JP2013144007A - 弾球遊技機用糸切部材及び弾球遊技機用戻り球防止具 - Google Patents

弾球遊技機用糸切部材及び弾球遊技機用戻り球防止具 Download PDF

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登 江場
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Abstract

【課題】操作糸の付いた不正球を使って行なわれる不正を防止するようにした糸切部材及び戻り球防止具を提供する。
【解決手段】球受皿108から発射レール105を介して遊技盤102面の遊技部102aに連なる球飛走通路116の終端出口部117までの間の球供給発射経路に配置し、金属製の薄板から形成され、その本体板部1の一側縁1aに折曲線部4を挟んで折返板部5が連設され、折曲線部4を境に折返板部5を本体板部1の側面に折り重ねることにより本体板部1の一側縁1aとこれと対向する折返板部5の一側縁5aとでV溝6が形成され、遊技部102aに打ち込まれた不正球cから不正行為者の手元に至る操作糸dがV溝6に嵌り該V溝6により切断されるようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、操作糸の先に固着した不正球を遊技部に打ち込み、弾球遊技機の前側から操作糸を介して不正球を操作することにより行なわれる不正を防止するようにした弾球遊技機用糸切部材(以下、単に「糸切部材」という。)及び弾球遊技機用戻り球防止具(以下、単に「戻り球防止具」という。)に関するものである。
従来、弾球遊技機の一種であるパチンコ遊技機は、長方形状の外枠に内枠が開閉自在に軸着され、該内枠に遊技盤が配設されている。また、内枠の前面には該遊技盤の前面を覆う透明板保持枠が同じく開閉自在に軸着され、その下方に遊技部の下方を覆う前板が開閉自在に軸着されている。前記遊技盤の下方であって内枠の前面に打球発射レールが装着され、前板の前面には該打球発射レールの球発射部に供給される遊技球を貯留する球受皿が装着されている。前記遊技盤の前面には、略渦巻状に敷設される内側ガイドレールと外側ガイドレールとにより囲われるようにして遊技部が形成され、また、内側ガイドレールと外側ガイドレールとの間に遊技部に連なる球飛走通路が形成されている。そして、球受皿から発射レールの球発射部へ遊技球が供給され、該球発射部に供給された遊技球は打ち出されて球飛走通路を飛走すると共にその終端出口部から遊技部へ打ち込まれる(例えば、特許文献1参照。)。
特開平7−171245号公報(第3−5頁、図2)
ところで、近時、釣り糸のような細い操作糸の先を不正球に固着し、該不正球を通常の遊技球と同じく球受皿に入れて発射レールから打ち出しその操作糸を付けたまま遊技部に打ち込み、不正行為者が操作糸を手元で操作することにより、例えば不正球を使って故意に入賞口に遊技球を入賞させるという不正が行なわれおり、その解決策に苦慮しているという課題が有る。
そこで、本発明は前記課題を解決すべくなされたもので、操作糸が簡単に切れるようにして不正球を使って行なわれる不正を防止するようにした糸切部材及び戻り球防止具を提供することを目的とするものである。
かかる目的を達成するため本発明に係る糸切部材は、発射レールの球発射部へ供給される弾球を貯留する球受皿から該発射レールを介して遊技盤面の遊技部に連なる球飛走通路の終端出口部までの間の球供給発射経路に配置し、金属製の薄板から形成され、その本体板部の一側縁に折曲線部を挟んで折返板部が連設され、前記折曲線部を境に前記折返板部を前記本体板部の側面に折り重ねることにより前記本体板部の一側縁とこれと対向する前記折返板部の一側縁とでV溝が形成され、前記遊技部に打ち込まれた不正球から不正行為者の手元に至る操作糸が前記V溝に嵌り該V溝により切断されるようにしたことを特徴とする。
また、本発明に係る戻り球防止具は、遊技盤面の遊技部に連なる球飛走通路の終端出口部に設けられ、鉛直面内で回動するように支軸により軸着されかつ常には前記終端出口部を塞ぐように付勢されると共に弾球の前記球飛走通路から前記遊技部への通過は許すが該遊技部から該球飛走通路への逆戻りは阻止する戻り球防止片を備えた弾球遊技機用戻り球防止具であって、前記戻り球防止片は金属製の薄板から形成され、その本体板部における前記支軸より上方の一側縁に折曲線部を挟んで折返板部が連設され、前記折曲線部を境に前記折返板部を前記本体板部の側面に折り重ねることにより前記本体板部の上端部に該本体板部の一側縁とこれと対向する前記折返板部の一側縁とでV溝が形成され、前記遊技部に打ち込まれた不正球から不正行為者の手元に至る操作糸が前記V溝に嵌り該V溝により切断されるようにしたことを特徴とする。
本発明に係る糸切部材は、金属製の薄板から形成され、その本体板部の一側縁に折曲線部を挟んで折返板部が連設され、折曲線部を境に折返板部を本体板部の側面に折り重ねることにより本体板部の一側縁とこれと対向する折返板部の一側縁とでV溝が形成されるようにしている。そして、球受皿から発射レールを介して遊技部に連なる球飛走通路の終端出口部までの間の球供給発射経路に糸切部材を配置することにより、不正行為者が手元で操作糸を操作すると、該操作糸がV溝に嵌って切れる仕組みになっているので、そのような不正行為が防止されるという効果がある。
また、本発明に係る戻り球防止具は、遊技盤面の遊技部に連なる球飛走通路の終端出口部に設けられ、鉛直面内で回動するように支軸により軸着されかつ常には終端出口部を塞ぐように付勢されると共に弾球の球飛走通路から遊技部への通過は許すが該遊技部から該球飛走通路への逆戻りは阻止する戻り球防止片を備えている。そこで、該戻り球防止片は金属製の薄板から形成され、その本体板部における支軸より上方の一側縁に折曲線部を挟んで折返板部が連設され、折曲線部を境に折返板部を本体板部の側面に折り重ねることにより本体板部の上端部に該本体板部の一側縁とこれと対向する前記折返板部の一側縁とでV溝が形成されるようにしている。そして、この場合、戻り球防止片のV溝が球飛走通路に対し直交するように位置しており、そのV溝に操作糸が嵌って切れることになるので、前記のような不正が防止される。また、折返板部が本体板部の側面に折り重なり一枚板状に形成されるので、この部位に球飛走通路を飛走する弾球が繰り返し衝突しても、V溝が変形することがなく、球飛び状態も安定するという効果がある。
本発明に係る糸切部材の斜視図。 (イ)は糸切部材の正面図、(ロ)は同平面図。 本発明が適用されるパチンコ遊技機の正面図。 糸切部材の取付状態を示す前板の裏面図。 戻り球防止具の斜視図。 同正面図。 同側面断面図。 同取付状態を示す遊技部の一部の正面図。 同使用状態を示す遊技部の一部の正面図。
以下、本発明に係る糸切部材及び戻り球防止具の最良の実施の形態を図面に基き詳しく説明する。本発明は例えばパチンコ遊技機、雀球機、アレパチ機等の弾球遊技機に適用されるが、このうち本発明がパチンコ遊技機に適用される場合について説明する。
まず、本発明が適用されるパチンコ遊技機について説明する。図3は本発明が適用されるパチンコ遊技機の正面図、図4は糸切部材の取付状態を示す前板の裏面図である。該パチンコ遊技機Pは縦長長方形状の外枠100を有し、該外枠100の前面に内枠101が開閉自在に装着され、該内枠101に遊技盤102が配設されている。また、内枠101の前面に前記遊技盤102の前面を覆う額縁状の透明板保持枠103が開閉自在に装着され、その下方に遊技盤102の下部を覆う前板104が同じく開閉自在に装着されている。
前記遊技盤102の下方であって内枠101の前面に発射レール105が取着され、該発射レール105の球発射部105aに供給される弾球としての遊技球を打球槌106により打球して発射するようにしている。一方、前板104裏面には発射レール105の球発射部105aに遊技球を一個ずつ供給する球供給装置107が装着され、裏側の球出口107aから遊技球が球発射部105aに落下する。また、前板104の前面に、前記球供給装置107に供給する遊技球を貯留するための球受皿108が装着されている。内枠101の下部前面には、前記球受皿108から溢れる遊技球を貯留する球貯留皿109が装着されている。110はその一側に装着され前記打球槌106による遊技球の打球力を調整するための打球力調整ハンドルである。
前記遊技盤102の前面に、内側ガイドレール111aと外側ガイドレール111bが略渦巻き状に敷設され、これらに囲まれるようにして遊技部102aが形成される。そして、該遊技部102aには、その中央に文字、数字等の図柄を変動表示する可変表示器112aを備えた可変表示装置112が配設される。また、その下方に遊技球の入賞により該可変表示器112aに表示される図柄を変動する始動入賞口113が配置され、更にその下方に大型の入賞装置114が配置されている。該入賞装置114の両側には、それぞれ一般の入賞口115が配置されている。内側ガイドレール111aと外側ガイドレール111bとの間に、前記発射レール105と連通し、発射された遊技球を遊技部102aに導く球飛走通路116が形成され、その終端出口部117であって内側ガイドレール111aの先端外側に後で詳しく説明する戻り球防止具Bが取着されている。118は、遊技部102aに打ち込まれた遊技球であって入賞球になり得なかった遊技球をアウト球として該遊技盤102の外側へ排出するためのアウト球口である。
そして、発射レール105に供給されると共に打球槌106により打球されて球発射部105aから発射した遊技球は、球飛送通路116を飛走してその終端出口部117の後記する戻り球防止具Bにおける戻り球防止片13を押し退けて遊技部102aに達する。遊技盤102面の遊技部102aを流下する遊技球が始動入賞口113に入賞すると、可変表示装置112の可変表示器112aに表示される図柄が変動を開始し、一定時間経過後に停止する。このとき、停止した図柄が例えば「777」といった特定の図柄に揃うと、所謂「大当り」という遊技者に有利な特別遊技状態になる。この状態になると、大型の入賞装置114が開放して例えば遊技球が該入賞装置114に10個入賞するまで、または30秒間の間開く。更に、これを1ラウンドとして一定の条件が継続される限り最大限16ラウンドまで繰り返され、一度に多くの賞球が得られるようになっている。
そこで、例えば球受皿108内に他の遊技球と混ざるようにして不正球cを混入し、該不正球cを遊技部102aに打ち込み、故意に入賞球を発生させる不正行為が行なわれている。詳しくは図3鎖線に示すように、前記球受皿108内に混ざる不正球cに細い操作糸dの先端が固着されている。そして、球発射部105aから発射された不正球cは操作糸dがついたまま球飛走通路116を介して遊技部102aに達し、操作糸dにより吊られた状態で停止する。不正行為者は、その操作糸dを伸ばしたり引っ張ったりして不正球cを遊技盤102面上で動かし、例えば一般の入賞口115の近くに配置し、該入賞口115へのガイドの役割を果たさせ、故意に入賞球を得ている。
本発明に係る糸切部材は前記不正行為を防止するものであって、図1は本発明に係る糸切部材の斜視図、図2(イ)は糸切部材の正面図、図2(ロ)は同平面図である。糸切部材Aは、例えば厚さ0.3mmのステンレス製の薄板をプレスにより打ち抜いて形成され、本体板部1と取付板部2とが屈曲し正面略L字状をなす。
そして、本体板部1における屈曲部3と対向する第一側縁1aの一部に、折曲線部4を挟んで折返板部5が連設される。折返板部5における折曲線部4と対向する一側縁5aは、該折曲線部4と平行をなす。また、本体板部1における第一側縁1a側は前記折曲線部4部位を残して窪んでおり、第一側縁1aは折曲線部4に対し取付板部2側へ傾斜している。折返板部5が本体板部1側に折り重ねられたとき、折返板部5の一側縁5aと本体板部1の第一側縁1aとが交差し、第一側縁1aと一側縁5aとにより外側へ進むに従い漸次広がるV溝6が形成される。また、該V溝6と連なる本体板部1の第二側縁1bは、該V溝6に近づくに連れ第二側縁1bとこれと対向する第三側縁1cとの間の間隔が漸次短くなるように傾斜し、第二側縁1bに掛かる操作糸dがV溝6側へ容易に誘導されるようになっている。取付板部2には、所定の位置にビス止めするためのビス挿通孔7が開設されている。
本発明に係る糸切部材Aは前記構成からなる。そして、前記球受皿108から前記発射レール105を介して内側ガイドレール111aと外側ガイドレール111bとにより囲まれる球飛走通路116の終端出口部117までの間の球供給発射経路E内の適宜位置に、糸切部材Aが配置される。本発明にあっては、例えば図4に示すように前板104の裏側であって、球供給装置107の裏面に糸切部材Aが配設される。詳しくは、球出口107aの少し上流側であって球供給装置107裏面の所定高さ位置に取付板部2を当接する。また、本体板部1は鉛直方向を向きかつV溝6の開放側が下側を向くようにする。そして、ビス挿通孔7にビス8を挿通し、締付けることにより糸切部材Aが固着される。これにより、取付板部2と直交する本体板部1の側面が発射レール105の上方であって発射される遊技球の発射方向を向くことになる。
そこで、不正行為者が操作糸dの付いた不正球cを球受皿108に投入し、そのまま他の遊技球と一緒に発射レール105から遊技部102aに発射すると、不正球cは遊技部102aに到達する。これにより、不正球cから不正行為者の手元にまで操作糸dが達しており、図4に示すように球供給装置107の球出口107aから球飛走通路116を介して遊技部102aの不正球cまで操作糸dが張られた状態になる。しかも、このとき糸切部材AにおけるV溝6の最奥端部は、張られた操作糸dよりも下方に位置するように設定される。これにより、不正行為者が不正をするため操作糸dを引いたり緩めたりすると、本体板部1の下縁である第二側縁1bがV溝6側に操作糸dを誘導するように傾斜しているので、操作糸dはV溝6に入ると直ちにその最奥端部に嵌まり込み、切断されることになる。
V溝6の最奥上端部に嵌まり込んだ操作糸dが簡単に切断されるようにするため、本来V溝6内の向かい合う端縁すなわち折返板部5の一側縁5aと本体板部1の第一側縁1aとは鋭利に研いでおく必要が有る。しかし、この場合糸切部材Aを打ち抜いたときの一側面に生ずるバリがそのまま残り、しかも、折返板部5を本体板部1側に折り重ねることにより互いのバリが逆方向を向くこととなり、これが操作糸dを簡単に切断する役目をなす。よって、不正行為者が操作糸dを操作するも図4鎖線に示すように簡単に切断され、その不正行為が続行できなくなる。本発明の糸切部材Aは、前記したように球受皿108から発射レール105を介して遊技部102aに連なる球飛走通路116の終端出口部117までの間の球供給発射経路E内の適宜位置に配置されれば良い。
次に、球飛走通路116の終端出口部117に配置され、球飛走通路116から遊技部102aへの遊技球の通過は許すが遊技部102aから球飛走通路116への逆戻りを阻止する戻り球防止具Bについて説明する。図5は戻り球防止具の斜視図、図6は同正面図、図7は同側面断面図である。戻り球防止具Bは、一側面が開口10する略長方形状のケース体9からなり、長手方向に沿って開口10に隣接するようにして内側ガイドレール111aの先端部を挿通して固定される固定平板部11が形成されている。
前記ケース体9内には、球飛走通路116と対向位置する戻り球防止片13が長手方向に対し直交する支軸12により軸着され、長手方向に沿った面内で回動できるようになっている。該戻り球防止片13は、例えば厚さ0.3mmのステンレス製の薄板をプレスにより打ち抜いて縦長に形成されている。そして、該本体板部14における支軸12より上方の第一側縁14aは、折曲線部15部位を残して窪んでおり、第一側縁14aは折曲線部15に対し折曲線部15とは反対側へ傾斜している。そして、折曲線部15を介して折返板部16を本体板部14の側面に隙間なく折り重ねることにより、折返板部16の第一側縁16aと本体板部14の第一側縁14aとが交差し、これら第一側縁14a,16aとにより外側すなわち上方が開放するV溝17が形成される。また、該V溝17と連なる本体板部14の上端である第二側縁14bと、同じくV溝17と連なる折返板部16の上端である第二側縁16bとは、共に操作糸dが掛かったときV溝17側へ容易に誘導するように傾斜が持たせてある。
本体板部14の支軸12より下方には重錘18が取着されており、戻り球防止具Bを内側ガイドレール111aの先端下面に、開口10が該下面と向き合うようにして固着したとき、戻り球防止片13が略鉛直な位置で停止するように回動付勢されている。
ケース本体9における固定平板部11にはその長手方向に沿った両側縁にコ字型となるレールガイド部19,19が設けられ、両レールガイド部19,19間の固定平板部11に一側縁を残して残りの周囲3方に切込20を設け、該切込20に囲まれるようにして長方形状の緩み防止片21が設けられている。該緩み防止片21は、固定平板部11の両レールガイド部19,19にガイドされつつ差し込まれた内側ガイドレール111aを緩まないように弾発固定するためのものであって、緩み防止片21の先端部に内側ガイドレール111aの先端下面に圧接する凸条22が設けられている。
本発明に係る戻り球防止具Bは上記構成からなり、内側ガイドレール111aの先端部に、開口10が該内側ガイドレール111aの下面側を向くようにして戻り球防止具Bを配置し、固定平板部11にその下側から両レールガイド部19,19に沿って内側ガイドレール111aを挿入する。これにより、内側ガイドレール111aの先端部すなわち球飛走通路116の終端出口部117に、戻り球防止具Bが設けられる。常態では、戻り球防止片が図8実線に示すようにほぼ鉛直に起立するように回動付勢されて終端出口部117を塞いでおり、一旦遊技部102aに放出された遊技球が再び球飛走通路116へ逆戻りするのを阻止している。一方、発射レール105から発射され球飛走通路116を飛走して遊技部102aに打ち込まれる遊技球は、戻り球防止片13に衝突する。これにより、戻り球防止片13は、図8鎖線に示すように遊技球の進行方向へ回動してその通過を許す。よって、発射レール105から発射され球飛走通路116を飛走する遊技球は、戻り球防止片13を押し退けて遊技部102aに打ち込まれることになる。
そこで、前記のように不正行為者が操作糸dの付いた不正球cを球受皿108に投入し、そのまま他の遊技球と一緒に発射レール105から発射させ遊技部102aに打ち込むと、前記のように不正球cは操作糸dがついたまま球飛走通路116を介して遊技部102aに達し、操作糸dにより吊られた状態で停止する。そして、球供給装置107の球出口107aから図9実線に示すように球飛走通路116を介して遊技部102aの不正球cまで操作糸dが張られた状態になる。しかも、このとき戻り球防止具BにおけるV溝17の最奥端部は張られた操作糸dよりも上方に位置するようになっている。これにより、不正行為者が不正をするため操作糸dを引いたり緩めたりすると、本体板部14と折返板部16の両第二側縁14b,16bがV溝17側に操作糸dを容易に誘導するように傾斜しているので、操作糸dがV溝17に入ると直ちにその最奥端部に嵌まり込み、図9鎖線に示すように該操作糸dが切断されることになる。
この場合も、V溝17の最奥端部に嵌まり込んだ操作糸dが簡単に切断されるようにするため、本来V溝17内の向かい合う端縁すなわち折返板部16の第一側縁16aと本体板部14の第一側縁14aとは鋭利に研いでおく必要が有るが、この場合戻り球防止具Bを打ち抜いたときの一側面に生ずるバリがそのまま残り、これが操作糸dを簡単に切断する役目をなす。よって、不正行為者が操作糸dを操作するに図9鎖線に示すように簡単に切断され、その不正行為が続行できなくなる。
また、戻り球防止片13のV溝17が球飛走通路116に対し直交するように位置しており、そのV溝17に操作糸dが嵌って切れることになるので、前記のような不正が防止される。また、折返板部16が本体板部14の側面に折り重なり一枚板状に形成されるので、この部位に球飛走通路116を飛走する遊技球が繰り返し衝突しても、V溝17が変形することがなく、球飛び状態も安定する。
1 本体板部
1a 第一側縁
4 折曲線部
5 折返板部
5a 一側縁
6 V溝
13 戻り球防止片
14 本体板部
14a 第一側縁
15 折曲線部
16 折返板部
16a 第一側縁
17 V溝
102 遊技盤
102a 遊技部
105 発射レール
105a 球発射部
108 球受皿
111a 内側ガイドレール
111b 外側ガイドレール
116 球飛走通路
117 終端出口部
A 糸切部材
B 戻り球防止具
c 不正球
d 操作糸
E 球供給発射経路
P 弾球遊技機(パチンコ遊技機)

Claims (2)

  1. 発射レールの球発射部へ供給される弾球を貯留する球受皿から該発射レールを介して遊技盤面の遊技部に連なる球飛走通路の終端出口部までの間の球供給発射経路に配置し、
    金属製の薄板から形成され、その本体板部の一側縁に折曲線部を挟んで折返板部が連設され、前記折曲線部を境に前記折返板部を前記本体板部の側面に折り重ねることにより前記本体板部の一側縁とこれと対向する前記折返板部の一側縁とでV溝が形成され、
    前記遊技部に打ち込まれた不正球から不正行為者の手元に至る操作糸が前記V溝に嵌り該V溝により切断されるようにしたことを特徴とする弾球遊技機用糸切部材。
  2. 遊技盤面の遊技部に連なる球飛走通路の終端出口部に設けられ、鉛直面内で回動するように支軸により軸着されかつ常には前記終端出口部を塞ぐように付勢されると共に弾球の前記球飛走通路から前記遊技部への通過は許すが該遊技部から該球飛走通路への逆戻りは阻止する戻り球防止片を備えた弾球遊技機用戻り球防止具であって、
    前記戻り球防止片は金属製の薄板から形成され、その本体板部における前記支軸より上方の一側縁に折曲線部を挟んで折返板部が連設され、前記折曲線部を境に前記折返板部を前記本体板部の側面に折り重ねることにより前記本体板部の上端部に該本体板部の一側縁とこれと対向する前記折返板部の一側縁とでV溝が形成され、
    前記遊技部に打ち込まれた不正球から不正行為者の手元に至る操作糸が前記V溝に嵌り該V溝により切断されるようにしたことを特徴とする弾球遊技機用戻り球防止具。
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JP2014111075A (ja) * 2013-11-08 2014-06-19 Sanei R & D Co Ltd 弾球遊技機
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JP2016026524A (ja) * 2014-06-23 2016-02-18 株式会社内藤商会 弾球遊技機
JP5946942B1 (ja) * 2015-03-18 2016-07-06 株式会社新太陽 球戻り防止装置

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