JP6841940B2 - レンズ鏡筒及び撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明はレンズ鏡筒及び撮像装置に係り、特に電源オフ等によりレンズ鏡筒内のフォーカスレンズ群等の光学部材がフリーになった場合に光学部材を固定する技術に関する。
レンズ鏡筒内のフォーカスレンズ群を光軸方向に移動させるアクチュエータとしてリニアモータを使用した撮像装置が知られている。この種の撮像装置は、撮影状態にない場合(例えば、電源オフや再生時)、リニアモータが非通電状態になり、フォーカスレンズ群がフリーになる。
リニアモータが非通電状態のときにユ−ザが撮像装置を振ると、フォーカスレンズ群が移動し、フォーカスレンズ群の可動範囲の端部に衝突し、その衝撃が手に伝わったり、衝撃音がするという問題がある。また、レンズ鏡筒にゴミが内在する場合、衝撃でゴミが移動し、出荷検査後にゴミが顕在化する等の問題がある。
従来、上記の問題を解決するために、カメラ等の光学機器のレンズユニットを移動させるリニアモータが非通電状態の場合、レンズユニットの移動を制限部材により制限する光学機器が提案されている(特許文献1)。
特許文献1に記載の光学機器は、光軸方向に移動するフォーカスレンズユニット、及び光軸方向とは異なる方向に移動する像振れ補正レンズユニットに対し、これらのレンズユニットの移動を制限するロック位置と制限を解除するアンロック位置とに移動可能な制限部材を設け、直流モータからの駆動力により制限部材をロック位置とアンロック位置との間で移動できるようにしている。
尚、制限部材は、像振れ補正レンズユニットの移動を制限する第1の制限部と、第1の制限部との間にフォーカスレンズユニットの一部を入り込ませて、フォーカスレンズユニットの移動を制限する第2の制限部とを有している。
また、特許文献2に記載の撮像装置は、沈胴タイプのレンズ鏡筒を備え、このレンズ鏡筒は、ボイスコイルモータにより駆動される第1のレンズユニット(フォーカスレンズ等)と、ステップモータであるズームモータにより駆動される第2のレンズユニット(バリエータレンズ等)とを有している。レンズ鏡筒を沈胴させる場合、ボイスコイルモータを非通電状態にし、ズームモータにより第2のレンズユニットを沈胴方向に移動させるとともに、第2のレンズユニットを当接させて第1のレンズユニットも同時に移動させる(沈胴させる)。沈胴状態の第1のレンズユニットは、第2のレンズユニットが当接することで移動不能にロックされる。
特開2010−271607号公報 特開2005−274631号公報
特許文献1に記載の光学機器は、フォーカスレンズユニットを駆動するリニアモータが非通電状態の場合、直流モータからの駆動力により制限部材をアンロック位置からロック位置に移動させ、ロック位置の制限部材によりフォーカスレンズユニットを移動不能に固定するが、直流モータが非通電状態になると、制限部材によるフォーカスレンズユニットのロックが外れるおそれがある。
即ち、制限部材は、直流モータの回転駆動力が、減速ギア列及びロックシャフトを介して伝達されてロック位置とアンロック位置との間で回動するが、直流モータが非通電状態になり、また、光学機器が振られてフォーカスレンズユニットから制限部材に力が繰り返し加わると、制限部材が徐々に回動して制限部材によるロックが外れるおそれがある。
特に制限部材は、第1の制限部と第2の制限部との間にフォーカスレンズユニットの爪部を入り込ませてフォーカスレンズユニットをロックするため、第1の制限部及び第2の制限部と爪部との間には僅かな隙間があり、その隙間内でフォーカスレンズユニットが移動して制限部材に力が加わりやすくなっている。更に、特許文献1には、直流モータが非通電状態の場合に制限部材をロック位置で保持する記載がない。
一方、特許文献2に記載の撮像装置は、沈胴タイプのレンズ鏡筒であって、フォーカスレンズの他に、フォーカスレンズよりも被写体側にフォーカスレンズに当接可能なバリエータレンズ等を備える必要があり、レンズ鏡筒の制約が多くなるという問題がある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、非通電によりレンズ鏡筒内で光軸方向の移動がフリーになる光学部材をロックすることができ、特に電力を使用せずに光学部材のロック状態を保持することができるレンズ鏡筒及び撮像装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の一の態様に係るレンズ鏡筒は、固定枠と、光学部材を保持し、光学部材の光軸方向に沿って固定枠に移動自在に支持された可動枠と、可動枠を光学部材の光軸方向に駆動するリニアモータと、固定枠に設けられ、可動枠の可動範囲の一方側の端部で可動枠に当接し、可動枠の移動を規制する規制部と、可動枠に設けられた係合部と、可動枠の係合部と係合する第1位置と可動枠の係合部から退避する第2位置との間で移動する係止部材であって、可動枠が規制部に当接する位置に移動し、かつ第1位置に移動すると、規制部と係止部材との間で可動枠を固定する係止部材と、係止部材を第1位置と第2位置との間で移動させる電動アクチュエータと、係止部材により可動枠が固定された状態で、電動アクチュエータの電源がオフされた場合に、係止部材を第1位置にて保持する保持機構と、を備える。
本発明の一の態様によれば、光学部材を保持する可動枠は、ボイスコイルモータ等のリニアモータにより光学部材の光軸方向に駆動されるが、リニアモータに電源が供給されていない状態では、光軸方向の移動がフリーになる。そこで、可動枠の可動範囲の一方側の端部で可動枠が規制部に当接する状態で、電動アクチュエータにより係止部材を第1位置(ロック位置)に移動させ、規制部と係止部材とにより可動枠を移動不能に固定し、又は第2位置(アンロック位置)に移動させて可動枠を移動可能にしている。また、係止部材が第1位置に移動し、可動枠が固定された状態(光学部材のロック状態)において、保持機構により係止部材を第1位置にて保持する。これにより、電動アクチュエータの電源がオフにされても、ユ−ザが撮像装置を振ることにより可動枠を介して加わる外力により、係止部材が第1位置から移動しないようにしている。即ち、衝撃等により光学部材のロック状態が解除されないようにしている。
本発明の他の態様に係るレンズ鏡筒において、固定枠に設けられた当接部材であって、少なくとも第1位置に移動した係止部材の、可動枠の係合部とは反対側に設けられ、可動枠から係合部を介して係止部材に加わる力を受け止める当接部材を備えることが好ましい。
本発明の他の態様によれば、可動枠を介して加わる外力を、係止部材を介して当接部材により受け止めることができ、これにより係止部材等が破損しないようにすることができる。
本発明の更に他の態様に係るレンズ鏡筒において、光学部材は、対物側の第1光学部材及び結像側の第2光学部材を有し、可動枠は、第1光学部材を保持し、光軸方向に沿って固定枠に移動自在に支持された第1可動枠と、第2光学部材を保持し、光軸方向に沿って固定枠に移動自在に支持された第2可動枠とを含み、リニアモータは、第1可動枠を光軸方向に駆動させる第1リニアモータと、第2可動枠を光軸方向に駆動させる第2リニアモータとを含み、規制部は、第1可動枠の可動範囲の対物側の端部で第1可動枠に当接し、第1可動枠の移動を規制する第1規制部と、第2可動枠の可動範囲の結像側の端部で第2可動枠に当接し、第2可動枠の移動を規制する第2規制部とを含み、係合部は、第1可動枠に設けられた第1係合部と第2可動枠に設けられた第2係合部とを含み、係止部材は、第1位置に位置すると、第1規制部及び第2規制部との間で第1可動枠及び第2可動枠を挟んで第1可動枠及び第2可動枠をそれぞれ固定し、第2位置に位置すると、第1可動枠及び第2可動枠の可動範囲から退避して、第1可動枠及び第2可動枠の固定をそれぞれ解除することが好ましい。
本発明の更に他の態様によれば、1つの係止部材を第1位置に移動させることにより第1可動枠及び第2可動枠を同時に移動不能に固定し、又は1つの係止部材を第2位置に移動させることにより第1可動枠及び第2可動枠の固定を同時に解除することができる。
本発明の更に他の態様に係るレンズ鏡筒において、係止部材は、第1可動枠及び第2可動枠がそれぞれ第1規制部及び第2規制部に当接するときの第1係合部と第2係合部との間隔に対応する長さを有し、第1係合部と第2係合部との間に挿入され、又は第1係合部と第2係合部との間から退避することが好ましい。
本発明の更に他の態様によれば、第1可動枠及び第2可動枠がそれぞれ第1規制部及び第2規制部に当接する状態で、第1係合部と第2係合部との間(第1可動枠と第2可動枠との間)に、第1係合部と第2係合部との間隔に対応する長さの係止部材を挿入することで、第1可動枠及び第2可動枠を同時に固定できるようにしている。
本発明の更に他の態様に係るレンズ鏡筒において、係止部材は、光学部材の光軸に沿って移動自在に支持され、かつ光軸に沿って歯が直線状に並んだ第1ラック部と、光軸に沿って移動自在に支持され、かつ光軸に沿って歯が直線状に並んだ第2ラック部と、第1ラック部と第2ラック部との間に配置され、電動アクチュエータからの回転駆動力により回転し、第1ラック部及び第2ラック部を互いに逆方向に移動させるピニオンギアとを有することが好ましい。
本発明の更に他の態様によれば、ラックアンドピニオン機構からなる係止部材により第1ラック部と第2ラック部とを互いに逆方向に移動させることで、第1可動枠及び第2可動枠をそれぞれ第1規制部及び第2規制部に当接する状態で同時に固定し、または固定を解除することができるようにしている。
本発明の更に他の態様に係るレンズ鏡筒において、係止部材は、光学部材の光軸を中心に回動自在に支持され、又は光学部材の光軸と異なる光軸と平行な回転軸を中心に回動自在に支持され、電動アクチュエータは、電動モータと、電動モータの回転駆動力を係止部材に伝達し、係止部材を第1位置と第2位置との間で回動させる動力伝達機構とからなり、保持機構は、動力伝達機構に組み込まれたウォームギアであることが好ましい。
本発明の更に他の態様によれば、電動モータの回転駆動力を係止部材に伝達する動力伝達機構にウォームギアを組み込むことで、ウォームギアの不可逆回転機能により電動モータの非通電時に係止部材を第1位置にて保持することができる。また、ウォームギアにより大きな減速比が得られるため、動力伝達機構をコンパクトにすることができる。
本発明の更に他の態様に係るレンズ鏡筒において、ウォームギアの進み角は、20度以下であることが好ましい。これにより、ウォームギアの不可逆回転機能を発揮させることができる。
本発明の更に他の態様に係るレンズ鏡筒において、ウォームギアのウォームは、電動モータの回転軸に固定され、ウォームの電動モータ側の端面と電動モータのウォーム側の軸受け部の端面との間隔は、電動モータの回転軸の軸方向の可動範囲よりも狭いことが好ましい。
本発明の更に他の態様によれば、電動モータの非通電時にウォームギアから電動モータの回転軸に軸方向の力及び回転力が加わる場合、ウォームの電動モータ側の端面と電動モータのウォーム側の軸受け部の端面とが接触することになる。これらの端面の接触面の摩擦力は、ウォームギアから加わる軸方向の力により増加し、ウォームギアの回転(即ち、係止部材の移動)を阻止する力として作用する。これにより、ウォームギアの進み角を小さくする必要がなくなり、ウォームギアの喰いつき(ウォームとウォームホイール間のロック)のリスクも下げることができる。
本発明の更に他の態様に係るレンズ鏡筒において、保持機構は、規制部を光学部材の光軸方向に弾性をもって保持する弾性部材であり、リニアモータにより可動枠を規制部に当接させ、弾性部材を圧縮させると、係止部材は、電動アクチュエータにより係合部と係合する第1位置に移動可能である。したがって、係止部材を第1位置に移動させた後、リニアモータを非通電状態にすると、可動枠は弾性部材により係止部材に押圧される。この押圧力により係止部材の移動に対して摩擦力が発生するため、電動アクチュエータを非通電状態にしても係止部材を第1位置に保持することができる。
本発明の更に他の態様に係るレンズ鏡筒において、係止部材は、光学部材の光軸と異なる光軸と平行な軸を中心に回動自在に支持され、電動アクチュエータは、係止部材を第1位置と第2位置との間で回動させる電動モータであり、保持機構は、規制部を光学部材の光軸方向に弾性をもって保持する弾性部材と、係止部材が係合すると、係止部材の回動を阻止する凹部が形成された係合部とを含み、リニアモータにより可動枠を規制部に当接させ、弾性部材を圧縮させると、係止部材は、電動モータにより係合部の凹部と係合する第1位置に回動可能である。したがって、係止部材を第1位置に移動させた後、リニアモータを非通電状態にすると、可動枠は弾性部材により係止部材に押圧されるとともに、係合部の凹部が係止部材と係合する。係合部の凹部と係止部材との係合により、電動アクチュエータを非通電状態にしても係止部材が係合部(の凹部)から外れなくなり、係止部材を第1位置に保持することができる。
本発明の更に他の態様に係るレンズ鏡筒において、係止部材は、光学部材の光軸と異なる光軸と平行な軸を中心に回動自在に支持され、電動アクチュエータは、係止部材を第1位置と第2位置との間で回動させる電動モータであり、保持機構は、係止部材が第1位置に回動すると、係止部材の第2位置の方向への回動に対して抵抗となるバネ部材である。係止部材が第1位置に回動すると、バネ部材は、係止部材の第2位置の方向への回動に対して抵抗となる。これにより係止部材を第1位置に保持することができる。
本発明の更に他の態様に係るレンズ鏡筒において、バネ部材は、係止部材と固定枠との間に配設された引張りバネであり、係止部材の第1位置及び第2位置は、それぞれ引張りバネが最も伸張する中立位置を挟んで互いに反対側に位置し、係止部材が中立位置を超えて第1位置の方向に回動すると、引張りバネは、係止部材を第1位置の方向に付勢し、係止部材が中立位置を超えて第2位置の方向に回動すると、引張りバネは、係止部材を第2位置の方向に付勢することが好ましい。
引張りバネが最も伸張する中立位置を超えて係止部材が第1位置の方向に回動すると、引張りバネは、係止部材を第1位置の方向に付勢し、一方、引張りバネが最も伸張する中立位置を超えて係止部材が第2位置の方向に回動すると、引張りバネは、係止部材を第2位置の方向に付勢する。即ち、引張りバネは、係止部材の回動位置に応じて付勢方向が変化し、これにより係止部材が第1位置又は第2位置から逆方向に回動する場合の抵抗となり、僅かに回動しても元の位置に戻す働きがある。
本発明の更に他の態様に係るレンズ鏡筒において、引張りバネによる付勢力に抗して係止部材の回動範囲を規制する第1ストッパ及び第2ストッパを備えることが好ましい。
本発明の更に他の態様に係るレンズ鏡筒において、電動モータの軸に設けられた第1ギアと、係止部材の軸と同軸上に設けられた第2ギアであって、電動モータから少なくとも第1ギアを介して回転駆動力が伝達される第2ギアとを備え、引張りバネの一端は、固定枠に固定され、引張りバネの他端は、第2ギアに植設されたピンに固定されることが好ましい。
本発明の更に他の態様に係るレンズ鏡筒において、係止部材が第1位置に回動すると、ピンが第1ストッパに当接し、係止部材が第2位置に回動すると、ピンが第2ストッパに当接することが好ましい。
本発明の更に他の態様に係るレンズ鏡筒において、ピンと第1ストッパ、及びピンと第2ストッパとは、それぞれ弾性体を介して当接することが好ましい。これにより、ピンが第1ストッパ又は第2ストッパに当接する際の衝突音を軽減することができる。
本発明の更に他の態様に係るレンズ鏡筒において、弾性体は、ピンに装着されたOリングであることが好ましい。
本発明の更に他の態様に係るレンズ鏡筒において、規制部及び規制部に当接する可動枠の当接部の少なくとも一方に第1緩衝材が配設され、可動枠の係合部及び係止部材の少なくとも一方に第2緩衝材が配設されることが好ましい。これにより、光学部材をロックする際に又はロック状態中に、衝突音の発生を抑制し、また衝撃の緩和を図るようにしている。
本発明の更に他の態様に係るレンズ鏡筒において、光学部材は、フォーカスレンズである。
本発明の更に他の態様に係るレンズ鏡筒において、リニアモータは、ボイスコイルモータである。
本発明の更に他の態様に係るレンズ鏡筒において、係止部材が第1位置に回動すると、ピンが第1ストッパに当接し、係止部材が第2位置に回動すると、ピンが第2ストッパに当接す係止部材が第1位置に保持されているか否かを検出する位置検出部を備えることが好ましい。
本発明の更に他の態様に係る撮像装置は、上記のレンズ鏡筒を備えることが好ましい。
本発明の更に他の態様に係る撮像装置において、レンズ鏡筒は交換レンズである。
本発明の更に他の態様に係る撮像装置において、撮像装置を撮像可能な状態又は撮像不能な状態にする指示を受け付ける指示入力受付部と、指示入力受付部が撮像不能な状態にする指示を受け付けると、リニアモータを駆動し、可動枠が規制部に当接する位置に可動枠を移動させるリニアモータ制御部と、可動枠が規制部に当接する位置に移動すると、電動アクチュエータを駆動し、係止部材を第2位置から第1位置に移動させる電動アクチュエータ制御部と、係止部材が第1位置に移動すると、少なくともリニアモータ及び電動アクチュエータを駆動する電源をオフにする電源制御部と、を備えることが好ましい。
本発明の更に他の態様によれば、撮像装置が撮影状態にない場合(例えば、電源オフや再生時)、光学部材を駆動するリニアモータ等を非通電状態にするが、非通電状態にする前に、撮像装置を撮像不能な状態にする指示を受け付けると、リニアモータを駆動し、可動枠が規制部に当接する位置に可動枠を移動させる。その後、電動アクチュエータを駆動し、係止部材を第2位置から第1位置に移動させ、係止部材が第1位置に移動すると、少なくともリニアモータ及び電動アクチュエータを駆動する電源をオフにする。これにより、電力を消費することなく光学部材のロック状態を保持することができる。
本発明の更に他の態様に係る撮像装置において、電源制御部は、指示入力受付部が撮像可能な状態にする指示を受け付けると、少なくともリニアモータ及び電動アクチュエータを駆動する電源をオンにし、電動アクチュエータ制御部は、指示入力受付部が撮像可能な状態にする指示を受け、電動アクチュエータを駆動する電源がオンにされると、電動アクチュエータを駆動し、係止部材を第1位置から第2位置に移動させることが好ましい。これにより、光学部材のロック状態を解除し、撮像装置を撮像可能な状態にすることができる。
本発明によれば、非通電によりレンズ鏡筒内で光軸方向の移動がフリーになる光学部材をロックすることができ、特に保持機構により電力を使用せずに光学部材のロック状態を保持することができる。
図1は本発明に係るレンズ鏡筒の第1の実施形態を示す要部断面図 図2は図1に示した2−2線に沿う断面図 図3は第1の実施形態の電動アクチュエータの詳細を示す図 図4はレンズ鏡筒を備えた撮像装置の実施形態を示す図であり、主として撮像装置の電気的な内部構成を示すブロック図 図5は本発明に係るレンズ鏡筒の第2の実施形態を示す斜視図 図6は第2の実施形態のレンズ鏡筒に適用される電動アクチュエータの斜視図 図7は第2の実施形態のレンズ鏡筒の要部斜視図であり、アンロック状態を示す図 図8は第2の実施形態のレンズ鏡筒の要部斜視図であり、ロック状態を示す図 図9は本発明に係るレンズ鏡筒の第3の実施形態を示す斜視図であり、アンロック状態を示す図 図10は本発明に係るレンズ鏡筒の第3の実施形態を示す斜視図であり、ロック状態を示す図 図11は本発明に係るレンズ鏡筒の第4の実施形態を示す要部断面図であり、アンロック状態を示す図 図12は本発明に係るレンズ鏡筒の第4の実施形態を示す要部断面図であり、ロック直前の状態を示す図 図13は本発明に係るレンズ鏡筒の第4の実施形態を示す要部断面図であり、ロック状態を示す図 図14は本発明に係るレンズ鏡筒の第5の実施形態を示す要部斜視図 図15は本発明に係るレンズ鏡筒の第6の実施形態を示す要部斜視図 図16は本発明に係るレンズ鏡筒の第7の実施形態を示す要部断面図であり、アンロック状態を示す図 図17は本発明に係るレンズ鏡筒の第7の実施形態を示す要部断面図であり、ロック状態を示す図 図18は本発明に係るレンズ鏡筒の第8の実施形態を示す要部斜視図であり、アンロック状態を示す図 図19は本発明に係るレンズ鏡筒の第8の実施形態を示す要部斜視図であり、ロック状態を示す図 図20は本発明に係るレンズ鏡筒の第8の実施形態の動作を説明するために用いた図であり、ロック状態を示す図 図21は本発明に係るレンズ鏡筒の第8の実施形態の動作を説明するために用いた図であり、アンロック状態を示す図 図22は本発明が適用されるレンズ鏡筒の他の実施形態を示す要部断面図 図23は図22に示したレンズ鏡筒に適用される第1のロック機構を示す斜視図 図24は図22に示したレンズ鏡筒に適用される第2のロック機構を示す斜視図
以下、添付図面に従って本発明に係るレンズ鏡筒及び撮像装置の好ましい実施形態について説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明に係るレンズ鏡筒の第1の実施形態を示す要部断面図であり、図2は、図1に示した2−2線に沿う断面図である。
図1及び図2に示すレンズ鏡筒1は、本例ではオートフォーカス(Auto Focus/AF)機能を備えたレンズ交換式カメラの単焦点の交換レンズとして機能するものである。
このレンズ鏡筒1は、主として固定枠10と、光学部材(フォーカスレンズ)20を保持する可動枠22と、可動枠22を駆動するリニアモータの一種であるボイスコイルモータ(VCM:Voice Coil Motor)30と、可動枠22の移動を規制する規制部12と、可動枠22に設けられた係合部24と、可動枠22の移動を固定(ロック)する係止部材として機能するロックリング40と、ロックリング40を移動(回動)させる電動アクチュエータ50とから構成されている。
固定枠10には、主軸13及び副軸14が固定されている。本例では、主軸13及び副軸14の対物側の端部は、固定枠10に固定された支持部材10Aに固定されている。即ち、主軸13及び副軸14は、固定枠10に直接固定され、又は支持部材10Aを介して間接的に固定枠10に固定される。
フォーカスレンズ20を保持する可動枠22は、主軸13及び副軸14にガイドされて、フォーカスレンズ20の光軸方向(光軸Lの方向)に沿って固定枠10に移動自在に支持されている。これにより、フォーカスレンズ20は、可動枠22、主軸13及び副軸14により固定枠10に対して光軸方向に移動自在に配設される。
本例のVCM30は、図2に示すように可動枠22に対して2組設けられている。このVCM30は、VCM30のコイル部32Aが可動枠22側に配設され、磁石32Bを備えたヨーク32Cが固定枠10側に配設(図示せず)された、ムービングコイル型のVCM30である。
VCM30は、滑らかな動作が得られ、かつ分解能が高いため、フォーカスレンズ20のアクチュエータとして好適であるが、非通電状態では位置保持能力がないため、フォーカスレンズ20の移動はフリーになる。
また、可動枠22には、3つの係合部(突起部)24が等間隔で設けられている(図2)。
可動枠22の移動を規制する規制部12は、固定枠10側(本例では、固定枠10に固定された支持部材10A)に配設されている。この規制部12は、可動枠22が可動範囲の一方側の端部(本例では対物側の端部)に移動すると、可動枠22(本例では、当接部を兼ねる係合部24)に当接し、可動枠22の移動を規制する。
図1に示すように規制部12には第1緩衝材80が配設されており、規制部12は、第1緩衝材80を介して可動枠22の係合部24に当接するが、可動枠22の係合部24以外の部分に当接してもよい。また、第1緩衝材80は必須ではないが、可動枠22の衝突時の衝突音の発生を抑制し、また衝撃の緩和を図るために設けることが好ましい。更に第1緩衝材80は、規制部12に設ける場合に限らず、規制部12と当接する可動枠22に設けてもよく、あるいは規制部12及び可動枠22の両方に設けてもよい。
可動枠22の移動を固定(ロック)する係止部材として機能するロックリング40は、フォーカスレンズ20の光軸Lを中心に固定枠10に対して回動自在に支持され、また、可動枠22の3つの係合部24に対応して、ロックリング40の内側から突出する3つのロック部40A(図2)を有している。尚、図2に示すロックリング40は、3つのロック部40Aが、可動枠22の3つの係合部24から退避した第2位置(アンロック位置)に位置しているが、図2上で時計回り方向に回動し、ロック部40Aが二点鎖線で示す第1位置(ロック位置)に移動すると、係合部24と係合する。
図1に示すようにロックリング40のロック部40Aには、第2緩衝材82が配設されており、ロック部40Aは、第2緩衝材82を介して可動枠22の係合部24に当接可能になっている。この第2緩衝材82は必須ではないが、衝突音の発生を抑制し、また衝撃の緩和を図るために設けることが好ましい。更に第2緩衝材82は、ロック部40Aに設ける場合に限らず、可動枠22の係合部24に設けてもよく、あるいはロック部40A及び係合部24の両方に設けてもよい。
ロックリング40の外周の一部には、ギア40Bが設けられており、ロックリング40は、電動アクチュエータ50からギア40Bを介して伝達される回転駆動力によりロック位置又はアンロック位置に移動(回動)する。
[電動アクチュエータ]
<電動アクチュエータの第1実施形態>
次に、ロックリング40をロック位置とアンロック位置との間で回動させる電動アクチュエータ50の第1の実施形態について説明する。
電動アクチュエータ50は、電動モータ52と、電動モータ52の回転駆動力をロックリング40に伝達する動力伝達機構とを有し、この動力伝達機構には、ウォームギア56が組み込まれている。
電動モータ52の回転軸には、ウォームギア56のウォーム56Aが固定され、ウォーム56Aと噛み合うウォームホイール56Bと同軸上に平歯ギア57が設けられている。この平歯ギア57は、ロックリング40の周囲に設けられたギア40Bと噛み合っている。
したがって、電動モータ52を駆動すると、その回転駆動力は、ウォームギア56(ウォーム56A、ウォームホイール56B)、平歯ギア57及びギア40Bを介してロックリング40に伝達され、ロックリング40をロック位置とアンロック位置との間で回動させる。
ウォームギア56を含む動力伝達機構は、ウォームギア56の有する不可逆回転機能により、電動モータ52を非通電状態にしてもロックリング40をロック位置等に保持することができる。例えば、レンズ鏡筒1が振られて、可動枠22(フォーカスレンズ20)を介してロックリング40に繰り返し外力が加わっても、ロックリング40をロック位置に保持することができる。
また、ウォームギア56を含む動力伝達機構は、ウォームギア56により大きな減速比が得られるため、コンパクトにすることができる。
図3は、第1の実施形態の電動アクチュエータ50の詳細を示す図である。
図3に示すように電動モータ52は、軸受け部52A,52Bにより回転軸が軸支されている。
電動モータ52の回転軸には、ウォーム56Aが固定され、ウォーム56Aにはウォームホイール56Bが噛み合っている。また、電動モータ52とウォーム56Aとの間の回転軸には、ワッシャ54が設けられている。尚、ワッシャ54は省略することができる。
本例のウォームギア56は、進み角γが20度以下のものが使用されている。20度以下の進み角γを有するウォームギア56を使用することで、ウォームギアの不可逆回転機能をより有効に発揮させることができる。
また、ウォーム56Aの電動モータ52側の端面と電動モータ52のウォーム56A側の軸受け部52Aの端面(本例では、ワッシャ54の端面)との間隔をAとし、電動モータ52の回転軸の軸方向の可動範囲をBとすると、A<Bの関係になっている。
間隔Aを可動範囲Bよりも狭くすること(A<Bとすること)で、仮にロックリング40を介してウォームギア56を逆転させる方向の外力が加わった場合、ウォーム56Aを介して電動モータ52の回転軸には軸方向の力が作用する。この軸方向の力により電動モータ52の回転軸が軸方向に移動し、ウォーム56Aの端面が電動モータ52の軸受け部52Aの端面(ワッシャ54の端面)に接触し、これらの端面の接触面に摩擦力が発生する。この摩擦力は、ウォームギア56から加わる軸方向の力により増加し、ウォームギア56の回転(即ち、ロックリング40の回転)を阻止する力として作用する。
これにより、ウォームギア56の進み角γを小さくする必要がなくなり、ウォームギア56の喰いつき(ウォーム56Aとウォームホイール56B間のロック)のリスクも下げることができる。
また、それぞれ接触する端面は、摩擦係数が大きいもの、又は摩擦係数が大きくなるように加工したものが好ましい。
[撮像装置]
図4は、レンズ鏡筒1を備えた撮像装置100の実施形態を示す図であり、主として撮像装置100の電気的な内部構成を示すブロック図である。
レンズ鏡筒1は、フォーカスレンズ20及び絞り等の光学部材を備えた固定枠10、VCM30、及び電動アクチュエータ50の他に、レンズ側CPU(Central Processing Unit)4、レンズ側通信部6、及びレンズマウント8を備える。
レンズ側CPU4は、レンズ鏡筒1を統括制御するもので、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)を内蔵している。
レンズ側CPU4は、ROMに格納された制御プログラムに従い、RAMを作業領域として、レンズ鏡筒1の各部を統括制御する。
レンズ側通信部6は、レンズマウント8がカメラ本体110の本体マウント150に装着されている状態で、レンズマウント8に設けられた複数の端子を介してカメラ本体110との通信を行う。即ち、レンズ側通信部6は、レンズ側CPU4の指令に従って、レンズマウント8及び本体マウント150を介して接続されたカメラ本体110の本体側通信部140との間で、リクエスト信号、回答信号の送受信(双方向通信)を行い、固定枠10内の各光学部材のレンズ情報(フォーカスレンズ20のフォーカス位置情報、及び絞り情報等)を、カメラ本体110に通知する。
また、レンズ側通信部6は、フォーカスレンズ20をロック又はアンロックするリクエスト信号、回答信号の送受信を行う。更にレンズ鏡筒1には、カメラ本体110からレンズマウント8を介して駆動用の電源が供給される。
カメラ本体110からフォーカスレンズ20をロックするリクエスト信号を受信すると、レンズ側CPU4は、ROMに格納された制御プログラムにしたがって各部を制御し、以下に示す手順でフォーカスレンズ20のロックを実行する。
リニアモータ制御部として機能するレンズ側CPU4は、カメラ本体110から撮像装置100を撮像不能な状態にする指示(フォーカスレンズ20をロックするリクエスト信号)を受け付けると、まず、VCM30を駆動し、可動枠22が規制部12に当接する位置(図1に示す位置)に可動枠22を移動させる。
可動枠22が規制部12(本例では第1緩衝材80)に当接する位置に移動すると、電動アクチュエータ制御部として機能するレンズ側CPU4は、電動アクチュエータ50(電動モータ52)を駆動し、ロックリング40をアンロック位置(図2に示す位置)からロック位置に回動させる。
これにより、図1に示すように可動枠22の係合部24は、規制部12(の第1緩衝材80)と、ロックリング40のロック部40A(の第2緩衝材82)との間で挟まれ、可動枠22は、移動不能に固定(ロック)される。
このようにして可動枠22(フォーカスレンズ20)が、ロックリング40によりロックされると、電源制御部として機能するレンズ側CPU4は、少なくともVCM30及び電動モータ52を駆動する電源をオフにする(電源の供給を停止する)。
図3で説明したようにウォームギア56の有する不可逆回転機能により、VCM30及び電動モータ52を非通電状態にしてもロックリング40をロック位置に保持することができる。
一方、レンズ側CPU4は、カメラ本体110から撮像装置100を撮像可能な状態にする指示(フォーカスレンズ20をアンロックするリクエスト信号)を受け付けると、まず、電動モータ52を駆動し、ロックリング40をロック位置からアンロック位置に回動させ、可動枠22のロックを解除する。
レンズ側CPU4は、可動枠22のロック解除後に、カメラ本体110からの指令に基づいてVCM30を駆動することにより、可動枠22(フォーカスレンズ20)を所望の位置に移動させる。
カメラ本体110は、イメージセンサ112、本体側CPU120、操作部130、本体側通信部140、本体マウント150、電源制御部170、及びバッテリ160等を備える。尚、カメラ本体110には、その他、イメージセンサ112から得られる画像データを処理するデジタル信号処理部、圧縮伸張処理部、記録制御部、及び表示部等を備えているが、図4では省略する。
操作部130は、電源スイッチ、シャッタレリーズスイッチ、撮影モード、再生モード等の各種のモードを選択するスイッチ又はダイヤルを含む。
本体側CPU120は、操作部130からの操作入力に基づいてカメラ本体110の各部を統括制御する。
本体側通信部140は、本体側CPU120の指令に従って、本体マウント150及びレンズマウント8を介して接続されたレンズ鏡筒1のレンズ側通信部6との間で、リクエスト信号、回答信号の送受信(双方向通信)を行う。尚、本体マウント150には、複数の端子が設けられており、レンズ鏡筒1がカメラ本体110に装着(レンズマウント8と本体マウント150とが接続)されると、本体マウント150に設けられた複数の端子と、レンズマウント8に設けられた複数の端子とが電気的に接続され、本体側通信部140とレンズ側通信部6との間で双方向通信が可能になる。
電源制御部170は、本体側CPU120の指令に従って、バッテリ160から供給される電源電圧をカメラ本体110の各部に与えるとともに、本体マウント150及びレンズマウント8を介してレンズ鏡筒1の各部に与える。尚、電源制御部170は、本体側CPU120の指令に従って、本体マウント150及びレンズマウント8を介してレンズ鏡筒1に与える電源電圧のオン及びオフの切り替えを行う。
カメラ本体110は、指示入力受付部として機能する操作部130から撮像可能な状態にする指示(例えば、撮影モードで電源を立ち上げる操作部130の電源スイッチのオン、又は再生モードから撮影モードへのモード切替え)を受け付けると、フォーカスレンズ20をアンロックするリクエスト信号を、本体側通信部140、本体マウント150、レンズマウント8、及びレンズ側通信部6を介してレンズ側CPU4に送信する。
また、カメラ本体110は操作部130から撮像不能な状態にする指示(例えば、電源スイッチのオフ、又は撮影モードから再生モードへのモード切替え)を受け付けると、フォーカスレンズ20をロックするリクエスト信号を、本体側通信部140、本体マウント150、レンズマウント8、及びレンズ側通信部6を介してレンズ側CPU4に送信する。
レンズ鏡筒1(レンズ側CPU4)は、前述したようにカメラ本体110からフォーカスレンズ20をアンロックするリクエスト信号を受信すると、ROMに格納された制御プログラムにしたがって各部を制御し、フォーカスレンズ20をアンロック状態する動作を実行し、また、カメラ本体110からフォーカスレンズ20をロックするリクエスト信号を受信すると、フォーカスレンズ20をロック状態にする動作を実行する。
尚、カメラ本体110は、電源スイッチがオフされた場合、レンズ鏡筒1からフォーカスレンズ20がアンロック状態にされたことを示す回答信号を受信した後、レンズ鏡筒1への電源をオフすることは言うまでもない。
[第2の実施形態]
図5は、本発明に係るレンズ鏡筒の第2の実施形態を示す斜視図である。尚、図1及び図2に示した第1の実施形態のレンズ鏡筒1と共通する部分には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図5に示す第2の実施形態のレンズ鏡筒1−2は、主としてロックリング40の代わりに係止部材40−2が使用され、また、当接部材70が追加されている点で、第1の実施形態と相違する。
係止部材40−2は、ロックリング40と同様にフォーカスレンズ20の光軸Lを中心に固定枠10に対して回動自在に支持されているが、リング状には形成されておらず、円弧状に形成されている。
図6は、第2の実施形態のレンズ鏡筒1−2に適用される電動アクチュエータ50の斜視図である。
図6に示す電動アクチュエータ50のギア列の平歯ギア57は、係止部材40−2に形成されたギア40Bと噛合している。したがって、電動モータ52を駆動すると、その回転駆動力は、ウォームギア56、平歯ギア57及びギア40Bを介して係止部材40−2に伝達され、係止部材40−2をロック位置とアンロック位置との間で回動させる。
図7及び図8は、それぞれ第2の実施形態のレンズ鏡筒1−2の要部斜視図であり、図7はアンロック状態に関して示しており、図8はロック状態に関して示している。
図7及び図8に示すように係止部材40−2には、1つのロック部40Aが設けられ、可動枠22には、ロック部40Aに対応する1つの係合部24が設けられている。
図7に示すように係止部材40−2(ロック部40A)がアンロック位置に移動した場合、可動枠22(フォーカスレンズ20)はアンロック状態となり、光軸方向に移動可能となる。
一方、図8に示すように係止部材40−2(ロック部40A)がロック位置に移動した場合、ロック部40A(第1緩衝材80)が可動枠22の係合部24と当接可能になり、可動枠22(フォーカスレンズ20)はロック状態となる。
即ち、図8上で、可動枠22に上方向への外力が加わる場合、可動枠22の係合部24がロック部40Aに当接するため、可動枠22の上方向の移動が阻止される。尚、図7及び図8に示す可動枠22は、可動枠22の可動範囲の端部に位置し、図1に示すように規制部12により移動が規制されているため、可動枠22は、図7及び図8に示す位置から下方への移動は阻止されている。
当接部材70は、例えば、金属板により形成され、固定枠10にビスにより固定されている。また、当接部材70は、ロック位置に移動した可動枠22の係合部24とは、係止部材40−2(ロック部40A)を挟んで反対側に設けられている。そして、当接部材70は、可動枠22に外力が加わり、可動枠22から係合部24及びロック部40Aを介して係止部材40−2に外力が加わる場合に、その外力を受け止める役割を果たす。これにより、係止部材40−2が破損しないようにすることができる。
尚、第2の実施形態のレンズ鏡筒1−2は、第1の実施形態と同様にウォームギア56(図6)の不可逆回転機能により、電動モータ52を非通電状態にしても係止部材40−2をロック位置に保持することができる。
[第3の実施形態]
図9及び図10は、それぞれ本発明に係るレンズ鏡筒の第3の実施形態を示す斜視図であり、図9はアンロック状態に関して示しており、図10はロック状態に関して示している。尚、第1の実施形態及び第2の実施形態のレンズ鏡筒と共通する部分には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図9及び図10に示す第3の実施形態のレンズ鏡筒1−3は、主として係止部材40−3が、第2の実施形態のレンズ鏡筒1−2の係止部材40−2と相違する。
図9及び図10に示すように第3の実施形態のレンズ鏡筒1−3の係止部材40−3は、光学部材(フォーカスレンズ20)の光軸と異なる光軸と平行な回転軸を中心に回動自在に支持されている。
係止部材40−3は、電動アクチュエータ50から加わる回転駆動力により、図9に示すアンロック位置と図10に示すロック位置との間で回動する。
可動枠22には、光軸方向と直交する方向に張り出した係合部24を有しており、係止部材40−3が、図9に示すアンロック位置に移動している場合、係合部24と係止部材40−3のロック部40Aとは係合せず、可動枠22は光軸方向に移動可能になる。
一方、係止部材40−3が、図10に示すロック位置に移動すると、係合部24と係止部材40−3のロック部40Aとが係合し、可動枠22の光軸方向に移動が規制される。
第3の実施形態のレンズ鏡筒1−3は、第1、第2の実施形態と同様に電動アクチュエータ50のウォームギア56(図6)の不可逆回転機能により、電動モータ52を非通電状態にしても係止部材40−3をロック位置(図10)に保持することができる。
また、当接部材70は、可動枠22に外力が加わり、可動枠22から係合部24及びロック部40Aを介して係止部材40−3に外力が加わる場合に、その外力を受け止めることができ、係止部材40−3の破損を防止することができる。
[第4の実施形態]
図11から図13は、それぞれ本発明に係るレンズ鏡筒の第4の実施形態を示す要部断面図である。尚、第4の実施形態のレンズ鏡筒1−4において、図1に示した第1の実施形態のレンズ鏡筒1と共通する部分には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図11は、フォーカスレンズ20を保持する可動枠22がアンロック状態の場合に関して示しており、可動枠22は、VCM30(図2)からの直進駆動力により光軸方向に移動することができる。
可動枠22の可動範囲の一方側(本例では対物側)の端部を超える移動を規制する規制部12は、固定枠10側(本例では、固定枠10に固定された支持部材10A)に、弾性部材(本例ではコイルバネ)62を介して配設されている。尚、弾性部材62は、コイルバネに限らず、スポンジ、ゴム等の他の弾性部材でもよい。
係止部材40−4は、電動モータ52の回転軸に配設された回転部材であり、電動モータ52の回転駆動力によりロック位置及びアンロック位置に移動(回動)できるようになっている。尚、係止部材40−4には、電動モータ52から係止部材40−4に直接回転駆動力を伝達する場合に限らず、電動モータ52から減速機構を介して係止部材40−4に回転駆動力を伝達するようにしてもよい。
上記構成のレンズ鏡筒1−4において、図11に示す可動枠22のアンロック状態から可動枠22をロック状態する場合、まず、可動枠22を光軸方向に移動させるVCM30の直進駆動力により、可動枠22の可動範囲の一方側(本例では対物側)の端部まで可動枠22を移動させる。
12は、VCM30の光軸方向の直進駆動力により可動枠22が対物側の端部に移動した状態に関して示している。この場合、弾性部材62には、可動枠22の係合部24を介してVCM30から直進駆動力が加わり、弾性部材62は、図12に示すように図11に示す状態から圧縮される。弾性部材62が可動枠22により圧縮されると(即ち、弾性部材62が圧縮されるまで可動枠22が移動すると)、係止部材40−4は、可動枠22の係合部24と干渉せずに回動可能になる。
この状態で、図12に示すように電動モータ52により係止部材40−4をロック位置まで回動させると、係止部材40−4の先端部が、可動枠22の係合部24の対物側の端面とは反対側の端面と係合可能になる。
続いて、VCM30を非通電状態にするとともに、電動モータ52を非通電状態にする。VCM30の非通電により、圧縮されていた弾性部材62は、伸張して可動枠22を対物側とは反対方向に移動させ、可動枠22の係合部24を係止部材40−4に当接させる。
これにより、図13に示すように可動枠22の係合部24は、規制部12と係止部材40−4との間で挟まれ、可動枠22は、移動不能に固定(ロック)される。
また、可動枠22の係合部24と係止部材40−4とが当接する当接面には、弾性部材62による押圧力が加わる。この押圧力により係止部材40−4の移動(レンズ鏡筒1が振られ、可動枠22を介して繰り返し加わる外力による係止部材40−4の回動)に対して摩擦力が発生するため、電動モータ52を非通電状態にしても係止部材40−4をロック位置に保持することができる。
この場合、弾性部材62は、係止部材40−4の移動を阻止し、可動枠22をロック位置に保持する保持機構の一部として機能する。また、可動枠22の係合部24と係止部材40−4とが当接する当接面に、摩擦係数を大きくする加工を施し、又は摩擦係数の大きな摩擦材を設けることが好ましい。
[第5の実施形態]
図14は、本発明に係るレンズ鏡筒の第5の実施形態を示す要部斜視図である。尚、第5の実施形態のレンズ鏡筒1−5において、図11等に示した第4の実施形態のレンズ鏡筒1−4と共通する部分には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図14に示す第5の実施形態のレンズ鏡筒1−5は、可動枠22の係合部24−1の形状が、第4の実施形態のレンズ鏡筒1−4の可動枠22の係合部24の形状と相違する。
即ち、レンズ鏡筒1−5の可動枠22の係合部24−1は、係止部材40−4が係合すると、係止部材40−4の回動を阻止する凹部25Aが形成されている。
第5の実施形態のレンズ鏡筒1−5によれば、VCM30の直進駆動力により、可動枠22をその可動範囲の一端(図14に示す二点鎖線で示す位置)まで移動させ、その後、電動モータ52により係止部材40−4をロック位置(係合部24−1の凹部25Aと係合する位置)に回動させて、VCM30を非通電状態にする。圧縮されていた弾性部材62(図12)は、VCM30の非通電により可動枠22を、二点鎖線で示す位置から実線で示す位置まで移動させ、ここで可動枠22の係合部24−1の凹部25Aと係止部材40−4とを係合させる。
したがって、レンズ鏡筒1−5が振られて、可動枠22を介して係止部材40−4に繰り返し外力が加わっても、凹部25Aと係止部材40−4との係合により、係止部材40−4の回転を阻止することができ、係止部材40−4の位置(ロック位置)を保持することができる。この場合、規制部12を介して可動枠22を光軸方向に付勢する弾性部材62(図11等)と、可動枠22に設けられた係合部24−1の凹部25Aとは、電動モータ52がオフされた場合に係止部材40−4をロック位置に保持する保持機構として作用する。
[第6の実施形態]
図15は、本発明に係るレンズ鏡筒の第6の実施形態を示す要部斜視図である。尚、第6の実施形態のレンズ鏡筒1−6において、図14に示した第5の実施形態のレンズ鏡筒1−5と共通する部分には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図15に示す第6の実施形態のレンズ鏡筒1−6は、主として可動枠22の係合部24−2の形状が、第5の実施形態のレンズ鏡筒1−5の可動枠22の係合部24−1の形状と相違する。
レンズ鏡筒1−6の可動枠22の係合部24−2は、鉤状に形成されており、可動枠22の側面との間に係止部材40−4の回動を阻止する凹部25Bを形成する。即ち、第6の実施形態の可動枠22の係合部24−2の凹部25Bと、第5の実施形態の可動枠22の係合部24−1の凹部25Aとは、凹部の向きが異なり、その他の点では共通する。
したがって、レンズ鏡筒1−6が振られて、可動枠22を介して係止部材40−4に繰り返し外力が加わっても、凹部25Bと係止部材40−4との係合により、係止部材40−4の回転を阻止することができ、係止部材40−4の位置(ロック位置)を保持することができる。
[第7の実施形態]
図16及び図17は、それぞれ本発明に係るレンズ鏡筒の第7の実施形態を示す要部断面図である。尚、第7の実施形態のレンズ鏡筒1−7において、図11に示した第4の実施形態のレンズ鏡筒1−4と共通する部分には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図16及び図17に示す第7の実施形態のレンズ鏡筒1−7は、主として電動モータ52により回動する係止部材40−4を、アンロック位置及びロック位置で保持する保持機構が相違する。
この保持機構は、係止部材40−4の先端部と固定枠10側との間に配設されたバネ部材(引張りバネ)64により構成されている。
図16に示すように電動モータ52により係止部材40−4が、図16上で時計回り方向に回動し、ストッパ(第2ストッパ)65に当接する場合、係止部材40−4には引張りバネ64により時計回り方向の付勢力が加わる。これにより、係止部材40−4は、電動モータ52がオフにされてもストッパ65に当接する位置(可動枠22の係合部24から退避したアンロック位置)にて保持される。
一方、電動モータ52により係止部材40−4が、図16上で反時計回り方向(矢印で示す方向)に回動し、図17に示すように係止部材40−4の先端部が可動枠22の側面(第1ストッパ)に当接する場合、係止部材40−4には引張りバネ64により反時計回り方向の付勢力が加わる。これにより、係止部材40−4は、電動モータ52がオフにされても先端部が可動枠22の側面に当接する位置(係止部材40−4が可動枠22の係合部24と係合可能なロック位置)にて保持される。
即ち、係止部材40−4のロック位置とアンロック位置は、引張りバネ64が最も伸張する中立位置を挟んで互いに反対側に位置する。係止部材40−4は、中立位置を超えてロック位置の方向(反時計回り方向)に回動させられると、引張りバネ64により反時計回り方向に付勢され、かつ係止部材40−4の先端部が可動枠22の側面(第1ストッパ)に当接して回動が規制される。また、係止部材40−4は、中立位置を超えてアンロック位置の方向(時計回り方向)に回動させられると、引張りバネ64により時計回り方向に付勢され、かつ係止部材40−4の先端部がストッパ65に当接して回動が規制される。
したがって、レンズ鏡筒1−7が振られて、可動枠22を介して係止部材40−4に力が繰り返し加わっても、引張りバネ64の付勢力が係止部材40−4のアンロック位置の方向への回動に対して抵抗となり、係止部材40−4をロック状態に維持することができる。
[第8の実施形態]
図18及び図19は、それぞれ本発明に係るレンズ鏡筒の第8の実施形態を示す要部斜視図であり、図18はアンロック状態を示し、図19はロック状態を示す。尚、第8の実施形態のレンズ鏡筒1−8において、図16及び図17に示した第7の実施形態のレンズ鏡筒1−7と共通する部分には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図18及び図19に示す第8の実施形態のレンズ鏡筒1−8は、図16及び図17に示した第7の実施形態のレンズ鏡筒1−7の変形例であり、光学部材(フォーカスレンズ)を保持する可動枠22(図16参照)に設けられた係合部24を、アンロック位置及びロック位置で保持する保持機構として引張りバネ64を備えている点で、第7の実施形態と共通するが、係止部材40−8を移動(回動)させる機構が、第7の実施形態と相違する。
係止部材40−8を移動(回動)させる電動アクチュエータ50−1は、電動モータ52と、電動モータ52の回転駆動力を係止部材40−8に伝達する動力伝達機構として機能する第1ギア58A、係止部材40−8と同軸上に設けられた第2ギア58Bとからなり、係止部材40−8を第1位置(ロック位置)と第2位置(アンロック位置)との間で回動させる。
ここで、係止部材40−8のロック位置とは、図19に示すように係止部材40−8が、可動枠に設けられた係合部24と係合し、可動枠の光軸方向の移動を阻止する位置をいい、係止部材40−8のアンロック位置とは、図18に示すように係止部材40−8が、可動枠に設けられた係合部24から退避し、可動枠の光軸方向(図18上の矢印方向)への移動を可能にする位置をいう。
係止部材40−8をロック位置及びアンロック位置で保持する保持機構は、レンズ鏡筒の固定枠に植設された第1ピン66Aと第2ギア58Bに植設されたピン(第2ピン)66Bとの間に配設された引張りバネ64である。
電動モータ52の回転軸には第1ギア58Aが配設され、この第1ギア58Aに第2ギア58Bが噛合している。また、第2ギア58Bが固定された回転軸の他端には、係止部材40−8が固定されている。これにより、電動モータ52の回転駆動力は、第1ギア58A、第2ギア58Bを介して係止部材40−8に伝達され、係止部材40−8を回動させることができる。尚、電動モータ52の回転軸に設けられた第1ギア58Aから他のギア(減速ギア列)を経由して第2ギア58Bに回転駆動力を伝達するようにしてもよい。
また、係止部材40−8の一端には、遮光部材40−8Aが設けられており、レンズ鏡筒1−8は、この遮光部材40−8Aの有無を検出するフォトインタラプタ69を備えている。
フォトインタラプタ69は、係止部材40−8がロック位置に保持されているか否かを検出する位置検出部として機能する。本例では、遮光部材40−8Aによりフォトインタラプタ69の光路が遮光状態となる場合(図18の場合)は、係止部材40−8がアンロック位置に保持されていると判別し、遮光部材40−8Aによりフォトインタラプタ69の光路が非遮光状態となる場合(図19の場合)は、係止部材40−8がロック位置に保持されていると判別する。
次に、上記構成のレンズ鏡筒1−8の可動枠のロック/アンロック動作について説明する。
図20及び図21は、それぞれレンズ鏡筒1−8の動作を説明するために用いた図であり、図20はアンロック状態を示し、図21はロック状態を示す図である。
図18から図21において、電動モータ52が正転駆動又は逆転駆動され、引張りバネ64が最も伸張する中立位置(第1ピン66A、第2ギア58Bの回転軸、及び第2ピン66Bが一直線上に並ぶ位置)を超えて、第2ギア58Bがアンロック位置の方向(反時計回り方向)に駆動されると、第2ギア58Bには、引張りバネ64の付勢力により反時計回り方向に回転駆動力が作用する。
一方、電動モータ52が逆転駆動又は正転駆動され、引張りバネ64の中立位置を超えて、第2ギア58Bがロック位置の方向(時計回り方向)に駆動されると、第2ギア58Bには、引張りバネ64の付勢力により時計回り方向に回転駆動力が作用する。
また、レンズ鏡筒1−8の固定枠には、第2ギア58B(係止部材40−8)の回動範囲を規制する第1ストッパ68A及び第2ストッパ68Bが設けられている。更に、第2ギア58Bに植設された第2ピン66Bには、弾性体として機能するOリング67が装着されている。
したがって、図20の下図に示すように、第2ピン66Bに装着されたOリング67が、第2ストッパ68B(の端面)に当接する場合(第2ギア58Bがアンロック位置に回動する場合)、引張りバネ64は、第2ギア58Bを反時計回り方向に付勢し、電動モータ52の電源がオフされても第2ギア58B(係止部材40−8)を、アンロック位置に維持することができる。
同様に、図21の下図に示すように、第2ピン66Bに装着されたOリング67が、第1ストッパ68A(の端面)に当接する場合(第2ギア58Bがロック位置に回動する場合)、引張りバネ64は、第2ギア58Bを時計回り方向に付勢し、電動モータ52の電源がオフされても第2ギア58B(係止部材40−8)を、ロック位置に維持することができる。
[他の実施形態]
図22は、本発明が適用されるレンズ鏡筒の他の実施形態を示す要部断面図である。
図22に示すレンズ鏡筒1−9は、フォーカシングに際して、互いに逆方向に駆動される対物側の第1フォーカスレンズ20A(第1光学部材)と結像側の第2フォーカスレンズ20B(第2光学部材)とを備えている。即ち、このレンズ鏡筒1−9は、第1フォーカスレンズ20Aと第2フォーカスレンズ20Bとの間隔を変えてフォーカシングを行うフローティング機構が採用されたものである。
第1フォーカスレンズ20Aを保持する第1可動枠22A及び第2フォーカスレンズ20Bを保持する第2可動枠22Bは、固定枠10に対して光軸方向に移動自在に支持され、それぞれ対応するVCM30A,30B(第1リニアモータ、第2リニアモータ)により独立して光軸方向に駆動される。
<レンズ鏡筒1−9に適用される第1のロック機構>
図23は、図22に示したレンズ鏡筒1−9に適用される第1のロック機構を示す斜視図である。
図23に示す第1のロック機構は、第1可動枠22A及び第2可動枠22Bを同時にロックするもので、固定枠10(図22)に設けられた第1規制部及び第2規制部(図示せず)と、第1可動枠22A及び第2可動枠22Bにそれぞれ設けられた第1係合部24A及び第2係合部24Bと、係止部材40−9とを含む。
第1規制部及び第2規制部は、それぞれ図11に示した弾性部材62により支持された規制部12と同様に構成され、第1規制部は、第1可動枠22Aの可動範囲の対物側の端部で第1可動枠22Aに当接し、第1可動枠22Aの移動を規制し、第2規制部は、第2可動枠22Bの可動範囲の結像側の端部で第2可動枠22Bに当接し、第2可動枠22Bの移動を規制する部材である。
係止部材40−9は、電動モータ52により図23に示すロック位置と二点鎖線で示すアンロック位置との間で回動可能になっている。即ち、係止部材40−9は、第1可動枠22A及び第2可動枠22Bがそれぞれ第1規制部及び第2規制部に当接するときの、第1係合部24Aと第2係合部24Bとの間隔に対応する長さを有し、第1可動枠22A及び第2可動枠22Bをロックする場合に第1係合部24Aと第2係合部24Bとの間に挿入され、第1可動枠22A及び第2可動枠22Bのロックを解除する場合に第1係合部24Aと第2係合部24Bとの間から退避させられる。
第1可動枠22A及び第2可動枠22Bをロックする場合、第1可動枠22A及び第2可動枠22Bがそれぞれ第1規制部及び第2規制部に当接するようにVCM30A,30Bより第1可動枠22A及び第2可動枠22Bを移動させ、その後、電動モータ52を駆動して係止部材40−9をロック位置に移動(第1係合部24Aと第2係合部24Bとの間に挿入)させる。これにより、第1可動枠22Aは、第1規制部と係止部材40−9の対物側の端部との間に挟まれてロックされ、第2可動枠22Bは、第2規制部と係止部材40−9の結像側の端部との間に挟まれてロックされる。
ロック状態の係止部材40−9は、図11等に示した第4の実施形態と同様に係止部材40−9の対物側の端面と第1係合部24Aとの当接面、及び係止部材40−9の結像側の端面と第2係合部24Bとの当接面との間に発生する摩擦力により、電動モータ52を非通電状態にしてもロック位置に保持される。
尚、第1係合部24A及び第2係合部24Bの少なくとも一方に凹部を形成し、この凹部に係止部材40−9を係合させるように構成するようにしてもよく、この場合、図14に示した第5の実施形態と同様に凹部により係止部材40−9を確実にロック位置で固定することができる。また、電動モータ52と係止部材40−9との間の動力伝達機構として、図1に示したウォームギア56を組み込むようにしてもよく、この場合、ウォームギア56の不可逆回転機能により、電動モータ52を非通電状態にしても係止部材40−9をロック位置に保持することができる。
<レンズ鏡筒1−9に適用される第2のロック機構>
図24は、図22に示したレンズ鏡筒に適用される第2のロック機構を示す斜視図である。
図24に示す第2のロック機構は、第1可動枠22A及び第2可動枠22Bを同時にロックするもので、固定枠10(図22)に設けられた第1規制部及び第2規制部(図示せず)と、第1可動枠22A及び第2可動枠22Bにそれぞれ設けられた第1係合部24A及び第2係合部24Bと、係止部材40−10とを含む。
第1規制部及び第2規制部は、それぞれ図11に示した弾性部材62により支持された規制部12と同様に構成され、第1規制部は、第1可動枠22Aの可動範囲の対物側の端部で第1可動枠22Aに当接し、第1可動枠22Aの移動を規制し、第2規制部は、第2可動枠22Bの可動範囲の結像側の端部で第2可動枠22Bに当接し、第2可動枠22Bの移動を規制する部材である。
係止部材40−10は、光学部材(第1フォーカスレンズ20A、第2フォーカスレンズ20B)の光軸に沿って移動自在に支持され、かつ光軸に沿って歯が直線状に並んだ第1ラック部44Aと、光軸に沿って移動自在に支持され、かつ光軸に沿って歯が直線状に並んだ第2ラック部44Bと、第1ラック部44Aと第2ラック部44Bとの間に配置され、電動アクチュエータからの回転駆動力により回転し、第1ラック部44A及び第2ラック部44Bを互いに逆方向に移動させるピニオンギア46とを有する。
係止部材40−10を構成する第1ラック部44Aと第2ラック部44Bは、ピニオンギア46を駆動することで、図24の実線で示すアンロック位置と二点鎖線で示すロック位置との間でそれぞれ逆方向に移動可能になっている。即ち、VCM30を非通電状態にして第1可動枠22A及び第2可動枠22Bの光軸方向の移動をフリーにし、ピニオンギア46を駆動して第1ラック部44Aと第2ラック部44Bとを互いに逆方向に移動させることで、第1可動枠22A及び第2可動枠22Bをそれぞれ第1規制部及び第2規制部に当接する可動範囲の端部に移動させることができる。
そして、二点鎖線で示すロック位置にて第1ラック部44A及び第2ラック部44Bを移動不能に固定することにより、第1可動枠22A及び第2可動枠22Bを同時にロックすることができる。
第1ラック部44A及び第2ラック部44Bは、ピニオンギア46を回転不能にすること、例えば、図6に示した電動アクチュエータ50に含まれる平歯ギア57をピニオンギア46として使用することで、ロックすることができる。即ち、ウォームギア56の不可逆回転機能により、電動モータ52を非通電状態にしても平歯ギア57(ピニオンギア46)を回転不能にすることができる。
[その他]
本実施形態では、光学部材としてフォーカスレンズを例に説明したが、本発明は、VCM等のリニアモータにより光軸方向に駆動される光学部材であれば、如何なる光学部材にも適用できる。
また、電動アクチュエータは、電動モータを使用するものに限らず、例えば、可動鉄心を電磁力により進退動作させるソレノイドを使用するものでもよい。この場合のソレノイドとしては、2位置(ロック位置、アンロック位置)で可動鉄心の位置を保持することができる自己保持型のソレノイドが好ましい。
また、可動枠に対するロックが外れないように係止部材を保持する保持機構は、本実施形態のものに限定されず、種々の保持機構が考えられ、要はレンズ鏡筒が振られて、可動枠を介して係止部材に繰り返し外力が加わっても係止部材が移動しない(ロックが外れない)ように電力を使用せずに保持できる機構であれば、如何なるものでもよい。
本発明は上述した実施形態に限定されず、本発明の精神を逸脱しない範囲で種々の変形が可能であることは言うまでもない。
1、1−2、1−3、1−4、1−5、1−6、1−7、1−8、1−9 レンズ鏡筒
4 レンズ側CPU
6 レンズ側通信部
8 レンズマウント
10 固定枠
10A 支持部材
12 規制部
13 主軸
14 副軸
20 フォーカスレンズ
20A 第1フォーカスレンズ
20B 第2フォーカスレンズ
22 可動枠
22A 第1可動枠
22B 第2可動枠
24、24−1、24−2 係合部
24A 第1係合部
24B 第2係合部
25A、25B 凹部
30、30A、30B VCM
32A コイル部
32B 磁石
32C ヨーク
40 ロックリング
40−2、40−3、40−4、40−8、40−9、40−10 係止部材
40−8A 遮光部材
40A ロック部
40B ギア
44A 第1ラック部
44B 第2ラック部
46 ピニオンギア
50 電動アクチュエータ
52 電動モータ
52A、52B 軸受け部
54 ワッシャ
56 ウォームギア
56A ウォーム
56B ウォームホイール
57 平歯ギア
58A 第1ギア
58B 第2ギア
62 弾性部材
64 バネ部材(引張りバネ)
65 ストッパ
66A 第1ピン
66B 第2ピン
67 Oリング
68A 第1ストッパ
68B 第2ストッパ
69 フォトインタラプタ
70 当接部材
80 第1緩衝材
82 第2緩衝材
100 撮像装置
110 カメラ本体
112 イメージセンサ
120 本体側CPU
130 操作部
140 本体側通信部
150 本体マウント
160 バッテリ
170 電源制御部
L 光軸
γ 進み角

Claims (21)

  1. 固定枠と、
    光学部材を保持し、前記光学部材の光軸方向に沿って前記固定枠に移動自在に支持された可動枠と、
    前記可動枠を前記光学部材の光軸方向に駆動するリニアモータと、
    前記固定枠に設けられ、前記可動枠の可動範囲の一方側の端部で前記可動枠に当接し、前記可動枠の移動を規制する規制部と、
    前記可動枠に設けられた係合部と、
    前記可動枠の係合部と係合する第1位置と前記可動枠の係合部から退避する第2位置との間で移動する係止部材であって、前記可動枠が前記規制部に当接する位置に移動し、かつ前記第1位置に移動すると、前記規制部と前記係止部材との間で前記可動枠を固定する係止部材と、
    前記係止部材を前記第1位置と前記第2位置との間で移動させる電動アクチュエータと、
    前記係止部材により前記可動枠が固定された状態で、前記電動アクチュエータの電源がオフされた場合に、前記係止部材を前記第1位置にて保持する保持機構と、
    前記固定枠に固定された当接部材であって、少なくとも前記第1位置に移動した前記係止部材の、前記可動枠の前記係合部とは反対側に設けられ、前記可動枠から前記係合部を介して前記係止部材に加わる力を受け止める、前記電動アクチュエータとは別体の当接部材と、
    を備えたレンズ鏡筒。
  2. 固定枠と、
    光学部材を保持し、前記光学部材の光軸方向に沿って前記固定枠に移動自在に支持された可動枠と、
    前記可動枠を前記光学部材の光軸方向に駆動するリニアモータと、
    前記固定枠に設けられ、前記可動枠の可動範囲の一方側の端部で前記可動枠に当接し、前記可動枠の移動を規制する規制部と、
    前記可動枠に設けられた係合部と、
    前記可動枠の係合部と係合する第1位置と前記可動枠の係合部から退避する第2位置との間で移動する係止部材であって、前記可動枠が前記規制部に当接する位置に移動し、かつ前記第1位置に移動すると、前記規制部と前記係止部材との間で前記可動枠を固定する係止部材と、
    前記係止部材を前記第1位置と前記第2位置との間で移動させる電動アクチュエータと、
    前記係止部材により前記可動枠が固定された状態で、前記電動アクチュエータの電源がオフされた場合に、前記係止部材を前記第1位置にて保持する保持機構と、を備え、
    前記光学部材は、対物側の第1光学部材及び結像側の第2光学部材を有し、
    前記可動枠は、前記第1光学部材を保持し、前記光軸方向に沿って前記固定枠に移動自在に支持された第1可動枠と、前記第2光学部材を保持し、前記光軸方向に沿って前記固定枠に移動自在に支持された第2可動枠とを含み、
    前記リニアモータは、前記第1可動枠を前記光軸方向に駆動させる第1リニアモータと、前記第2可動枠を前記光軸方向に駆動させる第2リニアモータとを含み、
    前記規制部は、前記第1可動枠の可動範囲の対物側の端部で前記第1可動枠に当接し、前記第1可動枠の移動を規制する第1規制部と、前記第2可動枠の可動範囲の結像側の端部で前記第2可動枠に当接し、前記第2可動枠の移動を規制する第2規制部とを含み、
    前記係合部は、前記第1可動枠に設けられた第1係合部と前記第2可動枠に設けられた第2係合部とを含み、
    前記係止部材は、前記第1位置に位置すると、前記第1規制部及び前記第2規制部との間で前記第1可動枠及び前記第2可動枠を挟んで前記第1可動枠及び前記第2可動枠をそれぞれ固定し、前記第2位置に位置すると、前記第1可動枠及び前記第2可動枠の可動範囲から退避して、前記第1可動枠及び前記第2可動枠の固定をそれぞれ解除し、
    前記係止部材は、前記第1可動枠及び前記第2可動枠がそれぞれ前記第1規制部及び前記第2規制部に当接するときの前記第1係合部と前記第2係合部との間隔に対応する長さを有し、前記第1係合部と前記第2係合部との間に挿入され、又は前記第1係合部と前記第2係合部との間から退避するレンズ鏡筒。
  3. 固定枠と、
    光学部材を保持し、前記光学部材の光軸方向に沿って前記固定枠に移動自在に支持された可動枠と、
    前記可動枠を前記光学部材の光軸方向に駆動するリニアモータと、
    前記固定枠に設けられ、前記可動枠の可動範囲の一方側の端部で前記可動枠に当接し、前記可動枠の移動を規制する規制部と、
    前記可動枠に設けられた係合部と、
    前記可動枠の係合部と係合する第1位置と前記可動枠の係合部から退避する第2位置との間で移動する係止部材であって、前記可動枠が前記規制部に当接する位置に移動し、かつ前記第1位置に移動すると、前記規制部と前記係止部材との間で前記可動枠を固定する係止部材と、
    前記係止部材を前記第1位置と前記第2位置との間で移動させる電動アクチュエータと、
    前記係止部材により前記可動枠が固定された状態で、前記電動アクチュエータの電源がオフされた場合に、前記係止部材を前記第1位置にて保持する保持機構と、を備え、
    前記光学部材は、対物側の第1光学部材及び結像側の第2光学部材を有し、
    前記可動枠は、前記第1光学部材を保持し、前記光軸方向に沿って前記固定枠に移動自在に支持された第1可動枠と、前記第2光学部材を保持し、前記光軸方向に沿って前記固定枠に移動自在に支持された第2可動枠とを含み、
    前記リニアモータは、前記第1可動枠を前記光軸方向に駆動させる第1リニアモータと、前記第2可動枠を前記光軸方向に駆動させる第2リニアモータとを含み、
    前記規制部は、前記第1可動枠の可動範囲の対物側の端部で前記第1可動枠に当接し、前記第1可動枠の移動を規制する第1規制部と、前記第2可動枠の可動範囲の結像側の端部で前記第2可動枠に当接し、前記第2可動枠の移動を規制する第2規制部とを含み、
    前記係合部は、前記第1可動枠に設けられた第1係合部と前記第2可動枠に設けられた第2係合部とを含み、
    前記係止部材は、前記第1位置に位置すると、前記第1規制部及び前記第2規制部との間で前記第1可動枠及び前記第2可動枠を挟んで前記第1可動枠及び前記第2可動枠をそれぞれ固定し、前記第2位置に位置すると、前記第1可動枠及び前記第2可動枠の可動範囲から退避して、前記第1可動枠及び前記第2可動枠の固定をそれぞれ解除し、
    前記係止部材は、前記光学部材の光軸に沿って移動自在に支持され、かつ前記光軸に沿って歯が直線状に並んだ第1ラック部と、前記光軸に沿って移動自在に支持され、かつ前記光軸に沿って歯が直線状に並んだ第2ラック部と、前記第1ラック部と第2ラック部との間に配置され、前記電動アクチュエータからの回転駆動力により回転し、前記第1ラック部及び前記第2ラック部を互いに逆方向に移動させるピニオンギアとを有するレンズ鏡筒。
  4. 固定枠と、
    光学部材を保持し、前記光学部材の光軸方向に沿って前記固定枠に移動自在に支持された可動枠と、
    前記可動枠を前記光学部材の光軸方向に駆動するリニアモータと、
    前記固定枠に設けられ、前記可動枠の可動範囲の一方側の端部で前記可動枠に当接し、前記可動枠の移動を規制する規制部と、
    前記可動枠に設けられた係合部と、
    前記可動枠の係合部と係合する第1位置と前記可動枠の係合部から退避する第2位置との間で移動する係止部材であって、前記可動枠が前記規制部に当接する位置に移動し、かつ前記第1位置に移動すると、前記規制部と前記係止部材との間で前記可動枠を固定する係止部材と、
    前記係止部材を前記第1位置と前記第2位置との間で移動させる電動アクチュエータと、
    前記係止部材により前記可動枠が固定された状態で、前記電動アクチュエータの電源がオフされた場合に、前記係止部材を前記第1位置にて保持する保持機構と、を備え、
    前記係止部材は、前記光学部材の光軸を中心に回動自在に支持され、又は前記光学部材の光軸と異なる前記光軸と平行な回転軸を中心に回動自在に支持され、
    前記電動アクチュエータは、電動モータと、前記電動モータの回転駆動力を前記係止部材に伝達し、前記係止部材を前記第1位置と前記第2位置との間で回動させる動力伝達機構とからなり、
    前記保持機構は、前記動力伝達機構に組み込まれたウォームギアであり、
    前記ウォームギアのウォームは、前記電動モータの回転軸に固定され、
    前記ウォームの前記電動モータ側の端面と前記電動モータの前記ウォーム側の軸受け部の端面との間隔は、前記電動モータの回転軸の軸方向の可動範囲よりも狭いレンズ鏡筒。
  5. 前記ウォームギアの進み角は、20度以下である請求項6に記載のレンズ鏡筒。
  6. 固定枠と、
    光学部材を保持し、前記光学部材の光軸方向に沿って前記固定枠に移動自在に支持された可動枠と、
    前記可動枠を前記光学部材の光軸方向に駆動するリニアモータと、
    前記固定枠に設けられ、前記可動枠の可動範囲の一方側の端部で前記可動枠に当接し、前記可動枠の移動を規制する規制部と、
    前記可動枠に設けられた係合部と、
    前記可動枠の係合部と係合する第1位置と前記可動枠の係合部から退避する第2位置との間で移動する係止部材であって、前記可動枠が前記規制部に当接する位置に移動し、かつ前記第1位置に移動すると、前記規制部と前記係止部材との間で前記可動枠を固定する係止部材と、
    前記係止部材を前記第1位置と前記第2位置との間で移動させる電動アクチュエータと、
    前記係止部材により前記可動枠が固定された状態で、前記電動アクチュエータの電源がオフされた場合に、前記係止部材を前記第1位置にて保持する保持機構と、を備え、
    前記保持機構は、前記規制部を前記光学部材の光軸方向に弾性をもって保持する弾性部材であり、
    前記リニアモータにより前記可動枠を前記規制部に当接させ、前記弾性部材を圧縮させると、前記係止部材は、前記電動アクチュエータにより前記係合部と係合する前記第1位置に移動可能であるレンズ鏡筒。
  7. 固定枠と、
    光学部材を保持し、前記光学部材の光軸方向に沿って前記固定枠に移動自在に支持された可動枠と、
    前記可動枠を前記光学部材の光軸方向に駆動するリニアモータと、
    前記固定枠に設けられ、前記可動枠の可動範囲の一方側の端部で前記可動枠に当接し、前記可動枠の移動を規制する規制部と、
    前記可動枠に設けられた係合部と、
    前記可動枠の係合部と係合する第1位置と前記可動枠の係合部から退避する第2位置との間で移動する係止部材であって、前記可動枠が前記規制部に当接する位置に移動し、かつ前記第1位置に移動すると、前記規制部と前記係止部材との間で前記可動枠を固定する係止部材と、
    前記係止部材を前記第1位置と前記第2位置との間で移動させる電動アクチュエータと、
    前記係止部材により前記可動枠が固定された状態で、前記電動アクチュエータの電源がオフされた場合に、前記係止部材を前記第1位置にて保持する保持機構と、を備え、
    前記係止部材は、前記光学部材の光軸と異なる前記光軸と平行な軸を中心に回動自在に支持され、
    前記電動アクチュエータは、前記係止部材を前記第1位置と前記第2位置との間で回動させる電動モータであり、
    前記保持機構は、前記規制部を前記光学部材の光軸方向に弾性をもって保持する弾性部材と、前記係止部材が係合すると、前記係止部材の回動を阻止する凹部が形成された前記係合部とを含み、
    前記リニアモータにより前記可動枠を前記規制部に当接させ、前記弾性部材を圧縮させると、前記係止部材は、前記電動モータにより前記係合部の凹部と係合する前記第1位置に回動可能であるレンズ鏡筒。
  8. 固定枠と、
    光学部材を保持し、前記光学部材の光軸方向に沿って前記固定枠に移動自在に支持された可動枠と、
    前記可動枠を前記光学部材の光軸方向に駆動するリニアモータと、
    前記固定枠に設けられ、前記可動枠の可動範囲の一方側の端部で前記可動枠に当接し、前記可動枠の移動を規制する規制部と、
    前記可動枠に設けられた係合部と、
    前記可動枠の係合部と係合する第1位置と前記可動枠の係合部から退避する第2位置との間で移動する係止部材であって、前記可動枠が前記規制部に当接する位置に移動し、かつ前記第1位置に移動すると、前記規制部と前記係止部材との間で前記可動枠を固定する係止部材と、
    前記係止部材を前記第1位置と前記第2位置との間で移動させる電動アクチュエータと、
    前記係止部材により前記可動枠が固定された状態で、前記電動アクチュエータの電源がオフされた場合に、前記係止部材を前記第1位置にて保持する保持機構と、を備え、
    前記係止部材は、前記光学部材の光軸と異なる前記光軸と平行な軸を中心に回動自在に支持され、
    前記電動アクチュエータは、前記係止部材を前記第1位置と前記第2位置との間で回動させる電動モータであり、
    前記保持機構は、前記係止部材が前記第1位置に回動すると、前記係止部材の前記第2位置の方向への回動に対して抵抗となるバネ部材であり、
    前記バネ部材は、前記係止部材と前記固定枠との間に配設された引張りバネであり、
    前記係止部材の前記第1位置及び前記第2位置は、それぞれ前記引張りバネが最も伸張する中立位置を挟んで互いに反対側に位置し、
    前記係止部材が前記中立位置を超えて前記第1位置の方向に回動すると、前記引張りバネは、前記係止部材を前記第1位置の方向に付勢し、
    前記係止部材が前記中立位置を超えて前記第2位置の方向に回動すると、前記引張りバネは、前記係止部材を前記第2位置の方向に付勢するレンズ鏡筒。
  9. 前記引張りバネによる付勢力に抗して前記係止部材の回動範囲を規制する第1ストッパ及び第2ストッパを備える請求項12に記載のレンズ鏡筒。
  10. 前記電動モータの軸に設けられた第1ギアと、前記係止部材の前記軸と同軸上に設けられた第2ギアであって、前記電動モータから少なくとも前記第1ギアを介して回転駆動力が伝達される第2ギアとを備え、
    前記引張りバネの一端は、前記固定枠に固定され、前記引張りバネの他端は、前記第2ギアに植設されたピンに固定される請求項13に記載のレンズ鏡筒。
  11. 前記係止部材が前記第1位置に回動すると、前記ピンが前記第1ストッパに当接し、前記係止部材が前記第2位置に回動すると、前記ピンが前記第2ストッパに当接する請求項14に記載のレンズ鏡筒。
  12. 前記ピンと前記第1ストッパ、及び前記ピンと前記第2ストッパとは、それぞれ弾性体を介して当接する請求項15に記載のレンズ鏡筒。
  13. 前記弾性体は、前記ピンに装着されたOリングである請求項16に記載のレンズ鏡筒。
  14. 前記規制部及び前記規制部に当接する前記可動枠の当接部の少なくとも一方に第1緩衝材が配設され、前記可動枠の係合部及び前記係止部材の少なくとも一方に第2緩衝材が配設される請求項1、4から7、9、10、及び12から17のいずれか1項に記載のレンズ鏡筒。
  15. 前記光学部材は、フォーカスレンズである請求項1、4から7、9、10、及び12から18のいずれか1項に記載のレンズ鏡筒。
  16. 前記リニアモータは、ボイスコイルモータである請求項1、4から7、9、10、及び12から19のいずれか1項に記載のレンズ鏡筒。
  17. 前記係止部材が前記第1位置に保持されているか否かを検出する位置検出部を備えた請求項1、4から7、9、10、及び12から20のいずれか1項に記載のレンズ鏡筒。
  18. 請求項1、4から7、9、10、及び12から21のいずれか1項に記載のレンズ鏡筒を備えた撮像装置。
  19. 前記レンズ鏡筒は交換レンズである請求項22に記載の撮像装置。
  20. 前記撮像装置を撮像可能な状態又は撮像不能な状態にする指示を受け付ける指示入力受付部と、
    前記指示入力受付部が前記撮像不能な状態にする指示を受け付けると、前記リニアモータを駆動し、前記可動枠が前記規制部に当接する位置に前記可動枠を移動させるリニアモータ制御部と、
    前記可動枠が前記規制部に当接する位置に移動すると、前記電動アクチュエータを駆動し、前記係止部材を前記第2位置から前記第1位置に移動させる電動アクチュエータ制御部と、
    前記係止部材が前記第1位置に移動すると、少なくとも前記リニアモータ及び前記電動アクチュエータを駆動する電源をオフにする電源制御部と、
    を備えた請求項22又は23に記載の撮像装置。
  21. 前記電源制御部は、前記指示入力受付部が前記撮像可能な状態にする指示を受け付けると、少なくとも前記リニアモータ及び前記電動アクチュエータを駆動する電源をオンにし、
    前記電動アクチュエータ制御部は、前記指示入力受付部が前記撮像可能な状態にする指示を受け、前記電動アクチュエータを駆動する電源がオンにされると、前記電動アクチュエータを駆動し、前記係止部材を前記第1位置から前記第2位置に移動させる請求項24に記載の撮像装置。
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