JP6838418B2 - 車体ルーフ構造 - Google Patents
車体ルーフ構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6838418B2 JP6838418B2 JP2017025442A JP2017025442A JP6838418B2 JP 6838418 B2 JP6838418 B2 JP 6838418B2 JP 2017025442 A JP2017025442 A JP 2017025442A JP 2017025442 A JP2017025442 A JP 2017025442A JP 6838418 B2 JP6838418 B2 JP 6838418B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cross member
- inside mirror
- mounting bracket
- roof
- wall
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Body Structure For Vehicles (AREA)
Description
そこで、特許文献1の技術が開発されていた。この技術では、インサイドミラーの振動が、インサイドミラー単品の固有振動数とインサイドミラーの取り付け部の固有振動数との共振により発生することに着目して車体ルーフ構造を次のように構成してあった。つまり特許文献1の明細書の段落0029に記載されているように、フロントヘッダ構造10は、自動車の車幅方向に延びるフロントヘッダ本体11と、このフロントヘッダ本体11の車幅方向中央付近に取り付けられたオフセットマス12と、から構成されている。
このようにして、インサイドミラーと、インサイドミラーの取り付け部となるルーフパネルの前端部での固有振動数を分け、インサイドミラーの振動を低減させていた。
本発明の目的は、自動車のアイドリング時や走行中のインサイドミラーの振動を低減することができ、しかも、軽量化でき、コストを低減できる車体ルーフ構造を提供する点にある。
下側に凸な断面ハット形状のルーフクロスメンバの前後一対のフランジ部がルーフパネルの前端部に固定され、
前記ルーフクロスメンバの長手方向中央部下側に後方確認用のインサイドミラーの取り付け部が配置されている車体ルーフ構造であって、
前記ルーフクロスメンバの前後一対の縦壁のうち少なくとも一方の前記縦壁と前記ルーフクロスメンバの底壁とを繋ぐ補強部材が前記インサイドミラーの取り付け部の上方に配置され、
前記インサイドミラーは、前記取り付け部を備えたインサイドミラー取り付けブラケットを介して前記ルーフクロスメンバの長手方向中央部下側に配置され、
前記インサイドミラー取り付けブラケットは、前記ルーフクロスメンバの前後一対の縦壁のうちどちらか一方の前記縦壁と前記ルーフクロスメンバの底壁とに、前記ルーフクロスメンバのハット形状断面のどちらか一方の角部を跨ぐように固定され、
前記どちらか一方の縦壁は、前記補強部材と前記インサイドミラー取り付けブラケットに挟み込まれている点にある。
本実施例ではルーフクロスメンバを「クロスメンバ」と略称する。また、車両前方側を「前側Fr」、車両後方側を「後側Rr」と称し、各部品の車両前方側の端部を「前端部」、車両後方側の端部を「後端部」と称する。
図3に示すように、クロスメンバ1の長手方向中央部(車幅方向中央部)の第1底壁1Cの前端部に、クロスメンバ1の長手方向(車幅方向)に沿う上側に凸な第1ビード21が膨出形成されている。また、クロスメンバ1の長手方向中央部の第1底壁1Cに、車両前後方向に沿う上側に凸な複数の第2ビード22が、クロスメンバ1の長手方向に並んだ状態に膨出形成されている。第1ビード21のビード幅は第2ビード22のビード幅よりも広く設定されている。
図1,図2に示すように、補強部材8の左右一対の側壁9は、前端部及び後端部の上下幅よりも前後方向中間部の上下幅が広い形状である。そして、左右一対の側壁9の前後方向中間部の上端部同士を連結板15が一体に連結しており、補強部材8の長手方向(車両前後方向)中間部が、下側が開放した断面コの字状に形成されている。前記側壁9には、幅方向外側に凸な断面台形状のビード19が側壁9の長手方向に沿って形成され、側壁9の下端部と前端部と後端部に、補強部材8の幅方向外側に張り出す複数の取り付けフランジ9Fが形成されている。
図2に示すように、インサイドミラー4は、前記取り付け部5を備えたインサイドミラー取り付けブラケット11を介してクロスメンバ1の長手方向中央部下側に配置されている。インサイドミラー取り付けブラケット11は前壁と後壁と底壁を有し、以下、これらをそれぞれ第2前壁11A、第2後壁11B、第2底壁11Cと称する。第2後壁11Bは、第2底壁11Cの後端部から立ち上がり、第2前壁11Aは、第2底壁11Cの前端部から斜め前方に立ち上がっている。また、第2前壁11Aの上端部から前側Frに取り付け壁11Dが延びている。
図2,図5に示すように、クロスメンバ1にルームランプ取り付け固定用のルームランプ取り付けブラケット12が、インサイドミラー取り付けブラケット11の周囲を囲むように取り付けられている。詳しくは、ルームランプ取り付けブラケット12の前端部(車両前後方向の一端部に相当)が、インサイドミラー取り付けブラケット11と共にクロスメンバ1に共止めされ、後端部と前後方向中間部とがルーフパネル3に接合されている。
第3底壁12Cの前後方向中間部及び後部は後ろ上がりに傾斜し、第3側壁12Sの前部は大きく切り欠かれている。
1A 縦壁(第1前壁)
1B 縦壁(第1後壁)
1C 底壁(第1底壁)
1F フランジ部(ルーフクロスメンバのフランジ部)
1G1 角部(後側の角部)
1G2 角部(前側の角部)
3 ルーフパネル
3A ルーフパネルの前端部
4 インサイドミラー
5 取り付け部
8 補強部材
9 側壁(補強部材の側壁)
11 インサイドミラー取り付けブラケット
12 ルームランプ取り付けブラケット
12F1 ルームランプ取り付けブラケットの車両前後方向の一端部(第3前壁の取り付けフランジ)
12F2 ルームランプ取り付けブラケットの他端部(第3後壁の取り付けフランジ)
13 接合部
Claims (5)
- 下側に凸な断面ハット形状のルーフクロスメンバの前後一対のフランジ部がルーフパネルの前端部に固定され、
前記ルーフクロスメンバの長手方向中央部下側に後方確認用のインサイドミラーの取り付け部が配置されている車体ルーフ構造であって、
前記ルーフクロスメンバの前後一対の縦壁のうち少なくとも一方の前記縦壁と前記ルーフクロスメンバの底壁とを繋ぐ補強部材が前記インサイドミラーの取り付け部の上方に配置され、
前記インサイドミラーは、前記取り付け部を備えたインサイドミラー取り付けブラケットを介して前記ルーフクロスメンバの長手方向中央部下側に配置され、
前記インサイドミラー取り付けブラケットは、前記ルーフクロスメンバの前後一対の縦壁のうちどちらか一方の前記縦壁と前記ルーフクロスメンバの底壁とに、前記ルーフクロスメンバのハット形状断面のどちらか一方の角部を跨ぐように固定され、
前記どちらか一方の縦壁は、前記補強部材と前記インサイドミラー取り付けブラケットに挟み込まれている車体ルーフ構造。 - 前記補強部材は左右一対の側壁を有し、
平面視において、前記左右一対の側壁の間に前記インサイドミラーの取り付け部が位置している請求項1記載の車体ルーフ構造。 - 前記インサイドミラー取り付けブラケットの幅は、前記補強部材の左右一対の側壁の間隔と同等か前記間隔よりも広くなるように設定され、
前記インサイドミラー取り付けブラケットの接合部の一点以上が前記補強部材との間に前記ルーフクロスメンバを挟み込んで共止めされている請求項2記載の車体ルーフ構造。 - 前記ルーフクロスメンバにルームランプ固定用のルームランプ取り付けブラケットが前記インサイドミラー取り付けブラケットの周囲を囲むように取り付けられ、
前記ルームランプ取り付けブラケットの車両前後方向の一端部は、前記インサイドミラー取り付けブラケットと共に前記ルーフクロスメンバと前記補強部材のどちらか一方と共止めされている請求項1〜3のいずれか一つに記載の車体ルーフ構造。 - 前記補強部材は、前記ルーフクロスメンバの前後一対の縦壁と底壁に接合したバルク構造であり、
前記インサイドミラー取り付けブラケットは、前記ルーフクロスメンバの底壁と後側の縦壁に接合し、
前記ルームランプ取り付けブラケットは、車両前後方向の一端部が前記ルーフクロスメンバに固定され、他端部が前記ルーフパネルに固定されている請求項4に記載の車体ルーフ構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017025442A JP6838418B2 (ja) | 2017-02-14 | 2017-02-14 | 車体ルーフ構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017025442A JP6838418B2 (ja) | 2017-02-14 | 2017-02-14 | 車体ルーフ構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018131033A JP2018131033A (ja) | 2018-08-23 |
JP6838418B2 true JP6838418B2 (ja) | 2021-03-03 |
Family
ID=63247925
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017025442A Active JP6838418B2 (ja) | 2017-02-14 | 2017-02-14 | 車体ルーフ構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6838418B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7021655B2 (ja) * | 2019-03-14 | 2022-02-17 | マツダ株式会社 | 車体上部構造 |
-
2017
- 2017-02-14 JP JP2017025442A patent/JP6838418B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2018131033A (ja) | 2018-08-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6122969B2 (ja) | 車体上部構造 | |
JP2006199132A (ja) | 車体下側部構造 | |
EP2412612B1 (en) | Side sill structure for automobile | |
JP7447980B2 (ja) | 車体下部構造 | |
JP5924033B2 (ja) | 車体下部構造 | |
JP6600873B2 (ja) | 車体構造 | |
JP5053406B2 (ja) | 自動車の車体構造 | |
JP7396449B2 (ja) | 車体下部構造 | |
JP2015113061A (ja) | 車両の側部車体構造 | |
JP6722144B2 (ja) | 自動車の冷却機器取付構造 | |
JP6838418B2 (ja) | 車体ルーフ構造 | |
WO2019069901A1 (ja) | 車体下部構造 | |
JP2011194945A (ja) | 車両側部結合部構造 | |
JP2018016101A (ja) | 車両の前部車体構造 | |
JP2020040502A (ja) | 車両の前部車体構造 | |
JP7177816B2 (ja) | 車体前部構造 | |
JP2022171352A (ja) | 車両の下部車体構造 | |
JP3827061B2 (ja) | 自動車車体の車輪周り構造 | |
JP4421398B2 (ja) | 後部車体構造 | |
JP6880121B2 (ja) | 車両のフロントバルクヘッド | |
JP7159985B2 (ja) | サスペンションメンバ | |
JP7559568B2 (ja) | サスペンションフレーム構造 | |
JP7151385B2 (ja) | 車体後部構造 | |
JP2024008189A (ja) | 車両後部構造 | |
JP6942430B2 (ja) | 車両前部構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200109 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20200806 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200813 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20201008 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20201023 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20201210 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20210112 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20210125 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 6838418 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |