JP3189237U - 包装用容器 - Google Patents

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JP3189237U
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JP
Japan
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easy
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Application number
JP2013007223U
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English (en)
Inventor
良一 冨島
繭子 森
啓樹 比嘉
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Fuji Seal Inc
Atsugi Plastics Co Ltd
Original Assignee
Fuji Seal Inc
Atsugi Plastics Co Ltd
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Abstract

【課題】手の小さい小児や手の機能が不十分な高齢者などでも持ちやすく、陳列状態における視認性に優れ、内容物を食器などに注ぐあるいは掻き出す作業が容易な包装用容器を提供する。
【解決手段】外方へ伸長するフランジ3を有する楕円形の開口部2と、開口部2と相似の楕円形の底面部4と、開口部2から底面部4へと伸長する周壁部5とを有する。底面部4と周壁部5との境界部6が、縦断面において13mm〜22mmの半径を有する弧状をなしている。開口部2の平面視形状が楕円形であるため持ちやすい。楕円形であるため、正面となるべき商品名などを表示する領域をして容易に正面を向かせることができ視認性に優れている。長軸の両端部近傍の曲率半径が比較的小さいため、容器1を傾けて中に収容された食品を食器などに注ぐ場合に注ぎやすく、掻き出し作業も容易である。
【選択図】図1

Description

本考案は、ヨーグルトなどの半流動食品の包装に好適に使用できる包装用容器に関する。
ヨーグルトなどの半流動食品の包装のために広く用いられているプラスチック成形容器は、シート状の樹脂材料を立体成形してなり、その上端の開口部には、外方(すなわち側方)へ伸長するフランジを有する。このフランジには、柔軟なシート状の蓋部材が熱融着され、これによって内部の食品が密封される。この蓋部材の熱融着後に、シート状の樹脂材料を立体成形してなる外蓋を、フランジ及び蓋部材の上から嵌合する場合もある。
このような従来の容器として一般に用いられているものは、例えば特許文献1に示されるように横断面形状が円形であるか、あるいは特許文献2に示されるように、横断面形状が四隅に丸みを付けられた矩形(正方形あるいは長方形)である。
特開2007−062803号公報 特開2007−084075号公報
しかし、横断面形状が円形の容器は、容量が大きいものほど曲率半径が比較的大きくなり、また横断面が矩形の容器はその周壁部の形状が手のひらの形状にフィットしないため、いずれも手の小さい小児や手の機能が不十分な高齢者などにとっては、持ちにくいという欠点がある。
また特許文献1のように横断面が円形の容器は、その回転対称性から、これを店頭で無作為に陳列した際には商品名などを表示した領域が正面を向くとは限らず、また当該領域が湾曲していて斜めから見た場合に見づらい部分が生じ得るため、陳列状態における視認性において不利になるおそれがある。また、容量が大きいものほど曲率半径が比較的大きくなることから、容器を傾けて中に収容された食品を食器などに注ぐ場合に、食品の流路の幅が広くなって注ぎにくいという欠点がある。
他方、特許文献2のように横断面が矩形の容器は、商品名などを表示した領域が正面を向くように陳列することが比較的容易であるため、視認性においては優れているが、周壁部が平坦であってスプーンなどの掻き出し器具の輪郭との相違が大きいことから、容器を傾けて中に収容された食品を食器などに掻き出す場合に、きれいに掻き出しにくいという欠点がある。
そこで本考案の目的は、手の小さい小児や手の機能が不十分な高齢者などでも持ちやすく、陳列状態における視認性に優れ、また内容物を食器などに注ぐあるいは掻き出す作業が容易な容器を提供することにある。
本考案の第1の態様は、
シート状の樹脂材料を立体成形してなる包装用容器であって、
外方へ伸長するフランジを有する楕円形の開口部と、
前記開口部と相似の楕円形の底面部と、
前記開口部から前記底面部へと伸長する周壁部とを有し、
前記底面と前記周壁部との境界部が、縦断面において13mm〜22mmの半径を有する弧状をなしていることを特徴とする包装用容器である。
この態様では、開口部が楕円形であるため、容量が大きくても長軸の両端部近傍の曲率半径が比較的小さくなり、また横断面が矩形の容器に比べて形状が手のひらの形状にフィットするため、手の小さい小児や手の機能が不十分な高齢者などであっても持ちやすい。
また、開口部と底面部とが相似の楕円形であるため、正面となるべき商品名などを表示する領域を周壁部のうち短軸の両端部の近傍に設ければ、これを店頭で陳列した際にも当該領域をして容易に正面を向かせることができ、また当該領域の曲率が小さい(曲率半径が大きい)ので斜めから見た場合にも視認性に優れている。
また、開口部が楕円形であることから、容量が大きくても長軸の両端部近傍の曲率半径が比較的小さくなるため、容器を傾けて中に収容された食品を食器などに注ぐ場合に、食品の流路の幅が狭くなって注ぎやすい。また、当該長軸の両端部近傍の曲率半径が比較的小さいため、当該部分の平面形状が、掻き出し作業の際にスプーンなどの掻き出し器具の一般的な輪郭形状に近くなり、掻き出し作業も容易である。
また、底面と周壁部との境界部が、縦断面において13mm〜22mmの半径を有する弧状をなしているので、当該境界部の縦断面における形状もスプーンなどの掻き出し器具の一般的な輪郭形状に近くなり、掻き出し作業が容易である。
好適には、開口部の楕円形は、その短径と長径との比率が0.7:1〜0.9:1である。
本考案の第1実施形態に係る包装用容器を示す平面図である。 第1実施形態の包装用容器の一部を切断し端面で示す正面図である。 第1実施形態の包装用容器の一部を切断し端面で示す側面図である。 第1実施形態におけるスタック突起及び嵌合突起の近傍を端面で示す図1のIV−IV線断面図である。 第2実施形態の包装用容器の一部を切断し端面で示す正面図である。 第2実施形態の包装用容器の一部を切断し端面で示す側面図である。
1,11 包装用容器
2,12 開口部
3,13 フランジ
4,14 底面部
5,15 周壁部
6,16 境界部
7,17 スタック突起
8,18 嵌合突起
本考案の好適な実施形態について、以下に詳細に説明する。図1において、本考案の第1実施形態に係る容器1は、ヨーグルトなどの半流動食品の包装のために用いられるものであって、ポリスチレン又はポリプロピレンなどの単層又はガスバリアー性樹脂層を積層した複層の厚さ0.50mm〜3.00mmのシート状の熱可塑性の樹脂材料を、例えば真空成形や圧空成形によって立体的に成形してなる。
容器1の上端には開口部2が設けられ、開口部2には外方へ伸長するフランジ3が設けられている。フランジ3の幅は、開口部2の全周にわたって同一とされている。包装の際には、このフランジ3にシート状の蓋部材(不図示)が熱融着される。なお蓋部材は、アルミニウム箔などのガスバリアー層を積層したポリエステル(PET)フィルムと、低密度ポリエチレン(LDPE)どの内面シーラント層とを積層してなるものを用いるのが好適であり、このようなシート状蓋部材は一般に広く用いられている。
図1から明らかなとおり、容器1の開口部2の平面視形状は楕円形である。容器1は底面部4と、開口部2から底面部4へと伸長する周壁部5とを有する。底面部4は、開口部2と相似の楕円形をなし、底面部4の中央部分が図2、図3に表されるように上方に膨らんで形成されている。なお、本明細書にいう平面視形状とは、容器1を底面部4を水平にして載置した場合における鉛直軸aの方向に上から見た場合の形状をいう。
開口部2がなす楕円形は、その短径D1と長径D2との比率を0.7:1〜0.9:1とするのが好適であり、本実施形態では短径D1と長径D2との比率は0.8:1である。容器1の深さL1は長径D2よりも大きい。
底面部4と周壁部5との境界部6は、縦断面において弧状をなしており、その半径r1は13mm〜22mmとするのが好適である。本実施形態では、境界部6の縦断面における半径r1は20mmである。なお、ここにいう縦断面とは、容器1を底面部4を水平にして載置した場合における鉛直軸aに平行な断面をいう。また、半径r1は、均一ではなく例えば20mmの部分と16mmの部分が連続しているものであってもよい。
この容器1には、複数の容器1を互いに積み重ねる場合に嵌合し合わないようにするための複数のスタック突起7が、周壁部5の上端部近傍に形成されている。スタック突起7は、概ね円筒面をなしており、図4に示されるように外向きに突出している。またスタック突起7の下方に隣接して、下方から嵌合する第2の容器1の開口部2を仮に嵌合させるための嵌合突起8が形成されており、これによって、互いに積み重ねられた多数の容器1の分離が抑制されて一体的な取り扱いが可能にされている。なお容器1は基本的には、上方に向かうに従い水平断面の領域が大きくなる抜け勾配で構成されているが、スタック突起7と嵌合突起8のうち少なくとも一方は、抜け勾配でなく上方に向かうに従い内向きに狭窄するいわゆるアンダーカット形状に構成されていても良い。
以上のとおり構成された第1実施形態の容器1では、開口部2の平面視形状が楕円形であるため、容量が大きくても長軸の両端部近傍の曲率半径が比較的小さくなり、また横断面が矩形の容器に比べて形状が手のひらの形状にフィットするため、手の小さい小児や手の機能が不十分な高齢者などであっても持ちやすい。
また、開口部2と底面部4とが相似の楕円形であるため、正面となるべき商品名などを表示する領域を周壁部5のうち短軸の両端部の近傍(すなわち、短軸の両端部を含む所定領域内)に設ければ、これを店頭で陳列した際にも当該領域をして容易に正面を向かせることができ、また当該領域の曲率が小さい(曲率半径が大きい)ので斜めから見た場合にも視認性に優れている。また、容器1が全体として平面視で楕円形をなしているため、正面を向かせて(すなわち、長軸が幅方向を向くように)陳列した場合には、奥行きの同一な陳列棚において円形の容器よりも奥行き方向に比較的多数の容器1を配置することができる。
なお、このような容器の商品名や図柄等の表示は、筒状のシュリンクラベルにより行うことが好ましい。シュリンクラベルは、熱収縮性のポリスチレン系樹脂やポリエステル系樹脂製のフィルムに印刷を施し筒状に形成したもので、容器の底部側から嵌挿して熱風等で加熱収縮させて装着する。シュリンクラベルは、熱収縮によって容器表面に密着するため、容器表面への直接印刷では困難であった、前記スタック突起7の部分から縦断面弧状の境界部6まで表示を施すことができる。
また、開口部2が楕円形であることから、例えば容量が300ml〜500ml程度と大きくても長軸の両端部近傍の曲率半径が比較的小さくなるため、容器1を傾けて中に収容された食品を食器などに注ぐ場合に、食品の流路の幅が狭くなって注ぎやすい。また、開口部2が(矩形や長円形でなく)楕円形であって周壁部5が全周に亘って曲面で構成され、かつ楕円形の長軸の両端部近傍の曲率半径が比較的小さいため、当該両端部近傍をはじめとする開口部2全体の平面形状が、掻き出し作業の際にスプーンなどの掻き出し器具の一般的な輪郭形状に近くなり、掻き出し作業も容易である。
また、底面部4と周壁部5との境界部6が、縦断面において13mm〜22mmの半径を有する弧状をなしているので、当該境界部6の縦断面における形状もスプーンなどの掻き出し器具の一般的な輪郭形状に近くなり、掻き出し作業が容易である。
図5及び図6は、本考案の第2実施形態を示す。第2実施形態に係る容器11は、上記第1実施形態と同様の寸法の楕円形の開口部12を有するが、深さL2を第1実施形態の容器1の深さL1よりも比較的浅く構成したものである。開口部12がなす楕円形の短径D1と長径D2との比率は、上記第1実施形態と同様に0.8:1である。底面部14と周壁部15との境界部16は弧状をなしており、縦断面におけるその半径r2は15mmである。第2実施形態の他の構成部分については、第1実施形態におけるものと同様であるため、第1実施形態における対応する部品の符号に10を加えた符号を付してその詳細の説明を省略する。第2実施形態では第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
なお、上記各実施形態では、本考案をある程度の具体性をもって説明したが、本考案については、請求の範囲に記載された考案の精神や範囲から離れることなしに、さまざまな改変や変更が可能であることは理解されなければならない。すなわち、本考案は請求の範囲およびその等価物の範囲および趣旨に含まれる修正および変更を包含するものである。

Claims (2)

  1. シート状の樹脂材料を立体成形してなる包装用容器であって、
    外方へ伸長するフランジを有する楕円形の開口部と、
    前記開口部と相似の楕円形の底面部と、
    前記開口部から前記底面部へと伸長する周壁部とを有し、
    前記底面と前記周壁部との境界部が、縦断面において13mm〜22mmの半径を有する弧状をなしていることを特徴とする包装用容器。
  2. 請求項1に記載の包装用容器であって、
    前記開口部の楕円形は、その短径と長径との比率が0.7:1〜0.9:1であることを特徴とする包装用容器。
JP2013007223U 2013-12-19 包装用容器 Expired - Lifetime JP3189237U (ja)

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JP3189237U true JP3189237U (ja) 2014-02-27

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