JP2007053071A - 接続素子および前記接続素子を使用した回路接続装置 - Google Patents

接続素子および前記接続素子を使用した回路接続装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 弾性接点を備えた接続素子を、回路部材に対して高精度に位置決めして取り付けることができる接続素子および回路接続装置を提供する。
【解決手段】 接続素子1は、支持体2に可撓性基板11が巻きつけられ、可撓性基板11に弾性接点15,16が形成されている。前記支持体2には位置決め穴7が形成されている。第1の位置決め部品30は、マザー基板21に形成された金属層24に位置決めされて半田付けされ、電子部品22に形成された金属層27には第2の位置決め部品40が位置決めされて半田付けされている。接続素子1の位置決め穴7が第1の位置決め部品30に挿通され、第1の位置決め部品30と第2の位置決め部品40が凹凸嵌合し、これにより、接続素子1がマザー基板21と電子部品22の双方に位置決めされている。
【選択図】図7

Description

本発明は、回路基板やICパッケージなどの回路部材の導通部に接続される複数の弾性接点を有する接続素子、および前記接続素子を前記回路部品に位置決めして接続する回路接続装置に関する。
以下の特許文献1には、基板状の支持体の一方の面に複数のスパイラル状の弾性接点が設けられ、他方の面に前記弾性接点と一対一で導通された複数の固定接点が設けられた接続素子が開示されている。
上記接続素子の前記固定接点が、マザー基板に形成された複数の導通部に接続された状態で、ICパッケージの球状接続端子が接続素子の前記弾性接点に押圧させられる。そして、接続素子を介して、ICパッケージの前記球状接続端子とマザー基板の導通部とが個別に導通させられる。
この発明は、ICパッケージの球状接続端子が、前記接続素子の弾性接点に、弾性的に押圧されて接続されるため、ICパッケージの交換が可能になるというものである。
特開2002−175859号公報
前記特許文献1に記載のような接続素子を使用する場合に、接続素子に設けられた個々の固定接点をマザー基板の個々の導通部に一対一の関係で正確に位置決めして、接続素子をマザー基板に固定することが必要である。また、ICパッケージを接続素子の上に設置する場合にも、ICパッケージに設けられた球状端子を、接続素子の弾性接点に一対一で対応させた状態で、ICパッケージを位置決めすることが必要である。
特許文献1には、マザー基板に、ICパッケージを両側から保持するホルダーが設けられ、このホルダーでICパッケージを位置決めして保持する構造が開示されている。しかし、マザー基板に接続素子の基板状の支持体を位置決めする構造については明確に示されていない。この種の回路接続装置において、ICパッケージに設けられた端子を、マザー基板に設けられた導通部に正確に対応させて導通するためには、マザー基板に対して接続素子を高精度に位置決めして固定することが必要である。
また、上下両面に端子を有する接続素子を、マザー基板の任意の位置に実装して、その上にICパッケージなどを実装して、マザー基板とICパッケージなどを、接続素子を介して導通させるように構成した場合にも、接続素子をマザー基板に対して高精度に位置決めして固定することが必要である。ただし、部品の小型化と回路の密集度が高くなってくると、接続素子に設けられた接点の大きさが小さくなり、また接点の配置密度が高くなるため、接続素子の複数の接点と、マザー基板の複数の導通部を確実に対向させるように、接続素子を位置決めすることが困難となる。
本発明は上記従来の課題を解決するものであり、回路基板などの回路部材、あるいはICパッケージやその他の電子部品である回路部材に対して、弾性接点を正確に位置決めして配置できるようにした接続素子およびこの接続素子を用いた回路接続装置を提供することを目的としている。
本発明の接続素子は、接続用の対向面を有する支持体と、前記対向面に設けられた複数の弾性接点とを有し、
前記支持体の前記弾性接点が設けられていない領域に、位置決め用の穴または凹部あるいは突起が形成されていることを特徴とするものである。
本発明の接続素子は、弾性接点を支持する支持体に直接に穴、凹部あるいは突起が一体に形成されているため、この穴、凹部または突起を基準として、接続素子を、回路基板やICパッケージなどの回路部材に位置決めすることができる。この位置決めにより、個々の弾性接点と、回路部材に設けられた導通部とを確実に対向させることができる。
本発明は、前記対向面は、前記支持体の互いに逆側に向く面のそれぞれに設けられており、一方の対向面に第1群の弾性接点が、他方の対向面に第2群の弾性接点が設けられ、第1群の弾性接点と第2群の弾性接点とが導通しているものである。
上記構造は、可撓性基板の一方の面に、第1群の弾性接点と第2群の弾性接点、および第1群の弾性接点と第2群の弾性接点とを導通させる配線パターンが形成されており、第1群の弾性接点が一方の対向面に位置し、第2群の弾性接点が他方の対向面に位置するように、前記可撓性基板が曲げられて前記支持体に固定されているものとして構成できる。
あるいは、本発明は、前記対向面は、前記支持体の互いに逆側に向く面のそれぞれに設けられ、一方の対向面に複数の弾性接点が、他方の対向面に複数の固定接点が設けられ、前記弾性接点と前記固定接点とが導通しているものである。
上記構造は、可撓性基板の一方の面に、複数の弾性接点と複数の固定接点、および弾性接点と固定接点とを導通させる配線パターンが形成されており、弾性接点が一方の対向面に位置し、固定接点が他方の対向面に位置するように、前記可撓性基板が曲げられて前記支持体に固定されているものとして構成できる。
上記構造の接続素子は、1枚の可撓性基板を使用して、支持体の2つの対向面に、互いに導通された弾性接点や固定接点をそれぞれ配置できるため、構造を簡単にできる。
本発明は、前記支持体に対して前記可撓性基板を位置決めして固定する位置決め手段が設けられていることが好ましい。
位置決め手段を介して、可撓性基板が支持体に位置決めされて固定されることにより、支持体に設けられた位置決め用の穴または凹部あるいは突起と、弾性接点や固定接点との相対位置を高精度に決めることが可能となる。
本発明の回路接続装置は、前記いずれかの接続素子と、この接続素子を位置決めする位置決め部品とを有し、
前記位置決め部品は、前記弾性接点が接続される導電部を有する回路部材に取り付け可能とされていることを特徴とするものである。
また、前記位置決め部品と前記支持体とが凹凸嵌合して、前記回路部材に対して前記接続素子が位置決めされるものである。
したがって、前記位置決め部品は、前記支持体に設けられた前記位置決め用の穴内に嵌入されるもの、あるいは前記支持体に設けられた前記突起が嵌入するものである。
例えば、本発明の回路接続装置は、前記接続素子と、この接続素子を位置決めする第1の位置決め部品および第2の位置決め部品とを有し、
前記支持体には、前記第1の位置決め部品または第2の位置決め部品が嵌入する位置決め穴が形成され、第1の位置決め部品と第2の位置決め部品が凹凸嵌合可能とされており、第1の位置決め部品は、第1群の弾性接点が接続される導通部を有する第1の回路部材に取り付け可能とされ、第2の位置決め部品は、第2群の弾性接点が接続される導通部を有する第2の回路部材に取り付け可能とされていることを特徴とするものである。
または、本発明の回路接続装置は、前記接続素子と、この接続素子を位置決めする第1の位置決め部品および第2の位置決め部品とを有し、
前記支持体には、第1の位置決め部品または第2の位置決め部品が嵌入する位置決め穴が形成され、第1の位置決め部品と第2の位置決め部品が凹凸嵌合可能とされており、第1の位置決め部品は、前記弾性接点が接続される導通部を有する第1の回路部材に取り付け可能とされ、第2の位置決め部品は、前記固定接点が接続される導通部を有する第2の回路部材に取り付け可能とされていることを特徴とするものである。
上記回路接続装置は、互いに嵌合する第1の位置決め部品と第2の位置決め部品を有しているため、この両位置決め部品と、支持体に形成された位置決め穴によって、回路基板とICパッケージのような互いに対向する回路部材のそれぞれに対して、接続素子を確実に位置決めできるようになる。
また、本発明の回路接続装置は、前記回路部材には、位置決め用の金属層が形成されて、前記位置決め部品が前記金属層に半田付けされており、前記接続素子が前記位置決め部品で位置決めされて前記回路部材に取り付けられていることが好ましく、または、第1の回路部材と第2の回路部材には、それぞれ位置決め用の金属層が形成され、第1の位置決め部品は、第1の回路部材の前記金属層に半田付けされ、第2の位置決め部品は、第2の回路部材の前記金属層に半田付けされており、第1の位置決め部品と第2の位置決め部品とが嵌合し、第1の回路部材と第2の回路部材との間に、前記接続素子が位置決めされて取り付けられていることが好ましい。
この構成では、位置決め部品を半田付け工程で回路部材に固定することができ、接続素子を位置決めする構造を簡単で且つ高精度に構成できる。
この場合に、前記導通部と位置決め用の前記金属層は、同じ金属材料で同じプロセスで形成されたものであることが好ましい。
回路部材に設けられた導通部と金属層とを同じプロセスで形成すると、導通部と金属層との相対的な位置を高精度に決めることができ、その結果、金属層に半田付けした位置決め部品と、導通部との相対位置関係を高精度に決めることができる。
さらに、本発明では、前記位置決め部品には、内部空間を挟んで対向しこの対向方向に所定の幅寸法を有する固定基部が設けられ、前記回路部材には、前記対向方向に距離を空けて形成された所定幅の前記金属層が設けられて、前記固定基部が前記金属層に面接触して、前記固定基部と前記金属層とが半田付けされていることが好ましい。
上記のように、位置決め部品に互いに対向する固定基部を設け、回路基板には、それぞれの固定基部に面接触する所定幅の金属層を距離を空けて設けることにより、間隔を空けて形成された金属層と固定基部とが半田付けされるときに、溶融状態の半田の表面張力によって、位置決め部品が、間隔を空けて配置された金属層の対向中心位置に位置決めされやすくなる。すなわち、単一の金属層の上に、対向する固定基部のそれぞれを面接触させて半田付けする固定手段に比べて、溶融した半田の表面張力による位置決め効果を高く発揮できるようになる。
本発明での位置決め部品は、後に説明するように、固定基部が輪状に形成されているものに限られるものではなく、位置決め部品がコの字状に折り曲げられて形成されて、所定長さの固定基部が、位置決め部品の内部空間を挟んで対向する形状のものであっても適用可能である。
この場合に、金属層の外縁間の前記対向方向の距離が、前記固定基部の外縁間の前記対向方向の距離以上であり、金属層の内縁間の前記対向方向の距離が、前記固定基部の内縁間の前記対向方向の距離以下であることが好ましい。
ただし、金属層の外縁間の前記対向方向の距離が、前記固定基部の外縁間の前記対向方向の距離以上であって、金属層の内縁間の前記対向方向の距離が、前記固定基部の内縁間の前記対向方向の距離以上であってもよい。
また、前記金属層の外縁間の前記対向方向の距離と、前記固定基部の外縁間の前記対向方向の距離との差が、0mm以上で0.3mm以下であり、前記金属層の内縁間の前記対向方向の距離と、前記固定基部の内縁間の前記対向方向の距離との差が、0mm以上で0.3mm以下であることが好ましい。
また、本発明の好ましい態様は、前記位置決め部品には、内部空間の周囲に輪状に形成された所定の幅寸法を有する固定基部が設けられ、前記回路部材には、輪状に形成された所定幅の前記金属層が設けられて、前記固定基部が前記金属層に面接触して、前記固定基部と前記金属層とが半田付けされているものである。
この場合も、前記金属層の外周縁の直径が、前記固定基部の外周縁の直径以上であり、金属層の内周縁の直径が、前記固定基部の内周縁の直径以下であることが好ましい。
ただし、前記金属層の外周縁の直径が、前記固定基部の外周縁の直径以上であり、金属層の内周縁の直径が、前記固定基部の内周縁の直径以上であってもよい。
上記では、前記金属層の外周縁の直径と、前記固定基部の外周縁の直径との差が、0mm以上で0.3mm以下であり、前記金属層の内周縁の直径と、前記固定基部の内周縁の直径との差が、0mm以上で0.3mm以下であることが好ましい。
なお、前記位置決め部品は、例えば固定基部の外縁間の最大寸法、または外周縁の直径寸法が、5mm以下で質量が1g以下の軽量なものであり、好ましくは、前記寸法が3mm以下で、質量が0.5g以下の軽量なものである。
本発明は、複数の弾性接点を有する接続素子、または複数の弾性接点と複数の固定接点とを有する接続素子を、回路基板やICパッケージその他の電子部品などの回路部材に設けられた導通部に正確に位置決めして取り付けることが可能となる。
また、位置決め部品を、回路部材に設けられた金属層に半田付けする過程で、位置決め部品を回路部材上の所定位置に高精度に位置決めして固定でき、この位置決め部品を用いて、回路部材に対して、接続素子を確実に位置決めする構造とすることが可能である。
図1は本発明の第1の実施の形態の接続素子を示す分解斜視図、図2(A)は、接続素子に設けられている支持体の平面図、図2(B)は支持体の正面図、図3は、接続素子に取り付けられる接続シートを平面に展開した斜視図、図4は前記接続シートの部分拡大斜視図である。
図1に示す接続素子1は、Y方向が長手方向であり、X方向が幅方向、Z方向が厚み方向である。以下では長手方向の寸法を縦寸法、幅方向の寸法を幅寸法、厚み方向の寸法を厚み寸法とする。
この接続素子1は、支持体2を有している。図1および図2(A)(B)に示すように、この支持体2は縦寸法が幅寸法よりも大きい縦長形状であり、厚み寸法は幅寸法よりも小さい板状である。支持体2は合成樹脂材料で形成されており、例えば液晶ポリマー樹脂などのように、各部の寸法を高精度に決めることができ、且つ線膨張係数が小さく、温度変化に応じた寸法変動の小さい樹脂材料で形成されている。または、支持体2は、ポリエチレン樹脂、ポリアセタール樹脂、ポリイミド樹脂などで形成することが可能であり、さらには、弾性変形可能なエラストマー樹脂で形成することも可能である。
支持体2は、基板保持部3を有している。基板保持部3は、Z方向の上側に向けられる平面状の第1の対向面3aと、Z方向の下側に向けられる平面状の第2の対向面3bを有している。第1の対向面3aと第2の対向面3bは上下の互いに逆方向に向く面であり、互いに平行である。ただし、第1の対向面3aと第2の対向面3bとが、Z方向に向けてわずかに凸状に湾曲した湾曲面であってもよい。
基板保持部3は、前記第1の対向面3aおよび第2の対向面3bの双方と連続する取り付け側面3cを有している。取り付け側面3cは、第1の対向面3aと第2の対向面3bの双方に対して垂直な平面であり、あるいはX方向へ向けてやや凸状とされた湾曲面である。取り付け側面3cに対向する背側面3dは、第1の対向面3aと第2の対向面3bの双方に垂直な平面である。
支持体2には、前記基板保持部3の長手方向の両端部に、取り付け部4,4が一体に形成されている。図2(B)に示すように、取り付け部4,4の厚み寸法t2は、基板保持部3の厚み寸法t1よりも小さく、基板保持部3の両端部とそれぞれの取り付け部4との境界部には、段差部5が形成されている。この段差部5が形成されていることにより、取り付け部4の上面4aは、基板保持部3の第1の対向面3aよりも一段低く、取り付け部4の下面4bは、基板保持部3の第2の対向面3bよりも一段低く形成されている。したがって、図6に示すように、後に説明する第1の位置決め部品30および第2の位置決め部品40と、取り付け部4とが組み合わされたときに、これら位置決め部品30,40が、取り付け部4の上面4aや下面4bに接近でき、このとき基板保持部3の第1の対向面3aおよび第2の対向面3bが、前記位置決め部品30,40と干渉しないように構成できる。
図1と図2(A)に示すように、前記取り付け部4,4の前側部4c,4cは、基板保持部3の取り付け側面3cよりも前方へ突出しており、この突出部分には、取り付け側面3cから前方へ突出する位置決め部6,6が形成されている。この位置決め部6,6は、平面であり、前記第1の対向面3aと第2の対向面3bおよび取り付け側面3cのそれぞれの面に対して垂直に延びており、互いに対向する位置決め部6と位置決め部6は互いに平行である。
それぞれの取り付け部4には、位置決め穴7が形成されている。この支持体2は、金型内に合成樹脂を射出する射出成型工程で形成されるものであり、各部分の相対位置寸法は、金型の加工精度に準じて高精度に決めることができる。よって、それぞれの位置決め穴7は、その内径寸法が高精度に管理される。また、位置決め穴7の中心線O1と、位置決め部6との相対位置、中心線O1と第1の対向面3aおよび第2の対向面3bとの相対位置、および中心線O1と取り付け側面3cとの相対位置、さらに中心線O1と背側面3dとの相対位置も高精度に決められる。
図1に示すように、前記基板保持部3には、接続シート10が折り曲げられた状態で、高精度に位置決めされて固定される。図3に示すように、接続シート10は、長方形の可撓性基板11を有しており、可撓性基板11の表面11aに、第1群の弾性接点12と第2群の弾性接点13および、第1群の弾性接点12を構成する複数の弾性接点15と、第2群の弾性接点13を構成する複数の弾性接点16とを、一対一に対応させて接続する配線パターン14が形成されている。
図4は、前記可撓性基板11の一部と、弾性接点15および弾性接点16と配線パターン14の一部を拡大して示している。
可撓性基板11は、ポリイミド樹脂などの、電気的に絶縁性の合成樹脂シートあるいは非導電性の金属シートまたは非金属シートで形成されている。可撓性基板11の表面11aに形成された弾性接点15は、固定部15aが前記表面11aに固定され、この固定部15aから一体に延びるスパイラル状の弾性変形部15bを有している。弾性変形部15bは、可撓性基板11の表面11aに固定されておらず、巻き中心部15cに向かうにしたがって、表面11aから徐々に離れるような立体形状とされている。弾性接点16は、弾性接点15と同様に、固定部16aと、スパイラル状の弾性変形部16bと巻き中心部16cを有しており、可撓性基板11の表面11aから立体的に立ち上がる形状である。
図4に示す実施の形態では、第1群の弾性接点12を構成する個々の弾性接点15と、第2群の弾性接点13を構成する個々の弾性接点16とが、同じパターンで形成されているため、第1群の弾性接点12と第2群の弾性接点13とを同じプロセスで形成することが可能である。よって、第1群の弾性接点12を構成する個々の弾性接点15と、第2群の弾性接点13を構成する個々の弾性接点16との相対位置も、薄膜形成プロセスにより高精度に決めることが可能である。
ただし、第1群の弾性接点12を構成する個々の弾性接点15と、第2群の弾性接点13を構成する個々の弾性接点16の、スパイラルの巻き方向を逆巻き方向とすることも可能である。
前記弾性接点15と弾性接点16は、導電性を有し且つ弾性力を発揮できるものであり、例えばニッケル(Ni)、ニッケルとリンの合金(Ni−P)などの弾性部材と、銅や銀、あるいは金などの比抵抗の小さい導電性金属との複合体で形成される。弾性接点15および弾性接点16は、可撓性基板11の表面11aに形成された金属薄膜をエッチングして形成でき、あるいは金属板をプレスすることで形成できる。あるいは可撓性基板11の表面11aにおいてメッキプロセスで形成することも可能である。
弾性接点15と弾性接点16とを一対一で導通させる配線パターン14は、銅箔などの比抵抗の小さい金属材料でパターン形成されている。
接続シート10の長さ寸法L1は、図2(A)に示す位置決め部6と位置決め部6との対向間隔L2と同じか、あるいはわずかに小さく形成されている。前記長さ寸法L1と前記対向間隔L2との差は、弾性接点15,16の位置決めに必要な公差範囲内に設定されている。
接続シート10の幅寸法W1は、第1の対向面3aの幅寸法と第2の対向面3bの幅寸法および取り付け側面3cの幅寸法の合計値と同じか、あるいはわずかに小さく形成されている。前記幅寸法W1と前記合計値との差は、弾性接点15,16の位置決めに必要な公差範囲内に設定されている。
図1に示すように、接続シート10は、支持体2の基板保持部3に巻き付けるようにして設置される。接続シート10は、第1群の弾性接点12が、基板保持部3の第1の対向面3aの表面に位置し、第2群の弾性接点13が、基板保持部3の第2の対向面3bの表面に位置し、第1群の弾性接点12と第2群の弾性接点13との間の領域が、基板保持部3の取り付け側面3cに接触するように取り付けられる。そして、接続シート10の可撓性基板11の背面と基板保持部3とが接着剤で固定される。
配線パターン1を介して一対一に対応して導通している弾性接点15と弾性接点16との配置関係は、接続シート10が支持体2に取り付けられた状態で、弾性接点15の真下にこれに導通する弾性接点16が位置するようになる。
接続シート10は、その2つの短辺10a,10aが、支持体2の位置決め部6,6に当接するようにして、支持体2に固定される。これにより、支持体2に対して、接続シート10が縦方向(Y方向)に位置決めされる。また、接続シート10の一方の長辺10bが、基板保持部3の第1の対向面3aと背側面3dとの境界であるエッジ部3eに一致し、他方の長辺10cが、第2の対向面3bと背側面3dとの境界であるエッジ部に一致するようにして、接続シート10が基板保持部3に固定される。これにより、接続シート10が支持体2に対して幅方向(X方向)へ位置決めされる。
上記の位置決め手段により、第1の対向面3a上に位置する第1群の弾性接点12を構成する個々の弾性接点15と、第2群の弾性接点13を構成する個々の弾性接点16と、前記位置決め穴7,7の中心線O1との相対位置が、縦方向(Y方向)と幅方向(X方向)の双方に対して高精度に位置決めされる。
したがって、この接続素子1は、位置決め穴7,7を基準として各種回路部材に設置することにより、回路部材に設けられた導電部と、弾性接点15および弾性接点16を高精度に位置決めして対向させることが可能となる。
図5は、前記接続素子1を使用した回路接続装置20を構成する第1の位置決め部品30および第2の位置決め部品40と、接続素子1を介して互いに接続される回路部材とを示す分解斜視図である。なお、図5では、接続素子1は示されていない。図6は、回路接続装置20が組み立てられた状態を示す部分断面図である。
接続素子1を介して接続される一方の回路部材はマザー基板(回路基板)21であり、他方の回路部材は、ICパッケージやその他の電子部品22である。マザー基板21の表面には、前記接続素子1の第2群の弾性接点13を構成する個々の弾性接点16に対向する複数の導通部(ランド)23が形成されている。さらにマザー基板21の表面には、位置決め用の金属層24が形成されている。導電部23と金属層24は、銅箔などの導電性金属で形成されている。導電部23と金属層24は、同じプロセスで形成されている。このプロセスは、マザー基板21の表面に均一に形成された銅箔などの金属膜をエッチングして形成する方法、あるいはマザー基板21の表面に金属膜を印刷する方法などで実現できる。前記導通部23は、接続素子1の第2群の弾性接点13を構成する複数の弾性接点16に対応して同じ数だけ設けられており、前記金属層24は、接続素子1の一対の位置決め穴7のそれぞれに対応して一対設けられている。
それぞれの導電部23と金属層24とが同じプロセスで形成されるため、導電部23と金属層24との相対位置は、前記プロセスの公差範囲内において高精度に決められる。
前記電子部品22におけるマザー基板21との対向面には、接続素子1の第1群の弾性接点12を構成する個々の弾性接点15に対向する複数の導電部(ランド)26と、位置決め用の金属層27とが形成されている。この導電部26と金属層27も同じプロセスで形成されているため、その相対位置は高精度に決められている。前記導通部26は、接続素子1の第1群の弾性接点12を構成する複数の弾性接点15に対応して同じ数だけ設けられており、前記金属層27は、接続素子1の一対の位置決め穴7のそれぞれに対応して一対設けられている。
図5と図6に示すように、一方の回路部材であるマザー基板21に設けられた金属層24には、第1の位置決め部品30が半田付け(溶融金属による接着力)によって固定される。この第1の位置決め部品30は、リン青銅などのように弾性変形しやすく且つ半田付け可能な金属材料で形成されており、図6に示すように、内部が空洞である。
第1の位置決め部品30には、輪状の固定基部31が設けられており、この固定基部31の外周縁の直径寸法は、円形パターンで形成されている前記金属層24の直径寸法とほぼ一致している。前記固定基部31の上部には、円筒形状の位置決め部32が形成されている。この位置決め部32の外径寸法は、前記接続素子1の位置決め穴7の内径寸法とほぼ一致し、または位置決め穴7の内径寸法よりもわずかに小さく形成されている。位置決め部32の外径寸法が、位置決め穴7の内径寸法よりも小さい場合、その径の差δ1(図6参照)は、個々の弾性接点15と個々の導通部26、および個々の弾性接点16と個々の導通部23とが対向できるようにその公差範囲内となるように設定されている。
第1の位置決め部品30の上端面には、円形の嵌合穴33が貫通して形成されている。また前記上端面には、前記嵌合穴33と連続して放射状に延びる切断部34が3箇所形成されている。この切断部34が形成されていることにより、嵌合穴33の周縁部が上下に弾性変形可能となっている。前記嵌合穴33の曲率中心は、前記固定基部31の曲率中心と一致している。
他方の回路部材である電子部品22に設けられた前記金属層27には、第2の位置決め部品40が半田付け(溶融金属による接着力)によって固定される。この第2の位置決め部品40は、リン青銅などの弾性変形しやすく且つ半田付け可能な金属材料で形成されている。その断面形状は図6に示す通りである。
第2の位置決め部品40には、中心に穴を有する円盤状の固定基部41が設けられており、この固定基部41の外周縁の直径寸法は、円形パターンで形成されている前記金属層27の直径寸法とほぼ一致している。固定基部41の中心部には下向きに嵌合凸部42が一体に形成されている。嵌合凸部42の軸中心は、前記固定基部41の曲率中心と一致している。前記嵌合凸部42は先端がほぼ球面であり、嵌合凸部42の外径寸法は、前記第1の位置決め部品30の嵌合穴33の内径寸法よりもわずかに大きく形成されている。この嵌合凸部42が、第1の位置決め部品30の嵌合穴33内に強制的に挿入されると、第1の位置決め部品30と第2の位置決め部品40は互いに軸ずれすることなく同軸上に一致するように組み立てられる。
次に、前記回路接続装置20の組み立て手順を説明する。
前記マザー基板21の金属層24にリフロー半田用の半田ペーストが塗布された状態で、自動マウント装置のマウント吸引ヘッドによって第1の位置決め部品30が吸着されて保持され、このマウント吸引ヘッドによって第1の位置決め部品30が金属層24の上に実装される。その後に加熱工程に移行し、半田ペーストが溶融することで、第1の位置決め部品30が金属層24に固定される。自動マウント装置では、マザー基板21に形成された位置決めマークを基準とした座標の割り出し制御により、第1の位置決め部品30の取り付け位置が決められるため、第1の位置決め部品30はマザー基板21の表面に高精度位置決めされて固定される。
仮に、半田ペーストが塗布されている金属層24の上にマウントされた第1の位置決め部品30に位置ずれがあったとしても、加熱工程で半田ペーストが溶融したときに、溶融半田の表面張力により、第1の位置決め部品30の軸中心と、金属層24の中心とが高精度に一致するようにセルフアライメント機能を発揮できる。
第2の位置決め部品40は、前記と同様の自動マウント工程およびリフロー半田工程で、金属層27に半田付け固定される。このときも、自動マウント装置の位置決め精度や、溶融半田の表面張力によって、第2の位置決め部品40の軸中心と金属層27とが高精度に一致して、第2の位置決め部品40が金属層27に半田付け固定される。
図6に示すように、接続素子1はマザー基板21の表面に設置される。このとき、接続素子1の一対の位置決め穴7が、マザー基板21に固定されている一対の第1の位置決め部品30のそれぞれの位置決め部32の外周に挿通されることにより、マザー基板21上で接続素子1が位置決めされる。前述のように、マザー基板21では、各導通部23と金属層24との相対位置が高精度に決められ、その結果、各導通部23と第1の位置決め部品30との相対位置が高精度に決められている。また接続素子1では、第2群の弾性接点13を構成する個々の弾性接点16と位置決め穴7の中心線O1との相対位置が高精度に決められている。よって、個々の弾性接点16が小さく、また弾性接点16の密集密度が高くても、個々の弾性接点16を、個々の導通部23に対して一対一で対応させて接触させることができる。
次に、電子部品22をマザー基板21の上に実装するが、このとき、電子部品22に固定されている一対の第2の位置決め部品40のそれぞれの嵌合凸部42を、第1の位置決め部品30の嵌合穴33内に嵌入させる。嵌合凸部42は嵌合穴33内に隙間無く嵌入するため、マザー基板21の金属層24の中心と、電子部品22の金属層27の中心とを同軸上に一致させることができる。
電子部品22では、個々の導通部26と金属層27との相対位置が高精度に決められており、接続素子1では、第1群の弾性接点12を構成する個々の弾性接点15と、位置決め穴7の中心線O1とが高精度に位置決められている。そのため、第1の位置決め部品30と第2の位置決め部品40とが嵌合した状態で、接続素子1の第1群の弾性接点12を構成する個々の弾性接点15が、電子部品22の個々の導通部26に正確に対向して接触するようになる。
図6に示すように、マザー基板21と電子部品22とが接続素子1を挟んで対向した状態で、電子部品22をマザー基板21に対して押し付けると、弾性接点16が弾性変形してマザー基板21の導通部23に確実に接続され、弾性接点15が弾性変形して、電子部品22の導通部26に確実に接続される。弾性接点15と弾性接点16が弾性変形した状態で、電子部品22とマザー基板21とが、図示しない押圧固定保持手段や、ねじ止め、あるいは接着などの手段で互いに固定される。
図6に示すように、電子部品22がマザー基板21に押し付けられて、弾性接点15と弾性接点16が最大限に弾性変形し、導通部23および導通部26に十分な弾性押圧力が作用している状態で、接続素子1の取り付け部4の上面4aと、第2の位置決め部品40の固定基部41との間にわずかな隙間δ2が形成される。すなわち、第1の位置決め部品30と第2の位置決め部品40が、前記隙間δ2を有するように凹凸嵌合した状態で、弾性接点15と弾性接点16が十分な弾性変形領域を確保できるようになっている。
図7は本発明の第2の実施の形態の回路接続装置120を示すものであり、図6に相当する部分断面図である。
この回路接続装置120は、第2の位置決め部品50が、第1の実施の形態の第2の位置決め部品40と相違しており、それ以外の構成は第1の実施の形態と同じである。
第2の実施の形態の回路接続装置120に使用されている第2の位置決め部品50は、円形で半田付け可能な金属製で円盤状の固定基部51と、この固定基部51の中心部に嵌着された合成樹脂製の嵌合凸部52を有しており、この嵌合凸部52には先端から途中位置まで割り溝52aが形成されている。一方、第1の位置決め部品30は、その上端部に嵌合穴33が形成されているが、この場合には、切断部34が設けられていなくてもよい。第2の位置決め部品50の嵌合凸部52の外径寸法は、第1の位置決め部品30の嵌合穴33の内径寸法よりもわずかに大きく形成されている。
第2の位置決め部品50の固定基部51は、リフロー半田付け工程によって、電子部品22の金属層27に固定される。図7に示すように、第2の位置決め部品50に設けられた嵌合凸部52には割り溝52aが形成されているため、その径が収縮した状態で、第1の位置決め部品30の嵌合穴33内に挿入させることができ、挿入後は嵌合凸部52と嵌合穴33とが隙間無く嵌合して、第1の位置決め部品30と第2の位置決め部品50とが同軸上に位置決めされる。
図8ないし図10は、本発明の第3の実施の形態を示している。図8は、第3の実施の形態の接続素子201に取り付けられる接続シート210の斜視図、図9はその一部拡大斜視図である。図10は、第3の実施の形態の回路接続装置220を示す部分断面図である。
図10には、接続素子201の一部が示されているが、この接続素子201を構成する支持体2は、図1と図2(A)(B)に示したものと全く同じである。この支持体2に取り付けられる接続シート210は、図3に示した接続シート10と同じ可撓性基板11を有している。可撓性基板11の長さ寸法はL1であり、幅寸法はW1であり、この寸法と支持体2の寸法との関係は、図1に示した第1の実施の形態と同じである。
図8に示すように、接続シート210では、可撓性基板11の表面11aに、弾性接点群212が設けられている。この弾性接点群212は、複数の弾性接点15が規則的に配列したものであり、この弾性接点15は、図4に示した接続シート10の弾性接点15と同じ構造である。接続シート210では、可撓性基板11の表面11aに、固定接点群213が設けられており、この固定接点群213では、複数の固定接点216が規則的に配列している。図9に示すように、個々の固定接点216は、半田バンプやメッキバンプなどによって隆起形成されており、実質的に弾性変形しないものである。
そして、弾性接点15と固定接点216とが一対一で対応するように配線パターン14を介して導通させられている。
図1に示したのと同様に、接続素子201では、支持体2に接続シート210が固定されている。支持体2の基板保持部3の第1の対向面3aの表面に、前記弾性接点群212が位置し、基板保持部3の第2の対向面3bの表面に、前記固定接点群213が位置するようにして、接続シート210が支持体2に巻き付けられて固定される。接続シート210の支持体2に対する位置決め構造は、第1の実施の形態の接続素子1と同じである。
この接続素子201では、第1の対向面3aに位置する弾性接点15の真下に、その弾性接点15と導通する固定接点216が位置する。
図10に示すように、第3の実施の形態の回路接続装置220では、マザー基板21に、前記固定接点群213の個々の固定接点216に対応する複数の導通部23が形成されている。接続素子201は、個々の固定接点216が、個々の導通部23に対向するように位置決めされて、固定接点216が導通部23に半田付け固定されている。このときの、マザー基板21上での接続素子201の位置決めは、この接続素子201を自動マウント装置でマザー基板21に自動マウントし、導通部23と固定接点216とをリフロー半田工程で半田付けすることにより実現できる。あるいは、マザー基板21上に接続素子201を冶具を用いて位置決めして半田付け固定してもよい。
電子部品22には、図5と同様に、複数の導通部26と円形の金属層27とが同じプロセスで形成されている。そして、位置決め部品230が、前記金属層27に自動マウント装置により自動マウントされ、位置決め部品230と金属層27とが位置決めされて半田付け固定されている。
位置決め部品230は、図5に示した第1の位置決め部品30と同じもの、あるいは第1の位置決め部品30に嵌合穴33および切断部34が形成されていないものである。
マザー基板21上に電子部品22を実装するときは、電子部品22に固定された位置決め部品230を、マザー基板21に固定されている接続素子201の位置決め穴7内に嵌入させる。これにより、接続素子201の個々の弾性接点15と、電子部品22の導通部26とが一対一に対向できる。よって、電子部品22をマザー基板21に押し付けて固定することにより、接続素子201の第1の対向面3aの表面に設けられた個々の弾性接点15が、個々の導通部26に弾圧されて接続される。
次に、図5ないし図7に示す第1の位置決め部品30を、マザー基板21に対して、さらに高精度に位置決めして半田付けできる好ましい固定構造を説明する。
図11(A)は、前記第1の位置決め部品30を拡大して示す平面図、図11(B)その側面図である。図12(A)は第1の位置決め部材30の断面図であり、図12(B)は、マザー基板21の表面に設けられた金属層124の平面図である。この金属層124は、図5ないし図7に示した金属層24に代わってマザー基板21の表面に形成される。図13は、第1の位置決め部品30が金属層124に対して位置ずれしてマウントされたときのセルフアライメント機能を説明する平面図である。図14(A)(B)は同じくセルフアライメント機能を説明するものであり、第1の位置決め部品30と金属層124との半田付け部の拡大断面図である。
図11(A)(B)および図12(A)に示す第1の位置決め部品30は、第1の実施の形態で説明したように、厚みが0.03〜0.3mm程度のリン青銅板などの板ばね材料で形成されており、この実施の形態では、厚みが0.1mmである。第1の位置決め部品30は、固定基部31と、内側に空洞の内部空間35を有する円筒形状の位置決め部32とが形成され、この位置決め部32の上端に嵌合穴33が形成されている。なお、図11(A)(B)および図12(A)に示す第1の位置決め部品30には、図5に示されている切断部34が形成されていない。
図11(A)に示すように、固定基部31の平面形状は、前記内部空間35を挟んで左右に対向する位置に、輪状部31a,31aが形成されている。輪状部31a,31aは、中心線O1を中心とする円弧軌跡に沿って一定の幅寸法で形成されている。左右の輪状部31a,31aの中心線O1に対する角度範囲θは、それぞれ90度以上で180度以下であるが、この実施の形態では、前記角度範囲θが120度である。
固定基部31では、前記輪状部31a,31a以外の部分に、外縁から中心方向へ凹状に切り欠かれた4箇所の切欠き部31bと、切欠き部31b、31bに挟まれた突片部31c,31cとが設けられている。この第1の位置決め部品30が金属層124に半田付けされるときに、輪状部31a,31aが対向する方向に大きなセルフアライメント力が作用する。したがって、第1の位置決め部品30は、前記輪状部31a,31aの対向する方向が、図1に示す接続素子1の長手方向であるY方向へ向けてマザー基板21上に実装されることが好ましい。あるいは、輪状部31a,31aが対向する方向がX方向へ向けられて実装されても良いし、接続素子1の一対の位置決め穴7,7に嵌入される一対の第1の位置決め部品30の一方が、前記輪状部31a,31aの対向方向がY方向へ向くように実装され、他方が、前記輪状部31a,31aの対向方向がX方向へ向くように実装されてもよい。
図12(A)と図14(A)(B)には、固定基部31の前記輪状部31a,31aの詳細が示されている。前記輪状部31a,31aの下面には、平面状の設置面36が形成されている。また、輪状部31a,31aの外周縁37と前記設置面36との間には、輪状部31a,31aの全周にわたって面取り部38が形成されている。この面取り部38の切り取り部分の容積はわずかであり、面取り部38は「C0.05」、すなわち、断面図において、外周縁37から中心線O1方向へ0.05mm(50μm)の幅で、且つ設置面36から高さ方向へ0.05mm(50μm)の範囲で除去されている。
輪状部31a,31aの内周部には、位置決め部32の内周面に向けて立ち上がる比較的半径の大きい曲線部30Rが形成されている。そこで、この実施の形態では、外周縁37と面取り部38との境界点を通る水平線Laを想定し、この水平線Laと前記曲線部30Rとの交差部を、輪状部31a,31aの内周縁39としている。なお、前記面取り部38の除去容積が大きい場合、すなわち面取り部38のCが0.05よりも大きい場合には、前記設置面36と面取り部38との境界部が輪状部31a,31aの外周縁となる。
第1の位置決め部材30は、外周縁37の直径D1が5mm以下で質量が1g以下の軽量なものであり、好ましくは、前記直径D1が3mm以下で、質量が0.5g以下の軽量なものである。この実施の形態では、外周縁37の直径D1が2.0mmであり、内周縁39の直径が1.5mmである。よって、外周縁37と内周縁39との幅寸法が0.25mmである。
マザー基板21の表面に形成される金属層124は、前述のように、図5などに示される導電部23と同じプロセスでパターン形成されたものであり、その平面形状は輪状である。第1の位置決め部品30の固定基部31の輪状部31aの下面は金属層124の表面に面接触できるように構成されている。
金属層124の外周縁124aと内周縁124bは、中心Oaを曲率中心とする同心円である。外周縁124aの直径Daは、第1の位置決め部品30の輪状部31aの外周縁37の直径D1と同じか、または前記直径D1よりも大きい。直径Daが直径D1よりも大きい場合、直径Daと直径D1との差は、0.3mm以下であることが好ましく、さらに好ましくは0.05〜0.15mmである。この実施の形態では、直径Daと直径D1との差が0.1mmである。よって、第1の位置決め部品30の中心線O1が、金属層124の中心Oaに一致したときに、金属層124の外周縁124aは、第1の位置決め部品30の外周縁37から0.05mm(50μm)だけはみ出るように設定されている。
金属層124の内周縁124bの直径Dbは、第1の位置決め部品30の輪状部31aの内周縁39の直径D2と同じか、または直径D2よりも小さい。直径Dbが直径D2よりも小さい場合、直径Dbと直径D2との差は、0.3mm以下であることが好ましく、さらに好ましくは0.05〜0.15mmである。この実施の形態では、前記直径D2と前記直径Dbが等しい。
金属層124を、中心部に間欠部124cを有する輪状とし、この輪状の所定幅の金属層124の上に、第1の位置決め部品30の輪状部31a,31aを面接触させて半田付けすることにより、溶融半田の表面張力により、第1の位置決め部品30の中心線O1を、金属層124の中心Oaに一致させるセルフアライメント機能を効果的に発揮させることができる。そのためには、金属層124の外周縁124aの直径Daが、第1の位置決め部品30の外周縁37の直径D1よりも大きいことと、金属層124の内周縁124bの直径Dbが、第1の位置決め部品30の内周縁39の直径D2よりも小さいことの少なくとも一方が設立することが好ましい。なお、外周縁124aの直径Daが外周縁37の直径D1よりも大きい場合に、内周縁124bの直径Dbが、内周縁39の直径D2よりもわずかに大きくてもよい。
上記アライメント機能を詳しく説明する。
第1の位置決め部品30をマザー基板21に実装するには、輪状の金属層124の表面に、リフロー半田用の半田ペーストが塗布された状態で、自動マウント装置のマウント吸引ヘッドによって第1の位置決め部品30が吸着されて保持され、このマウント吸引ヘッドによって第1の位置決め部品30が金属層24の上に実装される。さらに、加熱工程で半田ペーストが溶融し、さらに冷却されて半田が硬化する。図14(A)(B)では、加熱されて溶融した状態の溶融半田を符号150を付して示している。
図13では、金属層124の中心Oaを通る直交軸をY0とX0で示している。図13では、軸Y0よりも上半分に、第1の位置決め部品30が図示左方向へ位置ずれしてマウントされた状態を示し、軸Y0よりも下半分に、第1の位置決め部品30の中心線O1が、金属層124の中心Oaに一致した位置決め完了状態を示している。なお、図13では、説明の都合上、第1の位置決め部品20の固定基部31が、その全周にわたって輪状部31aであるものとして図示している。図14(A)は、第1の位置決め部品30が図示左方向へ位置ずれしてマウントされた状態を示し、図14(B)は、第1の位置決め部品30の中心線O1が、金属層124の中心Oaに一致して位置決めされた状態を示している。
図13の上半分と図14(A)に示すように、第1の位置決め部品30が図示左方向へ位置ずれすると、図示右側では、金属層124の外周縁124と第1の位置決め部品30の輪状部31aの外周縁37との間に最大幅寸法がWaの半田フィレットの溜まり部が形成され、且つ図示左側では、金属層124の内周縁124bと、輪状部31aの内周縁39との間に、最大幅寸法がWbの半田フィレットの溜まり部が形成される。
通常のマウント機では、第1の位置決め部品30をマザー基板21にマウントするときの最大位置ずれ量が0.05mm(50μm)程度である。そのため、この実施の形態では、第1の位置決め部品30が最大に位置ずれしてマウントされた場合に、右側の半田フィレットの溜まり部の幅寸法Waが、0.1mmとなり、輪状部31aの右側の内周縁39は、金属層124の右側の内周縁124bよりも中心側に位置する。また、左側の半田フィレットの溜まり部の幅寸法Wbは、0.05mmとなり、左側では、輪状部31aの外周縁37が、金属層124の外周縁124aとほぼ一致する。
そのため、図14(A)に示すように、右側の半田フィレットの溜まり部に位置する溶融半田150の表面張力により、第1の位置決め部品30を右方向へ動かそうとする力Faが作用し、左側の半田フィレットの溜まり部に位置する溶融半田150の表面張力により、第1の位置決め部品30を右方向へ動かそうとする力Fbが作用する。上記力Fa,Fbにより、第1の位置決め部品30が右方向へ移動させられる。図14(B)に示すように、第1の位置決め部品30の中心線O1が、金属層124の中心Oaに一致し、またはほぼ一致すると、輪状部31aの外周縁37に作用する外向きの表面張力F1と、内周縁39に作用する中心方向への表面張力F2とが釣り合う。この釣り合い状態に至ったときに、溶融半田150が冷却されて硬化され、第1の位置決め部品30が、金属層124の中心Oaに位置決めされて固定される。
上記の高精度なセルフアライメント機能は、金属層124に間欠部124cを設けて、この間欠部124cを挟んで対向する所定幅の金属層124のそれぞれに、第1の位置決め部品30の所定幅の輪状部31aを面接触させていることにより発揮される。例えば、図5に示すように、円形で内部に間欠部を有しない円形の金属層124を使用すると、図14(A)に示すように、第1の位置決め部品30が位置ずれしてマウントされたときに、左右の輪状部31a,31aの中間に広い面積の半田フィレットの溜まり部が形成されて、その表面張力が、右側の力Faよりも大きくなり、且つ左側の力Fbを生じさせない結果となる。そのため、図5に示す円形状の金属層24を用いた場合よりも、中央部に間欠部124cを有する輪状の金属層124を用いた方が、高いセルフアライメント機能を発揮することができる。
図15、図16、図17は、輪状の金属層124の内周縁124bの半径と、セルフアライメント機能との関係を測定した結果を示す線図である。
測定で使用した第1の位置決め部品30は、前述したように、外周縁37の直径を2.0mmとし、内周縁39の直径を1.5mmとした。金属層124は外周縁124aの直径を2.1mmに固定し、内周縁124bの直径を変化させた。図15ないし図17は、横軸が内周縁124bの直径を示し、縦軸が、第1の位置決め部品30を位置ずれさせてマウントしてから、半田が硬化するまでの間に、第1の位置決め部品30の中心線O1が移動した距離(アライメント量)を示している。図15では、第1の位置決め部品30の中心線O1を、金属層124の中心Oaから故意に0.07mm(70μm)だけ位置ずれさせてマウントしたときの測定結果である。図16は、中心線O1の位置ずれ量を0.1mm(100μm)としたときの測定結果であり、図17は、中心線O1の位置ずれ量を0.12mm(120μm)としたときの測定結果である。
図15ないし図17の測定結果では、いずれの場合も、第1の位置決め部品30の内周縁39の直径D2と、金属層124の内周縁124bの直径Dbとの差が0.3mm以内であると、セルフアライメント機能を発揮できることを確認できる。また、前記直径の差が0.2mm以内になるとさらにセルフアライメント機能が向上し、前記直径の差を0にすると、すなわち直径D2と直径Dbを一致させると、さらにアライメント機能が向上することを確認できる。また、このアライメント機能は、第1の位置決め部品30の位置ずれ量を0.12mm程度まで大きくしても発揮できることが解る。
以上から、金属層124の内周縁124bの直径Dbは、第1の位置決め部品30の輪状部31aの内周縁39の直径D2と同じかまたは、直径D2よりも小さく、直径Dbが直径D2よりも小さい場合、直径Dbと直径D2との差が、0.3mm以下であることが好ましく、さらに好ましくは0.05〜0.15mmである。
一方、外周縁124aの直径Daは、第1の位置決め部品30の輪状部31aの外周縁37の直径D1と同じか、または前記直径D1よりも大きく、直径Daが直径D1よりも大きい場合、直径Daと直径D1との差は、0.3mm以下であることが好ましく、さらに好ましくは0.05〜0.15mmである。
なお、上記では、第1の位置決め部品30について説明したが、これは図6に示した第2の位置決め部品40や、図10に示した位置決め部品230においても同じである。
または、位置決め部品が、円筒状ではなくコの字状に形成されて、内部空間を挟んで所定幅の固定基部が対向して一対設けられたものであり、マザー基板21上に、それぞれの固定基部に対応する帯状の金属層が間隔を空けて配置されている場合にも、セルフアライメント機能を発揮させることが可能である。
図18は本発明の第4の実施の形態の回路接続装置320を示す分解斜視図である。
接続素子301は基板状の支持体303の上面に第1群の弾性接点を構成する複数の弾性接点15が設けられ、支持体303の下面には第2群の弾性接点を構成する複数の弾性接点が設けられ、支持体303の上面の弾性接点15と下面の弾性接点とが互いに導通させられている。そして、支持体303には、上方へ突出する位置決め突起307と下方へ突出する位置決め突起308とが一体に形成されている。
回路部材として第1の回路基板321と第2の回路基板322を有している。第1の回路基板321の上面には、接続素子301の下面に設けられた個々の弾性接点に対応する複数の導通部323が設けられ、第2の回路基板322の下面には、接続素子301の上面に向けられた個々の弾性接点15に対応する複数の導通部が設けられている。また、第1の回路基板321には、位置決め穴310が開口し、第2の回路基板322には位置決め穴309が開口している。
前記位置決め突起308が前記位置決め穴310内に隙間なく挿入され、または最小の隙間を介して挿入され、位置決め突起307が前記位置決め穴309内に隙間なく挿入され、または最小の隙間を介して挿入されることにより、第1の回路基板321と第2の回路基板322に対して接続素子301が位置決めされ、接続素子301の下面に設けられた個々の弾性接点が、第1の回路基板321上の個々の導通部323に接触し、接続素子301の上面に設けられた個々の弾性接点15が、第2の回路基板322の下面に設けられた個々の導通部に接触する。
図19は本発明の第5の実施の形態の回路接続装置420を示す分解斜視図である。
接続素子401は、支持体403に、図3に示す接続シート10が巻き付けられて固定されたものであり、支持体403には位置決め突起408と位置決め穴407が一体に形成されている。回路部材である第1の回路基板421の表面には、複数の導通部423が形成され、第1の回路基板421には取り付け穴410が開口している。回路部材である第2の回路基板422には、位置決め穴409と取り付け穴411が形成されている。
接続素子401の位置決め突起408が、第2の回路基板422の位置決め穴409に嵌合することで、接続素子401と第2の回路基板422とが位置決めされる。また、取り付けねじ503が、第2の回路基板422に形成された取り付け穴411に挿入され、接続素子401の位置決め穴407に挿入され、さらに第1の回路基板421の取り付け穴410に挿入されて、筐体501に形成された雌ねじ穴502に螺着される。
上記構造により、第1の回路基板421と第2の回路基板422に対して接続素子401が位置決めされて取り付けられる。そして、接続素子401の下面に設けられた弾性接点が、第1の回路基板421の導通部423に対向して接触し、接続素子401の上面に設けられた弾性接点15が、第2の回路基板422の下面に設けられた導通部に接続される。
なお、本発明は前記実施の形態に限られるものではない。例えば、図1ないし図10に示す実施の形態において、上側の回路部材が電子部品22である代わりに上部回路基板などであってもよい。また、例えば図6に示す回路接続装置20において、電子部品22が取り付けられるものではなく、接続素子1の第2の対向面3bのみに弾性接点16が設けられ、この接続素子1が第1の位置決め部品30によってマザー基板21に位置決めされて、前記弾性接点16によって、マザー基板21上の導通部23どうしを接続するものとしても構成できる。
また、弾性接点はスパイラル状に隆起するものに限られず、弾性力を発揮するアーム状の接点であってもよい。
また、図3の接続シート10では、第1群の弾性接点12を構成する弾性接点15と、第2群の弾性接点13を構成する弾性接点16とが、配線パターン14を介して一対一で導通させられているが、例えば複数の弾性接点15と複数の弾性接点16とが、1つの配線パターン14を介して全て導通されていてもよいし、弾性接点15と弾性接点16との異なる数どうしが同じ配線パターン14を介して導通されてもよい。これは図8に示す接続シート210の弾性接点15と固定接点216との関係においても同じである。
本発明の第1の実施の形態の接続素子を示す分解斜視図、 (A)は接続素子を構成する支持体の平面図、(B)は支持体の正面図、 接続素子に使用される接続シートの斜視図、 前記接続シートの部分拡大斜視図、 位置決め部品と回路部材を示す斜視図、 第1の実施の形態の回路接続装置の断面図、 本発明の第2の実施の形態の回路接続装置の断面図、 本発明の第3の実施の形態の接続素子の接続シートを示す斜視図、 第3の実施の形態の接続シートの部分拡大斜視図、 第3の実施の形態の回路接続装置の断面図、 (A)は第1の位置決め部品の拡大平面図、(B)はその拡大側面図、 (A)は第1の位置決め部品の断面図、(B)は金属層の平面図、 第1の位置決め部品の、金属層に対するセルフアライメント機能を説明する平面図、 (A)は、第1の位置決め部品が位置ずれしてマウントされた状態、(B)は第1の位置決め部品が位置決めされた状態をそれぞれ示すものであり、第1の位置決め部品の固定基部と金属層との接合部の拡大断面図、 第1の位置決め部品を半田付けするときのセルフアライメント機能を示す線図、 第1の位置決め部品を半田付けするときのセルフアライメント機能を示す線図、 第1の位置決め部品を半田付けするときのセルフアライメント機能を示す線図、 本発明の第4の実施の形態の回路接続装置の分解斜視図、 本発明の第5の実施の形態の回路接続装置の分解斜視図、
符号の説明
1 接続素子
2 支持体
3 基板保持部
3a 第1の対向面
3b 第2の対向面
3c 取り付け側面
3d 背側面
4 取り付け部
6 位置決め部
7 位置決め穴
10 接続シート
11 可撓性基板
12 第1群の弾性接点
13 第2群の弾性接点
14 配線パターン
15,16 弾性接点
20 回路接続装置
21 回路部材であるマザー基板
22 回路部材である電子部品
23 導通部
24 金属層
26 導通部
27 金属層
30 第1の位置決め部品
32 位置決め部
33 嵌合穴
35 内部空間
36 設置面
37 外周縁
38 面取り部
39 内周縁
40 第2の位置決め部品
42 嵌合突起
120 回路接続装置
124 金属層
124a 外周縁
124b 内周縁
50 第2の位置決め部品
201 接続素子
212 弾性接点群
213 固定接点群
216 固定接点
220 回路接続装置
230 位置決め部品
320 回路接続装置
301 接続素子
307,308 位置決め突起
420 回路接続装置
401 接続素子
408 位置決め突起

Claims (19)

  1. 接続用の対向面を有する支持体と、前記対向面に設けられた複数の弾性接点とを有し、
    前記支持体の前記弾性接点が設けられていない領域に、位置決め用の穴または凹部あるいは突起が形成されていることを特徴とする接続素子。
  2. 前記対向面は、前記支持体の互いに逆側に向く面のそれぞれに設けられており、一方の対向面に第1群の弾性接点が、他方の対向面に第2群の弾性接点が設けられ、第1群の弾性接点と第2群の弾性接点とが導通している請求項1記載の接続素子。
  3. 可撓性基板の一方の面に、第1群の弾性接点と第2群の弾性接点、および第1群の弾性接点と第2群の弾性接点とを導通させる配線パターンが形成されており、第1群の弾性接点が一方の対向面に位置し、第2群の弾性接点が他方の対向面に位置するように、前記可撓性基板が曲げられて前記支持体に固定されている請求項2記載の接続素子。
  4. 前記対向面は、前記支持体の互いに逆側に向く面のそれぞれに設けられ、一方の対向面に複数の弾性接点が、他方の対向面に複数の固定接点が設けられ、前記弾性接点と前記固定接点とが導通している請求項1記載の接続素子。
  5. 可撓性基板の一方の面に、複数の弾性接点と複数の固定接点、および弾性接点と固定接点とを導通させる配線パターンが形成されており、弾性接点が一方の対向面に位置し、固定接点が他方の対向面に位置するように、前記可撓性基板が曲げられて前記支持体に固定されている請求項4記載の接続素子。
  6. 前記支持体に対して前記可撓性基板を位置決めして固定する位置決め手段が設けられている請求項3または5記載の接続素子。
  7. 請求項1ないし6のいずれかに記載の接続素子と、この接続素子を位置決めする位置決め部品とを有し、
    前記位置決め部品は、前記弾性接点が接続される導電部を有する回路部材に取り付け可能とされていることを特徴とする回路接続装置。
  8. 前記位置決め部品と前記支持体とが凹凸嵌合して、前記回路部材に対して前記接続素子が位置決めされる請求項7記載の回路接続装置。
  9. 請求項2または3に記載の接続素子と、この接続素子を位置決めする第1の位置決め部品および第2の位置決め部品とを有し、
    前記支持体には、前記第1の位置決め部品または第2の位置決め部品が嵌入する位置決め穴が形成され、第1の位置決め部品と第2の位置決め部品が凹凸嵌合可能とされており、第1の位置決め部品は、第1群の弾性接点が接続される導通部を有する第1の回路部材に取り付け可能とされ、第2の位置決め部品は、第2群の弾性接点が接続される導通部を有する第2の回路部材に取り付け可能とされていることを特徴とする回路接続装置。
  10. 請求項4または5に記載の接続素子と、この接続素子を位置決めする第1の位置決め部品および第2の位置決め部品とを有し、
    前記支持体には、第1の位置決め部品または第2の位置決め部品が嵌入する位置決め穴が形成され、第1の位置決め部品と第2の位置決め部品が凹凸嵌合可能とされており、第1の位置決め部品は、前記弾性接点が接続される導通部を有する第1の回路部材に取り付け可能とされ、第2の位置決め部品は、前記固定接点が接続される導通部を有する第2の回路部材に取り付け可能とされていることを特徴とする回路接続装置。
  11. 前記回路部材には、位置決め用の金属層が形成されて、前記位置決め部品が前記金属層に半田付けされており、前記接続素子が前記位置決め部品で位置決めされて前記回路部材に取り付けられている請求項7または8記載の回路接続装置。
  12. 第1の回路部材と第2の回路部材には、それぞれ位置決め用の金属層が形成され、第1の位置決め部品は、第1の回路部材の前記金属層に半田付けされ、第2の位置決め部品は、第2の回路部材の前記金属層に半田付けされており、第1の位置決め部品と第2の位置決め部品とが嵌合し、第1の回路部材と第2の回路部材との間に、前記接続素子が位置決めされて取り付けられている請求項9または10記載の回路接続装置。
  13. 前記導通部と位置決め用の前記金属層は、同じ金属材料で同じプロセスで形成されたものである請求項11または12記載の回路接続装置。
  14. 前記位置決め部品には、内部空間を挟んで対向しこの対向方向に所定の幅寸法を有する固定基部が設けられ、前記回路部材には、前記対向方向に距離を空けて形成された所定幅の前記金属層が設けられて、前記固定基部が前記金属層に面接触して、前記固定基部と前記金属層とが半田付けされている請求項11ないし13のいずれかに記載の回路接続装置。
  15. 金属層の外縁間の前記対向方向の距離が、前記固定基部の外縁間の前記対向方向の距離以上であり、金属層の内縁間の前記対向方向の距離が、前記固定基部の内縁間の前記対向方向の距離以下である請求項14記載の回路接続装置。
  16. 前記金属層の外縁間の前記対向方向の距離と、前記固定基部の外縁間の前記対向方向の距離との差が、0mm以上で0.3mm以下であり、
    前記金属層の内縁間の前記対向方向の距離と、前記固定基部の内縁間の前記対向方向の距離との差が、0mm以上で0.3mm以下である請求項15記載の回路接続装置。
  17. 前記位置決め部品には、内部空間の周囲に輪状に形成された所定の幅寸法を有する固定基部が設けられ、前記回路部材には、輪状に形成された所定幅の前記金属層が設けられて、前記固定基部が前記金属層に面接触して、前記固定基部と前記金属層とが半田付けされている請求項11ないし13のいずれかに記載の回路接続装置。
  18. 前記金属層の外周縁の直径が、前記固定基部の外周縁の直径以上であり、金属層の内周縁の直径が、前記固定基部の内周縁の直径以下である請求項17記載の回路接続装置。
  19. 前記金属層の外周縁の直径と、前記固定基部の外周縁の直径との差が、0mm以上で0.3mm以下であり、
    前記金属層の内周縁の直径と、前記固定基部の内周縁の直径との差が、0mm以上で0.3mm以下である請求項18記載の回路接続装置。
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