JP2024008189A - 車両後部構造 - Google Patents

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Katsunori Suzuki
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Abstract

【課題】簡易な構成でパネル材の破損を効果的に防止できる車両後部構造を提供する。【解決手段】車両後部構造は、車両10のバックドア開口12の下縁を画定するロアバックパネル14と、前記ロアバックパネル14の車幅方向端部かつ上端に接合され、上方に延びるハウジングパネル18と、を備え、前記ロアバックパネル14のうち、前記ハウジングパネル18との溶接点22の下側部分には、車幅方向に長尺な1以上のビード24が形成されている。【選択図】図3

Description

本明細書は、バックドア開口を有する車両の後部構造を開示する。
従来から、車両後部にバックドア開口が設けた車両が知られている。かかるバックドア開口の下縁は、ロアバックパネルと呼ばれるパネル材で画定される。また、ロアバックパネルの車幅方向端部、かつ、上端には、ハウジングパネルが接合されている。ハウジングパネルは、尾灯等を含むランプユニットが取り付けられるパネル材である。
ここで、車両が凹凸面を走行すると、ロアバックパネルには、リヤサスペンションを介して、路面入力が伝達される。この場合、ロアバックパネルに上向きまたは下向きの荷重が作用するため、ロアバックパネルとハウジングパネルとの溶接点に大きな負荷がかかる。そして、これにより、ロアバックパネルまたはハウジングパネル、あるいは、その両方に、溶接点を起点とする亀裂が生じることがあった。
そこで、従来から、車両後部のパネル材の破損を防止するための技術がいくつか提案されている。例えば、特許文献1には、バックドア開口の側縁部を形成するリヤピラーと、バックドア開口の下縁コーナ部を構成するエクステンションパネルと、を備える後部車体構造が開示されている。特許文献1において、リヤピラーとエクステンションパネルとは接続されており、リヤピラーの下端部およびエクステンションパネルの上端部には、双方に跨るように、上下方向に延びる凸ビードが形成されている。かかる構成とすることで、リヤピラーとエクステンションパネルとの接合部の剛性を、ある程度、向上でき、これらの破損をある程度防止できる。
特開2012-236552号公報
しかしながら、特許文献1では、ハウジングパネルとは別にエクステンションパネルを設ける必要があり、部品点数の増加や、車重の増加という問題があった。また、特許文献1では、リヤピラーとエクステンションパネルの双方に跨る凸部を形成している。この場合、リヤピラーに形成される凸部と、エクステンションパネルに形成される凸部と、の位置精度を高く保つ必要があり、車両の製造工程が煩雑になりやすかった。
そこで、本明細書では、簡易な構成でパネル材の破損を効果的に防止できる車両後部構造を開示する。
本明細書で開示する車両後部構造は、車両のバックドア開口の下縁を画定するロアバックパネルと、前記ロアバックパネルの車幅方向端部かつ上端に接合され、上方に延びるハウジングパネルと、を備え、前記ロアバックパネルのうち、前記ハウジングパネルとの溶接点の下側部分には、車幅方向に長尺な1以上のビードが形成されている、ことを特徴とする。
この場合、前記ビードは、上下方向に間隔を開けて、複数形成されていてもよい。
また、前記ビードの深さは、前記ロアバックパネルの板厚の5倍以上であり、前記ビードの入口の上下方向寸法である入口幅は、前記深さより小さくてもよい。
本明細書で開示する技術によれば、路面入力をビードの変形で吸収できるため、溶接点を起点とするロアバックパネルまたはハウジングパネルの亀裂を効果的に抑制できる。また、ビードは、ロアバックパネル内で完結しており、ロアバックパネルおよびハウジングパネルの構成を単純化できる。
車両の模式的な斜視図である。 図1のA部を背後からみた図である。 図2のB-B線での模式的な断面図である。 路面入力を受けた際のロアバックパネルの様子を示す断面図である。 ビードの他の一例を示す図である。
以下、図面を参照して車両後部構造について説明する。図1は、車両10の模式的な斜視図である。また、図2は、図1のA部周辺を車両10の背後から見た図である。さらに、図3は、図2のB-B線での模式的な断面図である。なお、各図において、以下の各図において、「Fr」、「Up」、「Rh」は、それぞれ、車両前方、車両上方、車両右側方を示している。
車両10の後壁には、バックドア開口12が形成されている。バックドア開口12は、車両10のラゲッジスペースと車外とを連通する開口であり、バックドア(図示せず)により開閉自在に覆われる開口である。バックドア開口12の側縁は、リヤピラー16により画定される。リヤピラー16は、車両10の側壁と後壁との境界に配される骨格部材であり、車両上下方向に長尺な骨格部材である。
バックドア開口12の下縁は、ロアバックパネル14により画定される。ロアバックパネル14は、車幅方向に長尺なパネル部材である。ロアバックパネル14は、図3に示す通り、車両前方に向かって開口した略ハット形状の断面を有している。換言すれば、ロアバックパネル14は、ハットの天面に対応する後壁14aと、ハットの周面に対応する立壁14bと、ハットの鍔部に対応する上鍔壁14cおよび下鍔壁14dとを有する。
ロアバックパネル14には、ロアバックリーンフォース(以下「ロアバックR/F」と呼ぶ)20が、接合されている。ロアバックR/F20は、ロアバックパネル14より車両前方に位置しており、ロアバックパネル14と車両前後方向に向かい合う。ロアバックR/F20は、車両後方に向かって開口した略ハット形状の断面を有している。このロアバックR/F20の鍔壁20c,20dとロアバックパネル14の鍔壁14c,14dとが互いに接合される。そして、これにより、車幅方向に長尺な閉空間21が形成される。
ロアバックパネル14とリヤピラー16との間には、ハウジングパネル18が設けられている。ハウジングパネル18は、尾灯等を含むランプユニット(図示せず)が取り付けられるパネル材である。図1~図3では、ハウジングパネル18を凹凸の少ない単純形状として図示しているが、実際のハウジングパネル18には、ランプユニットの形状に応じて、より多数の凸凹が形成されている。
かかるハウジングパネル18は、ロアバックパネル14の車幅方向端部に接合される。具体的には、図3に示す通り、ハウジングパネル18の下端部と、ロアバックパネル14の上端部(すなわち上鍔壁14c)と、ロアバックR/F20の上端部(すなわち上鍔壁20c)と、が互いに厚み方向に重ねられた状態でスポット溶接される。このスポット溶接は、ロアバックパネル14の上端縁に沿って、複数実施される。図2における黒丸および図3における黒楕円は、スポット溶接で形成される溶接点22を示している。
ここで、図2、図3に示す通り、ロアバックパネル14のうち、後壁14a、かつ、溶接点22の下側位置には、車両後方に突出し、車幅方向に長尺なビード24が形成されている。本例では、かかるビード24を車両上下方向に間隔を開けて二つ設けている。なお、図3では、理解を容易にするために、ビード24を実際の寸法よりも大きく図示している。かかるビード24を設ける理由について説明する。
車両10の後部には、リヤサスペンション(図示せず)が設けられている。リヤサスペンションは、車両10の走行に伴い生じる後輪の振動を吸収する。ただし、リヤサスペンションで全ての振動を吸収できず、一部の振動は、リヤサスペンションを介して車体に伝達される。以下では、車体に伝達される振動を「路面入力」と呼ぶ。この路面入力は、車体を介して、ロアバックパネル14にも伝達される。つまり、車両10の走行に伴い、ロアバックパネル14も上下方向に振動する。ロアバックパネル14が上下方向に振動した場合、ロアバックパネル14とハウジングパネル18との溶接点22に大きな応力がかかることがある。そして、この応力によって、溶接点22を起点として、ロアバックパネル14またはハウジングパネル18または、その双方に亀裂が生じることがあった。
本例では、こうしたロアバックパネル14およびハウジングパネル18の損傷を抑制するために、ロアバックパネル14に複数のビード24を設けている。かかるビード24を設けることで、路面入力をビード24の変形で吸収することができ、溶接点22に作用する負荷を軽減できる。
具体的に説明すると、各ビード24は、ロアバックパネル14から車両後方に立ち上がる一対の立壁30と、当該一対の立壁30を接続する連結壁32と、を有している。以下では、一つの立壁30の根元から、もう一つの立壁30の根元までの上下方向距離を「ビード24の入口幅H」と呼ぶ。
ロアバックパネル14に上向きの荷重が付加された場合、図4に示すように、ビード24の入口幅Hが小さくなるように、立壁30が、傾く、または、撓む。別の見方をすれば、ロアバックパネル14に上向きの荷重が付加された場合、蛇腹状に並んだ複数のビード24の上下方向寸法が収縮する。また、ロアバックパネル14に下向きの荷重が付加された場合には、今度は、ビード24の入口幅Hが大きくなるように、立壁30が、傾く、または、撓む。別の見方をすれば、ロアバックパネル14に下向きの荷重が付加された場合、蛇腹状に並んだ複数のビード24の上下方向寸法が伸長する。そして、こうした複数のビード24の変形に上下方向の荷重が吸収されるため、上下方向の荷重が溶接点22に伝達されることが効果的に抑制される。結果として、溶接点22を起点とする亀裂の発生が効果的に抑制される。
ここで、ロアバックパネル14およびハウジングパネル18の亀裂を抑制するために、さらに、エクステンションパネルと呼ばれる補強パネルを追加することも考えられる。しかし、この場合、部品点数が増え、コストアップや、車重の増加といった別の問題を招く。また、ロアバックパネル14およびハウジングパネル18の双方に跨って上下方向に延びる縦ビードを形成することも考えられる。かかる縦ビードを設けることで、ロアバックパネル14およびハウジングパネル18の剛性が向上し、これらの損傷を効果的に抑制できる可能性がある。しかしながら、この場合、ハウジングパネル18に形成された縦ビードの下端位置と、ロアバックパネル14に形成された縦ビードの上端位置と、を一致させる必要がある。しかし、完全に別部品である二つのパネル18,14それぞれに形成された縦ビードの位置を一致させようとした場合、パネル18,14をプレス成形する際の成形精度や、車体に組み付ける際の組付け精度を高く保つ必要があった。結果として、ハウジングパネル18およびロアバックパネル14の双方に跨る縦ビードを設けた場合、これらの成形および組み付けの工程が煩雑となるという別の問題を招く。
一方、本例で設けているビード24は、ロアバックパネル14内で完結しており、ハウジングパネル18に到達していない。そのため、本例によれば、ビード24の位置精度を高く保つ必要がなく、ロアバックパネル14およびハウジングパネル18の成形や組み付けの工程を簡易化できる。また、本例によれば、エクステンションパネル等の別部材が不要であるため、コストアップや、車重の増加を効果的に抑制できる。
ところで、本例では、ビード24の立壁30が撓むあるいは傾くことで、ビード24の入口幅Hが変化し、これにより、路面入力を吸収する。したがって、ビード24は、立壁30が比較的容易に撓むあるいは傾く形状であることが求められる。かかる要望を満たすためには、ビード24の深さDをある程度深くしなければならない。そこで、本例では、ビード24の深さDを、ロアバックパネル14の板厚tの5倍以上としている。
一方で、ビード24の入口幅Hに比べて、ビード24の深さDが過剰に大きすぎると、ビード24を形成するプレス成形が難しくなる。そこで、本例では、ビード24の深さDを、ビード24の入口幅Hより小さくしている。つまり、本例のビード24は、D≧5×t、かつ、D<Hを満たす形状としている。かかる構成とすることで、路面入力を効果的に吸収できるビード24を容易に成形できる。ただし、ここで例示した寸法関係は一例であり、適宜変更されてもよい。したがって、当然ながら、D<5×tでもよいし、D≧Hでもよい。
また、ビード24の車幅方向範囲Wも特に限定されない。しかしながら、複数の溶接点22にかかる負荷を軽減するためには、ビード24の車幅方向範囲Wは、複数の溶接点22をカバーできる範囲であることが望ましい。例えば、ビード24の車幅方向範囲Wは、ハウジングパネル18の車幅方向範囲Whの真ん中1/3の範囲をカバーできる大きさでもよい。
また、本例のロアバックパネル14は、図3に示す通り、車両前方に向かって開口した略ハット状の断面形状を有する。ビード24は、このロアバックパネル14のうち、溶接点22の下方であって、鉛直面と略平行な面に形成されればよい。したがって、ビード24は、後壁14aに替えて、または、加えて、上鍔壁14cまたは下鍔壁14dに形成されてもよい。
また、これまでの説明では、ビード24を、上下方向に間隔をあけて二つ設けているが、ビード24の個数は適宜変更されてもよい。例えば、ビード24は、一つだけでもよいし、三つ以上形成されてもよい。また、これまでの説明では、ビード24は、車両後方に突出しているが、路面入力を吸収できるのであれば、ビード24は、車両前方に突出してもよい。さらに、図5に示す通り、一つのロアバックパネル14に、車両10後方に突出するビード24aと、車両前方に突出するビード24bと、の双方を設けてもよい。また、ビード24は、車幅方向に長尺であるならば、直線形状に限らず、背面視で、湾曲あるいは屈曲する形状でもよい。
10 車両、12 バックドア開口、14 パネル、14 ロアバックパネル、16 リヤピラー、18 ハウジングパネル、18 パネル、20 ロアバックR/F、21 閉空間、22 溶接点、24 ビード、30 立壁、32 連結壁。

Claims (3)

  1. 車両のバックドア開口の下縁を画定するロアバックパネルと、
    前記ロアバックパネルの車幅方向端部かつ上端に接合され、上方に延びるハウジングパネルと、
    を備え、前記ロアバックパネルのうち、前記ハウジングパネルとの溶接点の下側部分には、車幅方向に長尺な1以上のビードが形成されている、
    ことを特徴とする車両後部構造。
  2. 請求項1に記載の車両後部構造であって、
    前記ビードは、上下方向に間隔を開けて、複数形成されている、ことを特徴とする車両後部構造。
  3. 請求項1または2に記載の車両後部構造であって、
    前記ビードの深さは、前記ロアバックパネルの板厚の5倍以上であり、
    前記ビードの入口の上下方向寸法である入口幅は、前記深さより小さい、
    ことを特徴とする車両後部構造。
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