JP6836874B2 - 育毛剤組成物、及び血管内皮細胞増殖因子産生促進剤 - Google Patents

育毛剤組成物、及び血管内皮細胞増殖因子産生促進剤 Download PDF

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Description

本発明は、育毛剤組成物、及び血管内皮細胞増殖因子(VEGF)産生促進剤に関する。
従来から、薄毛や抜け毛を予防又は改善するための育毛剤の需要は高く、様々な育毛剤が販売されている。新しい毛髪が生え、古い毛髪が抜けるサイクルをヘアサイクル(毛周期)といい、成長期、退行期、休止期に分かれるが、この正常なヘアサイクルの維持には特に毛包の根幹部分にある毛乳頭細胞が正常に働くことが必要である。毛乳頭細胞は、様々な伝達物質を分泌して毛母細胞の増殖、分化を促し、毛の成長を導く重要な役割を担っており、毛乳頭細胞が正常に機能しないと、正常なヘアサイクルを維持することが困難となり、薄毛や抜け毛を引き起こす原因となる。
また、血管内皮細胞増殖因子(VEGF)は、血管新生に関与する糖タンパク質であり、毛乳頭細胞から分泌されるVEGFが、血管新生を促進することによって毛母細胞を活性化させ、毛の成長を促進する作用を有することが知られている。そのため、VEGF産生促進作用を有する成分を、薄毛や抜け毛の予防又は改善を目的とした育毛剤に配合する例が、これまでにも報告されている。例えば、鳳凰木、白眉草及び仮鷹爪からなる群より選ばれる植物抽出物を有効成分として含有する育毛剤(特許文献1)や、ローヤルゼリーを含有する育毛促進剤(特許文献2)等が報告されている。
特開2009−114082号公報 特開2003−192541号公報
上記のように育毛剤の需要は高く、特に安全性や生産性に優れ、かつ薄毛や抜け毛の予防又は改善といった育毛効果に優れた、新たな育毛剤の開発が望まれているのが現状である。よって、本発明は、優れた育毛効果を奏する新たな育毛剤組成物、及び血管内皮細胞増殖因子(VEGF)産生促進剤を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記の課題を解決するために鋭意検討した結果、海洋深層水が、優れた血管内皮細胞増殖因子(VEGF)産生促進作用を有し、当該作用に基づく優れた育毛効果を奏することができることを見出した。本発明者らはさらに、海洋深層水と、DNA加水分解物とを併用することで、VEGF産生促進作用、及び当該作用に基づく育毛効果をより向上させることができることも見出し、本発明の完成に至った。
すなわち本発明は、海洋深層水を有効成分として含有する、育毛剤組成物に関する。
好ましい形態において、育毛剤組成物は、さらにDNA加水分解物を有効成分として含有する。好ましい形態において、育毛剤組成物は、前記海洋深層水の含有量が0.01〜20mg/mlである。他の好ましい形態において、育毛剤組成物は、前記DNA加水分解物の含有量が0.1〜50mg/mlである。
また、本発明は別の側面において、海洋深層水を有効成分として含有する、血管内皮細胞増殖因子(VEGF)産生促進剤に関する。好ましい形態において、VEGF産生促進剤は、さらにDNA加水分解物を有効成分として含有する。
本発明によれば、優れた育毛効果を奏する新たな育毛剤組成物、及び血管内皮細胞増殖因子(VEGF)産生促進剤を提供することができる。
実施例1において、海洋深層水(原水)を単独で0.1〜10mg/ml添加した場合のVEGFmRNA発現量を示したグラフである。 実施例1において、加水分解DNA−Naを単独で0.1〜20mg/ml添加した場合のVEGFmRNA発現量を示したグラフである。図中、上下幅のないものは、n=2で実施した。 実施例1において、海洋深層水の原水を0.1〜10mg/ml、及び、加水分解DNA−Naを20mg/ml添加した場合のVEGFmRNA発現量を示したグラフである。 実施例1において、海洋深層水の原水を5mg/ml、及び、加水分解DNA−Naを0〜20mg/ml添加した場合のVEGFmRNA発現量を示したグラフである。 被験者が実施例2の育毛剤組成物を6ヶ月間使用した際の、平均毛髪径(μm)の変化を示したグラフである。 被験者が実施例2の育毛剤組成物を6ヶ月間使用した際の、平均硬毛率(%)の変化を示したグラフである。
以下に本発明の育毛剤組成物、及び血管内皮細胞増殖因子(VEGF)産生促進剤の実施形態について説明するが、本発明は下記の実施形態に制限されるものではない。
本発明の育毛剤組成物は、海洋深層水を有効成分として含有し、好ましくは、DNA加水分解物を有効成分としてさらに含有し、必要に応じて、その他の任意成分をさらに含有する。
海洋深層水とは、一般に水深200m以深(例えば、水深200〜1000m程度)に存在する海水、若しくはその乾固物をいう。水深200m以深の海水には、太陽光はほとんど届かず、また水温が年間を通してほとんど変化しないため、水質を悪化させる有機物や細菌類、環境ホルモンはほとんど含まれず、また水質は安定しており、豊富なミネラルが含有されている等、表層水とは違った利点を有している。このような海洋深層水としては、現在、10都道県で16か所存在する取水施設で採水した海洋深層水を用いることができる。このような取水施設としては、静岡県伊豆半島、新潟県佐渡島、沖縄県久米島、鹿児島県甑島、高知県室戸、富山県滑川、北海道羅臼島等が挙げられる。これらのうち、海洋深層水は、静岡県伊豆半島沖で採水した海洋深層水が好ましく、伊豆赤沢沖の海洋深層水がより好ましい。
伊豆赤沢沖の海洋深層水は、例えば伊豆赤沢沖の水深200〜1000mから汲み上げられた海洋深層水であり、好ましくは伊豆赤沢沖の水深800mから汲み上げられた海洋深層水である。以下、伊豆赤沢沖の水深800mから汲み上げられた海洋深層水を、単に「伊豆赤沢海洋深層水」と称することがある。伊豆赤沢海洋深層水は、表層水に比べて、微生物の存在比が数千分の一程度である。さらに、伊豆赤沢は、水の大消費地である首都圏・大都市圏に最も近い海洋深層水の取水地であり、輸送その他の経費を考慮した場合、他の地域に比べてコストメリットが大きい。他方で、首都圏に最も近いということは、京浜地域によって汚染された東京湾から太平洋に向けて流れ出た海水によって汚染されることが懸念される。ところが、伊豆半島付近の海洋表層には、北東方向に向けて黒潮が流れており、また、伊豆半島南東沖海底には高い海底火山群からなる伊豆・小笠原弧が形成されている。したがって、実際には、伊豆赤沢沖には、黒潮の流れ、そして、伊豆・小笠原弧によって、東京湾から流れ出た汚染された海水が流れ込むことはない。このため、伊豆赤沢沖は、首都圏・大都市圏に最も近い海洋深層水の取水地でありながら、汚染されていない清浄性の高い海洋深層水を得ることができる場所となっている。
また、伊豆赤沢海洋深層水のミネラル(無機塩)バランスは、カリウム:カルシウム:マグネシウム:ナトリウム=1:1:3:24(質量比)である。本発明者らにより、伊豆赤沢海洋深層水中のミネラル類は、細胞の営みに大きな影響を及ぼすことが判明しており、伊豆赤沢海洋深層水に由来する利点は、単一のミネラルの多さによるものではなく、全体としてのミネラルバランスによるものと推測される。また、伊豆赤沢海洋深層水は、日本最深の800mから取水しており、硝酸態窒素等の無機栄養塩を豊富に含んでいるという特性もある。
上記のような海洋深層水は、例えば、取水地点の深さに対応する長さ(通常200〜1000m)の採水用管体を備えた採水装置を用いて採水することができる。このような採水装置及び採水方法としては、従来知られているものを使用することができる。
海洋深層水としては、上記のように水深200m以深から汲み上げられた海洋深層水の原水をそのまま使用してもよいし、逆浸透膜装置や電気透析装置等の処理を施した水を使用してもよい。好ましくは海洋深層水の原水、より好ましくは伊豆赤沢海洋深層水の原水をそのまま使用する。また、海洋深層水としては市販品を使用してもよく、このような市販品としては、例えば、伊豆赤沢海洋深層水を利用した飲料水である、商品名「生命のバランスDHC海洋深層水」(ディーエイチシー社製)等が挙げられる。
育毛剤組成物中の海洋深層水の含有量としては、海洋深層水の原水の濃度として、0.01〜20mg/mlが好ましく、0.05〜10mg/mlがより好ましく、0.1〜5mg/mlがさらに好ましい。海洋深層水の含有量が好ましい範囲内であると、育毛効果(VEGFの発現)の点で有利である。
また、DNA加水分解物とは、動植物から抽出したDNA又は合成により得られたDNAを加水分解処理することにより調製することができる成分である。DNAの供給源は、動物、植物、微生物等の様々な生物であってよく、また、DNAとしては合成DNAを使用してもよいが、特に、DNAを多く含むことや水産加工上の廃棄物を有効利用できるといった観点から、鮭、鱒、鱈といった魚類の精巣(白子)由来のDNAを使用することが好ましい。魚類の精巣からのDNAの抽出及び精製は常法により行うことができる。例えば、魚類の精巣を粗砕し、粗砕した魚類の精巣にDNAが分解しない条件下でタンパク質分解酵素(プロテアーゼ)処理を行い、酵素処理した溶液を濾過する。そして分画分子量が2,000〜1,000,000である中空糸膜を用いて濾液に透析処理を行い、分解したタンパク質およびイオン類を除去すると共に二本鎖DNAを濃縮する。さらに、透析等の処理を施して、DNAをDNA塩(DNAナトリウム塩)として沈殿させ、この沈殿物を回収する。
得られたDNA塩を、ヌクレアーゼ等の核酸分解酵素を用いて加水分解することにより、DNA加水分解物を得ることができる。加水分解処理に使用するヌクレアーゼとしては、例えば、アオカビ由来のヌクレアーゼを使用することができる。加水分解は、例えば、65℃前後に調整した温水に原料として粉末状DNA−Na塩を投入し、撹拌後、さらに70℃に加温し、原料に対してヌクレアーゼ0.25%を加えて3時間反応させることで行うことができる。加水分解処理時の温度としては、60〜75℃が好ましく、70℃がより好ましい。得られた加水分解生成物を例えば凍結乾燥させることで、粉末状のDNA加水分解物を得ることができる。上記の手法によるDNA加水分解物は、通常、ナトリウム塩(以下、「加水分解DNA−Na」と称する場合がある)の状態で得ることができる。なお、ナトリウム塩に限られるものではなく、例えばカリウム塩又は遊離体であってもよい。
DNA加水分解物は、分子量が500〜10,000である画分を10〜70質量%含有することが好ましく、分子量が1000〜3000である画分を20〜50質量%含有することがより好ましい。また、鎖長が1〜15のデオキシオリゴヌクレオチドを10〜40質量%含有することが好ましく、鎖長が2〜12のデオキシオリゴヌクレオチドを20質量%含有することがより好ましい。
育毛剤組成物中のDNA加水分解物の含有量としては、0.1〜50mg/mlが好ましく、0.5〜30mg/mlがより好ましく、1〜20mg/mlがさらに好ましい。DNA加水分解物の含有量が好ましい範囲内であると、育毛効果(VEGFの発現)の点で有利である。
本発明の育毛剤組成物は、少なくとも海洋深層水を含有していればよいが、DNA加水分解物をさらに含有させることで、育毛効果をさらに向上させることができる。海洋深層水とDNA加水分解物とを併用する場合、両者の含有量比に特に制限はないが、質量比で、海洋深層水:DNA加水分解物=20:1〜0.1:1が好ましく、10:1〜1:1がより好ましい。両者の含有量比が好ましい範囲内であると、育毛効果(VEGFの発現)の点で有利である。
本発明の育毛剤組成物は、海洋深層水と、好ましくはDNA加水分解物と、必要に応じてその他の成分とを常法に応じて混合することにより、所望の剤型に製造することができる。
本発明の育毛剤組成物は、頭皮及び毛髪に塗布して使用するための頭髪用化粧品として提供することができ、また、経口摂取して使用するためのサプリメント等の健康食品として提供することもできる。なお、本発明において化粧品とは薬事法の化粧品に加え、医薬部外品も包含される。また、経口投与用又は非経口投与用の医薬品として提供することも可能である。本発明の育毛剤組成物は、ヒトに対して好適に使用されるが、ヒト以外の動物、好ましくは哺乳動物に対して使用されてもよい。
本発明の育毛剤組成物を頭髪用化粧品として提供する場合、例えば、液状、乳剤状、ゲル状、クリーム状、軟膏状、フォーム状、ミスト状、エアロゾル状等の剤型で、シャンプー、リンス、トリートメント、ヘアトニック、ヘアローション、ヘアクリーム、ムース、ジェル等として提供することができる。これらの各種剤型の頭髪用化粧品は、常法に応じて製造することができる。頭髪用化粧品として提供する場合、育毛剤組成物が含有し得るその他の任意成分としては、特に制限はなく、通常の化粧品に配合され得る添加剤等を使用することができる。このような添加剤としては、例えば、水、油脂類、ロウ類、炭化水素類、脂肪酸類、アルコール類、エステル類、界面活性剤、香料、収斂剤、殺菌・抗菌剤、美白剤、紫外線吸収剤、保湿剤、細胞賦活剤、消炎・抗アレルギー剤、酸化防止剤、ビタミン剤、天然抽出物等が挙げられる。また、その他の任意成分として、ミノキシジル、グリチルレチン酸、グリチルリチン酸二カリウム等の他の公知の育毛成分を含有していてもよい。育毛剤組成物中のその他の任意成分の含有量にも、特に制限はなく、所望の剤型等に応じて適宜選択することができる。
本発明の育毛剤組成物を医薬品として提供する場合、その投与経路としては、経口投与、非経口投与のいずれを採用してもよい。例えば、海洋深層水と好ましくはさらにDNA加水分解物とを配合した、乳剤、懸濁剤等の経口投与用液状製剤、軟膏、クリーム剤等の皮膚用外用剤、注射剤等として提供することができる。このような医薬品は常法に応じて製造することができる。医薬品として提供する場合、育毛剤組成物が含有し得るその他の任意成分としては、特に制限はなく、通常の医薬品に配合され得る製剤用担体や添加剤等を使用することができる。また、その他の任意成分として、ミノキシジル、グリチルレチン酸、グリチルリチン酸二カリウム等の他の公知の育毛成分を含有していてもよい。育毛剤組成物中のその他の任意成分の含有量にも、特に制限はなく、所望の剤型等に応じて適宜選択することができる。
本発明の育毛剤組成物は、上記のように海洋深層水と、好ましくはさらにDNA加水分解物とを有効成分として含有し、毛乳頭細胞等からの血管内皮細胞増殖因子(VEGF)の産生を促進する作用を有する。本発明の育毛剤組成物は、このVEGF産生促進作用を介して、毛包周囲の毛細血管網の発達を促進し、毛母細胞へ栄養を供給して毛母細胞の活性化を促すことで、抜け毛、薄毛の改善(抜け毛を減らす等)、髪質の改善(髪を太くする、ハリ、コシを与える等)、頭皮の健康状態の改善(フケ、かゆみ、乾燥を抑える等)等を導く育毛効果が期待できる。また、本発明の育毛剤組成物は、海洋深層水と、魚類の精巣等を原料としたDNA加水分解物という、天然由来の成分を有効成分とするため、安全性に優れるという利点もある。よって、本発明は、海洋深層水を含有し、好ましくはDNA加水分解物をさらに含有し、必要に応じてその他の任意成分をさらに含有する、血管内皮細胞増殖因子(VEGF)産生促進剤にも関する。本発明の育毛剤組成物又はVEGF産生促進剤がVEGF産生促進作用を有することは、例えば、毛乳頭細胞等におけるVEGFmRNAの発現促進作用を常法により評価することで確認することができる。
次に実施例を挙げて本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
[実施例1]VEGF産生促進作用試験
海洋深層水とDNA加水分解物(加水分解DNA−Na)とを、各々単独で使用した場合、又は両者を併用した場合のVEGF産生促進作用の評価を以下のようにして行った。
(1)三次元ヒト皮膚モデル培養(NBモデル)
人工コラーゲン線維ゲル(FIBRIGEL 35D、(株)ムトウ社製)にヒト正常線維芽細胞(CryoNHDF−Neo LONZA(株)社製)を細胞密度が2×10Cells/cmとなるように播種し、コンフルエントに到達したことを確認しながら7〜8日間培養した。培養後、培地を除去し、ヒト正常角化細胞(CryoNHEK−Neo LONZA(株)社製)を細胞密度が2×10cells/cmになるように上から播種し、混合培地(ブレッドキッドKGMGold(LONZA(株)社製):ブレッドキッドFGM2(LONZA(株)社製)=80:20)で共培養した。共培養後4日目に、培地中に50unit/mLとなるようにコラゲナーゼを加え、37℃で2時間インキュベーションさせた後、培地を除去し、滅菌ピンセットを用いてシートを12wellセルカルチャーインサート(ポアサイズ3.0μm、FALCON(R))の上へ移動し、12wellセルカルチャーインサート用プレート(FALCON(R))へ設置した。プレート側に培地0.6mLを添加し、5〜9日間気液界面培養(シート表面は空気へ暴露)を行い、NBモデルを作製した。得られたNBモデルに、角層上部から、下記の各海洋深層水及び/又は加水分解DNA−Naの各試料を50μL添加した。海洋深層水及び/又は加水分解DNA−Na試料を添加後、8時間後にPBSで2回洗浄し、NBモデルを回収した。
上記のNBモデルへの添加に使用した各海洋深層水及び/又は加水分解DNA−Na試料の濃度は下記の通りであった。各試料は、精製水を溶媒として下記の濃度に調整した。
(i)海洋深層水を単独で添加した場合の試料(図1):海洋深層水の濃度は0.1、1、又は10mg/mlとした。
(ii)加水分解DNA−Naを単独で添加した場合の試料(図2):加水分解DNA−Naの濃度は0.1、1、10、又は20mg/mlとした。
(iii)海洋深層水と加水分解DNA−Naとの両者を添加した場合の試料(加水分解DNA−Naの濃度は20mg/mlに固定)(図3):海洋深層水の原水の濃度は0.1、1、又は10mg/mlとした。
(iv)海洋深層水と加水分解DNA−Naとの両者を添加した場合の試料(海洋深層水の濃度は5mg/mlに固定)(図4):加水分解DNA−Naの濃度は0.1、1、10、又は20mg/mlとした。
なお、海洋深層水としては、伊豆赤沢沖の水深800mから汲み上げられた伊豆赤沢海洋深層水の原水を使用した。加水分解DNA−Naとしては、北海道で採取された鮭の精巣を粗砕し、粗砕した鮭の精巣にDNAが分解しない条件下でタンパク質分解酵素(プロテアーゼ)処理を行い、先に記載した一連の処理を行いDNAをDNA塩(DNAナトリウム塩)として沈殿させた後、65℃に調整した温水に原料として粉末状DNA−Na塩を投入し、撹拌後、さらに70℃に加温し、原料に対してヌクレアーゼ(アオカビ由来のヌクレアーゼ)0.25%を加えて3時間反応させ、得られた加水分解生成物を凍結乾燥させることで、粉末状のDNA加水分解物としたものを用いた。
(2)RNA抽出及びcDNA作成
NBモデル(2枚分)に、RNA抽出用試薬(ISOGEN、(株)ニッポンジーン製)を添加し、クロロホルムを加えて攪拌及び遠心分離を行い、RNAを含む水溶性画分を回収した。そこにイソプロピルアルコール及び75%エタノールを加えて遠心分離をすることで精製されたRNAを0.5%SDS溶液に溶解し、Total RNA溶液とした。さらに得られたTotal RNA溶液についてQIAGEN RT First Stand Kitを用い、cDNA作製プロトコルに準じてcDNAを作製した。
(3)リアルタイムPCR
得られたcDNAを鋳型として使用し、PCR装置(CFX96 Real−Time System、BIO−RAD社製)及びリアルタイムPCRキット(QIAGEN RT Profiler PCR Array、QIAGEN社製)を用いて、VEGFmRNA発現量を測定した。なお、リアルタイムPCRの条件は94℃で1分間の初期加熱後、変性94℃(30秒間)、アニーリング60℃(10秒間)、伸長反応70℃(30秒間)を40サイクル行った。
VEGF遺伝子増幅用のプライマーとしては下記の配列を有するセンスプライマー及びアンチセンスプライマーを作製した(Sigma−Aldrich社製)。
センスプライマー:5’−cccactgaggagtccaacat−3’(配列番号:1)
アンチセンスプライマー:5’−tttcttgcgctttcgttttt−3(配列番号:2)
また、内部標準としてのGAPDH遺伝子増幅用のプライマーとしては下記の配列を有するセンスプライマー及びアンチセンスプライマーを作製した(Sigma−genosys社製)。
センスプライマー:5’−gagtcaacggatttggtcgt−3’(配列番号:3)
アンチセンスプライマー:5’−ttgattttggagggatctcg−3(配列番号:4)
(4)mRNA発現量解析
リアルタイムPCRにより得られたCT値からスタンダード曲線を作成した。次に、(VEGF遺伝子のCT値)/(GAPDH遺伝子のCT値)の式で補正したVEGF遺伝子の発現量を、上記スタンダード曲線の計算式により、コントロールの値を1とした相対値として計算した。試料添加無添加で同時間培養した際のVEGFmRNA発現量を1とした際の、試料添加時のVEGFmRNA発現量の相対値(倍率)を求めた。結果を図1〜4に示す。図1には、海洋深層水を単独で0.1〜10mg/ml添加した場合の結果を示す。図2には、加水分解DNA−Naを単独で0.1〜20mg/ml添加した場合の結果を示す。図3には、海洋深層水を0.1〜10mg/ml、及び、加水分解DNA−Naを20mg/ml併用して添加した場合の結果を示す。図4には、海洋深層水を5mg/ml、及び、加水分解DNA−Naを0〜20mg/ml併用して添加した場合の結果を示す(n=3:試験を3回行い、その平均値を算出した。)。
図1の結果から、海洋深層水(原水)は、単独でVEGF産生促進作用を有することがわかる。さらに、図1及び図2の対比からは、特に低濃度域(0.1〜1mg/ml)での海洋深層水(原水)のVEGF産生促進作用が、加水分解DNA−NaのVEGF産生促進作用よりも強いことがわかる。これにより、海洋深層水(原水)は、単独で優れたVEGF産生促進作用を有することが確認できた。
さらに、図3及び図4の結果から、海洋深層水(原水)と加水分解DNA−Naとを併用することで、より顕著にVEGF産生促進作用を向上できることがわかる。また、図3及び図4の結果を、図1及び図2の結果と照らし合わせることで、両者を併用した場合の効果の程度(図3及び図4)は、各々を単独で使用した場合(図1及び図2)の効果の程度を足し合わせたよりも顕著に大きいことがわかる。これにより、海洋深層水(原水)と加水分解DNA−Naとの相乗効果が確認できた。
なお、海洋深層水原水を単独で含む場合の処方例は、以下の通りである。
・海洋深層水 0.8重量%
・β−グリチルレチン酸 0.1重量%
・1,3−ブチレングリコール 10.0重量%
・ニンジン抽出液 2.0重量%
・エタノール 36.0重量%
・精製水 残余
[実施例2]育毛剤組成物の製造
以下の組成の育毛剤組成物(育毛トニック)を常法により製造した。なお、実施例3は、ローションとして調製したものを用いた。乳液として調製したものについては、組成のみを示した。
[組成]
(ローション)
・海洋深層水 0.8重量%
・加水分解DNA−Na 0.2重量%
・β−グリチルレチン酸 0.1重量%
・1,3−ブチレングリコール 10.0重量%
・ニンジン抽出液 2.0重量%
・エタノール 36.0重量%
・精製水 残余

(乳液)
・海洋深層水 0.80重量%
・加水分解DNA−Na 0.20重量%
・β−グリチルレチン酸 0.10重量%
・1,3−ブチレングリコール 10.00重量%
・トリオクタン酸グリセリル 3.00重量%
・ホホバ油 1.00重量%
・オリーブ油 1.00重量%
・天然ビタミンE 0.10重量%
・POE(20)ソルビタンモノオレエート 1.50重量%
・ソルビタンモノオレエート 0.50重量%
・L−セリン 0.50重量%
・ピロリドンカルボン酸ナトリウム 0.10重量%
・ポリビニルピロリドン 0.05重量%
・防腐剤 適量
・精製水 残余

[製法]
得られた育毛剤組成物(育毛トニック)を100ml容量のプッシュ式の容器に常法により充填した。
[実施例3]育毛評価試験
実施例2で得られた育毛剤組成物(育毛トニック)の育毛評価試験を以下のように行った。毛髪や頭皮の状態(抜け毛や薄毛、髪の細さやハリ・コシ、ボリュームの無さ、フケ、かゆみ、頭皮の乾燥等)が気になっている成人男性の被験者11名に、毎日、起床時と就寝直前(シャンプー後、毛髪を十分乾燥させた後)の1日2回、育毛トニックを予め決めた試験部位に塗布してもらった。なお、試験部位は、試験開始にあたり、デジタルカメラで頭頂部を撮影し、その画像から毛髪の薄い部位を試験部位と定めた。1回の塗布は5〜8プッシュ程度の量(約1.5ml)とし、毛髪に極力つかないように被験部に直接塗布させた。塗布は6ヶ月間継続した。1ヶ月毎に毛髪の太さ(毛髪径、硬毛率)を計測し、また被験者による評価をアンケート調査により得た。
毛髪径(μm)は、マイクロスコープにより試験部位の毛根付近を撮影し、その画像から毛髪の太さを計測した。硬毛率(%)は、マイクロスコープにより毛髪の太さを計測し、直径が40μmより太い毛髪を硬毛とし、直径が40μm以下の毛髪を軟毛として、測定した毛髪の全本数(約20〜80本)の内、硬毛の本数の割合を硬毛率(%)とした。
図5に、被験者の平均毛髪径(μm)の推移を示し、図6に、被験者の平均硬毛率(%)の推移を示す。なお、平均毛髪径及び平均硬毛率としては、0〜3ヶ月目については被験者11名の平均値を、4〜6ヶ月目については被験者9名の平均値をそれぞれ示している。事情により被験者のうち2名が3ヶ月経過後に塗付を中止したためである。図5及び図6の結果から、実施例2の育毛トニックは、被験者の毛髪径、硬毛率を大幅に改善したことがわかる。
また、被験者による評価は、塗付後2ヶ月〜6ヶ月の各月ごとにアンケート形式で調査した。アンケート項目は、「抜け毛が減った」、「薄毛が気にならなくなった」、「髪が太くなった」、「髪にハリ、コシが出た」、「髪のボリュームがアップした」、「フケ、かゆみが抑えられた」、「頭皮の乾燥が抑えられた」、の7項目とし、各項目について自己評価でYes(肯定的)かNo(否定的)かの回答を得た。結果を表1に示す。2〜3ヶ月目については被験者11名の結果を、4〜6ヶ月目については被験者9名の結果をそれぞれ示している。
Figure 0006836874
塗付後2カ月目の調査では、抜け毛が減った、髪にハリ、コシが出た、フケ、かゆみが抑えられた、頭皮の乾燥が抑えられた、の各評価項目において「Yes」と回答した人数が「No」と回答した人数を上回り、塗付後3ヶ月目以降の調査では、全ての評価項目において、「Yes」と回答した人数が「No」と回答した人数を上回った。また、表には示していないが、実施例2の育毛トニックは多くの被験者から「べたつかず使用感が良い」、「使用感がさっぱりしていて良い」といった感想も得られた。上記の結果から、実施例2の育毛トニックは、薄毛の改善や髪質の改善、また頭皮の健康状態の改善が可能なものであり、また使用感にも優れていたことがわかる。
上記の育毛評価の結果から、本発明の育毛剤組成物は、薄毛の改善、髪質の改善、頭皮の健康状態の改善といった育毛に関連する様々な作用を有し、特に、1本1本の毛髪を太くできる(毛髪径の向上、図5)だけでなく、頭皮の一定の面積に占める太い毛髪の割合を増加させることができる(硬毛率の向上、図6)ことから、特に髪の細さやボリュームの無さの改善、薄毛の改善といった育毛効果に優れていると考えられた。また、塗付前〜2ヶ月後迄の硬毛率、毛髪径の改善及びアンケート結果から分かるように、本発明の育毛剤組成物は、例えば2〜3ヶ月間といった短期間の塗布でも所望の育毛効果を得ることができ、即効性に優れるという利点もあると考えられた。さらに、海洋深層水を有効成分とすることから、べたつきを生じづらく、使用感に優れた育毛剤組成物として製造できることもわかった。
本発明の育毛剤組成物は、例えば、シャンプー、リンス、トリートメント、ヘアトニック、ヘアローション、ヘアクリーム等の頭髪用化粧品やサプリメント等の健康食品、医薬品等に好適に利用可能である。
本願の出願当初の特許請求の範囲に記載されていた各請求項は、以下の通りであった。
請求項1:
海洋深層水を有効成分として含有する、育毛剤組成物。
請求項2:
さらに、DNA加水分解物を有効成分として含有する、請求項1に記載の育毛剤組成物。
請求項3:
前記海洋深層水の含有量が0.01〜20mg/mlである、請求項1又は2に記載の育毛剤組成物。
請求項4:
前記DNA加水分解物の含有量が0.1〜50mg/mlである、請求項2又は3に記載の育毛剤組成物。
請求項5:
海洋深層水を有効成分として含有する、血管内皮細胞増殖因子産生促進剤。
請求項6:
さらに、DNA加水分解物を有効成分として含有する、請求項5に記載の血管内皮細胞増殖因子産生促進剤。

Claims (4)

  1. 海洋深層水と、DNA加水分解物とを有効成分として含有し、前記海洋深層水の含有量が0.1〜1mg/mlである、育毛剤組成物。
  2. 前記DNA加水分解物の含有量が0.1〜50mg/mlである、請求項1に記載の育毛剤組成物。
  3. 海洋深層水を有効成分として含有する、血管内皮細胞増殖因子産生促進剤を含む請求項1に記載の育毛剤組成物
  4. さらに、DNA加水分解物を有効成分として含有する、血管内皮細胞増殖因子産生促進剤を含む請求項3に記載の育毛剤組成物
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