aを入賞し易くし、所定数の遊技球Aが入賞すると閉じる。この場合も、入賞装置17内に遊技球Aが入ると、所定数の遊技球Aが賞球として、球タンクから上皿12に送られる。アウト口18は、入賞装置16,17に入らなかった遊技球Aを通過させてパチンコ機10の下方に設置された回収タンク(図示せず)に送るためのゲート穴である。
ひねり打ち対策装置20は、遊技盤11における入賞装置17の上方の近傍に設けられており、図2ないし図4(a)〜(d)に示したように形成されている。なお、本実施形態においては、前後、左右、上下の各方向は、図2に基づくものとし、図2における左やや下方が前方で、右やや上方が後方、左やや上側が左側で、右やや下方が右側であるとする。上下の方向は図2の通りである。ひねり打ち対策装置20は、装置本体20aに、図5および図6に示した搖動部材35、支持棒37およびそれぞれ一対の磁石38aと磁石38bを組み込んで構成されている。
装置本体20aは、本体前部21、本体後部25および板状蓋部28を組み付けて構成されており、これらを組み付けることによって、球入口31aと球出口31bとを連通する球通路31および搖動部材収容部32が形成されている。本体前部21は、表裏の平面を前後に向けて配置された板状の固定板21a、固定板21aの前側にそれぞれ形成された入口側前部22と出口側前部23、および、固定板21aの後側に形成された連結枠24を備えている。固定板21aにおけるやや左上側の入口側前部22に対応する部分には、固定板21aの上縁部に対応する部分から下方に延びる切欠き部21bが形成され、固定板21aにおけるやや右下側の出口側前部23に対応する部分には開口部21cが形成されている。
入口側前部22は、切欠き部21bの縁部から前方に延びる側面部22a,22bと、側面部22a,22bの前縁部に掛け渡された前面部22cで構成されている。側面部22aは入口側前部22の左側面部と底面部を構成しており、左側面部の下部から底面部にかけての部分は滑らかに湾曲している。側面部22bは、平面状の右側面部を構成している。このため、前面部22cは、上部が四角形で下部が円形の1/4の扇形に形成されている。また、前面部22cの内面には上下から前後にかけて延びるガイド壁22dが形成されている。このガイド壁22dは、側方から見た形状が前方が高く後方に行くほど低くなった凸部で構成されており、後縁部から上縁部にかけての部分は遊技球Aが沿える湾曲状に形成されている。
出口側前部23は、固定板21aにおける開口部21cの上部から前方に延びる天井部23aおよび開口部21cの両側部分から前方に延びる側面部23b,23cで構成されている。天井部23aは、開口部21cの上方に位置しており、側面部22bの上下方向の略中央から右斜め下方に傾斜して延びている。側面部23bは、上部が側面部22bの下部と共通する部分で構成され、下端は固定板21aの下端まで延びている。側面部23cは、側面部22b,23bと平行して、天井部23aの右下端部から固定板21aの下端まで延びている。
連結枠24は、固定板21aから後方に延びる略枠状に形成されており、上面部24a、側面部24b,24cおよび底面部24dからなっている。上面部24aは、固定板21aの上部における切欠き部21bの右縁部近傍から右側に延びており、開口部21cの上方に位置している。側面部24bは、上面部24aの右端から開口部21cの右縁部に沿って固定板21aの下部に向かって延びており、その下端は開口部21cの下端よりも少し下方に位置している。
側面部24cは、固定板21aの上部における切欠き部21bの左縁部に沿って下方に延びており、その下部側に、上部よりも下部を少し右側に位置させるように段差が設けられている。側面部24b,24cの下端部の上下方向の位置は同じになっている。底面部24dは、固定板21aの下部で、側面部24b,24cの下端部どうしを連結している。また、固定板21aの後面における連結枠24内の下部左部分と、固定板21aの後面における上下方向の中央の右側部分からは、それぞれねじ螺合用の円筒部21d,21eが後方に向かって延びている。
本体後部25は、本体前部21との間に球通路31の一部である横移動路31c(図7参照)を形成するとともに、後述する板状蓋部28との間に搖動部材収容部32を形成する部材である。本体後部25は、平面を左右方向に向けて配置される板状の壁面部25aと、壁面部25aの左側前部に形成された入口側後部26と、壁面部25aの右側に形成された収容凹部27とで構成されている。入口側後部26は、壁面部25aの前後方向の略中央から右側に延びる後壁部26aと、後壁部26aの上端から前方に延びる天井部26bと、後壁部26aの下端から前方に延びる底面部26cとで側方から見た形状が略コ字状の外郭部が構成され、天井部26bと底面部26cの間に球ガイド部26dが形成されている。
球ガイド部26dは、横移動路31cの上流側を構成する部分で、後壁部26aから前方に延びている。この球ガイド部26dは、側方から見た形状が前側が開放された略U形に形成されており、その上部前端には、屈曲して上方に延びる垂直片26eが形成されている。また、球ガイド部26dの内部側の後部左側には左右に延びるガイド壁26fが形成されている。このガイド壁26fは、上方から見た形状が左端が前方に突出し、右側に行くほど前方への突出量が少なくなった凸部で構成されており、前縁部は遊技球Aが沿える湾曲状に形成されている。また、後壁部26aの後面における左下部には、略C形のねじ係合部26gが形成されており、後壁部26aにおけるねじ係合部26gの内部に対応する部分には前後に貫通するねじ挿通穴(図示せず)が形成されている。
収容凹部27は、壁面部25aにおける上部、後部および下部の縁部からそれぞれ右側に突出する天井部27a、後面部27bおよび底面部27cで構成されている。天井部27aは、後部よりも前部が肉厚分低くなった段違いに形成されている。後面部27bは、平面状に形成されている。底面部27cは、前後方向の中央よりもやや前側の部分に下方に突出する台状の突部が形成された凹凸状に形成されており、その前側部分は前方に向かって下り傾斜に形成されている。
そして、壁面部25aにおける収容凹部27内の後方上部からは、後面部27bと一体になったねじ螺合用の円筒部27dが右側に向かって延びている。また、壁面部25aの上部側には、右端部に凹部(図示せず)が形成された凸部からなる軸受け部27e設けられている。軸受け部27eの左端部は、壁面部25aの左面に突出している。さらに、壁面部25aの左面の下部側には、一対の円筒状の固定部27fが前後に間隔をおいて形成されており、各固定部27f内にそれぞれ磁石38aが固定されている。また、天井部27aの段差部分の近傍には、下方に突出するストッパ27g(図7参照)が形成されている。
このように構成された本体後部25は、天井部27aの低い部分を、連結枠24の上面部24aの下面側に位置させるとともに、垂直片26eを連結枠24の切欠き部21bの上部開口部分に位置させた状態で、前部側部分を連結枠24内に入れて、本体前部21に組み付けられる。そして、ねじ(図示せず)を後壁部26aのねじ挿通穴に通し、円筒部21dの内面に螺合させて、本体後部25は本体前部21に固定される。また、ねじの頭部は、ねじ係合部26gに係合する。なお、垂直片26eは、切欠き部21bの上端に位置しており、入口側前部22を形成する側面部22a,22bと前面部22cの上端部と垂直片26eで球入口31aが形成される。また、球ガイド部26dの右側には空間が形成されており、この空間の一部で、横移動路31cの下流側部分が構成される。
板状蓋部28は、本体後部25の収容凹部27の右側開口の後部を覆える大きさの板状に形成されており、上部における前後方向の略中央部分に左端部に凹部が形成された凸部からなる軸受け部28aが設けられている。また、板状蓋部28の前部における上下方向の略中央に切欠き部28bが形成され、その切欠き部28bの右側を覆うようにして板状蓋部28の右面に正面視がU形のねじ係合部28cが形成されている。そして、板状蓋部28のやや上部側後部に左右に貫通するねじ挿通穴28dが形成されている。この板状蓋部28は、ねじ係合部28cに後方からねじ(図示せず)を通し、そのねじを円筒部21eの内周面に螺合させて本体前部21に固定され、ねじ挿通穴28dにねじ(図示せず)を通し、そのねじを円筒部27dの内周面に螺合させて本体後部25に固定される。これによって、装置本体20aが形成される。
搖動部材35は、支持棒37を介して装置本体20aに搖動可能に組み付けられており、後方に位置する搖動基部35aの前側に搖動先端部36を形成した構成をしている。搖動基部35aは、側方から見た形状が略四角形の肉厚の板状に形成され、後部上端に左右に貫通する貫通穴を備えた略円筒状の軸挿通部35bが形成されている。また、搖動基部35aの下部側には、左右に貫通する固定穴を備えた一対の円筒状の固定部35cが間隔をおいて形成されている。一対の固定部35cのうちの一方は、搖動基部35aの後部下端に位置し、他方は一方の固定部35cの前側やや上方に位置している。この一対の固定部35cの間隔は、本体後部25の一対の固定部27fの間隔と略同じに設定されており、一対の固定部35c内にそれぞれ磁石38bが固定されている。
搖動先端部36は、左側方から見た形状が略J形に形成されており、後部に位置する曲部36aと、曲部36aの下部から前方に延びる支受片36bと、曲部36aの上部から前方に延びる停止片36cで構成されている。支受片36bの前後方向の長さは、停止片36cの前後の長さよりも長くなっている。また、搖動先端部36の左右の幅は遊技球Aの直径よりも少し長くなっており、支受片36bは遊技球Aを1個支受できる大きさに形成されている。また、支持棒37は、直径が軸挿通部35bの挿通穴に余裕を持って挿入できる長さで、軸方向の長さが本体後部25の壁面部25aと板状蓋部28に掛け渡すことができる長さに設定されている。
このように構成された搖動部材35を装置本体20aに組み付けるときには、まず、軸挿通部35bの挿通穴に支持棒37を通す。ついで、分解された状態の装置本体20aの本体後部25の収容凹部27内に搖動部材35を位置させて支持棒37の左端部を軸受け部27eの凹部に入れる。つぎに、支持棒37の右端部を板状蓋部28の軸受け部28aの凹部内に位置させて、板状蓋部28を本体後部25に組み付けるとともに固定する。そして、搖動部材35が組み付けられた本体後部25と板状蓋部28を本体前部21に組み付けて固定する。これによって、ひねり打ち対策装置20が得られる。
このとき、搖動部材35は、装置本体20aの内部で、図7に示した状態になる。すなわち、搖動先端部36の後部から中央部にかけての部分は、球ガイド部26dの右縁部に沿うようになり、支受片36bの前端部は開口部21cを貫通して、出口側前部23内に突出する。また、停止片36cの前端部は固定板21aの近傍まで延びている。そして、搖動部材35は、支受片36bが収容凹部27の底面部27cの前部の傾斜部分に当接する下方位置と、停止片36cが収容凹部27の天井部27aのストッパ27gに当接する上方位置との間で回転可能になる。
また、本体後部25に取り付けられた一対の磁石38aと、搖動部材35に取り付けられた一対の磁石38bはそれぞれ対向しており、前側に位置する磁石38aと磁石38bは互いに異極になって吸引し合い、後側に位置する磁石38aと磁石38bは互いに同極になって反発するように構成されている。そして、前側に位置する磁石38aと磁石38bが互いに吸引して左右に隣接した状態では、後側に位置する磁石38bは後方に位置する磁石38aに反発して磁石38aの斜め前方に位置する。このとき、搖動部材35は、それぞれ一対の磁石38a,38bによって、前部側が上方に付勢された状態になっている。また、搖動部材35に所定の力が加わって、後側に位置する磁石38aと磁石38bが左右に隣接した状態では、前側に位置する磁石38bは前方に位置する磁石38aの斜め後方に位置するようになる。
また、それぞれ一対の磁石38a,38bによる付勢力は小さく、搖動部材35が下方に位置したときに、搖動部材35を上方に回転させることはできるが、上方に付勢された搖動部材35の支受片36bに遊技球Aが支受されると、遊技球Aの重量によって、搖動部材35は下方に回転する。搖動部材35が上方に位置したときには、支受片36bは、球ガイド部26dの下部と並べる位置に位置するため、球ガイド部26dに移動してくる遊技球Aは支受片36bの上面に移動できるが、搖動部材35が下方に位置したときには、停止片36cが横移動路31cを塞ぐため、球ガイド部26dに移動してくる遊技球Aはその位置にとどまるようになる。
また、支受片36bに支受された遊技球Aは、搖動部材35の下方への回転により、支受片36bから転げ落ち出口側前部23を通って球出口31bに向かう。なお、球入口31aと球出口31bとを連通する球通路31のうち、入口側前部22から球ガイド部26dにかけて形成される空間で本発明に係る入口側通路が形成され、収容凹部27内の空間(搖動する支受片36bの上方の空間)と出口側前部23内の空間とで本発明に係る出口側通路が形成される。また、収容凹部27内の空間のうちの上方に位置したときの支受片36bの上方の空間で横移動路31cの下流側部分が構成される。このひねり打ち対策装置20は、遊技盤11に設けられた設置用穴内に後部側を入れ、遊技盤11の前面側に入口側前部22と出口側前部23を位置させて、固定板21aを遊技盤11に固定して、パチンコ機10に組み込まれる。
このように構成されたひねり打ち対策装置20が備わったパチンコ機10を使用する場合には、上皿12に複数の遊技球Aを入れ、この遊技球Aを1個ずつ打球発射部から発射して遊技盤11の遊技領域内に放出する。これによって、遊技球Aは、遊技盤11の入賞装置16またはアウト口18に入る。入賞装置16やアウト口18に入った遊技球Aは、所定の通路を通って回収タンクに落下する。また、入賞装置16に遊技球Aが入ると、所定数の遊技球Aが賞球として上皿12に送られる。そして、入賞装置16にある程度の遊技球Aが入ると定められた確率で「大当たり」が発生して、入賞装置17が開く。入賞装置17に遊技球Aが入るとその都度所定数の遊技球Aが賞球として上皿12に送られ、入賞装置17に入った遊技球Aが所定数、例えば15球になると、入賞装置17は閉じる。このようなことが繰り返されながらゲームが進んでいく。
このゲームの際、入賞装置17が開いているときには、遊技者は遊技球Aを強めに発射させて、遊技球Aが遊技盤11の右側部分に進むようにする。そして、入賞装置17の上方には、ひねり打ち対策装置20が位置しているため、遊技球Aは、ひねり打ち対策装置20内を通過したのちに入賞装置17内に入る。このため、遊技球Aは、ひねり打ち対策装置20内を一定の間隔またはそれ以上の間隔をおいて通過するようになり、複数の遊技球Aが一緒に、入賞装置17内に入ることはなくなる。
遊技者の中には、賞球として上皿12に送られる遊技球Aの数を増やすために、ひねり打ちを行う者がいる。この場合、開いた入賞装置17が閉じる1球前の遊技球Aを発射させる際に、遊技球Aを液晶画面15の上面に接触させる等して移動速度が遅くなるようにし、つぎの遊技球Aを素早く発射させることで2個の遊技球Aを一緒に入賞装置17に入れようとする。しかしながら、前述したように、パチンコ機10においては、入賞装置17に入る各遊技球Aは、一旦、ひねり打ち対策装置20内を通過するため、複数の遊技球Aが一緒に入賞装置17に入ることはなくなる。
このように、本実施形態に係るパチンコ機10では、アタッカーである入賞装置17の上方にひねり打ち対策装置20を設けて、入賞装置17に入る前の遊技球Aがひねり打ち対策装置20内を通過するようにしている。そして、このひねり打ち対策装置20には、横移動路31cを備えた球通路31と、横移動路31cの下流側部分で支受片36bと停止片36cが上下に搖動可能になった搖動部材35とが設けられている。搖動部材35は、支受片36bが遊技球Aを支受したときに下方に回転して遊技球Aを球出口31bに送り、そのとき、停止片36bは、横移動路31cを塞いでつぎの遊技球Aが支受片36b側に移動することを防止する。
そして、遊技球Aが支受片36bから落下すると、それぞれ一対の磁石38a,38bの互いに吸引する力と反発し合う力とによる付勢力によって搖動部材35は元の上方位置に復帰し、つぎの遊技球Aは停止片36bによる停止状態から解放されて支受片36b側に移動する。このため、ひねり打ち対策装置20に入る前に、複数の遊技球Aが一緒に流下してきても、ひねり打ち対策装置20を通過する遊技球Aは確実に一球ずつ入賞装置17に配いていく。また、前述した実施形態では、付勢手段をそれぞれ一対の磁石38a,38bで構成し、これらを、本体後部25に設けた固定部27fおよび搖動部材35に設けた穴からなる固定部35c内に設置しているため、付勢手段を設置するために大きなスペースがいらなくなる。これによって、ひねり打ち対策装置20を小型にすることができる。
また、本発明に係るひねり打ち対策装置は、前述した実施形態に限定するものでなく、適宜変更することができる。例えば、前述した実施形態では、付勢手段をそれぞれ一対の磁石38a,38bで構成しているが、それぞれ1個の磁石38a,38bで構成してもよい。また、付勢手段を、磁石38a,38bに代えてバネで構成してもよい。この場合のバネとしては、コイルバネ、板バネなど種々のバネを用いることができる。さらに、付勢手段を、搖動部材の後部に重りを設けることで構成してもよい。また、ひねり打ち対策装置のそれ以外の部分の構成についても本発明の技術的範囲内で適宜変更して実施することが可能である。
10…パチンコ機、11…遊技盤、17…入賞装置、20…ひねり対策装置、20a…装置本体、31…球通路、31a…球入口、31b…球出口、31c…横移動路、35…搖動部材、36b…支受片、36c…停止片、38a,38b…磁石、A…遊技球。

Claims (4)

  1. 遊技機の遊技盤に発射され前記遊技盤の上部からアタッカーに向かって流下する遊技球を通過させるひねり打ち対策装置であって、
    球入口から球出口に向かって下方に延び、途中に遊技球を横移動させる横移動路が形成された球通路を備えた装置本体と、
    遊技球を支受する支受片と遊技球を停止させる停止片とを前記横移動路における下流側部分に位置させて前記装置本体に上下に搖動可能に設置され、前記横移動路に送られる遊技球を前記支受片が支受したときに下方に回転することにより遊技球を前記球出口側に送るとともに、つぎに前記横移動路に送られる遊技球を前記停止片が前記横移動路における上流側部分に停止させる搖動部材と、
    前記搖動部材を上方に付勢し、前記支受片が遊技球を支受していないときに前記搖動部材を元の位置に復帰させる付勢手段と
    を備えたことを特徴とするひねり打ち対策装置。
  2. 前記装置本体が前記球入口と前記球出口を前記遊技盤の前面に位置させて設置され、前記球通路が、前記球入口から下方後側に延びて前記横移動路における上流側部分に連通する入口側通路と、前記横移動路における下流側部分から前記球出口に連通する出口側通路とからなっている請求項1に記載のひねり打ち対策装置。
  3. 前記搖動部材が前記支受片と前記停止片を前方に位置させて後部を支点として搖動可能になっている請求項1または2に記載のひねり打ち対策装置。
  4. 前記付勢手段が、前記装置本体に取り付けられた装置本体側磁石と、前記搖動部材に取り付けられて前記装置本体側磁石に対して吸引または反発する搖動部材側磁石で構成されている請求項1ないし3のうちのいずれか一つに記載のひねり打ち対策装置。
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