JP6838831B2 - 皮膚外用組成物 - Google Patents

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Description

本発明は、皮膚外用組成物に関する。より詳細には、抗菌成分の皮膚残存性に優れた皮膚外用組成物に関する。
抗菌成分が配合された皮膚外用組成物は、真菌や細菌等を原因とする皮膚の疾患や症状、状態を治療、予防及び/又は改善する目的で有益である。
例えば、腋臭(ワキガとも呼ばれる)等の体臭の原因は、汗に混じった皮脂が過剰増殖した雑菌により分解されて臭いを発生させることが大きな一因とされている。こうした体臭が気になる場合、香水等を使ってマスキングすることもあるが、単純に香水等を使っただけでは、体臭と香水の匂いが混ざり合って不快な臭いを生じさせてしまうこともある。また、香水等でマスキングするだけでは、過剰増殖した雑菌を抑えることはできず、気になる体臭発生の根本原因の解決にはならない。
そこで、腋臭等の気になる体臭を治療、予防及び/又は改善するためのデオドラント剤において、悪臭の原因となる雑菌増殖を抑えることを意図して、抗菌成分を配合した皮膚外用組成物が数多く市販されている。そうした、抗菌成分を配合した皮膚外用組成物では、該外用組成物を塗布・噴霧等して適用した後に、長期にわたり皮膚上に残存してその抗菌効果を発揮させることが望まれる。しかし、皮膚の適用部位や使用状況などによっては、抗菌成分が適用部位から流れ落ちてしまうこともあり抗菌効果の持続が難しい場合もある。例えば、汗をかきやすい部位に適用することを意図した制汗デオドラント剤に抗菌成分を配合した場合、制汗成分では完全に抑えきれず多少なりとも溢れ出た汗によって、皮膚に適用した抗菌成分が洗い流されてしまい、適用部位で所望の抗菌効果を持続し得ない点も懸念されていた。
これまでにも、高い制汗効果、高い抗菌効果、及びそれらの持続性を有し、防臭効果に優れた低刺激性のデオドラント組成物を提供する試みとして、(A)制汗成分と、(B)特定の2種類のカチオン性界面活性剤と、(C)ノニオン性抗菌剤と、(D)多鎖型ノニオン性界面活性剤と、(E)エタノールとを含有し、特定成分の間での質量比が特定範囲となるようにデオドラント組成物を調製することが提案されている(特許文献1)。しかし、高い抗菌性持続効果を発揮できる、更なる有用な新規の皮膚外用組成物の開発が求められている。
特開2014−133724号公報
本発明は、かかる従来の課題に鑑みてなされたものであり、抗菌成分の皮膚残存性に優れた皮膚外用組成物を提供することを目的とする。
本発明者らは、前記課題を解決するために鋭意検討した結果、(A)抗菌成分と共に、(B)シクロデキストリン系化合物及び(C)融点が40℃以上である固形ワックスを組み合わせて配合し、且つ(D)水の含有量が組成物全体に対して40重量%以下となるような皮膚外用組成物とすることにより、該外用組成物を皮膚に適用した場合の(A)抗菌成分の残存性が高められることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は下記に掲げる皮膚外用組成物を提供する。
[項1] (A)抗菌成分、(B)シクロデキストリン系化合物、及び(C)融点が40℃以上である固形ワックスを含有し、且つ、(D)水の含有量が組成物全体に対して40重量%以下である、皮膚外用組成物。
[項2] (A)成分として、イソプロピルメチルフェノール、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、塩化セチルトリメチルアンモニウム、臭化セチルトリメチルアンモニウム、トリクロサン、トリクロカルバン、サリチル酸、パラベン、クロルヘキシジン及びその塩、リゾチーム及びその塩、アクリノール、エタノール、グルコン酸、アルキルジアミノグリシン及びその塩、ポピドンヨード、ヨウ化カリウム、ヨウ素、クレゾール、感光素101号、感光素201号、フェノキシエタノール、1,2-ペンタンジオール、ピロクトンオラミン、及びハロカルバンからなる群より選択される少なくとも1種を含む、項1に記載の皮膚外用組成物。
[項3] (B)成分として、シクロデキストリン、及びその誘導体、並びにそれらの塩からなる群より選択される少なくとも1種を含有する、項1又は2に記載の皮膚外用組成物。
[項4] (C)成分として、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、ポリエチレンワックス、硬化ヒマシ油、ポリプロピレンワックス、(ステアロキシメチコン/ジメチコン)コポリマー、セテアリルメチコン、アルキル(C30−45)セテアリルジメチコンクロスポリマー、カルナウバロウ、キャンデリラワックス、木ロウ、米糠ロウ、ハゼロウ、ウルシロウ、サトウキビロウ、パームロウ、オレンジ果皮ロウ、オレンジ花ロウ、オオバナソケイ花ロウ、クチベニスイセン花ロウ、シロヤマモモ果実ロウ、スイートアカシア花ロウ、チューベロース花ロウ、蜜蝋、サラシミツロウ、鯨蝋、セラック蝋、ラノリン、モンタンワックス、オゾケライト、セレシンワックス、セチルアルコール、ステアリルアルコール、及びベヘニルアルコールからなる群より選択される少なくとも1種を含有する、項1〜3のいずれかに記載の皮膚外用組成物。
[項5] 25℃における硬度が0.05kgf以上である、項1〜4のいずれかに記載の皮膚外用組成物。
[項6] デオドラント剤として用いられる、項1〜5のいずれかに記載の皮膚外用組成物。
[項7] (A)成分を、組成物全体に対して0.001重量%以上含有する、項1〜6のいずれかに記載の皮膚外用組成物。
[項8] (B)成分を、組成物全体に対して0.1重量%以上含有する、項1〜7のいずれかに記載の皮膚外用組成物。
[項9] (C)成分を、組成物全体に対して0.01重量%以上含有する、項1〜8のいずれかに記載の皮膚外用組成物。
更に本発明は別の観点から、下記に掲げる(A)抗菌成分の皮膚残存性を高める方法をも提供する。
[項10] (A)抗菌成分と、(B)シクロデキストリン系化合物と、(C)融点が40℃以上である固形ワックスとを配合し、且つ(D)水の含有量が組成物全体に対して40重量%以下となるように皮膚外用組成物を調製することを特徴とする、該外用組成物の(A)成分の皮膚残存性を高める方法。
本発明により、抗菌成分の皮膚残存性に優れた皮膚外用組成物を提供することができる。一実施態様において、本発明の皮膚外用組成物は、適用した抗菌成分が汗などで洗い流されやすい皮膚の部位や状況で用いられることが一般に多い、デオドラント剤などとして好適に用いられ得る。
以下、本発明について詳細に説明する。
なお、本明細書中で使用される用語は、特に他を言及しない限り、当該分野で通常用いられる意味で用いられている点が理解されるべきである。
(1.皮膚外用組成物)
本発明の皮膚外用組成物は、(A)抗菌成分、(B)シクロデキストリン系化合物、及び(C)融点が40℃以上である固形ワックスを含有し、且つ、(D)水の含有量を組成物全体に対して40重量%以下とすることを特徴とする。
(A)抗菌成分:
本発明の皮膚外用組成物は、抗菌成分(以下、単に(A)成分ともいう)を含有する。本発明に用いられる抗菌成分とは、殺菌又は静菌作用を発揮して、雑菌(真菌、グラム陽性細菌、グラム陰性細菌等)の増殖を抑えることができる当該分野で公知の任意の成分をいう。具体的には、抗菌成分として、イソプロピルメチルフェノール、トリクロサン、トリクロカルバン、サリチル酸、パラベン等の油溶性抗菌成分;塩化ベンザルコニウム(ベンザルコニウム塩化物ともいう)、塩化ベンゼトニウム(ベンゼトニウム塩化物ともいう)、塩化セチルトリメチルアンモニウム(セチルトリメチルアンモニウム塩化物ともいう)、臭化セチルトリメチルアンモニウム(セチルトリメチルアンモニウム臭化物ともいう)等の四級アンモニウム塩型抗菌成分や、クロルヘキシジン、リゾチーム及びそれらの塩(例えば、塩酸塩、酢酸塩、グルコン酸塩)等を含む、カチオン性抗菌成分;アクリノール、エタノール、グルコン酸、アルキルジアミノグリシン及びそれらの塩(例えば、塩酸塩)等の水溶性抗菌成分;ポピドンヨード、ヨウ化カリウム、ヨウ素等のヨード系抗菌成分;クレゾール、感光素101号、感光素201号、フェノキシエタノール、1,2-ペンタンジオール、ピロクトンオラミン、ハロカルバン等を挙げることができるが、これらに限定されない。高い皮膚残存性の向上効果が本発明によって得られ易いという観点から、本発明の皮膚外用組成物には、好ましくは油溶性抗菌成分及び/又はカチオン性抗菌成分を使用するのがよく、より好ましくはイソプロピルメチルフェノール、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、塩化セチルトリメチルアンモニウム、臭化セチルトリメチルアンモニウム、塩化リゾチーム(リゾチーム塩酸塩ともいう)、グルコン酸クロルヘキシジン(クロルヘキシジングルコン酸塩ともいう)、塩酸クロルヘキシジン(クロルヘキシジン塩酸塩ともいう)、及び/又は酢酸クロルヘキシジン(クロルヘキシジン酢酸塩ともいう)を使用するのがよく、更に好ましくはイソプロピルメチルフェノール及び/又は塩化ベンザルコニウムを使用するのがよく、特に好ましくはイソプロピルメチルフェノールを使用するのがよい。
本発明の皮膚外用組成物では、上記(A)成分のうち、1種のみを単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
本発明の皮膚外用組成物における(A)成分の含有量は、用途や所望の効果の程度等に応じて適宜設定され得る。一例として、組成物全体に対して、(A)成分が、0.001重量%以上、好ましくは0.01重量%以上、より好ましくは0.05重量%以上とするのがよい。(A)成分の含有量の上限値は特に限定されないが、一例として、組成物全体に対して、1重量%以下とすればよく、好ましくは0.7重量%以下とすればよく、より好ましくは0.5重量%以下とすればよい。本発明によれば、(A)抗菌成分の皮膚残存性が改善されるので、このような範囲であっても十分な抗菌性持続効果を発揮することができる。
(B)シクロデキストリン系化合物:
本発明の皮膚外用組成物は更に、シクロデキストリン系化合物(以下、単に(B)成分ともいう)を含有する。本明細書において、シクロデキストリン系化合物とは、シクロデキストリン、及びその誘導体、並びにそれらの塩からなる群より選択される少なくとも1種をいう。
シクロデキストリンとは、グルコースがα−1,4結合で環状に連なった構造を有する環状オリゴ糖の一種である。シクロデキストリンは、構成するグルコースの数に応じて、α型(α−シクロデキストリン、グルコース6分子)、β型(β−シクロデキストリン、グルコース7分子)、γ型(γ−シクロデキストリン、グルコース8分子)等と呼ばれる。天然には、更に多くの分子のグルコースで構成されるシクロデキストリンも存在することが知られている。また、シクロデキストリンを誘導体化した化合物もこれまでに知られており、本発明にはこのようなシクロデキストリン誘導体を用いてもよい。シクロデキストリン誘導体としては、特に限定はされないが、エステル化誘導体、エーテル化誘導体、スルホニル化誘導体、アミノ化誘導体等を挙げることができ、より具体的には、アルキル化シクロデキストリン(メチル化シクロデキストリン等)、ヒドロキシアルキル化シクロデキストリン(ヒドロキシプロピル化シクロデキストリン等)、スルホアルキル化シクロデキストリン(スルホブチル化シクロデキストリン等)、アミノアルキル化シクロデキストリン(アミノエチル化シクロデキストリン等)、配糖化シクロデキストリン(ガラクトシルシクロデキストリン、マンノシルシクロデキストリン等)等を挙げることができる。本発明に用いられるシクロデキストリン系化合物は、シクロデキストリン又はその誘導体の塩であってもよく、薬学的又は生理学的に許容され得る任意の塩を使用することができる。例えば、有機酸塩[例えば、モノカルボン酸塩(酢酸塩、トリフルオロ酢酸塩、酪酸塩、パルミチン酸塩、ステアリン酸塩等)];無機酸塩(例えば、塩酸塩、硫酸塩、硝酸塩、臭化水素酸塩、リン酸塩等);有機塩基との塩(例えば、メチルアミン、トリエチルアミン、トリエタノールアミン、モルホリン、ピペラジン、ピロリジン、トリピリジン、ピコリン等の有機アミンとの塩等);無機塩基との塩[例えば、アンモニウム塩;アルカリ金属(ナトリウム、カリウム等)、アルカリ土類金属(カルシウム、マグネシウム等)、アルミニウム等の金属との塩等];等が挙げられるが、これらに限定されない。本発明の皮膚外用組成物では、上記(B)成分のうち、1種のみを単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
本発明には、上記のいずれのシクロデキストリン系化合物も用いることができるが、より一層確実に高く本発明の効果を発揮し易いという観点から、好ましくはシクロデキストリン及び/又はその塩が用いられ、より好ましくはシクロデキストリンが用いられ、更に好ましくはα−シクロデキストリン、β−シクロデキストリン、γ−シクロデキストリンが用いられ、特に好ましくはβ−シクロデキストリンが用いられる。
本発明の皮膚外用組成物における(B)成分の含有量は、用途や所望の効果の程度等に応じて適宜設定され得る。一例として、組成物全体に対して、(B)成分が、0.1重量%以上、好ましくは1重量%以上、より好ましくは3重量%以上とするのがよい。(B)成分の含有量の上限値は特に限定されないが、一例として、組成物全体に対して、15重量%以下とすればよく、好ましくは10重量%以下とすればよく、より好ましくは8重量%以下とすればよい。
更に本発明の皮膚外用組成物において、(A)成分の含有量に対する(B)成分の含有量の比率については、特に限定されないが、より一層効果的に(A)成分の皮膚残存性を向上させ得るという観点から、好ましくは、(A)成分の総量1重量部当たり、(B)成分の含有量が総量で0.1重量部以上、好ましくは1重量部以上、より好ましくは10重量部以上となる比率が例示される。(A)成分の含有量に対する(B)成分の含有量の比率の上限値も特に限定されないが、一例として、(A)成分の総量1重量部あたり、(B)成分の含有量が総量で1000重量部以下、好ましくは500重量部以下、より好ましくは100重量部以下となる比率を例示することができる。
(C)固形ワックス:
本発明の皮膚外用組成物は更に、融点が40℃以上である固形ワックス(以下、単に(C)成分ともいう)を含有する。本発明に用いられる固形ワックスとは、ろう状の物理的性質(具体的には、耐水性、可塑性、光沢性及び/又は不透明性等)を示し、融点が40℃以上であって、常温では固形のものをいう。本発明に用いる固形ワックスの融点は、40℃以上であれば、本発明の効果を奏し得る限り特に限定されないが、通常40〜150℃程度、好ましくは40〜130℃程度、より好ましくは40〜100℃程度である。具体的には、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス等の石油由来のワックス;ポリエチレンワックス、硬化ヒマシ油、ポリプロピレンワックス等の合成ワックス;(ステアロキシメチコン/ジメチコン)コポリマー、セテアリルメチコン、アルキル(C30−45)セテアリルジメチコンクロスポリマー等のシリコーンワックス;カルナウバロウ、キャンデリラワックス、木ロウ、米糠ロウ、ハゼロウ、ウルシロウ、サトウキビロウ、パームロウ、オレンジ果皮ロウ、オレンジ花ロウ、オオバナソケイ花ロウ、クチベニスイセン花ロウ、シロヤマモモ果実ロウ、スイートアカシア花ロウ、チューベロース花ロウ等の植物由来のワックス;蜜蝋、サラシミツロウ、鯨蝋、セラック蝋、ラノリン等の動物由来のワックス;モンタンワックス、オゾケライト、セレシンワックス等の鉱物由来のワックス;セチルアルコール(セタノール、パルミチルアルコール等ともいう)、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール等の固形状の高級アルコール;等が挙げられるが、これらに限定されない。本発明の皮膚外用組成物では、上記(C)成分のうち、1種のみを単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。好ましくは、(C)成分を2種類以上で任意に組み合わせて用いることで、より一層高い本発明の効果が期待できる。
本発明には、上記のいずれの融点が40℃以上の固形ワックスを用いてもよいが、より一層確実に高い本発明の効果を発揮し易いという観点から、好ましくは、石油由来ワックス、合成ワックス、シリコーンワックス、植物由来ワックス、動物由来ワックス、固形状高級アルコール、及びそれらを含む組合せが用いられ、より好ましくは、石油由来ワックス、合成ワックス、シリコーンワックス、固形状の高級アルコール、及びそれらを含む組合せが用いられ、更に好ましくは、石油由来ワックス、合成ワックス、シリコーンワックス、及びそれらを含む組合せが用いられ、特に好ましくは、合成ワックス、シリコーンワックス、及びそれらを含む組合せが用いられる。具体的には、好ましい(C)成分として、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、ポリエチレンワックス、硬化ヒマシ油、ポリプロピレンワックス、(ステアロキシメチコン/ジメチコン)コポリマー、セテアリルメチコン、アルキル(C30−45)セテアリルジメチコンクロスポリマー、セチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、及びそれらを含む組合せを挙げることができ、より好ましくは、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、ポリエチレンワックス、硬化ヒマシ油、ポリプロピレンワックス、(ステアロキシメチコン/ジメチコン)コポリマー、セテアリルメチコン、アルキル(C30−45)セテアリルジメチコンクロスポリマー、及びそれらを含む組合せを挙げることができ、更に好ましくは、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、ポリエチレンワックス、(ステアロキシメチコン/ジメチコン)コポリマー、及びそれらを含む組合せを挙げることができ、特に好ましくは、ポリエチレンワックス、(ステアロキシメチコン/ジメチコン)コポリマー、及びそれらを含む組合せを挙げることができる。
本発明の皮膚外用組成物における(C)成分の含有量は、用途や所望の効果の程度等に応じて適宜設定され得る。一例として、組成物全体に対して、(C)成分が、0.01重量%以上、好ましくは0.1重量%以上、より好ましくは1重量%以上とするのがよい。(C)成分の含有量の上限値は特に限定されないが、一例として、組成物全体に対して、60重量%以下とすればよく、好ましくは50重量%以下とすればよく、より好ましくは40重量%以下とすることができる。
更に本発明の皮膚外用組成物において、(A)成分の含有量に対する(C)成分の含有量の比率については、特に限定されないが、より一層効果的に(A)成分の皮膚残存性を向上させ得るという観点から、好ましくは、(A)成分の総量1重量部当たり、(C)成分の含有量が総量で1重量部以上、好ましくは10重量部以上、より好ましくは50重量部以上となる比率が例示される。(A)成分の含有量に対する(C)成分の含有量の比率の上限値も特に限定されないが、一例として、(A)成分の総量1重量部あたり、(C)成分の含有量が総量で1000重量部以下、好ましくは750重量部以下、より好ましくは500重量部以下となる比率を例示することができる。
本発明の皮膚外用組成物は更に、粉体を含有することが好ましい。粉体を配合することで、皮膚に適用した際にサラサラした良好な使用感が得られると共に、本発明による抗菌成分の皮膚残存性がより一層効果的に高められる。
本発明に用いられ得る粉体は、薬学的又は生理学的に許容され得る任意の粉体であり得る。具体的には、無水ケイ酸、マイカ、セリサイト、タルク、カオリン、酸化アルミニウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、ケイ酸マグネシウム、酸化マグネシウム、炭酸マグネシウム、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、酸化ジルコニウム、酸化セリウム、炭化珪素、窒化ホウ素等の無機粉体;セルロースパウダー、ポリスチレンパウダー、ナイロンパウダー、ポリエチレンパウダー、ポリプロピレンパウダー、ポリスチレンパウダー等の有機粉体;等を挙げることができるが、これらに限定されない。より効果的に本発明の効果を向上させ得るという観点から、好ましくは無機粉体であり、より好ましくは無水ケイ酸、タルクであり、特に好ましくは無水ケイ酸である。本発明の皮膚外用組成物では、上記の粉体を1種のみで単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
本発明の皮膚外用組成物に粉体を配合する場合、その含有量は特に限定されないが、組成物全体に対して、好ましくは0.1〜30重量%、より好ましくは1〜20重量%、更に好ましくは5〜15重量%程度とするのがよい。
また、本発明の皮膚外用組成物に粉体を配合する場合、(A)成分の含有量に対する粉体の含有量の比率も特に限定されないが、好ましくは、(A)成分の総量1重量部あたり、粉体の含有量が総量で、1〜1000重量部、より好ましくは10〜500重量部、更に好ましくは20〜200重量部程度とするのがよい。
本発明の皮膚外用組成物は更に、液状油分を含んでもよい。液状油分とは、25℃で液体である油性成分のことをいい、薬学的又は生理学的に許容され得る任意の液状油分であり得る。具体的には、シリコーンオイル、脂肪酸エステル油、炭化水素類、液状高級アルコール類等が挙げられるが、これらに限定されない。本発明の皮膚残存性効果をより高度に発揮させることができるという観点から、好ましくは、シリコーンオイルであり、より好ましくは、デカメチルシクロペンタシロキサン、メチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ポリエーテル変性シリコーン、オクタメチルトリシロキサン、デカメチルテトラシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン、メチルハイドロジェンシリコーンであり、より好ましくはデカメチルシクロペンタシロキサン、メチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ポリエーテル変性シリコーンであり、更に好ましくはデカメチルシクロペンタシロキサン、メチルポリシロキサンである。本発明の皮膚外用組成物では、上記の液状油分を1種のみで単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
本発明の皮膚外用組成物に液状油分を配合する場合、その含有量は特に限定されないが、組成物全体に対して、好ましくは1〜50重量%、より好ましくは10〜40重量%、更に好ましくは15〜35重量%程度とするのがよい。
また、本発明の皮膚外用組成物に液状油分を配合する場合、(A)成分の含有量に対する液状油分の含有量の比率も特に限定されないが、好ましくは、(A)成分の総量1重量部あたり、液状油分の含有量が総量で、10〜1000重量部、より好ましくは50〜800重量部、更に好ましくは100〜600重量部程度とするのがよい。
本発明の皮膚外用組成物は更に、界面活性剤を含んでもよい。界面活性剤を配合することにより、組成物の製剤的な安定性を高めることができ、本発明の(B)成分及び(C)成分による(A)抗菌成分の皮膚残存性向上作用をより効果的に発揮させ易くなる。本発明の皮膚外用組成物に用いられ得る界面活性剤としては、薬学的又は生理学的に許容され得る任意の液状油分であり得る。具体的には、イソステアリルグリセリルエーテル(モノイソステアリルグリセリルエーテル、ジイソステアリルグリセリルエーテル等)、ミリスチルグリセリルエーテル(モノミリスチルグリセリルエーテル、ジミリスチルグリセリルエーテル等)、ラウリルグリセリルエーテル(モノラウリルグリセリルエーテル、ジラウリルグリセリルエーテル等)等のグリセリンアルキルエーテル;ポリオキシエチレン(以下、POEという)−オクチルドデシルアルコールやPOE−2−デシルテトラデシルアルコール等のPOE−分岐アルキルエーテル;POE−オレイルアルコールエーテルやPOE−セチルアルコールエーテル等のPOE−アルキルエーテル;ソルビタンモノオレエート、ソルビタンモノイソステアレート及びソルビタンモノラウレート等のソルビタンエステル;POE−ソルビタンモノオレエート、POE−ソルビタンモノイソステアレート、及びPOE−ソルビタンモノラウレート等のPOE−ソルビタンエステル;グリセリンモノオレエート、グリセリンモノステアレート、及びグリセリンモノミリステート等のグリセリン脂肪酸エステル;POE−グリセリンモノオレエート、POE−グリセリンモノステアレート、及びPOE−グリセリンモノミリステート等のPOE−グリセリン脂肪酸エステル;POE−ジヒドロコレステロールエステル、POE−硬化ヒマシ油、及びPOE−硬化ヒマシ油イソステアレート等のPOE−硬化ヒマシ油脂肪酸エステル;POE−オクチルフェニルエーテル等のPOE−アルキルアリールエーテル;POE−モノステアリルグリセリルエーテル、POE−モノミリスチルグリセリルエーテル等のPOE−グリセリンアルキルエーテル;ジグリセリルモノステアレート、デカグリセリルデカステアレート、デカグリセリルデカイソステアレート、及びジグリセリルジイソステアレート等のポリグリセリン脂肪酸エステル等の各種非イオン界面活性剤:あるいはレシチン、水素添加レシチン、サポニン、サーファクチンナトリウム、コレステロール、胆汁酸などの天然由来の界面活性剤等を例示することができる。好ましくは、非イオン界面活性剤であり、より好ましくは、グリセリンアルキルエーテルである。本発明の皮膚外用組成物では、上記の界面活性剤を1種のみで単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
本発明の皮膚外用組成物に界面活性剤を配合する場合、その含有量は特に限定されないが、組成物全体に対して、好ましくは0.1〜10重量%、より好ましくは0.5〜5重量%、更に好ましくは1〜2重量%程度とするのがよい。
また、本発明の皮膚外用組成物に界面活性剤を配合する場合、(A)成分の含有量に対する界面活性剤の含有量の比率も特に限定されないが、好ましくは、(A)成分の総量1重量部あたり、界面活性剤の含有量が総量で、1〜100重量部、より好ましくは3〜60重量部、更に好ましくは5〜40重量部程度とするのがよい。
本発明の皮膚外用組成物は、皮膚への適用後に抗菌成分が特に流れ落ち易い、汗をかきやすい皮膚の部位や状況下で用いられることが想定される。従って、本発明の皮膚外用組成物は、制汗成分も共に配合することが好ましい。制汗成分は、薬学的又は生理学的に許容され得る任意の制汗成分であり得る。具体的には、クロルヒドロキシアルミニウム、パラフェノールスルホン酸亜鉛、酸化亜鉛、塩化アルミニウム、硫酸アルミニウム、ブロモヒドロキシアルミニウム、硫酸アルミニウムカリウム等の収斂作用を有する成分が挙げられるが、これらに限定されない。本発明の(B)成分及び(C)成分による(A)抗菌成分の皮膚残存性向上作用をより効果的に発揮させ易いという観点から、好ましくは、クロルヒドロキシアルミニウム、パラフェノールスルホン酸亜鉛が用いられ、より好ましくはクロルヒドロキシアルミニウムが用いられる。本発明の皮膚外用組成物では、上記の制汗成分を1種のみで単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
本発明の皮膚外用組成物に制汗成分を配合する場合、その含有量は特に限定されないが、組成物全体に対して、好ましくは0.1〜30重量%、より好ましくは0.5〜25重量%、更に好ましくは1〜20重量%程度とするのがよい。
また、本発明の皮膚外用組成物に制汗成分を配合する場合、(A)成分の含有量に対する制汗成分の含有量の比率も特に限定されないが、好ましくは、(A)成分の総量1重量部あたり、制汗成分の含有量が総量で、1〜1000重量部、より好ましくは5〜700重量部、更に好ましくは10〜500重量部程度とするのがよい。
本発明の皮膚外用組成物は、更に前述した各成分に加えて、他の有用な作用を付加するため、保湿成分、抗炎症成分、皮脂吸着成分、紫外線散乱成分、紫外線吸収成分、DNA損傷の予防及び/又は修復作用を有する成分、美白成分、細胞賦活化成分、抗酸化成分、老化防止成分、角質柔軟成分、ビタミン類等の各種成分を1種または2種以上組み合わせて配合してもよい。これらの各成分としては、医薬品、医薬部外品、化粧品分野などにおいて使用され得るものであれば特に制限されず、任意のものを適宜選択し使用することができる。
本発明の皮膚外用組成物に、上記のような他の有用成分を配合する場合、その含有量は特に限定されないが、通常0.01〜15重量%、好ましくは0.1〜10重量%、より好ましくは0.3〜5重量%程度とするのがよい。
また本発明の皮膚外用組成物は、上記各成分に加えて用途あるいは剤形に応じて、医薬品、医薬部外品、又は化粧品などの分野に通常使用される成分を適宜配合して調製され得る。配合できる成分としては、特に制限されないが、例えば、基剤又は担体、香料、酸化防止剤、保存剤、pH調整剤、キレート剤、安定化剤、刺激軽減剤、防腐剤、着色剤、分散剤等の添加剤を配合することができる。なお、これらの成分は1種単独で、または2種以上を任意に組み合わせて配合することができる。
本発明の皮膚外用組成物は、基剤又は担体として、(D)水を含んでもよいが、その含有量は組成物全体に対して40重量%以下とすることを特徴とする。本発明の皮膚外用組成物における(D)水の含有量が40重量%を超えると、前述の(B)成分及び(C)成分による(A)抗菌成分の皮膚残存性を向上させる効果が得られなくなるので好ましくない。より一層高い本発明の効果が得られやすいという観点から、好ましくは、組成物全体に対する(A)成分の含有量を30重量%以下、より好ましくは20重量%以下、更に好ましくは17重量%以下とするのがよく、特に好ましくは16重量%以下とするのがよい。本発明の皮膚外用組成物における(D)水の含有量の下限値は、特に限定されないが、例えば全く含まないとしてもよく、1重量%以上としてもよく、更に2重量%以上としてもよい。
本発明の皮膚外用組成物に用いられ得る(D)水以外の基剤又は担体としては、ジプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、グリセリン、ジグリセリン、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、イソプレングリコールなどの多価アルコール;エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノプロピルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノプロピルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノプロピルエーテル、ジプロピレングリコールモノエチルエーテル、ジプロピレングリコールモノプロピルエーテルのようなグリコールエーテル;エチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロースのようなセルロース誘導体;ポリビニルピロリドン;カラギーナン;ポリビニルブチラート;ポリエチレングリコール;ジオキサン;ブチレングリコールアジピン酸ポリエステル;ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、パルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸セチル、イソノナン酸イソノニル、テトラ2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリット、ホホバ油のようなエステル類;デキストリン、マルトデキストリンのような多糖類;イソプロパノールのような低級アルコール;等が挙げられるが、これらに限定されない。
香料としては、例えば、天然香料、合成香料、調合香料等が挙げられる。具体的には、炭化水素類、エステル類、エーテル類、ケトン類、アルデヒド類、ラクトン類、フェノール類、アルコール類等が挙げられるが、これらに限定されない。
酸化防止剤としては、例えば、ジブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール、ソルビン酸、亜硫酸ナトリウム、アスコルビン酸、アスコルビン酸誘導体、トコフェロール、トコフェロール誘導体、エリソルビン酸、L−システイン塩酸塩などが挙げられる。
pH調整剤としては、例えば、無機酸(塩酸、硫酸など)、有機酸(乳酸、乳酸ナトリウム、クエン酸、クエン酸ナトリウム、コハク酸、コハク酸ナトリウムなど)、無機塩基(水酸化カリウム、水酸化ナトリウムなど)、有機塩基(トリエタノールアミン、ジイソプロパノールアミン、トリイソプロパノールアミンなど)などが挙げられる。
キレート剤としては、例えば、キレート剤としては、エチレンジアミン4酢酸(エデト酸)、エチレンジアミン4酢酸塩(ナトリウム塩(エデト酸ナトリウム:日本薬局方、EDTA−2Naなど)、カリウム塩など)、フィチン酸、グルコン酸、ポリリン酸、メタリン酸などが挙げられる。
安定化剤としては、例えば、ポリアクリル酸ナトリウム、ジブチルヒドロキシトルエン、ビチルヒドロキシアニソールなどが挙げられる。
刺激低減剤としては、例えば、甘草エキス、アルギン酸ナトリウムなどが挙げられる。
上記のような添加剤は、1種を単独で、又は2種以上を組み合わせて使用できる。
本発明の皮膚外用組成物は、医薬品、医薬部外品、又は化粧品などの分野で公知の任意の製剤形態で調製され得る。具体的には、固形外用剤、軟膏剤(リニメント剤、パスタ剤、硬膏剤等を含む)、クリーム剤、ジェル剤、乳液剤、懸濁剤、液剤、ミスト剤等の皮膚への適用に適した製剤形態を挙げることができるが、これらに限定されない。好ましくは、乳化工程を含む方法により調製される製剤(乳化製剤ともいう)である。また、より一層確実に高い本発明の効果が得られるという観点から、本発明の皮膚外用組成物は、常温で固体〜半固体の製剤形態であることが好ましく、固形外用剤、軟膏剤、クリーム剤であることがより好ましく、固形外用剤、軟膏剤であることが更に好ましく、とりわけ常温で固体である固形外用剤が好ましい。固形外用剤の形状は特に限定されず、例えば、スティック状(円柱状、楕円柱状、角柱状等)、球状、半球状等の任意の形状であり得る。このような製剤形態は、当業者に周知の任意の方法で調製することができる。
本発明の皮膚外用組成物の硬度は、本発明の効果を奏し得る限りにおいて、特に限定されない。一例として、後述の試験例に記載の方法と同様にしてレオメーター(RT-2010D・D−CW、(株)レオテック製等)でφ20mmの円筒形プランジャー(アダプター)を用い進入速度2cm/minで1cm進入させたときの硬度(25℃)が、0.05kgf以上であることをいい、好ましくは0.1kgf以上、より好ましくは0.5kgf以上、更に好ましくは1kgf以上、なかでも好ましくは2kgf以上であることをいう。
本発明の皮膚外用組成物は、抗菌作用を持続的に発揮させることが望まれる任意の場面で使用され得る。具体的には、デオドラント剤等としての用途で用いられ得るが、限定されない。本発明によれば、皮膚に適用した抗菌成分が、汗等で流れ落ちにくくなり、適用した皮膚の部位に長く留まることができ、その抗菌作用を長期にわたり発揮できることが期待できる。かかる観点に鑑みれば、本発明の皮膚外用組成物は、汗をかきやすい皮膚の部位(例えば、腋の下や首筋等)や汗をかきやすい状況(例えば、夏などの暑い時期、激しい運動の前後等)に使用されることが多い、デオドラント剤(なかでも制汗デオドラント剤)として用いられることが好ましい。
本発明の皮膚外用組成物の使用方法は、使用対象の皮膚の状態、年齢、性別や使用する季節等の状況などによって異なるが、抗菌作用を発揮させることが望まれる任意の皮膚の部位に、適量(約0.001〜0.1g/cm程度)を、塗布、噴霧などの当該分野で公知の任意の方法で適用する。本発明の皮膚外用組成物は、1日数回(例えば、1日あたり1〜5回程度)定期的に使用してもよく、抗菌作用を発揮させたいと望むタイミングで不定期で使用してもよい。使用期間も特に制限されず、例えば、数日(例えば、3日程度)〜3ヶ月程度、好ましくは1週間程度〜1ヶ月程度としてもよい。
(2.抗菌成分の皮膚残存性を高める方法)
前述したように、(A)抗菌成分と、(B)シクロデキストリン系化合物と、(C)融点が40℃以上である固形ワックスとを組み合わせて用い、更に(D)水の配合量を特定範囲内にすることにより、皮膚に適用された(A)抗菌成分の皮膚残存性が高められることが確認されている。
従って、本発明は更に別の観点から、(A)抗菌成分と、(B)シクロデキストリン系化合物と、(C)融点が40℃以上である固形ワックスとを配合し、且つ(D)水の含有量が組成物全体に対して40重量%以下となるように皮膚外用組成物を調製することを特徴とする、該外用組成物の(A)成分の皮膚残存性を高める方法をも提供する。なお、本方法において、外用組成物への(A)〜(D)成分の配合順序等は特に限定されない。また、該方法は、医学的な治療を意図しない美容方法としても実施され得る。
上記方法における(A)〜(D)成分の種類やその配合割合、その他に配合され得る成分の種類やその配合割合、製剤形態、使用方法等は、上記「(1.皮膚外用組成物)」で記載されたものと同様である。
以下に、実施例に基づいて本発明を詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例によって限定されるものではない。
(試験例1:抗菌成分の残存性評価)
抗菌成分の塗布部位における残存性を評価するために、以下の試験を行った。
下記表1に示す被験製剤を常法に従い調製した。具体的には、実施例1の被験製剤を例として説明すると、先ず油性成分のみを混合し加熱処理により溶解した油相と、残りの水性成分のみを混合し同様に加温処理して溶解させた水相とをそれぞれ用意し、それらをホモジナイザーで乳化させた後、常温まで冷却することで皮膚外用組成物を調製した。実施例1の製剤の硬度は、レオメーター(RT-2010D・D−CW、(株)レオテック製)により測定した。先ず、レオメーターの測定上限を2kgfに設定し、円筒形プランジャー(アダプター)φ20mmを設置した。プラ壺(20mL)に実施例1の製剤を擦り切り入れたものを、レオメーターに設置し、アダプター侵入速度を2cm/minとしてプラ壺中の実施例1の製剤に1cm侵入したときの硬度を測定した。その結果、実施例1の製剤の硬度は2kgf以上であった。比較例1〜4の製剤も上記と同様にして調製を行った。
Figure 0006838831
上記で調製した各被験製剤について、以下の手順で抗菌成分(イソプロピルメチルフェノール)の流出率を評価した。先ず、NEOカバーグラス(20mm×50mm、松浪硝子工業(株)製)の試験部位(2.4cm×1.5cm)に、上記表1に示す各被験製剤をそれぞれ約25mg塗布した。これを風乾させた後、精製水を10ml入れた遠心管に浸漬させて、約30分間にわたり超音波処理(SONIC CLEANER、アズワン(株)製)を該機器の取扱い説明書に準じて行った。この超音波処理後、浸漬液を2ml採取し、メタノール/水(7:3)混液2mlを加えて混合し、濾過した後、高速液体クロマトグラフィーにて各浸漬液中におけるイソプロピルメチルフェノールを定量した。次いで、各定量値から下式Iに従って、イソプロピルメチルフェノールの流出率(%)を算出した。
[式I]イソプロピルメチルフェノールの流出率(%)=(各浸漬液中におけるイソプロピルメチルフェノール量/イソプロピルメチルフェノール量〔初期配合量〕)×100。
この結果を上記表1の最下欄に示す。上記結果から明らかなように本試験条件下において、(B)シクロデキストリンも(C)融点が40℃以上である固形ワックス(パラフィン〔融点:55℃〕、ポリエチレンワックス〔融点:75〜90℃〕、精製マイクロクリスタリンワックス〔融点:70〜85℃〕、(ステアロキシメチコン/ジメチコン)コポリマー〔融点:40〜50℃〕)も含まない比較例3の被験製剤は、塗布したイソプロピルメチルフェノールが約86%も流出してしまう。そして、この比較例3の被験製剤に(B)成分のみ又は(C)成分のみを加えた比較例1、2の被験製剤では、イソプロピルメチルフェノールの流出率はやや抑えられたものの、まだ十分とは言えない。一方、全く予想外のことに、(A)イソプロピルメチルフェノールと共に、(B)シクロデキストリン及び(C)融点が40℃以上である固形ワックスを組み合わせて配合することにより、(A)抗菌成分の残存率が高度に向上することが明らかとなった。そして、(C)融点が40℃以上である固形ワックスに替えて、常温で液体のワックス(流動パラフィン)を使用し、(A)抗菌成分と(B)シクロデキストリンを組み合わせて用いた場合には、本発明のような高い残存性は認められなかった(比較例4)。
(参考試験例1:抗菌成分の残存性評価)
抗菌成分の塗布部位における残存性について更に評価するために、以下の試験を行った。
下記表2に示す液体の形状の被験製剤を、上記試験例1と同様にして、常法により調製した。次いで上記試験例1と同様の手順で、超音波処理を行い、処理後の浸漬液中に含まれるイソプロピルメチルフェノールを定量して、イソプロピルメチルフェノール流出率(%)を算出した。
Figure 0006838831
この結果を上記表2の最下欄に示す。上記結果に示されるように、(D)水を約60重量%含有する液状の皮膚外用組成物とした場合には、(A)抗菌成分と共に、(B)シクロデキストリン系化合物及び(C)融点が40℃以上の固形ワックスを組み合わせて配合しても、イソプロピルメチルフェノールの流出率は高く、本発明のような塗布部位における優れた残存性は認められなかった。
(試験例2:抗菌成分の残存性評価)
抗菌成分の塗布部位における残存性について更に評価するために、以下の試験を行った。
下記表3に示す被験製剤を、上記試験例1と同様にして、常法により調製した。実施例の各被験製剤について、上記試験例1と同様の測定条件下でレオメーター(RT-2010D・D-CW、(株)レオテック製)により硬度(25℃)を測定したところ、実施例2の製剤は2kgf以上、実施例3の製剤は2kgf以上、実施例4の製剤は0.59kgf、実施例5の製剤は0.14kgf、実施例6の製剤は2kgf以上であった。次いで上記試験例1と同様の手順で、超音波処理を行い、処理後の浸漬液中に含まれる抗菌成分(イソプロピルメチルフェノール)を定量して、上記式Iによりイソプロピルメチルフェノール流出率(%)を算出した。
Figure 0006838831
この結果を上記表3の最下欄に示す。上記結果に示されるように、本試験例においても、(A)イソプロピルメチルフェノールと共に、(B)シクロデキストリン及び(C)融点が40℃以上である固形ワックス(パラフィン〔融点:55℃〕、ポリエチレンワックス〔融点:75〜90℃〕、精製マイクロクリスタリンワックス〔融点:70〜85℃〕、(ステアロキシメチコン/ジメチコン)コポリマー〔融点:40〜50℃〕、セチルアルコール〔融点:46〜55℃〕)を組み合わせて配合し、且つ(D)水の含有量を40重量%以下とすることにより、上記試験例1の結果と同様に優れた(A)イソプロピルメチルフェノール残存性が認められた(実施例2〜6)。
(試験例3:抗菌成分の残存性評価)
抗菌成分の塗布部位における残存性について更に評価するために、以下の試験を行った。
下記表4に示す実施例7の被験製剤を、上記試験例1と同様にして、常法により調製した。この実施例7の製剤の硬度(25℃)を、上記試験例1と同様の測定条件下でレオメーター(RT-2010D・D-CW、(株)レオテック製)を用いて測定したところ、2kgf以上であった。比較例6〜7の製剤も上記と同様にして調製を行った。
次に、上記試験例1と同様にNEOカバーグラス(24mm×50mm、松浪硝子工業(株)製)の試験部位(2.4cm×1.5cm)に、下記表4に示す各被験製剤をそれぞれ約25mg塗布した。これを風乾させた後、精製水を10ml入れた遠心管に浸漬させて、約15分間にわたり超音波処理(SONIC CLEANER、アズワン(株)製)を該機器の取扱い説明書に準じて行った。この超音波処理後、浸漬液を2ml採取し、これに有機溶媒を約2ml加えて10分間振とうした。次いで、この振とう処理後の混合液から2mlを採取し、メタノール/水混液を加えて混合し、濾過した後、高速液体クロマトグラフィーにて各浸漬液中における塩化ベンザルコニウム(ベンザルコニウム塩化物)を定量した。次いで、各定量値から下式IIに従って、塩化ベンザルコニウムの流出率(%)を算出した。
[式II]塩化ベンザルコニウムの流出率(%)=(各浸漬液中における塩化ベンザルコニウム量/塩化ベンザルコニウム量〔初期配合量〕)×100。
Figure 0006838831
この結果を上記表4の最下欄に示す。(A)抗菌成分として、イソプロピルメチルフェノールに代えて、塩化ベンザルコニウムについて塗布部位における残存性を評価したところ、塩化ベンザルコニウムの流出率は、(C)融点が40℃以上である固形ワックス(パラフィン〔融点:55℃〕、ポリエチレンワックス〔融点:75〜90℃〕、精製マイクロクリスタリンワックス〔融点:70〜85℃〕、(ステアロキシメチコン/ジメチコン)コポリマー〔融点:40〜50℃〕)を組み合わせ、且つ(D)水の含有量を40重量%以下にすることでも流出率はかなり抑えられたものの(比較例6)、これに更に(B)シクロデキストリンを組み合わせることにより、塩化ベンザルコニウムの流出率をより一層効果的に抑制できることが認められた(実施例7)。シクロデキストリンの配合による塗布部位残存性の向上はこれまで知られておらず、このような本発明の残存性向上効果は予想外であった。
以下に本発明の製剤処方例を示す。処方例1〜7は全て、硬度(25℃)が2kgf以上である固形の制汗デオドラント剤である。
Figure 0006838831

Claims (9)

  1. (A)イソプロピルメチルフェノール、及び四級アンモニウム塩型抗菌成分からなる群より選択される少なくとも1種の抗菌成分、(B)シクロデキストリン系化合物、(C)組成物全体に対して20〜60重量%の融点が40℃以上である固形ワックス、(E)組成物全体に対して15〜50重量%の液状油分を含有し、且つ、(D)水の含有量が組成物全体に対して20重量%以下である、皮膚外用デオドラント組成物(但し、以下の(i)、(ii)、及び(iii)を除く
    (i) 0.1〜89.9重量%のシクロデキストリンと、0.1〜30重量%の、実質的に無機ゲル化剤を含まない、脂肪酸ゲル化剤、脂肪酸塩、ヒドロキシ脂肪酸ゲル化剤、脂肪酸又はヒドロキシ脂肪酸ゲル化剤のエステル及びアミド、コレステロール系物質、ジベンジリデンアルジトール、ラノリノール系物質、脂肪アルコール、及びトリグリセリドからなる群より選ばれる固形非高分子ゲル化剤と、10〜75重量%の水とを含み、200pen未満の製品硬度を有する水性消臭剤組成物
    (ii) 0.1〜89.9重量%のシクロデキストリンと、0.1〜30重量%の、脂肪酸ゲル化剤、脂肪酸塩、ヒドロキシ脂肪酸ゲル化剤、脂肪酸又はヒドロキシ脂肪酸ゲル化剤のエステル及びアミド、コレステロール系物質、ジベンジリデンアルジトール、ラノリノール系物質、脂肪アルコール、トリグリセリド、クレー、及びシリカからなる群より選ばれる固形非高分子ゲル化剤と、10〜90重量%の非水性液体キャリアとを含む無水消臭剤組成物
    (iii) 抗菌性ゼオライトと、ミョウバン及び/又は焼ミョウバンとを含有する皮膚外用剤)。
  2. 液状油分がシリコーンオイルである、請求項1に記載の皮膚外用デオドラント組成物。
  3. (B)成分として、シクロデキストリン、及びその誘導体、並びにそれらの塩からなる群より選択される少なくとも1種を含有する、請求項1又は2に記載の皮膚外用デオドラント組成物。
  4. 25℃における硬度が0.05kgf以上である、請求項1〜のいずれかに記載の皮膚外用デオドラント組成物。
  5. (A)成分を、組成物全体に対して0.001重量%以上含有する、請求項1〜のいずれかに記載の皮膚外用デオドラント組成物。
  6. (B)成分を、組成物全体に対して0.1重量%以上含有する、請求項1〜のいずれかに記載の皮膚外用デオドラント組成物。
  7. (A)成分の1重量部に対して(B)成分を0.1〜1000重量部含有する、請求項1〜のいずれかに記載の皮膚外用デオドラント組成物。
  8. (A)成分の1重量部に対して(C)成分を1〜1000重量部含有する、請求項1〜のいずれかに記載の皮膚外用デオドラント組成物。
  9. (A)イソプロピルメチルフェノール、及び四級アンモニウム塩型抗菌成分からなる群より選択される少なくとも1種の抗菌成分と、(B)シクロデキストリン系化合物と、(C)組成物全体に対して20〜60重量%の融点が40℃以上である固形ワックスと、(E)組成物全体に対して15〜50重量%の液状油分とを配合し、且つ(D)水の含有量が組成物全体に対して20重量%以下となるように皮膚外用デオドラント組成物を調製することを特徴とする、該外用デオドラント組成物の(A)成分の皮膚残存性を高める方法(但し、該外用デオドラント組成物から、以下の(i)、(ii)、及び(iii)は除かれる
    (i) 0.1〜89.9重量%のシクロデキストリンと、0.1〜30重量%の、実質的に無機ゲル化剤を含まない、脂肪酸ゲル化剤、脂肪酸塩、ヒドロキシ脂肪酸ゲル化剤、脂肪酸又はヒドロキシ脂肪酸ゲル化剤のエステル及びアミド、コレステロール系物質、ジベンジリデンアルジトール、ラノリノール系物質、脂肪アルコール、及びトリグリセリドからなる群より選ばれる固形非高分子ゲル化剤と、10〜75重量%の水とを含み、200pen未満の製品硬度を有する水性消臭剤組成物
    (ii) 0.1〜89.9重量%のシクロデキストリンと、0.1〜30重量%の、脂肪酸ゲル化剤、脂肪酸塩、ヒドロキシ脂肪酸ゲル化剤、脂肪酸又はヒドロキシ脂肪酸ゲル化剤のエステル及びアミド、コレステロール系物質、ジベンジリデンアルジトール、ラノリノール系物質、脂肪アルコール、トリグリセリド、クレー、及びシリカからなる群より選ばれる固形非高分子ゲル化剤と、10〜90重量%の非水性液体キャリアとを含む無水消臭剤組成物
    (iii) 抗菌性ゼオライトと、ミョウバン及び/又は焼ミョウバンとを含有する皮膚外用剤)。
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