JP6837271B2 - 受皿容器 - Google Patents

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    • A45D33/006Vanity boxes or cases, compacts, i.e. containing a powder receptacle and a puff or applicator

Description

本発明は、受皿容器及び内容物の詰替え方法に関し、特に、内容物を収容した受皿と、受皿本体部の上面開口を覆って装着される蓋とからなる受皿容器、及び該受皿容器を用いた内容物の詰替え方法に関する。
近年、各種の液体や粉粒体を収容する合成樹脂製の容器についても、環境負荷の低減が図られるようになっており、使用する樹脂量を減らした薄肉の容器が種々開発されている。また、各種の液体や粉粒体等を内容物として収容する容器として、パウチ等の柔軟な軟包装材による袋状の容器の他、内容物を収容した受皿と、蓋とからなる受皿容器が多く用いられている。受皿容器は、手作業により受皿から蓋を取り外すことによって、受皿本体に封入されていた内容物を使用可能な状態にすることができる。
また、化粧品等の分野においては、例えばファンデーションやパウダー等の粉体を、意匠性に優れた被詰替え容器であるコンパクト容器等に詰め替えることで、高価なコンパクト容器等をその都度廃棄することなく、長期間使用できるようにすることが要望されている。このため、レフィル容器と呼ばれる、詰め替え用の粉体化粧料等を充填した受皿状の容器を、コンパクト容器等の被詰替え容器に容器ごと着脱可能に装着させて、粉体化粧料等の内容物を詰め替えるようにした詰め替え容器が種々開発されている(例えば、特許文献1参照)。
さらに、シンプルなデザインの有底筒形状の外容器に対して、スキンクリームやクレンジングクリーム等の粘度の高いクリーム状の内容物を収容した内容器を、詰め替え用のレフィル容器として着脱交換可能に装着できるようにした二重容器も開発されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2003−210245号公報 特開2003−40331号公報
しかしながら、特許文献1の粉体化粧料等を充填した詰め替え用のレフィル容器では、当該レフィル容器や、コンパクト容器等の被詰替え容器に、レフィル容器を着脱可能に固定しておくための着脱機構を設けたり、レフィル容器の上面開口を覆って網枠や被覆フィルムを取り付けておく必要があることから、これらの容器の構成が複雑になると共に、レフィル容器を被詰替え容器に装着した後に、封入された粉体化粧料等が飛散したり漏れ出たりしないようにしながら、レフィル容器を開封する操作を慎重に行なう必要がある。
また、コンパクト容器等の被詰替え容器は、特許文献2のように、シンプルなデザインの有底筒形状に形成することができると共に、詰め替え容器もまた、有底筒形状の薄肉でシンプルな形状に形成することができるが、この場合も、レフィル容器を被詰替え容器に装着した後に、封入されたクリーム状の内容物が漏れ出たり手に付着したりしないようにしながら、レフィル容器を開封する操作を慎重に行なう必要がある。
本発明は、簡易な構成及び簡易な操作によって、内容物を飛散させたり漏れ出させたりすることなく、内容物を封入した容器を容易に開封することができると共に、詰め替え用の容器として好適に用いることのできる受皿容器、及び内容物の詰替え方法を提供することを目的とする。
本発明は、受皿本体部に内容物を収容した受皿と、該受皿本体部の上面開口を覆って装着される蓋とからなる受皿容器であって、前記受皿は、前記受皿本体部の上面開口の開口周縁部から外側に張り出して設けられた受皿側張出し係止部を備えており、前記蓋は、前記受皿本体部の上面開口を覆う蓋本体部から外側に張り出して設けられ、前記受皿側張出し係止部を抱え込んだ状態で係止させる蓋側張出し係止部を備えると共に、該蓋側張出し係止部から下方に延設して設けられた延設載置部を備えており、該延設載置部を被載置部に載置して、前記蓋を介して前記受皿を前記被載置部に支持させた状態から、前記蓋に上方から押圧力を加えることで、前記蓋の変形により前記受皿側張出し係止部の係止状態を解除させて、前記受皿を下方に落し込むことによって、前記受皿を前記蓋から離間させる受皿容器を提供することにより、上記目的を達成したものである。
また、本発明は、受皿本体部に詰め替え用の内容物を収容した受皿と、該受皿本体部の上面開口を覆って装着される蓋とからなり、有底筒形状の被詰替え容器の上面開口から、当該被詰替え容器の内側に前記受皿を装着することによって内容物を詰め替える詰替え用受皿容器による、内容物の詰替え方法であって、前記受皿は、前記受皿本体部の上面開口の開口周縁部から外側に張り出して設けられた受皿側張出し係止部を備えており、前記蓋は、前記受皿本体部の上面開口を覆う蓋本体部から外側に張り出して設けられ、前記受皿側張出し係止部を抱え込んだ状態で係止させる蓋側張出し係止部を備えると共に、該蓋側張出しみ係止部から下方に延設して設けられ、前記被詰替え容器の周壁の上端部に載置される延設載置部を備えており、該延設載置部を前記被詰替え容器の周壁の上端部に載置することにより、前記蓋を介して前記受皿を前記被詰替え容器の周壁に支持させた状態から、前記蓋に上方から押圧力を加えることで、前記蓋の変形により前記受皿側張出し係止部の係止状態を解除させて、前記受皿を前記被詰替え容器の内側に落し込んで装着する内容物の詰替え方法を提供することにより、上記目的を達成したものである。
本発明の受皿容器又は内容物の詰替え方法によれば、簡易な構成及び簡易な操作によって、内容物を飛散させたり漏れ出させたりすることなく、内容物を封入した容器を容易に開封することができると共に、詰め替え用の容器として好適に用いることができる。
本発明の好ましい一実施形態に係る受皿容器の斜視図である。 本発明の好ましい一実施形態に係る受皿容器の分解斜視図である。 被詰替え容器であるコンパクト容器の分解斜視図である。 受皿容器を被詰替え容器の周壁に支持させてセットした状態を説明する略示断面図である。 (a)、(b)は、図4の受皿容器を被詰替え容器にセットした状態から、蓋に押圧力を加えて受皿を被詰替え容器の内側に落し込む操作を説明する部分略示断面図である。 (a)、(b)は、他の実施形態の受皿容器を被詰替え容器にセットした状態から、蓋に押圧力を加えて受皿を被詰替え容器の内側に落し込む操作を説明する部分略示断面図である。 図6の受皿容器を構成する蓋の上面図である。 (a)は、図7のA−Aに沿った略示拡大端面図、(b)は、図7のB部の略示拡大破断斜視図である。 (a)、(b)は、更に他の実施形態の受皿容器を被詰替え容器にセットした状態から、蓋に押圧力を加えて受皿を被詰替え容器の内側に落し込む操作を説明する部分略示断面図である。 (a)、(b)は、更に他の実施形態の受皿容器を被詰替え容器にセットした状態から、蓋に押圧力を加えて受皿を被詰替え容器の内側に落し込む操作を説明する部分略示断面図である。 (a)、(b)は、更に他の実施形態の受皿容器を被詰替え容器にセットした状態から、蓋に押圧力を加えて受皿を被詰替え容器の内側に落し込む操作を説明する部分略示断面図である。 (a)、(b)は、更に他の実施形態の受皿容器を被詰替え容器にセットした状態から、蓋に押圧力を加えて受皿を被詰替え容器の内側に落し込む操作を説明する部分略示断面図である。 (a)、(b)は、更に他の実施形態の受皿容器を、被載置部として平坦な載置面に載置した状態から、蓋に押圧力を加えて受皿を載置面に落し込む操作を説明する部分略示断面図である。 (a)〜(c)は、受皿の他の形態を例示する略示端面図である。 受皿側張出し係止部と蓋側張出し係止部との係止部の、他の形態を例示する部分断面図である。 (a)は、更に他の実施形態の受皿容器の断面図、(b)は斜め上方から視た斜視図である。 図16の受皿容器を被詰替え容器にセットして蓋に押圧力を加える状態を説明する破断斜視図である。 (a)〜(c)は、受皿側張出し係止部と蓋側張出し係止部との係止状態を解除する状況を説明する部分断面図である。 更に他の形態の受皿容器を被詰替え容器の周壁に支持させてセットした状態の略示断面図である。 (a)〜(c)は、蓋の他の形態を例示する略示端面図である。 延設載置部の載置面部に設けられたリブを説明する、リブが設けられた部分の載置面部を、蓋を上下逆さまにして蓋の内側斜め上方から視た部分斜視図である。 受皿容器を収納する外箱の、(a)は展開図、(b)は斜視図である。 外箱を開封した状態の斜視図、及び位置決め台紙の斜視図である。
図1及び図2に示す本発明の好ましい一実施形態に係る受皿容器10は、詰め替え用の内容物として、微細な粉体であるファンデーション、粉おしろい、チーク等の粉体化粧料を、被詰替え容器20として、好ましくはコンパクト容器21のコンパクト本体22(図3参照)に詰め替えるための詰替え用受皿容器となっている。本実施形態の受皿容器10は、好ましくはシンプルなデザインとなっている扁平な有底円筒形状の皿状のコンパクト本体22に、当該コンパクト本体22の形状を利用して、好ましくはワンプッシュの簡易な操作によって、粉体化粧料を飛散させたり漏れ出させたりすることなく、容易に詰め替えることができるようにする機能を備える。なお、受皿容器10に収容される内容物は、粉体化粧料以外の薬剤や調味料等の粉体や、クリーム状やジェル状の物質や、固形物等であっても良い。
そして、本実施形態の受皿容器10は、受皿本体部11aに内容物として例えば粉体化粧料を収容した受皿11と、受皿本体部11aの上面開口を覆って装着される蓋13とからなる、好ましくは詰め替え用の簡易な容器である。図2及び図4に示すように、受皿11は、受皿本体部11aの上面開口の開口周縁部から外側に張り出して設けられた、張出し係止部である受皿側張出し係止部12を備えている。蓋13は、受皿本体部11aの上面開口を覆う蓋本体部13aから外側に張り出して設けられ、受皿側張出し係止部12を抱え込んだ状態で係止させる、抱込み係止部である蓋側張出し係止部14を備えると共に、この蓋側張出し係止部14から下方に延設して設けられた、係止延設部である延設載置部15を備えている。図4に示すように、例えばコンパクト容器21のコンパクト本体22の周壁22aの上端部22bを被載置部として延設載置部15を載置して、蓋13を介して受皿11をコンパクト本体22の周壁22aの上端部22bに支持させた状態から、図5(a)、(b)に示すように、蓋13に上方から押圧力を加えることで、蓋13の変形により受皿側張出し係止部12の係止状態を開放させて、言い換えれば蓋13と受皿側張出し係止部12との係止状態を解除させて、受皿11を下方に落とし込むことで蓋13から離間させ、受皿本体部11aの上面開口を開放させるようになっている。
また、本実施形態では、受皿容器10は、上述のように、受皿11の受皿本体部11aに詰め替え用の内容物として例えば粉体化粧料が収容されており、有底筒形状の被詰替え容器であるコンパクト容器21のコンパクト本体22の上面開口から、当該コンパクト本体22の内側に受皿11を装着することによって、内容物を詰め替える詰替え用受皿容器として用いられるようになっている。受皿容器10は、被詰替え容器であるコンパクト容器21のコンパクト本体22の周壁22aの上端部22bを被載置部として、延設載置部15を当該周壁22aの上端部22bに載置することにより、蓋13を介して受皿11をコンパクト容器21の周壁22aに支持させた状態から、図5(a)、(b)に示すように、蓋13に上方から押圧力を加えることで、蓋13の変形により張出し係止部12の係止状態を開放させて、受皿11を、コンパクト容器21のコンパクト本体22の内側に落し込んで装着するようになっている。
さらに、本実施形態では、受皿側張出し係止部12を抱え込んだ状態で係止させる蓋側張出し係止部14は、後述するように、蓋本体部13aとの接続角部13cから上方に立設する内壁部14aと、内壁部14aの上端縁部から外側に張り出す上壁部14bと、上壁部14bの外側縁部から下方に垂下する外壁部14cとからなる、開放側を下方に向けたコの字断面形状を有している(図4参照)。外壁部14cの下端部から下方に連続して、延設載置部15が斜め下方に連続して設けられている。ここで、蓋側張出し係止部14が受皿側張出し係止部12を抱え込んだ状態は、蓋側張出し係止部14によって受皿側張出し係止部12を囲むようにして係止した状態である。
図4において、延設載置部15は、蓋側張出し係止部14の外壁部14cからコンパクト本体22の周壁22aまで延設されており、内側に凸となった円弧状、又は直線状の部分を含むように形成することができる。ここで、円弧状は、複数の曲率半径をもつ円弧状であっても良い。例えば図4に、円弧状の部分を含む延設載置部15を示す。図6(a)、(b)に示すように、延設載置部35と外壁部34cとの接続部分に、係止凸部34dを設けることもできる。係止凸部34dは内側(受皿31側)に突出して設けられている。
受皿側張出し係止部12と蓋側張出し係止部14とによる係止状態は、受皿側張出し係止部12と蓋側張出し係止部14の形状による嵌合、受皿側張出し係止部12と蓋側張出し係止部14の各接触面の当接や密着による摩擦力、ヒートシールや接着剤や粘着剤による接着等によって得ることができる。接着による係止状態は、低密度ポリエチレン等によるヒートシール、エポキシ樹脂のような熱硬化性樹脂等または溶媒の蒸発による接着剤、又はテープ状接着物質等による接着などによる係止状態が好ましい。受皿側張出し係止部12と蓋側張出し係止部14とによる係止状態は、後述するように、蓋13に上方から押圧力を加えることで、蓋13の変形によりこれらの係止状態を容易に解除できるように、仮係止状態となっている。
また、本実施形態の受皿容器10は、受皿側張出し係止部12の外周形状が、被詰替え容器20であるコンパクト本体22の上面開口の内周形状に納まる形状となっている。受皿11は、図3及び図5(b)に示すように、張出し係止部12がコンパクト本体22の上面開口よりも下方に配置されるまで、コンパクト本体22の内側に落し込まれて装着される。ここで、コンパクト本体22の上面開口は、コンパクト本体22の周壁22aの上端部22bの内周縁部によって囲まれた領域である。
本実施形態では、受皿容器10を構成する受皿11は、図2及び図3に示すように、例えばポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリ乳酸系樹脂等の合成樹脂からなり、例えば0.02〜0.8mm程度の薄い肉厚で簡易に形成された成形加工品である。受皿11は、これらの合成樹脂から単層で構成されていてもよく、多層で構成されていてもよい。受皿11は、好ましくは内容物を視認できるように、透明なシート成形品となっている。受皿11は、内容物を収容する受皿本体部11aと、受皿側張出し係止部12とを含んで構成されている。
受皿本体部11aは、例えば30〜200mm程度の外径の円形状の平面形状を有すると共に、例えば30〜200mm程度の高さを有する、扁平な有底円筒形状として、倒立した扁平な切頭円錐形状を備えている。すなわち、受皿本体部11aは、上面開口から底壁部11cに向けて内径を滑らかに縮径させた、テーパー形状の周壁部11bを備えており、これによって倒立した扁平な切頭円錐形状を形成している。また、受皿本体部11aには、これの上面開口の開口周縁部に接続して、受皿側張出し係止部12が、周方向に円環状に連続して外側に張り出して設けられている。
ここで、受皿本体部11aの上面開口は、当該受皿本体部11aと受皿側張出し係止部12との接続部である、周壁部11bの上端部(受皿側張出し係止部12の周壁上方辺部12a)によって囲まれた領域である。また、受皿11の平面形状の「円形状」には、略円形も含まれる。略円形には、楕円、長円、一部に直線を有する円等が含まれる。
受皿側張出し係止部12は、本実施形態では、図4及び図5(a)、(b)に示すように、開放側を下方に向けて配置したコの字断面形状を有する張り出し部となっている。すなわち、受皿側張出し係止部12は、底壁部11aと周壁部11bとからなる受皿本体部11aの上面開口の開口周縁部に隣接する、周壁上端部である周壁上方辺部12a(図5(a)、(b)参照)と、周壁上方辺部12aの上端縁部から外側に張り出す張出し辺部12bと、張出し辺部12bの外側縁部から下方に垂下する垂下辺部12cとを備える、開放側を下方に向けたコの字断面形状を有している。受皿側張出し係止部12は、詰め替え用の粉体化粧料が受皿本体部11aに収容された受皿11を蓋13に取り付ける際に、蓋側張出し係止部14の内側に抱え込まれるようにして係止された状態で装着される。これによって、全周に亘って受皿側張出し係止部12を蓋側張出し係止部14の内側に装着した状態を保持することが可能になって、受皿本体部11aに粉体化粧料が収容された受皿11と蓋12とが一体となった、本実施形態の受皿容器10が形成される。
また、本実施形態では、受皿側張出し係止部12の垂下辺部12cの下端部から外側に突出して、凸リブ12dが、周方向に連続して環状に設けられている(図2、図4、図5(a)、(b)参照)。垂下辺部12cの下端部の凸リブ12dを、蓋12の延設載置部15における、内側に凸となった円弧状の延設部15aの基端部分に係止することで、受皿側張出し係止部12と蓋側張出し係止部14との係止状態を、一層安定させることが可能になる。
また、本実施形態では、受皿側張出し係止部12は、その外径が、被詰替え容器20であるコンパクト本体22の内径よりも、僅かに小さくなるように、受皿本体部11aの上面開口の開口周縁部から外側に張り出して設けられている。これによって、受皿本体部11aに粉体化粧料が収容された受皿11を、受皿側張出し係止部12がコンパクト本体22の上面開口よりも下方に配置されるまで、コンパクト本体22の内側に落し込むことが可能になる(図5(b)参照)。
なお、図2、図4、図5(a)、(b)等において、受皿11は、説明の便宜上、受皿本体部11aの内部に内容物である詰め替え用の粉体化粧料が収容されていない状態で示されているが、本実施形態では、受皿本体部11aには、詰め替え用の粉体化粧料が収容された状態となっている。また、受皿11に内容物が未だ収容されていない状態の受皿容器10は、特許請求の範囲の請求項19の受皿容器に含まれる。
本実施形態では、受皿11と共に受皿容器10を構成する蓋13は、図1及び図2に示すように、例えばポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリ乳酸系樹脂等の合成樹脂からなり、例えば0.02〜0.8mm程度の薄い肉厚で簡易に形成された成形加工品である。蓋13は、これらの合成樹脂から単層で構成されていてもよく、多層で構成されていてもよい。蓋13は、好ましくは内容物を視認できるように、透明なシート成形品となっている。蓋13は、例えば50〜250mm程度の外径の、好ましくは受皿11と相似形の円形状の平面形状を有すると共に、例えば30〜200mm程度の高さを有する、扁平な立体形状を備えている。本実施形態では、蓋13は、受皿本体部11aの上面開口を覆って配設される蓋本体部13aと、蓋本体部13aから外側に張り出して設けられた蓋側張出し係止部14と、好ましくは円弧状に湾曲した断面形状を備える延設部15aを有する、蓋側張出し係止部14から下方に延設して設けられた延設載置部15とを含んで構成されている。蓋13は、好ましくは受皿11よりも厚さが薄くなるように形成することで、より変形し易くすることが可能になる。蓋13の平面形状の「円形状」には、受皿11の平面形状と同様に、略円形も含まれる。略円形には、楕円、長円、一部に直線を有する円等が含まれる。
蓋本体部13aは、本実施形態では、受皿本体部11aの上面開口と同様の大きさの円形の平面形状を備える平板状の部分であり、受皿11に蓋13が一体として取り付けられた際に、好ましくは受皿本体部11aの上面開口の全体を上方から閉塞して配置される。蓋本体部13aの周縁部分には、図4及び図5(a)にも示すように、径方向外側に向けて上方に傾斜するテーパー状接続部13bが、全周に亘って形成されている。テーパー状接続部13bは、蓋側張出し係止部14との接続角部13cを、受皿本体部11aの周壁部11bの上端部の、周壁上方辺部12aの下端部との接続部に、内側から当接及び係止させてシールさせた状態で設けられている。テーパー状接続部13bを介在させて、蓋側張出し係止部14が、蓋本体部13aの外側に張り出すようにして、連続して形成されている。蓋本体部13aの周縁部分に、径方向外側に向けて上方に傾斜するテーパー状接続部13bが全周に亘って形成されていることで、蓋13が受皿11に装着された状態において、テーパー状接続部13bと、受皿本体部11aの周壁部11bの上端部分との間に、空間が保持される。
蓋側張出し係止部14は、本実施形態では、受皿側張出し係止部12を、例えば嵌め込むようにして抱え込んだ状態で固定することができるように、受皿側張出し係止部12よりも一回り大きな、開放側を下方に向けて配置したコの字断面形状を有する張り出し部となっている。すなわち、蓋側張出し係止部14は、蓋本体部13aのテーパー状接続部13bの上端部の接続角部13cから上方に立設する内壁部14aと、内壁部14aの上端縁部から外側に張り出す上壁部14bと、上壁部14bの外側縁部から下方に垂下する外壁部14cとからなる、開放側を下方に向けたコの字断面形状を有している。外壁部14cの下端部から下方に連続して、延設載置部15が斜め下方に連続して設けられている。
また、蓋側張出し係止部14は、好ましくは蓋13の他の部分と比較して厚さが薄くなるように形成することで、より変形し易くすることが可能になる。
蓋側張出し係止部14から下方に延設して設けられた延設載置部15は、本実施形態では、蓋側張出し係止部14の外壁部14cの下端縁部から外側に向けて斜め下方に傾斜する、末広がりのテーパー状の延設部15aを含んで形成されている。図4及び図5(a)、(b)に示すように、延設部15aは、内側に凸となった円弧状に形成されている。延設載置部15の延設部15aの下端部には、コンパクト本体22の周壁22aの上端部22bに面状に当接させて載置される、下端当接面部である載置面部16が設けられている。載置面部16は、斜め下方又は垂直下方に延設して設けられた延設載置部15の延設部15aから、外側に折れ曲がって設けられている。載置面部16は、コンパクト本体22の周壁22aの上端部22bの平坦な端面に沿って面接触可能なように、延設部15aから、上下方向と垂直な横方向に角度を変化させて張り出して設けられた面状の部分である。載置面部16は、延設載置部15の一部として設けられている。
載置面部16の外周縁部から下方に連設して、開放側を上方に向けたコの字断面形状部分を含む周縁補強部15bが設けられている。周縁補強部15bは、蓋13の延設載置部15の下端周縁部から外側に張り出して設けられている。周縁補強部15bは、載置面部16の外周縁部から下方に延設する内周壁と、内壁部の下端縁部から外側に延設する底壁と、底壁の外周縁部から上方に立設する外周壁とからなる、コの字断面形状部分を有している。周縁補強部15bは、半円等の湾曲形状部分を含む断面形状を有していてもよい。周縁補強部15bの内周壁の内径は、被詰替え容器20であるコンパクト本体22の周壁22aの上端部22bの外径よりも、僅かに大きくなっている。これによって、図4に示すように、コンパクト本体22の周壁22aに支持させて、コンパクト本体22の上面開口を覆って受皿容器10をセットした際に、載置面部16を、全周に亘ってコンパクト本体22の周壁22aの上端部22bに、面状に容易に当接させることが可能になって、蓋13を介して安定した状態で受皿11を支持させることが可能になる。
また、載置面部16は、周方向に間隔をおいた複数箇所に、図1及び図2に示すように、下方に突出するリブ16aを備えていることが好ましい。リブ16aは、本実施形態では、図21にも示すように、載置面部16の下面から一段下がって形成された、下方に突出する面状の凸リブとなっている。リブ16aは、載置面部16の周方向に間隔をおいて2〜10箇所に設けられていることが好ましく、3〜6箇所に設けられていることがさらに好ましい。リブ16aは、載置面部16の下面から、例えば0.1〜1.0mmの高さで下方に突出していることが好まく、0.2〜0.5mmの高さで下方に突出していることがさらに好ましい。リブ16aは、蓋13をシート成形によって形成する際に、金型のリブ16aと対応する部分に凸部や凹部を設けておくことで、容易に形成することができる。載置面部16が、周方向に間隔をおいた複数箇所に下方に突出するリブ16aを備えていることにより、後述するように、載置面部16と、コンパクト本体22の周壁22aの上端部22bとの間に、空気流通用の隙間を保持することが可能になる。
本実施形態の受皿容器10を用いて内容物である粉体化粧料が詰め替えられるコンパクト容器21は、図3に示すように、被詰替え容器20となるコンパクト本体22と、中皿23と、パフ24と、図示しないキャップとからなる、意匠性に富んだシンプルなデザインの公知の化粧容器である。
コンパクト本体22は、扁平な有底円筒形状の皿状の容器となっており、これの上面開口は、好ましくは円形状(略円形を含む)開口形状を有している。コンパクト本体22の周壁22aは、上半部分よりも下半部分の肉厚が大きくなった、2段構造を備えている。周壁22aによって囲まれる内側が、粉体化粧料を収容した受皿11が着脱可能に装着される装着凹部となっている。また周壁22aの上半部分の外周面には、雄ネジ突条22cが形成されている。この雄ネジ突条22cを介して、内周面に雌ネジ突条が形成された、図示しないキャップが着脱可能に取り付けられる。なお、図4〜6においては、周壁22aの2段構造、及び雄ネジ突条22cの図示を省略した。
中皿23は、底の浅い扁平な有底円筒形状の皿状の部材となっており、これの底面部には、パフ24によって掬い取る粉体化粧料の量を調整させる網体23aが取り付けられている。中皿23には、これの上面開口の周縁部から外側に張り出して、張出しフランジ部23bが設けられている。コンパクト本体22の内側の装着凹部に受皿11を落とし込んで装着した後に、張出しフランジ部23bをコンパクト本体22の周壁22aの上端面22bに係止することで、粉体化粧料が収容された受皿11の上方に重ねるようにして、網体23aが配置される。また中皿23の内側に、粉体化粧料を掬い取るパフ24を収容した状態で、キャップがコンパクト本体22の上面開口を覆って取り付けられて、これらが一体となったコンパクト容器21が得られることになる。
そして、コンパクト容器21のコンパクト本体22に粉体化粧料を詰め替える際に、上述の構成を備える本実施形態の受皿容器10が用いられる。受皿容器10を用いて粉体化粧料を詰め替えるには、図4に示すように、受皿本体11aに粉体化粧料が収容された受皿11に蓋13が一体として装着された状態で、蓋13の載置面部16を、コンパクト本体22の周壁22aの上端部22bに面状に当接させる。これによって、蓋13を介して受皿11をコンパクト本体22の周壁22aに支持させて、受皿容器10をセットする。しかる後に、蓋13に上方から押圧力を加えれば、図5(b)に示すように、蓋側張出し係止部14の上壁部14bが蓋13のテーパー状接続部13bによって押し広げられて、蓋側張出し係止部14の上壁部14bの内側部分が下方に落ちるように変形する。すなわち、蓋側張出し係止部14の上壁部14b及び内壁部14aと、蓋本体部13aのテーパー状接続部13bとが、これらの間の内側の角度を広げるようにしながら、直線状に配置されるように変形する。これによって、受皿側張出し係止部12を、蓋側張出し係止部14の上壁部14bの内側部分によって下方に押し出すようにして、受皿側張出し係止部12による蓋側張出し係止部14への係止状態が開放されるので、コンパクト本体22の上面開口が蓋13によって覆われた状態のまま、受皿11がコンパクト本体22の内側の装着凹部に落し込まれて、スムーズに装着されることになる。
なお、図5(b)において、幅の広い白矢印は、蓋本体部13aへの押圧箇所を示しており、幅の狭い白矢印は、蓋側張出し係止部14が変形する際の動きを説明している。また、蓋本体部13aへの押圧箇所に特に制限はないが、蓋側張出し係止部14を全周に亘って変形し易くする観点から、蓋本体部13aの中央部を押圧箇所とすることが好ましい。受皿側張出し係止部12との係止状態を解除し易くするために、蓋側張出し係止部14は、上壁部14bの幅よりも、内壁部14aの長さを短くすることが好ましい。蓋13と受皿11とは、蓋側張出し係止部14と受皿側張出し係止部12以外の部分では、接触していないことが好ましい。
受皿側張出し係止部12と蓋側張出し係止部14との係止状態が、例えば蓋側張出し係止部14の上壁部14bと受皿側張出し係止部12の張出し辺部12bとの間の接着剤による接着によって得られている場合には、蓋側張出し係止部14の変形により接着層が剥がれることで、係止状態が開放されて、受皿11がコンパクト本体22の内側の装着凹部に装着される。
受皿側張出し係止部12と蓋側張出し係止部14との係止状態は、上述のように、受皿側張出し係止部12と蓋側張出し係止部14の形状による嵌合、受皿側張出し係止部12と蓋側張出し係止部14の各接触面の接触や密着による摩擦力、ヒートシールや接着剤や粘着剤による接着等によって得ることができる。接着による係止状態は、低密度ポリエチレン等によるヒートシール、エポキシ樹脂のような熱硬化性樹脂等または溶媒の蒸発による接着剤、テープ状接着物質等による接着などによるものでもよい。係止箇所は、受皿側張出し係止部12の垂下辺部12cの凸リブ12dによる、蓋12の延設載置部15の円弧状の延設部15aの基端部分への係止箇所だけではなく、蓋側張出し係止部14の内周面に形成されるようにしてもよい。例えば、蓋側張出し係止部14の上壁部14bと受皿側張出し係止部12の張出し辺部12bとの接触面や、蓋側張出し係止部14の外壁部14cと受皿側張出し係止部12の垂下辺部12cとの接触面に、係止箇所を形成してもよい。
これらによって、本実施形態の受皿容器10によれば、シンプルなデザインの有底筒状の被詰替え容器であるコンパクト本体22に、蓋13を介して受皿11を支持させた状態で当該受皿容器10をセットした後に、蓋13に上方から押圧力を加えるだけの簡易な構成及び簡易な操作によって、収容された粉体化粧料を飛散させたり漏れ出させたりすることなく開封できるようにして、粉体化粧料を容易に詰め替えることが可能になる。詳細には、本実施形態の受皿容器10によれば、受皿本体11aに内容物の収容した受皿11は、被詰替え容器であるコンパクト本体22の内側の装着凹部に落し込まれて装着されるまでの間、受皿本体11aの上面開口及びコンパクト本体22の上面開口は、蓋13によって覆われた状態を保持することができるので、内容物である粉体化粧料が飛散等するのを、効果的に防止することが可能になる。
また、本実施形態によれば、蓋本体部13aの周縁部分に、径方向外側に向けて上方に傾斜するテーパー状接続部13bが形成されていることで、蓋13が受皿11に装着された状態において、テーパー状接続部13bと、受皿本体部11aの周壁部11bの上端部分との間に、空間が保持されている。これによって、蓋13に上方から押圧力を加えた際に、受皿側張出し係止部12と蓋側張出し係止部14との係止状態を外し易くすることが可能になると共に、受皿11の落とし込みを阻害しないようにすることが可能になる。
さらに、本実施形態によれば、蓋13の延設載置部15の下端周縁部から外側に張り出して、周縁補強部15bが設けられているので、蓋13に上方から押圧力を加えた際に、延設載置部15が広がらないようにすることが可能になる。これによって、例えば受皿側張出し係止部12の垂下辺部12cの下端部の凸リブ12dが、蓋12の延設載置部15の円弧状の延設部15aの基端部分に係止していることによる外側嵌合箇所を、解除させ易くすることが可能になる。延設載置部15に周縁補強部15bが設けられていることにより、例えば側面からの衝撃による、延設載置部15や蓋側張出し係止部14の変形を抑制することが可能になるので、搬送中や使用前に受皿容器10が衝撃を受けて、受皿側張出し係止部12と蓋側張出し係止部14との係止状態が不用意に解除されるのを、効果的に回避することが可能になる。
さらにまた、本実施形態によれば、受皿側張出し係止部12は、受皿本体部11aの上面開口の開口周縁部に隣接する周壁上方辺部12aと、周壁上方辺部12aの上端縁部から外側に張り出す張出し辺部12bと、張出し辺部12bの外側縁部から下方に垂下する垂下辺部12cとを有している。これによって、受皿側張出し係止部12は、内壁部14aと上壁部14bと外壁部14cとを備える蓋側張出し係止部14との間で、確実な密閉性を確保することが可能になると共に、受皿11の落とし込みをスムーズに行わせることが可能になる。
また、本実施形態によれば、蓋側張出し係止部14の延設載置部15に設けられた載置面部16は、周方向に間隔をおいた複数箇所に、下方に突出するリブ16aを備えている。これによって、当該載置面部16が面状に載置される、コンパクト本体22の周壁22aの上端部22bとの間に、空気流通用の隙間を保持することが可能になるので、受皿11が下方に移動する際の、空気の逃げ道や流入路を確保して、コンパクト本体22の内側の装着凹部に、受皿11をスムーズに落し込んで装着することが可能になる。
そして、本実施形態の受皿容器10は、例えば図22(a)に示すような展開形状のボール紙25を用いて形成された、例えば図22(b)に示すような外箱26に、位置決めした状態で収納されて、個装体として製品化することができる。すなわち、外箱26は、例えば縦横50〜250mm程度、高さ20〜250mm程度の大きさの、扁平な六面体形状を有しており、図23に示すように、内部に位置決め用の位置決め台紙27を備えている。この位置決め台紙27を用いて、受皿容器10を、外箱26の中央部分に位置決めした状態で、収納できるようになっている。また、外箱26の上面部には、収納された受皿容器10の内容物の色等を識別できるようにするための、窓枠部26aが開口形成されている。外箱26の上面部と、対向する一対の側方の側面部との各々の接合角部分に沿って、開封用の破断線26bが設けられている。破断線26bは、前方の側面部側の両側の角部分において上面部を横切った後に、前方の側面部に設けられた摘み部26cの両側の切込み26dに接続している。
位置決め台紙27は、外箱26の底面部と同様の平面形状を有する基板部27aと、基板部27aから立設する4箇所の係止片部27bとを含んで形成されている。係止片部27bは、基板部27aの中央部分に形成した正方形状の内側開口を囲う4箇所の開口辺部から、内側に張り出して設けられた張出し片を、開口辺部を折り曲げ線として、基板部27に対して垂直上方に折り曲げることによって、容易に形成することができる。
位置決め台紙27は、基板部27aを外箱26の底面部に重ね合わせるようにして、外箱26の内側に装着される。これによって、位置決め台紙27は、底面部に対して前後左右に動かない状態で外箱26に取り付けられる。受皿容器10は、受皿11の受皿本体部11aの周壁部11bと、蓋13の延設載置部15との間隔部分(図4参照)に、位置決め台紙27の4箇所の係止片部27bを下方から各々差し込んだ状態で、外箱26の内部に収納される。係止片部27bは、受皿11の受皿本体部11aの底壁部11aから、受皿側張出し係止部12の張出し辺部12bまでの高さと、同様の高さで立設している。また係止片部27bは、基板部27aの外側辺部から、蓋13の蓋側張出し係止部14の張出し長さよりも、大きく離れた位置に立設している。これらによって、受皿容器10が外箱26に収納された状態では、受皿容器10の外周部分と、外箱26の四方の側面部との間には、隙間が保持されることになる。これによって、位置決め台紙27を緩衝材として機能させて、例えば受皿容器10を収納した個装体が側面部側から落下した際に、受皿容器10に衝撃が直接伝わるのを、効果的に回避することが可能になる。
個装体を購入した使用者は、指を摘み部26cに係止して、両側の破断線26bを破断させつつ上面部を上方に引き上げることによって、取り出し用の開口を形成した後に、受皿容器10を取り出して使用することができる。なお、外箱26は、破断線26bを有していなくてもよく、その他の種々の形態の箱体を外箱として用いることができる。
図6(a)、(b)は、本発明の他の実施形態に係る詰替え用受皿容器として用いる受皿容器30を示すものである。図6(a)、(b)の受皿容器30では、受皿側張出し係止部32と蓋側張出し係止部34との係止状態は、蓋側張出し係止部34の外壁部34cにおける、延設載置部35との接続基端部の内側面から内側に突出して設けられた係止凸部34dに、受皿側張出し係止部32の先端部を係止した、外側嵌合箇所のみの係止によるものとなっている。
ここで、係止凸部34dは、蓋33の周方向に全周に亘って連続して、又は間隔をおいた複数の箇所に、線状のリブとして設けておくことができる。図6(a)、(b)の受皿容器30では、係止凸部34dは、周方向に間隔をおいて8箇所に設けられている(図7参照)。係止凸部34dは、例えば外壁部34cの延設載置部35との接続基端部を、外側から内側に向けて陥没させることで、外壁部34cの内側面から内側に突出させた状態で容易に形成することができる。このような係止凸部34dは、金型の係止凸部と対応する部分に凸部や凹部を設けておくことにより、蓋33をシート成形によって形成する際に、容易に形成することができる。また、受皿側張出し係止部32の先端部と蓋側張出し係止部34の外壁部34cとの係止状態は、係止凸部34dによるものの他、粘着剤や熱融着、超音波融着などを用いて、受皿側張出し係止部32の先端部を外壁部34cの内側面に接着することによって得ることもできる。
図6(a)、(b)の受皿容器30では、蓋33の延設載置部35の延設部35aの内側面を、コンパクト本体22の周壁22aの上端部22bの外側縁部に当接させて、蓋33を介して受皿31をコンパクト本体22の周壁22aに支持させることで、受皿容器30をセットする。しかる後に、蓋33に上方から押圧力を加えれば、末広がりのテーパー状の延設載置部35の延設部35aが周壁22aによって押し広げられて、蓋側張出し係止部34の外壁部34cが外側に広がるように変形する。これによって、蓋側張出し係止部34の係止凸部34dと、受皿側張出し係止部32の先端部との係止状態が解除されるので、コンパクト本体22の上面開口が蓋33によって覆われた状態のまま、受皿31がコンパクト本体22の内側の装着凹部に落し込まれて、スムーズに装着されることになる。蓋33から離間された受皿31は、受皿側張出し係止部32を、周壁22aの上端部22bの端面に面状に当接させて配置される。なお、幅の広い白矢印は、押圧箇所を示す。押圧箇所に特に制限はないが、延設載置部35の延設部35aをよりスムーズに押し広げるため、蓋側張出し係止部34(の上面)を押圧箇所とすることが好ましい。
また、図6(a)、(b)の受皿容器30では、図7及び図8(b)に示すように、蓋側張出し係止部34には、周方向に間隔をおいた複数箇所に、下方に陥没させた陥没凹部34eが形成されている。陥没凹部34eは、金型の陥没凹部34eと対応する位置に、凸部や凹部を設けておくことで、蓋33をシート成形によって形成する際に、容易に設けることができる。蓋側張出し係止部34に陥没凹部34eが形成されていることにより、延設載置部35をコンパクト本体22の周壁22aの上端部22bに載置して、受皿容器30をコンパクト本体22にセットした後に、蓋33に上方から押圧力を加えた際に、陥没凹部34eを伸縮部として、蓋側張出し係止部34を周方向に容易に伸縮変形させることが可能になる。
さらに、図6(a)、(b)の受皿容器30では、図7に示すように、延設載置部35には、周方向に間隔をおいた複数箇所に、下端縁部または下端縁部の周縁補強部35bから蓋側張出し係止部34にかけて切り込まれた、切込み部35cが形成されている。延設載置部35に切込み部35cが形成されていることにより、延設載置部35をコンパクト本体22の周壁22aの上端部22bに載置して、受皿容器30をコンパクト本体22にセットした後に、蓋33に上方から押圧力を加えた際に、切込み部35cを押し広げるようして、延設載置部35を周方向に容易に変形させることが可能になる。
ここで、陥没凹部34eと切込み部35cとは、周方向にずれた位置に配置されていることが好ましい。図6(a)、(b)の受皿容器30では、図7に示すように、陥没凹部34eと切込み部35cとは、周方向に45°ずれた位置に配置されて、各々90°の等角度間隔をおいて、4箇所ずつ設けられている。陥没凹部34eと切込み部35cとが、周方向にずれた位置に配置されていることにより、これらが連動することによる相乗効果によって、延設載置部35を周方向にさらに容易に変形させることが可能になる。
図9(a)、(b)は、本発明の更に他の実施形態に係る詰替え用受皿容器として用いる受皿容器40を示すものである。図9(a)、(b)の受皿容器40では、延設載置部45の延設部45aは、外側に向けて斜め下方に直線状に傾斜する、末広がりのテーパー状の延設部となっている。直線状の延設部45aの、蓋側張出し係止部44の外壁部44cとの接続基端部には、係止凸部44dが、内側に突出して設けられている。受皿側張出し係止部42と蓋側張出し係止部44との係止状態は、受皿側張出し係止部42の垂下辺部42cの下端部を、係止凸部44dに係止した、外側嵌合箇所のみの係止によるものとなっている。図9(a)、(b)の受皿容器40では、蓋43が受皿41に装着された状態において、蓋43の延設載置部45の下端部は、受皿41の受皿本体部41aの底壁部41cよりも下方に配置されている。
また、図9(a)、(b)の受皿容器40では、蓋43の延設載置部45の下端部に、周縁補強部45bとの間に介在させて、載置面部46が設けられている。この載置面部46を、被詰替え容器20であるコンパクト本体22の周壁22aの上端部22bに、面状に当接させることにより、さらに安定した状態で、蓋40を介して受皿41をコンパクト本体22の周壁22aに支持させて、受皿容器40をセットすることが可能になる。
図9(a)、(b)の受皿容器40によっても、コンパクト本体22にセットした後に、蓋43に上方から押圧力を加えれば、延設載置部45は、係止凸部44dを中心に回転するようにしながら、周壁22aによって押し広げられる。これによって、蓋側張出し係止部44の延設部45aとの接続基端部に設けられた係止凸部44dと、受皿側張出し係止部42の垂下辺部42cとの係止状態が開放されるので、コンパクト本体22の内側の装着凹部に受皿41をスムーズに落し込むことを可能にして、上述の実施形態の受皿容器10と同様の作用効果が奏される。
図10(a)、(b)は、本発明の更に他の実施形態に係る詰替え用受皿容器として用いる受皿容器50を示すものである。図10(a)、(b)の受皿容器50は、図9(a)、(b)の詰替え用受皿容器40と略同様の構成を備えており、蓋53の延設載置部55の下端部に、周縁補強部55bとの間に介在させて、載置面部56が設けられている。また蓋53の延設載置部55には、周方向に間隔をおいた複数箇所に、周縁補強部55bが設けられた下端縁部から蓋側張出し係止部54にかけて切り込まれた、切込み部(図7の符号35c参照)が形成されている。図10(a)、(b)の受皿容器50では、蓋53に上方から押圧力を加えた際に、切込み部を押し広げるようして、延設載置部55が変形して、載置面部56がコンパクト本体22の周壁22aの外側に設けられた雄ネジ突条22cに当接するまで、蓋53が下方に押し込まれると共に、蓋側張出し係止部54の係止凸部54dと、受皿側張出し係止部52の垂下辺部52cとの係止状態が開放される。
図11(a)、(b)は、本発明の更に他の実施形態に係る詰替え用受皿容器として用いる受皿容器60を示すものである。図11(a)、(b)の受皿容器60では、蓋63の延設載置部65は、テーパー状ではなく、直下方向に円筒状に延設する延設部65aを備えている。また、蓋側張出し係止部64の外壁部64cには、外側に凸となるように反転可能な円弧状凸リブ67が、内側に突出して設けられている。さらに、受皿側張出し係止部62は、蓋側張出し係止部64の上壁部64bの下面側に、円弧状凸リブ67によって係止されるフランジ状張出し係止部68となっている。
図11(a)、(b)の受皿容器60によっても、コンパクト本体22にセットした後に、蓋63に上方から押圧力を加えれば、円弧状凸リブ67が外側に反転することで、受皿61のフランジ状張出し係止部68との係止状態が開放されるので、上述の実施形態の受皿容器10と同様の作用効果が奏される。
図12(a)、(b)は、本発明の更に他の実施形態に係る詰替え用受皿容器として用いる受皿容器70を示すものである。図12(a)、(b)の受皿容器70では、蓋体本部73aに押出リブ73bが、下方に突出して設けられている。蓋73に上方から押圧力を加えれば、図12(b)のように蓋体本部73aが下方に変形し、押出リブ73bが受皿71を下方に押し出すことによって、受皿側張出し係止部72と蓋側張出し係止部74との係止状態が開放されるので、受皿71が落し込まれてコンパクト本体22にスムーズに装着される。図12(a)、(b)の受皿容器70では、蓋73が受皿71に装着された状態において、蓋73の延設載置部75の下端部は、受皿71の受皿本体部71aの底壁部71cよりも下方に配置されている。
図13(a)、(b)は、本発明の更に他の実施形態に係る受皿容器80を示すものである。図13(a)、(b)の受皿容器80は、図9(a)、(b)の受皿容器40と同様の構成を備えている。図13(a)、(b)の受皿容器80では、蓋83の高さの方か受皿81の高さよりも高くなっており、蓋83が受皿81に装着された状態において、蓋83の延設載置部85の下端部は、受皿81の受皿本体部81aの底壁部81cよりも下方に配置されている。図13(a)、(b)の受皿容器80では、受皿81の受皿本体部81aに、詰め替え用の内容物ではなく、例えば使い切り用の化粧クリーム等の化粧料、お惣菜等の食品、弁当用のソースやドレッシング等の調味料などを収容することができる。
図13(a)、(b)の受皿容器80では、例えば平坦な載置面89を被載置部として、延設載置部85を載置し、蓋83を介して受皿81を被載置部89に支持させた状態から(図13(a)参照)、蓋83に上方から押圧力を加えることで、蓋83の変形により受皿側張出し係止部82の蓋側張出し係止部84への係止状態を解除させ、受皿81を下方の載置面89に落し込むことで蓋83から離間させることにより、受皿本体部81aの上面開口を開放させることが可能になる。これによって、簡易な構成及び簡易な操作により、内容物を飛散させたり漏れ出させたりすることなく、内容液を封入した受皿容器80を容易に開封することが可能になる。
すなわち、本発明の受皿容器は、詰替え用受皿容器以外の、その他の用途に用いることができる。延設載置部85が載置される被載置部は、テーブルや鏡台の上であったり、食器や調理器具の表面等であっても良い。図13(a)、(b)の受皿容器80は、図6(a)、(b)及び図7に示す受皿容器30と同様に、蓋側張出し係止部84の周方向に間隔をおいた複数箇所に、陥没凹部を形成したり、切込み部を形成したりしておくことによって、蓋83をさらに変形し易くすることが可能になる。これによって、受皿側張出し係止部82と蓋側張出し係止部84との係止状態を、よりスムーズに解除させて、受皿本体部81aの上面開口を開放させることで、内容物をさらに容易に取り出すことが可能になる。
図14(a)〜(c)は、底壁部11aと周壁部11bとからなる受皿本体部11aの開口周縁部に隣接する、周壁上方辺部12aの形態を例示するものである。周壁上方辺部12aは、テーパー形状((a)参照)、又は垂直形状((b)参照)、若しくはこれらの両形状を含んだ形状((c)参照)を備えるように形成することができる。これによって、周壁上方辺部12aは、蓋13の蓋本体部13aの周縁部分に形成されたテーパー状接続部13bの、蓋側張出し係止部14との接続角部13c(図5(a)参照)や、蓋側張出し係止部14の内壁部14aを、当該周壁上方辺部12aに、内側から安定した状態で当接及び係止させて、内容物を外部に漏らさないシール性を効果的に発揮させることが可能になる。
図15は、受皿11’の受皿側張出し係止部12’と、蓋13’の蓋側張出し係止部14’との係止状態の他の形態を例示するものである。受皿側張出し係止部12’と、蓋側張出し係止部14’との間に介在して、好ましくは受皿側張出し係止部12’の張出し辺部12b’と蓋側張出し係止部14’の上壁部14b’との間に挟み込んだ状態で、シール材17が設けられている。受皿側張出し係止部12’と、蓋側張出し係止部14’との間にシール材17が設けられていることにより、受皿11’に収容された内容物を外部に漏らさないようにするためのシール性を、さらに効果的に発揮させることが可能になると共に、防湿効果も発揮させることが可能になる。
シール材17は、低密度ポリエチレン、エポキシ樹脂のような熱硬化性樹脂等、溶媒の蒸発による接着剤等、エラストマーなどのゴム等、シリカゲルのようなゲル状の物質等などを用いて形成することができる。シール材17は、受皿側張出し係止部12’及び蓋側張出し係止部14’の全周に亘って環状に連続して設けてもよく、周方向に間欠的に設けることもできる。
図16(a)、(b)は、本発明の更に他の実施形態に係る詰替え用受皿容器として用いる受皿容器90を示すものである。図16(a)、(b)の受皿容器90では、蓋93の蓋本体部93aに、上方向に盛り上がった押出誘導部97が設けられている。その他の部分については、上記実施形態の受皿容器10と略同様の構成を備えている。したがって、押出誘導部97は、上記実施形態の受皿容器10の蓋本体部13aや、その他の実施形態の蓋本体部に設けることもできる。蓋本体部93aに、上方向に盛り上がった押出誘導部97が設けられていることにより、受皿91(受皿本体部91a)の内容積を大きくすることが可能になる。また、好ましくは蓋本体部93aの中央部分に設けられた押出誘導部97に押圧力を加えるとによって、蓋側張出し係止部94が均等に下方に押し出されるので、受皿側張出し係止部92と、蓋側張出し係止部94との係止状態を開放しやすくなる。
また、蓋93には、例えば蓋本体部93aの押出誘導部97に、蓋93に押圧力を加えるための位置を示す、文字や図等によるマーキング98が施されている。蓋93にマーキング98が施されていることにより、使用者が押圧力を加える位置を誘導して、蓋93と受皿91との係止状態をよりスムーズに開放させることが可能になる。マーキング98は、上記実施形態の受皿容器10の蓋13や、その他の実施形態の蓋に施すこともできる。
さらに、図16(a)、(b)の受皿容器90では、受皿側張出し係止部92は、底壁部91cと周壁部91bとからなる受皿本体91aの上面開口の開口周縁部に隣接する、周壁上方辺部92aを含んで形成されている。この周壁上方辺部92aは、蓋93の蓋本体部93aと蓋側張出し係止部94との接続角部93c又は蓋側張出し係止部94の内壁部94aに強固に当接及び係止されて、さらに強固にシールした状態となっている。これによって、内容物をさらに確実に外部に漏らさないようにすることができるようになっている。このような構造は、上記実施形態の受皿容器10においても採用することができる。
図16(a)、(b)の受皿容器90では、受皿91の周壁上方辺部92aが、蓋93の接続角部93cや蓋側張出し係止部94の内壁部94aに、さらに強固に当接及び係止していることで、これらの係止状態が外れ難くなっているが、以下のようにして、受皿91を蓋93から容易に離間させて、上面開口を開放させることができる。すなわち、図17に示すように、受皿側張出し係止部92を蓋側張出し係止部94に嵌合係止して、受皿容器90を被詰替え容器20にセットした状態では、図18(a)に示すように、受皿側張出し係止部92の垂下辺部92cの下端部が、蓋側張出し係止部94の外壁部94cと延設載置部95との接続部分に係止されており、且つ受皿側張出し係止部92の周壁上方辺部92aが、蓋93の接続角部93cや、蓋側張出し係止部94の内壁部94aに強固に当接及び係止されている。この状態から、蓋93の押出誘導部97に押圧力を加える(図17参照)。これによって、図18(b)に示すように、蓋側張出し係止部94の上壁部94bが下方に傾くように変形することで、周壁上方辺部92aによる、接続角部93cや内壁部94aへの当接及び係止状態が保持されたまま、受皿側張出し係止部92の垂下辺部92cの下端部による、蓋側張出し係止部94の外壁部94cと延設載置部95との接続部分への係止状態が外れて、受皿側張出し係止部92が下方に押し込まれる。
しかる後に、蓋93の押出誘導部97への押圧を開放すれば、図18(c)に示すように、蓋側張出し係止部94の上壁部94bや内壁部94aは、上方の元の位置に戻ろうとするが、受皿側張出し係止部92は、垂下辺部92cの上方への移動が、内側に湾曲する円弧状断面の延設載置部95の延設部95aによって阻止されることで、周壁上方辺部92aと、蓋側張出し係止部94の接続角部93cや内壁部94aとの当接及び係止状態が開放されるので、受皿91を蓋93からスムーズに取り外して、下方に落とし込むことが可能になる。このような機構は、上記実施形態の受皿容器10においても採用することができる。
なお、本発明は上記各実施形態に限定されることなく種々の変更が可能である。例えば、受皿本体部に収容される内容物は、ファンデーションやパウダー等の粉体化粧料である必要は必ずしも無く、その他の粉体や粒状体の他、液体や固形物等の、種々の内容物であっても良い。また、受皿は、上面開口から底壁部に向けて内径を縮径させた、テーパー形状の周壁部を備えるものである必要は必ずしも無く、有底円筒形状の受皿等であっても良い。図19に示すように、係止延設部15’は、斜め下方に向けてストレートに延設するものであっても良い。さらに、蓋体は、例えば図20(a)〜(c)に示すような、種々の断面形状を備えるものを用いることができる。さらにまた、係止延設部に切込み部を形成する必要は必ずしも無く、抱込み係止部に陥没凹部を形成する必要は必ずしも無い。
上述した一の実施形態における説明の省略部分及び一の実施形態のみが有する要件は、それぞれ他の実施形態に適宜適用することができ、また、各実施形態における要件は、適宜、実施形態間で相互に置換可能である。
上述した本発明の実施態様に関し、更に以下の付記(受皿容器及び内容物の詰替え方法)を開示する。
<1>受皿本体部に内容物を収容した受皿と、該受皿本体部の上面開口を覆って装着される蓋とからなる受皿容器であって、
前記受皿は、前記受皿本体部の上面開口の開口周縁部から外側に張り出して設けられた受皿側張出し係止部を備えており、
前記蓋は、前記受皿本体部の上面開口を覆う蓋本体部から外側に張り出して設けられ、前記受皿側張出し係止部を抱え込んだ状態で係止させる蓋側張出し係止部を備えると共に、該蓋側張出し係止部から下方に延設して設けられた延設載置部を備えており、
該延設載置部を被載置部に載置して、前記蓋を介して前記受皿を前記被載置部に支持させた状態から、前記蓋に上方から押圧力を加えることで、前記蓋の変形により前記受皿側張出し係止部の係止状態を解除させて、前記受皿を下方に落し込むことによって、前記受皿を前記蓋から離間させる受皿容器。
<2>前記受皿本体部に詰め替え用の内容物が収容されており、有底筒形状の被詰替え容器の上面開口から、当該被詰替え容器の内側に前記受皿を装着することによって、内容物を詰め替える詰替え用受皿容器として用いられるようになっており、前記被詰替え容器の周壁の上端部を前記被載置部として、前記延設載置部を当該周壁の上端部に載置することにより、前記蓋を介して前記受皿を前記被詰替え容器の周壁に支持させた状態から、前記蓋に上方から押圧力を加えることで、前記受皿を前記被詰替え容器の内側に落し込んで装着するようになっている前記<1>に記載の受皿容器。
<3>前記受皿側張出し係止部の外周形状は、前記被詰替え容器の上面開口の内周形状に納まる形状となっており、前記受皿は、前記受皿側張出し係止部が前記被詰替え容器の上面開口よりも下方に配置されるまで、前記被詰替え容器の内側に落し込まれて装着される前記<2>に記載の受皿容器。
<4>前記蓋に上方から押圧力を加えた際に、前記蓋側張出し係止部が変形して、前記受皿側張出し係止部を押し出すことで、前記受皿側張出し係止部の係止状態を解除させる前記<1>又は<2>に記載の受皿容器。
<5>前記蓋の前記延設載置部には、周方向に間隔をおいた複数箇所に、下端縁部または該下端縁部の周縁補強部から前記蓋側張出し係止部にかけて切り込まれた切込み部が形成されており、前記蓋に上方から押圧力を加えた際に、前記切込み部を押し広げるようして、前記延設載置部が変形する前記<1>〜<4>のいずれか1に記載の受皿容器。
<6>前記蓋に上方から押圧力を加えた際に、前記切込み部を押し広げるようして、前記延設載置部が変形して、前記係止延設部の下部に設けられた下部当接面部が前記被詰替え容器に設けられた雄ネジ突条に当接するまで、前記蓋が押し込まれる前記<5>記載の受皿容器。
<7>前記蓋の蓋本体部に、前記受皿を押し出すための押し出しリブを設けた前記<1>〜<6>のいずれか1に記載の受皿容器。
<8>前記蓋の前記抱込み係止部には、周方向に間隔をおいた複数箇所に、下方に陥没させた陥没凹部が形成されており、前記蓋に上方から押圧力を加えた際に、前記陥没凹部を伸縮部として前記蓋側張出し係止部を周方向に伸縮変形させる前記<1>〜<7>のいずれか1に記載の受皿容器。
<9>前記受皿本体部は、上面開口から底壁部に向けて内径を縮径させた、テーパー形状の周壁部を備えている前記<1>〜<8>のいずれか1に記載の受皿容器。
<10>前記受皿側張出し係止部は、底壁部と周壁部とからなる前記受皿本体部の上面開口の開口周縁部に隣接する周壁上方辺部を含んで形成されており、該周壁上方辺部は、前記蓋本体部と前記蓋側張出し係止部との接続角部又は前記蓋側張出し係止部の内壁部に当接して係止された状態となっている前記<1>〜<9>のいずれか1に記載の受皿容器。
<11>前記周壁上方辺部は、テーパー形状または垂直形状、もしくはこれらの両形状を含んだ形状を備えている前記<10>に記載の受皿容器。
<12>前記蓋側張出し係止部は、前記蓋の他の部分と比較して厚さが薄くなっている前記<1>〜<11>のいずれか1に記載の受皿容器。
<13>前記蓋は、前記受皿よりも厚さが薄くなっている前記<1>〜<12>のいずれか1に記載の受皿容器。
<14>前記受皿の前記張出し係止部と、前記蓋の前記抱込み係止部との間に介在してシール材が設けられている前記<1>〜<13>のいずれか1に記載の詰替え用受皿容器。
<15>前記蓋の前記蓋本体部に、上方向に盛り上がった押出誘導部が設けられている上記<1>〜<14>のいずれか1に記載の受皿容器。
<16>前記蓋に押圧力を加えるための位置を示す、文字、図等によるマーキングが施されている前記<1>〜<15>のいずれか1に記載の受皿容器。
<17>前記蓋本体部の周縁部分に、径方向外側に向けて上方に傾斜するテーパー状接続部が形成されており、前記蓋が前記受皿に装着された状態において、該テーパー状接続部と、前記受皿本体部の周壁部の上端部分との間に、空間が保持されている前記<1>〜<16>のいずれか1に記載の受皿容器。
<18>前記蓋の前記延設載置部の下端周縁部から外側に張り出して、周縁補強部が設けられている前記<1>〜<17>のいずれか1に記載の受皿容器。
<19>前記受皿側張出し係止部は、前記受皿本体部の上面開口の開口周縁部に隣接する周壁上方辺部と、該周壁上方辺部の上端縁部から外側に張り出す張出し辺部と、該張出し辺部の外側縁部から下方に垂下する垂下辺部とを有している前記<1>〜<18>のいずれか1に記載の受皿容器。
<20>前記蓋の前記延設載置部に、前記被詰替え容器の周壁の上端部に面状に載置される載置面部が設けられている<2>〜<19>のいずれか1に記載の受皿容器。
<21>前記載置面部は、周方向に間隔をおいた複数箇所に、下方に突出するリブを備えている前記<20>に記載の受皿容器。
<22>前記蓋が前記受皿に装着された状態において、前記蓋の前記延設載置部の下端部は、前記受皿の前記受皿本体部の底壁部よりも下方に配置されている前記<1>〜<21>のいずれか1に記載の受皿容器。
<23>前記受皿及び前記蓋は、円形状の平面形状を有している前記<1>〜<22>のいずれか1に記載の受皿容器。
<24>前記受皿側張出し係止部の外周形状は、前記被詰替え容器の上面開口の内周形状に納まる形状となっており、前記受皿は、前記受皿側張出し係止部が前記被詰替え容器の上面開口よりも下方に配置されるまで、前記被詰替え容器の内側に落し込まれて装着される前記<2>〜<23>のいずれか1に記載の受皿容器。
<25>前記蓋に上方から押圧力を加えた際に、前記蓋側張出し係止部が変形して、前記受皿側張出し係止部を押し出すことで、前記受皿側張出し係止部の係止状態を解除させる前記<1>〜<24>のいずれか1に記載の詰替え用受皿容器。
<26>前記蓋側張出し係止部は、前記蓋本体部との接続角部から上方に立設する内壁部と、該内壁部の上端縁部から外側に張り出す上壁部と、該上壁部の外側縁部から下方に垂下する外壁部を有する前記<1>〜<25>のいずれか1に記載の詰替え用受皿容器。
<27>前記延設載置部は、内側に凸となった円弧状の延設部を有する前記<1>〜<26>のいずれか1に記載の詰替え用受皿容器。
<28>前記延設載置部は、前記外壁部との接続部分に係止凸部を有する前記<26>に記載の詰替え用受皿容器。
<29>受皿本体部に内容物が収容される受皿と、該受皿本体部の上面開口を覆って装着される蓋とからなる受皿容器であって、
前記受皿は、前記受皿本体部の上面開口の開口周縁部から外側に張り出して設けられた受皿側張出し係止部を備えており、
前記蓋は、前記受皿本体部の上面開口を覆う蓋本体部から外側に張り出して設けられ、前記受皿側張出し係止部を抱え込んだ状態で係止させる蓋側張出し係止部を備えると共に、該蓋側張出し係止部から下方に延設して設けられた延設載置部を備えており、
該延設載置部を被載置部に載置して、前記蓋を介して前記受皿を前記被載置部に支持させた状態から、前記蓋に上方から押圧力を加えることで、前記蓋の変形により前記受皿側張出し係止部の係止状態を解除させて、前記受皿を下方に落し込むことで、前記受皿を前記蓋から離間させる受皿容器。
<30>受皿本体部に詰め替え用の内容物を収容した受皿と、該受皿本体部の上面開口を覆って装着される蓋とからなり、有底筒形状の被詰替え容器の上面開口から、当該被詰替え容器の内側に前記受皿を装着することによって内容物を詰め替える詰替え用受皿容器による、内容物の詰替え方法であって、
前記受皿は、前記受皿本体部の上面開口の開口周縁部から外側に張り出して設けられた受皿側張出し係止部を備えており、
前記蓋は、前記受皿本体部の上面開口を覆う蓋本体部から外側に張り出して設けられ、前記受皿側張出し係止部を抱え込んだ状態で係止させる蓋側張出し係止部を備えると共に、該蓋側張出し係止部から下方に延設して設けられ、前記被詰替え容器の周壁の上端部に載置される延設載置部を備えており、
該延設載置部を前記被詰替え容器の周壁の上端部に載置することにより、前記蓋を介して前記受皿を前記被詰替え容器の周壁に支持させた状態から、前記蓋に上方から押圧力を加えることで、前記蓋の変形により前記受皿側張出し係止部の係止状態を解除させて、前記受皿を前記被詰替え容器の内側に落し込んで装着する内容物の詰替え方法。
10,30,40,50,60,70,80,90 受皿容器(詰替え用受皿容器)
11,31,41,51,61,71,81,91 受皿
11a 受皿本体部
11b 周壁部
11c 底壁部
12,32,42,52,62,72,92 受皿側張出し係止部(張出し係止部)
12a 周壁上方辺部(周壁上端部)
12b,12b’ 張出し辺部
12c,42c,52c 垂下辺部
13,33,43,53,63,73,83,93 蓋
13a,73a 蓋本体部
13b テーパー状接続部
13c 接続角部
14,34,44,54,64,74,94 蓋側張出し係止部(抱込み係止部)
14b,14b’,94b 上壁部
14c,94c 外壁部
34d,44d 係止凸部
15,35,45,55,65 延設載置部(係止延設部)
15a,35a,65a 延設部
15b,35b,45b,55b 周縁補強部
16,46、56 載置面部(下端当接面部)
17 シール材
20 被詰め替え容器
21 コンパクト容器
22 コンパクト本体(被詰替え容器)
22a 周壁
22b 上端面
22c 雄ネジ凸条
23 中皿
23a 網体
24 パフ
34e 陥没凹部
35c 切込み部
73b 押出リブ
97 押出誘導部
98 マーキング

Claims (19)

  1. 受皿本体部に詰め替え用の内容物を収容した受皿と、該受皿本体部の上面開口を覆って装着される蓋とからなり、有底円筒形状の被詰替え容器の上面開口から、当該被詰替え容器の内側に前記受皿を装着することによって内容物を詰め替える詰替え用受皿容器による、内容物の詰替え方法であって、
    前記受皿は、前記受皿本体部の上面開口の開口周縁部から外側に張り出して設けられた受皿側張出し係止部を備えると共に、前記受皿本体部の外周形状は、前記被詰替え容器の上面開口の内周形状に納まる形状となっており、
    前記蓋は、前記受皿本体部の上面開口を覆う蓋本体部から外側に張り出して設けられ、前記受皿側張出し係止部を抱え込んだ状態で係止させる蓋側張出し係止部を備えると共に、該蓋側張出し係止部から下方に延設して設けられ、前記被詰替え容器の周壁の上端部に載置される、前記被詰替え容器の周壁の外周形状よりも大きな外周形状を有する延設載置部を備えており、該延設載置部は、前記被詰替え容器の周壁の上端部における外側縁部よりも外側に且つ下方に配置される部分を有しており、
    前記延設載置部を前記被詰替え容器の周壁の上端部に載置して、前記蓋を介して前記受皿を前記周壁の上端部に支持させた状態で、前記蓋に上方から押圧力を加えることにより、前記蓋側張出し係止部によって前記受皿側張出し係止部を係止した前記受皿の係止状態を、前記蓋側張出し係止部の変形によって解除し、係止状態が解除された前記受皿を、前記蓋から離間させて前記被詰替え容器の内側に落し込んで装着することによって、内容物を詰め替える内容物の詰替え方法。
  2. 請求項1に記載の内容物の詰替え方法に用いる受皿容器であって、
    受皿本体部に内容物を収容した受皿と、該受皿本体部の上面開口を覆って装着される蓋とからなり、
    前記受皿は、前記受皿本体部の上面開口の開口周縁部から外側に張り出して設けられた受皿側張出し係止部を備えると共に、前記受皿本体部の外周形状は、前記被詰替え容器の上面開口の内周形状に納まる形状となっており、
    前記蓋は、前記受皿本体部の上面開口を覆う蓋本体部から外側に張り出して設けられ、前記受皿側張出し係止部を抱え込んだ状態で係止させる蓋側張出し係止部を備えると共に、該蓋側張出し係止部から下方に延設して設けられた、前記被詰替え容器の周壁の外周形状よりも大きな外周形状を有する延設載置部を備えており、該延設載置部は、前記被詰替え容器の周壁の上端部における外側縁部よりも外側に且つ下方に配置される部分を有しており、
    前記蓋側張出し係止部によって前記受皿側張出し係止部を係止した前記受皿の係止状態は、前記延設載置部を前記被詰替え容器の周壁の上端部に載置して、前記蓋を介して前記受皿を前記周壁の上端部に支持させた状態で、前記蓋に上方から押圧力を加えることによる前記蓋の変形によって、解除されるようになっている受皿容器。
  3. 前記受皿側張出し係止部の外周形状は、前記被詰替え容器の上面開口の内周形状に納まる形状となっており、前記受皿は、前記受皿側張出し係止部が前記被詰替え容器の上面開口よりも下方に配置されるまで、前記被詰替え容器の内側に落し込まれる請求項2記載の受皿容器。
  4. 前記蓋に上方から押圧力を加えた際に、前記蓋側張出し係止部が変形して、前記受皿側張出し係止部を押し出すことで、前記受皿側張出し係止部の係止状態を解除させる請求項2又は3記載の受皿容器。
  5. 前記受皿本体部は、上面開口から底壁部に向けて内径を縮径させた、テーパー形状の周壁部を備えている請求項2〜4のいずれか1項記載の受皿容器。
  6. 前記受皿側張出し係止部は、底壁部と周壁部とからなる前記受皿本体部の上面開口の開口周縁部に隣接する周壁上方辺部を含んで形成されており、該周壁上方辺部は、前記蓋本体部と前記蓋側張出し係止部との接続角部又は前記蓋側張出し係止部の内壁部に当接して係止された状態となっている請求項2〜5のいずれか1項記載の受皿容器。
  7. 前記周壁上方辺部は、テーパー形状または垂直形状、もしくはこれらの両形状を含んだ形状を備えている請求項6記載の受皿容器。
  8. 前記蓋側張出し係止部は、前記蓋の他の部分と比較して厚さが薄くなっている請求項2〜7のいずれか1項記載の受皿容器。
  9. 前記蓋は、前記受皿よりも厚さが薄くなっている請求項2〜8のいずれか1項記載の受皿容器。
  10. 前記蓋の前記蓋本体部に、上方向に盛り上がった押出誘導部が設けられている請求項2〜9のいずれか1項記載の受皿容器。
  11. 前記蓋に押圧力を加えるための位置を示す、文字、図等によるマーキングが施されている請求項2〜9のいずれか1項記載の受皿容器。
  12. 前記蓋本体部の周縁部分に、径方向外側に向けて上方に傾斜するテーパー状接続部が形成されており、前記蓋が前記受皿に装着された状態において、該テーパー状接続部と、前記受皿本体部の周壁部の上端部分との間に、空間が保持されている請求項2〜11いずれか1項記載の受皿容器。
  13. 前記蓋の前記延設載置部の下端周縁部から外側に張り出して、周縁補強部が設けられている請求項2〜12のいずれか1項記載の受皿容器。
  14. 前記受皿側張出し係止部は、前記受皿本体部の上面開口の開口周縁部に隣接する周壁上方辺部と、該周壁上方辺部の上端縁部から外側に張り出す張出し辺部と、該張出し辺部の外側縁部から下方に垂下する垂下辺部とを有している請求項2〜13のいずれか1項記載の受皿容器。
  15. 前記蓋の前記延設載置部に、前記被詰替え容器の周壁の上端部に面状に載置される載置面部が設けられている請求項2〜14のいずれか1項記載の受皿容器。
  16. 前記載置面部は、周方向に間隔をおいた複数箇所に、下方に突出するリブを備えている請求項15記載の受皿容器。
  17. 前記蓋が前記受皿に装着された状態において、前記蓋の前記延設載置部の下端部は、前記受皿の前記受皿本体部の底壁部よりも下方に配置されている請求項2〜16のいずれか1項記載の受皿容器。
  18. 前記受皿及び前記蓋は、円形状の平面形状を有している請求項2〜17のいずれか1項記載の受皿容器。
  19. 請求項1に記載の内容物の詰替え方法に用いる受皿容器であって、
    受皿本体部に内容物が収容される受皿と、該受皿本体部の上面開口を覆って装着される蓋とからなり、
    前記受皿は、前記受皿本体部の上面開口の開口周縁部から外側に張り出して設けられた受皿側張出し係止部を備えると共に、前記受皿本体部の外周形状は、前記被詰替え容器の上面開口の内周形状に納まる形状となっており、
    前記蓋は、前記受皿本体部の上面開口を覆う蓋本体部から外側に張り出して設けられ、前記受皿側張出し係止部を抱え込んだ状態で係止させる蓋側張出し係止部を備えると共に、該蓋側張出し係止部から下方に延設して設けられた、前記被詰替え容器の周壁の外周形状よりも大きな外周形状を有する延設載置部を備えており、該延設載置部は、前記被詰替え容器の周壁の上端部における外側縁部よりも外側に且つ下方に配置される部分を有しており、
    前記蓋側張出し係止部によって前記受皿側張出し係止部を係止した前記受皿の係止状態は、前記延設載置部を前記被詰替え容器の周壁の上端部に載置して、前記蓋を介して前記受皿を前記周壁の上端部に支持させた状態で、前記蓋に上方から押圧力を加えることによる前記蓋の変形によって、解除されるようになっている受皿容器。
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