JP6841085B2 - コイル状電子部品 - Google Patents

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Description

本発明は、基板等からなる組付対象に組み付けられるコイル状電子部品に関する。
近年、車載用の通信装置等に使用される電子部品は、その機能の向上とともに、ますます小型化が図られている。このような極小の電子部品を製造する方法として、リング状の銅配線パターンが形成された複数枚のセラミック板(ガラス層)を積層し、このセラミック板からなる積層体の両端に形成された外部電極により各セラミック板の導体部同士を接続するようにした製造方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2015−23714号公報
しかしながら、上述の製造方法では、複数枚のセラミック板を極めて高精度に位置決めする必要があり、この位置決めがずれると各リング状パターンが導通しない導通不良が生じることが避けられない。また、このような製造方法で作成されたチップコイルは、コイルの巻数の数だけセラミック板を積層する必要があり、その数だけスルーホールとリング状パターンとの接続部が形成されるため、リング状パターン相互間で接触不良が生じ易いとともに、製造コストが高価になる等の不都合があった。
本発明の目的は、電子部品に接触不良が発生するのを抑制することができるとともに、その製造コストを安価に抑えることができるコイル状電子部品を提供することを目的とする。
本発明に係るコイル状電子部品は、導電性素材により形成された螺旋構造のコイル部と、その両端部に設けられた導電接続部とを有する電子部品本体と、前記導電接続部を組付対象に設けられた組付部にそれぞれ接続する一対の電極とを備え、前記電極は、前記導電接続部を挟持する一対の挟持片を有し、前記一対の挟持片は、互いの間に前記導電接続部の嵌入を受け入れるように開口している。
この構成によれば、電子部品本体の両端部に設けられた導電接続部を、電極の挟持片間に嵌入することにより、その内側面を前記円筒状の導電接続部の周面にそれぞれ当接させて接続することができるため、導体部同士の接触不良が頻繁に生じる虞がなく、かつ極めて簡単にコイル状電子部品を形成できるという利点がある。
また、前記一対の挟持片には、前記開口内に内向きに突出した突部が、前記導電性接続部の嵌入方向の上流側の部位に設けられている構成とすることが好ましい。
この構成によれば、嵌入方向の上流側から突部に電子部品本体の導電接続部を押し当てて、両挟持片を弾性変形させることにより、突部の嵌入方向の下流側に前記導電接続部をスムーズに嵌入することができる。しかも、前記導電接続部を突部の下流側に嵌入して、導電接続部を両挟持片により挟持した状態では、この挟持片の突部により導電接続部の移動を規制して、その脱落を効果的に防止できるという利点がある。
また、前記導電接続部に、前記一対の挟持片の内側辺部が挿入されるスリットが形成されている構成としてもよい。
この構成によれば、前記挟持片の内側辺部とスリットとを係合した状態で、導電接続部を一対の挟持片に沿ってスライド変位させることにより、導電接続部を挟持位置へとスムーズに移動させることが可能である。そして、電子部品本体の導電接続部を両挟持片の間に挟持させることにより、導電接続部と電極との接続状態を安定して保持することができ、電極から電子部品本体が脱落するのを確実に防止できるという利点がある。
また、前記一対の電極を互いに連結する非導電性部材からなる連結部材を備えている構成としてもよい。
この構成によれば、電極の挟持片間に電子部品本体の導電接続部を挿入して保持させることにより、電子部品本体と、電極と、連結部材とが一体化されたチップ型の電子部品を形成することができ、この電子部品を組付対象の上に載置して組み付ける作業等を容易に行うことができる。
また、本発明に係るコイル状電子部品は、導電性素材により形成された螺旋構造のコイル部と、当該コイル部の両端部に設けられた導電接続部とを備え、当該導電接続部に、組付対象に設けられた位置決め固定部に対応する開口部が形成されたものである。
この構成によれば、導電接続部の開口部と、組付対象に設けられた位置決め固定部とを適正に位置合わせした状態で、はんだ付けする等により容易に接続することができため、コイル状電子部品を極めて小型に形成した場合においても、コイル状電子部品に接触不良が発生するのを抑制しつつ、その製造コストを安価に抑えることができるという利点がある。
このような構成のコイル状電子部品によれば、接触不良が発生するのを抑制することができるとともに、その製造コストを安価に抑えることができる。
本発明に係るコイル状電子部品の第一実施形態を示す斜視図である。 前記コイル状電子部品の分解状態を示す正面図である。 前記コイル状電子部品の具体的構造を示す側面図である。 組付対象に前記コイル状電子部品を組み付けた状態を示す正面図である。 電子部品本体の端部に設けられた導電接続部の変形例を示す正面図である。 前記導電接続部の具体的構造を示す平面図である。 前記第一実施形態に係るコイル状電子部品の変形例を示す正面図である。 前記コイル状電子部品の構成を示す図7のVIII−VIII線断面図である。 本発明に係るコイル状電子部品の第二実施形態を示す平面図である。 前記コイル状電子部品の具体的構造を示す正面断面図である。 前記コイル状電子部品を組付対象に組み付けた状態を示す正面断面図である。 前記第二実施形態に係るコイル状電子部品の第一変形例を示す正面断面図である。 前記の第二実施形態に係るコイル状電子部品の第二変形例を示す正面断面図である。 コイル状電子部品を構成する電子部品本体の変形例を示す拡大図である。
以下、本発明に係るコイル状電子部品1の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において同一の符号を付したものは、同一の構成であることを示し、その具体的な説明を省略する。
(第一実施形態)
図1は、本発明に係るコイル状電子部品1の第一実施形態を示す斜視図、図2は、コイル状電子部品1を構成する電子部品本体2と電極板3,3(電極)とを分解した状態を示す正面図、図3は、コイル状電子部品1の具体的構造を示す側面図、図4は、基板等からなる組付対象5にコイル状電子部品1を組み付けた状態を示す正面図である。
コイル状電子部品1は、ニッケルあるいはニッケル合金の導電性を有する素材からなる電子部品本体2と、この電子部品本体2の両端部を、組付対象に設けられた電極パッド51,51からなる組付部に接続する一対の電極板3,3とを備えている。
電子部品本体2は、約50μm〜500μmの直径(外径)を有する筒状体からなっている。電子部品本体2の中央部には、螺旋構造のコイル部21が例えば約0.5〜1.0mmの長さに亘って形成されるとともに、その両端部には、円筒状の導電接続部22がそれぞれ設けられている。なお、電子部品本体2の内周面に、金メッキ等のメッキ層を設け、かつ電子部品本体2の外周部に、絶縁被覆層を設けた構造としてもよい。
電子部品本体2の成形方法としては、例えば導電性を有する素材からなる筒状体を形成した後、その一端部から他端部に向けて螺旋状に延びるスリット23を、前記筒状体の周面に沿って形成することにより、このスリット23を介して区画された螺旋構造のコイル部21を電子部品本体2の所定領域に形成する方法等が採用される。
また、スリット23の成形方法として、エッチング法、又はレーザ加工機を使用した造形加工法等を採用すれば、以下のような極小の電子部品本体2に前記コイル部21を容易かつ適正に成形して、その量産化を図ることができる。
例えば、電子部品本体2に設けられたコイル部21の全長を0.5mm〜1.0mm、コイル部21の直径を50μm〜500μmとし、コイル部の21の巻数を適宜に選定することにより、30pH〜100pH程度のインダクタンスを有するインダクタンス素子を容易かつ適正に成形することができる。
なお、筒状体を形成した後に前記スリット23を形成するようにした前記実施形態に代え、電鋳法、または三次元金属プリンタを使用した成形法により、前記コイル部21とスリット23とを同時に成形するようにしてもよい。また、電子部品本体2の断面形状は、円形に限らず、正方形又は六角形等の種々の形状とすることができる。
電極板3は、組付対象5の組付部に設けられた電極パッド51に、はんだ付けされる等により接合される接合部31と、この接合部31の一端部から起立する起立部32とを有し、例えば銅、ニッケル又は銀等の導電性を有する素材からなるプレート材を折り曲げ加工される等により形成される。なお、電極の一例として板状の電極板3を示したが、電極は必ずしも板状、あるいは板状部材を加工したものに限らない。
前記起立部32は、電子部品本体2の導電接続部22を挟持する一対の挟持片33,33を有し、一対の挟持片33,33は、互いの間に導電接続部22の嵌入を受け入れるように開口しており、両挟持片33,33の間に電子部品本体2の導電接続部22が嵌入されて挟持されるように構成されている。具体的には、前記両挟持片33,33の内側面の離間距離が、電子部品本体2の外径と略同一か、この外径よりもやや小さい値に設定されている。これにより、両挟持片33,33の間に電子部品本体2の導電接続部22が嵌入された場合に、その周面に両挟持片33,33の内側面が圧接された状態で、電子部品本体2の導電接続部22が挟持されるようになっている。
また、前記挟持片33の上部、つまり導電接続部22の嵌入方向の上流側には、内向きに突出した三角形状の突部34が設けられている。この突部34の上面に電子部品本体2の導電接続部22を押し当てて、両挟持片33,33を弾性変形させることにより、突部34の下方(嵌入方向下流側)に前記導電接続部22をスムーズに嵌入し得るように構成されている。そして、前記導電接続部22の嵌入後には、挟持片33の突部34により前記導電接続部22の上方移動が規制されて、導電接続部22の脱落が防止されるようになっている。
さらに、電極板3の起立部32には、一対の傾斜面を有するV字型の凹部35が形成されている。そして、電子部品本体2の導電接続部22を前記突部34の下方に嵌入した際に、突部34の下面と前記凹部35の傾斜面とが導電接続部22の周面にそれぞれ圧接されるように、突部34と凹部35との間隔が設定されている。
上述の構成を有するコイル状電子部品1を、プリント配線基板、フレキシブル基板、セラミック多層配線基板、液晶ディスプレイやプラズマディスプレイ用の電極板、半導体基板等からなる組付対象5に組み付けるには、まず図4に示すように、前記電極板3,3を組付対象5の上に載置し、この組付対象5に設けられた一対の電極パッド51,51からなる組付部と前記電極板3,3の接合部31,31とをはんだ52等で接続する。
次いで、前記電極板3の起立部32に設けられた両挟持片33,33の間に、電子部品本体2の導電接続部22を嵌入して抱持させる。このようにして、螺旋構造のコイル部21を有する電子部品本体2が電極板3,3を介して組付対象5の電極パッド51,51に接続されることにより、インダクタンス素子、T型フィルタ又は発振回路等として使用されるコイル状電子部品1とすることができる。
本発明に係るコイル状電子部品1は、上述のように導電性素材により形成された螺旋構造のコイル部21と、その両端部に設けられた導電接続部22,22とを有する電子部品本体2と、この電子部品本体2の導電接続部22,22を、組付対象5に設けられた組付部にそれぞれ接続する一対の電極板3,3とを備え、この電極板3が、電子部品本体2の導電接続部22を挟持する一対の挟持片33,33を有し、前記一対の挟持片33,33が、互いの間に前記導電接続部22の嵌入を受け入れるように開口した構造としたため、コイル状電子部品1を極めて小型に形成した場合においても、コイル状電子部品1に接触不良が発生するのを抑制しつつ、その製造コストを安価に抑えることができるという利点がある。
すなわち、電子部品本体2の両端部に設けられた導電接続部22を、電極板3の挟持片33,33間に嵌入することにより、その内側面を前記円筒状の導電接続部22の周面にそれぞれ当接させて接続することができるため、特許文献1に示される従来技術のように、円形の導体部が形成された複数枚の薄いセラミック板を積層し、このセラミック板の積層体からなるチップコイル素体の両端に形成された外部電極により各セラミック板の導体部同士を接続する構成とした場合のように、導体部同士の接触不良が頻繁に生じる虞がなく、かつ極めて簡単に前記コイル状電子部品1を形成することができる。
また、前記第一実施形態に示すように、挟持片33の上部に位置する導電接続部22の嵌入方向の上流側に、内向きに突出した三角形状の突部34を設けた構造とした場合には、この突部34の上面に電子部品本体2の導電接続部22を押し当てて、両挟持片33,33を弾性変形させることにより、突部34の下方に前記導電接続部22をスムーズに嵌入することができる。
しかも、前記導電接続部22を突部34の下方に嵌入して、導電接続部22を両挟持片33,33により挟持した状態では、この挟持片33の突部34により導電接続部22の上方移動を規制して、その脱落を効果的に防止できるという利点がある。なお、突部34の形状は、三角形に限られず、円弧状または台形状等の種々の形状に変更可能である。
さらに、前記第一実施形態に示すように、電極板3の起立部32に、一対の傾斜面を有するV字型の凹部35を形成し、この凹部35の傾斜面と突部34の下面とを導電接続部22の周面にそれぞれ圧接させるように、突部34と凹部35との間隔を設定した場合には、前記導電接続部22と電極板3とを、より確実に接続することができるという利点がある。
図5及び図6は、電子部品本体2の両端部に設けられた導電接続部22の変形例を示す正面図及び平面図である。
この変形例に係る導電接続部22の周面には、電極板3の挟持片33,33の内側辺部が挿入される一対のスリット24,24が形成されている。この構成によれば、前記挟持片33,33の内側辺部とスリット24,24とを係合した状態で、挟持片33,33の内側辺部に沿って導電接続部22を下方にスライド変位させることにより、その挟持位置へとスムーズに移動させることが可能である。
そして、挟持片33の内側辺部とスリット24とを係合することにより、導電接続部22と電極板3との接続状態を安定して保持することができる。しかも、電子部品本体2の前後方向(軸方向に沿う方向)の移動を挟持片33,33により規制することができるため、前記電極板3,3から電子部品本体2が脱落するのを確実に防止できるという利点がある。なお、前記スリット24,24に代えて、導電接続部22の周面を内方側に凹入させた凹部を設けることによっても同様の作用効果を得ることができる。
図7及び図8は、コイル状電子部品1の変形例を示す正面図及び側面図である。このコイル状電子部品1は、プラスチック材又はセラミックス材等からなる非導電性部材からなる連結部材6を備えている。この連結部材6は、両端部下面に電極板3の接合部31の上面が接着される等により、左右の電極板3,3を互いに連結するものである。
この構成によれば、連結部材6により相連結された両電極板3,3の挟持片33,33の間に、電子部品本体2の両端部に設けられた導電接続部22をそれぞれ嵌入して、電極板3の突部34と凹部35との間に電子部品本体2の導電接続部22を保持させることにより、電子部品本体2と、電極板3,3と、連結部材6とが一体化されたチップ型の電子部品が得られる。このため、電極板3,3を組付対象5の上に載置し、この組付対象5に設けられた一対の電極パッド51,51からなる組付部と、前記電極板3,3の接合部31,31とをはんだ52等で接続する作業を容易に行うことができる。
(第二実施形態)
図9及び図10は、コイル状電子部品1の第二実施形態を示す平面図及び正面断面図、図11は、前記コイル状電子部品1を組付対象5に組み付けた状態を示す側面断面図である。
この第二実施形態に係るコイル状電子部品1は、前記第一実施形態と同様に、導電性素材により形成された螺旋構造のコイル部21と、このコイル部21の両端部に設けられた導電接続部22とからなる電子部品本体2を備えている。そして、組付対象5に設けられたボール状のはんだ材からなる位置決め固定部52に外嵌される円形の開口部25が、前記電子部品本体2の導電接続部22,22にそれぞれ形成されている点で前記第一実施形態とは異なっている。
前記第二実施形態に係るコイル状電子部品1を組付対象5に組み付けるには、導電接続部22の開口部25と、組付対象5に設けられた前記位置決め固定部52とを位置合わせしつつ、電子部品本体2を組付対象5上に載置することにより、位置決め固定部52に前記開口部25を外嵌した状態で、電子部品本体2をセットする。次いで、前記位置決め固定部52を所定温度に加熱してボール状のはんだ材を溶融させることにより、図11に示すように、導電接続部22の開口部25が組付対象5の組付位置に位置合わせされた状態で、はんだ付けされるようになっている。
上述のように導電性素材により形成された螺旋構造のコイル部21と、その両端部に設けられた導電接続部22,22とを備え、この導電接続部22に、組付対象5に設けられた位置決め固定部52に対応する開口部25が形成されてなるコイル状電子部品1によれば、導電接続部22の開口部25を組付対象5の位置決め固定部52に、はんだ付けする等により容易に組み付けることができるため、コイル状電子部品1を極めて小型に形成した場合においても、コイル状電子部品1に接触不良が発生するのを抑制しつつ、その製造コストを安価に抑えることができるという利点がある。
図12は、第二実施形態に係るコイル状電子部品1の第一変形例を示す側面断面図、図13は、第二実施形態に係るコイル状電子部品1の第二変形例を示す側面断面図、図14は、電子部品本体2の変形例を示す部分拡大図である。
第一変形例に係るコイル状電子部品1が組み付けられる組付対象5には、図12に示すように、導電性素材により形成されるとともに、上部に大径の球状部54を有する突起53からなる位置決め固定部が設けられている。また、電子部品本体2の導電接続部22には、前記球状部54よりもやや小径で、かつ突起53の本体部よりもやや小径の開口部25が、下面に形成されている。
上述構成において、導電接続部22の開口部25を組付対象5の突起53に外嵌して、球状部54の下方に圧入することにより、導電接続部22の開口部25と組付対象5の組付位置とを位置合わせした状態で、前記開口部25の内周面を突起53の外周面に圧接させた接続状態が得られることになる。
一方、前記第二変形例に係るコイル状電子部品1は、図13に示すように、電子部品本体2の導電接続部22に上下一対の開口部25,25が形成されている点で、前記第一変形例とは異なっている。そして、組付対象5に設けられた導電性素材からなる突起53aの上方には、上方の開口部25よりも大径の球状部54が形成されるとともに、突起53aの下方には、下方の開口部25よりも大径のフランジ部55が形成されている。また、球状部54とフランジ部55との間には、開口部25より小径で、かつ前記導電接続部22の外径に対応した長さを有する柱状の本体部56が設けられている。
上述の構成において、導電接続部22の開口部25,25を組付対象5の突起53aに外嵌して、球状部54の下方に圧入することにより、前記両開口部25の内周面を突起53の外周面にそれぞれ圧接させるとともに、導電接続部22の下面をフランジ部55の上面に圧接させた接続状態が得られる。また、前記コイル状電子部品1の組付状態では、大径の球状部54が導電接続部22の上方に突出するため、これを目視することにより、導電接続部22の開口部25と組付対象5の突起53aとの接続が良好に行われたか否かを容易に判別することができる。
なお、前記実施形態では、導電性を有する素材からなる筒状体の一端部から他端部に向けて螺旋状に延びる一本のスリット23を前記筒状体の周面に沿って形成することにより電子部品本体2のコイル部21を形成した例について説明したが、図14に示すように、電子部品本体2の一端部側に設けられた導電接続部22から他端部側に向けて螺旋状に延びる一対のスリット23a,23bを筒状体の周面に沿って形成することにより、一定間隔で平行に延びる一対のコイル部21a,21bを電子部品本体2に設けた構造としてもよい。
1 コイル状電子部品
2 電子部品本体
3 電極板
5 組付対象
6 連結部材
21 コイル部
21a,21b コイル部
22 導電接続部
23 スリット
23a,23b スリット
24 スリット
25 開口部
31 接合部
32 起立部
33 挟持片
34 突部
35 凹部
52 位置決め固定部
53,53a 突起(位置決め固定部)

Claims (4)

  1. 導電性素材により形成された螺旋構造のコイル部と、その両端部に設けられた導電接続部とを有する電子部品本体と、
    前記導電接続部を組付対象に設けられた組付部にそれぞれ接続する一対の電極とを備え、
    前記電極は、前記導電接続部を挟持する一対の挟持片を有し、
    前記一対の挟持片は、互いの間に前記導電接続部の嵌入を受け入れるように開口し
    前記導電接続部に、前記一対の挟持片の内側辺部が挿入されるスリットが形成されているコイル状電子部品。
  2. 前記一対の挟持片には、前記開口内に内向きに突出した突部が、前記導電接続部の嵌入方向の上流側の部位に設けられている請求項1記載のコイル状電子部品。
  3. 前記一対の電極を互いに連結する非導電性部材からなる連結部材を備えている請求項1又は2に記載のコイル状電子部品。
  4. 導電性素材により形成された螺旋構造のコイル部と、
    当該コイル部の両端部に設けられた導電接続部とを備え、
    当該導電接続部に、組付対象に設けられた位置決め固定部に対応する開口部が形成されているコイル状電子部品。
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